JPH0997444A - 光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップ - Google Patents
光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップInfo
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- JPH0997444A JPH0997444A JP7253185A JP25318595A JPH0997444A JP H0997444 A JPH0997444 A JP H0997444A JP 7253185 A JP7253185 A JP 7253185A JP 25318595 A JP25318595 A JP 25318595A JP H0997444 A JPH0997444 A JP H0997444A
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- hologram
- optical
- light source
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低出力の半導体レーザを利用可能とし、低コ
ストの光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピ
ックアップを提供することを目的としている。 【構成】 光ガイド部材に形成されたホログラムはその
断面が階段状に形成され、さらに信号検出用の光として
+1次光を用いるという構成を有している。またホログ
ラムの深さを200〜460(nm)、好ましくは25
0〜420(nm)とする。更にホログラムの表面粗度
を5(nm)以下、好ましくは2(nm)以下とすると
いう構成を有している。
ストの光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピ
ックアップを提供することを目的としている。 【構成】 光ガイド部材に形成されたホログラムはその
断面が階段状に形成され、さらに信号検出用の光として
+1次光を用いるという構成を有している。またホログ
ラムの深さを200〜460(nm)、好ましくは25
0〜420(nm)とする。更にホログラムの表面粗度
を5(nm)以下、好ましくは2(nm)以下とすると
いう構成を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光素子、光ディスク等
への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ及び相変
化型光ディスク用の光ピックアップに関するものであ
る。
への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ及び相変
化型光ディスク用の光ピックアップに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光を利用して情報の記録や
再生を行う光ディスク装置の小型化が望まれており、光
学部品点数の削減等により光ピックアップの小型化及び
軽量化の試みが行われている。光ピックアップの小型・
軽量化は、装置全体の小型化だけでなく、アクセス時間
の短縮などの性能向上に有利となる。近年、光ピックア
ップの小型・軽量化の手段としてホログラム光ピックア
ップの利用が挙げられており、一部実用化に供してい
る。
再生を行う光ディスク装置の小型化が望まれており、光
学部品点数の削減等により光ピックアップの小型化及び
軽量化の試みが行われている。光ピックアップの小型・
軽量化は、装置全体の小型化だけでなく、アクセス時間
の短縮などの性能向上に有利となる。近年、光ピックア
ップの小型・軽量化の手段としてホログラム光ピックア
ップの利用が挙げられており、一部実用化に供してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、光ガイド部材の内部に設けられた拡散角
変換ホログラムにおける回折効率があまり良くなかった
ので、記録のために十分な光量を確保するために、光源
として高出力の半導体レーザを用いなければならなかっ
た。そのため光ピックアップのコストが非常に高くなっ
ていた。また非点収差発生ホログラムでの回折効率があ
まり良くなかったので、フォーカスエラー信号及びトラ
ックエラー信号の質があまり良くなく、C/N比もあま
り大きくないという問題点を有していた。
来の構成では、光ガイド部材の内部に設けられた拡散角
変換ホログラムにおける回折効率があまり良くなかった
ので、記録のために十分な光量を確保するために、光源
として高出力の半導体レーザを用いなければならなかっ
た。そのため光ピックアップのコストが非常に高くなっ
ていた。また非点収差発生ホログラムでの回折効率があ
まり良くなかったので、フォーカスエラー信号及びトラ
ックエラー信号の質があまり良くなく、C/N比もあま
り大きくないという問題点を有していた。
【0004】本発明は、上記課題を解決するもので、ホ
ログラムを階段状に形成することにより、各ホログラム
における光の回折効率を向上させることにより、より低
出力の半導体レーザーを利用可能とし、低コストの光ピ
ックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップ
を提供することを目的としている。
ログラムを階段状に形成することにより、各ホログラム
における光の回折効率を向上させることにより、より低
出力の半導体レーザーを利用可能とし、低コストの光ピ
ックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップ
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、光源と、光源から照射された光の入射方向に対して
傾斜した複数の傾斜面を有し、それらの傾斜面の少なく
とも一つの面にホログラムを備え、光源からの光を複数
の傾斜面で反射させて光媒体に導くとともに、光媒体か
ら反射してきた光を所定の位置に導く光ガイド部材と、
光を受光するとともに受光した光信号を電気信号に変換
する受光手段とを備え、ホログラムはその断面が階段状
に形成されているという構成を有している。またホログ
ラムの深さを200〜460(nm)、好ましくは25
0〜420(nm)とし、さらに信号検出用の光として
+1次光を用いるという構成を有している。
に、光源と、光源から照射された光の入射方向に対して
傾斜した複数の傾斜面を有し、それらの傾斜面の少なく
とも一つの面にホログラムを備え、光源からの光を複数
の傾斜面で反射させて光媒体に導くとともに、光媒体か
ら反射してきた光を所定の位置に導く光ガイド部材と、
光を受光するとともに受光した光信号を電気信号に変換
する受光手段とを備え、ホログラムはその断面が階段状
に形成されているという構成を有している。またホログ
ラムの深さを200〜460(nm)、好ましくは25
0〜420(nm)とし、さらに信号検出用の光として
+1次光を用いるという構成を有している。
【0006】
【作用】この構成により、各ホログラムにおける光の+
1次光の回折効率を向上させることができ、従って+1
次光を信号検出用の光とすることにより光の利用効率を
向上させることができる。
1次光の回折効率を向上させることができ、従って+1
次光を信号検出用の光とすることにより光の利用効率を
向上させることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例における光ピックアッ
プのパッケージングについて図を参照しながら説明す
る。
プのパッケージングについて図を参照しながら説明す
る。
【0008】図1及び図2はともに本発明の一実施例に
おける光ピックアップのパッケージングの構成を示す断
面図である。
おける光ピックアップのパッケージングの構成を示す断
面図である。
【0009】1は光源で、光源1としては半導体レー
ザ,He−Ne等のガスレーザ等の各種レーザが考えら
れる。ここではこれらの中で最も小型で装置全体を小型
化でき、しかも単価の安い数mW〜数十mW程度の出力
を有する半導体レーザを用いる事が好ましい。半導体レ
ーザの材質としてはAlGaAs,InGaAsP,I
nGaAlP,ZnSe,GaN等が考えられ、ここで
は最も一般的に用いられており、安価なAlGaAsを
用いた。さらに高密度記録を行う場合には記録媒体上で
のスポット径をより小さくすることができ、AlGaA
sよりもさらに波長の短いInGaAlPやZnSe等
の半導体レーザを用いることが好ましい。
ザ,He−Ne等のガスレーザ等の各種レーザが考えら
れる。ここではこれらの中で最も小型で装置全体を小型
化でき、しかも単価の安い数mW〜数十mW程度の出力
を有する半導体レーザを用いる事が好ましい。半導体レ
ーザの材質としてはAlGaAs,InGaAsP,I
nGaAlP,ZnSe,GaN等が考えられ、ここで
は最も一般的に用いられており、安価なAlGaAsを
用いた。さらに高密度記録を行う場合には記録媒体上で
のスポット径をより小さくすることができ、AlGaA
sよりもさらに波長の短いInGaAlPやZnSe等
の半導体レーザを用いることが好ましい。
【0010】2はサブマウントで、サブマウント2はそ
の形状が直方体状若しくは板形状で、その上面には光源
1が取り付けられている。このサブマウント2は光源1
を載置するとともに、光源1で発生した熱を逃がす働き
を有している。サブマウント2と光源1との接合には熱
伝導率等を考慮するとAu−Sn,Sn−Pb,Sn−
Pb−In等の箔(厚さ数μm〜数十μm)を高温で圧
着する方法を用いることが好ましい。また光源1とサブ
マウント2は略水平に取り付けなければ光学系の収差や
結合効率の低下等の原因になる。従って接合の際には光
源1はサブマウント2に所定の位置に所定の高さで略水
平にマウントされることが好ましい。さらにサブマウン
ト2の上面には光源1の下面と電気的に接触するように
電極面2aが設けられている。この電極面2aは光源1
の電源供給用のもので、電極面2aを構成する金属膜と
しては導電性や耐食性を考慮してAuの薄膜を用いるこ
とが好ましい。更にサブマウント2は、光源1で発生す
る熱や光源1との取付等の問題から、熱伝導性が高く、
かつ、線膨張係数が光源1のそれ(約6.5×10 -6/
℃)に近い材質が好ましい。具体的には線膨張係数が3
〜10×10-6/℃で、熱伝導率が100w/mK以上
である物質、例えばAlN,SiC,T−cBN,Cu
/W,Cu/Mo,Si等を、特に高出力のレーザを用
いる場合で熱伝導率を非常に大きくしなければならない
ときにはダイアモンド等を用いることが好ましい。光源
1とサブマウント2の線膨張係数が同じか近い数値とな
るようにした場合、光源1とサブマウント2の間の歪み
の発生を抑制することができるので、光源1とサブマウ
ント2との取付部分が外れたり、光源1にクラックが入
る等の不都合を防止することができる。しかしながら本
範囲を外れた場合には、光源1とサブマウント2の間に
大きな歪みが生じてしまい、光源1とサブマウント2と
の取付部分が外れたり、光源1にクラック等を生じる可
能性が高くなる。またサブマウント2の熱伝導率をでき
るだけ大きく取ることにより、光源1で発生する熱を効
率よく外部に逃がすことができる。しかしながら熱伝導
率が本限定以下の場合には、光源1で発生した熱が外部
に逃げ難くなるため、光源1の温度が上昇し、光源1の
出力が低下したり、光源1の寿命が短くなったり、最悪
の場合には光源1が破壊されてしまう等の不都合が発生
しやすくなる。本実施例では比較的安価で、これらの2
つの特性のどちらにも非常に優れたAlNを用いた。更
にサブマウント2の上面には光源1との接合性を良くす
るために、サブマウント2から光源1に向かってTi,
Pt,Auの順に薄膜を形成することが好ましい。
の形状が直方体状若しくは板形状で、その上面には光源
1が取り付けられている。このサブマウント2は光源1
を載置するとともに、光源1で発生した熱を逃がす働き
を有している。サブマウント2と光源1との接合には熱
伝導率等を考慮するとAu−Sn,Sn−Pb,Sn−
Pb−In等の箔(厚さ数μm〜数十μm)を高温で圧
着する方法を用いることが好ましい。また光源1とサブ
マウント2は略水平に取り付けなければ光学系の収差や
結合効率の低下等の原因になる。従って接合の際には光
源1はサブマウント2に所定の位置に所定の高さで略水
平にマウントされることが好ましい。さらにサブマウン
ト2の上面には光源1の下面と電気的に接触するように
電極面2aが設けられている。この電極面2aは光源1
の電源供給用のもので、電極面2aを構成する金属膜と
しては導電性や耐食性を考慮してAuの薄膜を用いるこ
とが好ましい。更にサブマウント2は、光源1で発生す
る熱や光源1との取付等の問題から、熱伝導性が高く、
かつ、線膨張係数が光源1のそれ(約6.5×10 -6/
℃)に近い材質が好ましい。具体的には線膨張係数が3
〜10×10-6/℃で、熱伝導率が100w/mK以上
である物質、例えばAlN,SiC,T−cBN,Cu
/W,Cu/Mo,Si等を、特に高出力のレーザを用
いる場合で熱伝導率を非常に大きくしなければならない
ときにはダイアモンド等を用いることが好ましい。光源
1とサブマウント2の線膨張係数が同じか近い数値とな
るようにした場合、光源1とサブマウント2の間の歪み
の発生を抑制することができるので、光源1とサブマウ
ント2との取付部分が外れたり、光源1にクラックが入
る等の不都合を防止することができる。しかしながら本
範囲を外れた場合には、光源1とサブマウント2の間に
大きな歪みが生じてしまい、光源1とサブマウント2と
の取付部分が外れたり、光源1にクラック等を生じる可
能性が高くなる。またサブマウント2の熱伝導率をでき
るだけ大きく取ることにより、光源1で発生する熱を効
率よく外部に逃がすことができる。しかしながら熱伝導
率が本限定以下の場合には、光源1で発生した熱が外部
に逃げ難くなるため、光源1の温度が上昇し、光源1の
出力が低下したり、光源1の寿命が短くなったり、最悪
の場合には光源1が破壊されてしまう等の不都合が発生
しやすくなる。本実施例では比較的安価で、これらの2
つの特性のどちらにも非常に優れたAlNを用いた。更
にサブマウント2の上面には光源1との接合性を良くす
るために、サブマウント2から光源1に向かってTi,
Pt,Auの順に薄膜を形成することが好ましい。
【0011】3はブロックで、ブロック3は基本的には
直方体形状でその側面に大きな突起部3aを有してお
り、上面にはサブマウント2が取り付けられている。こ
のブロック3もまたサブマウント2と同様に、光源1で
発生する熱やサブマウント2との取付等の問題から、熱
伝導性が高く、かつ、線膨張係数がサブマウント2に近
い材質、例えばサブマウント2の材質例で示したもの以
外にMo,Cu,Fe,コバール,42アロイ等を用い
ることが好ましい。しかしながらこれらの特性値の要求
はサブマウント2に比べるとそれほど厳しくはないの
で、コストを重視して選択する方が好ましい。ここでは
AlNに比べて非常に安価で、これらの特性に比較的優
れたCu,Mo等の材料でブロック3を形成した。また
ブロック3とサブマウント2との接合には熱伝導率等を
考慮すると、やはりサブマウント2と光源1の場合と同
様に、多少高価ではあるがAu−Sn,Sn−Pb,S
n−Pb−In等の箔(厚さ数μm〜数十μm)を高温
で圧着することが好ましい。
直方体形状でその側面に大きな突起部3aを有してお
り、上面にはサブマウント2が取り付けられている。こ
のブロック3もまたサブマウント2と同様に、光源1で
発生する熱やサブマウント2との取付等の問題から、熱
伝導性が高く、かつ、線膨張係数がサブマウント2に近
い材質、例えばサブマウント2の材質例で示したもの以
外にMo,Cu,Fe,コバール,42アロイ等を用い
ることが好ましい。しかしながらこれらの特性値の要求
はサブマウント2に比べるとそれほど厳しくはないの
で、コストを重視して選択する方が好ましい。ここでは
AlNに比べて非常に安価で、これらの特性に比較的優
れたCu,Mo等の材料でブロック3を形成した。また
ブロック3とサブマウント2との接合には熱伝導率等を
考慮すると、やはりサブマウント2と光源1の場合と同
様に、多少高価ではあるがAu−Sn,Sn−Pb,S
n−Pb−In等の箔(厚さ数μm〜数十μm)を高温
で圧着することが好ましい。
【0012】4は放熱板で、放熱板4は、光源1で発生
し、伝導によりサブマウント2,ブロック3を通って伝
わってきた熱を外部に放出する働きを有するとともに、
光ピックアップを形成する種々の部材が載置され、パッ
ケージングの基板となるものである。また放熱板4には
調整用の孔4aが設けてある。ブロック3はロウ付け,
半田箔等により放熱板4の上面に固定される。放熱板4
の材質としては、熱伝導性が高いCu,Al,Fe等が
考えられる。
し、伝導によりサブマウント2,ブロック3を通って伝
わってきた熱を外部に放出する働きを有するとともに、
光ピックアップを形成する種々の部材が載置され、パッ
ケージングの基板となるものである。また放熱板4には
調整用の孔4aが設けてある。ブロック3はロウ付け,
半田箔等により放熱板4の上面に固定される。放熱板4
の材質としては、熱伝導性が高いCu,Al,Fe等が
考えられる。
【0013】なおここではサブマウント2とブロック3
とを別体で形成していたが、光源1の出力が高く、これ
らの部材により高い熱伝導性が要求される場合には、熱
伝導性を良くするためにこれらの部材を一体で形成する
ことが好ましい。この場合それらの材質は、AlN等の
熱伝導性が非常に高いものを用いることが好ましい。
とを別体で形成していたが、光源1の出力が高く、これ
らの部材により高い熱伝導性が要求される場合には、熱
伝導性を良くするためにこれらの部材を一体で形成する
ことが好ましい。この場合それらの材質は、AlN等の
熱伝導性が非常に高いものを用いることが好ましい。
【0014】またブロック3はサブマウント2よりも大
きくして、放熱板4との接触面積を大きく取ることが望
ましい。
きくして、放熱板4との接触面積を大きく取ることが望
ましい。
【0015】また光源1には光軸に関して高い精度が要
求されるので、サブマウント2の上面は高い精度で水平
であることが好ましい。従ってサブマウント2,ブロッ
ク3及び放熱板4の取り付けについても細心の注意を払
うことが好ましい。
求されるので、サブマウント2の上面は高い精度で水平
であることが好ましい。従ってサブマウント2,ブロッ
ク3及び放熱板4の取り付けについても細心の注意を払
うことが好ましい。
【0016】5は光ガイド部材で、光ガイド部材5は直
方体形状をしており、その内部には複数の斜面及びそれ
らの斜面上に形成された各種膜を有しており、光源1か
ら射出された光を出射するとともに、戻ってきた光を所
定の位置に導く働きを有している。また光ガイド部材5
はその側面でブロック3の突起部3aの端面部3bに接
着されている。これに用いられる接合材には大きな接着
強度,任意の瞬間に固定できる作業性,硬化前と硬化後
の体積の変化や温度・湿度の変化による体積の変化が小
さい即ち低収縮率等の条件が要求され、これらを満たす
ことにより作業性及び接合面の安定性等を向上させるこ
とができる。この様な接合材としてここでは紫外線を照
射することにより瞬時に硬化するUV接着剤を用いた。
また吸湿硬化型の瞬間接着剤を用いても良い。更に十分
な取り付け強度を持つようにするためにブロック3と光
ガイド部材5の間の接触面積(S)はS>1mm2とす
ることが好ましい。
方体形状をしており、その内部には複数の斜面及びそれ
らの斜面上に形成された各種膜を有しており、光源1か
ら射出された光を出射するとともに、戻ってきた光を所
定の位置に導く働きを有している。また光ガイド部材5
はその側面でブロック3の突起部3aの端面部3bに接
着されている。これに用いられる接合材には大きな接着
強度,任意の瞬間に固定できる作業性,硬化前と硬化後
の体積の変化や温度・湿度の変化による体積の変化が小
さい即ち低収縮率等の条件が要求され、これらを満たす
ことにより作業性及び接合面の安定性等を向上させるこ
とができる。この様な接合材としてここでは紫外線を照
射することにより瞬時に硬化するUV接着剤を用いた。
また吸湿硬化型の瞬間接着剤を用いても良い。更に十分
な取り付け強度を持つようにするためにブロック3と光
ガイド部材5の間の接触面積(S)はS>1mm2とす
ることが好ましい。
【0017】13は受光素子で、受光素子13は板形状
の半導体ウェハーに形成された各種の電気回路で構成さ
れており、光ガイド部材5の底面に取り付けられてい
る。取付の際には放熱板4に設けられた孔4aを用いて
位置の調整を行う。受光素子13と光ガイド部材5との
取り付けについては、大きな接着強度,任意の瞬間に固
定できる作業性,硬化前と硬化後の体積の変化や温度・
湿度による体積の変化が小さい即ち低収縮率等の条件が
要求され、これらを満たすことにより、作業性、接合面
の安定性が向上する。この様な接合材としてここでは紫
外線を照射することにより瞬時に硬化するため特に作業
性が良好なUV接着剤を用いた。なお吸湿硬化型の瞬間
接着剤を用いても良い。また受光素子13は光源1から
出射され、光ガイド部材5や記録媒体等で反射されて戻
ってきた光信号を受光する受光部を複数有している。こ
の受光部で検知された光信号は、その光量に応じて電気
信号に変換される。この電気信号は変換当初は電流値の
大きさである。しかしながらこの電流は非常に微弱であ
り、かつノイズを拾いやすいというデメリットがある。
このためここでは受光素子13として、電流値を相関す
る電圧値に変換して増幅する働きを持つI−Vアンプが
形成されているものを用いることが好ましい。ただし光
の入射周波数に対して出力電圧の応答が良好であること
が要求される。更に受光素子13の表面には受光した情
報を信号として取り出すためのAl等の薄膜で構成され
た複数の電極13aが設けてある。
の半導体ウェハーに形成された各種の電気回路で構成さ
れており、光ガイド部材5の底面に取り付けられてい
る。取付の際には放熱板4に設けられた孔4aを用いて
位置の調整を行う。受光素子13と光ガイド部材5との
取り付けについては、大きな接着強度,任意の瞬間に固
定できる作業性,硬化前と硬化後の体積の変化や温度・
湿度による体積の変化が小さい即ち低収縮率等の条件が
要求され、これらを満たすことにより、作業性、接合面
の安定性が向上する。この様な接合材としてここでは紫
外線を照射することにより瞬時に硬化するため特に作業
性が良好なUV接着剤を用いた。なお吸湿硬化型の瞬間
接着剤を用いても良い。また受光素子13は光源1から
出射され、光ガイド部材5や記録媒体等で反射されて戻
ってきた光信号を受光する受光部を複数有している。こ
の受光部で検知された光信号は、その光量に応じて電気
信号に変換される。この電気信号は変換当初は電流値の
大きさである。しかしながらこの電流は非常に微弱であ
り、かつノイズを拾いやすいというデメリットがある。
このためここでは受光素子13として、電流値を相関す
る電圧値に変換して増幅する働きを持つI−Vアンプが
形成されているものを用いることが好ましい。ただし光
の入射周波数に対して出力電圧の応答が良好であること
が要求される。更に受光素子13の表面には受光した情
報を信号として取り出すためのAl等の薄膜で構成され
た複数の電極13aが設けてある。
【0018】14はパッケージで、パッケージ14は、
放熱板4の上面に前述のブロック3や光ガイド部材5,
受光素子13等を囲むように設けられており、その内部
には受光素子13からの電気信号取り出しや光源1の電
源供給等に用いられるリードフレーム14aがモールド
されている。このパッケージ14の形状は中央部がくり
貫かれた直方体形状をしており、更にリードフレーム1
4aがモールドされている側のパッケージ14の内面に
はリードフレームの足14bを露出するように段差14
cが設けてある。なおパッケージ14の形状については
円筒形等であっても構わない。そして受光素子13から
の電気信号を取り出すためにパッケージ14に設けられ
た段差14cに露出しているリードフレームの足14b
と受光素子13の表面に設けられている複数の電極13
aとをAuやAl等で形成されたワイヤ14dでワイヤ
ボンディングにより接続している。また光源1の電源供
給のため、光源1の上面とパッケージ14に設けられた
段差14cに露出しているリードフレームの足14bと
をワイヤ14dでボンディングし、更にサブマウント2
の上面に光源1の下面と電気的に接触するように設けら
れている電極面2aとパッケージ14に設けられた段差
14cに露出しているリードフレームの足14bとを同
じくワイヤ14dでワイヤボンディングすることにより
接続している。パッケージ14の材質としては、低吸水
性や低アウトガス性などに優れていることが求められる
が、ここではICモールドとしては最も一般的なエポキ
シ樹脂等の熱硬化性の樹脂を用いている。またリードフ
レーム14aの材質としてはCu,42アロイ,Fe等
の金属にAgやAu等をメッキしたものを用いることが
多い。ここではCuにNiメッキをし、その上にAuメ
ッキを施したものを用いた。更にパッケージ14と放熱
板4との間の取り付けには、大きな接着強度,低い吸水
性,高い気密性(低いリーク特性)等の性質を有する接
合材を用いる。これにより接合面,接合位置の安定性を
向上させ、光ピックアップのパッケージング内部への不
純物の混入を防止することができる。ここではこれらの
特性に優れ、安価なエポキシ系接着剤を用いた。
放熱板4の上面に前述のブロック3や光ガイド部材5,
受光素子13等を囲むように設けられており、その内部
には受光素子13からの電気信号取り出しや光源1の電
源供給等に用いられるリードフレーム14aがモールド
されている。このパッケージ14の形状は中央部がくり
貫かれた直方体形状をしており、更にリードフレーム1
4aがモールドされている側のパッケージ14の内面に
はリードフレームの足14bを露出するように段差14
cが設けてある。なおパッケージ14の形状については
円筒形等であっても構わない。そして受光素子13から
の電気信号を取り出すためにパッケージ14に設けられ
た段差14cに露出しているリードフレームの足14b
と受光素子13の表面に設けられている複数の電極13
aとをAuやAl等で形成されたワイヤ14dでワイヤ
ボンディングにより接続している。また光源1の電源供
給のため、光源1の上面とパッケージ14に設けられた
段差14cに露出しているリードフレームの足14bと
をワイヤ14dでボンディングし、更にサブマウント2
の上面に光源1の下面と電気的に接触するように設けら
れている電極面2aとパッケージ14に設けられた段差
14cに露出しているリードフレームの足14bとを同
じくワイヤ14dでワイヤボンディングすることにより
接続している。パッケージ14の材質としては、低吸水
性や低アウトガス性などに優れていることが求められる
が、ここではICモールドとしては最も一般的なエポキ
シ樹脂等の熱硬化性の樹脂を用いている。またリードフ
レーム14aの材質としてはCu,42アロイ,Fe等
の金属にAgやAu等をメッキしたものを用いることが
多い。ここではCuにNiメッキをし、その上にAuメ
ッキを施したものを用いた。更にパッケージ14と放熱
板4との間の取り付けには、大きな接着強度,低い吸水
性,高い気密性(低いリーク特性)等の性質を有する接
合材を用いる。これにより接合面,接合位置の安定性を
向上させ、光ピックアップのパッケージング内部への不
純物の混入を防止することができる。ここではこれらの
特性に優れ、安価なエポキシ系接着剤を用いた。
【0019】15はシェルで、シェル15もまたパッケ
ージ14と同様に直方体の中心部をくり貫いたような外
形をしており、その水平方向の断面はパッケージ14の
それとほぼ同一形状をしている。またその材質にはパッ
ケージング内部への不純物混入を防止する意味で、低吸
水性や低アウトガス性等の特性が求められる。ここでは
それらの特性に優れたポリプチレンテレフタレート(以
下PBTとする)を用いた。ただし、特に強度や寸法精
度等に優れた特性が要求される場合には、PBTよりも
高価ではあるがこれらの特性に優れたLCPを用いても
良い。そしてシェル15とパッケージ14との接着は、
前述のパッケージ14と放熱板4との取り付けと同様の
理由で、エポキシ系接着剤を用いた。なおこのシェル1
5を用いる代わりにパッケージ14の側壁部分の高さ
を、光ガイド部材5よりも高くなるようにして代替して
も良い。
ージ14と同様に直方体の中心部をくり貫いたような外
形をしており、その水平方向の断面はパッケージ14の
それとほぼ同一形状をしている。またその材質にはパッ
ケージング内部への不純物混入を防止する意味で、低吸
水性や低アウトガス性等の特性が求められる。ここでは
それらの特性に優れたポリプチレンテレフタレート(以
下PBTとする)を用いた。ただし、特に強度や寸法精
度等に優れた特性が要求される場合には、PBTよりも
高価ではあるがこれらの特性に優れたLCPを用いても
良い。そしてシェル15とパッケージ14との接着は、
前述のパッケージ14と放熱板4との取り付けと同様の
理由で、エポキシ系接着剤を用いた。なおこのシェル1
5を用いる代わりにパッケージ14の側壁部分の高さ
を、光ガイド部材5よりも高くなるようにして代替して
も良い。
【0020】16はカバー部材で、カバー部材16は光
ガイド部材5や受光素子13等にごみ,ほこり等が付着
するのを防止するもので、シェル15の上面にエポキシ
系の接着剤により取り付けられている。またカバー部材
16の材質としては、BK−7,コバールガラス等のガ
ラスを用いることがことが好ましい。更にカバー部材1
6の上下両面には反射防止のために反射防止膜16aを
形成することが好ましい。この反射防止膜16aはMg
F2等の材質で形成することが好ましい。
ガイド部材5や受光素子13等にごみ,ほこり等が付着
するのを防止するもので、シェル15の上面にエポキシ
系の接着剤により取り付けられている。またカバー部材
16の材質としては、BK−7,コバールガラス等のガ
ラスを用いることがことが好ましい。更にカバー部材1
6の上下両面には反射防止のために反射防止膜16aを
形成することが好ましい。この反射防止膜16aはMg
F2等の材質で形成することが好ましい。
【0021】このカバー部材16と光ガイド部材5との
位置関係は、両者を接触させる場合と両者の間に空間を
設ける場合とが考えられる。両者を接触させる場合、光
ガイド部材5はカバー部材16の底部にエポキシ系の接
着剤やUV接着剤等で取り付けられる。この時のカバー
部材16の厚さ(t1)を0.3≦t1≦3.0(m
m)とすることが好ましい。この理由は、下限について
はこれ以上薄くすると取り付けられている光ガイド部材
5等の重さや、接着剤が固まる際の張力等にカバー部材
16が耐えられず破損する恐れがあるためである。また
上限については、カバー部材16は空気に比べて屈折率
が大きいため光に収束作用が生まれ、光が広がらないの
で、結果としてカバー部材16とコリメータレンズ(無
限系光学系の場合)或いは対物レンズ(有限系光学系の
場合)との距離を長くせざるを得ないくなってしまい、
ピックアップユニットの小型化に不利になるからであ
る。この様な構成を用いることにより光ピックアップの
高さをより低くでき、十分な取付強度を保ちながらもピ
ックアップユニットを小型化することができる。
位置関係は、両者を接触させる場合と両者の間に空間を
設ける場合とが考えられる。両者を接触させる場合、光
ガイド部材5はカバー部材16の底部にエポキシ系の接
着剤やUV接着剤等で取り付けられる。この時のカバー
部材16の厚さ(t1)を0.3≦t1≦3.0(m
m)とすることが好ましい。この理由は、下限について
はこれ以上薄くすると取り付けられている光ガイド部材
5等の重さや、接着剤が固まる際の張力等にカバー部材
16が耐えられず破損する恐れがあるためである。また
上限については、カバー部材16は空気に比べて屈折率
が大きいため光に収束作用が生まれ、光が広がらないの
で、結果としてカバー部材16とコリメータレンズ(無
限系光学系の場合)或いは対物レンズ(有限系光学系の
場合)との距離を長くせざるを得ないくなってしまい、
ピックアップユニットの小型化に不利になるからであ
る。この様な構成を用いることにより光ピックアップの
高さをより低くでき、十分な取付強度を保ちながらもピ
ックアップユニットを小型化することができる。
【0022】これに対して両者の間に空間を設ける場合
は、カバー部材16の厚さ(t2)を0.1≦t2≦
3.0(mm),カバー部材16と光ガイド部材5との
間の距離(d)を同じく0.1≦d≦3.0(mm)と
することが好ましい。この理由はt2の下限については
前例とは違って光ガイド部材5が取り付けられておら
ず、ただ振動等の外部要因にさえ耐えられればよいから
である。またdについては、小さければ小さい程良いの
だが、組立時の精度の誤差を0.1mm以下にできない
可能性があり、この場合組立時にカバー部材16が光ガ
イド部材5に接触し、破損してしまう恐れがある。この
様な構成を用いることにより光ガイド部材5と、光源
1,サブマウント2,ブロック3の間の取り付け相対位
置精度を向上させつつブロック3若しくはサブマウント
2を他の部材に熱的に接触させることが可能であり、こ
れにより光源1で発生する熱を外部に容易に放出するこ
とができる。
は、カバー部材16の厚さ(t2)を0.1≦t2≦
3.0(mm),カバー部材16と光ガイド部材5との
間の距離(d)を同じく0.1≦d≦3.0(mm)と
することが好ましい。この理由はt2の下限については
前例とは違って光ガイド部材5が取り付けられておら
ず、ただ振動等の外部要因にさえ耐えられればよいから
である。またdについては、小さければ小さい程良いの
だが、組立時の精度の誤差を0.1mm以下にできない
可能性があり、この場合組立時にカバー部材16が光ガ
イド部材5に接触し、破損してしまう恐れがある。この
様な構成を用いることにより光ガイド部材5と、光源
1,サブマウント2,ブロック3の間の取り付け相対位
置精度を向上させつつブロック3若しくはサブマウント
2を他の部材に熱的に接触させることが可能であり、こ
れにより光源1で発生する熱を外部に容易に放出するこ
とができる。
【0023】なお光ピックアップの内部は光源1及び受
光素子13の酸化防止や光ガイド部材5,カバー部材1
6での結露防止等の観点から、N2等のガスやAr,N
e,He等の不活性ガスを充填することが好ましい。そ
の場合、放熱板4と受光素子13との間に存在する隙間
17を小さな収縮率,低い吸水性,高い気密性(優れた
リーク特性)等の特性を有する接合材、例えばエポキシ
系のポッティング剤や半田等で埋める必要がある。これ
により内部の気密性を高めることができる。
光素子13の酸化防止や光ガイド部材5,カバー部材1
6での結露防止等の観点から、N2等のガスやAr,N
e,He等の不活性ガスを充填することが好ましい。そ
の場合、放熱板4と受光素子13との間に存在する隙間
17を小さな収縮率,低い吸水性,高い気密性(優れた
リーク特性)等の特性を有する接合材、例えばエポキシ
系のポッティング剤や半田等で埋める必要がある。これ
により内部の気密性を高めることができる。
【0024】以上示してきた構成を用いることにより、
光源1で発生する熱を容易に外部に放出することがで
き、更にパッケージングの両端面に計2個所の開口部を
設けることにより、酸化防止ガスの封入を容易に行うこ
とができる。また光学系においては光源1,光ガイド部
材5及び受光素子13の相対的な位置関係を正しくかつ
強固に保持することができるので、それらの位置のずれ
による誤動作や余分な光学的収差等が発生しない。
光源1で発生する熱を容易に外部に放出することがで
き、更にパッケージングの両端面に計2個所の開口部を
設けることにより、酸化防止ガスの封入を容易に行うこ
とができる。また光学系においては光源1,光ガイド部
材5及び受光素子13の相対的な位置関係を正しくかつ
強固に保持することができるので、それらの位置のずれ
による誤動作や余分な光学的収差等が発生しない。
【0025】またこの光ピックアップのパッケージング
全体での熱抵抗は35℃/w以下とすることがより効率
よく熱をパッケージ外に逃がすことができるので好まし
い。次に本発明の一実施例における光ピックアップの動
作について、図面を参照しながら説明する。図3は本発
明の一実施例における光ピックアップの動作の概念図、
図4は本発明の一実施例における光ガイド部材の斜視図
である。
全体での熱抵抗は35℃/w以下とすることがより効率
よく熱をパッケージ外に逃がすことができるので好まし
い。次に本発明の一実施例における光ピックアップの動
作について、図面を参照しながら説明する。図3は本発
明の一実施例における光ピックアップの動作の概念図、
図4は本発明の一実施例における光ガイド部材の斜視図
である。
【0026】図3及び図4において放熱板4上にサブマ
ウント2及びブロック3を介して水平にマウントされた
光源1から水平に放出されたレーザ光は、平行な複数の
斜面を有する光ガイド部材5の面5fから光ガイド部材
5に入射し、光ガイド部材5の第二の斜面5bに形成さ
れかつ入射する光の拡散角に対して射出する光の拡散角
を変換する(以下NAを変換すると呼ぶ)機能を有する
反射型の拡散角変換ホログラム7に到達する。拡散角変
換ホログラム7によってNAを変換されかつ反射した光
は第一の斜面5aに形成された反射型の回折格子6によ
って0次回折光(以下メインビームと呼ぶ)と±1次回
折光(以下サイドビームと呼ぶ)とに分けられる。回折
格子6によって発生するメインビーム及びサイドビーム
は第1の偏光選択性のあるビームスプリッター膜9(以
下単に第一のビームスプリッター膜と呼ぶ)に入射す
る。第一のビームスプリッター膜9は入射面に対して平
行な振動成分を有する光(以下単にP偏光成分と呼ぶ)
に対してほぼ100%の透過率を有し、垂直な振動成分
(以下単にS偏光成分と呼ぶ)に対しては一定の反射率
を有する。第一のビームスプリッター膜9に入射する光
のうち第一のビームスプリッター膜9を透過する光は光
源1からの射出光のモニター光として利用される。ま
た、第一のビームスプリッター膜9で反射されたS偏光
成分に直線偏光したメインビーム及びサイドビームは、
光ガイド部材5の面5e及びカバー部材16を透過、対
物レンズ26に入射し、対物レンズ26の集光作用によ
って記録媒体27の記録媒体面27aに結像される。こ
の時、記録媒体面27a上において2つのサイドビーム
のビームスポット29a,29cはメインビームのビー
ムスポット29bを中心としてほぼ対称な位置に結像さ
れる。記録媒体面27aに対してサイドビームのビーム
スポット29b,29a、メインビームのビームスポッ
ト29cにより情報の記録または再生信号及びトラッキ
ング、フォーカシングいわゆるサーボ信号の読みだしを
行う。
ウント2及びブロック3を介して水平にマウントされた
光源1から水平に放出されたレーザ光は、平行な複数の
斜面を有する光ガイド部材5の面5fから光ガイド部材
5に入射し、光ガイド部材5の第二の斜面5bに形成さ
れかつ入射する光の拡散角に対して射出する光の拡散角
を変換する(以下NAを変換すると呼ぶ)機能を有する
反射型の拡散角変換ホログラム7に到達する。拡散角変
換ホログラム7によってNAを変換されかつ反射した光
は第一の斜面5aに形成された反射型の回折格子6によ
って0次回折光(以下メインビームと呼ぶ)と±1次回
折光(以下サイドビームと呼ぶ)とに分けられる。回折
格子6によって発生するメインビーム及びサイドビーム
は第1の偏光選択性のあるビームスプリッター膜9(以
下単に第一のビームスプリッター膜と呼ぶ)に入射す
る。第一のビームスプリッター膜9は入射面に対して平
行な振動成分を有する光(以下単にP偏光成分と呼ぶ)
に対してほぼ100%の透過率を有し、垂直な振動成分
(以下単にS偏光成分と呼ぶ)に対しては一定の反射率
を有する。第一のビームスプリッター膜9に入射する光
のうち第一のビームスプリッター膜9を透過する光は光
源1からの射出光のモニター光として利用される。ま
た、第一のビームスプリッター膜9で反射されたS偏光
成分に直線偏光したメインビーム及びサイドビームは、
光ガイド部材5の面5e及びカバー部材16を透過、対
物レンズ26に入射し、対物レンズ26の集光作用によ
って記録媒体27の記録媒体面27aに結像される。こ
の時、記録媒体面27a上において2つのサイドビーム
のビームスポット29a,29cはメインビームのビー
ムスポット29bを中心としてほぼ対称な位置に結像さ
れる。記録媒体面27aに対してサイドビームのビーム
スポット29b,29a、メインビームのビームスポッ
ト29cにより情報の記録または再生信号及びトラッキ
ング、フォーカシングいわゆるサーボ信号の読みだしを
行う。
【0027】拡散角変換ホログラム7は、光源1からの
射出光のうち拡散角変換ホログラム7へ入射することの
できる光束の拡散角に対して、拡散角変換ホログラム7
からの反射光の拡散角を変換する。また、拡散角変換ホ
ログラム7によって拡散角をまったく持たない平行光に
も変換可能である。また、同じ拡散角変換ホログラム7
によって図3に示されるように光ガイド部材5射出後の
光束が途中経路で積算された波面収差が取り除かれた理
想球面波30となる。したがって、対物レンズ26への
入射光は理想球面波30となり、対物レンズ26による
記録媒体27でのビームスポット29a,29b,29
cはほぼ回折限界まで絞り込まれ理想的な大きさとな
り、情報の記録または再生を容易に行うとができる。
射出光のうち拡散角変換ホログラム7へ入射することの
できる光束の拡散角に対して、拡散角変換ホログラム7
からの反射光の拡散角を変換する。また、拡散角変換ホ
ログラム7によって拡散角をまったく持たない平行光に
も変換可能である。また、同じ拡散角変換ホログラム7
によって図3に示されるように光ガイド部材5射出後の
光束が途中経路で積算された波面収差が取り除かれた理
想球面波30となる。したがって、対物レンズ26への
入射光は理想球面波30となり、対物レンズ26による
記録媒体27でのビームスポット29a,29b,29
cはほぼ回折限界まで絞り込まれ理想的な大きさとな
り、情報の記録または再生を容易に行うとができる。
【0028】記録媒体27の情報記録面27aによって
反射されたメインビーム及びサイドビームの戻り光は対
物レンズ26、光ガイド部材5の面5eを再び通過し、
光ガイド部材5の第二の斜面5bに形成された第一のビ
ームスプリッター膜9に入射する。
反射されたメインビーム及びサイドビームの戻り光は対
物レンズ26、光ガイド部材5の面5eを再び通過し、
光ガイド部材5の第二の斜面5bに形成された第一のビ
ームスプリッター膜9に入射する。
【0029】記録媒体27からの戻り光のうち第一のビ
ームスプリッター膜9から透過する光は光ガイド部材5
の第一の斜面5aに平行な第三の斜面5c上に形成され
た第二の偏光選択性のあるビームスプリッター膜11
(以下単に第二のビームスプリッター膜と呼ぶ)に入射
する。第二のビームスプリッター膜11は第一のビーム
スプリッター膜9と同様にP偏光成分に対してほぼ10
0%の透過率を有し、S偏光成分に対しては一定の反射
率を有する。
ームスプリッター膜9から透過する光は光ガイド部材5
の第一の斜面5aに平行な第三の斜面5c上に形成され
た第二の偏光選択性のあるビームスプリッター膜11
(以下単に第二のビームスプリッター膜と呼ぶ)に入射
する。第二のビームスプリッター膜11は第一のビーム
スプリッター膜9と同様にP偏光成分に対してほぼ10
0%の透過率を有し、S偏光成分に対しては一定の反射
率を有する。
【0030】ここで第二のビームスプリッター膜11に
入射した光束の内、透過光117に関して説明する。透
過光117は第三の斜面5c上に積層された偏光面変換
基板31に入射する。
入射した光束の内、透過光117に関して説明する。透
過光117は第三の斜面5c上に積層された偏光面変換
基板31に入射する。
【0031】図5は本発明の一実施例における偏光面変
換基板の斜視図、図6は本発明の一実施例における光ピ
ックアップの受光部配置及び信号処理を示す図である。
偏光面変換基板31は第1のその他の斜面31a(以下
単に第1他斜面と呼ぶ)とその第1他斜面31aに略平
行な第2のその他の斜面31b(以下単に第2他斜面と
呼ぶ)を有し、第1他斜面31aには反射膜126が、
第2他斜面31bには偏光分離膜12が夫々形成されて
いる。透過光117は第2他斜面31b上に形成された
偏光分離膜12に入射する。第2他斜面31bは透過光
117の偏光面117aと入射面128とのなす角が略
45×(2n+1)゜:(nは整数)になるように形成
されている。その結果透過光117のP偏光成分117
pとS偏光成分117sは略1:1の強度比を有するよ
うになる。入射面128と平行な偏光成分を有するP偏
光成分117pは偏光分離膜12によってほぼ100%
透過し、一方、入射面128に垂直な偏光成分を有する
S偏光成分117sは第2他斜面31b上の偏光分離膜
12によって略100%反射し第1他斜面31a面上に
入射し、反射膜126によって反射され受光素子13へ
導かれる。受光素子13に導かれたP偏向成分117p
は受光部170へ、同じくS偏向成分117sは受光部
171へ到達してRF信号を作成する。
換基板の斜視図、図6は本発明の一実施例における光ピ
ックアップの受光部配置及び信号処理を示す図である。
偏光面変換基板31は第1のその他の斜面31a(以下
単に第1他斜面と呼ぶ)とその第1他斜面31aに略平
行な第2のその他の斜面31b(以下単に第2他斜面と
呼ぶ)を有し、第1他斜面31aには反射膜126が、
第2他斜面31bには偏光分離膜12が夫々形成されて
いる。透過光117は第2他斜面31b上に形成された
偏光分離膜12に入射する。第2他斜面31bは透過光
117の偏光面117aと入射面128とのなす角が略
45×(2n+1)゜:(nは整数)になるように形成
されている。その結果透過光117のP偏光成分117
pとS偏光成分117sは略1:1の強度比を有するよ
うになる。入射面128と平行な偏光成分を有するP偏
光成分117pは偏光分離膜12によってほぼ100%
透過し、一方、入射面128に垂直な偏光成分を有する
S偏光成分117sは第2他斜面31b上の偏光分離膜
12によって略100%反射し第1他斜面31a面上に
入射し、反射膜126によって反射され受光素子13へ
導かれる。受光素子13に導かれたP偏向成分117p
は受光部170へ、同じくS偏向成分117sは受光部
171へ到達してRF信号を作成する。
【0032】次に図3中に示す第2のビームスプリッタ
ー膜11に入射した光束のうち反射光123に関して説
明する。反射光123は第二の斜面5b上の反射型のホ
ログラムで形成された非点収差発生ホログラム10に入
射する。反射光123は非点収差発生ホログラム10に
よって非点収差を発生しつつ、さらに反射膜124,反
射膜125で反射されて、メインビームの戻り光は受光
素子13上の受光部172に、サイドビームの戻り光は
受光素子13上の受光部176,177に到達する。
ー膜11に入射した光束のうち反射光123に関して説
明する。反射光123は第二の斜面5b上の反射型のホ
ログラムで形成された非点収差発生ホログラム10に入
射する。反射光123は非点収差発生ホログラム10に
よって非点収差を発生しつつ、さらに反射膜124,反
射膜125で反射されて、メインビームの戻り光は受光
素子13上の受光部172に、サイドビームの戻り光は
受光素子13上の受光部176,177に到達する。
【0033】次に本発明の一実施例において、特に相変
化型光ディスクに対応した光ピックアップの構成につい
て図を参照しながら説明する。相変化型光ディスクは光
を照射することで記録媒体中の結晶構造を変化させて情
報を記録するもので、結晶構造を変化させるために従来
の光記録再生装置に比べてより多くの光量を必要とする
ので、より効率の良い光学系を必要とする。図7は本発
明の一実施例における相変化型光ディスク用の光ピック
アップの構成図である。なお図1,図2及び図3に示し
たものと番号が同一の部材については、その働き及び構
成が同様であるので説明を省略する。
化型光ディスクに対応した光ピックアップの構成につい
て図を参照しながら説明する。相変化型光ディスクは光
を照射することで記録媒体中の結晶構造を変化させて情
報を記録するもので、結晶構造を変化させるために従来
の光記録再生装置に比べてより多くの光量を必要とする
ので、より効率の良い光学系を必要とする。図7は本発
明の一実施例における相変化型光ディスク用の光ピック
アップの構成図である。なお図1,図2及び図3に示し
たものと番号が同一の部材については、その働き及び構
成が同様であるので説明を省略する。
【0034】光源1から放出されたレーザ光は、平行な
複数の斜面を有する光ガイド部材41の面41fから光
ガイド部材41に入射し、拡散角変換ホログラム7、回
折格子6及び偏光選択性のあるビームスプリッター膜3
5(以下ビームスプリッター膜と呼ぶ)を通って光ガイ
ド部材41の面41eから出射される。ここでビームス
プリッター膜35は図3に示した実施例の場合とは異な
りS偏光成分の反射率は95%以上でP偏光成分の反射
率はおよそ1%程度である。ビームスプリッター膜35
に入射する光のうちビームスプリッター膜35を透過す
る光(P偏光成分で全光量の数パーセント程度)は光源
1からの射出光のモニター光として利用される。光ガイ
ド部材41の面41eから出射された光はカバー部材1
6に設けられたλ/4板33を透過する。図8は本発明
の一実施例におけるλ/4板の概観図である。λ/4板
33は光ガイド部材41からの入射光偏光面に対して、
その異常光軸616がπ/4・(2m−1);(ただし
mは自然数:以下同じ)の方向に設置されており、入射
光の異常光成分と常光成分の位相差をπ/2・(2m−
1)だけ発生させる機能を有している。λ/4板33を
構成する材料としては一般に一軸性結晶材料を用いる。
その中でも低コストで、光透過性に優れた水晶を用いる
ことが好ましい。一軸性結晶では異常光軸616と常光
軸617があり、それぞれの光軸に対して異常光屈折率
ne及び常光屈折率noと呼ばれる異なる屈折率を有して
いる。異常光と常光では光学的距離が異なるので、λ/
4板33の基板厚をQD,入射光波長をλとして次の関
係式で決まる位相差Δが発生する。λ/4板33の厚さ
QDはこの位相差Δがπ/2・(2m−1)となるよう
に決定されている。
複数の斜面を有する光ガイド部材41の面41fから光
ガイド部材41に入射し、拡散角変換ホログラム7、回
折格子6及び偏光選択性のあるビームスプリッター膜3
5(以下ビームスプリッター膜と呼ぶ)を通って光ガイ
ド部材41の面41eから出射される。ここでビームス
プリッター膜35は図3に示した実施例の場合とは異な
りS偏光成分の反射率は95%以上でP偏光成分の反射
率はおよそ1%程度である。ビームスプリッター膜35
に入射する光のうちビームスプリッター膜35を透過す
る光(P偏光成分で全光量の数パーセント程度)は光源
1からの射出光のモニター光として利用される。光ガイ
ド部材41の面41eから出射された光はカバー部材1
6に設けられたλ/4板33を透過する。図8は本発明
の一実施例におけるλ/4板の概観図である。λ/4板
33は光ガイド部材41からの入射光偏光面に対して、
その異常光軸616がπ/4・(2m−1);(ただし
mは自然数:以下同じ)の方向に設置されており、入射
光の異常光成分と常光成分の位相差をπ/2・(2m−
1)だけ発生させる機能を有している。λ/4板33を
構成する材料としては一般に一軸性結晶材料を用いる。
その中でも低コストで、光透過性に優れた水晶を用いる
ことが好ましい。一軸性結晶では異常光軸616と常光
軸617があり、それぞれの光軸に対して異常光屈折率
ne及び常光屈折率noと呼ばれる異なる屈折率を有して
いる。異常光と常光では光学的距離が異なるので、λ/
4板33の基板厚をQD,入射光波長をλとして次の関
係式で決まる位相差Δが発生する。λ/4板33の厚さ
QDはこの位相差Δがπ/2・(2m−1)となるよう
に決定されている。
【0035】Δ=2π・(ne−no)・QD/λ 本実施例では、波長λ=790nm、異常光屈折率ne
=1.5477、常光屈折率no=1.5388(ただ
し屈折率は基板の切り出し角で異なる。ここでは異常光
軸616及び常光軸617の双方の軸を含む平面に平行
に切り出した。)という条件に対してλ/4板33の基
板厚は21.9・(2m−1)μmとなる。この様な条
件にすることにより、直線偏光で入射角0度で入射して
きた光を円偏向の光に変換することができる。即ち光源
1から出射されたS偏向成分のみを含む直線偏光を円偏
光に変換することができる。なおここではλ/4板33
としてカバー部材16上に21.9μmの水晶を設けて
いたが、光ガイド部材41の面41eや対物レンズ26
に設けることもある。
=1.5477、常光屈折率no=1.5388(ただ
し屈折率は基板の切り出し角で異なる。ここでは異常光
軸616及び常光軸617の双方の軸を含む平面に平行
に切り出した。)という条件に対してλ/4板33の基
板厚は21.9・(2m−1)μmとなる。この様な条
件にすることにより、直線偏光で入射角0度で入射して
きた光を円偏向の光に変換することができる。即ち光源
1から出射されたS偏向成分のみを含む直線偏光を円偏
光に変換することができる。なおここではλ/4板33
としてカバー部材16上に21.9μmの水晶を設けて
いたが、光ガイド部材41の面41eや対物レンズ26
に設けることもある。
【0036】λ/4板33を透過して円偏向となった光
は対物レンズ26に入射し、対物レンズ26の集光作用
によって記録媒体27の記録媒体面27aに結像され、
反射される。記録媒体面27aで反射された円偏光化し
た光はその回転方向が逆転するので、戻り光は対物レン
ズ26を透過し、再びλ/4板33を透過する際に、P
偏光成分のみを含む直線偏光に変換される。この様に変
換された戻り光は光ガイド部材41の面41eを再び通
過し、再び光ガイド部材41の第二の斜面41bに形成
されたビームスプリッター膜35に入射する。前述のよ
うにビームスプリッター膜35はP偏光成分に対してほ
ぼ100%の透過率を有し、S偏光成分に対してはほぼ
100%の反射率を有する。従ってP偏光成分しか有さ
ない戻り光はビームスプリッター膜35をほぼ透過す
る。
は対物レンズ26に入射し、対物レンズ26の集光作用
によって記録媒体27の記録媒体面27aに結像され、
反射される。記録媒体面27aで反射された円偏光化し
た光はその回転方向が逆転するので、戻り光は対物レン
ズ26を透過し、再びλ/4板33を透過する際に、P
偏光成分のみを含む直線偏光に変換される。この様に変
換された戻り光は光ガイド部材41の面41eを再び通
過し、再び光ガイド部材41の第二の斜面41bに形成
されたビームスプリッター膜35に入射する。前述のよ
うにビームスプリッター膜35はP偏光成分に対してほ
ぼ100%の透過率を有し、S偏光成分に対してはほぼ
100%の反射率を有する。従ってP偏光成分しか有さ
ない戻り光はビームスプリッター膜35をほぼ透過す
る。
【0037】そして戻り光は光ガイド部材41の第一の
斜面41aに平行な第三の斜面41c上に形成されたハ
ーフミラー34に入射する。ハーフミラー34は入射し
た光のうち所定の量を反射して、残りを透過する働きを
有している。
斜面41aに平行な第三の斜面41c上に形成されたハ
ーフミラー34に入射する。ハーフミラー34は入射し
た光のうち所定の量を反射して、残りを透過する働きを
有している。
【0038】図9は本発明の一実施例における相変化型
光ディスク用の光ピックアップの受光素子に設けられた
受光部の配置図である。ここでハーフミラー34に入射
した光束の内、透過光117は受光素子36上に設けら
れている受光部37へ導かれる。
光ディスク用の光ピックアップの受光素子に設けられた
受光部の配置図である。ここでハーフミラー34に入射
した光束の内、透過光117は受光素子36上に設けら
れている受光部37へ導かれる。
【0039】次に図3中に示すハーフミラー34に入射
した光束のうち反射光123に関して説明する。反射光
123は第二の斜面41b上の反射型のホログラムで形
成された非点収差発生ホログラム10に入射する。反射
光123は非点収差発生ホログラム10によって非点収
差を発生しつつ、さらに反射膜124,反射膜125で
反射されて、メインビームの戻り光は受光素子36上の
受光部38に、サイドビームの戻り光は受光素子36上
の受光部39,40に到達する。
した光束のうち反射光123に関して説明する。反射光
123は第二の斜面41b上の反射型のホログラムで形
成された非点収差発生ホログラム10に入射する。反射
光123は非点収差発生ホログラム10によって非点収
差を発生しつつ、さらに反射膜124,反射膜125で
反射されて、メインビームの戻り光は受光素子36上の
受光部38に、サイドビームの戻り光は受光素子36上
の受光部39,40に到達する。
【0040】以上のような構成を有する光ピックアップ
ではλ/4板33をビームスプリッター膜35と記録媒
体27との間に設け、S偏光成分の直線偏光である出射
光を円偏光化した光に変換し、その後記録媒体27で反
射され回転方向が逆転した円偏光化した光をP偏光成分
のみを有する直線偏光に変換してビームスプリッター膜
35に入射させることにより記録媒体27で反射された
光をほぼ100%受光素子36上に導くことができるの
で、ビームスプリッター膜35のS偏光成分の反射率を
大幅に高くすることができ、従って記録媒体27に照射
される光量を大きくすることができる。即ち限られた光
源1の出力を効率よく記録媒体27に照射でき、かつ、
記録媒体27からの反射光を効率よく受光素子37に導
くことができる。
ではλ/4板33をビームスプリッター膜35と記録媒
体27との間に設け、S偏光成分の直線偏光である出射
光を円偏光化した光に変換し、その後記録媒体27で反
射され回転方向が逆転した円偏光化した光をP偏光成分
のみを有する直線偏光に変換してビームスプリッター膜
35に入射させることにより記録媒体27で反射された
光をほぼ100%受光素子36上に導くことができるの
で、ビームスプリッター膜35のS偏光成分の反射率を
大幅に高くすることができ、従って記録媒体27に照射
される光量を大きくすることができる。即ち限られた光
源1の出力を効率よく記録媒体27に照射でき、かつ、
記録媒体27からの反射光を効率よく受光素子37に導
くことができる。
【0041】以上述べてきた二つの実施例おける光ガイ
ド部材、即ち図3に示した一実施例における光ガイド部
材5の内部及び図7に示した実施例における光ガイド部
材41の内部に設けられている拡散角変換ホログラム7
及び非点収差発生ホログラム10(以下総称してホログ
ラムという)について更に詳細に説明する。ホログラム
に入射してきた光(この光は0次光,±1次光,±2次
光・・・を含有している)のほとんどを信号検出に必要
な所望の光に変換することができる。特にここでは+1
次回折光に変換されることが好ましい。
ド部材、即ち図3に示した一実施例における光ガイド部
材5の内部及び図7に示した実施例における光ガイド部
材41の内部に設けられている拡散角変換ホログラム7
及び非点収差発生ホログラム10(以下総称してホログ
ラムという)について更に詳細に説明する。ホログラム
に入射してきた光(この光は0次光,±1次光,±2次
光・・・を含有している)のほとんどを信号検出に必要
な所望の光に変換することができる。特にここでは+1
次回折光に変換されることが好ましい。
【0042】これらのホログラムは、その断面形状が鋸
の歯状に形成されるのが理想的ではあるが、現実には技
術的に非常に困難であり、また実現できても非常にコス
トの高い商品となってしまう。そこで本実施例では低コ
ストでしかも十分な性能を得られる様なホログラムの断
面形状として、図10及び図11に示すように格子部分
を階段状にすることとした。ここで図10は本発明の一
実施例における四段のホログラムの断面図、図11は本
発明の一実施例における八段のホログラムの断面図であ
る。この様な形状を有したホログラムでは回折光におけ
る光の成分の割合として、+1次光を最も多く発生させ
ることができる。よって信号検出用の光として+1次光
を用いることにより、入射光量に対する信号検出光量の
比、即ち光の利用効率を最も高くすることができる。従
って出力の小さな、即ち出射光量の少ない半導体レーザ
を使用した場合でも、容易に光媒体に対して十分な光量
を導くことができるので、信号検出用の光としては+1
次光を用いることが好ましい。
の歯状に形成されるのが理想的ではあるが、現実には技
術的に非常に困難であり、また実現できても非常にコス
トの高い商品となってしまう。そこで本実施例では低コ
ストでしかも十分な性能を得られる様なホログラムの断
面形状として、図10及び図11に示すように格子部分
を階段状にすることとした。ここで図10は本発明の一
実施例における四段のホログラムの断面図、図11は本
発明の一実施例における八段のホログラムの断面図であ
る。この様な形状を有したホログラムでは回折光におけ
る光の成分の割合として、+1次光を最も多く発生させ
ることができる。よって信号検出用の光として+1次光
を用いることにより、入射光量に対する信号検出光量の
比、即ち光の利用効率を最も高くすることができる。従
って出力の小さな、即ち出射光量の少ない半導体レーザ
を使用した場合でも、容易に光媒体に対して十分な光量
を導くことができるので、信号検出用の光としては+1
次光を用いることが好ましい。
【0043】またこのホログラムを形成している階段の
段数は多ければ多いほど理想形状(鋸の歯状)に近づく
のだが、実際に信号検出に用いる+1次光のホログラム
での回折効率(入射光のうちホログラムで回折して+1
次光になる率)は、最も効率の良い領域においては段数
をいくら多くしても、あまり大きくは変化しない。即ち
段数を多くしても光媒体等に導かれる信号検出光の光量
はあまり変わらない。従ってここではホログラム形成の
工程を削減することができ、かつコストを低減させなが
ら、光ピックアップの性能を十分なものにすることがで
きる段数が4段もしくは8段のホログラムを用いること
が好ましい。
段数は多ければ多いほど理想形状(鋸の歯状)に近づく
のだが、実際に信号検出に用いる+1次光のホログラム
での回折効率(入射光のうちホログラムで回折して+1
次光になる率)は、最も効率の良い領域においては段数
をいくら多くしても、あまり大きくは変化しない。即ち
段数を多くしても光媒体等に導かれる信号検出光の光量
はあまり変わらない。従ってここではホログラム形成の
工程を削減することができ、かつコストを低減させなが
ら、光ピックアップの性能を十分なものにすることがで
きる段数が4段もしくは8段のホログラムを用いること
が好ましい。
【0044】この様な形状を有する拡散角変換ホログラ
ム7及び非点収差発生ホログラム10のうち段差が4段
であるものについて、ホログラムに対して略45゜の入
射角で光を入射させ、ホログラムで反射された回折光の
全光量に対する+1次回折光の光量の割合、即ちホログ
ラムにおける一次回折光の回折効率とホログラムの深さ
との間の関係は図12に示したようになる。ただしこの
ときホログラムの階段の総幅、即ちピッチ(Λ)は10
λ(λは入射光の波長)としている。この図12より明
らかなように、ホログラムの深さ(T1)が200〜3
70(nm)の範囲であれば60%以上の回折効率を得
ることができ、更にT1が250〜300(nm)の範
囲であれば、ほぼ70%以上の回折効率を得ることがで
きる。また図13はピッチ(Λ)/光の波長(λ)に対
する回折効率の変化を示している。この図13より明ら
かなように、ピッチが6λ以上であれば70%以上の回
折効率を、また9λ以上であれば75%以上の回折効率
を得ることができる。したがって階段状の構造を有する
ホログラムにおいて、ホログラムの深さ(T1)を20
0≦T1≦370(nm),ピッチ(Λ)をΛ≧6λ、
更に好ましくは250≦T1≦300(nm),Λ≧9
λとすることにより、光源1から出射された光を効率よ
く媒体に導くことができる。これによりたとえ光源1と
して用いる半導体レーザの出力が低い、即ち安価なもの
を用いた場合でも、光媒体等に導かれる光の量を十分に
確保することができるので、光ピックアップの性能を十
分なものとでき、かつ光ピックアップのコストを削減す
ることができる。
ム7及び非点収差発生ホログラム10のうち段差が4段
であるものについて、ホログラムに対して略45゜の入
射角で光を入射させ、ホログラムで反射された回折光の
全光量に対する+1次回折光の光量の割合、即ちホログ
ラムにおける一次回折光の回折効率とホログラムの深さ
との間の関係は図12に示したようになる。ただしこの
ときホログラムの階段の総幅、即ちピッチ(Λ)は10
λ(λは入射光の波長)としている。この図12より明
らかなように、ホログラムの深さ(T1)が200〜3
70(nm)の範囲であれば60%以上の回折効率を得
ることができ、更にT1が250〜300(nm)の範
囲であれば、ほぼ70%以上の回折効率を得ることがで
きる。また図13はピッチ(Λ)/光の波長(λ)に対
する回折効率の変化を示している。この図13より明ら
かなように、ピッチが6λ以上であれば70%以上の回
折効率を、また9λ以上であれば75%以上の回折効率
を得ることができる。したがって階段状の構造を有する
ホログラムにおいて、ホログラムの深さ(T1)を20
0≦T1≦370(nm),ピッチ(Λ)をΛ≧6λ、
更に好ましくは250≦T1≦300(nm),Λ≧9
λとすることにより、光源1から出射された光を効率よ
く媒体に導くことができる。これによりたとえ光源1と
して用いる半導体レーザの出力が低い、即ち安価なもの
を用いた場合でも、光媒体等に導かれる光の量を十分に
確保することができるので、光ピックアップの性能を十
分なものとでき、かつ光ピックアップのコストを削減す
ることができる。
【0045】次に八段の段差を有するホログラムについ
て説明する。このホログラムでは、図14から明らかな
ように、ホログラムの深さ(T3)が270〜460
(nm)の範囲であれば70%以上の回折効率を得るこ
とができ、更に300〜420(nm)の範囲であれ
ば、ほぼ80%以上の回折効率を得ることができる。ま
た図15はピッチ(Λ)/光の波長(λ)に対する回折
効率の変化を示している。この図15より明らかなよう
に、ピッチが6λ以上であれば80%以上の回折効率
を、また9λ以上であれば85%以上の回折効率を得る
ことができる。したがって8段の階段状の構造を有する
ホログラムにおいて、ホログラムの深さ(T3)を27
0≦T3≦460(nm),ピッチ(Λ)をΛ≧6λ、
更に好ましくは300≦T3≦420(nm),Λ≧9
λとすることにより、光源1から出射された光を効率よ
く媒体に導くことができる。従って、たとえ光源1とし
て用いる半導体レーザの出力が低い、即ち安価なものを
用いた場合でも、光媒体等に導かれる光の量を十分に確
保することができので、光ピックアップの性能を十分な
ものとでき、かつ光ピックアップのコストを削減するこ
とができる。
て説明する。このホログラムでは、図14から明らかな
ように、ホログラムの深さ(T3)が270〜460
(nm)の範囲であれば70%以上の回折効率を得るこ
とができ、更に300〜420(nm)の範囲であれ
ば、ほぼ80%以上の回折効率を得ることができる。ま
た図15はピッチ(Λ)/光の波長(λ)に対する回折
効率の変化を示している。この図15より明らかなよう
に、ピッチが6λ以上であれば80%以上の回折効率
を、また9λ以上であれば85%以上の回折効率を得る
ことができる。したがって8段の階段状の構造を有する
ホログラムにおいて、ホログラムの深さ(T3)を27
0≦T3≦460(nm),ピッチ(Λ)をΛ≧6λ、
更に好ましくは300≦T3≦420(nm),Λ≧9
λとすることにより、光源1から出射された光を効率よ
く媒体に導くことができる。従って、たとえ光源1とし
て用いる半導体レーザの出力が低い、即ち安価なものを
用いた場合でも、光媒体等に導かれる光の量を十分に確
保することができので、光ピックアップの性能を十分な
ものとでき、かつ光ピックアップのコストを削減するこ
とができる。
【0046】またホログラムの表面における微細な凹凸
の存在は、直接的に収差の発生原因となるので、ホログ
ラムのステップ形成時には表面ができる限り平滑になる
ように留意しながら加工することが好ましい。本実施例
ではホログラムの表面粗度を5(nm)以下、好ましく
は2(nm)以下とすることにより収差の発生を抑制す
ることができるので好ましい。これによりホログラムで
回折された光を、下流の光学部材を介して、所定の位置
に所定の形状で正しく導くことができる。
の存在は、直接的に収差の発生原因となるので、ホログ
ラムのステップ形成時には表面ができる限り平滑になる
ように留意しながら加工することが好ましい。本実施例
ではホログラムの表面粗度を5(nm)以下、好ましく
は2(nm)以下とすることにより収差の発生を抑制す
ることができるので好ましい。これによりホログラムで
回折された光を、下流の光学部材を介して、所定の位置
に所定の形状で正しく導くことができる。
【0047】更に階段状に形成されたホログラムについ
て、その側壁部100aとステップ部101aとのなす
角(θ1)及び側壁部100bとステップ部101bと
のなす角(θ2)を鈍角、特に90゜<θ1≦100
゜,90゜<θ2≦100゜とすることが好ましい。こ
のような構成とすることにより、さらに効率よく光を光
媒体に導くことができ、従って光ピックアップの性能を
更に高くすることができる。
て、その側壁部100aとステップ部101aとのなす
角(θ1)及び側壁部100bとステップ部101bと
のなす角(θ2)を鈍角、特に90゜<θ1≦100
゜,90゜<θ2≦100゜とすることが好ましい。こ
のような構成とすることにより、さらに効率よく光を光
媒体に導くことができ、従って光ピックアップの性能を
更に高くすることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、光源と、光源から照射された
光の入射方向に対して傾斜した複数の傾斜面を有し、そ
れらの傾斜面の少なくとも一つの面にホログラムを備
え、光源からの光を複数の傾斜面で反射させて光媒体に
導くとともに、光媒体から反射してきた光を所定の位置
に導く光ガイド部材と、光を受光するとともに受光した
光信号を電気信号に変換する受光手段と、光源と光ガイ
ド部材と受光手段とを収納する収納部材とを備え、ホロ
グラムはその断面が階段状に形成されているという構成
にしたことにより、ホログラムにおける+1次光の回折
効率を高くすることができるので、それを信号検出用の
光として用いた場合、光の利用効率を向上させ、より出
力の小さな光源を用いた場合にも、光媒体等に導かれる
光量を十分に確保することができるので、光ピックアッ
プの性能を十分なものにすることができる。またホログ
ラムの深さを200〜460(nm)、好ましくは25
0〜420(nm)としたことにより、特に良好な+1
次光の回折効率を得ることができる。
光の入射方向に対して傾斜した複数の傾斜面を有し、そ
れらの傾斜面の少なくとも一つの面にホログラムを備
え、光源からの光を複数の傾斜面で反射させて光媒体に
導くとともに、光媒体から反射してきた光を所定の位置
に導く光ガイド部材と、光を受光するとともに受光した
光信号を電気信号に変換する受光手段と、光源と光ガイ
ド部材と受光手段とを収納する収納部材とを備え、ホロ
グラムはその断面が階段状に形成されているという構成
にしたことにより、ホログラムにおける+1次光の回折
効率を高くすることができるので、それを信号検出用の
光として用いた場合、光の利用効率を向上させ、より出
力の小さな光源を用いた場合にも、光媒体等に導かれる
光量を十分に確保することができるので、光ピックアッ
プの性能を十分なものにすることができる。またホログ
ラムの深さを200〜460(nm)、好ましくは25
0〜420(nm)としたことにより、特に良好な+1
次光の回折効率を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例における光ピックアップのパ
ッケージングの構成を示す断面図
ッケージングの構成を示す断面図
【図2】本発明の一実施例における光ピックアップのパ
ッケージングの構成を示す断面図
ッケージングの構成を示す断面図
【図3】本発明の一実施例における光ピックアップの動
作の概念図
作の概念図
【図4】本発明の一実施例における光ガイド部材の斜視
図
図
【図5】本発明の一実施例における偏光面変換基板の斜
視図
視図
【図6】本発明の一実施例における光ピックアップの受
光部配置及び信号処理を示す図
光部配置及び信号処理を示す図
【図7】本発明の一実施例における相変化型光ディスク
用の光ピックアップの構成図
用の光ピックアップの構成図
【図8】本発明の一実施例におけるλ/4板の概観図
【図9】本発明の一実施例における相変化型光ディスク
用の光ピックアップの受光素子に設けられた受光部の配
置図
用の光ピックアップの受光素子に設けられた受光部の配
置図
【図10】本発明の一実施例における四段のホログラム
の断面図
の断面図
【図11】本発明の一実施例における八段のホログラム
の断面図
の断面図
【図12】本発明の一実施例の4段ホログラムにおける
ホログラムの深さと回折効率の関係図
ホログラムの深さと回折効率の関係図
【図13】本発明の一実施例の4段ホログラムにおける
ピッチに対する回折効率の関係図
ピッチに対する回折効率の関係図
【図14】本発明の一実施例の8段ホログラムにおける
ホログラムの深さと回折効率の関係図
ホログラムの深さと回折効率の関係図
【図15】本発明の一実施例の8段ホログラムにおける
ピッチに対する回折効率の関係図
ピッチに対する回折効率の関係図
1 光源 2 サブマウント 2a 電極面 3 ブロック 3a 突起部 3b 端面部 4 放熱板 4a 孔 5 光ガイド部材 5a 第一の斜面 5b 第二の斜面 5c 第三の斜面 5e 面 5f 面 6 回折格子 7 拡散角変換ホログラム 9 第一のビームスプリッター膜 10 非点収差発生ホログラム 11 第二のビームスプリッター膜 12 偏光分離膜 13 受光素子 13a 電極 14 パッケージ 14a リードフレーム 14b リードフレームの足 14c 段差 14d ワイヤ 15 シェル 16 カバー部材 16a 反射防止膜 17 隙間 26 対物レンズ 27 記録媒体 27a 記録媒体面 29a,29b,29c ビームスポット 30 理想球面波 31 偏光面変換基板 31a 第1他斜面 31b 第2他斜面 32 CCD 33 λ/4板 34 ハーフミラー 35 ビームスプリッター膜 36 受光素子 37,38,39,40 受光部 41 光ガイド部材 41a 第一の斜面 41b 第二の斜面 41c 第三の斜面 41e 面 41f 面 100a,100b 側壁部 101a,101b ステップ部 117 透過光 117a 偏光面 117s S偏光成分 117p P偏光成分 123 反射光 124 反射膜 125 反射膜 126 反射膜 128 入射面 170,171,172,172a,172b,172
c,172d,176,177 受光部 616 異常光軸 617 常光軸 θ1 側壁部とステップ部とのなす角度 θ2 側壁部とステップ部とのなす角度
c,172d,176,177 受光部 616 異常光軸 617 常光軸 θ1 側壁部とステップ部とのなす角度 θ2 側壁部とステップ部とのなす角度
Claims (35)
- 【請求項1】光源と、前記光源から照射された光の入射
方向に対して傾斜した複数の傾斜面を有し、前記傾斜面
の少なくとも一つの面にホログラムを備え、前記光源か
らの光を前記複数の傾斜面で反射させて光媒体に導くと
ともに、前記光媒体から反射してきた光を所定の位置に
導く光ガイド部材と、光を受光するとともに受光した光
信号を電気信号に変換する受光手段とを備え、前記ホロ
グラムはその断面が階段状に形成され、かつ、前記ホロ
グラムで回折された光のうち+1次光を信号検出用の光
として用いることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項2】光源と、前記光源から照射された光の入射
方向に対して傾斜した複数の傾斜面を有し、前記傾斜面
の少なくとも一つの面にホログラムを備えた光ガイド部
材と、光を受光するとともに受光した光信号を電気信号
に変換する受光手段と、前記光源と前記光ガイド部材と
前記受光手段とを収納するとともに開口部を有する収納
部材と、前記収納部材の開口部を覆うカバー部材とを備
え、前記光ガイド部材は前記光源からの光を前記複数の
傾斜面で反射させて前記カバー部材を介して光媒体に導
くとともに、前記カバー部材を介して前記光媒体から反
射してきた光を前記受光手段に導き、更に前記ホログラ
ムはその断面が階段状に形成され、かつ、前記ホログラ
ムで回折された光のうち+1次光を信号検出用の光とし
て用いることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項3】光源と、前記光源を保持する保持部材と、
前記光源から照射された光の入射方向に対して傾斜した
複数の傾斜面を有し、前記傾斜面の少なくとも一つの面
にホログラムを備えた光ガイド部材と、光を受光すると
ともに受光した光信号を電気信号に変換する受光手段
と、前記光源と前記保持部材と前記光ガイド部材と前記
受光手段とを収納するとともに開口部を有する収納部材
と、前記収納部材の開口部を覆うカバー部材とを備え、
前記光ガイド部材は前記光源からの光を前記複数の傾斜
面で反射させて前記カバー部材を介して光媒体に導くと
ともに、前記カバー部材を介して前記光媒体から反射し
てきた光を前記受光手段に導き、更に前記ホログラムは
その断面が階段状に形成され、かつ、前記ホログラムで
回折された光のうち+1次光を信号検出用の光として用
いることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項4】光源と、前記光源から照射された光の入射
方向に対して傾斜した複数の傾斜面を有し、前記傾斜面
の少なくとも一つの面にホログラムを備え、前記光源か
らの光を前記複数の傾斜面で反射させて光媒体に導くと
ともに、前記光媒体から反射してきた光を所定の位置に
導く光ガイド部材と、光を受光するとともに受光した光
信号を電気信号に変換する受光手段と、前記光源と前記
光ガイド部材と前記受光手段とを収納する収納部材と、
前記収納部材を載置する基台とを備え、前記ホログラム
はその断面が階段状に形成され、かつ、前記ホログラム
で回折された光のうち+1次光を信号検出用の光として
用いることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項5】光源と、前記光源から照射された光の入射
方向に対して傾斜した複数の傾斜面を有し、前記傾斜面
の少なくとも一つの面にホログラムを備えた光ガイド部
材と、光を受光するとともに受光した光信号を電気信号
に変換する受光手段と、前記光源と前記光ガイド部材と
前記受光手段とを収納するとともに開口部を有する収納
部材と、前記収納部材の開口部を覆うカバー部材と、前
記収納部材を載置する基台を備え、前記光ガイド部材は
前記光源からの光を前記複数の傾斜面で反射させて前記
カバー部材を介して光媒体に導くとともに、前記カバー
部材を介して前記光媒体から反射してきた光を前記受光
手段に導き、更に前記ホログラムはその断面が階段状に
形成され、かつ、前記ホログラムで回折された光のうち
+1次光を信号検出用の光として用いることを特徴とす
る光ピックアップ。 - 【請求項6】光源と、前記光源を保持する保持部材と、
前記光源から照射された光の入射方向に対して傾斜した
複数の傾斜面を有し、前記傾斜面の少なくとも一つの面
にホログラムを備えた光ガイド部材と、光を受光すると
ともに受光した光信号を電気信号に変換する受光手段
と、前記光源と前記保持部材と前記光ガイド部材と前記
受光手段とを収納するとともに開口部を有する収納部材
と、前記収納部材を載置する基台と、前記開口部を覆う
カバー部材とを備え、前記光ガイド部材は前記光源から
の光を前記複数の傾斜面で反射させて前記カバー部材を
介して光媒体に導くとともに、前記カバー部材を介して
前記光媒体から反射してきた光を前記受光手段に導き、
更に前記ホログラムはその断面が階段状に形成され、か
つ、前記ホログラムで回折された光のうち+1次光を信
号検出用の光として用いることを特徴とする光ピックア
ップ。 - 【請求項7】光源と、前記光源を保持する保持部材と、
前記光源から照射された光の入射方向に対して傾斜した
複数の傾斜面を有し、前記複数の傾斜面をそれぞれ略平
行に配置するとともに前記複数の傾斜面に各種の光学素
子を形成した光ガイド部材と、前記光ガイド部材を透過
してきた光を電気信号に変換する受光手段と、前記受光
手段で変換された電気信号を取り出す接続部材と、前記
光源と前記保持部材と前記光ガイド部材と前記受光手段
と前記接続部材を収納するとともに、開口部を有する収
納部材と、前記収納部材の開口部を覆うカバー部材とを
備えた光ピックアップであって、前記光学素子の少なく
とも一つをホログラムとするとともに、前記ホログラム
はその断面が階段状に形成され、かつ、前記ホログラム
で回折された光のうち+1次光を信号検出用の光として
用いることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項8】光源と、前記光源を保持する保持部材と、
前記光源から照射された光の入射方向に対して傾斜した
複数の傾斜面を有し、前記複数の傾斜面をそれぞれ略平
行に配置するとともに前記複数の傾斜面に各種の光学素
子を形成した光ガイド部材と、前記光ガイド部材を透過
してきた光を電気信号に変換する受光手段と、前記受光
手段で変換された電気信号を取り出す接続部材と、前記
光源と前記保持部材と前記光ガイド部材と前記受光手段
と前記接続部材を収納するとともに、開口部を有する収
納部材と、前記収納部材の開口部を覆うカバー部材と、
前記収納部材を載置する基台とを備えた光ピックアップ
であって、前記光学素子の少なくとも一つをホログラム
とするとともに、前記ホログラムはその断面が階段状に
形成され、かつ、前記ホログラムで回折された光のうち
+1次光を信号検出用の光として用いることを特徴とす
る光ピックアップ。 - 【請求項9】ホログラムの最凹部と最凸部の間の高さの
差(d)を200≦d≦460(nm)好ましくは25
0≦d≦420(nm)に形成したことを特徴とする請
求項1〜8いずれか1記載の光ピックアップ。 - 【請求項10】ホログラムの断面の階段の段数を4段に
形成したことを特徴とする請求項1〜8いずれか1記載
の光ピックアップ。 - 【請求項11】ホログラムの最凹部と最凸部の間の高さ
の差(d)を200≦d≦370(nm)好ましくは2
50≦d≦300(nm)に形成したことを特徴とする
請求項10記載の光ピックアップ。 - 【請求項12】ホログラムの断面の階段の段数を8段に
形成したことを特徴とする請求項1〜8いずれか1記載
の光ピックアップ。 - 【請求項13】ホログラムの最凹部と最凸部の間の高さ
の差(d)を270≦d≦460(nm)好ましくは3
00≦d≦420(nm)に形成したことを特徴とする
請求項12記載の光ピックアップ。 - 【請求項14】階段状に設けられたホログラムのステッ
プ部における表面の粗さが5(nm)以下、好ましくは
2(nm)以下とすることを特徴とする請求項1〜13
いずれか1記載の光ピックアップ。 - 【請求項15】階段状に設けられたホログラムにおける
ステップ部と側壁部とのなす角を鈍角としたことを特徴
とする請求項1〜14いずれか1記載の光ピックアッ
プ。 - 【請求項16】光源と、前記光源から照射された光の入
射方向に対して傾斜した複数の傾斜面を有し、前記傾斜
面の少なくとも一つの面にホログラムを備え、前記光源
からの光を前記複数の傾斜面で反射させて光媒体に導く
とともに、前記光媒体から反射してきた光を所定の位置
に導く光ガイド部材と、光を受光するとともに受光した
光信号を電気信号に変換する受光手段とを備え、前記ホ
ログラムはその断面が階段状に形成されかつ、前記ホロ
グラムで回折された光のうち+1次光を信号検出用の光
として用いることを特徴とする相変化型光ディスク用の
光ピックアップ。 - 【請求項17】光源と、前記光源から照射された光の入
射方向に対して傾斜した複数の傾斜面を有し、前記傾斜
面の少なくとも一つの面にホログラムを備えた光ガイド
部材と、光を受光するとともに受光した光信号を電気信
号に変換する受光手段と、前記光源と前記光ガイド部材
と前記受光手段とを収納するとともに開口部を有する収
納部材と、前記収納部材の開口部を覆うカバー部材とを
備え、前記光ガイド部材は前記光源からの光を前記複数
の傾斜面で反射させて前記カバー部材を介して光媒体に
導くとともに、前記カバー部材を介して前記光媒体から
反射してきた光を前記受光手段に導き、更に前記ホログ
ラムはその断面が階段状に形成されかつ、前記ホログラ
ムで回折された光のうち+1次光を信号検出用の光とし
て用いることを特徴とする相変化型光ディスク用の光ピ
ックアップ。 - 【請求項18】光源と、前記光源を保持する保持部材
と、前記光源から照射された光の入射方向に対して傾斜
した複数の傾斜面を有し、前記傾斜面の少なくとも一つ
の面にホログラムを備えた光ガイド部材と、光を受光す
るとともに受光した光信号を電気信号に変換する受光手
段と、前記光源と前記保持部材と前記光ガイド部材と前
記受光手段とを収納するとともに開口部を有する収納部
材と、前記収納部材の開口部を覆うカバー部材を備え、
前記光ガイド部材は前記光源からの光を前記複数の傾斜
面で反射させて前記カバー部材を介して光媒体に導くと
ともに、前記カバー部材を介して前記光媒体から反射し
てきた光を前記受光手段に導き、更に前記ホログラムは
その断面が階段状に形成されかつ、前記ホログラムで回
折された光のうち+1次光を信号検出用の光として用い
ることを特徴とする相変化型光ディスク用の光ピックア
ップ。 - 【請求項19】光源と、前記光源から照射された光の入
射方向に対して傾斜した複数の傾斜面を有し、前記傾斜
面の少なくとも一つの面にホログラムを備え、前記光源
からの光を前記複数の傾斜面で反射させて光媒体に導く
とともに、前記光媒体から反射してきた光を所定の位置
に導く光ガイド部材と、光を受光するとともに受光した
光信号を電気信号に変換する受光手段と、前記光源と前
記光ガイド部材と前記受光手段とを収納する収納部材
と、前記収納部材を載置する基台とを備え、前記ホログ
ラムはその断面が階段状に形成されかつ、前記ホログラ
ムで回折された光のうち+1次光を信号検出用の光とし
て用いることを特徴とする相変化型光ディスク用の光ピ
ックアップ。 - 【請求項20】光源と、前記光源から照射された光の入
射方向に対して傾斜した複数の傾斜面を有し、前記傾斜
面の少なくとも一つの面にホログラムを備えた光ガイド
部材と、光を受光するとともに受光した光信号を電気信
号に変換する受光手段と、前記光源と前記光ガイド部材
と前記受光手段とを収納するとともに開口部を有する収
納部材と、前記収納部材の開口部を覆うカバー部材と、
前記収納部材を載置する基台を備え、前記光ガイド部材
は前記光源からの光を前記複数の傾斜面で反射させて前
記カバー部材を介して光媒体に導くとともに、前記カバ
ー部材を介して前記光媒体から反射してきた光を前記受
光手段に導き、更に前記ホログラムはその断面が階段状
に形成されかつ、前記ホログラムで回折された光のうち
+1次光を信号検出用の光として用いることを特徴とす
る相変化型光ディスク用の光ピックアップ。 - 【請求項21】光源と、前記光源を保持する保持部材
と、前記光源から照射された光の入射方向に対して傾斜
した複数の傾斜面を有し、前記傾斜面の少なくとも一つ
の面にホログラムを備えた光ガイド部材と、光を受光す
るとともに受光した光信号を電気信号に変換する受光手
段と、前記光源と前記保持部材と前記光ガイド部材と前
記受光手段とを収納するとともに開口部を有する収納部
材と、前記収納部材を載置する基台と、前記収納部材の
開口部を覆うカバー部材とを備え、前記光ガイド部材は
前記光源からの光を前記複数の傾斜面で反射させて前記
カバー部材を介して光媒体に導くとともに、前記カバー
部材を介して前記光媒体から反射してきた光を前記受光
手段に導き、更に前記ホログラムはその断面が階段状に
形成されかつ、前記ホログラムで回折された光のうち+
1次光を信号検出用の光として用いることを特徴とする
相変化型光ディスク用の光ピックアップ。 - 【請求項22】光源と、前記光源を保持する保持部材
と、前記光源から照射された光の入射方向に対して傾斜
した複数の傾斜面を有し、前記複数の傾斜面をそれぞれ
略平行に配置するとともに前記複数の傾斜面に各種の光
学素子を形成した光ガイド部材と、前記光ガイド部材を
透過してきた光を電気信号に変換する受光手段と、前記
受光手段で変換された電気信号を取り出す接続部材と、
前記光源と前記保持部材と前記光ガイド部材と前記受光
手段と前記接続部材を収納するとともに、開口部を有す
る収納部材と、前記収納部材の開口部を覆うカバー部材
とを備えた光ピックアップであって、前記光学素子の少
なくとも一つをホログラムとするとともに、前記ホログ
ラムはその断面が階段状に形成され、かつ、前記ホログ
ラムで回折された光のうち+1次光を信号検出用の光と
して用いることを特徴とする相変化型光ディスク用の光
ピックアップ。 - 【請求項23】光源と、前記光源を保持する保持部材
と、前記光源から照射された光の入射方向に対して傾斜
した複数の傾斜面を有し、前記複数の傾斜面をそれぞれ
略平行に配置するとともに前記複数の傾斜面に各種の光
学素子を形成した光ガイド部材と、前記光ガイド部材を
透過してきた光を電気信号に変換する受光手段と、前記
受光手段で変換された電気信号を取り出す接続部材と、
前記光源と前記保持部材と前記光ガイド部材と前記受光
手段と前記接続部材を収納するとともに、開口部を有す
る収納部材と、前記収納部材の開口部を覆うカバー部材
と、前記収納部材を載置する基台とを備えた光ピックア
ップであって、前記光学素子の少なくとも一つをホログ
ラムとするとともに、前記ホログラムはその断面が階段
状に形成され、かつ、前記ホログラムで回折された光の
うち+1次光を信号検出用の光として用いることを特徴
とする相変化型光ディスク用の光ピックアップ。 - 【請求項24】光ガイド部材の光出射面と光媒体との間
にλ/4板を設け、前記λ/4板と光の光軸とが略垂直
であることを特徴とする請求項16、19いずれか1記
載の相変化型光ディスク用の光ピックアップ。 - 【請求項25】光ガイド部材の光出射面と光媒体との間
にλ/4板を設け、前記λ/4板と光の光軸とが略垂直
であることを特徴とする請求項17,18,20,2
1,22,23いずれか1記載の相変化型光ディスク用
の光ピックアップ。 - 【請求項26】λ/4板がカバー部材上に設けられてい
ることを特徴とする請求項25記載の相変化型光ディス
ク用の光ピックアップ。 - 【請求項27】光を透過若しくは反射の少なくとも一方
を行う導光手段を介して、光媒体からの反射光を受光手
段に導くことを特徴とする請求項16〜26いずれか1
記載の相変化型光ディスク用の光ピックアップ。 - 【請求項28】導光手段がハーフミラーであることを特
徴とする請求項27記載の相変化型光ディスク用の光ピ
ックアップ。 - 【請求項29】ホログラムの最凹部と最凸部の間の高さ
の差(d)を200≦d≦460(nm)、好ましくは
250≦d≦420に形成したことを特徴とする請求項
16〜28いずれか1記載の相変化型光ディスク用の光
ピックアップ。 - 【請求項30】ホログラムの断面の階段の段数を4段に
形成したことを特徴とする請求項16〜28いずれか1
記載の相変化型光ディスク用の光ピックアップ。 - 【請求項31】ホログラムの最凹部と最凸部の間の高さ
の差(d)を200≦d≦370(nm)、好ましくは
250≦d≦300(nm)に形成したことを特徴とす
る請求項30記載の相変化型光ディスク用の光ピックア
ップ。 - 【請求項32】ホログラムの断面の階段の段数を8段に
形成したことを特徴とする請求項16〜28いずれか1
記載の相変化型光ディスク用の光ピックアップ。 - 【請求項33】ホログラムの最凹部と最凸部の間の高さ
の差(d)を270≦d≦460(nm)、好ましくは
300≦d≦420(nm)に形成したことを特徴とす
る請求項32記載の相変化型光ディスク用の光ピックア
ップ。 - 【請求項34】階段状に設けられたホログラムのステッ
プ部における表面の粗さが5(nm)以下、好ましくは
2(nm)以下とすることを特徴とする請求項16〜3
3いずれか1記載の相変化型光ディスク用の光ピックア
ップ。 - 【請求項35】階段状に設けられたホログラムにおける
ステップ部と段差部とのなす角を鈍角としたことを特徴
とする請求項16〜34いずれか1記載の相変化型光デ
ィスク用の光ピックアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7253185A JPH0997444A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7253185A JPH0997444A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0997444A true JPH0997444A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17247737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7253185A Pending JPH0997444A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0997444A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100519636B1 (ko) * | 2001-10-05 | 2005-10-07 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 회절 광학 소자 및 그것을 사용한 광학 헤드 |
US7508746B2 (en) | 2004-08-31 | 2009-03-24 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Optical pickup device |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP7253185A patent/JPH0997444A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100519636B1 (ko) * | 2001-10-05 | 2005-10-07 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 회절 광학 소자 및 그것을 사용한 광학 헤드 |
US7508746B2 (en) | 2004-08-31 | 2009-03-24 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Optical pickup device |
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