JPH09272034A - 加工物着脱装置 - Google Patents
加工物着脱装置Info
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- JPH09272034A JPH09272034A JP11127196A JP11127196A JPH09272034A JP H09272034 A JPH09272034 A JP H09272034A JP 11127196 A JP11127196 A JP 11127196A JP 11127196 A JP11127196 A JP 11127196A JP H09272034 A JPH09272034 A JP H09272034A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 MC加工機、溶接機等の自動機、半自動機、
手動機等の取付治具又は加工物を、取付ベースに高精度
に且つ容易に取り付けることができるようにする。 【解決手段】 自動機、半自動機、手動機等の取付ベー
ス2に締結ポスト4を固定配置し、該締結ポスト4の内
径部にスリーブ6を固設する。このスリーブ6によりス
リーブ6と締結ポスト4の内径面との間に管状の圧力媒
体収納空間部8を形成する。取付治具22に一体的に軸
状の被締結体20を設ける。被締結体20を非収縮状態
のスリーブ6の内径部に遊嵌し、該遊嵌状態で圧力媒体
収納空間部8内の圧力媒体を圧縮して前記スリーブ6を
収縮させる。これにより、被締結体20の外周面にスリ
ーブ6が圧着して被締結体20は締結ポスト4に芯出し
が行われた状態で高精度に固定される。これにより高精
度な取付の再現性が可能となる。
手動機等の取付治具又は加工物を、取付ベースに高精度
に且つ容易に取り付けることができるようにする。 【解決手段】 自動機、半自動機、手動機等の取付ベー
ス2に締結ポスト4を固定配置し、該締結ポスト4の内
径部にスリーブ6を固設する。このスリーブ6によりス
リーブ6と締結ポスト4の内径面との間に管状の圧力媒
体収納空間部8を形成する。取付治具22に一体的に軸
状の被締結体20を設ける。被締結体20を非収縮状態
のスリーブ6の内径部に遊嵌し、該遊嵌状態で圧力媒体
収納空間部8内の圧力媒体を圧縮して前記スリーブ6を
収縮させる。これにより、被締結体20の外周面にスリ
ーブ6が圧着して被締結体20は締結ポスト4に芯出し
が行われた状態で高精度に固定される。これにより高精
度な取付の再現性が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMC加工機、溶接
機、塗装ロボットその他、自動機、半自動機、手動機等
に用いられる加工物着脱装置に関する。
機、塗装ロボットその他、自動機、半自動機、手動機等
に用いられる加工物着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公昭62−24196号公報には、溶
接ロボットや塗装ロボット、その他の工業用ロボットに
用いられる二部材の芯出し用着脱装置が開示されてい
る。該装置は、二部材例えば治具テーブルとスライド盤
とをボールリテーナーを介した芯出し用のガイドポスト
とガイドブッシュとの密嵌作用によって確実、安定的に
固定状態としている。
接ロボットや塗装ロボット、その他の工業用ロボットに
用いられる二部材の芯出し用着脱装置が開示されてい
る。該装置は、二部材例えば治具テーブルとスライド盤
とをボールリテーナーを介した芯出し用のガイドポスト
とガイドブッシュとの密嵌作用によって確実、安定的に
固定状態としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置におい
て、二部材の芯出しは、ボールリテーナを介した芯出し
用のガイドポストとガイドブッシュとの密嵌作用によっ
て行われるので、これらの構成要素を高精度に製造しな
ければならず、製造が容易でなかない。しかも抜け止め
機構が必要とされるなど構造が複雑となりコスト高とな
るという問題点が存した。本発明は上記問題点を解決す
ることを目的とするものである。
て、二部材の芯出しは、ボールリテーナを介した芯出し
用のガイドポストとガイドブッシュとの密嵌作用によっ
て行われるので、これらの構成要素を高精度に製造しな
ければならず、製造が容易でなかない。しかも抜け止め
機構が必要とされるなど構造が複雑となりコスト高とな
るという問題点が存した。本発明は上記問題点を解決す
ることを目的とするものである。
【0004】上記目的を解決するため、本発明は、自動
機等のの取付ベースに加工物をクランプするための取付
治具を脱着可能に固定するようにした加工物着脱装置に
おいて、前記取付ベースに締結ポストを固定配置し、該
締結ポストの内径部にスリーブを固設し、該スリーブと
締結ポストの内径面との間に管状の圧力媒体収納空間部
を形成するとともに、前記圧力媒体収納空間部内の圧力
媒体を圧縮し且つ該圧縮を解除する手段を設け、前記取
付治具に一体的に軸状の被締結体を設け、該被締結体を
非収縮状態の前記スリーブの内径部に遊嵌自在と成し、
前記圧力媒体収納空間部内の圧力媒体を圧縮して前記ス
リーブを収縮させ、前記被締結体の外周面に前記スリー
ブを圧着して前記被締結体を前記締結ポストに固定する
ようにしたものである。また、自動機等の取付ベースに
加工物をクランプするための取付治具を着脱可能に固定
するようにした加工物着脱装置において、前記取付ベー
スに締結ポストを固定配置し、該締結ポストの外径部に
スリーブを固設し、該スリーブと締結ポストの外径面と
の間に管状の圧力媒体収納空間部を形成するとともに、
前記圧力媒体収納空間部内の圧力媒体を圧縮し且つ該圧
縮を解除する手段を設け、前記取付治具に一体的に被締
結体を設け、該被締結体に円柱状の空間部から成る取付
穴を形成し、該取付穴を非拡張状態の前記スリーブの外
径部に遊嵌自在と成し、前記圧力媒体収納空間部内の圧
力媒体を圧縮して前記スリーブを拡張させ、前記被締結
体の内径面に前記スリーブを圧着して前記被締結体を前
記締結ポストに固定するようにしたものである。また、
自動機等の取付ベースに加工物を着脱可能に固定するよ
うにした加工物着脱装置において、前記取付ベースに締
結ポストを固定配置し、該締結ポストの外径部にスリー
ブを固設し、該スリーブと締結ポストの外径面との間に
管状の圧力媒体収納空間部を形成するとともに、前記圧
力媒体収納空間部内の圧力媒体を圧縮し且つ該圧縮を解
除する手段を設け、前記加工物に円柱状の空間部から成
る取付穴を形成し、該取付穴を非拡張状態の前記スリー
ブの外径部に遊嵌自在と成し、前記圧力媒体収納空間部
内の圧力媒体を圧縮して前記スリーブを拡張させ、前記
加工物の取付穴の壁面に前記スリーブを圧着して加工物
を前記締結ポストに直接固定するようにしたものであ
る。
機等のの取付ベースに加工物をクランプするための取付
治具を脱着可能に固定するようにした加工物着脱装置に
おいて、前記取付ベースに締結ポストを固定配置し、該
締結ポストの内径部にスリーブを固設し、該スリーブと
締結ポストの内径面との間に管状の圧力媒体収納空間部
を形成するとともに、前記圧力媒体収納空間部内の圧力
媒体を圧縮し且つ該圧縮を解除する手段を設け、前記取
付治具に一体的に軸状の被締結体を設け、該被締結体を
非収縮状態の前記スリーブの内径部に遊嵌自在と成し、
前記圧力媒体収納空間部内の圧力媒体を圧縮して前記ス
リーブを収縮させ、前記被締結体の外周面に前記スリー
ブを圧着して前記被締結体を前記締結ポストに固定する
ようにしたものである。また、自動機等の取付ベースに
加工物をクランプするための取付治具を着脱可能に固定
するようにした加工物着脱装置において、前記取付ベー
スに締結ポストを固定配置し、該締結ポストの外径部に
スリーブを固設し、該スリーブと締結ポストの外径面と
の間に管状の圧力媒体収納空間部を形成するとともに、
前記圧力媒体収納空間部内の圧力媒体を圧縮し且つ該圧
縮を解除する手段を設け、前記取付治具に一体的に被締
結体を設け、該被締結体に円柱状の空間部から成る取付
穴を形成し、該取付穴を非拡張状態の前記スリーブの外
径部に遊嵌自在と成し、前記圧力媒体収納空間部内の圧
力媒体を圧縮して前記スリーブを拡張させ、前記被締結
体の内径面に前記スリーブを圧着して前記被締結体を前
記締結ポストに固定するようにしたものである。また、
自動機等の取付ベースに加工物を着脱可能に固定するよ
うにした加工物着脱装置において、前記取付ベースに締
結ポストを固定配置し、該締結ポストの外径部にスリー
ブを固設し、該スリーブと締結ポストの外径面との間に
管状の圧力媒体収納空間部を形成するとともに、前記圧
力媒体収納空間部内の圧力媒体を圧縮し且つ該圧縮を解
除する手段を設け、前記加工物に円柱状の空間部から成
る取付穴を形成し、該取付穴を非拡張状態の前記スリー
ブの外径部に遊嵌自在と成し、前記圧力媒体収納空間部
内の圧力媒体を圧縮して前記スリーブを拡張させ、前記
加工物の取付穴の壁面に前記スリーブを圧着して加工物
を前記締結ポストに直接固定するようにしたものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、添
付した図面を参照して詳細に説明する。 〔第1実施形態〕図1において、2はアーク溶接汎用型
ロボットのスライド盤から成る取付ベースであり、作業
床への据付脚台に敷設されたガイドレールに、これに沿
って往復動可能に支承されている。前記取付ベース2の
ガイドレールに沿った往動位置には、溶接ロボットが配
置されている。4は締結ポストであり、これに取付座盤
4aが一体的に形成されている。
付した図面を参照して詳細に説明する。 〔第1実施形態〕図1において、2はアーク溶接汎用型
ロボットのスライド盤から成る取付ベースであり、作業
床への据付脚台に敷設されたガイドレールに、これに沿
って往復動可能に支承されている。前記取付ベース2の
ガイドレールに沿った往動位置には、溶接ロボットが配
置されている。4は締結ポストであり、これに取付座盤
4aが一体的に形成されている。
【0006】前記締結ポスト4の円柱部4bの中心には
軸方向に円柱状の軸穴が形成されている。前記円柱部4
bの内径部にはスリーブ6が固設され、該スリーブ6の
外周面と円柱部4bの内周面との間に、管状の圧力媒体
収納空間部8が形成されている。前記スリーブ6の内周
面は、締結ポスト4の取付穴10を構成している。前記
取付座盤4aには、小径部12aと、中径部12bと大
径部12cとから成る軸穴12が、半径方向に穿設さ
れ、該軸穴12の一方は取付座盤4aの外周面に開口
し、他方は前記圧力媒体収納空間部8と連通している。
前記圧力媒体収納空間部8にはオイルなどの圧力媒体が
充填され、該圧力媒体は、シーリング軸14により、圧
力媒体収納空間部8内に封入されている。
軸方向に円柱状の軸穴が形成されている。前記円柱部4
bの内径部にはスリーブ6が固設され、該スリーブ6の
外周面と円柱部4bの内周面との間に、管状の圧力媒体
収納空間部8が形成されている。前記スリーブ6の内周
面は、締結ポスト4の取付穴10を構成している。前記
取付座盤4aには、小径部12aと、中径部12bと大
径部12cとから成る軸穴12が、半径方向に穿設さ
れ、該軸穴12の一方は取付座盤4aの外周面に開口
し、他方は前記圧力媒体収納空間部8と連通している。
前記圧力媒体収納空間部8にはオイルなどの圧力媒体が
充填され、該圧力媒体は、シーリング軸14により、圧
力媒体収納空間部8内に封入されている。
【0007】前記シーリング軸14は、軸穴12の中径
部12bに軸方向に、密封Oリングを介してスライド自
在に嵌挿されている。前記軸穴12の大径部12cには
ねじが切られ、該ねじに外部回転操作可能なプレッシャ
ースクリュー16が螺合している。前記取付座盤4aの
平坦な端面は、前記取付ベース2の支持平面に水平に対
接し、該取付座盤4aは、ボルト18によって、取付ベ
ース2に固定されている。
部12bに軸方向に、密封Oリングを介してスライド自
在に嵌挿されている。前記軸穴12の大径部12cには
ねじが切られ、該ねじに外部回転操作可能なプレッシャ
ースクリュー16が螺合している。前記取付座盤4aの
平坦な端面は、前記取付ベース2の支持平面に水平に対
接し、該取付座盤4aは、ボルト18によって、取付ベ
ース2に固定されている。
【0008】20は軸状の被締結体であり、これに、ワ
ーク即ち加工物を着脱自在にセッティング又はクランプ
するための取付治具22が一体的に固設されている。前
記被締結体20の外径は、前記スリーブ6の内径よりも
若干小さく設定され、被締結体20を、スリーブ6に挿
入すると、被締結体20の外周面と、スリーブ6の内周
面との間に隙間即ちクリアランスが形成されるように構
成されている。
ーク即ち加工物を着脱自在にセッティング又はクランプ
するための取付治具22が一体的に固設されている。前
記被締結体20の外径は、前記スリーブ6の内径よりも
若干小さく設定され、被締結体20を、スリーブ6に挿
入すると、被締結体20の外周面と、スリーブ6の内周
面との間に隙間即ちクリアランスが形成されるように構
成されている。
【0009】上記した構成において、プレッシャースク
リュー16を緩めた状態で、被締結体20を締結ポスト
4の取付穴10に遊嵌し、プレッシャースクリュー16
をドライバーを用いて手操作で軸穴12のねじにきつく
ねじ込みシーリング軸14を押圧する。このとき、圧力
媒体収納空間部8内の圧力媒体は、プレッシャースクリ
ュー16の締め込みにより、シーリング軸14を介し
て、機械的に圧縮される。この圧力媒体の圧縮により、
スリーブ6は圧力を受け、半径方向に収縮し、被締結体
20は、締結ポスト4に固定される。
リュー16を緩めた状態で、被締結体20を締結ポスト
4の取付穴10に遊嵌し、プレッシャースクリュー16
をドライバーを用いて手操作で軸穴12のねじにきつく
ねじ込みシーリング軸14を押圧する。このとき、圧力
媒体収納空間部8内の圧力媒体は、プレッシャースクリ
ュー16の締め込みにより、シーリング軸14を介し
て、機械的に圧縮される。この圧力媒体の圧縮により、
スリーブ6は圧力を受け、半径方向に収縮し、被締結体
20は、締結ポスト4に固定される。
【0010】この状態において、被締結体20の外周面
とスリーブ6の内周面との間のクリアランスがなくな
り、被締結体20は、締結ポスト4に対して高精度に、
芯出しが行われ、締結ポスト4のスリーブ6の内周面に
密着固定される。また、被締結体20は、締結ポスト4
に高精度な取付の再現性を有して、固定することができ
る。被締結体20の、締結ポスト4に対する固定は、プ
レッシャースクリュー16を工具のドライバー等で手操
作により緩めることで解除される。
とスリーブ6の内周面との間のクリアランスがなくな
り、被締結体20は、締結ポスト4に対して高精度に、
芯出しが行われ、締結ポスト4のスリーブ6の内周面に
密着固定される。また、被締結体20は、締結ポスト4
に高精度な取付の再現性を有して、固定することができ
る。被締結体20の、締結ポスト4に対する固定は、プ
レッシャースクリュー16を工具のドライバー等で手操
作により緩めることで解除される。
【0011】〔第2実施形態〕次に、本発明の他の実施
形態を、図2を参照して説明する。24は締結ポストで
あり、これの円柱部24aの外径部にスリーブ26が固
設され、該スリーブ26の内周面と、円柱部24aの外
周面との間に、筒状の圧力媒体収納空間部28が形成さ
れている。30は被締結体であり、これに円柱状の空間
部から成る取付穴32が形成されている。前記取付穴3
2の内径は、締結ポスト24の外径よりも若干大径に形
成されている。
形態を、図2を参照して説明する。24は締結ポストで
あり、これの円柱部24aの外径部にスリーブ26が固
設され、該スリーブ26の内周面と、円柱部24aの外
周面との間に、筒状の圧力媒体収納空間部28が形成さ
れている。30は被締結体であり、これに円柱状の空間
部から成る取付穴32が形成されている。前記取付穴3
2の内径は、締結ポスト24の外径よりも若干大径に形
成されている。
【0012】前記締結体30の上部にはフランジ部30
aが形成され、これにボルトによって、ワークを脱着自
在にセッティング又はクランプするため取付治具22が
固定されている。本実施形態の他の構成は、上記した第
1の実施形態の構成と同一であり、対応する構成には同
一の番号を付し、対応関係を明らかにしてある。上記し
た構成において、プレッシャースクリュー16を緩めた
状態で、被締結体30の取付穴32を、締結ポスト24
に遊嵌し、プレッシャースクリュー16を、トルクレン
チ等を用いて、手操作で軸穴12のねじにきつくねじ込
めば、圧力媒体収納空間部28内の圧力媒体が圧縮さ
れ、この圧力でスリーブ26は拡張し、被締結体30
は、図2Bに示すように、締結ポスト24に高精度に固
定される。
aが形成され、これにボルトによって、ワークを脱着自
在にセッティング又はクランプするため取付治具22が
固定されている。本実施形態の他の構成は、上記した第
1の実施形態の構成と同一であり、対応する構成には同
一の番号を付し、対応関係を明らかにしてある。上記し
た構成において、プレッシャースクリュー16を緩めた
状態で、被締結体30の取付穴32を、締結ポスト24
に遊嵌し、プレッシャースクリュー16を、トルクレン
チ等を用いて、手操作で軸穴12のねじにきつくねじ込
めば、圧力媒体収納空間部28内の圧力媒体が圧縮さ
れ、この圧力でスリーブ26は拡張し、被締結体30
は、図2Bに示すように、締結ポスト24に高精度に固
定される。
【0013】〔第3実施形態〕尚、図3及び図4に示す
ように、ワ−ク即ち加工物34に円柱状の取付穴36を
設け、この取付穴36を締結ポスト24に遊嵌し、しか
る後に、プレッシャースクリュー16を緩め付けて、加
工物34を、直接、締結ポスト24を介して、取付ベー
ス2に固定するようにしても良い。本実施形態の他の構
成は図2に示す第2の実施形態と同一であり、対応する
構成には同一の符号を付してある。
ように、ワ−ク即ち加工物34に円柱状の取付穴36を
設け、この取付穴36を締結ポスト24に遊嵌し、しか
る後に、プレッシャースクリュー16を緩め付けて、加
工物34を、直接、締結ポスト24を介して、取付ベー
ス2に固定するようにしても良い。本実施形態の他の構
成は図2に示す第2の実施形態と同一であり、対応する
構成には同一の符号を付してある。
【0014】〔第4実施形態〕また、図4に示すよう
に、締結ポスト38の取付座盤38aに、圧力媒体収納
空間部8に連通する軸穴状のチャンバー40を設け、該
チャンバー40に油圧系を接続するようにしても良い。
チャンバー40の一方は、高圧ホース42を介して、逆
止め弁44の一方に連結し、逆止め弁44の他方は、油
圧バルブ46の出力側に高圧ホース48を介して連結し
ている。油圧バルブ46の入力側は、油圧ポンプ50の
出力側に連結している。52は油圧タンクである。
に、締結ポスト38の取付座盤38aに、圧力媒体収納
空間部8に連通する軸穴状のチャンバー40を設け、該
チャンバー40に油圧系を接続するようにしても良い。
チャンバー40の一方は、高圧ホース42を介して、逆
止め弁44の一方に連結し、逆止め弁44の他方は、油
圧バルブ46の出力側に高圧ホース48を介して連結し
ている。油圧バルブ46の入力側は、油圧ポンプ50の
出力側に連結している。52は油圧タンクである。
【0015】前記逆止め弁44は、ソレノイド56によ
って機械的に弁が開放され、該ソレノイド56は、コン
トローラ54によってオンオフ制御されるように構成さ
れている。また、油圧バルブ46及び油圧ポンプ50
も、コントローラ54によって駆動制御されるように構
成されている。前記逆止め弁44は、これに圧力媒体の
圧力がチャンバー40を増圧する方向にかかると開い
て、圧力媒体を通過させ、チャンバー40が減圧される
方向に、圧力媒体の圧力がかかると自動的に閉じて、チ
ャンバー40内からの圧力媒体の逆流を阻止する。逆止
め弁44の逆止め作用は、ソレノイド56を駆動するこ
とで機械的に解除することができる。他の構成は、上記
第1実施形態の構成と同一である。
って機械的に弁が開放され、該ソレノイド56は、コン
トローラ54によってオンオフ制御されるように構成さ
れている。また、油圧バルブ46及び油圧ポンプ50
も、コントローラ54によって駆動制御されるように構
成されている。前記逆止め弁44は、これに圧力媒体の
圧力がチャンバー40を増圧する方向にかかると開い
て、圧力媒体を通過させ、チャンバー40が減圧される
方向に、圧力媒体の圧力がかかると自動的に閉じて、チ
ャンバー40内からの圧力媒体の逆流を阻止する。逆止
め弁44の逆止め作用は、ソレノイド56を駆動するこ
とで機械的に解除することができる。他の構成は、上記
第1実施形態の構成と同一である。
【0016】上記した構成において、チャンバー40内
の圧力を減少させた状態で、被締結体20を、締結ポス
ト38に遊嵌し、しかる後に、油圧ポンプ50を駆動
し、油圧バルブ46を方向制御して、チャンバー40内
に高圧の圧力媒体を供給すると、スリーブ6が縮径し
て、被締結体20は、締結ポスト38に固定される。チ
ャンバー40を介して、圧力媒体収納空間部8内の圧力
媒体が圧縮された後は、コントローラ54の制御によ
り、油圧ポンプ50の駆動を停止する。油圧ポンプ50
の駆動が停止しても、チャンバー40内の圧力は、減圧
することがなく、被締結体20の固定状態は保持され
る。コントローラ54の制御によりソレノイド56を駆
動し、逆止め弁を解放すれば、被締結体20の固定が解
除される。
の圧力を減少させた状態で、被締結体20を、締結ポス
ト38に遊嵌し、しかる後に、油圧ポンプ50を駆動
し、油圧バルブ46を方向制御して、チャンバー40内
に高圧の圧力媒体を供給すると、スリーブ6が縮径し
て、被締結体20は、締結ポスト38に固定される。チ
ャンバー40を介して、圧力媒体収納空間部8内の圧力
媒体が圧縮された後は、コントローラ54の制御によ
り、油圧ポンプ50の駆動を停止する。油圧ポンプ50
の駆動が停止しても、チャンバー40内の圧力は、減圧
することがなく、被締結体20の固定状態は保持され
る。コントローラ54の制御によりソレノイド56を駆
動し、逆止め弁を解放すれば、被締結体20の固定が解
除される。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したので、MC
加工機、溶接機等の加工物又は、これをクランプする取
付治具の、取付ベースへの芯出し固定及び取り外しを簡
単な構成で高精度且つ容易に行うことができ、さらに高
精度な取付の再現性を実現できる等の効果が存する。
加工機、溶接機等の加工物又は、これをクランプする取
付治具の、取付ベースへの芯出し固定及び取り外しを簡
単な構成で高精度且つ容易に行うことができ、さらに高
精度な取付の再現性を実現できる等の効果が存する。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す要部の正面図で
あり、Aは取付治具締結前、B取付治具締結後を示して
いる。
あり、Aは取付治具締結前、B取付治具締結後を示して
いる。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す要部の正面図で
あり、Aは取付治具締結前、B取付治具締結後を示して
いる。
あり、Aは取付治具締結前、B取付治具締結後を示して
いる。
【図3】本発明の第3の実施形態を示す要部の正面図で
あり、Aは加工物締結前、Bは加工物締結後を示してい
る。
あり、Aは加工物締結前、Bは加工物締結後を示してい
る。
【図4】本発明の第4の実施形態を示す要部の正面図で
ある。
ある。
【図5】図4に示す実施形態の油圧系のブロック説明図
である。
である。
2 取付ベース 4 締結ポスト 4a 取付座盤 4b 円柱部 6 スリーブ 8 圧力媒体収納空間部 10 取付穴 12 軸穴 12a 小径部 12b 中径部 12c 大径部 14 シーリング軸 16 プレッシャースクリュー 18 ボルト 20 被締結具 22 取付治具 24 締結ポスト 24a 円柱部 26 スリーブ 28 圧力媒体収納空間部 30 被締結体 30a フランジ部 32 取付穴 34 加工物 36 取付穴 38 締結ポスト 38a 取付座盤 40 チャンバー 42 高圧ホース 48 高圧ホース 56 ソレノイド
Claims (3)
- 【請求項1】 自動機等の取付ベースに加工物をクラン
プするための取付治具を脱着可能に固定するようにした
加工物着脱装置において、前記取付ベースに締結ポスト
を固定配置し、該締結ポストの内径部にスリーブを固設
し、該スリーブと締結ポストの内径面との間に管状の圧
力媒体収納空間部を形成するとともに、前記圧力媒体収
納空間部内の圧力媒体を圧縮し且つ該圧縮を解除する手
段を設け、前記取付治具に一体的に軸状の被締結体を設
け、該被締結体を非収縮状態の前記スリーブの内径部に
遊嵌自在と成し、前記圧力媒体収納空間部内の圧力媒体
を圧縮して前記スリーブを収縮させ、前記被締結体の外
周面に前記スリーブを圧着して前記被締結体を前記締結
ポストに固定するようにしたことを特徴とする加工物着
脱装置。 - 【請求項2】 自動機等の取付ベースに加工物をクラン
プするための取付治具を着脱可能に固定するようにした
加工物着脱装置において、前記取付ベースに締結ポスト
を固定配置し、該締結ポストの外径部にスリーブを固設
し、該スリーブと締結ポストの外径面との間に管状の圧
力媒体収納空間部を形成するとともに、前記圧力媒体収
納空間部内の圧力媒体を圧縮し且つ該圧縮を解除する手
段を設け、前記取付治具に一体的に被締結体を設け、該
被締結体に円柱状の空間部から成る取付穴を形成し、該
取付穴を非拡張状態の前記スリーブの外径部に遊嵌自在
と成し、前記圧力媒体収納空間部内の圧力媒体を圧縮し
て前記スリーブを拡張させ、前記被締結体の内径面に前
記スリーブを圧着して前記被締結体を前記締結ポストに
固定するようにしたことを特徴とする加工物着脱装置。 - 【請求項3】 自動機等の取付ベースに加工物を着脱可
能に固定するようにした加工物着脱装置において、前記
取付ベースに締結ポストを固定配置し、該締結ポストの
外径部にスリーブを固設し、該スリーブと締結ポストの
外径面との間に管状の圧力媒体収納空間部を形成すると
ともに、前記圧力媒体収納空間部内の圧力媒体を圧縮し
且つ該圧縮を解除する手段を設け、前記加工物に円柱状
の空間部から成る取付穴を形成し、該取付穴を非拡張状
態の前記スリーブの外径部に遊嵌自在と成し、前記圧力
媒体収納空間部内の圧力媒体を圧縮して前記スリーブを
拡張させ、前記加工物の取付穴の壁面に前記スリーブを
圧着して加工物を前記締結ポストに直接固定するように
したことを特徴とする加工物着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11127196A JPH09272034A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | 加工物着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11127196A JPH09272034A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | 加工物着脱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09272034A true JPH09272034A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=14556992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11127196A Pending JPH09272034A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | 加工物着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09272034A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003127042A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-05-08 | Teijin Seiki Co Ltd | クランプ装置 |
JP2007320005A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Shinritsu:Kk | ワークのかさ上げ治具 |
-
1996
- 1996-04-08 JP JP11127196A patent/JPH09272034A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003127042A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-05-08 | Teijin Seiki Co Ltd | クランプ装置 |
JP2007320005A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Shinritsu:Kk | ワークのかさ上げ治具 |
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