JPH09251649A - トラッキングエラー検出回路 - Google Patents
トラッキングエラー検出回路Info
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- JPH09251649A JPH09251649A JP6139696A JP6139696A JPH09251649A JP H09251649 A JPH09251649 A JP H09251649A JP 6139696 A JP6139696 A JP 6139696A JP 6139696 A JP6139696 A JP 6139696A JP H09251649 A JPH09251649 A JP H09251649A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】トラッキングエラーオフセット値を求める際
に、記録媒体や装置の特性の違いあるいはそれらの経時
変化などにより、最適なパラメータを用いて求めること
ができない。 【解決手段】RF−IC内に設けられたウォブルプッシ
ュプル(WPP)回路210において、対物レンズを移
動してトラッキングエラー信号にオフセット値を生じさ
せる。このオフセット値は外部から減算器223に対し
て強制オフセットキャンセル信号kppo を入力すること
によりキャンセルして、適切なトラッキングサーボをか
ける。この時に、オフセット値検出回路211〜218
で検出されたオフセットキャンセル値CSLを観測し、
この値が適切な値になるように、係数乗算器217の係
数KW を調整する。
に、記録媒体や装置の特性の違いあるいはそれらの経時
変化などにより、最適なパラメータを用いて求めること
ができない。 【解決手段】RF−IC内に設けられたウォブルプッシ
ュプル(WPP)回路210において、対物レンズを移
動してトラッキングエラー信号にオフセット値を生じさ
せる。このオフセット値は外部から減算器223に対し
て強制オフセットキャンセル信号kppo を入力すること
によりキャンセルして、適切なトラッキングサーボをか
ける。この時に、オフセット値検出回路211〜218
で検出されたオフセットキャンセル値CSLを観測し、
この値が適切な値になるように、係数乗算器217の係
数KW を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばミニディ
スク(MD)などのディスク状記録媒体に対してデータ
を記録/再生するデータ記録再生装置に適用され、その
ディスク状記録媒体のトラッキングを行うためにトラッ
キングエラーを検出するトラッキングエラー検出回路に
関する。
スク(MD)などのディスク状記録媒体に対してデータ
を記録/再生するデータ記録再生装置に適用され、その
ディスク状記録媒体のトラッキングを行うためにトラッ
キングエラーを検出するトラッキングエラー検出回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)やミニディ
スク(MD)などのいわゆる光ディスクに対して記録/
再生を行う記録再生装置において、トラックを適切に追
従するトラッキングサーボの方法としては、主ビームを
挟んで配された2つの副ビームからの反射光の光量を比
較する3スポット方式が主に用いられている。しかし、
装置の簡略化・小型化および信頼性の点から、1スポッ
トでトラッキングエラーを検出することのできるプッシ
ュプル法が着目されている。プッシュプル法は、ピット
や溝により回折、反射されて再び対物レンズに入射した
光の強度分布が、そのピットや溝とスポットとの相対的
な位置により変化することを利用し、その反射光を複数
に分割したフォトディテクタで受光し、各フォトディテ
クタで受光した光の光量差に基づいてトラッキングエラ
ーを求める方法である。
スク(MD)などのいわゆる光ディスクに対して記録/
再生を行う記録再生装置において、トラックを適切に追
従するトラッキングサーボの方法としては、主ビームを
挟んで配された2つの副ビームからの反射光の光量を比
較する3スポット方式が主に用いられている。しかし、
装置の簡略化・小型化および信頼性の点から、1スポッ
トでトラッキングエラーを検出することのできるプッシ
ュプル法が着目されている。プッシュプル法は、ピット
や溝により回折、反射されて再び対物レンズに入射した
光の強度分布が、そのピットや溝とスポットとの相対的
な位置により変化することを利用し、その反射光を複数
に分割したフォトディテクタで受光し、各フォトディテ
クタで受光した光の光量差に基づいてトラッキングエラ
ーを求める方法である。
【0003】ところで、このプッシュプル法において
は、対物レンズが変動した場合にスポットがフォトディ
テクタ上で移動してしまい、トラッキングエラー信号に
直流オフセットが生じるという問題がある。この直流オ
フセットは、対物レンズのみが移動するような構成のピ
ックアップを用いた場合や、ディスクのスキューにより
ディスク面がビームの光軸に対して90°からずれてし
まった場合などに生じる。そこで、プッシュプル法を用
いる場合には、この直流オフセットをキャンセルする必
要がある。
は、対物レンズが変動した場合にスポットがフォトディ
テクタ上で移動してしまい、トラッキングエラー信号に
直流オフセットが生じるという問題がある。この直流オ
フセットは、対物レンズのみが移動するような構成のピ
ックアップを用いた場合や、ディスクのスキューにより
ディスク面がビームの光軸に対して90°からずれてし
まった場合などに生じる。そこで、プッシュプル法を用
いる場合には、この直流オフセットをキャンセルする必
要がある。
【0004】MDに対してトラッキングを行う場合に、
そのような直流オフセットをキャンセルして適切にトラ
ッキングエラーを検出することのできる方法としては、
WPP(Wobble Push-Pull)法がしばしば用いられる。
このWPP法は、トラックにウォブル(トラックが蛇行
している状態)が形成されているディスク状記録媒体に
対してトラッキングサーボをかける場合に有効な方法で
あって、フォトディテクタの出力信号に含まれるウォブ
ル周波数成分の振幅が対物レンズの位置によって変化す
ることを利用したものである。すなわち、光検出信号に
含まれるウォブル周波数成分の振幅を検出し、対物レン
ズの位置を求め、トラッキングエラーに生じるオフセッ
ト値をキャンセルする。このWPP法により検出される
トラッキングエラー信号TEは、たとえば式1により表
される。
そのような直流オフセットをキャンセルして適切にトラ
ッキングエラーを検出することのできる方法としては、
WPP(Wobble Push-Pull)法がしばしば用いられる。
このWPP法は、トラックにウォブル(トラックが蛇行
している状態)が形成されているディスク状記録媒体に
対してトラッキングサーボをかける場合に有効な方法で
あって、フォトディテクタの出力信号に含まれるウォブ
ル周波数成分の振幅が対物レンズの位置によって変化す
ることを利用したものである。すなわち、光検出信号に
含まれるウォブル周波数成分の振幅を検出し、対物レン
ズの位置を求め、トラッキングエラーに生じるオフセッ
ト値をキャンセルする。このWPP法により検出される
トラッキングエラー信号TEは、たとえば式1により表
される。
【0005】
【数1】 TE=(E−F)/(E+F) − KW ×(Ew−Fw)/(E−F)w ・・・(1) 但し、Eは、1次回折光、Fは、−1次回折光、Ew,
Fw,(E−F)wは、各々E,F,(E−F)のウォ
ブル振幅成分である。
Fw,(E−F)wは、各々E,F,(E−F)のウォ
ブル振幅成分である。
【0006】式1において、右辺第1項がプッシュプル
信号、第2項がキャンセルするオフセット信号に相当す
る。また、キャンセルするオフセット信号を求めるため
の係数KW は、記録媒体であるディスクの特性、光ピッ
クアップの特性、回路の特性などに基づいて、さらに製
造時のそれらのバラツキなども考慮した上で予め所定の
値に定められる。
信号、第2項がキャンセルするオフセット信号に相当す
る。また、キャンセルするオフセット信号を求めるため
の係数KW は、記録媒体であるディスクの特性、光ピッ
クアップの特性、回路の特性などに基づいて、さらに製
造時のそれらのバラツキなども考慮した上で予め所定の
値に定められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、オフセッ
トキャンセル値を求めるための係数KW は、記録媒体や
記録再生装置のバラツキにも対応可能なように、製造さ
れた複数の記録媒体や記録再生装置の平均的な特性に基
づいて決定されている。しかしこのことは、個々の記録
再生装置およびその記録再生装置に装着されている記録
媒体について見れば、そのトラッキング条件に最適な係
数KW が決定されているわけではないことになる。その
ため、より適切な係数KW を用いて、より高精度にオフ
セットキャンセル値を求めたいという要望が生じてい
る。また、係数KW を決定するための記録再生装置およ
び記録媒体の種々の特性は、通常、たとえば回路の特性
の経時変化、光ピックアップのレーザー出力の劣化など
のように、使用あるいは時間の経過とともに徐々に変化
する。そのため、記録再生装置および記録媒体が製造さ
れた時にはほぼ適切な値であった係数KW も、時間の経
過とともにずれてきて、適切なオフセット値が求められ
てなくなるという問題もある。
トキャンセル値を求めるための係数KW は、記録媒体や
記録再生装置のバラツキにも対応可能なように、製造さ
れた複数の記録媒体や記録再生装置の平均的な特性に基
づいて決定されている。しかしこのことは、個々の記録
再生装置およびその記録再生装置に装着されている記録
媒体について見れば、そのトラッキング条件に最適な係
数KW が決定されているわけではないことになる。その
ため、より適切な係数KW を用いて、より高精度にオフ
セットキャンセル値を求めたいという要望が生じてい
る。また、係数KW を決定するための記録再生装置およ
び記録媒体の種々の特性は、通常、たとえば回路の特性
の経時変化、光ピックアップのレーザー出力の劣化など
のように、使用あるいは時間の経過とともに徐々に変化
する。そのため、記録再生装置および記録媒体が製造さ
れた時にはほぼ適切な値であった係数KW も、時間の経
過とともにずれてきて、適切なオフセット値が求められ
てなくなるという問題もある。
【0008】そして、このようなトラッキングエラー信
号の検出回路は、ヘッドからのRF信号を処理するRF
−IC内に集積されて構成されている場合が多く、前述
したような係数KW を簡単に変更することはできなかっ
た。また、近年の記録密度の高密度化やアクセス速度の
高速化により、より高精度なトラッキングが要求されて
いる。そのために、トラッキングエラー信号に生じるオ
フセット値を正確に求めて適切にキャンセルし、正確な
トラッキングエラー信号を求めることが強く要望されて
いる。
号の検出回路は、ヘッドからのRF信号を処理するRF
−IC内に集積されて構成されている場合が多く、前述
したような係数KW を簡単に変更することはできなかっ
た。また、近年の記録密度の高密度化やアクセス速度の
高速化により、より高精度なトラッキングが要求されて
いる。そのために、トラッキングエラー信号に生じるオ
フセット値を正確に求めて適切にキャンセルし、正確な
トラッキングエラー信号を求めることが強く要望されて
いる。
【0009】したがって本発明の目的は、個々の記録媒
体および記録装置の特性などに基づいて、そのトラッキ
ング条件に最適なパラメータを決定し、トラッキングエ
ラー信号に生じるのオフセット値を適切に求めキャンセ
ルできるような、トラッキングエラー検出回路を提供す
ることにある。
体および記録装置の特性などに基づいて、そのトラッキ
ング条件に最適なパラメータを決定し、トラッキングエ
ラー信号に生じるのオフセット値を適切に求めキャンセ
ルできるような、トラッキングエラー検出回路を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、オフセットキャンセル値を求める際に用いるパラメ
ータを、外部より任意の値に調整できるようにした。ま
た、検出したオフセット成分を外部から観測する回路、
および、トラッキングエラーに生じたオフセット成分を
外部からの信号により強制的にキャンセルする回路を設
け、意図的に発生させたオフセット成分に対して検出さ
れるオフセットキャンセル値を観測して、最適なパラメ
ータを決定できるようにした。
に、オフセットキャンセル値を求める際に用いるパラメ
ータを、外部より任意の値に調整できるようにした。ま
た、検出したオフセット成分を外部から観測する回路、
および、トラッキングエラーに生じたオフセット成分を
外部からの信号により強制的にキャンセルする回路を設
け、意図的に発生させたオフセット成分に対して検出さ
れるオフセットキャンセル値を観測して、最適なパラメ
ータを決定できるようにした。
【0011】したがって、本発明のトラッキングエラー
検出回路は、蛇行状の溝(ウォブル)が形成されたMD
などのディスク状記録媒体に照射された1スポットの光
ビームの反射光を分割センサで受光し、その分割センサ
の各センサより出力される光検出信号に基づいてトラッ
キングエラーを検出する回路であって、その光検出信号
に基づいて原トラッキングエラー信号であるプッシュプ
ル信号を検出するプッシュプル信号検出回路と、外部よ
り入力した信号によりこのプッシュプル信号より強制的
にオフセット成分をキャンセルする強制オフセットキャ
ンセル回路と、前記光検出信号に含まれるウォブル成分
の振幅に基づいてオフセット成分を検出するオフセット
成分検出回路と、その検出されたオフセット成分を係数
KW 倍に増幅してオフセットキャンセル信号を求めるキ
ャンセル信号検出回路と、前記原トラッキングエラー信
号よりそのオフセットキャンセル信号を除外してオフセ
ット成分のキャンセルされたトラッキングエラー信号を
求めるオフセットキャンセル回路と、光ピックアップを
移動させ、その移動によりオフセット成分検出回路で検
出されたオフセット成分と、そのオフセット成分を適切
に除外するために強制オフセットキャンセル回路に入力
された信号とから、前記係数KW を決定するパラメータ
決定手段とを有する。
検出回路は、蛇行状の溝(ウォブル)が形成されたMD
などのディスク状記録媒体に照射された1スポットの光
ビームの反射光を分割センサで受光し、その分割センサ
の各センサより出力される光検出信号に基づいてトラッ
キングエラーを検出する回路であって、その光検出信号
に基づいて原トラッキングエラー信号であるプッシュプ
ル信号を検出するプッシュプル信号検出回路と、外部よ
り入力した信号によりこのプッシュプル信号より強制的
にオフセット成分をキャンセルする強制オフセットキャ
ンセル回路と、前記光検出信号に含まれるウォブル成分
の振幅に基づいてオフセット成分を検出するオフセット
成分検出回路と、その検出されたオフセット成分を係数
KW 倍に増幅してオフセットキャンセル信号を求めるキ
ャンセル信号検出回路と、前記原トラッキングエラー信
号よりそのオフセットキャンセル信号を除外してオフセ
ット成分のキャンセルされたトラッキングエラー信号を
求めるオフセットキャンセル回路と、光ピックアップを
移動させ、その移動によりオフセット成分検出回路で検
出されたオフセット成分と、そのオフセット成分を適切
に除外するために強制オフセットキャンセル回路に入力
された信号とから、前記係数KW を決定するパラメータ
決定手段とを有する。
【0012】好適には、本発明のトラッキングエラー検
出回路は、前記トラッキングエラー検出回路と、ウォブ
ルが形成されたトラックに対してトラッキングを行う場
合であってオフトラックの時にトラッキングエラー信号
を求める第2のトラッキングエラー検出回路と、ピット
が形成されたトラックに対してトラッキングを行う場合
にトラッキングエラー信号を求める第3のトラッキング
エラー検出回路と、トラッキング対象のトラックおよび
トラッキングサーボの状態に基づいてそれらのトラッキ
ングエラー検出回路のいずれか1つを実質的に有効にす
る選択回路とが、同一の集積回路上に構成された回路で
ある。
出回路は、前記トラッキングエラー検出回路と、ウォブ
ルが形成されたトラックに対してトラッキングを行う場
合であってオフトラックの時にトラッキングエラー信号
を求める第2のトラッキングエラー検出回路と、ピット
が形成されたトラックに対してトラッキングを行う場合
にトラッキングエラー信号を求める第3のトラッキング
エラー検出回路と、トラッキング対象のトラックおよび
トラッキングサーボの状態に基づいてそれらのトラッキ
ングエラー検出回路のいずれか1つを実質的に有効にす
る選択回路とが、同一の集積回路上に構成された回路で
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のトラッキングエラー検出
回路の一実施の形態を図1〜図5を参照して説明する。
本実施の形態においては、コンパクトディスク(CD)
とミニディスク(MD)の両方に対して処理可能で、C
Dに対しては再生専用の、MDに対しては記録/再生可
能な記録再生装置として動作する光ディスク装置に適用
されるトラッキングエラー検出回路について説明する。
図1は、そのような光ディスク装置の、トラッキングエ
ラーの検出に係わる回路を示すブロック図である。図1
に示すように、トラッキングエラーの検出は、フォトデ
ィテクタPD、信号合成部100およびトラッキングエ
ラー検出部200により主に行われる。
回路の一実施の形態を図1〜図5を参照して説明する。
本実施の形態においては、コンパクトディスク(CD)
とミニディスク(MD)の両方に対して処理可能で、C
Dに対しては再生専用の、MDに対しては記録/再生可
能な記録再生装置として動作する光ディスク装置に適用
されるトラッキングエラー検出回路について説明する。
図1は、そのような光ディスク装置の、トラッキングエ
ラーの検出に係わる回路を示すブロック図である。図1
に示すように、トラッキングエラーの検出は、フォトデ
ィテクタPD、信号合成部100およびトラッキングエ
ラー検出部200により主に行われる。
【0014】なお、本実施の形態において、信号合成部
100およびトラッキングエラー検出部200は、RF
信号の処理を行う回路が集積された集積回路(RF−I
C)1内に、他の回路とともに一体的に構成されてい
る。
100およびトラッキングエラー検出部200は、RF
信号の処理を行う回路が集積された集積回路(RF−I
C)1内に、他の回路とともに一体的に構成されてい
る。
【0015】また、本実施の形態で記録/再生対象とす
るMDのユーザ記録領域は、図4に示すような蛇行状の
案内溝(ウォブル)が形成されたトラックで構成されて
いる。図4において、ディスク500には、溝部にあた
るプリグルーブ501と、陸部にあたるランド502が
形成されており、その縁部が所定の周期で蛇行してい
る。そして、このプリグルーブ501をスポット503
が追従してデータの記録/再生を行う。本実施の形態に
おいて、このようなデータトラックを、以後、ウォブル
状トラックと言う。このMDの内周側には、制御情報が
記録された制御情報領域があり、この領域はピットによ
りデータが記録されている。また、本実施の形態の光デ
ィスク装置で用いるCDは、ピットでデータトラックが
構成される通常用いられる光ディスクである。MDの制
御情報領域およびCDに適用されている、ピット列によ
り形成されているトラックを、以後、ピットトラックと
言う。
るMDのユーザ記録領域は、図4に示すような蛇行状の
案内溝(ウォブル)が形成されたトラックで構成されて
いる。図4において、ディスク500には、溝部にあた
るプリグルーブ501と、陸部にあたるランド502が
形成されており、その縁部が所定の周期で蛇行してい
る。そして、このプリグルーブ501をスポット503
が追従してデータの記録/再生を行う。本実施の形態に
おいて、このようなデータトラックを、以後、ウォブル
状トラックと言う。このMDの内周側には、制御情報が
記録された制御情報領域があり、この領域はピットによ
りデータが記録されている。また、本実施の形態の光デ
ィスク装置で用いるCDは、ピットでデータトラックが
構成される通常用いられる光ディスクである。MDの制
御情報領域およびCDに適用されている、ピット列によ
り形成されているトラックを、以後、ピットトラックと
言う。
【0016】まず、光ディスク装置のトラッキングエラ
ーの検出に係わる各部の構成について説明する。フォト
ディテクタPDは、光ピックアップ(OP)内に設けら
れ、記録媒体で回折・反射された光を検出し、その光量
に応じた信号A〜Dを出力する。本実施の形態のフォト
ディテクタPDは、4個のフォトディテクタPD-A〜P
D-Dが図示のごとく配置された4分割PDが用いられて
いる。4個のフォトディテクタPD-A〜PD-Dのうち、
2個のフォトディテクタPD-A,PD-Bがデータトラッ
クに左側に反射する1次回折光を検出し、残りの2個の
フォトディテクタPD-C,PD-Dがデータトラックの右
側に反射する−1次回折光を検出する。
ーの検出に係わる各部の構成について説明する。フォト
ディテクタPDは、光ピックアップ(OP)内に設けら
れ、記録媒体で回折・反射された光を検出し、その光量
に応じた信号A〜Dを出力する。本実施の形態のフォト
ディテクタPDは、4個のフォトディテクタPD-A〜P
D-Dが図示のごとく配置された4分割PDが用いられて
いる。4個のフォトディテクタPD-A〜PD-Dのうち、
2個のフォトディテクタPD-A,PD-Bがデータトラッ
クに左側に反射する1次回折光を検出し、残りの2個の
フォトディテクタPD-C,PD-Dがデータトラックの右
側に反射する−1次回折光を検出する。
【0017】信号合成部100は、フォトディテクタP
Dより出力される信号より、後述するトラッキングエラ
ー検出部200に入力するのに適した所望の信号を生成
する。本実施の形態の信号合成部100は、3つの加算
器101〜103を有する。まず、第1の加算器101
においては、フォトディテクタPD-Aからの出力信号A
と、フォトディテクタPD-Bからの出力信号Bを加算
し、全1次回折光の光量に対応する出力信号L(=A+
B)を生成する。第2の加算器102は、フォトディテ
クタPD-Cからの出力信号Cと、フォトディテクタPD
-Dからの出力信号Dを加算し、全−1次回折光の光量に
対応する出力信号R(=C+D)を生成する。また、第
3の加算器103は、第1の加算器101および第2の
加算器102の出力をさらに加算し、フォトディテクタ
PD-A〜PD-Dで検出した全光量に対応する出力信号I
g(=A+B+C+D)を出力する。
Dより出力される信号より、後述するトラッキングエラ
ー検出部200に入力するのに適した所望の信号を生成
する。本実施の形態の信号合成部100は、3つの加算
器101〜103を有する。まず、第1の加算器101
においては、フォトディテクタPD-Aからの出力信号A
と、フォトディテクタPD-Bからの出力信号Bを加算
し、全1次回折光の光量に対応する出力信号L(=A+
B)を生成する。第2の加算器102は、フォトディテ
クタPD-Cからの出力信号Cと、フォトディテクタPD
-Dからの出力信号Dを加算し、全−1次回折光の光量に
対応する出力信号R(=C+D)を生成する。また、第
3の加算器103は、第1の加算器101および第2の
加算器102の出力をさらに加算し、フォトディテクタ
PD-A〜PD-Dで検出した全光量に対応する出力信号I
g(=A+B+C+D)を出力する。
【0018】トラッキングエラー検出部200は、プッ
シュプル法によりトラッキングエラーを検出するための
回路である。トラッキングエラー検出部200は、信号
合成部100を介して入力された信号に基づいてトラッ
キングエラーTEを検出する。そのトラッキングエラー
検出部200の構成について、図2を参照して詳細に説
明する。トラッキングエラー検出部200は、3つのト
ラッキングエラー検出回路、WPP部210、トラック
オン部230、TPP部250、および、それらの切換
回路271,272を有する。
シュプル法によりトラッキングエラーを検出するための
回路である。トラッキングエラー検出部200は、信号
合成部100を介して入力された信号に基づいてトラッ
キングエラーTEを検出する。そのトラッキングエラー
検出部200の構成について、図2を参照して詳細に説
明する。トラッキングエラー検出部200は、3つのト
ラッキングエラー検出回路、WPP部210、トラック
オン部230、TPP部250、および、それらの切換
回路271,272を有する。
【0019】WPP部210は、本発明のトラッキング
エラー検出回路であって、図4に示すようなウォブル状
トラックを処理対象とし、特に、オントラック状態の時
に実質的に有効とされるトラッキングエラー検出回路で
ある。WPP部210は、第1のウォブル振幅検出部2
11〜保持手段218で構成されるオフセット値検出回
路と、減算器219〜割り算器220で構成されるプッ
シュプル信号検出回路と、切換器221および減算器2
22で構成されるオフセットキャンセル回路から構成さ
れる。WPP部210には、フォトディテクタPD-Aの
出力信号A、フォトディテクタPD-Dの出力信号D、加
算器101の出力信号L、加算器102の出力信号R、
加算器103の出力信号Ig,が入力される。そして特
に、オフセット検出回路調整モード時には、強制オフセ
ットキャンセル信号kppo 、係数乗算器217における
係数調整信号kW がRF−IC1の外部より入力され、
保持手段218に保持されている検出されたキャンセル
値が外部に出力される。
エラー検出回路であって、図4に示すようなウォブル状
トラックを処理対象とし、特に、オントラック状態の時
に実質的に有効とされるトラッキングエラー検出回路で
ある。WPP部210は、第1のウォブル振幅検出部2
11〜保持手段218で構成されるオフセット値検出回
路と、減算器219〜割り算器220で構成されるプッ
シュプル信号検出回路と、切換器221および減算器2
22で構成されるオフセットキャンセル回路から構成さ
れる。WPP部210には、フォトディテクタPD-Aの
出力信号A、フォトディテクタPD-Dの出力信号D、加
算器101の出力信号L、加算器102の出力信号R、
加算器103の出力信号Ig,が入力される。そして特
に、オフセット検出回路調整モード時には、強制オフセ
ットキャンセル信号kppo 、係数乗算器217における
係数調整信号kW がRF−IC1の外部より入力され、
保持手段218に保持されている検出されたキャンセル
値が外部に出力される。
【0020】まず、オフセット値検出回路の構成につい
て説明する。第1のウォブル振幅検出部211は、フォ
トディテクタPD-Aの出力信号Aより、フォトディテク
タPD-A側(左側)のウォブルの振幅信号Awを検出す
る。この第1のウォブル振幅検出部211の構成を図3
に示す。第1のウォブル振幅検出部211は、バンドパ
スフィルタ225、全波整流器226およびローパスフ
ィルタ227を有する。第1のウォブル振幅検出部21
1においては、入力された信号Aをバンドパスフィルタ
225で帯域制限し、全波整流器226で整形した後、
ローパスフィルタ227を通過させて信号Aの振幅を検
出する。
て説明する。第1のウォブル振幅検出部211は、フォ
トディテクタPD-Aの出力信号Aより、フォトディテク
タPD-A側(左側)のウォブルの振幅信号Awを検出す
る。この第1のウォブル振幅検出部211の構成を図3
に示す。第1のウォブル振幅検出部211は、バンドパ
スフィルタ225、全波整流器226およびローパスフ
ィルタ227を有する。第1のウォブル振幅検出部21
1においては、入力された信号Aをバンドパスフィルタ
225で帯域制限し、全波整流器226で整形した後、
ローパスフィルタ227を通過させて信号Aの振幅を検
出する。
【0021】第2のウォブル振幅検出部212は、第1
のウォブル振幅検出部211と同様に、フォトディテク
タPD-Dの出力信号Dより、フォトディテクタPD-D側
(右側)のウォブルの振幅信号Dwを検出する。第2の
ウォブル振幅検出部212の構成および動作は、図3を
参照して前述した第1のウォブル振幅検出部211の構
成と同じである。減算器213は、第1のウォブル振幅
検出部211で検出された左側ウォブルの振幅成分Aw
と、第2のウォブル振幅検出部212で検出された右側
ウォブルの振幅成分Dwとの蛇行差Aw−Dwを求め、
その差を割り算器216に出力する。
のウォブル振幅検出部211と同様に、フォトディテク
タPD-Dの出力信号Dより、フォトディテクタPD-D側
(右側)のウォブルの振幅信号Dwを検出する。第2の
ウォブル振幅検出部212の構成および動作は、図3を
参照して前述した第1のウォブル振幅検出部211の構
成と同じである。減算器213は、第1のウォブル振幅
検出部211で検出された左側ウォブルの振幅成分Aw
と、第2のウォブル振幅検出部212で検出された右側
ウォブルの振幅成分Dwとの蛇行差Aw−Dwを求め、
その差を割り算器216に出力する。
【0022】また、減算器214においては、フォトデ
ィテクタPD-Aからの出力信号Aと、フォトディテクタ
PD-Dからの出力信号Dの差が求められ、その差(A−
D)が第3のウォブル振幅検出部215に出力される。
第3のウォブル振幅検出部215は、入力されたプッシ
ュプル信号(A−D)におけるウォブルの振幅信号(A
−D)wを検出し、割り算器216に出力する。この第
3のウォブル振幅検出部215の構成および動作も、前
述した第1のウォブル振幅検出部211の構成と同じで
ある。割り算器216は、減算器213より入力された
信号Aw−Dwを被除数、第3のウォブル振幅検出部2
15より入力された信号(A−D)wを除数として、式
2に示す割り算を行い、その結果を係数乗算器217に
出力する。
ィテクタPD-Aからの出力信号Aと、フォトディテクタ
PD-Dからの出力信号Dの差が求められ、その差(A−
D)が第3のウォブル振幅検出部215に出力される。
第3のウォブル振幅検出部215は、入力されたプッシ
ュプル信号(A−D)におけるウォブルの振幅信号(A
−D)wを検出し、割り算器216に出力する。この第
3のウォブル振幅検出部215の構成および動作も、前
述した第1のウォブル振幅検出部211の構成と同じで
ある。割り算器216は、減算器213より入力された
信号Aw−Dwを被除数、第3のウォブル振幅検出部2
15より入力された信号(A−D)wを除数として、式
2に示す割り算を行い、その結果を係数乗算器217に
出力する。
【0023】
【数2】 (Aw−Dw)/(A−D)w ・・・(2)
【0024】そして係数乗算器217においては、式3
に示すように、割り算器216における割り算結果に所
定の係数Kw を乗じて,トラッキングエラー信号のキャ
ンセル値を得る。この係数KW は、後述するオフセット
検出回路調整モードでの動作時において、図示せぬ制御
部により決定され、外部より入力される係数調整信号k
W により調整され決定される。保持手段218は、係数
乗算器217において得られたキャンセル値を保持し、
切換器221を介して減算器222に供給する。また、
保持手段218の出力であるキャンセル値は、検出キャ
ンセル信号CSLとしてオフセット検出回路調整モード
時に外部より参照される。図示せぬ制御部は、この検出
キャンセル信号CSLに基づいて、前記係数KW を最適
な値に検出する。
に示すように、割り算器216における割り算結果に所
定の係数Kw を乗じて,トラッキングエラー信号のキャ
ンセル値を得る。この係数KW は、後述するオフセット
検出回路調整モードでの動作時において、図示せぬ制御
部により決定され、外部より入力される係数調整信号k
W により調整され決定される。保持手段218は、係数
乗算器217において得られたキャンセル値を保持し、
切換器221を介して減算器222に供給する。また、
保持手段218の出力であるキャンセル値は、検出キャ
ンセル信号CSLとしてオフセット検出回路調整モード
時に外部より参照される。図示せぬ制御部は、この検出
キャンセル信号CSLに基づいて、前記係数KW を最適
な値に検出する。
【0025】
【数3】 Kw ×(Aw−Dw)/(A−D)w ・・・(3)
【0026】次に、プッシュプル信号検出回路の構成に
ついて説明する。減算器219は、全1次回折光の光量
に対応する出力信号Lと全−1次回折光の光量に対応す
る出力信号Rとの差を求め、求められた結果を減算器2
23に出力する。減算器223は、オフセット検出回路
調整モードの時に、外部より入力される信号によりプッ
シュプル信号よりオフセット成分を除外する。すなわ
ち、減算器219から入力された減算結果の信号より、
外部より入力される強制オフセットキャンセル信号k
ppo を減じ、その結果を割り算器220に出力する。な
お、通常の動作モード時には、信号kppo としては0が
入力されるので、この減算器223の機能は実質的に無
効となる。割り算器220は、減算器223の減算結果
を被除数、入力される全光量に対応する出力信号Igを
除数として除算を行い、全光量で正規化されたプッシュ
プル信号を得る。
ついて説明する。減算器219は、全1次回折光の光量
に対応する出力信号Lと全−1次回折光の光量に対応す
る出力信号Rとの差を求め、求められた結果を減算器2
23に出力する。減算器223は、オフセット検出回路
調整モードの時に、外部より入力される信号によりプッ
シュプル信号よりオフセット成分を除外する。すなわ
ち、減算器219から入力された減算結果の信号より、
外部より入力される強制オフセットキャンセル信号k
ppo を減じ、その結果を割り算器220に出力する。な
お、通常の動作モード時には、信号kppo としては0が
入力されるので、この減算器223の機能は実質的に無
効となる。割り算器220は、減算器223の減算結果
を被除数、入力される全光量に対応する出力信号Igを
除数として除算を行い、全光量で正規化されたプッシュ
プル信号を得る。
【0027】そして、オフセットキャンセル回路である
減算器222において、割り算器220で求められたプ
ッシュプル信号より保持手段218に保持されているオ
フセット値を減じる。その結果、式4に示すような、オ
フセットのキャンセルされたプッシュプル信号であり、
トラッキングエラーに相当する信号TEW が得られる。
減算器222において、割り算器220で求められたプ
ッシュプル信号より保持手段218に保持されているオ
フセット値を減じる。その結果、式4に示すような、オ
フセットのキャンセルされたプッシュプル信号であり、
トラッキングエラーに相当する信号TEW が得られる。
【0028】
【数4】 TEW =(L−R)/Ig − Kw ×(Aw−Dw)/(A−D)w ・・・(4)
【0029】なお、切換器221は、WPP部210に
おけるオフセット値のキャンセルをON/OFFするた
めのスイッチである。WPP部210が有効であり、第
1のウォブル振幅検出部211〜係数乗算器217で求
められ保持手段218に記憶されているオフセット値を
プッシュプル信号より減じる場合には、切換器221は
端子aを選択する。また、オフセット検出回路調整モー
ドの時、および、後述するトラックオン部230を有効
にする時は、切換器221は端子bを選択して減算器2
22における減算値を0にし、割り算器220の結果を
そのまま出力する。WPP部210の出力は、トラック
オン部230および切換回路271の端子aに出力され
る。
おけるオフセット値のキャンセルをON/OFFするた
めのスイッチである。WPP部210が有効であり、第
1のウォブル振幅検出部211〜係数乗算器217で求
められ保持手段218に記憶されているオフセット値を
プッシュプル信号より減じる場合には、切換器221は
端子aを選択する。また、オフセット検出回路調整モー
ドの時、および、後述するトラックオン部230を有効
にする時は、切換器221は端子bを選択して減算器2
22における減算値を0にし、割り算器220の結果を
そのまま出力する。WPP部210の出力は、トラック
オン部230および切換回路271の端子aに出力され
る。
【0030】トラックオン部230は、WPP部210
の動作を補完するためのトラッキングエラー検出回路で
ある。すなわち、WPP部210と同様にデータトラッ
クにウォブルが設けられている記録媒体を処理対象とし
ている時で、トラッキングサーボがかかっていないた
め、あるいはかけられた直後でWPP部210が有効で
ない時に、WPP部210に代わってトラッキングエラ
ーを出力するための回路である。トラックオン部230
は、ピークホールド部231、ボトムホールド部23
2、中間値演算部233、保持手段234および減算器
235を有する。なお、トラックオン部230には、図
示せぬトラッキングサーボのON/OFFを制御する信
号が入力され、この信号に基づいて動作する。
の動作を補完するためのトラッキングエラー検出回路で
ある。すなわち、WPP部210と同様にデータトラッ
クにウォブルが設けられている記録媒体を処理対象とし
ている時で、トラッキングサーボがかかっていないた
め、あるいはかけられた直後でWPP部210が有効で
ない時に、WPP部210に代わってトラッキングエラ
ーを出力するための回路である。トラックオン部230
は、ピークホールド部231、ボトムホールド部23
2、中間値演算部233、保持手段234および減算器
235を有する。なお、トラックオン部230には、図
示せぬトラッキングサーボのON/OFFを制御する信
号が入力され、この信号に基づいて動作する。
【0031】ピークホールド部231およびボトムホー
ルド部232は、たとえばトラックジャンプした直後で
あって、トラッキングサーボがONになった瞬間のピー
ク値およびボトム値を保持する。中間値演算部233
は、ピークホールド部231に保持されているピーク値
と、ボトムホールド部232に保持されているボトム値
の中間値を算出し、トラッキングエラー信号のオフセッ
ト値として保持手段234に保持する。そして、減算器
235において、WPP部210より出力されたトラッ
キングエラー信号より、保持手段234に保持されてい
るオフセット値を減じる。その結果、オフセットのキャ
ンセルされたプッシュプル信号であり、トラッキングエ
ラーに相当する信号TER が得られる。トラックオン部
230の出力は、切換回路271の端子bに出力され
る。
ルド部232は、たとえばトラックジャンプした直後で
あって、トラッキングサーボがONになった瞬間のピー
ク値およびボトム値を保持する。中間値演算部233
は、ピークホールド部231に保持されているピーク値
と、ボトムホールド部232に保持されているボトム値
の中間値を算出し、トラッキングエラー信号のオフセッ
ト値として保持手段234に保持する。そして、減算器
235において、WPP部210より出力されたトラッ
キングエラー信号より、保持手段234に保持されてい
るオフセット値を減じる。その結果、オフセットのキャ
ンセルされたプッシュプル信号であり、トラッキングエ
ラーに相当する信号TER が得られる。トラックオン部
230の出力は、切換回路271の端子bに出力され
る。
【0032】TPP部250は、ピットトラックを処理
対象とする時に、トラッキングエラーを出力するための
回路である。そのTPP法について図5を参照して説明
する。図5は、全1次回折光の光量に対応する信号Lの
RFエンベロープ波形である。図5において波形Pは信
号Lのピーク、信号Sはプッシュプル方式でトラッキン
グをかける時に使用するRFエンベロープをLPF(ロ
ーパスフィルタ)を通した後の信号、信号Qは信号Sの
オフセットの変化を示す波形である。レンズシフトやデ
ィスクのスキューによるオフセットをキャンセルするに
は、信号Sからオフセットの変化qを引けばよい。すな
わち、q=Kt ×pとなるような定数K t (Kt <1)
を決めると、オフセットをキャンセルした信号はS−K
t ×pで表される。したがって、ピークの変化pを求め
れば、オフセット値も得ることができる。なお。本実施
の形態においては、Kt =0.8とする。
対象とする時に、トラッキングエラーを出力するための
回路である。そのTPP法について図5を参照して説明
する。図5は、全1次回折光の光量に対応する信号Lの
RFエンベロープ波形である。図5において波形Pは信
号Lのピーク、信号Sはプッシュプル方式でトラッキン
グをかける時に使用するRFエンベロープをLPF(ロ
ーパスフィルタ)を通した後の信号、信号Qは信号Sの
オフセットの変化を示す波形である。レンズシフトやデ
ィスクのスキューによるオフセットをキャンセルするに
は、信号Sからオフセットの変化qを引けばよい。すな
わち、q=Kt ×pとなるような定数K t (Kt <1)
を決めると、オフセットをキャンセルした信号はS−K
t ×pで表される。したがって、ピークの変化pを求め
れば、オフセット値も得ることができる。なお。本実施
の形態においては、Kt =0.8とする。
【0033】このような処理を行うTPP部250は、
第1のピークホールド回路251、第2のピークホール
ド回路254、第1の係数乗算器252、第2の係数乗
算器255および減算器253,256,257を有す
る。第1のピークホールド回路251は、入力された全
1次回折光の光量に対応する出力信号Lのピーク値Lp
を保持する。このピーク値に、第1の係数乗算器252
において予め定めた定数Kt を乗じオフセット信号とす
る。そして、減算器253において、この乗算結果Kt
×Lpを、さらに順次入力される全1次回折光の光量に
対応する出力信号Lより減じることにより、オフセット
のキャンセルされた1次回折光の光量に対応する出力信
号が得られる。
第1のピークホールド回路251、第2のピークホール
ド回路254、第1の係数乗算器252、第2の係数乗
算器255および減算器253,256,257を有す
る。第1のピークホールド回路251は、入力された全
1次回折光の光量に対応する出力信号Lのピーク値Lp
を保持する。このピーク値に、第1の係数乗算器252
において予め定めた定数Kt を乗じオフセット信号とす
る。そして、減算器253において、この乗算結果Kt
×Lpを、さらに順次入力される全1次回折光の光量に
対応する出力信号Lより減じることにより、オフセット
のキャンセルされた1次回折光の光量に対応する出力信
号が得られる。
【0034】同様に、第2のピークホールド回路254
は、入力された全−1次回折光の光量に対応する出力信
号Rのピーク値Rpを保持する。このピーク値に、第2
の係数乗算器255において予め定めた定数Kt を乗じ
オフセット信号とする。そして、減算器256におい
て、この乗算結果Kt ×Rpを、さらに順次入力される
全−1次回折光の光量に対応する出力信号Rより減じる
ことにより、オフセットのキャンセルされた−1次回折
光の光量に対応する出力信号が得られる。
は、入力された全−1次回折光の光量に対応する出力信
号Rのピーク値Rpを保持する。このピーク値に、第2
の係数乗算器255において予め定めた定数Kt を乗じ
オフセット信号とする。そして、減算器256におい
て、この乗算結果Kt ×Rpを、さらに順次入力される
全−1次回折光の光量に対応する出力信号Rより減じる
ことにより、オフセットのキャンセルされた−1次回折
光の光量に対応する出力信号が得られる。
【0035】そして、減算器257において、減算器2
53より出力されたオフセットのキャンセルされた1次
回折光の光量に対応する出力信号と、減算器256より
出力されたオフセットのキャンセルされた−1次回折光
の光量に対応する出力信号との差が求められ、トラッキ
ングエラー信号TET として切換回路272に出力され
る。
53より出力されたオフセットのキャンセルされた1次
回折光の光量に対応する出力信号と、減算器256より
出力されたオフセットのキャンセルされた−1次回折光
の光量に対応する出力信号との差が求められ、トラッキ
ングエラー信号TET として切換回路272に出力され
る。
【0036】切換回路271は、トラッキングサーボが
有効であるか否かを示す信号OFFTRKに基づいて切り換え
られ、トラッキングサーボが有効である場合には、端子
aを選択してWPP部210で検出されたトラッキング
エラー信号TEW を出力し、トラッキングサーボが有効
でない場合には、端子bを選択してトラックオン部23
0で検出されたトラッキングエラー信号TER を出力す
る。なお、トラッキングサーボが有効な場合とは、オン
トラックな状態で、逆に言えばWPP部210が正しく
動作している状態である。また、トラッキングサーボが
有効でない場合とは、トラックジャンプなどによりトラ
ッキングサーボがOFFの間と、トラッキングサーボが
ONされた後にブレーキパルスなどが発生されてオント
ラックな状態に収束するまでの間とを合わせた期間であ
る。
有効であるか否かを示す信号OFFTRKに基づいて切り換え
られ、トラッキングサーボが有効である場合には、端子
aを選択してWPP部210で検出されたトラッキング
エラー信号TEW を出力し、トラッキングサーボが有効
でない場合には、端子bを選択してトラックオン部23
0で検出されたトラッキングエラー信号TER を出力す
る。なお、トラッキングサーボが有効な場合とは、オン
トラックな状態で、逆に言えばWPP部210が正しく
動作している状態である。また、トラッキングサーボが
有効でない場合とは、トラックジャンプなどによりトラ
ッキングサーボがOFFの間と、トラッキングサーボが
ONされた後にブレーキパルスなどが発生されてオント
ラックな状態に収束するまでの間とを合わせた期間であ
る。
【0037】また、この切換回路271に同期して、ト
ラックオン部230の切換器221も切り換えられる。
具体的には、切換回路271が端子aを選択してWPP
部210からのトラッキングエラー信号TEW を選択し
ている時には、切換器221も端子aを選択してWPP
部210のオフセットキャンセル回路を有効にし、切換
回路271が端子bを選択してトラックオン部230か
らのトラッキングエラー信号TER を選択している時に
は、切換器221は端子bを選択してWPP部210か
らはオフセットキャンセルの行われていない信号がトラ
ックオン部230に入力されるようにする。
ラックオン部230の切換器221も切り換えられる。
具体的には、切換回路271が端子aを選択してWPP
部210からのトラッキングエラー信号TEW を選択し
ている時には、切換器221も端子aを選択してWPP
部210のオフセットキャンセル回路を有効にし、切換
回路271が端子bを選択してトラックオン部230か
らのトラッキングエラー信号TER を選択している時に
は、切換器221は端子bを選択してWPP部210か
らはオフセットキャンセルの行われていない信号がトラ
ックオン部230に入力されるようにする。
【0038】切換回路272は、トラッキング対象のト
ラックを識別する信号GR/PITに基づいて、処理対象のト
ラックに応じて切り換えられる。処理対象のトラック
が、ウォブル状トラックである時には、切換回路272
は端子aを選択し、WPP部210またはトラックオン
部230からのトラッキングエラー信号TEW ,TER
が出力されるようにする。また、処理対象のトラック
が、ピットトラックの時には、端子bを選択し、TPP
部250からのトラッキングエラー信号TET が出力さ
れるようにする。
ラックを識別する信号GR/PITに基づいて、処理対象のト
ラックに応じて切り換えられる。処理対象のトラック
が、ウォブル状トラックである時には、切換回路272
は端子aを選択し、WPP部210またはトラックオン
部230からのトラッキングエラー信号TEW ,TER
が出力されるようにする。また、処理対象のトラック
が、ピットトラックの時には、端子bを選択し、TPP
部250からのトラッキングエラー信号TET が出力さ
れるようにする。
【0039】以上、図1〜図3を参照して本実施の形態
の光ディスク装置のトラッキングエラーの検出に係わる
各部の構成について説明したが、これらの各構成部は図
示せぬ制御部により制御され、各々前述したような各機
能を実行する。この制御部は、たとえば1チップマイコ
ンなどのプロセッサを中心とした演算処理装置により構
成され、前記各構成部に対するパラメータの設定・調
整、各構成部の動作タイミングの制御などを行う。
の光ディスク装置のトラッキングエラーの検出に係わる
各部の構成について説明したが、これらの各構成部は図
示せぬ制御部により制御され、各々前述したような各機
能を実行する。この制御部は、たとえば1チップマイコ
ンなどのプロセッサを中心とした演算処理装置により構
成され、前記各構成部に対するパラメータの設定・調
整、各構成部の動作タイミングの制御などを行う。
【0040】特に本発明に関しては、制御部は、オフセ
ット検出回路調整モードでの動作と、通常動作モードで
の動作の制御を行う。オフセット検出回路調整モード
は、たとえば、光ディスク装置の電源を投入した時やM
Dを交換した時などに、一連の初期化動作とともに行う
動作であり、記録/再生対象のMDに対して光ピックア
ップを移動させてオフセット値を生じさせ、その際にオ
フセット値検出回路で検出されたオフセットキャンセル
値CSLに基づいて、オフセット値検出回路の係数KW
を決定する動作である。また、通常動作モードは、その
調整された係数KW を用いて、通常のトラッキングエラ
ー検出を行う動作である。
ット検出回路調整モードでの動作と、通常動作モードで
の動作の制御を行う。オフセット検出回路調整モード
は、たとえば、光ディスク装置の電源を投入した時やM
Dを交換した時などに、一連の初期化動作とともに行う
動作であり、記録/再生対象のMDに対して光ピックア
ップを移動させてオフセット値を生じさせ、その際にオ
フセット値検出回路で検出されたオフセットキャンセル
値CSLに基づいて、オフセット値検出回路の係数KW
を決定する動作である。また、通常動作モードは、その
調整された係数KW を用いて、通常のトラッキングエラ
ー検出を行う動作である。
【0041】次に、本実施の形態の光ディスク装置のト
ラッキングエラーの検出に係わる各部の動作について説
明する。まず、光ディスク装置の使用者がスイッチを操
作して選択すること、あるいは、ディスクをセットする
ことにより、処理対象のディスク状記録媒体の種類が決
定され、図示せぬ制御部によりそのトラッキング対象の
トラックの形態を示す信号GR/PITが生成される。ウォブ
ル状トラックを処理対象とする場合には信号GR/PITはL
owとなる。生成されたトラック識別信号GR/PITは、ト
ラッキングエラー検出部200の切換回路272に印加
され、信号GR/PITがLowの場合には端子aが、信号GR
/PITがHighの場合には端子bが選択される。すなわ
ち、処理対象のトラックがウォブル状トラックの場合に
はWPP部210およびトラックオン部230で検出さ
れたトラッキングエラーが、ピットトラックの場合には
TPP部250で検出されたトラッキングエラーが各々
出力される。
ラッキングエラーの検出に係わる各部の動作について説
明する。まず、光ディスク装置の使用者がスイッチを操
作して選択すること、あるいは、ディスクをセットする
ことにより、処理対象のディスク状記録媒体の種類が決
定され、図示せぬ制御部によりそのトラッキング対象の
トラックの形態を示す信号GR/PITが生成される。ウォブ
ル状トラックを処理対象とする場合には信号GR/PITはL
owとなる。生成されたトラック識別信号GR/PITは、ト
ラッキングエラー検出部200の切換回路272に印加
され、信号GR/PITがLowの場合には端子aが、信号GR
/PITがHighの場合には端子bが選択される。すなわ
ち、処理対象のトラックがウォブル状トラックの場合に
はWPP部210およびトラックオン部230で検出さ
れたトラッキングエラーが、ピットトラックの場合には
TPP部250で検出されたトラッキングエラーが各々
出力される。
【0042】記録媒体がセットされたら、図示せぬ制御
部の制御により直ちにディスクの回転が始動され、同時
にトラッキングサーボがかけられる。まず、左側のフォ
トディテクタPD-A,PD-B、および、右側のフォトデ
ィテクタPD-C,PD-Dの出力が、各々信号合成部10
0の加算器101および加算器102で加算されて、左
側の出力信号Lおよび右側の検出信号Rが生成され、さ
らにそれらが加算器103で加算されて、全光量に対応
する信号Igが生成される。フォトディテクタPD-A,
PD-Dから出力された信号A,D、および、生成された
信号L,R,Igは、トラッキングエラー検出部200
に入力され、トラッキングエラーの検出の処理に供され
る。以後、処理対象がウォブル状トラックとピットトラ
ックの場合に分けて、トラッキングエラーの検出の動作
について説明する。
部の制御により直ちにディスクの回転が始動され、同時
にトラッキングサーボがかけられる。まず、左側のフォ
トディテクタPD-A,PD-B、および、右側のフォトデ
ィテクタPD-C,PD-Dの出力が、各々信号合成部10
0の加算器101および加算器102で加算されて、左
側の出力信号Lおよび右側の検出信号Rが生成され、さ
らにそれらが加算器103で加算されて、全光量に対応
する信号Igが生成される。フォトディテクタPD-A,
PD-Dから出力された信号A,D、および、生成された
信号L,R,Igは、トラッキングエラー検出部200
に入力され、トラッキングエラーの検出の処理に供され
る。以後、処理対象がウォブル状トラックとピットトラ
ックの場合に分けて、トラッキングエラーの検出の動作
について説明する。
【0043】ウォブル状トラックに対してトラッキング
をする場合には、前述した信号GR/PITに基づいてWPP
部210およびトラックオン部230が実質的に有効と
なり、さらに、トラッキングの状態を示す信号OFFTRKに
基づいて、WPP部210およびトラックオン部230
のいずれかが選択される。
をする場合には、前述した信号GR/PITに基づいてWPP
部210およびトラックオン部230が実質的に有効と
なり、さらに、トラッキングの状態を示す信号OFFTRKに
基づいて、WPP部210およびトラックオン部230
のいずれかが選択される。
【0044】トラッキングの状態を示す信号OFFTRKは、
前述したように、ヘッドがトラックを追従していない状
態の時(オフトラックの時)にLow、ヘッドがトラッ
クをほぼ追従している状態の時(オントラックの状態の
時)にHighとなる信号である。具体的に言えば、装
置の始動時および停止時を除いた通常の運用時には、ト
ラックジャンプをしている間、および、そのトラックジ
ャンプ終了後ブレーキパルスなどが印加されてヘッドの
位置が所望のトラック上にほぼ整定されるまでの間がオ
フトラックの状態であり、信号OFFTRKがLowになる。
この信号OFFTRKは、トラッキングエラー検出部200の
切換器221および切換回路271に印加され、信号OF
FTRKがLowの時には各々端子bを、信号OFFTRKがHi
ghの時には各々端子aが選択される。
前述したように、ヘッドがトラックを追従していない状
態の時(オフトラックの時)にLow、ヘッドがトラッ
クをほぼ追従している状態の時(オントラックの状態の
時)にHighとなる信号である。具体的に言えば、装
置の始動時および停止時を除いた通常の運用時には、ト
ラックジャンプをしている間、および、そのトラックジ
ャンプ終了後ブレーキパルスなどが印加されてヘッドの
位置が所望のトラック上にほぼ整定されるまでの間がオ
フトラックの状態であり、信号OFFTRKがLowになる。
この信号OFFTRKは、トラッキングエラー検出部200の
切換器221および切換回路271に印加され、信号OF
FTRKがLowの時には各々端子bを、信号OFFTRKがHi
ghの時には各々端子aが選択される。
【0045】MDがセットされた場合、左側のフォトデ
ィテクタPD-A,PD-Bからの信号Lと右側のフォトデ
ィテクタPD-C,PD-Dからの信号Rの差が、トラッキ
ングエラー検出部200の減算器219で求められてプ
ッシュプル信号が生成され、さらにその結果が信号Ig
を除数として割り算器220で除算されて正規化され、
オフセットのキャンセル前のトラッキングエラー信号が
求められる。
ィテクタPD-A,PD-Bからの信号Lと右側のフォトデ
ィテクタPD-C,PD-Dからの信号Rの差が、トラッキ
ングエラー検出部200の減算器219で求められてプ
ッシュプル信号が生成され、さらにその結果が信号Ig
を除数として割り算器220で除算されて正規化され、
オフセットのキャンセル前のトラッキングエラー信号が
求められる。
【0046】信号OFFTRKがHighでオントラックの時
には、第1のウォブル振幅検出部211〜保持手段21
8の回路でオフセット値が求められる。まず、左外側の
フォトディテクタPD-Aからの信号Aおよび右外側のフ
ォトディテクタPD-Dからの信号D各々より、第1のウ
ォブル振幅検出部211および第2のウォブル振幅検出
部212でウォブルの振幅成分Aw,Dwが求められ、
さらにその振幅成分Aw,Dwの差Aw−Dwが減算器
213で求められる。また、その信号Aおよび信号Dの
差が減算器214で求められ、プッシュプル信号である
その結果に対して第3のウォブル振幅検出部215でウ
ォブルの振幅成分(A−W)wが求められる。そして、
割り算器216において(Aw−Dw)/(A−D)w
を求め、係数乗算器217でKw 倍することにより、ウ
ォブルに基づいたオフセット値が求められる。求められ
たオフセット値は保持手段218に記憶される。
には、第1のウォブル振幅検出部211〜保持手段21
8の回路でオフセット値が求められる。まず、左外側の
フォトディテクタPD-Aからの信号Aおよび右外側のフ
ォトディテクタPD-Dからの信号D各々より、第1のウ
ォブル振幅検出部211および第2のウォブル振幅検出
部212でウォブルの振幅成分Aw,Dwが求められ、
さらにその振幅成分Aw,Dwの差Aw−Dwが減算器
213で求められる。また、その信号Aおよび信号Dの
差が減算器214で求められ、プッシュプル信号である
その結果に対して第3のウォブル振幅検出部215でウ
ォブルの振幅成分(A−W)wが求められる。そして、
割り算器216において(Aw−Dw)/(A−D)w
を求め、係数乗算器217でKw 倍することにより、ウ
ォブルに基づいたオフセット値が求められる。求められ
たオフセット値は保持手段218に記憶される。
【0047】そして、減算器222において、割り算器
220で求められた元のトラッキングエラー信号に対し
て、オントラック状態なので端子aが選択されている切
換器221を介して入力されている保持手段218に記
憶されているオフセット値をキャンセルして、オフセッ
ト値のキャンセルされたトラッキングエラーTEW を生
成する。生成されたトラッキングエラーTEW は、切換
回路271、切換回路272を介して出力される。
220で求められた元のトラッキングエラー信号に対し
て、オントラック状態なので端子aが選択されている切
換器221を介して入力されている保持手段218に記
憶されているオフセット値をキャンセルして、オフセッ
ト値のキャンセルされたトラッキングエラーTEW を生
成する。生成されたトラッキングエラーTEW は、切換
回路271、切換回路272を介して出力される。
【0048】また、信号OFFTRKがLowでオフトラック
の時には、トラックオン部230でオフセット値のキャ
ンセルされたトラッキングエラーが求められる。オフト
ラックの時には切換器221では端子bが選択されてい
るので、減算器222では減算は行われず、割り算器2
20で求められたオフセットのキャンセルされていない
トラッキングエラー信号がそのままトラッキングエラー
検出部200に出力される。
の時には、トラックオン部230でオフセット値のキャ
ンセルされたトラッキングエラーが求められる。オフト
ラックの時には切換器221では端子bが選択されてい
るので、減算器222では減算は行われず、割り算器2
20で求められたオフセットのキャンセルされていない
トラッキングエラー信号がそのままトラッキングエラー
検出部200に出力される。
【0049】また、MDがセットされた場合であって、
最初にほぼトラッキングの状態がオントラックの状態に
なった時に、オフセット検出回路係数調整モードにな
り、最適なオフセットキャンセル値を求めるために係数
KW の決定が行われる。オフセット検出回路係数調整モ
ードにおいては、まず、光ピックアップの対物レンズを
移動させて、トラッキングエラーにオフセットを生じさ
せる。このオフセットは、外部より減算器223に対し
て入力する強制オフセットキャセル信号kppo によりキ
ャンセルし、正確なトラッキングサーボを確保する。そ
して、この時に、オフセット値検出回路で検出され保持
手段218に保持されているキャンセル信号CSLを観
察し、この信号CSLが正確なオフセット値になるよう
に、係数KW を決定する。決定された係数KW は、直ち
に係数乗算器217に設定され、動作モードも通常の動
作モードに戻される。そしてこれにより、以後正確なオ
フセット値が求められる。
最初にほぼトラッキングの状態がオントラックの状態に
なった時に、オフセット検出回路係数調整モードにな
り、最適なオフセットキャンセル値を求めるために係数
KW の決定が行われる。オフセット検出回路係数調整モ
ードにおいては、まず、光ピックアップの対物レンズを
移動させて、トラッキングエラーにオフセットを生じさ
せる。このオフセットは、外部より減算器223に対し
て入力する強制オフセットキャセル信号kppo によりキ
ャンセルし、正確なトラッキングサーボを確保する。そ
して、この時に、オフセット値検出回路で検出され保持
手段218に保持されているキャンセル信号CSLを観
察し、この信号CSLが正確なオフセット値になるよう
に、係数KW を決定する。決定された係数KW は、直ち
に係数乗算器217に設定され、動作モードも通常の動
作モードに戻される。そしてこれにより、以後正確なオ
フセット値が求められる。
【0050】トラックオン部230においては、図示せ
ぬトラッキングサーボのON/OFFを制御する信号に
基づいて、トラッキングサーボがONになった瞬間のピ
ーク値およびボトム値をピークホールド部231および
ボトムホールド部232に保持し、中間値演算部233
でその中間値を算出して、オフセット値として保持手段
234に保持する。そして、減算器235において、オ
フセットのキャンセルされていないトラッキングエラー
信号に対して、保持手段234に記憶されているオフセ
ット値をキャンセルして、オフセット値のキャンセルさ
れたトラッキングエラーTER を生成する。 生成され
たトラッキングエラーTER は、切換回路271、切換
回路272を介して出力される。
ぬトラッキングサーボのON/OFFを制御する信号に
基づいて、トラッキングサーボがONになった瞬間のピ
ーク値およびボトム値をピークホールド部231および
ボトムホールド部232に保持し、中間値演算部233
でその中間値を算出して、オフセット値として保持手段
234に保持する。そして、減算器235において、オ
フセットのキャンセルされていないトラッキングエラー
信号に対して、保持手段234に記憶されているオフセ
ット値をキャンセルして、オフセット値のキャンセルさ
れたトラッキングエラーTER を生成する。 生成され
たトラッキングエラーTER は、切換回路271、切換
回路272を介して出力される。
【0051】ピットトラックに対してトラッキングを行
う場合には、前述した信号GR/PITに基づいてTPP部2
50が実質的に有効となる。TPP部250において
は、左側のフォトディテクタPD-A,PD-Bからの信号
Lと右側のフォトディテクタPD-C,PD-Dからの信号
Rのピーク値Lp,Rpが第1のピークホールド回路2
51および第2のピークホールド回路254で各々検出
され、その検出されたピーク値Lp,Rpに対して予め
定めた定数Ktが係数乗算器252,255で乗じられ
て、各オフセット値が求められる。
う場合には、前述した信号GR/PITに基づいてTPP部2
50が実質的に有効となる。TPP部250において
は、左側のフォトディテクタPD-A,PD-Bからの信号
Lと右側のフォトディテクタPD-C,PD-Dからの信号
Rのピーク値Lp,Rpが第1のピークホールド回路2
51および第2のピークホールド回路254で各々検出
され、その検出されたピーク値Lp,Rpに対して予め
定めた定数Ktが係数乗算器252,255で乗じられ
て、各オフセット値が求められる。
【0052】次に、減算器253において、元の信号
L,Rよりそのオフセット値Kt ×Lp,Kt ×Rpが
減じられて、オフセット値のキャンセルされた1次回折
光および−1次回折光に対応する出力信号が得られる。
そして、減算器257において、それらオフセットのキ
ャンセルされた1次回折光および−1次回折光の光量に
対応する出力信号の差が求められ、トラッキングエラー
信号TET として切換回路272に出力される。出力さ
れたトラッキングエラー信号TET は、切換回路272
を介して出力される。
L,Rよりそのオフセット値Kt ×Lp,Kt ×Rpが
減じられて、オフセット値のキャンセルされた1次回折
光および−1次回折光に対応する出力信号が得られる。
そして、減算器257において、それらオフセットのキ
ャンセルされた1次回折光および−1次回折光の光量に
対応する出力信号の差が求められ、トラッキングエラー
信号TET として切換回路272に出力される。出力さ
れたトラッキングエラー信号TET は、切換回路272
を介して出力される。
【0053】このように、本実施の形態のトラッキング
エラー検出回路においては、ウォブル状トラックおよび
ピットトラックの両方に対して、1スポットのビームを
用いたプッシュプル法によりトラッキングエラーを検出
することができる。また、ウォブル状トラックに対して
は、WPP回路とトラックオン回路をトラッキング状態
に応じて切り換え、適切にトラッキングエラーの検出が
行える。
エラー検出回路においては、ウォブル状トラックおよび
ピットトラックの両方に対して、1スポットのビームを
用いたプッシュプル法によりトラッキングエラーを検出
することができる。また、ウォブル状トラックに対して
は、WPP回路とトラックオン回路をトラッキング状態
に応じて切り換え、適切にトラッキングエラーの検出が
行える。
【0054】そして特に、ウォブル状トラックに対して
処理を行うWPP回路においては、オフセットキャンセ
ル値を求めるための係数KW の値を、オフセット検出回
路調整モードでの動作により決定しているので、その記
録再生装置および記録媒体の特性に最適な値に調整する
ことができる。その結果、正確にオフセット値を求め、
キャンセルし、正確なトラッキングエラーを検出するこ
とができる。
処理を行うWPP回路においては、オフセットキャンセ
ル値を求めるための係数KW の値を、オフセット検出回
路調整モードでの動作により決定しているので、その記
録再生装置および記録媒体の特性に最適な値に調整する
ことができる。その結果、正確にオフセット値を求め、
キャンセルし、正確なトラッキングエラーを検出するこ
とができる。
【0055】また、フォトディテクタPD-A〜PD-Dか
らの信号を処理する信号合成部100、WPP部21
0、トラックオン部230、および、TPP部250が
全て光ディスク装置のRF−IC内に一体的に集積され
て構成されているので、実装が容易で、構成を大幅に簡
略化し、装置の小型化、低消費電力化を実現することが
できる。また、このトラッキングエラー検出の後の回路
は、これまでと全く同じ回路を用いることができるの
で、光ピックアップと本実施の形態のRF−ICを置換
するのみで、既存の装置をより高性能な光ディスク装置
にすることができる。
らの信号を処理する信号合成部100、WPP部21
0、トラックオン部230、および、TPP部250が
全て光ディスク装置のRF−IC内に一体的に集積され
て構成されているので、実装が容易で、構成を大幅に簡
略化し、装置の小型化、低消費電力化を実現することが
できる。また、このトラッキングエラー検出の後の回路
は、これまでと全く同じ回路を用いることができるの
で、光ピックアップと本実施の形態のRF−ICを置換
するのみで、既存の装置をより高性能な光ディスク装置
にすることができる。
【0056】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、光ピ
ックアップの分割センサの形状、配置なども、本実施の
形態に示した4分割PDに限られるものではなく、任意
の構成の分割センサでよい。また、たとえば、4分割P
Dを2組使用する場合には、対応する2つのPD出力を
加えて、改めてA,B,C,Dを作るようにすればよ
い。また、本実施の形態では図示しなかった制御部の構
成や、オフセット検出回路調整モードにおける係数KW
を求める方法なども、本実施の形態に示したものにのみ
限定されるものでなく、任意の構成・方法でよい。
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、光ピ
ックアップの分割センサの形状、配置なども、本実施の
形態に示した4分割PDに限られるものではなく、任意
の構成の分割センサでよい。また、たとえば、4分割P
Dを2組使用する場合には、対応する2つのPD出力を
加えて、改めてA,B,C,Dを作るようにすればよ
い。また、本実施の形態では図示しなかった制御部の構
成や、オフセット検出回路調整モードにおける係数KW
を求める方法なども、本実施の形態に示したものにのみ
限定されるものでなく、任意の構成・方法でよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトラッキ
ングエラー検出回路によれば、個々の記録媒体および記
録装置の特性などに基づいてオフセット検出回路で用い
るパラメータを決定し、このパラメータを用いてそのト
ラッキングエラー信号に生じるのオフセット値を求める
ことができる。したがって、記録媒体を換えたり、回路
やレーザーの特性が経時変化などにより変化しても、常
にそのトラッキング条件に最適なパラメータを用いてト
ラッキングエラーを検出することができ、適切なトラッ
キングが行え、ひいては高性能な光ディスク装置を提供
することができる。
ングエラー検出回路によれば、個々の記録媒体および記
録装置の特性などに基づいてオフセット検出回路で用い
るパラメータを決定し、このパラメータを用いてそのト
ラッキングエラー信号に生じるのオフセット値を求める
ことができる。したがって、記録媒体を換えたり、回路
やレーザーの特性が経時変化などにより変化しても、常
にそのトラッキング条件に最適なパラメータを用いてト
ラッキングエラーを検出することができ、適切なトラッ
キングが行え、ひいては高性能な光ディスク装置を提供
することができる。
【図1】本発明の一実施の形態であって、光ディスク装
置のトラッキングエラーの検出に係わる回路の構成を示
すブロック図である。
置のトラッキングエラーの検出に係わる回路の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示した回路のトラッキングエラー検出部
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したトラッキングエラー検出部のWP
P部のウォブル振幅検出部の構成を示すブロック図であ
る。
P部のウォブル振幅検出部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本実施の形態の光ディスク装置の処理対象であ
る記録媒体の一例を示す図である。
る記録媒体の一例を示す図である。
【図5】図2に示したトラッキングエラー検出部のTP
P部におけるオフセットキャンセルの方法を説明するた
めの波形図である。
P部におけるオフセットキャンセルの方法を説明するた
めの波形図である。
PD…フォトディテクタ、1…集積回路、100…信号
合成部、101〜103…加算器、200…トラッキン
グエラー検出部、210…WPP部、211,212,
215…ウォブル振幅検出部、225…バンドパスフィ
ルタ、226…全波整流器、227…ローパスフィル
タ、213,214,219,222,223…減算
器、216,220…割り算器、217…係数乗算器、
218…保持手段、221…切換器、230…トラック
オン部、231…ピークホールド部、232…ボトムホ
ールド部、233…中間値演算部、234…保持手段、
235…減算器、250…TPP部、251,253…
ピークホールド部、252,255…係数乗算器、25
3,256,257…減算部、271,272…切換回
路、500…光ディスク基板、501…プリグルーブ、
502…ランド、503…スポット
合成部、101〜103…加算器、200…トラッキン
グエラー検出部、210…WPP部、211,212,
215…ウォブル振幅検出部、225…バンドパスフィ
ルタ、226…全波整流器、227…ローパスフィル
タ、213,214,219,222,223…減算
器、216,220…割り算器、217…係数乗算器、
218…保持手段、221…切換器、230…トラック
オン部、231…ピークホールド部、232…ボトムホ
ールド部、233…中間値演算部、234…保持手段、
235…減算器、250…TPP部、251,253…
ピークホールド部、252,255…係数乗算器、25
3,256,257…減算部、271,272…切換回
路、500…光ディスク基板、501…プリグルーブ、
502…ランド、503…スポット
Claims (2)
- 【請求項1】蛇行状の溝が形成されたディスク状記録媒
体に照射された1スポットの光ビームの反射光を分割セ
ンサで受光し、該分割センサの各センサより出力される
受光量に応じた光検出信号に基づいてトラッキングエラ
ーを検出するトラッキングエラー検出回路であって、 前記光検出信号に基づいて、該各センサで受光した反射
光の光量差に基づいたプッシュプル信号を検出するプッ
シュプル信号検出回路と、 前記検出されたプッシュプル信号より、入力されたオフ
セット信号を除外する強制オフセットキャンセル回路
と、 前記各センサで受光した反射光に含まれる前記溝の蛇行
成分の振幅に基づいて、前記プッシュプル信号に生じた
オフセット成分を検出するオフセット成分検出回路と、 前記検出されたオフセット成分に基づいて、予め決定さ
れたパラメータを参照して前記プッシュプル信号に対す
るオフセットキャンセル信号を求めるキャンセル信号検
出回路と、 前記求められたオフセットキャンセル信号を、前記プッ
シュプル信号より除外してトラッキングエラー信号を求
めるオフセットキャンセル回路と、 光ピックアップを移動させ、該移動により前記オフセッ
ト成分検出回路で検出されたオフセット成分と、該オフ
セット成分を適切に除外するために前記強制オフセット
キャンセル回路に入力されたオフセット信号とに基づい
て、前記キャンセル信号検出回路で参照する前記パラメ
ータを決定するパラメータ決定手段とを有するトラッキ
ングエラー検出回路。 - 【請求項2】ディスク状記録媒体に対してトラッキング
を行うためにトラッキングエラーを検出するトラッキン
グエラー検出回路であって、 蛇行状の溝が形成されたトラックに対してトラッキング
を行う場合であってオントラック状態の時にトラッキン
グエラー信号を求める請求項1記載のトラッキングエラ
ー検出回路と、 前記トラックに対してトラッキングを行う場合であって
オフトラック状態の時に、前記光検出信号より得られる
トラッキングサーボをオンにした瞬間のトラッキングエ
ラーオフセット値に基づいて、オフセット成分のキャン
セルされたトラッキングエラー信号を求める第2のトラ
ッキングエラー検出回路と、 ピットが形成されたトラックに対してトラッキングを行
う場合に、前記光検出信号のピーク値の振幅に基づい
て、オフセット成分のキャンセルされたトラッキングエ
ラー信号を求める第3のトラッキングエラー検出回路
と、 トラッキング対象のトラックおよびトラッキングの状態
に基づいて、前記3個のトラッキングエラー検出回路の
いずれか1つを実質的に有効にする選択回路とを有し、 前記回路が同一の集積回路上に構成されている 請求項
1記載のトラッキングエラー検出回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6139696A JPH09251649A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | トラッキングエラー検出回路 |
US08/815,914 US5875157A (en) | 1996-03-18 | 1997-03-13 | Tracking error detecting circuit in disc-shaped recording medium reproducing and recording apparatus |
KR1019970009734A KR970067240A (ko) | 1996-03-18 | 1997-03-18 | 디스크형상 기록매체 재생 및 기록 장치의 트래킹 에러 검출회로 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6139696A JPH09251649A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | トラッキングエラー検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09251649A true JPH09251649A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13169961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6139696A Pending JPH09251649A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | トラッキングエラー検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09251649A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100551645B1 (ko) * | 1996-09-12 | 2006-04-21 | 소니 가부시끼 가이샤 | 광디스크장치, 트랙킹에러신호산출회로 및 산출방법 |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP6139696A patent/JPH09251649A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100551645B1 (ko) * | 1996-09-12 | 2006-04-21 | 소니 가부시끼 가이샤 | 광디스크장치, 트랙킹에러신호산출회로 및 산출방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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