JPH09201406A - オゾン殺菌装置 - Google Patents
オゾン殺菌装置Info
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- JPH09201406A JPH09201406A JP8032718A JP3271896A JPH09201406A JP H09201406 A JPH09201406 A JP H09201406A JP 8032718 A JP8032718 A JP 8032718A JP 3271896 A JP3271896 A JP 3271896A JP H09201406 A JPH09201406 A JP H09201406A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 人体に影響のないレベルまで被殺菌空間のオ
ゾンを確実に分解できる機能を有しつつも、扉の開閉で
大気中のオゾンが被殺菌空間に侵入した場合にこれをよ
って誤動作することのないオゾン殺菌装置を提供する。 【解決手段】 被殺菌空間のオゾン濃度に反応するオゾ
ンセンサのON/OFF設定濃度αを自然界の空気中の
オゾン濃度βよりも高く設定する。オゾン分解処理が開
始されてからオゾンセンサがOFFになると、オゾン分
解処理を所定時間Tだけ継続させた後に停止する。オゾ
ンの分解処理が終了した後に被殺菌空間の扉が開閉され
てこの空間に外気が侵入したとしても、オゾンセンサは
侵入した空気中のオゾンに反応することがなくなる。
ゾンを確実に分解できる機能を有しつつも、扉の開閉で
大気中のオゾンが被殺菌空間に侵入した場合にこれをよ
って誤動作することのないオゾン殺菌装置を提供する。 【解決手段】 被殺菌空間のオゾン濃度に反応するオゾ
ンセンサのON/OFF設定濃度αを自然界の空気中の
オゾン濃度βよりも高く設定する。オゾン分解処理が開
始されてからオゾンセンサがOFFになると、オゾン分
解処理を所定時間Tだけ継続させた後に停止する。オゾ
ンの分解処理が終了した後に被殺菌空間の扉が開閉され
てこの空間に外気が侵入したとしても、オゾンセンサは
侵入した空気中のオゾンに反応することがなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被殺菌空間にオ
ゾンを供給してこの被殺菌空間に収容された収容物を殺
菌するためのオゾン殺菌装置に関する。
ゾンを供給してこの被殺菌空間に収容された収容物を殺
菌するためのオゾン殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今において、低濃度のオゾンを検出で
きるオゾンセンサを用いてオゾン殺菌装置を制御する方
法が本出願人によって考えられている。これは、被殺菌
空間へオゾンを供給するオゾン生成部と、被殺菌空間に
供給されたオゾンを分解するオゾン分解部とを少なくと
も備えたオゾン殺菌装置において、殺菌開始時にオゾン
生成部によって被殺菌空間にオゾンを供給し、殺菌終了
時にオゾン分解部を稼働させて被殺菌空間内のオゾンを
徐々に分解し、被殺菌空間のオゾン濃度が人体に影響の
ないオゾン濃度(0.1ppm以下)となったことをオ
ゾンセンサを利用して認識した後に速やかにオゾン殺菌
装置の稼働を停止するようにしたものである。
きるオゾンセンサを用いてオゾン殺菌装置を制御する方
法が本出願人によって考えられている。これは、被殺菌
空間へオゾンを供給するオゾン生成部と、被殺菌空間に
供給されたオゾンを分解するオゾン分解部とを少なくと
も備えたオゾン殺菌装置において、殺菌開始時にオゾン
生成部によって被殺菌空間にオゾンを供給し、殺菌終了
時にオゾン分解部を稼働させて被殺菌空間内のオゾンを
徐々に分解し、被殺菌空間のオゾン濃度が人体に影響の
ないオゾン濃度(0.1ppm以下)となったことをオ
ゾンセンサを利用して認識した後に速やかにオゾン殺菌
装置の稼働を停止するようにしたものである。
【0003】具体的には、オゾンセンサがオン・オフす
る濃度検出レベルを例えば0.05ppmに設定し、オ
ゾン濃度がこのレベルに低下するまでオゾン分解部を稼
働し続け、オゾン濃度が0.05ppmを下回ってオゾ
ンセンサが非検出状態となったことをコントロールユニ
ットで検出した場合にオゾン殺菌装置の稼働を停止する
ような手法が考えられている。
る濃度検出レベルを例えば0.05ppmに設定し、オ
ゾン濃度がこのレベルに低下するまでオゾン分解部を稼
働し続け、オゾン濃度が0.05ppmを下回ってオゾ
ンセンサが非検出状態となったことをコントロールユニ
ットで検出した場合にオゾン殺菌装置の稼働を停止する
ような手法が考えられている。
【0004】また、被殺菌空間のオゾン濃度を検出する
オゾンセンサは、電源が投入された後であれば、殺菌処
理を開始する運転スイッチの投入前やオゾン分解後にあ
ってもオゾンが所定レベル以上であることを検出した場
合、あるいは、オゾン殺菌装置の稼働中にアクシデント
で装置が停止し、復帰した後にオゾンの残留を検出した
場合等で強制的にオゾン分解処理を実行させる異常判定
用としても用いられる。
オゾンセンサは、電源が投入された後であれば、殺菌処
理を開始する運転スイッチの投入前やオゾン分解後にあ
ってもオゾンが所定レベル以上であることを検出した場
合、あるいは、オゾン殺菌装置の稼働中にアクシデント
で装置が停止し、復帰した後にオゾンの残留を検出した
場合等で強制的にオゾン分解処理を実行させる異常判定
用としても用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにオゾン濃度検出レベルを人体に影響のない0.0
5ppmに設定する場合には、オゾン分解が終了した後
に被殺菌空間の扉を開けると、大気中に存在するオゾン
が被殺菌空間に侵入し、この侵入した空気のオゾン濃度
がたまたまオゾンセンサの濃度検出レベルを上回ってい
ればオゾン分解処理が終了したにも拘らず異常処理モー
ドに入って強制的にオゾン分解処理が行われてしまう誤
動作を生じる。
ようにオゾン濃度検出レベルを人体に影響のない0.0
5ppmに設定する場合には、オゾン分解が終了した後
に被殺菌空間の扉を開けると、大気中に存在するオゾン
が被殺菌空間に侵入し、この侵入した空気のオゾン濃度
がたまたまオゾンセンサの濃度検出レベルを上回ってい
ればオゾン分解処理が終了したにも拘らず異常処理モー
ドに入って強制的にオゾン分解処理が行われてしまう誤
動作を生じる。
【0006】実際に自然界の空気中のオゾン濃度は季
節、環境、時間帯等の諸条件によって0.1ppm近
く、あるいは、それ以上になることは往々にしてあり、
このような雰囲気中で扉が開放されていれば、オゾン分
解処理がいつまでも継続されてしまう不都合がある。
節、環境、時間帯等の諸条件によって0.1ppm近
く、あるいは、それ以上になることは往々にしてあり、
このような雰囲気中で扉が開放されていれば、オゾン分
解処理がいつまでも継続されてしまう不都合がある。
【0007】そこで、この発明においては、人体に影響
のないレベルまで被殺菌空間のオゾンを確実に分解でき
る機能を有しつつも、扉の開閉で大気中のオゾンが被殺
菌空間に侵入した場合にこれによって誤動作することの
ないオゾン殺菌装置を提供することを課題としている。
のないレベルまで被殺菌空間のオゾンを確実に分解でき
る機能を有しつつも、扉の開閉で大気中のオゾンが被殺
菌空間に侵入した場合にこれによって誤動作することの
ないオゾン殺菌装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本願のオゾン殺菌装置は、被殺菌空間へ供給するオ
ゾンを生成するオゾン生成部と前記被殺菌空間に供給さ
れたオゾンを分解するオゾン分解部とを少なくとも備え
たものに関し、前記被殺菌空間のオゾン濃度に反応し、
被殺菌空間外の空気中のオゾン濃度よりも高く設定され
た濃度を下回った場合に非検出状態となるオゾンセンサ
を設け、前記オゾン分解部によって分解処理が開始され
てから前記オゾンセンサが非検出状態となった場合に、
前記オゾン分解部によるオゾンの分解処理を所定時間継
続させた後に停止するようにしたことを特徴としている
(請求項1)。
に、本願のオゾン殺菌装置は、被殺菌空間へ供給するオ
ゾンを生成するオゾン生成部と前記被殺菌空間に供給さ
れたオゾンを分解するオゾン分解部とを少なくとも備え
たものに関し、前記被殺菌空間のオゾン濃度に反応し、
被殺菌空間外の空気中のオゾン濃度よりも高く設定され
た濃度を下回った場合に非検出状態となるオゾンセンサ
を設け、前記オゾン分解部によって分解処理が開始され
てから前記オゾンセンサが非検出状態となった場合に、
前記オゾン分解部によるオゾンの分解処理を所定時間継
続させた後に停止するようにしたことを特徴としている
(請求項1)。
【0009】ここで、被殺菌空間外の空気中のオゾン濃
度よりも高く設定された濃度とは、季節、環境、時間帯
等の種々の条件によって変動する大気中のオゾン濃度を
見越してそれよりも大きく設定された濃度のことであ
り、代表的な濃度としては、例えば0.15ppm前後
が予定される。したがって、オゾンセンサも数ppm以
下のオゾン濃度に反応する低濃度検出用のものであれば
足りる。
度よりも高く設定された濃度とは、季節、環境、時間帯
等の種々の条件によって変動する大気中のオゾン濃度を
見越してそれよりも大きく設定された濃度のことであ
り、代表的な濃度としては、例えば0.15ppm前後
が予定される。したがって、オゾンセンサも数ppm以
下のオゾン濃度に反応する低濃度検出用のものであれば
足りる。
【0010】また、オゾンセンサが非検出状態となった
後に分解処理を継続させる時間は、人体に影響のない濃
度まで被殺菌空間のオゾン濃度が低下するのに充分な時
間が設定されており、被殺菌空間の大きさによっても異
なるため、分解処理を継続させる所定時間は、被殺菌空
間の大きさに応じて変化させるようにしてもよい(請求
項2)。
後に分解処理を継続させる時間は、人体に影響のない濃
度まで被殺菌空間のオゾン濃度が低下するのに充分な時
間が設定されており、被殺菌空間の大きさによっても異
なるため、分解処理を継続させる所定時間は、被殺菌空
間の大きさに応じて変化させるようにしてもよい(請求
項2)。
【0011】したがって、この発明では、オゾン殺菌を
終了するためにオゾン分解処理が行われると、被殺菌空
間のオゾン濃度が徐々に低下していき、オゾン濃度が設
定濃度以下になった時点でオゾンセンサが非検出状態と
なる。そして、オゾンセンサが非検出状態になると、オ
ゾン分解処理はその時点では終了せず、予め設定された
所定時間だけ継続した後に停止する。
終了するためにオゾン分解処理が行われると、被殺菌空
間のオゾン濃度が徐々に低下していき、オゾン濃度が設
定濃度以下になった時点でオゾンセンサが非検出状態と
なる。そして、オゾンセンサが非検出状態になると、オ
ゾン分解処理はその時点では終了せず、予め設定された
所定時間だけ継続した後に停止する。
【0012】また、オゾンセンサが非検出状態となる設
定濃度は、被殺菌空間外における空気中のオゾン濃度よ
りもやや高めに設定してあることから、オゾンの分解処
理が終了した後に被殺菌空間の扉が開閉されてこの空間
に外気が侵入したとしても、オゾンセンサは侵入した空
気中のオゾンに反応することがない。
定濃度は、被殺菌空間外における空気中のオゾン濃度よ
りもやや高めに設定してあることから、オゾンの分解処
理が終了した後に被殺菌空間の扉が開閉されてこの空間
に外気が侵入したとしても、オゾンセンサは侵入した空
気中のオゾンに反応することがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0014】図1において、この発明に係るオゾン殺菌
装置1は、パスボックスや安全キャビネット等からなる
被殺菌空間2の外部に配置されており、被殺菌空間2と
吸気ダクト3及び送出ダクト4によって接続され、被殺
菌空間2から空気を吸入すると共に同空間に対して吸入
した空気を送り出すようにしている。
装置1は、パスボックスや安全キャビネット等からなる
被殺菌空間2の外部に配置されており、被殺菌空間2と
吸気ダクト3及び送出ダクト4によって接続され、被殺
菌空間2から空気を吸入すると共に同空間に対して吸入
した空気を送り出すようにしている。
【0015】オゾン殺菌装置1は、図2及び図3に具体
的に示されるように、内部にステンレス等の耐腐食性材
によって画成された流出入空間5が形成されている。こ
の流出入空間5は、吸気側空間部6と送出側空間部7と
で構成され、これら空間部が送風機8と対峙する連通部
を介して連通されている。送風機8は、例えば送出側空
間部7に配されたシロッコファンから成り、吸気側空間
部6の空気を吸引して送出側空間部7へ圧送するように
なっている。
的に示されるように、内部にステンレス等の耐腐食性材
によって画成された流出入空間5が形成されている。こ
の流出入空間5は、吸気側空間部6と送出側空間部7と
で構成され、これら空間部が送風機8と対峙する連通部
を介して連通されている。送風機8は、例えば送出側空
間部7に配されたシロッコファンから成り、吸気側空間
部6の空気を吸引して送出側空間部7へ圧送するように
なっている。
【0016】吸気側空間部6は、その上部に形成された
ダクト接続部9に接続される吸気ダクト3を介して被殺
菌空間2と連通しており、ダクト接続部9から送風機8
に至るまでの間が活性炭等のオゾン分解触媒10を配し
た第1通路11とこれをバイパスする第2通路12とに
分けられている。第1通路11のオゾン分解触媒のさら
に上流には、この第1通路11を開閉する第1の開閉ダ
ンパ13が設けられ、第2通路12には、該第2通路を
開閉する第2の開閉ダンパ14が設けられている。
ダクト接続部9に接続される吸気ダクト3を介して被殺
菌空間2と連通しており、ダクト接続部9から送風機8
に至るまでの間が活性炭等のオゾン分解触媒10を配し
た第1通路11とこれをバイパスする第2通路12とに
分けられている。第1通路11のオゾン分解触媒のさら
に上流には、この第1通路11を開閉する第1の開閉ダ
ンパ13が設けられ、第2通路12には、該第2通路を
開閉する第2の開閉ダンパ14が設けられている。
【0017】送出側空間部7は、その上部に形成された
ダクト接続部15に接続する送風ダクト4を介して被殺
菌空間2と連通している。また、この空間部7には、加
湿器16に通じる往路17及び復路18が接続されると
共に、オゾンを供給するオゾン供給通路19が接続され
ている。
ダクト接続部15に接続する送風ダクト4を介して被殺
菌空間2と連通している。また、この空間部7には、加
湿器16に通じる往路17及び復路18が接続されると
共に、オゾンを供給するオゾン供給通路19が接続され
ている。
【0018】加湿器16は、オゾンによる殺菌効果を高
めるために送出側空間部7に対して湿度を与えるための
もので、電源20の投入により水槽21内の水を超音波
を利用して微粒化し、これを往路17を介して送られて
くる空気中に放出し、この湿度を与えられた空気を復路
18を介して送出側空間部7へ供給するようになってい
る。
めるために送出側空間部7に対して湿度を与えるための
もので、電源20の投入により水槽21内の水を超音波
を利用して微粒化し、これを往路17を介して送られて
くる空気中に放出し、この湿度を与えられた空気を復路
18を介して送出側空間部7へ供給するようになってい
る。
【0019】オゾン生成部22は、放電電極を備えたオ
ゾナイザ29とこの放電電極に高電圧を印加する高圧電
源30とを備え、酸素ボンベ23から酸素供給通路に設
けられた手動バルブ24、ボンベ取り付け用レギュレー
タ25、酸素用レギュレータ26、酸素供給用電磁弁2
7、酸素流量調節弁28を介してオゾナイザ29に酸素
を供給し、オゾナイザ29を放電させてここに供給され
た酸素をオゾンに変換し、このオゾンをオゾン供給通路
19から送出側空間部7へ供給するようになっている。
ゾナイザ29とこの放電電極に高電圧を印加する高圧電
源30とを備え、酸素ボンベ23から酸素供給通路に設
けられた手動バルブ24、ボンベ取り付け用レギュレー
タ25、酸素用レギュレータ26、酸素供給用電磁弁2
7、酸素流量調節弁28を介してオゾナイザ29に酸素
を供給し、オゾナイザ29を放電させてここに供給され
た酸素をオゾンに変換し、このオゾンをオゾン供給通路
19から送出側空間部7へ供給するようになっている。
【0020】前記加湿器16やオゾン生成部22は装置
内のうち流出入空間5の外側の領域(大気雰囲気領域3
1)に配置され、この部分にはさらに換気ファン32及
び各機器を制御するコントロールユニット33等が配置
されている。そのうち換気ファン32は、装置の壁面に
形成された換気孔34を介して外気を吸入排出し、積極
的にこの領域内の換気を図り、ここに配された各機器
(加湿器16、オゾナイザ29、各種電源20、30、
コントロールユニット33等)を冷却する機能を有して
いる。
内のうち流出入空間5の外側の領域(大気雰囲気領域3
1)に配置され、この部分にはさらに換気ファン32及
び各機器を制御するコントロールユニット33等が配置
されている。そのうち換気ファン32は、装置の壁面に
形成された換気孔34を介して外気を吸入排出し、積極
的にこの領域内の換気を図り、ここに配された各機器
(加湿器16、オゾナイザ29、各種電源20、30、
コントロールユニット33等)を冷却する機能を有して
いる。
【0021】また、被殺菌空間2には、この空間に残留
するオゾン濃度を検出する第1のオゾンセンサ39が、
また、大気雰囲気領域31には、オゾン漏れを検出する
第2のオゾンセンサ35がそれぞれ設けられている。こ
のうち第1のオゾンセンサ39は、流出入空間5に配置
してもよいが、オゾンガスは空間の大きさや殺菌対称
物、殺菌対称物量等により拡散、濃度分布が大きく異な
る性質があり、吸入ダクト3等を通過する場合に分解さ
れて濃度が低下してしまうことから直接被殺菌空間2に
配置することが理想的である。このため、この実施例に
おいては、図3に示されるように、第1のオゾンセンサ
39を吸入ダクト3の開口部近傍(実線で示す)、若し
くは被殺菌空間2の任意の位置(破線で示す)に配置す
るようにしている。
するオゾン濃度を検出する第1のオゾンセンサ39が、
また、大気雰囲気領域31には、オゾン漏れを検出する
第2のオゾンセンサ35がそれぞれ設けられている。こ
のうち第1のオゾンセンサ39は、流出入空間5に配置
してもよいが、オゾンガスは空間の大きさや殺菌対称
物、殺菌対称物量等により拡散、濃度分布が大きく異な
る性質があり、吸入ダクト3等を通過する場合に分解さ
れて濃度が低下してしまうことから直接被殺菌空間2に
配置することが理想的である。このため、この実施例に
おいては、図3に示されるように、第1のオゾンセンサ
39を吸入ダクト3の開口部近傍(実線で示す)、若し
くは被殺菌空間2の任意の位置(破線で示す)に配置す
るようにしている。
【0022】第1及び第2のオゾンセンサ39、35
は、例えば、コンパレータ・オープンコレクタ方式のも
のを用い、所定の基準濃度以上のオゾンを検知した場合
にONとなり、それ未満の濃度でOFFとなる薄膜型半
導体式センサからなり、ON/OFFする基準濃度が自
然界における空気中のオゾン濃度よりやや高めの値α
(例えば0.15ppm)に設定されている。
は、例えば、コンパレータ・オープンコレクタ方式のも
のを用い、所定の基準濃度以上のオゾンを検知した場合
にONとなり、それ未満の濃度でOFFとなる薄膜型半
導体式センサからなり、ON/OFFする基準濃度が自
然界における空気中のオゾン濃度よりやや高めの値α
(例えば0.15ppm)に設定されている。
【0023】コントロールユニット33は、マイクロコ
ンピュータ、メモリ、I/O、各種作動機器を駆動制御
する駆動回路等を備え、電源スイッチ40の投入によ
り、第1及び第2のオゾンセンサ35、36等から諸情
報を入力し、所定のプログラムにしたがって第1及び第
2の開閉ダンパ13、14を駆動するアクチュエーター
37、38や、送風機8、換気ファン32、酸素供給用
電磁弁27、加湿器16、オゾン発生部22等の各種作
動機器を制御するようになっている。
ンピュータ、メモリ、I/O、各種作動機器を駆動制御
する駆動回路等を備え、電源スイッチ40の投入によ
り、第1及び第2のオゾンセンサ35、36等から諸情
報を入力し、所定のプログラムにしたがって第1及び第
2の開閉ダンパ13、14を駆動するアクチュエーター
37、38や、送風機8、換気ファン32、酸素供給用
電磁弁27、加湿器16、オゾン発生部22等の各種作
動機器を制御するようになっている。
【0024】図4において、コントロールユニット33
によるオゾン殺菌装置1の全体作動例が示され、オゾン
殺菌装置1は、電源スイッチ40の投入により起動され
ると、オゾン殺菌を開始する図示しない運転スイッチの
入力を待つ待機モードに入り(ステップ50)、その
後、運転スイッチの投入によりオゾンを発生させるため
の運動準備を行うスタートモードに入る(ステップ5
2)。
によるオゾン殺菌装置1の全体作動例が示され、オゾン
殺菌装置1は、電源スイッチ40の投入により起動され
ると、オゾン殺菌を開始する図示しない運転スイッチの
入力を待つ待機モードに入り(ステップ50)、その
後、運転スイッチの投入によりオゾンを発生させるため
の運動準備を行うスタートモードに入る(ステップ5
2)。
【0025】このスタートモードは、酸素供給用電磁弁
27を開としてオゾナイザ29へ酸素を供給し、換気フ
ァン32を回転させて換気を開始し、高圧電源30に対
して交流電圧(AC100V)を供給してコントロール
ユニット33からの指令により何時でもオゾナイザ29
へ高電圧を印加できるスタンバイ状態を形成する。ま
た、このスタートモードでは、第1の開閉ダンパ13を
閉、第2の開閉ダンパ14を開としてダクト接続部9と
送風機8との間を第2通路12で連通する。
27を開としてオゾナイザ29へ酸素を供給し、換気フ
ァン32を回転させて換気を開始し、高圧電源30に対
して交流電圧(AC100V)を供給してコントロール
ユニット33からの指令により何時でもオゾナイザ29
へ高電圧を印加できるスタンバイ状態を形成する。ま
た、このスタートモードでは、第1の開閉ダンパ13を
閉、第2の開閉ダンパ14を開としてダクト接続部9と
送風機8との間を第2通路12で連通する。
【0026】スタートモードが所定時間なされた後に、
オゾン殺菌装置はオゾン発生・加湿モードに自動的に入
り(ステップ54)、このモードにおいて、コントロー
ルユニット33は、送風機8を回転させて被殺菌空間2
の空気を吸気ダクト3を介して流出入空間5の吸気側空
間部6に吸引し、送出側空間部7から送出ダクト4を介
して被殺菌空間2へ戻す還流状態を形成する。また、オ
ゾナイザ29に高圧電源30から高電圧を印加して放電
を開始し、供給された酸素からオゾンを生成する。ここ
で生成されたオゾンは、オゾン供給通路19を介して送
出側空間部7へ供給され、被殺菌空間2から吸入された
空気と混合され、送出ダクト4を介して被殺菌空間2に
戻される。被殺菌空間2の空気は、このようなオゾンと
の混合過程を繰り返し、図5の実線に示されるように、
オゾン濃度を200ppm以上まで高める。これと同時
に、オゾン殺菌の効率を高めるために加湿器16を作動
し、図4の破線に示されるように、被殺菌空間2の湿度
を80%RH以上に高める。
オゾン殺菌装置はオゾン発生・加湿モードに自動的に入
り(ステップ54)、このモードにおいて、コントロー
ルユニット33は、送風機8を回転させて被殺菌空間2
の空気を吸気ダクト3を介して流出入空間5の吸気側空
間部6に吸引し、送出側空間部7から送出ダクト4を介
して被殺菌空間2へ戻す還流状態を形成する。また、オ
ゾナイザ29に高圧電源30から高電圧を印加して放電
を開始し、供給された酸素からオゾンを生成する。ここ
で生成されたオゾンは、オゾン供給通路19を介して送
出側空間部7へ供給され、被殺菌空間2から吸入された
空気と混合され、送出ダクト4を介して被殺菌空間2に
戻される。被殺菌空間2の空気は、このようなオゾンと
の混合過程を繰り返し、図5の実線に示されるように、
オゾン濃度を200ppm以上まで高める。これと同時
に、オゾン殺菌の効率を高めるために加湿器16を作動
し、図4の破線に示されるように、被殺菌空間2の湿度
を80%RH以上に高める。
【0027】オゾナイザ29や加湿器16を作動させる
時間は手動によってセットするものであってもよいし、
オゾン濃度や湿度の上昇勾配を算出して自動的にセット
するものであってもよく、約8m3 の被殺菌空間で20
0ppm以上のオゾン濃度と80%RH以上の湿度とを
得るためには、約6g/hのオゾン発生能力を有するオ
ゾナイザと、0.4リットル/hの水蒸気を発生させる
加湿器とをそれぞれ1時間程作動させればよい。
時間は手動によってセットするものであってもよいし、
オゾン濃度や湿度の上昇勾配を算出して自動的にセット
するものであってもよく、約8m3 の被殺菌空間で20
0ppm以上のオゾン濃度と80%RH以上の湿度とを
得るためには、約6g/hのオゾン発生能力を有するオ
ゾナイザと、0.4リットル/hの水蒸気を発生させる
加湿器とをそれぞれ1時間程作動させればよい。
【0028】オゾナイザ29を作動させてから規定値以
上の濃度と湿度が得られる時間を経過した後(この実施
例では60分経過後)にオゾナイザ29と加湿器16は
停止し、オゾン殺菌装置はオゾン発生モードから燻蒸殺
菌モードにはいる(ステップ56)。このモードでは、
送風機8を停止し、被殺菌空間2を高オゾン濃度、高湿
度に保持したまま放置し、さらには、オゾナイザ29を
停止してから酸素供給用電磁弁27を閉とし、換気ファ
ン32を停止し、高圧電源30への交流電圧(AC10
0V)の供給を停止し、第2の開閉ダンパ14を閉とす
る。この燻蒸殺菌モードは2時間程行われ、その後、オ
ゾン殺菌装置はオゾン分解・終了モードに入る(ステッ
プ58)。
上の濃度と湿度が得られる時間を経過した後(この実施
例では60分経過後)にオゾナイザ29と加湿器16は
停止し、オゾン殺菌装置はオゾン発生モードから燻蒸殺
菌モードにはいる(ステップ56)。このモードでは、
送風機8を停止し、被殺菌空間2を高オゾン濃度、高湿
度に保持したまま放置し、さらには、オゾナイザ29を
停止してから酸素供給用電磁弁27を閉とし、換気ファ
ン32を停止し、高圧電源30への交流電圧(AC10
0V)の供給を停止し、第2の開閉ダンパ14を閉とす
る。この燻蒸殺菌モードは2時間程行われ、その後、オ
ゾン殺菌装置はオゾン分解・終了モードに入る(ステッ
プ58)。
【0029】オゾン分解・終了モードの具体的作動例が
図6に示され、コントロールユニット33は、このモー
ドに入ると、送風機8をONにすると共に、第1の開閉
ダンパ13を開、第2の開閉ダンパ14を閉とし、ダク
ト接続部9と送風機8との間を第1通路11で連通して
還流するオゾン含有空気をオゾン分解触媒10に通す
(ステップ60)。これにより、オゾン含有空気は被殺
菌空間2と流出入空間5との間で循環し、オゾン分解触
媒10を通る度にオゾン含有率が減少していくので、被
殺菌空間2のオゾン濃度は図5の実線で示されるように
徐々に低下していく。
図6に示され、コントロールユニット33は、このモー
ドに入ると、送風機8をONにすると共に、第1の開閉
ダンパ13を開、第2の開閉ダンパ14を閉とし、ダク
ト接続部9と送風機8との間を第1通路11で連通して
還流するオゾン含有空気をオゾン分解触媒10に通す
(ステップ60)。これにより、オゾン含有空気は被殺
菌空間2と流出入空間5との間で循環し、オゾン分解触
媒10を通る度にオゾン含有率が減少していくので、被
殺菌空間2のオゾン濃度は図5の実線で示されるように
徐々に低下していく。
【0030】コントロールユニット33は、被殺菌空間
2のオゾン濃度が徐々に低下してα(=0.15pp
m)以下となり、第1のオゾンセンサ39がオフ信号を
出力したか否かを判定しており(ステップ62)、第1
のオゾンセンサ39がオフになると、その時点から所定
時間Tが経過したか否かを判定する(ステップ64)。
そして、第1のオゾンセンサ39がオフになってから所
定時間Tが経過すると、第1の開閉ダンパ13を閉、第
2の開閉ダンパ14を閉とし、送風機8をOFFにして
図示しない運転終了ランプを点灯すると共に燻蒸中ラン
プを消灯する等の殺菌終了処理を行い(ステップ6
6)、再びステップ50の待機モードへ移行する。
2のオゾン濃度が徐々に低下してα(=0.15pp
m)以下となり、第1のオゾンセンサ39がオフ信号を
出力したか否かを判定しており(ステップ62)、第1
のオゾンセンサ39がオフになると、その時点から所定
時間Tが経過したか否かを判定する(ステップ64)。
そして、第1のオゾンセンサ39がオフになってから所
定時間Tが経過すると、第1の開閉ダンパ13を閉、第
2の開閉ダンパ14を閉とし、送風機8をOFFにして
図示しない運転終了ランプを点灯すると共に燻蒸中ラン
プを消灯する等の殺菌終了処理を行い(ステップ6
6)、再びステップ50の待機モードへ移行する。
【0031】第1のオゾンセンサ39がOFFとなって
からステップ66が実行されるまでの所定時間Tは、被
殺菌空間2のオゾン濃度が人体に影響のない低い濃度γ
(=0.05ppm以下)となるのに充分な時間であ
り、被殺菌空間2の大きさに応じて変えられるようにな
っている。たとえば、被殺菌空間2の大きさに合わせて
手動によって所定時間Tを設定するものであってもよい
し、オゾン発生・加湿モード時のオゾン濃度や湿度の上
昇勾配等から被殺菌空間2の大きさを推算し、その大き
さに見合った時間を自動的にセットするものであっても
よい。
からステップ66が実行されるまでの所定時間Tは、被
殺菌空間2のオゾン濃度が人体に影響のない低い濃度γ
(=0.05ppm以下)となるのに充分な時間であ
り、被殺菌空間2の大きさに応じて変えられるようにな
っている。たとえば、被殺菌空間2の大きさに合わせて
手動によって所定時間Tを設定するものであってもよい
し、オゾン発生・加湿モード時のオゾン濃度や湿度の上
昇勾配等から被殺菌空間2の大きさを推算し、その大き
さに見合った時間を自動的にセットするものであっても
よい。
【0032】また、コントロールユニット33は、待機
モードでオゾンセンサがONとなったり、上述した各処
理モードで停電等の不測の事態が生じてその後復活した
場合等に異常処理モードへ移行するようになっており、
この異常処理モードに入ると、被殺菌空間2の残留オゾ
ンを除去するために送風機をON、第1の開閉ダンパ1
3を開、第2の開閉ダンパ14を閉とするオゾン分解処
理やその他の処理が行われるようになっている。
モードでオゾンセンサがONとなったり、上述した各処
理モードで停電等の不測の事態が生じてその後復活した
場合等に異常処理モードへ移行するようになっており、
この異常処理モードに入ると、被殺菌空間2の残留オゾ
ンを除去するために送風機をON、第1の開閉ダンパ1
3を開、第2の開閉ダンパ14を閉とするオゾン分解処
理やその他の処理が行われるようになっている。
【0033】上記構成において、第1のオゾンセンサ3
9のON/OFF基準濃度が自然界の空気中のオゾン濃
度よりも高い0.15ppm前後に設定されているの
で、従来と同様にオゾンセンサがOFFになった時点で
オゾン分解処理を停止するものとすれば、被殺菌空間2
のオゾン濃度は大気中のオゾン濃度よりも高いことから
低濃度とは言え人体にとって好ましくないが、本発明に
よれば、第1のオゾンセンサ39がOFFになると、そ
の後被殺菌空間2の大きさに応じて設定された所定時間
Tだけオゾン分解処理が継続され、被殺菌空間2のオゾ
ン濃度を人体に影響のない濃度γ(例えば、0.05p
pm)以下まで確実に低下させることができる。
9のON/OFF基準濃度が自然界の空気中のオゾン濃
度よりも高い0.15ppm前後に設定されているの
で、従来と同様にオゾンセンサがOFFになった時点で
オゾン分解処理を停止するものとすれば、被殺菌空間2
のオゾン濃度は大気中のオゾン濃度よりも高いことから
低濃度とは言え人体にとって好ましくないが、本発明に
よれば、第1のオゾンセンサ39がOFFになると、そ
の後被殺菌空間2の大きさに応じて設定された所定時間
Tだけオゾン分解処理が継続され、被殺菌空間2のオゾ
ン濃度を人体に影響のない濃度γ(例えば、0.05p
pm)以下まで確実に低下させることができる。
【0034】ところで、オゾン分解処理後に被殺菌空間
2の扉が開閉されれば、外気が被殺菌空間2に侵入する
こととなり、この侵入する空気のオゾン濃度βは、前述
した如く環境によって被殺菌空間2のオゾン濃度γより
も高くなることがある。しかしながら、第1のオゾンセ
ンサ39のON/OFF基準濃度αはこのような空気中
のオゾン濃度βよりも高く設定されていることから、第
1のオゾンセンサ39が大気中のオゾンに反応してON
となり、異常処理モードに入ってオゾン分解処理が再び
行われてしまうような誤動作の恐れがなくなる。
2の扉が開閉されれば、外気が被殺菌空間2に侵入する
こととなり、この侵入する空気のオゾン濃度βは、前述
した如く環境によって被殺菌空間2のオゾン濃度γより
も高くなることがある。しかしながら、第1のオゾンセ
ンサ39のON/OFF基準濃度αはこのような空気中
のオゾン濃度βよりも高く設定されていることから、第
1のオゾンセンサ39が大気中のオゾンに反応してON
となり、異常処理モードに入ってオゾン分解処理が再び
行われてしまうような誤動作の恐れがなくなる。
【0035】また、第2のオゾンセンサ35も大気に直
接さらされているが、ON/OFF基準濃度αが自然界
の空気中のオゾン濃度βよりも高く設定されているの
で、自然界のオゾンに反応することはない。したがっ
て、第2のオゾンセンサ35をオゾン漏れに対してのみ
的確に反応させることができ、信頼性の高いオゾン殺菌
装置を提供することができる。
接さらされているが、ON/OFF基準濃度αが自然界
の空気中のオゾン濃度βよりも高く設定されているの
で、自然界のオゾンに反応することはない。したがっ
て、第2のオゾンセンサ35をオゾン漏れに対してのみ
的確に反応させることができ、信頼性の高いオゾン殺菌
装置を提供することができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
オゾンセンサの設定濃度を被殺菌空間外における空気中
のオゾン濃度よりも高めに設定し、オゾン分解処理中に
オゾンセンサが非検出状態となった後にオゾン分解処理
を所定時間継続させてその後にオゾン分解処理を停止す
るようにしたので、被殺菌空間のオゾン濃度を従来と同
様に人体に影響のないレベルまで確実に低下させること
ができる。
オゾンセンサの設定濃度を被殺菌空間外における空気中
のオゾン濃度よりも高めに設定し、オゾン分解処理中に
オゾンセンサが非検出状態となった後にオゾン分解処理
を所定時間継続させてその後にオゾン分解処理を停止す
るようにしたので、被殺菌空間のオゾン濃度を従来と同
様に人体に影響のないレベルまで確実に低下させること
ができる。
【0037】また、季節、環境、時間帯等の諸条件によ
り、大気中のオゾン濃度が高くなることもあり得るが、
このような空気が扉の開閉によって被殺菌空間に侵入す
ること等を想定したとき、オゾンセンサのオゾン検出濃
度を人体に影響のない低濃度に設定しておくと、被殺菌
空間に残留オゾンがあると誤認して強制的に分解処理を
行う等の誤動作を生じる場合がある。しかし、本願発明
にあっては、オゾンセンサのオゾン検出濃度を上記諸条
件で変動する大気中のオゾン濃度を見越してこれより高
めに設定してあるので、オゾン殺菌装置の誤動作を防ぐ
ことができる。
り、大気中のオゾン濃度が高くなることもあり得るが、
このような空気が扉の開閉によって被殺菌空間に侵入す
ること等を想定したとき、オゾンセンサのオゾン検出濃
度を人体に影響のない低濃度に設定しておくと、被殺菌
空間に残留オゾンがあると誤認して強制的に分解処理を
行う等の誤動作を生じる場合がある。しかし、本願発明
にあっては、オゾンセンサのオゾン検出濃度を上記諸条
件で変動する大気中のオゾン濃度を見越してこれより高
めに設定してあるので、オゾン殺菌装置の誤動作を防ぐ
ことができる。
【図1】図1は、本発明に係るオゾン殺菌装置と被殺菌
空間とをダクトで接続した状態を示す図である。
空間とをダクトで接続した状態を示す図である。
【図2】図2は、オゾン殺菌装置の構成を示す概略図で
ある。
ある。
【図3】図3は、オゾン殺菌装置と被殺菌空間のダクト
接続付近を示す図である。
接続付近を示す図である。
【図4】図4は、本発明に係るオゾン殺菌装置による殺
菌処理の全体作動例を示すフローチャートである。
菌処理の全体作動例を示すフローチャートである。
【図5】図5は、殺菌処理のオゾン発生・加湿モード、
燻蒸殺菌モード、オゾン分解・終了モードの各工程にお
ける被殺菌空間のオゾン濃度と湿度との変化を示す線図
である。
燻蒸殺菌モード、オゾン分解・終了モードの各工程にお
ける被殺菌空間のオゾン濃度と湿度との変化を示す線図
である。
【図6】図6は、オゾン分解・終了モード時の具体的制
御作動例を示すフローチャートである。
御作動例を示すフローチャートである。
1 オゾン殺菌装置 2 被殺菌空間 10 オゾン分解触媒 13 第1の開閉ダンパ 14 第2の開閉ダンパ 22 オゾン生成部 35 第2のオゾンセンサ 39 第1のオゾンセンサ
Claims (2)
- 【請求項1】 被殺菌空間へ供給するオゾンを生成する
オゾン生成部と前記被殺菌空間に供給されたオゾンを分
解するオゾン分解部とを少なくとも備えたオゾン殺菌装
置において、 前記被殺菌空間のオゾン濃度に反応し、被殺菌空間外の
空気中のオゾン濃度よりも高く設定された濃度を下回っ
た場合に非検出状態となるオゾンセンサを設け、 前記オゾン分解部によって分解処理が開始されてから前
記オゾンセンサが非検出状態となった場合に、前記オゾ
ン分解部によるオゾンの分解処理を所定時間継続させた
後に停止するようにしたことを特徴とするオゾン殺菌装
置。 - 【請求項2】 前記オゾン分解処理を継続させる所定時
間は、前記被殺菌空間の大きさに応じて変化させること
を特徴とする請求項1記載のオゾン殺菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032718A JPH09201406A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | オゾン殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032718A JPH09201406A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | オゾン殺菌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09201406A true JPH09201406A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12366629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8032718A Pending JPH09201406A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | オゾン殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09201406A (ja) |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP8032718A patent/JPH09201406A/ja active Pending
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