JPH0939986A - 開封用ノッチ付包装袋 - Google Patents
開封用ノッチ付包装袋Info
- Publication number
- JPH0939986A JPH0939986A JP19177295A JP19177295A JPH0939986A JP H0939986 A JPH0939986 A JP H0939986A JP 19177295 A JP19177295 A JP 19177295A JP 19177295 A JP19177295 A JP 19177295A JP H0939986 A JPH0939986 A JP H0939986A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging bag
- notch
- heat
- synthetic resin
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】手を傷つけたり、包装袋同士を傷つけ合うこと
がない開封用ノッチを有する合成樹脂製包装袋を提供す
る。 【構成】外周部を熱接着してなる合成樹脂製包装袋の該
外周部の熱接着部２に包装袋開封用のノッチ３を形成し
た包装袋において、該熱接着部の外縁線４とノッチの切
り込み線５との交わる部分が、直径Ｒが３ｍｍ〜１６ｍ
ｍの円弧状であることを特徴とする合成樹脂製包装袋で
ある。
がない開封用ノッチを有する合成樹脂製包装袋を提供す
る。 【構成】外周部を熱接着してなる合成樹脂製包装袋の該
外周部の熱接着部２に包装袋開封用のノッチ３を形成し
た包装袋において、該熱接着部の外縁線４とノッチの切
り込み線５との交わる部分が、直径Ｒが３ｍｍ〜１６ｍ
ｍの円弧状であることを特徴とする合成樹脂製包装袋で
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂製包装袋、特に
その外周辺の熱接着部に設けた開封用ノッチの形状に関
する。
その外周辺の熱接着部に設けた開封用ノッチの形状に関
する。
【０００２】
【従来の技術】合成樹脂製包装袋においては、構成材料
の分子配向方向に沿って、切り目又は刻み目、すなわち
ノッチを設け、該包装袋の開封が円滑に行い得るように
している。この開封用ノッチには、図３に示すようにＩ
字状、Ｖ字状、Ｕ字状など種々の形状がある。
の分子配向方向に沿って、切り目又は刻み目、すなわち
ノッチを設け、該包装袋の開封が円滑に行い得るように
している。この開封用ノッチには、図３に示すようにＩ
字状、Ｖ字状、Ｕ字状など種々の形状がある。
【０００３】ところで、例えば１〜３ｋｇ程度、或いは
それ以上の内容物を封入する包装袋においては、包装袋
を丈夫にする必要があり、包装袋を構成する材料も層が
多くなり厚さを増す。しかも内容物の保存性を維持する
ためにアルミニウム箔を層構成材料に用いたりもする。
したがって、この種の包装袋は構成材料が厚くなると共
に硬めになる。
それ以上の内容物を封入する包装袋においては、包装袋
を丈夫にする必要があり、包装袋を構成する材料も層が
多くなり厚さを増す。しかも内容物の保存性を維持する
ためにアルミニウム箔を層構成材料に用いたりもする。
したがって、この種の包装袋は構成材料が厚くなると共
に硬めになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の開封用ノッチ
は、図３にみるように、包装袋の熱接着部の外縁線とノ
ッチの切り込み線とが交わる部分に鋭い角ばった部分ａ
ができる。包装袋の構成材料が薄く柔らかなものである
場合は、この角ばった部分ａは何らの支障もないが、包
装袋が前述したような厚めで且つ硬めの構成材料で作ら
れている場合は、この角ばった部分ａは、刃物のような
作用をし、開封用ノッチを引き裂いて開封するとき、或
いは内容物の充填時や運搬時に、手を傷つけたり、包装
袋同士を傷つけ合ったりすることがある。本発明は、手
を傷つけたり、或いは包装袋同士が傷つけ合うことのな
い開封用ノッチを提供することを目的とする。
は、図３にみるように、包装袋の熱接着部の外縁線とノ
ッチの切り込み線とが交わる部分に鋭い角ばった部分ａ
ができる。包装袋の構成材料が薄く柔らかなものである
場合は、この角ばった部分ａは何らの支障もないが、包
装袋が前述したような厚めで且つ硬めの構成材料で作ら
れている場合は、この角ばった部分ａは、刃物のような
作用をし、開封用ノッチを引き裂いて開封するとき、或
いは内容物の充填時や運搬時に、手を傷つけたり、包装
袋同士を傷つけ合ったりすることがある。本発明は、手
を傷つけたり、或いは包装袋同士が傷つけ合うことのな
い開封用ノッチを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、外周
部を熱接着してなる合成樹脂製包装袋の該外周部の熱接
着部に包装袋開封用のノッチを形成した包装袋におい
て、該熱接着部の外縁線とノッチの切り込み線との交わ
る部分が直径３ｍｍ〜１６ｍｍの円弧状であることを特
徴とする合成樹脂製包装袋である。
部を熱接着してなる合成樹脂製包装袋の該外周部の熱接
着部に包装袋開封用のノッチを形成した包装袋におい
て、該熱接着部の外縁線とノッチの切り込み線との交わ
る部分が直径３ｍｍ〜１６ｍｍの円弧状であることを特
徴とする合成樹脂製包装袋である。
【０００６】図１は本発明の合成樹脂製包装袋の一例を
示す正面図である。１は合成樹脂製包装袋、２は外周部
の熱接着部、３は開封用ノッチである。図２は本発明に
おける開封用ノッチの拡大図である。本発明の開封用ノ
ッチ３は、包装袋の熱接着部の外縁線４とノッチの切り
込み線５とが交わる部分を、直径Ｒが３ｍｍ〜１６ｍｍ
の円弧状にしたので、鋭い角ばった部分が生じない。し
たがって、開封用ノッチによって、手を傷つけたり、或
いは包装袋同士が傷つけ合うことはない。直径Ｒが３ｍ
ｍ以下であると引き裂き性及びカット性が低下し、また
直径Ｒが１６ｍｍ以上であると手を傷つけたり、逆に手
が滑って切りずらくなってしまう。
示す正面図である。１は合成樹脂製包装袋、２は外周部
の熱接着部、３は開封用ノッチである。図２は本発明に
おける開封用ノッチの拡大図である。本発明の開封用ノ
ッチ３は、包装袋の熱接着部の外縁線４とノッチの切り
込み線５とが交わる部分を、直径Ｒが３ｍｍ〜１６ｍｍ
の円弧状にしたので、鋭い角ばった部分が生じない。し
たがって、開封用ノッチによって、手を傷つけたり、或
いは包装袋同士が傷つけ合うことはない。直径Ｒが３ｍ
ｍ以下であると引き裂き性及びカット性が低下し、また
直径Ｒが１６ｍｍ以上であると手を傷つけたり、逆に手
が滑って切りずらくなってしまう。
【０００７】本発明の合成樹脂製包装袋は、従来常用さ
れている素材、例えば二軸延伸ポリエステルフィルム、
二軸延伸ポリプロピレンフィルム、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体フィルム、二軸延伸ポリアミドフィル
ムなど比較的強度の大きなフィルムの一種以上を、包装
袋に必要な特性を勘案して積層した複合フィルムを基材
として、これに低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリプロピレンなどの熱接着性樹脂層を
形成したものである。なお、基材に防気性、遮光性など
を必要とする場合は、アルミニウム箔を使用してもよ
い。また、本発明の開封用ノッチを適用できる包装袋の
形状としては、特に限定されるものではないが、Ｌ字シ
ール袋、三方シール袋などの平袋、ガゼット袋或いは自
立性袋などである。
れている素材、例えば二軸延伸ポリエステルフィルム、
二軸延伸ポリプロピレンフィルム、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体フィルム、二軸延伸ポリアミドフィル
ムなど比較的強度の大きなフィルムの一種以上を、包装
袋に必要な特性を勘案して積層した複合フィルムを基材
として、これに低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリプロピレンなどの熱接着性樹脂層を
形成したものである。なお、基材に防気性、遮光性など
を必要とする場合は、アルミニウム箔を使用してもよ
い。また、本発明の開封用ノッチを適用できる包装袋の
形状としては、特に限定されるものではないが、Ｌ字シ
ール袋、三方シール袋などの平袋、ガゼット袋或いは自
立性袋などである。
【０００８】
【実施例】外層より順に、厚さ１６μｍの２軸延伸ポリ
エステルフィルム、厚さ７μｍのアルミニウム箔、厚さ
２０μｍの２軸延伸ポリアミドフィルムをウレタン系接
着剤を使用して積層した基材フィルムの内面に熱接着性
樹脂層として厚さ８０μｍのポリプロピレンを積層して
包装材料を作成した。この包装材料を用いて幅２４０ｍ
ｍ、長さ３５０ｍｍ、内容量１ｋｇの包装袋を三方シー
ルにより製造した。この際の熱接着部（シール部）の幅
は１０ｍｍにした。そして、包装袋の開口部より約５０
ｍｍ離れた箇所の熱接着部に開封用ノッチを設けた。こ
の開封用ノッチは、熱接着部の外縁線とノッチの切り込
み線との交わる部分が直径４ｍｍの円弧状にした。この
包装袋は、従来形成していたＩノッチに比して、角ばっ
た突起部がなく、他の包装袋および取り扱い者の手を傷
付けるおそれが無いものであった。
エステルフィルム、厚さ７μｍのアルミニウム箔、厚さ
２０μｍの２軸延伸ポリアミドフィルムをウレタン系接
着剤を使用して積層した基材フィルムの内面に熱接着性
樹脂層として厚さ８０μｍのポリプロピレンを積層して
包装材料を作成した。この包装材料を用いて幅２４０ｍ
ｍ、長さ３５０ｍｍ、内容量１ｋｇの包装袋を三方シー
ルにより製造した。この際の熱接着部（シール部）の幅
は１０ｍｍにした。そして、包装袋の開口部より約５０
ｍｍ離れた箇所の熱接着部に開封用ノッチを設けた。こ
の開封用ノッチは、熱接着部の外縁線とノッチの切り込
み線との交わる部分が直径４ｍｍの円弧状にした。この
包装袋は、従来形成していたＩノッチに比して、角ばっ
た突起部がなく、他の包装袋および取り扱い者の手を傷
付けるおそれが無いものであった。
【０００９】
【発明の効果】本発明の合成樹脂製包装袋の開封用ノッ
チは、包装袋の熱接着部の外縁線とノッチの切り込み線
とが交わる部分が角ばっていないので、従来の開封用ノ
ッチの場合のように、ノッチから引き裂いて開封すると
き、或いは内容物の充填時や運搬時に、手を傷つけた
り、包装袋同士を傷つけ合ったりすることがない。
チは、包装袋の熱接着部の外縁線とノッチの切り込み線
とが交わる部分が角ばっていないので、従来の開封用ノ
ッチの場合のように、ノッチから引き裂いて開封すると
き、或いは内容物の充填時や運搬時に、手を傷つけた
り、包装袋同士を傷つけ合ったりすることがない。
【図１】本発明の合成樹脂製包装袋の正面図
【図２】図１の開封用ノッチ部の拡大図
【図３】従来の開封用ノッチ部の拡大図
１ 合成樹脂製包装袋、２ 熱接着部、３ 開封用ノッ
チ、４ 熱接着部の外縁線、５ ノッチ切り込み線
チ、４ 熱接着部の外縁線、５ ノッチ切り込み線
Claims (1)
- 【請求項１】外周部を熱接着してなる合成樹脂製包装袋
の該外周部の熱接着部に包装袋開封用のノッチを形成し
た包装袋において、該熱接着部の外縁線とノッチの切り
込み線との交わる部分が直径３ｍｍ〜１６ｍｍの円弧状
であることを特徴とする合成樹脂製包装袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19177295A JPH0939986A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 開封用ノッチ付包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19177295A JPH0939986A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 開封用ノッチ付包装袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0939986A true JPH0939986A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16280276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19177295A Pending JPH0939986A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 開封用ノッチ付包装袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0939986A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002128097A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-09 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 易開封性包装袋 |
| JP2007331764A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Kao Corp | フィルム付容器 |
| JP2008074466A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Dainippon Printing Co Ltd | ユニバーサルデザインパウチ |
| JP2014037247A (ja) * | 2012-08-15 | 2014-02-27 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 易開封性パウチ及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP19177295A patent/JPH0939986A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002128097A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-09 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 易開封性包装袋 |
| JP2007331764A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Kao Corp | フィルム付容器 |
| JP2008074466A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Dainippon Printing Co Ltd | ユニバーサルデザインパウチ |
| JP2014037247A (ja) * | 2012-08-15 | 2014-02-27 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 易開封性パウチ及びその製造方法 |
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