JPH01105838A - 柱と梁との接合構造 - Google Patents
柱と梁との接合構造Info
- Publication number
- JPH01105838A JPH01105838A JP26112587A JP26112587A JPH01105838A JP H01105838 A JPH01105838 A JP H01105838A JP 26112587 A JP26112587 A JP 26112587A JP 26112587 A JP26112587 A JP 26112587A JP H01105838 A JPH01105838 A JP H01105838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- joint box
- column
- joint
- columns
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 18
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 18
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 17
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 12
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 8
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 235000017166 Bambusa arundinacea Nutrition 0.000 description 1
- 235000017491 Bambusa tulda Nutrition 0.000 description 1
- 241001330002 Bambuseae Species 0.000 description 1
- 235000015334 Phyllostachys viridis Nutrition 0.000 description 1
- 239000011425 bamboo Substances 0.000 description 1
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000035936 sexual power Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、住宅を始めとする建築物の、角形鋼管柱とH
形鋼梁との接合構造に関するものである。
形鋼梁との接合構造に関するものである。
[従来の技術]
角形鋼管柱は、運送制限・施工性等の種々の条件から、
■ 建物の階層毎に柱を形成しておき、建設現場にて上
下階の柱を溶接して連結するタイプと、■ 予め工場段
階で上下階の柱どうしを溶接して連結し、現場作業を削
減する等の方法がある。
下階の柱を溶接して連結するタイプと、■ 予め工場段
階で上下階の柱どうしを溶接して連結し、現場作業を削
減する等の方法がある。
いずれの方法を採用するにしても、構造体となる柱には
、建設現場で階層毎に床梁等を接合・架設しなければな
らない。床梁等を柱に接合するには、従来、梁接合継手
を柱から突設し、この接合継手を介して梁を接合するこ
とが行なわれていた。
、建設現場で階層毎に床梁等を接合・架設しなければな
らない。床梁等を柱に接合するには、従来、梁接合継手
を柱から突設し、この接合継手を介して梁を接合するこ
とが行なわれていた。
ところで、この接合継手を現場で柱に溶接するには、高
所での作業とか足場の悪さなどかなりの困難や作業負荷
があるために、−船釣には工場で接合継手を取り付けた
ものを車両等によって運搬することが行なわれていた。
所での作業とか足場の悪さなどかなりの困難や作業負荷
があるために、−船釣には工場で接合継手を取り付けた
ものを車両等によって運搬することが行なわれていた。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、接合継手は柱から突設しているために、
運搬時に柱どうしが嵩張り、運搬効率が低いという問題
がある。このような従来の欠点を解消するものとして、
たとえば特公昭61−58620号公報に記載された技
術などが提案されている。ただこの発明にしても、ジヨ
イントボックスによって柱どうしを工場で接合する場合
はともかく、高所で足場が不安定な状態の現場で、上下
階の柱にジヨイントボックスを溶接するのは大きな困難
が伴うのが現実である。
運搬時に柱どうしが嵩張り、運搬効率が低いという問題
がある。このような従来の欠点を解消するものとして、
たとえば特公昭61−58620号公報に記載された技
術などが提案されている。ただこの発明にしても、ジヨ
イントボックスによって柱どうしを工場で接合する場合
はともかく、高所で足場が不安定な状態の現場で、上下
階の柱にジヨイントボックスを溶接するのは大きな困難
が伴うのが現実である。
本発明は、上記のような背景のもとになされたもので、
現場接合でも工場接合でもボルトだけで柱と梁とを接合
することができる柱と梁との接合構造を提供することを
目的とする。
現場接合でも工場接合でもボルトだけで柱と梁とを接合
することができる柱と梁との接合構造を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、角形鋼管柱と、この角形鋼管柱の端部に連結
されて柱の一部を構成するジヨイントボックスと、この
ジヨイントボックスに連結されるH形鋼梁とを具備し、
H形鋼梁の端部に取り付けた取付板をジヨイントボック
スの側面に当接させてボルトでジヨイントボックスと梁
とを連結するようにした柱と梁との接合構造を前提とす
る。この場合、前記ジヨイントボックスは二つの同形同
大の有底角筒状のボックス半体からなり、かつそれらの
開口端側を衝合させて構成され、ボックス半体の開口端
側の外周には切欠部が囲繞されてなることを特徴とする
。
されて柱の一部を構成するジヨイントボックスと、この
ジヨイントボックスに連結されるH形鋼梁とを具備し、
H形鋼梁の端部に取り付けた取付板をジヨイントボック
スの側面に当接させてボルトでジヨイントボックスと梁
とを連結するようにした柱と梁との接合構造を前提とす
る。この場合、前記ジヨイントボックスは二つの同形同
大の有底角筒状のボックス半体からなり、かつそれらの
開口端側を衝合させて構成され、ボックス半体の開口端
側の外周には切欠部が囲繞されてなることを特徴とする
。
[作 用]
工場で上下階の柱を連結して通し柱とするには、ボック
ス半体どうしを溶接してジヨイントボックスを構成する
とともに、このジヨイントボックスの両端に柱をそれぞ
れ連結しておく。この状態で現場まで運搬し、現場でジ
ヨイントボックスに梁をボルトによって接合すればよい
。
ス半体どうしを溶接してジヨイントボックスを構成する
とともに、このジヨイントボックスの両端に柱をそれぞ
れ連結しておく。この状態で現場まで運搬し、現場でジ
ヨイントボックスに梁をボルトによって接合すればよい
。
また、現場で上下階の柱を連結するには、まず工場で上
下階の柱の端部にそれぞれボックス半体を溶接しておき
、現場で梁をボックス半体にボルトで接合することによ
って、ジヨイントボックスを構成すると同時に通し柱と
することができ、現場での溶接作業を省略して柱と梁と
を接合することができる。
下階の柱の端部にそれぞれボックス半体を溶接しておき
、現場で梁をボックス半体にボルトで接合することによ
って、ジヨイントボックスを構成すると同時に通し柱と
することができ、現場での溶接作業を省略して柱と梁と
を接合することができる。
[実施例コ
第1図と第2図はこの発明の第1実施例を示すもので、
この接合構造は、上下一対の断面四角形の鋼管柱1a−
1bと、これらを連結して柱の一部を構成する断面四角
形のジヨイントボックス2と、角形鋼管柱1a・1bに
連結されるH形鋼梁3とから構成される。
この接合構造は、上下一対の断面四角形の鋼管柱1a−
1bと、これらを連結して柱の一部を構成する断面四角
形のジヨイントボックス2と、角形鋼管柱1a・1bに
連結されるH形鋼梁3とから構成される。
前記ジヨイントボックス2は、鋳造された二つのボック
ス半体2aを、開口端側を衝合させた状態で一体化され
たもので、断面形状が柱1a−1bの断面形状よりもや
や大きいがほぼ同形・同大の6面体の箱状に形成されて
いる。
ス半体2aを、開口端側を衝合させた状態で一体化され
たもので、断面形状が柱1a−1bの断面形状よりもや
や大きいがほぼ同形・同大の6面体の箱状に形成されて
いる。
前記ボックス半体2aは、同形同大の有底角筒状で、側
面板2bを構成するそれぞれ4枚の側面片2Cによって
筒状に形成されているとともに、ダイヤフラムとなる底
板2dによって一側(第1図のジヨイントボックスで上
下端)を閉塞して形成されている。側面片2Cは、柱1
a−1bの肉厚の約2倍の肉厚に設定されているととも
に、ボックス半体2aの一側の外周には、段部の端面を
傾斜させた切欠2dlが、また他側の開口端の外周には
、断面円弧状の切欠部2d2がそれぞれ囲繞されている
。また、ボックス半体2aの一側の外周は、はぼ柱1a
−1bの内法寸法に合致し、ジヨイントボックス2の上
下端部が柱1a−1b内に嵌合された状態で切欠2dl
の部分で溶接され、ジヨイントボックス2と柱1a−1
bとが一体的に連結されている。この切欠2dlは、そ
の傾斜面で柱1a−1bの端部を受けて柱1a−1bの
嵌合深さを規制するようになっている。また、ボックス
半体2aどうしは、他側の開口端が突き付けられた状態
で、一体的に連結されてジヨイントボックス2が形成さ
れている。なお、符号2e・2fは溶接ビードである。
面板2bを構成するそれぞれ4枚の側面片2Cによって
筒状に形成されているとともに、ダイヤフラムとなる底
板2dによって一側(第1図のジヨイントボックスで上
下端)を閉塞して形成されている。側面片2Cは、柱1
a−1bの肉厚の約2倍の肉厚に設定されているととも
に、ボックス半体2aの一側の外周には、段部の端面を
傾斜させた切欠2dlが、また他側の開口端の外周には
、断面円弧状の切欠部2d2がそれぞれ囲繞されている
。また、ボックス半体2aの一側の外周は、はぼ柱1a
−1bの内法寸法に合致し、ジヨイントボックス2の上
下端部が柱1a−1b内に嵌合された状態で切欠2dl
の部分で溶接され、ジヨイントボックス2と柱1a−1
bとが一体的に連結されている。この切欠2dlは、そ
の傾斜面で柱1a−1bの端部を受けて柱1a−1bの
嵌合深さを規制するようになっている。また、ボックス
半体2aどうしは、他側の開口端が突き付けられた状態
で、一体的に連結されてジヨイントボックス2が形成さ
れている。なお、符号2e・2fは溶接ビードである。
また、ジヨイントボックス2の側面を構成する側面板2
b(ボックス半体2aの側面片2c)には、複数のボル
ト挿通孔2gが上下方向2列に設けられている。側面板
2bの内面側であってボルト挿通孔2gの周囲には、ナ
ツト5の平面視形状とほぼ同一形状の凹所2hが設けら
れている。この凹所2hには、ナツト5がその中心軸線
をボルト挿通孔2gの中心軸線と一致させて接着剤ある
いは溶接等により固着されている。
b(ボックス半体2aの側面片2c)には、複数のボル
ト挿通孔2gが上下方向2列に設けられている。側面板
2bの内面側であってボルト挿通孔2gの周囲には、ナ
ツト5の平面視形状とほぼ同一形状の凹所2hが設けら
れている。この凹所2hには、ナツト5がその中心軸線
をボルト挿通孔2gの中心軸線と一致させて接着剤ある
いは溶接等により固着されている。
粱3の端部には、ジヨイントボックス2の側面板2bに
取り付けられる取付板3aが、前記ボルト挿通孔2hと
対応する位置にボルト挿通孔3cを形成して溶接により
固着されている。この取付板3aの厚さは、十分な取り
付は強度を必要とすることから、かなり肉厚に形成され
ている。
取り付けられる取付板3aが、前記ボルト挿通孔2hと
対応する位置にボルト挿通孔3cを形成して溶接により
固着されている。この取付板3aの厚さは、十分な取り
付は強度を必要とすることから、かなり肉厚に形成され
ている。
前記ジヨイントボックス2と梁3とは、取付板3aと側
面板2bのそれぞれのボルト挿通孔2g・3cから挿通
されたボルト6を、あらかじめ凹所2hに固着されたナ
ツト5に螺入して接合されている。
面板2bのそれぞれのボルト挿通孔2g・3cから挿通
されたボルト6を、あらかじめ凹所2hに固着されたナ
ツト5に螺入して接合されている。
つぎに、工場で通し柱とし、現場で3柱1aと梁3とを
接合する接合作業について説明する。
接合する接合作業について説明する。
まず、工場で上下階の柱1a−1bを連結して通し柱と
する前に、ボックス半体2aの側面片2cの内面側に形
成された凹所2hにナツト5を接着剤または溶接により
固着する。このとき、凹所2hがナツト5とほぼ同一形
状なので、はめ込むだけで、ボルト挿通孔2gの中心軸
線とナツト5の中心軸線を直ちに一致させることかでき
、位置決めが簡単で確実である。次に、ボックス半体2
aの開口端を対向させて衝合し、開口端の外周に囲繞さ
れた切欠部2d2を溶接してこれらを連結し、ジヨイン
トボックス2を形成する。次に、下階側の柱tbの上端
と上階側の柱1aの下端とをジヨイントボックス2の端
部に溶接して一体とし、通し柱とする。そして通し柱の
状態で、車両に積載して現場に運搬する。この通し柱を
現場で立設し、ジヨイントボックス2の側面に粱3の取
付板3aを、互いの挿通孔2h・3cを一致させてこれ
らボルト挿通孔2h・3cからジヨイントボックス2(
ボックス半体2a)の内面側に固着されたナツト5にボ
ルト6を螺入して仮り締めし、ボルト6の仮り締めがす
べて終わったら最後に一定のトルクでボルト6を締め付
けてジヨイントボックス2と粱3とを一体的に接合する
。この締付は作業においては、ナツト5が凹所2hに嵌
合されており、しかも凹所2hの形状とナツト5の形状
はほぼ同一であるから、ナツト5に回り止めがされてい
る。したがって、常に、一定のトルクで確実に締め付け
ることができるので好ましい。この作業を、粱3の取り
付は数に応じて行う。この接合作業によると、ナツト5
を用いているために、ボックス半体2aにタップ立てを
しなくてすみ、コストダウンを図ることができ好ましい
。また、高所で不安定な足場での困難な溶接作業から解
放することができ、作業性・施工性が飛躍的に向上する
だけでなく安全である。
する前に、ボックス半体2aの側面片2cの内面側に形
成された凹所2hにナツト5を接着剤または溶接により
固着する。このとき、凹所2hがナツト5とほぼ同一形
状なので、はめ込むだけで、ボルト挿通孔2gの中心軸
線とナツト5の中心軸線を直ちに一致させることかでき
、位置決めが簡単で確実である。次に、ボックス半体2
aの開口端を対向させて衝合し、開口端の外周に囲繞さ
れた切欠部2d2を溶接してこれらを連結し、ジヨイン
トボックス2を形成する。次に、下階側の柱tbの上端
と上階側の柱1aの下端とをジヨイントボックス2の端
部に溶接して一体とし、通し柱とする。そして通し柱の
状態で、車両に積載して現場に運搬する。この通し柱を
現場で立設し、ジヨイントボックス2の側面に粱3の取
付板3aを、互いの挿通孔2h・3cを一致させてこれ
らボルト挿通孔2h・3cからジヨイントボックス2(
ボックス半体2a)の内面側に固着されたナツト5にボ
ルト6を螺入して仮り締めし、ボルト6の仮り締めがす
べて終わったら最後に一定のトルクでボルト6を締め付
けてジヨイントボックス2と粱3とを一体的に接合する
。この締付は作業においては、ナツト5が凹所2hに嵌
合されており、しかも凹所2hの形状とナツト5の形状
はほぼ同一であるから、ナツト5に回り止めがされてい
る。したがって、常に、一定のトルクで確実に締め付け
ることができるので好ましい。この作業を、粱3の取り
付は数に応じて行う。この接合作業によると、ナツト5
を用いているために、ボックス半体2aにタップ立てを
しなくてすみ、コストダウンを図ることができ好ましい
。また、高所で不安定な足場での困難な溶接作業から解
放することができ、作業性・施工性が飛躍的に向上する
だけでなく安全である。
なお、工場段階での溶接手順としては、最初からジヨイ
ントボックス2を構成するのではなく、柱1a−1bの
端部にボックス半体2aを溶接し、その後にボックス半
体2aの開口端側を衝合し、切欠部2d2を溶接してジ
ヨイントボックス2を形成すると同時に通し柱を形成す
るようにしてもよい。
ントボックス2を構成するのではなく、柱1a−1bの
端部にボックス半体2aを溶接し、その後にボックス半
体2aの開口端側を衝合し、切欠部2d2を溶接してジ
ヨイントボックス2を形成すると同時に通し柱を形成す
るようにしてもよい。
次に、上記のように工場で通し柱とするのではなく、現
場で通し柱とする場合について説明する。
場で通し柱とする場合について説明する。
この場合には、工場で柱1a・1bの各端部にボックス
半体2aの一側である閉塞端側を上記のようにして溶接
する。したがって、この状態ではまだ通し柱の状態には
なっていない。もちろんこの場合にも、ボックス半体2
aどうしを溶接する前に、内面側の凹所2hにナツト5
を固着しておく。これを現場まで運搬し、下階側の柱1
bを立設する。
半体2aの一側である閉塞端側を上記のようにして溶接
する。したがって、この状態ではまだ通し柱の状態には
なっていない。もちろんこの場合にも、ボックス半体2
aどうしを溶接する前に、内面側の凹所2hにナツト5
を固着しておく。これを現場まで運搬し、下階側の柱1
bを立設する。
立設された柱1bのボックス半体2aの開口側の上端に
上階側の柱1aのボックス半体2aの開口側の下端を衝
合させる。この状態で、粱3の取付板3aを、互いの挿
通孔2h・3cを一致させてボックス半体2aの側面に
当接させ、これらボルト挿通孔2h・3cからボックス
半体2aの内面側に固着されたナツト5にボルト6を螺
入してジヨイントボックス2を形成すると同時に粱3を
ジヨイントボックス2に接合する。そうすることによっ
て、現場では溶接作業をいっさい必要とせずに、高所で
の足場の悪い状態での溶接作業を一掃することができ、
施工性・作業性に富み、しかも安全である。
上階側の柱1aのボックス半体2aの開口側の下端を衝
合させる。この状態で、粱3の取付板3aを、互いの挿
通孔2h・3cを一致させてボックス半体2aの側面に
当接させ、これらボルト挿通孔2h・3cからボックス
半体2aの内面側に固着されたナツト5にボルト6を螺
入してジヨイントボックス2を形成すると同時に粱3を
ジヨイントボックス2に接合する。そうすることによっ
て、現場では溶接作業をいっさい必要とせずに、高所で
の足場の悪い状態での溶接作業を一掃することができ、
施工性・作業性に富み、しかも安全である。
なお、このような接合方法では、ジヨイントボックス2
は、ボックス半体2aを溶接することなくナツト5にボ
ルト6を螺入しただけで構成されるために、耐力的に充
分でない場合がある。この場合には、第3図に示すよう
に、ボックス半体2aの凹所2hにナツト5を固着しな
いものを用い、二つのボックス半体2aに亙ってタップ
プレートlOをその内面に当接させ、このタッププレー
ト′10のネジ穴10aにボルト6を螺入するようにし
て耐力を持たせてもよい。あるいは、第4図に示すよう
に、タッププレートIOの代わりにバカ穴11aを形成
した単なるプレート11にナツト5を固着したものを用
いるようにしてもよいが、いずれにしても現場ではボル
ト6によって柱1a・lbと梁3とを接合するようにす
る。
は、ボックス半体2aを溶接することなくナツト5にボ
ルト6を螺入しただけで構成されるために、耐力的に充
分でない場合がある。この場合には、第3図に示すよう
に、ボックス半体2aの凹所2hにナツト5を固着しな
いものを用い、二つのボックス半体2aに亙ってタップ
プレートlOをその内面に当接させ、このタッププレー
ト′10のネジ穴10aにボルト6を螺入するようにし
て耐力を持たせてもよい。あるいは、第4図に示すよう
に、タッププレートIOの代わりにバカ穴11aを形成
した単なるプレート11にナツト5を固着したものを用
いるようにしてもよいが、いずれにしても現場ではボル
ト6によって柱1a・lbと梁3とを接合するようにす
る。
また、柱1a−1bの端部にボックス半体2aを溶接し
た状態で部品としてストツクしておけば、工場で通し柱
とすることも可能であるし、現場で通し柱とすることも
可能である。
た状態で部品としてストツクしておけば、工場で通し柱
とすることも可能であるし、現場で通し柱とすることも
可能である。
なお、上記実施例においては、上下一対の柱Ia−1b
を接合する方法を例にとって説明したが、上部に柱を接
合しない場合についても適用かあることはもちろんであ
る。また、粱3を1方向とか2方向にしか接合しないな
ど、4方向に接合しないものもある。
を接合する方法を例にとって説明したが、上部に柱を接
合しない場合についても適用かあることはもちろんであ
る。また、粱3を1方向とか2方向にしか接合しないな
ど、4方向に接合しないものもある。
[発明の効果]
この発明は、柱の一部を構成するジヨイントボックスを
二つのボックス半体から構成し、梁とジヨイントボック
スをボルトによって連結するようにしたので、工場段階
で通し柱として現場でボルトだけで梁を取り付けること
もできるし、現場で通し柱とする場合にも溶接作業を省
略してボルトによって梁を取り付けることもでき、いず
れの施工方法にも対応することができる。したがって、
施工方法に応じた部品を準備しておく必要性がなくコス
トダウンを図ることができる。また、いずれの施工方法
においても、ボルトだけで柱と梁とを接合することがで
きるので、高所での足場の悪い現場での溶接作業から解
放することができ、施工性・作業能率・安全性が飛躍的
に向上するという効果がある。
二つのボックス半体から構成し、梁とジヨイントボック
スをボルトによって連結するようにしたので、工場段階
で通し柱として現場でボルトだけで梁を取り付けること
もできるし、現場で通し柱とする場合にも溶接作業を省
略してボルトによって梁を取り付けることもでき、いず
れの施工方法にも対応することができる。したがって、
施工方法に応じた部品を準備しておく必要性がなくコス
トダウンを図ることができる。また、いずれの施工方法
においても、ボルトだけで柱と梁とを接合することがで
きるので、高所での足場の悪い現場での溶接作業から解
放することができ、施工性・作業能率・安全性が飛躍的
に向上するという効果がある。
第1図と第2図は本発明の1実施例を示すもので、第1
図は柱と粱との接続構造を示す半断面図、第2図は第1
図の■−■線矢視断面図、第3図は上記実施例における
他の接合方法を示す部分断面図であり、第4図はさらに
他の接合方法を示す部分断面図である。 1a−1b・・・・・・柱、2・・・・・・ジヨイント
ボックス、2a・・・・・・ボックス半体、2b・・・
・・・側面板、2c・・・・・・側面片、2g・・・・
・・ボルト挿通孔、2h・・・・・・凹所、3・・・・
・・梁、3a・・・・・・取付板、3c・・・・・・ボ
ルト挿通孔、5・・・・・・ナツト、6・・・・・・ボ
ルト。 出願人 ミサワホーム株式会社 日本鋳造株式会社 第1図 第3図
図は柱と粱との接続構造を示す半断面図、第2図は第1
図の■−■線矢視断面図、第3図は上記実施例における
他の接合方法を示す部分断面図であり、第4図はさらに
他の接合方法を示す部分断面図である。 1a−1b・・・・・・柱、2・・・・・・ジヨイント
ボックス、2a・・・・・・ボックス半体、2b・・・
・・・側面板、2c・・・・・・側面片、2g・・・・
・・ボルト挿通孔、2h・・・・・・凹所、3・・・・
・・梁、3a・・・・・・取付板、3c・・・・・・ボ
ルト挿通孔、5・・・・・・ナツト、6・・・・・・ボ
ルト。 出願人 ミサワホーム株式会社 日本鋳造株式会社 第1図 第3図
Claims (1)
- 角形鋼管柱と、この角形鋼管柱の端部に連結されて柱の
一部を構成するジョイントボックスと、このジョイント
ボックスに連結されるH形鋼梁とを具備し、H形鋼梁の
端部に取り付けた取付板をジョイントボックスの側面に
当接させてボルトでジョイントボックスと梁とを接合す
るようにした柱と梁との接合構造において、前記ジョイ
ントボックスは二つの同形同大の有底角筒状のボックス
半体からなり、かつそれらの開口端側を衝合させて構成
され、ボックス半体の開口端側の外周には切欠部が囲繞
されてなることを特徴とする柱と梁との接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62261125A JP2624713B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 柱と梁との接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62261125A JP2624713B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 柱と梁との接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105838A true JPH01105838A (ja) | 1989-04-24 |
JP2624713B2 JP2624713B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=17357446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62261125A Expired - Lifetime JP2624713B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 柱と梁との接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2624713B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0427041A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-01-30 | Daiwa House Ind Co Ltd | 柱梁接合装置 |
JPH04265336A (ja) * | 1991-02-19 | 1992-09-21 | Sekisui House Ltd | 柱と梁の接合装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6172147A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-14 | 旭化成株式会社 | 柱・梁および柱・柱接合構造 |
-
1987
- 1987-10-16 JP JP62261125A patent/JP2624713B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6172147A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-14 | 旭化成株式会社 | 柱・梁および柱・柱接合構造 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0427041A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-01-30 | Daiwa House Ind Co Ltd | 柱梁接合装置 |
JPH04265336A (ja) * | 1991-02-19 | 1992-09-21 | Sekisui House Ltd | 柱と梁の接合装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2624713B2 (ja) | 1997-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05179702A (ja) | 柱梁接合構造 | |
JPH01105838A (ja) | 柱と梁との接合構造 | |
JP2954548B2 (ja) | 鉄骨構造物の柱・梁接合部構造 | |
JPS61225437A (ja) | 柱、梁接合装置 | |
JP3621508B2 (ja) | 異径鋼管柱の柱・柱接合金物および接合構造 | |
JPH0735926Y2 (ja) | 接合用ボックス | |
JPH0532561Y2 (ja) | ||
JPH0223710Y2 (ja) | ||
JPH07207769A (ja) | 柱と柱の接合構造 | |
JPH0390760A (ja) | 閉鎖断面形鉄骨柱と鉄骨梁との接合方法 | |
JPS61282526A (ja) | 鉄骨柱、梁接合方法 | |
JP3448328B2 (ja) | 柱・梁接合構造 | |
JP2004232440A (ja) | 鋼製構造材用接合具 | |
JPH04124338A (ja) | 柱・梁接合部構造 | |
JPH0849298A (ja) | 柱・梁の接合構造 | |
JPH0615044Y2 (ja) | 鋼管柱の接続構造 | |
JPS6341442Y2 (ja) | ||
JPH031565Y2 (ja) | ||
JPH0333846Y2 (ja) | ||
JPS62264235A (ja) | 柱の接合方法 | |
JPH0197738A (ja) | 閉鎖型断面である柱梁の接合方法 | |
JPH0243921Y2 (ja) | ||
JPH0113681Y2 (ja) | ||
JPH0548822B2 (ja) | ||
JPH0849297A (ja) | 柱・梁の接合構造 |