JPH0936715A - コンパレータ回路 - Google Patents
コンパレータ回路Info
- Publication number
- JPH0936715A JPH0936715A JP7182304A JP18230495A JPH0936715A JP H0936715 A JPH0936715 A JP H0936715A JP 7182304 A JP7182304 A JP 7182304A JP 18230495 A JP18230495 A JP 18230495A JP H0936715 A JPH0936715 A JP H0936715A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- base
- current
- comparator circuit
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- Pending
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒステリシス特性のコンパレータ回路におい
て、その特性が電源変動に影響されないようにし、また
所望の特性に変化自在とする。 【構成】 トランジスタQ2のベース抵抗R2に、トラ
ンジスタQ2のオン時にそのオン電流をカレントミラー
トランジスタQ3,Q6により取出して供給すると共
に、ベースに基準電圧Vref が印加されたトランジスタ
Q7のエミッタ出力電流をも供給する構成とする。トラ
ンジスタQ2のオン時のベース電圧VA とオフ時のVB
とは共に電源Vccに無関係となり、外部基準電圧Vref
によるものとなる。
て、その特性が電源変動に影響されないようにし、また
所望の特性に変化自在とする。 【構成】 トランジスタQ2のベース抵抗R2に、トラ
ンジスタQ2のオン時にそのオン電流をカレントミラー
トランジスタQ3,Q6により取出して供給すると共
に、ベースに基準電圧Vref が印加されたトランジスタ
Q7のエミッタ出力電流をも供給する構成とする。トラ
ンジスタQ2のオン時のベース電圧VA とオフ時のVB
とは共に電源Vccに無関係となり、外部基準電圧Vref
によるものとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパレータ回路に
関し、特にヒステリシス特性を有して半導体集積回路に
適した差動回路構成のコンパレータ回路に関するもので
ある。
関し、特にヒステリシス特性を有して半導体集積回路に
適した差動回路構成のコンパレータ回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコンパレータ回路の構成
例を図2に示す。トランジスタQ1,Q2はエミッタが
互いに共通接続された差動対トランジスタであり、トラ
ンジスタQ1のベースへ入力信号INが供給され、トラ
ンジスタQ2のベースにはこのコンパレータ回路の閾値
となる基準電圧(VA またはVB )が印加されており、
そのために、トランジスタQ2のベースとアース電位と
の間に抵抗R2が接続されている。
例を図2に示す。トランジスタQ1,Q2はエミッタが
互いに共通接続された差動対トランジスタであり、トラ
ンジスタQ1のベースへ入力信号INが供給され、トラ
ンジスタQ2のベースにはこのコンパレータ回路の閾値
となる基準電圧(VA またはVB )が印加されており、
そのために、トランジスタQ2のベースとアース電位と
の間に抵抗R2が接続されている。
【0003】トランジスタQ1のコレクタと電源Vccと
の間には、抵抗R1が接続されており、トランジスタQ
1のコレクタとトランジスタQ2のベースとの間が共通
接続されることにより、コンパレータ回路の閾値である
基準電圧がVA またはVB に変化して、いわゆるヒステ
リシス特性を呈する様になっている。その作用について
は後述する。
の間には、抵抗R1が接続されており、トランジスタQ
1のコレクタとトランジスタQ2のベースとの間が共通
接続されることにより、コンパレータ回路の閾値である
基準電圧がVA またはVB に変化して、いわゆるヒステ
リシス特性を呈する様になっている。その作用について
は後述する。
【0004】トランジスタQ2のコレクタ電流は、トラ
ンジスタQ3とQ4とからなるカレントミラー回路によ
り取出されて抵抗R3へ供給される。この抵抗R3に生
ずる電圧が出力トランジスタQ5のベースへ入力され
て、そのコレクタ負荷R4から出力OUTが導出される
ようになっている。
ンジスタQ3とQ4とからなるカレントミラー回路によ
り取出されて抵抗R3へ供給される。この抵抗R3に生
ずる電圧が出力トランジスタQ5のベースへ入力され
て、そのコレクタ負荷R4から出力OUTが導出される
ようになっている。
【0005】トランジスタQ2のベースには、閾値電圧
VA として、 VA =R2・Vcc/(R1+R2) の電圧が始めに加わることになる。この状態で、トラン
ジスタQ1のベースに入力信号INが供給されて、トラ
ンジスタQ1のベースがトランジスタQ2のベース電圧
VA を越えると、トランジスタQ1がオンとなって抵抗
R2へ抵抗R1を介して電流Ib が流れる。
VA として、 VA =R2・Vcc/(R1+R2) の電圧が始めに加わることになる。この状態で、トラン
ジスタQ1のベースに入力信号INが供給されて、トラ
ンジスタQ1のベースがトランジスタQ2のベース電圧
VA を越えると、トランジスタQ1がオンとなって抵抗
R2へ抵抗R1を介して電流Ib が流れる。
【0006】その結果、トランジスタQ2のベース電位
は変化して、 VB =Vcc−I0・R1 に低下することになる。ここに、I0は差動回路の定電
流源の電流値を示すものとする。このトランジスタQ2
のベース電位が変化することにより、コンパレータ回路
の切換え特性が変化することになり、ヒステリシス特性
を有するコンパレータ回路となるのである。
は変化して、 VB =Vcc−I0・R1 に低下することになる。ここに、I0は差動回路の定電
流源の電流値を示すものとする。このトランジスタQ2
のベース電位が変化することにより、コンパレータ回路
の切換え特性が変化することになり、ヒステリシス特性
を有するコンパレータ回路となるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す従来のこの
種のコンパレータ回路においては、閾値電圧VB が電源
電圧Vccに依存するので、このVccの値が変動するとコ
ンパレータ回路のヒステリシス特性が変化するという欠
点がある。また、このヒステリシス特性を所望に制御で
きないという問題もある。
種のコンパレータ回路においては、閾値電圧VB が電源
電圧Vccに依存するので、このVccの値が変動するとコ
ンパレータ回路のヒステリシス特性が変化するという欠
点がある。また、このヒステリシス特性を所望に制御で
きないという問題もある。
【0008】本発明の目的は、電源変動に対してヒステ
リシス特性が変動することなく安定な特性を得ることが
できるコンパレータ回路を提供することである。
リシス特性が変動することなく安定な特性を得ることが
できるコンパレータ回路を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、ヒステリシス特性を
所望に変化制御可能なコンパレータ回路を提供すること
である。
所望に変化制御可能なコンパレータ回路を提供すること
である。
【0010】
【課題を提供するための手段】本発明によれば、差動接
続構成とされた一対の第1及び第2のトランジスタを有
し、前記第1のトランジスタのベースに入力信号が供給
され、前記第2のトランジスタのベースに基準電圧が供
給されたコンパレータ回路であって、前記第2のトラン
ジスタのベースと基準電位点との間に接続されたベース
バイアス用抵抗素子と、前記抵抗素子へ前記第2のトラ
ンジスタの導通時にそのコレクタ電流に等しい電流を供
給する第1の電流供給手段と、前記抵抗素子へ所定基準
電圧に比例した電流を供給する第2の電流供給手段とを
含むことを特徴とするコンパレータ回路が得られる。
続構成とされた一対の第1及び第2のトランジスタを有
し、前記第1のトランジスタのベースに入力信号が供給
され、前記第2のトランジスタのベースに基準電圧が供
給されたコンパレータ回路であって、前記第2のトラン
ジスタのベースと基準電位点との間に接続されたベース
バイアス用抵抗素子と、前記抵抗素子へ前記第2のトラ
ンジスタの導通時にそのコレクタ電流に等しい電流を供
給する第1の電流供給手段と、前記抵抗素子へ所定基準
電圧に比例した電流を供給する第2の電流供給手段とを
含むことを特徴とするコンパレータ回路が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の作用は次の如くである。
すなわち、基準電圧がベースに印加されるトランジスタ
のベースと基準電位点との間に、抵抗素子を設けてお
き、この抵抗素子に流れる電流を、電源Vccに無関係の
外部電圧に比例した電流とするのである。これにより、
電源Vccに依存せず、また外部電圧により所望に変化自
在なヒステリシス特性が得られることになる。
すなわち、基準電圧がベースに印加されるトランジスタ
のベースと基準電位点との間に、抵抗素子を設けてお
き、この抵抗素子に流れる電流を、電源Vccに無関係の
外部電圧に比例した電流とするのである。これにより、
電源Vccに依存せず、また外部電圧により所望に変化自
在なヒステリシス特性が得られることになる。
【0012】以下、図面を用いて本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0013】図1は本発明の実施例の回路図であり、図
2と同等部分は同一符号にて示している。差動対トラン
ジスタQ1のベースには入力信号INが供給されてお
り、トランジスタQ2のベースとアース電位との間には
抵抗R2が接続されている。
2と同等部分は同一符号にて示している。差動対トラン
ジスタQ1のベースには入力信号INが供給されてお
り、トランジスタQ2のベースとアース電位との間には
抵抗R2が接続されている。
【0014】この抵抗R2には、トランジスタQ2がオ
ンした時にこのトランジスタQ2のコレクタ電流(I
0)を、トランジスタQ3とQ6とによるカレントミラ
ー回路により取出して供給するようになっている。更
に、この抵抗R2には、トランジスタQ7によるエミッ
タ電流を抵抗R5を介して供給するようになっている。
ンした時にこのトランジスタQ2のコレクタ電流(I
0)を、トランジスタQ3とQ6とによるカレントミラ
ー回路により取出して供給するようになっている。更
に、この抵抗R2には、トランジスタQ7によるエミッ
タ電流を抵抗R5を介して供給するようになっている。
【0015】トランジスタQ7のベースには外部より基
準電圧Vref が供給されており、そのコレクタは電源V
ccに接続されている。
準電圧Vref が供給されており、そのコレクタは電源V
ccに接続されている。
【0016】他の構成は図2のそれと同一でありその説
明は省略するものとする。
明は省略するものとする。
【0017】かかる構成において、入力信号INが印加
されていない状態では、トランジスタQ2がオンし、そ
のコレクタ電流I0はトランジスタQ3とQ6とのカレ
ントミラー回路により取出されて抵抗R2へ流れる。こ
の抵抗R2には、更にトランジスタQ7よりの一定電流
も流れることになる。
されていない状態では、トランジスタQ2がオンし、そ
のコレクタ電流I0はトランジスタQ3とQ6とのカレ
ントミラー回路により取出されて抵抗R2へ流れる。こ
の抵抗R2には、更にトランジスタQ7よりの一定電流
も流れることになる。
【0018】従って、この時のトランジスタQ2のベー
ス電圧VA は、 VA =I0・R2+(Vref −VBE)・R2/(R2+
R5) となる。VBEはトランジスタQ7のベースエミッタ間電
圧である。
ス電圧VA は、 VA =I0・R2+(Vref −VBE)・R2/(R2+
R5) となる。VBEはトランジスタQ7のベースエミッタ間電
圧である。
【0019】この状態で、入力信号INが印加され、V
A を越えると、トランジスタQ7はオフとなり、よって
抵抗R2にはトランジスタQ7よりの一定電流のみが流
れることになる。
A を越えると、トランジスタQ7はオフとなり、よって
抵抗R2にはトランジスタQ7よりの一定電流のみが流
れることになる。
【0020】その結果、トランジスタQ2のベース電圧
は、 VB =(Vref −VBE)・R2/(R2+R5) に低下する。従って、ヒステリシス特性が可能になるの
である。
は、 VB =(Vref −VBE)・R2/(R2+R5) に低下する。従って、ヒステリシス特性が可能になるの
である。
【0021】この場合のVB は、上式から明らかな如
く、電源電圧Vccに依存しないので、Vccが変動しても
何等特性に影響がない。また、外部からの基準電圧Vre
f を所望に変化させることで、ヒステリシス特性(VB
)を変化させることができるのである。尚、上記実施
例では、NPNトランジスタを用いているが、PNPト
ランジスタを用いても良いことは明らかである。
く、電源電圧Vccに依存しないので、Vccが変動しても
何等特性に影響がない。また、外部からの基準電圧Vre
f を所望に変化させることで、ヒステリシス特性(VB
)を変化させることができるのである。尚、上記実施
例では、NPNトランジスタを用いているが、PNPト
ランジスタを用いても良いことは明らかである。
【0022】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、コン
パレータの閾値を電源電圧に依存せずに、外部からの基
準電圧に依存する構成としたので、電源変動に強くかつ
ヒステリシス特性も所望に設定できるコンパレータ回路
が得られるという効果があり、また半導体集積回路化に
好適になるものである。
パレータの閾値を電源電圧に依存せずに、外部からの基
準電圧に依存する構成としたので、電源変動に強くかつ
ヒステリシス特性も所望に設定できるコンパレータ回路
が得られるという効果があり、また半導体集積回路化に
好適になるものである。
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】従来のコンパレータの回路例を示す図である。
Q1,Q2 差動対トランジスタ Q3,Q4,Q6 カレントミラートランジスタ Q5 出力トランジスタ Q7 エミッタフォロワトランジスタ R2〜R5 抵抗素子
Claims (4)
- 【請求項1】 差動接続構成とされた一対の第1及び第
2のトランジスタを有し、前記第1のトランジスタのベ
ースに入力信号が供給され、前記第2のトランジスタの
ベースに基準電圧が供給されたコンパレータ回路であっ
て、前記第2のトランジスタのベースと基準電位点との
間に接続されたベースバイアス用抵抗素子と、前記抵抗
素子へ前記第2のトランジスタの導通時にそのコレクタ
電流に等しい電流を供給する第1の電流供給手段と、前
記抵抗素子へ所定基準電圧に比例した電流を供給する第
2の電流供給手段とを含むことを特徴とするコンパレー
タ回路。 - 【請求項2】 前記第1の電流供給手段は、前記第2の
トランジスタのコレクタに接続されてこのコレクタ電流
を前記抵抗素子へ供給するカレントミラー回路であるこ
とを特徴とする請求項1記載のコンパレータ回路。 - 【請求項3】 前記第2の電流供給手段は、ベースに前
記所定基準電位が供給されたトランジスタを有し、この
トランジスタのエミッタ電流を前記抵抗素子へ供給する
ようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のコ
ンパレータ回路。 - 【請求項4】 前記エミッタ電流は第2の抵抗素子を介
して前記ベースバイアス用抵抗素子へ供給されるよう構
成されていることを特徴とする請求項3記載のコンパレ
ータ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7182304A JPH0936715A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | コンパレータ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7182304A JPH0936715A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | コンパレータ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0936715A true JPH0936715A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16115957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7182304A Pending JPH0936715A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | コンパレータ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0936715A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5883428A (ja) * | 1981-11-12 | 1983-05-19 | Mitsubishi Electric Corp | シユミツト回路 |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP7182304A patent/JPH0936715A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5883428A (ja) * | 1981-11-12 | 1983-05-19 | Mitsubishi Electric Corp | シユミツト回路 |
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