JPH09281949A - 文字作成装置 - Google Patents
文字作成装置Info
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- JPH09281949A JPH09281949A JP8095741A JP9574196A JPH09281949A JP H09281949 A JPH09281949 A JP H09281949A JP 8095741 A JP8095741 A JP 8095741A JP 9574196 A JP9574196 A JP 9574196A JP H09281949 A JPH09281949 A JP H09281949A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 予め形状が定義されている文字フォントか
ら、文字枠の大きさを変えることなく、文字フォントを
構成する各部品要素の大きさを変えた新たな文字フォン
トを作成する文字作成装置を提供する。 【解決手段】 予め形状が定義されている文字フォント
のデータを記憶する記憶手段10と、この文字フォント
のデータから、変形対象となる文字フォントの各部品要
素が区分される領域の変形前及び変形後の大きさをもと
に、文字フォントの文字枠の幅と高さとを保ったまま、
各領域の変形後の大きさに合わせて各領域に含まれる部
品要素を変換する文字変換手段36とが設けられてい
る。
ら、文字枠の大きさを変えることなく、文字フォントを
構成する各部品要素の大きさを変えた新たな文字フォン
トを作成する文字作成装置を提供する。 【解決手段】 予め形状が定義されている文字フォント
のデータを記憶する記憶手段10と、この文字フォント
のデータから、変形対象となる文字フォントの各部品要
素が区分される領域の変形前及び変形後の大きさをもと
に、文字フォントの文字枠の幅と高さとを保ったまま、
各領域の変形後の大きさに合わせて各領域に含まれる部
品要素を変換する文字変換手段36とが設けられてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字作成装置に関
し、詳しくは、予め形状が定義された文字フォントから
文字枠の幅と高さを保ったまま文字フォントを構成する
各部品要素の大きさを変えた変換文字を生成する文字作
成装置に関する。
し、詳しくは、予め形状が定義された文字フォントから
文字枠の幅と高さを保ったまま文字フォントを構成する
各部品要素の大きさを変えた変換文字を生成する文字作
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電子機器、例えばコンピュータ端
末を利用して文字を表示、出力させるには、予め文字パ
ターンをフォントデータとして一文字毎に記憶させたメ
モリから読み出して出力する。従来では、一つの文字に
対する変形には、拡大/縮小、斜体、陰影(シャドウ)
を付けた縁取り、といった一定の決まった変形しか行う
ことができなかった。そこで、このような事情に鑑み、
特開平3−87794号公報では、予め形状が定義され
ている文字から任意に文字を変形する方式が提案されて
いる。
末を利用して文字を表示、出力させるには、予め文字パ
ターンをフォントデータとして一文字毎に記憶させたメ
モリから読み出して出力する。従来では、一つの文字に
対する変形には、拡大/縮小、斜体、陰影(シャドウ)
を付けた縁取り、といった一定の決まった変形しか行う
ことができなかった。そこで、このような事情に鑑み、
特開平3−87794号公報では、予め形状が定義され
ている文字から任意に文字を変形する方式が提案されて
いる。
【0003】上記の方式を、図9に基づいて説明する。
図9(a)には、変形前の文字フォントの文字枠(変形
前文字枠)が示される。変形前文字枠は、辺AB、B
C、CD、DAを持つ矩形枠であり、辺BC及び辺DA
の長さはr、辺AB及び辺CDの長さはsである。変形
前文字枠内の任意の点Pは、点Pを通りY軸に平行な直
線HIと、点Pを通りX軸に平行な直線JKとの交点で
表される。一方、図9(b)には、変形後の文字フォン
トの文字枠(変形後文字枠)が示される。変形後文字枠
は、辺A’B’、B’C’、C’D’、D’A’を持つ
四辺形枠であり、辺B’C’の長さはr’、辺C’D’
の長さはs’である。図中点P’、H’、I’、J’、
K’は、図9(a)の文字枠を図9(b)に示すように
変形した場合の点P、H、I、J、Kに対応する点を示
す。
図9(a)には、変形前の文字フォントの文字枠(変形
前文字枠)が示される。変形前文字枠は、辺AB、B
C、CD、DAを持つ矩形枠であり、辺BC及び辺DA
の長さはr、辺AB及び辺CDの長さはsである。変形
前文字枠内の任意の点Pは、点Pを通りY軸に平行な直
線HIと、点Pを通りX軸に平行な直線JKとの交点で
表される。一方、図9(b)には、変形後の文字フォン
トの文字枠(変形後文字枠)が示される。変形後文字枠
は、辺A’B’、B’C’、C’D’、D’A’を持つ
四辺形枠であり、辺B’C’の長さはr’、辺C’D’
の長さはs’である。図中点P’、H’、I’、J’、
K’は、図9(a)の文字枠を図9(b)に示すように
変形した場合の点P、H、I、J、Kに対応する点を示
す。
【0004】ここで線分BI、DKの長さをそれぞれ
m、tとし、線分B’I’、D’K’の長さをそれぞれ
m’、t’とすると、m’=m・r’/r、t’=t・
s’/sで表される。このm’と点B’、C’の座標か
ら点I’の座標が求められ、このt’と点C’、D’の
座標から点K’の座標が求められる。同様にして、点
H’及びJ’も求められ、この結果、直線H’I’と直
線J’K’との交点である点P’の座標が求められる。
m、tとし、線分B’I’、D’K’の長さをそれぞれ
m’、t’とすると、m’=m・r’/r、t’=t・
s’/sで表される。このm’と点B’、C’の座標か
ら点I’の座標が求められ、このt’と点C’、D’の
座標から点K’の座標が求められる。同様にして、点
H’及びJ’も求められ、この結果、直線H’I’と直
線J’K’との交点である点P’の座標が求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の方式では、変形
対象となる文字フォントの文字枠の形状と変形後の文字
フォントの文字枠の形状とをもとに、変形対象文字フォ
ントを構成する各点の座標を変形後の文字フォントを構
成する各点の座標に変換し、任意の形状に文字を変形し
ている。
対象となる文字フォントの文字枠の形状と変形後の文字
フォントの文字枠の形状とをもとに、変形対象文字フォ
ントを構成する各点の座標を変形後の文字フォントを構
成する各点の座標に変換し、任意の形状に文字を変形し
ている。
【0006】しかしながら、変形前の文字フォントの各
部品要素(各部首等)の文字枠に対する大きさの比率
(文字枠に対する各部首等のバランス)と、変形後の文
字フォントの各部品要素の文字枠に対する大きさの比率
とは変わっておらず、従って、文字枠の大きさを変える
ことなく、文字を構成する部品要素の大きさを変えた
(文字枠に対する各部首等のバランスを変えた)個性的
な文字を作成することができないという問題があった。
また、任意の形状に変形した文字では、書類などで文章
に使う場合に、文字組には適さず読みにくくなるという
問題があった。
部品要素(各部首等)の文字枠に対する大きさの比率
(文字枠に対する各部首等のバランス)と、変形後の文
字フォントの各部品要素の文字枠に対する大きさの比率
とは変わっておらず、従って、文字枠の大きさを変える
ことなく、文字を構成する部品要素の大きさを変えた
(文字枠に対する各部首等のバランスを変えた)個性的
な文字を作成することができないという問題があった。
また、任意の形状に変形した文字では、書類などで文章
に使う場合に、文字組には適さず読みにくくなるという
問題があった。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的は、予め形状が定義されている文字
フォントから、文字枠の大きさを変えないで、文字を構
成する部品要素の大きさを変えた新たな文字を作成でき
る文字作成装置を提供することにある。
のであり、その目的は、予め形状が定義されている文字
フォントから、文字枠の大きさを変えないで、文字を構
成する部品要素の大きさを変えた新たな文字を作成でき
る文字作成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る文
字作成装置は、上記の課題を解決するために、一つ又は
複数の部品要素で構成された文字フォントのデータに基
づいて、文字を作成する文字作成装置において、予め形
状が定義されている文字フォントのデータを記憶する記
憶手段と、上記文字フォントのデータから、該文字フォ
ントを構成する部品要素が区分される領域の変形前及び
変形後の大きさをもとに、該文字フォントの文字枠の幅
と高さとを保ったまま、該部品要素の大きさを変換する
変換手段とを備えていることを特徴としている。
字作成装置は、上記の課題を解決するために、一つ又は
複数の部品要素で構成された文字フォントのデータに基
づいて、文字を作成する文字作成装置において、予め形
状が定義されている文字フォントのデータを記憶する記
憶手段と、上記文字フォントのデータから、該文字フォ
ントを構成する部品要素が区分される領域の変形前及び
変形後の大きさをもとに、該文字フォントの文字枠の幅
と高さとを保ったまま、該部品要素の大きさを変換する
変換手段とを備えていることを特徴としている。
【0009】上記の構成によれば、記憶手段は、予め形
状が定義されている文字フォントのデータを記憶する。
変換手段は、この文字フォントのデータから、変形対象
となる文字フォントの各部品要素が区分される領域の変
形前及び変形後の大きさをもとに、文字フォントの文字
枠の幅と高さとを保ったまま、各領域の変形後の大きさ
に合わせて各領域に含まれる部品要素を変換する。
状が定義されている文字フォントのデータを記憶する。
変換手段は、この文字フォントのデータから、変形対象
となる文字フォントの各部品要素が区分される領域の変
形前及び変形後の大きさをもとに、文字フォントの文字
枠の幅と高さとを保ったまま、各領域の変形後の大きさ
に合わせて各領域に含まれる部品要素を変換する。
【0010】上記のように文字フォントを変換し、新た
な文字パターンを発生させることによって、予め形状が
定義されている文字フォントのデータから、文字枠の大
きさを変えることなく、文字を構成する部品要素の大き
さを変えた(即ち、文字枠に対する各部首等のバランス
を変えた)新たな個性的文字を作成することができる。
また、このように作成された文字フォントは、文字組に
も適して読みやすく、文章中に使用することができる。
な文字パターンを発生させることによって、予め形状が
定義されている文字フォントのデータから、文字枠の大
きさを変えることなく、文字を構成する部品要素の大き
さを変えた(即ち、文字枠に対する各部首等のバランス
を変えた)新たな個性的文字を作成することができる。
また、このように作成された文字フォントは、文字組に
も適して読みやすく、文章中に使用することができる。
【0011】尚、上記文字には、記号などが含まれ、記
憶手段が記憶する上記文字フォントには、作成済の文字
フォントが含まれるものとする。
憶手段が記憶する上記文字フォントには、作成済の文字
フォントが含まれるものとする。
【0012】請求項2の発明に係る文字作成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1の構成において、
上記変換手段は、部品要素の大きさを変換した後、該部
品要素の変換後の線幅を変換前の線幅に変えることを特
徴としている。
記の課題を解決するために、請求項1の構成において、
上記変換手段は、部品要素の大きさを変換した後、該部
品要素の変換後の線幅を変換前の線幅に変えることを特
徴としている。
【0013】上記の構成によれば、変換手段は、部品要
素の大きさを変換した後、この部品要素の変換後の線幅
を変換前の線幅に変換する。従って、文字枠の大きさを
変えることなく、文字を構成する部品要素の大きさを変
えた個性的文字を、各部品要素の線幅をもとの線幅に保
ったまま作成することができ、線幅のばらつきがない高
品位な文字を作成することができる。
素の大きさを変換した後、この部品要素の変換後の線幅
を変換前の線幅に変換する。従って、文字枠の大きさを
変えることなく、文字を構成する部品要素の大きさを変
えた個性的文字を、各部品要素の線幅をもとの線幅に保
ったまま作成することができ、線幅のばらつきがない高
品位な文字を作成することができる。
【0014】請求項3の発明に係る文字作成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1または2の構成に
おいて、任意の部品要素を指定することにより、該部品
要素の変換を禁止する手段を備えていることを特徴とし
ている。
記の課題を解決するために、請求項1または2の構成に
おいて、任意の部品要素を指定することにより、該部品
要素の変換を禁止する手段を備えていることを特徴とし
ている。
【0015】上記の構成によれば、任意の部品要素を指
定することにより、この部品要素の大きさを変換するこ
とを禁止する。従って、文字枠の大きさを変えることな
く、文字を構成する部品要素の大きさを変えた文字であ
って、しかも、指定される部品要素は何ら変換されてい
ない個性的な文字を作成することができる。
定することにより、この部品要素の大きさを変換するこ
とを禁止する。従って、文字枠の大きさを変えることな
く、文字を構成する部品要素の大きさを変えた文字であ
って、しかも、指定される部品要素は何ら変換されてい
ない個性的な文字を作成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1〜図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
1〜図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0017】図1は、本実施形態に係る文字作成装置の
概略的構成を示すブロック図である。この文字作成装置
は、記憶手段10、入力手段20、CPU(中央処理
部)30、入力バッファ40、出力バッファ50、ビッ
トマップメモリ60、表示手段70、及び出力手段80
を備えている。
概略的構成を示すブロック図である。この文字作成装置
は、記憶手段10、入力手段20、CPU(中央処理
部)30、入力バッファ40、出力バッファ50、ビッ
トマップメモリ60、表示手段70、及び出力手段80
を備えている。
【0018】記憶手段10は、文字情報を記憶してお
り、予め形状が定義されている文字フォントを格納した
フォント用メモリ11と構成パターンを格納した構成パ
ターンメモリ12とを有している。入力手段20は、変
形対象となる文字の文字コード及び構成パターンコード
を入力するキーボード21とカーソルを制御するマウス
22とを有している。CPU30は、文字変換処理の全
動作を行い、プログラム用メモリとワーク用メモリとを
含み、文字データ読み出し手段31、構成パターン読み
出し手段32、分割線設定手段33、領域識別手段3
4、分割線移動手段35、及び文字変換手段36を有し
ている。入力バッファ40は、入力手段20からのデー
タを一時格納する。出力バッファ50は、CPU30の
ワーク用メモリ内のフォントデータを随時格納し、ま
た、CPU30の処理の結果最終的に発生したフォント
データを一時格納する。ビットマップメモリ60は、出
力バッファ50のフォントデータをビットマップに展開
する。表示手段70は、ビットマップメモリ60から出
力されるデータに基づいて文字画像や変形処理モード等
をCRTディスプレイ等に表示する。出力手段80は、
ビットマップメモリ60から出力されるデータに基づい
てレーザープリンタ等より文字画像を出力する。
り、予め形状が定義されている文字フォントを格納した
フォント用メモリ11と構成パターンを格納した構成パ
ターンメモリ12とを有している。入力手段20は、変
形対象となる文字の文字コード及び構成パターンコード
を入力するキーボード21とカーソルを制御するマウス
22とを有している。CPU30は、文字変換処理の全
動作を行い、プログラム用メモリとワーク用メモリとを
含み、文字データ読み出し手段31、構成パターン読み
出し手段32、分割線設定手段33、領域識別手段3
4、分割線移動手段35、及び文字変換手段36を有し
ている。入力バッファ40は、入力手段20からのデー
タを一時格納する。出力バッファ50は、CPU30の
ワーク用メモリ内のフォントデータを随時格納し、ま
た、CPU30の処理の結果最終的に発生したフォント
データを一時格納する。ビットマップメモリ60は、出
力バッファ50のフォントデータをビットマップに展開
する。表示手段70は、ビットマップメモリ60から出
力されるデータに基づいて文字画像や変形処理モード等
をCRTディスプレイ等に表示する。出力手段80は、
ビットマップメモリ60から出力されるデータに基づい
てレーザープリンタ等より文字画像を出力する。
【0019】次に、図2を参照して記憶手段10のフォ
ント用メモリ11のフォントデータの一構成例を説明す
る。
ント用メモリ11のフォントデータの一構成例を説明す
る。
【0020】文字生成の元になるフォントは図3(a)
の如きものである。図3(a)において、右方向にX座
標値の正方向、上方向にY座標値の正方向を設定し、各
部品要素輪郭上の点の座標値を(X座標値、Y座標値)
として表わす。記憶手段10のフォント用メモリ11
は、元になる文字コードと、文字を構成する部品要素の
番号と、部品要素を構成するポイント番号と、各ポイン
トのX/Y座標値と、各ポイントの属性(コーナ、カー
ブなどの)情報とからなっている。また、構成パターン
コードと、CPU30内で設定する、分割線の座標値
(例えば、分割線HをX方向に平行な線、分割線VをY
方向に平行な線とする)と、文字枠を分割線で区切った
各領域の領域番号と、各領域に含まれる部品要素番号と
を格納できる構成になっている。
の如きものである。図3(a)において、右方向にX座
標値の正方向、上方向にY座標値の正方向を設定し、各
部品要素輪郭上の点の座標値を(X座標値、Y座標値)
として表わす。記憶手段10のフォント用メモリ11
は、元になる文字コードと、文字を構成する部品要素の
番号と、部品要素を構成するポイント番号と、各ポイン
トのX/Y座標値と、各ポイントの属性(コーナ、カー
ブなどの)情報とからなっている。また、構成パターン
コードと、CPU30内で設定する、分割線の座標値
(例えば、分割線HをX方向に平行な線、分割線VをY
方向に平行な線とする)と、文字枠を分割線で区切った
各領域の領域番号と、各領域に含まれる部品要素番号と
を格納できる構成になっている。
【0021】記憶手段10の構成パターンメモリ12に
記憶されている構成パターンは、例えば図4のように文
字フォントを正方形の文字枠として上下や左右に分割し
たものである。ただし、構成パターンは、図4に示す構
成パターンに限定されるものではない。具体的には、常
用漢字の構成である偏と旁や冠と脚といった部首毎に文
字枠を分割したものである。構成パターンメモリ12に
おいては、例えば図4(a)では構成パターンを正方形
の10000メッシュに分解すると中央の分割線のX座
標の相対値は5000メッシュとデフォルトで持ってお
り、構成パターン読み出し手段32によりCPU30内
のワーク用メモリに転送されると変形対象文字の最外郭
の座標値をとり、構成パターンと分割線は最外郭の座標
値をとった正方形から矩形に変換される。
記憶されている構成パターンは、例えば図4のように文
字フォントを正方形の文字枠として上下や左右に分割し
たものである。ただし、構成パターンは、図4に示す構
成パターンに限定されるものではない。具体的には、常
用漢字の構成である偏と旁や冠と脚といった部首毎に文
字枠を分割したものである。構成パターンメモリ12に
おいては、例えば図4(a)では構成パターンを正方形
の10000メッシュに分解すると中央の分割線のX座
標の相対値は5000メッシュとデフォルトで持ってお
り、構成パターン読み出し手段32によりCPU30内
のワーク用メモリに転送されると変形対象文字の最外郭
の座標値をとり、構成パターンと分割線は最外郭の座標
値をとった正方形から矩形に変換される。
【0022】次に、上記構成からなる文字作成装置の変
換動作について、図5に示すフローチャートに基づいて
説明する。
換動作について、図5に示すフローチャートに基づいて
説明する。
【0023】尚、ここでは、図3(a)に示す予め形状
が定義されている文字「記(JISコード352D)」
を、文字フォントの幅と高さとを保ったまま、構成する
部品要素の大きさを図3(b)に示すように変換する手
順について説明する。また、変換後の線幅を図6(a)
に示すように変換前の線幅に変換する手順、及び、図6
(b)に示すように指定する部品要素の変換を禁止して
文字を変換する手順についても説明する。
が定義されている文字「記(JISコード352D)」
を、文字フォントの幅と高さとを保ったまま、構成する
部品要素の大きさを図3(b)に示すように変換する手
順について説明する。また、変換後の線幅を図6(a)
に示すように変換前の線幅に変換する手順、及び、図6
(b)に示すように指定する部品要素の変換を禁止して
文字を変換する手順についても説明する。
【0024】ステップS1では、入力手段20のキーボ
ード21から変形対象となる文字「記」の文字コード
(JISコードである352D)と構成パターンコード
(ここでは、「記」の構成パターンとして図4(a)に
示す構成パターン)とを入力する。
ード21から変形対象となる文字「記」の文字コード
(JISコードである352D)と構成パターンコード
(ここでは、「記」の構成パターンとして図4(a)に
示す構成パターン)とを入力する。
【0025】ステップS2では、ステップS1で入力さ
れた文字コードと構成パターンコードとが入力バッファ
40に格納される。
れた文字コードと構成パターンコードとが入力バッファ
40に格納される。
【0026】ステップS3では、CPU30が、入力バ
ッファ40の文字コードに従い、文字データ読み出し手
段31によって記憶手段10のフォント用メモリ11か
ら変形対象となる文字「記」のフォントデータを、CP
U30内のワーク用メモリに取り出す。このワーク用メ
モリに取り出されたフォントデータの内容は、随時出力
バッファ50に格納されビットマップメモリ60によっ
てビットマップ展開される。そして今後、CPU30内
で設定、変換等により制御されていくフォントデータの
内容は、常に表示手段70であるCRTディスプレイ等
の画面上の一部に表示される。例えば、白色の背景上に
黒色でビットマップ展開されたデータが表示される。
ッファ40の文字コードに従い、文字データ読み出し手
段31によって記憶手段10のフォント用メモリ11か
ら変形対象となる文字「記」のフォントデータを、CP
U30内のワーク用メモリに取り出す。このワーク用メ
モリに取り出されたフォントデータの内容は、随時出力
バッファ50に格納されビットマップメモリ60によっ
てビットマップ展開される。そして今後、CPU30内
で設定、変換等により制御されていくフォントデータの
内容は、常に表示手段70であるCRTディスプレイ等
の画面上の一部に表示される。例えば、白色の背景上に
黒色でビットマップ展開されたデータが表示される。
【0027】ステップS4では、CPU30が、入力バ
ッファ40の構成パターンコードに従い、構成パターン
読み出し手段32によって記憶手段10の構成パターン
メモリ12の正方形の構成パターンの中から、変形対象
となる文字「記」の構成パターン(図4(a)の中央に
縦の分割線が入った構成パターン)を、CPU30内の
ワーク用メモリにあるフォントデータの最外郭枠の矩形
に変換してCPU30内のワーク用メモリに転送する。
このとき、表示手段70であるCRTディスプレイ等の
画面上では、構成パターンはフォントデータの最外郭枠
になって、フォントデータに重なって表示されている。
ッファ40の構成パターンコードに従い、構成パターン
読み出し手段32によって記憶手段10の構成パターン
メモリ12の正方形の構成パターンの中から、変形対象
となる文字「記」の構成パターン(図4(a)の中央に
縦の分割線が入った構成パターン)を、CPU30内の
ワーク用メモリにあるフォントデータの最外郭枠の矩形
に変換してCPU30内のワーク用メモリに転送する。
このとき、表示手段70であるCRTディスプレイ等の
画面上では、構成パターンはフォントデータの最外郭枠
になって、フォントデータに重なって表示されている。
【0028】次に、ステップS5では、分割線設定手段
33によりワーク用メモリの構成パターンの縦の分割線
を、部品要素である「言」と「己」とを分割する任意の
位置に設定する。例えば、入力手段20のマウス22に
よりカーソル等を制御し、表示手段70であるCRTデ
ィスプレイ等の画面上に分割線設定モードと動作終了モ
ードとを設けておく。カーソルで分割線設定モードを指
定すると分割線設定手段33が動作し、CRTディスプ
レイ等の画面上に表示された分割線をカーソルで選択し
ながら左右に移動させ、ワーク用メモリの構成パターン
の分割線を移動させる。そして、部品要素「言」内の最
大X座標値と部品要素「己」の最小X座標値の中点に、
分割線を設定する。設定が終了すれば、カーソルで動作
終了モードを指定し分割線設定手段33の動作を終了す
る。
33によりワーク用メモリの構成パターンの縦の分割線
を、部品要素である「言」と「己」とを分割する任意の
位置に設定する。例えば、入力手段20のマウス22に
よりカーソル等を制御し、表示手段70であるCRTデ
ィスプレイ等の画面上に分割線設定モードと動作終了モ
ードとを設けておく。カーソルで分割線設定モードを指
定すると分割線設定手段33が動作し、CRTディスプ
レイ等の画面上に表示された分割線をカーソルで選択し
ながら左右に移動させ、ワーク用メモリの構成パターン
の分割線を移動させる。そして、部品要素「言」内の最
大X座標値と部品要素「己」の最小X座標値の中点に、
分割線を設定する。設定が終了すれば、カーソルで動作
終了モードを指定し分割線設定手段33の動作を終了す
る。
【0029】次に、ステップS6では、領域識別手段3
4によりワーク用メモリの構成パターンの分割線で区切
られた各領域に含まれる各部品要素を分類する。例え
ば、入力手段20のマウス22によりカーソル等を制御
し、表示手段70であるCRTディスプレイ等の画面上
に領域識別モードと動作終了モードとを設けておく。カ
ーソルで領域識別モードを指定すると領域識別手段34
が動作し、各部品要素が構成パターンの分割線で区切ら
れた各領域の中で一番面積が多く属する領域に分類され
る。ここでは、CRTディスプレイ等の画面上で、分割
線より左側の領域に含まれる部品要素「言」は黒色から
赤色に変色され、分割線より右側の領域に含まれる部品
要素「己」は黒色から青色に変色され分類される。ワー
ク用メモリのフォントデータでは、構成パターンの分割
線で区切られた各領域毎に番号がつけられ、含まれる各
部品要素の番号が分類される。ただし、本発明はこれら
の分類方法に限定されるものではない。
4によりワーク用メモリの構成パターンの分割線で区切
られた各領域に含まれる各部品要素を分類する。例え
ば、入力手段20のマウス22によりカーソル等を制御
し、表示手段70であるCRTディスプレイ等の画面上
に領域識別モードと動作終了モードとを設けておく。カ
ーソルで領域識別モードを指定すると領域識別手段34
が動作し、各部品要素が構成パターンの分割線で区切ら
れた各領域の中で一番面積が多く属する領域に分類され
る。ここでは、CRTディスプレイ等の画面上で、分割
線より左側の領域に含まれる部品要素「言」は黒色から
赤色に変色され、分割線より右側の領域に含まれる部品
要素「己」は黒色から青色に変色され分類される。ワー
ク用メモリのフォントデータでは、構成パターンの分割
線で区切られた各領域毎に番号がつけられ、含まれる各
部品要素の番号が分類される。ただし、本発明はこれら
の分類方法に限定されるものではない。
【0030】尚、ここでは全ての部品要素を変換する場
合を説明しているが、ワーク用メモリにある任意の部品
要素を指定しておき、今後変換されることを禁止して、
指定した部品要素は制御を受けないようにすることもで
きる。例えば、入力手段20のマウス22によりカーソ
ル等を制御し、表示手段70であるCRTディスプレイ
等の画面上に禁止モードを設けておく。カーソルで禁止
モードを指定すると領域識別手段34が動作し、CRT
ディスプレイ等の画面上に表示されたフォントの任意の
部品要素をカーソルで指定すると、各領域のいずれにも
属さない部品要素であると認識され、ワーク用メモリ内
のフォントデータの当該部品要素の番号は、領域番号内
の部品要素番号から除かれ、これによって、当該部品要
素の各ポイントは変換されなくなる。
合を説明しているが、ワーク用メモリにある任意の部品
要素を指定しておき、今後変換されることを禁止して、
指定した部品要素は制御を受けないようにすることもで
きる。例えば、入力手段20のマウス22によりカーソ
ル等を制御し、表示手段70であるCRTディスプレイ
等の画面上に禁止モードを設けておく。カーソルで禁止
モードを指定すると領域識別手段34が動作し、CRT
ディスプレイ等の画面上に表示されたフォントの任意の
部品要素をカーソルで指定すると、各領域のいずれにも
属さない部品要素であると認識され、ワーク用メモリ内
のフォントデータの当該部品要素の番号は、領域番号内
の部品要素番号から除かれ、これによって、当該部品要
素の各ポイントは変換されなくなる。
【0031】ステップS7では、ステップS5で求めた
(決定した)構成パターンの分割線を分割線移動手段3
5により移動する。例えば、入力手段20のマウス22
によりカーソル等を制御し、表示手段70であるCRT
ディスプレイ等の画面上に分割線移動モードと動作終了
モードとを設けておく。カーソルで分割線移動モードを
指定すると分割線移動手段35が動作し、CRTディス
プレイ等の画面上に表示された分割線をカーソルで選択
しながら左右に移動させると、ワーク用メモリの構成パ
ターンの分割線が移動する。所望の位置に移動が終了す
れば、カーソルで動作終了モードを指定し分割線移動手
段35の動作を終了する。
(決定した)構成パターンの分割線を分割線移動手段3
5により移動する。例えば、入力手段20のマウス22
によりカーソル等を制御し、表示手段70であるCRT
ディスプレイ等の画面上に分割線移動モードと動作終了
モードとを設けておく。カーソルで分割線移動モードを
指定すると分割線移動手段35が動作し、CRTディス
プレイ等の画面上に表示された分割線をカーソルで選択
しながら左右に移動させると、ワーク用メモリの構成パ
ターンの分割線が移動する。所望の位置に移動が終了す
れば、カーソルで動作終了モードを指定し分割線移動手
段35の動作を終了する。
【0032】次に、ステップS8では、文字変換手段3
6により、ワーク用メモリの変形対象となる文字「記」
のステップS5で決定した構成パターンの縦の分割線の
座標データと、ステップS6で移動した構成パターンの
縦の分割線の座標データとをもとに、文字「記」の各部
品要素データを移動後の構成パターンの分割線に対応す
る部品要素データに変換する。
6により、ワーク用メモリの変形対象となる文字「記」
のステップS5で決定した構成パターンの縦の分割線の
座標データと、ステップS6で移動した構成パターンの
縦の分割線の座標データとをもとに、文字「記」の各部
品要素データを移動後の構成パターンの分割線に対応す
る部品要素データに変換する。
【0033】上記した文字変換手段36によるフォント
データの部品要素の変換の詳細を、図7(a)、(b)
を参照して説明する。図7(a)は、図3(a)の変換
前の文字「記」の構成パターンと分割線のみを示し、構
成パターンの枠を最外郭枠ABCD、分割線HIとす
る。文字「記」においては、最外郭の点A(最左下端
点)、点B(最左上端点)、点D(最右下端点)とな
る。ただし、フォントデータによっては最右上端点が存
在する。辺BC及び辺DAはr、辺AB及び辺CDはs
であり、最外郭枠ABCDは矩形である。ステップS5
で決定した構成パターンの分割線はHIであり、矩形枠
ABIHには文字「記」の部品要素「言」のフォントデ
ータが、矩形枠HICDには文字「記」の部品要素
「己」のフォントデータがそれぞれ含まれている。一
方、図7(b)は、図3(b)の分割線移動後の文字
「記」の構成パターンと分割線のみを示し、構成パター
ンの枠を最外郭枠ABCD、分割線H’I’とする。
データの部品要素の変換の詳細を、図7(a)、(b)
を参照して説明する。図7(a)は、図3(a)の変換
前の文字「記」の構成パターンと分割線のみを示し、構
成パターンの枠を最外郭枠ABCD、分割線HIとす
る。文字「記」においては、最外郭の点A(最左下端
点)、点B(最左上端点)、点D(最右下端点)とな
る。ただし、フォントデータによっては最右上端点が存
在する。辺BC及び辺DAはr、辺AB及び辺CDはs
であり、最外郭枠ABCDは矩形である。ステップS5
で決定した構成パターンの分割線はHIであり、矩形枠
ABIHには文字「記」の部品要素「言」のフォントデ
ータが、矩形枠HICDには文字「記」の部品要素
「己」のフォントデータがそれぞれ含まれている。一
方、図7(b)は、図3(b)の分割線移動後の文字
「記」の構成パターンと分割線のみを示し、構成パター
ンの枠を最外郭枠ABCD、分割線H’I’とする。
【0034】上記の文字変換手段36によって、図7
(b)に示す最外郭枠ABCD並びに分割線H’I’に
対して各部品要素の各点の相対座標が変換される。ここ
で、図7(a)の線分BIの長さをm、図7(b)の線
分BI’の長さをm’とすると、矩形枠ABIHに含ま
れる「言」の各点は、文字「記」の最外郭枠である矩形
枠ABIHの辺AB上を移動量0となる基準として、そ
れぞれm’/m倍される。また、矩形枠HICDに含ま
れる「己」の各点は、文字「記」の最外郭枠である矩形
枠HICDの辺CD上を移動量0となる基準として、そ
れぞれ(r−m’)/(r−m)倍される。このよう
に、各部品要素が変換された後、ステップS10に進
む。あるいは、ステップS9において、変換前と変換後
とで線幅が変わらないようにすることで、線幅のばらつ
きがない高品位な文字を作成する。
(b)に示す最外郭枠ABCD並びに分割線H’I’に
対して各部品要素の各点の相対座標が変換される。ここ
で、図7(a)の線分BIの長さをm、図7(b)の線
分BI’の長さをm’とすると、矩形枠ABIHに含ま
れる「言」の各点は、文字「記」の最外郭枠である矩形
枠ABIHの辺AB上を移動量0となる基準として、そ
れぞれm’/m倍される。また、矩形枠HICDに含ま
れる「己」の各点は、文字「記」の最外郭枠である矩形
枠HICDの辺CD上を移動量0となる基準として、そ
れぞれ(r−m’)/(r−m)倍される。このよう
に、各部品要素が変換された後、ステップS10に進
む。あるいは、ステップS9において、変換前と変換後
とで線幅が変わらないようにすることで、線幅のばらつ
きがない高品位な文字を作成する。
【0035】上記の変換では、各部品要素を一律に変倍
しているため、変換前と変換後とでは線幅が異なる部分
が出てくる。つまり、分割線HIから分割線H’I’へ
はY軸に平行な移動であり、変換後の各部品要素の横画
の線幅に変化はないが、縦画は変化しているため、文字
変換手段36によってもとの線幅に戻す(ステップS
9)。ここでは、矩形枠ABI’H’に含まれる部品要
素「言」の「口」の線幅変換について図8(a)、
(b)を参照して説明する。
しているため、変換前と変換後とでは線幅が異なる部分
が出てくる。つまり、分割線HIから分割線H’I’へ
はY軸に平行な移動であり、変換後の各部品要素の横画
の線幅に変化はないが、縦画は変化しているため、文字
変換手段36によってもとの線幅に戻す(ステップS
9)。ここでは、矩形枠ABI’H’に含まれる部品要
素「言」の「口」の線幅変換について図8(a)、
(b)を参照して説明する。
【0036】図8(a)は、ステップS8で変換された
線幅変換前の「口」のフォントデータを示す。線幅変換
前の外輪郭abcd、内輪郭efghとする。線幅変換
前の「口」の縦画ab−ef及び縦画gh−cdは、も
との線幅よりm’/m倍されている。そこで、縦画ab
−efについて、「口」の最外郭abcdの辺ab上を
移動量0となる基準として、点e、点fの相対X座標を
m/m’倍する。あるいは、選択的に、移動量0となる
基準点を辺efにすることもできる(図示せず)。この
場合、点a、点bのX座標を、m’/m倍された線幅か
らもとの線幅の差だけ右に移動させる。
線幅変換前の「口」のフォントデータを示す。線幅変換
前の外輪郭abcd、内輪郭efghとする。線幅変換
前の「口」の縦画ab−ef及び縦画gh−cdは、も
との線幅よりm’/m倍されている。そこで、縦画ab
−efについて、「口」の最外郭abcdの辺ab上を
移動量0となる基準として、点e、点fの相対X座標を
m/m’倍する。あるいは、選択的に、移動量0となる
基準点を辺efにすることもできる(図示せず)。この
場合、点a、点bのX座標を、m’/m倍された線幅か
らもとの線幅の差だけ右に移動させる。
【0037】一方、縦画gh−cdは「口」の最外郭a
bcdの辺cd上を移動量0となる基準として、点g、
点hの相対X座標をm/m’倍する。あるいは、選択的
に、移動量0となる基準点を辺ghにすることもできる
(図示せず)。この場合、点c、点dのX座標を、m’
/m倍された線幅からもとの線幅の差だけ左に移動させ
る。
bcdの辺cd上を移動量0となる基準として、点g、
点hの相対X座標をm/m’倍する。あるいは、選択的
に、移動量0となる基準点を辺ghにすることもできる
(図示せず)。この場合、点c、点dのX座標を、m’
/m倍された線幅からもとの線幅の差だけ左に移動させ
る。
【0038】上記のようにして変換した外輪郭abc
d、内輪郭e’f’g’h’とした「口」が、もとの線
幅を保つことになる。
d、内輪郭e’f’g’h’とした「口」が、もとの線
幅を保つことになる。
【0039】尚、ここでは縦画の一方の線分のみ移動し
た線幅変換を説明したが、外輪郭abcd枠の大きさの
範囲で、縦画の両側の線分を移動させる線幅変換を行う
こともできる。
た線幅変換を説明したが、外輪郭abcd枠の大きさの
範囲で、縦画の両側の線分を移動させる線幅変換を行う
こともできる。
【0040】ステップSl0では、ステップS8または
ステップS9で変換された状態で終了する。終了する場
合は、例えば、入力手段20のマウス22によりカーソ
ル等を制御し、表示手段70であるCRTディスプレイ
等の画面上に動作終了モードを設け、文字変換手段36
の動作を終了し、ステップS11に進む。終了しない場
合は、ステップS4、ステップS5、またはステップS
6のいずれかに戻り、以下、上記と同様の動作を繰り返
す。
ステップS9で変換された状態で終了する。終了する場
合は、例えば、入力手段20のマウス22によりカーソ
ル等を制御し、表示手段70であるCRTディスプレイ
等の画面上に動作終了モードを設け、文字変換手段36
の動作を終了し、ステップS11に進む。終了しない場
合は、ステップS4、ステップS5、またはステップS
6のいずれかに戻り、以下、上記と同様の動作を繰り返
す。
【0041】ステップSl1では、ステップS10で終
了した最終的な変換データを出力バッファ50に出力す
る。
了した最終的な変換データを出力バッファ50に出力す
る。
【0042】ステップSl2では、出力バッファ50内
のフォントデータがビットマップメモリ60に転送され
る。
のフォントデータがビットマップメモリ60に転送され
る。
【0043】ステップSl3では、ビットマップメモリ
60内に転送されたデータがビットマップデータに展開
された後、表示手段70で表示、またはレーザープリン
タ等の出力手段80により印刷、出力される。
60内に転送されたデータがビットマップデータに展開
された後、表示手段70で表示、またはレーザープリン
タ等の出力手段80により印刷、出力される。
【0044】以上のように、本実施形態の文字作成装置
では、予め形状が定義されている文字フォントのデータ
を記憶する記憶手段10と、この文字フォントのデータ
から、変形対象となる文字フォントの各部品要素が区分
される領域の変形前及び変形後の大きさをもとに、文字
フォントの文字枠の幅と高さとを保ったまま、各領域の
変形後の大きさに合わせて各領域に含まれる部品要素を
変換する文字変換手段36とが設けられている。
では、予め形状が定義されている文字フォントのデータ
を記憶する記憶手段10と、この文字フォントのデータ
から、変形対象となる文字フォントの各部品要素が区分
される領域の変形前及び変形後の大きさをもとに、文字
フォントの文字枠の幅と高さとを保ったまま、各領域の
変形後の大きさに合わせて各領域に含まれる部品要素を
変換する文字変換手段36とが設けられている。
【0045】上記文字変換手段36により文字フォント
を変換し、新たな文字パターンを発生させることによっ
て、予め形状が定義されている文字フォントのデータか
ら、文字枠の大きさを変えることなく、文字を構成する
部品要素の大きさを変えた(即ち、文字枠に対する各部
首等のバランスを変えた)新たな個性的文字を作成する
ことができる。
を変換し、新たな文字パターンを発生させることによっ
て、予め形状が定義されている文字フォントのデータか
ら、文字枠の大きさを変えることなく、文字を構成する
部品要素の大きさを変えた(即ち、文字枠に対する各部
首等のバランスを変えた)新たな個性的文字を作成する
ことができる。
【0046】また、上記文字変換手段36は、部品要素
の大きさを変換した後、この部品要素の変換後の線幅を
変換前の線幅に変換することができる。従って、文字枠
の大きさを変えることなく、文字を構成する部品要素の
大きさを変えた個性的文字を作成し、しかも、各部品要
素の線幅をもとの線幅のままとすることができる。
の大きさを変換した後、この部品要素の変換後の線幅を
変換前の線幅に変換することができる。従って、文字枠
の大きさを変えることなく、文字を構成する部品要素の
大きさを変えた個性的文字を作成し、しかも、各部品要
素の線幅をもとの線幅のままとすることができる。
【0047】さらに、本実施形態の文字作成装置では、
禁止モードによる領域識別手段34の動作時に、任意の
部品要素を指定することによって、この部品要素の変換
を禁止することができる。従って、文字枠の大きさを変
えることなく、文字を構成する部品要素の大きさを変え
た文字であって、しかも、指定される部品要素は何ら変
換されていない個性的な文字を作成することができる。
禁止モードによる領域識別手段34の動作時に、任意の
部品要素を指定することによって、この部品要素の変換
を禁止することができる。従って、文字枠の大きさを変
えることなく、文字を構成する部品要素の大きさを変え
た文字であって、しかも、指定される部品要素は何ら変
換されていない個性的な文字を作成することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明に係る文字作成装置は、
以上のように、予め形状が定義されている文字フォント
のデータを記憶する記憶手段と、この文字フォントのデ
ータから、該文字フォントを構成する部品要素が区分さ
れる領域の変形前及び変形後の大きさをもとに、該文字
フォントの文字枠の幅と高さとを保ったまま、該部品要
素の大きさを変換する変換手段とを備えている構成であ
る。
以上のように、予め形状が定義されている文字フォント
のデータを記憶する記憶手段と、この文字フォントのデ
ータから、該文字フォントを構成する部品要素が区分さ
れる領域の変形前及び変形後の大きさをもとに、該文字
フォントの文字枠の幅と高さとを保ったまま、該部品要
素の大きさを変換する変換手段とを備えている構成であ
る。
【0049】これにより、変換手段は、変形対象となる
文字フォントの各部品要素が区分される領域の変形前及
び変形後の大きさをもとに、文字フォントの文字枠の幅
と高さとを保ったまま、各領域の変形後の大きさに合わ
せて各領域に含まれる部品要素を変換する。
文字フォントの各部品要素が区分される領域の変形前及
び変形後の大きさをもとに、文字フォントの文字枠の幅
と高さとを保ったまま、各領域の変形後の大きさに合わ
せて各領域に含まれる部品要素を変換する。
【0050】それゆえ、予め形状が定義されている文字
フォントのデータから、文字枠の大きさを変えることな
く、文字を構成する部品要素の大きさを変えた(即ち、
文字枠に対する各部首等のバランスを変えた)新たな個
性的文字を作成することができるという効果を奏する。
フォントのデータから、文字枠の大きさを変えることな
く、文字を構成する部品要素の大きさを変えた(即ち、
文字枠に対する各部首等のバランスを変えた)新たな個
性的文字を作成することができるという効果を奏する。
【0051】また、このように作成された文字フォント
は、文字組にも適して読みやすく、文章中に使用するこ
とができる。
は、文字組にも適して読みやすく、文章中に使用するこ
とができる。
【0052】請求項2の発明に係る文字作成装置は、以
上のように、請求項1の構成に加えて、上記変換手段
は、部品要素の大きさを変換した後、該部品要素の変換
後の線幅を変換前の線幅に変える構成である。
上のように、請求項1の構成に加えて、上記変換手段
は、部品要素の大きさを変換した後、該部品要素の変換
後の線幅を変換前の線幅に変える構成である。
【0053】これにより、文字枠の大きさを変えること
なく、文字を構成する部品要素の大きさを変えた個性的
文字を作成し、しかも、各部品要素の線幅をもとの線幅
のままとすることができる。
なく、文字を構成する部品要素の大きさを変えた個性的
文字を作成し、しかも、各部品要素の線幅をもとの線幅
のままとすることができる。
【0054】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、線幅のばらつきがない高品位な文字を作成するこ
とができるという効果を奏する。
えて、線幅のばらつきがない高品位な文字を作成するこ
とができるという効果を奏する。
【0055】請求項3の発明に係る文字作成装置は、以
上のように、請求項1または2の構成に加えて、任意の
部品要素を指定することにより、該部品要素の変換を禁
止する手段を備えている構成である。
上のように、請求項1または2の構成に加えて、任意の
部品要素を指定することにより、該部品要素の変換を禁
止する手段を備えている構成である。
【0056】これにより、指定される部品要素の変換が
禁止される。
禁止される。
【0057】それゆえ、請求項1または2の構成による
効果に加えて、文字枠の大きさを変えることなく、文字
を構成する部品要素の大きさを変えた文字であって、し
かも、指定される部品要素は何ら変換されていない個性
的な文字を作成することができるという効果を奏する。
効果に加えて、文字枠の大きさを変えることなく、文字
を構成する部品要素の大きさを変えた文字であって、し
かも、指定される部品要素は何ら変換されていない個性
的な文字を作成することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の実施の一形態に係る文字作成装置の概
略的構成を示すブロック図である。
略的構成を示すブロック図である。
【図2】上記文字作成装置に設けられるフォント用メモ
リの一構成例を示す説明図である。
リの一構成例を示す説明図である。
【図3】上記文字作成装置における変換前及び変換後の
文字フォントを示す説明図であり、(a)は変換前、
(b)は変換後を示している。
文字フォントを示す説明図であり、(a)は変換前、
(b)は変換後を示している。
【図4】上記文字作成装置に設けられる構成パターンメ
モリの内容を示す説明図である。
モリの内容を示す説明図である。
【図5】上記文字作成装置における変換動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】(a)は、上記文字作成装置において、部品要
素の大きさを変換後、変換後の線幅を変換前の線幅に変
えた文字フォントを示す説明図であり、(b)は、上記
文字作成装置において、予め指定される部品要素は変換
せず、他の部品要素の大きさのみを変換した文字フォン
トを示す説明図である。
素の大きさを変換後、変換後の線幅を変換前の線幅に変
えた文字フォントを示す説明図であり、(b)は、上記
文字作成装置において、予め指定される部品要素は変換
せず、他の部品要素の大きさのみを変換した文字フォン
トを示す説明図である。
【図7】上記文字作成装置におけるフォントデータの変
換の算出方式を示す説明図であり、(a)は分割線移動
前の構成パターン、(b)は分割線移動後の構成パター
ンを示している。
換の算出方式を示す説明図であり、(a)は分割線移動
前の構成パターン、(b)は分割線移動後の構成パター
ンを示している。
【図8】上記文字作成装置におけるフォントデータの線
幅保存の算出方式を示す説明図であり、(a)は線幅変
換前のフォントデータ、(b)は線幅変換後のフォント
データを示している。
幅保存の算出方式を示す説明図であり、(a)は線幅変
換前のフォントデータ、(b)は線幅変換後のフォント
データを示している。
【図9】従来の文字フォント発生方式を示す説明図であ
る。
る。
10 記憶手段 20 入力手段 30 CPU 31 文字データ読み出し手段 32 構成パターン読み出し手段 33 分割線設定手段 34 領域識別手段 35 分割線移動手段 36 文字変換手段 40 入力バッファ 50 出力バッファ 60 ビットマップメモリ 70 表示手段 80 出力手段
Claims (3)
- 【請求項1】一つ又は複数の部品要素で構成された文字
フォントのデータに基づいて、文字を作成する文字作成
装置において、 予め形状が定義されている文字フォントのデータを記憶
する記憶手段と、 上記文字フォントのデータから、該文字フォントを構成
する部品要素が区分される領域の変形前及び変形後の大
きさをもとに、該文字フォントの文字枠の幅と高さとを
保ったまま、該部品要素の大きさを変換する変換手段と
を備えていることを特徴とする文字作成装置。 - 【請求項2】上記変換手段は、部品要素の大きさを変換
した後、該部品要素の変換後の線幅を変換前の線幅に変
えることを特徴とする請求項1記載の文字作成装置。 - 【請求項3】任意の部品要素を指定することにより、該
部品要素の変換を禁止する手段を備えていることを特徴
とする請求項1または2に記載の文字作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8095741A JPH09281949A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 文字作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8095741A JPH09281949A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 文字作成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09281949A true JPH09281949A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14145923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8095741A Pending JPH09281949A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 文字作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09281949A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106251280A (zh) * | 2015-06-10 | 2016-12-21 | 文鼎科技开发股份有限公司 | 字体变形方法 |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP8095741A patent/JPH09281949A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106251280A (zh) * | 2015-06-10 | 2016-12-21 | 文鼎科技开发股份有限公司 | 字体变形方法 |
JP2017003987A (ja) * | 2015-06-10 | 2017-01-05 | 文鼎科技開發股▲ふん▼有限公司 | 文字を囲む枠の少なくとも1つの区分の大きさを変更することによるフォント変形方法 |
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