JPH09203837A - 撮影レンズ構体 - Google Patents
撮影レンズ構体Info
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- JPH09203837A JPH09203837A JP8030085A JP3008596A JPH09203837A JP H09203837 A JPH09203837 A JP H09203837A JP 8030085 A JP8030085 A JP 8030085A JP 3008596 A JP3008596 A JP 3008596A JP H09203837 A JPH09203837 A JP H09203837A
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- JP
- Japan
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- lens
- mount
- lenses
- lens holder
- cam groove
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/02—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
- G02B7/022—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses lens and mount having complementary engagement means, e.g. screw/thread
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造の簡略化並びに組立作業性を向上させて
安価に提供することができるとともに、小型化が可能な
構造にした撮影レンズ構体を提供する。 【解決手段】 筒状のマウント17に、複数のレンズ1
2,13と、レンズ12,13間に配置されるレンズホ
ルダーとを組み込んでなる撮影レンズ構体であって、前
記各レンズ12,13が樹脂製であるとともに、前記レ
ンズホルダーに対応するレンズホルダー部20,22を
レンズ外周部に一体に形成していることを要部としてい
る。
安価に提供することができるとともに、小型化が可能な
構造にした撮影レンズ構体を提供する。 【解決手段】 筒状のマウント17に、複数のレンズ1
2,13と、レンズ12,13間に配置されるレンズホ
ルダーとを組み込んでなる撮影レンズ構体であって、前
記各レンズ12,13が樹脂製であるとともに、前記レ
ンズホルダーに対応するレンズホルダー部20,22を
レンズ外周部に一体に形成していることを要部としてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばドア監視モ
ニター,テレビ電話モニター等、特に薄く小形化が要求
される機器で使用するのに適した撮影レンズ構体に関す
るものである。
ニター,テレビ電話モニター等、特に薄く小形化が要求
される機器で使用するのに適した撮影レンズ構体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ドア監視モニターやテレビ電話等では、
人物を撮影するのに撮影レンズを用い、この撮影レンズ
を通して被写体をCCD等の固体撮像素子上に結像さ
せ、さらに固定撮像素子で電気信号に変換させて制御部
に送り、この制御部で画像処理してモニター上に表示す
る方法がとられている。
人物を撮影するのに撮影レンズを用い、この撮影レンズ
を通して被写体をCCD等の固体撮像素子上に結像さ
せ、さらに固定撮像素子で電気信号に変換させて制御部
に送り、この制御部で画像処理してモニター上に表示す
る方法がとられている。
【0003】図3及び図4は従来のモニター装置におけ
る撮影部の概略構成を示すもので、図3はその外観斜視
図、図4はその縦断面側面図である。図3及び図4にお
いて、符号51は図示せぬ装置に取り付けられる基板
で、52は基板51上にブラケット53を介して取り付
けているCCD等の固体撮像素子である。
る撮影部の概略構成を示すもので、図3はその外観斜視
図、図4はその縦断面側面図である。図3及び図4にお
いて、符号51は図示せぬ装置に取り付けられる基板
で、52は基板51上にブラケット53を介して取り付
けているCCD等の固体撮像素子である。
【0004】61は撮影レンズ構体である。この撮影レ
ンズ構体61は、第1レンズ62,第2レンズ63,第
3レンズ64の、3つのレンズと、レンズホルダー6
5,66,67、スペーサ81と、これらレンズホルダ
ー65,66,67,及びスペーサ81を保持している
レンズ鏡筒68と、このレンズ鏡筒68を保持した状態
でブラケット53を介して基板51に取り付けている筒
状のマウント69とで構成されている。
ンズ構体61は、第1レンズ62,第2レンズ63,第
3レンズ64の、3つのレンズと、レンズホルダー6
5,66,67、スペーサ81と、これらレンズホルダ
ー65,66,67,及びスペーサ81を保持している
レンズ鏡筒68と、このレンズ鏡筒68を保持した状態
でブラケット53を介して基板51に取り付けている筒
状のマウント69とで構成されている。
【0005】さらに詳述すると、レンズ鏡筒68内には
第1レンズ62を位置決めするための段部70と、第2
レンズ63を位置決めするための段部71と、第3レン
ズ64を位置決めするための段部72がそれぞれ形成さ
れている。また、第1レンズ62が受け入れられる側の
内周面には、レンズホルダー65の外周に形成されてい
る雄ねじ部65aがねじ込み結合される雌ねじ部68a
が形成されている。一方、外周面には、第3レンズ64
が受け入れられる側にレンズホルダー67の内周に形成
されている雌ねじ部67aがねじ込み結合される雄ねじ
部68bが形成されているとともに、略中間部分にマウ
ント69の内周雌ねじ部69aがねじ込み結合される雄
ねじ部68cが形成されている。
第1レンズ62を位置決めするための段部70と、第2
レンズ63を位置決めするための段部71と、第3レン
ズ64を位置決めするための段部72がそれぞれ形成さ
れている。また、第1レンズ62が受け入れられる側の
内周面には、レンズホルダー65の外周に形成されてい
る雄ねじ部65aがねじ込み結合される雌ねじ部68a
が形成されている。一方、外周面には、第3レンズ64
が受け入れられる側にレンズホルダー67の内周に形成
されている雌ねじ部67aがねじ込み結合される雄ねじ
部68bが形成されているとともに、略中間部分にマウ
ント69の内周雌ねじ部69aがねじ込み結合される雄
ねじ部68cが形成されている。
【0006】そして、各レンズ62,63,64をレン
ズ鏡筒68に組み込む場合は、まず第2レンズ63を段
部71に当接するまで挿入させて配置し、続いてレンズ
ホルダー66,第1レンズ62を順次挿入させ、最後に
レンズホルダー65を螺合させて、このレンズホルダー
65を締め付けて固定する。これに対して、第3レンズ
64は、レンズ鏡筒68の反対側の開口より段部72に
当接するまで挿入される。続いて、スペーサ81が挿入
配置された後、サブレンズホルダー67を螺合し、この
レンズホルダー67を締め付ける。これにより、光軸8
2上の所定の位置に各レンズ62,63,64が組み込
まれたレンズ鏡筒68が形成される。
ズ鏡筒68に組み込む場合は、まず第2レンズ63を段
部71に当接するまで挿入させて配置し、続いてレンズ
ホルダー66,第1レンズ62を順次挿入させ、最後に
レンズホルダー65を螺合させて、このレンズホルダー
65を締め付けて固定する。これに対して、第3レンズ
64は、レンズ鏡筒68の反対側の開口より段部72に
当接するまで挿入される。続いて、スペーサ81が挿入
配置された後、サブレンズホルダー67を螺合し、この
レンズホルダー67を締め付ける。これにより、光軸8
2上の所定の位置に各レンズ62,63,64が組み込
まれたレンズ鏡筒68が形成される。
【0007】次いで、雄ねじ部68cと雌ねじ部69a
とを螺合させてレンズ鏡筒68をマウント69に取り付
ける。すると、レンズ鏡筒68とマウント69が一体化
された撮影レンズ構体61が形成される。また、この撮
影レンズ構体61を、マウント69内に固体撮像素子5
2が配置される状態にして取り付けると、撮影レンズ構
体61の組み込みが完了する。図3及び図4は、この組
み込みが完了した状態で示している。なお、斯様なレン
ズ装置は、「カードカメラ用レンズ装置」あるいは「ボ
ードカメラ用レンズ用装置」等と呼ばれている。そし
て、このように構成された撮影レンズ構体61では、こ
の撮影レンズ構体61で撮影された被写体は、固定撮像
素子52の結像面上に結像され、これが図示せぬ制御部
に電気信号として出力される。
とを螺合させてレンズ鏡筒68をマウント69に取り付
ける。すると、レンズ鏡筒68とマウント69が一体化
された撮影レンズ構体61が形成される。また、この撮
影レンズ構体61を、マウント69内に固体撮像素子5
2が配置される状態にして取り付けると、撮影レンズ構
体61の組み込みが完了する。図3及び図4は、この組
み込みが完了した状態で示している。なお、斯様なレン
ズ装置は、「カードカメラ用レンズ装置」あるいは「ボ
ードカメラ用レンズ用装置」等と呼ばれている。そし
て、このように構成された撮影レンズ構体61では、こ
の撮影レンズ構体61で撮影された被写体は、固定撮像
素子52の結像面上に結像され、これが図示せぬ制御部
に電気信号として出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の撮影レンズ構体では、次の(1)〜(3)に示
すような問題点があった。 (1)各レンズ62,63,64とは別にレンズホルダ
ー65,66,67を設けているので部品点数が多く、
同時に組み立て工数も多い。これはコストを高めている
要因となっている。また、構造が複雑になっていること
によって、小型化を図る上での障害ともなっている。 (2)各レンズ62,63,64がレンズホルダー6
5,67による締め付けだけで各レンズ62,63,6
4を保持しているので、製造時の寸法誤差等があると、
組み立てた状態での焦点位置調整等が簡単にできない。 (3)第1レンズ62及び第2レンズ63を組み込む方
向と第3レンズ64を組み込む方向とが異なるため、組
立作業性が悪く、コストを高めている要因となってい
る。
た従来の撮影レンズ構体では、次の(1)〜(3)に示
すような問題点があった。 (1)各レンズ62,63,64とは別にレンズホルダ
ー65,66,67を設けているので部品点数が多く、
同時に組み立て工数も多い。これはコストを高めている
要因となっている。また、構造が複雑になっていること
によって、小型化を図る上での障害ともなっている。 (2)各レンズ62,63,64がレンズホルダー6
5,67による締め付けだけで各レンズ62,63,6
4を保持しているので、製造時の寸法誤差等があると、
組み立てた状態での焦点位置調整等が簡単にできない。 (3)第1レンズ62及び第2レンズ63を組み込む方
向と第3レンズ64を組み込む方向とが異なるため、組
立作業性が悪く、コストを高めている要因となってい
る。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は構造の簡略化並びに組立作業性を
向上させて安価に提供することができるとともに、小型
化が可能な構造にした撮影レンズ構体を提供することに
ある。さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で
順次明らかにして行く。
のであり、その目的は構造の簡略化並びに組立作業性を
向上させて安価に提供することができるとともに、小型
化が可能な構造にした撮影レンズ構体を提供することに
ある。さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で
順次明らかにして行く。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、筒状のマウントに、複数のレンズと、前記
レンズ間に配置されるレンズホルダーとを組み込んでな
る撮影レンズ構体であって、前記各レンズが樹脂製であ
るとともに、前記レンズホルダーに対応するレンズホル
ダー部をレンズ外周部に一体に形成していることを要部
としている。
成するため、筒状のマウントに、複数のレンズと、前記
レンズ間に配置されるレンズホルダーとを組み込んでな
る撮影レンズ構体であって、前記各レンズが樹脂製であ
るとともに、前記レンズホルダーに対応するレンズホル
ダー部をレンズ外周部に一体に形成していることを要部
としている。
【0011】この構成によれば、レンズがレンズホルダ
ー部付きとして形成されるので部品点数が減り、これに
伴って組立工数が削減され、コストを下げることが可能
となる。なお、本発明の撮影レンズ構体は、段落000
7に記載した「カードカメラ用レンズ装置」あるいは
「ボードカメラ用レンズ用装置」と称されるタイプに特
に優れている。
ー部付きとして形成されるので部品点数が減り、これに
伴って組立工数が削減され、コストを下げることが可能
となる。なお、本発明の撮影レンズ構体は、段落000
7に記載した「カードカメラ用レンズ装置」あるいは
「ボードカメラ用レンズ用装置」と称されるタイプに特
に優れている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の一実施形
態例としてモニター装置における撮影部の概略構成を示
すもので、図1はその縦断面側面図、図2はその外観斜
視図である。図1及び図2において、符号1は図示せぬ
装置に取り付けられる基板で、2は基板1上にブラケッ
ト3を介して取り付けているCCD等の固体撮像素子で
ある。
態例としてモニター装置における撮影部の概略構成を示
すもので、図1はその縦断面側面図、図2はその外観斜
視図である。図1及び図2において、符号1は図示せぬ
装置に取り付けられる基板で、2は基板1上にブラケッ
ト3を介して取り付けているCCD等の固体撮像素子で
ある。
【0013】11は撮影レンズ構体である。この撮影レ
ンズ構体11は、第1レンズ12,第2レンズ13の、
2つのレンズと、遮光板14,15と、コイルバネ16
と、これらのレンズ12,13,遮光板14,15及び
コイルバネ16(スプリング材)を保持している筒状の
マウント17とで構成されている。
ンズ構体11は、第1レンズ12,第2レンズ13の、
2つのレンズと、遮光板14,15と、コイルバネ16
と、これらのレンズ12,13,遮光板14,15及び
コイルバネ16(スプリング材)を保持している筒状の
マウント17とで構成されている。
【0014】さらに詳述すると、マウント17内には、
コイルバネ16を位置決めするための段部18が形成さ
れている。また、第1レンズ12が受け入れられる側
(マウント17のレンズ挿入端側)の内周面には、カム
溝19が所定の範囲に亘って形成されている。すなわ
ち、このカム溝19は、螺旋状に形成されており、第1
のレンズ12及び第2のレンズ13が光軸30に沿って
前後方向に移動するのを制御する。
コイルバネ16を位置決めするための段部18が形成さ
れている。また、第1レンズ12が受け入れられる側
(マウント17のレンズ挿入端側)の内周面には、カム
溝19が所定の範囲に亘って形成されている。すなわ
ち、このカム溝19は、螺旋状に形成されており、第1
のレンズ12及び第2のレンズ13が光軸30に沿って
前後方向に移動するのを制御する。
【0015】第1レンズ12は、樹脂製のレンズであ
り、外周部分には筒状をしたレンズホルダー部20が一
体に形成されている。また、このレンズホルダー部20
にあって、マウント17内に差し込まれる部分20aの
外周面には、カム溝19内に摺動自在に係合される凸部
21が一体に形成されている。さらに、レンズホルダー
部20の前面部20bと部分20aの内周面20cに
は、遮光用の材料等がそれぞれ塗布されて、外光が入射
されるのを防止している。なお、この凸部21は、要は
カム溝19に自在に係合するものであり、所定の長さに
形成したり、複数個を点在して設けることも可能であ
る。
り、外周部分には筒状をしたレンズホルダー部20が一
体に形成されている。また、このレンズホルダー部20
にあって、マウント17内に差し込まれる部分20aの
外周面には、カム溝19内に摺動自在に係合される凸部
21が一体に形成されている。さらに、レンズホルダー
部20の前面部20bと部分20aの内周面20cに
は、遮光用の材料等がそれぞれ塗布されて、外光が入射
されるのを防止している。なお、この凸部21は、要は
カム溝19に自在に係合するものであり、所定の長さに
形成したり、複数個を点在して設けることも可能であ
る。
【0016】第2レンズ13は、第1レンズ12と同様
に樹脂製のレンズであり、外周部分にはレンズホルダー
部22が一体に形成されている。また、第1レンズ12
と対向する側の端部には、レンズホルダー部22の一部
を利用して段部22bが設けられ、その段部22bに上
記遮光板14が接着等の手段で取り付けられている。加
えて、第1レンズ12と反対側の端部には、同じくレン
ズホルダー部22の一部を利用して段部22aが設けら
れ、その段部22aに上記遮光板15が接着等の手段に
より取り付けられている。なお、遮光板15は第1レン
ズ12側に取り付けるようにしても差し支えない。
に樹脂製のレンズであり、外周部分にはレンズホルダー
部22が一体に形成されている。また、第1レンズ12
と対向する側の端部には、レンズホルダー部22の一部
を利用して段部22bが設けられ、その段部22bに上
記遮光板14が接着等の手段で取り付けられている。加
えて、第1レンズ12と反対側の端部には、同じくレン
ズホルダー部22の一部を利用して段部22aが設けら
れ、その段部22aに上記遮光板15が接着等の手段に
より取り付けられている。なお、遮光板15は第1レン
ズ12側に取り付けるようにしても差し支えない。
【0017】そして、マウント17に各レンズ12,1
3を組み込む場合は、まずコイルバネ16を段部18に
当接するまで挿入させて配置する。続いて、遮光板1
4,15が取り付けられている第2レンズ13と、第1
レンズ12をマウント18内に一方向側より順次挿入さ
せる。この第1レンズ12を挿入する際は、第1レンズ
12の凸部21をカム溝19に係合させ、この係合状態
で第1レンズ12を回転させる。すると、この回転で第
1レンズ12が光軸30に沿って移動される。このとき
同時に第2レンズ13がコイルバネ16を圧縮させなが
ら一体的に押し込まれる。そして、その調整後の位置
で、マウント17の外周から図示せぬビス等の固定手段
により部分20aやレンズホルダー部22を固定する
と、第1レンズ12と第2レンズ13は、第2レンズ1
3のレンズホルダー部21が第1レンズ12のレンズホ
ルダー部20とコイルバネ16とで弾性的に挟持された
状態で保持される。
3を組み込む場合は、まずコイルバネ16を段部18に
当接するまで挿入させて配置する。続いて、遮光板1
4,15が取り付けられている第2レンズ13と、第1
レンズ12をマウント18内に一方向側より順次挿入さ
せる。この第1レンズ12を挿入する際は、第1レンズ
12の凸部21をカム溝19に係合させ、この係合状態
で第1レンズ12を回転させる。すると、この回転で第
1レンズ12が光軸30に沿って移動される。このとき
同時に第2レンズ13がコイルバネ16を圧縮させなが
ら一体的に押し込まれる。そして、その調整後の位置
で、マウント17の外周から図示せぬビス等の固定手段
により部分20aやレンズホルダー部22を固定する
と、第1レンズ12と第2レンズ13は、第2レンズ1
3のレンズホルダー部21が第1レンズ12のレンズホ
ルダー部20とコイルバネ16とで弾性的に挟持された
状態で保持される。
【0018】これにより、図1に示す如く光軸30上で
の所定の位置に各レンズ12,13が組み込まれて位置
決めされた撮影レンズ構体11が形成される。なお、第
1レンズ12の組み込み時には、カム溝19と凸部21
とで決定される第1レンズ12の位置を調節すると、こ
の調節に伴ってコイルバネ16が伸縮され、この伸縮で
第2レンズ13も光軸30上を一体的に移動することに
なり、この螺合調整で組立時におけるレンズの焦点調整
を行うことができる。
の所定の位置に各レンズ12,13が組み込まれて位置
決めされた撮影レンズ構体11が形成される。なお、第
1レンズ12の組み込み時には、カム溝19と凸部21
とで決定される第1レンズ12の位置を調節すると、こ
の調節に伴ってコイルバネ16が伸縮され、この伸縮で
第2レンズ13も光軸30上を一体的に移動することに
なり、この螺合調整で組立時におけるレンズの焦点調整
を行うことができる。
【0019】なお、前記第1レンズ13のレンズホルダ
ー部22と段部18との対抗端面には、コイルバネ16
の対応端部が係合可能な溝等を必要に応じて形成してお
き、コイルバネ19の両端を前記対応する溝等に係合す
るようにすれば、コイルバネ16の配置状態がより安定
保持される。
ー部22と段部18との対抗端面には、コイルバネ16
の対応端部が係合可能な溝等を必要に応じて形成してお
き、コイルバネ19の両端を前記対応する溝等に係合す
るようにすれば、コイルバネ16の配置状態がより安定
保持される。
【0020】以上のようにして作成された撮影レンズ構
体11を、マウント17の他端側(基端側)に固体撮像
素子2が配置される状態にして基板1側に取り付ける
と、撮影レンズ構体11の組み込みが完了する。この撮
影レンズ構体11では、この撮影レンズ構体11で撮影
された被写体の像は、固定撮像素子2の結像面上に結像
され、これが基板11等を介して図示せぬ制御部に電気
信号として出力される。
体11を、マウント17の他端側(基端側)に固体撮像
素子2が配置される状態にして基板1側に取り付ける
と、撮影レンズ構体11の組み込みが完了する。この撮
影レンズ構体11では、この撮影レンズ構体11で撮影
された被写体の像は、固定撮像素子2の結像面上に結像
され、これが基板11等を介して図示せぬ制御部に電気
信号として出力される。
【0021】したがって、この形態例による撮影レンズ
構体11によれば、各レンズ12,13がレンズホルダ
ー部20,22を一体に形成しているので部品点数が減
り、これに伴って組立工数も削減され、コストを下げる
ことができる。また、マウント17がレンズ鏡筒を兼ね
ているので、従来の撮影レンズ構体に比べて部品点数が
減る。これにより、小形・軽量化が可能となり、さらに
小型化されたモニター装置の実現が可能になると同時
に、組立工数が削減され、コストを下げて安価に提供す
ることができる。さらに、マウント17に対して、各部
品をマウント17のレンズ挿入側である一方向側から組
み込むことができるので作業がし易く、ロボット化も容
易に可能になり、コストをさらに下げることができる。
加えて、第1レンズ12を回転させて、カム溝19と凸
部21との係合で制御される光軸30上の位置を調節す
ると、この調節に伴ってコイルバネ16が伸縮され、こ
の伸縮で第2レンズ12も光軸30上を移動し、レンズ
の焦点調整を簡単に行うことができる。
構体11によれば、各レンズ12,13がレンズホルダ
ー部20,22を一体に形成しているので部品点数が減
り、これに伴って組立工数も削減され、コストを下げる
ことができる。また、マウント17がレンズ鏡筒を兼ね
ているので、従来の撮影レンズ構体に比べて部品点数が
減る。これにより、小形・軽量化が可能となり、さらに
小型化されたモニター装置の実現が可能になると同時
に、組立工数が削減され、コストを下げて安価に提供す
ることができる。さらに、マウント17に対して、各部
品をマウント17のレンズ挿入側である一方向側から組
み込むことができるので作業がし易く、ロボット化も容
易に可能になり、コストをさらに下げることができる。
加えて、第1レンズ12を回転させて、カム溝19と凸
部21との係合で制御される光軸30上の位置を調節す
ると、この調節に伴ってコイルバネ16が伸縮され、こ
の伸縮で第2レンズ12も光軸30上を移動し、レンズ
の焦点調整を簡単に行うことができる。
【0022】なお、上記した実施形態例では、マウント
17内に第1,第2の、2つのレンズ12,13を組み
込んだ場合について説明したが、この数は2つ以上であ
れば幾つ以上であっても同様な効果が得られるものであ
る。また、各レンズ12,13間に圧接力を付与するバ
ネとして、コイルスプリング16を使用した場合につい
て説明したが、スプリング材であれば、必ずしもコイル
スプリングで無くても、板バネや各種の線細工バネであ
っても差し支えないものである。
17内に第1,第2の、2つのレンズ12,13を組み
込んだ場合について説明したが、この数は2つ以上であ
れば幾つ以上であっても同様な効果が得られるものであ
る。また、各レンズ12,13間に圧接力を付与するバ
ネとして、コイルスプリング16を使用した場合につい
て説明したが、スプリング材であれば、必ずしもコイル
スプリングで無くても、板バネや各種の線細工バネであ
っても差し支えないものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る撮影
レンズ構体によれば、構造の簡略化並びに組立作業性の
向上が図れ、安価に提供することができる。また、同時
に小型化並びに自動組立化が可能になる等の効果も期待
できる。したがって、本発明は、「カードカメラ用レン
ズ装置」あるいは「ボードカメラ用レンズ用装置」と称
されるタイプに特に優れたものとなる。
レンズ構体によれば、構造の簡略化並びに組立作業性の
向上が図れ、安価に提供することができる。また、同時
に小型化並びに自動組立化が可能になる等の効果も期待
できる。したがって、本発明は、「カードカメラ用レン
ズ装置」あるいは「ボードカメラ用レンズ用装置」と称
されるタイプに特に優れたものとなる。
【図1】本発明の一実施形態例として示すモニター装置
の要部縦断側面図である。
の要部縦断側面図である。
【図2】本発明の一実施形態例として示すモニター装置
の要部外観斜視図である。
の要部外観斜視図である。
【図3】従来装置の一例を示す要部外観斜視図である。
【図4】従来装置の一例を示す要部縦断側面図である。
1 基板 2 固体撮像素子(CCD) 11 撮影レンズ構体 12 第1レンズ 13 第2レンズ 16 コイルバネ(スプリング材) 17 マウント 18 段部(位置決めする部分) 19 カム溝 21 凸部 20,22 レンズホルダー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 隆則 東京都中央区月島2−15−13 中外オプト ロニクス株式会社内 (72)発明者 喜古 太七 東京都中央区月島2−15−13 中外オプト ロニクス株式会社内 (72)発明者 金澤 泉 東京都中央区月島2−15−13 中外オプト ロニクス株式会社内 (72)発明者 山下 篤男 東京都中央区月島2−15−13 中外オプト ロニクス株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状のマウントに、複数のレンズと、前
記レンズ間に配置されるレンズホルダーとを組み込んで
なる撮影レンズ構体であって、 前記各レンズが樹脂製であるとともに、前記レンズホル
ダーに対応するレンズホルダー部をレンズ外周部に一体
に形成していることを特徴とする撮影レンズ構体。 - 【請求項2】 前記マウントのレンズ挿入端側の内周面
にカム溝を形成している一方、前記複数のレンズの内、
前記マウントのレンズ挿入端側に配置される第1レンズ
がその前記レンズホルダー部の外周に前記カム溝と摺動
自在に係合される凸部を形成しており、前記マウントに
対し前記カム溝と前記凸部との係合状態で保持されてい
る請求項1に記載の撮影レンズ構体。 - 【請求項3】 前記マウントの内部にスプリング材を位
置決めする部分を設け、この部分にスプリング材を配置
するとともに、前記第1レンズと前記スプリング材との
間に他のレンズを弾性的に挟持している請求項2に記載
の撮影レンズ構体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8030085A JPH09203837A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 撮影レンズ構体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8030085A JPH09203837A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 撮影レンズ構体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09203837A true JPH09203837A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12293966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8030085A Pending JPH09203837A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 撮影レンズ構体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09203837A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002098878A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-04-05 | Toshiba Corp | 光学レンズユニット |
KR100332018B1 (ko) * | 1999-06-19 | 2002-04-10 | 박원희 | 이미지 센싱 모듈 |
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1996
- 1996-01-25 JP JP8030085A patent/JPH09203837A/ja active Pending
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