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JPH09327492A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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Publication number
JPH09327492A
JPH09327492A JP18525896A JP18525896A JPH09327492A JP H09327492 A JPH09327492 A JP H09327492A JP 18525896 A JP18525896 A JP 18525896A JP 18525896 A JP18525896 A JP 18525896A JP H09327492 A JPH09327492 A JP H09327492A
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JP
Japan
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massage
base frame
plate
air
air cells
Prior art date
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Application number
JP18525896A
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English (en)
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JP3793900B2 (ja
Inventor
Yasuo Fujii
康夫 藤井
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Family Co Ltd
Original Assignee
Family Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Family Co Ltd filed Critical Family Co Ltd
Priority to JP18525896A priority Critical patent/JP3793900B2/ja
Publication of JPH09327492A publication Critical patent/JPH09327492A/ja
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Publication of JP3793900B2 publication Critical patent/JP3793900B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揉み輪を複数のエアーセルでもって運動させ
るとともに揉み輪間隔を調整可能とし、数種のマッサー
ジを、柔軟かつ静かに遂行できるマッサージ機を提供す
る。 【解決手段】 昇降機構に取り付けられたベースフレー
ム10の前面に、上下方向の中央部がパンタグラフ状に
支持された揺動可能な揺動板11を設け、この揺動板1
1の前面の上半部および下半部に、それぞれ左側と右側
において枢着支持されてそれぞれが反対方向に角度回動
する枠部材28〜31を設けてこの枠部材の先端部にそ
れぞれ揉み輪12〜15を支持させ、ベースフレーム1
0と揺動板11間の上下に後部エアーセル33,34を
配設し、上記各揉み輪の下方にそれぞれ前部エアーセル
36〜39を配設し、この2個の後部エアーセルと4個
の前部エアーセルへの空気の給排制御によって揉み輪に
種々な揉み運動を付与するように構成するとともに、上
側に位置する揉み輪12,13の間隔を調整できるよう
になした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ機、詳
しくは揉み輪を備えたマッサージ装置部が、マッサージ
機本体の上下方向(身長方向)に昇降移動でき、身体に
多種のマッサージ作用を付与することができるマッサー
ジ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マッサージ機としては従来から多種多様
なものが知られているが、代表的なものとして椅子型の
マッサージ機が挙げられる。この種の従来のマッサージ
機は、周知の通り、一対または二対のコロローラからな
る揉み具と、この揉み具に各種の揺動運動を付与する駆
動部とからなるマッサージ装置部が、背もたれ部の背も
たれ面に沿って昇降動可能に装備され、制御部を操作す
ることによって、マッサージ装置部を連続的に昇降させ
て頸部分から腰部分までの間をローリングあるいは揉み
ながらローリングするというマッサージができ、またマ
ッサージ装置部を所望の位置に停止させて、揉み輪に、
揉み、叩き、指圧など選択した揉み動作を行わせること
ができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の汎用マッサージ機は、モーターの回転を電気的
にあるいは機械的に揉み具に伝達し、揉み具に各種の揉
み運動を付与させるように構成されていることから、使
用時に駆動部や動作部からの騒音の発生が避けられず、
また揉み具の動作種類の増加にともなって機構が複雑と
なり、製作コストが嵩むばかりでなく、身体に対する揉
み作用の柔軟性は揉み具自体の弾性に依存しているた
め、人の手によるような柔らかい揉み圧加減を得ること
が困難であるという不都合を有している。
【0004】また、最近においては、例えば特開平7−
124210号公報にみられるように、椅子式マッサー
ジ機の人体の当接面に空気袋(エアーセル)を取り付
け、エアーセル内への空気の給排によってエアーセルを
膨張、伸縮させ、エアークッションを作用させながら指
圧風のマッサージを施すようになしたマッサージ機が提
案されている。このようなマッサージ機においては、揉
み具が空気圧により動作されることから騒音がなく、き
わめて静かに作動することができ、また柔らかいマッサ
ージが得られるという利点を有している。
【0005】ところが上記マッサージ機においては、そ
の揉み具が先端が丸くなった指圧子であり、この指圧子
がエアーセルの上に固着突設された構造であるため、身
体の局部的部分にマッサージを施す場合において有利で
はあるが、前記した従来の汎用マッサージ機のように、
マッサージ装置部を連続的に上下動させて身体の頸部分
から腰部分までの間をローリングあるいは揉みながらロ
ーリングするというマッサージを奏したり、またマッサ
ージ装置部を所望の位置に停止させて、揉み、叩き、指
圧など選択した揉み動作を行わせることができず、揉み
機能のバラエティーに乏しいという難点があった。
【0006】本発明は、上記したエアーセルの長所を利
用するとともに従来の汎用マッサージ機の特性をさらに
助長させ、騒音が少なく揉み圧が柔軟であり、しかも使
用者の所望個所に好みに応じた種々のマッサージを付与
することができるマッサージ機を提供することを目的と
してなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、マッサージ機
の内部に、左右に揉み輪を備えるマッサージ装置部を上
下方向に移動可能に装着するとともにマッサージ装置部
に複数のエアーセルを装備させ、この複数のエアーセル
の単独あるいは複合の伸縮動作によって各揉み輪を前後
あるいは左右に動かすことができ、さらに上側に位置す
る左右の揉み輪間隔を調整できるように構成することに
より上記課題を解決した。
【0008】即ち、本発明のマッサージ機は、マッサー
ジ装置部が上下方向に移動可能なマッサージ機であっ
て、マッサージ装置部が、マッサージ機内の昇降動機構
に連結されたベースフレームと、ベースフレームの前面
側に位置する揺動板と、揺動板の前面側のそれぞれ上下
に位置する左右一対の揉み輪からなり、上記揺動板が上
下方向の中央位置の両側において、上記ベースフレーム
の上部両側位置に下端部が枢着された枢着リンクとベー
スフレームの下部両側位置において下端部が上下方向に
移動可能に装着された移動リンクによってシーソー状に
揺動可能に支持され、揺動板の前面側の上半部および下
半部のそれぞれ左側と右側に、各々2本のレバーと、レ
バー間の先端部分にプレートを備えた枠部材が、その左
右の枠部材のプレートがほぼ同一面となる状態からそれ
ぞれ前方に向かって各々が反対方向に回動可能に枢着支
持されて上記揉み輪が各枠部材のプレートの先端部に回
転自在に支持され、上記ベースフレームと揺動板との間
の上下にそれぞれ空気の給排によって伸縮する後部エア
ーセルが配設され、さらに上記各枠部材のプレートの下
面側にそれぞれ空気の給排によって伸縮する前部エアー
セルが配設されていて、上記後部エアーセルおよび/ま
たは前部エアーセルの空気の給排制御によって上記揉み
輪に各種の揉み運動が付与されるように構成され、さら
に上記揺動板の上半部側に配設された左右の枠部材が揺
動板上においてそれぞれ左右方向に移動可能に装着され
て上半部側の左右の揉み輪間隔が調整できるように構成
されていることを特徴としているものである。
【0009】本発明に適用される上記エアーセルは、合
成樹脂シートや皮革風の非通気性の可撓性シートを蛇腹
状に成形し、内部の空気の給排によって高さ方向に伸縮
する機能を有しているものであって、その高さ方向の伸
長有効寸法が80〜180mm程度のものが好ましく、
この伸長範囲内において上記揺動板の前後動あるいはシ
ーソー状の揺動および上記各枠部材の前後方向への回動
が行われ、揺動板および各枠部材の移動が各揉み輪に伝
達されて身体へのマッサージが行われる。
【0010】そして上記したベースフレームと揺動板と
の間に配設された2個の後部エアーセルおよび揺動板と
各枠部材との間に配設された4個の前部エアーセルは、
各々単独で機能するように給排気管でもって空気制御部
に接続されている。そして空気制御部にはこれらの6個
のエアーセルを個別にあるいは複数個に給排気を行うた
めのエアーポンプとモーター、多数の電磁弁および給排
気回路が装備され、予め設定したプログラムを記憶させ
たマイクロコンピュータ(マイコン)によって電磁弁を
作動させ、6個のエアーセルをそれぞれ単独にあるいは
複数個を同時に動作させて揉み輪に種々の揉み運動が伝
達されるようになっている。
【0011】揉み輪は弾性材料で形成されたものが好ま
しく、その揉み輪自体の弾力とエアーセルのクッション
作用とによって身体に柔らかいマッサージを施すことが
できる。
【0012】また上記揺動板の上半部側に配設された左
右の枠部材を、揺動板上においてそれぞれ左右方向に移
動させる手段としては特に限定を要するものではなく、
左右の枠部材を揺動板上においてそれぞれ左右方向に移
動可能に装着し、例えば、一半部が右ネジそして他半部
が左ネジの螺軸を使用し、その螺軸を正、逆に回転制御
して左右の枠部材をそれぞれ反対方向に移動させるよう
に構成するとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例にも
とづき図面を参照しながら説明すると、図1は本発明に
よる椅子型マッサージ機の概要を示したものであり、1
はマッサージ機本体、2はマッサージ機本体1の内部に
おいて上下動可能に装備されたマッサージ装置部、3は
背もたれ部、4はマッサージ装置部の動作制御器であっ
て、マッサージ装置部2は、図1に示しているように、
マッサージ機本体1の背もたれ部3の両側に設けられた
サイドレール5,5に沿って上下動可能に装着され、図
示せざるモーターによって駆動される螺軸6の正、逆回
転によって背もたれ面に沿って上下方向に昇降移動され
るようになっている。7は上記螺軸6と螺合しマッサー
ジ装置部2に取り付けられたナット体である。
【0014】上記マッサージ装置部2は、マッサージ機
本体1内の上記した昇降動機構に連結されたベースフレ
ーム10と、ベースフレーム10の前面側に位置する揺
動板11と、揺動板11の上下前面側に位置する左右一
対の揉み輪12,13,14,15からなる。この揺動
板11は図2に示しているように、その上下方向の中央
位置の両側において、上記ベースフレーム10の上部両
側位置に下端部が枢着された枢着リンク16と、ベース
フレーム10の下部両側位置に設けられたレール17に
沿って移動自在なローラー18に下端部が連結された移
動リンク19とによってシーソー状に揺動可能に支持さ
れている。そして、揺動板11の前面側の上半部および
下半部のそれぞれ左側と右側に、各々2本のレバー2
0,21,22,23の先端部分にそれぞれプレート2
4,25,26,27を備えた枠部材28,29,3
0,31が、その左右の枠部材28と29および30と
31のプレート24と25および26と27がほぼ同一
面となる状態からそれぞれ前方に向かって各々が反対方
向に回動可能に枢着支持されていて、4個の揉み輪1
2,13,14,15はこの各枠部材28,29および
30,31のプレート24,25および26,27の先
端部に立設された各軸受け32,32に回転自在に支持
されている。
【0015】そして本発明においては、上記ベースフレ
ーム10と揺動板11との間の上下に、図3に示してい
るように、それぞれ空気の給排によって伸縮する後部エ
アーセル33および34が配設されていて、この後部エ
アーセル33,34内への空気の給排によって上記揺動
板11を前後動させたり、あるいは一方のエアーセル3
3または34に給気して伸長させることによって、図3
の破線で示しているように上記枢着リンク16と移動リ
ンク19の枢着軸35を支点として、揺動板11を傾動
させたりすることができるようになっている。図5は前
記後部エアーセルの斜視図である。
【0016】さらに本発明においては、上記各枠部材2
8,29および30,31のプレート24,25および
26,27と上記揺動板11との間に、図4に示してい
るように、それぞれ空気の給排によって伸縮する前部エ
アーセル36,37および38,39が配設されてい
て、この前部エアーセル36,37および38,39へ
の空気の給排を行うことによって、揉み輪12,13お
よび14,15に矢印で示しているような左右方向の円
弧運動を付与できるようになっている。図6は前記前部
エアーセルの斜視図である。
【0017】上記したベースフレーム10と揺動板11
との間に配設された2個の後部エアーセル33,34お
よび揺動板11と各枠部材28,29,30,31との
間に配設された4個の前部エアーセル36,37,3
8,39は、図示を省略しているが、それぞれ単独で機
能するように各々給排気管でもって空気制御部に接続さ
れている。そして空気制御部にはこれらの6個のエアー
セルを個別にあるいは複数個に給排気を行うためのエア
ーポンプとモーター、多数の電磁弁および給排気回路が
装備され、予め設定したプログラムをマイクロコンピュ
ータ(マイコン)記憶させ、動作制御器4に表示された
所望の揉み動作を選択すると、マイコンの指令によって
電磁弁が作動し、6個のエアーセルをそれぞれ単独にあ
るいは複数個を同時に動作させて揺動板11および/ま
たは枠部材28,29,30,31を移動させ、それに
よって上記した4個の揉み輪に所望の揉み運動を実行さ
せるようになっている。
【0018】続いて上記した本発明のマッサージ機の動
作要領について説明すると、まず使用者が動作制御器4
を操作してマッサージ装置部2を上昇または降下させて
身体の所望の位置にマッサージ装置部2を停止位置させ
たのち、動作制御器4の中から「指圧」のモードを選択
して駆動スイッチをオンすると、後部エアーセル33,
34に緩慢な空気の給排が行われて伸縮し、揺動板11
がゆっくりと前後動して4個の揉み輪12,13,1
4,15を同時に身体に向かって出没させ(図7および
図8参照)、また、ときには後部エアーセル33,34
に空気の交互給排を行って、図9に示しているように、
揺動板11を枢着リンク16および移動リンク19の枢
着軸35を中心としてシーソー状に揺動させて上下の揉
み輪12,13と14,15でもって身体の上下の部分
を交互に押圧し、各エアーセルのクッション性が効果的
に作用して心地よい指圧風のマッサージを遂行する。
【0019】また、動作制御器4を操作してマッサージ
装置部2を上昇させて身体の例えば肩の位置にマッサー
ジ装置部2の上側の2個の揉み輪12,13を停止位置
させたのち、動作制御器4の中から「揉み指圧」のモー
ドをオンにすると、マイコンによってそのプログラムが
空気制御部にその作動が指令され、揺動板11の上半部
の2個の前部エアーセル36,37に同時に空気の給排
が行われ、それによってこの2個のエアーセル36,3
7が伸縮して左右の枠部材28,29がそれぞれ反対方
向に往復回動され、図4に矢印で示しているように、揉
み輪12,13の前進時には揉み輪間隔が縮小され、後
退時には揉み輪間隔が広がるという動作が繰り返されて
肩部に揉み指圧のマッサージが施される。そして、とき
には揺動板11の上半部の裏面側に位置している後部エ
アーセル33に空気の給排が行われ、上記揉み輪12,
13の前進時にその後部エアーセル33が伸長し、上記
揉み輪12,13の後退時に収縮するという動作が付加
され、それによって揉み輪12,13にいわゆる押し揉
みと引き揉み作用が付与され、エアーセルのクッション
性と相まって有効に肩揉みマッサージを遂行する。
【0020】次に動作制御器4の中から「叩き」のモー
ドをオンにすると、同様にマイコンによってそのプログ
ラムが空気制御部にその作動が指令され、ベースフレー
ム10と揺動板11との間の上側の後部エアーセル33
に高速でもって空気の給排が行われ、図10に示してい
るようにその後部エアーセル33が伸縮され、それによ
って揺動板11が前後に揺動されて上側の揉み輪12,
13に矢印で示した叩き作用を付与し、叩きマッサージ
が行われる。そしてもしこの叩き度合いを弱くしたい場
合には、動作制御器4の中から「弱く」のモードをオン
にすると、上記揉み輪12,13の裏面側に位置してい
る前部エアーセル36,37に、上記後部エアーセル3
3の収縮時に膨張し、後部エアーセル33の膨張時に収
縮するように空気の給排が行われ、叩きストロークを小
さくして叩き度合いを弱くすることもできる。
【0021】さらに4個の揉み輪による軽い叩きマッサ
ージを必要とするときには、「叩き揉み」のモードをオ
ンにすると、図11に示したように4個の揉み輪12,
13および14,15の裏面側の前部エアーセル36,
37および38,39がそれぞれ交互に高速に伸縮し、
あたかも4本の手で叩き揉みされるようなマッサージが
実施される。
【0022】また同様にして「ローラー」のモードをオ
ンにすると、マッサージ機本体1の昇降動機構が動作さ
れてマッサージ装置部2が上下動し、4個の揉み輪が身
体の背骨の両側に沿って往復移動して背骨矯正のローリ
ングマッサージ作用を遂行する。その際、前部エアーセ
ル36,37,38,39を給排気することによって背
中に作用する揉み輪の強さの調整ができる。またこの
「ローラー」を選定すると、そのプログラムにもとづき
後部エアーセル33と34の給排気管が連通され、揉み
輪の上下動ストローク間において身体の曲線に起因して
上側と下側の揉み輪12,13と14,15の位置が変
動して上下の後部エアーセル33,34のいずれか一方
の内圧が高くなった場合、そのエアーセルの空気が他方
のエアーセル内に流入して両エアーセル33,34の内
圧の均等化が行われ、それによって揺動板11がシーソ
ー状に揺れ動いて上下の揉み輪を揺動させ、身体への揉
み輪の当接圧を調整するとともに、マッサージ装置部2
が最上昇位置に達したときは図12に示しているよう
に、揺動板11を前側に大きく傾いた状態となすことも
でき、また降下にともなって揺動板11はその傾きを修
正しながらローリングを遂行することができる。
【0023】そして上記したマッサージ装置部2が最上
昇位置に達した位置において、あるいは降下して腰部に
達した位置において、マッサージ装置部2を停止させて
「揉み」モードをオンすると、揉み輪12,13または
14,15に図4に示した運動が与えられ、身体の首筋
付近または腰部に重点的に揉みマッサージを施すことが
できる。
【0024】さらに本発明においては、上記揺動板11
の前面側上半部に配設された左右の枠部材28と29
は、その枠部材28と29を支持しているベースが中間
部においてベース28A,29Aに分離されて揺動板1
1上において左右方向に摺動可能に装着され、所望時に
上側の左右の揉み輪12,13の間隔を広げたりあるい
は狭めたり調整できるようになっている。この揉み輪1
2,13の間隔を調整するためのベース28Aと29A
の移動手段として、本実施の形態においては、図13〜
図16に示しているように、ベース28Aと29Aの裏
面側にスライドルール40,41が設けられ、このスラ
イトルール40,41の両側が揺動板11に突設された
数個のコロローラー42,42によって挟持され、スラ
イドルール40,41とともにベース28Aと29Aが
左右方向に移動可能となっている。
【0025】そしてこの左右のベース28Aと29A間
には、一半部に右ネジ43そして他半部に左ネジ44を
備えた螺軸45が配備され、右ネジ43と左ネジ44の
部分にそれぞれナット部材46,47が螺合されてそれ
ぞれナット部材46,47と左右のベース28Aと29
Aとがリンク48,48と49,49によって連結さ
れ、モーター50によって螺軸45が正または逆に回転
制御されるとナット部材46,47がそれぞれ近づいた
り遠ざかったりしてリンク48,48および49,49
の拡開角度を変動させ、それによって左右のベース28
Aと29Aをそれぞれ反対方向に移動させて螺軸45か
ら近づけたり遠ざけたりすることにより左右の揉み輪1
2,13の間隔Wを調整できるように構成している。
【0026】したがって、上記したマッサージ装置部2
が最上昇位置に達した位置において、あるいは降下して
腰部に達した位置において、マッサージ装置部2を停止
させて「揉み」モードをオンし、揉み輪12,13また
は14,15に図4に示した運動を与えて身体の首筋付
近または腰部に重点的に揉みマッサージを施す場合、揉
み輪間隔の「拡」または「狭」モードをオンして上記モ
ーター50の回転方向を制御すると左右のベース28A
と29Aと共に左右の枠部材28,29が移動されて揉
み輪12,13の間隔が変動し、揉み輪12,13を使
用者の所望の位置にセットしてより快適にして効果的な
マッサージを遂行することができる。
【0027】なお、上記実施の形態においては、椅子式
マッサージ機について本発明を説明しているが、本発明
の上記構成は寝台型のマッサージ機にも適用できること
は勿論である。
【0028】
【発明の効果】このように本発明のマッサージ機は、マ
ッサージ装置部2が上下方向に移動可能なマッサージ機
であって、マッサージ装置部2が、マッサージ機本体1
内の昇降動機構に連結されたベースフレーム10と、ベ
ースフレーム10の前面側に位置する揺動板11と、揺
動板11の前面側の上下にそれぞれ位置する左右一対の
揉み輪12,13および14,15からなり、上記揺動
板11が上下方向の中央位置の両側において、上記ベー
スフレーム10の上部両側位置に下端部が枢着された枢
着リンク16とベースフレーム10の下部両側位置にお
いて下端部が上下方向に移動可能に装着された移動リン
ク19によってシーソー状に揺動可能に支持され、揺動
板11の前面側の上半部および下半部のそれぞれ左側と
右側に、先端部分に各々プレート24,25,26,2
7を備えた枠部材28,29および30,31が、その
左右の枠部材28と29および30と31のプレート2
4と25および26と27がほぼ同一面となる状態から
それぞれ前方に向かって各々が反対方向に回動可能に枢
着支持されて上記揉み輪12,13および14,15が
各枠部材のプレート24,25および26,27の先端
部に回転自在に支持され、上記ベースフレーム10と揺
動板11との間の上下にそれぞれ空気の給排によって伸
縮する後部エアーセル33,34が配設され、さらに上
記各枠部材28,29および30,31のプレート2
4,25および26,27と上記揺動板11との間にそ
れぞれ空気の給排によって伸縮する前部エアーセル3
6,37および38,39が配設されていて、上記後部
エアーセルおよび/または前部エアーセルの空気の給排
制御によって上記上下の左右一対の揉み輪に各種の揉み
運動が付与されるように構成され、さらに上記揺動板1
1の上半部側に配設された左右の枠部材28と29が揺
動板11上においてそれぞれ左右方向に移動可能に装着
されて上半部側の左右の揉み輪12,13の間隔Wが調
整できるように構成されてなるものであるから、前記し
ているように、所定のプログラムにもとづいて後部エア
ーセル33,34および前部エアーセル36,37,3
8,39内への空気の給排を制御することによって、指
圧、叩き、ローリングあるいは揉み指圧など多様なマッ
サージを行うことができる。
【0029】そのうえ、4個の揉み輪による上記マッサ
ージ動作はエアーセル内への空気の給排によって実施さ
れるから、騒音が少ないばかりでなく伸縮加減を制御す
ることによって強弱の調整ができ、またクッション性に
富んでいるから各揉み輪は身体に柔軟に作用する。
【0030】また、上半部分の左右の揉み輪12,13
が首筋の位置に達したとき、その位置でマッサージ装置
を停止させて、左右の揉み輪12,13の間隔を狭くし
て揉みモードとすれば首筋に効果的な揉みマッサージが
施される。
【0031】さらに、上半部分の左右の揉み輪12,1
3の間隔を狭くしてローラーモードとして、マッサージ
装置を上下動させると、背骨に近い両側の位置は揉み輪
12,13で、その外側の背骨から遠い位置は下半分の
左右の揉み輪14,15で、背骨をはさんで左右に2重
のローリングマッサージを施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した椅子式マッサージの斜
視図である。
【図2】マッサージ装置部の主要部の斜視図である。
【図3】マッサージ装置部の揺動板の揺動状態を示した
側面図である。
【図4】マッサージ装置部の枠部材の角度回動による揉
み輪の運動を示した正面図である。
【図5】後部エアーセルの斜視図である。
【図6】前部エアーセルの斜視図である。
【図7】マッサージ動作を示す説明図である。
【図8】マッサージ動作を示す説明図である。
【図9】マッサージ動作を示す説明図である。
【図10】マッサージ動作を示す説明図である。
【図11】マッサージ動作を示す説明図である。
【図12】マッサージ動作を示す説明図である。
【図13】上側の揉み輪間隔の調整手段を例示した一部
省略斜視図である。
【図14】上側の揉み輪間隔の調整手段の側面図であ
る。
【図15】上側の揉み輪間隔の調整手段の正面図であ
る。
【図16】上側の揉み輪間隔の調整手段の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 マッサージ機本体 2 マッサージ装置部 3 背もたれ部 4 動作制御部 10 ベースフレーム 11 揺動板 12,13,14,15 揉み輪 16 枢着リンク 19 移動リンク 24,25,26,27 プレート 28,29,30,31 枠部材 33,34 後部エアーセル 36,37,38,39 前部エアーセル 40,41 スライドレール 42 コロローラー 45 螺軸 46,47 ナット部材 48,49 リンク 50 モーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マッサージ装置部が上下方向に移動可能
    なマッサージ機であって、マッサージ装置部が、マッサ
    ージ機内の昇降動機構に連結されたベースフレームと、
    ベースフレームの前面側に位置する揺動板と、揺動板の
    前面側の上下にそれぞれ位置する左右一対の揉み輪から
    なり、上記揺動板が上下方向の中央位置の両側におい
    て、上記ベースフレームの両側上部位置に下端部が枢着
    された枢着リンクとベースフレームの両側下部位置にお
    いて下端部が上下方向に移動可能に装着された移動リン
    クによってシーソー状に揺動可能に支持され、揺動板の
    前面側の上半部および下半部のそれぞれ左側と右側に、
    先端部分にプレートを備えた枠部材が、その左右の枠部
    材のプレートがほぼ同一面となる状態からそれぞれ前方
    に向かって各々が反対方向に回動可能に枢着支持されて
    上記揉み輪が各枠部材のプレートの先端部に回転自在に
    支持され、上記ベースフレームと揺動板との間の上下に
    それぞれ空気の給排によって伸縮する後部エアーセルが
    配設され、さらに上記各枠部材のプレートの下面側にそ
    れぞれ空気の給排によって伸縮する前部エアーセルが配
    設されていて、上記後部エアーセルおよび/または前部
    エアーセルの空気の給排制御によって上記揉み輪に各種
    の揉み運動が付与されるように構成され、さらに上記揺
    動板の上半部側に配設された左右の枠部材が、揺動板上
    においてそれぞれ左右方向に移動可能に装着されて上半
    部側の左右の揉み輪間隔が調整できるように構成されて
    いることを特徴とするマッサージ機。
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