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JPH0983576A - ネットワーク間接続装置 - Google Patents

ネットワーク間接続装置

Info

Publication number
JPH0983576A
JPH0983576A JP7234058A JP23405895A JPH0983576A JP H0983576 A JPH0983576 A JP H0983576A JP 7234058 A JP7234058 A JP 7234058A JP 23405895 A JP23405895 A JP 23405895A JP H0983576 A JPH0983576 A JP H0983576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
destination
inter
destination information
lan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7234058A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Shiba
利史 芝
Katsuhiko Yamaguchi
克彦 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7234058A priority Critical patent/JPH0983576A/ja
Publication of JPH0983576A publication Critical patent/JPH0983576A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ伝送効率を向上する。 【構成】このLAN間接続装置は、ネットワーク間に伝
送されるフレームを受信し、受信されたフレーム中から
宛先情報DAを抽出するLAN I/F 51a〜51nと、こ
のLAN I/F 51a〜51nにより抽出された宛先情報D
Aを基にフレームがマルチキャスト通信のものか個別通
信のものかを識別し、マルチキャスト通信のフレームを
マルチキャストフレームバッファ56へ出力すると共
に、個別通信のフレームをスイッチ53に出力する経路
制御部52a〜52nと、マルチキャストフレームバッ
ファ56に記憶されたフレームをその宛先に対応するLA
N I/F59a〜59nへ送出する一斉同報処理部55、
マルチキャストバッファ57a〜57nおよびマルチキ
ャストコントロール部58a〜58nとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばLANおよびW
ANなどのネットワーク間を接続するネットワーク間接
続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク間、例えばLAN間
などに伝送されるデータは、ブリッジおよびネットワー
ク集線装置(HUB:ハブ)などのLAN間接続装置に
よってフレーム毎に中継処理されるが、この場合、負荷
集中やフレームの宛先などによっては伝送効率が低下す
ることがあり、この際に伝送効率を落とさないよう改善
が望まれている。
【0003】従来のネットワーク間接続装置は、以下に
示すようなものがある。
【0004】(A)リピータ これは、主に物理的な伝送路の距離制限を越えて接続す
る場合に用いられ、電気・光などの信号の増幅のみを行
う装置である。
【0005】ネットワークに接続される端末機器が増加
すると、それに比例してネットワークの負荷も増加する
ためネットワークの伝送速度に対し、かなり低レベルの
伝送速度しか得ることができない欠点がある。伝送路共
有タイプのネットワーク集線装置(以下ハブと称す)や
コンセントレータもこれに当たる。
【0006】(B)ブリッジ これは、上記リピータの欠点を解消するためのものであ
り、受信したフレームの宛先アドレスから、自ネットワ
ーク内のフレームを破棄し、他のネットワーク当てのも
ののみを転送する装置である。このブリッジの場合、ル
ーティング処理は行わないため上位プロトコルが認識し
た自ネットワーク内のブロードキャストを判別できない
ため、実際上、不要なフレームを全てフィルタリングす
ることはできない。このため大規模なネットワークシス
テムではリピータ同様伝送速度に見合った帯域を確保で
きなくなる。
【0007】(C)ルータ これは、上記リピータおよびブリッジの欠点を解消する
ためのものであり、さらに上位のルーティングプロトコ
ルを翻訳し、他のネットワーク宛てのもののみを転送す
る装置である。1ネットワークに接続する端末数を少な
くすれば、他の装置に対して帯域を改善できる。しか
し、大規模なネットワークシステムでは分割するネット
ワーク数が膨大になり、自身のポート数も膨大な数が必
要となる。ルーティング処理は、通常、ルータ内部に設
けられたプロセッサがそのソフトウェアによって実行す
る。したがって、このルーティング処理が遅いと、ネッ
トワークシステムのネックとなってしまうため、ネット
ワークの通信速度に対応した高速処理可能なプロセッサ
(ハードウェア)を持つ必要があり、他の装置に比べて
高価な装置と言える。
【0008】(D)スイッチングハブ 機能的には、上記ブリッジと同じではあるが、ブリッジ
はネットワークインタフェース間の接続が単一の伝送路
で実現されるのに対して、これは各インタフェース間を
スイッチにより接続するので、複数の伝送路を有してい
る。
【0009】通常、ブリッジの場合、ネットワークイン
タフェース数が多くなってくると、ブリッジ内での転送
容量に限界が出てしまうがスイッチングハブはそれがな
い。以下、従来のスイッチングハブについて説明する。
【0010】従来のスイッチングハブは、図11に示す
ように、複数の入力ポートIN−1〜IN−nと複数の
出力ポートOUT−1〜OUT−nとを有するフレーム
スイッチと、図示しない制御系(経路制御部およびスイ
ッチ制御部など)とが設けられたものである。
【0011】このスイッチングハブの場合、複数の入力
ポートIN−1〜IN−nにフレームが入力されると、
その宛先情報を基にスイッチ制御部がフレームスイッチ
を制御して内部の回線接続を切り替え、各宛先に対応す
る出力ポートOUT−1〜OUT−nに接続し、各宛先
にフレームを転送するようにしている。
【0012】ところで、近年では、各LANに接続され
る端末数が増大しつつあり、それに比例してスイッチン
グハブの中継処理速度を高める必要がある。
【0013】そこで、スイッチングハブの能力を最大限
に発揮するために、ハブ内部に高速なバスを使用するこ
とが考えられる。
【0014】しかしながら、この種のバスは高速なもの
ほど高価であり、装置全体のコストに影響するため、ハ
ブ内部にはこれ以上高速なものは使用できないという問
題がある。
【0015】また各LANからフレームがスイッチング
ハブの各入力ポートに順次入力されても、実際上、宛先
が1箇所(1つの出力ポート)に集中することも多い。
【0016】この場合、初めに入力ポートに入力された
フレーム以外は破棄されてしまう。そこで、各入力ポー
トに処理順を待つためのフレームバッファを設ける技術
は発案されているが、この場合、処理待ちのフレーム量
(長さ)および入力ポート数に応じて記憶容量の大きな
フレームバッファを複数設ける必要があり入力されたフ
レームを破棄しないためには大変コスト高になるという
問題がある。
【0017】一般に、ネットワーク上の通信機能の一つ
として、例えば一斉同報(マルチキャスト)通信やブロ
ードキャスト(同時)通信などはよく知られている。
【0018】マルチキャスト通信機能は、マルチキャス
トフレーム一つを上記ネットワーク間接続装置に送出す
ると、ネットワーク間接続装置が接続されている全ての
LANへそのフレームを送信できるので大変便利な機能
である。
【0019】しかし、ネットワーク間接続装置の中でも
上記スイッチングハブは、内部のフレームスイッチの構
造上、ポート接続が1対1接続であるため一斉同報通信
や同時通信などを行うとなると、各入出力ポートに上記
同様にそれぞれフレームバッファを用意し、各宛先に対
してフレームスイッチの切り替え制御を行ってフレーム
バッファから各フレームを出力するという複雑なスイッ
チ制御を必要とする。その間、通常の個別通信のフレー
ム伝送が疎外され、装置全体としてデータ伝送効率が低
下するという問題がある。
【0020】一方、マルチキャスト通信はLANにとっ
てもデメリットがある。
【0021】すなわち、マルチキャスト通信では、スイ
ッチングハブからフレームが全てのLANに一斉に伝送
されるが、マルチキャストフレームが不要なLANにと
っては伝送容量が浪費されてしまい、他の通信が妨げら
れるという問題もある。
【0022】そこで、スイッチングハブには、全てのフ
レームの送信に関して予め複数のLAN間でグルーピン
グ処理を行い、異なるグループ間ではフレームの通信が
できないようにする機能(グルーピング機能)が用意さ
れている場合が多い。
【0023】このグルーピング機能は、1つのデータベ
ースに予めネットワーク管理者がLAN間接続装置毎に
グループ設定を行っておき、ネットワークからのフレー
ムが各入力ポートに入力されるたびに各入力ポートにそ
れぞれ設けられた経路制御部が上記データベースを検索
し実行する機能である。
【0024】しかしながら、この種のデータベースはア
クセス制御が複雑な場合が多く、各入力ポートに入力さ
れる全てのフレームに対して各経路制御部からデータベ
ースがアクセスされると、特にマルチキャストフレーム
などでは宛先が多いことから検索処理に時間がかかると
共に、データベースに対するアクセスも過負荷状態にな
り処理が停滞することがある。
【0025】また処理が停滞するのは、上記データベー
スだけではなく、各経路制御部が経路情報を検索すると
きの経路情報データベースにも同様のことが言える。
【0026】この場合、各経路制御部は各入力ポートに
入力されたフレーム毎にその宛先情報から経路情報デー
タベースを検索しフレームの転送経路を決定する。
【0027】したがって、経路情報データベースへのア
クセスは、必ずフレーム毎に行われるため処理の停滞は
避けられず、この結果、フレームの伝送効率が低下する
ことになる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来のネットワーク間接続装置では、個別通信のフレーム
と共に一斉同報通信のフレームや同時通信のフレームな
どが入力されたり、フレーム毎にデータベースをアクセ
スすると、バスの性能やコストおよびデータベースへの
アクセス状況などの関係でフレームの伝送効率が低下す
るという問題があった。
【0029】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、さまざまな通信内容のデータが受信さ
れる中で、データの伝送効率が低下することなくデータ
伝送を行え、この結果、データ伝送効率を向上すること
のできるネットワーク間接続装置を提供することを目的
としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載のネットワーク間接続装置は、ネ
ットワーク間に介在して設けられ、互いの間に伝送され
る宛先情報を含むフレームを中継処理するネットワーク
間接続装置において、前記ネットワーク間に伝送される
フレームを受信する受信手段と、前記受信手段により受
信されたフレーム中から宛先情報を抽出する宛先抽出手
段と、前記宛先抽出手段により抽出された宛先情報を基
に、前記フレームが一斉同報通信のものかあるいは個別
通信のものかを識別する識別手段と、前記識別手段によ
り一斉同報通信のものと識別されたフレームを前記第1
の中継処理手段とは異なる経路で中継処理する第2の中
継処理手段とを具備している。
【0031】また請求項2記載のネットワーク間接続装
置は、ネットワーク間に介在して設けられ、互いの間に
伝送される宛先情報を含むフレームを中継処理するネッ
トワーク間接続装置において、前記ネットワーク間に伝
送されるフレームを受信する受信手段と、前記受信手段
により受信されたフレーム中から宛先情報を抽出する宛
先抽出手段と、前記宛先抽出手段により抽出された宛先
情報を基に、前記フレームが個別通信のものかあるいは
一斉同報通信のものかを識別する識別手段と、前記個別
通信のフレームが入力される複数の入力ポートとこれら
の入力ポートに入力されたフレームを所望の宛先に伝送
するための複数の出力ポートとを有するスイッチと、前
記スイッチを制御し、前記フレームが入力された入力ポ
ートと宛先に対応する出力ポートとを接続するスイッチ
制御手段と、前記一斉同報通信のフレームを所望の複数
の宛先に伝送するための中継処理を行う一斉同報処理手
段と、前記識別手段により個別通信のものと識別された
前記フレームを前記スイッチに出力すると共に、前記一
斉同報通信のものと識別されたフレームを前記一斉同報
処理手段に出力する経路制御手段とを具備している。
【0032】さらに請求項3記載のネットワーク間接続
装置は、請求項2記載のネットワーク間接続装置におい
て、前記一斉同報処理手段が、前記ネットワーク上の送
信元と宛先との転送許可/禁止を示す転送制御情報が蓄
積されたグルーピングデータベースと、前記識別手段に
より前記一斉同報通信のものと識別されたフレームを、
前記グルーピングデータベースを参照して転送可能な宛
先のもののみ中継処理する一斉同報処理部とを具備して
いる。
【0033】また請求項4記載のネットワーク間接続装
置は、ネットワーク間に介在して設けられ、互いの間に
伝送される宛先情報を含むフレームを中継処理するネッ
トワーク間接続装置において、前記ネットワーク間に伝
送されるフレームを受信する受信手段と、前記受信手段
により受信されたフレーム中から宛先情報を抽出する宛
先抽出手段と、前記宛先抽出手段により抽出された宛先
情報を基に、前記フレームが一斉同報通信のものかある
いは個別通信のものかを識別する識別手段と、前記個別
通信のフレームを中継する第1のバスと、前記一斉同報
通信のフレームを中継する第2のバスと、前記識別手段
により識別された通信内容に応じて前記受信手段に受信
されたフレームを前記第1のバスまたは前記第2のバス
に別けて各宛先へ転送する転送制御手段とを具備してい
る。
【0034】さらに請求項5記載のネットワーク間接続
装置は、ネットワーク間に介在して設けられ、互いの間
に伝送される宛先情報を含むフレームを中継処理するネ
ットワーク間接続装置において、前記ネットワーク上の
複数の宛先に対する経路情報が蓄積された経路情報蓄積
手段と、前記ネットワーク間に伝送されるフレームを順
次受信する受信手段と、前記受信手段により受信された
フレーム中から宛先情報を抽出する宛先抽出手段と、前
記宛先抽出手段により抽出された宛先情報を記憶する宛
先情報記憶手段と、前記経路情報蓄積手段を前記宛先情
報記憶手段の宛先情報を基に検索し、対応する経路を設
定して前記フレームを中継処理する第1の中継処理手段
と、前記受信手段により次のフレームが受信された場
合、前記宛先抽出手段により抽出された次の宛先情報と
前記宛先情報記憶手段に既に記憶されている宛先情報と
を比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果、
互いの宛先情報が一致した場合、その宛先に対応して既
に設定されている経路でフレームを中継処理する第2の
中継処理手段とを具備している。
【0035】また請求項6記載のネットワーク間接続装
置は、請求項5記載のネットワーク間接続装置におい
て、前記比較手段による比較結果、互いの宛先情報が一
致しなかった場合、前記宛先情報記憶手段の記憶内容
を、次のフレームのものに更新する更新手段をさらに具
備している。
【0036】
【作用】請求項1記載の発明の場合、受信されたフレー
ムを宛先に伝送するための経路選択を行う際、その受信
フレームの宛先情報を基にフレームが個別通信のものか
あるいは一斉同報通信のものかが識別される。
【0037】この識別結果、フレームが個別通信のもの
の場合、第1の中継処理手段により中継処理される。ま
たフレームが一斉同報通信のものの場合、そのフレーム
は第2の中継処理手段により第1の中継処理手段とは異
なる経路で中継処理される。したがって、フレームの処
理が分化され、個々の中継処理手段の負荷を低減するこ
とができる。
【0038】請求項2記載の発明の場合、受信されたフ
レームが一斉同報通信のものであった場合、スイッチに
は入力されず、一斉同報処理手段に送出され、ここで所
望の複数の宛先に伝送される。したがって、一斉同報処
理手段ではマルチキャストフレームのみを処理し、スイ
ッチでは個別通信のフレームのみを処理すればよくな
り、各機能を実行するハードウェアに比較的低速なもの
を使用することができる。 請求項3記載の発明の場
合、スイッチから独立して設けられた一斉同報処理部が
マルチキャストフレームのみについてグルーピングデー
タベースとアクセスしてグルーピング処理を一括して行
う。
【0039】したがって、複数の経路選択部がデータを
受信する度に、データベースとアクセスしなくて済むよ
うになり、データベースへのアクセス回数が低減され、
アクセス待ち状態などが少なくなる。
【0040】請求項4記載の発明の場合、個別通信のフ
レームは第1のバスによって中継される。また一斉同報
通信のフレームは、第2のバスによって中継される。
【0041】すなわち、個別通信のフレームと一斉同報
通信のフレームとでは中継処理のルートが分化されるよ
うになり、それぞれ比較的低速のバスを利用することが
できる。
【0042】請求項5および6記載の発明の場合、宛先
情報記憶手段に初めに記憶した宛先情報と、次に受信し
たフレームの宛先情報とが比較手段により比較され、互
いの宛先情報が一致した場合、その宛先に対応して既に
設定されている経路でフレームが中継処理される。また
比較手段による比較結果、互いの宛先情報が一致しなか
った場合、宛先情報記憶手段の記憶内容は、次のフレー
ムのものに更新される。 したがって、フレームの宛先
が同じ場合に限り、経路情報データベースとアクセスせ
ずに所望の宛先にデータを伝送できる。
【0043】上記により、装置コストを削減した上でデ
ータ伝送効率を向上することができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0045】図1は本発明のネットワーク間接続装置に
係る第1実施例のLAN間接続装置の接続構成を示す図
である。
【0046】図1において、1はLAN間接続装置であ
り、複数のネットワーク2a〜2nと複数のクライアン
トマシン3a〜3nおよびサーバマシン4a〜4nとが
接続されている。各ネットワーク2a〜2nには複数の
端末(図示せず)が接続されており、LAN(ローカル
・エリア・ネットワーク)およびWAN(ワイド・エリ
ア・ネットワーク)などに接続された端末間やマシン間
などでLAN間接続装置1を通じてさまざまな通信が行
えるようになっている。
【0047】図2に示すように、各ネットワーク間に流
されるデータの1単位であるフレームは、少なくとも宛
先アドレス(Destination Addres)DA、発信元アドレ
ス(Source Addres )SAおよびデータDATAなどを
有している。なおデータDATAの最後にチェックデー
タが付加されている場合もある。
【0048】図3に示すように、LAN間接続装置1
は、各ネットワーク間に伝送されるデータ送受信用のLA
N I/F 10a〜LAN I/F 10n、経路情報データベース
11、データベースコントロール12、相互接続回路1
3、経路制御部14a〜14n、などから構成されてい
る。LAN I/F 10a〜LAN I/F 10nは各ネットワーク
や各マシンなどから受信したデータ(信号)からフレー
ムを抽出したり、フレームをデータとして組み立てて各
ネットワークや各マシンなどへ送信するものである。経
路情報データベース11は、各端末アドレスに対する接
続ポート番号が格納(蓄積)されているメモリである。
データベースコントロール12は、各ポートの経路制御
部14a〜14nからの経路情報データベース11に対
するアクセスを調停(制御)するものである。相互接続
回路13は、スイッチおよび入出力ポート(バッファ)
などから構成されており、各経路制御部14A〜14n
によりスイッチが制御されて入力ポートと出力ポートと
を相互に接続し、その接続経路でデータを出力側に伝送
するものである。各経路制御部14a〜14nは、それ
ぞれに接続されているLAN I/F 10a〜10nから受け
取ったフレームから宛先情報を取り出し、経路情報デー
タベース11とアクセスし、宛先のポート番号を読み出
し、相互接続回路13を制御し入力ポートと宛先への出
力ポートとを接続するものである。なお上記各部はデー
タバスや制御バスによって接続されている。 図4に示
すように、各経路制御部14a〜14n、例えば経路制
御部14aなどは、宛先アドレスレジスタ(DA RE
G)141、142、比較器143、データベースアド
レス制御部(DBアドレス演算部)144、データベー
スアクセス制御部(DBアクセス制御部)145ポート
ナンバーレジスタ(PORTナンバーREG)146お
よびスイッチ制御部147などから構成されている。
【0049】PORTナンバーREG146には、前回
のフレームの宛先ポートナンバーが格納されている。ス
イッチ制御部147は、比較器143による比較結果に
応じて、PORTナンバーREG146かあるいはDB
アクセス制御部145かのいずれか一方から宛先ポート
ナンバーを得て相互接続回路13、つまりスイッチを制
御する。
【0050】このLAN間接続装置1の場合、あるLA
Nから伝送されてきたデータ(信号)が、例えばLAN I/
F 10aによって受信されると、LAN I/F 10aは受信
されたデータからフレームを抽出し、そのフレームを受
信データライン(データバス)を通じて経路制御部14
aへ出力する。
【0051】経路制御部14aでは、入力されたフレー
ムを解読してその宛先フィールドから宛先アドレスDA
が抽出されて、初めのデータの場合、DA REG14
1にその順に保持される。
【0052】すると、DBアドレス演算部144は、D
A REG141の内容からメモリ上のアドレスを求め
る所定の演算を行い、経路情報データベース11の該当
経路情報が格納されているアドレスを生成し、DBアク
セス制御部145に通知する。 これを受けてDBアク
セス制御部145は、経路情報データベース11とアク
セスして、接続先のポート番号を得る。
【0053】一方、比較器143では、DA REG1
41とDA REG142との宛先アドレスが比較さ
れ、この比較結果は、DA REG141、DBアクセ
ス制御部145およびスイッチ制御部147にそれぞれ
通知される。なお初めのフレームの場合、DA REG
142には何も保持されていないので、この比較器14
3による比較結果は一致しない。
【0054】比較器143から比較結果を受け取ったD
A REG141は、比較結果が一致しなかった場合、
自身に保持されている最新の宛先アドレスをDA RE
G142にそのままコピーし、DA REG142の保
持内容を更新する。
【0055】また比較器143から比較結果を受け取っ
たDBアクセス制御部145は、二つのアドレスが異な
っていれば、経路制御部14aの外部に接続されている
宛先情報データベース11に対するアクセスを行い、一
致していれば、宛先情報データベース11へのアクセス
は行わない。
【0056】さらに比較結果を受け取ったスイッチ制御
部147は、比較結果が同じでなければ、DBアクセス
制御部145のアクセス結果でもってスイッチ制御を行
い、また比較結果が同じであれば、PORTナンバーR
EG146の内容をもってスイッチ制御を行う。したが
って、初めのフレームの場合、スイッチ制御部147
は、宛先情報データベース11のアクセス結果をもって
相互接続回路13のスイッチ制御を行う。最後にDBア
クセス制御部145によりデータベースのアクセスを行
った結果がPORTナンバーREG146に書き込まれ
る。
【0057】一方、データが解読され、次のフレームの
宛先アドレスがDA REG141に入力保持される
と、比較器143により今度はDA REG141に今
回保持された次の宛先アドレスと、DA REG142
に既に保持されている前回の受信フレームの宛先アドレ
スとが比較される。
【0058】ここで、連続するフレームが同じ宛先の場
合、比較器143によるアドレス比較結果は一致する。
【0059】すると、この場合、スイッチ制御部147
は、PORTナンバーREG146の内容をもって相互
接続回路13のスイッチ制御を行う。
【0060】このように第1実施例のLAN間接続装置
によれば、データを解析した結果、連続するフレームが
同じ宛先アドレスをもっている場合、各経路制御部14
a〜14nは、自身の外部に接続されている宛先情報デ
ータベース11に対するアクセスは行わずに、自身の内
部のPORTナンバーREG146の内容をもって相互
接続回路13のスイッチ制御を行うので、複数の経路制
御部14a〜14nを有するLAN間接続装置では、同
じ宛先に送るデータ量が多いほど宛先情報データベース
11に対するアクセス回数が少なくなり、効率の良い経
路制御を行うことができる。
【0061】この結果、入出力間のスループット、つま
りデータの伝送効率を向上することができる。
【0062】次に、図5を参照して第2実施例のLAN
間接続装置について説明する。
【0063】図5は第2実施例のLAN間接続装置の要
部構成を示す図である。
【0064】同図に示すように、このLAN間接続装置
は、各ネットワーク間に伝送されるデータ受信用のLAN
I/F 51a〜LAN I/F 51n、経路制御部52a〜52
n、入力バッファIN−1〜IN−n、出力バッファO
UT−1〜OUT−n、スイッチ53、スイッチ制御部
54、一斉同報処理部55、マルチキャストフレームバ
ッファ56、マルチキャストバッファ57a〜57n、
マルチキャストコントロール部58a〜58n、データ
送信用のLAN I/F 59a〜LAN I/F 59nなどから構成
されている。
【0065】LAN I/F 51a〜LAN I/F 51nは、LA
N間に伝送される信号の受信を行い、受信信号からフレ
ームの抽出を行うものである。経路制御部52a〜52
nは、各LAN I/F 51a〜LAN I/F 51nによって抽出
されたフレームの宛先フィールドから、その宛先で示さ
れる端末が接続されているポートを決定するものであ
る。入力バッファIN−1〜IN−nおよび出力バッフ
ァOUT−1〜OUT−nは、スイッチ53へのデータ
入出力用のバッファである。スイッチ53は、入力バッ
ファIN−1〜IN−nと出力バッファOUT−1〜O
UT−nとを宛先に応じて一対一に相互接続するクロス
ポイントスイッチである。スイッチ制御部54は各経路
制御部52a〜52nからの制御情報によりスイッチ5
3の接続制御を行うものである。一斉同報処理部55
は、経路制御部52a〜52nの要求により、受信した
フレームをマルチキャストフレームバッファ56に書き
込み、送信側の複数のマルチキャストバッファ57a〜
57nへそのフレームを転送するための制御を行うもの
である。マルチキャストコントロール部58a〜58n
は、スイッチ53から出力されたデータをチェックし、
そのデータがマルチキャスト制御コードであった場合、
送信するフレームをマルチキャストバッファ57a〜5
7nから読み出し、送信用のLAN I/F 59a〜59nへ
転送するものである。
【0066】なおフレームの構成は上記図2と同様であ
る。
【0067】次に、このLAN間接続装置の動作を説明
する。
【0068】このLAN間接続装置の場合、あるLAN
からLAN I/F 51a〜51nの中のいずれか、例えばLA
N I/F 51aなどにデータ(信号)が受信されると、そ
のデータはLAN I/F 51aによりフレーム毎に区分され
てフレーム単位に宛先アドレスDAが抽出され、その宛
先アドレスDAを基に、経路制御部52aによって経路
選択が行われる。
【0069】この際、経路制御部52aにおいて、ま
ず、宛先への送信内容が確認される。宛先アドレスDA
は、通常、複数ビットからなるビット列(コード)で構
成されており、1つのフレームを個々の宛先に送信する
か、マルチキャストやブロードキャストなどのように1
つのフレームを複数の宛先に一斉に送信するかはそのビ
ット配列から判断する。例えばビット列が“1”の連続
の場合などは、マルチキャスト通信と判断する。
【0070】宛先アドレスの確認結果、例えばマルチキ
ャスト(同報)通信によるフレーム送信の内容であった
場合、LAN I/F 51aからはスイッチ53の対応する入
力バッファIN−1へフレームの到着順序が入れ替わら
ないようにマルチキャストフレームの代わりのデータ長
の短い制御コードが出力される。またフレーム自体は、
スイッチ53ではなく一斉同報処理部55を通じてマル
チキャストフレームバッファ56に送出されてそこに一
時記憶される。
【0071】そして一斉同報処理部56は、マルチキャ
ストフレームバッファ56に記憶したマルチキャストフ
レームを読み出し、各LAN I/F 〜LAN I/F へのそれぞれ
のマルチキャストバッファ57a〜57nに向けて出力
しマルチキャストフレームを各マルチキャストバッファ
に記憶する。
【0072】一方、各マルチキャストコントロール部5
8a〜58nは、スイッチ53を通じて出力バッファO
UT−1から出力されたデータを監視しており、データ
が制御コードであった場合、それぞれのマルチキャスト
バッファ57a〜57nからマルチキャストフレームを
読み出し、各LAN I/F 〜LAN I/F 59a〜59nへ出力
する。各LAN I/F 〜LAN I/F 59a〜59nでは、入力
されたフレームをデータに組み立てて、各宛先のLAN
へそのデータ(信号)を送出する。
【0073】このように第2実施例のLAN間接続装置
によれば、受信されたデータがマルチキャストフレーム
であった場合は、そのマルチキャストフレームはスイッ
チ53ではなく、一斉同報処理部55を通じてマルチキ
ャストフレームバッファ56に一時記憶され、個別通信
とは異なる経路で一斉同報処理され各宛先に出力される
ので、従来のように全てのフレームをスイッチ53で振
り分けることがなくなる。つまり、フレームの内容に応
じて処理が分化された分だけスイッチ53や一斉同報処
理部55などの各処理部の負荷が軽減され、各部に低速
なハードウェアを用いることができるようになる。
【0074】また、マルチキャストフレームはスイッチ
53で処理されなくなるので、従来のように処理待ちフ
レームを考慮してスイッチ53の各入出力ポートに大容
量の送受信用フレームバッファを設ける必要がなくな
る。これにより、フレームの伝送効率を向上できると共
に、スイッチ内は全て個別転送のみを考慮して設計すれ
ばよくなり、スイッチ回路を簡略化することができる。
【0075】またスイッチに入力されるのは、マルチキ
ャストフレームの制御コードであり、これはフレーム長
に対し十分に小さいため、スイッチ内/外に設ける入出
力バッファを小さくすることができる。さらにスイッチ
53が個別通信専用になるので、そのためのスイッチ制
御時間を低減でき、スイッチの利用効率を高めることが
できる。また処理待ちが少なくなるので、他のフレーム
と共にマルチキャストフレームが捨てられてしまうこと
がなくなる。
【0076】次に、図6を参照して第3実施例のLAN
間接続装置について説明する。
【0077】図6は第3実施例のLAN間接続装置の構
成を示す図である。なおこの第3実施において、上記第
2実施例と同一の構成には同一の符号を付しその説明は
省略する。
【0078】同図において、マルチキャストグルーピン
グデータベース60には、データが受信されたLAN I/F
(入力ポート)に対する出力側のLAN I/F (出力ポー
ト)への禁止・許可を示すグルーピング情報が保存され
ている。一斉同報処理部55は経路制御部52a〜52
nの要求により、受信されたフレームをマルチキャスト
フレームバッファ56へ書き込む他、マルチキャストグ
ルーピングデータベース60とアクセスして得たグルー
ピング情報を基に許可された出力ポート側、つまりマル
チキャストバッファ57a/57nの中のいずれかへそ
のフレームを転送する制御を行う。マルチキャストコン
トロール部58a〜58nは、スイッチ53から出力バ
ッファOUT−1〜OUT−nを通じて出力されたデー
タをチェックし、そのデータがマルチキャストを示す制
御コードであった場合、対応するフレームデータを各マ
ルチキャストバッファ57a〜57nのいずれかから読
み出しLAN I/F 59a〜59nへ転送する。また各マル
チキャストバッファ57a〜57n内にデータが存在し
なかった場合、そのポートに関してはマルチキャストフ
レームを送出しない。
【0079】次に、このLAN間接続装置の動作を説明
する。
【0080】このLAN間接続装置の場合、あるLAN
からのフレームがLAN I/F 51a〜51aの中のいずれ
かに入力されると、経路制御部52a〜52nによりフ
レームの通信内容がチェックされる。そして、その受信
フレームの通信内容が個別通信であれば、その受信フレ
ームはスイッチ53への入力バッファIN−1〜INn
へ送られる。
【0081】また受信フレームの通信内容がマルチキャ
スト通信のフレームであれば、そのフレームに対する制
御コードのみがスイッチ53への入力バッファIN−1
〜INnへ送られると共に、フレーム自体は一斉同報処
理部55を通じてマルチキャストフレームバッファ56
に送られ一時記憶される。
【0082】一斉同報処理部55は、そのフレームの宛
先情報を基にマルチキャストグルーピングデータベース
60とアクセスしてグルーピング情報を検索する。
【0083】そしてマルチキャストグルーピングデータ
ベース60から得たグルーピング情報を基に入力ポート
/出力ポートの禁止・許可を判断し、グルーピング情報
によって許可された出力ポート、つまり複数のマルチキ
ャストバッファ57a〜57nの中のいくつかへ、マル
チキャストフレームバッファ56のフレームを転送す
る。
【0084】一方、スイッチ53から出力されるデータ
を各マルチキャストコントロール部58a〜58nがチ
ェックしており、マルチキャストフレームを示す制御コ
ードが出力されると、マルチキャストコントロール部5
8a〜58nは、自身が受け持つ各マルチキャストバッ
ファ57a〜57n内にフレームデータが存在するか否
かをチェックする。
【0085】そして各マルチキャストコントロール部5
8a〜58nは、フレームデータが存在したのもからの
みフレームデータを読み出し、LAN I/F 〜LAN I/F 59
a〜59nへ送出する。
【0086】すなわち、上記第2実施例同様に受信され
たフレームの通信内容に応じて中継処理が別々の処理部
で行われ、特にマルチキャストフレームについてはグル
ーピング処理が一斉同報処理部55で一括して行われ
る。
【0087】このようにこの第3実施例のLAN間接続
装置によれば、個別通信のフレームは通常通りスイッチ
53に送られて宛先に対応する出力ポートへ中継処理さ
れる一方、マルチキャストフレームについては、一斉同
報処理部55がマルチキャストグルーピングデータベー
ス60とアクセスしてグルーピング処理を一括して行う
ので、従来、各経路制御部52a〜52nが全ての受信
フレームについてデータベースとアクセスしていたのに
比べて、データベースへのアクセス回数を削減できる。
【0088】またスイッチ制御部54は個別通信のフレ
ームについてのみスイッチ53の切り替え制御を行えば
よく、また一斉同報処理部55はグルーピング情報の取
得を他を考慮することなくマルチキャストグルーピング
データベース60と自由にアクセスして行えるようにな
る。これにより、上記各部の機能を実行するプロセッサ
として、比較的低速なものを使用できるようになる。
【0089】この結果、フレーム伝送効率を向上できる
と共に、低速な内部バスや低速なハードウェア(プロセ
ッサ)を用いてLAN間接続装置を低コストに実現でき
る。次に、図7、図8を参照して第4実施例のLAN間
接続装置について説明する。図7はこの第4実施例のL
AN間接続装置の構成を示す図、図8は図7のLAN間
接続装置のネットワーク間接続部の内部構成を示す図で
ある。
【0090】図7において、70はLAN間接続装置で
あり、複数のネットワーク71a〜71cなどに接続さ
れている。このLAN間接続装置70は、各ネットワー
ク71a〜71cにネットワークインタフェース(ネッ
トワーク I/F)72a〜72cを介して接続されたネッ
トワーク間接続部73a〜73c、個別転送制御部7
4、マルチキャスト転送制御部75、個別転送制御部7
4と各ネットワーク間接続部73a〜73cとに接続さ
れた個別転送専用の内部バス(個別転送専有バス)7
6、マルチキャスト転送制御部75と各ネットワーク間
接続部73a〜73cとに接続され、個別接続専有バス
76とは独立して設けられたマルチキャスト転送専用の
内部バス(マルチキャスト転送専有バス)77などから
構成されている。
【0091】ネットワーク71aには端末A、Bが接続
され、ネットワーク71bには端末Cが接続され、ネッ
トワーク71cには端末Dが接続されている。ネットワ
ークI/F72a〜72cは既存のLAN(ローカル・エ
リア・ネットワーク)のインタフェースであり、CSM
A/CD方式のものである。
【0092】図8に示すように、ネットワーク間接続部
73a〜73cは、ネットワーク71a〜71cと各ネ
ットワーク I/F72a〜72cとを接続するための送信
部81、受信部82、フィルタリング後のフレームデー
タを一時記憶するフレームバッファ83、複数のアドレ
スが予め登録されているアドレス登録部84、ネットワ
ーク I/F72a〜72cおよび図示しない内部バスイン
タフェースなどで送受信するフレームの宛先アドレスと
アドレス登録部84のアドレスとを比較するアドレス比
較部85、宛先のネットワークへフレームを送信するた
めの制御を行う送信制御部86、マルチキャストフレー
ムのみをマルチキャスト転送専有バス77を通じて転送
するための制御を行うマルチキャスト制御部87などか
ら構成されている。
【0093】以下、このLAN間接続装置70の動作を
説明する。
【0094】まず、LAN間接続装置70のフィルタリ
ング動作について説明する。
【0095】図1において、自ネットワーク内の端末同
士が通信する場合、例えば端末Bから端末Aに向けてデ
ータを転送する場合、端末Bからのデータは、端末Aと
LAN間接続装置70のネットワーク間接続部72aと
に受信される。端末Aに受信されたデータは同じセグメ
ント内の端末Bからのものなのでそのまま受信される。
またLAN間接続装置70のネットワーク間接続部7
2aに受信されたデータは、フレーム毎に分解されて宛
先アドレスが抽出される。このアドレスはアドレス比較
部85により登録アドレスと比較される。比較結果、内
部のものと一致するため外部へ送出されないよう破棄さ
れる。
【0096】一方、他ネットワーク71bの端末C宛て
のフレームが内部バス、例えばマルチキャスト転送専有
バス77を通じてネットワーク間接続部73aに受信さ
れた場合、自ネットワーク内の端末アドレス以外のもの
であるので、宛先が登録されていないため端末C宛ての
フレームは破棄される。
【0097】続いて、このLAN間接続装置70のデー
タ伝送動作を説明する。
【0098】例えばネットワーク I/F72aで自ネット
ワーク内からのデータが受信されると、データはフレー
ム単位に分解されてその宛先アドレスが抽出される。そ
してその宛先アドレスをアドレス比較部85がコピーし
てアドレス登録部84に登録されているアドレスと比較
する。
【0099】比較結果、宛先アドレスが一致すれば、上
記自ネットワーク内部でのデータ伝送であり、この場
合、アドレス比較部85からフレームバッファ83へ非
書込信号(制御信号)が出力されて、そのフレームはフ
レームバッファ83へ書き込まれない。
【0100】また宛先アドレスが一致しなければ、自ネ
ットワークから外部に向けてのデータ転送なので、この
場合、アドレス比較部85からのフレームバッファ83
およびマルチキャスト制御部87へ書込信号(制御信
号)が出力されてそのフレームはフレームバッファ83
に書き込まれる。
【0101】書込信号を受信したマルチキャスト制御部
87では、その受信フレームの宛先アドレスを基にマル
チキャスト転送であるか否かを確認する。
【0102】そして、マルチキャスト転送ではなく個別
転送であった場合、フレームバッファ83に書き込まれ
ている受信フレームをフレームバッファ83から読み出
し、個別転送専有バス76を利用して転送するよう制御
信号を個別転送制御部74へ出力する。個別転送制御部
74では、上記制御信号を受けて個別転送専有バス76
を通じてデータを出力する。
【0103】また確認結果、マルチキャスト転送であっ
て場合、マルチキャスト制御部87からは、マルチキャ
スト転送専有バス77を利用するよう制御信号が出力さ
れる。 したがって、そのフレームはマルチキャスト転
送制御部75の制御によって2系統の内部バスのうちマ
ルチキャスト転送専有バス77を通じて所望の宛先へ転
送される。
【0104】このように第4実施例のLAN間接続装置
によれば、装置内の内部バスとして二系統の内部バス
(個別転送専有バス76とマルチキャスト転送専有バス
77)を設けたことにより、マルチキャストフレームな
どのように中継処理に負荷のかかるフレームを、個別転
送のフレームとは別の経路で中継できるので、LAN間
接続装置70内でのデータ転送効率を向上することがで
きる。
【0105】これにより、ネットワーク間通信全体のデ
ータ伝送効率向上を図ることができる。
【0106】なおこの発明は、比較的規模の大きなコン
ピュータネットワークシステムに適用することによりそ
の効果も増大すると言える。またこの発明は第4実施例
の他、終線型各種通信機器などにも適用可能である。
【0107】次に、図9および図10を参照して第5実
施例のLAN間接続装置について説明する。図9は第5
実施例のLAN間接続装置が利用されているネットワー
ク構成を示す図、図10は図9のLAN間接続装置のネ
ットワーク間接続部の内部構成を示す図である。
【0108】図9に示すように、この第5実施例のLA
N間接続装置は、前述した第4実施例のLAN間接続装
置を複数台設置したものであり、この場合、 2台のLA
N間接続装置70a、70bからの内部バス76、77
を装置外部でバススイッチ91、92に接続し、各バス
スイッチ91、92に付属したバスアービタ93、94
によりバススイッチ91、92を制御してバス権の獲得
を行うよう構成されている。
【0109】図10に示すように、各バスアービタ9
3、94には、それぞれの内部バス(個別転送専有バス
76、マルチキャスト転送専有バス77)に対してアー
ビトレーション(調停)を行うアービトレーション機能
部95と、内部バス96に対してバススイッチ用のスイ
ッチバッファ97a、97bとが設けられている。
【0110】このような構成によりLAN間接続装置7
0a、70b同士でデータ転送を行った場合、各ネット
ワーク間接続装置70a、70bからのデータを内部バ
ス97を通じて一旦、各バススイッチ91、92に対応
するスイッチバッファ97a、97bに記憶しておき、
アービトレーション機能部95が各フレーム情報を基に
バス優先獲得のためのアービトレーション(調停)動作
を実行し優先度制御を行った後、バススイッチ91、9
2でデータを伝送するバスの切り替え制御を行う。 こ
の第5実施例のLAN間接続装置によれば、二系統の内
部バス76、77を装置外部に設けた既存のバススイッ
チ91、92で切り替え制御することにより、各内部バ
ス76、77に伝送されるデータの優先度制御を行うこ
とができる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信フレームの宛先情報を基にフレームが個別通信のもの
かあるいは一斉同報通信のものかを識別し、それぞれの
フレームに応じて異なる経路で中継処理されるので、個
々の中継処理手段の負荷を低減できる。
【0112】また宛先に対するグルーピング処理を一斉
同報通信のフレームのみについて行うようにしたので、
データベースに対するアクセス回数を削減でき、データ
の処理待ち状態を少なくすることができる。
【0113】上記により、さまざまなデータが入力され
る中で処理待ちのデータを少なくし、各入出力ポートの
バッファ容量を小さくできると共に、データの伝送効率
を向上することができる。
【0114】さらに個々の中継処理手段の中継負荷が低
減されることから、各処理機能を実行するハードウェア
(プロセッサやバスなど)に比較的低速なものを使用す
ることができ、装置全体のコスト低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のLAN間接続装置が
利用されているネットワーク構成を示す図である。
【図2】各ネットワーク間に流されるフレームの構成を
示す図である。
【図3】この第1実施例のLAN間接続装置の構成を示
す図である。
【図4】図3のLAN間接続装置の経路制御部の構成を
示す図である。
【図5】第2実施例のLAN間接続装置の構成を示す図
である。
【図6】第3実施例のLAN間接続装置の構成を示す図
である。
【図7】第4実施例のLAN間接続装置の構成を示す図
である。
【図8】図7のLAN間接続装置のネットワーク間接続
部の構成を示す図である。
【図9】第5実施例のLAN間接続装置の構成を示す図
である。
【図10】図9のLAN間接続装置のバスアービタの構
成を示す図である。
【図11】従来のLAN間接続装置のフレームスイッチ
を示す図である。
【符号の説明】
1…LAN間接続装置、2a〜2n…ネットワーク、3
a〜3n…クライアントマシン、4a〜4n…サーバマ
シン、10a〜10n、51a〜51n、59a〜59
n…LAN I/F 、11…経路情報データベース、12…デ
ータベースコントロール、13…相互接続回路、14a
〜14n、52a〜52n…経路制御部、56…マルチ
キャストフレームバッファ、53…スイッチ、54…ス
イッチ制御部、57a〜57n…マルチキャストバッフ
ァ、58a〜58n…マルチキャストコントロール部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク間に介在して設けられ、互
    いの間に伝送される宛先情報を含むフレームを中継処理
    するネットワーク間接続装置において、 前記ネットワーク間に伝送されるフレームを受信する受
    信手段と、 前記受信手段により受信されたフレーム中から宛先情報
    を抽出する宛先抽出手段と、 前記宛先抽出手段により抽出された宛先情報を基に、前
    記フレームが個別通信のものかあるいは一斉同報通信の
    ものかを識別する識別手段と、 前記識別手段により個別通信のものと識別されたフレー
    ムを中継処理する第1の中継処理手段と、 前記識別手段により一斉同報通信のものと識別されたフ
    レームを前記第1の中継処理手段とは異なる経路で中継
    処理する第2の中継処理手段とを具備したことを特徴と
    するネットワーク間接続装置。
  2. 【請求項2】 ネットワーク間に介在して設けられ、互
    いの間に伝送される宛先情報を含むフレームを中継処理
    するネットワーク間接続装置において、 前記ネットワーク間に伝送されるフレームを受信する受
    信手段と、 前記受信手段により受信されたフレーム中から宛先情報
    を抽出する宛先抽出手段と、 前記宛先抽出手段により抽出された宛先情報を基に、前
    記フレームが個別通信のものかあるいは一斉同報通信の
    ものかを識別する識別手段と、 前記個別通信のフレームが入力される複数の入力ポート
    とこれらの入力ポートに入力されたフレームを所望の宛
    先に伝送するための複数の出力ポートとを有するスイッ
    チと、 前記スイッチを制御し、前記フレームが入力された入力
    ポートと宛先に対応する出力ポートとを接続するスイッ
    チ制御手段と、 前記一斉同報通信のフレームを所望の複数の宛先に伝送
    するための中継処理を行う一斉同報処理手段と、 前記識別手段により個別通信のものと識別された前記フ
    レームを前記スイッチに出力すると共に、前記一斉同報
    通信のものと識別されたフレームを前記一斉同報処理手
    段に出力する経路制御手段とを具備したことを特徴とす
    るネットワーク間接続装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のネットワーク間接続装置
    において、 前記一斉同報処理手段が、 前記ネットワーク上の送信元と宛先との転送許可/禁止
    を示す転送制御情報が蓄積されたグルーピングデータベ
    ースと、 前記識別手段により前記一斉同報通信のものと識別され
    たフレームを、前記グルーピングデータベースを参照し
    て転送可能な宛先のもののみ中継処理する一斉同報処理
    部とを具備したことを特徴とするネットワーク間接続装
    置。
  4. 【請求項4】 ネットワーク間に介在して設けられ、互
    いの間に伝送される宛先情報を含むフレームを中継処理
    するネットワーク間接続装置において、 前記ネットワーク間に伝送されるフレームを受信する受
    信手段と、 前記受信手段により受信されたフレーム中から宛先情報
    を抽出する宛先抽出手段と、 前記宛先抽出手段により抽出された宛先情報を基に、前
    記フレームが一斉同報通信のものかあるいは個別通信の
    ものかを識別する識別手段と、 前記個別通信のフレームを中継する第1のバスと、 前記一斉同報通信のフレームを中継する第2のバスと、 前記識別手段により識別された通信内容に応じて前記受
    信手段により受信されたフレームを前記第1のバスまた
    は前記第2のバスに別けて各宛先へ転送する転送制御手
    段とを具備したことを特徴とするネットワーク間接続装
    置。
  5. 【請求項5】 ネットワーク間に介在して設けられ、互
    いの間に伝送される宛先情報を含むフレームを中継処理
    するネットワーク間接続装置において、 前記ネットワーク上の複数の宛先に対する経路情報が蓄
    積された経路情報蓄積手段と、 前記ネットワーク間に伝送されるフレームを順次受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信されたフレーム中から宛先情報
    を抽出する宛先抽出手段と、 前記宛先抽出手段により抽出された宛先情報を記憶する
    宛先情報記憶手段と、 前記経路情報蓄積手段を前記宛先情報記憶手段の宛先情
    報を基に検索し、対応する経路を設定して前記フレーム
    を中継処理する第1の中継処理手段と、 前記受信手段により次のフレームが受信された場合、前
    記宛先抽出手段により抽出された次の宛先情報と前記宛
    先情報記憶手段に既に記憶されている宛先情報とを比較
    する比較手段と、 前記比較手段による比較結果、互いの宛先情報が一致し
    た場合、その宛先に対応して既に設定されている経路で
    フレームを中継処理する第2の中継処理手段とを具備し
    たことを特徴とするネットワーク間接続装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のネットワーク間接続装置
    において、 前記比較手段による比較結果、互いの宛先情報が一致し
    なかった場合、前記宛先情報記憶手段の記憶内容を、次
    のフレームのものに更新する更新手段をさらに具備した
    ことを特徴とするネットワーク間接続装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6272134B1 (en) 1997-11-20 2001-08-07 International Business Machines Corporation Multicast frame support in hardware routing assist
US6311061B1 (en) 1997-12-05 2001-10-30 Nec Corporation Mobile communication system data multi-connector
KR100515026B1 (ko) * 1997-11-25 2005-11-30 삼성전자주식회사 멀티캐스팅기능을 갖는 이더넷 랜 스위칭장치
US11178075B2 (en) 2019-04-26 2021-11-16 Denso Corporation Relay device

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