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JPH09215621A - 浴槽清掃機 - Google Patents

浴槽清掃機

Info

Publication number
JPH09215621A
JPH09215621A JP8020874A JP2087496A JPH09215621A JP H09215621 A JPH09215621 A JP H09215621A JP 8020874 A JP8020874 A JP 8020874A JP 2087496 A JP2087496 A JP 2087496A JP H09215621 A JPH09215621 A JP H09215621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
cleaning
wall
water
cleaner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8020874A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumichi Kobayashi
保道 小林
Izumi Yamaura
泉 山浦
Osamu Eguchi
修 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8020874A priority Critical patent/JPH09215621A/ja
Publication of JPH09215621A publication Critical patent/JPH09215621A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽を清掃する場合だけ使用することが出来
る使い勝手の良い浴槽清掃機を提供することを目的とし
ている。 【解決手段】 残り湯の水面に本体1を浮かべてインペ
ラ3の吸水によって清掃手段2が浴槽の内壁16を押圧
しながら内壁16を清掃し、インペラ3によるジェット
水流の噴射を推進力として浴槽の周囲を移動し、排水栓
を抜いて残り湯の水位が低下するにつれて低位置を清掃
する浴槽清掃機としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動的に浴槽の内壁
を清掃する浴槽清掃機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動的に浴槽を清掃する装置とし
ては、特開平4−269935号に見られる自動浴槽洗
浄装置や、実開平6−55349号に見られる水槽の清
掃装置が知られている。
【0003】図16は、特開平4−269935号の自
動浴槽洗浄装置の構成を示したもので、浴槽100の上
部を蓋101で覆った状態で、タンク102中の洗浄液
をポンプ103で圧送し、ノズル104から霧化状態で
吹き出して、浴槽100の内壁に洗浄液が付着した頃
に、すすぎ水噴射ノズル105から水道水を噴射して浴
槽100内部を洗浄するものである。また、図17は、
実開平6−55349号の自動浴槽洗浄装置の構成を示
したもので、浴槽110の上部にはガイドレール111
を設置しており、ガイドレール111上をブラシ113
を有する駆動装置112が制御装置114a・114b
の信号を受けてブラシ113を回転させながら移動する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成のもの
は、いずれも浴槽や水槽に一体に構成した設備となって
いるもので、本来の入浴目的に対してはむしろ不便なも
のとなっている。
【0005】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決するもので、浴槽を清掃する場合だけ使用
することができる使い勝手の良い浴槽清掃機を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の第一の手段は、水面に浮いた状態で浴槽の内
壁を清掃する清掃手段と、この清掃手段を水の吸引力で
浴槽の内壁に押圧する吸引手段と、浴槽の内壁に沿って
清掃手段を移動させる推進手段と、清掃手段、吸引手段
および推進手段の電源とを有する浴槽清掃機として、浴
槽の内壁を自動的に清掃するようにしたものである。
【0007】本発明の第二の手段は、少なくとも清掃手
段と吸引手段の駆動源が同一のモータによって構成さ
れ、清掃手段の中央部から水を吸引する浴槽清掃機とし
て、構成の簡素化をはかっているものである。
【0008】本発明の第三の手段は、吸引手段の吸水口
に不要物除去用のネットを着脱自在に設けた浴槽清掃機
として、湯垢等を除去したものである。
【0009】本発明の第四の手段は、浴槽のコーナ部を
検知するコーナ部検出手段と方向変更手段とを備えた浴
槽清掃機として、浴槽のコーナ部での方向転換が確実に
できるようにしたものである。
【0010】本発明の第五の手段は、水の存在を検知
し、水がある間は動作を続行させ水が無くなった時点で
動作を停止させ清掃終了の報知を行う水検出手段を備え
た浴槽清掃機として、清掃終了を自動検出し、報知する
ようにしたものである。
【0011】本発明の第六の手段は、浴槽の底面を検出
し浴槽の底面を検出した時点で動作を停止させ清掃終了
の報知を行う底面検出手段を備えた浴槽清掃機として、
清掃終了を自動検出し、報知するようにしたものであ
る。
【0012】本発明の第七の手段は、モータの速度を調
整する推進速度調整手段と、浴槽の排水速度とモータに
印加する電圧によりモータに印加する電圧を自動的に調
整する速度可変手段とを備えた浴槽清掃機として、予め
定めたプログラムに従ってモータに印加する電圧を自動
的に調整して、常に最適な推進速度で清掃を行うことが
できるようにしたものである。
【0013】本発明の第八の手段は、浴槽の底部との距
離を測定する超音波測距手段と、超音波測距手段の情報
に応じてモータに印加する電圧を調整する速度可変手段
とを有する浴槽清掃機として、水位情報に基づいて、予
め定めたプログラムに従って常に最適な推進速度で清掃
を行うことができるようにしたものである。
【0014】本発明の第九の手段は、電源は誘導充電手
段によって充電される二次電池とした浴槽清掃機とし
て、機器を密閉構造にでき、信頼性の高いものととして
いる。
【0015】本発明の第十の手段は、水面に浮いた状態
で浴槽の内壁を清掃する清掃手段と、この清掃手段を浴
槽の内壁に吸着する複数のマグネットローラと、浴槽の
内壁に沿って清掃手段を移動させる推進手段と、清掃手
段および推進手段の電源とを有する浴槽清掃機として、
浴槽の内壁を安定して清掃することができるようにした
ものである。
【0016】本発明の第十一の手段は、水面に浮いた状
態で浴槽の内壁を清掃する超音波洗浄手段と、この超音
波洗浄手段を浴槽の内壁に吸着する複数のマグネットロ
ーラと、浴槽の内壁に沿って清掃手段を移動させる推進
手段と、清掃手段および推進手段の電源とを有する浴槽
清掃機として、浴槽内壁を超音波洗浄により清掃するよ
うにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)以下本発明の第一の実施形態について説
明する。図1において、浴槽清掃機の本体1(以下単に
本体1と称する)は、水面上に頭がのぞく程度に浮くこ
とができるように重力と浮力との関係を設計している。
【0018】密閉構造とした本体1の内部には、本体1
に取り付けている清掃手段2の中央部から浴槽の水を吸
引するインペラ3と、ギア5を介してインペラ3を駆動
する駆動源としてのモータ4と、モータ4の電源である
電池6とを収容している。清掃手段2は、円形断面とし
たハウジング2bと、ハウジング2bの周辺部に植毛し
て構成した回転ブラシ2aと、モータ4によって構成し
ている。ハウジング2bの中央部は吸水口2cとなって
おり、インペラ3と直結されており、これらとモータ4
によって清掃手段2を水の吸引力で浴槽の内壁に押圧す
る吸引手段を構成している。またモータ4の駆動軸4a
は、吸引手段のインペラ3と清掃手段2のハウジング2
bの両方に連結されている。インペラ3のケーシング7
と駆動軸4aとの間にはオイルシール8を設けており、
インペラ3がハウジング2bの吸水口2c・吸込口7a
から吸い込んだ水が本体1内に漏れることがない水密構
造としている。
【0019】図2において、インペラ3は、吸込口7a
から吸い込んだ水を、吹出部7bに沿って吹き出してい
る。吹出部7bは断面積を徐々に絞った形状となってお
り、吹き出された水はジェット水流12を形成するもの
で、インペラ3、吹出部7bおよびモータ4等は、本体
1、すなわち清掃手段2を浴槽の内壁に沿って移動させ
る推進手段を構成している。また本体1の上部にはスイ
ッチ10を設けているものである。
【0020】以下本実施形態の動作について説明する。
残り湯13のある浴槽14に本体1を浮かべ、スイッチ
10をオンにすると、モータ4が回転を開始する。モー
タ4の回転は、ギア3によって低速大トルクに変換され
て、駆動軸4aに伝達される。駆動軸4aに連結されて
いるインペラ3と清掃手段2とは、モータ4の回転を受
けて矢印17方向に回転する。インペラ3の回転によっ
て、インペラ3に直結した清掃手段2のハウジング2b
の吸水口2cは残り湯13を矢印aに示しているように
吸水する。このため清掃手段2は浴槽14の内壁16に
吸着され、本体1全体も浴槽14の内壁16に押圧され
る。この状態で清掃手段2を構成するブラシ2aは、駆
動軸4aの回転を受けて内壁16上を回転している。こ
のときインペラ3の吸水によって本体1が内壁16に強
く押圧されると、ブラシ2aと内壁16との間の摩擦力
が大きくなって駆動軸4aの回転数は低下する。駆動軸
4aの回転数が低下するとインペラ3による押圧力は弱
くなって、再びブラシ2aの回転数が上昇する。本体1
はこの状態バランスを保ちながら、清掃手段2を駆動し
ている。つまり、ブラシ2aは内壁16に対してほぼ一
定の押圧力を加えながら回転するものである。
【0021】またインペラ3で吸い込まれた残り湯13
は、ケーシング7の吹出部7bで絞られてジェット水流
12となって吹き出している。本体1は、ジェット水流
12を吹き出す反力によって移動する。このとき、ジェ
ット水流12は本体1の後方に、やや上方に向けて吹き
出すように設定されている。このため本体1は、ブラシ
2aの回転による影響を避けて、安定した姿勢のままで
前進する。
【0022】図3は、浴槽清掃機の使用状態を説明して
いる。残り湯13のある浴槽14に本体1を浮かべ、ス
イッチ10をオンにすると、本体1は内壁16に沿って
矢印19の方向に移動しながら清掃手段2のブラシ2a
を回転させる。このとき前記したように、本体1が内壁
16に適当な力で押圧されているため、ブラシ2aは内
壁16を押圧しながら回転する。つまり内壁16はブラ
シ2aによって清掃される。本体1は現在の水面の位置
で、浴槽内壁16を清掃を続けながら周回する。ここ
で、浴槽14底面の排水栓20を抜くと水位は徐々に低
下する。水面に浮かんでいる本体1は、この水位の低下
とともに下方に移動し、従って次の周回移動は前回より
下の矢印21で示した経路となる。以下順次経路を変え
ながら清掃を続け、残り湯13が無くなった時点で清掃
を終了する。従って矢印19に示した経路と矢印21に
示した経路との間隔を、ブラシ2aの直径以下に制御す
れば、内壁16は隙間なく清掃できるものである。
【0023】以上のように本実施形態は、本体1が清掃
手段2のブラシ2aを適当な押圧力で浴槽14の内壁1
6に押圧しながら回転させ、排水栓20を抜いたときの
水位の低下に従って浴槽14の周囲を周回移動しながら
下方に移動して浴槽14を清掃する、小型で使い勝手の
良い浴槽清掃機を実現するものである。
【0024】また、清掃手段2とインペラ3とは同一の
モータ4によって駆動し、インペラ3はハウジング2b
の中央部から水を吸引する構成として、簡単な構成で、
清掃手段2の清掃動作が安定した浴槽清掃機を実現する
ものである。
【0025】このとき、図4・図5に示しているよう
に、清掃手段2の吸水口2cに着脱自在にネット15を
設けた構成とすることにより、清掃手段2のブラシ2a
が落とした湯垢等の不要物がネット15で除去され浴槽
14の内壁に再付着することがなく、また本体1の内部
にも湯垢等の付着がない浴槽清掃機を実現できるもので
ある。
【0026】ネット15はこれと一体に取り付けている
フレーム16を、インペラ3の回転によって水が吸い込
まれる水の吸込経路中に圧入している。この圧入は、軽
いものであっても水の吸込圧が作用するためフレーム1
6が外れるものではない。つまり、本実施形態ではフレ
ーム16を軽く圧入して、フレーム16が着脱自在とな
るようにしている。従ってブラシ2aの回転によって側
壁16から落とした湯垢等は、水とともに吸水口2cか
ら吸い込まれ、ネット15上に捕集される。
【0027】またこのとき、図6に示しているように、
本体1にコーナ部検出手段20と方向変更手段22とを
設けることにより、浴槽14のコーナ部での方向転換が
確実にできる浴槽清掃機を実現できるものである。
【0028】コーナ部検出手段20は、検知棒20aと
検知棒20aを外方に付勢するコイルバネ20bによっ
て構成しており、方向変更手段22は検知棒20aにリ
ンクして回転移動するリンク22aと、リンク22aに
接続している舵22bとによって構成している。舵22
bは、インペラ3が吹出部7bから吹き出すジェット水
流の方向を制御しているものである。本体1は、ブラシ
2aを駆動して側壁16を清掃しながら矢印44に示し
ているように進行する。本体1がコーナ部に達すると、
本体1の進行方向に突出しているコーナ部検出手段20
を構成する検知棒20aは側壁45によって矢印46の
方向の力を受ける。この力は本体1の位置がコーナ部に
近づくにつれて大きくなり、コイルバネ20bの付勢力
を超えると、方向変更手段22を構成するリンク22a
は回転運動を起こす。またリンク22aに接続している
舵22bは、リンク22aの回転量に応じて変位する。
このためインペラ3が吹出部7bから吹き出すジェット
水流の方向は、変更される。つまり、コーナ部では、本
体1はコーナ部の曲線に沿ってスムースに向きを変える
ものである。これによって、コーナ部で清掃が滞ること
なく効率的に清掃を行うことができるものである。
【0029】またこのとき、図7に示しているように本
体1に水検出手段31とブザー等の報知手段33を設け
た構成とすると、水がある間は動作を続行し、水が無く
なった時点で動作を停止して清掃終了の報知を行うこと
ができる浴槽清掃機を実現するものである。水検出手段
30は、本体1外から水を導入できるようになってお
り、この水によって移動するフロート31と、フロート
31に連係してスイッチがオンオフされるマイクロスイ
ッチ32から成っている。清掃が進んで残り湯13が減
ってくると、水検出手段30内の水位は低下しフロート
31が下がってマイクロスイッチ32がオフとなって自
動的に本体1は動作を停止する。この状態では、本体1
のスイッチ10はオンであるため報知手段33は終了報
知をするものである。
【0030】こうして本実施形態によれば、水が無くな
った時点で本体1の動作を停止して電池6の無駄な消耗
を抑え、清掃の終了を報知することで次の作業に移るタ
イミングを知らせることができるものである。
【0031】また図8に示しているように、本体1の底
部に浴槽の底面43を検出する底面検出手段40と、本
体1の上部に報知手段33を設けた構成とすると、浴槽
の底面を検出した時点で動作を停止させ、清掃終了の報
知を行うことができる浴槽清掃機を実現するものであ
る。底面検出手段40は、ノブ41とノブ41の一端に
接触しているマイクロスイッチ42とによって構成して
いる。残り湯13の量が減少して浴槽の底面43がノブ
41を押すと、マイクロスイッチ42がオフとなって本
体1は自動的に動作を停止し、報知手段33を動作させ
るものである。
【0032】また本体1のモータ4の制御回路を図9に
示しているようにすれば、浴槽の持っている固有の排水
速度に対応して清掃速度を設定できる浴槽清掃機を実現
するものである。
【0033】本実施形態では、可変抵抗器によって構成
した推進速度調整手段50と、マイクロコンピュータに
よって構成した速度可変手段51とをモータ4に接続し
ている。速度可変手段51は、浴槽の排水速度とモータ
に印加する電圧との関係をプルログラムの形で有してお
り、推進速度調整手段50によって初期速度を設定すれ
ばその後のモータ4に印加する電圧を自動的に調整して
いる。
【0034】図10は、清掃を開始した瞬間の排水速度
と清掃が終了するまでの排水速度の変化を示している。
a・bに示しているように、排水特性は浴槽の排水口の
大きさ、浴槽の容積等によって固有の初期速度Vによっ
てほぼ決まっているものである。aに示しているものは
初期速度が速くV0となっているもの、bに示している
ものは初期速度 がV1となっているものの特性を示して
いる。速度可変手段51はこの排水特性 をプログラム
として有しており、浴槽の残り湯が終了した段階で丁度
清掃を終了することができるようなモータ4の回転速度
に調整するものである。
【0035】こうして、本体1の推進速度を浴槽内の水
が無くなった時点で、丁度清掃が終了できるように調整
して、電源9の使用効率を最大に高めた浴槽清掃機を実
現している。
【0036】またこのとき、図11に示すように本体1
に浴槽の底部43との距離を測定する超音波測距手段5
5と、超音波測距手段55の情報に応じてモータ4に印
加する電圧を調整する第二の速度可変手段56とを有す
る構成としても、常に最適な推進速度で清掃を行う浴槽
清掃機を実現するものである。超音波測距手段55は、
マイクロホン55aを駆動して、反射時間を測定するこ
とによって浴槽の底面43までの距離すなわち水位を検
出し、この結果を第二の速度可変手段56に伝達する構
成としている。第二の速度可変手段56は、マイクロコ
ンピュータ等によって構成しておりモータ4に印加する
電圧を予め有しているプログラムに従って調整してい
る。図12はこのプログラムを示す特性図であり、浴槽
の排水口から排水される水の排水速度と水位との関係を
示している。水位が高い時はV1のように排水速度が高
く、排水が進むにつれて排水速度は徐々に低下する。超
音波測距手段55はこの水位を検出し、第二の速度可変
手段56は排水速度を推定して、図9の実施形態で説明
したと同様にモータ4に印加する電圧を調整するもので
ある。
【0037】またこのとき、図13に示しているように
使用している電源65を二次電池として、二次コイル6
3と二次コイル63によって充電される充電回路64と
によって構成した誘導充電手段60と、外部充電器61
とによって充電するようにすれば、本体1を密閉構造と
でき、信頼性の高い浴槽清掃機とすることができる。
【0038】つまり電源65を充電する場合には、外部
充電器61を駆動するものである。外部充電器61が駆
動すると、一次コイル62には高周波電圧が印加され、
一次コイル62は高周波磁界を発生して二次コイル63
と鎖交する。従って二次コイル63に高周波電圧が誘起
される。この高周波電圧を充電回路64によって整流・
平滑・電圧制御して、電源65を充電するものである。
この誘導充電手段60によって電源65を充電する構成
とした場合には、無接点で充電が可能であり電気接点を
設ける必要がない。また、電池の交換のための蓋や、外
部から電池を充電するための接続ジャック等の保護蓋等
を設ける必要がないものである。つまり、防水が困難な
部分をなくすことができるものである。このため、本実
施形態とした場合には、本体1をシール構造にすること
が容易にできるものである。
【0039】(実施形態2)続いて本発明の第二の実施
形態について説明する。図14において、本体1には、
浴槽14の内壁16を清掃するブラシ2aを有する清掃
手段2と、内壁16に吸着しながら回転する複数のマグ
ネットローラ70と、ジェット水流を噴射するプロペラ
71と、プロペラ71を駆動する電源となる電池6とを
備えている。
【0040】以下本実施形態の動作について説明する。
浴槽14がステンレス等の磁性体で構成されているもの
は、磁力によって吸着できる。本実施形態の浴槽清掃機
は、このような磁性体の浴槽の場合に威力を発揮するも
のである。マグネットローラ70は浴槽14の内壁16
に吸着しており、プロペラ71が発生するジェット水流
によって回転し、本体1全体が移動する。このとき、清
掃手段2のブラシ2aは前記実施形態と同様内壁16上
を回転しており、内壁16を清掃する。
【0041】このとき本実施形態によれば、前記実施形
態で採用した水の吸引による浴槽の内壁16への押圧と
は異なり、マグネットローラ70の磁力によって浴槽1
4の内壁16に吸着しているものである。従ってこの吸
着力は安定したもので、内壁16と本体1との距離を一
定に保つことができる。従って前記実施形態に比べて、
ブラシ2aによる清掃をより均一なものとすることがで
きる。
【0042】このとき図15に示しているように、本体
1に前記清掃手段2に代えて超音波洗浄手段72を備え
た構成とすると、超音波で清掃でき浴槽14の表面を傷
つけるおそれのない浴槽清掃機を実現するものである。
【0043】つまり、内壁16に一定の磁力によって吸
着しながら回転するマグネットローラ70が、プロペラ
71が発生するジェット水流によって回転し、本体1と
ともに移動しながら超音波洗浄手段72によって内壁1
6を清掃するものである。超音波洗浄手段72による洗
浄を行うために、内壁16には全く傷が付くおそれのな
いものである。
【0044】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、水面に浮いた状
態で浴槽の内壁を清掃する清掃手段と、この清掃手段を
水の吸引力で浴槽の内壁に押圧する吸引手段と、浴槽の
内壁に沿って清掃手段を移動させる推進手段と、清掃手
段、吸引手段および推進手段の電源とを有するものであ
り、水面に浮いて浴槽内壁を自動清掃することができ、
しかも浴槽を清掃する場合だけ使用することができる使
い勝手の良い小型の浴槽清掃機を実現するものである。
【0045】本発明の第二の手段は、少なくとも清掃手
段と吸引手段の駆動源が同一のモータによって構成さ
れ、清掃手段の中央部から水を吸引するものであって、
簡単で清掃動作を安定して行うことができる浴槽清掃機
を実現するものである。
【0046】本発明の第三の手段は、吸引手段の吸水口
に不要物除去用のネットを着脱自在に設けたものであっ
て、湯垢等が浴槽内壁に再付着することがなく、また機
器内部にも湯垢等の付着がない浴槽清掃機を実現するも
のである。
【0047】本発明の第四の手段は、浴槽のコーナ部を
検知するコーナ部検出手段と方向変更手段とを備えたも
のであって、浴槽のコーナ部での方向転換が確実にでき
る浴槽清掃機を実現するものである。
【0048】本発明の第五の手段は、水の存在を検知
し、水がある間は動作を続行させ水が無くなった時点で
動作を停止させ清掃終了の報知を行う水検出手段を備え
たものであって、電源として使用する電池の無駄な消耗
を抑え、次の作業に移るタイミングを知らせることがで
きる浴槽清掃機を実現するものである。
【0049】本発明の第六の手段は、浴槽の底面を検出
し浴槽の底面を検出した時点で動作を停止させ清掃終了
の報知を行う底面検出手段を備えたものであって、電源
として使用する電池の無駄な消耗を抑え、次の作業に移
るタイミングを知らせることができる浴槽清掃機を実現
するものである。
【0050】本発明の第七の手段は、モータの速度を調
整する推進速度調整手段と、浴槽の排水速度とモータに
印加する電圧によりモータに印加する電圧を自動的に調
整する速度可変手段とを備えたものであって、常に最適
な推進速度で清掃を行うことができる浴槽清掃機を実現
するものである。
【0051】本発明の第八の手段は、浴槽の底部との距
離を測定する超音波測距手段と、超音波測距手段の情報
に応じてモータに印加する電圧を調整する速度可変手段
とを有するものであって、常に最適な推進速度で清掃を
行う浴槽清掃機を実現するものである。
【0052】本発明の第九の手段は、電源は誘導充電手
段によって充電される二次電池としたものであって、機
器を密閉構造として、信頼性の高い浴槽清掃機を実現す
るものである。
【0053】本発明の第十の手段は、水面に浮いた状態
で浴槽の内壁を清掃する清掃手段と、この清掃手段を浴
槽の内壁に吸着する複数のマグネットローラと、浴槽の
内壁に沿って清掃手段を移動させる推進手段と、清掃手
段および推進手段の電源とを有するものであって、浴槽
の清掃を安定して行うことができる浴槽清掃機を実現す
るものである。
【0054】本発明の第十一の手段は、水面に浮いた状
態で浴槽の内壁を清掃する超音波洗浄手段と、この超音
波洗浄手段を浴槽の内壁に吸着する複数のマグネットロ
ーラと、浴槽の内壁に沿って清掃手段を移動させる推進
手段と、清掃手段および推進手段の電源とを有するもの
であって、超音波による清掃で浴槽の表面を傷つけるお
それのない浴槽清掃機としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態である浴槽清掃機の一
部を切り欠き断面にして示した側面図
【図2】同浴槽清掃機の正面図
【図3】同浴槽清掃機の使用状態を説明する斜視図
【図4】同浴槽清掃機の清掃手段を構成するブラシの断
面図
【図5】同ブラシの正面図
【図6】同浴槽清掃機の浴槽コーナ部の清掃状態を説明
する部分平面図
【図7】同浴槽清掃機に水検出手段を備えた構成を一部
を切り欠き断面にして示した正面図
【図8】同浴槽清掃機に底面検出手段を備えた構成を一
部を切り欠き断面にして示した正面図
【図9】同浴槽清掃機の回路図
【図10】同浴槽清掃機の制御プログラムを示す風呂の
排水時の経過時間と排水速度の関係を示す特性図
【図11】同浴槽清掃機の超音波測距手段と速度可変手
段関係を示す回路図
【図12】同浴槽清掃機の速度可変手段が備えた制御プ
ログラムを示す風呂の排水時の水位と排水速度との関係
を示す特性図
【図13】同浴槽清掃機の電源を誘導充電手段によって
充電する二次電池とした構成をを一部を切り欠き断面に
して示した正面図
【図14】本発明の第二の実施形態である浴槽清掃機の
平面図
【図15】同超音波洗浄手段を有する浴槽清掃機の平面
【図16】従来の自動浴槽洗浄装置の構成を示す断面図
【図17】同別の従来例を示す斜視図
【符号の説明】
1 本体 2 清掃手段 2a ブラシ 3 インペラ 4 モータ 6 電池 15 ネット 20 コーナ部検出手段 22 方向変更手段 30 水検出手段 33 報知手段 40 底面検出手段 50 速度調整手段 51 速度可変手段 55 超音波測距手段 56 第二の速度可変手段 60 誘導充電手段 62 一次コイル 65 二次電池 70 マグネットローラ 71 プロペラ 72 超音波洗浄手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水面に浮いた状態で浴槽の内壁を清掃す
    る清掃手段と、この清掃手段を水の吸引力で浴槽の内壁
    に押圧する吸引手段と、浴槽の内壁に沿って清掃手段を
    移動させる推進手段と、清掃手段、吸引手段および推進
    手段の電源とを有する浴槽清掃機。
  2. 【請求項2】 少なくとも清掃手段と吸引手段の駆動源
    が同一のモータによって構成され、清掃手段の中央部か
    ら水を吸引する請求項1記載の浴槽清掃機。
  3. 【請求項3】 吸引手段の吸水口に不要物除去用のネッ
    トを着脱自在に設けた請求項1または2記載の浴槽清掃
    機。
  4. 【請求項4】 浴槽のコーナ部を検知するコーナ部検出
    手段と方向変更手段とを備えた請求項1から3のいずれ
    か1項に記載した浴槽清掃機。
  5. 【請求項5】 水の存在を検知し、水がある間は動作を
    続行させ水が無くなった時点で動作を停止させ清掃終了
    の報知を行う水検出手段を備えた請求項1から4のいず
    れか1項に記載した浴槽清掃機。
  6. 【請求項6】 浴槽の底面を検出し浴槽の底面を検出し
    た時点で動作を停止させ清掃終了の報知を行う底面検出
    手段を備えた請求項1から5のいずれか1項に記載した
    浴槽清掃機。
  7. 【請求項7】 モータの速度を調整する推進速度調整手
    段と、浴槽の排水速度とモータに印加する電圧によりモ
    ータに印加する電圧を自動的に調整する速度可変手段と
    を備えた請求項1から6のいずれか1項に記載した浴槽
    清掃機。
  8. 【請求項8】 浴槽の底部との距離を測定する超音波測
    距手段と、超音波測距手段の情報に応じてモータに印加
    する電圧を調整する速度可変手段とを有する請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載した浴槽清掃機。
  9. 【請求項9】 電源は誘導充電手段によって充電される
    二次電池とした請求項1から3のいずれか1項に記載し
    た浴槽清掃機。
  10. 【請求項10】 水面に浮いた状態で浴槽の内壁を清掃
    する清掃手段と、この清掃手段を浴槽の内壁に吸着する
    複数のマグネットローラと、浴槽の内壁に沿って清掃手
    段を移動させる推進手段と、清掃手段および推進手段の
    電源とを有する浴槽清掃機。
  11. 【請求項11】 水面に浮いた状態で浴槽の内壁を清掃
    する超音波洗浄手段と、この超音波洗浄手段を浴槽の内
    壁に吸着する複数のマグネットローラと、浴槽の内壁に
    沿って清掃手段を移動させる推進手段と、清掃手段およ
    び推進手段の電源とを有する浴槽清掃機。
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