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JPH09287176A - 油圧シリンダのフローティング装置 - Google Patents

油圧シリンダのフローティング装置

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Publication number
JPH09287176A
JPH09287176A JP8127734A JP12773496A JPH09287176A JP H09287176 A JPH09287176 A JP H09287176A JP 8127734 A JP8127734 A JP 8127734A JP 12773496 A JP12773496 A JP 12773496A JP H09287176 A JPH09287176 A JP H09287176A
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JP
Japan
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boom
float
hydraulic cylinder
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oil passage
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JP8127734A
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Hidekazu Sawa
英一 佐和
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KOBELCO KENKI ENG KK
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KOBELCO KENKI ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術の一実施例フロート回路では、ブー
ムのフロート状態時にブーム上げ操作をしていると不安
定状態をおこすおそれがあった。本発明は、ブーム用油
圧リモコン弁をブーム上げ操作状態にしていてもブーム
をフロート状態にしたときはメインポンプからの圧油が
ブームシリンダに供給されないような、しかもブームフ
ロート状態を表示できるフローティング装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明ではブーム用コントロールバルブ
よりブームシリンダに通じる一対の給排管路と、油タン
クとをそれぞれフロート用電磁切換弁を介して配管接続
し、その2個のフロート用電磁切換弁をスイッチ操作に
より同時に通電して給排通路用油路位置より短絡通路用
油路位置に切換えるようにし、かつその短絡通路用油路
位置はコントロールバルブに通じる管路を遮断状態にし
た。また上記フロート用電磁切換弁の電気回路に通電表
示器を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として油圧ショ
ベルなど建設機械,作業車両に装備している油圧シリン
ダのフローティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、特開平2−236318号公報
に記載されているブーム用フロート回路図である。図6
に示すブーム用フロート回路では、油圧ショベルの作業
アタッチメント(図示していない)に装備したブームシ
リンダ1とその方向切換弁2とを連通する作動回路3,
4にフロート油路位置付き切換弁5を設け、またそのフ
ロート油路位置付き切換弁5を切換作動させる電気回路
6に手動操作自動復帰接点式スイッチ7を設けている。
図6に示すブーム用フロート回路を装備した油圧ショベ
ルでは、バケットにより土質の締固作業や杭打作業を行
うときには、先ず手動接点式スイッチ8をオン操作して
おく。次にブーム用油圧リモコン弁9の操作レバー10
をイ位置方向に操作して、ブーム用方向切換弁2をブー
ム上昇油路位置ロに切換えることによりブームを上昇さ
せる。そして作業アタッチメント先端部のバケットが所
要の高さまで上昇したときに、手動操作自動復帰接点式
スイッチ7をオン操作する。フロート油路位置付き切換
弁5のソレノイド11が通電し、フロート油路位置付き
切換弁5は遮断油路位置ハよりフロート油路位置ニに切
換わる。したがってブームとともにバケットが自重によ
り落下下降するので、土質の締固めや杭打ちを行うこと
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すブーム用フ
ロート回路をそなえた油圧ショベルが土質の締固めや杭
打ちを行うときには手動接点式スイッチ8をオン状態と
し、かつブーム用方向切換弁2をブーム上昇油路位置ロ
に切換えたままで、手動操作自動復帰接点式スイッチ7
を所要のタイミングを考慮してオンオフ操作すれば、容
易にブーム及びバケットの上昇と落下を繰り返し操作す
ることができる。すなわちブームをフロート状態にした
ときでもブーム用方向切換弁2をブーム上昇油路位置ロ
に切換えたままにしているので、メインポンプ12から
の圧油は上記ブーム上昇油路位置ロを介してブームシリ
ンダ1のボトム側油室13とロッド側油室14にそれぞ
れ供給する。そのためにたとえばタンク(油タンク1
5)連通ポートへの背圧が高い場合には、ブームシリン
ダ1のピストン16のボトム側油室13側受圧面積と、
ロッド側油室14側受圧面積との面積差によりブームシ
リンダ1が伸長動作をするおそれがある。また上記のよ
うな場合に、ブームシリンダ1がフロート状態にある
か、ブーム上昇状態であるかを表示する手段が講じられ
ていなかった。本発明は、ブーム用油圧リモコン弁9を
ブーム上げ操作状態にしていてもブームをフロート状態
にしたときはメインポンプ12からの圧油がブームシリ
ンダ1に供給されないような、しかもブームフロート状
態を表示できるフローティング装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、負荷を支持
する油圧シリンダのボトム側油室とロッド側油室とをフ
ロート用切換弁にて短絡切換可能にしている建設機械,
作業車両等において、油圧シリンダ制御用コントロール
バルブより油圧シリンダに通じる一対の給排管路と、油
タンクとをそれぞれフロート用切換弁を介して配管接続
し、上記2個のフロート用切換弁をともに連動して、給
排通路用油路位置と短絡通路用油路位置に切換えるよう
にした。また本発明では、車体のフロント部にブームを
そなえた作業アタッチメントを装着し、上記ブームをブ
ーム用油圧シリンダにより回動可能とし、そのブーム用
油圧シリンダのボトム側油室とロッド側油室とをフロー
ト用切換弁にて短絡切換可能にしている建設機械,作業
車両等において、上記ブーム用油圧シリンダを制御する
コントロールバルブよりブーム用油圧シリンダに通じる
一対の給排管路と、油タンクとをそれぞれフロート用切
換弁を介して配管接続し、その2個のフロート用切換弁
をともに連動して、給排通路用油路位置と短絡通路用油
路位置に切換えるようにした。そして上記の場合、2個
のフロート用切換弁をそれぞれフロート用電磁切換弁に
設定し、その2個のフロート用電磁切換弁をスイッチ操
作により同時に通電するようにし、また2個のフロート
用電磁切換弁のそれぞれ短絡通路用油路位置はコントロ
ールバルブの出力側ポートに通じる管路を遮断状態にし
た。そしてまた上記フロート用電磁切換弁の電気回路に
通電表示器を設けた。また、上記短絡通路用油路に絞り
部を設けた。
【0005】本発明では2個のフロート用電磁切換弁を
同時に給排通路用油路位置より短絡通路用油路位置に切
換えたときには、その短絡通路用油路位置はコントロー
ルバルブの出力側ポートに通じる管路を遮断状態にす
る。それにより上記2個のフロート用電磁切換弁を短絡
通路用油路位置に切換えたときすなわちブーム用油圧シ
リンダをフロート状態にしたときには、ブーム用油圧リ
モコン弁を操作してコントロールバルブを切換状態にし
ても、メインポンプからの圧油はブーム用油圧シリンダ
に対して供給されない。したがってブームのフロート状
態時にブーム用油圧シリンダが上昇する動きをおこすこ
とはないし、また1個のメインポンプから圧油の供給を
受けるコントロールバルブグループに通じる油圧アクチ
ュエータの圧力変動,流量変化などの悪影響を防止する
ことができる。また本発明では上記フロート用電磁切換
弁の電気回路に通電表示器を設けたので、その通電表示
器の表示を運転者が認知してブームがフロート状態であ
るかどうかを確認することができる。また上記通電表示
器の表示状態(表示の点き放し、あるいは全然表示が行
われない状態)を認知して、上記フロート用電磁切換弁
又は電気回路の異常を判断することができる。また上記
短絡通路用油路に絞り部を設けた場合にはその絞り部が
流路抵抗としてはたらくので、ブーム用油圧シリンダ内
部のこもり内圧の一部をブームに対して作用させること
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例
フローティング装置を示す回路図である。図において、
17はブーム用油圧シリンダ(以下、ブームシリンダ1
7という)、18,19はいわゆるタンデム方式に配設
されているフロート用電磁切換弁、20はブーム用コン
トロールバルブ(以下、コントロールバルブ20とい
う)、21はメインポンプ、22はパイロットポンプ、
23は油タンク、24はブーム用油圧リモコン弁(以
下、油圧リモコン弁24という)、25は操作レバー、
26,27は油圧リモコン弁24のそれぞれパイロット
弁、28は電気回路、29,30は電気回路28内に直
列に接続されているスイッチ、31は電源、32,33
はフロート用電磁切換弁18,19のソレノイドであ
る。図2は、本発明の第1実施例フローティング装置を
そなえた油圧ショベル(全体図は図示していない)の作
業アタッチメント34を示す要部側面図である。図にお
いて、35は油圧ショベルの上部旋回体(全体図は図示
していない)のセンタフレーム、36は作業アタッチメ
ント34のブーム、37はアーム、38はハンマ体、3
9はアームシリンダ、40はバケットシリンダ、41は
杭部材(矢板などを含む)である。
【0007】次に、本発明の第1実施例フローティング
装置の構成を図1及び図2について述べる。本発明で
は、ブームシリンダ17を制御するコントロールバルブ
20よりブームシリンダ17に通じる一対の給排管路
(管路42−43、及び管路44−45をいう)と、油
タンク23とをそれぞれフロート用電磁切換弁18,1
9を介して配管接続し、その2個のフロート用電磁切換
弁18,19のそれぞれソレノイド32,33をスイッ
チ29及び30操作により同時に通電して、上記フロー
ト用電磁切換弁18,19をともに給排通路用油路位置
(ト位置,チ位置)より短絡通路用油路位置(ホ位置,
ヘ位置)に切換えるようにした。かつまた上記2個のフ
ロート用電磁切換弁18,19のそれぞれ短絡通路用油
路位置ホ,ヘはコントロールバルブ20の出力側ポート
B,Aに通じる管路42,44を連絡口C,D(フロー
ト用電磁切換弁18,19のそれぞれト位置,チ位置に
示す)にて遮断状態にした。
【0008】次に、本発明の第1実施例フローティング
装置の作用について述べる。図1に示すフローティング
装置をそなえた油圧ショベルがたとえば図2に示すよう
な杭打ち込み作業を行うときには、先ずスイッチ29を
オン操作しておく。次に油圧リモコン弁24の操作レバ
ー25をイ’位置方向に操作して、コントロールバルブ
20をブーム上昇油路位置ロ’に切換えることによりブ
ーム36を上昇させる。そして作業アタッチメント34
先端部のバケット38が所要の高さまで上昇したとき
に、スイッチ30をオン操作する。2個のフロート用電
磁切換弁18,19のソレノイド32,33が通電し、
2個のフロート用電磁切換弁18,19はともに給排通
路用油路位置ト,チより短絡通路用油路位置ホ,ヘに切
換わる。それによってブームシリンダ17のボトム側油
室46は、管路45、フロート用電磁切換弁19のヘ位
置、管路47,48、フロート用電磁切換弁18のホ位
置、管路43を通じて、ブームシリンダ17のロッド側
油室49に連通する。したがってブーム36、アーム3
7,及びバケット38が自重により落下下降するので、
杭打ちを行うことができる。
【0009】上記のように本発明では2個のフロート用
電磁切換弁18,19を同時に給排通路用油路位置ト,
チより短絡通路用油路位置ホ,ヘに切換えたときには、
その短絡通路用油路位置ホ,ヘはコントロールバルブの
出力側ポート20に通じる管路42,44を遮断状態に
する。それにより上記2個のフロート用電磁切換弁1
8,19を短絡通路用油路位置ホ,ヘに切換えたときす
なわちブームシリンダ17をフロート状態にしたときに
は、油圧リモコン弁24を操作してコントロールバルブ
20を切換状態にしても、メインポンプ21からの圧油
はブームシリンダ17に対して供給されない。したがっ
てブーム36のフロート状態時にブームシリンダ17が
上昇する動きをおこすことはないし、また1個のメイン
ポンプ21から圧油の供給を受けるコントロールバルブ
グループG(図1に示す)に通じる油圧アクチュエータ
(図示していない)の圧力変動,流量変化などの悪影響
を防止することができる。
【0010】次に図3は、本発明の第2実施例フローテ
ィング装置を示す回路図である。図において、図1に示
す第1実施例フローティング装置と同一構成要素を使用
しているものに対しては同符号を付す。1’は複数個
(いわゆる2シリンダ)のブームシリンダ、13’はブ
ームシリンダ1’のボトム側油室、14’はロッド側油
室、18’,19’はそれぞれフロート用電磁切換弁、
50は電気回路、29’,30’は電気回路50内に直
列に接続されているそれぞれスイッチ、51はリレー、
32’,33’はフロート用電磁切換弁18,19’の
それぞれソレノイド、52はソレノイド32’,33’
の通電状態を表示する一通電表示器である表示用ランプ
である。次に、本発明の第2実施例フローティング装置
の構成を図3について述べる。本発明では、ブームシリ
ンダ1’を制御するコントロールバルブ20よりブーム
シリンダ1’に通じる一対の給排管路(管路42−4
3、及び管路44−45をいう)と、油タンク23とを
それぞれフロート用電磁切換弁18’,19’を介して
配管接続し、その2個のフロート用電磁切換弁18’,
19’のそれぞれソレノイド32’,33’をスイッチ
29’及び30’操作により同時に通電して、上記フロ
ート用電磁切換弁18’,19’をともに給排通路用油
路位置(ト’位置,チ’位置)より短絡通路用油路位置
(ホ’位置,ヘ’位置)切換えるようにした。かつまた
上記2個のフロート用電磁切換弁18’,19’のそれ
ぞれ短絡通路用油路位置ホ’,ヘ’はコントロールバル
ブ20の出力側ポートB,Aに通じる管路42,44を
連絡口C’,D’(フロート用電磁切換弁18’,1
9’のそれぞれト’位置,チ’位置に示す)にて遮断状
態にした。また本発明では、フロート用電磁切換弁1
8’,19’の電気回路50に表示用ランプ52を設け
た。また上記短絡通路用油路(フロート用電磁切換弁1
8’のト’位置とフロート用電磁切換弁19’のチ’位
置を連通している油路)に絞り部68を設けた。
【0011】次に、本発明の第2実施例フローティング
装置の作用について述べる。この第2実施例フローティ
ング装置においてブームシリンダ1’をフロート状態に
する作用は第1実施例フローティング装置の場合と同様
である。しかしこの第2実施例フローティング装置では
フロート用電磁切換弁18’,19’の電気回路50に
表示用ランプ52を設けたので、その表示用ランプ52
の点灯(点滅点灯なども含む)を目視してブームがフロ
ート状態であることを確認することができる。また上記
表示用ランプ52の表示状態(表示用ランプ52の点き
放し、あるいは全然点灯しない状態)を認知して、上記
フロート用電磁切換弁18’,19’又は電気回路50
の異常を判断することができる。なお本実施例では通電
表示器として表示用ランプ52を用いているが、表示用
ランプ52に限らずブザー等を用いることも可能であ
る。またフロート用電磁切換弁18’と19’との間の
短絡通路用油路に絞り部68を設けたので、その絞り部
68が流路抵抗としてはたらくようになり、ブームシリ
ンダ1’内部のこもり内圧の一部をブームに対して作用
させることができる。
【0012】次に図4は、本発明のフローティング装置
をそなえた油圧ショベル53がその作業アタッチメント
54先端部に転圧用ローラ55を取付けて地面(深溝の
埋戻し面などを含む)に対する締固作業を行っている状
態を示す側面図である。図において、56はブーム、5
7はアーム、58はブームシリンダ、59はアームシリ
ンダである。図4に示す油圧ショベルでは、ブームシリ
ンダ58をフロート状態に操作し、アームシリンダ59
を伸縮作動させると、アーム57が前後方向に回動す
る。したがって転圧用ローラ55が前後方向に押し引き
移動するので、作業アタッチメント54の重量(また転
圧用ローラが振動ローラの場合もあるのでその振動)に
よって地面の締固めを行うことができる。
【0013】また図5は、本発明のフローティング装置
をそなえた他実施例油圧ショベル60の側面図である。
図において、61は油圧ショベル60のフロント部に装
着した作業アタッチメント、62は作業アタッチメント
61のブーム、63はテレスコピックアーム、64は作
業工具(図示ではバケットにしているが、バケットに限
らない)、65はブームシリンダ、66はアームシリン
ダ、67はテレスコ用シリンダである。図5に示す油圧
ショベル60では、ブームシリンダ65及びテレスコ用
シリンダ67をフロート状態に操作して、作業アタッチ
メント61を動かすことによって、自由度の大きい作業
範囲にわたる多様な押圧作業等に対応させることができ
る。なおテレスコピックアームに限らず通常のアームを
装備した油圧ショベルの場合でも、本発明のフローティ
ング装置をそなえることによって図示していないブレー
カ用破砕作業、固い地盤のくい込み作業、法面たたき作
業等に適応することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明では2個のフロート用電磁切換弁
を同時に給排通路用油路位置より短絡通路用油路位置に
切換えたときには、その短絡通路用油路位置はコントロ
ールバルブの出力側ポートに通じる管路を遮断状態にす
る。それにより上記2個のフロート用電磁切換弁を短絡
通路用油路位置に切換えたときすなわちブーム用油圧シ
リンダをフロート状態にしたときには、ブーム用油圧リ
モコン弁を操作してコントロールバルブを切換状態にし
ても、メインポンプからの圧油はブーム用油圧シリンダ
に対して供給されない。したがってブームのフロート状
態時にブーム用油圧シリンダが上昇する動きをおこすこ
とはないし、また1個のメインポンプから圧油の供給を
受けるコントロールバルブグループに通じる油圧アクチ
ュエータの圧力変動、流量変化などの悪影響を防止する
ことができる。また本発明では上記フロート用電磁切換
弁の電気回路に通電表示器を設けたので、その通電表示
器の表示を運転者が認知してブームがフロート状態であ
るかどうかを確認することができる。また上記通電表示
器の表示状態(表示の点き放し、あるいは全然表示が行
われない状態)を認知して、上記フロート用電磁切換弁
又は電気回路の異常を判断することができる。また上記
短絡通路用油路に絞り部を設けた場合にはその絞り部が
流路抵抗としてはたらくので、ブーム用油圧シリンダ内
部のこもり内圧の一部をブームに対して作用させること
ができる。したがって本発明のフローティング装置をそ
なえた建設機械、作業車両では油圧シリンダをフロート
状態にすることによって所要の作業を正確かつ確実に行
うことができるとともに、フローティング装置の操作性
とメンテナンス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例フローティング装置を示す
回路図である。
【図2】油圧ショベルの作業アタッチメントを示す要部
側面図である。
【図3】本発明の第2実施例フローティング装置を示す
回路図である。
【図4】本発明のフローティング装置をそなえた油圧シ
ョベルが締固作業を行っている状態を示す側面図であ
る。
【図5】本発明のフローティング装置をそなえた他実施
例油圧ショベルの側面図である。
【図6】従来技術の一実施例ブーム用フロート回路図で
ある。
【符号の説明】
1,1’,17,58,65 ブームシリンダ 6,28,50 電気回路 7,8,29,29’,30,30’ スイッチ 9,24 ブーム用油圧リモコン弁 13,13’46 ボトム側油室 14,14’,49 ロッド側油室 18,18,’,19,19’ フロート用電磁切換弁 20 ブーム用コントロールバルブ 34,54,61 作業アタッチメント 36,56,62 ブーム 52 表示用ランプ 53,60 油圧ショベル 55 転圧用ローラ 68 絞り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 20/00 F15B 11/02 L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を支持する油圧シリンダのボトム側
    油室とロッド側油室とをフロート用切換弁にて短絡切換
    可能にしている建設機械,作業車両等において、油圧シ
    リンダ制御用コントロールバルブより油圧シリンダに通
    じる一対の給排管理と、油タンクとをそれぞれフロート
    用切換弁を介して配管接続し、上記2個のフロート用切
    換弁をともに連動して、給排通路用油路位置と短絡通路
    用油路位置に切換えるようにしたことを特徴とする油圧
    シリンダのフローティング装置。
  2. 【請求項2】 車体のフロント部にブームをそなえた作
    業アタッチメントを装着し、上記ブームをブーム用油圧
    シリンダにより回動可能とし、そのブーム用油圧シリン
    ダのボトム側油室とロッド側油室とをフロート用切換弁
    にて短絡切換可能にしている建設機械,作業車両等にお
    いて、上記ブーム用油圧シリンダを制御するコントロー
    ルバルブよりブーム用油圧シリンダに通じる一対の給排
    管路と、油タンクとをそれぞれフロート用切換弁を介し
    て配管接続し、上記2個のフロート用切換弁をともに連
    動して、給排通路用油路位置と短絡通路用油路位置に切
    換えるようにしたことを特徴とする油圧シリンダのフロ
    ーティング装置。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲請求項1及び請求項2記
    載の油圧シリンダのフローティング装置において、前記
    短絡通路用油路位置はコントロールバルブの出力側ポー
    トに通じる管路を遮断状態にしたことを特徴とする油圧
    シリンダのフローティング装置。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲請求項1及び請求項2記
    載の油圧シリンダのフローティング装置において、前記
    2個のフロート用切換弁をそれぞれフロート用電磁切換
    弁に設定し、スイッチ操作により同時に通電するように
    したことを特徴とする油圧シリンダのフローティング装
    置。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲請求項4記載の油圧シリ
    ンダのフローティング装置において、前記フロート用電
    磁切換弁の電気回路に通電表示器を設けたことを特徴と
    する油圧シリンダのフローティング装置。
  6. 【請求項6】 特許請求の範囲請求項2記載の油圧シリ
    ンダのフローティング装置において、前記短絡通路用油
    路に絞り部を設けたことを特徴とする油圧シリンダのフ
    ローティング装置。
JP12773496A 1996-04-23 1996-04-23 油圧シリンダのフローティング装置 Expired - Fee Related JP3684268B2 (ja)

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