JPH0955941A - 画像符号化方法、画像符号化装置、及び画像符号化データの記録装置 - Google Patents
画像符号化方法、画像符号化装置、及び画像符号化データの記録装置Info
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- JPH0955941A JPH0955941A JP7208743A JP20874395A JPH0955941A JP H0955941 A JPH0955941 A JP H0955941A JP 7208743 A JP7208743 A JP 7208743A JP 20874395 A JP20874395 A JP 20874395A JP H0955941 A JPH0955941 A JP H0955941A
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Abstract
とにより、高品質の画像を再現することができる画像符
号化装置を提供する。 【解決手段】 動きベクトル検出手段11は、1フレー
ム分の入力映像信号の動きベクトルを前フレームの映像
信号を用いて検出する。分布検出手段12は、動きベク
トル検出手段11で得られた動きベクトルの分布範囲を
検出する。制御手段111は、分布検出手段12で得ら
れた動きベクトルの分布範囲情報に基いて、動きベクト
ル検出手段11における映像信号の動きベクトルのサー
チ範囲を予測して動きベクトル検出手段11に対して動
きベクトルのサーチ範囲を設定する。そして、動きベク
トル検出手段11は、次の動きベクトル検出時には、制
御手段111により設定されたサーチ範囲で入力映像信
号の動きベクトルを検出する。
Description
予測を用いた画像符号化方法、画像符号化装置、及び画
像符号化データの記録装置に関するものである。
EG(Motion Picture Image CodingExperts Group)方
式がある。このMPEG方式は、CD−ROM等を対象
にした蓄積メディア用の符号化方式であり、H.261
という国際標準規格を改良して標準化された符号化方式
である。すなわち、MPEG方式では、フレーム間予測
として動き補償予測が使用され、直交変換として2次元
離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)
が使用される。
した画像符号化装置200の構成を示した図である。
号は、現在の基準フレームを16×16画素の基準小ブ
ロックに分割されたものであり、基準フレームデータと
してフレームメモリ210、動きベクトル検出回路21
1、及び減算回路201に各々供給される。
レームとして、フレームメモリ210に保存されている
前フレームデータを読み出し、供給された基準フレーム
の各ブロックが上記サーチフレームのどの位置のブロッ
クと最も良くマッチングするかを検出する動きベクトル
検出処理を行う。この動きベクトル検出処理における動
きベクトルの検出範囲は、常にある一定の大きなサーチ
範囲で行われる。
回路211で検出された動きベクトルを用いてフレーム
メモリ208に保存されている前フレームデータを読み
出して動き補償を行う。
ムデータと、動き補償回路209で動き補償が施された
フレームデータとの差分をとり、その差分データをDC
T回路202、量子化回路203を介して可変長符号化
回路204に供給する。これと同時に、可変長符号化回
路204には、動きベクトル検出回路211で検出され
た動きベクトルが供給される。
T変換され量子化された差分データ、及び動きベクトル
の値に可変長符号を割り当て、符号化データとして出力
する。
化回路204における可変長符号テーブルのコード長
は、動きベクトル検出回路211で用いられるサーチ範
囲の大きさによって異なる。一般に、サーチ範囲が大き
くなると、可変長符号化テーブルのコード長が全体的に
長くなる。このため、従来のように、常に一定の大きな
サーチ範囲で動きベクトルの検出を行うと、非常に動き
が小さな動画像においても、その動きベクトルに割り当
てられる符号長が長くなり、この結果、動きベクトルを
符号化した情報量が大きくなってしまっていた。
い場合には、本来の動きでない動きの大きな動きベクト
ルが誤って選択されるという可能性があった。このよう
な場合にも、一般に、その動きベクトルに割り当てられ
る符号長が長くなるため、動きベクトルを符号化した情
報量が増大してしまっていた。
タと、動き補償が施された前フレームとの差分の可変長
符号化を行う場合においては、動きベクトルの分布が滑
らかで無くなり、やはり動きベクトルを符号化した情報
量が大きくなってしまっていた。
に鑑みてなされたものであり、次のような目的を有する
ものである。
号化発生情報を削減することにより、高品質の画像を再
現することができる画像符号化方法、画像符号化装置、
及び画像符号化データの記録装置を提供することにあ
る。
めに、本発明に係る画像符号化方法は、1フレーム分の
入力映像信号の動きベクトルを前フレームの映像信号を
用いて検出し、検出した動きベクトルに基いて、上記前
フレームの映像信号に対して動き補償して圧縮符号化処
理を行う画像符号化方法であって、1フレーム分の入力
映像信号の動きベクトルの分布範囲を検出し、検出した
動きベクトルの分布範囲に基いて動きベクトルのサーチ
範囲を予測して設定する。そして、設定したサーチ範囲
で入力映像信号の動きベクトルを検出することを特徴と
する。
きベクトル検出手段により1フレーム分の入力映像信号
の動きベクトルを前フレームの映像信号を用いて検出
し、上記動きベクトル検出手段で得られた動きベクトル
に基いて、上記前フレームの映像信号に対して動き補償
して圧縮符号化処理を行う画像符号化装置であって、上
記動きベクトル検出手段で得られた動きベクトルの分布
範囲を検出する分布検出手段と、上記分布検出手段で得
られた動きベクトルの分布範囲情報に基いて上記動きベ
クトル検出手段における動きベクトルのサーチ範囲を制
御する制御手段とを備える。そして、上記制御手段は、
上記動きベクトル検出手段における映像信号の動きベク
トルのサーチ範囲を予測して上記動きベクトル検出手段
に対して動きベクトルのサーチ範囲を設定し、上記動き
ベクトル検出手段は、上記制御手段により設定されたサ
ーチ範囲で入力映像信号の動きベクトルを検出すること
を特徴とする。
録装置は、画像圧縮符号化手段により1フレーム分の入
力映像信号の動きベクトルを前フレームの映像信号を用
いて検出し、検出した動きベクトルに基いて、上記前フ
レームの映像信号に対して動き補償して圧縮符号化処理
を行い、上記画像圧縮符号化手段で得られた画像符号化
データを記録媒体に記録する画像符号化データの記録装
置であって、上記画像圧縮符号化手段は、上記動きベク
トルを検出する動きベクトル検出手段と、上記動きベク
トル検出手段で得られた動きベクトルの分布範囲を検出
する分布検出手段と、上記分布検出手段で得られた動き
ベクトルの分布範囲情報に基いて上記動きベクトル検出
手段における動きベクトルのサーチ範囲を制御する制御
手段とを備える。そして、上記制御手段は、上記動きベ
クトル検出手段における映像信号の動きベクトルのサー
チ範囲を予測して上記動きベクトル検出手段に対して動
きベクトルのサーチ範囲を設定し、上記動きベクトル検
出手段は、上記制御手段により設定されたサーチ範囲で
入力映像信号の動きベクトルを検出することを特徴とす
る。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
1に示すような画像符号化装置100により実施され、
画像符号化装置100は、本発明に係る画像符号化装置
を適用したものである。
供給される減算回路1、フレームメモリ10及び動きベ
クトル検出回路11と、減算回路1の出力が供給される
DCT回路2と、DCT回路2の出力が供給される量子
化回路3と、量子化回路3の出力が供給される可変長符
号化回路4及び逆量子化回路5と、逆量子化回路5の出
力が供給される逆DCT回路6と、逆DCT回路の出力
が供給される加算回路7と、加算回路7の出力が供給さ
れるフレームメモリ8と、フレームメモリ8の出力及び
動きベクトル検出回路11の出力が各々供給される動き
補償回路9と、動きベクトル検出回路11の出力が供給
される動きベクトル分布判断12とを備えている。
ベクトル分布判断12の出力が供給されるサーチ範囲制
御回路111を備えている。
きベクトル検出回路11に供給され、動きベクトル検出
回路11の出力は、可変長符号化回路4に供給されるよ
うになされており、動き補償回路9の出力は、減算回路
1及び加算回路7に各々供給されるようになされてい
る。
方式として、例えば、MPEG2方式を適用している。
MPEG2方式は、上述したようなMPEG方式を改良
した方式であり、大きな特徴として、蓄積メディアだけ
でなく、通信・放送メディアへの適用も考慮されている
こと、現行テレビジョンの品質以上の高品質画像を対象
とし、HDTV品質への拡張可能なこと、MPEG、
H.261と異なり、ノンインターレースだけでなく、
インターレース画像も扱える符号化を行うこと、分解能
(スケーラビリティ)を持つこと、MPEG2デコーダ
は、MPEGのビットストリームもデコードできる、す
なわち下方互換性を備えていること等があげられる。M
PEG2方式では、ピクチャにフレームを割り当てるこ
ともフィールドを割り当てることもできるようになされ
ている。
像符号化装置100では、図2に示すように、Iフレー
ム(フレーム内符号化画像)とPフレーム(全方向予測
画像)の距離が3フレームであり、IフレームとPフレ
ームの間に2枚のB1,B2フレーム(双方向予測画
像)を持つ画面データを扱うものとする。
ム、及びPフレームの符号化順序は、フレームの順番を
括弧内に示すと、 I(1),P(4),B1(2),B2(3),P
(7),B1(5),B2(6),P(10),・・・
・ となる。このようにフレームの入れ替えが行われた状態
の映像信号が画像符号化装置100に入力される。そし
て、画像符号化装置100では、先ず、動き補償を行わ
ないI(1)フレームの符号化が行われる。
れた映像信号であるI(1)フレームのデータは、減算
回路1を介してDCT回路2に供給されると共に、フレ
ームメモリ10に保存される。このフレームメモリ10
は、2フレーム分のメモリ容量を有するものである。
ームのデータに対して、16×16画素の2次元DCT
変換処理を施す。これにより、I(1)フレームのデー
タは、空間軸上から周波数軸上のデータに変換され、そ
の結果得られたDCT係数は、量子化回路3に供給され
る。
DCT係数を任意の量子化ステップで量子化して可変長
符号化回路4及び逆量子化回路5に各々供給する。
の量子化データに可変長符号を割り当てて符号化データ
として出力する。
用いられた量子化ステップで量子化回路3からの量子化
データを逆量子化することにより、DCT係数に戻し、
逆DCT回路6に供給する。
DCT係数に対して逆DCT処理を施すことにより、空
間軸上のデータ、すなわちI(1)フレームの現データ
に戻し、加算回路7を介してフレームメモリ8に保存す
る。このフレームメモリ8もフレームメモリ10と同様
に、2フレーム分のメモリ容量を有するものである。
あるP(4)フレームの符号化を行う。
(4)フレームのデータは、フレームメモリ10に保存
されると共に、基準フレームのデータとして動きベクト
ル検出回路11に供給される。
モリ10からサーチフレームとして上述したようにして
保存されたI(1)フレームのデータを読み出し、サー
チ範囲制御回路111の制御に基いて、フレームメモリ
10から読み出したサーチフレーム内において、供給さ
れた基準フレームの16×16画素の大きさの基準ブロ
ックが任意のサーチ範囲内で最も良くマッチングするブ
ロックの位置を求め、求めた位置を動きベクトルとして
動き補償回路9、動きベクトル分布判断回路12、及び
可変長符号化回路4に各々供給する。この時の基準フレ
ーム(P(4)フレーム)とサーチフレーム(I(1)
フレーム)の関係を上記図2に示す。上記図2におい
て、矢印の先がサーチフレーム(I(1)フレーム)を
示す。
トル分布判断回路12、及び上記任意のサーチ範囲につ
いての詳細な説明は後述する。
述したようにして保存されたI(1)フレームのデータ
において、動きベクトル検出回路11からの動きベクト
ルに見合ったブロックデータを読み出し、I(1)フレ
ームに対して動き補償を行って減算回路201に供給す
る。
(P(4)フレーム)のデータと、動き補償回路9によ
り動き補償が施されたI(1)フレームのデータとの差
分、すなわちブロック同士のマッチングの残差を求め、
その残差データをDCT回路2と量子化回路3を介して
可変長符号化回路4に供給する。
残差データ及び動きベクトル検出回路11からの動きベ
クトルに可変長符号を割り当てて符号化データとして出
力する。尚、この可変長符号化回路4の詳細な説明は後
述する。
T変換され量子化された残差データは、逆量子化回路5
と逆DCT回路6を介すことにより復号化されて加算回
路7に供給される。これと同時に、加算回路7には、動
き補償回路9により動き補償が施されたI(1)フレー
ムのデータが供給される。そして、加算回路7は、逆D
CT回路6からの複合化された残差データと、動き補償
回路9からのI(1)フレームのデータとを加算するこ
とにより、P(4)フレームの現データに戻し、そのP
(4)フレームの現データをフレームメモリ8に保存す
る。
は、例えば、表1に示すような変換が動きベクトル検出
回路11からの動きベクトルの値に応じて行われる。
クトルの値(motion_code)が小さい方が符号長が短く
なるように、動きベクトル(motion_code)の値に対し
て符号(Variable length code)が割り当てられる。
範囲が−16〜+16の場合を示したが、例えば、動き
ベクトルの値のサーチ範囲を−16〜+16よりも大き
く設定した場合には、動きベクトルの各値に割り当てる
符号長が増加する。このように、実際に取り得る動きベ
クトルの値に対して、不必要にサーチ範囲を大きく設定
してしまうと、その結果として、動きベクトルの符号化
情報が増大してしまう。
判断回路12は、動きベクトル検出回路11で得られた
動きベクトルの値の分布範囲を求める。そして、サーチ
範囲制御回路111は、動きベクトル分布判断回路12
で求められた動きベクトルの値の分布範囲に基いて、動
きベクトル検出回路11で動きベクトルを検出する際の
サーチ範囲を設定し、そのサーチ範囲で動きベクトルを
検出するように動きベクトル検出回路11を制御する。
ローチャートである。以下、上記図3を用いて動きベク
トルの検出処理を説明する。
御回路111は、サーチ範囲に初期値を設定し、最初の
フレームに対する動きベクトルの検出を初期値が設定さ
れたサーチ範囲で行うように動きベクトル検出回路11
を制御する(ステップS31)。これにより、上述した
P(4)フレームの符号化時の動きベクトルの検出は、
初期値が設定されたサーチ範囲で行われることとなる。
チ範囲制御回路111の制御に基いて、設定されたサー
チ範囲で動きベクトルを検出する(ステップS32)。
動きベクトル検出回路11で得られた動きベクトルの分
布範囲を求める(ステップS33)。
きベクトル分布判断回路12で求められた動きベクトル
の分布範囲に基いて、次の動きベクトルの検出の際のサ
ーチ範囲を設定する(ステップS4)。
プS32からの処理を繰り返し行う。
検出処理のフローチャートにおいて、動きベクトルのサ
ーチ範囲の設定処理を具体的に示したフローチャートで
ある。すなわち、上記図4に示したフローチャートにお
いて、ステップS41は、上記図3に示したステップS
33の具体的な処理であり、ステップS42〜ステップS
5は、上記図3に示したステップS34の具体的な処理で
ある。以下、上記図4を用いて動きベクトルのサーチ範
囲の設定処理を説明する。
動きベクトル検出回路11で得られた動きベクトルの分
布範囲を求める。すなわち、上記図2に示すように、動
きベクトルの水平方向の最大値Sx(=Sx(ma
x))と最小値−Sx(=Sx(min))、及び動き
ベクトルの垂直方向の最大値Sy(=Sy(max))
と最小値−Sy(=Sy(min))を求める(ステッ
プS41)。
ベクトル分布判断回路12で得られたSx(max)、
Sx(min)、Sy(max)、及びSy(min)
と、フレーム間隔の比率α(=今回決定する動きベクト
ルの検出のサーチ間隔/現在の動きベクトルの分布を求
めた際のフレーム間隔)を持って、 Sx(max)×α ・・・ 式1 Sx(min)×α ・・・ 式2 Sy(max)×α ・・・ 式3 Sy(min)×α ・・・ 式4 なる各演算式1〜4で得られた絶対値がしきい値Tsよ
り大きい値であるか否かを判断する(ステップS
42)。
Tsより大きい値であった場合、サーチ範囲制御回路1
11は、サーチ範囲を水平方向Sx(min)×α〜S
x(max)×α、垂直方向Sy(min)×α〜Sy
(max)×αに設定する。
Tsより大きい値でなかった場合、サーチ範囲制御回路
111は、以下のようにしてサーチ範囲を設定する。
(ステップS44)。
2m、垂直方向−2n〜+2nに設定する(ステップS
45)。
た絶対値がしきい値Tsより大きい値であった場合に
は、サーチ範囲を水平方向−2m〜+2m、垂直方向−2
n〜+2nに設定せずに、このサーチ範囲よりも小さいサ
ーチ範囲、すなわち水平方向Sx(min)×α〜Sx
(max)×α、垂直方向Sy(min)×α〜Sy
(max)×αに設定する。これにより、しきい値Ts
以上の残差データの大きい動きベクトルは、本来の動き
である可能性が低いため、評価から除かれることとな
る。このようにして、動きベクトルの値のばらつきを防
ぐことにより、動きベクトルの変化を滑らかにすること
ができ、残差データの値を小さくすることができる。し
たがって、動きベクトルの符号化発生情報を削減するこ
とができる。
うなサーチ範囲を示すf_codeを同時に伝送するこ
とにより、デコード時に元の動きベクトルを可変長符号
から得ることができるようになされている。表2は、サ
ーチ範囲とf_codeの対応表の一例を示したもので
ある。
化を行い、次に、B1(2)フレームの符号化を行う。
(2)フレームのデータは、フレームメモリ10に保存
されると共に、基準フレームのデータとして動きベクト
ル検出回路11に供給される。
モリ10からサーチフレームとして上述したようにして
保存されたI(1)フレーム及びP(4)フレームのデ
ータを読み出す。
ム)とサーチフレーム(I(1)フレーム、P(4)フ
レーム)の関係を図5に示す。
(2)フレームとI(1)フレームのフレーム間隔は、
1フレームであるため、B1(2)フレームを基準にし
たI(1)フレーム内の動きベクトルのサーチ範囲は、
動きが滑らかである場合、上述したP(4)フレームの
符号化時の動きベクトルのサーチ範囲の1/3で十分で
ある。したがって、P(4)フレームの符号化時の動き
ベクトルのサーチ範囲を水平方向−Sx〜+Sx、垂直
方向−Sy〜+Syとした場合、サーチ範囲制御回路1
11は、今回のサーチ範囲を水平方向−Sx/3〜+S
x/3、垂直方向−Sy/3〜+Sy/3に設定し、こ
のサーチ範囲で動きベクトルを検出するように動きベク
トル検出回路11を制御する。
ームのフレーム間隔は、2フレーム離れているため、サ
ーチ範囲制御回路111は、B1(2)フレームを基準
にしたP(4)フレーム内の動きベクトルのサーチ範囲
を水平方向−2Sx/3〜+2Sx/3、垂直方向−2
Sy/3〜+2Sy/3に設定し、このサーチ範囲で動
きベクトルを検出するように動きベクトル検出回路11
を制御する。
ーチ範囲制御回路111の制御により、設定されたサー
チ範囲でB1(2)フレームを基準にしたI(1)フレ
ーム内の動きベクトル、及びB1(2)フレームを基準
にしたP(4)フレーム内の動きベクトルを検出する。
フレームの符号化処理と同様であるため詳細な説明は省
略する。
う。
符号化処理と同様であり、図6に示すように、B2
(3)フレームとI(1)フレームのフレーム間隔は、
1フレームであるため、B2(3)フレームを基準にし
たI(1)フレーム内の動きベクトルのサーチ範囲は、
水平方向−Sx/3〜+Sx/3、垂直方向−Sy/3
〜+Sy/3に設定される。また、B2(3)フレーム
とI(1)フレームのフレーム間隔は、2フレーム離れ
ているため、B2(3)フレームを基準にしたI(1)
フレーム内の動きベクトルのサーチ範囲は、水平方向−
2Sx/3〜+2Sx/3、垂直方向−2Sy/3〜+
2Sy/3に設定される。
を制限することにより、動きベクトル検出回路11で検
出された動きベクトルを可変長符号化する際に、上記動
きベクトルに符号長が短い符号を割り当てることができ
る。また、各ブロックの動きベクトルの差分を求め、そ
の差分データを可変長符号化する際も、上記差分データ
に符号長が短い符号を割り当てることができると共に、
滑らかな動きベクトルの分布とすることができる。した
がって、動きベクトルの符号化発生情報を削減すること
ができる。
以下のようにして決定してもよい。
準にしたI(1)フレーム内の動きベクトルのサーチ範
囲を求める。そのサーチ範囲が、例えば、水平方向−S
xa〜+Sxa、垂直方向−Sya〜+Syaであった
場合、B2(3)フレームを基準にしたI(1)フレー
ム内の動きベクトルのサーチ範囲は、B2(3)フレー
ムとI(1)フレームのフレーム間隔がB1(2)フレ
ームとI(1)フレームのフレーム間隔に対して2倍と
なるため、水平方向−2Sxa〜+2Sxa、垂直方向
−2Sya〜+2Syaとする。また、B1(2)フレ
ームを基準にしたP(4)フレーム内の動きベクトルの
サーチ範囲が水平方向−Sxb〜+Sxb、垂直方向−
Syb〜+Sybであった場合、この場合も同様にし
て、B2(3)フレームを基準にしたP(4)フレーム
内の動きベクトルのサーチ範囲は、B1(2)フレーム
とP(4)フレームのフレーム間隔がB2(3)フレー
ムとP(4)フレームのフレーム間隔に対して1/2と
なるため、水平方向−Sxb/2〜+Sxb/2、垂直
方向−Syb/2〜+Syb/2とする。
制限して動きベクトルを検出することとしたが、サーチ
範囲を可変して動きベクトルを検出することとしてもよ
い。
間隔離れた動きベクトルのサーチ範囲を水平方向−Sx
〜+Sx、垂直方向−Sy〜+Syとし、I(0),B
(1),B(2),P(3)のフレームの符号化処理を I(0),B(1),B(2),P(3) のように時間順で行うとする。
(0)フレーム内の動きベクトルのサーチ範囲を上述し
たように水平方向−Sx〜+Sx、垂直方向−Sy〜+
Syとして動きベクトルを検出する。
(0)フレームのフレーム間隔は、2フレームであるこ
とから、B(2)フレームを基準にしたI(0)フレー
ム内の動きベクトルのサーチ範囲は、2倍のサーチ範
囲、すなわち水平方向−2Sx〜+2Sx、垂直方向−
2Sy〜+2Syとなるが、ここでは、動きベクトルの
分布範囲が水平方向−Ax〜+Bx、垂直方向−Ay〜
+Byの場合には、B(2)フレームを基準にしたI
(0)フレーム内の動きベクトルのサーチ範囲を水平方
向−(Ax+Sx)〜+(Bx+Sx)、垂直方向−
(Ay+Sy)〜+(By+Sy)に設定する。
レームで全く動きがない場合、動きベクトルの分布範囲
は、ほぼ(0,0)に集中し、Ax、Bx、Ay、By
の値は、各々ほぼゼロとなる。したがって、この場合に
は、B(1)フレームを基準にしたI(0)フレームの
動きベクトルのサーチ範囲を1フレーム間隔の場合の動
きベクトルのサーチ範囲と同様に、水平方向−Sx〜+
Sx、垂直方向−Sy〜+Syに設定する。
ームで動きが大きく、その動きベクトルの分布範囲が1
フレーム間隔の場合のサーチ範囲(水平方向−Sx〜+
Sx、垂直方向−Sy〜+Sy)と同様である場合に
は、B(1)フレームを基準にしたI(0)フレームの
動きベクトルのサーチ範囲を、最大のサーチ範囲である
水平方向−2Sx〜+2Sx、垂直方向−2Sy〜+2
Syに設定する。
することにより、不必要なサーチを抑えることができ、
本来の動きベクトルを検出することができる。したがっ
て、動きベクトルの符号化発生情報を削減することがで
きる。
記録装置は、図7に示すようなディスク媒体120へ画
像符号化データを記録する記録装置に適応される。
号化装置100と、記録用変調回路110とを備えてい
る。
上記図1に示した画像符号化装置100と同じ動作を示
す箇所には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。上記記録装置では、上述のようにして動きベクトル
の符号化発生情報が削減された符号化データが記録用変
調回路110を介しディスク媒体120に記録される。
これにより、ディスク媒体120に記録されたデータを
再生して得られた再生画像を高品質なものとすることが
できる。
レーム分の入力映像信号の動きベクトルを前フレームの
映像信号を用いて検出し、検出した1フレーム分の入力
映像信号の動きベクトルの分布範囲を検出する。また、
検出した動きベクトルの分布範囲に基いて、動きベクト
ルのサーチ範囲を予測して設定する。そして、次の動き
ベクトルの検出時には、設定したサーチ範囲で入力映像
信号の動きベクトルを検出する。これにより、検出した
動きベクトルを可変長符号化する際に、上記動きベクト
ルに符号長が短い符号を割り当てることができる。ま
た、各ブロックの動きベクトルの差分を求め、その差分
データを可変長符号化する際も、上記差分データに符号
長が短い符号を割り当てることができると共に、滑らか
な動きベクトルの分布とすることができる。したがっ
て、動きベクトルの符号化発生情報を削減することがで
きる。また、このようにして符号化されたデータを再生
した場合に得られる画像を高品質なものとすることがで
きる。
クトル検出手段は、1フレーム分の入力映像信号の動き
ベクトルを前フレームの映像信号を用いて検出する。分
布検出手段は、上記動きベクトル検出手段で得られた動
きベクトルの分布範囲を検出する。制御手段は、上記分
布検出手段で得られた動きベクトルの分布範囲情報に基
いて、上記動きベクトル検出手段における映像信号の動
きベクトルのサーチ範囲を予測して上記動きベクトル検
出手段に対して動きベクトルのサーチ範囲を設定する。
そして、上記動きベクトル検出手段は、次の動きベクト
ル検出時には、上記制御手段により設定されたサーチ範
囲で入力映像信号の動きベクトルを検出する。これによ
り、検出した動きベクトルを可変長符号化する際に、上
記動きベクトルに符号長が短い符号を割り当てることが
できる。また、各ブロックの動きベクトルの差分を求
め、その差分データを可変長符号化する際も、上記差分
データに符号長が短い符号を割り当てることができると
共に、滑らかな動きベクトルの分布とすることができ
る。したがって、動きベクトルの符号化発生情報を削減
することができる。また、このようにして符号化された
データを再生した場合に得られる画像を高品質なものと
することができる。
では、画像圧縮符号化手段において、動きベクトル検出
手段は、1フレーム分の入力映像信号の動きベクトルを
前フレームの映像信号を用いて検出する。分布検出手段
は、上記動きベクトル検出手段で得られた動きベクトル
の分布範囲を検出する。制御手段は、上記分布検出手段
で得られた動きベクトルの分布範囲情報に基いて、上記
動きベクトル検出手段における映像信号の動きベクトル
のサーチ範囲を予測して上記動きベクトル検出手段に対
して動きベクトルのサーチ範囲を設定する。そして、上
記動きベクトル検出手段は、次の動きベクトル検出時に
は、上記制御手段により設定されたサーチ範囲で入力映
像信号の動きベクトルを検出する。これにより、検出し
た動きベクトルを可変長符号化する際に、上記動きベク
トルに符号長が短い符号を割り当てることができる。ま
た、各ブロックの動きベクトルの差分を求め、その差分
データを可変長符号化する際も、上記差分データに符号
長が短い符号を割り当てることができると共に、滑らか
な動きベクトルの分布とすることができる。したがっ
て、動きベクトルの符号化発生情報を削減することがで
きる。また、このようにして符号化されたデータを上記
画像符号化データの記録装置により記録された記録媒体
に対して再生処理を行うことにより得られた画像を高品
質なものとすることができる。
画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
説明するための図である。
ある。
る。
を説明するための図である。
を説明するための図である。
応したディスク媒体への記録装置を示すブロック図であ
る。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 1フレーム分の入力映像信号の動きベク
トルを前フレームの映像信号を用いて検出し、検出した
動きベクトルに基いて、上記前フレームの映像信号に対
して動き補償して圧縮符号化処理を行う画像符号化方法
であって、 1フレーム分の入力映像信号の動きベクトルの分布範囲
を検出し、 検出した動きベクトルの分布範囲に基いて動きベクトル
のサーチ範囲を予測して設定し、 設定したサーチ範囲で入力映像信号の動きベクトルを検
出することを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項2】 動きベクトル検出手段により1フレーム
分の入力映像信号の動きベクトルを前フレームの映像信
号を用いて検出し、上記動きベクトル検出手段で得られ
た動きベクトルに基いて、上記前フレームの映像信号に
対して動き補償して圧縮符号化処理を行う画像符号化装
置であって、 上記動きベクトル検出手段で得られた動きベクトルの分
布範囲を検出する分布検出手段と、 上記分布検出手段で得られた動きベクトルの分布範囲情
報に基いて上記動きベクトル検出手段における動きベク
トルのサーチ範囲を制御する制御手段とを備え、 上記制御手段は、上記動きベクトル検出手段における映
像信号の動きベクトルのサーチ範囲を予測して上記動き
ベクトル検出手段に対して動きベクトルのサーチ範囲を
設定し、 上記動きベクトル検出手段は、上記制御手段により設定
されたサーチ範囲で入力映像信号の動きベクトルを検出
することを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項3】 画像圧縮符号化手段により1フレーム分
の入力映像信号の動きベクトルを前フレームの映像信号
を用いて検出し、検出した動きベクトルに基いて、上記
前フレームの映像信号に対して動き補償して圧縮符号化
処理を行い、上記画像圧縮符号化手段で得られた画像符
号化データを記録媒体に記録する画像符号化データの記
録装置であって、 上記画像圧縮符号化手段は、上記動きベクトルを検出す
る動きベクトル検出手段と、上記動きベクトル検出手段
で得られた動きベクトルの分布範囲を検出する分布検出
手段と、上記分布検出手段で得られた動きベクトルの分
布範囲情報に基いて上記動きベクトル検出手段における
動きベクトルのサーチ範囲を制御する制御手段とを備
え、 上記制御手段は、上記動きベクトル検出手段における映
像信号の動きベクトルのサーチ範囲を予測して上記動き
ベクトル検出手段に対して動きベクトルのサーチ範囲を
設定し、 上記動きベクトル検出手段は、上記制御手段により設定
されたサーチ範囲で入力映像信号の動きベクトルを検出
することを特徴とする画像符号化データの記録装置。
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