JPH09318801A - 平面型レンズとその製造方法 - Google Patents
平面型レンズとその製造方法Info
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- JPH09318801A JPH09318801A JP8136633A JP13663396A JPH09318801A JP H09318801 A JPH09318801 A JP H09318801A JP 8136633 A JP8136633 A JP 8136633A JP 13663396 A JP13663396 A JP 13663396A JP H09318801 A JPH09318801 A JP H09318801A
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Abstract
垂直の両方向に関する拡散を良好に行って水平および垂
直の両視野角の拡大をはかることができ、またコントラ
ストの高い、画像品位が高い平面型レンズを提供する。 【解決手段】 透明基材11と、この透明基材11の光
入射側の面に形成された着色ホットメルト接着剤層12
と、この着色ホットメルト接着剤層12に固着された一
層からなる多数の微小球体状透明ビーズ13とによって
構成される。
Description
置の透過型スクリーン、あるいは液晶表示装置、プラズ
マ表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置等の視
野角拡大板、あるいは液晶用バックライト、各種照明光
源等の光を拡散する光拡散板等に用いる平面型レンズに
係わる。
る、例えば液晶パネル等のライトバルブを用いた投射型
表示装置が開発されている。この液晶を用いた投射型表
示装置では、液晶パネルで空間変調された画像光を投射
レンズによりスクリーンに拡大して投射するようになっ
ている。この投射型表示装置には前面投射型と背面投射
型がある。
れた画像を、スクリーン前方から観察する背面投射型表
示装置の概略構成図を示すものである。図15に示すよ
うに、この背面投射型表示装置は、光を出射するための
投射光学系1と、透過型スクリーン2と、投射光学系1
から出射された光Lを反射して透過型スクリーン2導く
ミラー3とを有して成る。この透過型スクリーン2は、
通常図16にその要部の概略断面図を示すように、フレ
ネルレンズ4とレンチキュラーレンズ5によって構成さ
れる。
いては、投射光学系1から投射された光Lは、フレネル
レンズ4によってほぼ平行光となり、さらにレンチキュ
ラーレンズ5によって左右に拡散される。このように、
この従来通常の背面型投射表示装置では、投射光学系1
から出射された画像光は透過型スクリーン2に拡大投射
されるようになっている。すなわち、観察者は投射光学
系1の反対側から透過型スクリーン2の透過光として投
射画像の観察を行う。
明るい部屋で用いられることが多く、この場合室内照明
等の外乱光がレンチキュラーレンズ5の表面で反射さ
れ、これが画像光と共に透過型スクリーンを出射して画
像のコントラストが低下してしまう問題が生じていた。
従来では、この対策としてレンチキュラーレンズ5の前
面に別途、スモーク板(図示せず)を設け、外乱光の一
部を吸収させることが行われ、これによりコントラスト
の低下を抑制する方法が採られている。
うにスモーク板を設けた場合、このスモーク板を通過す
る際に画像光の一部も同様に吸収され画像の輝度が低下
するため、より消費電力の大きい光源を使用しなけれ
ば、充分な輝度が得られないという問題がある。また、
このように消費電力を増大させた場合、より厳しい熱対
策が必要であり、コストの増大を招くという新たな問題
が生じる。
ように画像光を主として左右(水平)方向に広く拡散さ
せるので、斜めから見た場合でも像を観察することがで
きるものの、これと直交する上下(垂直)方向には殆ど
拡散させることができないために、視点を上下させた場
合、鮮明な画像を観察できる範囲は、極めて狭いという
欠点がある。
形状のレンズが上下方向に延びて規則的に配列されてい
るので、画像にモアレ干渉縞が発生し、著しく画像品位
を低下させるという問題もある。
レンズ形状が全面に渡って形成されており、一部に僅か
な欠陥が生じた場合でも、全体が使用不能となることか
ら、このスクリーンの取扱には細心の注意を払う必要が
ある。さらに、昨今の画像の投射面積のより増大化に伴
い、スクリーンの取扱がより問題となり、コスト高が避
けられないとういう状況下にある。
をはかり、モアレ干渉縞の発生を改善でき、水平および
垂直の両方向に関する拡散を良好に行って水平および垂
直の両視野角の拡大をはかることができ、またコントラ
ストの高い、画像品位が高い平面型レンズとその製造方
法を提供する。
ズは、透明基材と、この透明基材の光入射側の面に形成
された着色ホットメルト接着剤層と、この着色ホットメ
ルト接着剤層に固着された一層からなる多数の微小球体
状透明ビーズによって構成される。
によって構成することもできるが、この透明基材がフィ
ルム状基材よりなり、この透明基材の光出射側の面に透
明接着剤を介して剛性の透明基板を接合することができ
る。
る光すなわちレンズを透過させるべき光に対してこれを
透過し得るものであることを指称し、いわゆる半透明を
も含めて指称するものである。
着色層による構成とすることもできるし、透明層と、こ
の上の光入射側に形成された着色層とより構成すること
もできる。
%以上の部分を着色ホットメルト接着剤層から光入射側
に露出させた状態で配設されている。これは、露出度合
がこの範囲にあると、ビーズの露出面積が大きくなり、
入射光量が増大することによって、画像光の輝度が高く
なるからである。従って、透明ビーズはその直径の40
%以上を露出させるのがより好ましく、さらには50%
以上を露出させるのがより好ましい。
の着色ホットメルト接着剤層を構成する上記着色層は、
黒色又は灰色の顔料あるいは染料により着色されたもの
であることが好ましい。ただし、赤、緑、青あるいはそ
の混色としてもよい。
ガラスビーズ、プラスチックビーズ等によって構成する
ことができる。この透明ビーズは、屈折率が1.4以
上、直径が100μm以下であることが好ましい。屈折
率が1.4以上が好ましいのは、屈折率がこの範囲にあ
ると、入射した光が充分集光し、着色接着剤層に吸収さ
れにくく、画像光の輝度がより高くすることができるた
めである。さらに、透明ビーズの屈折率は1.55〜
1.95とするのがより好ましく、1.60〜1.90
とするのがさらに好ましい。
0μm以下とすることが好ましい。これは、微小球体状
透明ビーズを透明基材上に密な状態で配設したときに、
透明ビーズ間の間隔面積が小さくなり、光の利用効率が
向上し、解像度が高まることによる。また、この透明ビ
ーズの直径は90μm以下とするのがより好ましく、さ
らに、70μm以下とするのがより好ましい。なお、透
明ビーズの直径の下限値は、透明ビーズと透明基材を固
着するのに用いるホットメルト接着剤層が配設可能な厚
みによって規制され、さらには透明ビーズの直径が、光
の波長領域に近づくと透過する画像光束の散乱要素が大
きくなり、正面輝度を低下させる傾向になるので、おの
ずと規定されたものとなる。
に、光の反射を抑制または制御するための反射防止層ま
たはアンチグレア層が形成されていることが好ましい。
法においては、透明基材上に、着色ホットメルト接着剤
層を形成する工程と、この着色ホットメルト接着剤層上
に微小球体状透明ビーズを分散配置する工程と、微小球
体状透明ビーズの分散層を上記基材に向かって押圧し上
記着色ホットメルト接着剤層を昇温軟化させて上記微小
球体状透明ビーズを上記着色ホットメルト接着剤層に、
各一部を埋込む工程と、上記着色ホットメルト接着剤層
の降温によって該着色ホットメルト接着剤層を固化して
上記微小球体状透明ビーズを固着する工程とを経て目的
とする平面型レンズを作製する。
ば、コントラストの高い平面型レンズを構成することが
できる。すなわち、この構成においては、微小球体状透
明ビーズが多数個、着色ホットメルト接着剤層に固着さ
れた構成とされるものであり、かつこれら微小球体状透
明ビーズは、その光入射側において着色ホットメルト接
着剤層から露出させた構成とされていることから、入射
光は、多数配列されたすなわち密な微小球体状透明ビー
ズに効率良く入射され、この微小球体状透明ビーズに入
射した光束は、微小球体状透明ビーズのレンズ作用によ
って一旦収束されて拡散される。
ち、この微小球体状透明ビーズに入射されなかった光、
すなわちこれら透明ビーズによるレンズ作用を受けるこ
とがない光は、着色ホットメルト接着剤層によって殆ど
吸収されて、平面型レンズの前方へと透過することが阻
止される。
なわち本来の光出射側から入射する外光に関しても、そ
の多くは着色ホットメルト接着剤層によって吸収される
ことからこれが迷光となって前方から観察されることが
効果的に回避される。
よれば、目的とする光を効果的に導出することができ、
コントラストの向上をはかることができる。
小球体状透明ビーズの固定を、着色ホットメルト接着剤
層上に微小球体状透明ビーズの分散配列がなされた微小
球体状透明ビーズの分散層を形成し、その後この微小球
体状透明ビーズの分散層を、着色ホットメルト接着剤層
を昇温軟化させて行って微小球体状透明ビーズの一部を
着色ホットメルト接着剤層に埋込んで、着色ホットメル
ト接着剤層を固化して固定するという方法をとるので、
微小球体状透明ビーズを確実に所定の密度に分散させた
状態でしかも所定の深さに埋込むことができるので光学
的に均一に、かつ量産的に目的とする平面型レンズを作
製することができる。
好適な実施の形態について説明する。図1乃至図5は、
それぞれ本発明の平面型レンズの実施の形態を示す概略
断面図である。
明基材11と、この透明基材11の光入射側の面に形成
された着色ホットメルト接着剤層12と、この着色ホッ
トメルト接着剤層12に固着された一層からなる多数の
微小球体状透明ビーズ13とによって構成される。
透明基材11上に、着色ホットメルト接着剤層12を形
成すなわちコーティングし、例えば一旦自然冷却もしく
は強制冷却によって降温させて固化ないしは半固化の状
態となし、これの上に微小球体状透明ビーズ13を、1
層、すなわち単粒子層配列をもって分散配置する。これ
を、例えば図11にその概略断面図を示す対の加熱加圧
板21および22を有するプレス装置を用いて、その一
方の加熱加圧板22上に載置して、加熱加圧板21およ
び22によって着色ホットメルト接着剤層12を溶融な
いしは軟化させつつ所定の圧力をもって微小球体状透明
ビーズ13を着色ホットメルト接着剤層12に向かって
押圧し、微小球体状透明ビーズ13を、その直径の一部
すなわち所定の深さだけ着色ホットメルト接着剤層12
中に埋込む。そして、加熱加圧板21および22による
加熱および加圧を排除し、着色ホットメルト接着剤層1
2を室温まで自然冷却もしくは強制冷却して、着色ホッ
トメルト接着剤層12を固化する。
れ、固化された状態にある着色ホットメルト接着剤層1
2上に、微小球体状透明ビーズ13を配置することか
ら、この配置を密にすなわち最大充填密度をもって単層
に配列することを容易に行うことができ、この状態で再
び着色ホットメルト接着剤層12を軟化させて、この着
色ホットメルト接着剤層12中に、透明ビーズ13を、
押圧埋設するので、透明ビーズは均一な配置密度をもっ
てかつ均一の深さすなわち一定の直径に相当する部分を
埋設することができる。
に示す。この構成は、図1に示す構造と同様であるが、
着色ホットメルト接着剤層12が、透明基材11の光入
射側の面に形成された透明層14と、この透明層14上
に形成された着色層15とからなるものである。
面型レンズがある。この構成は図1あるいは図2に示す
構造と同様であるが、着色ホットメルト接着剤層12か
ら露出した微小球体状透明ビーズ13の露出面に反射防
止膜16が形成されたものとなっている。この反射防止
膜16は、真空蒸着によって、例えばSiO2 ,TiO
2 ,MgF2 等の薄膜が単層あるいは多層形成されたも
のである。この反射防止膜16は、真空蒸着の他、コー
ティング等の公知の技術を用いて成膜される。この反射
防止膜16の構成により、透明ビーズ13からの入射光
の反射は抑制され、透過率は向上する。
面型レンズがある。この構成は、図1あるいは図2に示
す構造と同様であるが、透明基材11の光出射側の面が
反射防止面ないしはアンチグレア面17とされている点
に特徴がある。この反射防止ないしはアンチグレア面1
7の形成により、透明基材11の光出射側の面に外部か
ら入射する外乱光の透明基材11表面における正反射を
抑制し、結果的に画像のコントラスト低下を回避するこ
とができる。
面型レンズがある。この構成は、図1あるいは図2に示
す構造と同様であるが、透明基材11の光出射側の面に
偏光部材、すなわち偏光層18を形成したものである。
この偏光層18の形成により、外乱光20が平面型レン
ズを透過する光量を約1/2に低減でき、結果的に画像
のコントラストを高めることができる。
には同一符号を付して重複説明を省略する。
図10に示す平面型レンズがある。これら図6〜図10
に示す平面型レンズ10は、それぞれ図1〜図5の構成
において、その透明基材11をフィルム状基材によって
構成し、このフィルム状透明基材11の光出射側の面に
透明接着剤層42を介して剛性の透明基板41が接合さ
れた構成としたものである。
ぞれと対応する部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。
ーズ13は、屈折率が1.4以上、直径が100μm以
下であり、着色ホットメルト接着剤層12中に、透明ビ
ーズ13の直径の30%以上を露出して埋設されてい
る。
11および41は、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等の透明性を有
する樹脂が用いられる。
される反射防止面ないしはアンチグレア面は、特に限定
するものではないが、これらの例としては、反射防止面
においては、透明基材の上にシリカ、アルミナ等の公知
の反射防止膜16をコーティングあるいは真空蒸着等に
よって所定の厚みに形成する方法がある。また、アンチ
グレア面においては、樹脂にシリカ、プラスチックビー
ズ等を混入してコーティングする方法や、サンドブラス
ト処理あるいはエンボス賦形処理等によって凹凸を形成
する方法がある。
トメルト接着剤層12もしくはその着色層15は、透明
ビーズ13および透明基材11に対して充分な接着力を
有している。その材質としては、アクリル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン
系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体、ポリアミド樹脂等からなるホットメル
ト接着剤が用いられる。これらの接着剤をベース樹脂と
し、そこへ顔料を分散するか、あるいは染料により染色
することにより、着色ホットメルト接着剤層12もしく
はその着色層15が形成される。
ティングは、例えば図12にその概略構成を示す、ナイ
フコータによってコーティングすることができる。この
ナイフコータは、槽31内に収容された、加熱溶融状態
の着色ホットメルト接着剤32に浸漬されて回転するア
プリケータロール33と、透明基材11を挟み込んで転
動するバックアップロール34と、アプリケータロール
33に対する接着剤32の付着量を規制するスキージ3
5と、アプリケータロール33によって基材11上に塗
布された着色ホットメルト接着剤層を平滑化するドクタ
ロール36とを有してなる。
ングは、上述したナイフコートの他に、例えばロールコ
ート、グラビアコート、キスコート、スプレーコート、
ブレードコート、ロッドコート等によることができる。
また、着色ホットメルト接着剤を、その溶剤中に溶解、
希釈した溶液を用い、これをコーティングし、その後乾
燥させることによって着色ホットメルト接着剤層12の
形成を行うこともできる。
が、透明層14と着色層15との2層構造によるとき
は、透明のホットメルト接着剤を上述した各コーティン
グ法によって塗布し、続いて着色ホットメルト接着剤を
同様の方法によってコーティングする。
するための偏光部材としては、例えば、一軸延伸したポ
リビニルアルコール、ポリエチレンテレフタレート等の
フィルムにヨウ素、あるいは光2色性染料を吸着させた
偏光子を、透明な基材に貼り合わせたものや、この偏光
子を透明な基材で挟んだ状態で貼り合わせたものが好適
に用いられる。ここで用いられる透明な基材としては、
例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、セルロース系樹脂等の中から1種あるいは2種を選
択的に組み合わせて用いられる。
をフィルム状として、これの光出射面側を透明接着剤層
42によって剛性を有する基板41に接合する構成を採
る場合において、その透明接着剤層42は、溶液型、エ
マルジョン型、ホットメルト型、感圧(粘着)型等の透
明接着剤によって構成することができ、例えばアクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン系樹脂、
ポリスチレン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリアミド樹脂等の接着剤を用いることができ
る。
明による平面型レンズの光学的作用を説明する。図13
および図14においては、それぞれ図2および図7に示
した本発明による平面型レンズ10の光入射側に、この
平面型レンズ10に画像光6をほぼ平行光として入射さ
せるフレネルレンズ7が対向配置された構成とされてい
る。図13および図14において、図2および図7と対
応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
本発明による平面型レンズ10によれば、光入射面側に
は微小球体状透明ビーズ13が、1層すなわち単粒子層
配列をもって、密に配列され、かつその一部分を着色ホ
ットメルト接着剤層12から光入射側に露出させた状態
で着色ホットメルト接着剤層12によって固定されてい
るので、透明ビーズ13に投射された入射光の大半は、
この透明ビーズ13の屈折率に基づいて屈折した後、こ
の着色ホットメルト接着剤層12が形成された透明基材
11、あるいは透明基材11および基板41を透過し
て、ほぼ全光束が等方的に拡散して出射する。一方、透
明ビーズ13に入射しなかった光8は着色ホットメルト
接着剤層12に吸収される。
光入射側に露出した透明ビーズ11の露出面に、反射防
止膜が形成されている場合は、入射光の反射を抑制する
ことができるので、さらに透過率を上げることができ
る。
ら入射する外乱光9は、着色ホットメルト接着剤層12
へと達するが、大半がここで吸収されるために、透明ビ
ーズ13を通って例えば投射型表示装置の内部まで透過
して迷光となることが少なく、映像のコントラストを高
めることができる。
色あるいは灰色の顔料または染料によって着色されてい
る場合は、コントラストのより高い画像とすることがで
きる。
ても明るく、コントラストの高い映像を見ることができ
る。
説明する。 (実施例1)この実施例1においては、図1の平面型レ
ンズ10を以下のように作製した。まず、ポリエチレン
テレフタレート樹脂からなる平坦な透明基材11(厚さ
0.25mm)の一方の表面に、ポリエステル系ホット
メルト接着剤(東洋紡績株式会社製、商品名バイロン3
00)100重量部に対し、黒色カーボンを3重量部配
合した着色ホットメルト接着剤層12を、乾燥後10μ
mの厚みになるように図12で説明したナイフコーター
により塗布形成した。次に、この着色ホットメルト接着
剤層12の上に、屈折率1.80、平均直径55μmの
微小球体状透明ビーズ13(ガラスビーズを使用)を密
に配設し、図11で説明したプレス装置による熱プレス
により、温度130℃、圧力4kg/cm2 で10分間
保持した後、常温まで冷却することにより、ビーズを埋
設した。透明ビーズ13の埋設後の着色ホットメルト接
着剤層12の厚さは20μmであった。また、透明ビー
ズ13は埋設深さ方向にその直径の64%が露出してい
た。
ている透過型スクリーン2を構成する図16に示すレン
チキュラレンズ5に替えて、本実施例1による平面型レ
ンズ10を装着して、投射画像を観察したところ、従来
のレンチキュラレンズ5を用いたスクリーンに比較して
水平方向で1.5倍、垂直方向で10倍の視野角を得
た。また、コントラストが高く、解像度も良好な品位の
高い画像が観察できた。
2で示した平面型レンズ10を以下のように作製した。
まず、ポリエチレンテレフタレート樹脂からなる平坦な
透明基材11(厚さ0.25mm)の一方の表面に、ポ
リエステル系ホットメルト接着剤(東洋紡績株式会社
製、商品名バイロン560)からなる透明層14を、乾
燥後14μmになるように図12で説明したナイフコー
ターにより塗布し、更にポリエステル系ホットメルト接
着剤(東洋紡績株式会社製、商品名バイロン300)1
00重量部に対し、黒色カーボンを3重量部配合した着
色層15を、乾燥後10μmの厚みになるように同様の
ナイフコーターにより塗布して、透明層14と着色層1
5とよりなる着色ホットメルト接着剤層12を形成し
た。次に、この着色ホットメルト接着剤層12の上に、
屈折率1.80、平均直径55μmの微小球体状透明ビ
ーズ13(ガラスビーズを使用)を密に配設し、図11
の熱プレスにより、温度130℃、圧力4kg/cm2
で10分間保持した後、常温まで冷却することにより、
ビーズ13を埋設した。ビーズ埋設後の着色ホットメル
ト接着剤層12の厚さは20μmであった。また、ビー
ズ13は埋設深さ方向にその直径の64%が露出してい
た。
ている透過型スクリーン2を構成する図16に示すレン
チキュラレンズ5に替えて、実施例2による平面型レン
ズ10を装着して、投射画像を観察したところ、従来の
レンチキュラレンズ5を用いたスクリーンに比較して水
平方向で1.5倍、垂直方向で10倍の視野角を得た。
また、コントラストが高く、解像度も良好な品位の高い
画像が観察できた。
3で示した平面型レンズ10を以下のように作製した。
まず、実施例2と同様にして得られた平面型レンズ10
の微小球体状透明ビーズ13の露出面に、真空蒸着を用
いてSiO2 からなる反射防止膜16を膜厚100nm
の厚みに成膜した。この反射防止膜16の構成によりビ
ーズ13は、埋設深さ方向にその直径の64%が露出し
ていた。
ている透過型スクリーン2を構成する図16に示すレン
チキュラレンズ5に替えて、この実施例3による平面型
レンズ10を装着して、投射画像を観察したところ、実
施例2と同様に、従来のレンチキュラレンズ5を用いた
スクリーンに比較して水平方向で1.5倍、垂直方向で
10倍の視野角を得た。また、画像の輝度が実施例2に
比べて向上し、コントラスト、解像度共に良好な品位の
高い画像が観察できた。
4で示した平面型レンズ10を以下のように作製した。
まず、実施例2と同様にして得られた平面型レンズの透
明基材11の画像光の出射側の面に、真空蒸着を用いて
SiO2 からなる反射防止膜17を膜厚100nmの厚
みに成膜した。この反射防止膜17の構成によりビーズ
は、埋設深さ方向にその直径の64%が露出していた。
ている透過型スクリーン2を構成する図16に示すレン
チキュラレンズ5に替えて、この実施例4による平面型
レンズ10を装着して、投射画像を観察したところ、実
施例2と同様に、従来のレンチキュラレンズ5を用いた
スクリーンに比較して水平方向で1.5倍、垂直方向で
10倍の視野角を得た。また、実施例2に比べてコント
ラストがさらに向上し、また、外乱光による弊害もな
く、解像度も良好な品位の高い画像が観察できた。
5で示した平面型レンズ10を以下のように作製した。
まず、実施例2と同様にして得られた平面型レンズの透
明基材11の画像光の出射側の面に、偏光フィルム(日
東電工株式会社製、商品名NPF−G1225Du)を
アクリル系粘着剤を用いて貼着して偏光層18を形成し
た。
ている透過型スクリーン2を構成する図16に示すレン
チキュラレンズ5に替えて、この実施例5による平面型
レンズ10を、出射光の偏光方向と偏光フィルムの透過
軸を略一致させて装着して、投射画像を観察したとこ
ろ、実施例2と同様に、従来のレンチキュラレンズ34
を用いたスクリーンに比較して水平方向で1.5倍、垂
直方向で10倍の視野角を得た。また、実施例2に比べ
てコントラストがさらに向上し、また、外乱光による弊
害も少なく、解像度も良好な品位の高い画像が観察でき
た。
2の厚さを乾燥後で30μmにした以外は、実施例1と
同様にして平面型レンズを作製した。完成後の着色ホッ
トメルト接着剤層12の厚さは40μmであった。ま
た、微小球体状透明ビーズ13はその直径の27%が着
色接着剤層12から露出していた。
ている透過型スクリーン2を構成する図16に示すレン
チキュラレンズ5に替えて、この実施例6による平面型
レンズ10を装着して、画像を観察したところ、従来の
レンチキュラレンズ5を用いたスクリーンに比較して、
水平方向で1.5倍、垂直方向で10倍の視野角を得
た。そして、コントラスト、解像度共に良好な品位の高
い画像が観察できた。また、輝度も従来のレンチキュラ
レンズ5を用いたスクリーンに比較して高かった(ただ
し、実施例1と比較するとやや低かった)。
して、ガラスビーズに替え、屈折率1.49、直径50
μmのポリメタクリル酸メチルビーズを用いた以外は、
実施例1と同様にして平面型レンズ10を作製した。
厚さは20μmであった。また、ビーズ13は、その直
径の60%が着色ホットメルト接着剤層12から露出し
ていた。
ている透過型スクリーン2を構成する図16に示すレン
チキュラレンズ5に替えて、本実施例による平面型レン
ズ10を装着して、画像を観察したところ、従来のレン
チキュラレンズ5を用いたスクリーンに比較して、水平
方向で1.2倍、垂直方向で8倍の視野角を得た。そし
て、コントラスト、解像度共に良好な品位の高い画像が
観察できた。
構成によって、着色ホットメルト接着剤層12によって
微小球体状透明ビーズ13を密に配置固着したフィルム
状透明基材11を、図6に示すように、厚さ50μmに
アクリル系接着剤層42を塗布した厚さ2mmのアクリ
ル樹脂よりなる剛性を有する基板41に微小球体状透明
ビーズ13を有する側とは反対側において接合した。こ
のようにして実用的強度を有する透過型スクリーンを作
製した。
施例1で説明したと同様の光学的特性、すなわち水平、
および垂直の視野角およびコントラスト等を得ることが
できた。 (実施例9)実施例2と同様の方法および構成によっ
て、透明層14および着色層15よりなる着色ホットメ
ルト接着剤層12によって微小球体状透明ビーズ13を
密に配置固着したフィルム状透明基材11を、図7に示
すように、厚さ50μmにアクリル系接着剤層42を塗
布した厚さ2mmのアクリル樹脂よりなる剛性を有する
基板41に微小球体状透明ビーズ13を有する側とは反
対側において接合した。このようにして実用的強度を有
する透過型スクリーンを作製した。
施例2で説明したと同様の光学的特性、すなわち水平、
および垂直の視野角およびコントラスト等を得ることが
できた。 (実施例10)実施例3と同様の方法および構成によっ
て、透明層14および着色層15よりなる着色ホットメ
ルト接着剤層12によって微小球体状透明ビーズ13を
密に配置固着し、透明ビーズ13の、光入射側の露呈部
に反射防止膜16を形成したフィルム状透明基材11
を、図8に示すように、厚さ50μmにアクリル系接着
剤層42を塗布した厚さ2mmのアクリル樹脂よりなる
剛性を有する基板41に微小球体状透明ビーズ13を有
する側とは反対側において接合した。このようにして実
用的強度を有する透過型スクリーンを作製した。
施例3で説明したと同様の光学的特性、すなわち水平、
および垂直の視野角およびコントラスト等を得ることが
できた。
4におけると同様の反射防止膜17が一方の面に形成さ
れ、他方の面に厚さ50μmにアクリル系透明接着剤層
42を塗布した厚さ2mmのアクリル樹脂よりなる剛性
を有する透明基板41を用意した。そして、この透明基
板41の、透明接着剤層42を有する側に、実施例4と
同様の方法および構成によって、透明層14および着色
層15よりなる着色ホットメルト接着剤層12に微小球
体状透明ビーズ13が密に配置固着したフィルム状透明
基材11を、微小球体状透明ビーズ13を有する側とは
反対側において接合して、実用的強度を有する透過型ス
クリーンを作製した。
施例4で説明したと同様の光学的特性、すなわち水平、
および垂直の視野角およびコントラスト等を得ることが
できた。
例5におけると同様の偏光層18が一方の面に形成さ
れ、他方の面に厚さ50μmにアクリル系透明接着剤層
42を塗布した厚さ2mmのアクリル樹脂よりなる剛性
を有する透明基板41を用意した。そして、この透明基
板41の、透明接着剤層42を有する側に、実施例5と
同様の方法および構成によって、透明層14および着色
層15よりなる着色ホットメルト接着剤層12に微小球
体状透明ビーズ13が密に配置固着したフィルム状透明
基材11を、微小球体状透明ビーズ13を有する側とは
反対側において接合して、実用的強度を有する透過型ス
クリーンを作製した。
施例5で説明したと同様の光学的特性、すなわち水平、
および垂直の視野角およびコントラスト等を得ることが
できた。
ズは、水平方向のみならず、垂直方向の視野角を高める
ことができると共に、例えば背面投射表示装置に用いら
れている透過型スクリーンに適用してコントラスト、解
像度共に良好な品位の高い画像が観察できるものであ
る。
は、着色ホットメルト接着剤層12によって微小球体状
透明ビーズ13の固着を行うようにしたことによって、
透明ビーズ13の均一な分散と、埋設量の設定を行うこ
とができるので、安定して特性の均一な平面型レンズの
作製を容易に行うことができる。
面型レンズを透過型スクリーンに適用する場合について
説明したが、液晶表示装置、プラズマ表示装置、エレク
トロルミネッセンス表示装置等の視野角拡大板、あるい
は液晶用バックライト、各種照明光源等の光を拡散する
光拡散板等に用いることができる。
ンズによれば、モアレ干渉縞の発生を改善でき、またコ
ントラストの高い平面型レンズを構成することができ
る。すなわち、この構成においては、微小球体状透明ビ
ーズが多数個、着色ホットメルト接着剤層に固着された
構成とされるものであり、かつこれら微小球体状透明ビ
ーズは、その光入射側において着色ホットメルト接着剤
層から露出させた構成とされていることから、入射光
は、多数配列されたすなわち密な微小球体状透明ビーズ
に効率良く入射され、この微小球体状透明ビーズに入射
した光束は、微小球体状透明ビーズのレンズ作用によっ
て一旦収束されて水平および垂直方向にすなわち立体的
に拡散されることから、モアレ干渉縞の発生を改善で
き、水平および垂直両方向に関する視野角の拡大をはか
ることができる。
ち、この微小球体状透明ビーズ13に入射されずに透明
ビーズ13によるレンズ作用を受けることがない光は、
着色ホットメルト接着剤層12によって殆ど吸収され
て、平面型レンズの前方へと透過することが阻止され
る。
方すなわち本来の光出射側から入射する外光に関して
も、その多くは着色ホットメルト接着剤層12によって
吸収されることからこれが迷光となって前方から観察さ
れることが効果的に回避される。
よれば、どの方向から見ても広い視野角を持ち、画像の
輝度を低下させることなく、コントラストを向上させる
ことができる。
小球体状透明ビーズ13の固定を、着色ホットメルト接
着剤層12上に微小球体状透明ビーズの分散配列がなさ
れた微小球体状透明ビーズの分散層を形成し、その後こ
の微小球体状透明ビーズの分散層を、着色ホットメルト
接着剤層を昇温軟化させて行って微小球体状透明ビーズ
の一部を着色ホットメルト接着剤層に埋込んで、着色ホ
ットメルト接着剤層を固化して固定するという方法をと
るので、微小球体状透明ビーズを確実に所定の密度に分
散させた状態でしかも所定の深さに埋込むことができる
ので光学的に均一に、かつ量産的に目的とする平面型レ
ンズを作製することができる。
が形成されている場合は、入射光の反射を抑制すること
ができるので、さらに透過率を上げることができる。
止処理またはアンチグレア処理されている場合には、外
乱光の鏡面反射を抑制し、この平面型レンズ10に入射
させた映像を、光出射側からコントラストを低下させる
ことなく観察することができる。
はこの光出射側の面に接合した透明基板41に、偏光層
18を設けた場合には、外乱光の約1/2を吸収するの
で、映像のコントラストを低下させることはない。
画像を得ることができる。
式的断面図である。
式的断面図である。
式的断面図である。
式的断面図である。
式的断面図である。
式的断面図である。
式的断面図である。
式的断面図である。
式的断面図である。
模式的断面図である。
るプレス装置の一例の概略断面図である。
る着色ホットメルト接着剤層のコーティング装置の一例
の概略断面図である。
的作用を示す模式的断面図である。
的作用を示す模式的断面図である。
型表示装置の概略構成図である。
図である。
4,7 フレネルレンズ、5 レンチキュラレンズ、6
画像光、9 外乱光、10 平面型レンズ、11 透
明基材、12 着色ホットメルト接着剤層、13 微小
球体状透明ビーズ、14 透明層、15 着色層、1
6,17 反射防止膜、18 偏光層、41 基板
Claims (11)
- 【請求項1】 透明基材と、 この透明基材の光入射側の面に形成された着色ホットメ
ルト接着剤層と、 この着色ホットメルト接着剤層に固着された一層からな
る多数の微小球体状透明ビーズとによって構成されてな
ることを特徴とする平面型レンズ。 - 【請求項2】 上記透明基材がフィルム状基材よりな
り、該透明基材の光出射側の面に透明接着剤を介して剛
性の透明基板が接合されてなることを特徴とする請求項
1に記載の平面型レンズ。 - 【請求項3】 上記着色ホットメルト接着剤層が、透明
層と、この上の光入射側に形成された着色層とよりなる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の平面型レン
ズ。 - 【請求項4】 上記微小球体状透明ビーズは、その直径
の30%以上の部分が、上記着色ホットメルト接着剤層
から光入射側に露出させた状態で配設されていることを
特徴とする請求項1、2または3に記載の平面型レン
ズ。 - 【請求項5】 上記着色ホットメルト接着剤層は、黒色
ないしは灰色に着色されたことを特徴とする請求項1、
2、3または4に記載の平面型レンズ。 - 【請求項6】 上記微小球体状透明ビーズは、屈折率が
1.4以上であり、直径が100μm以下であることを
特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の平面
型レンズ。 - 【請求項7】 上記微小球体状透明ビーズが、ガラスビ
ーズよりなることを特徴とする請求項1、2、3、4、
5または6に記載の平面型レンズ。 - 【請求項8】 上記透明基材もしくは上記剛性の透明基
板の光出射側の面が反射防止面もしくはアンチグレア面
とされたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
6または7に記載の平面型レンズ。 - 【請求項9】 上記微小球体状透明ビーズの、上記着色
ホットメルト接着剤層から光入射側に露出した露出面
に、上記入射光の反射を抑制する反射防止膜が形成され
てなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
6、7または8に記載の平面型レンズ。 - 【請求項10】 上記透明基材もしくは上記剛性の透明
基板の光出射側の面に、偏光部材が設けられたことを特
徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または
9に記載の平面型レンズ。 - 【請求項11】 透明基材上に、着色ホットメルト接着
剤層を形成する工程と、該着色ホットメルト接着剤層上
に微小球体状透明ビーズを分散配置する工程と、上記微
小球体状透明ビーズの分散層を上記基材に向かって押圧
し上記着色ホットメルト接着剤層を昇温軟化させて上記
微小球体状透明ビーズを上記着色ホットメルト接着剤層
に、各一部を埋込む工程と、上記着色ホットメルト接着
剤層の降温によって該着色ホットメルト接着剤層を固化
して上記微小球体状透明ビーズを固着する工程とを経る
ことを特徴とする平面型レンズの製造方法。
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