JPH09298749A - 動画配信方法及びその実施装置 - Google Patents
動画配信方法及びその実施装置Info
- Publication number
- JPH09298749A JPH09298749A JP11370396A JP11370396A JPH09298749A JP H09298749 A JPH09298749 A JP H09298749A JP 11370396 A JP11370396 A JP 11370396A JP 11370396 A JP11370396 A JP 11370396A JP H09298749 A JPH09298749 A JP H09298749A
- Authority
- JP
- Japan
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- moving image
- data
- image data
- network
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- Prior art date
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- Pending
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ネットワークの負荷に応じた符号量の動画デ
ータの配信を効率良く行うことが可能な技術を提供す
る。 【解決手段】 ネットワークを介して接続された複数の
クライアント端末に動画データを配信する動画配信方法
において、既圧縮の動画データを中間的な伸長状態まで
伸長して作成した中間形態の動画データを予め記憶装置
に格納し、動画データを送信するネットワークの負荷を
検知し、前記検知されたネットワークの負荷に応じて前
記中間形態の動画データを再圧縮する際の符号量を決定
し、前記予め記憶装置に格納された中間形態の動画デー
タを前記決定された符号量に応じて再圧縮して配信する
ものである。
ータの配信を効率良く行うことが可能な技術を提供す
る。 【解決手段】 ネットワークを介して接続された複数の
クライアント端末に動画データを配信する動画配信方法
において、既圧縮の動画データを中間的な伸長状態まで
伸長して作成した中間形態の動画データを予め記憶装置
に格納し、動画データを送信するネットワークの負荷を
検知し、前記検知されたネットワークの負荷に応じて前
記中間形態の動画データを再圧縮する際の符号量を決定
し、前記予め記憶装置に格納された中間形態の動画デー
タを前記決定された符号量に応じて再圧縮して配信する
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して接続された複数のクライアント端末に動画データの
配信を行う動画配信方法及びその実施装置に関し、特
に、予め中間形態の動画データを記憶装置に格納してお
き、ネットワークの負荷に応じて中間形態の動画データ
の符号量を変更して作成した動画データをクライアント
端末に配信する動画配信方法及びその実施装置に適用し
て有効な技術に関するものである。
して接続された複数のクライアント端末に動画データの
配信を行う動画配信方法及びその実施装置に関し、特
に、予め中間形態の動画データを記憶装置に格納してお
き、ネットワークの負荷に応じて中間形態の動画データ
の符号量を変更して作成した動画データをクライアント
端末に配信する動画配信方法及びその実施装置に適用し
て有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、動画や音声の圧縮技術が進展し、
国際標準の圧縮方式であるMPEG(Moving P
icture Experts Group)方式等で
圧縮したディジタルの音声付き動画データを、大容量の
記憶装置を有するコンピュータに蓄積し、コンピュータ
ネットワークや公衆回線を介してクライアント端末に配
信するビデオ配信システムが研究開発されており、大き
な需要も見込まれている。
国際標準の圧縮方式であるMPEG(Moving P
icture Experts Group)方式等で
圧縮したディジタルの音声付き動画データを、大容量の
記憶装置を有するコンピュータに蓄積し、コンピュータ
ネットワークや公衆回線を介してクライアント端末に配
信するビデオ配信システムが研究開発されており、大き
な需要も見込まれている。
【0003】この様なビデオ配信システムの、現状の技
術的な課題として、複数のクライアント端末の動画配信
要求に対して、迅速で、安定した品質での動画配信を可
能にするビデオ・オン・デマンドの実現があげられる。
術的な課題として、複数のクライアント端末の動画配信
要求に対して、迅速で、安定した品質での動画配信を可
能にするビデオ・オン・デマンドの実現があげられる。
【0004】ところが、圧縮技術が進んではいても、圧
縮された動画データは依然としてデータ量が膨大であ
り、複数のクライアント端末からの動画配信要求が短時
間に集中すると、膨大な量のデータストリームを記憶装
置から読み出してネットワークに流すことになり、記憶
装置からの動画データの読み出し性能の限界やネットワ
ークの伝送帯域の限界に達して伝送遅延等が発生する。
縮された動画データは依然としてデータ量が膨大であ
り、複数のクライアント端末からの動画配信要求が短時
間に集中すると、膨大な量のデータストリームを記憶装
置から読み出してネットワークに流すことになり、記憶
装置からの動画データの読み出し性能の限界やネットワ
ークの伝送帯域の限界に達して伝送遅延等が発生する。
【0005】伝送遅延等が発生しているときに配信され
た動画データを受信しながら再生すると、途切れたり動
きのぎこちない動画が再生され、複数のクライアント端
末からの動画配信要求が短時間に集中した場合には、滑
らかな動画情報を伝えることが困難になる。
た動画データを受信しながら再生すると、途切れたり動
きのぎこちない動画が再生され、複数のクライアント端
末からの動画配信要求が短時間に集中した場合には、滑
らかな動画情報を伝えることが困難になる。
【0006】これらの課題に対し、安定したビデオ・オ
ン・デマンドを可能にする従来技術として、高速ネット
ワークを利用し、動画データをサーバの複数の記憶装置
に分散配置してネットワークと記憶装置性能のネックを
解消するビデオ配信システムが提案及び開発され、様々
な実験が繰り返されている。
ン・デマンドを可能にする従来技術として、高速ネット
ワークを利用し、動画データをサーバの複数の記憶装置
に分散配置してネットワークと記憶装置性能のネックを
解消するビデオ配信システムが提案及び開発され、様々
な実験が繰り返されている。
【0007】一方、本願出願人が先に出願した特願平7
−118672号には、既圧縮の動画データを配信時に
圧縮率を高めて再圧縮して、ネットワーク性能ネックを
解消するビデオ配信システムが提案されている。
−118672号には、既圧縮の動画データを配信時に
圧縮率を高めて再圧縮して、ネットワーク性能ネックを
解消するビデオ配信システムが提案されている。
【0008】その概要は、クライアント端末から動画デ
ータの配信要求が行われたときに、既圧縮の動画データ
を中間形態の動画データに伸長し、ネットワークの負荷
に応じてその符号量を変更した後、前記符号量を変更し
た中間形態の動画データを再圧縮してクライアント端末
に配信するものである。
ータの配信要求が行われたときに、既圧縮の動画データ
を中間形態の動画データに伸長し、ネットワークの負荷
に応じてその符号量を変更した後、前記符号量を変更し
た中間形態の動画データを再圧縮してクライアント端末
に配信するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。
技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。
【0010】すなわち、上記従来技術のうち、前者の高
速ネットワークを利用し動画データをサーバの複数の記
憶装置に分散配置するビデオ配信システムは、記憶装置
性能のネックを解消して膨大な量の動画データの安定し
た配信を行うには有効であるが、高価な新規ネットワー
クの敷設や動画データを分散配置する複数の記憶装置が
必要な為、導入コストが高くなるという問題があった。
速ネットワークを利用し動画データをサーバの複数の記
憶装置に分散配置するビデオ配信システムは、記憶装置
性能のネックを解消して膨大な量の動画データの安定し
た配信を行うには有効であるが、高価な新規ネットワー
クの敷設や動画データを分散配置する複数の記憶装置が
必要な為、導入コストが高くなるという問題があった。
【0011】また、後者の既圧縮のデータを配信時に圧
縮率を高めて再圧縮してネットワーク性能ネックを解消
するビデオ配信システムは、既設のネットワークに於い
てもトラヒックに対応した動画の配信は可能であるが、
既圧縮のデータを一旦中間形態の動画データまで伸長す
る処理と伸長した中間形態の動画データを再圧縮する処
理とをクライアント端末からの配信要求がある度に行う
為、処理負荷が高くなるという問題があった。
縮率を高めて再圧縮してネットワーク性能ネックを解消
するビデオ配信システムは、既設のネットワークに於い
てもトラヒックに対応した動画の配信は可能であるが、
既圧縮のデータを一旦中間形態の動画データまで伸長す
る処理と伸長した中間形態の動画データを再圧縮する処
理とをクライアント端末からの配信要求がある度に行う
為、処理負荷が高くなるという問題があった。
【0012】本発明の目的は、ネットワークの負荷に応
じた符号量の動画データの配信を効率良く行うことが可
能な技術を提供することにある。
じた符号量の動画データの配信を効率良く行うことが可
能な技術を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、動画データの品質を
できるだけ損なうことなく動画データを再圧縮すること
が可能な技術を提供することにある。
できるだけ損なうことなく動画データを再圧縮すること
が可能な技術を提供することにある。
【0014】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明かにな
るであろう。
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明かにな
るであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願によって開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0016】(1)ネットワークを介して接続された複
数のクライアント端末に動画データを配信する情報処理
装置において、既圧縮の動画データを中間的な伸長状態
まで伸長して作成した中間形態の動画データを予め記憶
装置に格納しておく半伸長手段と、動画データを送信す
るネットワークの負荷を検知するネットワーク性能検知
手段と、前記ネットワーク性能検知手段により検知され
たネットワークの負荷に応じて前記中間形態の動画デー
タを再圧縮する際の符号量を決定する符号量制御手段
と、前記半伸長手段により予め記憶装置に格納された中
間形態の動画データを前記符号量制御手段により決定さ
れた符号量に応じて再圧縮する再圧縮手段とを備えるも
のである。
数のクライアント端末に動画データを配信する情報処理
装置において、既圧縮の動画データを中間的な伸長状態
まで伸長して作成した中間形態の動画データを予め記憶
装置に格納しておく半伸長手段と、動画データを送信す
るネットワークの負荷を検知するネットワーク性能検知
手段と、前記ネットワーク性能検知手段により検知され
たネットワークの負荷に応じて前記中間形態の動画デー
タを再圧縮する際の符号量を決定する符号量制御手段
と、前記半伸長手段により予め記憶装置に格納された中
間形態の動画データを前記符号量制御手段により決定さ
れた符号量に応じて再圧縮する再圧縮手段とを備えるも
のである。
【0017】前記情報処理装置である動画配信サーバで
は、まず、半伸長手段により、既圧縮の動画データを中
間的な伸長状態まで伸長して作成した中間形態の動画デ
ータを予め記憶装置に格納しておく。
は、まず、半伸長手段により、既圧縮の動画データを中
間的な伸長状態まで伸長して作成した中間形態の動画デ
ータを予め記憶装置に格納しておく。
【0018】クライアント端末から前記動画配信サーバ
に動画データの配信要求があった場合には、ネットワー
ク性能検知手段は、動画データの配信要求を行ったクラ
イアント端末が接続されているネットワークの伝送速度
等を検知して符号量制御手段に通知する。
に動画データの配信要求があった場合には、ネットワー
ク性能検知手段は、動画データの配信要求を行ったクラ
イアント端末が接続されているネットワークの伝送速度
等を検知して符号量制御手段に通知する。
【0019】前記符号量制御手段は、前記ネットワーク
性能検知手段により得られたネットワークの状態に応じ
て、前記中間形態の動画データを再圧縮する際の符号量
を決定する。
性能検知手段により得られたネットワークの状態に応じ
て、前記中間形態の動画データを再圧縮する際の符号量
を決定する。
【0020】再圧縮手段は、前記符号量制御手段により
決定された符号量に応じて、前記半伸長手段により予め
記憶装置に格納された中間形態の動画データの符号量を
変更し、前記符号量を変更した中間形態の動画データを
再圧縮して、前記再圧縮した動画データをクライアント
端末に配信する。
決定された符号量に応じて、前記半伸長手段により予め
記憶装置に格納された中間形態の動画データの符号量を
変更し、前記符号量を変更した中間形態の動画データを
再圧縮して、前記再圧縮した動画データをクライアント
端末に配信する。
【0021】従来のビデオ配信システムでは、ネットワ
ークの負荷に応じて動画データの圧縮率を変更する場合
には、クライアント端末からの配信要求が行われたとき
に、既圧縮の動画データを中間形態に伸長し、符号量を
変更した後、再圧縮を行っていた。
ークの負荷に応じて動画データの圧縮率を変更する場合
には、クライアント端末からの配信要求が行われたとき
に、既圧縮の動画データを中間形態に伸長し、符号量を
変更した後、再圧縮を行っていた。
【0022】前述の様に、前記動画配信サーバでは、ネ
ットワークに接続された複数のクライアント端末からの
複数の配信要求に対して、ネットワークの状態に適応し
た動画データの符号量の制御が可能であり、既設のネッ
トワークに於いても安定した動画配信が可能になる。
ットワークに接続された複数のクライアント端末からの
複数の配信要求に対して、ネットワークの状態に適応し
た動画データの符号量の制御が可能であり、既設のネッ
トワークに於いても安定した動画配信が可能になる。
【0023】特に、前記動画配信サーバでは、予め既圧
縮の動画データを途中まで伸長した中間形態で格納する
ので、再圧縮を行う際に中間形態まで伸長する処理を省
略し、比較的軽い処理で効率よく伝送符号量の制御を実
現できる。
縮の動画データを途中まで伸長した中間形態で格納する
ので、再圧縮を行う際に中間形態まで伸長する処理を省
略し、比較的軽い処理で効率よく伝送符号量の制御を実
現できる。
【0024】また、前記動画配信サーバでは、既圧縮の
動画データを途中まで伸長した中間形態で格納している
ので、他の圧縮方式への変換を容易に行うことも可能で
ある。
動画データを途中まで伸長した中間形態で格納している
ので、他の圧縮方式への変換を容易に行うことも可能で
ある。
【0025】以上の様に、前記情報処理装置によれば、
予め既圧縮の動画データを中間形態の動画データに伸長
して記憶装置に格納しているので、ネットワークの負荷
に応じた符号量の動画データの配信を効率良く行うこと
が可能である。
予め既圧縮の動画データを中間形態の動画データに伸長
して記憶装置に格納しているので、ネットワークの負荷
に応じた符号量の動画データの配信を効率良く行うこと
が可能である。
【0026】(2)前記(1)に記載された情報処理装
置において、既圧縮の動画データをエントロピ復号化す
ることにより離散コサイン変換係数列を含む中間形態の
動画データを作成するエントロピ復号器と、前記符号量
制御手段により決定された符号量に対応する前記中間形
態の動画データ中の離散コサイン変換係数をエントロピ
符号化するエントロピ符号器とを備えるものである。
置において、既圧縮の動画データをエントロピ復号化す
ることにより離散コサイン変換係数列を含む中間形態の
動画データを作成するエントロピ復号器と、前記符号量
制御手段により決定された符号量に対応する前記中間形
態の動画データ中の離散コサイン変換係数をエントロピ
符号化するエントロピ符号器とを備えるものである。
【0027】前記情報処理装置である動画配信サーバで
は、半伸長手段により既圧縮の動画データを中間的な伸
長状態まで伸長する際に、エントロピ復号器により既圧
縮の動画データをエントロピ復号化して離散コサイン変
換係数列を含む中間形態の動画データを作成し、記憶装
置に格納しておく。
は、半伸長手段により既圧縮の動画データを中間的な伸
長状態まで伸長する際に、エントロピ復号器により既圧
縮の動画データをエントロピ復号化して離散コサイン変
換係数列を含む中間形態の動画データを作成し、記憶装
置に格納しておく。
【0028】クライアント端末から前記動画配信サーバ
に動画データの配信要求があった場合に、前記符号量制
御手段は、前記ネットワーク性能検知手段により得られ
たネットワークの状態に応じて、前記中間形態の動画デ
ータを再圧縮する際の符号量を決定する。
に動画データの配信要求があった場合に、前記符号量制
御手段は、前記ネットワーク性能検知手段により得られ
たネットワークの状態に応じて、前記中間形態の動画デ
ータを再圧縮する際の符号量を決定する。
【0029】再圧縮手段は、前記符号量制御手段により
決定された符号量に応じて、前記半伸長手段により予め
記憶装置に格納された中間形態の動画データ中の離散コ
サイン変換係数の数を変更し、前記変更した離散コサイ
ン変換係数列をエントロピ符号器により再圧縮し、前記
再圧縮した動画データをクライアント端末に配信する。
決定された符号量に応じて、前記半伸長手段により予め
記憶装置に格納された中間形態の動画データ中の離散コ
サイン変換係数の数を変更し、前記変更した離散コサイ
ン変換係数列をエントロピ符号器により再圧縮し、前記
再圧縮した動画データをクライアント端末に配信する。
【0030】離散コサイン変換係数では、高周波成分に
なる程、動画データの品質への影響が少なくなるので、
前記再圧縮手段において、前記符号量制御手段により決
定された符号量に応じて中間形態の動画データ中の離散
コサイン変換係数の数を削減する際に、離散コサイン変
換係数の高周波成分から削減していくことにより、再圧
縮した動画データの品質をできるだけ損なうことなく動
画データの符号量を減らすことができる。
なる程、動画データの品質への影響が少なくなるので、
前記再圧縮手段において、前記符号量制御手段により決
定された符号量に応じて中間形態の動画データ中の離散
コサイン変換係数の数を削減する際に、離散コサイン変
換係数の高周波成分から削減していくことにより、再圧
縮した動画データの品質をできるだけ損なうことなく動
画データの符号量を減らすことができる。
【0031】以上の様に、前記情報処理装置によれば、
予め既圧縮の動画データを離散コサイン変換係数を含む
中間形態の動画データに伸長して記憶装置に格納してい
るので、動画データの品質をできるだけ損なうことなく
動画データを再圧縮することが可能である。
予め既圧縮の動画データを離散コサイン変換係数を含む
中間形態の動画データに伸長して記憶装置に格納してい
るので、動画データの品質をできるだけ損なうことなく
動画データを再圧縮することが可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の動画配信方法及
びその実施装置において、MPEGにより圧縮された動
画データから中間形態の動画データを予め作成してお
き、クライアント端末により動画データの配信要求が行
われたときに、ネットワークの負荷に応じて再圧縮され
た動画データを作成して配信する一実施形態の動画配信
サーバについて説明する。
びその実施装置において、MPEGにより圧縮された動
画データから中間形態の動画データを予め作成してお
き、クライアント端末により動画データの配信要求が行
われたときに、ネットワークの負荷に応じて再圧縮され
た動画データを作成して配信する一実施形態の動画配信
サーバについて説明する。
【0033】図1は、本実施形態の動画配信サーバの概
略構成を示す図である。図1において、1は半伸長手
段、2は中間形態の動画データ、3はネットワーク性能
検知手段、4は符号量制御手段、5は再圧縮手段、6は
符号量測定手段、103bはエントロピ符号器、104
は符号化バッファ、106はシステム多重化符号器、1
07は蓄積メディア、108はシステム多重化復号器、
110は復号化バッファ、111aはエントロピ復号器
である。
略構成を示す図である。図1において、1は半伸長手
段、2は中間形態の動画データ、3はネットワーク性能
検知手段、4は符号量制御手段、5は再圧縮手段、6は
符号量測定手段、103bはエントロピ符号器、104
は符号化バッファ、106はシステム多重化符号器、1
07は蓄積メディア、108はシステム多重化復号器、
110は復号化バッファ、111aはエントロピ復号器
である。
【0034】図1に示す様に、本実施形態の動画配信サ
ーバは、半伸長手段1と、中間形態の動画データ2と、
ネットワーク性能検知手段3と、符号量制御手段4と、
再圧縮手段5と、符号量測定手段6と、エントロピ符号
器103bと、符号化バッファ104と、システム多重
化符号器106と、蓄積メディア107と、システム多
重化復号器108と、復号化バッファ110と、エント
ロピ復号器111aとを有している。
ーバは、半伸長手段1と、中間形態の動画データ2と、
ネットワーク性能検知手段3と、符号量制御手段4と、
再圧縮手段5と、符号量測定手段6と、エントロピ符号
器103bと、符号化バッファ104と、システム多重
化符号器106と、蓄積メディア107と、システム多
重化復号器108と、復号化バッファ110と、エント
ロピ復号器111aとを有している。
【0035】また、図1に示す様に、本実施形態の動画
配信サーバでは、予め半伸長手段1により蓄積メディア
107中の動画データを中間形態の動画データ2に変換
して記憶装置に格納し、ユーザが使用するクライアント
端末から配信要求が行われたときに、再圧縮手段5によ
り中間形態の動画データ2をネットワークの負荷に応じ
て再圧縮して配信する。
配信サーバでは、予め半伸長手段1により蓄積メディア
107中の動画データを中間形態の動画データ2に変換
して記憶装置に格納し、ユーザが使用するクライアント
端末から配信要求が行われたときに、再圧縮手段5によ
り中間形態の動画データ2をネットワークの負荷に応じ
て再圧縮して配信する。
【0036】本実施形態の動画配信サーバの半伸長手段
1は、システム多重化復号器108と、復号化バッファ
110と、エントロピ復号器111aとを備え、動画デ
ータを途中まで伸長し、中間形態の動画データ2を作成
する手段である。
1は、システム多重化復号器108と、復号化バッファ
110と、エントロピ復号器111aとを備え、動画デ
ータを途中まで伸長し、中間形態の動画データ2を作成
する手段である。
【0037】ネットワーク性能検知手段3は、該動画配
信サーバとクライアント端末との間のネットワークの混
み具合や、クライアント端末が接続されているネットワ
ークの伝送速度等を検知する手段である。
信サーバとクライアント端末との間のネットワークの混
み具合や、クライアント端末が接続されているネットワ
ークの伝送速度等を検知する手段である。
【0038】符号量制御手段4は、ネットワーク性能検
知手段3によって検知されたネットワークの伝送性能
と、符号量測定手段6により測定された動画1フレーム
毎の符号量に応じて、配信する動画データの符号量を決
定する手段である。
知手段3によって検知されたネットワークの伝送性能
と、符号量測定手段6により測定された動画1フレーム
毎の符号量に応じて、配信する動画データの符号量を決
定する手段である。
【0039】再圧縮手段5は、エントロピ符号器103
bと、符号化バッファ104と、システム多重化符号器
106とを備え、中間形態の動画データ2を符号量制御
手段4により決定された符号量に応じて再符号化(圧
縮)する手段である。
bと、符号化バッファ104と、システム多重化符号器
106とを備え、中間形態の動画データ2を符号量制御
手段4により決定された符号量に応じて再符号化(圧
縮)する手段である。
【0040】符号量測定手段6は、再圧縮手段5で生成
される動画データの符号量を動画の1フレーム毎に測定
し、測定された符号量を符号量制御手段4に通知する手
段である。
される動画データの符号量を動画の1フレーム毎に測定
し、測定された符号量を符号量制御手段4に通知する手
段である。
【0041】図2は、本実施形態の動画配信サーバを接
続したネットワーク構成及びハードウェア構成の一例を
示す図である。図2において、200は動画配信サー
バ、201はCPU、202はメインメモリ、203は
表示装置、204aはキーボード、204bはマウス、
205は蓄積メディア読み取り装置、206は記憶装
置、207はネットワーク制御装置、208はモデム、
209は時計回路、210はDSP、211はバス、2
20〜240はクライアント端末、250はMPEG動
画データ再生専用装置、261及び262はネットワー
ク、263は電話回線である。
続したネットワーク構成及びハードウェア構成の一例を
示す図である。図2において、200は動画配信サー
バ、201はCPU、202はメインメモリ、203は
表示装置、204aはキーボード、204bはマウス、
205は蓄積メディア読み取り装置、206は記憶装
置、207はネットワーク制御装置、208はモデム、
209は時計回路、210はDSP、211はバス、2
20〜240はクライアント端末、250はMPEG動
画データ再生専用装置、261及び262はネットワー
ク、263は電話回線である。
【0042】図2に示す様に、本実施形態の動画配信サ
ーバ200を接続したネットワーク構成及びハードウェ
ア構成では、動画配信サーバ200に、CPU201
と、メインメモリ202と、表示装置203と、キーボ
ード204aと、マウス204bと、蓄積メディア読み
取り装置205と、記憶装置206と、ネットワーク制
御装置207と、モデム208と、時計回路209と、
DSP210と、バス211とを有し、クライアント端
末220〜240と、MPEG動画データ再生専用装置
250と、ネットワーク261及び262と、電話回線
263とを有している。
ーバ200を接続したネットワーク構成及びハードウェ
ア構成では、動画配信サーバ200に、CPU201
と、メインメモリ202と、表示装置203と、キーボ
ード204aと、マウス204bと、蓄積メディア読み
取り装置205と、記憶装置206と、ネットワーク制
御装置207と、モデム208と、時計回路209と、
DSP210と、バス211とを有し、クライアント端
末220〜240と、MPEG動画データ再生専用装置
250と、ネットワーク261及び262と、電話回線
263とを有している。
【0043】また、図2に示す様に、本実施形態の動画
配信サーバ200を接続したネットワーク構成及びハー
ドウェア構成では、動画配信サーバ200とクライアン
ト端末220とをネットワーク261を介して接続し、
また、動画配信サーバ200とクライアント端末230
及び240とを電話回線263を介して接続している。
配信サーバ200を接続したネットワーク構成及びハー
ドウェア構成では、動画配信サーバ200とクライアン
ト端末220とをネットワーク261を介して接続し、
また、動画配信サーバ200とクライアント端末230
及び240とを電話回線263を介して接続している。
【0044】本実施形態の動画配信サーバ200では、
ソフトウェア処理の実行制御等を行う中央処理装置であ
るCPU201、動作させるプログラムやデータをロー
ドするメインメモリ202、プログラムの実行結果等を
表示する表示装置203、指示入力を取り込む入力装置
であるキーボード204aやマウス204b、不揮発性
の記憶媒体である磁気ディスク等で構成される記憶装置
206、ネットワーク261へのデータの入出力を制御
するネットワーク制御装置207、電話回線263を介
したデータ通信を制御するモデム208、CPU201
に時刻データを供給する時計回路209、CPU201
とは独立したデータ処理を行うディジタルシグナルプロ
セッサであるDSP210、及び、VideoCD等の
蓄積メディア107に格納されているビデオデータを取
り込む蓄積メディア読み取り装置205等をバス211
で接続している。
ソフトウェア処理の実行制御等を行う中央処理装置であ
るCPU201、動作させるプログラムやデータをロー
ドするメインメモリ202、プログラムの実行結果等を
表示する表示装置203、指示入力を取り込む入力装置
であるキーボード204aやマウス204b、不揮発性
の記憶媒体である磁気ディスク等で構成される記憶装置
206、ネットワーク261へのデータの入出力を制御
するネットワーク制御装置207、電話回線263を介
したデータ通信を制御するモデム208、CPU201
に時刻データを供給する時計回路209、CPU201
とは独立したデータ処理を行うディジタルシグナルプロ
セッサであるDSP210、及び、VideoCD等の
蓄積メディア107に格納されているビデオデータを取
り込む蓄積メディア読み取り装置205等をバス211
で接続している。
【0045】動画配信サーバ200のバス211は、1
本のバスでも良いし、ブリッジを介して構成された複数
のバスで構成しても良い。
本のバスでも良いし、ブリッジを介して構成された複数
のバスで構成しても良い。
【0046】クライアント端末220〜240は、ロー
カルエリアネットワーク(LAN)等のネットワーク2
61或いは262または電話回線263のどちらか一方
或いは両方に接続され、動画配信サーバ200より配信
される動画データを受信して動画データの再生及び表示
を行う。
カルエリアネットワーク(LAN)等のネットワーク2
61或いは262または電話回線263のどちらか一方
或いは両方に接続され、動画配信サーバ200より配信
される動画データを受信して動画データの再生及び表示
を行う。
【0047】クライアント端末220〜240のハード
ウェア構成は、動画配信サーバ200のハードウェア構
成と同様でよく、少なくとも、動画配信サーバ200の
CPU201から記憶装置206までの装置と時計回路
209とをバス211で接続して構成し、ネットワーク
261或いは262に接続する場合はネットワーク制御
装置207を、電話回線263に接続する場合はモデム
208を備えている必要がある。
ウェア構成は、動画配信サーバ200のハードウェア構
成と同様でよく、少なくとも、動画配信サーバ200の
CPU201から記憶装置206までの装置と時計回路
209とをバス211で接続して構成し、ネットワーク
261或いは262に接続する場合はネットワーク制御
装置207を、電話回線263に接続する場合はモデム
208を備えている必要がある。
【0048】また、クライアント端末220〜240
は、MPEG動画データの再生及び表示するソフトウェ
アを有しており、また、クライアント端末220の様に
MPEG動画データ再生専用装置250を備えていても
良い。
は、MPEG動画データの再生及び表示するソフトウェ
アを有しており、また、クライアント端末220の様に
MPEG動画データ再生専用装置250を備えていても
良い。
【0049】図3は、本実施形態の動画配信サーバ20
0及びクライアント端末220〜240のソフトウェア
構成例を示す図である。図3において、301はオペレ
ーティングシステム、302は通信制御ドライバ、30
3はディスク制御ドライバ、304はプロトコル制御プ
ログラム、305はファイル管理プログラム、400は
半伸長プログラム、500はネットワーク性能検知プロ
グラム、510は再圧縮配信プログラム、550は動画
再生表示プログラムである。
0及びクライアント端末220〜240のソフトウェア
構成例を示す図である。図3において、301はオペレ
ーティングシステム、302は通信制御ドライバ、30
3はディスク制御ドライバ、304はプロトコル制御プ
ログラム、305はファイル管理プログラム、400は
半伸長プログラム、500はネットワーク性能検知プロ
グラム、510は再圧縮配信プログラム、550は動画
再生表示プログラムである。
【0050】図3に示す様に、本実施形態の動画配信サ
ーバ200及びクライアント端末220〜240は、オ
ペレーティングシステム301と、通信制御ドライバ3
02と、ディスク制御ドライバ303と、プロトコル制
御プログラム304と、ファイル管理プログラム305
と、半伸長プログラム400と、ネットワーク性能検知
プログラム500と、再圧縮配信プログラム510と、
動画再生表示プログラム550とを有しており、図3
(a)は動画配信サーバ200のソフトウェア構成を、
図3(b)はクライアント端末220〜240のソフト
ウェア構成を示している。
ーバ200及びクライアント端末220〜240は、オ
ペレーティングシステム301と、通信制御ドライバ3
02と、ディスク制御ドライバ303と、プロトコル制
御プログラム304と、ファイル管理プログラム305
と、半伸長プログラム400と、ネットワーク性能検知
プログラム500と、再圧縮配信プログラム510と、
動画再生表示プログラム550とを有しており、図3
(a)は動画配信サーバ200のソフトウェア構成を、
図3(b)はクライアント端末220〜240のソフト
ウェア構成を示している。
【0051】なお、以降で説明するソフトウェアは、メ
インメモリ202上で、CPU201の実行の元に動作
するものであるが、一部は、DSP210により実行さ
れるものであっても良い。
インメモリ202上で、CPU201の実行の元に動作
するものであるが、一部は、DSP210により実行さ
れるものであっても良い。
【0052】まず、本実施形態の動画配信サーバ200
及びクライアント端末220〜240で共通の部分から
説明する。
及びクライアント端末220〜240で共通の部分から
説明する。
【0053】オペレーティングシステム301は、動画
配信サーバ200を構成する表示装置203、入力装置
であるキーボード204a等の制御や、後述する複数の
プログラムの実行制御等を行う。
配信サーバ200を構成する表示装置203、入力装置
であるキーボード204a等の制御や、後述する複数の
プログラムの実行制御等を行う。
【0054】通信制御ドライバ302は、ネットワーク
制御装置207やモデム208を制御して、データ通信
処理の制御等を行う。
制御装置207やモデム208を制御して、データ通信
処理の制御等を行う。
【0055】ディスク制御ドライバ303は、記憶装置
206や蓄積メディア読み取り装置205の制御等を行
う。
206や蓄積メディア読み取り装置205の制御等を行
う。
【0056】プロトコル制御プログラム304は、他の
端末及び他の端末上で動作するプログラムとの間でのデ
ータ通信処理の実行及び制御等を行う。
端末及び他の端末上で動作するプログラムとの間でのデ
ータ通信処理の実行及び制御等を行う。
【0057】一般的なプロトコル制御プログラムは、メ
インメモリ202上にデータの送信及び受信用のバッフ
ァを確保してデータ通信処理を行うが、プロトコル制御
プログラム304もこれと同様のものとする。
インメモリ202上にデータの送信及び受信用のバッフ
ァを確保してデータ通信処理を行うが、プロトコル制御
プログラム304もこれと同様のものとする。
【0058】ファイル管理プログラム305は、記憶装
置206や蓄積メディア107に記憶されているデータ
をファイル等の論理的な単位で管理する。
置206や蓄積メディア107に記憶されているデータ
をファイル等の論理的な単位で管理する。
【0059】通信制御ドライバ302からファイル管理
プログラム305までのソフトウェアは、オペレーティ
ングシステム301の機能の一部として構成、実現して
も良いし、オペレーティングシステム301と独立した
構成にしても構わない。
プログラム305までのソフトウェアは、オペレーティ
ングシステム301の機能の一部として構成、実現して
も良いし、オペレーティングシステム301と独立した
構成にしても構わない。
【0060】以上述べてきたオペレーティングシステム
301からファイル管理プログラム305までのソフト
ウェアは、動画配信サーバ200及びクライアント端末
220〜240において、機能的に同等のものが搭載さ
れているのが望ましく、ソフトウェアの規模は同等でな
くても構わない。
301からファイル管理プログラム305までのソフト
ウェアは、動画配信サーバ200及びクライアント端末
220〜240において、機能的に同等のものが搭載さ
れているのが望ましく、ソフトウェアの規模は同等でな
くても構わない。
【0061】また、オペレーティングシステム301か
らファイル管理プログラム305までのソフトウェア
は、後述する半伸長プログラム400、ネットワーク性
能検知プログラム500、再圧縮配信プログラム510
及び動画再生表示プログラム550等のプログラムから
の処理依頼を受けて、通信やデータの記憶等の処理を行
う。
らファイル管理プログラム305までのソフトウェア
は、後述する半伸長プログラム400、ネットワーク性
能検知プログラム500、再圧縮配信プログラム510
及び動画再生表示プログラム550等のプログラムから
の処理依頼を受けて、通信やデータの記憶等の処理を行
う。
【0062】次に、本実施形態の動画配信サーバ200
に固有のソフトウェア構成について説明する。
に固有のソフトウェア構成について説明する。
【0063】動画配信サーバ200の半伸長プログラム
400は、MPEG動画データを中間形態の動画データ
2に変換し、記憶装置206に格納する半伸長手段1に
相当する処理を行う。
400は、MPEG動画データを中間形態の動画データ
2に変換し、記憶装置206に格納する半伸長手段1に
相当する処理を行う。
【0064】動画配信サーバ200のネットワーク性能
検知プログラム500は、ネットワーク261或いは2
62の伝送速度の実効値等の通信状態や電話回線263
の伝送速度を検知するネットワーク性能検知手段3に相
当する処理を行う。
検知プログラム500は、ネットワーク261或いは2
62の伝送速度の実効値等の通信状態や電話回線263
の伝送速度を検知するネットワーク性能検知手段3に相
当する処理を行う。
【0065】動画配信サーバ200の再圧縮配信プログ
ラム510は、中間形態の動画データ2をネットワーク
261或いは262の状態や電話回線263の伝送速度
に適応した符号量に再圧縮してクライアント端末220
〜240に配信する符号量制御手段4、再圧縮手段5及
び符号量測定手段6に相当する処理を行う。
ラム510は、中間形態の動画データ2をネットワーク
261或いは262の状態や電話回線263の伝送速度
に適応した符号量に再圧縮してクライアント端末220
〜240に配信する符号量制御手段4、再圧縮手段5及
び符号量測定手段6に相当する処理を行う。
【0066】動画配信サーバ200において、半伸長プ
ログラム400、ネットワーク性能検知プログラム50
0及び再圧縮配信プログラム510の各プログラムは、
独立して並列に動作することが望ましく、その為、動画
配信サーバ200のオペレーティングシステム301
は、例えばマルチタスク環境を提供可能なものである必
要がある。
ログラム400、ネットワーク性能検知プログラム50
0及び再圧縮配信プログラム510の各プログラムは、
独立して並列に動作することが望ましく、その為、動画
配信サーバ200のオペレーティングシステム301
は、例えばマルチタスク環境を提供可能なものである必
要がある。
【0067】動画配信サーバ200の半伸長プログラム
400、ネットワーク性能検知プログラム500及び再
圧縮配信プログラム510の各プログラムの処理詳細に
ついては後述する。
400、ネットワーク性能検知プログラム500及び再
圧縮配信プログラム510の各プログラムの処理詳細に
ついては後述する。
【0068】次に、本実施形態の動画配信サーバ200
のクライアント端末220〜240に固有のソフトウェ
ア構成について説明する。
のクライアント端末220〜240に固有のソフトウェ
ア構成について説明する。
【0069】クライアント端末220〜240の動画再
生表示プログラム550は、MPEG動画データ再生専
用装置250が接続されている場合にはMPEG動画デ
ータ再生専用装置250を制御して、動画配信サーバ2
00から送られてきたMPEG動画データを伸長し、表
示装置203に表示する。
生表示プログラム550は、MPEG動画データ再生専
用装置250が接続されている場合にはMPEG動画デ
ータ再生専用装置250を制御して、動画配信サーバ2
00から送られてきたMPEG動画データを伸長し、表
示装置203に表示する。
【0070】或いは、クライアント端末220〜240
の動画再生表示プログラム550は、動画配信サーバ2
00から送られてきたMPEG動画データを伸長する伸
長処理を、メインメモリ202上で動作するソフトウェ
ア処理やDSP210上で動作するソフトウェア処理と
して行っても良い。
の動画再生表示プログラム550は、動画配信サーバ2
00から送られてきたMPEG動画データを伸長する伸
長処理を、メインメモリ202上で動作するソフトウェ
ア処理やDSP210上で動作するソフトウェア処理と
して行っても良い。
【0071】ここで、プログラムと呼んでいるもの、特
に半伸長プログラム400、ネットワーク性能検知プロ
グラム500及び再圧縮配信プログラム510といった
ものは、一般的にタスクやプロセスと呼ばれている、C
PU資源を割り当てる単位であることが望ましい。
に半伸長プログラム400、ネットワーク性能検知プロ
グラム500及び再圧縮配信プログラム510といった
ものは、一般的にタスクやプロセスと呼ばれている、C
PU資源を割り当てる単位であることが望ましい。
【0072】図4は、本実施形態の動画配信サーバ20
0の半伸長プログラム400の処理手順を示すフローチ
ャートである。
0の半伸長プログラム400の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0073】図5は、本実施形態の動画配信サーバ20
0のネットワーク性能検知プログラム500及び再圧縮
配信プログラム510の処理手順を示すフローチャート
である。図5において、1001〜1002はデータテ
ーブルである。
0のネットワーク性能検知プログラム500及び再圧縮
配信プログラム510の処理手順を示すフローチャート
である。図5において、1001〜1002はデータテ
ーブルである。
【0074】図5に示す様に、本実施形態の動画配信サ
ーバ200のネットワーク性能検知プログラム500及
び再圧縮配信プログラム510では、ネットワーク性能
検知プログラム500と再圧縮配信プログラム510と
の間の情報伝達に使用するデータテーブル1001と、
再圧縮配信プログラム510が再符号化した動画のフレ
ームあたりのデータ量を記録するデータテーブル100
2とをメインメモリ202上に確保している。
ーバ200のネットワーク性能検知プログラム500及
び再圧縮配信プログラム510では、ネットワーク性能
検知プログラム500と再圧縮配信プログラム510と
の間の情報伝達に使用するデータテーブル1001と、
再圧縮配信プログラム510が再符号化した動画のフレ
ームあたりのデータ量を記録するデータテーブル100
2とをメインメモリ202上に確保している。
【0075】図6は、従来のMPEG動画符号化及び復
号化装置の概略構成を示す図である。図6において、1
01は入力及び前処理器、102はビデオリソース符号
器、103は多重化符号器、103aは階層構造符号
器、103bはエントロピ符号器、104は符号化バッ
ファ、105は動画データ符号器、106はシステム多
重化符号器、107は蓄積メディア、108はシステム
多重化復号器、109は動画データ復号器、110は復
号化バッファ、111は多重化復号器、111aはエン
トロピ復号器、111bは階層構造復号器、112はビ
デオリソース復号器、113は後処理及び出力器であ
る。
号化装置の概略構成を示す図である。図6において、1
01は入力及び前処理器、102はビデオリソース符号
器、103は多重化符号器、103aは階層構造符号
器、103bはエントロピ符号器、104は符号化バッ
ファ、105は動画データ符号器、106はシステム多
重化符号器、107は蓄積メディア、108はシステム
多重化復号器、109は動画データ復号器、110は復
号化バッファ、111は多重化復号器、111aはエン
トロピ復号器、111bは階層構造復号器、112はビ
デオリソース復号器、113は後処理及び出力器であ
る。
【0076】図6に示す様に、従来のMPEG動画符号
化及び復号化装置は、入力及び前処理器101と、ビデ
オリソース符号器102と、多重化符号器103と、階
層構造符号器103aと、エントロピ符号器103b
と、符号化バッファ104と、動画データ符号器105
と、システム多重化符号器106と、蓄積メディア10
7と、システム多重化復号器108と、動画データ復号
器109と、復号化バッファ110と、多重化復号器1
11と、エントロピ復号器111aと、階層構造復号器
111bと、ビデオリソース復号器112と、後処理及
び出力器113とを有している。
化及び復号化装置は、入力及び前処理器101と、ビデ
オリソース符号器102と、多重化符号器103と、階
層構造符号器103aと、エントロピ符号器103b
と、符号化バッファ104と、動画データ符号器105
と、システム多重化符号器106と、蓄積メディア10
7と、システム多重化復号器108と、動画データ復号
器109と、復号化バッファ110と、多重化復号器1
11と、エントロピ復号器111aと、階層構造復号器
111bと、ビデオリソース復号器112と、後処理及
び出力器113とを有している。
【0077】また、図6に示す様に、従来のMPEG動
画符号化及び復号化装置では、入力及び前処理器101
と動画データ符号器105とシステム多重化符号器10
6と蓄積メディア107とを接続し、また、蓄積メディ
ア107とシステム多重化復号器108と動画データ復
号器109と後処理及び出力器113とを接続してい
る。
画符号化及び復号化装置では、入力及び前処理器101
と動画データ符号器105とシステム多重化符号器10
6と蓄積メディア107とを接続し、また、蓄積メディ
ア107とシステム多重化復号器108と動画データ復
号器109と後処理及び出力器113とを接続してい
る。
【0078】動画データ符号器105は、ビデオリソー
ス符号器102、多重化符号器103及び符号化バッフ
ァ104を備え、多重化符号器103は、圧縮後のデー
タを階層的なビットストリームに構成する階層構造符号
器103aと、統計的性質を利用した可変長符号化であ
るエントロピ符号化を行うエントロピ符号器103bを
有している。
ス符号器102、多重化符号器103及び符号化バッフ
ァ104を備え、多重化符号器103は、圧縮後のデー
タを階層的なビットストリームに構成する階層構造符号
器103aと、統計的性質を利用した可変長符号化であ
るエントロピ符号化を行うエントロピ符号器103bを
有している。
【0079】動画データ復号器109は、復号化バッフ
ァ110、多重化復号器111及びビデオリソース復号
器112を備え、多重化復号器111は、符号化された
動画データのビットストリームをエントロピ復号するエ
ントロピ復号器111aと、ビデオリソース復号器11
2の復号するデータの単位の切り出しを行う階層構造復
号器111bを有している。
ァ110、多重化復号器111及びビデオリソース復号
器112を備え、多重化復号器111は、符号化された
動画データのビットストリームをエントロピ復号するエ
ントロピ復号器111aと、ビデオリソース復号器11
2の復号するデータの単位の切り出しを行う階層構造復
号器111bを有している。
【0080】図7は、従来のビデオリソース符号器10
2の機能ブロックを示す図である。図7において、70
1〜707はブロックである。
2の機能ブロックを示す図である。図7において、70
1〜707はブロックである。
【0081】図7に示す様に、従来のビデオリソース符
号器102では、入力画像を取り込み、量子化を行った
後、量子化済変換係数を送出する処理を行う。
号器102では、入力画像を取り込み、量子化を行った
後、量子化済変換係数を送出する処理を行う。
【0082】図8は、従来のビデオリソース復号器11
2の機能ブロックを示す図である。図8において、80
1〜805はブロックである。
2の機能ブロックを示す図である。図8において、80
1〜805はブロックである。
【0083】図8に示す様に、従来のビデオリソース復
号器112では、量子化変換係数を取り込み、逆量子化
を行って出力画像を送出する処理を行う。
号器112では、量子化変換係数を取り込み、逆量子化
を行って出力画像を送出する処理を行う。
【0084】図9は、従来のMPEG動画階層構造の概
要を示す図である。図9において、901はブロック
層、901aはEOBコード、902はマクロブロック
層、903はスライス層、903aはSSC、904は
ピクチャ層、905はGOP層、906はビデオシーケ
ンス層、910は離散コサイン変換係数列である。
要を示す図である。図9において、901はブロック
層、901aはEOBコード、902はマクロブロック
層、903はスライス層、903aはSSC、904は
ピクチャ層、905はGOP層、906はビデオシーケ
ンス層、910は離散コサイン変換係数列である。
【0085】図9に示す様に、従来のMPEG動画階層
構造は、ブロック層901と、EOBコード901a
と、マクロブロック層902と、スライス層903と、
SSC903aと、ピクチャ層904と、GOP層90
5と、ビデオシーケンス層906と、離散コサイン変換
係数列910とを有している。
構造は、ブロック層901と、EOBコード901a
と、マクロブロック層902と、スライス層903と、
SSC903aと、ピクチャ層904と、GOP層90
5と、ビデオシーケンス層906と、離散コサイン変換
係数列910とを有している。
【0086】また、図9に示す様に、従来のMPEG動
画階層構造では、多重化符号器103及び多重化復号器
111の処理の途中におけるMPEG動画データの階層
的なデータ構造を表しており、MPEG動画データは、
多重化符号器103のエントロピ符号化を行う手前と、
多重化復号器111のエントロピ復号化の直後では、こ
の様に階層的なデータ構造を持っている。
画階層構造では、多重化符号器103及び多重化復号器
111の処理の途中におけるMPEG動画データの階層
的なデータ構造を表しており、MPEG動画データは、
多重化符号器103のエントロピ符号化を行う手前と、
多重化復号器111のエントロピ復号化の直後では、こ
の様に階層的なデータ構造を持っている。
【0087】MPEG動画階層構造のブロック層901
は、縦横8画素の輝度或いは色差の画素から構成される
データを単位としており、離散コサイン変換はこの単位
で実行される。
は、縦横8画素の輝度或いは色差の画素から構成される
データを単位としており、離散コサイン変換はこの単位
で実行される。
【0088】MPEG動画階層構造のマクロブロック層
902は、上下左右隣り合った4つの輝度ブロックと、
該輝度ブロックと画像上同じ位置の色差ブロック2個の
合計6つのブロック層901で構成される。
902は、上下左右隣り合った4つの輝度ブロックと、
該輝度ブロックと画像上同じ位置の色差ブロック2個の
合計6つのブロック層901で構成される。
【0089】MPEG動画階層構造のスライス層903
は、画像の走査順に連なる1つまたは複数のマクロブロ
ック層902で構成され、先頭には、同期コードである
SSC(Slice Start Code)903a
がある。
は、画像の走査順に連なる1つまたは複数のマクロブロ
ック層902で構成され、先頭には、同期コードである
SSC(Slice Start Code)903a
がある。
【0090】MPEG動画階層構造のピクチャ層904
は、動画の1フレームに相当し、少なくとも1つまたは
複数のスライス層903から構成され、符号化方式に従
いイントラフレーム(以下Iフレーム或いはIピクチャ
と記す)、前方向予測フレーム(以下Pフレーム或いは
Pピクチャと記す)及び双方向予測フレーム(以下Bフ
レーム或いはBピクチャと記す)等がある。
は、動画の1フレームに相当し、少なくとも1つまたは
複数のスライス層903から構成され、符号化方式に従
いイントラフレーム(以下Iフレーム或いはIピクチャ
と記す)、前方向予測フレーム(以下Pフレーム或いは
Pピクチャと記す)及び双方向予測フレーム(以下Bフ
レーム或いはBピクチャと記す)等がある。
【0091】MPEG動画階層構造のGOP(Grou
p Of Picture)層905は、1つまたは複
数のIピクチャ層と0または複数の非Iピクチャ層から
構成される。
p Of Picture)層905は、1つまたは複
数のIピクチャ層と0または複数の非Iピクチャ層から
構成される。
【0092】MPEG動画階層構造のビデオシーケンス
層906は、画像サイズ、画像レート等が同じである1
つまたは複数のGOP層905から構成される。
層906は、画像サイズ、画像レート等が同じである1
つまたは複数のGOP層905から構成される。
【0093】多重化符号器103のエントロピ符号化を
行う手前及び多重化復号器111のエントロピ復号化の
直後では、ブロック層901には、量子化された離散コ
サイン変換係数がランとレベルにより符号化されて(以
下ランレベル符号化と呼ぶ)格納されている。
行う手前及び多重化復号器111のエントロピ復号化の
直後では、ブロック層901には、量子化された離散コ
サイン変換係数がランとレベルにより符号化されて(以
下ランレベル符号化と呼ぶ)格納されている。
【0094】MPEG動画階層構造の離散コサイン変換
係数列910は、縦横8画素を離散コサイン変換するこ
とにより得られた8×8の離散コサイン変換係数の列で
ある。
係数列910は、縦横8画素を離散コサイン変換するこ
とにより得られた8×8の離散コサイン変換係数の列で
ある。
【0095】DC成分911は、離散コサイン変換係数
列910の直流成分であり、AC成分912〜974の
計63個の係数は、離散コサイン変換係数列910の交
流成分である。
列910の直流成分であり、AC成分912〜974の
計63個の係数は、離散コサイン変換係数列910の交
流成分である。
【0096】ブロック層901には、離散コサイン変換
係数列910が、DC成分911からAC成分974ま
で順番に並べられており、離散コサイン変換係数列91
0の末尾には、ブロック層901の終わりを示すEOB
コード901aが格納されている。
係数列910が、DC成分911からAC成分974ま
で順番に並べられており、離散コサイン変換係数列91
0の末尾には、ブロック層901の終わりを示すEOB
コード901aが格納されている。
【0097】まず、本実施形態の動画配信サーバ200
の説明に先立ち、図6〜図8を用いて、従来のMPEG
動画符号化及び復号化処理について簡単に説明する。
尚、MPEG動画符号化及び復号化処理については、丸
善社刊の「マルチメディア符号化の国際標準(第6
章)」等の文献に、詳細に説明されている。
の説明に先立ち、図6〜図8を用いて、従来のMPEG
動画符号化及び復号化処理について簡単に説明する。
尚、MPEG動画符号化及び復号化処理については、丸
善社刊の「マルチメディア符号化の国際標準(第6
章)」等の文献に、詳細に説明されている。
【0098】図6に示す様に、従来のMPEG動画符号
化処理において入力ビデオ信号を符号化する場合には、
まず、入力及び前処理器101で、ビデオ等の入力動画
データを動画データ符号器105の必要とするデータフ
ォーマット、すなわち輝度及び色差からなる信号に変換
する。
化処理において入力ビデオ信号を符号化する場合には、
まず、入力及び前処理器101で、ビデオ等の入力動画
データを動画データ符号器105の必要とするデータフ
ォーマット、すなわち輝度及び色差からなる信号に変換
する。
【0099】動画データ符号器105のビデオリソース
符号器102は、動画データの時間的、空間的冗長度を
減らしてデータ量を落とし、動画データの圧縮を行う。
符号器102は、動画データの時間的、空間的冗長度を
減らしてデータ量を落とし、動画データの圧縮を行う。
【0100】すなわち、図7に示す様に、動画データ符
号器105のビデオリソース符号器102では、以下の
様な処理を行う。
号器105のビデオリソース符号器102では、以下の
様な処理を行う。
【0101】動画データ符号器105のビデオリソース
符号器102は、まず、ブロック701で、入力及び前
処理器101から動画データをフレーム毎に取り込み、
ブロック702では、該動画データの縦横8画素(計6
4画素)を単位に離散コサイン変換を施して離散コサイ
ン変換係数(該単位に対し64個)を得る。
符号器102は、まず、ブロック701で、入力及び前
処理器101から動画データをフレーム毎に取り込み、
ブロック702では、該動画データの縦横8画素(計6
4画素)を単位に離散コサイン変換を施して離散コサイ
ン変換係数(該単位に対し64個)を得る。
【0102】ブロック703では、該離散コサイン変換
係数を量子化し、該フレームがIフレームであれば、ブ
ロック704で量子化済変換係数を多重化符号器103
に送る。
係数を量子化し、該フレームがIフレームであれば、ブ
ロック704で量子化済変換係数を多重化符号器103
に送る。
【0103】該フレームがPフレーム或いはBフレーム
であれば、ブロック705で量子化済変換係数を逆量子
化して離散コサイン変換係数を得、ブロック706で該
離散コサイン変換係数を逆離散コサイン変換して、ブロ
ック707で各予測フレームデータを生成し、該予測フ
レームデータに対し、ブロック702及び703の処理
を施して、ブロック704で量子化済変換係数を多重化
符号器103に送る。
であれば、ブロック705で量子化済変換係数を逆量子
化して離散コサイン変換係数を得、ブロック706で該
離散コサイン変換係数を逆離散コサイン変換して、ブロ
ック707で各予測フレームデータを生成し、該予測フ
レームデータに対し、ブロック702及び703の処理
を施して、ブロック704で量子化済変換係数を多重化
符号器103に送る。
【0104】多重化符号器103の階層構造符号器10
3aは、ビデオリソース符号器102により圧縮された
データを階層的なビットストリームに構成し、多重化符
号器103のエントロピ符号器103bは、階層的なビ
ットストリームのエントロピ符号化を行う。
3aは、ビデオリソース符号器102により圧縮された
データを階層的なビットストリームに構成し、多重化符
号器103のエントロピ符号器103bは、階層的なビ
ットストリームのエントロピ符号化を行う。
【0105】動画データ符号器105の符号化バッファ
104は、エントロピ符号化されたデータをシステム多
重化符号器106に送る際のビットレートを一定にする
為のバッファであり、符号化バッファ104に格納され
たデータ量は、ビデオリソース符号器102や多重化符
号器103にフィードバックされ、前記ビットレートを
一定に制御することに用いられる。
104は、エントロピ符号化されたデータをシステム多
重化符号器106に送る際のビットレートを一定にする
為のバッファであり、符号化バッファ104に格納され
たデータ量は、ビデオリソース符号器102や多重化符
号器103にフィードバックされ、前記ビットレートを
一定に制御することに用いられる。
【0106】システム多重化符号器106は、動画デー
タ符号器105からの動画データと音声データとが再生
時に同期する様に多重化する。
タ符号器105からの動画データと音声データとが再生
時に同期する様に多重化する。
【0107】入力及び前処理器101からシステム多重
化符号器106までの処理により符号化された動画デー
タは、CD−ROM等の蓄積メディア107に記録され
る。
化符号器106までの処理により符号化された動画デー
タは、CD−ROM等の蓄積メディア107に記録され
る。
【0108】蓄積メディア107に記録されている符号
化された動画データを再生する場合には、システム多重
化復号器108で、多重化された再生動画及び音声デー
タ等を同期を取りながら分離する。
化された動画データを再生する場合には、システム多重
化復号器108で、多重化された再生動画及び音声デー
タ等を同期を取りながら分離する。
【0109】システム多重化復号器108で分離された
動画データは、動画データ復号器109で動画データに
復号される。
動画データは、動画データ復号器109で動画データに
復号される。
【0110】動画データ復号器109の復号化バッファ
110は、システム多重化復号器108から送られてく
るデータに対し、復号化処理時間を保証する為のバッフ
ァである。
110は、システム多重化復号器108から送られてく
るデータに対し、復号化処理時間を保証する為のバッフ
ァである。
【0111】多重化復号器111のエントロピ復号器1
11aは、エントロピ符号化された動画データのビット
ストリームをエントロピ復号し、多重化復号器111の
階層構造復号器111bは、ビデオリソース復号器11
2が復号するデータ単位の切り出しを行う。
11aは、エントロピ符号化された動画データのビット
ストリームをエントロピ復号し、多重化復号器111の
階層構造復号器111bは、ビデオリソース復号器11
2が復号するデータ単位の切り出しを行う。
【0112】動画データ復号器109のビデオリソース
復号器112は、多重化復号器111の階層構造復号器
111bによって切り出されたデータの圧縮された情報
を伸長する為の伸長処理を行う。
復号器112は、多重化復号器111の階層構造復号器
111bによって切り出されたデータの圧縮された情報
を伸長する為の伸長処理を行う。
【0113】すなわち、図8に示す様に、動画データ復
号器109のビデオリソース復号器112では、以下の
様な処理を行う。
号器109のビデオリソース復号器112では、以下の
様な処理を行う。
【0114】動画データ復号器109のビデオリソース
復号器112は、まず、ブロック801で、多重化復号
器111から、量子化変換係数をフレーム毎に取り込
み、ブロック802では、該量子化変換係数に逆量子化
処理を行って離散コサイン変換係数を得る。
復号器112は、まず、ブロック801で、多重化復号
器111から、量子化変換係数をフレーム毎に取り込
み、ブロック802では、該量子化変換係数に逆量子化
処理を行って離散コサイン変換係数を得る。
【0115】ブロック803では、元の動画の縦横8画
素に対応する64個の離散コサイン変換係数に逆離散コ
サイン変換処理を施して縦横8画素を得、該フレームが
Iフレームであれば、ブロック805で、上記手順で復
号化した画素データを後処理及び出力器113に送る。
素に対応する64個の離散コサイン変換係数に逆離散コ
サイン変換処理を施して縦横8画素を得、該フレームが
Iフレームであれば、ブロック805で、上記手順で復
号化した画素データを後処理及び出力器113に送る。
【0116】該フレームがPフレーム或いはBフレーム
であれば、ブロック804で各予測フレームデータを元
の動画の画素データに生成し、ブロック805で上記手
順で復号化した画素データを後処理及び出力器113に
送る。
であれば、ブロック804で各予測フレームデータを元
の動画の画素データに生成し、ブロック805で上記手
順で復号化した画素データを後処理及び出力器113に
送る。
【0117】後処理及び出力器113では、復号した動
画データをディスプレイ等の表示装置203の仕様に合
わせるデータ変換や補正を行う。
画データをディスプレイ等の表示装置203の仕様に合
わせるデータ変換や補正を行う。
【0118】以上を踏まえ、本実施形態の動画配信サー
バ200の動作について説明する。
バ200の動作について説明する。
【0119】図1に示す様に、本実施形態の動画配信サ
ーバ200では、まず、半伸長手段1によって蓄積メデ
ィア107に格納されている既圧縮の複数の動画データ
を途中の段階まで伸長し、予め複数の中間形態の動画デ
ータ2を作成して記憶装置206に格納しておく。
ーバ200では、まず、半伸長手段1によって蓄積メデ
ィア107に格納されている既圧縮の複数の動画データ
を途中の段階まで伸長し、予め複数の中間形態の動画デ
ータ2を作成して記憶装置206に格納しておく。
【0120】すなわち、動画配信サーバ200の半伸長
手段1は、VideoCD等の蓄積メディア107に格
納されている既圧縮の音声付き動画データであるビデオ
データを取り込み、取り込んだビデオデータをシステム
多重化復号器108によって動画データと音声等のデー
タとに分離する。
手段1は、VideoCD等の蓄積メディア107に格
納されている既圧縮の音声付き動画データであるビデオ
データを取り込み、取り込んだビデオデータをシステム
多重化復号器108によって動画データと音声等のデー
タとに分離する。
【0121】動画配信サーバ200の半伸長手段1は、
分離した動画データを一旦復号化バッファ110に格納
し、復号化バッファ110中の動画データをエントロピ
復号器111aによって図9に示す階層構造のビットス
トリームにエントロピ復号化して中間形態の動画データ
2を作成し、前記エントロピ復号化された中間形態の動
画データ2を記憶装置206に格納する。
分離した動画データを一旦復号化バッファ110に格納
し、復号化バッファ110中の動画データをエントロピ
復号器111aによって図9に示す階層構造のビットス
トリームにエントロピ復号化して中間形態の動画データ
2を作成し、前記エントロピ復号化された中間形態の動
画データ2を記憶装置206に格納する。
【0122】次に、本実施形態の動画配信サーバ200
は、クライアント端末220〜240からビデオデータ
の配信要求があったときに、記憶装置206に格納され
た中間形態の動画データ2を再度圧縮してビデオデータ
を作成し、作成したビデオデータを配信する。
は、クライアント端末220〜240からビデオデータ
の配信要求があったときに、記憶装置206に格納され
た中間形態の動画データ2を再度圧縮してビデオデータ
を作成し、作成したビデオデータを配信する。
【0123】クライアント端末220〜240にビデオ
データを配信する場合、ネットワーク性能検知手段3に
より、ネットワーク261または電話回線263の伝送
速度等を検知して符号量制御手段4に通知し、符号量制
御手段4は、ネットワーク261または電話回線263
の状態に応じた中間形態の動画データ2の最適な符号量
を決定する。
データを配信する場合、ネットワーク性能検知手段3に
より、ネットワーク261または電話回線263の伝送
速度等を検知して符号量制御手段4に通知し、符号量制
御手段4は、ネットワーク261または電話回線263
の状態に応じた中間形態の動画データ2の最適な符号量
を決定する。
【0124】前記の最適な符号量への調整は、中間形態
の動画データ2を構成する量子化された離散コサイン変
換係数の、高周波成分に対応する個数を調整してエント
ロピ符号化することにより可能になる。
の動画データ2を構成する量子化された離散コサイン変
換係数の、高周波成分に対応する個数を調整してエント
ロピ符号化することにより可能になる。
【0125】その為、符号量制御手段4は、図9で示す
ところの、離散コサイン変換係数をDC成分911から
にAC成分974まで順に、適当な個数だけ取り出し
て、末尾にEOBコード901aを挿入して、新規ブロ
ック層901を構成し、エントロピ符号器103bに入
力する。
ところの、離散コサイン変換係数をDC成分911から
にAC成分974まで順に、適当な個数だけ取り出し
て、末尾にEOBコード901aを挿入して、新規ブロ
ック層901を構成し、エントロピ符号器103bに入
力する。
【0126】エントロピ符号器103bでは、離散コサ
イン変換係数列910を含むビットストリームをエント
ロピ符号化して符号化バッファ104に入力し、システ
ム多重化符号器106は、システム多重化復号器108
で分離した動画データに対応する音声データと、符号化
バッファ104内の符号化された動画データを同期を取
りながら多重化し、ネットワーク261または電話回線
263を介してクライアント端末220〜240に送信
する。
イン変換係数列910を含むビットストリームをエント
ロピ符号化して符号化バッファ104に入力し、システ
ム多重化符号器106は、システム多重化復号器108
で分離した動画データに対応する音声データと、符号化
バッファ104内の符号化された動画データを同期を取
りながら多重化し、ネットワーク261または電話回線
263を介してクライアント端末220〜240に送信
する。
【0127】動画配信サーバ200の符号量測定手段6
は、再圧縮手段5からネットワーク261上に送信され
た動画データの符号量を動画の1フレーム毎に測定し、
測定された符号量を符号量制御手段4に通知する。
は、再圧縮手段5からネットワーク261上に送信され
た動画データの符号量を動画の1フレーム毎に測定し、
測定された符号量を符号量制御手段4に通知する。
【0128】符号量制御手段4は、前記決定した符号量
と符号量測定手段6より通知される符号量とを比較し、
所望の符号量、すなわちネットワーク261または電話
回線263の状態に応じた最適な符号量で、再圧縮した
動画データを送り出せているかを判定し、符号量が過剰
な場合は、選び出すAC成分912〜974の個数を減
らし、符号量が過小な場合は、選び出すAC成分912
〜974の個数を増やして、クライアント端末220〜
240に配信する動画データのデータ量を制御する。
と符号量測定手段6より通知される符号量とを比較し、
所望の符号量、すなわちネットワーク261または電話
回線263の状態に応じた最適な符号量で、再圧縮した
動画データを送り出せているかを判定し、符号量が過剰
な場合は、選び出すAC成分912〜974の個数を減
らし、符号量が過小な場合は、選び出すAC成分912
〜974の個数を増やして、クライアント端末220〜
240に配信する動画データのデータ量を制御する。
【0129】次に、本実施形態の動画配信サーバ200
において、蓄積メディア107に格納されている圧縮さ
れた動画データを中間形態の動画データ2に予め変換し
ておく半伸長プログラム400の処理手順について説明
する。
において、蓄積メディア107に格納されている圧縮さ
れた動画データを中間形態の動画データ2に予め変換し
ておく半伸長プログラム400の処理手順について説明
する。
【0130】本実施形態の動画配信サーバ200の半伸
長プログラム400は、クライアント端末220〜24
0に配信するMPEG動画データを動画配信サーバ20
0に格納するときの指示入力を契機に、オペレーティン
グシステム301により起動される。
長プログラム400は、クライアント端末220〜24
0に配信するMPEG動画データを動画配信サーバ20
0に格納するときの指示入力を契機に、オペレーティン
グシステム301により起動される。
【0131】図4に示す様に、本実施形態の動画配信サ
ーバ200の半伸長プログラム400は、まず、ステッ
プ401で、ファイル管理プログラム305により、蓄
積メディア読み取り装置205を介して蓄積メディア1
07からMPEG動画データを一定量取り込んで、メイ
ンメモリ202にロードする。
ーバ200の半伸長プログラム400は、まず、ステッ
プ401で、ファイル管理プログラム305により、蓄
積メディア読み取り装置205を介して蓄積メディア1
07からMPEG動画データを一定量取り込んで、メイ
ンメモリ202にロードする。
【0132】半伸長プログラム400が一回でメインメ
モリ202にロードするデータ量は、半伸長プログラム
400の実行開始時にメインメモリ202の空き容量を
調べて決定しても良いし、経験則等から予め決定した容
量値やユーザが決定した容量値を使用しても良い。
モリ202にロードするデータ量は、半伸長プログラム
400の実行開始時にメインメモリ202の空き容量を
調べて決定しても良いし、経験則等から予め決定した容
量値やユーザが決定した容量値を使用しても良い。
【0133】ステップ402では、ステップ401でロ
ードしたMPEG動画データがデータの末尾であるか
を、例えば、データファイルの末尾を示すエンドオブフ
ァイル(EOF)の有無等により判定し、末尾であれ
ば、ステップ407を、末尾でなければステップ403
を実行する。
ードしたMPEG動画データがデータの末尾であるか
を、例えば、データファイルの末尾を示すエンドオブフ
ァイル(EOF)の有無等により判定し、末尾であれ
ば、ステップ407を、末尾でなければステップ403
を実行する。
【0134】ステップ403では、ステップ401でロ
ードしたMPEG動画データから音声等の動画データ以
外のデータをシステム多重化復号器108により分離し
て、ステップ404で、分離した動画データ以外のデー
タを、ファイル管理プログラム305により個別に記憶
装置206にセーブする。
ードしたMPEG動画データから音声等の動画データ以
外のデータをシステム多重化復号器108により分離し
て、ステップ404で、分離した動画データ以外のデー
タを、ファイル管理プログラム305により個別に記憶
装置206にセーブする。
【0135】続くステップ405では、分離した動画デ
ータをエントロピ復号器111aによりエントロピ復号
化し、動画データを、図9に示した様な階層化されたデ
ータ構造を持ち、ブロック層901を構成する量子化さ
れた離散コサイン変換係数が、ランレベル符号化とハフ
マン符号化のハイブリッド符号化(2次元符号化)され
た中間形態の動画データ2に変換する。
ータをエントロピ復号器111aによりエントロピ復号
化し、動画データを、図9に示した様な階層化されたデ
ータ構造を持ち、ブロック層901を構成する量子化さ
れた離散コサイン変換係数が、ランレベル符号化とハフ
マン符号化のハイブリッド符号化(2次元符号化)され
た中間形態の動画データ2に変換する。
【0136】ステップ406では、エントロピ復号化し
た中間形態の動画データ2をファイル管理プログラム3
05により記憶装置206に保存し、ステップ401に
戻る。
た中間形態の動画データ2をファイル管理プログラム3
05により記憶装置206に保存し、ステップ401に
戻る。
【0137】ステップ401でロードしたMPEG動画
データがデータの末尾であれば、ステップ407に進
み、ステップ407では、メインメモリ202上のデー
タ記憶領域を解放する資源の開放等の終了処理を行っ
て、半伸長プログラム400の処理を終了する。
データがデータの末尾であれば、ステップ407に進
み、ステップ407では、メインメモリ202上のデー
タ記憶領域を解放する資源の開放等の終了処理を行っ
て、半伸長プログラム400の処理を終了する。
【0138】次に、本実施形態の動画配信サーバ200
において、ネットワーク261または電話回線263の
状態を検知するネットワーク性能検知プログラム500
と、中間形態の動画データ2を再圧縮して配信する再圧
縮配信プログラム510の処理手順について説明する。
において、ネットワーク261または電話回線263の
状態を検知するネットワーク性能検知プログラム500
と、中間形態の動画データ2を再圧縮して配信する再圧
縮配信プログラム510の処理手順について説明する。
【0139】本実施形態の動画配信サーバ200のネッ
トワーク性能検知プログラム500及び再圧縮配信プロ
グラム510は、クライアント端末220〜240から
の配信要求を動画配信サーバ200が受け付ける毎に、
オペレーティングシステム301により生成起動され
る。
トワーク性能検知プログラム500及び再圧縮配信プロ
グラム510は、クライアント端末220〜240から
の配信要求を動画配信サーバ200が受け付ける毎に、
オペレーティングシステム301により生成起動され
る。
【0140】すなわち、オペレーティングシステム30
1が複数の配信要求を受け付けることが可能であれば、
ネットワーク性能検知プログラム500及び再圧縮配信
プログラム510は複数生成され、並列に動作する。
1が複数の配信要求を受け付けることが可能であれば、
ネットワーク性能検知プログラム500及び再圧縮配信
プログラム510は複数生成され、並列に動作する。
【0141】その為、データテーブル1001及び10
02は、生成されたネットワーク性能検知プログラム5
00或いは再圧縮配信プログラム510の個数と同数生
成する必要がある。
02は、生成されたネットワーク性能検知プログラム5
00或いは再圧縮配信プログラム510の個数と同数生
成する必要がある。
【0142】まず、本実施形態の動画配信サーバ200
のネットワーク性能検知プログラム500の処理手順に
ついて説明する。
のネットワーク性能検知プログラム500の処理手順に
ついて説明する。
【0143】図5に示す様に、本実施形態の動画配信サ
ーバ200のネットワーク性能検知プログラム500
は、ステップ501で、プロトコル制御プログラム30
4の使用するデータ送信用のバッファにおいて、送信す
るデータ(例えば動画データ)が一旦格納されてから全
てネットワーク261または電話回線263に流れてク
リアされるまでの時間を時計回路209の時刻情報を元
に測定する。
ーバ200のネットワーク性能検知プログラム500
は、ステップ501で、プロトコル制御プログラム30
4の使用するデータ送信用のバッファにおいて、送信す
るデータ(例えば動画データ)が一旦格納されてから全
てネットワーク261または電話回線263に流れてク
リアされるまでの時間を時計回路209の時刻情報を元
に測定する。
【0144】ステップ502では、前記送信したデータ
のデータ量を前記測定した測定時間で除算することによ
り、その時刻でのデータ伝送速度を計算する。
のデータ量を前記測定した測定時間で除算することによ
り、その時刻でのデータ伝送速度を計算する。
【0145】ステップ503では、ステップ502で計
算したデータ伝送速度と、予め定めたネットワーク26
1または電話回線263のデータ伝送速度の実効値とを
比較し、ステップ502で計算したデータ伝送速度が予
め定めた実効値を下回っている場合は、前記実効値に対
する前記計算したデータ伝送速度値の割合を伝送性能と
してデータテーブル1001に記録する。
算したデータ伝送速度と、予め定めたネットワーク26
1または電話回線263のデータ伝送速度の実効値とを
比較し、ステップ502で計算したデータ伝送速度が予
め定めた実効値を下回っている場合は、前記実効値に対
する前記計算したデータ伝送速度値の割合を伝送性能と
してデータテーブル1001に記録する。
【0146】ステップ502で計算したデータ伝送速度
が予め定めた実効値を下回っていない場合は、前記実効
値に対する前記計算したデータ伝送速度値の割合が10
0%である旨の伝送性能の情報をデータテーブル100
1に記録する。
が予め定めた実効値を下回っていない場合は、前記実効
値に対する前記計算したデータ伝送速度値の割合が10
0%である旨の伝送性能の情報をデータテーブル100
1に記録する。
【0147】ステップ504では、再圧縮配信プログラ
ム510が実行中であるかを、例えばオペレーティング
システム301へ問い合わせて確認し、再圧縮配信プロ
グラム510が実行中である場合には、ステップ501
の処理に戻り、再圧縮配信プログラム510が実行中で
ない場合には、ステップ505に進み、メインメモリ2
02上のデータ記憶領域を解放する資源の開放等の終了
処理を行って、ネットワーク性能検知プログラム500
の処理を終了する。
ム510が実行中であるかを、例えばオペレーティング
システム301へ問い合わせて確認し、再圧縮配信プロ
グラム510が実行中である場合には、ステップ501
の処理に戻り、再圧縮配信プログラム510が実行中で
ない場合には、ステップ505に進み、メインメモリ2
02上のデータ記憶領域を解放する資源の開放等の終了
処理を行って、ネットワーク性能検知プログラム500
の処理を終了する。
【0148】次に、本実施形態の動画配信サーバ200
の再圧縮配信プログラム510の処理手順について説明
する。
の再圧縮配信プログラム510の処理手順について説明
する。
【0149】図5に示す様に、本実施形態の動画配信サ
ーバ200の再圧縮配信プログラム510は、ステップ
511で、ネットワーク性能検知プログラム500から
データテーブル1001を介して渡された伝送性能の情
報を手がかりにしてネットワーク261または電話回線
263の状態を判定し、中間形態の動画データ2を再圧
縮して配信する際の符号量を決定し、これに対応した、
2次元符号化された離散コサイン変換係数の読み出し量
(符号個数)を動画のフレーム毎に決める。
ーバ200の再圧縮配信プログラム510は、ステップ
511で、ネットワーク性能検知プログラム500から
データテーブル1001を介して渡された伝送性能の情
報を手がかりにしてネットワーク261または電話回線
263の状態を判定し、中間形態の動画データ2を再圧
縮して配信する際の符号量を決定し、これに対応した、
2次元符号化された離散コサイン変換係数の読み出し量
(符号個数)を動画のフレーム毎に決める。
【0150】例えば、ネットワーク261または電話回
線263の伝送性能(伝送速度)が通常の実効値(例え
ば予め測定して経験的に決定しておいた値)の50%程
度である場合には、再圧縮配信プログラム510は、ネ
ットワーク性能検知プログラム500が記録したデータ
テーブル1001中のネットワーク性能が50%である
という情報を参照し、ステップ511で符号量を50%
に削減して配信するという決定を下す。
線263の伝送性能(伝送速度)が通常の実効値(例え
ば予め測定して経験的に決定しておいた値)の50%程
度である場合には、再圧縮配信プログラム510は、ネ
ットワーク性能検知プログラム500が記録したデータ
テーブル1001中のネットワーク性能が50%である
という情報を参照し、ステップ511で符号量を50%
に削減して配信するという決定を下す。
【0151】ステップ512では、中間形態の動画デー
タ2を構成するブロック層901の離散コサイン変換係
数列910の中から、前記決定した個数の離散コサイン
変換係数を選び出して、ファイル管理プログラム305
によって記憶装置206からメインメモリ202にロー
ドし、末尾にはEOBコード901aを挿入し、これを
配信しようとする動画のフレームを構成する全てのブロ
ック層901について行って、前記決定した符号量の動
画のフレームデータをピクチャ層904の形態に再構成
する。
タ2を構成するブロック層901の離散コサイン変換係
数列910の中から、前記決定した個数の離散コサイン
変換係数を選び出して、ファイル管理プログラム305
によって記憶装置206からメインメモリ202にロー
ドし、末尾にはEOBコード901aを挿入し、これを
配信しようとする動画のフレームを構成する全てのブロ
ック層901について行って、前記決定した符号量の動
画のフレームデータをピクチャ層904の形態に再構成
する。
【0152】動画配信サーバ200の配信処理の処理負
荷を比較的小さくすると共に配信処理を高速に実行する
為には、ステップ512の処理で、中間形態の動画デー
タ2の各ブロックの先頭を高速に検索することが必要と
なるが、その為にはSSC903aを検索することによ
ってスライス層903の先頭を見つけ、ここからビット
ストリームをたどってブロック層901の先頭を検索す
る方法が望ましく、有効である。
荷を比較的小さくすると共に配信処理を高速に実行する
為には、ステップ512の処理で、中間形態の動画デー
タ2の各ブロックの先頭を高速に検索することが必要と
なるが、その為にはSSC903aを検索することによ
ってスライス層903の先頭を見つけ、ここからビット
ストリームをたどってブロック層901の先頭を検索す
る方法が望ましく、有効である。
【0153】ステップ513では、中間形態の動画デー
タ2のデータの末尾まで処理したかどうかを、例えばE
OFの有無等により判定し、データの末尾まで処理して
いる場合には、ステップ517の処理を行い、データの
末尾まで処理していない場合には、ステップ514の処
理を行う。
タ2のデータの末尾まで処理したかどうかを、例えばE
OFの有無等により判定し、データの末尾まで処理して
いる場合には、ステップ517の処理を行い、データの
末尾まで処理していない場合には、ステップ514の処
理を行う。
【0154】ステップ514では、ステップ513で選
び出した離散コサイン変換係数をエントロピ符号器10
3bによりエントロピ符号化する。
び出した離散コサイン変換係数をエントロピ符号器10
3bによりエントロピ符号化する。
【0155】ステップ515では、システム多重化符号
器106により、音声等の動画データ以外のデータと再
多重化し、再多重化した符号量をデータテーブル100
2に記録する。
器106により、音声等の動画データ以外のデータと再
多重化し、再多重化した符号量をデータテーブル100
2に記録する。
【0156】ステップ516では、再圧縮したMPEG
動画データをプロトコル制御プログラム304によりク
ライアント端末220〜240に送信し、ステップ51
1の処理に戻る。
動画データをプロトコル制御プログラム304によりク
ライアント端末220〜240に送信し、ステップ51
1の処理に戻る。
【0157】なお、2度目のステップ511の処理から
は、データテーブル1001の情報以外に、データテー
ブル1002に記録されている前のフレームを再符号化
した結果のデータ量も手がかりに配信符号量を決定す
る。
は、データテーブル1001の情報以外に、データテー
ブル1002に記録されている前のフレームを再符号化
した結果のデータ量も手がかりに配信符号量を決定す
る。
【0158】例えば、元データである中間形態の動画デ
ータ2のフレームあたりの符号量を記録しておき、これ
とデータテーブル1002に記録されている符号量を比
較し、所望の削減量を上回って削減できていれば、ステ
ップ512で選び出す2次元符号化された離散コサイン
変換係数の符号個数を1つ増やす等の決定を下す。
ータ2のフレームあたりの符号量を記録しておき、これ
とデータテーブル1002に記録されている符号量を比
較し、所望の削減量を上回って削減できていれば、ステ
ップ512で選び出す2次元符号化された離散コサイン
変換係数の符号個数を1つ増やす等の決定を下す。
【0159】ステップ513で中間形態の動画データ2
のデータの末尾まで処理している場合には、ステップ5
17に進み、ステップ517では、メインメモリ202
上のデータ記憶領域を解放する資源の開放等の終了処理
を行って、再圧縮配信プログラム510の処理を終了す
る。
のデータの末尾まで処理している場合には、ステップ5
17に進み、ステップ517では、メインメモリ202
上のデータ記憶領域を解放する資源の開放等の終了処理
を行って、再圧縮配信プログラム510の処理を終了す
る。
【0160】前記の様に、本実施形態の動画配信サーバ
200では、ネットワーク261または電話回線263
の伝送速度に適応したデータ量でのMPEG動画データ
の配信、すなわち配信されるMPEG動画データの符号
量の制御を、予めMPEG動画データを途中まで伸長し
た中間形態に加工して格納しておき、配信時に適量の離
散コサイン変換係数を選び出して圧縮の後半の工程、す
なわちエントロピ符号化以降の処理を施すだけで実現で
きる為、比較的低負荷な処理で実現できる。
200では、ネットワーク261または電話回線263
の伝送速度に適応したデータ量でのMPEG動画データ
の配信、すなわち配信されるMPEG動画データの符号
量の制御を、予めMPEG動画データを途中まで伸長し
た中間形態に加工して格納しておき、配信時に適量の離
散コサイン変換係数を選び出して圧縮の後半の工程、す
なわちエントロピ符号化以降の処理を施すだけで実現で
きる為、比較的低負荷な処理で実現できる。
【0161】その為、高速なネットワークを使用しなく
ても、フレーム欠けのない安定した動画配信が可能にな
り、動画配信サーバ200も、MPEG動画データの圧
縮及び伸長の専用ハード等が不要であり、全体的に比較
的安価な動画配信システムを構築できる。
ても、フレーム欠けのない安定した動画配信が可能にな
り、動画配信サーバ200も、MPEG動画データの圧
縮及び伸長の専用ハード等が不要であり、全体的に比較
的安価な動画配信システムを構築できる。
【0162】以上説明した様に、本実施形態の動画配信
サーバによれば、予め動画データを中間形態の動画デー
タに伸長して記憶装置に格納しているので、ネットワー
クの負荷に応じた符号量の動画データの配信を効率良く
行うことが可能である。
サーバによれば、予め動画データを中間形態の動画デー
タに伸長して記憶装置に格納しているので、ネットワー
クの負荷に応じた符号量の動画データの配信を効率良く
行うことが可能である。
【0163】また、本実施形態の動画配信サーバによれ
ば、予め動画データを離散コサイン変換係数を含む中間
形態の動画データに伸長して記憶装置に格納しているの
で、動画データの品質をできるだけ損なうことなく動画
データを再圧縮することが可能である。
ば、予め動画データを離散コサイン変換係数を含む中間
形態の動画データに伸長して記憶装置に格納しているの
で、動画データの品質をできるだけ損なうことなく動画
データを再圧縮することが可能である。
【0164】以上、本発明を前記実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
【0165】例えば、本実施形態の動画配信サーバ20
0では、動画データとしてMPEG方式の動画データを
想定したが、離散コサイン変換によるデータ圧縮を行う
動画、例えばモーションJPEG(Joint Pho
tographic Experts Group)方
式等による動画を用いた動画配信システムにも適応可能
である。
0では、動画データとしてMPEG方式の動画データを
想定したが、離散コサイン変換によるデータ圧縮を行う
動画、例えばモーションJPEG(Joint Pho
tographic Experts Group)方
式等による動画を用いた動画配信システムにも適応可能
である。
【0166】さらに、本実施形態の動画配信サーバにお
ける中間形態のMPEG動画データは、離散コサイン変
換によるデータ圧縮を行う動画、例えばモーションJP
EGやH.261等の別の圧縮方式に比較的容易に変換
可能であり、これらのモーションJPEGやH.261
等の別の圧縮方式の動画の表示装置しか持たないクライ
アントへの配信も可能になる。
ける中間形態のMPEG動画データは、離散コサイン変
換によるデータ圧縮を行う動画、例えばモーションJP
EGやH.261等の別の圧縮方式に比較的容易に変換
可能であり、これらのモーションJPEGやH.261
等の別の圧縮方式の動画の表示装置しか持たないクライ
アントへの配信も可能になる。
【0167】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0168】(1)予め動画データを中間形態の動画デ
ータに伸長して記憶装置に格納しているので、ネットワ
ークの負荷に応じた符号量の動画データの配信を効率良
く行うことが可能である。
ータに伸長して記憶装置に格納しているので、ネットワ
ークの負荷に応じた符号量の動画データの配信を効率良
く行うことが可能である。
【0169】(2)予め動画データを離散コサイン変換
係数を含む中間形態の動画データに伸長して記憶装置に
格納しているので、動画データの品質をできるだけ損な
うことなく動画データを再圧縮することが可能である。
係数を含む中間形態の動画データに伸長して記憶装置に
格納しているので、動画データの品質をできるだけ損な
うことなく動画データを再圧縮することが可能である。
【図1】本実施形態の動画配信サーバ200の概略構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】本実施形態の動画配信サーバ200を接続した
ネットワーク構成及びハードウェア構成の一例を示す図
である。
ネットワーク構成及びハードウェア構成の一例を示す図
である。
【図3】本実施形態の動画配信サーバ200及びクライ
アント端末220〜240のソフトウェア構成例を示す
図である。
アント端末220〜240のソフトウェア構成例を示す
図である。
【図4】本実施形態の動画配信サーバ200の半伸長プ
ログラム400の処理手順を示すフローチャートであ
る。
ログラム400の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】本実施形態の動画配信サーバ200のネットワ
ーク性能検知プログラム500及び再圧縮配信プログラ
ム510の処理手順を示すフローチャートである。
ーク性能検知プログラム500及び再圧縮配信プログラ
ム510の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】従来のMPEG動画符号化及び復号化装置の概
略構成を示す図である。
略構成を示す図である。
【図7】従来のビデオリソース符号器102の機能ブロ
ックを示す図である。
ックを示す図である。
【図8】従来のビデオリソース復号器112の機能ブロ
ックを示す図である。
ックを示す図である。
【図9】従来のMPEG動画階層構造の概要を示す図で
ある。
ある。
1…半伸長手段、2…中間形態の動画データ、3…ネッ
トワーク性能検知手段、4…符号量制御手段、5…再圧
縮手段、6…符号量測定手段、103b…エントロピ符
号器、104…符号化バッファ、106…システム多重
化符号器、107…蓄積メディア、108…システム多
重化復号器、110…復号化バッファ、111a…エン
トロピ復号器、200…動画配信サーバ、201…CP
U、202…メインメモリ、203…表示装置、204
a…キーボード、204b…マウス、205…蓄積メデ
ィア読み取り装置、206…記憶装置、207…ネット
ワーク制御装置、208…モデム、209…時計回路、
210…DSP、211…バス、220〜240…クラ
イアント端末、250…MPEG動画データ再生専用装
置、261及び262…ネットワーク、263…電話回
線、301…オペレーティングシステム、302…通信
制御ドライバ、303…ディスク制御ドライバ、304
…プロトコル制御プログラム、305…ファイル管理プ
ログラム、400…半伸長プログラム、500…ネット
ワーク性能検知プログラム、510…再圧縮配信プログ
ラム、550…動画再生表示プログラム、1001〜1
002…データテーブル、101…入力及び前処理器、
102…ビデオリソース符号器、103…多重化符号
器、103a…階層構造符号器、105…動画データ符
号器、109…動画データ復号器、111…多重化復号
器、111b…階層構造復号器、112…ビデオリソー
ス復号器、113…後処理及び出力器、701〜707
…ブロック、801〜805…ブロック、901…ブロ
ック層、901a…EOBコード、902…マクロブロ
ック層、903…スライス層、903a…SSC、90
4…ピクチャ層、905…GOP層、906…ビデオシ
ーケンス層、910…離散コサイン変換係数列。
トワーク性能検知手段、4…符号量制御手段、5…再圧
縮手段、6…符号量測定手段、103b…エントロピ符
号器、104…符号化バッファ、106…システム多重
化符号器、107…蓄積メディア、108…システム多
重化復号器、110…復号化バッファ、111a…エン
トロピ復号器、200…動画配信サーバ、201…CP
U、202…メインメモリ、203…表示装置、204
a…キーボード、204b…マウス、205…蓄積メデ
ィア読み取り装置、206…記憶装置、207…ネット
ワーク制御装置、208…モデム、209…時計回路、
210…DSP、211…バス、220〜240…クラ
イアント端末、250…MPEG動画データ再生専用装
置、261及び262…ネットワーク、263…電話回
線、301…オペレーティングシステム、302…通信
制御ドライバ、303…ディスク制御ドライバ、304
…プロトコル制御プログラム、305…ファイル管理プ
ログラム、400…半伸長プログラム、500…ネット
ワーク性能検知プログラム、510…再圧縮配信プログ
ラム、550…動画再生表示プログラム、1001〜1
002…データテーブル、101…入力及び前処理器、
102…ビデオリソース符号器、103…多重化符号
器、103a…階層構造符号器、105…動画データ符
号器、109…動画データ復号器、111…多重化復号
器、111b…階層構造復号器、112…ビデオリソー
ス復号器、113…後処理及び出力器、701〜707
…ブロック、801〜805…ブロック、901…ブロ
ック層、901a…EOBコード、902…マクロブロ
ック層、903…スライス層、903a…SSC、90
4…ピクチャ層、905…GOP層、906…ビデオシ
ーケンス層、910…離散コサイン変換係数列。
Claims (4)
- 【請求項1】 ネットワークを介して接続された複数の
クライアント端末に動画データを配信する動画配信方法
において、 既圧縮の動画データを中間的な伸長状態まで伸長して作
成した中間形態の動画データを予め記憶装置に格納し、
動画データを送信するネットワークの負荷を検知し、前
記検知されたネットワークの負荷に応じて前記中間形態
の動画データを再圧縮する際の符号量を決定し、前記予
め記憶装置に格納された中間形態の動画データを前記決
定された符号量に応じて再圧縮して配信することを特徴
とする動画配信方法。 - 【請求項2】 既圧縮の動画データをエントロピ復号化
することにより離散コサイン変換係数列を含む中間形態
の動画データを作成して記憶装置に格納し、前記決定さ
れた符号量に対応する前記中間形態の動画データ中の離
散コサイン変換係数を選択し、前記選択された離散コサ
イン変換係数をエントロピ符号化することを特徴とする
請求項1に記載された動画配信方法。 - 【請求項3】 ネットワークを介して接続された複数の
クライアント端末に動画データを配信する情報処理装置
において、 既圧縮の動画データを中間的な伸長状態まで伸長して作
成した中間形態の動画データを予め記憶装置に格納して
おく半伸長手段と、動画データを送信するネットワーク
の負荷を検知するネットワーク性能検知手段と、前記ネ
ットワーク性能検知手段により検知されたネットワーク
の負荷に応じて前記中間形態の動画データを再圧縮する
際の符号量を決定する符号量制御手段と、前記半伸長手
段により予め記憶装置に格納された中間形態の動画デー
タを前記符号量制御手段により決定された符号量に応じ
て再圧縮する再圧縮手段とを備えることを特徴とする情
報処理装置。 - 【請求項4】 既圧縮の動画データをエントロピ復号化
することにより離散コサイン変換係数列を含む中間形態
の動画データを作成するエントロピ復号器と、前記符号
量制御手段により決定された符号量に対応する前記中間
形態の動画データ中の離散コサイン変換係数をエントロ
ピ符号化するエントロピ符号器とを備えることを特徴と
する請求項3に記載された情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11370396A JPH09298749A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 動画配信方法及びその実施装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11370396A JPH09298749A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 動画配信方法及びその実施装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09298749A true JPH09298749A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14619040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11370396A Pending JPH09298749A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 動画配信方法及びその実施装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09298749A (ja) |
Cited By (11)
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-
1996
- 1996-05-08 JP JP11370396A patent/JPH09298749A/ja active Pending
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