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JPH01149770A - 4‐メチルイミダゾールの製造方法 - Google Patents

4‐メチルイミダゾールの製造方法

Info

Publication number
JPH01149770A
JPH01149770A JP30748887A JP30748887A JPH01149770A JP H01149770 A JPH01149770 A JP H01149770A JP 30748887 A JP30748887 A JP 30748887A JP 30748887 A JP30748887 A JP 30748887A JP H01149770 A JPH01149770 A JP H01149770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkali metal
metal hydroxide
ammonia
methylimidazole
aqueous solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30748887A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Takeuchi
竹内 黄一
Kenichi Arai
研一 荒井
Mitsuaki Senda
光昭 千田
Mitsuo Itakura
板倉 光雄
Naokazu Shiotani
塩谷 直和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP30748887A priority Critical patent/JPH01149770A/ja
Publication of JPH01149770A publication Critical patent/JPH01149770A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高純度4−メチルイミダゾール(以下、4−旧
と略記する。)の製造方法に関する。
4−Mlは医薬品を製造するための価値ある中間体であ
る。
〔従来の技術〕
4−MIの製造方法としては米国特許第3,715,3
65号に記載がある。該発明は電離定数がI X 10
−3より大きい酸のアンモニウム塩を用い、PH7以下
の水媒体中でグリオキザール又はメチルグリオキザール
(以下、MGXと略記する。)をホルムアルデヒドと反
応させて、イミダゾール類を製造するものであり、核酸
として特に硫酸アンモニウム及び蓚酸を挙げている。M
GXから4−Mlを製造する具体例としては、)IGX
 、硫酸アンモニウム及びホルムアルデヒドを混合し、
これにアンモニア水を滴下して、PH4,7からPH4
,4で反応せしめ、その後、水酸化カルシウムを添加し
て、アンモニアを飛散させ、硫酸根を硫酸カルシウムと
して沈澱させ、沈澱物を濾別した後、脱水、蒸留して4
−Mlを得ることを開示している。
しかしながら、その製品純度はガスクロマ1−グラフ分
析による面積純度で77.2%、収率は59%であり、
医薬品中間体として用いるには更に精製操作が必要とな
り、そのため収率も低下し、その方法は満足なものでは
ない。
また、特開昭57−9766号は前記米国特許を改良す
る方法として、P)Iが7以上の条件下、原料の供給順
序に特徴をもたせて、アンモニアとアルデヒドとMGX
を反応させて、4−Mlを得ることを開示し、PHが7
以上で、且つアンモニアを用いることにより反応器の腐
食の問題及び大量の無機塩溶液による余分の操作が必要
なくなり、米国特許第3.715,365号より有利で
あることも開示している。
しかし、実施例に示される如< 、PH9,2〜9.4
の領域で反応するとMGXの分解が起こり、アセトアル
デヒドが生成し、2.4−ジメチルイミダゾール(以下
、2.4−DMI と略記する。)の副生が多くなる。
該特許では、この副生を抑制するために希薄溶液で実施
しているが完全ではない。
更に特開昭60−104072号及び特開昭60−10
5664号では、米国特許第3,715,365号の改
良法として、MGXに対して総水量を規制することによ
り、高純度の4−Mlを高収率で得ているが、米国特許
と同じようにアンモニア源として蓚酸アンモニウムを用
いるために、4−MIの蓚酸塩の濾過及びアンモニアで
同温を分解した後の蓚酸アンモニウムの濾過と濾過工程
が多く、プロセスが複雑となり、経済的でない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、2.4−DMIの副生及び4−MI2モ
ルとホルムアルデヒド1モルより生成するメチレンビス
イミダゾール類の副生を抑制し、且つ反応濃度が濃く、
濾過等の複雑な工程を含まない、筒略化された工業的に
容易に実施可能な、高純度、高収率の4−Mlが得られ
るプロセスを開発すべく検討した結果、P)12〜4に
調節しながら、MGXとホルマリン及びアンモニアを硫
酸アンモニウム存在下、水媒体中で反応させて好結果を
得、先に出願した。
しかし、MGX 、ホルマリンとアンモニアを硫酸アン
モニウム存在下で反応させて4〜旧の硫酸塩を得た後、
アンモニアを用いて塩交換反応を行い、遊離の4−Ml
とし、その後、蒸留により4−旧を単離する際、原料M
GX中に含まれる酢酸或いは反応中に副生ずる酸分が4
−Ml中に混入し、製品純度を低下させる原因となりう
るという大きな欠点があることが判明した。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明者ら
は、IIGX中に存在する酢酸及び反応中に副生する酸
分が蒸留時4−MI中に混入し、4−MI線純度低下さ
せないよう鋭意検討した結果、MGX、ホルムアルデヒ
ドとアンモニアを硫酸アンモニウム存在下で反応させて
4−Mlを得、塩交換を行った後、4−Mlを水に不溶
解な有機溶媒で抽出し、その抽出液に固体のアルカリ金
属水酸化物を添加もしくはアルカリ金属水酸化物の水溶
液を添加、または抽出液をアルカリ金属水酸化物の水溶
液で水洗した後、蒸留することにより、4−胴中に酸分
の混入することなく、純度の高い4−Mlが得られるこ
とを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、メチルグリオキザールと、ホルムアル
デヒドとおよびアンモニアとを硫酸アンモニウム存在下
で反応させて4−メチルイミダゾールを得、塩交換を行
った後、4−メチルイミダゾールを水に不溶解な有機溶
媒で抽出し、その抽出液に固体のアルカリ金属水酸化物
を添加若しくはアルカリ金属水酸化物の水溶液を添加、
または抽出液をアルカリ金属水酸化物の水溶液で水洗し
た後、蒸留することを特徴とする4−メチルイミダゾー
ルの製造方法である。
4−メチルイミダゾール(4−旧)としては、MGXと
ホルムアルデヒドとを、反応温度50〜100°C1反
応時間2〜5時間、PH2〜4もしくは初!IJIPI
I値=硫酸アンモニウム水溶液のPH値とし反応中PI
+2〜4に調節するという条件下で、硫酸アンモニウム
存在下、アンモニアを反応させて得られる。更に前記反
応で得られた4−旧を、アンモニアを用いて、50’C
以下で塩交換を行った4−耐塩交換液を用いる。
水に不溶解な有機溶媒としてイソブタノール等が挙げら
れる。
アルカリ金属水酸化物としては、水酸化カリウム、水酸
化ナトリウムが用いられる。
アルカリ金属水酸化物の使用量としては、4−旧抽出液
中の酸分と当量を用いれば十分である。過剰のアルカリ
金属水酸化物を用いても差し支えないが、大きなメリッ
トは得られない。
アルカリ金属水酸化物の添加方法は、4−MI抽出液に
固体のアルカリ金属水酸化物を添加もしくはアルカリ金
属水酸化物の水溶液を添加、または抽出液をアルカリ金
属水酸化物の水溶液で水洗する方法で行われる。
前記の方法により、アルカリ金属水酸化物で処理した4
−MI抽出液を減圧蒸留して4−Mlを分取する。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げ本発明を具体的に説明する。
実施例1 攪拌機、還流コンデンサー付のI!!、ガラス製セパラ
ブルフラスコに蒸留水328.2g、硫酸アンモニウム
145.4gを仕込み、溶解後80°Cまで昇温し、9
5重量%硫酸2.18gを仕込んでP)lを3とした。
その後40重量%MGX水溶液177.5gと37重量
%ホルマリン80.9gの混合液を2時間で滴下した。
その間PH3を維持するために28重量%アンモニア水
溶液60.0gを追加しながら行った。滴下終了後、同
じPH値で2時間熟成反応を行い、反応を完結させた。
HPLC分析結果、4−M1収率(対MGX 、以下同
じ)は88.8%であった。
この反応液に28重量%アンモニア水溶液150.7g
を温度40゛Cを保つようにして加え、塩交換反応を行
った。
更に塩交換反応液にイソブタノール220gを加え4−
MIの抽出を行った。イソブタノール層と水層を分離し
、水層に関して同様の抽出操作を合計3回行った。3回
分のイソブタノール層を混合し、その酸根を測定したと
ころ、酸根として0.0322当量であった。この混合
液に28重置火水酸化ナトリウム水溶液を4.6g添加
し、酸根の中和を行った。
酸根の中和を行った4−M1抽出液を減圧蒸留したとこ
ろ、純度99.1%の4−旧を得た。
実施例2 実施例1の28重量%水酸化ナトリウム水溶液のかわり
に、5重量%水酸化ナトリウム水溶液200gを用いた
他は、実施例1と同様の操作を行い、5重量%水酸化ナ
トリウム水溶液で洗浄した後、イソブタノール層を分離
し、イソブタノール層を減圧蒸留した。その結果、純度
99.2%の4−MIを得た。
比較例1 実施例1の28重量%水酸化ナトリウム水溶液を使用し
なかった他は、実施例1と同様の操作を行った。その結
果、4−MIの純度は92.8%であった。
〔発明の効果〕
本発明の方法は、4−Ml中に酸分の混入することなく
、高純度の4−Mlが得られる簡略化されたプロセスで
ある。
本発明の方法によって得られた4−Mlは、特別の精製
をしなくても純度97%以上であり、酸分の混入は認め
られない。
特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メチルグリオキザールと、ホルムアルデヒドとお
    よびアンモニアとを硫酸アンモニウム存在下で反応させ
    て4−メチルイミダゾールを得、塩交換を行った後、4
    −メチルイミダゾールを水に不溶解な有機溶媒で抽出し
    、その抽出液に固体のアルカリ金属水酸化物を添加もし
    くはアルカリ金属水酸化物の水溶液を添加、または抽出
    液をアルカリ金属水酸化物の水溶液で水洗した後、蒸留
    することを特徴とする4−メチルイミダゾールの製造方
    法。
  2. (2)アルカリ金属水酸化物が水酸化カリウムまたは水
    酸化ナトリウムである特許請求の範囲第1項記載の方法
JP30748887A 1987-12-07 1987-12-07 4‐メチルイミダゾールの製造方法 Pending JPH01149770A (ja)

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