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JPH0962929A - 飲料貯蔵装置 - Google Patents

飲料貯蔵装置

Info

Publication number
JPH0962929A
JPH0962929A JP7217801A JP21780195A JPH0962929A JP H0962929 A JPH0962929 A JP H0962929A JP 7217801 A JP7217801 A JP 7217801A JP 21780195 A JP21780195 A JP 21780195A JP H0962929 A JPH0962929 A JP H0962929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage tank
tank
beverage
air
batch tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7217801A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Chigira
登 千木良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP7217801A priority Critical patent/JPH0962929A/ja
Publication of JPH0962929A publication Critical patent/JPH0962929A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数杯分の飲料がまとめて貯えられる貯蔵槽
を常に安価で簡単な方法で衛生的に保つことである。 【解決手段】 この課題を解決するために、本発明は複
数杯分の飲料がまとめて貯えられる貯蔵槽において、こ
の槽の内部の洗浄および/又は乾燥を行うようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数杯の飲料を貯
蔵槽に貯えるようにした貯蔵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種自動販売機においては、
例えば特開平4−354912号公報(A47J31/
30)に抽出装置として示される如く、コーヒー豆等の
原料からコーヒー等の飲料を抽出し、他の砂糖或いはミ
ルク等と混合した後、カップに注入して販売するよう構
成されている。また、これまでは食品衛生法の規制によ
り、自動販売機では抽出した飲料を所定量予め保存して
置いて販売することが不可能であったため、従来では販
売毎に一杯つづ原料からコーヒーを抽出して販売する方
式が採られていた。
【0003】係る販売毎の抽出によれば毎回新鮮なコー
ヒーを抽出して販売できる利点があるものの、抽出には
時間がかかるため、商品の選択から販売までに比較的長
い時間(40秒/杯)顧客は待たなければならない。ま
た、抽出に必要なペーパーフィルタ等の消耗品の消費量
も多くなるため、効率的な販売ができなくなる問題があ
った。
【0004】前記食品衛生法の改正により、この種自動
販売機においても飲料を予め所定量抽出して保存して置
き、販売毎にカップに注入して販売する方式を採ること
が可能となる。そこで、出願人は特開平7−67778
号公報にて示した如く、コーヒーを予め所定量だけまと
めて抽出して、これを飲料タンクにて保温して置いて、
販売毎に1杯分を飲料タンクから排出する装置を開発し
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した装置によれ
ば、飲料タンク内にはほぼ常に所定量のコーヒーが貯溜
されているため、この飲料タンク内を衛生的に保つ必要
がある。そのため本発明の目的は、飲料タンク内を常に
安価で簡単な方法で衛生的に保つことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1の発明は、複数杯分の飲料を貯蔵槽に貯えて、
適宜この飲料を貯蔵槽から導出する飲料貯蔵装置におい
て、この貯蔵槽の内部の洗浄および/又は乾燥を行って
この貯蔵槽の衛生を保つようにしたものである。
【0007】第2の発明は、貯蔵槽の洗浄工程は、この
貯蔵槽に洗浄水を流し込む第1の手段と、この流し込ん
だ洗浄水に空気を吹き込んでこの洗浄水を撹拌する第2
の手段と、この洗浄水を貯蔵槽から廃棄する第3の手段
とから構成したので、洗浄工程がサービスマン等の作業
に頼ることなく容易に行える。第3の発明は、この貯蔵
槽の内部に流し込んで貯えた洗浄水に空気を吹き込むた
めのエアポンプを備えたので、エアポンプの使用によっ
て洗浄水を有効に利用してブラシ等を用いなくとも洗浄
が行える。
【0008】第4の発明は、貯蔵槽の内部の洗浄後に、
貯蔵槽へ空気を導入させる手段および/又は貯蔵槽を加
熱させる加熱手段を備えたので、この洗浄時間の短縮化
が図られる。第5の発明は、停電時には貯蔵槽内の飲料
を、強制的に廃棄するようにしたので、飲料の品質の維
持と、品質の低下した飲料の貯えによる貯蔵槽の汚れを
防止を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の自動販売機の説明をする。この自動販売機は、自動
販売機内で調理したコーヒーを、商品購入者にカップで
提供するようにしたものであり、図1はそのコーヒーの
調理部の構造図である。同図に示すように、この調理部
1は、大別して給水部2と抽出販売部3から構成されて
いる。
【0010】給水部2は、水道の水を貯蔵するシスター
ン11と、シスターン11の下流側に設けられ、シスタ
ーン11の水を加圧して給水パイプ12を介して自動販
売機内の各部に供給する水ポンプ(メインポンプ)13
と、給水された水を冷却して希釈水として冷却パイプ2
0を介してカップCに供給する冷却水タンク14と、給
水された水を加熱して湯を貯蔵する湯タンク15とを備
えている。給水部2では、水道から給水された水を一旦
シスターン11に貯水した後、水ポンプ13が、貯水し
た水を加圧して、湯タンク15、冷却パイプ20を介し
て冷却水タンク14および給水パイプ12を介して後述
する蒸気発生器16に供給している。湯タンク15は、
給水された水をヒータ17で加熱して90度以上の湯を
作り、これを貯蔵する。湯タンク15に貯蔵された湯
は、湯弁18を介して、後述する抽出装置19に給湯さ
れる。また、冷却水タンク14は、図示しない冷凍サイ
クルによって冷却した水が貯水してあり、冷却タンク1
4内に蛇行状に配設した冷却水パイプ20の中に、供給
された水を通過させることにより、希釈水弁21を介し
て、冷却した希釈水をカップCに供給する。
【0011】抽出販売部3は、カップCを供給するカッ
プ供給装置22と、コーヒーの粉末原料(飲料原料)を
貯蔵するコーヒーキャニスタ23と、粉末原料と湯を混
合してコーヒーを抽出する抽出装置19と、この抽出装
置19で抽出されたコーヒーを温蔵するバッチ槽24
と、クリームを貯蔵するクリームキャニスタ25と、砂
糖を貯蔵する砂糖キャニスタ26と、シロップを貯蔵す
るシロップキャニスタ27と、砂糖キャニスタ26およ
びクリームキャニスタ25から、販売命令に従ってそれ
ぞれ供給された砂糖およびクリームを、抽出されたコー
ヒーと混合するミキシングボール28と、水ポンプ13
からフィルタ29を介して給水された水を蒸発させて抽
出装置19に送り込む蒸気発生器16と、カップCを置
くためのカップ受台30と、このカップ受台の下方に配
置された廃棄バケツ31とを備えている。なお、フィル
タ29は、給水パイプ12内を流動する水に含まれるマ
グネシウムやカルシウムなどを除去することにより、純
水を生成して、抽出装置16の後述する蓄熱体の表面へ
のマグネシウムなどの化合物が付着するのを防止する。
【0012】蒸気発生器16には、ここで発生された蒸
気を導びくための蒸気パイプ32がつながれており、2
つに分岐し、一方の蒸気パイプ33は抽出弁34を介し
て抽出装置19に導かれており、他方の蒸気パイプ35
はミキシング弁36を介してミキシングボール28に導
かれている。又、バッチ槽24の下部には販売パイプ3
7と廃棄パイプ38とがつながれており販売パイプ37
は販売弁39を介して、その先端がミキシングボール2
8に臨んでおり、一方廃棄パイプ38は廃棄弁40を介
してその先端が廃棄バケツ31に臨んでいる。
【0013】この抽出販売部3では、あらかじめ抽出装
置19でまとめて抽出したコーヒー数杯分を飲料供給パ
イプ41を介してバッチ槽24に温蔵しておき、コーヒ
ーの商品選択スイッチ(図示せず)が押されると、カッ
プ供給装置22がカッブ受台30にカップCを供給す
る。同時に、ミキシングボール28にバッチ槽24から
コーヒーが一杯分、砂糖キャニスタ26から砂糖が、ク
リームキャニスタ25からクリームが夫々供給され、こ
れらがミキシングボール28内で混合され、その後、こ
の混合液がカップCに供給される。
【0014】ここで、バッチ槽24とは貯蔵槽のことで
ありこのバッチ槽24の内部構造は図2に示すようにな
っている。このバッチ槽24は筒状のシリンダ42と、
このシリンダの上部開口を閉じる上蓋43と、下部開口
を閉じる下蓋44とから構成されており、両蓋を貫通す
るボルト45とナット46とで、この三者は一体的に組
み合わせられている。47は上蓋に設けた接続孔で、オ
ーバーフローチューブ48(図1では省略)がつながれ
る。このオーバーフローチューブ48は、廃棄バケツ3
1(図1参照)に臨んでおり、バッチ槽24内をオーバ
ーフローした飲料は、このチューブ48を介して廃棄バ
ケツ31に導かれる。又、このオーバーフローチューブ
48には、後述する販売弁の開放や廃棄弁の開放によっ
てコーヒーをバッチ槽24から流下させる時の空気取入
口としても作用し、これによって速やかにコーヒーがバ
ッチ槽から流れ出るようになる。尚、この上蓋には飲料
供給パイプ41もつながれている。
【0015】下蓋44は、その断面が略ロート状に形成
されており、この蓋の側部には空気管49(図1では省
略)につながる孔50が設けられている。空気管49
は、バッチ槽24の左側部に沿って上方へ立ち上げられ
ており、その上部に左右に分岐されており一方の分岐管
51には圧力センサ52が、他方の分岐管53には空気
電磁弁54とエアポンプ55とが夫々つながれている。
この圧力センサ52、空気電磁弁54、エアポンプ55
等の動作等については後述する。56は、シリンダ42
に巻き付けたヒータであり、バッチ槽に貯溜されたコー
ヒーを一定温度(約65℃)に保つよう制御されてい
る。
【0016】一方、この下蓋44の下部には販売チュー
ブ37並びに廃棄チューブ38に夫々つながれる孔5
7,58が設けられている。これら両チューブ37,3
8はシリコンゴム製で、販売弁59、廃棄弁60の可動
板61,69の先端76,77で押されることによって
変形し、チューブ37,38に流れる流体(コーヒー)
制御を行う。尚、75は販売チューブ37に設けられた
空気抜き孔である。
【0017】販売弁(販売手段)59は、販売チューブ
の変形を行わせる可動板61と、この可動板に力を加え
る逆への字型のレバー62と、このレバー62の軸63
よりも左側をつき上げ且つ電磁コイル64に挿入された
プランジャー65と、レバーの左端と固定フック66と
に跨ったスプリング67とから構成されている。そし
て、飲料の販売時には、電磁コイル64への通電によっ
てプランジャー65が押し上げられ、これによってレバ
ー62は、その軸63に対し左が上りその右端68が下
がって可動片が左側へ押し戻され販売チューブの変形が
解除され、飲料が販売チューブより流下する(図3参
照)。
【0018】一方、廃棄弁(廃棄手段)60は、廃棄チ
ューブ38の変形を行わせる可動板69と、この可動板
69に力を加えるへの字型のレバー70と、このレバー
70の軸71よりも右側を引き下げ且つ電磁コイル71
に挿入されたプランジャー72と、レバー70の右端と
固定フック73とに跨ったスプリング74とから構成さ
れている。そして、通常は、電磁コイル71への通電に
よってプランジャー72が引き下げられ、これによって
可動弁69の先端77によって廃棄チューブ38が変形
し、バッチ槽24内の飲料が廃棄チューブ38より流下
しないようにしている。そして、飲料の廃棄時や停電時
には、電磁コイル71への非通電によってプランジャー
72が押し上げられそれによってレバー70の左端78
が下がって可動片69が右側へ押し戻され廃棄のチュー
ブ38の変形が解除され(図4参照)、衛生上の観点か
ら飲料が廃棄チューブ38を介して廃棄バケツ31(図
1参照)へ捨てられる。
【0019】次に、上記構成による自動販売機におい
て、バッチ槽24を中心に、その動作を説明する。図1
を参照して、販売開始に先立って湯弁18、コーヒーキ
ャニスタ23がほぼ同時に運転を開始する。湯弁18は
所定量の湯を、コーヒーキャニスタ23は所定量の粉末
原料を抽出装置19に供給する。これにより抽出装置1
9で約3杯分のコーヒーが抽出される。抽出されたコー
ヒーは、この抽出装置19内のポンプ(図示せず)によ
ってバッチ槽24に送り込まれる。
【0020】一方、バッチ槽24においては、図2で示
すように販売弁59の電磁コイル64への非通電並びに
廃棄弁60の電磁コイル71への通電によって、これら
弁の可動片61,69の動作によっていずれのチューブ
37,38も変形している。このため抽出装置19から
バッチ槽24へ送り込まれたコーヒーは、このバッチ槽
24で溜められる。
【0021】そして、図示しない販売ボタンの操作によ
って販売弁59の電磁コイル64への通電によってレバ
ー62並びに可動片61が図3の白ヌキ矢印方向へ移動
し、販売チューブ37の変形が解除されると、コーヒー
Aがこのチューブ37を介して、ミキシングボール28
(図1参照)に供給される。又、このミキシングボール
28には必要に応じて砂糖キャニスタ26やクリームキ
ャニスタ25から砂糖やクリームが投入され、これらが
混合された後、カップへ供給される。この時購入者の好
みより、バッチ槽24からミキシングボール28へ供給
される量も異なる。従ってバッチ槽24内のコーヒーの
量を検出して、不足分を新ためて抽出してこのバッチ槽
24に導いてやる必要がある。
【0022】このバッチ槽24内のコーヒーAの量の検
出に先立って図5で示すよう空気電磁弁(以下単に「空
気弁」という。)54を閉じた状態で所定時間(t1
エアポンプ55を運転させ、その後エアポンプの運転を
継続しつつ所定時間(t2)だけ空気弁54を開放させ
る。これによってエアポンプにより圧縮されていた空気
が実線矢印のように空気管49に流れ込み、この空気管
の下部に溜っていた△H分のコーヒーBをバッチ槽24
内へ押し込む。ここで、空気管49の下部にコーヒーが
溜まる理由は、空気管49と空気弁54やエアポンプ5
5とのつなぎ部分のエアもれやエアポンプ55自体の空
気もれ並びにこの空気管49内の空気の熱収縮等がある
ためである。このように空気管49内にはコーヒーBが
溜まると、この空気管49内の空気量が△H分だけ減少
してバッチ槽24の各液位(H1,H2,H3)に応じた
空気圧が得られないからである。このためエアポンプ5
5で空気管49内のコーヒーBを押し出すことによって
空気管49内の空気量を所定量に保持した上で、各液位
(H1,H2,H3)に応じた空気圧(Q1,Q2,Q3)を
図6のように作り出すことができる。そしてこの空気圧
(Q1,Q2,Q3)を圧力センサ52で検出して、その
圧力にてバッチ槽24内のコーヒー量(液位)を換算し
て求め、そのデータを制御部(図示せず)へ送る。そし
て、制御部ではそのデータに基づいて、次の2つの制御
を行う。
【0023】まず第1に、バッチ槽24内のコーヒー量
が少なければ、抽出装置19へ信号を出力し、コーヒー
の抽出を行って、バッチ槽24にコーヒーの補充を行
う。第2に販売弁59の開放時間の制御を行う。すなわ
ち、販売弁59の開放時間Tと液位Hとの関係は次の計
算式によって決められる。
【0024】
【数1】
【0025】このようなバッチ槽24内の液位に基づい
た計算式で販売弁の開放時間を決定するようにしたの
で、例えば自動販売機に内蔵されるマイコンのメモリー
容量を節約しながら、各種類のコーヒー商品の販売量に
対応することができる。すなわち、従来は、バッチ槽
内のコーヒーの液位は販売や補給により随時変化するの
に対応しなければならない事や、自動販売機の商品
(コーヒーの種類)毎、又、利用者毎に(増減ボタンの
操作等)コーヒー原料や砂糖並びにクリームの分与量が
異なる事等に対処するために、マイコン内にメモリー容
量の大きなデータテーブルを用意しなければならなかっ
た。更に、販売要因等を自動販売機の設置先において変
更する必要がある場合には、このデータテーブルでは対
応データの全てをオペレータが変更しなければならなか
った。これに対し、本発明のように、バッチ槽内の液位
に基づいた計算式で販売弁の開放時間を求めるようにす
れば上述した諸条件に応じて、A,K,B,C等の定
数、係数の変更のみで事足りるので、上述したようにメ
モリー容量の小さなマイコンでも制御可能となりコスト
ダウンに寄与することができる。
【0026】次に圧力センサ52について考えてみる
と、バッチ槽24で加熱されているコーヒーAには直接
この圧力センサ52は触れず、このコーヒーで圧縮され
た空気圧を検出するようにしたので、圧力センサー52
の耐熱・耐食性を従来のものよりも考慮する必要がな
く、安価な圧力センサを用いることが可能となりコスト
ダウンを図ることができる。更に、この圧力センサ52
に加わる圧力は、従来のように直接コーヒーAの重量が
加わるのではなく、コーヒーの貯蔵量にて変化する空気
の圧力値(Q1〜Q3)であるので、この圧力センサは、
いわゆる微圧センサ(圧力分解能0.5g/cm2)で事足
りるため、これによってもコストダウンを図ることがで
きる。しかも、このような圧力センサを用いることによ
り、十分な高さを保って水頭圧を得てコーヒーの重量を
検出していた従来のバッチ槽と比較して、その高さを低
く抑えることができ、これによってこのバッチ槽が組み
込まれる自動販売機の設計のレイアウトの自由度を向上
させることができた。この点も本発明の要旨の一つであ
る。
【0027】エアポンプ55を備えた目的は、上述した
ように空気管49からコーヒーBを排出する以外に、バ
ッチ槽24内をリンスしたり、乾燥させたりするためで
もあり、この点が本発明の要旨の一つである。この点に
ついて以下説明する。バッチ槽24内に貯溜していたコ
ーヒーA等によってこのバッチ槽24の内面には汚れが
発生するおそれがあるため、このような場合は、次の動
作によってバッチ槽内を洗浄する。まず、抽出装置19
(図1参照)にはコーヒーの粉末原料を供給せず、湯弁
18の開放によって湯のみを抽出装置19に導入し、ポ
ンプ(図示せず)を用いてこの湯を洗浄湯としてバッチ
槽に供給する(第1の手段)。この際、図7で示すよう
に販売弁59や廃棄弁60は閉じられている。従ってこ
のバッチ槽24には洗浄湯Cが貯溜される。その後、エ
アポンプ55を運転させると共に、空気弁54を開放す
る。するとエアポンプ55から吐出された加圧空気は空
気管54を介して実線矢印のようにバッチ槽24内で洗
浄湯Cを激しく撹拌するので、バッチ槽24内の汚れは
除去される(第2の手段)。このように加圧空気をバッ
チ槽24内に送り込む時間は、バッチ槽24の大きさや
洗浄湯の量、汚れの状態によって変わるが、概ね1分程
度が適当と考えられる。次にエアポンプ55の運転を停
止し、廃棄弁60を一定時間開放することによって、洗
浄湯Cは廃棄チューブ38を介して廃棄バケツ31(図
1参照)へ流し込む(第3の手段)。このようにバッチ
槽24内に洗浄湯Cを貯えた後強制的にエアポンプ55
で、加圧空気をバッチ槽24内へ送り込んだのでこの加
圧空気によってバッチ槽24内の汚れを効果的に落とし
て、リンス効果を高めている。
【0028】このリンス動作の終了後は図8で示すよう
に廃棄弁60を閉じると共に、バッチ槽24のシリンダ
42に備えた保温ヒータ56へ通電させ、このバッチ槽
24のシリンダ42の壁面の温度上昇を図る(加熱手
段)。その後、エアポンプ55を運転させると共に、空
気弁54を開放することによって、加圧空気を一定時間
(例えば1分程度)このバッチ槽24に供給させる(空
気を導入させる手段)。これによってバッチ槽24内の
乾燥時間を短くできる。尚、加圧されてバッチ槽24に
導かれた空気は接続孔47を介してオーバーフロー管4
8より排出される。このような一連のリンス動作、乾燥
動作によってバッチ槽24内の衛生を保つことができ
る。
【0029】最後に販売弁59並びに廃棄弁60の通電
・非通電について説明する。販売弁59は、コーヒーの
販売時(図3)には電磁コイル64への通電によって開
放され、その販売停止時(図2)には電磁コイルへの非
通電64によって閉鎖される。一方、廃棄弁60は、コ
ーヒーの非廃棄時(図2)には電磁コイル71への通電
によって閉鎖され、その廃棄時(図4)には電磁コイル
71への非通電によって開放される。ここで、注目すべ
き点は廃棄弁60は、その廃棄時に非通電によって開放
され、通電によって閉鎖されている。このような仕様と
したのは停電時における自販機の衛生を確保するためで
ある。
【0030】すなわち、電源が遮断される(停電)と、
自動販売機の機能維持が不可能であり、コーヒー等の風
味が重要な飲料によってはその風味が失われてしまう。
また、最悪腐敗してしまう飲料もある。電源が遮断され
て次に再通電されるまでの時間(停電復帰時間)が短い
場合には上述した心配はないが一般的にはその停電復帰
時間が短いとは限らない。従って、このようなコーヒー
等の防腐剤を添加又は防腐処理の施されていない飲料の
自動販売機においては、電源の遮断時には、その自動販
売機内に貯溜されている飲料は廃棄することが必要であ
る。そのため廃棄弁には、非通電時に開放される構造を
採用している。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明によれ
ば、複数杯分の飲料を貯蔵槽に貯えて、適宜この飲料を
貯蔵槽から導出する飲料貯蔵装置において、この貯蔵槽
の内部の洗浄および/又は乾燥を行うようにしたのでこ
の貯蔵槽の衛生を保つことができる。
【0032】第2の発明によれば、貯蔵槽の洗浄工程
は、この貯蔵槽に洗浄水を流し込む第1の手段と、この
流し込んだ洗浄水に空気を吹き込んでこの洗浄水を撹拌
する第2の手段と、この洗浄水を貯蔵槽から廃棄する第
3の手段とから構成したので、サービスマン等の手作業
に頼ることなく、この貯蔵槽の洗浄を行うことができ
る。
【0033】第3の発明によれば、この貯蔵槽の内部に
流し込んで貯えた洗浄水にエアポンプで空気を吹き込む
ようにしたので、洗浄水を有効に利用してブラシ等を用
いなくとも洗浄を行うことができる。第4の発明によれ
ば、貯蔵槽の内部の洗浄後に、貯蔵槽へ空気を導入させ
る手段および/又は貯蔵槽を加熱させる加熱手段を備え
たので、この洗浄時間の短縮化を図ることができる。
又、この短縮化によって貯蔵槽の使用効率を向上させる
こともできる。
【0034】第5の発明によれば、停電時には貯蔵槽内
の飲料を、強制的に廃棄するようにしたので、飲料の品
質の維持を図り、且つ品質の低下した飲料の貯えによる
貯蔵槽の汚れを防止を図ることができ、これによって貯
蔵槽の衛生管理を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す説明図である。
【図2】図1に示したバッチ槽の内部等を示す断面図で
ある。
【図3】販売時におけるバッチ槽の状態を示す断面図で
ある。
【図4】廃棄時におけるバッチ槽の状態を示す断面図で
ある。
【図5】エアポンプと空気弁との動作状態を示す説明図
である。
【図6】バッチ槽内における飲料と圧力値との関係を示
す説明図である。
【図7】リンス時におけるバッチ槽の状態を示す断面図
である。
【図8】乾燥時におけるバッチ槽の状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
24 貯蔵槽 50 廃棄弁 56 ヒーター C 洗浄水

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数杯分の飲料を貯蔵槽に貯えて、適宜
    この飲料を前記貯蔵槽から導出する飲料貯蔵装置におい
    て、この貯蔵槽の内部の洗浄および/又は乾燥を行って
    この貯蔵槽の衛生を保つことを特徴とする飲料貯蔵装
    置。
  2. 【請求項2】 複数杯分の飲料を貯蔵槽に貯えて、適宜
    この飲料を前記貯蔵槽から導出する飲料貯蔵装置におい
    て、この貯蔵槽の洗浄工程は、この貯蔵槽に洗浄水を流
    し込む第1の手段と、この流し込んだ洗浄水に空気を吹
    き込んでこの洗浄水を撹拌する第2の手段と、この洗浄
    水を前記貯蔵槽から廃棄する第3の手段とから構成され
    ていることを特徴とする飲料貯蔵装置。
  3. 【請求項3】 複数杯分の飲料を貯蔵槽に貯えて、適宜
    この飲料を前記貯蔵槽から導出する飲料貯蔵装置におい
    て、この貯蔵槽の内部に流し込んで貯えた洗浄水に空気
    を吹き込むためのエアポンプを備えたことを特徴とする
    飲料貯蔵装置。
  4. 【請求項4】 複数杯分の飲料を貯蔵槽に貯えて、適宜
    この飲料を前記貯蔵槽から導出する飲料貯蔵装置におい
    て、この貯蔵槽の内部の洗浄後に貯蔵槽へ空気を導入さ
    せる手段および/又は貯蔵槽を加熱させる加熱手段を備
    えたことを特徴とする飲料貯蔵装置。
  5. 【請求項5】 複数杯分の飲料を貯蔵槽に貯えて、適宜
    この飲料を前記貯蔵槽から導出する飲料貯蔵装置におい
    て、この貯蔵槽には停電時にはこの槽内の飲料を廃棄す
    ることを特徴とする飲料貯蔵装置。
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