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JPH0999060A - 拍動型血液ポンプ - Google Patents

拍動型血液ポンプ

Info

Publication number
JPH0999060A
JPH0999060A JP7257321A JP25732195A JPH0999060A JP H0999060 A JPH0999060 A JP H0999060A JP 7257321 A JP7257321 A JP 7257321A JP 25732195 A JP25732195 A JP 25732195A JP H0999060 A JPH0999060 A JP H0999060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood
diaphragm
housing
chamber
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7257321A
Other languages
English (en)
Inventor
Ranawaka Manoojiya
ラナワカ マノージャ
Toshihiko Nojiri
利彦 野尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP7257321A priority Critical patent/JPH0999060A/ja
Publication of JPH0999060A publication Critical patent/JPH0999060A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 血液拍出時に、ダイヤフラムの周縁部とハウ
ジングの血液室内面の周縁部間に隙間が形成されにく
く、この部分における血栓形成が少ない拍動型血液ポン
プを提供する。 【解決手段】 拍動型血液ポンプ1は、血液室側ハウジ
ング2と駆動流体室側ハウジング3と、可撓性ダイヤフ
ラム10と、血液室21に連通する血液ポート4,5
と、駆動流体流入室22と連通する駆動流体用ポート1
1とを有する。血液室側ハウジング2は、ダイヤフラム
10の近傍に形成された環状突出部25と、環状突出部
25とダイヤフラム10間のハウジング2の内面により
形成され、血液拍出時にダイヤフラムと接触する環状接
触部26と、環状突出部25の血液流出口側に形成さ
れ、血液拍出時にダイヤフラムと接触しない非接触部2
7とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開心術後の心機能
の低下患者、心臓移植待ちの心機能低下患者、さらに
は、急性心筋梗塞などで全身の血液循環が困難に陥って
いる患者に対して、心臓の機能を一時的に代替、または
補助して、全身の血液循環を維持するための補助人工心
臓などに使用される拍動型血液ポンプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】1988年以降、我が国でも補助人工心
臓が認可され、その臨床使用が可能となった。現在使用
されている補助人工心臓には、血液室全体を収縮、拡張
させて血液を吸入排出させるサック型補助人工心臓(サ
ック型血液ポンプ)、血液室の一部を可撓性の薄膜で形
成し、この薄膜を駆動させることにより血液室の体積を
変化させて血液の吸入排出を行うダイヤフラム型補助人
工心臓(ダイヤフラム型血液ポンプ)などがある。そし
て、ダイヤフラム型補助人工心臓は、血液に与える損傷
が少なく、体積効率が優れているなどの利点より、多く
の研究および臨床応用が検討されている。
【0003】ダイヤフラム型補助人工心臓は、血液の流
入ポートおよび流出ポートを有する血液室側ハウジング
と、駆動流体の流出入ポートを有する駆動流体室側ハウ
ジングと、上面周縁が前記血液室側ハウジングの周縁部
に固着され、下面周縁が前記駆動流体側ハウジングの周
縁部に固着された可撓性材料により形成されたダイヤフ
ラムとを有している。血液の流入ポートおよび流出ポー
ト内にはそれぞれ逆流防止弁が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】血液拍出のために、ダ
イヤフラムは、駆動流体室側に窪んだ状態より、血液室
側に突出する状態に変形する。血液室におけるダイヤフ
ラムの周縁部とハウジング内面の周縁部に隙間が形成さ
れやすく、血栓形成の原因となることも考えられる。
【0005】そこで、本発明の目的は、ダイヤフラム型
拍動型血液ポンプであっても、血液拍出時に、ダイヤフ
ラムの周縁部とハウジングの血液室内面の周縁部間に隙
間が形成されにくい、拍動型血液ポンプを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、ハウジングと、該ハウジング内を血液室と駆動流体
流入室とに区分する可撓性ダイヤフラムと、前記血液室
に連通する血液流入ポートと血液流出ポートと、前記駆
動流体流入室と連通する駆動流体用ポートとを有する拍
動型血液ポンプであって、前記ハウジングは、前記可撓
性ダイヤフラムの近傍であって、かつ血液室内方に突出
する環状突出部と、該環状突出部と前記可撓性ダイヤフ
ラム間の前記ハウジング内面により形成され、前記ポン
プの血液拍出時に前記ダイヤフラムと接触する環状接触
部と、前記環状突出部の血液流出口側の前記ハウジング
内面により形成され、前記ポンプの血液拍出時に、前記
ダイヤフラムと接触しない非接触部とを有する拍動型血
液ポンプである。
【0007】そして、前記環状接触面の面積は、前記可
撓性ダイヤフラムの前記血液室側表面積の1/25〜1
/3であることが好ましい。また、前記環状接触面の幅
は、0.5〜10mmであることが好ましい。さらに、
前記環状突出部より血液流出口側の前記ハウジング内面
の全体が、前記可撓性ダイヤフラムが前記血液室内の血
液を拍出状態にて、前記ダイヤフラムと接触しない非接
触面となっている請求項1または2に記載の拍動型血液
ポンプ。
【0008】
【発明の実施の形態】そこで、本発明の拍動型血液ポン
プを図面を参照して説明する。
【0009】拍動型血液ポンプ1は、ハウジング(血液
室側ハウジング2と駆動流体室側ハウジング3)と、ハ
ウジング内を血液室21と駆動流体流入室22とに区分
する可撓性ダイヤフラム10と、血液室21に連通する
血液流入ポート4と血液流出ポート5と、駆動流体流入
室22と連通する駆動流体用ポート11とを有する。ハ
ウジング(血液室側ハウジング2)は、可撓性ダイヤフ
ラム10の近傍であって、かつ血液室内方に突出する環
状突出部25と、環状突出部25と可撓性ダイヤフラム
10間のハウジング2の内面により形成され、ポンプの
血液拍出時(言い換えれば、可撓性ダイヤフラムが血液
室内の血液を拍出する状態、また、ダイヤフラムが血液
室側ハウジング2内方に突出するように変形する状態)
に、ダイヤフラムと接触する環状接触部26と、環状突
出部25の血液流出口側のハウジング内面により形成さ
れ、ポンプの血液拍出時にダイヤフラムと接触しない非
接触部27とを有する。
【0010】この拍動型血液ポンプによれば、血液拍出
時に、ダイヤフラムは、ハウジングの環状接触部に接触
し、両者間に血液が残留することが少なく、ダイヤフラ
ムの周縁部での血液残留に起因する血栓形成が少ない。
【0011】この拍動型血液ポンプは、例えば、補助人
工心臓、人工肺もしくは人工腎臓などの体外循環回路に
おける送血ポンプなどに使用される。
【0012】図1は本発明の拍動型血液ポンプの一実施
例の平面図であり、図2は図1の拍動型血液ポンプの右
側面図であり、図3は図1に示した拍動型血液ポンプの
中央断面図であり、図4は本発明の拍動型血液ポンプの
作用を説明するための説明図である。
【0013】この実施例の拍動型血液ポンプは、図1,
図2および図3に示すように、上部側である血液室側ハ
ウジング2と、下部側である駆動流体室側ハウジング3
と、血液室側ハウジング2と駆動流体室側ハウジング3
との間に両者を区分するように設けられたダイヤフラム
10とにより構成されている。
【0014】そして、血液室側ハウジング2は、図2お
よび図3に示すようにほぼ半球状となっており、その上
部には、血液流入ポート4、血液流出ポート5を有して
おり、ダイヤフラム10は、その周縁部が、血液室側ハ
ウジング2の周縁に固着されており、血液室側ハウジン
グ2とダイヤフラム10により血液室21が形成されて
いる。
【0015】さらに、血液流入ポート4内には、第1の
逆流防止弁6が設けられており、第1の逆流防止弁6
は、血液室内への血液の流入を許容し、実質的に血液室
内からの血液の流出を阻止するものである。この第1逆
流防止弁6としては、図1および図2に示すような、流
体抵抗の少ない二尖弁を用いることが好適である。この
逆流防止弁は、血液流入ポート内に固着するための環状
部材6aと、この環状部材6aの下部に吊下げられるよ
うに固着され、血液室内に位置する2つの可動片6bを
有している。この2つの可動片は、先端がほぼ直線状に
形成された平板状部分と、この平板状部分と所定の角度
をもって連続する薄片状先端部6cを有している。よっ
て、図2に示すように、この第1の逆流防止弁は、血液
が流入する際には、言い換えれば、ダイヤフラムが駆動
流体室側に変形する際には、2つの可動片6aは、互い
に離間する方向に変形し、血液室内への血液の流入許容
し、また、血液を流出させる際には、言い換えれば、ダ
イヤフラムが血液室側に変形する際には、2つの可動片
は、互いに密着する方向に変形し、血液室からの血液の
流出を阻止する。
【0016】また、血液流出ポート内5には、第2の逆
流防止弁7が設けられており、第1の逆流防止弁は、血
液室内からの血液の流出を許容し、実質的に血液室内へ
の血液の流入を阻止するものである。この第2逆流防止
弁7としては、図1に示すような、血液の逆流の少ない
三尖弁を用いることが好適である。この逆流防止弁7
は、血液流入ポートを形成すると共に、逆流防止弁のハ
ウジングを形成する筒状部と、該筒状部に湾曲状態とな
るように固着された3つの可動片を有し、3つの可動片
は、その上端がそれぞれ隣合う可動片に密着している。
よって、この第2の逆流防止弁は、図1に示すように、
血液が流入する際には、言い換えれば、ダイヤフラムが
駆動流体室側に変形する際には、3つの可動片の先端部
は、互いに密着する方向に変形し、血液室内からの血液
の流出を阻止し、また、血液を流出させる際には、言い
換えれば、ダイヤフラム10が血液室側に変形する際に
は、3つの可動片の先端部は、互いに離間する方向に変
形し、形成される3つの可動片の先端部の間隙から、血
液の流出を許容する。
【0017】さらに、この実施例の拍動型血液ポンプ1
では、図1に示すように血液流入ポートおよび血液流出
ポートには、心臓カニューレと接続するための血液流入
側接続チューブ8、血液流出側接続チューブ9が固着さ
れている。
【0018】また、血液室側ハウジング2の下部、言い
換えれば、ダイヤフラム10より若干上方(血液流出口
側)付近には、環状突出部25が形成されている。さら
に、この環状突出部25とダイヤフラム10までのハウ
ジング10の内面は、環状突出部を頂点とした湾曲面
(湾曲連続面)となっており、ダイヤフラム10との環
状接触部26(環状接触面ともいえる)を形成してい
る。さらに、環状突出部25のダイヤフラム10と反対
側(血液流出口側)も環状突出部25を頂点とした湾曲
面となっている。つまり、ハウジングの内面は、環状突
出部25を稜線として、ダイヤフラム側と血液流出口側
に区分されている。そして、環状突出部25より、血液
流出口側は、この環状突出部25が邪魔をすることによ
り、ダイヤフラムと接触しない環状非接触部27を形成
している。この実施例では、環状突出部25より血液流
出口側は、ダイヤフラムと接触しない環状非接触部を形
成しているが、ハウジング2の環状突出部25より血液
流出口側の内面全体が、ダイヤフラムと接触しない、非
接触部となっている。つまり、この実施例では、図4に
示すように、ダイヤフラムより上方(血液流出口側)
は、ポンプによる血液の拍出が可能な状態(ダイヤフラ
ムが血液室内に突出するように変形した時)において、
空間となるように形成されている。なお、環状接触部2
6は、かならずしも、環状である必要はなく、断続的に
設けられていてもよい。
【0019】図3における環状接触部26の幅(ダイヤ
フラムとハウジング内面の接点と環状突出部の頂点間の
距離)は、0.5〜10mmが好ましく、特に、1〜3
mmが好適である。0.5mmより少ないと血液ポンプ
の作成が困難であり、また、10mmを越えると血液拍
出時にダイヤフラムにしわがより血液の滞留が起こる。
また、環状接触部の面積はダイヤフラムの血液室側の表
面積の1/25〜1/3程度が好適でであり、特に、1
/14〜1/5が好適である。1/25より少ないと血
液ポンプの作成が困難であり、また、1/3を越えると
血液拍出時にダイヤフラムにしわがより血液の滞留が起
こる。
【0020】そして、血液室側ハウジング2、第1およ
び第2の逆流防止弁4,5は、可撓性合成樹脂により形
成されている。可撓性合成樹脂としては、ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エ
チレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、ポリ塩化ビニル−ウレタン共重合体、ポリ塩化ビニ
ル−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−メタクリ
ル酸メチル共重合体、および上記ポリマーと可塑剤とか
らなる軟質ポリ塩化ビニル変性体、ポリウレタンが使用
できる。特に、熱可塑性ポリウレタンが好適である。熱
可塑性ポリウレタンとしては、熱可塑性ポリエーテルポ
リウレタン、熱可塑性ポリエステルポリウレタンのいず
れでもよいが、より好ましくは熱可塑性ポリエーテルポ
リウレタンである。特に、好ましくは、ソフトセグメン
ト部分とハードセグメント部分を有するセグメント化熱
可塑性ポリエーテルポリウレタンである。ソフトセグメ
ントの主成分としては、ポリテトラメチレンエーテルグ
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコールなどが好ましく、ハードセグメントの主成分と
しては、1,4−ブタンジオールなどが好ましい。ま
た、ジイソシアネートとしては、4,4−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、
1,6−ヘキサメチレンジイソシネートなどが好適にで
ある。特に好ましいポリウレタン材料としては、ソフト
セグメントの主成分として、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコールを、ハードセグメントの主成分としては、
1,4−ブタンジオールを、ジイソシアネートとして
は、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネートを使用
して形成される熱可塑性セングメント化ポリウレタンで
あり、このポリウレタンは、商品名ペレセン2363と
して、ダウケミカル日本株式会社により販売されてい
る。
【0021】駆動流体室側ハウジング3は、図2および
図3に示すように、ほぼ半球状となっており、その中央
より周縁部側に寄った位置に、駆動流体用ポート11が
設けられており、その流出入ポート11には、駆動装置
に接続するためのチューブ12が接続されている。そし
て、ダイヤフラムは、その周縁部が、駆動流体室側ハウ
ジングの周縁に固着されており、駆動流体室側ハウジン
グ3とダイヤフラム10により駆動流体室22が形成さ
れている。なお、この実施例では、流入と流出の両者に
用いられる流出入ポートとなっているが、これに限ら
ず、流入ポートと流出ポートの両者を設けてもよい。
【0022】ダイヤフラム10は、図2および図3に示
すように、中央部にゆとりを持った状態、いいかえれ
ば、血液室側21または駆動流体室側22に中央部が突
出する状態となる。また、ダイヤフラムは、血液室側ハ
ウジングと駆動流体室側ハウジングに周縁部が挟まれた
状態で固着されている。そして、このダイヤフラムは、
駆動流体室22に駆動流体が流入することにより、血液
室側に変形し、血液室側の体積を減少させると共に、血
液室内の血液を拍出(流出)させ、また、駆動流体室の
駆動流体が吸引されることにより、駆動流体室側に変形
し、血液室側の体積を増加させると共に、血液室内に血
液を流入させる。この繰り返しにより、血液が拍動型血
液ポンプより、間欠的に送血される。そして、この実施
例では、図4に示すように、血液拍出時に、ダイヤフラ
ムの周縁部は環状接触部26に接触し、両者間に血液を
ほとんど残留させずに、この部分の血液を上部に送る。
さらに、環状突出部25より、上方のハウジング内面
は、血液拍出時にも、ダイヤフラムとは接触せず、両者
間には、血液室が残存する。
【0023】ダイヤフラム10および駆動流体室側ハウ
ジング3の形成材料としては、上述の血液室側ハウジン
グにて説明したものが好適に使用できる。
【0024】そして、ダイヤフラム10の周縁、血液室
側ハウジング2および駆動流体室側ハウジング3の周縁
の固着は、加熱、高周波または超音波による熱融着、接
着剤、溶剤などにより行うことができるが、固着時にお
けるダイヤフラムの物性の変化をより少ないものとする
ために、それらを熱可塑性合成樹脂により成型し、かつ
熱融着することが好ましい。
【0025】さらに、拍動型血液ポンプの逆流防止弁を
含む血液接触部は、オゾン処理により生成された基材表
面の酸化物中に含まれる官能基と、ヘパリンのアミノ基
とが、直接、または少なくとも一種のカップリング剤を
介して共有結合した抗血栓性表面となっていることが好
ましい。このようにすれば、溶剤を使用することなく、
血液接触部にヘパリンが固定されるので、血液接触部を
形成する基材の物性の変化、具体的には、可撓性、弾
性、強度などの低下が少ない。
【0026】オゾン処理によって基材表面に形成される
酸化物中には、種々の官能基、例えば、アルデヒド、ケ
トン、エポキシなど反応性の高い官能基が生成される。
【0027】そして、これらの官能基に直接官能基を結
合させることも可能であるが、立体障害等の問題も有
り、これらの官能基にスペーサー(カップリング剤)を
導入し、ヘパリンを固定する方法が、容易で、しかも表
面のヘパリン活性発現の点からも有用である。カップリ
ング剤としては、1種または2種以上のものを用いても
よく、また2つ以上のアルデヒド基や、エポキシ基を有
する化合物が好適に用いられる。
【0028】また、複数種のカップリング剤を用いる場
合は、基材上に導入された上記官能基にアミノ基等の官
能基を2つ以上有する化合物からなるカップリング剤
(スペーサ用カップリング剤)を予め結合させて基材に
アミノ酸等を導入した後、ヘパリンを2つ以上のアルデ
ヒド基やエポキシ基を有する化合物からなるカップリン
グ剤(ヘパリン固定用カップリング剤)を用いて基材に
結合させる事が好ましい。さらにはヘパリンを結合する
際に、カップリング剤をヘパリンと同時、あるいはヘパ
リン投入以降に反応系内に投入することが好ましい。
【0029】特に、スペーサ用カップリング剤を用い
て、アミノ基を導入すれば、ヘパリンのアミノ基と反応
系内でほぼ同様な反応性を示すので、より効果的に後者
のヘパリン固定用カップリング剤によるヘパリンの基材
への固定を行わせることができる。
【0030】また、ヘパリンと直接結合するカップリン
グ剤の官能基または基材に導入された官能基がアルデヒ
ド基である場合は、ヘパリンとして、ヘパリンのN−硫
酸基の一部を脱硫化して第1級アミノ化したものを用い
ることが好ましい。
【0031】スペーサ用カップリング剤としては、基材
上のオゾン処理により得た官能基と結合(共有結合)
し、かつ2つ以上の第1級アミノ基を有するものが好ま
しい。アミノ基を2つ以上有するスペーサ用カップリン
グ剤としては、ポリエチエレンイミン(PEI)、ポリ
エチレングリコールジアミン、エチレンジアミン、テト
ラメチレンジアミン等が挙げられる。
【0032】ヘパリンを基材に固定するために使用され
るカップリング剤としては、アルデヒド化合物、エポキ
シ化合物が好適に使用できる。アルデヒド化合物として
は、グルタルアルデヒド、グリオキサール、スクシンジ
アルデヒド、エポキシ化合物としては、ポリエチレング
リコールジグリシジルエーテル、1,4−ブタンジオー
ル−ジグリシジルエーテル、ソルビトールジグリシジル
エーテル、グリセロールジグリシジルエーテルなどが好
適に使用される。
【0033】具体的には、エポキシ化合物がソルビトー
ルジグリシジルエーテルであるデナコール EX−42
1、521、611、612、614、614B)、ジ
エポキシ化合物がグリセロールジグリシジルエーテルで
あるデナコール EX−313、ジエポキシ化合物がポ
リエチレングリコールグリジジルエーテルであるEX−
810、811、851、821、830、832、8
41、861(ナガセ化成社製)等が挙げられる。 さ
らにエポキシの反応性の違いから、デナコールEX−3
13、421、512、521、810、811、82
1、851等が更に好ましい。
【0034】そして、上記のヘパリン固定では、基材に
固定されたポリエチレンイミンとグルタールアルデヒド
の結合、グルタールアルデヒドとヘパリンの結合はすべ
て共有結合であり、ヘパリンの離脱が少ない。
【0035】
【実施例】以下に本発明を実施例を挙げて具体的に説明
する。
【0036】熱可塑性かつ可撓性を有するセグメント化
ポリウレタン(ペレセン2363−80AE)を用い
て、血液室側ハウジング、駆動流体室側ハウジング、ダ
イヤフラム、図1に示すような構造の二尖弁タイプの逆
流防止弁、図1ないし図3に示すような構造の三尖弁タ
イプの逆流防止弁、接続チューブを形成し、ダイヤフラ
ムとそれぞれのハウジングは、周縁部を高周波加熱によ
り、熱融着した。また、それぞれの逆流防止弁および接
続チューブは、血液ポートにポリウレタン系接着剤を用
いて、固着し、図1ないし図3に示すような血液室最大
容積約30ml、ストロークボリューム約20mlの拍
動型血液ポンプ組立体を数個作成した。
【0037】図3における環状接触部26の幅は、2m
m、環状接触部の面積は、333mm2、ダイヤフラム
の血液室側の表面積は、2040mm2であった。
【0038】そして、2つの接続チューブにオゾン発生
機(日本オゾン(株))を接続し、濃度25g/m3
流量0.8l/min,温度25℃で10分処理した。
オゾン処理は、拍動型血液ポンプの2つのチューブにオ
ゾン発生機のチューブを接続し、最初は、血液流入ポー
ト側より、オゾンを流入させて行い、その終了後、血液
流出ポート側よりもオゾンを流入させ、拍動型血液ポン
プの血液接触部、特に、逆流防止弁の表裏両面に確実に
オゾンを接触させた。
【0039】市販のヘパリンを蒸留水に溶かし、10%
溶液を作製した。このヘパリン溶液1mlを5.5N硫
酸0.4ml中に入れ、97℃で10分間インキュベー
トした。得られたヘパリン中の全アミノ基内の第1級ア
ミノ基は、ヘパリンが最初から有するものおよびN−硫
酸部位が脱硫酸化されて第1級アミノ化されたものを含
めて11%であった。
【0040】上記のオゾン処理した拍動型血液ポンプ組
立体の血液接触部位(逆流防止弁、接続チューブを含
む)内に、pH10に調整した0.5%ポリエチレンイ
ミン水溶液(PFI)(BASF社)を充填し、45
℃、24時間放置した。そして、ポリエチレンイミン水
溶液を排出した後、水洗した。上記のようにして調製し
た一部脱硫酸化ヘパリンの0.2%水溶液(pH4.0
酢酸緩衝液)を作製し、このヘパリン水溶液をポリエチ
レンイミン処理した人工心臓組立体の血液接触部位(逆
流防止弁、接続チューブを含む)内に充填し、45℃、
24時間放置した。そして、ヘパリン水溶液を排出した
後、乾燥させた。続いて、1.0%グルタルアルデヒド
水溶液(pH4.0酢酸緩衝液)を、ヘパリン処理した
人工心臓組立体の血液接触部位(逆流防止弁、接続チュ
ーブを含む)内に充填し、室温で24時間放置した。そ
して、グルタールアルデヒド水溶液を排出した後、水洗
した。続いて1%NaBH4水溶液(pH10炭酸緩衝
液)を、グルタールアルデヒド処理した人工心臓組立体
の血液接触部位(逆流防止弁、接続チューブを含む)内
に充填し、室温で4時間放置したのち、排出し、水洗し
た後、乾燥させた。これにより、本発明の拍動型血液ポ
ンプを作成した。
【0041】抗血栓処理を行わない、上述の環状突出部
を形成した拍動型血液ポンプを比較例1とした。また、
上述の環状突出部を形成せず、よって、環状接触部も形
成されない以外は、実施例と同様に作成した拍動型血液
ポンプを比較例2とした。
【0042】[実験]実施例および比較例1、2の拍動
型血液ポンプを用いて、成羊による慢性左心補助実験を
行った。成羊としては、体重60kgのもの用い、拍動
型血液ポンプの駆動は、拍動型血液ポンプ駆動装置(商
品名IABP−PAD駆動装置、日本ゼオン株式会社
製)を用い、駆動モードは、80bpm固定にて行っ
た。
【0043】そして、血栓の形成を確認したところ、比
較例1の拍動型血液ポンプでは、7日目当たりより、ダ
イヤフラムの周縁部に血栓の形成が見られた。また、比
較例2の拍動型血液ポンプでは、3日目当たりより、ダ
イヤフラムの周縁部に血栓の形成が見られた。実施例の
拍動型血液ポンプでは、14日経過しても、ダイヤフラ
ムの周縁部での血栓の形成は見られなかった。
【0044】
【発明の効果】本発明の拍動型血液ポンプは、ハウジン
グと、該ハウジング内を血液室と駆動流体流入室とに区
分する可撓性ダイヤフラムと、前記血液室に連通する血
液流入ポートと血液流出ポートと、前記駆動流体流入室
と連通する駆動流体用ポートとを有する拍動型血液ポン
プであって、前記ハウジングは、前記可撓性ダイヤフラ
ムの近傍であって、かつ血液室内方に突出する環状突出
部と、該環状突出部と前記可撓性ダイヤフラム間の前記
ハウジング内面により形成され、前記ポンプの血液拍出
時に前記ダイヤフラムと接触する環状接触部と、前記環
状突出部の血液流出口側の前記ハウジング内面により形
成され、前記ポンプの血液拍出時に、前記ダイヤフラム
と接触しない非接触部とを有する。このため、血液拍出
時に、ダイヤフラムは、ハウジングの環状接触部に接触
し、両者間に血液が残留することが少なく、ダイヤフラ
ムの周縁部での血液残留に起因する血栓形成が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の拍動型血液ポンプの平面図で
ある。
【図2】図2は、本発明の拍動型血液ポンプの右面図で
ある。
【図3】図3は、本発明の拍動型血液ポンプの中央断面
図である。
【図4】図4は、本発明の拍動型血液ポンプの作用を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1 拍動型血液ポンプ 2 血液室側ハウジング 3 駆動流体室側ハウジング 4 血液流入ポート 5 血液流出ポート 6 逆流防止弁 7 逆流防止弁 8 血液流入側接続チューブ 9 血液流出側接続チューブ 10 ダイヤフラム 11 駆動流体出入ポート 12 駆動装置に接続するためのチューブ 21 血液室 22 駆動流体室 25 環状突出部 26 環状接触部 27 環状非接触部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジング内を血液室
    と駆動流体流入室とに区分する可撓性ダイヤフラムと、
    前記血液室に連通する血液流入ポートと血液流出ポート
    と、前記駆動流体流入室と連通する駆動流体用ポートと
    を有する拍動型血液ポンプであって、前記ハウジング
    は、前記可撓性ダイヤフラムの近傍であって、かつ血液
    室内方に突出する環状突出部と、該環状突出部と前記可
    撓性ダイヤフラム間の前記ハウジング内面により形成さ
    れ、前記ポンプの血液拍出時に前記ダイヤフラムと接触
    する環状接触部と、前記環状突出部の血液流出口側の前
    記ハウジング内面により形成され、前記ポンプの血液拍
    出時に、前記ダイヤフラムと接触しない非接触部とを有
    することを特徴とする拍動型血液ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記環状接触部の幅は、0.5〜10m
    mである請求項1に記載の拍動型血液ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記環状突出部より血液流出口側の前記
    ハウジング内面の全体が、前記可撓性ダイヤフラムが前
    記血液室内の血液を拍出状態にて、前記ダイヤフラムと
    接触しない非接触部となっている請求項1または2に記
    載の拍動型血液ポンプ。
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