JPH0977850A - エポキシ樹脂組成物および樹脂封止型半導体装置 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物および樹脂封止型半導体装置Info
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Abstract
クラックの発生を防止するとともに、半田耐熱性、耐湿
信頼性、成形性、密着性に優れるエポキシ樹脂組成物お
よび信頼性の向上した樹脂封止型半導体装置を提供する
こと。 【解決手段】エポキシ樹脂、硬化剤、充填材を含んでな
るエポキシ樹脂組成物であって、前記硬化剤が水酸基が
直結した芳香族基を2個以上有し、該芳香族基の間に脂
環族基が介在しているフェノール化合物を必須成分とし
て含有するエポキシ樹脂組成物および該エポキシ樹脂組
成物を用いた樹脂封止型半導体装置。
Description
優れるエポキシ樹脂組成物、およびエポキシ樹脂組成物
によって封止された半導体装置に関するものである。
性、接着性などに優れており、さらに配合処方により種
々の特性が付与できるため、塗料、接着剤、電気絶縁材
料など工業材料として利用されている。
の封止方法として従来より金属やセラミックスによるハ
ーメチックシールとフェノール樹脂、シリコーン樹脂、
エポキシ樹脂などによる樹脂封止が提案されている。し
かし、経済性、生産性、物性のバランスの点からエポキ
シ樹脂による樹脂封止が中心になっている。
ドピンを基板の穴に挿入する“挿入実装方式”に代わ
り、基板表面に部品を半田付けする“表面実装方式”が
中心になりつつある。それに伴いパッケ−ジも従来のD
IP(デュアル・インライン・パッケージ)から高密度
実装、表面実装に適した薄型のFPP(フラット・プラ
スチック・パッケージ)に移行し、さらに超薄型のμ−
QFP(マイクロ・クァッド・フラット・パッケージ)
などが開発されつつある。
に対する要求特性は、従来以上に成形性が重要視される
ようになってきた。これまで表面実装方式における半田
付け工程におけるクラックの発生が大きな問題とされて
きたが、この問題の解決・信頼性の維持は当然のことと
なり、これらがあるレベルを達成した上に、良好な成形
性が求められるようになった。
の封止方法としては従来から用いられている成形方法、
例えばトランスファ成形、インジェクション成形、注型
法などが用いられている。いずれも成形温度150℃〜
180℃でエポキシ樹脂組成物を溶融させ、金型に注入
する。その後、金型を取り外し、150℃〜180℃で
2〜16時間ポストキュアを行なうのが一般的である。
の樹脂の流動部分は狭く、複雑な形となっている。ま
た、ボンディングワイヤフォームの崩れ、流動時の巻き
込み空気によるボイド(気泡)なども大きな問題となっ
ている。これらの問題を解決すべく、部材の改良、成形
条件の最適化などが行なわれてきた。封止樹脂の低粘度
化、流動特性の改良などが検討されてきたが、従来の半
田耐熱性、信頼性を維持することが困難であり、目的を
十分に満足する物は得られていなかった。
性、信頼性を維持しつつ、超薄型パッケージの成形が可
能な樹脂を提供する必要がある。
脂の流動性を改良することに重点をおいた。また、半田
付け時の封止用樹脂のクラックを低減する1つの方法と
して、密着性の向上に注目した。すなわち、本発明の課
題は、密着性、流動性に優れる半導体封止用エポキシ樹
脂組成物を提供することにある。
クス樹脂にエポキシ樹脂と硬化剤として特別の構造を有
するフェノール化合物を必須成分として、充填剤を組成
物中に80〜95重量%添加することにより、上記の課
題を達成し、目的に合致したエポキシ樹脂組成物が得ら
れることを見出し、本発明に到達した。
硬化剤(B)および充填剤(C)を含んでなるエポキシ
樹脂組成物であって、前記硬化剤(B)が、水酸基が直
結した芳香族基を2個以上有し、該芳香族基の間に脂環
族基が介在しているフェノール化合物(b)を必須成分
として含有し、さらに前記充填剤(C)の割合が組成物
全体の80〜95重量%であることを特徴とするエポキ
シ樹脂組成物、および該エポキシ樹脂組成物によって半
導体素子が封止された半導体装置である。
分子中にエポキシ基を2個以上有するものであれば特に
限定されない。
シ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェ
ニル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビス
フェノールAやレゾルシンなどから合成される各種ノボ
ラック型エポキシ樹脂、線状脂肪族エポキシ樹脂、脂環
式エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、ハロゲン化エ
ポキシ樹脂などがあげられる。
併用してもよいが、耐熱性および耐湿性の点から、ビフ
ェニル型エポキシ樹脂を全エポキシ樹脂中に50%以上
含むことが好ましい。ビフェニル型エポキシ樹脂として
は以下のものが例示される。4,4´−ビス(2,3−
エポキシプロポキシ)ビフェニル、4,4´−ビス
(2,3−エポキシプロポキシ)−3,3´,5,5´
テトラメチルビフェニル、4,4´−ビス(2,3−エ
ポキシプロポキシ)−3,3´,5,5´−テトラメチ
ル−2−クロロビフェニル、4,4´−ビス(2,3−
エポキシプロポキシ)−3,3´,5,5´−テトラメ
チル−2−ブロモビフェニル、4,4´−ビス(2,3
−エポキシプロポキシ)−3,3´,5,5´−テトラ
エチルビフェニル、4,4´−ビス(2,3−エポキシ
プロポキシ)−3,3´,5,5´−テトラブチルビフ
ェニル、4,4´−ビス(2,3−エポキシプロポキ
シ)ビフェニル、および4,4´−ビス(2,3−エポ
キシプロポキシ)−3,3´,5,5´−テトラメチル
ビフェニル。
合量は、成形性の観点からエポキシ樹脂組成物におい
て、好ましくは2〜12重量%、さらに好ましくは2〜
10重量%である。また上記のエポキシ樹脂を混合して
使用することもできる。
物(b)は、水酸基が直結した芳香族基を2個以上有
し、該芳香族基の間に脂環族基が介在している化合物で
あり、理由は不明であるが、脂環族基の存在により、流
動性および密着性が向上する効果が与えられる。水酸基
が直結した芳香族基を3個以上有する場合では、少なく
とも2個の該芳香族基の間に脂環族が介在していればよ
い。脂環族としてはモノシクロ構造(すなわちビシクロ
構造でない)を有するものが好ましく用いられる。
は、以下の化学式(III)を有するものが好ましく用いら
れる。
の脂肪族または脂環族基によって置換されていてもよ
い)さらに、以下の化学式(II) を有するものが好まし
く用いられる。
水素は、炭素数1〜6の脂肪族または脂環族基によって
置換されていてもよい)さらに次の構造(I)
る。
性および密着性の向上の観点から、全硬化剤中に50%
以上含有することが好ましい。
ール化合物(b)、 これ以外の他の硬化剤をも併用して
含有することができる。併用できる他の硬化剤として
は、たとえば、フェノールノボラック樹脂、クレゾール
ノボラック樹脂、フェノールアラルキル樹脂、ビスフェ
ノールAやレゾルシンから合成される各種ノボラック樹
脂、レゾール樹脂、ポリビニルフェノールなどの各種多
価フェノール化合物、無水マレイン酸、無水フタル酸、
無水ピロメリット酸などの酸無水物およびメタフェニレ
ンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフ
ェニルスルホンなどの芳香族アミンなどがあげられる。
なかでも、耐湿信頼性の点から1分子中に水酸基を2個
以上有するフェノール化合物が好ましく、なかでもフェ
ノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、フ
ェノールアラルキル樹脂、ビスフェノールAやレゾルシ
ンから合成される各種ノボラック樹脂が好ましい。さら
に、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック
樹脂およびフェノールアラルキル樹脂が好ましく、これ
らのフェノール化合物を配合する場合には、それらの配
合量の総和が、テルペン骨格含有フェノール化合物以外
の硬化剤(B)成分のうち、50重量%以上、さらに7
0重量%以上であることが好ましい。
は、一般的にはエポキシ樹脂組成物において、1〜10
重量%、さらには1〜7重量%で、さらに1〜5重量
%、また1.5〜4.5重量%が好ましい。さらには、
エポキシ樹脂(A)と硬化剤(B)の配合比に関しては
特に制限はないが、得られるエポキシ樹脂の硬化物およ
び半導体装置の機械的性質および耐湿信頼性の点から
(A)に対する(B)の化学当量比が0.5〜1.5、
特に0.8〜1.2の範囲にあることが好ましい。
と硬化剤(B)の硬化反応を促進するため硬化触媒を用
いてもよい。硬化触媒は硬化反応を促進するものならば
特に限定されず、たとえば2−メチルイミダゾール、
2,4−ジメチルイミダゾール、2−エチル−4−メチ
ルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェ
ニル−4−メチルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミ
ダゾールなどのイミダゾール化合物、トリエチルアミ
ン、ベンジルジメチルアミン、α−メチルベンジルジメ
チルアミン、2−(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェ
ノール、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデ
セン−7、1,5−ジアザビシクロ(4,3,0)ノネ
ン−5などの3級アミン化合物、ジルコニウムテトラメ
トキシド、ジルコニウムテトラプロポキシド、テトラキ
ス(アセチルアセトナト)ジルコニウム、トリ(アセチ
ルアセトナト)アルミニウムなどの有機金属化合物およ
びトリフェニルホスフィン、トリメチルホスフィン、ト
リエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ(p
−メチルフェニル)ホスフィン、トリ(ノニルフェニ
ル)ホスフィン、トリフェニルホスフィン・トリフェニ
ルボラン、テトラフェニルホスフォニウム・テトラフェ
ニルボレートなどの有機ホスフィン化合物があげられ
る。なかでも反応性の点から、トリフェニルホスフィン
や1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−
7が特に好ましく用いられる。これらの硬化触媒は、用
途によっては二種以上を併用してもよく、その添加量は
エポキシ樹脂(A)100重量部に対して0.1〜10
重量部の範囲が好ましい。
晶性シリカ、結晶性シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、アルミナ、マグネシア、クレー、タルク、ケ
イ酸カルシウム、酸化チタン、酸化アンチモン、アスベ
スト、ガラス繊維などがあげられるが、中でも非晶性シ
リカは線膨張係数を低下させる効果が大きく、低応力化
に有効なため好ましく用いられる。非晶性シリカの例と
しては、石英を溶融して製造した溶融シリカや、各種合
成法で製造された合成シリカが挙げられ、破砕状のもの
や球状のものが用いられる。
されないが、平均粒径5μm以上30μm以下の球状非
晶性シリカ99〜50重量%と平均粒径3μm以下の球
状非晶性シリカ1〜50重量%とからなる非晶性シリカ
組成物(c)を充填剤(C)中に50重量%以上、好ま
しくは70重量%以上、さらに好ましくは90重量%以
上含有することが、成形の流動性と、半導体装置の半田
耐熱性の点から好ましい。
5μm以上15μm以下の球状非晶性シリカ99〜50
重量%、特に95〜70重量%と平均粒径3μm以下、
特に0.1μm以上2μm以下の球状非晶性シリカ1〜
50重量%、特に5〜30重量%からなる、球状非晶性
シリカ組成物(c´)が特に好ましい。
なる粒径(メジアン径)を意味し、平均粒径が異なる2
種類以上の破砕または球状非晶性シリカを併用した場合
は、その混合物の破砕または球状非晶性シリカの平均粒
径を意味する。
田耐熱性、成形性および低応力性の観点から、エポキシ
樹脂組成物の80〜95重量%、さらに88〜93重量
%が好ましい。
シランカップリング剤、チタネートカップリング剤など
のカップリング剤をで配合することができ、なかでも、
これらカップリング剤で前もって充填剤を表面処理して
おくことが信頼性の点で好ましい。カップリング剤とし
て、アルコキシ基および「エポキシ基、、アミノ基、メ
ルカプト基などの官能基が結合した炭化水素基」がケイ
素原子に結合したシランカップリング剤が好ましく用い
られる。
化エポキシ樹脂などのハロゲン化合物、リン化合物など
の難燃剤、三酸化アンチモンなどの難燃助剤、カーボン
ブラック、酸化鉄などの着色剤、シリコーンゴム、オレ
フィン系共重合体、変性ニトリルゴム、変性ポリブタジ
エンゴム、変性シリコーンオイルなどのエラストマー、
ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂、長鎖脂肪酸、長鎖脂
肪酸の金属塩、長鎖脂肪酸のエステル、長鎖脂肪酸のア
ミド、パラフィンワックスなどの離型剤および有機過酸
化物などの架橋剤を任意に添加することができる。
ることが好ましく、たとえばバンバリーミキサー、ニー
ダー、ロール、単軸もしくは二軸の押出機およびコニー
ダーなどの公知の混練方法を用いて、好ましくは50〜
150℃の範囲の温度で、溶融混練することにより、製
造される。
またはタブレット状態で半導体の封止に供される。半導
体素子を基板に固定した部材に対して、本発明のエポキ
シ樹脂組成物を、例えば120〜250℃、好ましくは
150〜200℃の温度で、トランスファ成形、インジ
ェクション成形、注型法などの方法で成形して、エポキ
シ樹脂組成物の硬化物によって封止された半導体装置が
製造される。また必要に応じて、追加熱処理(例えば、
150〜180℃、2〜16時間)を行うことができ
る。
IP型、フラットバック型、PLCC型、SO型等、更
にプリント配線板或いはヒートシンクに半導体素子が直
接固着されたもの、ハイブリッドのICのフルモードタ
イプの半導体装置などが挙げられる。なお、プリント基
板の材質としては、特に制限はなく、例示すると金属酸
化物、ガラス系の無機絶縁物、フェノール、エポキシ、
ポリイミド、ポリエステル等の紙基材、ガラス布基材、
ガラスマット基材、ポリサルフォン、テフロン、ポリイ
ミドフィルム、ポリエステルフィルム等の有機絶縁物、
金属ベース基板、メタルコア基板、ホーロー引き鉄板等
の金属系基板が挙げられる。また、ヒートシンク材料と
しては、銅系、鉄系の金属材料が挙げられる。
る。なお、実施例中の%は、重量%を示す。
でミキサ−によりドライブレンドした。これを、ロ−ル
表面温度90℃のミキシングロ−ルを用いて5分間加熱
混練後、冷却・粉砕してエポキシ樹脂組成物を製造し
た。
形法により成形温度175℃、成形時間2分、トランス
ファー圧力70kg/cm2 の条件で成形し、180℃
×5時間の条件でポストキュアして、次の物性測定法に
より各組成物、半導体装置の物性および成形性を測定し
た。
子を搭載したチップサイズ12×12mm、パッケージ
サイズ28×28mm×3.4mm(厚さ)の160p
inQFP(クァッド・フラット・パッケージ)20個
を成形しポストキュアし,85℃/85%RHで72時
間加湿後、最高温度245℃のIRリフロ−炉で加熱処
理し、超音波探傷機で、素子と樹脂界面の剥離の有無を
調べた。故障率として、剥離の発生したQFPの割合を
求めた。
い、125℃/100%RHのPCT(プレッシャー・
クッカー・テスト)条件下で、Al配線の断線を故障と
して判定し、累積故障率50%になる時間を求めて寿命
とした。
吸水率を測定した。
るQFPを、成形直後に目視で観察し、未充填、ボイド
の有無を調べた。評価結果は、未充填が観察された場合
×、大きさ0.5mm以上のボイドが観察された場合
△、ボイドが見出だされない、またはボイドがあって
も、大きさが0.5mm未満である場合○と判定した。
60pinQFPをアイランド面に対して垂直に切断
し、顕微鏡で断面観察し、ステージシフトが起こってい
るか判定した。評価結果は、ステージがパッケージ表面
に露出している場合×、ステージがパッケージ内にあっ
て、成形前の位置から移動した距離の最大値が50μm
以上の場合△、50μm未満の場合○で表示した。
0個を用い、85℃/85%RHで168時間加湿後、
超音波探傷機でチップと樹脂界面の剥離の有無を調べ
た。故障率として、剥離の発生したQFPの割合を求め
た。
樹脂組成物(実施例1〜5)は、半田耐熱性、耐湿信頼
性、成型性に優れている。これに対して、硬化剤(B)
中に本発明のフェノール化合物(b)を含有しない比較
例2、3はパッケージ充填性、ステージシフトなどの成
型性に劣っている。また、比較例4は成型性は優れてい
るものの、半田耐熱性、耐湿信頼性、密着性が劣ってい
る。
比較例1は、本発明の硬化剤を用いているにもかかわら
ず、半田耐熱性、耐湿信頼性に劣っている。
性、密着性に優れており、また、本発明のエポキシ樹脂
組成物によって半導体素子が封止された半導体装置は、
半田耐熱性、耐湿信頼性に優れている。
Claims (12)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)およ
び充填剤(C)を含んでなるエポキシ樹脂組成物であっ
て、前記硬化剤(B)が、水酸基が直結した芳香族基を
2個以上有し、該芳香族基の間に脂環族基が介在してい
るフェノール化合物(b)を必須成分として含有し、さ
らに前記充填剤(C)の割合が全体の80〜95重量%
であることを特徴とするエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項2】 フェノール化合物(b)が、下記構造(I
II) を有するものであることを特徴とする請求項1記載
のエポキシ樹脂組成物。 【化1】 (式中、炭素原子に結合している水素は、炭素数1〜6
の脂肪族または脂環族基によって置換されていてもよ
い) - 【請求項3】フェノール化合物(b)が、下記構造(I
I) を有するものであることを特徴とする請求項1記載
のエポキシ樹脂組成物。 【化2】 (式中、メチル基を構成しない炭素原子に結合している
水素は、炭素数1〜6の脂肪族または脂環族基によって
置換されていてもよい) - 【請求項4】 フェノール化合物(b)が次の構造(I
) 【化3】 である請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項5】 フェノール化合物(b)を、硬化剤
(B)に対して50%重量以上含有することを特徴とす
る請求項1〜3いずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項6】 硬化剤(B)が、フェノール化合物
(b)および(b)以外の1分子中に水酸基を2個以上
有するフェノール化合物を含有する請求項1〜5いずれ
かに記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項7】 エポキシ樹脂(A)がビフェニル型エポ
キシ樹脂を必須成分として含有する請求項1〜6いずれ
かに記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項8】 ビフェニル型エポキシ樹脂の含有量がエ
ポキシ樹脂(A)中にて50重量%以上である請求項4
記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項9】 充填剤(C)が平均粒径5μm以上、3
0μm以下の球状非晶性シリカ99〜50重量%と平均
粒径3μm以下の球状非晶性シリカ1〜50重量%から
なる非晶性シリカ(c)を充填剤(C)中に50重量%
以上含有する請求項1〜8いずれかに記載のエポキシ樹
脂組成物。 - 【請求項10】さらに硬化触媒としてトリフェニルホス
フィンまたは1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウ
ンデセン−7を含有する1〜9いずれかに記載のエポキ
シ樹脂組成物。 - 【請求項11】 半導体封止用である請求項1〜10い
ずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項12】 請求項11のエポキシ樹脂組成物によ
って封止された樹脂封止型半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18330596A JPH0977850A (ja) | 1995-07-12 | 1996-07-12 | エポキシ樹脂組成物および樹脂封止型半導体装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-175780 | 1995-07-12 | ||
JP17578095 | 1995-07-12 | ||
JP18330596A JPH0977850A (ja) | 1995-07-12 | 1996-07-12 | エポキシ樹脂組成物および樹脂封止型半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0977850A true JPH0977850A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=26496939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18330596A Pending JPH0977850A (ja) | 1995-07-12 | 1996-07-12 | エポキシ樹脂組成物および樹脂封止型半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0977850A (ja) |
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-07-12 JP JP18330596A patent/JPH0977850A/ja active Pending
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