JPH0957539A - ワイヤ放電加工方法 - Google Patents
ワイヤ放電加工方法Info
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- JPH0957539A JPH0957539A JP7235982A JP23598295A JPH0957539A JP H0957539 A JPH0957539 A JP H0957539A JP 7235982 A JP7235982 A JP 7235982A JP 23598295 A JP23598295 A JP 23598295A JP H0957539 A JPH0957539 A JP H0957539A
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Abstract
の切落とし加工もできる放電加工方法を提供する。 【解決手段】 各オス型A1〜A3を切落とす加工経路
のプログラム及び切り残し量α、戻し量βを設定入力し
ておく。第1回目の加工では設定切り残し量αだけ残し
て放電加工を停止し、かつその位置P6 (オス型A
1)、P10(A2)、P14(A3)を記憶する。2回目
の切り落とし加工では、1回目の加工の加工停止位置よ
り設定戻し量βだけ加工溝に沿って戻した位置で自動結
線を行い、該位置より放電加工を行って各オス型Aを切
落とす。ワイヤ放電加工機には、ワイヤに電流を流しそ
の発熱でアニールし、かつ発熱でワイヤを溶断するタイ
プを使用する。アニールによりワイヤは直線性があり、
先端は溶断で半球状であるから加工溝に容易に挿通でき
る。第2回目の加工は放電加工距離が短く、短時間で加
工が終了する。
Description
法に関し、特にオス型の切落とし加工を簡単にした加工
方法に関する。
工経路をすべて加工するとオス型が抜け落ち、下ワイヤ
ガイドに衝突し、下ワイヤガイドを破損させる恐れがあ
る。特に、一つのワークから複数の形状を加工する場
合、一つの形状の加工が終了すると、ワイヤ電極を切断
し、次の加工形状の加工開始孔へ移動し自動結線して次
の加工形状を加工するような場合、ワークを次の加工開
始孔位置に移動させるとき下ワイヤガイドが落下したオ
ス型と摺動し該下ワイヤガイドを破損させる恐れがあ
る。そのため、1回目の加工においては、加工形状の大
部分を加工し、オス型が抜け落ちる直前で加工を中断
し、オス型をワークに保持したまま、次の加工形状に移
動し、同様にオス型が抜け落ちる直前まで加工する。そ
して、2回目の加工においては、作業員の立ち会いの基
でオス型り切落とし加工を行う。
方法がある。 (1)加工開始孔にワイヤ電極を通し、すでに加工され
ている溝に再度ワイヤ電極を放電停止状態(もしくは放
電可能状態)でそのまま通過させ、切り残し部分を放電
加工して切落とす。この方法はオス型が比較的軽い場合
等に使用される。 (2)1回目の加工経路の上でオス型とメス型をブリッ
ジするようにクランプしてオス型を保持し、加工開始孔
にワイヤ電極を通し、1回目とは逆方向に移動させて放
電加工を行い切り残し部分を切落とす。
法は、放電停止でワイヤ電極を加工溝に沿って移動させ
る場合には、ワイヤ電極とワークが係合し、移動できな
くなる場合がある。また放電させながら通過させる場合
には、再度放電加工が行われることから加工形状が変形
する場合がある。また、(2)の方法では、逆方向へ移
動する加工プログラムを作成しなければならない。いず
れにしても、上記(1)、(2)の方法共に1回目の加
工と、2回目の切落とし加工の2つの加工プログラムを
作成しなければならない。
放電加工方法においては、切り残し部を残す第1回目の
加工と、切り残し部を加工してオス型を切落とす2回目
の切落とし加工の2つのプログラムを作成しなければな
らない。そこで、本願発明の目的は、1の加工プログラ
ムで1回目の加工も2回目の切落とし加工もできる放電
加工方法を提供することにある。
おける上ワイヤガイドの上流側に所定間隔をあけて直線
上に2つのワイヤ溶断用電極を配置し、該2つのワイヤ
溶断用電極を介してワイヤに電流を流すことによってワ
イヤをアニールすると共に、上ワイヤガイド側のワイヤ
溶断用電極近傍でワイヤを溶断するアニール溶断機構を
備え、上ワイヤガイドのノズルからの加工液流によりワ
イヤを自動結線するワイヤ放電加工機を用いて放電加工
方法を行うもので、複数のオス型を切落とす各形状の加
工経路の加工プログラムを入力すると共に切り残し量及
び第2回目の加工における戻り量を設定し、第1回目の
放電加工においては、上記加工プログラムに基づいて最
初の加工形状の加工開始孔でワイヤを自動結線し放電加
工を行い、設定された切り残し量を残して放電加工を停
止し、ワイヤを切断した後次の加工形状の加工開始孔に
自動結線し放電加工を行い順次設定切り残し量を残して
各加工形状の加工を停止する。第2回目の放電加工にお
いては、各加工形状の第1回目の放電加工を停止した位
置より、すでに形成された加工溝に沿って設定戻し量戻
った位置で、ワイヤの自動結線を行い該位置より上記加
工プログラムに基づいて放電加工を行ってオス型を切落
とした後ワイヤを切断し順次オス型を切落とす。
法の1実施形態を説明する。まず、本発明の放電加工方
法を実施するワイヤ放電加工機の概要を説明する。図1
は本発明の方法を実施するワイヤ放電加工機における主
要部の概略を示す図で、ワイヤ放電加工機の本体部の全
体は、対向配置された上方機枠部1と下方機枠部2に大
きく2分され、各部1、2は図示しないコラムにより上
下方向の相対移動が可能なように取り付けられている。
これは、加工対象となるワークの厚み等により、ワイヤ
送給経路上流側の上ガイド7とワイヤ送給経路下流側の
下ガイド18との間隔を調整するためである。
3、ブレーキローラ4、ワイヤ溶断機構5、ワイヤ引き
込みユニット6、上ガイド7が配置されている。ワイヤ
巻上げユニット3は巻上げモータ8に連結された供給リ
ール9を備え、ブレーキローラ4はタイミングベルト,
パウダークラッチ等を介して正逆回転可能なブレーキ用
モータ10で駆動される。符号11はブレーキローラ4
の回転量(ワイヤ移動量)を検出するパルスコーダであ
る。ワイヤ溶断機構5は、上ガイド7の上方に配置され
たワイヤ送りパイプ構造12とこのパイプ構造12の入
口側と出口側に配置された第1のワイヤ溶断用電極1
3、および、ワイヤ先端検出手段14aを兼ねる第2の
ワイヤ溶断用電極(実質的なワイヤ溶断手段)14b
と、圧接用ローラ15で構成されている。
経路に対し遠近移動可能とされている。即ち、電極14
bと圧接ローラ15は、図示しないソレノイドへの通電
制御を介し、ワイヤ溶断手段またはワイヤ先端検出手段
として使用されるときには、図1に示すように長孔内を
ワイヤ20経路に入り込むように移動され、また、通常
加工時にはワイヤ20から遠ざけられる。ワイヤのアニ
ール及び溶断は、ワイヤ送りパイプ構造12のA,B間
に冷却用エアーを流した状態で第1のワイヤ溶断用電極
13と第2のワイヤ溶断用電極14bを介してその間の
ワイヤ20に通電して行う。この通電によりワイヤ20
は加熱することによりアニールされる。また冷却用エア
ーが流れない第2のワイヤ溶断用電極14bの位置で
は、ワイヤ20の温度が冷却用エアーが流れる部分と比
較し急激に上昇するから、ワイヤ20はこの位置で溶断
されることになる。
用上電極30aが配置され、放電加工時に加工用下電極
30bとの間に加工用の通電が行なわれる。下方機枠部
2には、ワイヤ巻取りローラ17とこれに対向したピン
チローラ16および下ガイド18が配置されている。符
号19はワイヤ放電加工機のテーブル面を示している。
加工用下電極30bは下ガイド18内のワイヤ通路に面
して配置される。なお、符号31a、31bは上、下ガ
イド7、18のノズルから加工領域に噴射する加工液の
取込口である。
れ、転向ローラ21,22に掛け回されてブレーキロー
ラ4に案内され、第1のワイヤ溶断用電極13の位置を
通り、ワイヤ送りパイプ構造12を貫通して上ガイド7
に至り、更に、下ガイド18をへて転向ローラ23で向
きを変えてワイヤ巻取ローラ17に至るワイヤ経路を形
成する。ワイヤ20は、定電流回路により制御されるブ
レーキ用モータ10で駆動されるブレーキローラ4によ
って所定のバックテンションを与えられ、ワイヤ巻取り
ローラ17の牽引作動で走行する。下ガイド18内に配
置された加工用下電極30bは加工用上電極30aと共
に走行中のワイヤに接触して加工用の電力をワイヤ20
に供給する。
は、供給リール9の巻上げモータ8は逆方向(破線の矢
印)に空転されている。グリップ部26はワイヤ20の
通常走行時においては開放状態にあり、ワイヤ20とは
接触しない。符号24はピンチローラで、ブレーキロー
ラ4の周面に接してワイヤ20とブレーキローラ4との
接触を確実にする。符号25は誘導パイプで、下方機枠
部2において転向ローラ23とワイヤ巻取ローラ17間
に配置され、パイプ内にワイヤ20が貫通される。ワイ
ヤ引き込みユニット6は、先端にクランプ部26を設け
たアーム27とこれを引き込むエアシリンダ28で構成
され、先端のクランプ部26は圧接用ローラ15の下流
側に位置する。ワイヤ引き込みユニット6は実質的なワ
イヤ除去手段である。
で各々示した位置に図示しない吸気部及び排気部を有し
ており、前記した通り、ワイヤ溶断時にはA,B間でア
ニールが行なわれ、第2のワイヤ溶断用電極14bの位
置でワイヤ20が溶断される。ワイヤ送りパイプ構造1
2は、全体がワイヤ20と電気的に絶縁された構造とさ
れる。更に、このワイヤ送りパイプ機構12は、第1の
溶断用電極13と共にスライド部材102に支持されて
おり、スライド部材102は支柱ガイド103に沿って
図示しない駆動手段によって、図示した最上位置と上ガ
イド7に形成された位置決め部71との間(距離L)で
昇降駆動される。この機構は自動結線時に利用される。
為のNC装置を兼ねたワイヤ放電加工機制御装置が符号
50で示されている。ワイヤ放電加工機制御装置50
は、マイクロプロセッサからなる中央演算処理装置(以
下、CPUという)51を備えており、CPU51には
プログラムメモリ52、データメモリ53、液晶ディス
プレイLCDを備えた操作盤54及び入出力装置55が
各々バス56を介して接続されている。プログラムメモ
リ52には、ワイヤ放電加工機の各部及びワイヤ放電加
工機制御装置自身を制御する為の種々のプログラムが格
納されている。また、データメモリ53には加工プログ
ラム及びその他の加工条件を定める各種設定データが格
納されると共に、CPU51が行なう各種計算の為のデ
ータ一時記憶用のメモリとしても利用される。
0、加工電源部61、ワイヤ溶断電源部62、ワイヤ巻
上げ/巻取り制御部63、ワイヤ送り制御部64、パル
スコーダ11、電極機能切換部66、テープリーダ6
7、ワイヤ先端検出部68、CRT表示装置69及びそ
の他のワイヤ放電加工機各部を制御する各部移動制御部
70が各々接続されている。テーブル駆動部60及び加
工電源部61は周知の構成を有するものであり、加工実
行時には通常の方式に従って各々制御される。ワイヤ溶
断電源部62は第1及び第2のワイヤ溶断用電極13、
14bに必要な電力を供給するものである。ワイヤ巻上
げ/巻取り制御部63はワイヤ巻取りローラ16を駆動
するモータ(図示省略)及び巻上げモータ8を駆動する
ものである。
ーラ4を駆動するモータ10の駆動制御を行う部分であ
り、ブレーキローラ4の回転量がパルスコーダ11によ
って検出されることは、既に述べた通りである。電極機
能切換部66は、電極14bの機能を第2のワイヤ溶断
用電極14b(ワイヤ溶断手段)とワイヤ先端検出手段
14aのいずれかに切換選択する為のものであり、ワイ
ヤ先端検出手段としての電極14bからのワイヤ先端検
出信号はワイヤ先端検出部68に入力される。そして、
各部移動制御部70は、第2のワイヤ溶断用電極14b
の進退移動、自動結線時のパイプ構造12の降下移動等
を制御する部分を一括して表わしたものである。
ル溶断機能及び自動結線機能を備えたワイヤ放電加工機
を使用するもので、結線されたワイヤ電極を切断すると
きには、加工を停止し加工条件をすべてOFFにし、ワ
イヤ巻取ローラ17の駆動、ブレーキローラ4の駆動を
停止し、パイプ構造12のパイプ内に吸気部、排気部を
介して、冷却用エアーを供給し、かつグリップ部26で
ワイヤ20をグリップし、次に巻き上げモータ8を駆動
してワイヤ20巻取方向に引っ張りながら、ワイヤ溶断
用電極13、14bを介して該電極間のワイヤ20に電
流を流してワイヤ20を加熱することによりアニール作
用を行い、冷却用エアーが流れない第2のワイヤ溶断用
電極の位置ではワイヤ20の温度が急激に上昇すること
からこの位置でワイヤを溶断する。ワイヤが溶断される
と、巻き上げモータによるワイヤの引っ張り動作を停止
し、グリップ部26によるワイヤのグリップを解き、溶
断されたワイヤの下側をワイヤ巻取ローラ17を駆動し
てワイヤ回収箱に回収する。またブレーキローラ4を駆
動して上側のワイヤの先端をワイヤ先端検出手段14a
で検出するまでワイヤを送り出し、ワイヤ切断処理を終
了する。ワイヤ溶断用電極13、14b間の上側のワイ
ヤはアニールされワイヤの巻きぐせがとれ直線状とな
り、かつその先端は溶断により、半球状で表面が滑らか
な形状となる。なおこのワイヤ切断処理は従来と同様で
ある。
あり、ブレーキ用モータ10を駆動してブレーキローラ
4でワイヤ20に送りをかけながら、ワイヤ送りパイプ
構造12を位置決め部71まで下降させ、次に、ワイヤ
送りパイプ構造12、誘導パイプ25にワイヤの走行方
向に加工液を流すと共に、上ガイド7のノズルから加工
液を噴射させて、ワイヤ20をさらにブレーキローラ4
によって送り出す。ワイヤ20の先端は溶断されている
ことから、半球状で表面が滑らかな形状をしており、か
つアニール効果によりワイヤは直線性を有しているか
ら、ワイヤは加工液流に拘束され加工溝を容易に貫通す
ることができ、さらに誘導パイプ25内の加工液流でガ
イドされてワイヤ巻取ローラ17とピンチローラ16部
を通過したことが検出されることにより(この検出手段
は図示せず)、ワイヤの自動結線処理は終了する。
の説明図で、1つのワークから3つのオス型を切落とす
例を示すものである。加工プログラムとして、オス型A
1を切落とす加工形状の加工開始孔H1 から位置P1 、
P2 、P3 、P4 、P5 、P1 の加工経路、オス型A2
を切落とす加工開始孔H2 から位置P1 〜P9 、P1の
加工経路、オス型A3を切落とす加工開始孔H3 から位
置P1 〜P13、P1 の加工経路がプログラムされ、テー
プリーダ67を介してデータメモリ53に入力される。
また、操作板54から切り残し量α、及び第2回目の加
工における戻し量βをデータメモリ53に設定記憶させ
る。
と、プロセッサ51は、加工プログラムに従って、ま
ず、最初の加工形状の加工開始孔H1 で上述した自動結
線処理を行い、該加工開始孔H1 から位置P1 、P2 、
P3 、P4 、P5 のプログラムされた加工経路の放電加
工を行い、最後の経路のブロック(位置P5 からP1 )
に加工が進み(プロセッサ51は加工プログラムを1ブ
ロック先読みしているから、当該オス型切落としの最後
の加工経路が分かる)、残移動量が設定された切り残し
量αになった位置P6 になると放電加工を停止し該位置
をデータメモリ53に記憶する。そして、上述したワイ
ヤ切断処理を行い、次の加工形状の加工開始孔H2 に移
動しこの加工開始孔H2 で自動結線し、該加工開始孔H
2 よりP1 〜P9 と放電加工を行い、位置P9 より残移
動量が設定された切り残し量αになった位置P10になる
と、該位置P10をデータメモリ53に記憶しワイヤ切断
処理を行い、次の加工経路の加工開始孔H3 に移動す
る。次に、同様に自動結線を行い、プログラムされた加
工経路に従ってP1 〜P13、さらに残移動量が設定され
た切り残し量αになった位置P14まで放電加工を行っ
て、この位置をデータメモリ53に記憶しワイヤ切断処
理を行って、第1回目の加工を終了する。
第1回目の加工で加工された加工溝の上で各オス型とメ
ス型(ワーク)をブリッジするようにクランプしてオス
型を保持して、第2回目の加工指令を指令する。第2回
目の加工指令が入力されると、プロセッサ51は図3に
フローチャートで示すオス型の切り落とし処理を開始
し、まず、指標iを「1」にセットし(ステップS
1)、データメモリ53の加工終了位置を記憶するアド
レスのi番目に記憶する位置(図4で示す例では1番目
は位置P6)を読みだし該位置にワークを位置ぎめする
(ステップS2)。そしてi番目の加工形状のプログラ
ムを読み、読み取った位置から該プログラムの加工経路
を沿って設定量βだけリバース処理して戻す(ステップ
S3、S4)。この位置で上述した自動結線処理を行
う。この場合、すでに第1回目の加工で形成された加工
溝で自動結線が行われることになるが(ステップS
5)、前述したように、ワイヤ20の先端は溶断されて
いることから、半球状で表面が滑らかな形状をしてお
り、かつ電流を流しその発熱でアニールされていること
によりワイヤは直線性を有していること、さらに、加工
終了位置よりβだけ加工溝に沿って戻されているので、
ワイヤを挿入しようとする位置では2つの切断面で覆わ
れ加工溝に沿って左右対象の空間であることから、加工
液の乱れは少なくワイヤは加工液流に拘束され加工溝を
容易に貫通することができる。
結線位置から加工プログラムに従って加工を再開し、当
該加工形状の終点まで放電加工を行いオス型を切落とす
(ステップS7、S8)。指標iが「1」の場合には、
位置P6 から位置P1 までの放電加工が行われてオス型
A1が切落とされる。次に、前述したワイヤ切断処理を
行い指標iを「1」インクリメントし(ステップS9,
S10)、指標iで示されるデータメモリのi番目のア
ドレスに加工終了位置の記憶があるか否か判断し(ステ
ップS11)、記憶があれば、この加工終了位置を読み
だしステップS2に戻り、前述した処理を繰返し実行す
る。
4の例では、オス型A2を切落とす形状の位置P11より
加工経路に従って設定量βだけリバースした位置で自動
結線し該位置より放電加工を開始して切り残し量αを切
断しオス型A2を切落とす。そして、次に同様にオス型
A3を切落とす形状の位置P14より加工経路に従って設
定量βだけリバースした位置で自動結線し、放電加工を
開始し切り残し量αを切断し、第2回目の加工を終了す
る。
工プログラムと切り残し量、戻し量を設定するだけで、
1回目の加工とオス型切り落としのための2回目の加工
ができるため、従来のように、1回目用と2回目用の加
工プログラムを作成する必要がない。また、2回目の加
工においては、切り残し量だけ残した位置より加工経路
に沿って設定された戻し量だけ僅か戻った位置で自動結
線し放電加工を行うことから、2回目の加工が速やかに
実行することができ、加工時間を短縮することができ
る。
要部を概略で示す図である。
図である。
フローチャートである。
明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ワイヤ経路における上ワイヤガイドの上
流側に所定間隔をあけて直線上に2つのワイヤ溶断用電
極を配置し、該2つのワイヤ溶断用電極を介してワイヤ
に電流を流すことによってワイヤをアニールすると共
に、上ワイヤガイド側のワイヤ溶断用電極近傍でワイヤ
を溶断するアニール溶断機構を備え、上ワイヤガイドの
ノズルからの加工液流によりワイヤを自動結線するワイ
ヤ放電加工機を用いた放電加工方法であって、複数のオ
ス型を切落とす各形状の加工経路の加工プログラムを入
力すると共に切り残し量及び第2回目の加工における戻
り量を設定し、第1回目の放電加工においては、上記加
工プログラムに基づいて最初の加工形状の加工開始孔で
ワイヤを自動結線し放電加工を行い、設定された切り残
し量を残して放電加工を停止し、ワイヤを切断した後次
の加工形状の加工開始孔に自動結線し放電加工を行い順
次設定切り残し量を残して各形状の加工を停止し、第2
回目の放電加工においては、各加工形状の第1回目の放
電加工を停止した位置より、すでに形成された加工溝に
沿って設定戻し量戻った位置で、ワイヤの自動結線を行
い該位置より上記加工プログラムに基づいて放電加工を
行ってオス型を切落とした後ワイヤを切断し順次オス型
を切落とすことを特徴とするワイヤ放電加工方法。
Priority Applications (4)
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JP23598295A JP3366509B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | ワイヤ放電加工方法 |
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Family
ID=16994069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23598295A Expired - Lifetime JP3366509B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | ワイヤ放電加工方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
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US (1) | US5859401A (ja) |
EP (1) | EP0787554B1 (ja) |
JP (1) | JP3366509B2 (ja) |
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