JPH09222197A - Ｆｒｐ製高圧容器 - Google Patents
Ｆｒｐ製高圧容器Info
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- JPH09222197A JPH09222197A JP8030479A JP3047996A JPH09222197A JP H09222197 A JPH09222197 A JP H09222197A JP 8030479 A JP8030479 A JP 8030479A JP 3047996 A JP3047996 A JP 3047996A JP H09222197 A JPH09222197 A JP H09222197A
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- JP
- Japan
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- protector
- skirt
- frp
- container
- pressure container
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F17—STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
- F17C—VESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
- F17C2205/00—Vessel construction, in particular mounting arrangements, attachments or identifications means
- F17C2205/01—Mounting arrangements
- F17C2205/0103—Exterior arrangements
- F17C2205/0115—Dismountable protective hulls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F17—STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
- F17C—VESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
- F17C2205/00—Vessel construction, in particular mounting arrangements, attachments or identifications means
- F17C2205/03—Fluid connections, filters, valves, closure means or other attachments
- F17C2205/0302—Fittings, valves, filters, or components in connection with the gas storage device
- F17C2205/0308—Protective caps
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スカートやプロテクターをＦＲＰ製の容器本
体に比較的簡単に取付け得るとともに、万一損傷しても
その交換が可能であり、且つ損傷部が容器本体に伝播し
にくい構造のＦＲＰ製高圧容器を提供する。 【解決手段】 ライナー５の外面にＦＲＰ層６が積層さ
れ且つ容器胴部８の上端部にプロテクター３、下端部に
スカート４が設けられてなるＦＲＰ製高圧容器１におい
て、容器胴部８の上端部と下端部の外周にＦＲＰ層６と
一体的に凸条18,19を形成する一方、プロテクター３と
スカート４の容器装着側の内周面に前記凸条18, 19と係
合する凹条20, 21を形成し、その凹条20, 21を通過して
装着側端より縦にスリット22, 23を形成し、その上で容
器胴部８の凸条18, 19に凹条20, 21を係合させてプロテ
クター３とスカート４の夫々を取付けるとともに、装着
側外周の凹条20, 21の上下を巻き締めてなる。
体に比較的簡単に取付け得るとともに、万一損傷しても
その交換が可能であり、且つ損傷部が容器本体に伝播し
にくい構造のＦＲＰ製高圧容器を提供する。 【解決手段】 ライナー５の外面にＦＲＰ層６が積層さ
れ且つ容器胴部８の上端部にプロテクター３、下端部に
スカート４が設けられてなるＦＲＰ製高圧容器１におい
て、容器胴部８の上端部と下端部の外周にＦＲＰ層６と
一体的に凸条18,19を形成する一方、プロテクター３と
スカート４の容器装着側の内周面に前記凸条18, 19と係
合する凹条20, 21を形成し、その凹条20, 21を通過して
装着側端より縦にスリット22, 23を形成し、その上で容
器胴部８の凸条18, 19に凹条20, 21を係合させてプロテ
クター３とスカート４の夫々を取付けるとともに、装着
側外周の凹条20, 21の上下を巻き締めてなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器胴部の上端部
にプロテクター、下端部にスカートを有するＦＲＰ製高
圧容器に関し、特には、液化石油ガスなどの可搬式のＦ
ＲＰ製高圧容器に関するものである。
にプロテクター、下端部にスカートを有するＦＲＰ製高
圧容器に関し、特には、液化石油ガスなどの可搬式のＦ
ＲＰ製高圧容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、軽量化を目的としてＦＲＰ製高圧
容器が注目されつつある。このＦＲＰ製高圧容器は、例
えば図５に示すように、アルミやプラスチック等をライ
ナー31とし、そのライナー31の外面にＦＲＰ層32が積層
され、容器の頭部鏡部33には弁、圧力計等の付属品（図
示せず）を取付けるための付属品取付け部34が設けられ
ている。そして、このＦＲＰ製高圧容器が液化石油ガス
などの可搬式のものの場合には、その底に設置の際の転
倒防止用のスカート35が、頭部には付属品を保護するた
めのプロテクター36がそれぞれ取付けられている。
容器が注目されつつある。このＦＲＰ製高圧容器は、例
えば図５に示すように、アルミやプラスチック等をライ
ナー31とし、そのライナー31の外面にＦＲＰ層32が積層
され、容器の頭部鏡部33には弁、圧力計等の付属品（図
示せず）を取付けるための付属品取付け部34が設けられ
ている。そして、このＦＲＰ製高圧容器が液化石油ガス
などの可搬式のものの場合には、その底に設置の際の転
倒防止用のスカート35が、頭部には付属品を保護するた
めのプロテクター36がそれぞれ取付けられている。
【０００３】上記ＦＲＰ製高圧容器の容器本体の構造と
しては次の２種類が一般的である。すなわち、一つは、
長手方向の強度はライナー31で保持し、周方向の強度補
強としてＦＲＰフィラメントを胴部のみに周方向に巻き
付ける所謂フープラップに巻き付けて形成したもの。ま
た一つは、強度の弱いライナーを用い、その外面にＦＲ
Ｐフィラメントをラセン状に例えば８の字を描くように
周方向に位相をずらしながら巻き付ける所謂フルラップ
に巻き付けて形成したもの。及びそのフルラップの上に
更にフープラップ（以下フルラップ＋フープラップと言
う）したもの。とがある。
しては次の２種類が一般的である。すなわち、一つは、
長手方向の強度はライナー31で保持し、周方向の強度補
強としてＦＲＰフィラメントを胴部のみに周方向に巻き
付ける所謂フープラップに巻き付けて形成したもの。ま
た一つは、強度の弱いライナーを用い、その外面にＦＲ
Ｐフィラメントをラセン状に例えば８の字を描くように
周方向に位相をずらしながら巻き付ける所謂フルラップ
に巻き付けて形成したもの。及びそのフルラップの上に
更にフープラップ（以下フルラップ＋フープラップと言
う）したもの。とがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記前者の
ＦＲＰフィラメントを胴部のみに周方向に巻き付けて形
成するＦＲＰ製高圧容器においては、ライナー成形時に
予めスカートやプロテクターを加工又は接合して設ける
ことができ、またその後に胴部にＦＲＰフィラメントを
周方向に支障無く巻き付けることができることから、容
易にスカートやプロテクターを設けることができるが、
長手方向の強度をライナーで保持させるため、ＦＲＰ製
高圧容器全体としての軽量化が不充分で改善の余地があ
る。
ＦＲＰフィラメントを胴部のみに周方向に巻き付けて形
成するＦＲＰ製高圧容器においては、ライナー成形時に
予めスカートやプロテクターを加工又は接合して設ける
ことができ、またその後に胴部にＦＲＰフィラメントを
周方向に支障無く巻き付けることができることから、容
易にスカートやプロテクターを設けることができるが、
長手方向の強度をライナーで保持させるため、ＦＲＰ製
高圧容器全体としての軽量化が不充分で改善の余地があ
る。
【０００５】一方、後者のＦＲＰフィラメントをフルラ
ップ又はフルラップ＋フープラップに巻き付けて形成す
るＦＲＰ製高圧容器においては、ライナーが軽量化でき
容器全体として軽量化が可能であるが、ライナー成形時
に予めスカートやプロテクターを加工して設けると、ス
カートやプロテクターが邪魔になり鏡部へのＦＲＰフィ
ラメントの巻き付けが不可能となりフルラップ巻きがで
きなくなる。このため、スカートやプロテクターは、ラ
イナーの外面にＦＲＰフィラメントをフルラップ巻きし
容器本体を成形した後に鏡部に接着剤で接合するか、又
はＦＲＰフィラメントを巻き付け強固に固着して設けな
ければならないが、このようにして設けた場合でも、ス
カートやプロテクターが損傷した場合には損傷部が伝播
すれば接合部又は固着部を通してＦＲＰ層に影響を及ぼ
し容器の破裂につながる危険があることと、スカートや
プロテクターが損傷した場合には、容器本体に損傷がな
くとも容器全体を廃却しなければならず不経済である。
ップ又はフルラップ＋フープラップに巻き付けて形成す
るＦＲＰ製高圧容器においては、ライナーが軽量化でき
容器全体として軽量化が可能であるが、ライナー成形時
に予めスカートやプロテクターを加工して設けると、ス
カートやプロテクターが邪魔になり鏡部へのＦＲＰフィ
ラメントの巻き付けが不可能となりフルラップ巻きがで
きなくなる。このため、スカートやプロテクターは、ラ
イナーの外面にＦＲＰフィラメントをフルラップ巻きし
容器本体を成形した後に鏡部に接着剤で接合するか、又
はＦＲＰフィラメントを巻き付け強固に固着して設けな
ければならないが、このようにして設けた場合でも、ス
カートやプロテクターが損傷した場合には損傷部が伝播
すれば接合部又は固着部を通してＦＲＰ層に影響を及ぼ
し容器の破裂につながる危険があることと、スカートや
プロテクターが損傷した場合には、容器本体に損傷がな
くとも容器全体を廃却しなければならず不経済である。
【０００６】そこで、本発明は上述の問題点を改善すべ
くなしたもので、その目的は、スカートやプロテクター
をＦＲＰ製の容器本体に比較的簡単に取付け得るととも
に、万一スカートやプロテクターが損傷してもその交換
が可能であり、且つ損傷部が容器本体に伝播しにくい構
造のＦＲＰ製高圧容器を提供するものである。
くなしたもので、その目的は、スカートやプロテクター
をＦＲＰ製の容器本体に比較的簡単に取付け得るととも
に、万一スカートやプロテクターが損傷してもその交換
が可能であり、且つ損傷部が容器本体に伝播しにくい構
造のＦＲＰ製高圧容器を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るＦＲＰ製高圧容器は、ライナーの外面
にＦＲＰ層が積層され且つ容器胴部の上端部にプロテク
ター、下端部にスカートが設けられてなるＦＲＰ製高圧
容器において、容器胴部の上端部と下端部の外周にＦＲ
Ｐ層と一体的に凸条を形成する一方、プロテクターとス
カートの容器装着側の内周面に前記凸条と係合する凹条
を形成し、その凹条を通過して装着側端より縦にスリッ
トを形成し、その上で容器胴部の凸条に凹条を係合させ
てプロテクターとスカートの夫々を取付けるとともに、
装着側外周の凹条の上下を巻き締めてなるものである。
め、本発明に係るＦＲＰ製高圧容器は、ライナーの外面
にＦＲＰ層が積層され且つ容器胴部の上端部にプロテク
ター、下端部にスカートが設けられてなるＦＲＰ製高圧
容器において、容器胴部の上端部と下端部の外周にＦＲ
Ｐ層と一体的に凸条を形成する一方、プロテクターとス
カートの容器装着側の内周面に前記凸条と係合する凹条
を形成し、その凹条を通過して装着側端より縦にスリッ
トを形成し、その上で容器胴部の凸条に凹条を係合させ
てプロテクターとスカートの夫々を取付けるとともに、
装着側外周の凹条の上下を巻き締めてなるものである。
【０００８】そして、上記のＦＲＰ製高圧容器において
は、装着側外周の凹条の上下を巻き締める手段としてバ
ンド、紐又は糸状のものが用いられ、その材質としては
樹脂、ＦＲＰ又は金属などが好適に用いられる。
は、装着側外周の凹条の上下を巻き締める手段としてバ
ンド、紐又は糸状のものが用いられ、その材質としては
樹脂、ＦＲＰ又は金属などが好適に用いられる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
基に説明する。図１は、本発明に係る可搬式のＦＲＰ製
高圧容器の右半分を断面で示す正面図、図２は、図１の
Ｘ部を右半分断面で示す拡大説明図、図３は、本発明に
係るプロテクターの右半分を断面で示す正面図、図４
は、本発明に係るスカートの右半分を断面で示す正面図
である。
基に説明する。図１は、本発明に係る可搬式のＦＲＰ製
高圧容器の右半分を断面で示す正面図、図２は、図１の
Ｘ部を右半分断面で示す拡大説明図、図３は、本発明に
係るプロテクターの右半分を断面で示す正面図、図４
は、本発明に係るスカートの右半分を断面で示す正面図
である。
【００１０】ＦＲＰ製高圧容器１は、容器本体２、プロ
テクター３、スカート４によって基本的に構成されてい
る。容器本体２は、プラスチックライナー５とその外面
のＦＲＰフィラメントをフルラップに巻き付けて形成し
たＦＲＰ層６との積層構造をなし、頭部鏡部７、胴部
８、底鏡部９からなる。そして、頭部鏡部７には、ライ
ナー５の成形時に流体流出入口10の内側に胴部11を包み
込むように密着させて内側口金具12が取付けられる一
方、内側口金具12の胴部11外周に位置するライナー５の
外周にＦＲＰフィラメントを巻き付けＦＲＰ補強層13を
形成し、更にライナー５の外周にＦＲＰ層６を積層した
後、溝14にＯリング15を装着した外側口金具16を前記内
側口金具12にねじ込んで構成された弁や圧力計等の付属
品を取付けるための付属品取付け部17が構造されてい
る。また、胴部８のプロテクター３及びスカート４をそ
れぞれ装着する装着部の外周にはＦＲＰ層６と一体的に
凸条18,19が形成されている。
テクター３、スカート４によって基本的に構成されてい
る。容器本体２は、プラスチックライナー５とその外面
のＦＲＰフィラメントをフルラップに巻き付けて形成し
たＦＲＰ層６との積層構造をなし、頭部鏡部７、胴部
８、底鏡部９からなる。そして、頭部鏡部７には、ライ
ナー５の成形時に流体流出入口10の内側に胴部11を包み
込むように密着させて内側口金具12が取付けられる一
方、内側口金具12の胴部11外周に位置するライナー５の
外周にＦＲＰフィラメントを巻き付けＦＲＰ補強層13を
形成し、更にライナー５の外周にＦＲＰ層６を積層した
後、溝14にＯリング15を装着した外側口金具16を前記内
側口金具12にねじ込んで構成された弁や圧力計等の付属
品を取付けるための付属品取付け部17が構造されてい
る。また、胴部８のプロテクター３及びスカート４をそ
れぞれ装着する装着部の外周にはＦＲＰ層６と一体的に
凸条18,19が形成されている。
【００１１】プロテクター３及びスカート４は、本例で
は材質をプラスチックとし、内径が容器本体２の外径と
ほぼ同じで円筒型に一体成形され、且つ、容器本体２へ
の装着側の内周面には上記凸条18, 19に係合する凹条2
0, 21が形成されるとともに、その凹条20, 21を通過し
て装着側端より90度間隔で縦に４本のスリット22, 23が
形成されている。そして、これらプロテクター３及びス
カート４は、容器本体２のそれぞれの装着部に凹条20,
21を凸条18, 19に係合するように取付けた後、プロテク
ター３及びスカート４の凹条20, 21の外周を凹条20, 21
の上下にわたって締め込みバンド24で巻き締め固定され
る。
は材質をプラスチックとし、内径が容器本体２の外径と
ほぼ同じで円筒型に一体成形され、且つ、容器本体２へ
の装着側の内周面には上記凸条18, 19に係合する凹条2
0, 21が形成されるとともに、その凹条20, 21を通過し
て装着側端より90度間隔で縦に４本のスリット22, 23が
形成されている。そして、これらプロテクター３及びス
カート４は、容器本体２のそれぞれの装着部に凹条20,
21を凸条18, 19に係合するように取付けた後、プロテク
ター３及びスカート４の凹条20, 21の外周を凹条20, 21
の上下にわたって締め込みバンド24で巻き締め固定され
る。
【００１２】上記の如く構成される本発明に係る可搬式
のＦＲＰ製高圧容器１は、プロテクター３及びスカート
４を別構成として容器本体２を製造するので、フルラッ
プによる容器本体２の製造が容易で生産性及び品質の向
上が期待できるとともに、ライナーの薄肉化が図れ軽量
化が十分可能となる。また、プロテクター３及びスカー
ト４は、プラスチックを用いそれぞれ単体で且つ射出押
出等により一体成形できるのでコスト低減が図れる。ま
たプロテクター３及びスカート４の容器本体２への着脱
はスリット22, 23を拡縮させて容易に行えるとともに、
その取付け後の固定は、凹条20, 21を凸条18, 19に係合
させ、凹条20, 21の外周を凹条20, 21の上下にわたって
締め込みバンド24で巻き締めて固定しているので、プロ
テクター３又は／及びスカート４が損傷した場合の交換
が容易で容器本体２の再利用が図れ経済的である。また
このような固定方法であるから損傷が容器本体２に伝播
する心配がない。
のＦＲＰ製高圧容器１は、プロテクター３及びスカート
４を別構成として容器本体２を製造するので、フルラッ
プによる容器本体２の製造が容易で生産性及び品質の向
上が期待できるとともに、ライナーの薄肉化が図れ軽量
化が十分可能となる。また、プロテクター３及びスカー
ト４は、プラスチックを用いそれぞれ単体で且つ射出押
出等により一体成形できるのでコスト低減が図れる。ま
たプロテクター３及びスカート４の容器本体２への着脱
はスリット22, 23を拡縮させて容易に行えるとともに、
その取付け後の固定は、凹条20, 21を凸条18, 19に係合
させ、凹条20, 21の外周を凹条20, 21の上下にわたって
締め込みバンド24で巻き締めて固定しているので、プロ
テクター３又は／及びスカート４が損傷した場合の交換
が容易で容器本体２の再利用が図れ経済的である。また
このような固定方法であるから損傷が容器本体２に伝播
する心配がない。
【００１３】なお、上記実施の形態では、容器本体２の
構成としてライナー５にプラスチックを用い、頭部鏡部
７、胴部８、底鏡部９の全てにＦＲＰフィラメントをフ
ルラップに巻き付けたＦＲＰ層６を形成した例を説明し
たが、本発明はこの実施形態に限定されるものではな
く、例えば、ＦＲＰフィラメントの巻き付けはフルラッ
プ＋フープラップとしてもよいし、あるいはライナー５
として比較的強度の高いアルミやＦＲＰ等を用い、長手
方向の強度はこれらアルミやＦＲＰ等のライナーで保持
し、周方向の強度補強としてＦＲＰフィラメントを胴部
８のみにフープラップに巻き付けＦＲＰ層６を形成した
容器本体２としてもよい。
構成としてライナー５にプラスチックを用い、頭部鏡部
７、胴部８、底鏡部９の全てにＦＲＰフィラメントをフ
ルラップに巻き付けたＦＲＰ層６を形成した例を説明し
たが、本発明はこの実施形態に限定されるものではな
く、例えば、ＦＲＰフィラメントの巻き付けはフルラッ
プ＋フープラップとしてもよいし、あるいはライナー５
として比較的強度の高いアルミやＦＲＰ等を用い、長手
方向の強度はこれらアルミやＦＲＰ等のライナーで保持
し、周方向の強度補強としてＦＲＰフィラメントを胴部
８のみにフープラップに巻き付けＦＲＰ層６を形成した
容器本体２としてもよい。
【００１４】また、頭部鏡部７に設けられる付属品取付
け部17の構造は好ましい例として採用したものであっ
て、従来より用いられている付属品取付け部の構造であ
ってもよいが、上記構造であれば、内側口金具12は流体
流出入口10の内側にしっかりと保持されており、外側口
金具16を内側口金具12にねじ込みによって着脱できる。
またＯリング15などのシール材の交換が容易で気密性が
保て、容器寿命の向上及びコスト低減が期待できる。な
どの利点を有する。
け部17の構造は好ましい例として採用したものであっ
て、従来より用いられている付属品取付け部の構造であ
ってもよいが、上記構造であれば、内側口金具12は流体
流出入口10の内側にしっかりと保持されており、外側口
金具16を内側口金具12にねじ込みによって着脱できる。
またＯリング15などのシール材の交換が容易で気密性が
保て、容器寿命の向上及びコスト低減が期待できる。な
どの利点を有する。
【００１５】また、プロテクター３及びスカート４の材
質はプラスチックを例に説明したが、アルミや薄鋼板で
あってもよい。また更に、プロテクター３及びスカート
４に形成するスリット22, 23は、90度間隔で４本形成す
る場合を例としたが、３〜８本程度がよく、３本未満で
は拡張が小さく容器本体２への装着がしにくくなる。一
方８本を超えるとプロテクター３及びスカート４の強度
が懸念される。従ってより好ましくは４〜６本がよい。
質はプラスチックを例に説明したが、アルミや薄鋼板で
あってもよい。また更に、プロテクター３及びスカート
４に形成するスリット22, 23は、90度間隔で４本形成す
る場合を例としたが、３〜８本程度がよく、３本未満で
は拡張が小さく容器本体２への装着がしにくくなる。一
方８本を超えるとプロテクター３及びスカート４の強度
が懸念される。従ってより好ましくは４〜６本がよい。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るＦＲ
Ｐ製高圧容器であれば、フルラップによる容器本体の製
造が容易で生産性及び品質の向上が期待できるととも
に、ライナーの薄肉化が図れ軽量化が十分可能となる。
また、スカートやプロテクターをＦＲＰ製の容器本体に
容易に着脱させることができ、これらが損傷してもその
交換が可能であり、また損傷部が容器本体に伝播しにく
く、容器本体の再利用が図れ経済的である。
Ｐ製高圧容器であれば、フルラップによる容器本体の製
造が容易で生産性及び品質の向上が期待できるととも
に、ライナーの薄肉化が図れ軽量化が十分可能となる。
また、スカートやプロテクターをＦＲＰ製の容器本体に
容易に着脱させることができ、これらが損傷してもその
交換が可能であり、また損傷部が容器本体に伝播しにく
く、容器本体の再利用が図れ経済的である。
【図１】本発明に係る可搬式のＦＲＰ製高圧容器の右半
分を断面で示す正面図である。
分を断面で示す正面図である。
【図２】図１のＸ部を右半分断面で示す拡大説明図であ
る。
る。
【図３】本発明に係るプロテクターの右半分を断面で示
す正面図である。
す正面図である。
【図４】本発明に係るスカートの右半分を断面で示す正
面図である。
面図である。
【図５】従来のＦＲＰ製高圧容器の右半分を断面で示す
説明図である。
説明図である。
１：ＦＲＰ製高圧容器 ２：容器本体
３：プロテクター ４：スカート ５：プラスチックライナー ６：ＦＲＰ層 ７：頭部鏡部
８：胴部 ９：底鏡部 10：流体流出入口 1
1：胴部 12：内側口金具 13：ＦＲＰ補強層 1
4：溝 15：Ｏリング 16：外側口金具 1
7：付属品取付け部 18, 19：凸条 20, 21：凹条 2
2, 23：スリット 24：締め込みバンド
３：プロテクター ４：スカート ５：プラスチックライナー ６：ＦＲＰ層 ７：頭部鏡部
８：胴部 ９：底鏡部 10：流体流出入口 1
1：胴部 12：内側口金具 13：ＦＲＰ補強層 1
4：溝 15：Ｏリング 16：外側口金具 1
7：付属品取付け部 18, 19：凸条 20, 21：凹条 2
2, 23：スリット 24：締め込みバンド
Claims (2)
- 【請求項１】 ライナーの外面にＦＲＰ層が積層され且
つ容器胴部の上端部にプロテクター、下端部にスカート
が設けられてなるＦＲＰ製高圧容器において、容器胴部
の上端部と下端部の外周にＦＲＰ層と一体的に凸条を形
成する一方、プロテクターとスカートの容器装着側の内
周面に前記凸条と係合する凹条を形成し、その凹条を通
過して装着側端より縦にスリットを形成し、その上で容
器胴部の凸条に凹条を係合させてプロテクターとスカー
トの夫々を取付けるとともに、装着側外周の凹条の上下
を巻き締めてなることを特徴とするＦＲＰ製高圧容器。 - 【請求項２】 請求項１記載のＦＲＰ製高圧容器におい
て、装着側外周の凹条の上下を巻き締める手段が、バン
ド、紐又は糸状のものであるＦＲＰ製高圧容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8030479A JPH09222197A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | Ｆｒｐ製高圧容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8030479A JPH09222197A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | Ｆｒｐ製高圧容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09222197A true JPH09222197A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12304987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8030479A Withdrawn JPH09222197A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | Ｆｒｐ製高圧容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09222197A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000213691A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-02 | High Pressure Gas Safety Institute Of Japan | 耐衝撃性に優れたｆｒｐ圧力容器とその製造方法および、耐衝撃性に優れたｆｒｐ圧力容器用保護容器 |
| JP2007528473A (ja) * | 2004-03-11 | 2007-10-11 | 株式会社ケイシアル | 複合材料高圧容器に用いられる高密閉度金属性ノズルボス |
| JP2014517235A (ja) * | 2011-06-22 | 2014-07-17 | ソンマ テクノロジー エンゲンハリア エリテーデーアー | 圧力容器のための交換可能な取っ手及び支持／基底リング体並びに圧力容器 |
| JP2017180118A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 新明和工業株式会社 | ポンプ装置 |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP8030479A patent/JPH09222197A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000213691A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-02 | High Pressure Gas Safety Institute Of Japan | 耐衝撃性に優れたｆｒｐ圧力容器とその製造方法および、耐衝撃性に優れたｆｒｐ圧力容器用保護容器 |
| JP2007528473A (ja) * | 2004-03-11 | 2007-10-11 | 株式会社ケイシアル | 複合材料高圧容器に用いられる高密閉度金属性ノズルボス |
| JP2014517235A (ja) * | 2011-06-22 | 2014-07-17 | ソンマ テクノロジー エンゲンハリア エリテーデーアー | 圧力容器のための交換可能な取っ手及び支持／基底リング体並びに圧力容器 |
| JP2017180118A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 新明和工業株式会社 | ポンプ装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |