JPH09281078A - Dna塩基配列決定装置 - Google Patents
Dna塩基配列決定装置Info
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- JPH09281078A JPH09281078A JP8112074A JP11207496A JPH09281078A JP H09281078 A JPH09281078 A JP H09281078A JP 8112074 A JP8112074 A JP 8112074A JP 11207496 A JP11207496 A JP 11207496A JP H09281078 A JPH09281078 A JP H09281078A
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- emitting diode
- light emitting
- filter
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/62—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
- G01N21/63—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
- G01N21/64—Fluorescence; Phosphorescence
- G01N21/645—Specially adapted constructive features of fluorimeters
- G01N21/6456—Spatial resolved fluorescence measurements; Imaging
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/416—Systems
- G01N27/447—Systems using electrophoresis
- G01N27/44704—Details; Accessories
- G01N27/44717—Arrangements for investigating the separated zones, e.g. localising zones
- G01N27/44721—Arrangements for investigating the separated zones, e.g. localising zones by optical means
- G01N27/44726—Arrangements for investigating the separated zones, e.g. localising zones by optical means using specific dyes, markers or binding molecules
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価な光源と安価な受光系を使用し小型化さ
れたDNA塩基配列決定装置を提供する。 【解決手段】 蛍光標識されたDNA断片用の多数の泳
動路を有する、垂直に保持される平板型ゲル電気泳動手
段、該電気泳動手段の泳動路に励起光を照射する励起光
源、該励起光によって照射された蛍光標識DNA断片か
ら発生された蛍光を検出し電気信号に変換する蛍光検出
手段とからなるDNA塩基配列決定装置において、前記
励起光源は高輝度発光ダイオード(LED)からなり、
前記蛍光検出手段は屈折率分布型レンズアレー,フィル
タおよびCCDラインセンサから構成されており、前記
高輝度発光ダイオードは電子冷熱器を有する温調回路に
接続されていることを特徴とするDNA塩基配列決定装
置。
れたDNA塩基配列決定装置を提供する。 【解決手段】 蛍光標識されたDNA断片用の多数の泳
動路を有する、垂直に保持される平板型ゲル電気泳動手
段、該電気泳動手段の泳動路に励起光を照射する励起光
源、該励起光によって照射された蛍光標識DNA断片か
ら発生された蛍光を検出し電気信号に変換する蛍光検出
手段とからなるDNA塩基配列決定装置において、前記
励起光源は高輝度発光ダイオード(LED)からなり、
前記蛍光検出手段は屈折率分布型レンズアレー,フィル
タおよびCCDラインセンサから構成されており、前記
高輝度発光ダイオードは電子冷熱器を有する温調回路に
接続されていることを特徴とするDNA塩基配列決定装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDNA塩基配列決定
装置に関する。更に詳細には、本発明は蛍光標識を用い
てDNAの塩基配列を効率的に迅速に決定することので
きる装置に関する。
装置に関する。更に詳細には、本発明は蛍光標識を用い
てDNAの塩基配列を効率的に迅速に決定することので
きる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DNA等の塩基配列を決定する方法とし
て、ゲル電気泳動法が広く実施されている。
て、ゲル電気泳動法が広く実施されている。
【0003】電気泳動する際に、従来は試料をラジオア
イソトープでラベルし、分析していたが、この方法では
手間と時間がかかる難点があった。更に、放射能管理の
点から常に最大限の安全性と管理が求められ、特別な施
設内でなければ分析を行うことができない。このため、
最近では、試料を蛍光体でラベルする方式が検討されて
いる。
イソトープでラベルし、分析していたが、この方法では
手間と時間がかかる難点があった。更に、放射能管理の
点から常に最大限の安全性と管理が求められ、特別な施
設内でなければ分析を行うことができない。このため、
最近では、試料を蛍光体でラベルする方式が検討されて
いる。
【0004】光を用いる方法では、蛍光ラベルしたDN
A断片をゲル中を泳動させるが、泳動開始部から、15
〜20cm下方に各泳動路毎に光励起部と光検出器を設け
ておき、ここを通過するDNA断片を順に計測する。例
えば、配列を決定しようとするDNA鎖を鋳型として酵
素反応(ダイデオキシ法)による操作で末端塩基種がわ
かった種々の長さのDNAを複製し、これらに蛍光体を
標識する。つまり、蛍光体で標識されたアデニン(A)
断片群,シトシン(C)断片群,グアニン(G)断片群
およびチミン(T)断片群を得る。これらの断片群を混
合して電気泳動用ゲルの別々の泳動レーン溝に注入し、
電圧を印加する。DNAは負の電荷を持つ鎖状の重合体
高分子のため、ゲル中を分子量に反比例した速度で移動
する。短い(分子量の小さい)DNA鎖ほど早く、長い
(分子量の大きい)DNA鎖ほどゆっくりと移動するの
で、分子量によりDNAを分画できる。
A断片をゲル中を泳動させるが、泳動開始部から、15
〜20cm下方に各泳動路毎に光励起部と光検出器を設け
ておき、ここを通過するDNA断片を順に計測する。例
えば、配列を決定しようとするDNA鎖を鋳型として酵
素反応(ダイデオキシ法)による操作で末端塩基種がわ
かった種々の長さのDNAを複製し、これらに蛍光体を
標識する。つまり、蛍光体で標識されたアデニン(A)
断片群,シトシン(C)断片群,グアニン(G)断片群
およびチミン(T)断片群を得る。これらの断片群を混
合して電気泳動用ゲルの別々の泳動レーン溝に注入し、
電圧を印加する。DNAは負の電荷を持つ鎖状の重合体
高分子のため、ゲル中を分子量に反比例した速度で移動
する。短い(分子量の小さい)DNA鎖ほど早く、長い
(分子量の大きい)DNA鎖ほどゆっくりと移動するの
で、分子量によりDNAを分画できる。
【0005】特開昭63−21556号公報には、レー
ザで照射される電気泳動装置のゲル上のラインと光ダイ
オードアレイの配列方向が電気泳動装置内のDNA断片
の泳動方向と直角となるように構成されたDNA塩基配
列決定装置が開示されている。
ザで照射される電気泳動装置のゲル上のラインと光ダイ
オードアレイの配列方向が電気泳動装置内のDNA断片
の泳動方向と直角となるように構成されたDNA塩基配
列決定装置が開示されている。
【0006】図14は該装置の構成を説明する模式図で
ある。図14の装置では、光源70から出たレーザ光は
ミラー72で反射され、泳動板74のゲル中の一定ポイ
ントに横から水平にレーザ光を照射する。ゲル中を泳動
してきた蛍光ラベルされたDNA断片76がこの照射領
域を通過する際、このDNA断片から蛍光が順次放出さ
れる。このとき、蛍光放出の水平位置から末端塩基の種
類が、また、泳動スタートからの泳動時間の差から断片
の長さを、更に、発光波長で検体の識別ができる。各泳
動路からの蛍光はレンズ78によりイメージインテンシ
ファイヤ80の受光部82で結像する。この信号は増幅
されて光ダイオードアレイ84で電気信号に変換されて
計測される。計測結果をコンピュータ処理することによ
って各DNA断片の配列を計算し、目的とするDNAの
塩基配列を決定する。
ある。図14の装置では、光源70から出たレーザ光は
ミラー72で反射され、泳動板74のゲル中の一定ポイ
ントに横から水平にレーザ光を照射する。ゲル中を泳動
してきた蛍光ラベルされたDNA断片76がこの照射領
域を通過する際、このDNA断片から蛍光が順次放出さ
れる。このとき、蛍光放出の水平位置から末端塩基の種
類が、また、泳動スタートからの泳動時間の差から断片
の長さを、更に、発光波長で検体の識別ができる。各泳
動路からの蛍光はレンズ78によりイメージインテンシ
ファイヤ80の受光部82で結像する。この信号は増幅
されて光ダイオードアレイ84で電気信号に変換されて
計測される。計測結果をコンピュータ処理することによ
って各DNA断片の配列を計算し、目的とするDNAの
塩基配列を決定する。
【0007】DNA塩基配列決定装置のパーソナル化が
進む中で、装置の低価格化、小型化と性能(解析塩基
長)向上が最大の課題となりつつある。図14に示され
た装置は光源にアルゴンレーザ又はHe−Ne(Y)レ
ーザを使用し、受光系イメージインテンシファイヤを使
用している。レーザ光源は寿命が比較的短いために、一
定の性能を維持するために定期的に交換しなければなら
ない。しかし、レーザ光源は高価なので、交換には多大
な出費を必要とする。また、レーザ光源は発振装置の他
に駆動用の電源を必要とするので、装置を小型化する際
のネックとなっていた。また、受光系に使用されるイメ
ージインテンシファイヤも高価であるばかりか、比較的
に大型の装置であり、DNA塩基配列決定装置の小型化
の障害になっていた。
進む中で、装置の低価格化、小型化と性能(解析塩基
長)向上が最大の課題となりつつある。図14に示され
た装置は光源にアルゴンレーザ又はHe−Ne(Y)レ
ーザを使用し、受光系イメージインテンシファイヤを使
用している。レーザ光源は寿命が比較的短いために、一
定の性能を維持するために定期的に交換しなければなら
ない。しかし、レーザ光源は高価なので、交換には多大
な出費を必要とする。また、レーザ光源は発振装置の他
に駆動用の電源を必要とするので、装置を小型化する際
のネックとなっていた。また、受光系に使用されるイメ
ージインテンシファイヤも高価であるばかりか、比較的
に大型の装置であり、DNA塩基配列決定装置の小型化
の障害になっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は安価な光源と安価な受光系を使用し小型化されたDN
A塩基配列決定装置を提供することである。
は安価な光源と安価な受光系を使用し小型化されたDN
A塩基配列決定装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題は、蛍光標識さ
れたDNA断片用の多数の泳動路を有する、垂直に保持
される平板型ゲル電気泳動手段、該電気泳動手段の泳動
路に励起光を照射する励起光源、該励起光によって照射
された蛍光標識DNA断片から発生された蛍光を検出し
電気信号に変換する蛍光検出手段とからなるDNA塩基
配列決定装置において、前記励起光源は高輝度発光ダイ
オード(LED)からなり、前記蛍光検出手段は屈折率
分布型レンズアレー,フィルタおよびCCDラインセン
サから構成されており、前記高輝度発光ダイオードは電
子冷熱器を有する温調回路に接続されていることを特徴
とするDNA塩基配列決定装置により解決される。
れたDNA断片用の多数の泳動路を有する、垂直に保持
される平板型ゲル電気泳動手段、該電気泳動手段の泳動
路に励起光を照射する励起光源、該励起光によって照射
された蛍光標識DNA断片から発生された蛍光を検出し
電気信号に変換する蛍光検出手段とからなるDNA塩基
配列決定装置において、前記励起光源は高輝度発光ダイ
オード(LED)からなり、前記蛍光検出手段は屈折率
分布型レンズアレー,フィルタおよびCCDラインセン
サから構成されており、前記高輝度発光ダイオードは電
子冷熱器を有する温調回路に接続されていることを特徴
とするDNA塩基配列決定装置により解決される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明のDNA塩基配列決
定装置の一例の模式的構成を示す部分概要斜視図であ
る。本発明のDNA塩基配列決定装置では、泳動板74
を間に挟んで、励起光源としての高輝度発光ダイオード
群1と蛍光検出手段2とが相互に対向して配置されてい
る。図2は励起光源の高輝度発光ダイオード群1と、泳
動板74と、蛍光検出手段2との配置関係を示す平面図
である。
定装置の一例の模式的構成を示す部分概要斜視図であ
る。本発明のDNA塩基配列決定装置では、泳動板74
を間に挟んで、励起光源としての高輝度発光ダイオード
群1と蛍光検出手段2とが相互に対向して配置されてい
る。図2は励起光源の高輝度発光ダイオード群1と、泳
動板74と、蛍光検出手段2との配置関係を示す平面図
である。
【0011】図2に示されるように、複数個の高輝度発
光ダイオードが一列に配列されて励起光源1を構成して
いる。前記のように、DNAはアデニン(A),シトシ
ン(C),グアニン(G)およびチミン(T)から構成
されているので、これら4種類の塩基で一つのDNAサ
ンプルを形成する。従って、図1に示されるように、1
個のDNAサンプルについて4本の泳動路86が使用さ
れる。本発明では、このDNAサンプル1個につき、1
個の高輝度発光ダイオードを使用する。すなわち、1個
の高輝度発光ダイオードが4本の泳動路をカバーする。
光ダイオードが一列に配列されて励起光源1を構成して
いる。前記のように、DNAはアデニン(A),シトシ
ン(C),グアニン(G)およびチミン(T)から構成
されているので、これら4種類の塩基で一つのDNAサ
ンプルを形成する。従って、図1に示されるように、1
個のDNAサンプルについて4本の泳動路86が使用さ
れる。本発明では、このDNAサンプル1個につき、1
個の高輝度発光ダイオードを使用する。すなわち、1個
の高輝度発光ダイオードが4本の泳動路をカバーする。
【0012】図1及び図2において、蛍光検出手段2は
例えば、屈折率分布型レンズアレー3と、フィルタが二
枚重ねされた蛍光濾波手段5(下記で詳細に説明する)
と固体撮像素子例えば、CCD(荷電結合素子)ライン
センサ7とから構成される。泳動板74のゲル電解質層
86の各泳動路88に沿って下方に向かって泳動されて
きたDNA断片76に、高輝度発光ダイオード1からの
励起光が正面から照射されたとき蛍光が発生する。この
蛍光は屈折率分布型レンズアレー3に入射し、このレン
ズアレーを通過した光は次いでフィルタ5に入射する。
このフィルタで蛍光成分以外の波長の、励起光、迷光あ
るいはバックグランド光などはカットされる。その後、
フィルタを通過した蛍光はCCDラインセンサ7で受光
され、電気信号に変換される。固体撮像素子としては、
CCDラインセンサの他に、MOSタイプ又はホトダイ
オードアレーなども同様に使用できる。
例えば、屈折率分布型レンズアレー3と、フィルタが二
枚重ねされた蛍光濾波手段5(下記で詳細に説明する)
と固体撮像素子例えば、CCD(荷電結合素子)ライン
センサ7とから構成される。泳動板74のゲル電解質層
86の各泳動路88に沿って下方に向かって泳動されて
きたDNA断片76に、高輝度発光ダイオード1からの
励起光が正面から照射されたとき蛍光が発生する。この
蛍光は屈折率分布型レンズアレー3に入射し、このレン
ズアレーを通過した光は次いでフィルタ5に入射する。
このフィルタで蛍光成分以外の波長の、励起光、迷光あ
るいはバックグランド光などはカットされる。その後、
フィルタを通過した蛍光はCCDラインセンサ7で受光
され、電気信号に変換される。固体撮像素子としては、
CCDラインセンサの他に、MOSタイプ又はホトダイ
オードアレーなども同様に使用できる。
【0013】本発明のDNA塩基配列決定装置では、照
射励起光源として高輝度発光ダイオードを使用するが、
蛍光用の照射励起光源として使用する場合、以下の問題
点を解消する必要がある。 バンドギャップの温度による変化に由来する発光波長
の推移、及び 温度変化による発光効率の変化。 前記の及びが発生すると蛍光強度が変化するため、
蛍光強度をサンプルの情報として利用するDNA塩基配
列決定装置では、前記及びについて安定化を図る必
要がある。
射励起光源として高輝度発光ダイオードを使用するが、
蛍光用の照射励起光源として使用する場合、以下の問題
点を解消する必要がある。 バンドギャップの温度による変化に由来する発光波長
の推移、及び 温度変化による発光効率の変化。 前記の及びが発生すると蛍光強度が変化するため、
蛍光強度をサンプルの情報として利用するDNA塩基配
列決定装置では、前記及びについて安定化を図る必
要がある。
【0014】図3は高輝度発光ダイオードの各温度にお
ける波長(nm)と発光強度の関係を示す特性図であ
る。図4は温度による高輝度発光ダイオードの発光ピー
ク波長の変化を示す特性図である。図4から明らかなよ
うに、高輝度発光ダイオードのピーク波長λpは0.1
4nm/℃の割合で変化する。図5は温度と高輝度発光
ダイオードの順電流の変化を示す特性図である。図5に
示された特性から明らかなように、温度の上昇につれて
高輝度発光ダイオードの順電流が増大する。
ける波長(nm)と発光強度の関係を示す特性図であ
る。図4は温度による高輝度発光ダイオードの発光ピー
ク波長の変化を示す特性図である。図4から明らかなよ
うに、高輝度発光ダイオードのピーク波長λpは0.1
4nm/℃の割合で変化する。図5は温度と高輝度発光
ダイオードの順電流の変化を示す特性図である。図5に
示された特性から明らかなように、温度の上昇につれて
高輝度発光ダイオードの順電流が増大する。
【0015】従って、図6に示されるような、高輝度発
光ダイオードチップの安定化回路を使用する事が好まし
い。高輝度発光ダイオードチップ1はペルチェ素子19
に密着され、ペルチェ素子19にはヒートシンク21が
接続されている。高輝度発光ダイオードチップ1は定電
流電源2に接続され、高輝度発光ダイオードチップ1と
定電流電源2との間には電流検出器4が設けられてい
る。電流検出器4における順電流検出値は差動アンプ6
に入力され、一方、可変電圧源8の温度設定値も差動ア
ンプ6に入力される。差動アンプ6により順電流検出値
と温度設定値とが比較され、その差分がペルチェコント
ローラ10によりペルチェ素子19にフィードバックさ
れ、高輝度発光ダイオードチップ1の温度を一定に保持
する。具体的は調整方法としては、先ず高輝度発光ダイ
オードチップ1を発光させ、波長を測定する。次いで、
所定の波長となるように温度設定を調整する。その後、
ペルチェコントローラ10によりペルチェ素子19を駆
動させ、高輝度発光ダイオードチップ1の温度を一定に
維持する。斯くして、高輝度発光ダイオードチップ1の
波長及び出力の安定化が図られる。高輝度発光ダイオー
ドは各高輝度発光ダイオードにより出力のバラツキがあ
るので、各高輝度発光ダイオードにそれぞれの温度制御
系を一体化させることにより高輝度発光ダイオード群全
体の出力を一定にすることができる。
光ダイオードチップの安定化回路を使用する事が好まし
い。高輝度発光ダイオードチップ1はペルチェ素子19
に密着され、ペルチェ素子19にはヒートシンク21が
接続されている。高輝度発光ダイオードチップ1は定電
流電源2に接続され、高輝度発光ダイオードチップ1と
定電流電源2との間には電流検出器4が設けられてい
る。電流検出器4における順電流検出値は差動アンプ6
に入力され、一方、可変電圧源8の温度設定値も差動ア
ンプ6に入力される。差動アンプ6により順電流検出値
と温度設定値とが比較され、その差分がペルチェコント
ローラ10によりペルチェ素子19にフィードバックさ
れ、高輝度発光ダイオードチップ1の温度を一定に保持
する。具体的は調整方法としては、先ず高輝度発光ダイ
オードチップ1を発光させ、波長を測定する。次いで、
所定の波長となるように温度設定を調整する。その後、
ペルチェコントローラ10によりペルチェ素子19を駆
動させ、高輝度発光ダイオードチップ1の温度を一定に
維持する。斯くして、高輝度発光ダイオードチップ1の
波長及び出力の安定化が図られる。高輝度発光ダイオー
ドは各高輝度発光ダイオードにより出力のバラツキがあ
るので、各高輝度発光ダイオードにそれぞれの温度制御
系を一体化させることにより高輝度発光ダイオード群全
体の出力を一定にすることができる。
【0016】高輝度発光ダイオードの発光波長は550
〜630nmである。使用する蛍光標識の蛍光波長に応
じて発光波長を変化させることが好ましい。例えば、蛍
光標識としてテキサスレッドを使用する場合、この蛍光
標識より発せられる蛍光の中心波長は615nmなの
で、590〜595nmの波長帯の光を発光する高輝度
発光ダイオードを使用することが好ましい。従って、図
3の特性図より、15℃〜25℃に各高輝度発光ダイオ
ードを維持するように温度制御することが好ましいこと
が理解できる。
〜630nmである。使用する蛍光標識の蛍光波長に応
じて発光波長を変化させることが好ましい。例えば、蛍
光標識としてテキサスレッドを使用する場合、この蛍光
標識より発せられる蛍光の中心波長は615nmなの
で、590〜595nmの波長帯の光を発光する高輝度
発光ダイオードを使用することが好ましい。従って、図
3の特性図より、15℃〜25℃に各高輝度発光ダイオ
ードを維持するように温度制御することが好ましいこと
が理解できる。
【0017】図7は屈折率分布型レンズアレー3の模式
的拡大斜視図である。本発明で使用される屈折率分布型
レンズは、別名セルフォックレンズとも呼ばれ、屈折率
が半径方向に分布をもつ円柱状のレンズ9である。屈折
率分布型レンズで密着して蛍光像を結像させると、中心
〜端の間で均一な信号レベルがとれる。その結果、S/
Nの均一性が向上し、泳動板周辺部のレーンにおいて
も、中心付近と同様の塩基長読取が可能となる。屈折率
分布型レンズをアレー状に並べた場合、隣合ったレンズ
像が重なり合い、レンズの配置エリアにおいて1:1の
正立結像系が得られる。本発明で使用するセルフォック
レンズは例えば、SLA−20B(F0.96)の商品
コードで市販されている直径が約1mmで長さが約12
〜13mm程度のものである。セルフォックレンズは一
段のアレー状で使用することもできる。しかし、本発明
では、このセルフォックレンズを上下2段に組み合わ
せ、一段約200本で合計400本使用することにより
レンズアレーを構成している。セルフォックレンズを上
下2段に組み合わせて使用する理由は、レンズ内に取り
込まれる光の量を多くして分解能を上げるためである。
セルフォックレンズを上下2段に組み合わせることによ
りレンズ系全体の開孔率が上昇し、微弱な蛍光も検出す
ることが可能になる。従って、所望により、セルフォッ
クレンズを3段以上重ねることも可能である。言うまで
もなく、レンズ9を束ねてレンズアレー3を構成するた
めに、レンズ9は適当な筐体または保持具により支持さ
れている。本発明では、このセルフォックレンズの代わ
りに、従来から常用されているカメラレンズを使用する
こともできる。
的拡大斜視図である。本発明で使用される屈折率分布型
レンズは、別名セルフォックレンズとも呼ばれ、屈折率
が半径方向に分布をもつ円柱状のレンズ9である。屈折
率分布型レンズで密着して蛍光像を結像させると、中心
〜端の間で均一な信号レベルがとれる。その結果、S/
Nの均一性が向上し、泳動板周辺部のレーンにおいて
も、中心付近と同様の塩基長読取が可能となる。屈折率
分布型レンズをアレー状に並べた場合、隣合ったレンズ
像が重なり合い、レンズの配置エリアにおいて1:1の
正立結像系が得られる。本発明で使用するセルフォック
レンズは例えば、SLA−20B(F0.96)の商品
コードで市販されている直径が約1mmで長さが約12
〜13mm程度のものである。セルフォックレンズは一
段のアレー状で使用することもできる。しかし、本発明
では、このセルフォックレンズを上下2段に組み合わ
せ、一段約200本で合計400本使用することにより
レンズアレーを構成している。セルフォックレンズを上
下2段に組み合わせて使用する理由は、レンズ内に取り
込まれる光の量を多くして分解能を上げるためである。
セルフォックレンズを上下2段に組み合わせることによ
りレンズ系全体の開孔率が上昇し、微弱な蛍光も検出す
ることが可能になる。従って、所望により、セルフォッ
クレンズを3段以上重ねることも可能である。言うまで
もなく、レンズ9を束ねてレンズアレー3を構成するた
めに、レンズ9は適当な筐体または保持具により支持さ
れている。本発明では、このセルフォックレンズの代わ
りに、従来から常用されているカメラレンズを使用する
こともできる。
【0018】図8は図1に示された蛍光検出手段2のア
センブリー(組立体)の一例の部分切欠斜視図である。
図8に示されるように、レンズアレー3は適当な固定板
11により狭持されている。この固定板の一方はフィル
タマウント13に固着されている。フィルタマウント1
3の内部には二枚重ねフィルタ5が実装されている。フ
ィルタマウント13に隣接してCCDマウント15が密
着されている。このCCDマウント15の内部にCCD
ラインセンサ7が設けられている。CCDは駆動により
発熱して暗電流が増大し、ノイズの発生、それによるS
/N比の低下などをきたす恐れがある。このため、CC
Dラインセンサ7の背後には均熱帯17が密着され、更
にこの均熱帯17にはペルチェ素子のような電子冷熱器
19が配設されている。ペルチェ素子19によりCCD
ラインセンサを10℃〜15℃程度の範囲内の温度に維
持することが好ましい。更に、この電子冷熱器19の放
熱特性を向上させるために、ヒートシンク21が固着さ
れている。均熱帯17および電子冷熱器19は冷却マウ
ント23により保持されている。一般的にCCDはCC
D基板に実装されて使用されるが、図8および下記の図
9では基板部分は省略され図示されていない。
センブリー(組立体)の一例の部分切欠斜視図である。
図8に示されるように、レンズアレー3は適当な固定板
11により狭持されている。この固定板の一方はフィル
タマウント13に固着されている。フィルタマウント1
3の内部には二枚重ねフィルタ5が実装されている。フ
ィルタマウント13に隣接してCCDマウント15が密
着されている。このCCDマウント15の内部にCCD
ラインセンサ7が設けられている。CCDは駆動により
発熱して暗電流が増大し、ノイズの発生、それによるS
/N比の低下などをきたす恐れがある。このため、CC
Dラインセンサ7の背後には均熱帯17が密着され、更
にこの均熱帯17にはペルチェ素子のような電子冷熱器
19が配設されている。ペルチェ素子19によりCCD
ラインセンサを10℃〜15℃程度の範囲内の温度に維
持することが好ましい。更に、この電子冷熱器19の放
熱特性を向上させるために、ヒートシンク21が固着さ
れている。均熱帯17および電子冷熱器19は冷却マウ
ント23により保持されている。一般的にCCDはCC
D基板に実装されて使用されるが、図8および下記の図
9では基板部分は省略され図示されていない。
【0019】図9を参照する。図9は励起光源1及び蛍
光検出手段2をDNA塩基配列決定装置に配置した状態
を示す模式的断面図である。垂直に保持された泳動板7
4を間に挟んで、一方の側に励起光源アセンブリー1を
配置し、他方の側に蛍光検出手段アセンブリー2を配置
する。励起光源アセンブリー1と蛍光検出手段アセンブ
リー2は同軸上で正対して配置することが好ましい。高
輝度発光ダイオードチップはCCDラインセンサ7と同
様に、背後に均熱帯17が密着され、更にこの均熱帯1
7にペルチェ素子19が配設され、ペルチェ素子19の
放熱特性を向上させるために、ヒートシンク21が固着
されている。泳動板のレーザ光入射位置76からセルフ
ォックレンズアレー前端までの距離は特に限定されない
が、本発明の実施例では約15mmとされている。ま
た、セルフォックレンズアレー後端からCCDラインセ
ンサ7の表面までの距離も特に限定されないが、本発明
の実施例では約15mmとされている。泳動板のレーザ
光入射位置76からセルフォックレンズアレー前端まで
の距離およびセルフォックレンズアレー後端からCCD
ラインセンサ7の表面までの距離は同一であっても、あ
るいは異なっていてもよい。しかし、同一であることが
好ましい。なぜなら、セルフォックレンズの倍率は1倍
なので、レンズ前方および後方の空隙は同一にすること
が好ましいからである。
光検出手段2をDNA塩基配列決定装置に配置した状態
を示す模式的断面図である。垂直に保持された泳動板7
4を間に挟んで、一方の側に励起光源アセンブリー1を
配置し、他方の側に蛍光検出手段アセンブリー2を配置
する。励起光源アセンブリー1と蛍光検出手段アセンブ
リー2は同軸上で正対して配置することが好ましい。高
輝度発光ダイオードチップはCCDラインセンサ7と同
様に、背後に均熱帯17が密着され、更にこの均熱帯1
7にペルチェ素子19が配設され、ペルチェ素子19の
放熱特性を向上させるために、ヒートシンク21が固着
されている。泳動板のレーザ光入射位置76からセルフ
ォックレンズアレー前端までの距離は特に限定されない
が、本発明の実施例では約15mmとされている。ま
た、セルフォックレンズアレー後端からCCDラインセ
ンサ7の表面までの距離も特に限定されないが、本発明
の実施例では約15mmとされている。泳動板のレーザ
光入射位置76からセルフォックレンズアレー前端まで
の距離およびセルフォックレンズアレー後端からCCD
ラインセンサ7の表面までの距離は同一であっても、あ
るいは異なっていてもよい。しかし、同一であることが
好ましい。なぜなら、セルフォックレンズの倍率は1倍
なので、レンズ前方および後方の空隙は同一にすること
が好ましいからである。
【0020】図10はCCD回路を含む信号処理系のブ
ロック図である。CCDラインセンサ7はCCD回路4
0により駆動される。CCD回路40の内容自体は公知
慣用のCCD駆動回路とほぼ同一である。すなわち、タ
イミングコントローラおよびタイミングゼネレータ回路
およびマルチプレクサなどからなる。CCDラインセン
サ7で受光され、CCD回路40で処理されたアナログ
出力はH8ボード42に入る。このアナログ出力は増幅
器44で増幅され、ノイズ成分を除去するためにローパ
スフィルタ46で濾波され、A/D変換器48でデジタ
ル信号に変換され、このデジタル信号はメモリ50およ
びCPU52からなる演算処理システムにより処理され
る。H8ボードは更にホストコンピュータ54に接続す
ることもできる。H8ボード42はペルチェ素子コント
ローラ56のI/Oも行う。サ−ミスタ(図示されてい
ない)からの信号によりペルチェ素子コントローラ56
はペルチェ素子19の駆動を“ON”/“OFF”させ
る。CCD回路にはCCD絵素信号積分回路を含めるこ
とができる。この積分回路によりノイズが低減されるば
かりか、画素調整が可能になる。例えば、CCD出力が
63.5μm/pixとすると、4ピクセル(pix )分積
分して254μm/pix とし、4pix 積分後の結果を出
力する。
ロック図である。CCDラインセンサ7はCCD回路4
0により駆動される。CCD回路40の内容自体は公知
慣用のCCD駆動回路とほぼ同一である。すなわち、タ
イミングコントローラおよびタイミングゼネレータ回路
およびマルチプレクサなどからなる。CCDラインセン
サ7で受光され、CCD回路40で処理されたアナログ
出力はH8ボード42に入る。このアナログ出力は増幅
器44で増幅され、ノイズ成分を除去するためにローパ
スフィルタ46で濾波され、A/D変換器48でデジタ
ル信号に変換され、このデジタル信号はメモリ50およ
びCPU52からなる演算処理システムにより処理され
る。H8ボードは更にホストコンピュータ54に接続す
ることもできる。H8ボード42はペルチェ素子コント
ローラ56のI/Oも行う。サ−ミスタ(図示されてい
ない)からの信号によりペルチェ素子コントローラ56
はペルチェ素子19の駆動を“ON”/“OFF”させ
る。CCD回路にはCCD絵素信号積分回路を含めるこ
とができる。この積分回路によりノイズが低減されるば
かりか、画素調整が可能になる。例えば、CCD出力が
63.5μm/pixとすると、4ピクセル(pix )分積
分して254μm/pix とし、4pix 積分後の結果を出
力する。
【0021】屈折率分布型レンズアレー3,フィルタ5
およびCCDラインセンサ7は全て同じ長さを有するこ
とが好ましい。これらは泳動板74の横方向長さと同じ
長さ、すなわち、泳動板74の左端から右端までの長さ
であることもできるし、あるいは、右端の泳動路から左
端の泳動路までの長さにスマイリング分の余裕を持たせ
た、泳動板の横幅よりも若干短い長さであることもでき
る。
およびCCDラインセンサ7は全て同じ長さを有するこ
とが好ましい。これらは泳動板74の横方向長さと同じ
長さ、すなわち、泳動板74の左端から右端までの長さ
であることもできるし、あるいは、右端の泳動路から左
端の泳動路までの長さにスマイリング分の余裕を持たせ
た、泳動板の横幅よりも若干短い長さであることもでき
る。
【0022】CCDラインセンサ7はCCDを横方向に
直線状に配列したものであり、OCRあるいはFAXの
走査系の光電変換部などでも使用されている。本発明で
使用されるCCDの種類は特に限定されない。例えば、
TCD109AC(PIX65×65μm)などを好適
に使用できる。CCDラインセンサの上下幅(すなわ
ち、泳動方向幅)は特に限定されないが、一般的に85
μm以下であることが好ましい。泳動の初期段階はDN
A断片の分離性が良好なので断片の検出は容易である
が、泳動の終期段階になると、DNA断片の分離性が悪
くなり、集団的に泳動するようになる。CCDラインセ
ンサの上下幅が85μm以下であれば、DNA断片が集
団的に泳動しても、各断片を個別的に検出することがで
きる。また、CCDラインセンサを一段で使用すれば一
次元センサとなるが、2段以上重ねて使用すれば二次元
のエリアセンサとして使用することができる。
直線状に配列したものであり、OCRあるいはFAXの
走査系の光電変換部などでも使用されている。本発明で
使用されるCCDの種類は特に限定されない。例えば、
TCD109AC(PIX65×65μm)などを好適
に使用できる。CCDラインセンサの上下幅(すなわ
ち、泳動方向幅)は特に限定されないが、一般的に85
μm以下であることが好ましい。泳動の初期段階はDN
A断片の分離性が良好なので断片の検出は容易である
が、泳動の終期段階になると、DNA断片の分離性が悪
くなり、集団的に泳動するようになる。CCDラインセ
ンサの上下幅が85μm以下であれば、DNA断片が集
団的に泳動しても、各断片を個別的に検出することがで
きる。また、CCDラインセンサを一段で使用すれば一
次元センサとなるが、2段以上重ねて使用すれば二次元
のエリアセンサとして使用することができる。
【0023】図2に示された実施例では高輝度発光ダイ
オードチップ1から放射された光は直接泳動板に入射さ
れ、1個のチップが4本の泳動路を照射する。図11に
示された実施例では、高輝度発光ダイオードチップ1か
ら放射された光をプリズム60及びシリンドリカルレン
ズ62で横方向に均一に拡散させ、1個のチップで4本
の泳動路を照射することもできる。プリズム60と共に
シリンドリカルレンズ62を組み合わせて使用する理由
は、LEDから発光する拡がった光をサンプル上で泳動
方向に集光し、照射密度を上げるためである。この組合
わせ使用により、検出エリア内のみを効率的に照射でき
るなどの効果が得られる。
オードチップ1から放射された光は直接泳動板に入射さ
れ、1個のチップが4本の泳動路を照射する。図11に
示された実施例では、高輝度発光ダイオードチップ1か
ら放射された光をプリズム60及びシリンドリカルレン
ズ62で横方向に均一に拡散させ、1個のチップで4本
の泳動路を照射することもできる。プリズム60と共に
シリンドリカルレンズ62を組み合わせて使用する理由
は、LEDから発光する拡がった光をサンプル上で泳動
方向に集光し、照射密度を上げるためである。この組合
わせ使用により、検出エリア内のみを効率的に照射でき
るなどの効果が得られる。
【0024】図12(A)に示されるように、レンズ6
4を単独で使用すると、高輝度発光ダイオードチップ1
からの光は中央部が強く、周囲が弱くなる。その結果、
泳動板の照射面に対する照度分布が不均一になり、測定
結果にエラーが発生する。これに対し、図12(B)に
示されるように、プリズム60を使用すると、高輝度発
光ダイオードチップ1からの光はプリズムにより平行光
化され、泳動板の照射面に対する照度分布が均一にな
る。その結果、信頼性の高い測定結果が得られる。
4を単独で使用すると、高輝度発光ダイオードチップ1
からの光は中央部が強く、周囲が弱くなる。その結果、
泳動板の照射面に対する照度分布が不均一になり、測定
結果にエラーが発生する。これに対し、図12(B)に
示されるように、プリズム60を使用すると、高輝度発
光ダイオードチップ1からの光はプリズムにより平行光
化され、泳動板の照射面に対する照度分布が均一にな
る。その結果、信頼性の高い測定結果が得られる。
【0025】図13は本発明のDNA塩基配列決定装置
の別の実施例の部分概要側面図である。図1に示された
実施例と異なり、励起光源1と蛍光検出手段2の両方が
泳動板74の同じ側に配置されている。図13に示され
た実施例では、泳動板74への法線に対して角度θだけ
励起光源1を傾斜させて励起光を入射させ、サンプルか
らの蛍光は、同じように角度θだけ傾斜された蛍光検出
手段2で検出する。
の別の実施例の部分概要側面図である。図1に示された
実施例と異なり、励起光源1と蛍光検出手段2の両方が
泳動板74の同じ側に配置されている。図13に示され
た実施例では、泳動板74への法線に対して角度θだけ
励起光源1を傾斜させて励起光を入射させ、サンプルか
らの蛍光は、同じように角度θだけ傾斜された蛍光検出
手段2で検出する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のレーザ光源に代えて、安価な高輝度発光ダイオー
ドを励起光源として使用する。高輝度発光ダイオードは
レーザに比べて寿命が長く、しかも装置を大幅に小型化
することができる。高輝度発光ダイオードは各高輝度発
光ダイオードにより出力のバラツキがあるので、励起光
源としてはそのまま使用することができないが、本発明
では各高輝度発光ダイオードに温度制御機構を配設する
ことにより高輝度発光ダイオード群の出力を一定にする
ことができ、DNA塩基配列決定装置の励起光源として
使用することを可能にした。
従来のレーザ光源に代えて、安価な高輝度発光ダイオー
ドを励起光源として使用する。高輝度発光ダイオードは
レーザに比べて寿命が長く、しかも装置を大幅に小型化
することができる。高輝度発光ダイオードは各高輝度発
光ダイオードにより出力のバラツキがあるので、励起光
源としてはそのまま使用することができないが、本発明
では各高輝度発光ダイオードに温度制御機構を配設する
ことにより高輝度発光ダイオード群の出力を一定にする
ことができ、DNA塩基配列決定装置の励起光源として
使用することを可能にした。
【図1】本発明のDNA塩基配列決定装置の一例の部分
概要斜視図である。
概要斜視図である。
【図2】図1に示された装置の平面図である。
【図3】高輝度発光ダイオードの各温度における波長と
強度の関係を示す特性図である。
強度の関係を示す特性図である。
【図4】高輝度発光ダイオードの温度とピーク波長の関
係を示す特性図である。
係を示す特性図である。
【図5】高輝度発光ダイオードの温度と順電流の関係を
示す特性図である。
示す特性図である。
【図6】高輝度発光ダイオードの温度制御機構の一例の
回路図である。
回路図である。
【図7】屈折率分布型レンズアレーの模式的拡大斜視図
である。
である。
【図8】蛍光検出手段のアセンブリー(組立体)の一例
の部分切欠斜視図である。
の部分切欠斜視図である。
【図9】蛍光検出手段のアセンブリーと励起光源のアセ
ンブリーをDNA塩基配列決定装置に配置した状態の一
例を示す模式的断面図である。
ンブリーをDNA塩基配列決定装置に配置した状態の一
例を示す模式的断面図である。
【図10】CCD回路を含む信号処理系のブロック図で
ある。
ある。
【図11】本発明の励起光源において、高輝度発光ダイ
オードと共にプリズム及びシリンドリカルレンズを併用
した実施例の概要斜視図である。
オードと共にプリズム及びシリンドリカルレンズを併用
した実施例の概要斜視図である。
【図12】高輝度発光ダイオードの照度分布を示す模式
図であり、(A)は従来のレンズ系を使用した場合の照
度分布を示し、(B)は本発明によるプリズムを使用し
た場合の照度分布を示す。
図であり、(A)は従来のレンズ系を使用した場合の照
度分布を示し、(B)は本発明によるプリズムを使用し
た場合の照度分布を示す。
【図13】本発明のDNA塩基配列決定装置の別の例の
部分概要斜視図である。
部分概要斜視図である。
【図14】特開昭63−21556号公報に開示された
DNA塩基配列決定装置の模式的構成図である。
DNA塩基配列決定装置の模式的構成図である。
1 高輝度発光ダイオード 2 蛍光検出手段 3 屈折率分布型レンズアレー 5 フィルタ 7 CCDラインセンサ 9 屈折率分布型レンズ
Claims (5)
- 【請求項1】 蛍光標識されたDNA断片用の多数の泳
動路を有する、垂直に保持される平板型ゲル電気泳動手
段、該電気泳動手段の泳動路に励起光を照射する励起光
源、該励起光によって照射された蛍光標識DNA断片か
ら発生された蛍光を検出し電気信号に変換する蛍光検出
手段とからなるDNA塩基配列決定装置において、 前記励起光源は高輝度発光ダイオード(LED)からな
り、 前記蛍光検出手段は屈折率分布型レンズアレー,フィル
タおよびCCDラインセンサから構成されており、 前記高輝度発光ダイオードは電子冷熱器を有する温調回
路に接続されていることを特徴とするDNA塩基配列決
定装置。 - 【請求項2】 電子冷熱器はペルチェ素子である請求項
1の装置。 - 【請求項3】 高輝度発光ダイオードと共に、プリズム
及びシリンドリカルレンズを併用する請求項1の装置。 - 【請求項4】 泳動板の一方の側に高輝度発光ダイオー
ドが配置され、泳動板の他方の側に蛍光検出手段が配置
され、前記高輝度発光ダイオードと蛍光検出手段が泳動
板を間に挟んで正対している請求項1の装置。 - 【請求項5】 泳動板の同じ側に高輝度発光ダイオード
及び蛍光検出手段の両方が配置されている請求項1の装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8112074A JPH09281078A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | Dna塩基配列決定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8112074A JPH09281078A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | Dna塩基配列決定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09281078A true JPH09281078A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14577428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8112074A Pending JPH09281078A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | Dna塩基配列決定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09281078A (ja) |
Cited By (24)
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---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-04-09 JP JP8112074A patent/JPH09281078A/ja active Pending
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