JPH0985555A - 直線案内装置のクランプ装置 - Google Patents
直線案内装置のクランプ装置Info
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- JPH0985555A JPH0985555A JP24446095A JP24446095A JPH0985555A JP H0985555 A JPH0985555 A JP H0985555A JP 24446095 A JP24446095 A JP 24446095A JP 24446095 A JP24446095 A JP 24446095A JP H0985555 A JPH0985555 A JP H0985555A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動体を案内部材に対して固定する際、クラ
ンプによる移動体の変位を発生させない直線案内装置用
クランプ機構を提供すること。 【解決手段】 所定の軸線に沿って延設された案内部材
と、該案内部材に沿って移動可能に設けられ移動部材と
を有する直線案内装置のクランプ装置において、案内部
材に形成された第1のクランプ面と、該第1のクランプ
面に対して平行に形成された第2のクランプ面と、移動
体において第1と第2のクランプ面に対して面一となる
ように形成された第3と第4のクランプ面と、第1と第
3のクランプおよび第2と第4のクランプ面との間に配
設された一対のクランプ板と、一対のクランプ板を互い
に接近する方向に押し付ける押付手段とを具備して成
り、クランプ板が第1から第4のクランプ面に対面する
表面に3点の突起部を有して成る。
ンプによる移動体の変位を発生させない直線案内装置用
クランプ機構を提供すること。 【解決手段】 所定の軸線に沿って延設された案内部材
と、該案内部材に沿って移動可能に設けられ移動部材と
を有する直線案内装置のクランプ装置において、案内部
材に形成された第1のクランプ面と、該第1のクランプ
面に対して平行に形成された第2のクランプ面と、移動
体において第1と第2のクランプ面に対して面一となる
ように形成された第3と第4のクランプ面と、第1と第
3のクランプおよび第2と第4のクランプ面との間に配
設された一対のクランプ板と、一対のクランプ板を互い
に接近する方向に押し付ける押付手段とを具備して成
り、クランプ板が第1から第4のクランプ面に対面する
表面に3点の突起部を有して成る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線案内装置のク
ランプ機構に関する。
ランプ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から工作機械等において、テーブル
や刃物台等の移動体を所定の軸線に沿って案内、移動さ
せるために直線案内装置が利用されている。直線案内装
置は一般的に前記軸線方向に延設された案内面と、該案
内面と接触するように前記移動体に設けられた摺動面と
を有している。更に、直線案内装置には、移動体を所望
位置に停止、固定するためにクランプ機構が設けられて
いる。
や刃物台等の移動体を所定の軸線に沿って案内、移動さ
せるために直線案内装置が利用されている。直線案内装
置は一般的に前記軸線方向に延設された案内面と、該案
内面と接触するように前記移動体に設けられた摺動面と
を有している。更に、直線案内装置には、移動体を所望
位置に停止、固定するためにクランプ機構が設けられて
いる。
【0003】図5、6に従来の技術による一般的な案内
装置の略示断面図を示す。図5において中心線の左側は
アンクランプ時の状態を示し、右側はクランプ時の状態
を示している。図5に示す従来技術による直線案内装置
50は、所定の軸線に沿って延設された案内部材54を
具備している。案内部材54にテーブルや刃物台等の移
動体52が係合している。移動体52は、前記テーブル
や刃物台等それ自体であってもよいし、或いはその一部
であってもよい。移動体52には、該移動体52を所望
位置に固定するためのクランプボルト56が設けられて
いる。移動体56は、その垂直摺動面52aが案内部材
54の垂直案内面54aに対して摺動することにより前
記軸線方向に案内される。周知委のように案内部材54
と移動体52との間には、潤滑油または静圧用の油を封
入するために数μmから数十μmのすきまが存在する。
従って、移動体52を固定するためにクランプボルト5
6を締め付けると、クランプボルト56の押し付けによ
り移動体が矢印で示すように上方に浮き上がり、移動体
が鉛直方向に変位する。
装置の略示断面図を示す。図5において中心線の左側は
アンクランプ時の状態を示し、右側はクランプ時の状態
を示している。図5に示す従来技術による直線案内装置
50は、所定の軸線に沿って延設された案内部材54を
具備している。案内部材54にテーブルや刃物台等の移
動体52が係合している。移動体52は、前記テーブル
や刃物台等それ自体であってもよいし、或いはその一部
であってもよい。移動体52には、該移動体52を所望
位置に固定するためのクランプボルト56が設けられて
いる。移動体56は、その垂直摺動面52aが案内部材
54の垂直案内面54aに対して摺動することにより前
記軸線方向に案内される。周知委のように案内部材54
と移動体52との間には、潤滑油または静圧用の油を封
入するために数μmから数十μmのすきまが存在する。
従って、移動体52を固定するためにクランプボルト5
6を締め付けると、クランプボルト56の押し付けによ
り移動体が矢印で示すように上方に浮き上がり、移動体
が鉛直方向に変位する。
【0004】図6は、従来技術の他の直線案内装置60
のクランプ状態を示している。直線案内装置60は、図
5の直線案内装置50と同様に所定の軸線に沿って延設
された案内部材64を具備している。該案内部材64に
移動体62が係合している。移動体66は、その垂直摺
動面62aが案内部材64の垂直案内面64aに対して
摺動することにより前記軸線方向に案内される。図6の
直線案内装置60では、クランプボルト66は垂直摺動
面62aおよび垂直案内面64aに対して垂直に設けら
れている。従って、クランプボルト66を締め付ける
と、移動体62は矢印で示す方向に移動する。
のクランプ状態を示している。直線案内装置60は、図
5の直線案内装置50と同様に所定の軸線に沿って延設
された案内部材64を具備している。該案内部材64に
移動体62が係合している。移動体66は、その垂直摺
動面62aが案内部材64の垂直案内面64aに対して
摺動することにより前記軸線方向に案内される。図6の
直線案内装置60では、クランプボルト66は垂直摺動
面62aおよび垂直案内面64aに対して垂直に設けら
れている。従って、クランプボルト66を締め付ける
と、移動体62は矢印で示す方向に移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近時の精密加工ではサ
ブミクロンの精度が要求されるので、クランプ時の移動
体の移動が加工精度上問題となる。この問題を解決する
ために、移動体をクランプするために、キサゲ等の技術
を使用して作成された専用のクサビを打ち込むことでク
ランプする方法などがとられている。クサビを要求され
る精度で製作することは、大きなコストと時間を要する
問題がある。
ブミクロンの精度が要求されるので、クランプ時の移動
体の移動が加工精度上問題となる。この問題を解決する
ために、移動体をクランプするために、キサゲ等の技術
を使用して作成された専用のクサビを打ち込むことでク
ランプする方法などがとられている。クサビを要求され
る精度で製作することは、大きなコストと時間を要する
問題がある。
【0006】本発明は、こうした従来技術の問題点を解
決することを技術課題としており、移動体を案内部材に
対して固定する際、クランプによる変位を発生させない
直線案内装置用クランプ機構を提供することを目的とし
ている。
決することを技術課題としており、移動体を案内部材に
対して固定する際、クランプによる変位を発生させない
直線案内装置用クランプ機構を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の軸線に
沿って延設された案内部材と、該案内部材に沿って移動
可能に設けられ移動部材とを有する直線案内装置の前記
移動部材を前記案内部材に沿う所望位置に固定するクラ
ンプ装置において、前記案内部材において前記軸線に平
行に形成された第1のクランプ面と、該第1のクランプ
面に対して平行に形成された第2のクランプ面と、前記
移動体において前記第1のクランプ面に対して面一とな
るように形成された第3のクランプ面と、前記第2のク
ランプ面に対して面一となるように形成された第4のク
ランプ面と、前記第1と第3のクランプ面との間および
前記第2と第4のクランプ面との間に架け渡すように配
設された一対のクランプ板と、前記一対のクランプ板を
互いに接近する方向に押し付ける押付手段とを具備して
成り、前記クランプ板が前記第1から第4のクランプ面
に対面する表面に3点の突起部を有しており、前記一対
のクランプ板の各々は、前記3点の突起部のうち少なく
とも1点の突起部が前記第1と第2のクランプ面および
第3の第4のクランプ面の一方に、他の突起部が前記第
1と第2のクランプ面および第3の第4のクランプ面の
他方に接触するように配設されているクランプ装置を要
旨とする。
沿って延設された案内部材と、該案内部材に沿って移動
可能に設けられ移動部材とを有する直線案内装置の前記
移動部材を前記案内部材に沿う所望位置に固定するクラ
ンプ装置において、前記案内部材において前記軸線に平
行に形成された第1のクランプ面と、該第1のクランプ
面に対して平行に形成された第2のクランプ面と、前記
移動体において前記第1のクランプ面に対して面一とな
るように形成された第3のクランプ面と、前記第2のク
ランプ面に対して面一となるように形成された第4のク
ランプ面と、前記第1と第3のクランプ面との間および
前記第2と第4のクランプ面との間に架け渡すように配
設された一対のクランプ板と、前記一対のクランプ板を
互いに接近する方向に押し付ける押付手段とを具備して
成り、前記クランプ板が前記第1から第4のクランプ面
に対面する表面に3点の突起部を有しており、前記一対
のクランプ板の各々は、前記3点の突起部のうち少なく
とも1点の突起部が前記第1と第2のクランプ面および
第3の第4のクランプ面の一方に、他の突起部が前記第
1と第2のクランプ面および第3の第4のクランプ面の
他方に接触するように配設されているクランプ装置を要
旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を説明する。図1、2を参照すると、本発明の第1の実
施形態において直線案内装置10は所定の軸線に沿って
延設された案内部材12を具備している。案内部材12
は概ね逆T字状に形成された案内溝を有している。該案
内溝は上案内面12aと下案内面12bとを有してい
る。案内部材12は工作機械のコラムやベッド等の固定
部に固着されている。
を説明する。図1、2を参照すると、本発明の第1の実
施形態において直線案内装置10は所定の軸線に沿って
延設された案内部材12を具備している。案内部材12
は概ね逆T字状に形成された案内溝を有している。該案
内溝は上案内面12aと下案内面12bとを有してい
る。案内部材12は工作機械のコラムやベッド等の固定
部に固着されている。
【0009】案内部材12の案内溝に工作機械のテーブ
ルや刃物台等の移動体14が係合している。移動体14
はテーブルや刃物台等それ自体であっても或いはその一
部であってもよい。移動体14は案内部材12の案内溝
と相補形状に形成された摺動部を有しており、該摺動部
は上摺動面14aと下摺動面14bとから成る。移動体
14は、上摺動面14aが上案内面12aと接触し、か
つ、下摺動面14bが下案内面14bと接触しながら、
案内部材12に沿って直線方向に摺動する。
ルや刃物台等の移動体14が係合している。移動体14
はテーブルや刃物台等それ自体であっても或いはその一
部であってもよい。移動体14は案内部材12の案内溝
と相補形状に形成された摺動部を有しており、該摺動部
は上摺動面14aと下摺動面14bとから成る。移動体
14は、上摺動面14aが上案内面12aと接触し、か
つ、下摺動面14bが下案内面14bと接触しながら、
案内部材12に沿って直線方向に摺動する。
【0010】案内部材12は、その外側上面に設けられ
た上欠切部16と、外側下面に設けられた下欠切部18
とを有している。上欠切部16は案内部材12の外側上
面から前記案内溝まで形成されており、下欠切部18は
案内部材12の外側下面から前記案内溝まで形成されて
いる。上欠切部16は上支持面16aを有しており、下
欠切面18は下支持面18aを有している。上支持面1
6aは移動体14の上摺動面14aと面一となるように
形成され、下支持面18aは移動体14の下摺動面14
bと面一となるように形成されている。案内部材12に
は上支持面16aから下支持面18aへ貫通するクラン
プ孔12cが形成されている。
た上欠切部16と、外側下面に設けられた下欠切部18
とを有している。上欠切部16は案内部材12の外側上
面から前記案内溝まで形成されており、下欠切部18は
案内部材12の外側下面から前記案内溝まで形成されて
いる。上欠切部16は上支持面16aを有しており、下
欠切面18は下支持面18aを有している。上支持面1
6aは移動体14の上摺動面14aと面一となるように
形成され、下支持面18aは移動体14の下摺動面14
bと面一となるように形成されている。案内部材12に
は上支持面16aから下支持面18aへ貫通するクラン
プ孔12cが形成されている。
【0011】本実施形態によるクランプ装置は、一対の
クランプ板20を具備している。一対のクランプ板20
の一方は、面一に配置された案内部材12の上支持面1
6aから移動体14の上案内面14aへ架け渡されてい
る。同様に、一対のクランプ板20の他方は、面一に配
置された案内部材12の下支持面16bから移動体14
の下案内面14bへ架け渡されている。クランプ板20
の一方の面には、3点の半球状の突起部20aが二等辺
三角形または正三角形の各頂点に配設されている。クラ
ンプ板20は、突起部20aが形成された面を、前記面
一に配置された上支持面16aと上案内面14aおよび
下支持面16bと下案内面14bに対面するように配設
されている。クランプ板20は貫通孔を有しており、ク
ランプ板20は、取付に際して前記貫通孔がクランプ孔
12cと一致するように配設され、貫通孔とクランプ孔
12cに押付手段としてのクランプボルト22が挿通、
締結される。クランプボルト22を締め付けることによ
り、クランプ板20が上下案内面と上下支持面に押し付
けられ、上支持面16aと上案内面14aおよび下支持
面16bと下案内面14bが各々面一の状態を保ったま
ま、移動体14がクランプ板20を介して案内部材12
に固定される。
クランプ板20を具備している。一対のクランプ板20
の一方は、面一に配置された案内部材12の上支持面1
6aから移動体14の上案内面14aへ架け渡されてい
る。同様に、一対のクランプ板20の他方は、面一に配
置された案内部材12の下支持面16bから移動体14
の下案内面14bへ架け渡されている。クランプ板20
の一方の面には、3点の半球状の突起部20aが二等辺
三角形または正三角形の各頂点に配設されている。クラ
ンプ板20は、突起部20aが形成された面を、前記面
一に配置された上支持面16aと上案内面14aおよび
下支持面16bと下案内面14bに対面するように配設
されている。クランプ板20は貫通孔を有しており、ク
ランプ板20は、取付に際して前記貫通孔がクランプ孔
12cと一致するように配設され、貫通孔とクランプ孔
12cに押付手段としてのクランプボルト22が挿通、
締結される。クランプボルト22を締め付けることによ
り、クランプ板20が上下案内面と上下支持面に押し付
けられ、上支持面16aと上案内面14aおよび下支持
面16bと下案内面14bが各々面一の状態を保ったま
ま、移動体14がクランプ板20を介して案内部材12
に固定される。
【0012】特に図示する実施形態ではクランプ板20
には3点の突起部20aが形成されており、該3点の半
球状の突起部20aにて1つの平面が規定されるので、
クランプ板20を高精度に製作しなくとも、つまり、半
球状の突起部20aの高さに多少の誤差が含まれていて
も、上支持面16aと上案内面14aおよび下支持面1
6bと下案内面14bが確実に面一の状態で固定するこ
とができる。
には3点の突起部20aが形成されており、該3点の半
球状の突起部20aにて1つの平面が規定されるので、
クランプ板20を高精度に製作しなくとも、つまり、半
球状の突起部20aの高さに多少の誤差が含まれていて
も、上支持面16aと上案内面14aおよび下支持面1
6bと下案内面14bが確実に面一の状態で固定するこ
とができる。
【0013】図3に他の実施形態を示す。図3では同様
の構成部材には同じ参照番号が付されている。図3のの
実施形態は、直線案内装置が案内部材12と移動体14
との間に球状の鋼よりなる転動部材24が配設されてい
る点を除いて、他の構成、作用は図1、2の実施形態と
概ね同じである。
の構成部材には同じ参照番号が付されている。図3のの
実施形態は、直線案内装置が案内部材12と移動体14
との間に球状の鋼よりなる転動部材24が配設されてい
る点を除いて、他の構成、作用は図1、2の実施形態と
概ね同じである。
【0014】図1から図3に示す実施形態では、案内部
材12に形成された上支持面16aが第1のクランプ面
を、そして下支持面18aが第2のクランプ面を構成
し、移動体14の上摺動面14aが第3のクランプ面
を、そして下摺動面14bが第4のクランプ面を構成し
ている。第1のクランプ面は案内部材12の長手方向の
軸線に平行に設けられており、第2のクランプ面は第1
のクランプ面に平行に形成されている。第3のクランプ
面は第1のクランプ面に対して面一に形成され、第4の
クランプ面は第2のクランプ面に対して面一に形成され
ている。
材12に形成された上支持面16aが第1のクランプ面
を、そして下支持面18aが第2のクランプ面を構成
し、移動体14の上摺動面14aが第3のクランプ面
を、そして下摺動面14bが第4のクランプ面を構成し
ている。第1のクランプ面は案内部材12の長手方向の
軸線に平行に設けられており、第2のクランプ面は第1
のクランプ面に平行に形成されている。第3のクランプ
面は第1のクランプ面に対して面一に形成され、第4の
クランプ面は第2のクランプ面に対して面一に形成され
ている。
【0015】図4に更に他の実施形態を示す。図4にお
いて、直線案内装置30は所定の軸線に沿って延設され
た案内部材34を具備している。案内部材34は上案内
面34aと下案内面34bとを有している。移動体32
が案内部材34に沿って移動可能に設けられている。移
動体32は案内部材34の上案内面34aと接触する上
摺動面と、下案内面34bと接触する下摺動面とを有し
ている。移動体32は、更に、上欠切部36と下欠切部
38とを有している。上欠切部36は、図1、2を参照
して説明した実施形態と同様に、その上支持面36aが
案内部材34の上案内面34aと面一となるように形成
されている。下欠切部38も同様に、その下支持面38
aが案内部材34の下案内面34bと面一となるように
形成されている。
いて、直線案内装置30は所定の軸線に沿って延設され
た案内部材34を具備している。案内部材34は上案内
面34aと下案内面34bとを有している。移動体32
が案内部材34に沿って移動可能に設けられている。移
動体32は案内部材34の上案内面34aと接触する上
摺動面と、下案内面34bと接触する下摺動面とを有し
ている。移動体32は、更に、上欠切部36と下欠切部
38とを有している。上欠切部36は、図1、2を参照
して説明した実施形態と同様に、その上支持面36aが
案内部材34の上案内面34aと面一となるように形成
されている。下欠切部38も同様に、その下支持面38
aが案内部材34の下案内面34bと面一となるように
形成されている。
【0016】上欠切部36と下欠切部38に図1、2を
参照して説明した実施形態と同様にクランプ板40が配
設される。クランプ板40はクランプ板20と同様に形
成されている。クランプ板40の3点の半球状の突起部
40aの1点を案内部材34の上下案内面34a、34
bに配置し、他の2点を移動体32の上下支持面36
a、38aに配置する。その後、押付手段としてのクラ
ンプボルト42にて締結、固定する。
参照して説明した実施形態と同様にクランプ板40が配
設される。クランプ板40はクランプ板20と同様に形
成されている。クランプ板40の3点の半球状の突起部
40aの1点を案内部材34の上下案内面34a、34
bに配置し、他の2点を移動体32の上下支持面36
a、38aに配置する。その後、押付手段としてのクラ
ンプボルト42にて締結、固定する。
【0017】図4に示す実施形態では、案内部材34に
形成された上案内面34aが第1のクランプ面を、そし
て下案内面34bが第2のクランプ面を構成し、移動体
32の上支持面36aが第3のクランプ面を、そして下
支持面38aが第4のクランプ面を構成している。第1
のクランプ面は案内部材12の長手方向の軸線に平行に
設けられており、第2のクランプ面は第1のクランプ面
に平行に形成されている。第3のクランプ面は第1のク
ランプ面に対して面一に形成され、第4のクランプ面は
第2のクランプ面に対して面一に形成されている。
形成された上案内面34aが第1のクランプ面を、そし
て下案内面34bが第2のクランプ面を構成し、移動体
32の上支持面36aが第3のクランプ面を、そして下
支持面38aが第4のクランプ面を構成している。第1
のクランプ面は案内部材12の長手方向の軸線に平行に
設けられており、第2のクランプ面は第1のクランプ面
に平行に形成されている。第3のクランプ面は第1のク
ランプ面に対して面一に形成され、第4のクランプ面は
第2のクランプ面に対して面一に形成されている。
【0018】また、図1から図3の実施形態では、クラ
ンプ板は第1と第2のクランプ面に3点の突起部のうち
2点が、そして第3と第4のクランプ面に1点が接触す
るように配置されており、図4の実施形態では、第3と
第4のクランプ面に2点、そして第1と第2のクランプ
面に1点接触するように配置されている。つまり、3点
の突起部のうち2点を第1と第2のクランプ面および第
3と第4のクランプ面の一方に、他の1点を第1と第2
のクランプ面および第3と第4のクランプ面の他方に配
置すれば、移動体を変位させずに固定することができ
る。
ンプ板は第1と第2のクランプ面に3点の突起部のうち
2点が、そして第3と第4のクランプ面に1点が接触す
るように配置されており、図4の実施形態では、第3と
第4のクランプ面に2点、そして第1と第2のクランプ
面に1点接触するように配置されている。つまり、3点
の突起部のうち2点を第1と第2のクランプ面および第
3と第4のクランプ面の一方に、他の1点を第1と第2
のクランプ面および第3と第4のクランプ面の他方に配
置すれば、移動体を変位させずに固定することができ
る。
【0019】また、図示する実施形態では欠切部が設け
られているが、欠切部は第1と第3のクランプ面および
第2と第4のクランプ面を面一に形成するために設けら
れたものであり、本発明では上記のクランプ面が面一と
なることは不可欠であるが、欠切部は不可欠の要素とは
ならない。移動体の長手方向の両端に張出部(図示せ
ず)を設けて案内部材のクランプ面と面一となるクラン
プ面を設けることもできる。
られているが、欠切部は第1と第3のクランプ面および
第2と第4のクランプ面を面一に形成するために設けら
れたものであり、本発明では上記のクランプ面が面一と
なることは不可欠であるが、欠切部は不可欠の要素とは
ならない。移動体の長手方向の両端に張出部(図示せ
ず)を設けて案内部材のクランプ面と面一となるクラン
プ面を設けることもできる。
【0020】更に、既述の実施例では、案内部材の案内
面と、これに接触する移動体の摺動面をクランプ面とし
て構成したが、クランプ面は案内面および摺動面とは別
個に形成することもできる。
面と、これに接触する移動体の摺動面をクランプ面とし
て構成したが、クランプ面は案内面および摺動面とは別
個に形成することもできる。
【0021】更に、クランプ板を互いに接近する方向に
締め付ける押付手段としてクランプボルトを例に説明し
たが、本発明はこれに限定されず、油圧などの流体圧、
バネ、てこの原理を利用した機構を用いてもよい。更
に、クランプボルトとクランプ板との間に他の部材が介
在していてもよい。
締め付ける押付手段としてクランプボルトを例に説明し
たが、本発明はこれに限定されず、油圧などの流体圧、
バネ、てこの原理を利用した機構を用いてもよい。更
に、クランプボルトとクランプ板との間に他の部材が介
在していてもよい。
【0022】
【発明の効果】既述の実施形態の説明から明らかなよう
に、本発明によれば直線案内装置において移動体を案内
部材に対して固定する際に、移動体が案内部材に対して
変位しないクランプ装置が提供される。
に、本発明によれば直線案内装置において移動体を案内
部材に対して固定する際に、移動体が案内部材に対して
変位しないクランプ装置が提供される。
【図1】本発明の一実施形態の部分斜視図である。
【図2】図1の部分断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態の部分断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態の部分斜視図である。
【図5】従来技術によるクランプ装置の断面図である。
【図6】従来技術によるクランプ装置の断面図である。
12…移動体 14…案内部材 14a…上案内面(第1のクランプ面) 14b…下案内面(第2のクランプ面) 16a…上支持面(第3のクランプ面) 18a…下支持面(第4のクランプ面) 20…クランプ板 20a…突起部 22…クランプボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の軸線に沿って延設された案内部材
と、 該案内部材に沿って移動可能に設けられ移動部材とを有
する直線案内装置の前記移動部材を前記案内部材に沿う
所望位置に固定するクランプ装置において、 前記クランプ装置は、前記案内部材において前記軸線に
平行に形成された第1のクランプ面と、該第1のクラン
プ面に対して平行に形成された第2のクランプ面と、 前記移動体において前記第1のクランプ面に対して面一
となるように形成された第3のクランプ面と、前記第2
のクランプ面に対して面一となるように形成された第4
のクランプ面と、 前記第1と第3のクランプ面との間および前記第2と第
4のクランプ面との間に架け渡すように配設された一対
のクランプ板と、 前記一対のクランプ板を互いに接近する方向に押し付け
る押付手段とを具備して成り、 前記クランプ板が前記第1から第4のクランプ面に対面
する表面に3点の突起部を有しており、前記一対のクラ
ンプ板の各々は、前記3点の突起部のうち少なくとも1
点の突起部が前記第1と第2のクランプ面および第3の
第4のクランプ面の一方に、他の突起部が前記第1と第
2のクランプ面および第3の第4のクランプ面の他方に
接触するように配設されているクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24446095A JPH0985555A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 直線案内装置のクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24446095A JPH0985555A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 直線案内装置のクランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0985555A true JPH0985555A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17118984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24446095A Pending JPH0985555A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 直線案内装置のクランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0985555A (ja) |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24446095A patent/JPH0985555A/ja active Pending
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