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JPH09329461A - 検出装置 - Google Patents

検出装置

Info

Publication number
JPH09329461A
JPH09329461A JP8147554A JP14755496A JPH09329461A JP H09329461 A JPH09329461 A JP H09329461A JP 8147554 A JP8147554 A JP 8147554A JP 14755496 A JP14755496 A JP 14755496A JP H09329461 A JPH09329461 A JP H09329461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic field
detection device
rotating body
giant magnetoresistive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8147554A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Umemoto
英樹 梅元
Masahiro Yokoya
昌広 横谷
Naoki Hiraoka
直樹 平岡
Wataru Fukui
渉 福井
Yutaka Ohashi
豊 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8147554A priority Critical patent/JPH09329461A/ja
Priority to US08/740,623 priority patent/US5801529A/en
Priority to DE19647320A priority patent/DE19647320C2/de
Publication of JPH09329461A publication Critical patent/JPH09329461A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/12Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
    • G01D5/14Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage
    • G01D5/142Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage using Hall-effect devices
    • G01D5/147Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage using Hall-effect devices influenced by the movement of a third element, the position of Hall device and the source of magnetic field being fixed in respect to each other

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性体移動体の例えば凹凸のような所定の位
置(角度)に対応した信号が正確に得られる検出装置を
得る。 【解決手段】 磁界を発生する磁石(4)と、磁石
(4)と所定の間隙を持って配置され、この磁石(4)
によって発生された磁界を変化させる磁性体回転体
(2)と、磁性体回転体(2)で変化された磁界のいず
れの変化方向に対しても均一な抵抗値の変化範囲を動作
領域として設定され、変化された磁界を検出する巨大磁
気抵抗素子(10)とを備え、磁性体回転体(2)の移
動方向を含む面と平行方向に巨大磁気抵抗素子(10)
の感磁面中心と磁石(4)の中心とをずらす構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印加磁界の変化
を検出する検出装置に関し、特に例えば内燃機関の回転
情報を検出する場合等に用いて好適な検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気抵抗素子(以下、MR素子と
いう)は、強磁性体(例えば、Ni−Fe、Ni−Co
等)薄膜の磁化方向と電流方向のなす角度によって抵抗
値が変化する素子である。このMR素子は、電流方向と
磁化方向とが直角に交わるときに抵抗値は最小になり、
0度すなわち電流方向と磁化方向とが同一あるいは全く
逆方向になるとき抵抗値が最大になる。この抵抗値の変
化をMR効果またはMR変化率と呼び、一般にNi−F
eで2〜3%、Ni−Coで5〜6%である。
【0003】図22は従来の検出装置を示す構成図であ
り、図22の(a)はその側面図、図22の(b)はそ
の斜視図である。この検出装置は、回転軸1と、少なく
とも1つ以上の凹凸を有し、回転軸1と同期して回転す
る磁性体回転体2と、この磁性体回転体2と所定の間隙
を持って配置されたMR素子3と、MR素子3に磁界を
与える磁石4とからなり、MR素子3は、磁気抵抗パタ
ーン3aと、薄膜面(感磁面)3bとを有する。そこ
で、磁性体回転体2が回転することでMR素子3の感磁
面3bの磁界が変化し、磁気抵抗パターン3aの抵抗値
が変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の検出
装置で用いられているMR素子は、出力レベルが小さく
精度のよい検出ができないという欠点があった。そこ
で、出力レベルの大きな磁気検出素子として巨大磁気抵
抗素子(以下、GMR素子と云う)というものが、近時
提案されている。
【0005】このGMR素子は、例えば日本応用磁気学
会誌Vol.15,No.51991,p813〜821の「人工格子の磁気抵
抗効果」と題する論文に記載されている数オングストロ
ームから数十オングストロームの厚さの磁性層と非磁性
層とを交互に積層させた積層体、いわゆる人工格子膜で
あり、(Fe/Cr)n、(パーマロイ/Cu/Co/
Cu)n、(Co/Cu)nが知られており、これは、
上述のMR素子と比較して格段に大きなMR効果(MR
変化率)を有すると共に、隣り合った磁性層の磁化の向
きの相対角度にのみ依存するので、外部磁界の向きが電
流に対してどのような角度差をもっていても同じ抵抗値
の変化が得られるいわゆる面内感磁の素子である。
【0006】そこで、磁界の変化を検出するためにGM
R素子で実質的に感磁面を形成し、その感磁面の各端に
電極を形成してブリッジ回路を形成し、このブリッジ回
路の対向する2つの電極間に定電圧、定電流の電源を接
続し、GMR素子の抵抗値変化を電圧変化に変換して、
このGMR素子に作用している磁界変化を検出すること
が考えられる。
【0007】図23は上述のGMR素子を用いた検出装
置を示す構成図であり、図23の(a)はその側面図、
図23の(b)はその斜視図である。この検出装置は、
回転軸1と、少なくとも1つ以上の凹凸を具備し、回転
軸1と同期して回転する磁界変化付与手段としての磁性
体回転体2と、この磁性体回転体2と所定の間隙を持っ
て配置されたGMR素子10と、このGMR素子10に
磁界を与える磁界発生手段としての磁石4とからなり、
GMR素子10は、感磁パターンとしての磁気抵抗パタ
ーン10aと、薄膜面(感磁面)10bとを有する。そ
こで、磁性体回転体2が回転することで、GMR素子1
0の感磁面10bの磁界が変化し、磁気抵抗パターン1
0aの抵抗値が変化する。
【0008】また、ここで、図24に示すように、数オ
ングストロームから数十オングストロームの厚さの磁性
層と非磁性層との膜厚を最適値に設定することで、印加
磁界の変化による抵抗値変化にヒステリシスを持たせた
GMR素子を得ることができる。
【0009】図25は上述のヒステリシス特性を有する
GMR素子を用いた検出装置を示すブロック図である。
この検出装置は、磁性体回転体2と所定の間隙を持って
配置され、磁石4より磁界が与えられるGMR素子を用
いたホイートストンブリッジ回路11と、このホイート
ストンブリッジ回路11の出力を増幅する差動増幅回路
12と、この差動増幅回路12の出力を基準値と比較し
て“O”または“1”の信号を出力する比較回路13
と、この比較回路13の出力を更に波形整形して立ち上
がり、立ち下がりの急峻な“O”または“1”の信号を
出力端子15に出力する波形整形回路14とを備える。
【0010】図26は図25のブロック図の具体的回路
構成の一例を示す図である。ホイートストンブリッジ回
路11は、例えば各辺にそれぞれGMR素子10A,1
0B,10Cおよび10Dを有し、GMR素子10Aと
10Cの各一端は共通接続され、接続点16を介して電
源端子Vccに接続され、GMR素子10Bと10Dの各
一端は共通接続され、接続点17を介して接地され、G
MR素子10Aと10Bの各他端は接続点18に接続さ
れ、GMR素子10Cと10Dの各他端は接続点19に
接続される。
【0011】そして、ホイートストンブリッジ回路11
の接続点18が抵抗器を介して差動増幅回路12のアン
プ12aの反転入力端子に接続され、接続点19が抵抗
器を介してアンプ12aの非反転入力端子に接続される
と共に更に抵抗器を介して基準電源を構成する分圧回路
に接続される。更に、アンプ12aの出力端子は、比較
回路13の反転入力端子に接続され、比較回路13の非
反転入力端子は基準電源を構成する分圧回路に接続され
ると共に抵抗器を介して自己の出力端子に接続される。
比較回路13の出力側は、波形整形回路14のトランジ
スタ14aのベースに接続され、そのコレクタは出力端
子15に接続されると共に抵抗器を介して電源端子Vcc
に接続され、そのエミッタは接地される。
【0012】次に、動作について、図27を参照して説
明する。磁性体回転体2が回転することで、図27の
(a)に示すその凹凸に対応して、ホイートストンブリ
ッジ回路11を構成するGMR素子10Aと10Dには
同じ磁界変化が与えられ、GMR素子10Bと10Cに
はGMR素子10A、10Dとは異なる磁界変化が与え
られるようになる。この結果、磁性体回転体2の凹凸に
対応してGMR素子10A、10Dと10B、10Cの
感磁面に磁界の変化が発生し、つまり、実質的に一つの
GMR素子の磁界変化の4倍の磁界変化を得られ、その
抵抗値も同様に変化して、GMR素子10A、10Dと
10B、10Cの抵抗値の最大、最少となる位置が逆と
なり、ホイートストンブリッジ回路11の接続点18、
19の中点電圧も同様に変化する。
【0013】そして、この中点電圧の差が差動増幅回路
12により増幅され、その出力側には、図27の(b)
に示すような、図27の(a)に示す磁性体回転体2の
凹凸に対応した出力VDO、つまり、実質的に一つのGM
R素子の4倍の出力が得られる。 この差動増幅回路1
2の出力は,比較回路13に供給されてその比較レベル
である基準値VT1,VT2と比較されて“O”または
“1”の信号に変換され、この信号は更に波形整形回路
14で波形整形され、この結果、その出力側即ち出力端
子15には図27の(c)に示すようにその立ち上が
り、立ち下がりの急峻な“O”または“1”の出力が得
られる。
【0014】ところで、上述のGMR素子を用いた検出
装置は、以下のような問題点があった。即ち、従来の検
出装置で用いているGMR素子は、図24に示すように
印加磁界の変化による抵抗値変化にヒステリシスが存在
するため、図27に示すように磁性体回転体の凹凸の検
出においては凹凸のエッジにおいて出力が変化し、さら
に凹部と凸部で出力に差が生じる。そして、差動増幅回
路12の出力VDOを比較回路13の比較レベルである基
準値VT1、VT2にて比較することで、磁性体回転体2の
凹凸に対応した信号を得ることができるが、ブリッジ回
路を構成しているGMR素子10の特性ばらつき、温度
係数のばらつきによって上述のヒステリシスに違いが生
じるため、図27に破線で示すように差動増幅回路12
の出力VDOが基準値VT1、VT2に対して符号Dで示すよ
うなずれを生じ、正確に磁性体回転体2の凹凸に対応し
た信号を得られなくなるという問題点があった。
【0015】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、磁性体移動体の例えば凹凸の
ような所定の位置(角度)に対応した信号が正確に得ら
れる検出装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る検出装置は、磁界を発生する磁界発生手段と、磁界発
生手段と所定の間隙を持って配置され、この磁界発生手
段によって発生された磁界を変化させる磁界変化付与手
段と、この磁界変化付与手段で変化された磁界のいずれ
の変化方向に対しても均一な抵抗値の変化範囲を動作領
域として設定され、上記変化された磁界を検出する巨大
磁気抵抗素子とを備え、磁界変化付与手段の変位方向を
含む面と平行方向に巨大磁気抵抗素子の感磁面中心と磁
界発生手段の中心とをずらすようにしたものである。
【0017】請求項2記載の発明に係る検出装置は、請
求項1の発明において、巨大磁気抵抗素子を用いてブリ
ッジ回路を構成し、このブリッジ回路の一辺の巨大磁気
抵抗素子への印加磁界極性と、もう一辺の巨大磁気抵抗
素子への印加磁界極性を異なるようにしたものである。
【0018】請求項3記載の発明に係る検出装置は、請
求項1または2の発明において、磁界変化付与手段を少
なくとも1つの凹凸を有する磁性体移動体で構成したも
のである。
【0019】請求項4記載の発明に係る検出装置は、請
求項1または2の発明において、磁界発生手段と磁界変
化付与手段を少なくとも1つの磁極を有する磁性体移動
体で構成し、磁界を発生し、且つ変化させるようにした
ものである。
【0020】請求項5記載の発明に係る検出装置は、請
求項3または4の発明において、磁性体移動体は、回転
軸に同期して回転する磁性体回転体であるものである。
【0021】請求項6記載の発明に係る検出装置は、請
求項5の発明において、少なくとも巨大磁気抵抗素子を
含む検出装置本体を備え、磁性体回転体を内燃機関のク
ランク軸またはカム軸に装着し、磁性体回転体が巨大磁
気抵抗素子に対向するように検出装置本体を内燃機関の
近傍に配置したものである。
【0022】請求項7記載の発明に係る検出装置は、請
求項6の発明において、磁性体回転体に対して検出装置
本体を回転軸方向に配置したものである。
【0023】請求項8記載の発明に係る検出装置は、請
求項7の発明において、検出装置本体は、少なくとも巨
大磁気抵抗素子を内蔵するハウジングを備え、磁性体回
転体を、ハウジングの側面に形成された空間部にこの磁
性体回転体の少なくとも周辺部が巨大磁気抵抗素子と対
向して位置するように配置したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る検出装置の
一実施の形態を図について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す構
成図であり、図1の(a)はその側面図、図1の(b)
はその平面図である。図において、図23と対応する部
分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。本実
施の形態では、本実施の形態では、GMR素子の感磁面
中心と磁石の中心とを一致させないでずらして配置し、
図2に示すように、実質的にヒステリシスの大きな位置
を動作させるものである。従って、本実施の形態では、
図1(b)に示すように、GMR素子10の感磁面10
bの中心と磁石4の中心とを一致させないで、磁性体回
転体2の例えば回転方向と逆方向に所定量L1だけずら
して配置する。このL1の値はGMR素子の大きさにも
よるが、例えば0.1〜10mm程度の範囲の内から任意の値
を選択してよい。その他の構成は、図23の場合と同様
である。また、本実施の形態で用いられるブロック図お
よびその具体的回路構成も、図25および図26の場合
と同様のものを用いてもよく、従って、その記載を省略
する。
【0025】次に、動作について、図3を参照して説明
する。磁性体回転体2が回転することで、図3の(a)
に示すその凹凸に対応して、ホイートストンブリッジ回
路11を構成するGMR素子10Aと10Dには同じ磁
界変化が与えられ、GMR素子10Bと10CにはGM
R素子10A、10Dとは異なる磁界変化が与えられる
ようになる。この結果、磁性体回転体2の凹凸に対応し
てGMR素子10A、10Dと10B、10Cの感磁面
に磁界の変化が発生し、つまり、実質的に一つのGMR
素子の磁界変化の4倍の磁界変化を得られ、その抵抗値
も同様に変化して、GMR素子10A、10Dと10
B、10Cの抵抗値の最大、最少となる位置が逆とな
り、ホイートストンブリッジ回路11の接続点18、1
9の中点電圧も同様に変化する。
【0026】ここで、図2の印加磁界の変化による抵抗
値変化にヒステリシスを持ったGMR素子と出力の関係
を見ると、GMR素子10A〜10Dの動作は基本的に
図24で説明した場合と同様であるが、GMR素子10
Aと10Dの抵抗値の変化範囲と、GMR素子10Cと
10Bの抵抗値の変化範囲とは、図2に示すような対称
の関係にある。従って、GMR素子の感磁面中心と磁石
の中心とを一致させないでずらして配置することで、ホ
イートストンブリッジ回路11の接続点18、19の中
点電圧は、図2に示すように磁性体回転体2の凹部と凸
部でホイートストンブリッジ回路11の出力にさらに大
きな差を生じる。
【0027】そして、この中点電圧の差が差動増幅回路
12により増幅され、その出力側には、図3の(b)に
示すような、図3の(a)に示す磁性体回転体2の凹凸
に対応した出力、つまり、実質的に一つのGMR素子の
4倍の出力が得られる。この差動増幅回路12の出力
は,比較回路13に供給されてその比較レベルである基
準値VT1,VT2と比較されて“O”または“1”の信号
に変換され、この信号は更に波形整形回路14で波形整
形され、この結果、その出力側即ち出力端子15には図
3の(c)に示すようにその立ち上がり、立ち下がりの
急峻な“O”または“1”の出力が得られる。
【0028】かくして、図2に示すGMR素子の磁界強
度に対する抵抗値変化を示す特性図のように、抵抗値変
化曲線の一方のピーク値となる位置、すなわちGMR素
子の中心からL1ずらした位置に磁石の中心を配置する
ことで、ホイートストンブリッジ回路を構成する一方の
ブリッジのGMR素子10A、10Dと、もう一方のブ
リッジのGMR素子10C、10Bの抵抗値変化範囲が
図のように対称となる。この場合、ブリッジ回路の差動
増幅回路12の出力VDOは、図3(b)に示すようにな
り、磁性体回転体2の凹凸のエッジにて出力が変化し、
凹部と凸部では出力に差が生じなくなり、GMR素子の
ヒステリシスが差動増幅回路12の出力に影響しなくな
る。この差動増幅回路12の出力を比較回路13の比較
レベルである基準値VT1、VT2にて比較することで、常
に磁性体回転体2の凹凸に対応した信号を正確に得られ
ることがわかる。
【0029】このように、本実施の形態では、印加磁界
の変化による抵抗値変化にヒステリシスを持たせたGM
R素子を、その感磁面中心と磁石の中心とを一致させな
いでずらして配置して、ブリッジ回路を構成する一方の
辺のGMR素子と、もう一方の辺のGMR素子の抵抗値
変化範囲が対称となるようにしたので、磁性体回転体の
凹凸のエッジにて出力が変化し、凹部と凸部では出力に
差が生じなくなり、GMR素子のヒステリシスが差動増
幅回路の出力に影響しなくなり、磁性体回転体の凹凸に
対応した出力を正確に得ることが可能となる。また、レ
ベルの大きな検出出力が得られるので、より検出精度が
向上し、外来ノイズ等にも強くなり、S/N比等が改善
される。なお、ここでは、GMR素子でホイートストン
ブリッジ回路を構成するとしたが、同様の回路構成であ
れば同じ効果を得ることができる。
【0030】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2を示す構成図であり、図4の(a)はその側面図、
図4の(b)はその平面図である。実施の形態1では、
印加磁界の変化による抵抗値変化にヒステリシスを持っ
たGMR素子の感磁面中心と磁石の中心とを一致させな
いでずらして配置する場合に、そのずらす方向を磁性体
回転体の回転方向と逆方向にずらした場合であったが、
本実施の形態では、これとは逆に磁性体回転体の回転方
向にずらし、図5に示すように、実質的にヒステリシス
の大きな位置を動作させるものである。
【0031】従って、本実施の形態では、図4(b)に
示すように、GMR素子10の感磁面10bの中心と磁
石4の中心とを一致させないで、磁性体回転体2の例え
ば回転方向に所定量L2だけずらして配置する。このL2
の値はGMR素子の大きさにもよるが、例えば0.1〜10m
m程度の範囲の内から任意の値を選択してよい。その他
の構成は、図1の場合と同様である。また、本実施の形
態で用いられるブロック図およびその具体的回路構成
も、図25および図26の場合と同様のものを用いても
よく、従って、その記載を省略する。また、その動作
も、図2と図5の特性の対比からも分かるように、GM
R素子10A、10DとGMR素子10C、10Bの抵
抗値の変化範囲が別な特性曲線に同じ対称関係を持って
シフトしている以外は同じであるので、その説明を省略
する。
【0032】このように、本実施の形態では、印加磁界
の変化による抵抗値変化にヒステリシスを持たせたGM
R素子を、その感磁面中心と磁石の中心とを一致させな
いでずらして配置して、ブリッジ回路を構成する一方の
辺のGMR素子と、もう一方の辺のGMR素子の抵抗値
変化範囲が対称となるようにしたので、磁性体回転体の
凹凸のエッジにて出力が変化し、凹部と凸部では出力に
差が生じなくなり、GMR素子のヒステリシスが差動増
幅回路の出力に影響しなくなり、磁性体回転体の凹凸に
対応した出力を正確に得ることが可能となる。また、レ
ベルの大きな検出出力が得られるので、より検出精度が
向上し、外来ノイズ等にも強くなり、S/N比等が改善
される。なお、ここでは、GMR素子でホイートストン
ブリッジ回路を構成するとしたが、同様の回路構成であ
れば同じ効果を得ることができる。
【0033】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3を示す構成図である。なお、同図において、図1と
対応する部分には同一符号を付して説明する。上記実施
の形態1および2では、GMR素子の感磁面中心と磁石
の中心とを抵抗値変化曲線のピーク値となる位置にずら
して配置する場合であったが、本実施の形態では、ブリ
ッジ回路のGMR素子への印加磁界極性を異ならせるこ
とでも同様の効果を得ようとするものである。
【0034】そこで、本実施の形態では、磁石の極性を
N、Sの2極となるように配置する。即ち、図6に示す
ように、上述の磁石4の代わりに2つの磁極4a,4b
を有する磁界発生手段としての磁石4Aを設け、例えば
GMR素子10A、10DとGMR素子10C、10B
との感磁面10bにそれぞれ対向して磁石4Aの磁極4
a、4bの極性をN、SおよびS、Nの2極となるよう
に配置し、ホイートストンブリッジ回路を構成している
一辺のGMR素子10A、10Dへの印加磁界極性と、
もう一辺のGMR素子10C、10Bへの印加磁界極性
を異ならせる。その他の構成は、図1の場合と同様であ
る。また、本実施の形態で用いられるブロック図および
その具体的回路構成も、図25および図26の場合と同
様のものを用いてもよく、従って、その記載を省略す
る。また、その動作も、図2と図7の特性の対比からも
分かるように、GMR素子10A、10DとGMR素子
10C、10Bの抵抗値の変化範囲が別な特性曲線に同
じ対称関係を持ってシフトしている以外は同じであるの
で、その説明を省略する。
【0035】かくして、ホイートストンブリッジ回路を
構成している一辺のGMR素子10A、10Dへの印加
磁界極性ともう一辺のGMR素子10C、10Bへの印
加磁界極性を異ならせることで、ホイートストンブリッ
ジ回路を構成しているGMR素子10A、10B、10
C、10Dが図7に示すような抵抗値の変化を示す。す
なわち、ブリッジを構成しているGMR素子10A、1
0Dと10C、10Bが対称な抵抗値変化をするように
なり、実施の形態1および2と同様にブリッジ回路の差
動増幅回路12の出力VDOは図3に示すようになり、磁
性体回転体2の凹凸のエッジにて出力が変化し、凹部と
凸部では出力に差が生じなくなり、GMR素子のヒステ
リシスが差動増幅回路12の出力に影響しなくなる。こ
の出力を比較回路13の比較レベルである基準値VT1
T2にて比較することで、常に磁性体回転体の凹凸に対
応した信号を正確に得られる。
【0036】このように、本実施の形態では、印加磁界
の変化による抵抗値変化にヒステリシスを持たせたGM
R素子で構成されるブリッジ回路の各辺のGMR素子へ
の印加磁界極性を異ならせて、ブリッジ回路を構成する
一方の辺のGMR素子と、もう一方の辺のGMR素子の
抵抗値変化範囲が対称となるようにしたので、磁性体回
転体の凹凸のエッジにて出力が変化し、凹部と凸部では
出力に差が生じなくなり、GMR素子のヒステリシスが
差動増幅回路の出力に影響しなくなり、磁性体回転体の
凹凸に対応した出力を正確に得ることが可能となる。ま
た、レベルの大きな検出出力が得られるので、より検出
精度が向上し、外来ノイズ等にも強くなり、S/N比等
が改善される。なお、ここでは、GMR素子でホイート
ストンブリッジ回路を構成するとしたが、同様の回路構
成であれば同じ効果を得ることができる。また、磁界の
印加構成としては、ブリッジ回路の各辺に異なる磁界が
印加されれば同様の効果を得ることができる。
【0037】実施の形態4.図8〜図11は、本装置を
一例として内燃機関に適用した場合のこの発明の実施の
形態4を示すもので、図8はその全体を示す構成図、図
9は検出装置本体と磁性体回転体の配置関係を示す斜視
図、図10は検出装置本体を示す斜視図、図11はその
内部構成図である。図において、検出装置本体50が内
燃機関60に近傍に設けられ、そのクランク軸やカム軸
等を利用した回転軸51にシグナルプレートとしての少
なくとも1つ以上の凹凸を具備する上述の磁性体回転体
2相当の磁性体回転体52がこれと同期して回転するよ
うに設けられる。また、コントロールユニット61が検
出装置本体50の回路部に接続されると共に、内燃機関
60の吸気管62内に設けられたスロットル弁63に接
続される。
【0038】検出装置本体50は、磁性体回転体52に
対して検出装置本体50内のGMR素子の感磁面が対向
するように、内燃機関60の近傍に配置される。検出装
置本体50は、図10に示すように、樹脂または非磁性
体からなるハウジング53および取付け部54を備え、
ハウジング53の底部より入出力用のリード線を用いた
電源端子、グランド端子、出力端子等の端子55が取り
出される。ハウジング53の内部には、図11に示すよ
うに、図26で説明したような回路が配置された基板5
6が設けられ、この基板56の一部に例えばそれぞれ上
述のGMR素子10および磁石4相当のGMR素子57
および磁石58が、GMR素子57の感磁面中心と磁石
58の中心とを一致させないでずらした状態で搭載され
る。
【0039】次に、動作について説明する。いま、内燃
機関60の起動により回転軸51の回転に同期して磁性
体回転体52が回転すると、その凹凸に対応して、検出
装置本体50内のGMR素子57の感磁面の磁界が変化
し、その抵抗値も同様に変化する。そして、GMR素子
57等で構成されるホイートストンブリッジ回路の中点
電圧の差が差動増幅回路により増幅され、その出力が比
較回路で基準値と比較されて“O”または“1”の信号
に変換され、この信号は更に波形整形回路で波形整形さ
れ、“O”または“1”の信号としてコントロールユニ
ット61に供給される。これにより、コントロールユニ
ット61は、内燃機関60の各気筒に対応したクランク
軸やカム軸の回転角度や回転数等を知ることができる。
そして、コントロールユニット61は、検出装置の出
力、即ち“O”または“1”の信号や、スロットル弁6
3からの開度情報等に基づいて制御信号を形成し、この
制御信号により図示しない点火プラグの点火タイミング
や燃料噴射弁の噴射タイミング等を制御する。
【0040】なお、上述の例では、検出装置本体50に
対する入出力用の端子55としてリード線を用いる場合
であるが、図12に示すように、ハウジング53に対し
て着脱可能なコネクタ59を用いてもよい。この場合、
端子55はコネクタ59に組み込まれ、このコネクタ5
9がハウジング53側に差し込まれると、端子55が基
板56の回路部と接続されることになる。これにより、
取り扱いが容易で、構造的にも簡単となり、また、装置
の組み込みも容易となる。
【0041】このように、本実施の形態では、小型で安
価な検出装置を用いて内燃機関のクランク軸やカム軸の
回転角度(回転数)を精度よく検出でき、細かい制御が
可能となり、また、内燃機関への搭載性を向上でき、取
り付けが容易で、スペース的にも有利である。また、磁
性体回転体の凹凸に対応した出力を正確に得ることがで
き、内燃機関のクランク角を迅速に検出可能となり、点
火タイミングや燃料噴射タイミングを迅速且つ精度よく
行うことができ、排気ガス規制にも容易に対応できる。
また、磁性体回転体の凹凸に対応したエッジを利用す
ることにより、内燃機関のピストンの上死点と対応が可
能になり、角度精度を向上できる。
【0042】実施の形態5.図13および図14は、本
装置を一例として内燃機関に適用した場合のこの発明の
実施の形態5を示すもので、図13は検出装置本体と磁
性体回転体の配置関係を示す斜視図、図14は検出装置
の内部構成図である。なお、図13および図14におい
て、図9および11と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明を省略する。また、その全体を示す構
成図および検出装置本体の斜視図は、それぞれ図8およ
び図10と同様であるので、ここでは省略している。図
において、内燃機関60のクランク軸やカム軸等を利用
した回転軸51にシグナルプレートとしての磁性体回転
体52Aがこれと同期して回転するように設けられる。
この磁性体回転体52Aは磁石で構成され、必要な信号
を得られるように磁石の磁極を着磁したものである。
【0043】磁性体回転体52Aに対して検出装置本体
50内のGMR素子の感磁面が対向するように検出装置
本体50が内燃機関60(図8)の近傍に配置される。
検出装置本体50は樹脂または非磁性体からなるハウジ
ング53および取付け部54(図10)を備え、ハウジ
ング53の底部より入出力用のリード線を用いた電源端
子、グランド端子、出力端子等の端子55が取り出され
る。ハウジング53の内部には図26で説明したような
回路が配置された基板56が設けられ、この基板56の
一部に例えば上述のGMR素子10相当のGMR素子5
7が搭載される。
【0044】次に、動作について説明する。いま、内燃
機関60の起動により回転軸51の回転に同期して磁性
体回転体52Aが回転すると、その磁石の磁極に対応し
て、検出装置本体50内のGMR素子57の感磁面の磁
界が変化し、その抵抗値も同様に変化する。そして、G
MR素子57等で構成されるホイートストンブリッジ回
路の中点電圧の差が差動増幅回路により増幅され、その
出力が比較回路で基準値と比較されて“O”または
“1”の信号に変換され、この信号は更に波形整形回路
で波形整形され、“O”または“1”の信号としてコン
トロールユニット61(図8)に供給される。これによ
り、コントロールユニット61は、内燃機関60の各気
筒に対応したクランク軸やカム軸の回転角度や回転数等
を知ることができる。そして、コントロールユニット6
1は、検出装置の出力、即ち“O”または“1”の信号
や、スロットル弁63からの開度情報等に基づいて制御
信号を形成し、この制御信号により図示しない点火プラ
グの点火タイミングや燃料噴射弁の噴射タイミング等を
制御する。
【0045】なお、上述の例では、検出装置本体50に
対する入出力用の端子55としてリード線を用いる場合
であるが、図15に示すように、ハウジング53に対し
て着脱可能なコネクタ59を用いてもよい。この場合端
子55はコネクタ59に組み込まれ、このコネクタ59
がハウジング53側に差し込まれると、端子55が基板
56の回路部と接続されることになる。これにより、取
り扱いが容易で、構造的にも簡単となり、また、装置の
組み込みも容易となる。
【0046】このように、本実施の形態でも、小型で安
価な検出装置を用いて内燃機関のクランク軸やカム軸の
回転角度(回転数)を精度よく検出でき、細かい制御が
可能となり、また、内燃機関への搭載性を向上でき、取
り付けが容易で、スペース的にも有利である。また、磁
性体回転体の磁石の磁極に対応した出力を正確に得るこ
とができ、内燃機関のクランク角を迅速に検出可能とな
り、点火タイミングや燃料噴射タイミングを迅速且つ精
度よく行うことができ、排気ガス規制にも容易に対応で
きる。
【0047】実施の形態6.図16は、この発明の実施
の形態6を示すもので、図16の(a)は検出装置本体
と磁性体回転体の配置関係を示す斜視図、図16の
(b)はその側面図である。図において、図9と対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
上述の各実施の形態では、検出装置本体を回転軸に対し
て垂直方向に設ける場合であったが、本実施の形態で
は、検出装置本体を回転軸に対して同軸方向に設けるも
のである。即ち、図16の(a)に示すように、回転軸
51に対して検出装置本体50を同軸方向に設け、図1
6の(b)に示すように、磁性体回転体52の凹凸部5
2aが検出装置本体50のGMR素子の感磁面に対向す
るように配置する。
【0048】かくして、本実施の形態でも、上記実施の
形態4と同様の効果が得られると共に、更に、本実施の
形態では、検出装置本体を回転軸方向に配置できるの
で、実質的に回転軸のスペースを共用でき、半径方向に
装置の形状が大きくならず、小型化を更に向上できる。
【0049】実施の形態7.図17は、この発明の実施
の形態7を示すもので、図17の(a)は検出装置本体
と磁性体回転体の配置関係を示す斜視図、図17の
(b)はその側面図である。図において、図13と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略す
る。本実施の形態でも、上記実施の形態6と同様に、検
出装置本体を回転軸に対して同軸方向に設けるものであ
る。即ち、図17の(a)に示すように、回転軸51に
対して検出装置本体50を同軸方向に設け、図17の
(b)に示すように、磁性体回転体52Aの磁極が検出
装置本体50のGMR素子の感磁面に対向するように配
置する。
【0050】かくして、本実施の形態でも、上記実施の
形態4と同様の効果が得られると共に、更に、本実施の
形態では、検出装置本体を回転軸方向に配置できるの
で、実質的に回転軸のスペースを共用でき、半径方向に
装置の形状が大きくならず、小型化を更に向上できる。
勿論、磁性体回転体としては、磁石を具備した磁性体回
転体でもよく、同様の効果が得られる。
【0051】実施の形態8.図18および図19は、こ
の発明の実施の形態8を示すもので、図18はその側断
面図、図19は検出装置本体の概略図である。図におい
て、図9および図11と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明を省略する。上述の各実施の形態で
は、検出装置本体のGMR素子と磁性体回転体が所定の
間隙を持って離れた状態で配置される場合であったが、
本実施の形態では、検出装置本体のGMR素子と磁石の
間に磁性体回転体を所定の間隙を持って挟み込むように
配置するものである。
【0052】検出装置本体50Aは、例えば樹脂または
非磁性体からなるハウジング70と、このハウジング7
0内の空洞部70aに設けられた上述のGMR素子10
相当のGMR素子57等を保護するためのカバー71
と、取付け部74とを備え、ハウジング70内の空洞部
70aには図26で説明したような回路が配置された基
板(図示せず)が設けられ、この基板の一部にGMR素
子57が搭載される。GMR素子57にはターミナル7
2が電気的に接続され、このターミナル72が検出装置
本体50Aの内部を通って底部まで延在し、これにに入
出力用のリード線を用いた電源端子、グランド端子、出
力端子等の端子73が接続されて外部に取り出される。
また、ハウジング70の側面の空間部70bの下側に空
洞部70a内のGMR素子57の感磁面と対向して磁石
58が設けられ、これらGMR素子57と磁石58の間
を、回転軸51と同期して回転する磁性体回転体52の
少なくともその凹凸部が通るように、磁性体回転体52
が配置される。
【0053】このような構成とすることにより、磁石5
8、磁性体回転体52およびGMR素子57を通る磁路
が実質的に形成され、GMR素子57と磁石58の間
に、磁性体回転体52の凹部が位置する状態では、磁石
58からの磁界がGMR素子57の感磁面にそのまま与
えられ、一方、磁性体回転体52の凸部が位置する状態
では、磁石58からの磁界が磁性体回転体52の方に流
れて実質的にGMR素子57の感磁面に与えられない。
つまり、このことは、実質的に磁性体回転体52の少な
くとも一部が磁石で構成されているのと同様の状態とな
り、従って、この場合も、パワーオン機能が得られるこ
とになる。
【0054】なお、上述の例では、ハウジング70の側
面の空間部70bの下側に空洞部70a内のGMR素子
57の感磁面と対向して磁石58を設けた場合である
が、図20に示すように、空間部70bの下側と磁石5
8の間にコア75を設け、磁気回路を構成するようにし
てもよい。これにより、磁石58−磁性体回転体52−
GMR素子57−磁性体回転体52−コア75−磁石5
8の閉磁路が実質的に形成され、更に確実な磁気回路が
確立され、検出性が向上する。
【0055】かくして、本実施の形態でも、上記実施の
形態4と同様の効果が得られると共に、更に、本実施の
形態では、GMR素子と磁石の間の磁性体回転体の位置
決めを考慮する必要があるも、パワーオン機能が得られ
る。
【0056】実施の形態9.図21は、この発明の実施
の形態9を示す側断面図である。図において、図13お
よび図18と対応する部分には同一符号を付し、その詳
細説明を省略する。上記実施の形態8では磁性体回転体
として図9に示すような凹凸を具備した通常の磁性体回
転体を使用した場合であったが、本実施の形態では、こ
の磁性体回転体として磁石で構成されているか(図13
参照)、または磁石を搭載したもの(図示せず)であ
り、ここでは、一例として磁性体回転体が磁石で構成さ
れている場合である。従って、この場合には、図18で
用いられている磁石58は不要である。その他の構成は
図18と同様である。そこで、検出装置本体50Bを構
成するハウジング70の側面の空間部70bを空洞部7
0a内のGMR素子57の感磁面と対向して回転する磁
性体回転体52Aの少なくとも周辺部が通るように、磁
性体回転体52Aが配置される。
【0057】従って、この場合も、磁性体回転体52A
およびGMR素子57を通る磁路が実質的に形成され、
検出性が向上する。勿論、この場合もパワーオン機能が
得られる。かくして、本実施の形態でも、上記実施の形
態5と同様の効果が得られると共に、更に、本実施の形
態では、検出性が向上する。
【0058】実施の形態10.なお、上述した各実施の
形態では、磁界変化付与手段としての磁性体移動体が、
回転軸に同期して回転する磁性体回転体の場合について
説明したが、直線変位する磁性体移動体についても同様
に適用でき、同様の効果を奏する。この場合、例えば内
燃機関におけるEGRバルブの弁開度の検出等への適用
が考えられる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、磁界を発生する磁界発生手段と、磁界発生手段と
所定の間隙を持って配置され、この磁界発生手段によっ
て発生された磁界を変化させる磁界変化付与手段と、こ
の磁界変化付与手段で変化された磁界のいずれの変化方
向に対しても均一な抵抗値の変化範囲を動作領域として
設定され、上記変化された磁界を検出する巨大磁気抵抗
素子とを備え、磁界変化付与手段の変位方向を含む面と
平行方向に巨大磁気抵抗素子の感磁面中心と磁界発生手
段の中心とをずらすようにしたので、巨大磁気抵抗素子
の特性(ヒステリシス)が検出出力に影響しなくなり、
磁界変化付与手段の所定位置(角度)に対応した出力を
正確に得ることができ、また、レベルの大きな検出出力
が得られるので、外来ノイズ等にも強くなり、S/N比
等が改善され、検出精度が向上するという効果がある。
【0060】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
発明において、巨大磁気抵抗素子を用いてブリッジ回路
を構成し、このブリッジ回路の一辺の巨大磁気抵抗素子
への印加磁界極性と、もう一辺の巨大磁気抵抗素子への
印加磁界極性を異なるようにしたので、巨大磁気抵抗素
子の特性(ヒステリシス)が検出出力に影響しなくな
り、磁界変化付与手段の所定位置(角度)に対応した出
力を正確に得ることができ、また、レベルの大きな検出
出力が得られるので、外来ノイズ等にも強くなり、S/
N比等が改善され、検出精度が向上するという効果があ
る。
【0061】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2の発明において、磁界変化付与手段を少なくとも
1つの凹凸を有する磁性体移動体で構成したので、小さ
な凹凸の検出まで対応可能となり、検出装置の小型化、
低廉化と共に、検出精度を向上できるという効果があ
る。
【0062】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは2の発明において、磁界発生手段と磁界変化付与手
段を少なくとも1つの磁極を有する磁性体移動体で構成
し、磁界を発生し、且つ変化させるようにしたので、検
出装置に電源が供給された瞬間から移動体に具備されて
いる磁石の磁極に対応した出力を正確に得ることが可能
となり、パワーオン機能を安定して得られるという効果
がある。
【0063】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは4の発明において、磁性体移動体は、回転軸に同期
して回転する磁性体回転体であるので、回転体の回転に
よる磁界の変化を確実に検出できるという効果がある。
【0064】請求項6記載の発明によれば、請求項5の
発明において、少なくとも巨大磁気抵抗素子を含む検出
装置本体を備え、磁性体回転体を内燃機関のクランク軸
またはカム軸に装着し、磁性体回転体が巨大磁気抵抗素
子に対向するように検出装置本体を内燃機関の近傍に配
置したので、小型で安価な検出装置を用いて内燃機関の
クランク軸やカム軸の回転角度(回転数)を精度よく検
出でき、細かい制御が可能となり、また、内燃機関への
搭載性を向上でき、取り付けが容易で、スペース的にも
有利で、装置のコンパクト化が可能になるという効果が
ある。
【0065】請求項7記載の発明によれば、請求項6の
発明において、磁性体回転体に対して検出装置本体を回
転軸方向に配置したので、実質的に回転軸のスペースを
共用でき、半径方向に装置の形状が大きくならず、小型
化を更に促進できるという効果がある。
【0066】請求項8記載の発明によれば、請求項7の
発明において、検出装置本体は、少なくとも巨大磁気抵
抗素子を内蔵するハウジングを備え、磁性体回転体を、
ハウジングの側面に形成された空間部にこの磁性体回転
体の少なくとも周辺部が巨大磁気抵抗素子と対向して位
置するように配置したので、磁性体回転体と巨大磁気抵
抗素子を通る磁路が実質的に形成され、磁性体回転体の
少なくとも一部が磁石で構成されているのと同様の状態
となり、以て、検出装置に電源が供給された瞬間から磁
性体回転体の回転角度に対応した出力を正確に得ること
が可能となり、パワーオン機能が得られるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る検出装置の実施の形態1を示
す構成図である。
【図2】 この発明に係る検出装置の実施の形態1にお
けるGMR素子の磁界強度に対する抵抗値の変化を示す
特性図である。
【図3】 この発明に係る検出装置の実施の形態1の動
作説明に供するための波形図である。
【図4】 この発明に係る検出装置の実施の形態2を示
す構成図である。
【図5】 この発明に係る検出装置の実施の形態2にお
けるGMR素子の磁界強度に対する抵抗値の変化を示す
特性図である。
【図6】 この発明に係る検出装置の実施の形態3を示
す構成図である。
【図7】 この発明に係る検出装置の実施の形態3にお
けるGMR素子の磁界強度に対する抵抗値の変化を示す
特性図である。
【図8】 この発明に係る検出装置の実施の形態4を示
す構成図である。
【図9】 この発明に係る検出装置の実施の形態4にお
ける検出装置本体と磁性体回転体の配置関係を示す斜視
図である。
【図10】 この発明に係る検出装置の実施の形態4に
おける検出装置本体を示す斜視図である。
【図11】 この発明に係る検出装置の実施の形態4に
おける検出装置本体の内部構成図である。
【図12】 この発明に係る検出装置の実施の形態4に
おける検出装置本体の他の例を示す側断面図である。
【図13】 この発明に係る検出装置の実施の形態5を
示す構成図である。
【図14】 この発明に係る検出装置の実施の形態5に
おける検出装置本体の内部構成図である。
【図15】 この発明に係る検出装置の実施の形態5に
おける検出装置本体の他の例を示す側断面図である。
【図16】 この発明に係る検出装置の実施の形態6を
示す構成図である。
【図17】 この発明に係る検出装置の実施の形態7を
示す構成図である。
【図18】 この発明に係る検出装置の実施の形態8を
示す側断面図である。
【図19】 この発明に係る検出装置の実施の形態8に
おける検出装置本体を示す斜視図である。
【図20】 この発明に係る検出装置の実施の形態8に
おける他の例をを示す側断面図である。
【図21】 この発明に係る検出装置の実施の形態9を
示す側断面図である。
【図22】 従来の検出装置を示す構成図である。
【図23】 GMR素子を用いた検出装置を示す構成図
である。
【図24】 GMR素子の磁界強度に対する抵抗値の変
化を示す特性図である。
【図25】 GMR素子を用いた検出装置の回路構成を
概略的に示すブロック図である。
【図26】 図25の具体的回路構成の一例を示す回路
図である。
【図27】 図26の動作説明に供するための波形図で
ある。
【符号の説明】
1,51 回転軸、2,52,52A 磁性体回転体、
4,4A 磁石、10,10A〜10D GMR素子、
11 ホイートストンブリッジ回路、12 差動増幅回
路、13 比較回路、14 波形整形回路、50,50
A,50B 検出装置本体、53 ハウジング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 渉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大橋 豊 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界を発生する磁界発生手段と、 上記磁界発生手段と所定の間隙を持って配置され、該磁
    界発生手段によって発生された磁界を変化させる磁界変
    化付与手段と、 該磁界変化付与手段で変化された磁界のいずれの変化方
    向に対しても均一な抵抗値の変化範囲を動作領域として
    設定され、上記変化された磁界を検出する巨大磁気抵抗
    素子とを備え、上記磁界変化付与手段の変位方向を含む
    面と平行方向に上記巨大磁気抵抗素子の感磁面中心と上
    記磁界発生手段の中心とをずらすようにしたことを特徴
    とする検出装置。
  2. 【請求項2】上記巨大磁気抵抗素子を用いてブリッジ回
    路を構成し、該ブリッジ回路の一辺の巨大磁気抵抗素子
    への印加磁界極性と、もう一辺の巨大磁気抵抗素子への
    印加磁界極性を異なるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の検出装置。
  3. 【請求項3】 上記磁界変化付与手段を少なくとも1つ
    の凹凸を有する磁性体移動体で構成したことを特徴とす
    る請求項1または2記載の検出装置。
  4. 【請求項4】 上記磁界発生手段と上記磁界変化付与手
    段を少なくとも1つの磁極を有する磁性体移動体で構成
    し、磁界を発生し、且つ変化させるようにしたことを特
    徴とする請求項1または2記載の検出装置。
  5. 【請求項5】 上記磁性体移動体は、回転軸に同期して
    回転する磁性体回転体であることを特徴とする請求項3
    または4記載の検出装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも上記巨大磁気抵抗素子を含む
    検出装置本体を備え、上記磁性体回転体を内燃機関のク
    ランク軸またはカム軸に装着し、上記磁性体回転体が上
    記巨大磁気抵抗素子に対向するように上記検出装置本体
    を上記内燃機関の近傍に配置したことを特徴とする請求
    項5記載の検出装置。
  7. 【請求項7】 上記磁性体回転体に対して上記検出装置
    本体を回転軸方向に配置したことを特徴とする請求項6
    記載の検出装置。
  8. 【請求項8】 上記検出装置本体は、少なくとも上記巨
    大磁気抵抗素子を内蔵するハウジングを備え、上記磁性
    体回転体を、上記ハウジングの側面に形成された空間部
    に該磁性体回転体の少なくとも周辺部が上記巨大磁気抵
    抗素子と対向して位置するように配置したことを特徴と
    する請求項7記載の検出装置。
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