JPH0939990A - セルフシールキャップ - Google Patents
セルフシールキャップInfo
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- JPH0939990A JPH0939990A JP7197422A JP19742295A JPH0939990A JP H0939990 A JPH0939990 A JP H0939990A JP 7197422 A JP7197422 A JP 7197422A JP 19742295 A JP19742295 A JP 19742295A JP H0939990 A JPH0939990 A JP H0939990A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D47/00—Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
- B65D47/04—Closures with discharging devices other than pumps
- B65D47/20—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
- B65D47/2018—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure
- B65D47/2056—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure lift valve type
- B65D47/2081—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure lift valve type in which the deformation raises or lowers the valve port
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 単一部材でセルフシール機能を発揮し得ると
共にキャップが開放状態から閉止状態にされた場合に、
容器を元の形状に復元させることのできるセルフシール
キャップキャップを提供する。 【解決手段】 内壁18は、上壁12が開放位置にある
ときに口部22の内面に密着し上壁12が少なくとも開
放位置から閉止位置に至る過程において口部22の内面
と離間する。さらに、外壁14は、上壁12が開放位置
から閉止位置に至る過程において口部22と連通するエ
ア吸入口15が形成されている。開放状態において、容
器20に対する押圧力を解除すると、内壁18が口部2
2の内面と離間し、エア吸入口15と容器20とが連通
され、容器20内にエア吸入口15を介して口部22か
ら外気が容器20内に流入し、容器20が元の形状に復
元する。
共にキャップが開放状態から閉止状態にされた場合に、
容器を元の形状に復元させることのできるセルフシール
キャップキャップを提供する。 【解決手段】 内壁18は、上壁12が開放位置にある
ときに口部22の内面に密着し上壁12が少なくとも開
放位置から閉止位置に至る過程において口部22の内面
と離間する。さらに、外壁14は、上壁12が開放位置
から閉止位置に至る過程において口部22と連通するエ
ア吸入口15が形成されている。開放状態において、容
器20に対する押圧力を解除すると、内壁18が口部2
2の内面と離間し、エア吸入口15と容器20とが連通
され、容器20内にエア吸入口15を介して口部22か
ら外気が容器20内に流入し、容器20が元の形状に復
元する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗剤、薬液等の内
容物を収容する容器に取付けられるセルフシールキャッ
プに関するものであり、より詳しくは、容器の押圧及び
押圧の解除によってセルフシール機能を発揮し得ると共
にキャップが開放状態から閉止状態にされた場合に容器
を元の形状に復元させることのできるセルフシールキャ
ップに関する。
容物を収容する容器に取付けられるセルフシールキャッ
プに関するものであり、より詳しくは、容器の押圧及び
押圧の解除によってセルフシール機能を発揮し得ると共
にキャップが開放状態から閉止状態にされた場合に容器
を元の形状に復元させることのできるセルフシールキャ
ップに関する。
【0002】
【従来の技術】洗剤等の内容物が充填された容器には、
その口部に内容物注出用の注出口を備えたキャップが取
付けられるようになっており、従来、この種のキャップ
として、自動又は手動により、注出口が開閉される機構
(セルフシール機構)を備えたキャップが知られてい
る。
その口部に内容物注出用の注出口を備えたキャップが取
付けられるようになっており、従来、この種のキャップ
として、自動又は手動により、注出口が開閉される機構
(セルフシール機構)を備えたキャップが知られてい
る。
【0003】この種のキャップとして、実公平1−36
771号公報に記載されているものがある。その概要は
下記の通りである。すなわち、図4に示す如く、キャッ
プ30は、キャップ状部材32、栓付き部材34、ノズ
ル付き弾性部材36によって構成されるものであり、チ
ューブ容器本体40に取付けられるようになっている。
771号公報に記載されているものがある。その概要は
下記の通りである。すなわち、図4に示す如く、キャッ
プ30は、キャップ状部材32、栓付き部材34、ノズ
ル付き弾性部材36によって構成されるものであり、チ
ューブ容器本体40に取付けられるようになっている。
【0004】チューブ容器本体40は、口頚部42を備
えており、この口頚部42にキャップ状部材32の第1
周壁32Aが嵌合されている。第1周壁32Aの内面に
は、栓付き部材34の第2周壁34Aが嵌着されてお
り、該第2周壁34A下端には、透孔34Bが形成され
た第2頂壁34Cが横設されている。第2頂壁34Cの
中心から、外周にテーパ面が形成された大径部35Aを
有する栓棒35が起立されている。
えており、この口頚部42にキャップ状部材32の第1
周壁32Aが嵌合されている。第1周壁32Aの内面に
は、栓付き部材34の第2周壁34Aが嵌着されてお
り、該第2周壁34A下端には、透孔34Bが形成され
た第2頂壁34Cが横設されている。第2頂壁34Cの
中心から、外周にテーパ面が形成された大径部35Aを
有する栓棒35が起立されている。
【0005】第2周壁34A内には、ノズル付き弾性部
材36の第3周壁37が嵌着されている。第3周壁37
上端からは弾性テーパ壁37Aが突設されており、該弾
性テーパ壁37Aの内周縁からキャップ状部材32の挿
通孔32Bを挿通した状態にノズル孔37Bが起立され
ている。そして、ノズル孔37Bの上端部内面に形成さ
れ下面をテーパ面とした突条39を大径部35Aのテー
パ面に水密に圧搾させてノズル孔37Bを閉鎖させる構
成である。
材36の第3周壁37が嵌着されている。第3周壁37
上端からは弾性テーパ壁37Aが突設されており、該弾
性テーパ壁37Aの内周縁からキャップ状部材32の挿
通孔32Bを挿通した状態にノズル孔37Bが起立され
ている。そして、ノズル孔37Bの上端部内面に形成さ
れ下面をテーパ面とした突条39を大径部35Aのテー
パ面に水密に圧搾させてノズル孔37Bを閉鎖させる構
成である。
【0006】上記の如く、キャップ30が構成されお
り、チューブ容器本体40の胴部を押圧すると、弾性テ
ーパ壁37Aと共にノズル孔37Bが押し上げられ、ノ
ズル孔37Bが開口してクリーム状物が吐出される。チ
ューブ容器本体40の押圧を解除すると、弾性テーパ壁
37Aが弾性復元してノズル孔37Bが閉塞するように
なっている。また、他のキャップとして、特公昭45−
38230号公報に記載されているものがある。ここに
開示されたキャップは、図5に示す如く、容器本体60
に取付けられる蓋主体50には、凹陥部52が設けられ
ている。この凹陥部52の底部54には、流通孔54A
が形成されていると共に突出部54Bが形成されてい
る。
り、チューブ容器本体40の胴部を押圧すると、弾性テ
ーパ壁37Aと共にノズル孔37Bが押し上げられ、ノ
ズル孔37Bが開口してクリーム状物が吐出される。チ
ューブ容器本体40の押圧を解除すると、弾性テーパ壁
37Aが弾性復元してノズル孔37Bが閉塞するように
なっている。また、他のキャップとして、特公昭45−
38230号公報に記載されているものがある。ここに
開示されたキャップは、図5に示す如く、容器本体60
に取付けられる蓋主体50には、凹陥部52が設けられ
ている。この凹陥部52の底部54には、流通孔54A
が形成されていると共に突出部54Bが形成されてい
る。
【0007】また、蓋主体50は、スナップアクション
をし得る閉塞体56を備えており、閉塞体56から突設
された把み部58の排出口58Aは、容器本体60内の
収容液を排出不能とされた図5の状態では、突出部54
Bと係合して閉止状態となっている。ここで、図5に示
す閉止状態から、開放状態にするには、把み部58を持
って上方に引っ張り閉塞体56を上方にスナップアクシ
ョンさせる。これにより、図6に示すごとく、排出口5
8Aが解放状態とされ、排出口58Aが流通口54Aと
連通され、容器本体60内の収容液が流通口54A及び
排出口58Aを通って排出可能となる。
をし得る閉塞体56を備えており、閉塞体56から突設
された把み部58の排出口58Aは、容器本体60内の
収容液を排出不能とされた図5の状態では、突出部54
Bと係合して閉止状態となっている。ここで、図5に示
す閉止状態から、開放状態にするには、把み部58を持
って上方に引っ張り閉塞体56を上方にスナップアクシ
ョンさせる。これにより、図6に示すごとく、排出口5
8Aが解放状態とされ、排出口58Aが流通口54Aと
連通され、容器本体60内の収容液が流通口54A及び
排出口58Aを通って排出可能となる。
【0008】一方、蓋主体50を閉止状態とするには、
手動により閉塞体56を下方にスナップアクションさせ
る。これによって、図5の状態となり、排出口58Aが
突出部54Bによって、閉止され、収容液の排出が不能
となる。
手動により閉塞体56を下方にスナップアクションさせ
る。これによって、図5の状態となり、排出口58Aが
突出部54Bによって、閉止され、収容液の排出が不能
となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記図4の従来例で
は、前述したように、ノズル孔37Bが開口してクリー
ム状物が吐出可能な状態から、チューブ容器本体40の
押圧を解除すると、弾性テーパ壁37Aが弾性復元して
ノズル孔37Bが閉塞するようになっている。
は、前述したように、ノズル孔37Bが開口してクリー
ム状物が吐出可能な状態から、チューブ容器本体40の
押圧を解除すると、弾性テーパ壁37Aが弾性復元して
ノズル孔37Bが閉塞するようになっている。
【0010】しかしながら、チューブ容器本体40の押
圧を解除しても、チューブ容器本体40内に外気を積極
的に流入させる構成がないので、チューブ容器本体40
内には、わずかな量の外気しか流入せず、チューブ容器
本体40の形状が元の状態に復元しないという問題があ
る。チューブ容器本体の形状が復元しないと、チューブ
本体を立てた状態にできない場合があり、取扱に不便で
ある。また、再び、チューブ容器本体40を押圧して、
クリーム状物を吐出しようとしても充分な量のクリーム
状物を吐出できないという問題もある。
圧を解除しても、チューブ容器本体40内に外気を積極
的に流入させる構成がないので、チューブ容器本体40
内には、わずかな量の外気しか流入せず、チューブ容器
本体40の形状が元の状態に復元しないという問題があ
る。チューブ容器本体の形状が復元しないと、チューブ
本体を立てた状態にできない場合があり、取扱に不便で
ある。また、再び、チューブ容器本体40を押圧して、
クリーム状物を吐出しようとしても充分な量のクリーム
状物を吐出できないという問題もある。
【0011】これに対して、図5及び図6の従来例で
は、蓋主体50を開放状態から閉止状態とする場合に、
手動により閉塞体56を下方にスナップアクションさせ
る構成、すなわち、チューブ容器本体40の押圧を解除
した状態(チューブ容器本体40内に満杯に空気が送り
込まれた状態)で閉止状態とするので、閉止状態におい
てチューブ容器本体40の形状は元に復元される。
は、蓋主体50を開放状態から閉止状態とする場合に、
手動により閉塞体56を下方にスナップアクションさせ
る構成、すなわち、チューブ容器本体40の押圧を解除
した状態(チューブ容器本体40内に満杯に空気が送り
込まれた状態)で閉止状態とするので、閉止状態におい
てチューブ容器本体40の形状は元に復元される。
【0012】しかしながら、図5及び図6の従来例で
は、チューブ容器本体40を開放状態から閉止状態にす
る場合に、手動により閉塞体56を下方にスナップアク
ションさせなけらばならず、チューブ容器本体40の押
圧状態の解除のみによっては、閉止状態にできず、操作
が煩雑になるという問題がある。
は、チューブ容器本体40を開放状態から閉止状態にす
る場合に、手動により閉塞体56を下方にスナップアク
ションさせなけらばならず、チューブ容器本体40の押
圧状態の解除のみによっては、閉止状態にできず、操作
が煩雑になるという問題がある。
【0013】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、容器の押圧及
び押圧の解除によってセルフシール機能を発揮し得ると
共にキャップが開放状態から閉止状態にされた場合に容
器を元の形状に復帰させることのできるセルフシールキ
ャップを提供することにある。
び押圧の解除によってセルフシール機能を発揮し得ると
共にキャップが開放状態から閉止状態にされた場合に容
器を元の形状に復帰させることのできるセルフシールキ
ャップを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために提案されたものであって、下記の構成から
なることを特徴としている。
成するために提案されたものであって、下記の構成から
なることを特徴としている。
【0015】すなわち、本発明によれば、突部と容器内
と連通する口部とを備え前記容器に取付けられるキャッ
プ本体と、容器内に充填された内容物を注出するための
注出口を有し前記注出口が前記突部によって閉止される
閉止位置と前記注出口が前記突部と離間する開放位置と
に移動される上壁と前記上壁に一体に形成され前記上壁
が前記開放位置にあるときに前記口部の内面の周方向全
体にわたって密着し前記上壁が少なくとも前記開放位置
から閉止位置に至る過程において前記口部の内面と離間
する内壁と前記上壁と一体に形成され前記キャプ本体に
組付けられると共に前記上壁が少なくとも前記開放位置
から閉止位置に至る過程において前記口部と連通する貫
通穴が形成された外壁を有する蓋体とを備えてなること
を特徴とするセルフシールキャップが提供される。
と連通する口部とを備え前記容器に取付けられるキャッ
プ本体と、容器内に充填された内容物を注出するための
注出口を有し前記注出口が前記突部によって閉止される
閉止位置と前記注出口が前記突部と離間する開放位置と
に移動される上壁と前記上壁に一体に形成され前記上壁
が前記開放位置にあるときに前記口部の内面の周方向全
体にわたって密着し前記上壁が少なくとも前記開放位置
から閉止位置に至る過程において前記口部の内面と離間
する内壁と前記上壁と一体に形成され前記キャプ本体に
組付けられると共に前記上壁が少なくとも前記開放位置
から閉止位置に至る過程において前記口部と連通する貫
通穴が形成された外壁を有する蓋体とを備えてなること
を特徴とするセルフシールキャップが提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係るセルフシールキャッ
プは、突部を備えたキャップ本体と、上壁・内壁・外壁
の各々が一体となった蓋体と、によって構成されるもの
である。上壁は、注出口を有しこの注出口が前記突部に
よって閉止される閉止位置と注出口が突部と離間する開
放位置とに移動されるようになっており、内壁は、上壁
が開放位置にあるときに前記キャップ本体の口部の内面
にその周方向全体にわたって密着し上壁が少なくとも開
放位置から閉止位置に至る過程において口部の内面と離
間するように構成されている。さらに、外壁は、キャッ
プ本体に組付けられると共に上壁が開放位置から閉止位
置に至る過程において口部と連通する貫通穴が形成され
てなるものである。
プは、突部を備えたキャップ本体と、上壁・内壁・外壁
の各々が一体となった蓋体と、によって構成されるもの
である。上壁は、注出口を有しこの注出口が前記突部に
よって閉止される閉止位置と注出口が突部と離間する開
放位置とに移動されるようになっており、内壁は、上壁
が開放位置にあるときに前記キャップ本体の口部の内面
にその周方向全体にわたって密着し上壁が少なくとも開
放位置から閉止位置に至る過程において口部の内面と離
間するように構成されている。さらに、外壁は、キャッ
プ本体に組付けられると共に上壁が開放位置から閉止位
置に至る過程において口部と連通する貫通穴が形成され
てなるものである。
【0017】本発明では、上記のごとく構成されている
ので、容器を押圧すると、上壁が開放位置に移動され、
注出口が開放される。この状態では、内壁がキャップ本
体の口部の内面にこの内面の周方向全体にわたって密着
し、外壁の貫通孔と口部とが非連通状態とされ、内容物
が口部と内壁との境界部から漏れることなく良好に注出
口から注出される。
ので、容器を押圧すると、上壁が開放位置に移動され、
注出口が開放される。この状態では、内壁がキャップ本
体の口部の内面にこの内面の周方向全体にわたって密着
し、外壁の貫通孔と口部とが非連通状態とされ、内容物
が口部と内壁との境界部から漏れることなく良好に注出
口から注出される。
【0018】上記開放状態において、容器に対する押圧
力を解除すると、上壁が容器側へ吸引され閉止位置に至
る。この場合、少なくとも閉止位置に至る過程におい
て、内壁が前記口部の内面と離間し、外壁の貫通穴と容
器本体内とが連通される。このため、容器内に貫通孔を
介して口部から外気が容器内に流入し、容器が元の形状
に復元する。
力を解除すると、上壁が容器側へ吸引され閉止位置に至
る。この場合、少なくとも閉止位置に至る過程におい
て、内壁が前記口部の内面と離間し、外壁の貫通穴と容
器本体内とが連通される。このため、容器内に貫通孔を
介して口部から外気が容器内に流入し、容器が元の形状
に復元する。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図1に示す如く、本発明のセルフシールキャッ
プ10(以下、単に「キャップ10」と記す)は、蓋体
11とキャップ本体20とによって構成されている。蓋
体11は、略円形状の上壁12を備えており、上壁12
の中央部に円状の注出口12Aが形成されている。
明する。図1に示す如く、本発明のセルフシールキャッ
プ10(以下、単に「キャップ10」と記す)は、蓋体
11とキャップ本体20とによって構成されている。蓋
体11は、略円形状の上壁12を備えており、上壁12
の中央部に円状の注出口12Aが形成されている。
【0020】上壁12の外周部には、図1の下方へ向け
て次第に拡径する外壁14が一体に形成されており、外
壁14にはエアー吸入口15が少なくとも1個以上適宜
に形成されている。また、外壁14の下端部には、フラ
ンジ14Aが形成されており、キャップ本体20の上端
部に嵌合するようになっている。図1に示す如く、外壁
14と上壁12との境界部は、薄肉部16とされてお
り、弾性変形により上壁12が図1の上下方向へ移動し
やすくなっている。上壁12は、キャップ本体20の口
部22内から突出された突出棒24によって、注出口1
2Aが閉止される閉止位置(図1の位置)と、注出口1
2Aが突出棒24と離間して、注出口12Aとキャップ
本体20の口部22とが連通する開放位置(図2の位
置)とに移動可能となっている。
て次第に拡径する外壁14が一体に形成されており、外
壁14にはエアー吸入口15が少なくとも1個以上適宜
に形成されている。また、外壁14の下端部には、フラ
ンジ14Aが形成されており、キャップ本体20の上端
部に嵌合するようになっている。図1に示す如く、外壁
14と上壁12との境界部は、薄肉部16とされてお
り、弾性変形により上壁12が図1の上下方向へ移動し
やすくなっている。上壁12は、キャップ本体20の口
部22内から突出された突出棒24によって、注出口1
2Aが閉止される閉止位置(図1の位置)と、注出口1
2Aが突出棒24と離間して、注出口12Aとキャップ
本体20の口部22とが連通する開放位置(図2の位
置)とに移動可能となっている。
【0021】上壁12の内面の中央部には、弾性変形可
能なポリエチレン製の内壁18が一体に形成されてい
る。内壁18は略筒状に形成されており、前記上壁12
が開放位置にあるときに、図2に示す如く、外周面が口
部22の内面の周方向全体に沿って密着するようになっ
ており、開放位置から閉止位置に至る過程(図3の状
態)には、外周面が口部22の内面と若干の間隔が形成
されるような寸法に形成されている。また、内壁18
は、図3の状態から外気が、口部22と内壁18との間
より容器内に流入した後には、内壁18の外面が口部2
2の内面に密着されるようになっている。
能なポリエチレン製の内壁18が一体に形成されてい
る。内壁18は略筒状に形成されており、前記上壁12
が開放位置にあるときに、図2に示す如く、外周面が口
部22の内面の周方向全体に沿って密着するようになっ
ており、開放位置から閉止位置に至る過程(図3の状
態)には、外周面が口部22の内面と若干の間隔が形成
されるような寸法に形成されている。また、内壁18
は、図3の状態から外気が、口部22と内壁18との間
より容器内に流入した後には、内壁18の外面が口部2
2の内面に密着されるようになっている。
【0022】なお、内壁18は上記の機能を発揮するた
めに、以下のような寸法に設定されている。すなわち、
内壁18の肉厚寸法は、0.5mm以下とされており、
内壁18の外寸法は、口部22の内径寸法よりも、直径
で0.1ないし0.2mm大きく設定されている。な
お、図示はしないが、キャップ本体20には、蓋体11
を覆うヒンジキャップが一体に設けられている。
めに、以下のような寸法に設定されている。すなわち、
内壁18の肉厚寸法は、0.5mm以下とされており、
内壁18の外寸法は、口部22の内径寸法よりも、直径
で0.1ないし0.2mm大きく設定されている。な
お、図示はしないが、キャップ本体20には、蓋体11
を覆うヒンジキャップが一体に設けられている。
【0023】本実施例では、図1に示す閉止状態で容器
の胴部を押圧すると、薄肉部16で変形し上壁12が開
放位置に移動され、注出口12Aが開放される(図2の
状態)。この状態では、内壁18がキャップ本体20の
口部22の内面に該内面の周方向全体にわたって密着
し、内容物が口部22と内壁18との境界部から漏れる
ことなく良好に注出口12Aから注出されるとともに、
外壁14のエア吸入口15と口部22とが非連通状態と
されている。
の胴部を押圧すると、薄肉部16で変形し上壁12が開
放位置に移動され、注出口12Aが開放される(図2の
状態)。この状態では、内壁18がキャップ本体20の
口部22の内面に該内面の周方向全体にわたって密着
し、内容物が口部22と内壁18との境界部から漏れる
ことなく良好に注出口12Aから注出されるとともに、
外壁14のエア吸入口15と口部22とが非連通状態と
されている。
【0024】さらにこの開放状態において、容器に対す
る押圧力を解除すると、上壁12が容器側へ吸引され、
図3の状態を経て図1の閉止位置に至る。本実施例で
は、上記の如く、開放状態から閉止状態へ至る前に、図
3の状態を経るので、すなわち、内壁18が前記口部2
2の内面と離間し、エア吸入口15とキャップ本体20
内とが連通されるので、エア吸入口15を介して口部2
2から外気が容器内に流入し、容器が元の形状に復元す
る。
る押圧力を解除すると、上壁12が容器側へ吸引され、
図3の状態を経て図1の閉止位置に至る。本実施例で
は、上記の如く、開放状態から閉止状態へ至る前に、図
3の状態を経るので、すなわち、内壁18が前記口部2
2の内面と離間し、エア吸入口15とキャップ本体20
内とが連通されるので、エア吸入口15を介して口部2
2から外気が容器内に流入し、容器が元の形状に復元す
る。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、容器の押圧及び押圧の
解除によってセルフシール機能を発揮し得ると共にキャ
ップが開放状態から閉止状態にされた場合に容器を元の
形状に復帰させることのできるセルフシールキャップが
提供される。
解除によってセルフシール機能を発揮し得ると共にキャ
ップが開放状態から閉止状態にされた場合に容器を元の
形状に復帰させることのできるセルフシールキャップが
提供される。
【図1】本発明の一実施例に係るセルフシールキャップ
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】図1の作動図でありキャップの開放状態を示す
ものである。
ものである。
【図3】図1の作動図でありキャップが開放状態から閉
止状態となる直前の状態を示すものである。
止状態となる直前の状態を示すものである。
【図4】従来のキャップが容器に装着された状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】他の従来例に係るキャップが容器に装着された
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図6】図5の作動図である。
10 セルフシールキャップ 12 上壁 12A 注出口 14 外壁 15 エア吸入口(貫通孔) 18 内壁 20 キャップ本体 22 口部 24 突出棒(突部)
Claims (1)
- 【請求項1】 突部と、容器内と連通する口部とを備え
前記容器に取付けられるキャップ本体と、 容器内に充填された内容物を注出するための注出口を有
し前記注出口が前記突部によって閉止される閉止位置と
前記注出口が前記突部と離間する開放位置とに移動され
る上壁と、前記上壁に一体に形成され前記上壁が前記開
放位置にあるときに前記口部の内面の周方向全体にわた
って密着し前記上壁が少なくとも前記開放位置から閉止
位置に至る過程において前記口部の内面と離間する内壁
と、前記上壁と一体に形成され前記キャップ本体に組付
けられると共に前記上壁が少なくとも前記開放位置から
閉止位置に至る過程において前記口部と連通する貫通穴
が形成された外壁を有する蓋体とを備えてなることを特
徴とするセルフシールキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7197422A JPH0939990A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | セルフシールキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7197422A JPH0939990A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | セルフシールキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0939990A true JPH0939990A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16374263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7197422A Pending JPH0939990A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | セルフシールキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0939990A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000020293A1 (de) * | 1998-10-01 | 2000-04-13 | Georg Menshen Gmbh & Co. Kg | Selbstschliessende ventilanordnung für eine behälterspendeöffnung |
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-
1995
- 1995-08-02 JP JP7197422A patent/JPH0939990A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040915 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |