JPH0964716A - インターフェース回路 - Google Patents
インターフェース回路Info
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- JPH0964716A JPH0964716A JP7210594A JP21059495A JPH0964716A JP H0964716 A JPH0964716 A JP H0964716A JP 7210594 A JP7210594 A JP 7210594A JP 21059495 A JP21059495 A JP 21059495A JP H0964716 A JPH0964716 A JP H0964716A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体集積回路の入出力バッファとして機能
するインターフェース回路において、入出力の切り替え
時の信号伝搬の安定化をはかる。 【解決手段】 入力バッファ部と出力バッファ部とを直
列に接続し、その接続点に外部とのインターフェース用
の端子をもうけた双方向バッファ回路において、入力バ
ッファ部と出力バッファ部に並列に内部バッファ回路を
設けるとともに、入力バッファ部の出力側に、電位保持
手段を設けた。また、入力バッファ部と出力バッファ部
の駆動能力に差を持たせた。 【効果】 入出力の切り替え時における信号の浮遊状態
を防ぐ。
するインターフェース回路において、入出力の切り替え
時の信号伝搬の安定化をはかる。 【解決手段】 入力バッファ部と出力バッファ部とを直
列に接続し、その接続点に外部とのインターフェース用
の端子をもうけた双方向バッファ回路において、入力バ
ッファ部と出力バッファ部に並列に内部バッファ回路を
設けるとともに、入力バッファ部の出力側に、電位保持
手段を設けた。また、入力バッファ部と出力バッファ部
の駆動能力に差を持たせた。 【効果】 入出力の切り替え時における信号の浮遊状態
を防ぐ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路に
関し、特に内部回路と外部とのインターフェースを行な
うインターフェース回路に関するものであり、マスタス
ライス半導体集積回路等に用いて有用なものである。
関し、特に内部回路と外部とのインターフェースを行な
うインターフェース回路に関するものであり、マスタス
ライス半導体集積回路等に用いて有用なものである。
【0002】
【従来の技術】まず、マスタスライス半導体集積回路に
設けられる、外部とのインターフェース回路について述
べる。マスタスライス半導体集積回路のインターフェー
ス回路は、外部からの信号を受けて集積回路内部へと信
号を伝える入力バッファと、内部回路の信号を受けて外
部へ出力するとともに、内部回路へ戻す出力バッファ、
さらには入力バッファと出力バッファの双方の機能を備
えた双方向バッファに大別される。
設けられる、外部とのインターフェース回路について述
べる。マスタスライス半導体集積回路のインターフェー
ス回路は、外部からの信号を受けて集積回路内部へと信
号を伝える入力バッファと、内部回路の信号を受けて外
部へ出力するとともに、内部回路へ戻す出力バッファ、
さらには入力バッファと出力バッファの双方の機能を備
えた双方向バッファに大別される。
【0003】これらのインターフェース回路は単に信号
の伝達のみでなく、半導体集積回路の内部回路の誤動作
を引き起こす原因となるノイズ等を防ぎ、さらに、半導
体集積回路の内部回路破壊の原因となるサージ等から内
部回路を保護する役割を担っている。
の伝達のみでなく、半導体集積回路の内部回路の誤動作
を引き起こす原因となるノイズ等を防ぎ、さらに、半導
体集積回路の内部回路破壊の原因となるサージ等から内
部回路を保護する役割を担っている。
【0004】次に双方向バッファについて述べる。図1
3は従来の外部とのインターフェース回路の1つである
双方向バッファの構成を表す回路図の一例である。図に
おいて、1は出力バッファ部、2は入力バッファ部、3
は外部とのインターフェースを行うピンに接続されるパ
ッド端子である。また、aは内部回路からの信号が伝達
されるノード、bはコントロール信号(制御信号)が入
力されるコントロールノード、cは入力バッファ部2を
経由した信号を内部回路へ伝搬するノードである。
3は従来の外部とのインターフェース回路の1つである
双方向バッファの構成を表す回路図の一例である。図に
おいて、1は出力バッファ部、2は入力バッファ部、3
は外部とのインターフェースを行うピンに接続されるパ
ッド端子である。また、aは内部回路からの信号が伝達
されるノード、bはコントロール信号(制御信号)が入
力されるコントロールノード、cは入力バッファ部2を
経由した信号を内部回路へ伝搬するノードである。
【0005】従来の双方向バッファは、このように出力
バッファ部1と入力バッファ部2を組み合わせて構成さ
れている。内部回路からの信号はノードaに接続され、
出力バッファ部1を介してパッド端子3へ伝搬され、外
部へと出力される。また、外部からの信号はパッド端子
3から入力バッファ部2を介してノードcから内部回路
へと伝搬される。
バッファ部1と入力バッファ部2を組み合わせて構成さ
れている。内部回路からの信号はノードaに接続され、
出力バッファ部1を介してパッド端子3へ伝搬され、外
部へと出力される。また、外部からの信号はパッド端子
3から入力バッファ部2を介してノードcから内部回路
へと伝搬される。
【0006】このとき、双方向バッファを出力バッファ
として機能させるか入力バッファとして機能させるか
は、コントロール信号によって決定されている。今、図
13のコントロールノードbよりLレベルの信号が入力
された場合、図13の双方向バッファは図14のような
回路と等価となり出力バッファとして機能する。従って
内部回路より出力された信号がノードaから出力バッフ
ァ部1に入力され、その結果一定の遅延時間をおいて信
号がパッド端子3に出力される。同時に、その出力信号
は入力バッファ部2に入力され、一定の遅延時間をおい
てノードcから内部回路へと伝搬される。このように、
双方向バッファを出力バッファとして使用する際、同時
に信号は入力バッファ部2から内部回路へと伝達させて
使用することができる。図15は図13の双方向バッフ
ァにおける信号の伝搬の様子を示す。ノードaにLレベ
ルからHレベルに変化する信号が入力されたとき、パッ
ド端子3に遅延した信号があらわれ、ノードcにはさら
に遅延した信号があらわれることが示されている。
として機能させるか入力バッファとして機能させるか
は、コントロール信号によって決定されている。今、図
13のコントロールノードbよりLレベルの信号が入力
された場合、図13の双方向バッファは図14のような
回路と等価となり出力バッファとして機能する。従って
内部回路より出力された信号がノードaから出力バッフ
ァ部1に入力され、その結果一定の遅延時間をおいて信
号がパッド端子3に出力される。同時に、その出力信号
は入力バッファ部2に入力され、一定の遅延時間をおい
てノードcから内部回路へと伝搬される。このように、
双方向バッファを出力バッファとして使用する際、同時
に信号は入力バッファ部2から内部回路へと伝達させて
使用することができる。図15は図13の双方向バッフ
ァにおける信号の伝搬の様子を示す。ノードaにLレベ
ルからHレベルに変化する信号が入力されたとき、パッ
ド端子3に遅延した信号があらわれ、ノードcにはさら
に遅延した信号があらわれることが示されている。
【0007】一方、図13のコントロールノードbより
Hレベルの信号が入力された場合、図13の双方向バッ
ファは、図16のような回路と等価となり入力バッファ
部2のみが動作する。従ってパッド端子3より入力され
た信号が入力バッファ部2に入力され、一定の遅延時間
をおいてノードcより内部回路へと出力される。
Hレベルの信号が入力された場合、図13の双方向バッ
ファは、図16のような回路と等価となり入力バッファ
部2のみが動作する。従ってパッド端子3より入力され
た信号が入力バッファ部2に入力され、一定の遅延時間
をおいてノードcより内部回路へと出力される。
【0008】図17及び図18は、それぞれ従来の双方
向バッファの他の例を示す回路図である。これらの例で
は、出力バッファ部1の入力ノードaがL電位またはH
電位に固定されており、パッド端子3から外部への信号
もLレベルまたはHレベルに固定される。このような場
合においても、信号の遅延は図13の場合と同様に生じ
る。
向バッファの他の例を示す回路図である。これらの例で
は、出力バッファ部1の入力ノードaがL電位またはH
電位に固定されており、パッド端子3から外部への信号
もLレベルまたはHレベルに固定される。このような場
合においても、信号の遅延は図13の場合と同様に生じ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のマスタスライス
半導体集積回路の外部とのインターフェース回路の1つ
である双方向バッファは上記のように構成されている。
そのため、内部回路より出力された信号が出力バッファ
部及び入力バッファ部を経由して再び内部回路へ入力さ
れる際に、入出力端子(パッド端子)の先の半導体集積
回路外部の負荷状態によって信号の伝搬時間が大きく変
わったり、信号の反射などによるノイズが生じ、内部回
路で誤動作を生じうるという問題点があった。
半導体集積回路の外部とのインターフェース回路の1つ
である双方向バッファは上記のように構成されている。
そのため、内部回路より出力された信号が出力バッファ
部及び入力バッファ部を経由して再び内部回路へ入力さ
れる際に、入出力端子(パッド端子)の先の半導体集積
回路外部の負荷状態によって信号の伝搬時間が大きく変
わったり、信号の反射などによるノイズが生じ、内部回
路で誤動作を生じうるという問題点があった。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、半導体集積回路の外部とのイ
ンターフェース回路の1つである双方向バッファにおい
て、特に出力バッファ部からの信号を入力バッファ部へ
と信号を回して使用する場合に入出力端子(パッド端
子)外部の負荷に依存せず、正確に動作する双方向バッ
ファを提供することを目的としている。
るためになされたもので、半導体集積回路の外部とのイ
ンターフェース回路の1つである双方向バッファにおい
て、特に出力バッファ部からの信号を入力バッファ部へ
と信号を回して使用する場合に入出力端子(パッド端
子)外部の負荷に依存せず、正確に動作する双方向バッ
ファを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るインターフェース回路は、入力ノードに受けた信号
を入出力端子に伝達する出力バッファ部と、上記入出力
端子からの信号を受けて出力ノードに伝達する入力バッ
ファ部と、上記入力ノードに受けた信号を制御信号に対
応して上記出力ノードに伝達する内部バッファ部を備
え、さらに上記出力ノードの電位を一時保持するための
電位保持部を設けたものである。
係るインターフェース回路は、入力ノードに受けた信号
を入出力端子に伝達する出力バッファ部と、上記入出力
端子からの信号を受けて出力ノードに伝達する入力バッ
ファ部と、上記入力ノードに受けた信号を制御信号に対
応して上記出力ノードに伝達する内部バッファ部を備
え、さらに上記出力ノードの電位を一時保持するための
電位保持部を設けたものである。
【0012】第2の発明に係るインターフェース回路
は、入力信号がH電位またはL電位に固定されこれを入
出力端子に伝達する出力バッファ部と、上記入出力端子
からの信号を受けて出力ノードに伝達する入力バッファ
部と、入力信号がH電位またはL電位に固定されこれを
制御信号に対応して上記出力ノードに伝達する内部バッ
ファ部を設け、さらに上記出力ノードの電位を一時保持
するための電位保持部を設けたものである。
は、入力信号がH電位またはL電位に固定されこれを入
出力端子に伝達する出力バッファ部と、上記入出力端子
からの信号を受けて出力ノードに伝達する入力バッファ
部と、入力信号がH電位またはL電位に固定されこれを
制御信号に対応して上記出力ノードに伝達する内部バッ
ファ部を設け、さらに上記出力ノードの電位を一時保持
するための電位保持部を設けたものである。
【0013】第3の発明に係るインターフェース回路
は、上記第1または第2の発明において、電位保持部と
して上記出力ノードを抵抗を介してH電位またはL電位
に固定したものである。
は、上記第1または第2の発明において、電位保持部と
して上記出力ノードを抵抗を介してH電位またはL電位
に固定したものである。
【0014】第4の発明に係るインターフェース回路
は、上記第1または第2の発明において、電位保持部を
上記出力ノードに接続されたラッチ回路としたものであ
る。
は、上記第1または第2の発明において、電位保持部を
上記出力ノードに接続されたラッチ回路としたものであ
る。
【0015】第5の発明に係るインターフェース回路
は、入力ノードに受けた信号を入出力端子に伝達する出
力バッファ部と、上記入出力端子からの信号を受けて出
力ノードに伝達する入力バッファ部と、上記入力ノード
に受けた信号を上記出力ノードに伝達する内部バッファ
部とを備え、この内部バッファ部の駆動能力と上記入力
バッファ部の駆動能力が異なるようにしたものである。
は、入力ノードに受けた信号を入出力端子に伝達する出
力バッファ部と、上記入出力端子からの信号を受けて出
力ノードに伝達する入力バッファ部と、上記入力ノード
に受けた信号を上記出力ノードに伝達する内部バッファ
部とを備え、この内部バッファ部の駆動能力と上記入力
バッファ部の駆動能力が異なるようにしたものである。
【0016】この発明の第1の発明においては、出力バ
ッファ部の入力側と入力バッファ部の出力側との間に内
部バッファ部を組み込むことによって、内部回路からの
信号を再び内部回路へ取り込む際、出力バッファ部およ
び入力バッファ部を介さず内部バッファ部のみを介する
ため、入出力端子(パッド端子)外部の負荷に依存せず
正確に動作することができるうえ、内部バッファ部の出
力側すなわち入力バッファ部の出力側にその電位を一時
的に保存する電位保持部を設けたので、入力バッファ部
と内部バッファ部とのタイミングのずれによる出力信号
の浮遊状態、即ち、入力バッファ部及び内部バッファ部
双方とも動作していないことによって生じる浮遊状態時
をなくし、正確な信号を内部回路へ伝搬させることがで
きる。
ッファ部の入力側と入力バッファ部の出力側との間に内
部バッファ部を組み込むことによって、内部回路からの
信号を再び内部回路へ取り込む際、出力バッファ部およ
び入力バッファ部を介さず内部バッファ部のみを介する
ため、入出力端子(パッド端子)外部の負荷に依存せず
正確に動作することができるうえ、内部バッファ部の出
力側すなわち入力バッファ部の出力側にその電位を一時
的に保存する電位保持部を設けたので、入力バッファ部
と内部バッファ部とのタイミングのずれによる出力信号
の浮遊状態、即ち、入力バッファ部及び内部バッファ部
双方とも動作していないことによって生じる浮遊状態時
をなくし、正確な信号を内部回路へ伝搬させることがで
きる。
【0017】第2の発明においては、出力バッファ部の
入力信号がL電位はたはH電位に固定されている構成の
場合も、内部バッファ部の出力側すなわち入力バッファ
部の出力側にその電位を一時的に保存する電位保持部を
設けたので、入力バッファ部と内部バッファ部とのタイ
ミングのずれによる出力信号の浮遊状態をなくし、正確
なLレベルあるいはHレベルの信号を内部回路へ伝搬さ
せることができる。
入力信号がL電位はたはH電位に固定されている構成の
場合も、内部バッファ部の出力側すなわち入力バッファ
部の出力側にその電位を一時的に保存する電位保持部を
設けたので、入力バッファ部と内部バッファ部とのタイ
ミングのずれによる出力信号の浮遊状態をなくし、正確
なLレベルあるいはHレベルの信号を内部回路へ伝搬さ
せることができる。
【0018】第3の発明においては、入力バッファ部の
出力ノードを、L電位あるいはH電位と抵抗を介して接
続することによって、出力信号の浮遊状態をなくし、正
確な信号を内部回路へ伝搬させることができる。
出力ノードを、L電位あるいはH電位と抵抗を介して接
続することによって、出力信号の浮遊状態をなくし、正
確な信号を内部回路へ伝搬させることができる。
【0019】第4の発明においては、入力バッファ部の
出力ノードに、ラッチ回路を接続することによって、出
力信号の浮遊状態をなくし、正確な信号を内部回路へ伝
搬させることができる。
出力ノードに、ラッチ回路を接続することによって、出
力信号の浮遊状態をなくし、正確な信号を内部回路へ伝
搬させることができる。
【0020】第5の発明においては、入力バッファ部と
内部バッファ部が同時に動作状態になり、入出力端子
(パッド端子)外部から入力バッファ部に、また内部回
路から内部バッファ部にそれぞれ相反する信号が入力さ
れた場合に、内部バッファの駆動能力を入力バッファの
駆動能力より相対的に強くした構成とすることにより、
内部回路より出力された信号を優先させることができ
る。また、入力バッファ部の駆動能力を内部バッファ部
の駆動能力より強くすることによって、パッド外部から
の信号を優先して伝えることができる。
内部バッファ部が同時に動作状態になり、入出力端子
(パッド端子)外部から入力バッファ部に、また内部回
路から内部バッファ部にそれぞれ相反する信号が入力さ
れた場合に、内部バッファの駆動能力を入力バッファの
駆動能力より相対的に強くした構成とすることにより、
内部回路より出力された信号を優先させることができ
る。また、入力バッファ部の駆動能力を内部バッファ部
の駆動能力より強くすることによって、パッド外部から
の信号を優先して伝えることができる。
【0021】
実施例1.この発明の実施例1を図1について説明す
る。図1はこの実施例1の回路図であり、また、図2は
CMOSインバータ回路による具体的回路構成を示す図
である。図において、1は出力バッファ部で、例えば図
2に示すようにCMOSインバータ回路を基本構成とし
ている。2は入力バッファ部で、例えば図2に示すよう
にCMOSインバータ回路を基本構成としている。3は
外部とのインターフェースを行うピンに接続される入出
力端子としてのパッド端子、4は内部バッファ部で、例
えば図2に示すようにCMOSインバータ回路を基本構
成としている。5は電位保持部としてのプルダウン抵抗
素子で、ポリシリコン抵抗、あるいはMDS抵抗によっ
て構成されているものである。また、6は内部回路であ
る。さらに、aは内部回路6からの信号が伝達される入
力ノード、bはコントロール信号(制御信号)が入力さ
れるコントロールノード、cは入力バッファ部2を経由
した信号を内部回路6へ伝搬する出力ノードである。な
お、7は1つの半導体基板に形成された半導体集積回路
を示している。
る。図1はこの実施例1の回路図であり、また、図2は
CMOSインバータ回路による具体的回路構成を示す図
である。図において、1は出力バッファ部で、例えば図
2に示すようにCMOSインバータ回路を基本構成とし
ている。2は入力バッファ部で、例えば図2に示すよう
にCMOSインバータ回路を基本構成としている。3は
外部とのインターフェースを行うピンに接続される入出
力端子としてのパッド端子、4は内部バッファ部で、例
えば図2に示すようにCMOSインバータ回路を基本構
成としている。5は電位保持部としてのプルダウン抵抗
素子で、ポリシリコン抵抗、あるいはMDS抵抗によっ
て構成されているものである。また、6は内部回路であ
る。さらに、aは内部回路6からの信号が伝達される入
力ノード、bはコントロール信号(制御信号)が入力さ
れるコントロールノード、cは入力バッファ部2を経由
した信号を内部回路6へ伝搬する出力ノードである。な
お、7は1つの半導体基板に形成された半導体集積回路
を示している。
【0022】まず、図1において、ノードbよりLレベ
ルの信号が入力された場合、図1の双方向バッファは図
3のような回路と等価となり出力バッファとして機能す
る。内部回路6より出力された信号がノードaから出力
バッファ部1に入力され、その結果一定時間をおいて信
号がパッド端子3に出力される。一方、入力バッファ部
2は動作していないため、出力バッファ部1を介して出
力された信号は入力バッファ部2を介して内部回路6に
は入力されず、代わりにノードaから内部回路6より出
力された信号が内部バッファ部4を介して内部回路6へ
入力される。
ルの信号が入力された場合、図1の双方向バッファは図
3のような回路と等価となり出力バッファとして機能す
る。内部回路6より出力された信号がノードaから出力
バッファ部1に入力され、その結果一定時間をおいて信
号がパッド端子3に出力される。一方、入力バッファ部
2は動作していないため、出力バッファ部1を介して出
力された信号は入力バッファ部2を介して内部回路6に
は入力されず、代わりにノードaから内部回路6より出
力された信号が内部バッファ部4を介して内部回路6へ
入力される。
【0023】逆に、図1においてノードbよりHレベル
の信号が入力された場合、図1の双方向バッファは図4
のような回路と等価となり、入力バッファとして機能す
る。この入力バッファとしての機能は、内部バッファ部
4が動作していないため、従来の双方向バッファと同様
に動作する。
の信号が入力された場合、図1の双方向バッファは図4
のような回路と等価となり、入力バッファとして機能す
る。この入力バッファとしての機能は、内部バッファ部
4が動作していないため、従来の双方向バッファと同様
に動作する。
【0024】次に、入力バッファ部2及び内部バッファ
部4の出力側とL電位(例えば接地電位)との間に接続
されたプルダウン抵抗素子5の作用について説明する。
今、ノードbの信号がH電位からL電位へと変化した
り、L電位からH電位へと変化する際に、全く同時に内
部バッファ部4と入力バッファ部2との動作の切り替え
が行われることは不可能で、双方ともが動作していない
状態が生じることがあり得る。このようなとき、抵抗素
子5が無い場合には、それによって図10に示すような
浮遊状態(高インピーダンス状態)がノードcに生じ、
信号が確定しない期間が生じる。図10は、入力バッフ
ァ部2の信号がカットされてから、内部バッファ部4の
信号が生じるまでの間に符号Zで示すように信号が確定
しない期間が生じることを示している。しかし、高抵抗
からなる抵抗素子5があれば、内部バッファ部4及び入
力バッファ部2の出力状態が両者とも浮遊状態である時
にはLレベルの信号がノードcから出力されるようにす
る。なお、入力バッファ部2または内部バッファ部4が
動作してかつHレベルの出力信号が与えられている場合
は、プルダウン抵抗素子5に低電流が流れるものの、高
抵抗にされているため、結果としてHレベルの信号を内
部へと伝達することが可能である。
部4の出力側とL電位(例えば接地電位)との間に接続
されたプルダウン抵抗素子5の作用について説明する。
今、ノードbの信号がH電位からL電位へと変化した
り、L電位からH電位へと変化する際に、全く同時に内
部バッファ部4と入力バッファ部2との動作の切り替え
が行われることは不可能で、双方ともが動作していない
状態が生じることがあり得る。このようなとき、抵抗素
子5が無い場合には、それによって図10に示すような
浮遊状態(高インピーダンス状態)がノードcに生じ、
信号が確定しない期間が生じる。図10は、入力バッフ
ァ部2の信号がカットされてから、内部バッファ部4の
信号が生じるまでの間に符号Zで示すように信号が確定
しない期間が生じることを示している。しかし、高抵抗
からなる抵抗素子5があれば、内部バッファ部4及び入
力バッファ部2の出力状態が両者とも浮遊状態である時
にはLレベルの信号がノードcから出力されるようにす
る。なお、入力バッファ部2または内部バッファ部4が
動作してかつHレベルの出力信号が与えられている場合
は、プルダウン抵抗素子5に低電流が流れるものの、高
抵抗にされているため、結果としてHレベルの信号を内
部へと伝達することが可能である。
【0025】このようにこの実施例によれば、ノードa
から内部バッファ部4を通りノードcへと伝達する経路
には、外部とのインターフェースがないため、つまり、
パット端子3とは無関係のため、パット端子3に接続さ
れる外部の負荷の影響を受けることなく内部回路6へと
信号を伝達することが可能である。さらに、出力時と入
力時を切り替える過渡時においても内部回路6へ伝搬す
る信号が浮遊状態となることがない。
から内部バッファ部4を通りノードcへと伝達する経路
には、外部とのインターフェースがないため、つまり、
パット端子3とは無関係のため、パット端子3に接続さ
れる外部の負荷の影響を受けることなく内部回路6へと
信号を伝達することが可能である。さらに、出力時と入
力時を切り替える過渡時においても内部回路6へ伝搬す
る信号が浮遊状態となることがない。
【0026】実施例2.以下、この発明の実施例2を図
5について説明する。図5はこの実施例2の回路図であ
り、図5において、1は出力バッファ部、2は入力バッ
ファ部、3は入出力端子としてのパッド端子、4は内部
バッファ部、5は電位保持部としての抵抗、6は内部回
路、7は半導体集積回路である。また、aは入力ノー
ド、bは制御ノード、cは出力ノードであり、以上は図
1に示す実施例1と同様のものである。しかし、この実
施例2では、出力バッファ部1の入力ノードaと内部バ
ッファ部4の入力ノードがともにL電位へ固定されてい
る。
5について説明する。図5はこの実施例2の回路図であ
り、図5において、1は出力バッファ部、2は入力バッ
ファ部、3は入出力端子としてのパッド端子、4は内部
バッファ部、5は電位保持部としての抵抗、6は内部回
路、7は半導体集積回路である。また、aは入力ノー
ド、bは制御ノード、cは出力ノードであり、以上は図
1に示す実施例1と同様のものである。しかし、この実
施例2では、出力バッファ部1の入力ノードaと内部バ
ッファ部4の入力ノードがともにL電位へ固定されてい
る。
【0027】これは、図13の従来の双方向バッファに
おいて特にノードaをL電位(例えば接地電位)へ固定
した図17の例に対応するものである。この図5の例で
は、図1に示す本発明の実施例1において、出力バッフ
ァ部1の入力ノードaをL電位に接続するとともに、内
部バッファ部4の入力ノードをL電位へ固定することに
より、図17と同様な機能のインターフェース回路を改
善した形で実現したものである。
おいて特にノードaをL電位(例えば接地電位)へ固定
した図17の例に対応するものである。この図5の例で
は、図1に示す本発明の実施例1において、出力バッフ
ァ部1の入力ノードaをL電位に接続するとともに、内
部バッファ部4の入力ノードをL電位へ固定することに
より、図17と同様な機能のインターフェース回路を改
善した形で実現したものである。
【0028】実施例3.以下、この発明の実施例3を図
6について説明する。図6はこの実施例3の回路図であ
り、図において、1は出力バッファ部、2は入力バッフ
ァ部、3は入出力端子(パッド端子)、4は内部バッフ
ァ部、5は電位保持部としての抵抗、6は内部回路、7
は半導体集積回路である。また、aは入力ノード、bは
制御ノード、cは出力ノードであり、以上は図1に示す
実施例1と同様のものである。しかし、この実施例3で
は、出力バッファ部1の入力ノードaと内部バッファ部
4の入力ノードがともにH電位(例えば電源電位)へ固
定されている。これは、従来の双方向バッファで、特に
入力ノードaをH電位へ固定している図18のような例
に対応するものである。この図6では、入力バッファ部
2の入力ノードaがH電位へ固定されていると同時に、
内部バッファ部4の入力ノードもH電位へ固定すること
で改良型が実現できる。
6について説明する。図6はこの実施例3の回路図であ
り、図において、1は出力バッファ部、2は入力バッフ
ァ部、3は入出力端子(パッド端子)、4は内部バッフ
ァ部、5は電位保持部としての抵抗、6は内部回路、7
は半導体集積回路である。また、aは入力ノード、bは
制御ノード、cは出力ノードであり、以上は図1に示す
実施例1と同様のものである。しかし、この実施例3で
は、出力バッファ部1の入力ノードaと内部バッファ部
4の入力ノードがともにH電位(例えば電源電位)へ固
定されている。これは、従来の双方向バッファで、特に
入力ノードaをH電位へ固定している図18のような例
に対応するものである。この図6では、入力バッファ部
2の入力ノードaがH電位へ固定されていると同時に、
内部バッファ部4の入力ノードもH電位へ固定すること
で改良型が実現できる。
【0029】実施例4.以下、この発明の実施例4を図
7について説明する。図7はこの実施例4の回路図であ
り、図において、1は出力バッファ部、2は入力バッフ
ァ部、3は入出力端子(パッド端子)、4は内部バッフ
ァ部、5は電位保持部としての抵抗、6は内部回路、7
は半導体集積回路である。また、aは入力ノード、bは
制御ノード、cは出力ノードであり、以上は図1に示す
実施例1と同様のものである。しかし、この実施例4で
は、出力バッファ部1の入力ノードaがH電位に固定さ
れているが、内部バッファ部4の入力ノードは逆にL電
位へ固定されている。先の実施例2及び3では、出力さ
れる信号と再び入力される信号を全く同じ信号とするよ
うにしたが、この実施例4ではH信号がノードaから入
力されるときノードcへは逆のL信号が出力される。
7について説明する。図7はこの実施例4の回路図であ
り、図において、1は出力バッファ部、2は入力バッフ
ァ部、3は入出力端子(パッド端子)、4は内部バッフ
ァ部、5は電位保持部としての抵抗、6は内部回路、7
は半導体集積回路である。また、aは入力ノード、bは
制御ノード、cは出力ノードであり、以上は図1に示す
実施例1と同様のものである。しかし、この実施例4で
は、出力バッファ部1の入力ノードaがH電位に固定さ
れているが、内部バッファ部4の入力ノードは逆にL電
位へ固定されている。先の実施例2及び3では、出力さ
れる信号と再び入力される信号を全く同じ信号とするよ
うにしたが、この実施例4ではH信号がノードaから入
力されるときノードcへは逆のL信号が出力される。
【0030】実施例5.次に、実施例5について説明す
る。先の実施例4とは逆に、図7において、出力バッフ
ァ部1の入力ノードaをL電位に固定し、内部バッファ
部4の入力ノードをH電位に固定したインターフェース
回路も実現できる。この場合には、ノードaからL信号
が入力されるときノードcへは逆のH信号が出力され
る。このように内部バッファ部4の入力ノードと入力バ
ッファ部2の入力ノードaとに互いに逆の電位を与えて
使用することもできる。
る。先の実施例4とは逆に、図7において、出力バッフ
ァ部1の入力ノードaをL電位に固定し、内部バッファ
部4の入力ノードをH電位に固定したインターフェース
回路も実現できる。この場合には、ノードaからL信号
が入力されるときノードcへは逆のH信号が出力され
る。このように内部バッファ部4の入力ノードと入力バ
ッファ部2の入力ノードaとに互いに逆の電位を与えて
使用することもできる。
【0031】実施例6.以下、この発明の実施例6につ
いて説明する。図8は、この実施例6を示す回路図であ
る。図において、1は出力バッファ部、2は入力バッフ
ァ部、3は外部とのインターフェースを行うピンに接続
される入出力端子としてのパッド端子、4は内部バッフ
ァ部、6は内部回路、7は半導体集積回路である。ま
た、aは入力ノード、bはコントロールノード、cは出
力ノードで、以上は図1に示す実施例1と同様のもので
ある。8は入力バッファ部2の出力側及び内部バッファ
部4の出力側とH電位(たとえば電源電位)とを接続す
る電位保持部としてのプルアップ抵抗で、例えばポリシ
リコン抵抗、MOS抵抗によって形成されるものある。
いて説明する。図8は、この実施例6を示す回路図であ
る。図において、1は出力バッファ部、2は入力バッフ
ァ部、3は外部とのインターフェースを行うピンに接続
される入出力端子としてのパッド端子、4は内部バッフ
ァ部、6は内部回路、7は半導体集積回路である。ま
た、aは入力ノード、bはコントロールノード、cは出
力ノードで、以上は図1に示す実施例1と同様のもので
ある。8は入力バッファ部2の出力側及び内部バッファ
部4の出力側とH電位(たとえば電源電位)とを接続す
る電位保持部としてのプルアップ抵抗で、例えばポリシ
リコン抵抗、MOS抵抗によって形成されるものある。
【0032】実施例1でも述べた通り、図8において、
制御ノードbがHレベルの電位の時、入力バッファ部2
が動作し、出力バッファ部1および内部バッファ部4が
動作していない状態となりこの双方向バッファは入力バ
ッファとして機能する。逆にノードbがLレベルの電位
の時、出力バッファ部1および内部バッファ部4が動作
し、入力バッファ部2が動作していない状態となりこの
双方向バッファは出力バッファとして機能する。
制御ノードbがHレベルの電位の時、入力バッファ部2
が動作し、出力バッファ部1および内部バッファ部4が
動作していない状態となりこの双方向バッファは入力バ
ッファとして機能する。逆にノードbがLレベルの電位
の時、出力バッファ部1および内部バッファ部4が動作
し、入力バッファ部2が動作していない状態となりこの
双方向バッファは出力バッファとして機能する。
【0033】しかし、ノードbの信号がH電位からL電
位へと変化したり、L電位からH電位へと変化する際に
全く同時に内部バッファ部4と入力バッファ部2との動
作の切り替えが行われることは不可能で、双方ともが動
作していない状態が生じることがあり得る。このような
とき、プルアップ抵抗8が無いとすると、図10に示す
ように浮遊状態(高インピーダンス状態)が出力ノード
cに生じ、信号が確定しない期間が生じる。
位へと変化したり、L電位からH電位へと変化する際に
全く同時に内部バッファ部4と入力バッファ部2との動
作の切り替えが行われることは不可能で、双方ともが動
作していない状態が生じることがあり得る。このような
とき、プルアップ抵抗8が無いとすると、図10に示す
ように浮遊状態(高インピーダンス状態)が出力ノード
cに生じ、信号が確定しない期間が生じる。
【0034】しかし、図8に示すように出力ノードcを
ある一定値のプルアップ抵抗8を介してH電位との間に
接続し、入力バッファ部2及び出力バッファ部4の出力
状態が両者とも浮遊状態時にはHレベルの信号がノード
cから出力されるようにする。なお、入力バッファ部2
または内部バッファ部4が動作してかつLレベルの出力
信号が与えられている場合は、プルアップ抵抗8に低電
流が流れるものの、高抵抗であるため、ノードcの電位
は、結果としてLレベルの電位となる。
ある一定値のプルアップ抵抗8を介してH電位との間に
接続し、入力バッファ部2及び出力バッファ部4の出力
状態が両者とも浮遊状態時にはHレベルの信号がノード
cから出力されるようにする。なお、入力バッファ部2
または内部バッファ部4が動作してかつLレベルの出力
信号が与えられている場合は、プルアップ抵抗8に低電
流が流れるものの、高抵抗であるため、ノードcの電位
は、結果としてLレベルの電位となる。
【0035】以上述べた実施例では、実施例1(図1)
で出力ノードcに接続された抵抗5に代えて、出力ノー
ドcを抵抗6を介してH電位に固定したが、このことは
実施例2(図5)、実施例3(図6)、実施例4(図
7)、及び実施例5(図はなしにも同様に適用できる。
で出力ノードcに接続された抵抗5に代えて、出力ノー
ドcを抵抗6を介してH電位に固定したが、このことは
実施例2(図5)、実施例3(図6)、実施例4(図
7)、及び実施例5(図はなしにも同様に適用できる。
【0036】実施例7.以下、この発明の実施例7につ
いて説明する。図9は、この実施例7を示す回路図であ
る。図において、1は出力バッファ部、2は入力バッフ
ァ部、3は外部とのインターフェースを行うピンに接続
される入出力端子としてのパッド端子、4は内部バッフ
ァ部、6は内部回路、7は半導体集積回路である。ま
た、aは入力ノード、bはコントロールノード、cは出
力ノードで、以上は図1に示す実施例1と同様のもので
ある。9は入力バッファ部2の出力側及び内部バッファ
部4の出力側に、言い換えれば出力ノードcに接続され
た電位保持部としてのラッチ回路である。
いて説明する。図9は、この実施例7を示す回路図であ
る。図において、1は出力バッファ部、2は入力バッフ
ァ部、3は外部とのインターフェースを行うピンに接続
される入出力端子としてのパッド端子、4は内部バッフ
ァ部、6は内部回路、7は半導体集積回路である。ま
た、aは入力ノード、bはコントロールノード、cは出
力ノードで、以上は図1に示す実施例1と同様のもので
ある。9は入力バッファ部2の出力側及び内部バッファ
部4の出力側に、言い換えれば出力ノードcに接続され
た電位保持部としてのラッチ回路である。
【0037】このラッチ回路9が接続されていないとき
の動作は、図1で説明したのと同様であり、コントロー
ルノードbの信号がH電位とL電位との間で変化すると
き、全く同時に内部バッファ部4と入力バッファ部2と
の動作の切り替が行われることは不可能で、双方ともが
動作していない状態が生じることがあり得る。
の動作は、図1で説明したのと同様であり、コントロー
ルノードbの信号がH電位とL電位との間で変化すると
き、全く同時に内部バッファ部4と入力バッファ部2と
の動作の切り替が行われることは不可能で、双方ともが
動作していない状態が生じることがあり得る。
【0038】このようなとき、ラッチ回路9が無いとす
ると、図10に示すように浮遊状態(高インピーダンス
状態)が出力ノードcに生じ、信号が確定しない期間が
生じる。これを防止するため、図9に示すように入力バ
ッファ部2の出力ノードcにラッチ回路9をつけ、出力
ノードcに浮遊状態の前の電位を保持させることによっ
て、出力信号の浮遊状態をなくすことが可能である。
ると、図10に示すように浮遊状態(高インピーダンス
状態)が出力ノードcに生じ、信号が確定しない期間が
生じる。これを防止するため、図9に示すように入力バ
ッファ部2の出力ノードcにラッチ回路9をつけ、出力
ノードcに浮遊状態の前の電位を保持させることによっ
て、出力信号の浮遊状態をなくすことが可能である。
【0039】以上述べた実施例では、実施例1(図1)
で出力ノードcに接続された抵抗5に代えて、出力ノー
ドcにラッチ回路9を接続したが、このことは実施例2
(図5)、実施例3(図6)、実施例4(図7)及び実
施例5(図はなし)にも同様に適用できる。
で出力ノードcに接続された抵抗5に代えて、出力ノー
ドcにラッチ回路9を接続したが、このことは実施例2
(図5)、実施例3(図6)、実施例4(図7)及び実
施例5(図はなし)にも同様に適用できる。
【0040】実施例8.この発明の実施例8について説
明する。図11は、この実施例8の回路図であり、図に
おいて、1は出力バッファ部、2は入力バッファ部、3
は入出力端子としてのパッド端子、4は内部バッファ
部、6は内部回路、7は半導体集積回路である。また、
aは入力ノード、bはコントロールノード、cは出力ノ
ードであり、以上は図1に示す実施例1と同様のもので
ある。ただし、ここで、内部バッファ部4と入力バッフ
ァ部2の駆動能力については後で説明するような有意な
差異が設定されている。
明する。図11は、この実施例8の回路図であり、図に
おいて、1は出力バッファ部、2は入力バッファ部、3
は入出力端子としてのパッド端子、4は内部バッファ
部、6は内部回路、7は半導体集積回路である。また、
aは入力ノード、bはコントロールノード、cは出力ノ
ードであり、以上は図1に示す実施例1と同様のもので
ある。ただし、ここで、内部バッファ部4と入力バッフ
ァ部2の駆動能力については後で説明するような有意な
差異が設定されている。
【0041】ところで、先の実施例で説明した状況とは
逆に、コントロールノードbの信号がH電位からL電位
へと変化したり、L電位からH電位へと変化する際、入
力バッファ部2及び内部バッファ部4双方ともが動作し
ている状態が生じることもあり得る。さらに、入力バッ
ファ部2の出力信号と内部バッファ部4の出力信号が相
反する場合も考えられる。それによって図12の信号図
に示すように信号が衝突してしまい、出力ノードcの信
号が確定できない期間が生じる。図12は、入力バッフ
ァ部2の信号と内部バッファ部4の信号とが時間Tのあ
いだ衝突している状態を示している。
逆に、コントロールノードbの信号がH電位からL電位
へと変化したり、L電位からH電位へと変化する際、入
力バッファ部2及び内部バッファ部4双方ともが動作し
ている状態が生じることもあり得る。さらに、入力バッ
ファ部2の出力信号と内部バッファ部4の出力信号が相
反する場合も考えられる。それによって図12の信号図
に示すように信号が衝突してしまい、出力ノードcの信
号が確定できない期間が生じる。図12は、入力バッフ
ァ部2の信号と内部バッファ部4の信号とが時間Tのあ
いだ衝突している状態を示している。
【0042】このような場合の対策として、図11に示
す内部バッファ部4の駆動能力と入力バッファ部2の駆
動能力との間に、そのいずれか一方の出力信号が支配的
となるように、有意な差異を設けておくことが有効であ
る。例えば、内部バッファ部4の駆動能力を入力バッフ
ァ部2の駆動能力より相対的に強くすることによって内
部回路6からの信号を優先的に内部バッファ部4から出
力ノードcに伝達することが可能である。また、その逆
として、入力バッファ部2の駆動能力を内部バッファ部
4の駆動能力より相対的に強くすることによってパッド
端子3からの信号を優先的に内部回路6に伝達すること
が可能である。つまり、内部バッファ部4と入力バッフ
ァ部2との駆動能力を相対的に変化させることによっ
て、任意の信号を優先させることができる。
す内部バッファ部4の駆動能力と入力バッファ部2の駆
動能力との間に、そのいずれか一方の出力信号が支配的
となるように、有意な差異を設けておくことが有効であ
る。例えば、内部バッファ部4の駆動能力を入力バッフ
ァ部2の駆動能力より相対的に強くすることによって内
部回路6からの信号を優先的に内部バッファ部4から出
力ノードcに伝達することが可能である。また、その逆
として、入力バッファ部2の駆動能力を内部バッファ部
4の駆動能力より相対的に強くすることによってパッド
端子3からの信号を優先的に内部回路6に伝達すること
が可能である。つまり、内部バッファ部4と入力バッフ
ァ部2との駆動能力を相対的に変化させることによっ
て、任意の信号を優先させることができる。
【0043】以上述べた実施例では、実施例1(図1)
のように出力ノードcに抵抗素子5を接続することなく
内部バッファ部4と入力バッファ部2との駆動能力を相
対的に有意な差異を持つように設定したが、このことは
実施例2(図5)、実施例3(図6)、実施例4(図
7)及び実施例5(図はなし)にも同様に適用できる。
のように出力ノードcに抵抗素子5を接続することなく
内部バッファ部4と入力バッファ部2との駆動能力を相
対的に有意な差異を持つように設定したが、このことは
実施例2(図5)、実施例3(図6)、実施例4(図
7)及び実施例5(図はなし)にも同様に適用できる。
【0044】以上の各実施例では、コントロールノード
bがL電位の時、出力バッファとして機能する双方向バ
ッファについて述べたが、コントロールノードbがH電
位の時、出力バッファとして機能し、L電位の時入力バ
ッファとして機能する双方向バッファについても同様の
構成で問題を解決することができることは言うまでもな
い。
bがL電位の時、出力バッファとして機能する双方向バ
ッファについて述べたが、コントロールノードbがH電
位の時、出力バッファとして機能し、L電位の時入力バ
ッファとして機能する双方向バッファについても同様の
構成で問題を解決することができることは言うまでもな
い。
【0045】
【発明の効果】この発明の第1の発明は、以上説明した
ように、双方向バッファの機能を有するインターフェー
ス回路において、出力バッファ部と入力バッファ部の他
にこれらをバイパスする内部バッファ部を有する構成と
したので、入出力端子(パッド端子)外部の負荷の影響
を受けずに正確に信号伝達ができるうえ、入力バッファ
部の出力側にその電位を暫時保持する手段を設けたの
で、入出力の切り替え時にも浮遊状態が生じないという
効果がある。
ように、双方向バッファの機能を有するインターフェー
ス回路において、出力バッファ部と入力バッファ部の他
にこれらをバイパスする内部バッファ部を有する構成と
したので、入出力端子(パッド端子)外部の負荷の影響
を受けずに正確に信号伝達ができるうえ、入力バッファ
部の出力側にその電位を暫時保持する手段を設けたの
で、入出力の切り替え時にも浮遊状態が生じないという
効果がある。
【0046】第2の発明は、以上説明したように、双方
向バッファのうち特にLレベルまたはHレベルの一方の
信号のみを出力するものについても、出力バッファ部と
入力バッファ部の他にこれらをバイパスする内部バッフ
ァ部を有する構成としたので、入出力端子(パッド端
子)外部の負荷の影響を受けずに正確に信号伝達ができ
るうえ、その電位を暫時保持する手段を設けたので、入
出力の切り替え時にも浮遊状態が生じないという効果が
ある。
向バッファのうち特にLレベルまたはHレベルの一方の
信号のみを出力するものについても、出力バッファ部と
入力バッファ部の他にこれらをバイパスする内部バッフ
ァ部を有する構成としたので、入出力端子(パッド端
子)外部の負荷の影響を受けずに正確に信号伝達ができ
るうえ、その電位を暫時保持する手段を設けたので、入
出力の切り替え時にも浮遊状態が生じないという効果が
ある。
【0047】第3の発明は、以上説明したように、入力
バッファ部の出力側に、すなわち内部回路へ信号を入力
する側に、あらかじめLレベルまたはHレベルとの間に
一定値の抵抗を介して接続する構成としたので、内部回
路に入力される信号の浮遊状態をなくすことができると
いう効果がある。
バッファ部の出力側に、すなわち内部回路へ信号を入力
する側に、あらかじめLレベルまたはHレベルとの間に
一定値の抵抗を介して接続する構成としたので、内部回
路に入力される信号の浮遊状態をなくすことができると
いう効果がある。
【0048】第4の発明は、以上説明したように、入力
バッファ部の出力側に、さらに別の手段として抵抗では
なく浮遊状態前の信号を保持させる電位保持部を付ける
構成としたので、内部回路に入力される信号の浮遊状態
をなくすことができるという効果がある。
バッファ部の出力側に、さらに別の手段として抵抗では
なく浮遊状態前の信号を保持させる電位保持部を付ける
構成としたので、内部回路に入力される信号の浮遊状態
をなくすことができるという効果がある。
【0049】第5の発明は、以上説明したように、内部
バッファの駆動能力と入力バッファの駆動能力を変える
構成としたので、入力バッファ部と内部バッファ部が重
複して動作したとき入出力の切り替え時において入力信
号と出力信号の衝突があっても、内部回路からの信号ま
たは入出力端子(パッド端子)外部からの信号のどちら
かを優先的に選択することができるという効果がある。
バッファの駆動能力と入力バッファの駆動能力を変える
構成としたので、入力バッファ部と内部バッファ部が重
複して動作したとき入出力の切り替え時において入力信
号と出力信号の衝突があっても、内部回路からの信号ま
たは入出力端子(パッド端子)外部からの信号のどちら
かを優先的に選択することができるという効果がある。
【図1】 この発明の実施例1の回路図。
【図2】 この発明の実施例1の具体的回路構成を示す
図。
図。
【図3】 この発明の実施例1の一つの等価回路を示す
図。
図。
【図4】 この発明の実施例1の他の等価回路を示す
図。
図。
【図5】 この発明の実施例2の回路図。
【図6】 この発明の実施例3の回路図。
【図7】 この発明の実施例4の回路図。
【図8】 この発明の実施例6の回路図。
【図9】 この発明の実施例7の回路図。
【図10】 この発明の実施例1ないし7の動作を説明
するための信号波形図。
するための信号波形図。
【図11】 この発明の実施例8の回路図。
【図12】 この発明の実施例8の動作を説明するため
の信号波形図。
の信号波形図。
【図13】 従来の双方向バッファを示す回路図。
【図14】 従来の双方向バッファの一つの等価回路を
示す図。
示す図。
【図15】 従来の双方向バッファにおける信号波形
図。
図。
【図16】 従来の双方向バッファの他の等価回路を示
す図。
す図。
【図17】 従来の双方向バッファの他の例を示す回路
図。
図。
【図18】 従来の双方向バッファのさらに他の例を示
す回路図。
す回路図。
1 出力バッファ部、2 入力バッファ部、3 入出力
端子(パッド端子)、4 内部バッファ部、5 電位保
持部(プルダウン抵抗素子)、6 電位保持部(プルア
ップ抵抗素子)、7 電位保持部(ラッチ回路)。
端子(パッド端子)、4 内部バッファ部、5 電位保
持部(プルダウン抵抗素子)、6 電位保持部(プルア
ップ抵抗素子)、7 電位保持部(ラッチ回路)。
Claims (5)
- 【請求項1】 入力ノードに受けた信号を入出力端子に
伝達する出力バッファ部、上記入出力端子からの信号を
受けて出力ノードに伝達する入力バッファ部、上記入力
ノードに受けた信号を制御信号に対応して上記出力ノー
ドに伝達する内部バッファ部、及び上記出力ノードの電
位を一時保持するための電位保持部を備えたことを特徴
とするインターフェース回路。 - 【請求項2】 入力信号がH電位またはL電位に固定さ
れこれを入出力端子に伝達する出力バッファ部、上記入
出力端子からの信号を受けて出力ノードに伝達する入力
バッファ部、入力信号がH電位またはL電位に固定され
これを制御信号に対応して上記出力ノードに伝達する内
部バッファ部、及び上記出力ノードの電位を一時保持す
るための電位保持部を備えたことを特徴とするインター
フェース回路。 - 【請求項3】 電位保持部として上記出力ノードを抵抗
を介してH電位またはL電位に固定したことを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載のインターフェース回
路。 - 【請求項4】 電位保持部を上記出力ノードに接続され
たラッチ回路としたことを特徴とする請求項1または請
求項2に記載のインターフェース回路。 - 【請求項5】 入力ノードに受けた信号を入出力端子に
伝達する出力バッファ部、上記入出力端子からの信号を
受けて出力ノードに伝達する入力バッファ部、上記入力
ノードに受けた信号を上記出力ノードに伝達する内部バ
ッファ部を備え、この内部バッファ部の駆動能力と上記
入力バッファ部の駆動能力が異なることを特徴とするイ
ンターフェース回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7210594A JPH0964716A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | インターフェース回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7210594A JPH0964716A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | インターフェース回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0964716A true JPH0964716A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16591913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7210594A Pending JPH0964716A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | インターフェース回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0964716A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018081228A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | キヤノン株式会社 | レンズ装置、撮像装置、並びに、レンズ装置および撮像装置の通信制御方法 |
-
1995
- 1995-08-18 JP JP7210594A patent/JPH0964716A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018081228A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | キヤノン株式会社 | レンズ装置、撮像装置、並びに、レンズ装置および撮像装置の通信制御方法 |
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