JPH09286493A - 液体の充填装置 - Google Patents
液体の充填装置Info
- Publication number
- JPH09286493A JPH09286493A JP11836396A JP11836396A JPH09286493A JP H09286493 A JPH09286493 A JP H09286493A JP 11836396 A JP11836396 A JP 11836396A JP 11836396 A JP11836396 A JP 11836396A JP H09286493 A JPH09286493 A JP H09286493A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- filling
- container
- nozzle
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で液垂れや泡立ち現象を生ずるこ
となく、効率良く液体充填が可能な液体充填装置を提供
する 【解決手段】 大充填用の第1弁体と小充填用の第2弁
体を同時にまたは第1弁体だけで所要量の液体を容器に
供給し、その後第1弁体を閉じ、第2弁体により所定量
になるまで液体を供給するようにした液体の充填装置に
おいて、液体を容器に供給するノズル4は、上面を開口
し、下端面を密閉可能な円筒体4aの底板4dに、円筒
体4aの周方向にそって外方向へ拡開傾斜状に開口する
供給口4eを形成してある。
となく、効率良く液体充填が可能な液体充填装置を提供
する 【解決手段】 大充填用の第1弁体と小充填用の第2弁
体を同時にまたは第1弁体だけで所要量の液体を容器に
供給し、その後第1弁体を閉じ、第2弁体により所定量
になるまで液体を供給するようにした液体の充填装置に
おいて、液体を容器に供給するノズル4は、上面を開口
し、下端面を密閉可能な円筒体4aの底板4dに、円筒
体4aの周方向にそって外方向へ拡開傾斜状に開口する
供給口4eを形成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓶や罐等の容器内
に各種の液体を充填する装置に関し、特に、液垂れや泡
立ち等を生ずることのないノズルを有する充填装置に関
するものである。
に各種の液体を充填する装置に関し、特に、液垂れや泡
立ち等を生ずることのないノズルを有する充填装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】食品、医薬品、化学品等の広い産業分野
では各種の液体が使用されている。この液体は各ユーザ
ーが使い易いように必ず小容量の瓶や罐等の容器に小分
けされ、保管されている。このため、容器に液体を充填
する装置は、各産業分野で利用が高いものである。
では各種の液体が使用されている。この液体は各ユーザ
ーが使い易いように必ず小容量の瓶や罐等の容器に小分
けされ、保管されている。このため、容器に液体を充填
する装置は、各産業分野で利用が高いものである。
【0003】容器内に液体を充填するに際しては、充填
精度が高く、充填速度が速いこと、充填終了後に液垂れ
を生じないこと、等が要求されている。本願出願人は、
これらの要求に答えるものとして特願昭63−2499
74号(特開平2−98592号)として液体の充填方
法とその装置を提供している。この発明で使用されてい
る装置は、角形ブロック状の中央体1を中心にして側面
の三方向に第1シリンダ体2からなる大充填弁機構と第
2シリンダ体3からなる小充填弁機構と第3シンリダ体
4からなる負圧発生弁機構を有している。
精度が高く、充填速度が速いこと、充填終了後に液垂れ
を生じないこと、等が要求されている。本願出願人は、
これらの要求に答えるものとして特願昭63−2499
74号(特開平2−98592号)として液体の充填方
法とその装置を提供している。この発明で使用されてい
る装置は、角形ブロック状の中央体1を中心にして側面
の三方向に第1シリンダ体2からなる大充填弁機構と第
2シリンダ体3からなる小充填弁機構と第3シンリダ体
4からなる負圧発生弁機構を有している。
【0004】中央体1には、大充填弁機構に通じる大径
孔1bと、小充填弁機構に通じる小径孔1cが形成して
あり、大径孔1bと小径孔1cとは共通の入口孔1aを
通して分通して液体供給が可能であるとともに更に共通
の連通孔1dを通して中央体1の下側に連設したノズル
13を介して液体を排出可能となっている。
孔1bと、小充填弁機構に通じる小径孔1cが形成して
あり、大径孔1bと小径孔1cとは共通の入口孔1aを
通して分通して液体供給が可能であるとともに更に共通
の連通孔1dを通して中央体1の下側に連設したノズル
13を介して液体を排出可能となっている。
【0005】液体を容器20内に充填するには、一本の
中実軸体内の全体に、軸線にそって多数の細孔13aを
有するノズル13を容器20の注入口に挿入し、入口孔
1aから供給した液体は、大径孔1b−大充填弁機構お
よび小径孔1c−小充填弁機構を介し、連通孔1d−ノ
ズル13を通して所要量の液体を供給すればよい。
中実軸体内の全体に、軸線にそって多数の細孔13aを
有するノズル13を容器20の注入口に挿入し、入口孔
1aから供給した液体は、大径孔1b−大充填弁機構お
よび小径孔1c−小充填弁機構を介し、連通孔1d−ノ
ズル13を通して所要量の液体を供給すればよい。
【0006】上記の装置によれば、大充填弁機構および
小充填弁機構を使用することにより充填速度を早くする
ことができ、かつ、最後には大充填弁機構を停止し、小
充填弁機構に切り替えることにより充填精度を高めるこ
とができるようになっている。そして、液体の充填後、
負圧発生弁機構を作動させ、ノズル13の下端面に表面
張力でふくらんだ状態の液体をノズル13内に吸引し、
液垂れが生じないようになっている。
小充填弁機構を使用することにより充填速度を早くする
ことができ、かつ、最後には大充填弁機構を停止し、小
充填弁機構に切り替えることにより充填精度を高めるこ
とができるようになっている。そして、液体の充填後、
負圧発生弁機構を作動させ、ノズル13の下端面に表面
張力でふくらんだ状態の液体をノズル13内に吸引し、
液垂れが生じないようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記する従来の液体充
填装置においては、ノズル13は、軸体内の周辺および
中央部にかけて多数の細孔13aを形成し、各細孔13
aは真下に向けてあるので、液体充填後は各細孔13a
から表面ににじみ出た液体が集合して下端面にふくらん
だ状態となって垂れる恐れがある。
填装置においては、ノズル13は、軸体内の周辺および
中央部にかけて多数の細孔13aを形成し、各細孔13
aは真下に向けてあるので、液体充填後は各細孔13a
から表面ににじみ出た液体が集合して下端面にふくらん
だ状態となって垂れる恐れがある。
【0008】更に、液体はノズル13の先端から真下に
放出されるので、例えば、発泡性を有する液体の場合に
は、放出液体が容器内の液面に衝突した際、泡立ち現象
を生じ、液体が容器20の上面に達しているような時に
は、発泡状態の液体が容器20からあふれ出て、容器2
0の表面や周囲を汚すとともに液体を無駄にする原因と
なっていた。
放出されるので、例えば、発泡性を有する液体の場合に
は、放出液体が容器内の液面に衝突した際、泡立ち現象
を生じ、液体が容器20の上面に達しているような時に
は、発泡状態の液体が容器20からあふれ出て、容器2
0の表面や周囲を汚すとともに液体を無駄にする原因と
なっていた。
【0009】本発明は、上記する従来技術の問題点に鑑
み、簡単な構造で液垂れや泡立ち現象を生ずることな
く、効率良く液体充填が可能な液体充填装置を提供する
ことを目的とするものである。
み、簡単な構造で液垂れや泡立ち現象を生ずることな
く、効率良く液体充填が可能な液体充填装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、大充填用の第1弁体と小充填用の第2弁
体を同時にまたは第1弁体だけで所要量の液体を容器に
供給し、その後第1弁体を閉じ、第2弁体により所定量
になるまで液体を供給するようにした液体の充填装置に
おいて、液体を容器に供給するノズル4は、上面を開口
し、下端面を密閉可能な円筒体4aの底板4dに、円筒
体4aの周方向にそって外方向へ拡開傾斜状に開口する
供給口4eを形成してある。
めに本発明は、大充填用の第1弁体と小充填用の第2弁
体を同時にまたは第1弁体だけで所要量の液体を容器に
供給し、その後第1弁体を閉じ、第2弁体により所定量
になるまで液体を供給するようにした液体の充填装置に
おいて、液体を容器に供給するノズル4は、上面を開口
し、下端面を密閉可能な円筒体4aの底板4dに、円筒
体4aの周方向にそって外方向へ拡開傾斜状に開口する
供給口4eを形成してある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1、図2は本発明充填装
置を示すものであり、図1は充填装置を平面から見た要
部の断面図、図2は充填装置を正面から見た要部の断面
図である。この充填装置は、中央体1の両側に第1シリ
ンダ体2および第2シリンダ体3を連結し、第1シリン
ダ体2は中央体1に形成した大径孔1aに向けて大充填
弁機構Aを形成し、また、第2シリンダ体3は小径孔1
bに向けて小充填弁機構Bを形成したものであり、中央
体1、大充填弁機構Aおよび小充填弁機構B等は前記し
た従来の充填装置の構造と同じである。尚、大径孔1a
および小径孔1bは、中央体1の上面中央部に開口して
形成した入口孔1cに通じ、また、流路1dを介して中
央体1の下面に開口して形成した出口孔1eにそれぞれ
通じている。本発明においては出口孔1eに連設し、液
体を容器に放出するノズル4の構造に特徴を有してい
る。
施の形態を詳細に説明する。図1、図2は本発明充填装
置を示すものであり、図1は充填装置を平面から見た要
部の断面図、図2は充填装置を正面から見た要部の断面
図である。この充填装置は、中央体1の両側に第1シリ
ンダ体2および第2シリンダ体3を連結し、第1シリン
ダ体2は中央体1に形成した大径孔1aに向けて大充填
弁機構Aを形成し、また、第2シリンダ体3は小径孔1
bに向けて小充填弁機構Bを形成したものであり、中央
体1、大充填弁機構Aおよび小充填弁機構B等は前記し
た従来の充填装置の構造と同じである。尚、大径孔1a
および小径孔1bは、中央体1の上面中央部に開口して
形成した入口孔1cに通じ、また、流路1dを介して中
央体1の下面に開口して形成した出口孔1eにそれぞれ
通じている。本発明においては出口孔1eに連設し、液
体を容器に放出するノズル4の構造に特徴を有してい
る。
【0012】以下、更に充填装置の構造について詳細に
説明する。中央体1は、四弗化エチレンやポリプロピレ
ン等の耐薬品性合成樹脂で角形ブロック状に形成されて
いる。中央体1の両側に対称に設置した大充填弁機構A
および小充填弁機構B等は次のような構造である。シリ
ンダ体2、3内は仕切壁2a、3aにより弁室2b、3
bと作動室2c、3cに仕切られており、弁室2b、3
b内にあって大径孔1aおよび小径孔1bをそれぞれに
開閉可能な弁体2d、3dは、仕切壁2a、3aを貫通
する作動扞2e、3eの先端に取り付けられ、作動扞2
e、3eの後端は、作動室2c、3c内を摺動可能なピ
ストン2f、3fに連結されている。
説明する。中央体1は、四弗化エチレンやポリプロピレ
ン等の耐薬品性合成樹脂で角形ブロック状に形成されて
いる。中央体1の両側に対称に設置した大充填弁機構A
および小充填弁機構B等は次のような構造である。シリ
ンダ体2、3内は仕切壁2a、3aにより弁室2b、3
bと作動室2c、3cに仕切られており、弁室2b、3
b内にあって大径孔1aおよび小径孔1bをそれぞれに
開閉可能な弁体2d、3dは、仕切壁2a、3aを貫通
する作動扞2e、3eの先端に取り付けられ、作動扞2
e、3eの後端は、作動室2c、3c内を摺動可能なピ
ストン2f、3fに連結されている。
【0013】各ピストン2f、3fはスプリング2g、
3gの伸弾性圧により内側方向、即ち、大径孔1aおよ
び小径孔1b方向にそれぞれ付勢されており、その結
果、弁体2d、3dは常態では大径孔1aおよび小径孔
1bを閉じている。各シリンダ体2、3には、圧力流体
を供給可能な入口孔2h、3hと大気に連通する出口孔
2i、3iが形成してある。入口孔2h、3hからは仕
切壁2a、3aとピストン2f、3fとの空間に圧力流
体が供給可能であり、圧力流体を送り込むことによりピ
ストン2f、3fはスプリング2g、3gの弾性に抗し
てシリンダ体2、3にネジ込んだ弁開度調整用ネジ扞2
j、3jに突き当たるまで後退し、大径孔1aおよび小
径孔1bは開放可能である。尚、各弁室2b、3b内
は、弁体2d、3dとシリンダ体2、3の結合基部間に
張設したダイヤフラム2k、3kによって二室に分離さ
れている。
3gの伸弾性圧により内側方向、即ち、大径孔1aおよ
び小径孔1b方向にそれぞれ付勢されており、その結
果、弁体2d、3dは常態では大径孔1aおよび小径孔
1bを閉じている。各シリンダ体2、3には、圧力流体
を供給可能な入口孔2h、3hと大気に連通する出口孔
2i、3iが形成してある。入口孔2h、3hからは仕
切壁2a、3aとピストン2f、3fとの空間に圧力流
体が供給可能であり、圧力流体を送り込むことによりピ
ストン2f、3fはスプリング2g、3gの弾性に抗し
てシリンダ体2、3にネジ込んだ弁開度調整用ネジ扞2
j、3jに突き当たるまで後退し、大径孔1aおよび小
径孔1bは開放可能である。尚、各弁室2b、3b内
は、弁体2d、3dとシリンダ体2、3の結合基部間に
張設したダイヤフラム2k、3kによって二室に分離さ
れている。
【0014】本発明におけるノズル4は、図3、図4に
示すように、上面を開口し、下端面を密閉可能な円筒体
4aの下部内に、複数本の細長いノズル孔4bを有する
中実体4cを密に嵌め込み、円筒体4aの底板4dに
は、各ノズル孔4bに対応する位置に、円筒体4aの軸
線を中心にして外方向へ拡開状に傾斜して開口する供給
口4eを形成したものである。
示すように、上面を開口し、下端面を密閉可能な円筒体
4aの下部内に、複数本の細長いノズル孔4bを有する
中実体4cを密に嵌め込み、円筒体4aの底板4dに
は、各ノズル孔4bに対応する位置に、円筒体4aの軸
線を中心にして外方向へ拡開状に傾斜して開口する供給
口4eを形成したものである。
【0015】中実体4cは、円筒体4a内に嵌め込み可
能な丸棒状となっており、軸線方向にそって細長いノズ
ル孔4bは、中実体4cの外周面に周方向にそって所定
の間隔で配設したものであり、中実体4cを円筒体4a
内に嵌め入れた時、各ノズル孔4bは円筒体4aの内周
壁面4fに面するようになる。このようなノズル4は、
従来と同じくソケット部材5によって中央体1下面に突
設したノズル接続部1fに緊締されている。
能な丸棒状となっており、軸線方向にそって細長いノズ
ル孔4bは、中実体4cの外周面に周方向にそって所定
の間隔で配設したものであり、中実体4cを円筒体4a
内に嵌め入れた時、各ノズル孔4bは円筒体4aの内周
壁面4fに面するようになる。このようなノズル4は、
従来と同じくソケット部材5によって中央体1下面に突
設したノズル接続部1fに緊締されている。
【0016】上記の構成において、ノズル4を図示しな
い瓶や罐等の容器の注入口内に入れて充填装置を容器上
にセットし、図示しない液体供給装置に連設するホース
6を通して入口孔1cから液体を供給する。この時、弁
体2d、3dは、ピストン2f、3fの摺動作用により
大径孔1aと小径孔1bとを開放してあり、液体は大径
孔1aと小径孔1bに分流し、流路1dから出口孔1e
内に入り、ノズル4の供給口4eから容器内に供給され
る。
い瓶や罐等の容器の注入口内に入れて充填装置を容器上
にセットし、図示しない液体供給装置に連設するホース
6を通して入口孔1cから液体を供給する。この時、弁
体2d、3dは、ピストン2f、3fの摺動作用により
大径孔1aと小径孔1bとを開放してあり、液体は大径
孔1aと小径孔1bに分流し、流路1dから出口孔1e
内に入り、ノズル4の供給口4eから容器内に供給され
る。
【0017】供給口4eは、前記の通り外方向へ拡開傾
斜してあるので、液体は斜め方向に噴出され、容器の内
壁面にそって充填されることになる。噴出された液体
は、容器内の液面に直接に突き当たることがないので、
液体が発泡性を有する場合でも泡立つことがなく、底面
の細孔の効果により液体供給を停止した時、液体がノズ
ル4の下端面に集合してたまることがなく、ノズル4を
容器の注入口から引き抜いても液垂れが生じない。
斜してあるので、液体は斜め方向に噴出され、容器の内
壁面にそって充填されることになる。噴出された液体
は、容器内の液面に直接に突き当たることがないので、
液体が発泡性を有する場合でも泡立つことがなく、底面
の細孔の効果により液体供給を停止した時、液体がノズ
ル4の下端面に集合してたまることがなく、ノズル4を
容器の注入口から引き抜いても液垂れが生じない。
【0018】尚、ノズル孔4bの径は1〜3mm、ノズ
ル孔4b(中実体4c)の高さは10〜50mm、供給
口4dの傾斜角度は30°〜60°が望ましいが、これ
らの数値は充填装置全体の大きさ、液体処理能力等によ
り任意に選択される。
ル孔4b(中実体4c)の高さは10〜50mm、供給
口4dの傾斜角度は30°〜60°が望ましいが、これ
らの数値は充填装置全体の大きさ、液体処理能力等によ
り任意に選択される。
【0019】液体の供給に際しては、大充填弁機構Aの
弁体2dと小充填弁機構Bの弁体3dとを同時に開いて
容器に液体の供給を行い、所要量の液体を供給した後は
大充填弁機構Aの弁体2dを閉じ、小充填弁機構Bの弁
体3dのみを開いて所定量になるまで液体を供給する。
または、大充填弁機構Aの弁体2dのみを開いて所要量
の液体を供給し、その後、弁体2dを閉じて小充填弁機
構Bの弁体3dを開いて所定量になるまで液体を供給す
るようにしてもよい。これは従来の充填装置の場合と同
じである。
弁体2dと小充填弁機構Bの弁体3dとを同時に開いて
容器に液体の供給を行い、所要量の液体を供給した後は
大充填弁機構Aの弁体2dを閉じ、小充填弁機構Bの弁
体3dのみを開いて所定量になるまで液体を供給する。
または、大充填弁機構Aの弁体2dのみを開いて所要量
の液体を供給し、その後、弁体2dを閉じて小充填弁機
構Bの弁体3dを開いて所定量になるまで液体を供給す
るようにしてもよい。これは従来の充填装置の場合と同
じである。
【0020】ノズル4の形状は前記に限定されるもので
はなく、例えば、外周面にノズル孔4bを有する前記の
中実体4cと底板4dとを一体的に連結し、中実体4c
部分を円筒体4a内に密に嵌め入れ、底板4dで円筒体
4aの下端面を密閉するようにしてもよい。
はなく、例えば、外周面にノズル孔4bを有する前記の
中実体4cと底板4dとを一体的に連結し、中実体4c
部分を円筒体4a内に密に嵌め入れ、底板4dで円筒体
4aの下端面を密閉するようにしてもよい。
【0021】また、図5、図6に示すように、複数の小
径管7を円筒体4aの内周壁面4fにそって周方向に所
定の間隔で配設固定し、円筒体4aを密閉する底板4d
には各小径管7に対応する位置で前記と同じく外方向に
拡開傾斜する供給孔4eを形成したノズル4形状であっ
てもよい。
径管7を円筒体4aの内周壁面4fにそって周方向に所
定の間隔で配設固定し、円筒体4aを密閉する底板4d
には各小径管7に対応する位置で前記と同じく外方向に
拡開傾斜する供給孔4eを形成したノズル4形状であっ
てもよい。
【0022】更には、底板4d上に円周方向にそって複
数本の小径管7を立設して固定し、小径管7を円筒体4
a内に内周壁面4fに接するように収容し、底板4dを
円筒体4a下面に密に固定したノズル4形状であっても
よい。更にまた、図7に示すように、ノズル4はその内
部にノズル孔4bを有することなく、上面を開口し、下
端面を密閉した一本の円筒体4aの底板4dに、周方向
にそって複数の傾斜供給孔4eを形成した形状であって
もよい。尚、上記説明においては、ノズル4内に液体を
吸い上げることのできる負圧発生弁機構は充填装置から
省略してあるが、液体の性状によっては負圧発生弁機構
を設けてもよいことは勿論である。
数本の小径管7を立設して固定し、小径管7を円筒体4
a内に内周壁面4fに接するように収容し、底板4dを
円筒体4a下面に密に固定したノズル4形状であっても
よい。更にまた、図7に示すように、ノズル4はその内
部にノズル孔4bを有することなく、上面を開口し、下
端面を密閉した一本の円筒体4aの底板4dに、周方向
にそって複数の傾斜供給孔4eを形成した形状であって
もよい。尚、上記説明においては、ノズル4内に液体を
吸い上げることのできる負圧発生弁機構は充填装置から
省略してあるが、液体の性状によっては負圧発生弁機構
を設けてもよいことは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、液体充
填装置は、中央体1の両側に大容量の液体供給が可能な
大充填弁機構Aと小容量の液体供給が可能な小充填弁機
構Bを設けたものであるので全体の構造を小型化するこ
とができる。各機構A、Bを通して送り込まれた液体を
容器に充填するために、中央体1の下面に設置した円筒
状のノズル4は、円筒体4aの底板4dの周方向に、外
方向へ拡開傾斜状に開口した供給口4eを複数形成して
あるので、ノズル4を容器の注入口に差し込んで液体を
供給する時、液体は傾斜方向に放出され、容器の内壁を
伝わって充填されることになる。従って、放出液体は容
器内の液面に衝突することがないので、液体表面に飛沫
現象を生じないとともに液体が発泡性を有する場合であ
っても泡立ち現象を生ずることがなく、液体が容器から
あふれ出ることがない。供給口4eは、ノズル4の底板
4dの面にのみ形成してあり、かつ、外方向に傾斜状態
となっているので、必要量の液体を供給し、液体供給を
終了した時、ノズル4内の液体は底板4d面ににじみ出
ることがなく、液垂れ現象を生ずることがない。液体供
給は、大充填弁機構Aと小充填弁機構Bを利用して行う
ことにより、短時間で充填可能であり、また、最終的に
は小充填弁機構Bのみで液体供給を行うので充填精度が
高いものである。
填装置は、中央体1の両側に大容量の液体供給が可能な
大充填弁機構Aと小容量の液体供給が可能な小充填弁機
構Bを設けたものであるので全体の構造を小型化するこ
とができる。各機構A、Bを通して送り込まれた液体を
容器に充填するために、中央体1の下面に設置した円筒
状のノズル4は、円筒体4aの底板4dの周方向に、外
方向へ拡開傾斜状に開口した供給口4eを複数形成して
あるので、ノズル4を容器の注入口に差し込んで液体を
供給する時、液体は傾斜方向に放出され、容器の内壁を
伝わって充填されることになる。従って、放出液体は容
器内の液面に衝突することがないので、液体表面に飛沫
現象を生じないとともに液体が発泡性を有する場合であ
っても泡立ち現象を生ずることがなく、液体が容器から
あふれ出ることがない。供給口4eは、ノズル4の底板
4dの面にのみ形成してあり、かつ、外方向に傾斜状態
となっているので、必要量の液体を供給し、液体供給を
終了した時、ノズル4内の液体は底板4d面ににじみ出
ることがなく、液垂れ現象を生ずることがない。液体供
給は、大充填弁機構Aと小充填弁機構Bを利用して行う
ことにより、短時間で充填可能であり、また、最終的に
は小充填弁機構Bのみで液体供給を行うので充填精度が
高いものである。
【図1】本発明充填装置を平面から見た要部の断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明充填装置を正面から見た要部の断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明充填装置に使用するノズルの平面図であ
る。
る。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】ノズルの他の例を示す平面図である。
【図6】図5のY−Y線断面図である。
【図7】ノズルの更に他の例を示す断面図である。
1 中央体 1a 大径孔 1b 小径孔 1c 入口孔 1d 流路 1e 出口孔 1f ノズル接続部 2 第1シリンダ体 3 第2シリンダ体 2a 3a 仕切壁 2b 3b 弁室 2c 3c 作動室 2d 3d 弁体 2e 3e 作動扞 2f 3f ピストン 2g 3g スプリング 2h 3h 入口孔 2i 3i 出口孔 2j 3j ネジ扞 2k 3k ダイヤフラム 4 ノズル 5 ソケット部材 6 ホース 7 小径管
Claims (1)
- 【請求項1】 大充填用の第1弁体と小充填用の第2弁
体を同時にまたは第1弁体だけで所要量の液体を容器に
供給し、その後第1弁体を閉じ、第2弁体により所定量
になるまで液体を供給するようにした液体の充填装置に
おいて、液体を容器に供給するノズル4は、上面を開口
し、下端面を密閉可能な円筒体4aの底板4dに、円筒
体4aの周方向にそって外方向へ拡開傾斜状に開口する
供給口4eを形成して成ることを特徴とする液体の充填
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11836396A JPH09286493A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 液体の充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11836396A JPH09286493A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 液体の充填装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09286493A true JPH09286493A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14734858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11836396A Pending JPH09286493A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 液体の充填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09286493A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000191092A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Kao Corp | 液体充填ノズル |
JP2017065714A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | テルモ株式会社 | 容器内液体注入用ノズル |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP11836396A patent/JPH09286493A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000191092A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Kao Corp | 液体充填ノズル |
JP2017065714A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | テルモ株式会社 | 容器内液体注入用ノズル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5752626A (en) | Simulataneous pump dispenser | |
US20010042761A1 (en) | Apparatus for making and dispensing foam | |
JP6632369B2 (ja) | 泡吐出器 | |
KR20090088452A (ko) | 거품-발생 어셈블리, 압착식 거품발생장치 및 배출장치 | |
KR20050057595A (ko) | 미끄럼이동하는 혼합체임버를 갖춘 거품배출장치 | |
US5700494A (en) | Device for producing a shaped confection of edible materials combined into co-extensive strips | |
JPH05506002A (ja) | 域値圧力弁を備えたスクィーズボトルフォームディスペンサ | |
JP4339610B2 (ja) | 液状体噴射アダプター | |
BRPI0406611B1 (pt) | A dispenser for providing a mixture of two or more fluids and methods for providing a foam or mist, and for treating or cleaning a surface with a foam or mist | |
JPH09286493A (ja) | 液体の充填装置 | |
KR101930811B1 (ko) | 액체를 저장하고 토출할 수 있는 용기장치 및 제조방법 | |
JP4975585B2 (ja) | 泡噴出容器 | |
JPH1029652A (ja) | 泡吐出容器 | |
JP2003237734A (ja) | 液体充填ノズル | |
JP2018140801A (ja) | 泡噴出容器 | |
EP4180381A1 (en) | Anti-drip system for a filling nozzle with a membrane | |
JP2003040368A (ja) | 複数内容物の吐出装置 | |
JPH0811961A (ja) | 泡噴出容器 | |
CN101547745A (zh) | 可再填充的泡沫泵 | |
US20200000291A1 (en) | Dispenser | |
US20200000292A1 (en) | Venting system | |
KR20180132270A (ko) | 액체를 저장하고 토출할 수 있는 용기장치 | |
JP7193999B2 (ja) | 泡吐出器 | |
JP5032268B2 (ja) | 泡噴出容器 | |
JPS5811287Y2 (ja) | 泡発生容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060410 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061122 |