JPH09508621A - ハロゲン化アセトフェノンおよび有機酸を含有する相乗的抗菌性組成物 - Google Patents
ハロゲン化アセトフェノンおよび有機酸を含有する相乗的抗菌性組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェノンのようなハロゲン化アセトフェノン類および少なくとも1種の有機酸、その塩またはエステルの相乗的に有効な量を含む、製品、物質または媒質中または表面の微生物の成育を抑制する組成物を開示する。本発明の組成物を用いて微生物の成育を抑制し、かつ微生物によってもたらされる腐敗を防止する方法をも開示する。
Description
【発明の詳細な説明】
ハロゲン化アセトフェノンおよび有機酸を含有する相乗的抗菌性組成物
本発明は、1種以上の微生物の成育を抑制し、かつ種々の製品、材料または媒
質、とくに工業的製品、物質または媒質中の細菌または真菌類による腐敗を防止
するのに有効なある種の組成物および方法に関する。該製品、物質または媒質に
は木材パルプ、木材チップ、材木、接着剤、塗料、獣皮、製紙工場薬剤、医薬品
、化粧品、トイレタリー製品、地質掘削潤滑剤、石油化学製品、農業組成物、ペ
イント、革、木材、金属加工油剤、冷却塔用水、なめし剤、デンプン、タンパク
質物質、アクリル系ラテックスペイントエマルション、および繊維等がある。
本発明の組成物を含有する新規組成物および方法は、細菌および真菌類を包含
する微生物に対して思いがけない相乗的作用を示す。とりわけ、本発明は、ハロ
ゲン化アセトフェノンおよび少なくとも1種の有機酸、その塩またはエステルを
含有する組成物ならびに方法の使用に関する。
前記に関連する製品、物質または媒質の多くは、湿潤時または水中で処理する
場合に、防止手袋を講じなければ細菌および/または真菌類による劣化または分
解を生じやすい。微生物による劣化または分解を抑制するために、種々の工業的
殺菌剤が使用されるが、該殺生物剤の中には、不快な臭を有し、コストが高く、
有効性の度合いが低く、かつ/または貯蔵、使用および/もしくは取扱いに関し
て危険をもたらすために、効果の疑わしいものがある。
たとえば、有機水銀化合物、有機スズ化合物や塩素化フェノール類のような一
般的な工業殺菌剤の使用は、高度の毒性と環境に及ぼす悪影響についての懸念か
ら、近年、ますます規制の圧力を受けつつある。したがって、業界は、毒性が低
く、通常の使用量で長期の殺生物効果を示すことができるすぐれた殺生物剤を求
め続けている。
有機酸は単独で、微生物を抑制するのに用いることができ、その中のあるもの
は、一般に安全と認められているけれども、有機酸の多くは、極めて高濃度で使
用しなければ、細菌および真菌類に対する効果が少ない。極端な濃度の場合には
、該有機酸が高価になることがあり、またある種の工業材料を腐食するおそれさ
えある。それゆえ、有機酸の過多の使用を防ぎ、したがってコストを下げ得る方
法
が望ましい。
あるいは、ハロゲン化アセトフェノン類を、単独で、低濃度で、低毒性殺生物
剤として使用することができる。しかし、ハロゲン化アセトフェノン類は低濃度
では、抗菌作用の範囲が狭く、微生物の成育を完全には阻止しにくい。
したがって、本発明は、従来技術の1つ以上の問題点、限界および欠点を実質
的に除去する組成物を含有する抗菌性組成物および方法に関する。とりわけ、本
発明の組成物は、長期にわたり、少なくとも1種の微生物、とくに真菌類または
細菌の成育を抑制することができ、かつ使用に関し安全で経済的である。本発明
は、また、少なくとも1種の微生物の成育を抑制する方法または作用に関する。
本発明は、ハロゲン化アセトフェノンおよび少なくとも1種の有機酸、その塩
またはエステルの相乗的に有効な量を含む、少なくとも1種の微生物の成育を抑
制する組成物を提供する。該組成物は、広範囲の微生物に対して、低濃度ですぐ
れた抗菌作用を示す。
本発明は、また、本発明の組成物の成分が相乗的に有効な量で存在する該組成
物を、物質または媒質に添加する工程を含む、少なくとも1種の微生物によって
攻撃されやすい物質または媒質中もしくは表面の該微生物の成育を抑制する方法
を提供する。
さらに、本発明は、本発明の組成物の成分が相乗的に有効な量で存在する該組
成物を、製品、物質または媒質に添加する工程を含む、細菌および/または真菌
類による製品、物質または媒質の腐敗を防ぐ方法を提供する。
相乗的に有効な量は、処理する物質または媒質によって異なり、特定の適用の
場合には、当業者は不適当な実験を行うことなく日常的に求めることができる。
本発明は、また、前記の製品、物質また媒質に、ハロゲン化アセトフェノンお
よび少なくとも1種の有機酸、その製品またはエステルを別々に添加することも
包含する。この態様によれば、使用時に存在するハロゲン化アセトフェノンおよ
び少なくとも1種の有機酸、その塩またはエステルの最終量が少なくとも1種の
微生物の成育を抑制するのに必要な相乗的に有効な量となるように、諸成分は別
個に系に添加される。
本発明の組成物は、また、微生物によって攻撃されやすい種々の工業的製品、
媒質または物質を保存するのにも有効である。該製品、媒質または物質には、こ
れに限らないけれども、染料、ペースト、材木、革、繊維、パルプ、木材チップ
、なめし剤、製紙工場薬剤、ポリマーエマルション、ペイント、紙や他のコーテ
ィング剤およびサイズ剤、金属加工油剤、地質掘削潤滑剤、石油化学製品、冷却
水系、医薬品、化粧品およびトイレタリー製品がある。
該組成物は細菌による腐敗から種子または作物を保護するための農薬配合物に
も有効であることができる。
本発明の別の利点は、一部は以下の記述中に示され、かつ一部は説明から明ら
かになり、または本発明の実施によって知ることができよう。本発明の利点は、
とくにクレーム中に指摘される成分および混合物によって、実現し、達成するこ
とができる。
上述の一般的説明ならびに以下の詳細な説明は、例示的で説明的なものにすぎ
ず、クレームされる本発明を限定するものではないことを理解されたい。
2種の化学的殺菌剤を混合して1つの製品にするか、または別個に加える場合
に、3種類の結果が起りうる。
1)生成物中の薬品が付加的(中性の)効果を示すであろう。
2)生成物中の薬品が拮抗的(マイナスの)効果を示すであろう。
3)生成物中の薬品で相乗的(プラスの)効果を示すであろう。
付加的効果は個々の成分以上の経済的利点はない。拮抗的効果はマイナスの影
響をもたらすと思われる。多分、付加的でも拮抗的効果でもない相乗効果だけが
プラスの効果を生じると思われ、したがって経済的利点を有する。
2種類の殺生物剤を混合して、混合物を得る場合に、実際に試験を行う以前に
、付加的、拮抗的あるいは相乗的効果が得られるかどうかを知る可能性がある理
論的方法のないことは殺菌剤の文献で周知のことである。
ハロゲン化アセトフェノン類および少なくとも1種の有機酸、その塩またはエ
ステルを混合した殺菌剤組成物は、それぞれの単独の成分と比べて予期しない相
乗効果を示す。したがって、該組成物は、種々の微生物に対して低濃度で、すぐ
れた、すなわち付加的な殺菌効果に勝る効果が得られる。微生物の例には、これ
に限定されないけれども、Trichoderma harzianumおよび
Pseudomonas aeruginosaのような真菌類および細菌があ
る。これら2種の生物は、製品、物質または媒質の腐敗に関連があるもっとも一
般的な生物中のものである。これら2種の生物は、抑制するのが極めて難しい生
物中の一部であるので、本発明の組成物は、大部分の細菌および真菌類に対して
有効であると思われる。本発明の組成物は低毒性であるのが好ましい。
本発明の組成物によれば、ハロゲン化アセトフェノンはハロゲン化ヒドロキシ
アセトフェノンが好ましく、下式:
(式中、Xはハロゲン、Yはハロゲンまたは水素)を有するものがさらに好まし
い。XがBr、F、ClまたはI、かつYがH、Br、F、ClまたはIである
のが好ましい。本発明によるハロゲン化アセトフェノンは2−ブロモ−4’−ヒ
ドロキシアセトフェノンであるのがもっとも好ましい。モノ置換2−ブロモアセ
トフェノン類の調製法は米国特許第3,193,448号に記載されており、該
特許の全文は参考資料として収録してある。2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセ
トフェノンすなわちBHAPは市販されており、また市販原料から容易に合成さ
れる。
本発明の有機酸は、ハロゲン化アセトフェノンと混合したときに、相乗効果を
生じる任意の有機酸である。有機酸の例には、芳香族有機酸、環状有機酸、脂肪
族有機酸、その塩またはエステルがある。本発明による効果的な有機酸の特定例
には、デヒドロ酢酸、オクタン酸、ノナン酸、ギ酸、ソルビン酸、酢酸、シュウ
酸、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、プロピオン酸、ラウリン酸、ウンデシ
レン酸、安息香酸または安息香酸誘導体たとえば2−ヒドロキシ安息香酸、3−
ヒドロキシ安息香酸もしくは4−ヒドロキシ安息香酸、メチルパラベンまたはプ
ロピルパラベンがある。
好ましくはカルシウム、亜鉛、カリウム、またはナトリウムを含有する安息香
酸ナトリウムまたはソルビン酸カリウムのような有機酸塩を使用することができ
る。好ましいエステルはメチルパラベンやプロピルパラベンのようなパラベン類
である。
本発明によれば、これら有機酸、塩またはエステルの混合物を使用することも
できる。該混合物をハロゲン化アセトフェノンと組合せて使用する場合には、混
合物中の少なくとも1種の有機酸はハロゲン化アセトフェノンと相乗的な関係を
有する。本発明の有用な有機酸、塩およびエステルは市販されており、または市
販の原料から合成することができる。
有機酸は、たとえば、酸と製品、物質または媒質との相溶性に基づいて選ぶこ
とができる。相溶性は、有機酸を、使用する製品、物質または媒質に加えれば容
易に決定される。
相溶性は、流体系の溶解度および/または問題の流体との反応性の欠除のよう
な基準によって決定することができる。たとえば、流体系で使用する場合には、
有機酸が、特定流体系中に自由に溶解または分散できて、均質の溶液または分散
液を生じるのが好ましい。流体系の例はなめし剤、製紙工場薬剤、冷却塔用水、
およびペイントである。
本発明によれば、組成物は、特定の用途によって、固体、分散液、エマルショ
ンまたは溶液の形をとることができる。さらに、組成物の成分は別々に適用する
こともできるし、または最初に混合してから、製品、物質または媒質に適用する
ことができる。
本発明の組成物は、成分(A)および(B)を有機溶剤に溶解して、液状に調
製することができる。
好ましい態様について以下述べる場合に、成分(A)は2−ブロモ−4’−ヒ
ドロキシアセトフェノン(BHAP)で成分(B)は少なくとも1種の有機酸、
その塩またはエステルである。
前記のように、組成物の成分(A)および(B)は、相乗的に有効な量で使用
する。(A)対(B)の重量比は、微生物の種類のみならず組成物を適用する製
品、物質または媒質によっても異なる。当業者は、特定の用途に適切な重量比を
容易に求めることができる。
本発明において、成分(A)対成分(B)の重量比は、約0.01:99ない
し約99:0.01が好ましく、約1:30ないし約30:1がより好ましく、
約1:5ないし約5:1がもっとも好ましい。
本発明によれば、BHAP対次の有機酸の下記概略重量比範囲もまた好ましい
。
BHAP:安息香酸 1:1.7 ないし 1:333
BHAP:安息香酸ナトリウム 1:167 ないし 0.1:133
BHAP:ソルビン酸 1:1.7 ないし 1:133
BHAP:ソルビン酸カリウム 1:33 ないし 1:267
BHAP:p−ヒドロキシ安息香酸 1:1.7 ないし 0.1:133
BHAP:デヒドロ酢酸 1:6.7 ないし 1:67
BHAP:プロピオン酸 1:8 ないし 1:333
BHAP:メチルパラベン 1:3 ないし 0.1:333
BHAP:プロピルパラベン 1:1.7 ないし 0.1:333
BHAP:ノナン酸 1:17 ないし 1:133
BHAP:オクタン酸 1:1.7 ないし 1:133
BHAP:ウンデシレン酸 1:1.7 ないし 0.1:167
BHAP:ラウリン酸 1:1.7 ないし 1:333
BHAP:ギ酸 1:1.7 ないし 1:333
BHAP:酢酸 1:8 ないし 1:266
BHAP:シュウ酸 1:1.7 ないし 1:133
BHAP:クエン酸 1:1.7 ないし 1:133
BHAP:リンゴ酸 1:1.7 ないし 1:67
BHAP:グリコール酸 1:3 ないし 1:133
概して、相乗的混合物を、2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェノンの約
0.01ないし約3000ppm、好ましくは約0.1ないし約1000ppm
、もっとも好ましくは約0.1ないし約500ppmに及ぶ濃度および有機酸の
約0.1ppm約1重量%、好ましくは約0.1ないし約5000ppm、もっ
とも好ましくは約0.1ないし約2,000ppmに及ぶ濃度で使用する場合に
、効果的な殺菌反応を得ることができる。
本発明は、また、本発明の組成物の成分が相乗的に有効な量で存在する該組成
物を、物質または媒質に適用する工程を含む、少なくとも1種の微生物によって
攻撃されやすい物質または媒質中または表面における該微生物の成育を抑制する
方法をも提供する。
さらに、本発明は、本発明の組成物の成分が相乗的に有効な量で存在する該組
成物を、製品、物質または媒質に適用する工程を含む、細菌や真菌類による前記
製品、物質または媒質の腐敗を防止する方法を提供する。たとえば、組成物は、
ワタ、オオムギ、米、トウモロコシ、タバコ等のような種子または作物の腐敗を
防止するのに用いることができる。
組成物を適用する方式や比率は、組成物が意図される用途によって異なる。た
とえば組成物は、物質または製品に吹付けもしくは刷毛塗りによって適用するこ
とができる。物質または製品は、また、組成物の適当な配合物中に浸漬して処理
することもできよう。液体または液体類似媒質の場合には、組成物を含有する溶
液または分散液を生成するように、適当な容器に流し込むかまたは計り込むこと
によって組成物を媒質に加えることができるかもしれない。たとえば、液体防腐
剤として使用する場合には、組成物を水性エマルションとして調製することがで
きる。必要な場合には、組成物に界面活性剤を加えることができる。
本発明によれば、殺虫剤等のような補助成分を、組成物の相乗効果に悪影響を
及ぼさずに前述の調製物に加えることができる。使用可能な殺虫剤には、ピレト
リン、ニコチン、クロルデン、パラチオン類やメトキシクロルがあるが、これに
限るものではない。
前記混合物の相乗作用は、後で述べる標準実験法を用いて確認した。下記実施
例は、本発明の範囲を説明しようとするものであって、限定するつもりはない。微生物学的評価
A.真菌類による評価
まず、1lの脱イオン水に、0.7gのKH2PO4、0.7gのMgSO4・
7H2O、1.0gのNH4NO3、0.005gのNaCl、0.002gのF
eSO4・7H2O、0.002gのZnSO4・7H2O、0.001gのMnS
O4・7H2O、および10gのグルコースを加えて無機塩−グルコース培地を調
製した。培地のpHを、1N NaOHを用いて6に調製した。次に培地を試験
管内に5mLの量を分取して、121℃、20分間のオートクレーブに掛けた。
真菌類Trichoderma harzianumをポテトデキストロース
寒天斜面で7ないし10日間成育させ、胞子を斜面から無菌食塩水中に洗い流す
ことによって胞子懸濁液を調製した。無菌無機塩−グルコース培地に、所望濃度
の殺生物剤を添加後、真菌胞子懸濁液を加えた。最終胞子濃度はほぼ106cf
u/mLであった。接種した培地を28℃で14日間培養した。
B.細菌による評価
栄養素を含むブロス(2.5g/リットル脱イオン水)を調製し、1N HC
lでpHを6に調整した。これを試験管内に5mLの量を分取して、121℃、
20分間のオートクレーブに掛けた。栄養素を含んだブロスに所望濃度の殺生物
剤を添加後、約9.3×108cfu/mLのPseudomonas aer
uginosa細胞懸濁液100ミクロリットルを加えて、37℃で48時間培
養した。
実施例1ないし19では、2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェノン(B
HAP)(成分Aと呼ぶ)および対応する有機酸、その塩またはエステル(成分
Bと呼ぶ)の配合物を、種々の比率および前記の方法を用いて真菌類Trich
oderma harzianum、ならびに細菌Pseudomonas a
eruginosaに対して一連の濃度による一連の試験を行うことにより相乗
効果が実証された。
AおよびBを含有する混合物では成分AおよびBごと、ならびに単独で作用す
る成分AおよびBごとに、真菌類の場合には2週間、細菌の場合には48時間成
育を完全に阻止させた最低濃度を求めた。該濃度を相乗効果の計算の終点として
使用した。次に、前記の単独または混合物中の成分の終点を、同様に調製したフ
ラスコまたは試験管内の純粋な有効成分の単独の終点と比較した。
Kull,E.C.Eisman,P.C.,Sylwestrwicz,H
.D.、およびMayer,R.L.が1961年、Applied Micr
obiology,9:538−541に述べた方法によって相乗作用を表わし
た。
すなわち
QA/Qa+QB/Qbが1よりも小
ただし
Qa=終点を生じた、単独で作用すると化合物Aの濃度(ppm)
Qb=終点を生じた、単独で作用する化合物Bの濃度(ppm)
QA=終点を生じた、混合物中の化合物Aの濃度(ppm)
QB=終点を生じた、混合物中の化合物Bの濃度(ppm)
QA/QaおよびQB/Qbの合計が1より大きい場合には、拮抗作用を示し
、合計が1に等しい場合には付加性を示す。この値が1より小さいと、相乗作用
が生じる。
本発明の組成物の相乗効果を表わすこの方法は広く用いられかつ受け入れられ
ている。より詳細な情報はKullらの文献にある。この方法に関するさらに深
い情報は米国特許第3,231,509号に記載されており、その開示の全文は
参考資料として収録してある。
実施例は、ほとんどすべての試料において、BHAPと対応する有機酸との混
合物が相乗的結果を生じたことを示す(比が1未満の値からわかる)。たとえば
表2には、<1.2または<1.4のような二三の例があったが、この場合には
、単独で使用した酸の終点が求められなかったので相乗的結果は不確定であった
。
本発明の精神または範囲を逸脱せずに本発明の組成物および方法に種々の修正
および変更を行いうることは当業者には明らかなことである。したがって、本発
明は、本発明の修正および変更が添付クレームおよびその等価物の範囲内にあれ
ば、それらをすべてカバーするつもりである。
実施例1
成分A=BHAP
成分B=安息香酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例2
成分A=BHAP
成分B=安息香酸ナトリウム
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例3
成分A=BHAP
成分B=ソルビン酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例4
成分A=BHAP
成分B=ソルビン酸カリウム
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例5
成分A=BHAP
成分B=p−ヒドロキシ安息香酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例6
成分A=BHAP
成分B=デヒドロ酢酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例7
成分A=BHAP
成分B=プロピオン酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例8
成分A=BHAP
成分B=メチルパラベン
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例9
成分A=BHAP
成分B=プロピルパラベン
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例10
成分A=BHAP
成分B=ノナン酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例11
成分A=BHAP
成分B=オクタン酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例12
成分A=BHAP
成分B=ウンデシレン酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例13
成分A=BHAP
成分B=ラウリン酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例14
成分A=BHAP
成分B=ギ酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例15
成分A=BHAP
成分B=酢酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例16
成分A=BHAP
成分B=シュウ酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例17
成分A=BHAP
成分B=クエン酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例18
成分A=BHAP
成分B=リンゴ酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
実施例19
成分A=BHAP
成分B=グリコール酸
試験生物 終点を生じる量(ppm)
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年12月6日
【補正内容】
英文明細書第2頁
(翻訳文明細書第1頁第21行から第2頁第12行まで)
−−−その高度の毒性と環境に及ぼす影響についての懸念から、近年、圧力
−−−。したがって、業界は、毒性が低く、通常の使用量で、長期の殺生物効果
を示すことができるすぐれた殺生物剤を求め続けている。
日本特許出願昭58−183,606号は、アセトフェノン化合物と、3,5
−ジメチロール、2,5−2H−テトラヒドロチアジン−2−チオン;メチレン
ビスチスシアネート;1,4−ビス−(ブロモ−アセトキシ)2−ブテン;1,
2−ビス(ブロモアセトキシ)エタン;2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロ
パンジオールとの混合物;または5−クロロ−2−メチル−4−イソチアジン−
3−オンおよび金属塩の錯体ならびに2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ールおよび金属塩の錯体の混合物を含有する殺菌剤および藻類抑制剤に関するも
のである。
有機酸は単独で、微生物を抑制するのに用いることができ、その中のあるもの
は、一般に安全と認められているけれども、有機酸の多くは、極めて高濃度で使
用しなければ、細菌および真菌類に対する効果が少ない。極端な濃度の場合には
、該有機酸が高価になることがあり、またある種の工業材料を腐食するおそれさ
えもある。それ故、有機酸の過多の使用を防ぎ、したがってコストを下げ得る方
法が望ましい。
あるいは、ハロゲン化アセトフェノン類を単独で、低濃度で、低毒性殺生物剤
として使用することができる。しかし、ハロゲン化アセトフェノン類は低濃度で
は、抗菌作用の範囲が狭く、微生物の成育を完全には阻止しにくい。
したがって、本発明は、従来技術の1つ以上の問題点、限界および欠点を実質
的に除去する組成物を含有する抗菌性組成物および方法に関する。とりわけ、本
発明の組成物は、長期にわたり、少なくとも1種の微生物、とくに細菌または真
菌類の成育を抑制することができ、かつ使用に関し安全で経済的である。本発明
は、また少なくとも1種の微生物の成育を抑制する方法または作用に関する。
本発明はハロゲン化アセトフェノンおよび少なくとも1種の有機酸、その塩ま
たはエステルの相乗的に有効な量を含む、少なくとも1種の微生物の成育を抑制
する組成物を提供する。該組成物は−−−
請求の範囲の差し替え
請求の範囲
1.(A)ハロゲン化アセトフェノンおよび(B)少なくとも1種の有機酸、
その塩またはエステルの相乗的に有効な量を含む少なくとも1種の微生物の成育
を抑制する組成物において、該ハロゲン化アセトフェノンが式
(式中、Xはハロゲン、Yはハロゲンまたは水素)を有し、かつ前記有機酸が、
安息香酸、安息香酸ナトリウム、p−ヒドロキシ安息香酸、メチルパラベン、プ
ロピルパラベン、デヒドロ酢酸、オクタン酸、ノナン酸、ギ酸、ソルビン酸、ソ
ルビン酸カリウム、酢酸、シュウ酸、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、プロ
ピオン酸、ラウリン酸、ウンデシレン酸、それぞれの塩およびエステル、ならび
にこれらの混合物より成る群より選ばれる組成物。
2.微生物が細菌または真菌類である請求項1記載の組成物。
3.前記細菌または真菌類がTrichoderma harzianumまたはPseudomonas aeru
ginosaである請求項2記載の組成物。
4.XがBr、F、ClまたはI、かつYがH、Br、F、ClまたはIであ
る請求項1記載の組成物。
5.ハロゲン化アセトフェノンが2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェノ
ンである請求項1記載の組成物。
6.(A)対(B)の重量比が約1:30ないし約30:1である請求項1記
載の組成物。
7.重量濃度比が、ハロゲン化アセトフェノンの約0.1ないし1000pp
mおよび有機酸の約0.1ないし5000ppmである請求項1記載の組成物。
8.少なくとも1種の微生物による攻撃を受けやすい生成物、物質または媒質
中または表面の該微生物の成育を抑制する方法において、前記生成物、物質、ま
たは媒質に、(A)ハロゲン化アセトフェノンおよび(B)少なくとも1種の有
機酸、その塩またはエステルの、相乗的に前記成育を抑制するのに有効な量を含
む組成物を適用する工程を含み、さらに該ハロゲン化アセトフェノンが式
(式中、Xはハロゲン、Yは水素またはハロゲン)を有し、かつ
前記有機酸が、安息香酸、安息香酸ナトリウム、p−ヒドロキシ安息香酸、デ
ヒドロ酢酸、オクタン酸、ノナン酸、ギ酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、
酢酸、シュウ酸、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、プロピオン酸、ラウリン
酸・ウンデシレン酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、それぞれの塩および
エステル、ならびにこれらの混合物より成る群より選ばれる方法。
9.前記微生物が細菌および真菌類から選ばれる請求項8記載の方法。
10.前記細菌または真菌類がTrichoderma harzianumおよびPseudomonas ae
ruginosaである請求項9記載の方法。
11.XがBr、F、ClまたはI、かつYがH、Br、F、ClまたはIで
ある請求項7記載の方法。
12.前記有機酸が安息香酸である請求項1記載の組成物または請求項7記載
の方法。
13.該ハロゲン化アセトフェノンが2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフ
ェノンである請求項8記載の方法。
14.前記製品、物質または媒質が木材パルプ、木材チップ、材木、ペイント
、革、接着剤コーティング、獣皮、なめし剤、製紙工場薬剤、金属加工油剤、石
油化学製品、医薬品、冷却塔用水、化粧品、トイレタリー製品、繊維、地質掘削
潤滑剤または作物もしくは種子保護用農薬組成物である請求項8記載の方法。
15.重量濃度比が、ハロゲン化アセトフェノンの約0.1ないし1000p
pmおよび有機酸の約0.1ないし500ppmである請求項8記載の組成物。
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,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN
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- 【特許請求の範囲】 1.(A)ハロゲン化アセトフェノンおよび(B)少なくとも1種の有機酸、 その塩またはエステルの相乗的に有効な量を含む少なくとも1種の微生物の成育 を抑制する組成物。 2.微生物が細菌または真菌類である請求項1記載の組成物。 3.前記細菌または真菌類がTrichoderma harzianumまたはPseudomonas aeru ginosaである請求項2記載の組成物。 4.ハロゲン化アセトフェノンが式 (式中、Xはハロゲン、Yはハロゲンまたは水素)を有する請求項1記載の組成 物。 5.XがBr、F、ClまたはI、かつYがH、Br、F、ClまたはIであ る請求項4記載の組成物。 6.ハロゲン化アセトフェノンが2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェノ ンである請求項4記載の組成物。 7.有機酸が芳香族有機酸、環状有機酸、脂肪族有機酸、それぞれの塩および エステル、ならびにこれらの混合物より成る群から選ばれる請求項1記載の組成 物。 8.前記有機酸が、安息香酸、安息香酸ナトリウム、p−ヒドロキシ安息香酸 、メチルパラベン、プロピルパラベン、デヒドロ酢酸、オクタン酸、ノナン酸、 ギ酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、酢酸、シュウ酸、グリコール酸、クエ ン酸、リンゴ酸、プロピオン酸、ラウリン酸、ウンデシレン酸、それぞれの塩お よびエステル、ならびにこれらの混合物より成る群から選ばれる請求項7記載の 組成物。 9.(A)対(B)の重量比が約0.01:99ないし約99:0.01であ る請求項1記載の組成物。 10.(A)対(B)の重量比が約1:30ないし約30:1である請求項9 記載の組成物。 11.(A)対(B)の重量比が約1:5ないし約5:1である請求項10記 載の組成物。 12.重量濃度比が、ハロゲン化アセトフェノンの約0.01ないし約300 0ppmおよび有機酸の約0.1ppmないし約1重量%である請求項1記載の 組成物。 13.重量濃度比が、ハロゲン化アセトフェノンの約0.1ないし1000p pmおよび有機酸の約0.1ないし500ppmである請求項12記載の組成物 。 14.重量濃度比が、ハロゲン化アセトフェノンの約0.1ないし500pp mおよび有機酸の約0.1ないし2000ppmである請求項13記載の組成物 。 15.少なくとも1種の微生物によって攻撃されやすい製品、物質または媒質 中または表面の前記微生物の成育を抑制する方法において、前記製品、物質また は媒質に、(A)ハロゲン化アセトフェノンおよび(B)少なくとも1種の有機 酸、その塩またはエステルの前記成育を抑制するのに相乗的に有効な量を含む組 成物を適用する工程を含む方法。 16.前記微生物が細菌および真菌類から選ばれる請求項15記載の方法。 17.前記細菌または真菌類がTrichoderma harzianumまたはPseudomonas ae ruginosaである請求項16記載の方法。 18.ハロゲン化アセトフェノンが式 (式中、Xはハロゲン、Yはハロゲンまたは水素)を有する請求項15記載の方 法。 19.XがBr、F、ClまたはI、かつYがH、Br、F、ClまたはIで ある請求項18記載の方法。 20.ハロゲン化アセトフェノンが2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェ ノンである請求項18記載の方法。 21.前記製品、物質または媒質が木材パルプ、木材チップ、材木、ペイント 、革、接着剤コーティング、獣皮、なめし剤、製紙工場薬剤、金属加工油剤、石 油化学製品、医薬品、冷却塔用水、化粧品、トイレタリー製品、繊維、地質掘削 潤滑剤または作物もしくは種子を保護する農薬組成物である請求項15記載の方 法。 22.前記組成物が固体、分散液、エマルションまたは溶液の形をなす請求項 15記載の方法。 23.前記有機酸が安息香酸、安息香酸ナトリウム、p−ヒドロキシ安息香酸 、デヒドロ酢酸、オクタン酸、ノナン酸、ギ酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウ ム、酢酸、シュウ酸、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、プロピオン酸、ラウ リン酸、ウンデシレン酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、それぞれの塩お よびエステルならびにこれらの混合物より成る群から選ばれる請求項15記載の 方法。 24.前記成分(A)および(B)を別々に、製品、物質または媒質に添加す る請求項15記載の方法。 25.前記成分(A)および(B)をまず混合した後、製品、物質または媒質 に添加する請求項15記載の方法。 26.重量濃度比が、ハロゲン化アセトフェノンの約0.01ないし約300 ppmおよび有機酸の約0.1ppmないし約1重量%である請求項15記載の 方法。 27.重量濃度比が、ハロゲン化アセトフェノンの約0.1ないし1000p pmおよび有機酸の約0.1ないし5000ppmである請求項26記載の方法 。 28.重量濃度比が、ハロゲン化アセトフェノンの約0.1ないし500pp mおよび有機酸の約0.1ないし2000ppmである請求項27記載の方法。 29.細菌、真菌類または両者によって引き起される製品、物質または媒質の 腐敗を防止する方法において、前記製品、物質または媒質に、(A)ハロゲン化 アセトフェノンおよび(B)少なくとも1種の有機酸、その塩またはエステルの 、前記腐敗を防止するのに、相乗的に有効な量を含む組成物を適用する工程を含 む 方法。 30.前記物質が種子または作物である請求項29記載の方法。 31.前記有機酸が、安息香酸、安息香酸ナトリウム、p−ヒドロキシ安息香 酸、デヒドロ酢酸、オクタン酸、ノナン酸、ギ酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリ ウム、酢酸、シュウ酸、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、プロピオン酸、ラ ウリン酸、ウンデシレン酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、それぞれの塩 およびエステル、ならびにこれらの混合物より成る群から選ばれる請求項29記 載の方法。 32.ハロゲン化アセトフェノンが式 (式中、Xはハロゲン、Yはハロゲンまたは水素)を有する請求項29記載の方 法。 33.XがBr、F、ClまたはI、かつYがH、Br、F、ClまたはIで ある請求項32記載の方法。 34.ハロゲン化アセトフェノンが2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェ ノンである請求項32記載の方法。
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