JPH09331055A - 固体撮像装置 - Google Patents
固体撮像装置Info
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- JPH09331055A JPH09331055A JP8147246A JP14724696A JPH09331055A JP H09331055 A JPH09331055 A JP H09331055A JP 8147246 A JP8147246 A JP 8147246A JP 14724696 A JP14724696 A JP 14724696A JP H09331055 A JPH09331055 A JP H09331055A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/14—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
- H01L27/144—Devices controlled by radiation
- H01L27/146—Imager structures
- H01L27/148—Charge coupled imagers
-
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- H01L27/14812—Special geometry or disposition of pixel-elements, address lines or gate-electrodes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 垂直CCDレジスタの転送電極に駆動パルス
を供給するための金属配線が、垂直CCDレジスタに沿
って設けられ、かつ、スミア特性が改善される固体撮像
装置を提供する。 【解決手段】 垂直CCDレジスタを覆う給電を兼ねた
導電性遮光膜であるシャント配線12を、垂直方向に隣
接する光電変換部11間部分に張り出させ、かつ、隣り
合うシャント配線12の張り出し部分の間隔を0.2μ
m以下にし、かつ、隣合うシャント配線12が短絡する
ことのない間隔である、電界が107 V/cm以下にな
る間隔に限定する。
を供給するための金属配線が、垂直CCDレジスタに沿
って設けられ、かつ、スミア特性が改善される固体撮像
装置を提供する。 【解決手段】 垂直CCDレジスタを覆う給電を兼ねた
導電性遮光膜であるシャント配線12を、垂直方向に隣
接する光電変換部11間部分に張り出させ、かつ、隣り
合うシャント配線12の張り出し部分の間隔を0.2μ
m以下にし、かつ、隣合うシャント配線12が短絡する
ことのない間隔である、電界が107 V/cm以下にな
る間隔に限定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターライン転
送型、あるいは、フレームインターライン転送型固体撮
像装置に関し、特に垂直CCDレジスタの転送電極に駆
動パルスを供給するための金属配線が、垂直CCDレジ
スタに沿って設けられ、かつ、スミア特性が改善される
固体撮像装置に関する。
送型、あるいは、フレームインターライン転送型固体撮
像装置に関し、特に垂直CCDレジスタの転送電極に駆
動パルスを供給するための金属配線が、垂直CCDレジ
スタに沿って設けられ、かつ、スミア特性が改善される
固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられていたこの種のインターラ
イン転送型固体撮像装置は、一般に図3にて示す構成の
ものが採用されていた。
イン転送型固体撮像装置は、一般に図3にて示す構成の
ものが採用されていた。
【0003】図3は、従来のインターライン転送型固体
撮像装置の模式的概略構成図であり、図中、符号31は
光電変換部、32は垂直CCDレジスタ、33は電荷読
み出し領域、34は水平CCDレジスタ、35は電荷検
出部、36は出力増幅器、37は撮像領域である。
撮像装置の模式的概略構成図であり、図中、符号31は
光電変換部、32は垂直CCDレジスタ、33は電荷読
み出し領域、34は水平CCDレジスタ、35は電荷検
出部、36は出力増幅器、37は撮像領域である。
【0004】複数の光電変換部31が2次元配列されて
おり、各光電変換部の列に対応して垂直CCDレジスタ
32が設けられている。光電変換部31と垂直CCDレ
ジスタ32との間には電荷読み出し領域33が形成され
ている。垂直CCDレジスタ32の一端には水平CCD
レジスタ34が設けられており、水平CCDレジスタ3
4の一端には電荷検出部35及び山力増幅器36が形成
されている。なお、破線で囲んだ部分が撮像領域37で
ある。
おり、各光電変換部の列に対応して垂直CCDレジスタ
32が設けられている。光電変換部31と垂直CCDレ
ジスタ32との間には電荷読み出し領域33が形成され
ている。垂直CCDレジスタ32の一端には水平CCD
レジスタ34が設けられており、水平CCDレジスタ3
4の一端には電荷検出部35及び山力増幅器36が形成
されている。なお、破線で囲んだ部分が撮像領域37で
ある。
【0005】光電変換部31で光電変換された信号電荷
は、電荷読み出し領域33を介して垂直CCDレジスタ
32に転送される。読み出された信号電荷は垂直CCD
レジスタ32により水平CCDレジスタ34まで転送さ
れ、さらに水平CCDレジスタ34により電荷検出部3
5まで転送され、出力増幅器36を介して出力される。
は、電荷読み出し領域33を介して垂直CCDレジスタ
32に転送される。読み出された信号電荷は垂直CCD
レジスタ32により水平CCDレジスタ34まで転送さ
れ、さらに水平CCDレジスタ34により電荷検出部3
5まで転送され、出力増幅器36を介して出力される。
【0006】図4は、従来の固体撮像装置における、垂
直CCDレジスタに配列されている垂直転送電極と、垂
直転送電極に垂直駆動パルスを供給するための垂直バス
ラインとの接続形態を説明するための模式的概略構成図
である。図中、符号37は撮像領域、41は垂直転送電
極、42は垂直バスライン、43はコンタクトである。
直CCDレジスタに配列されている垂直転送電極と、垂
直転送電極に垂直駆動パルスを供給するための垂直バス
ラインとの接続形態を説明するための模式的概略構成図
である。図中、符号37は撮像領域、41は垂直転送電
極、42は垂直バスライン、43はコンタクトである。
【0007】ここでは、4相の垂直駆動パルス(ΦVl
〜ΦV4)を駆動する場合を示している。各垂直転送電
極41は、撮像領域37内で水平方向に延びており、撮
像領域37の両端で垂直バスライン42と、コンタクト
43により垂直方向に4電極周期で接続されている。一
般的に、垂直転送電極41はポリシリコン膜などで形成
されているため、垂直バスライン42からの距離が長い
撮像領域37の中央部では、垂直転送電極41の抵抗お
よび容量による垂直駆動パルスの波形なまりにより、転
送電荷量の減少、転送効率の劣化が生じる場合がある。
〜ΦV4)を駆動する場合を示している。各垂直転送電
極41は、撮像領域37内で水平方向に延びており、撮
像領域37の両端で垂直バスライン42と、コンタクト
43により垂直方向に4電極周期で接続されている。一
般的に、垂直転送電極41はポリシリコン膜などで形成
されているため、垂直バスライン42からの距離が長い
撮像領域37の中央部では、垂直転送電極41の抵抗お
よび容量による垂直駆動パルスの波形なまりにより、転
送電荷量の減少、転送効率の劣化が生じる場合がある。
【0008】この問題を克服するために、垂直転送電極
41をタングステン膜やアルミニウム膜などからなる金
属配線(以降、シャント配線と呼ぶ)により裏打ちする
技術が知られている。この技術を使用した固体撮像装置
は、例えば、特開平3−256359号公報に開示され
ている。
41をタングステン膜やアルミニウム膜などからなる金
属配線(以降、シャント配線と呼ぶ)により裏打ちする
技術が知られている。この技術を使用した固体撮像装置
は、例えば、特開平3−256359号公報に開示され
ている。
【0009】図5は、シャント配線を有する従来の固体
撮像装置における、垂直転送電極、シャント配線、およ
び垂直バスラインの接続形態を説明するための模式的概
略構成図である。図中、符号37は撮像領域、51は垂
直転送電極、52はシャント配線、53は裏打ちコンタ
クト、54は垂直バスライン、55はコンタクトであ
る。
撮像装置における、垂直転送電極、シャント配線、およ
び垂直バスラインの接続形態を説明するための模式的概
略構成図である。図中、符号37は撮像領域、51は垂
直転送電極、52はシャント配線、53は裏打ちコンタ
クト、54は垂直バスライン、55はコンタクトであ
る。
【0010】ここでは、4相の垂直駆動パルス(ΦVl
〜ΦV4)を使用する場合を示している。各垂直転送電
極51は、撮像領域37内で水平方向に延びており、各
垂直CCDレジスタ5上に設けられたシャント配線52
と、裏打コンタクト53により接続されている。裏打コ
ンタクト53は、垂直方向には4電極周期、水平方向に
は4画素周期で設けられている。各シャント配線52
は、撮像領域37の外部まで延びており、水平方向に延
在する垂直バスライン54と、水平方向に4画素周期で
コンタクト55により接続されている。各垂直バスライ
ン54には、それぞれΦVl〜ΦV4の垂直駆動パルス
が印加されている。
〜ΦV4)を使用する場合を示している。各垂直転送電
極51は、撮像領域37内で水平方向に延びており、各
垂直CCDレジスタ5上に設けられたシャント配線52
と、裏打コンタクト53により接続されている。裏打コ
ンタクト53は、垂直方向には4電極周期、水平方向に
は4画素周期で設けられている。各シャント配線52
は、撮像領域37の外部まで延びており、水平方向に延
在する垂直バスライン54と、水平方向に4画素周期で
コンタクト55により接続されている。各垂直バスライ
ン54には、それぞれΦVl〜ΦV4の垂直駆動パルス
が印加されている。
【0011】次に、図面を用いて、シャント配線52の
構成についてより詳しく説明する。図6は、図5におけ
る撮像領域の一部を拡大した模式的平面図である。図
中、符号31は光電変換部、52はシャント配線、53
は裏打コンタクト、61、62は垂直転送電極である。
構成についてより詳しく説明する。図6は、図5におけ
る撮像領域の一部を拡大した模式的平面図である。図
中、符号31は光電変換部、52はシャント配線、53
は裏打コンタクト、61、62は垂直転送電極である。
【0012】ここでは、垂直および水平方向にそれぞれ
約4画素分を示している。垂直CCDレジスタ32に
は、複数の垂直転送電極61および62が設けられてい
る。各垂直転送電極61および62は水平方向に延在し
ており、光電変映部31上に開口を設ける様に、櫛歯状
に形成されている。垂直CCDレジスタ32上には、各
垂直転送電極61および62を覆うように、シャント配
線52が垂直方向に延在している。シャント配線52
は、裏打コンタクト53により、垂直方向には4電極周
期、水平方向には4画素周期で、各垂直転送電極61お
よび62に接続されている。なお、シャント配線52
は、垂直駆動パルスを各垂直転送電極61および62に
供給するための配線として機能するため、垂直方向に隣
合う光電変換部31間の領域(以降、渡し部と呼ぶ)に
おいては、隣合うシャント配線は分離されている。な
お、隣合うシャント配線52の隙間をd1とする。
約4画素分を示している。垂直CCDレジスタ32に
は、複数の垂直転送電極61および62が設けられてい
る。各垂直転送電極61および62は水平方向に延在し
ており、光電変映部31上に開口を設ける様に、櫛歯状
に形成されている。垂直CCDレジスタ32上には、各
垂直転送電極61および62を覆うように、シャント配
線52が垂直方向に延在している。シャント配線52
は、裏打コンタクト53により、垂直方向には4電極周
期、水平方向には4画素周期で、各垂直転送電極61お
よび62に接続されている。なお、シャント配線52
は、垂直駆動パルスを各垂直転送電極61および62に
供給するための配線として機能するため、垂直方向に隣
合う光電変換部31間の領域(以降、渡し部と呼ぶ)に
おいては、隣合うシャント配線は分離されている。な
お、隣合うシャント配線52の隙間をd1とする。
【0013】次に、画素の断面構成を2つの図面を用い
て説明する。図7は、図6における光電変換部を合むA
−A’の模式的断面図である。図中、符号31は光電変
換部、33は電荷読み出し領域、52はシャント配線、
53は裏打コンタクト、61は垂直転送電極、71は半
導体基板、72は低濃度ウエル、73は電荷転送部、7
4は高濃度拡散層、75はバリア領域、76はチャネル
ストップ、77、78、79は絶縁膜である。
て説明する。図7は、図6における光電変換部を合むA
−A’の模式的断面図である。図中、符号31は光電変
換部、33は電荷読み出し領域、52はシャント配線、
53は裏打コンタクト、61は垂直転送電極、71は半
導体基板、72は低濃度ウエル、73は電荷転送部、7
4は高濃度拡散層、75はバリア領域、76はチャネル
ストップ、77、78、79は絶縁膜である。
【0014】図7において、半導体基板71の一主面上
に低濃度ウェル72が設けられている。低濃度ウェル7
2内には、光電変換部31と電荷転送部73が設けられ
ている。光電変換部31の表面側に接して、暗電流を低
減するための高濃度拡散層74が設けられている。ま
た、電荷転送部73の表面とは反対側に接して、拡散に
よる電荷転送部ヘの電荷の侵人を防ぐためのバリア領域
75が設けられている。光電変換部31とそれに対応す
る電荷転送部73との間には、信号電荷を光電変換部3
1から電荷転送部73に転送するための電荷読み出し領
域33が設けられている。また、電荷読み出し領域33
とは反対側の光電変換部31と電荷転送部73との間に
は、チャネルストップ76が設けられている。半導体基
板71の表面には、絶縁膜77を介して垂直転送電極6
1が設けられており、さらに絶縁膜78を介してシャン
ト配線52が設けられている。シャント配線52は、コ
ンタクト53により垂直転送電極61に接続されてい
る。シャント配線52の上部には、絶縁膜79が設けら
れている。
に低濃度ウェル72が設けられている。低濃度ウェル7
2内には、光電変換部31と電荷転送部73が設けられ
ている。光電変換部31の表面側に接して、暗電流を低
減するための高濃度拡散層74が設けられている。ま
た、電荷転送部73の表面とは反対側に接して、拡散に
よる電荷転送部ヘの電荷の侵人を防ぐためのバリア領域
75が設けられている。光電変換部31とそれに対応す
る電荷転送部73との間には、信号電荷を光電変換部3
1から電荷転送部73に転送するための電荷読み出し領
域33が設けられている。また、電荷読み出し領域33
とは反対側の光電変換部31と電荷転送部73との間に
は、チャネルストップ76が設けられている。半導体基
板71の表面には、絶縁膜77を介して垂直転送電極6
1が設けられており、さらに絶縁膜78を介してシャン
ト配線52が設けられている。シャント配線52は、コ
ンタクト53により垂直転送電極61に接続されてい
る。シャント配線52の上部には、絶縁膜79が設けら
れている。
【0015】図8は、図6における渡し部を含むB−
B’の模式的断面図である。図中、符号62は垂直転送
電極、81は絶縁膜であり、図7と同じ構成要素に関し
ては同一の参照番号を添付している。
B’の模式的断面図である。図中、符号62は垂直転送
電極、81は絶縁膜であり、図7と同じ構成要素に関し
ては同一の参照番号を添付している。
【0016】図8に示すように、渡し部を含む断画で
は、電荷転送部73の両側には、チャネルストップ76
が設けられている。半導体基板71の表面には、絶縁膜
77を介して垂直転送電極61が設けられており、その
上部に絶縁膜81を介して垂直転送電極61が設けられ
ている。さらに、絶縁膜78を介してシャント配線52
が設けられており、その上部には、絶縁膜79が設けら
れている。
は、電荷転送部73の両側には、チャネルストップ76
が設けられている。半導体基板71の表面には、絶縁膜
77を介して垂直転送電極61が設けられており、その
上部に絶縁膜81を介して垂直転送電極61が設けられ
ている。さらに、絶縁膜78を介してシャント配線52
が設けられており、その上部には、絶縁膜79が設けら
れている。
【0017】次に、図8の断面について、従来の撮像装
置の製造方法の一例を図面を参照して説明する。なお、
本発明との差異を明確にするために、シャント配線52
の形成工程に重点をおいて説明する。
置の製造方法の一例を図面を参照して説明する。なお、
本発明との差異を明確にするために、シャント配線52
の形成工程に重点をおいて説明する。
【0018】図9(a)〜(c)および図10(d)〜
(f)は、従来の撮像装置の製造工程の流れを説明する
ための模式的断面図である。図中、符号91はレジスト
であり、図8と同じ構成要素に関しては同一の参照番号
を添付している。
(f)は、従来の撮像装置の製造工程の流れを説明する
ための模式的断面図である。図中、符号91はレジスト
であり、図8と同じ構成要素に関しては同一の参照番号
を添付している。
【0019】図9(a)に示すように、半導体基板71
内に、フォトリソグラフィー技術を用いて形成したレジ
ストパターンをマスクとしてイオン注入し、光電変換部
31(図示しない)、高濃度拡散層74(図示しな
い)、バリア領域75、電荷転送部73、電荷読み出し
領域33(図示しない)、およびチャネルストップ76
を形成する。
内に、フォトリソグラフィー技術を用いて形成したレジ
ストパターンをマスクとしてイオン注入し、光電変換部
31(図示しない)、高濃度拡散層74(図示しな
い)、バリア領域75、電荷転送部73、電荷読み出し
領域33(図示しない)、およびチャネルストップ76
を形成する。
【0020】次に、半導体基板71の一主面上に二酸化
シリコン膜やシリコン窒化膜などからなる絶縁膜77を
形成し、その後、第1層のポリシリコン膜を形成して、
フォトリソグラフィー技術を用いて形成したレジストパ
ターンをマスクとして選択的にエッチングを行い、第1
層の垂直転送電極61を形成する。さらに、二酸化シリ
コン膜やシリコン窒化膜などからなる絶縁膜81を形成
し、その後、垂直電送電極61の場合と同様にして第2
層のポリシリコン膜からなる垂直転送電極62を形成す
る。
シリコン膜やシリコン窒化膜などからなる絶縁膜77を
形成し、その後、第1層のポリシリコン膜を形成して、
フォトリソグラフィー技術を用いて形成したレジストパ
ターンをマスクとして選択的にエッチングを行い、第1
層の垂直転送電極61を形成する。さらに、二酸化シリ
コン膜やシリコン窒化膜などからなる絶縁膜81を形成
し、その後、垂直電送電極61の場合と同様にして第2
層のポリシリコン膜からなる垂直転送電極62を形成す
る。
【0021】次に、図9(b)に示すように、二酸化シ
リコン膜などからなる絶縁膜78を形成し、さらに、フ
ォトリソグラフィー技術を用いて形成したレジストパタ
ーンをマスクとして選択的にエッチングを行い、裏打ち
コンタクト53(図示しない)を形成する。その後、ス
パッタリング法や化学気相成長法などにより、タングス
テン膜やアルミニウム膜などからなるシャント配線52
を形成する。
リコン膜などからなる絶縁膜78を形成し、さらに、フ
ォトリソグラフィー技術を用いて形成したレジストパタ
ーンをマスクとして選択的にエッチングを行い、裏打ち
コンタクト53(図示しない)を形成する。その後、ス
パッタリング法や化学気相成長法などにより、タングス
テン膜やアルミニウム膜などからなるシャント配線52
を形成する。
【0022】次に、図9(c)に示すように、シャント
配線52上にレジスト91を塗布した後、フォトリソグ
ラフィー技術を用いて、渡し部上の一部および光電変換
部31の開口部(図示しない)などのレジストを除去す
る。ここで、渡し部上のレジスト開口幅をd’とする。
配線52上にレジスト91を塗布した後、フォトリソグ
ラフィー技術を用いて、渡し部上の一部および光電変換
部31の開口部(図示しない)などのレジストを除去す
る。ここで、渡し部上のレジスト開口幅をd’とする。
【0023】次に、図10(d)に示すように、パター
ニングされたレジスト91を用いて反応性イオンエッチ
ングなどにより異方性エッチングをした後、図10
(e)に示すように、レジスト91を除去し、その後、
図10(f)に示すように、絶緑膜79を形成する。
ニングされたレジスト91を用いて反応性イオンエッチ
ングなどにより異方性エッチングをした後、図10
(e)に示すように、レジスト91を除去し、その後、
図10(f)に示すように、絶緑膜79を形成する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固体撮像装
置の主要特性の1つにスミア特性がある。スミアという
のは、垂直CCDレジスタ32に信号電荷が転送されて
いる期間に、電荷転送部73に漏れ込む偽信号電荷であ
る。通常、スミアを抑制するために、電荷転送部73上
に設けられた垂直転送電極61および62を覆うよう
に、金属膜による遮光膜が形成されている。なお、図6
においては、シャント配線52がこの遮光膜を兼ねてい
る。
置の主要特性の1つにスミア特性がある。スミアという
のは、垂直CCDレジスタ32に信号電荷が転送されて
いる期間に、電荷転送部73に漏れ込む偽信号電荷であ
る。通常、スミアを抑制するために、電荷転送部73上
に設けられた垂直転送電極61および62を覆うよう
に、金属膜による遮光膜が形成されている。なお、図6
においては、シャント配線52がこの遮光膜を兼ねてい
る。
【0025】スミアを抑制するためには、光電変換部3
1以外の領域はすべて遮光するのが望ましいが、図6に
示すように、シャント配線52が遮光膜を兼ねている場
合には、渡し部上にシャント配線の隙間が生じる。その
ため、シャント配線52の隙間から人射した光がスミア
の発生要囚となる。現在、製品レベルで使用されている
のは一般的にはi線ステッパーであるため、図9(c)
におけるレジスト91の開口幅d’は0.4μm程度で
ある。それ故、図6におけるシャント配線52の隙間d
1は0.4μm、もしくはそれ以上あいていることにな
る。可視光は、0.4μm程度の隙間を通過できるた
め、スミアを十分に抑制することはできないという問題
がある。
1以外の領域はすべて遮光するのが望ましいが、図6に
示すように、シャント配線52が遮光膜を兼ねている場
合には、渡し部上にシャント配線の隙間が生じる。その
ため、シャント配線52の隙間から人射した光がスミア
の発生要囚となる。現在、製品レベルで使用されている
のは一般的にはi線ステッパーであるため、図9(c)
におけるレジスト91の開口幅d’は0.4μm程度で
ある。それ故、図6におけるシャント配線52の隙間d
1は0.4μm、もしくはそれ以上あいていることにな
る。可視光は、0.4μm程度の隙間を通過できるた
め、スミアを十分に抑制することはできないという問題
がある。
【0026】これを改善するために、渡し部上のシャン
ト配線52の隙間を覆うための遮光膜を新たに追加する
という技術が提案されている。この種の技術は、例え
ば、特開平4−216672号公報に開示されている。
ト配線52の隙間を覆うための遮光膜を新たに追加する
という技術が提案されている。この種の技術は、例え
ば、特開平4−216672号公報に開示されている。
【0027】図11は、渡し部上に遮光膜を有する従来
の固体撮像装置における、撮像領域の一部の模式的平面
図である。図中、符号111は遮光膜であり、図6と同
じ構成要素に関しては同一の参照番号を添付している。
の固体撮像装置における、撮像領域の一部の模式的平面
図である。図中、符号111は遮光膜であり、図6と同
じ構成要素に関しては同一の参照番号を添付している。
【0028】本図では垂直及び水平方向にそれぞれ約4
画素分を示している。図11において、図6との構成上
の差異は、アルミニウム膜などからなる追加の遮光膜1
11が、渡し部上を水平方向に延在して設けられている
点、およびシャント配線52が張り出しのないストライ
プ形状になっている点である。図llに示す固体撮像装
置では、遮光膜111が形成されていることで、図6に
示した固体撮像装置において問題となっていた、渡し部
上のシャント配線52の隙間から漏れ込む光によるスミ
アはある程度抑制できる。しかし、図11に示す固体撮
像装置においては、スミアを生じる別の要因が存在す
る。
画素分を示している。図11において、図6との構成上
の差異は、アルミニウム膜などからなる追加の遮光膜1
11が、渡し部上を水平方向に延在して設けられている
点、およびシャント配線52が張り出しのないストライ
プ形状になっている点である。図llに示す固体撮像装
置では、遮光膜111が形成されていることで、図6に
示した固体撮像装置において問題となっていた、渡し部
上のシャント配線52の隙間から漏れ込む光によるスミ
アはある程度抑制できる。しかし、図11に示す固体撮
像装置においては、スミアを生じる別の要因が存在す
る。
【0029】図12は、図llにおけるシャント配線と
遮光膜とが交差する1つのコーナー部分の模式的鳥瞰図
である。ここで、図7、図8、図llと同じ構成要素に
関しては同一の参照番号を添付している。
遮光膜とが交差する1つのコーナー部分の模式的鳥瞰図
である。ここで、図7、図8、図llと同じ構成要素に
関しては同一の参照番号を添付している。
【0030】図12からわかるように、遮光膜111の
下部には、シャント配線52の上部に形成されている絶
縁膜79が存在する。したがって、半導体基板71と絶
縁膜77との界面と、遮光膜111との間の絶縁膜の厚
さT1は、半導体基板71と絶縁膜77との界面と、シ
ャント配線52との間の絶縁膜の厚さ(例えば、0.2
μm程度)よりも厚くなる(例えば、2倍程度にな
る)。すなわち、本構造においては半導体基板71と絶
縁膜77との界面と、遮光膜111との間の絶縁膜から
の斜め光が漏れ込み易く、スミアが発生するという問題
がある。また、遮光膜111の形成を、撮像領域37の
周辺配線(図示しない)の製造工程と共用できない場合
には、PR数が増加するという問題もある。
下部には、シャント配線52の上部に形成されている絶
縁膜79が存在する。したがって、半導体基板71と絶
縁膜77との界面と、遮光膜111との間の絶縁膜の厚
さT1は、半導体基板71と絶縁膜77との界面と、シ
ャント配線52との間の絶縁膜の厚さ(例えば、0.2
μm程度)よりも厚くなる(例えば、2倍程度にな
る)。すなわち、本構造においては半導体基板71と絶
縁膜77との界面と、遮光膜111との間の絶縁膜から
の斜め光が漏れ込み易く、スミアが発生するという問題
がある。また、遮光膜111の形成を、撮像領域37の
周辺配線(図示しない)の製造工程と共用できない場合
には、PR数が増加するという問題もある。
【0031】上記従来技術の問題点に鑑み、本発明の目
的は、垂直CCDレジスタの転送電極に駆動パルスを供
給するための金属配線が、垂直CCDレジスタに沿って
設けられ、かつ、スミア特性が改善される固体撮像装置
を提供することにある。
的は、垂直CCDレジスタの転送電極に駆動パルスを供
給するための金属配線が、垂直CCDレジスタに沿って
設けられ、かつ、スミア特性が改善される固体撮像装置
を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置
は、複数の光電変換部と、光電変換部の電荷を電荷読み
出し領域を介して受け取って転送する垂直CCDレジス
タと、垂直CCDレジスタからの電荷を受け取って転送
する水平CCDレジスタと、水平CCDレジスタからの
電荷を検出する電荷検出部と、電荷検出部からの電荷を
増幅して出力する出力増幅器とを有し、垂直CCDレジ
スタの垂直転送電極に駆動パルスを供給するための金属
配線が、垂直CCDレジスタに沿って配設されている固
体撮像装置において、金属配線が、垂直方向に隣接する
光電変換部間の領域で張り出して形成されており、か
つ、隣合う金属配線の張り出し部分の間隔が0.2μm
以下である。
は、複数の光電変換部と、光電変換部の電荷を電荷読み
出し領域を介して受け取って転送する垂直CCDレジス
タと、垂直CCDレジスタからの電荷を受け取って転送
する水平CCDレジスタと、水平CCDレジスタからの
電荷を検出する電荷検出部と、電荷検出部からの電荷を
増幅して出力する出力増幅器とを有し、垂直CCDレジ
スタの垂直転送電極に駆動パルスを供給するための金属
配線が、垂直CCDレジスタに沿って配設されている固
体撮像装置において、金属配線が、垂直方向に隣接する
光電変換部間の領域で張り出して形成されており、か
つ、隣合う金属配線の張り出し部分の間隔が0.2μm
以下である。
【0033】また、隣合う金属配線の張り出し部分の間
隔が、隣合う金属配線間にかかる電界が107 V/cm
以下になる間隔であってもよい。
隔が、隣合う金属配線間にかかる電界が107 V/cm
以下になる間隔であってもよい。
【0034】すなわち、隣合う金属配線の間隔を0.2
μm以下、かつ、隣合う金属配線が短絡することのない
間隔である、電界が107 V/cm以下になる間隔に限
定することで、金属配線の隙間からの可視光の漏れ込み
をほぼ0にすることができるため、追加の遮光膜を設け
ることなく、スミア特性が改善されることになる。
μm以下、かつ、隣合う金属配線が短絡することのない
間隔である、電界が107 V/cm以下になる間隔に限
定することで、金属配線の隙間からの可視光の漏れ込み
をほぼ0にすることができるため、追加の遮光膜を設け
ることなく、スミア特性が改善されることになる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の固
体撮像装置における、撮像領域の一部の模式的平面図で
ある。図中、符号11は光電変換部、12はシャント配
線、13は裏打ちコンタクト、21、22、は垂直転送
電極である。
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の固
体撮像装置における、撮像領域の一部の模式的平面図で
ある。図中、符号11は光電変換部、12はシャント配
線、13は裏打ちコンタクト、21、22、は垂直転送
電極である。
【0036】ここでは、垂直および水平方向にそれぞれ
約4画素分を示している。図1は、基本的には図6に示
す固体撮像装置と同じ構成である。垂直CCDレジスタ
には、複数の垂直転送電極21および22が設けられて
いる。各垂直転送電極21および22は水平方向に延在
しており、光電変換部11上に開口を設ける様に、櫛歯
状に形成されている。垂直CCDレジスタ上には、各垂
直転送電極21および22を覆うように、シャント配線
12が垂直方向に延在している。シャント配線12は、
裏打ちコンタクト13により、垂直方向には4電極周
期、水平方向には4画素周期で、各重直転送電極21お
よび22に接続されている。なお、シャント配線12
は、垂直駆動パルスを各垂直転送電極21および22に
供給するための配線として機能するため、渡し部におけ
る隣合うシャント配線12は分離されている。ここで、
図6と異なるのは、隣合うシャント配線12の隙間dが
0.2μm以下と狭い点のみである。
約4画素分を示している。図1は、基本的には図6に示
す固体撮像装置と同じ構成である。垂直CCDレジスタ
には、複数の垂直転送電極21および22が設けられて
いる。各垂直転送電極21および22は水平方向に延在
しており、光電変換部11上に開口を設ける様に、櫛歯
状に形成されている。垂直CCDレジスタ上には、各垂
直転送電極21および22を覆うように、シャント配線
12が垂直方向に延在している。シャント配線12は、
裏打ちコンタクト13により、垂直方向には4電極周
期、水平方向には4画素周期で、各重直転送電極21お
よび22に接続されている。なお、シャント配線12
は、垂直駆動パルスを各垂直転送電極21および22に
供給するための配線として機能するため、渡し部におけ
る隣合うシャント配線12は分離されている。ここで、
図6と異なるのは、隣合うシャント配線12の隙間dが
0.2μm以下と狭い点のみである。
【0037】図2は、金属膜のスリツト開口幅に対する
感度特性のシミュレーション結果を示すグラフである。
パラメータは光の波長であり、400nm、550nm
および700nmの3種類について示している。なお、
本シミュレーションにおいて用いられたモデルに関して
は、筆者らが発表した論文、「1995年12月、アイ
・イー・イー・イー・インターナショナル・エレクトロ
ン・デバイスィーズ・ミーティング・テクニカル・ダイ
ジェスト、159〜162頁(IEEEINTERNA
TI○NAL ELECTRON DEVICES M
EET−ING TECHNICAL DIGES
T)」に記載されている。図2において、シャント配線
12の間隔が0.2μm以下では各波長とも感度はほぼ
0となっている。つまり、シャント配線12の間隔が
0.2μmより大きいと光がその隙間を通過してスミア
の原因となるが、シャント配線の間隔が0.2μm以下
(好ましくは0.l5μm以下)であれば光は殆ど通過
できず、遮光特性としては隙間があいていないものとほ
ぼ等価と考えることができる。したがって、0.4μm
程度の隙間があった従来の固体撮像装置に比ベて、スミ
ア特性が大幅に改善される。さらに、本発明では、図1
1で示した遮光膜111よりも、半導体基板71と絶縁
膜77との界面からの距離が近い位置にシャント配線1
2が形成されているため、斜め光に対するスミアも抑制
できる。
感度特性のシミュレーション結果を示すグラフである。
パラメータは光の波長であり、400nm、550nm
および700nmの3種類について示している。なお、
本シミュレーションにおいて用いられたモデルに関して
は、筆者らが発表した論文、「1995年12月、アイ
・イー・イー・イー・インターナショナル・エレクトロ
ン・デバイスィーズ・ミーティング・テクニカル・ダイ
ジェスト、159〜162頁(IEEEINTERNA
TI○NAL ELECTRON DEVICES M
EET−ING TECHNICAL DIGES
T)」に記載されている。図2において、シャント配線
12の間隔が0.2μm以下では各波長とも感度はほぼ
0となっている。つまり、シャント配線12の間隔が
0.2μmより大きいと光がその隙間を通過してスミア
の原因となるが、シャント配線の間隔が0.2μm以下
(好ましくは0.l5μm以下)であれば光は殆ど通過
できず、遮光特性としては隙間があいていないものとほ
ぼ等価と考えることができる。したがって、0.4μm
程度の隙間があった従来の固体撮像装置に比ベて、スミ
ア特性が大幅に改善される。さらに、本発明では、図1
1で示した遮光膜111よりも、半導体基板71と絶縁
膜77との界面からの距離が近い位置にシャント配線1
2が形成されているため、斜め光に対するスミアも抑制
できる。
【0038】なお、シャント配線12の間隔は、隣接す
るシャント配線間に強い電界がかかって絶縁破壊が生じ
て短絡してしまうのを防ぐため、隣接するシャント配線
間にかかる電界が107 V/cm以下になる間隔を設け
る必要がある。
るシャント配線間に強い電界がかかって絶縁破壊が生じ
て短絡してしまうのを防ぐため、隣接するシャント配線
間にかかる電界が107 V/cm以下になる間隔を設け
る必要がある。
【0039】このようにシャント配線12の隙間を0.
2μm以下に形成する方法を、図9(a)〜(c)およ
び図lO(d)〜(f)を用いて説明する。図9(b)
までは、従来と同様に形成されるので説明を省略する。
次に、図9(c)に示すように、シャント配線52上に
レジスト91を塗布した後、例えば電子ビーム直接描画
技術を用いて、渡し部上の一部および光電変換部31の
開口部(図示しない)などのレジストを除去する。な
お、少なくとも渡し部上のシャント配線52の隙間部分
のみ電子ビーム直接描画技術を用いて露光し、それ以外
の部分をi線ステッパーで露光してもよい。i線ステッ
パーを併用することで、露光時間の短縮が図られるた
め、工期を短縮できる。電子ビーム直接描画技術を用い
ることで、渡し部上のレジスト開口幅d’を、0.15
μm程度に形成できる。
2μm以下に形成する方法を、図9(a)〜(c)およ
び図lO(d)〜(f)を用いて説明する。図9(b)
までは、従来と同様に形成されるので説明を省略する。
次に、図9(c)に示すように、シャント配線52上に
レジスト91を塗布した後、例えば電子ビーム直接描画
技術を用いて、渡し部上の一部および光電変換部31の
開口部(図示しない)などのレジストを除去する。な
お、少なくとも渡し部上のシャント配線52の隙間部分
のみ電子ビーム直接描画技術を用いて露光し、それ以外
の部分をi線ステッパーで露光してもよい。i線ステッ
パーを併用することで、露光時間の短縮が図られるた
め、工期を短縮できる。電子ビーム直接描画技術を用い
ることで、渡し部上のレジスト開口幅d’を、0.15
μm程度に形成できる。
【0040】この後、図10(d)〜(f)に示すよう
に、従来と同様に形成されるので説明を省略する。ただ
し、シャント配線52のエッチングにおいては、サイド
エッチ量を、配線の両側合わせて0.05μm以下に抑
制する必要がある。これは、従来の異方性エッチングの
技術で十分可能である。
に、従来と同様に形成されるので説明を省略する。ただ
し、シャント配線52のエッチングにおいては、サイド
エッチ量を、配線の両側合わせて0.05μm以下に抑
制する必要がある。これは、従来の異方性エッチングの
技術で十分可能である。
【0041】以上の製造方法により、隣合うシャント配
線12の隙間を0.2μm以下に形成できる。
線12の隙間を0.2μm以下に形成できる。
【0042】なお、図1の構成が、インターライン転送
型固体撮像装置、およびフレームインターライン転送型
固体撮像装置のどちらにも適用可能であることはいうま
でもない。
型固体撮像装置、およびフレームインターライン転送型
固体撮像装置のどちらにも適用可能であることはいうま
でもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の固体撮像
装置では、渡し部における隣合うシャント配線の間隔を
0.2μm以下、かつ、隣合うシャント配線が短絡する
ことのない間隔に限定することで、シャント配線の隙間
からの可視光の漏れ込みをほぼ0にすることができるた
め、スミア特性が改善されるという効果がある。
装置では、渡し部における隣合うシャント配線の間隔を
0.2μm以下、かつ、隣合うシャント配線が短絡する
ことのない間隔に限定することで、シャント配線の隙間
からの可視光の漏れ込みをほぼ0にすることができるた
め、スミア特性が改善されるという効果がある。
【図1】本発明の実施の形態の固体撮像装置における、
撮像領域の一部の模式的平面図である。
撮像領域の一部の模式的平面図である。
【図2】金属膜のスリツト開口幅に対する感度特性のシ
ミュレーション結果を示すグラフである。
ミュレーション結果を示すグラフである。
【図3】従来のインターライン転送型固体撮像装置の模
式的概略構成図である。
式的概略構成図である。
【図4】従来の固体撮像装置における、垂直CCDレジ
スタに配列されている垂直転送電極と、垂直転送電極に
垂直駆動パルスを供給するための垂直バスラインとの接
続形態を説明するための模式的概略構成図である。
スタに配列されている垂直転送電極と、垂直転送電極に
垂直駆動パルスを供給するための垂直バスラインとの接
続形態を説明するための模式的概略構成図である。
【図5】シャント配線を有する従来の固体撮像装置にお
ける、垂直転送電極、シャント配線、および垂直バスラ
インの接続形態を説明するための模式的概略構成図であ
る。
ける、垂直転送電極、シャント配線、および垂直バスラ
インの接続形態を説明するための模式的概略構成図であ
る。
【図6】図5における撮像領域の一部を拡大した模式的
平面図である。
平面図である。
【図7】図6における光電変換部を合むA−A’の模式
的断面図である。
的断面図である。
【図8】図6における渡し部を含むB−B’の模式的断
面図である。
面図である。
【図9】(a)〜(c)従来の撮像装置の製造工程の流
れを説明するための模式的断面図である。
れを説明するための模式的断面図である。
【図10】(d)〜(f)従来の撮像装置の製造工程の
流れを説明するための模式的断面図である。
流れを説明するための模式的断面図である。
【図11】渡し部上に遮光膜を有する従来の固体撮像装
置における、撮像領域の一部の模式的平面図である。
置における、撮像領域の一部の模式的平面図である。
【図12】図llにおけるシャント配線と遮光膜とが交
差する1つのコーナー部分の模式的鳥瞰図である。
差する1つのコーナー部分の模式的鳥瞰図である。
11、31 光電変換部 12、52 シャント配線 13、53 裏打ちコンタクト 21、22、41、51、61、62 垂直転送電極 32 垂直CCDレジスタ 33 電荷読み出し領域 34 水平CCDレジスタ 35 電荷検出部 36 出力増幅器 37 撮像領域 42、54 垂直バスライン 43、55 コンタクト 71 半導体基板 72 低濃度ウエル 73 電荷転送部 74 高濃度拡散層 75 バリア領域 76 チャネルストップ 77、78、79、81 絶縁膜 91 レジスト 111 遮光膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 智弘 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 畑野 啓介 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 穂苅 泰明 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 佐藤 高 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 武藤 信彦 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 村上 一朗 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 諏訪園 忍 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 内海 浩昭 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 新井 浩一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 織原 弘三 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 寺西 信一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 田村 貴央 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の光電変換部と、 該光電変換部の電荷を電荷読み出し領域を介して受け取
って転送する垂直CCDレジスタと、 該垂直CCDレジスタからの電荷を受け取って転送する
水平CCDレジスタと、 該水平CCDレジスタからの電荷を検出する電荷検出部
と、 該電荷検出部からの電荷を増幅して出力する出力増幅器
とを有し、 前記垂直CCDレジスタの垂直転送電極に駆動パルスを
供給するための金属配線が、前記垂直CCDレジスタに
沿って配設されている固体撮像装置において、 前記金属配線が、垂直方向に隣接する前記光電変換部間
の領域で張り出して形成されており、かつ、隣合う前記
金属配線の張り出し部分の間隔が0.2μm以下である
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の固体撮像装置におい
て、 隣合う前記金属配線の張り出し部分の間隔が、隣合う前
記金属配線間にかかる電界が107 V/cm以下になる
間隔であることを特徴とする固体撮像装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8147246A JPH09331055A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 固体撮像装置 |
US08/869,442 US6097433A (en) | 1996-06-10 | 1997-06-05 | Solid state imaging apparatus having a plurality of metal wirings for supplying driving pulses to transfer electrodes of vertical CCD registers |
KR1019970024788A KR980006493A (ko) | 1996-06-10 | 1997-06-10 | 고체 촬상 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8147246A JPH09331055A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 固体撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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