JPH0928808A - 二重チューブ及び二重チューブを用いたバルーンカテーテル - Google Patents
二重チューブ及び二重チューブを用いたバルーンカテーテルInfo
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Abstract
つキンクを生じ難いバルーンカテーテルを作製するため
に好適な二重チューブ及び該二重チューブを用いたバル
ーンカテーテルを提供する。 【解決手段】 遠位端から近位端に貫通するルーメンを
有するアウターチューブ及び遠位端から近位端に貫通す
るルーメンを有するインナーチューブを備える二重チュ
ーブであって、インナーチューブはアウターチューブの
ルーメン内に設けられ、アウターチューブ及びインナー
チューブの管内層が硬質材料で形成され、管外層が軟質
材料で形成され、管外層の肉厚が近位端部よりも遠位端
部は大きくなっており、管内層の肉厚が近位端部よりも
遠位端部は小さくなっている二重チューブを得る。該二
重チューブの遠位端部に筒状フィルムからなるバルーン
を固定してなるバルーンカテーテルを得る。
Description
ーブを用いたバルーンカテーテルに関し、さらに詳しく
は、近位端での操作力を遠位端に伝達しやすく、ルーメ
ンの流体抵抗が低いバルーンカテーテルを作製するため
に好適な医用二重チューブ及び該医用二重チューブを用
いたバルーンカテーテルに関する。
ンカテーテルや、血管拡張(いわゆるPTCA)バルー
ンカテーテルは、それを構成するチューブがアウターチ
ューブと、アウターチューブのルーメン内に設けられた
インナーチューブとからなる医用二重チューブになって
いる。また、バルーンを折り畳み収納する空間を確保
し、カテーテルの生体への挿入を容易にするために、該
チューブの遠位端においてアウターチューブはインナー
チューブより短くなっていて、バルーンフィルムはアウ
ターチューブの遠位端とインナーチューブの遠位端とで
固定され、インナーチューブに巻き付けて畳めるように
なっている。これらバルーンカテーテルに用いる医用二
重チューブのアウターチューブ及びインナーチューブは
遠位端から近位端まで均質な材料で形成されているので
遠位端から近位端まで曲がり易さが遠位端から近位端ま
での範囲でほぼ同じである。バルーンカテーテルのイン
ナーチューブはアウターチューブよりも外径が小さいの
で曲がりやすい。バルーンカテーテルの遠位端部はアウ
ターチューブの遠位端から遠位方向に伸長するインナー
チューブのみで保持されているので、インナーチューブ
とアウターチューブとで保持される近位端部分に比べ曲
がりやすくなっている。しかし、アウターチューブ遠位
端から遠位方向に伸長するインナーチューブはアウター
チューブの遠位端付近でキンクを起こしやすい。またア
ウターチューブ遠位端が生体管腔に衝突してバルーンカ
テーテルの挿入に支障をきたすことがある。そこで、ア
ウターチューブの遠位端部の外径を近位端部の外径より
も小さくしたバルーンカテーテルや、遠位端部を柔らか
い材料で近位端部を硬い材料で形成し両者を繋ぎ合わせ
て得られるバルーンカテーテルが提案されている。これ
らのバルーンカテーテルでは生体管腔への挿入が改善さ
れてはいるが、外径が変化する(段差)部分又は繋ぎ合
わせた部分は強度が不足しキンクを起こしやすい問題が
ある。
医用二重チューブはインナーチューブがアウターチュー
ブのルーメン内で固定されずに挿通されているだけであ
る。インナーチューブにはガイドワイヤを通すことがで
きる。細い生体管腔にガイドワイヤを従来のバルーンカ
テーテルのインナーチューブを通して挿入すると、イン
ナーチューブがアウターチューブのルーメン内で自由に
動いてしまうため、ガイドワイヤが座屈、曲折しやすく
なり、ガイドワイヤを押し込む時の抵抗が高くなるとい
う問題もある。
端での操作力を遠位端に伝達しやすく且つキンクを生じ
難いバルーンカテーテルを作製するために好適な医用二
重チューブ及び該医用二重チューブを用いたバルーンカ
テーテル、さらにガイドワイヤをインナーチューブを通
して挿通しやすいバルーンカテーテルを作製するために
好適な医用二重チューブ及び該医用二重チューブを用い
たバルーンカテーテルを提供することにある。本発明者
らは、この目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、ア
ウターチューブ及びインナーチューブを形成する材料の
ヤング率が近位端部よりも遠位端部で小さくなった二重
チューブを用いることによって、前記目的を達成できる
ことを見いだし、この知見に基いて本発明を完成するに
到った。
ば、(1) 遠位端から近位端に貫通するルーメンを有
するアウターチューブ及び遠位端から近位端に貫通する
ルーメンを有するインナーチューブを備える二重チュー
ブであって、インナーチューブはアウターチューブのル
ーメン内に設けられ、アウターチューブを形成する材料
のヤング率は近位端部よりも遠位端部が小さくなってお
り、インナーチューブを形成する材料のヤング率は近位
端部から遠位端部までほぼ同じにもしくは近位端部より
も遠位端部が小さくなっていることを特徴とする二重チ
ューブ、
メンを有するアウターチューブ及び遠位端から近位端に
貫通するルーメンを有するインナーチューブを備える二
重チューブであって、インナーチューブはアウターチュ
ーブのルーメン内に設けられ、アウターチューブの曲げ
剛性は近位端部よりも遠位端部が小さくなっており、イ
ンナーチューブの曲げ剛性は近位端部から遠位端部まで
ほぼ同じにもしくは近位端部よりも遠位端部が小さくな
っていることを特徴とする二重チューブ
ーブの外面の一部とが、遠位端から近位端まで連結され
てなることを特徴とする前記(1)〜(2)のいずれか
の二重チューブが提供される。
下のごときものが提供される。 (4)アウターチューブは少なくとも2種の材料が積層
されてなるものであって、そのヤング率又は曲げ剛性が
近位端部から遠位端部へ向かって連続的に小さくなるよ
うに形成されてなることを特徴とする前記(1)、
(2)または(3)の二重チューブ。 (5)アウターチューブは少なくとも2種の材料が積層
されてなるものであって、そのヤング率又は曲げ剛性が
近位端部から遠位端部へ向かって連続的に小さくなるよ
うに形成され、インナーチューブは少なくとも2種の材
料が積層されてなるものであって、そのヤング率又は曲
げ剛性が近位端部から遠位端部へ向かって連続的に小さ
くなるように形成されてなることを特徴とする前記
(1)、(2)または(3)の二重チューブ。
ューブが、管の外層を低硬度の樹脂で形成し管の内層を
高硬度の樹脂で形成する二層管で外層の肉厚が遠位端部
で厚く近位端部で薄く形成し且つ内層の肉厚が遠位端部
で薄く近位端部で厚く形成してなることを特徴とする前
記(1)、(2)または(3)の二重チューブ。 (7)インナーチューブまたはアウターチューブが、管
の内層を低硬度の樹脂で形成し管の外層を高硬度の樹脂
で形成する二層管で内層の肉厚が遠位端部で厚く近位端
部で薄く形成し且つ外層の肉厚が遠位端部で薄く近位端
部で厚く形成してなることを特徴とする前記(1)、
(2)または(3)の二重チューブ。
ューブがワイヤブレードされた管でブレードワイヤの線
密度を遠位端部で粗に近位端部で密に形成してなること
を特徴とする前記(1)、(2)または(3)の二重チ
ューブ。 (9)インナーチューブまたはアウターチューブが管の
周方向に軟質材料と硬質材料とを積層し且つ軸方向に帯
状に延在させてなる管で、軟質材料の帯の数又は帯の幅
(周長)を遠位端部では多く又は長くし、近位端部では
少なく又は短くするように形成してなることを特徴とす
る前記(1)、(2)または(3)の二重チューブ。
遠位端がアウターチューブの遠位端よりも遠位方向へ伸
長している前記(1)〜(9)のいずれかの二重チュー
ブとバルーンとを有するバルーンカテーテルであって、
バルーンは筒状のフィルムで形成され、該フィルムの一
端はインナーチューブ遠位端に、他端はアウターチュー
ブ遠位端に固定されてなることを特徴とするバルーンカ
テーテルが提供される。
ブ及びインナーチューブからなる二重チューブである。
は、その遠位端から近位端までを連通するルーメンを有
する管である。インナーチューブはアウターチューブの
ルーメン内に設けられている。
率は近位端部よりも遠位端部が小さくなっている。ここ
で、ヤング率は日本工業規格K7203硬質プラスチッ
クの曲げ試験方法に準拠して得られる値である。アウタ
ーチューブ遠位端部のヤング率は、通常、1000〜2
0000kgf/cm2、好ましくは2000〜100
00kgf/cm2である。アウターチューブ近位端部
のヤング率は、通常、2000〜30000kgf/c
m2、好ましくは3000〜18000kgf/cm2で
ある。アウターチューブ遠位端部のヤング率とアウター
チューブ近位端部のヤング率との差は、通常、1000
〜16000kgf/cm2ある。
端部よりも遠位端部が小さくなっている。ここで、曲げ
剛性は日本工業規格K7203硬質プラスチックの曲げ
試験方法に準拠して得られる値である。アウターチュー
ブ遠位端部の曲げ剛性は、通常、30〜200kgf・
cm2、好ましくは40〜150kgf・cm2である。
アウターチューブ近位端部の曲げ剛性は、通常、60〜
1000kgf・cm2、好ましくは80〜800kg
f・cm2である。アウターチューブ遠位端部の曲げ剛
性とアウターチューブ近位端部の曲げ剛性との差は、通
常、30〜800kgf・cm2、好ましくは40〜7
60kgf・cm2である。
率又はアウターチューブの曲げ剛性が近位端部から遠位
端部へ向かって段階的に小さくなるように形成したもの
であってもよいが、キンク防止のためにヤング率又は曲
げ剛性が近位端部から遠位端部へ向かって連続的に小さ
くなるように形成されるのが好ましい。
率又はインナーチューブの曲げ剛性は遠位端から近位端
部までほぼ同じであってもよいが、生体管腔への挿入性
を考慮した場合には、アウターチューブと同様に近位端
部よりも遠位端部が小さくなっているものが好ましい。
インナーチューブ遠位端部のヤング率は、通常、100
0〜20000kgf/cm2、好ましくは2000〜
8000kgf/cm2である。インナーチューブ近位
端部のヤング率は、通常、2000〜30000kgf
/cm2、好ましくは3000〜18000kgf/c
m2である。インナーチューブ遠位端部のヤング率とイ
ンナーチューブ近位端部のヤング率との差は、通常、1
000〜16000kgf/cm2である。
剛性は、通常、10〜100kgf・cm2、好ましく
は20〜80kgf・cm2である。インナーチューブ
近位端部の曲げ剛性は、通常、30〜300kgf・c
m2、好ましくは40〜150kgf・cm2である。イ
ンナーチューブ遠位端部の曲げ剛性とインナーチューブ
近位端部の曲げ剛性との差は、通常20〜200kgf
・cm2、好ましくは20〜130kgf・cm2であ
る。
率又はインナーチューブの曲げ剛性が近位端部から遠位
端部へ向かって段階的に小さくなるように形成したもの
であってもよいが、キンク防止のためにヤング率又は曲
げ剛性が近位端部から遠位端部へ向かって連続的に小さ
くなるように形成されるのが好ましい。
端部へ向かって小さくなるように形成したインナーチュ
ーブ及びアウターチューブは、管の外層を低硬度の樹脂
で形成し管の内層を高硬度の樹脂で形成する二層管で外
層の肉厚が遠位端部で厚く近位端部で薄く形成し且つ内
層の肉厚が遠位端部で薄く近位端部で厚く形成するか、
逆に管の内層を低硬度の樹脂で形成し管の外層を高硬度
の樹脂で形成する二層管で内層の肉厚が遠位端部で厚く
近位端部で薄く形成し且つ外層の肉厚が遠位端部で薄く
近位端部で厚く形成するか、ワイヤブレードされた管で
ブレードワイヤの線密度を遠位端部で粗に近位端部で密
に形成するか、管の周方向に軟質材料と硬質材料とを積
層し且つ軸方向に帯状に延在させてなる管で、軟質材料
の帯の数又は帯の幅(周長)を遠位端部では多く又は長
くし、近位端部では少なく又は短くするように形成する
か、軟質材料と硬質材料とを混合してその混合割合を変
化させながら押出成形して管を形成するか等して得る。
チューブの内面の一部とインナーチューブの外面の一部
とが遠位端から近位端まで連結されてなるものである。
アウターチューブの内面の一部とインナーチューブの
外面の一部とが遠位端から近位端まで連結されてなる二
重チューブは、ガイドワイヤを挿入したときにインナー
チューブがアウターチューブのルーメン内で動き回るこ
とがないのでガイドワイヤが座屈、曲折などせず、ガイ
ドワイヤの挿入抵抗が小さくなる。またアウターチュー
ブの内面とインナーチューブとの外面とで区画されるル
ーメンに流体を流したときには、その流動抵抗が小さく
なるので、IABP用のバルーンカテーテルのごとく心
拍に同期させてバルーンを膨張収縮させるときの応答が
良くなる。
チューブの外面の一部とを連結するためには、アウター
チューブとインナーチューブとを接着剤等で接着する
か、アウターチューブの内面の一部とインナーチューブ
の外面の一部とが連結するようにした型(ダイ)を用い
て押出成形するかすればよい。
外面とを連結部を介して連結しアウターチューブ内面と
インナーチューブ外面との距離がある程度隔てられるよ
うに形成した二重チューブは、バルーンカテーテルを製
造する際にチューブを傷つけることがなく簡単に加工す
ることができるので好ましい。連結部は通常長尺体から
形成される。長尺体はアウターチューブまたはインナー
チューブを形成する材料と同じ材料を通常用いるが、ア
ウターチューブまたはインナーチューブとの分離を容易
にするためにアウターチューブまたはインナーチューブ
を形成する材料と異なるものを用いることが好ましい。
連結部はインナーチューブ外面とアウターチューブ内面
との距離が、通常0.05〜3mm、好ましくは0.1
〜2mmになる高さを有する。連結部の厚みは、アウタ
ーチューブまたはインナーチューブとの分離を容易にす
るためにできるだけ小さい方が好ましく、通常、0.0
3〜0.8mm、好ましくは0.05〜0.6mmであ
る。
との分離を容易にするために連結部に、長軸方向に沿っ
て連続した切り欠き部を有する長尺体を用いることが好
ましい。切り欠き部の大きさは特に限定されない。切り
欠き部はインナーチューブ外面とアウターチューブ内面
との間の位置に設ける。アウターチューブの分離を容易
にするためにインナーチューブ外面またはアウターチュ
ーブ内面に近接した位置に設けることが好ましい。
ブ及びアウターチューブの遠位端部のヤング率または曲
げ剛性が近位端部のヤング率または曲げ剛性よりも小さ
くなっているので、該二重チューブを用いたバルーンカ
テーテルをその遠位端部から生体管腔に挿入した場合、
バルーンカテーテルの遠位端により生体管壁に傷をつけ
ることが少なくなり、また、キンクを起こしにくい。ま
た近位端側はヤング率が高いので近位端部での操作力が
遠位端側に十分に伝わりやすい。そのため、該二重チュ
ーブを用いたバルーンカテーテルは生体管腔への挿入が
容易である。
ブについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は
本発明の一実施例に係る医用二重チューブの軸方向断面
図、図2は図1に示す医用二重チューブのA−A’断面
図、図3は本発明の別の実施例に係る医用二重チューブ
の軸方向断面図、図4は図3に示す医用二重チューブの
B−B’断面図、図5は図3に示す医用二重チューブを
用いて得られるバルーンカテーテルの軸方向断面図、図
6は本発明の他の実施例に係る医用二重チューブの軸方
向断面図、図7は図6に示す医用二重チューブのC−
C’、D−D’並びにE−E’断面図、図8は本発明の
他の実施例に係る医用二重チューブの軸方向断面図、図
9は図8に示す医用二重チューブのF−F’、G−G’
並びにH−H’断面図、図10は本発明の他の実施例に
係る医用二重チューブの軸方向断面図及び図11は図1
0に示す医用二重チューブのI−I’断面図である。
実施例に係る医用二重チューブは、遠位端から近位端に
貫通するルーメンを有するアウターチューブ及び、アウ
ターチューブのルーメン内に設けられ遠位端から近位端
に貫通するルーメンを有するインナーチューブからなる
医用二重チューブである。アウターチューブの内径は、
通常、0.4〜6mm、好ましくは0.5〜4mmであ
り、アウターチューブの肉厚は、通常、0.03〜0.
8mm、好ましくは0.05〜0.6mmである。
生体組織と接触する部分であるので、アウターチューブ
の材料としては、通常、ポリアミド、ポリイミド、含フ
ッ素ポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリウレタン、ポリアミド−ポリエーテルブ
ロック共重合体などが挙げられる。なお、これら材料に
は、造影剤、抗菌剤などが配合されていてもよい。
グ率又は曲げ剛性が近位端部のヤング率又は曲げ剛性よ
りも小さくなっている。
ターチューブは、管の内層が硬質材料で形成されると管
の外層が軟質材料で形成される二層チューブであり、遠
位端部では内層の肉厚が外層の肉厚よりも小さくなって
おり、近位端部では内層の肉厚が外層の肉厚よりも大き
くなっている。本実施例におけるアウターチューブの遠
位端のヤング率は、約4500kgf/cm2であり、
近位端のヤング率は、約11000kgf/cm2であ
る。また本実施例におけるアウターチューブの遠位端の
曲げ剛性約80kgf・cm2であり、近位端の曲げ剛
性は、約500kgf・cm2である。
〜3mm、好ましくは0.3〜2mmであり、インナー
チューブの肉厚は、通常、0.03〜0.8mm、好ま
しくは0.05〜0.6mmである。インナーチューブ
は生体組織と直接には触れないが、生体液がインナーチ
ューブのルーメンに侵入してくるのでアウターチューブ
と同様に生体適合性材料で形成する。
の遠位端部のヤング率又は曲げ剛性が近位端部のヤング
率又は曲げ剛性よりも小さくなっている。図1に示すイ
ンナーチューブは、管の内層が硬質材料で形成され、管
の外層が軟質材料で形成される二層チューブであり、遠
位端部では内層の肉厚が外層の肉厚よりも小さくなって
おり、近位端部では内層の肉厚が外層の肉厚よりも大き
くなっている。図3に示すインナーチューブは、管の外
層が硬質材料で形成され、管の内層が軟質材料で形成さ
れる二層チューブであり、遠位端部では外層の肉厚が内
層の肉厚よりも小さくなっており、近位端部では外層の
肉厚が内層の肉厚よりも大きくなっている。図1または
図3に示す実施例におけるインナーチューブの遠位端の
ヤング率は、いずれも約4000kgf/cm2であ
り、近位端のヤング率は、いずれも約9000kgf/
cm2である。また、インナーチューブの遠位端の曲げ
剛性は、いずれも約40kgf・cm2であり、近位端
の曲げ剛性は、いずれも約100kgf・cm2であ
る。
てはアウターチューブ内面とインナーチューブ外面とが
接してまたは連結部を介して連結されている(図2また
は図4参照)。連結部は、その断面によって限定され
ず、長方形、正方形、ひし形、台形、三角形、五角形な
どの多角形;真円、楕円などの円形等が挙げられる。医
用二重チューブをバルーンカテーテルに加工する際にイ
ンナーチューブとアウターチューブとの分離を容易にす
るために、三角形、五角形、ひし形が好ましい。連結部
はアウターチューブまたはインナーチューブを形成する
材料と同じ材料を通常、用いる。アウターチューブまた
はインナーチューブとの分離を容易にするためにアウタ
ーチューブまたはインナーチューブを形成する材料と異
なるものを用いることができる。連結部3はインナーチ
ューブ2外面とアウターチューブ1内面との距離が、通
常0.05〜3mm、好ましくは0.1〜2mmになる
高さを有する。連結部3の厚みは、アウターチューブ1
またはインナーチューブ2との分離を容易にするために
できるだけ小さい方が好ましく、通常、0.03〜0.
8mm、好ましくは0.05〜0.6mmである。
ブ2との分離を容易にするために連結部3に、長軸方向
に沿って連続した切り欠き部6を有する長尺体を用いる
ことが好ましい。切り欠き部の大きさは特に限定されな
い。切り欠き部は、通常、インナーチューブ2外面とア
ウターチューブ1内面との間の位置に設けるが、アウタ
ーチューブ1の分離を容易にするためにインナーチュー
ブ2外面またはアウターチューブ1内面に近接した位置
に設けることが好ましい。
成形法によってインナーチューブ及びアウターチューブ
用の一重チューブを製造した後、インナーチューブをア
ウターチューブのルーメン内に挿入し、接着剤を用いて
インナーチューブ外面の一部とアウターチューブ内面の
一部とを連結するか、押出機に材料を仕込み、この押出
機を用いて口金から材料を押し出し成形するかして得
る。
は曲げ剛性を遠位端から近位端に向かって大きくなるよ
うにするためには、管の外層を低硬度の樹脂で形成し管
の内層を高硬度の樹脂で形成する二層管において外層の
肉厚が遠位端部で厚く近位端部で薄く形成し且つ内層の
肉厚が遠位端部で薄く近位端部で厚く形成するか、ワイ
ヤブレードされた管でブレードワイヤの線密度を遠位端
部で粗に近位端部で密に形成するか等して得る。
を高硬度の樹脂で形成する二層管において外層の肉厚が
遠位端部で厚く近位端部で薄く形成し且つ内層の肉厚が
遠位端部で薄く近位端部で厚く形成した二重チューブ
は、一つの押出機にアウターチューブまたはインナーチ
ューブの外層材料を仕込み、他の一つの押出機にアウタ
ーチューブまたはインナーチューブの内層材料を仕込
み、該二つの押出機を用いてそれぞれの材料を同時に一
の口金から押し出し、両押出機の押し出し速度等を変化
させて、内層と外層との肉厚を調整して一重チューブを
成形した後、アウターチューブとインナーチューブとを
接着剤等を用いて連結して得る。図1に示す実施例にお
いてはこの方法を採用した。
ーブ外層材料、アウターチューブ内層材料、インナーチ
ューブ外層材料及びインナーチューブ内層材料をそれぞ
れに仕込んで、それら材料を同時に一の口金から押し出
し、各押出機の押し出し速度を変化させて、内層と外層
との肉厚を調整して二重チューブを成形して得る。図3
に示す実施例においてはこの方法を採用した。
インナーチューブ遠位端がアウターチューブの遠位端よ
りも遠位方向へ伸長している前記の医用二重チューブと
バルーンとを有するものである。バルーンは筒状フィル
ムで形成され、該フィルムの一端はインナーチューブ遠
位端に、他端はアウターチューブ遠位端に固定されてい
る。
ブ1の遠位端から、通常、10〜500mm、好ましく
は50〜400mm遠位端方向に伸長している。筒状の
フィルムでアウターチューブ遠位端からインナーチュー
ブ遠位端までを覆い、該フィルムの一端をアウターチュ
ーブ遠位端に他端をインナーチューブ遠位端に固定す
る。固定手段は特に限定されず、たとえば溶着、接着な
どの手段を採ることができる。筒状のフィルムはバルー
ンを形成するためのものである。フィルムの膜厚は、通
常、80〜150μmであり、フィルムの面積は、この
フィルムを固定しバルーンを形成した後、膨張させた状
態において、その容量が、通常、10〜80cm3にな
り、バルーンの外径が、通常、10〜20mmになり、
バルーンの長軸方向の長さが、通常、10〜500mm
になるようになる範囲である。フィルムとしては屈曲疲
労耐性及び抗血栓性に優れた材質のものを使用する。例
えば、ポリウレタン、天然ゴム、フッ素樹脂、フッ素ゴ
ムなどが挙げられる。
位端には二重チューブの各ルーメンと連通するように分
岐管コネクター4が設けられている。
ーブは軟質材料と硬質材料とで形成され、管外層は軟質
材料で形成され、管内層は軟質材料と硬質材料とが周方
向に積層するように形成されている(図7参照)。管内
層の積層は、遠位端部では軟質材料の層が硬質材料の層
よりも多く(周方向の長さが長い)、近位端部では軟質
材料の層が硬質材料の層よりも少なく(周方向の長さが
短い)なっているので、本実施例の二重チューブのヤン
グ率または曲げ剛性は遠位端部よりも近位端部で大きく
なっている。インナーチューブはアウターチューブの内
面と連結部を介して連結され、図6に示す実施例では硬
質材料で形成されている。インナーチューブの可撓性を
高めるために軟質材料で形成してもよい。
ーブは軟質材料と硬質材料とで形成され、管外層は軟質
材料で形成され、管内層は硬質材料で形成されている。
アウターチューブの近位端部では外層の肉厚は内層の肉
厚に比し薄くなっている。アウターチューブの遠位端部
では外層を構成する軟質材料が内層を形成する硬質材料
の隙間に食い込むようなリブ構造を形成し、遠位端部に
向かって軟質材料が硬質材料に食い込む高さが高くなっ
ている(図9参照)。その結果、本実施例の二重チュー
ブのヤング率または曲げ剛性は遠位端部よりも近位端部
で大きくなっている。インナーチューブはアウターチュ
ーブの内面と連結部を介して連結され、図8に示す実施
例では硬質材料で形成されている。インナーチューブの
可撓性を高めるために軟質材料で形成してもよいし、ア
ウターチューブと同様に軟質材料と硬質材料によりリブ
構造を形成させてもよい。
た二重チューブにおいて、インナーチューブの近位端が
アウターチューブの途中の管壁からインナーチューブの
ルーメンを外側に開口するように加工したものである。
インナーチューブにはガイドワイヤなどを挿入する。二
重チューブからなるカテーテルではインナーチューブの
近位端の開口からルーメン内に挿入する。ガイドワイヤ
の長さインナーチューブの長さに適合するものでなけれ
ばならない。従って図1などの二重チューブでは比較的
長いガイドワイヤが必要である。図10に示す二重チュ
ーブでは、インナーチューブのル−メンがアウターチュ
ーブの途中から外側へ開口しているので、その開口部か
らガイドワイヤを挿入することができ、比較的短いガイ
ドワイヤを用意すればよい。短いガイドワイヤであれば
操作性がよくなる。
チューブ及びアウターチューブの遠位端部のヤング率が
近位端部のヤング率よりも小さくなっているので、該医
用二重チューブを用いたバルーンカテーテルをその遠位
端部から生体管腔に挿入した場合、バルーンカテーテル
の遠位端により生体管壁に傷をつけることが少なくな
り、また、キンクを起こしにくい。また近位端側はヤン
グ率が高いので近位端部での操作力が遠位端側に十分に
伝わりやすい。そのため、該医用二重チューブを用いた
バルーンカテーテルは生体管腔への挿入が容易である。
軸方向断面図。
図。
の軸方向断面図。
図。
るバルーンカテーテルの軸方向断面図。
の軸方向断面図。
−D’及びE−E’断面図。
の軸方向断面図。
−G’及びH−H’断面図。
ブの軸方向断面図。
断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 遠位端から近位端に貫通するルーメンを
有するアウターチューブ及び遠位端から近位端に貫通す
るルーメンを有するインナーチューブを備える二重チュ
ーブであって、 インナーチューブはアウターチューブのルーメン内に設
けられ、 アウターチューブを形成する材料のヤング率は近位端部
よりも遠位端部が小さくなっており、 インナーチューブを形成する材料のヤング率は近位端部
から遠位端部までほぼ同じにもしくは近位端部よりも遠
位端部が小さくなっていることを特徴とする二重チュー
ブ。 - 【請求項2】 遠位端から近位端に貫通するルーメンを
有するアウターチューブ及び遠位端から近位端に貫通す
るルーメンを有するインナーチューブを備える二重チュ
ーブであって、 インナーチューブはアウターチューブのルーメン内に設
けられ、 アウターチューブの曲げ剛性は近位端部よりも遠位端部
が小さくなっており、 インナーチューブの曲げ剛性は近位端部から遠位端部ま
でほぼ同じにもしくは近位端部よりも遠位端部が小さく
なっていることを特徴とする二重チューブ。 - 【請求項3】 アウターチューブの内面の一部とインナ
ーチューブの外面の一部とが、遠位端から近位端まで連
結されてなることを特徴とする請求項1〜2記載のいず
れかの二重チューブ。 - 【請求項4】 インナーチューブ遠位端がアウターチュ
ーブの遠位端よりも遠位方向へ伸長している請求項1〜
3記載のいずれかの二重チューブとバルーンとを有する
バルーンカテーテルであって、 バルーンは筒状フィルムで形成され、 該フィルムの一端はインナーチューブ遠位端に、他端は
アウターチューブ遠位端に固定されてなることを特徴と
するバルーンカテーテル。
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