JPH0926259A - 保温装置用部材 - Google Patents
保温装置用部材Info
- Publication number
- JPH0926259A JPH0926259A JP20035395A JP20035395A JPH0926259A JP H0926259 A JPH0926259 A JP H0926259A JP 20035395 A JP20035395 A JP 20035395A JP 20035395 A JP20035395 A JP 20035395A JP H0926259 A JPH0926259 A JP H0926259A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- heat
- insulating layer
- protrusion
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Refrigerator Housings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数を少なくして組み立てを容易とし、
断熱樹脂組成物の漏洩がなく、均一に隅々まで注入充填
できて断熱効果に優れた断熱層を形成する。 【構成】 開口部4に連続する帯状の突条3を一体に成
形した箱状樹脂成形体2の内部に断熱層5を形成し、前
記帯状の突条3には裏板6を固着する。
断熱樹脂組成物の漏洩がなく、均一に隅々まで注入充填
できて断熱効果に優れた断熱層を形成する。 【構成】 開口部4に連続する帯状の突条3を一体に成
形した箱状樹脂成形体2の内部に断熱層5を形成し、前
記帯状の突条3には裏板6を固着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵庫における冷
凍室,冷蔵室などの扉、または野菜室の引き出しの鏡
板、あるいは温蔵庫における保温貯蔵室の扉のような保
温装置用部材に関するものである。
凍室,冷蔵室などの扉、または野菜室の引き出しの鏡
板、あるいは温蔵庫における保温貯蔵室の扉のような保
温装置用部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における保温装置の扉、例えば電気
冷蔵庫の扉について、図5ないし図8を参照して説明す
る。
冷蔵庫の扉について、図5ないし図8を参照して説明す
る。
【0003】図5,図6,図7および図8において、1
1は扉本体、12は鋼板により形成した扉本体11の表
板で、対向する一方の側縁を折曲して立ち上がり部13
を形成した断面コの字状に構成されている。14は扉本
体11の側部材で、一方端には表板12の他方の側縁が
嵌入する溝部15を有する。16は表板12の立ち上が
り部13の端部および側部材14の他方端が嵌入する溝
部17を有する枠体、18は枠体16に接着した扉本体
11の裏板、19は断熱層である。
1は扉本体、12は鋼板により形成した扉本体11の表
板で、対向する一方の側縁を折曲して立ち上がり部13
を形成した断面コの字状に構成されている。14は扉本
体11の側部材で、一方端には表板12の他方の側縁が
嵌入する溝部15を有する。16は表板12の立ち上が
り部13の端部および側部材14の他方端が嵌入する溝
部17を有する枠体、18は枠体16に接着した扉本体
11の裏板、19は断熱層である。
【0004】扉本体11は、表板12の他方の側縁を側
部材14の溝部15に嵌入して箱状体を形成し、この箱
状体の開放端部、すなわち表板12の立ち上がり部13
の端部および側部材14の他方端を溝部17に嵌着して
枠体16を固着し、この枠体16に裏板18を接着して
中空体とし、この中空体の内部に断熱樹脂組成物を注入
充填して断熱層19を形成することにより構成して断熱
性をもたせていた。
部材14の溝部15に嵌入して箱状体を形成し、この箱
状体の開放端部、すなわち表板12の立ち上がり部13
の端部および側部材14の他方端を溝部17に嵌着して
枠体16を固着し、この枠体16に裏板18を接着して
中空体とし、この中空体の内部に断熱樹脂組成物を注入
充填して断熱層19を形成することにより構成して断熱
性をもたせていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の従
来の保温装置用扉にあっては、扉本体11が、表板1
2、2個の側部材14、枠体16および裏板18といっ
た多数の部品点数により形成されているので、その組み
立てが煩雑となり、組み立てに時間を要するという問題
点があった。
来の保温装置用扉にあっては、扉本体11が、表板1
2、2個の側部材14、枠体16および裏板18といっ
た多数の部品点数により形成されているので、その組み
立てが煩雑となり、組み立てに時間を要するという問題
点があった。
【0006】また、断熱層19は、多数の部品点数を組
み立てた中空体の内部に、樹脂組成物を注入充填して発
泡させることにより形成させるので、各部品間の接合部
から樹脂組成物が漏洩して均一な厚みの断熱層が形成し
難く、さらに表板12は熱の伝導が良好な鋼板により形
成されているので熱の逸散があり、断熱効果が充分でな
いという問題点があった。
み立てた中空体の内部に、樹脂組成物を注入充填して発
泡させることにより形成させるので、各部品間の接合部
から樹脂組成物が漏洩して均一な厚みの断熱層が形成し
難く、さらに表板12は熱の伝導が良好な鋼板により形
成されているので熱の逸散があり、断熱効果が充分でな
いという問題点があった。
【0007】さらに、扉本体11の強度を増すために、
箱状体の内部のコーナ部には多数の縦リブを設けたりし
て補強しているが、この縦リブが樹脂組成物を注入する
際に障害となり、箱状体の内部に均一に充填され難いと
いう問題点があった。
箱状体の内部のコーナ部には多数の縦リブを設けたりし
て補強しているが、この縦リブが樹脂組成物を注入する
際に障害となり、箱状体の内部に均一に充填され難いと
いう問題点があった。
【0008】本発明は、部品点数を少なくして組み立て
が容易となり、また樹脂組成物の漏洩がなく、均一に隅
々まで注入充填できて優れた断熱効果を有する断熱層を
形成し、さらに部品を樹脂成形体によって形成してより
断熱効果に優れた保温装置用部材を提供することを目的
としている。
が容易となり、また樹脂組成物の漏洩がなく、均一に隅
々まで注入充填できて優れた断熱効果を有する断熱層を
形成し、さらに部品を樹脂成形体によって形成してより
断熱効果に優れた保温装置用部材を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の保温装置用部材においては、内部に断熱層
を形成する箱状樹脂成形体の開口部に連続する帯状の突
条を一体に成形し、前記帯状の突条に裏板を固着したも
のである。
に、本発明の保温装置用部材においては、内部に断熱層
を形成する箱状樹脂成形体の開口部に連続する帯状の突
条を一体に成形し、前記帯状の突条に裏板を固着したも
のである。
【0010】
【作用】上記のように構成された保温装置用部材は、断
熱材を内部に充填して形成した断熱層を内部に有する箱
状体が樹脂により形成され、この箱状体の開口部には断
熱層が保持される裏板を固着する帯状の突条が一体に成
形されているので、保温装置用部材を形成する部品は断
熱性に優れ、その点数も少なくなる。
熱材を内部に充填して形成した断熱層を内部に有する箱
状体が樹脂により形成され、この箱状体の開口部には断
熱層が保持される裏板を固着する帯状の突条が一体に成
形されているので、保温装置用部材を形成する部品は断
熱性に優れ、その点数も少なくなる。
【0011】また、部品点数が少ないことから、断熱層
を形成する際に、樹脂組成物が漏洩する畏れのある部品
の接合部分が少なくなり、断熱効果が優れた均一な断熱
層を形成することができる。
を形成する際に、樹脂組成物が漏洩する畏れのある部品
の接合部分が少なくなり、断熱効果が優れた均一な断熱
層を形成することができる。
【0012】さらに、箱状体が樹脂により成形され、そ
の開口部には帯状の突条が一体に成形されているので箱
状体の強度が増大し、その結果、従来のような補強用の
縦リブが不要となり、樹脂組成物が隅々までスムーズに
流入して注入充填され、均一な厚みの断熱層となる。
の開口部には帯状の突条が一体に成形されているので箱
状体の強度が増大し、その結果、従来のような補強用の
縦リブが不要となり、樹脂組成物が隅々までスムーズに
流入して注入充填され、均一な厚みの断熱層となる。
【0013】
【実施例】本発明の保温装置用部材の実施例における電
気冷蔵庫用扉について、図1ないし図4を参照して説明
する。
気冷蔵庫用扉について、図1ないし図4を参照して説明
する。
【0014】図1,図2,図3および図4において、1
は扉本体、2は箱状樹脂成形体、3は箱状樹脂成形体2
の開口部4に一体に成形して形成した連続している帯状
の突条、5は箱状樹脂成形体2の内部に断熱樹脂組成物
を充填して形成した断熱層、6は帯状の突条3に接着し
た裏板で、扉の閉塞を保持する磁性材7が保持されてい
る。
は扉本体、2は箱状樹脂成形体、3は箱状樹脂成形体2
の開口部4に一体に成形して形成した連続している帯状
の突条、5は箱状樹脂成形体2の内部に断熱樹脂組成物
を充填して形成した断熱層、6は帯状の突条3に接着し
た裏板で、扉の閉塞を保持する磁性材7が保持されてい
る。
【0015】扉本体1は、射出成形により箱状樹脂成形
体2を成形し、その開口部4には帯状の突条3を連続し
て一体に形成しており、この箱状樹脂成形体2の内部に
ポリウレタン樹脂を注入充填して発泡させて断熱層5を
形成し、帯状の突条3には裏板6を接着した構成として
いる。この扉本体1を組み立てるには、樹脂を射出成形
し、同時に連続した帯状の突条3も一体に形成した箱状
樹脂成形体2の内部に断熱層5を形成し、前記帯状の突
条3に裏板6を接着すればよいので、部品点数が少なく
なって組み立てが容易となり、また部品点数が少ないこ
とから部品間の接合部が少なくなって断熱層5を形成す
る際に樹脂組成物が漏洩することはなくなり、樹脂組成
物が隅々のコーナ部にもスムーズに流入して均一な断熱
層5が形成される。
体2を成形し、その開口部4には帯状の突条3を連続し
て一体に形成しており、この箱状樹脂成形体2の内部に
ポリウレタン樹脂を注入充填して発泡させて断熱層5を
形成し、帯状の突条3には裏板6を接着した構成として
いる。この扉本体1を組み立てるには、樹脂を射出成形
し、同時に連続した帯状の突条3も一体に形成した箱状
樹脂成形体2の内部に断熱層5を形成し、前記帯状の突
条3に裏板6を接着すればよいので、部品点数が少なく
なって組み立てが容易となり、また部品点数が少ないこ
とから部品間の接合部が少なくなって断熱層5を形成す
る際に樹脂組成物が漏洩することはなくなり、樹脂組成
物が隅々のコーナ部にもスムーズに流入して均一な断熱
層5が形成される。
【0016】また、箱状樹脂成形体2の開口部4には帯
状の突条3が連続して一体に成形されているので、箱状
樹脂成形体2の強度は、縦リブを特別に形成しなくとも
充分に補強され、樹脂組成物はスムーズに注入充填でき
るので、断熱層5は均一な厚みで細部まで行きわたって
断熱効果が向上する。
状の突条3が連続して一体に成形されているので、箱状
樹脂成形体2の強度は、縦リブを特別に形成しなくとも
充分に補強され、樹脂組成物はスムーズに注入充填でき
るので、断熱層5は均一な厚みで細部まで行きわたって
断熱効果が向上する。
【0017】開口部4に連続した帯状の突条3を一体に
した箱状樹脂成形体2を射出成形するには、帯状の突条
3により開口部4に連続したアンダーカット部が形成さ
れることになるので、つぎのような構成の金型を用いて
射出成形すると効果的である。すなわち、固定側金型と
によってキャビティ部を形成する可動側金型は、サイド
コアとコーナコアとにより構成し、サイドコアには、そ
の外周部に箱状樹脂成形体2の直線部にアンダーカット
部を形成する突条片を設けており、コーナコアには、そ
の外周部に箱状樹脂成形体2の屈曲部にアンダーカット
部を形成する突条片を設けている。そして、サイドコア
は内部方向に移動できるようにし、コーナコアは上下方
向に変位できるとともに内部方向にも移動できるように
して離型するか、または、サイドコアは内部方向に大き
く移動できるようにし、コーナコアはそれよりも小さく
内部方向に移動できるようにして離型するかすれば、ア
ンダーカット部は容易に形成できる。
した箱状樹脂成形体2を射出成形するには、帯状の突条
3により開口部4に連続したアンダーカット部が形成さ
れることになるので、つぎのような構成の金型を用いて
射出成形すると効果的である。すなわち、固定側金型と
によってキャビティ部を形成する可動側金型は、サイド
コアとコーナコアとにより構成し、サイドコアには、そ
の外周部に箱状樹脂成形体2の直線部にアンダーカット
部を形成する突条片を設けており、コーナコアには、そ
の外周部に箱状樹脂成形体2の屈曲部にアンダーカット
部を形成する突条片を設けている。そして、サイドコア
は内部方向に移動できるようにし、コーナコアは上下方
向に変位できるとともに内部方向にも移動できるように
して離型するか、または、サイドコアは内部方向に大き
く移動できるようにし、コーナコアはそれよりも小さく
内部方向に移動できるようにして離型するかすれば、ア
ンダーカット部は容易に形成できる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、断熱構造が良く、断熱性に優れ、機械的強
度も充分に備えた保温装置用部材を容易に組み立てるこ
とができる。
ているので、断熱構造が良く、断熱性に優れ、機械的強
度も充分に備えた保温装置用部材を容易に組み立てるこ
とができる。
【図1】本発明の実施例における電気冷蔵庫用扉の上面
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線による断面図である。
【図3】図1におけるB−B線による断面図である。
【図4】同電気冷蔵庫用扉における箱状体の分解斜視図
である。
である。
【図5】従来における電気冷蔵庫用扉の上面斜視図であ
る。
る。
【図6】図5におけるC−C線による断面図である。
【図7】図5におけるD−D線による断面図である。
【図8】同電気冷蔵庫用扉における箱状体の分解斜視図
である。
である。
2 箱状樹脂成形体 3 帯状の突条 4 開口部 5 断熱層 6 裏板
Claims (1)
- 【請求項1】 開口部に連続する帯状の突条を一体に成
形し、内部に断熱材を充填した箱状樹脂成形体、および
前記帯状の突条に固着した裏板を有する保温装置用部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20035395A JPH0926259A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 保温装置用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20035395A JPH0926259A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 保温装置用部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0926259A true JPH0926259A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16422893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20035395A Pending JPH0926259A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 保温装置用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0926259A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104508411A (zh) * | 2012-07-10 | 2015-04-08 | 雷米斯技术元素研发和经销有限公司 | 冰箱 |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP20035395A patent/JPH0926259A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104508411A (zh) * | 2012-07-10 | 2015-04-08 | 雷米斯技术元素研发和经销有限公司 | 冰箱 |
CN104508411B (zh) * | 2012-07-10 | 2017-06-06 | 雷米斯技术元素研发和经销有限公司 | 冰箱 |
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