JPH0992572A - チップコンデンサ - Google Patents
チップコンデンサInfo
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- JPH0992572A JPH0992572A JP24947995A JP24947995A JPH0992572A JP H0992572 A JPH0992572 A JP H0992572A JP 24947995 A JP24947995 A JP 24947995A JP 24947995 A JP24947995 A JP 24947995A JP H0992572 A JPH0992572 A JP H0992572A
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- electrodes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】容量の増加および小型化が図られたチップコン
デンサを提供する。 【解決手段】アルミナ基板11上に、歯が互いに入り組
んだ一対の櫛形電極13a,13bを形成し、その櫛形
電極13a,13b上に誘電体層14を形成し、さらに
その誘電体層14上に、歯が一対の櫛形電極13a,1
3bの歯と重なる位置に形成された、歯が互いに入り組
んだ一対の櫛形電極15a,15bを形成した。
デンサを提供する。 【解決手段】アルミナ基板11上に、歯が互いに入り組
んだ一対の櫛形電極13a,13bを形成し、その櫛形
電極13a,13b上に誘電体層14を形成し、さらに
その誘電体層14上に、歯が一対の櫛形電極13a,1
3bの歯と重なる位置に形成された、歯が互いに入り組
んだ一対の櫛形電極15a,15bを形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高容量のチップコ
ンデンサに関する。
ンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば厚膜チップ抵抗と同様
なスクリーン印刷法により製造されるチップコンデンサ
が知られている。図4は、従来のチップコンデンサの製
造過程を示す図である。先ず、図4(a)に示すアルミ
ナ基板41上に導電ペーストをスクリーン印刷法により
印刷して焼成し、矩形状の下部電極42を形成する。次
に、図4(b)に示すように、下部電極42上に誘電体
ペーストをスクリーン印刷法により印刷して焼成し、誘
電体層43を形成する。次に、図4(c)に示すよう
に、誘電体層43上に導電体ペーストをスクリーン印刷
法により印刷して焼成し、矩形状の上部電極44を形成
する。次に、図4(d)に示すように、上部電極44等
を覆うようにガラスペーストを印刷して焼成し、オーバ
ーコートガラス層45を形成する。このようにして、チ
ップコンデンサを製造する。ここで、このチップコンデ
ンサの容量を増やすには、下部電極42と上部電極43
の形状を大きく形成して下部電極42と上部電極43と
の対向面積を大きくしたり、あるいは誘電体層43を薄
く形成して下部電極42と上部電極43との距離を狭く
したりすることにより行なわれている。
なスクリーン印刷法により製造されるチップコンデンサ
が知られている。図4は、従来のチップコンデンサの製
造過程を示す図である。先ず、図4(a)に示すアルミ
ナ基板41上に導電ペーストをスクリーン印刷法により
印刷して焼成し、矩形状の下部電極42を形成する。次
に、図4(b)に示すように、下部電極42上に誘電体
ペーストをスクリーン印刷法により印刷して焼成し、誘
電体層43を形成する。次に、図4(c)に示すよう
に、誘電体層43上に導電体ペーストをスクリーン印刷
法により印刷して焼成し、矩形状の上部電極44を形成
する。次に、図4(d)に示すように、上部電極44等
を覆うようにガラスペーストを印刷して焼成し、オーバ
ーコートガラス層45を形成する。このようにして、チ
ップコンデンサを製造する。ここで、このチップコンデ
ンサの容量を増やすには、下部電極42と上部電極43
の形状を大きく形成して下部電極42と上部電極43と
の対向面積を大きくしたり、あるいは誘電体層43を薄
く形成して下部電極42と上部電極43との距離を狭く
したりすることにより行なわれている。
【0003】図5は、従来の、図4とは異なるチップコ
ンデンサの製造過程を示す図である。先ず、図5(a)
に示すように、アルミナ基板55上に、電極間ギャップ
54を挟んで一対の電極52,53を、図4で説明した
と同様にスクリーン印刷法で印刷して焼成する。次に、
図5(b)に示すように、一対の電極52,53上に誘
電体層55を印刷して焼成する。次に、図5(c)に示
すように、誘電体層55上にオーバーコートガラス層5
6を印刷して焼成する。このようにして、チップコンデ
ンサを製造する。ここで、チップコンデンサの製造過程
において、チップコンデンサの容量を増やすには、図5
(a)において一対の電極52,53を多数回印刷する
ことにより、誘電体層55の、電極間ギャップ54内部
に形成される部分を厚くすればよい。また、電極間ギャ
ップ54の幅を狭くしたり、あるいは電極間ギャップ5
4の長さを長くして容量を増やしてもよい。
ンデンサの製造過程を示す図である。先ず、図5(a)
に示すように、アルミナ基板55上に、電極間ギャップ
54を挟んで一対の電極52,53を、図4で説明した
と同様にスクリーン印刷法で印刷して焼成する。次に、
図5(b)に示すように、一対の電極52,53上に誘
電体層55を印刷して焼成する。次に、図5(c)に示
すように、誘電体層55上にオーバーコートガラス層5
6を印刷して焼成する。このようにして、チップコンデ
ンサを製造する。ここで、チップコンデンサの製造過程
において、チップコンデンサの容量を増やすには、図5
(a)において一対の電極52,53を多数回印刷する
ことにより、誘電体層55の、電極間ギャップ54内部
に形成される部分を厚くすればよい。また、電極間ギャ
ップ54の幅を狭くしたり、あるいは電極間ギャップ5
4の長さを長くして容量を増やしてもよい。
【0004】上述したスクリーン印刷法により製造され
るチップコンデンサは、例えば複数のグリーンシートを
用意し、各グリーンシートに電極を形成し、これらグリ
ーンシートを互いに積層して一体化する積層コンデンサ
と比べ、工程が簡単で製造時間が短くて済むという利点
がある。
るチップコンデンサは、例えば複数のグリーンシートを
用意し、各グリーンシートに電極を形成し、これらグリ
ーンシートを互いに積層して一体化する積層コンデンサ
と比べ、工程が簡単で製造時間が短くて済むという利点
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した図4
に示すチップコンデンサの構造では、下部電極42,上
部電極44の形状を大きく形成してコンデンサ容量を増
やすと、チップコンデンサの形状が大きくなるという問
題がある。また、誘電体層43を薄く形成して容量を増
やすと、コンデンサの耐圧が小さくなる。
に示すチップコンデンサの構造では、下部電極42,上
部電極44の形状を大きく形成してコンデンサ容量を増
やすと、チップコンデンサの形状が大きくなるという問
題がある。また、誘電体層43を薄く形成して容量を増
やすと、コンデンサの耐圧が小さくなる。
【0006】また、このチップコンデンサの容量を調整
しようとしてトリミングを行なう場合に、下部電極4
2,上部電極44の面積は矩形状で大きいため、容量調
整には不向きである。一方、図5に示すチップコンデン
サの構造では、電極52,54を多数回印刷してコンデ
ンサ容量を増やすことができるが、多数回印刷するわり
には容量はあまり増加せず、また多数回印刷すると電極
52,54の導電体抵抗値が大きくなり、このためキュ
ー(Q)が悪くなるという問題がある。また、電極間ギ
ャップ54の幅を狭くして容量を増やすと、コンデンサ
の特性が不安定になる場合がありコンデンサの耐圧も小
さくなる。一方、電極間ギャップ54の長さを長くして
容量を増やすと、チップコンデンサの形状が大きくなる
という問題がある。
しようとしてトリミングを行なう場合に、下部電極4
2,上部電極44の面積は矩形状で大きいため、容量調
整には不向きである。一方、図5に示すチップコンデン
サの構造では、電極52,54を多数回印刷してコンデ
ンサ容量を増やすことができるが、多数回印刷するわり
には容量はあまり増加せず、また多数回印刷すると電極
52,54の導電体抵抗値が大きくなり、このためキュ
ー(Q)が悪くなるという問題がある。また、電極間ギ
ャップ54の幅を狭くして容量を増やすと、コンデンサ
の特性が不安定になる場合がありコンデンサの耐圧も小
さくなる。一方、電極間ギャップ54の長さを長くして
容量を増やすと、チップコンデンサの形状が大きくなる
という問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、容量の増加お
よび小型化が図られたチップコンデンサを提供すること
を目的とする。
よび小型化が図られたチップコンデンサを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1のチップコンデンサは、 (1)第1の平面上に形成された、歯が互いに入り組ん
だ一対の第1の櫛形電極 (2)その一対の第1の櫛形電極との間に誘電体層を挟
んだ第2の平面上の、歯が上記一対の第1の櫛形電極の
歯と重なる位置に形成された、その歯が互いに入り組ん
だ一対の第2の櫛形電極を備えたことを特徴とする。
明の第1のチップコンデンサは、 (1)第1の平面上に形成された、歯が互いに入り組ん
だ一対の第1の櫛形電極 (2)その一対の第1の櫛形電極との間に誘電体層を挟
んだ第2の平面上の、歯が上記一対の第1の櫛形電極の
歯と重なる位置に形成された、その歯が互いに入り組ん
だ一対の第2の櫛形電極を備えたことを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成する本発明の第2の
チップコンデンサは、 (1)第1の平面上に形成された、歯が互いに入り組ん
だ一対の櫛形電極 (2)その一対の櫛形電極との間に誘電体層を挟んだ第
2の平面上に形成された、所定の電極間ギャップを挟ん
で互いに対向する一対の平板電極を備えたことを特徴と
する。
チップコンデンサは、 (1)第1の平面上に形成された、歯が互いに入り組ん
だ一対の櫛形電極 (2)その一対の櫛形電極との間に誘電体層を挟んだ第
2の平面上に形成された、所定の電極間ギャップを挟ん
で互いに対向する一対の平板電極を備えたことを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の第1のチップコンデンサの
一実施形態の断面図(a)と、そのチップコンデンサ
の、第1層目に形成された櫛形電極の平面図(b)と、
第2層目に形成された櫛形電極の平面図(c)とを示す
図である。
説明する。図1は、本発明の第1のチップコンデンサの
一実施形態の断面図(a)と、そのチップコンデンサ
の、第1層目に形成された櫛形電極の平面図(b)と、
第2層目に形成された櫛形電極の平面図(c)とを示す
図である。
【0011】図1(a)に示すチップコンデンサのアル
ミナ基板11上に誘電体層12が形成されている。この
誘電体層12上に、歯が入り組んだ図1(b)に示す第
1層目の一対の櫛形電極13a,13bが電極間ギャッ
プ13cを挟んで形成されている。またこの一対の櫛形
電極13a,13b上に誘電体層14が形成されてい
る。さらにこの誘電体層14上に、歯が一対の櫛形電極
13a,13bの歯と重なる位置に形成された、歯が互
いに入り組んだ図1(c)に示す第2層目の一対の櫛形
電極15a,15bが電極間ギャップ15cを挟んで形
成されている。さらに、一対の櫛形電極15a,15b
上に誘電体層16が形成されている。このように形成さ
れたチップコンデンサの誘電体層16からアルミナ基板
11の一部に至るまでトリミング溝17が形成されてい
る。このトリミング溝17のトリミングによりチップコ
ンデンサの容量が所望の値に調整されている。
ミナ基板11上に誘電体層12が形成されている。この
誘電体層12上に、歯が入り組んだ図1(b)に示す第
1層目の一対の櫛形電極13a,13bが電極間ギャッ
プ13cを挟んで形成されている。またこの一対の櫛形
電極13a,13b上に誘電体層14が形成されてい
る。さらにこの誘電体層14上に、歯が一対の櫛形電極
13a,13bの歯と重なる位置に形成された、歯が互
いに入り組んだ図1(c)に示す第2層目の一対の櫛形
電極15a,15bが電極間ギャップ15cを挟んで形
成されている。さらに、一対の櫛形電極15a,15b
上に誘電体層16が形成されている。このように形成さ
れたチップコンデンサの誘電体層16からアルミナ基板
11の一部に至るまでトリミング溝17が形成されてい
る。このトリミング溝17のトリミングによりチップコ
ンデンサの容量が所望の値に調整されている。
【0012】本実施形態のチップコンデンサでは、この
ように誘電体層14を挟んで、第1層目の一対の櫛形電
極13a,13bの歯に、第2層目の櫛形電極15a,
15bの歯が重ねられて形成されているため、櫛形電極
13a,13bと櫛形電極15a,15bとの、互いに
対向する部分が大きくなっており、従ってコンデンサ容
量が大きい。さらに櫛形電極13a,13bの、電極間
ギャップ13cによるコンデンサ容量、および櫛形電極
15a,15bの電極間ギャップ15cによるコンデン
サ容量も加わるため、本実施形態のチップコンデンサの
容量は極めて大きい。
ように誘電体層14を挟んで、第1層目の一対の櫛形電
極13a,13bの歯に、第2層目の櫛形電極15a,
15bの歯が重ねられて形成されているため、櫛形電極
13a,13bと櫛形電極15a,15bとの、互いに
対向する部分が大きくなっており、従ってコンデンサ容
量が大きい。さらに櫛形電極13a,13bの、電極間
ギャップ13cによるコンデンサ容量、および櫛形電極
15a,15bの電極間ギャップ15cによるコンデン
サ容量も加わるため、本実施形態のチップコンデンサの
容量は極めて大きい。
【0013】また、第1層目に一対の櫛形電極13a,
13b,第2層目に一対の櫛形電極15a,15bを形
成するものであるため、本実施形態のチップコンデンサ
の形状と同一の形状を有する、同一層にのみ一対の櫛形
電極が形成されたチップコンデンサと比較し、櫛形電極
13a,13b、櫛形電極15a,15bそれぞれの電
極幅(導体幅)は大きく、従って導体の抵抗値が小さく
なりコンデンサのキューが良くなる。また、一対の櫛形
電極を挟んで形成された電極間ギャップも大きく取れて
いるため、特性が安定し、耐電圧も高まる。
13b,第2層目に一対の櫛形電極15a,15bを形
成するものであるため、本実施形態のチップコンデンサ
の形状と同一の形状を有する、同一層にのみ一対の櫛形
電極が形成されたチップコンデンサと比較し、櫛形電極
13a,13b、櫛形電極15a,15bそれぞれの電
極幅(導体幅)は大きく、従って導体の抵抗値が小さく
なりコンデンサのキューが良くなる。また、一対の櫛形
電極を挟んで形成された電極間ギャップも大きく取れて
いるため、特性が安定し、耐電圧も高まる。
【0014】また、櫛形電極13a,13b、櫛形電極
15a、15bの歯の部分をトリミングすると、大きな
電極部分が容易にカットでき、広い容量の範囲に亘り迅
速な調整を行なうことができる。また本実施形態では、
アルミナ基板11の一部に至るまでトリミングしている
ため、例えば上部電極と下部電極を積層し、上部電極の
みトリミングする場合と比較し、トリミングのための複
雑な調節も必要なく、コンデンサ容量を容易にしかも迅
速に変化させることができる。
15a、15bの歯の部分をトリミングすると、大きな
電極部分が容易にカットでき、広い容量の範囲に亘り迅
速な調整を行なうことができる。また本実施形態では、
アルミナ基板11の一部に至るまでトリミングしている
ため、例えば上部電極と下部電極を積層し、上部電極の
みトリミングする場合と比較し、トリミングのための複
雑な調節も必要なく、コンデンサ容量を容易にしかも迅
速に変化させることができる。
【0015】図2は、図1に示すチップコンデンサの製
造過程を示す図である。先ず、図2(a)に示すアルミ
ナ基板11に誘電体ペーストをスクリーン印刷法により
印刷して焼成し、誘電体層12を形成する。次に、図2
(b)に示すように、アルミナ基板11,誘電体層12
上に導電体ペーストをスクリーン印刷法により印刷して
焼成し、第1層目の櫛形電極13a,13bを形成す
る。
造過程を示す図である。先ず、図2(a)に示すアルミ
ナ基板11に誘電体ペーストをスクリーン印刷法により
印刷して焼成し、誘電体層12を形成する。次に、図2
(b)に示すように、アルミナ基板11,誘電体層12
上に導電体ペーストをスクリーン印刷法により印刷して
焼成し、第1層目の櫛形電極13a,13bを形成す
る。
【0016】次に、図2(c)に示すように、櫛形電極
13a,13b上に誘電体ペーストをスクリーン印刷法
により印刷して焼成し、誘電体層14を形成する。次
に、図2(d)に示すように、櫛形電極13a,13
b、誘電体層14上に導電体ペーストをスクリーン印刷
法により印刷して焼成し、櫛形電極13a,13bの歯
と重なるような歯を有する、第2層目の櫛形電極15
a,15bを形成する。
13a,13b上に誘電体ペーストをスクリーン印刷法
により印刷して焼成し、誘電体層14を形成する。次
に、図2(d)に示すように、櫛形電極13a,13
b、誘電体層14上に導電体ペーストをスクリーン印刷
法により印刷して焼成し、櫛形電極13a,13bの歯
と重なるような歯を有する、第2層目の櫛形電極15
a,15bを形成する。
【0017】次に、図2(e)に示すように、櫛形電極
15a,15b,誘電体層14上に誘電体ペーストをス
クリーン印刷法により印刷して焼成し、誘電体層16を
形成する。さらに、コンデンサ容量の微調整のためにト
リミングを行なう。ここでは、図1に示すような誘電体
層16からアルミナ基板11の一部分に至るまでトリミ
ング溝17を形成する。このようにして、チップコンデ
ンサを製造する。
15a,15b,誘電体層14上に誘電体ペーストをス
クリーン印刷法により印刷して焼成し、誘電体層16を
形成する。さらに、コンデンサ容量の微調整のためにト
リミングを行なう。ここでは、図1に示すような誘電体
層16からアルミナ基板11の一部分に至るまでトリミ
ング溝17を形成する。このようにして、チップコンデ
ンサを製造する。
【0018】図3は、本発明の第2のチップコンデンサ
の一実施形態の、第2層目に形成された平行電極の平面
図である。本実施形態のチップコンデンサは、図1に示
すチップコンデンサと比較し、図1の一対の櫛形電極1
5a,15bが、図3に示す一対の平行電極35a,3
5bに入れ換わっている点が異なっている。
の一実施形態の、第2層目に形成された平行電極の平面
図である。本実施形態のチップコンデンサは、図1に示
すチップコンデンサと比較し、図1の一対の櫛形電極1
5a,15bが、図3に示す一対の平行電極35a,3
5bに入れ換わっている点が異なっている。
【0019】図3に示す一対の平行電極35a,35b
は、所定の電極間ギャップ35cを挟んで互いに対向し
て形成されている。このように誘電体層14を挟んで第
2層目の一対の平行電極35a,35bが、第1層目の
櫛形電極13a,13bに重ねて形成されているため、
櫛形電極13a,13bと平行電極35a,35bとの
互いに対向する電極面積が大きくなっており、従ってコ
ンデンサ容量が大きい。さらに櫛形電極13a,13b
の電極間ギャップ13cによるコンデンサ容量、および
平行電極35a,35bの電極間ギャップ35cによる
コンデンサ容量も加わるため、チップコンデンサの容量
が一層大きくなっている。
は、所定の電極間ギャップ35cを挟んで互いに対向し
て形成されている。このように誘電体層14を挟んで第
2層目の一対の平行電極35a,35bが、第1層目の
櫛形電極13a,13bに重ねて形成されているため、
櫛形電極13a,13bと平行電極35a,35bとの
互いに対向する電極面積が大きくなっており、従ってコ
ンデンサ容量が大きい。さらに櫛形電極13a,13b
の電極間ギャップ13cによるコンデンサ容量、および
平行電極35a,35bの電極間ギャップ35cによる
コンデンサ容量も加わるため、チップコンデンサの容量
が一層大きくなっている。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチップコ
ンデンサによれば、 (1)大きなコンデンサ容量が容易に得られる。 (2)印刷回数が少なく工程が簡素化されるため、作成
時間が短く量産性に優れてコストが削減される。 (3)厚み寸法も含め、外形寸法の小さいチップコンデ
ンサが得られる。
ンデンサによれば、 (1)大きなコンデンサ容量が容易に得られる。 (2)印刷回数が少なく工程が簡素化されるため、作成
時間が短く量産性に優れてコストが削減される。 (3)厚み寸法も含め、外形寸法の小さいチップコンデ
ンサが得られる。
【図1】本発明の第1のチップコンデンサの一実施形態
の断面図(a)と、そのチップコンデンサの、第1層目
に形成された櫛形電極の平面図(b)と、第2層目に形
成された櫛形電極の平面図(c)とを示す図である。
の断面図(a)と、そのチップコンデンサの、第1層目
に形成された櫛形電極の平面図(b)と、第2層目に形
成された櫛形電極の平面図(c)とを示す図である。
【図2】図1に示すチップコンデンサの製造過程を示す
図である。
図である。
【図3】本発明の第2のチップコンデンサの一実施形態
の、第2層目に形成された平行電極の平面図である。
の、第2層目に形成された平行電極の平面図である。
【図4】従来のチップコンデンサの製造過程を示す図で
ある。
ある。
【図5】従来の、図4とは異なるチップコンデンサの製
造過程を示す図である。
造過程を示す図である。
11 アルミナ基板 12,14,16 誘電体層 13a,13b,15a,15b 櫛形電極 13c,15c,35c 電極間ギャップ 17 トリミング溝 35a,35b 平行電極
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の平面上に形成された、歯が互いに
入り組んだ一対の第1の櫛形電極と該一対の第1の櫛形
電極との間に誘電体層を挟んだ第2の平面上の、歯が前
記一対の第1の櫛形電極の歯と重なる位置に形成され
た、該歯が互いに入り組んだ一対の第2の櫛形電極とを
備えたことを特徴とするチップコンデンサ。 - 【請求項2】 第1の平面上に形成された、歯が互いに
入り組んだ一対の櫛形電極と、 該一対の櫛形電極との間に誘電体層を挟んだ第2の平面
上に形成された、所定の電極間ギャップを挟んで互いに
対向する一対の平板電極とを備えたことを特徴とするチ
ップコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24947995A JPH0992572A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | チップコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24947995A JPH0992572A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | チップコンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0992572A true JPH0992572A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17193587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24947995A Withdrawn JPH0992572A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | チップコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0992572A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000049631A1 (fr) * | 1997-10-28 | 2000-08-24 | Tdk Corporation | Condensateur |
JP2004296539A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体レーザ素子及び半導体光集積素子 |
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1995
- 1995-09-27 JP JP24947995A patent/JPH0992572A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2000049631A1 (fr) * | 1997-10-28 | 2000-08-24 | Tdk Corporation | Condensateur |
JP2004296539A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体レーザ素子及び半導体光集積素子 |
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