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JPH0920520A - ガラス流を移送する方法および装置 - Google Patents

ガラス流を移送する方法および装置

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Publication number
JPH0920520A
JPH0920520A JP8037028A JP3702896A JPH0920520A JP H0920520 A JPH0920520 A JP H0920520A JP 8037028 A JP8037028 A JP 8037028A JP 3702896 A JP3702896 A JP 3702896A JP H0920520 A JPH0920520 A JP H0920520A
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JP
Japan
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glass
gap
orifice
source
casting
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JP8037028A
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JP3952217B2 (ja
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Garrett L Scott
エル スコット ギャレット
Jeffery P Henning
ピー ヘニング ジェフリー
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Owens Brockway Glass Container Inc
Original Assignee
Owens Brockway Glass Container Inc
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Publication date
Application filed by Owens Brockway Glass Container Inc filed Critical Owens Brockway Glass Container Inc
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    • C03B7/14Transferring molten glass or gobs to glass blowing or pressing machines
    • C03B7/16Transferring molten glass or gobs to glass blowing or pressing machines using deflector chutes
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    • C03B17/02Forming molten glass coated with coloured layers; Forming molten glass of different compositions or layers; Forming molten glass comprising reinforcements or inserts
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    • C03B7/094Means for heating, cooling or insulation
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】第1層と第2層とからなるガラス流を移送する
ための方法及び装置を提供する。 【解決手段】第1層の源22からオリフイス20を通っ
て溶融ガラスを移送し、オリフイス20のまわりでオリ
フイス20の上端と下端との間に隙間を形成し、第2の
源24からのガラスが隙間を通って流れ第1の源22か
らのガラスがオリフイス20を通って流れる時、第1の
源22からのガラス流のまわりに外層を形成するよう
に、第2の源から隙間のまわりにガラスを移送し、隙間
が十分な流れ抵抗を提供し且つ隙間が目詰りを防ぐのに
十分な寸法と形状を有するように、流れと平行な隙間の
寸法と形状および流れと直交した隙間の寸法を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス流を移送す
るための方法および装置に関し、より詳細には、被覆ガ
ラス塊を生成するようにガラス流を供給する方法および
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ガラス流にガラス被覆
を提供するための既存の技術は、ガラス形成作業の前方
炉又は炉部分における多数のガラス流の導入を伴ってい
る。これは、主ガラス流ならびに被覆ガラスを取り扱う
ため新しい設備の据え付けを必要としている。このよう
な構成を示す典型的な特許は例えば、米国特許第1,8
28,217号、同第3,291,584号、同第3,
554,726号、同第3,960,530号、同第
4,023,953号、同第4,217,123号、同
第4,299,609号、同第4,381,932号お
よび同第5,204,120号である。被覆ガラス流の
製造に関する別の課題は、被覆ガラスが通過するオリフ
ィスリングに関連した課題である。普通のオリフィスリ
ングでは、セラミックのオリフィスリングは金属パンに
保持され、断熱粉体層によって金属パンから隔離されて
いる。オリフィスリングは、電気燃焼或いはガス燃焼の
いずれでもよい。ガス燃焼の場合には、オリフィスリン
グの制限領域への燃焼熱の移送の困難性のため、使用が
限定される。
【0003】本発明の目的は、被覆ガラス流を移送する
ための方法および装置であって、ガラス流の導入が、ガ
ラス製造プロセスの溶融、状態調節および移送システム
の外部で維持され、既存の設備に改装され、ガラス流を
第2のガラス流で均一に被覆するオリフィスリング組立
体を有する方法および装置を提供することである。本発
明の別の目的は、ガス燃焼式オリフィスリングであっ
て、一定の高強度加熱をリングの外面に供給して外部熱
損失を補整し、オリフィスリングの周囲領域をより高い
温度にし且つ普通のガス空気混合物を利用するオリフィ
スリングを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
内層と第2の外層とからなるガラス流を移送するための
方法であって、垂直オリフィスを提供し、第1の源から
前記オリフィスを通って溶融ガラスを移送し、前記オリ
フィスのまわりでオリフィスの上端と下端との間に隙間
を形成し、第2の源からのガラスが前記隙間を通って流
れ前記第1の源からの前記ガラスが前記オリフィスを通
って流れるとき前記第1の源からの前記ガラスのまわり
に外層を形成するように、前記第2の源から前記隙間の
まわりにガラスを移送し、隙間が十分な流れ抵抗を提供
し且つ隙間が目詰まりを防ぐのに十分な寸法と形状を有
するように、流れと平行な隙間の寸法と形状および流れ
と直交した隙間の寸法を制御することを特徴とする方法
が提供される。本発明の方法は、第2の源からのガラス
の流れのための通路を提供し、通路が流れ抵抗を最小に
し且つガラスを隙間に圧送するのに十分な圧力を提供し
前記計量隙間よりも小さな抵抗を提供するのに十分な程
大きくなるように、前記通路の寸法と形状を制御する段
階を有する。本発明の方法は又、隙間を各々有する複数
のオリフィスを提供し、ガラスを前記第1の源から前記
各オリフィスを通して移送し、ガラスを前記第2の源か
ら前記隙間に移送し、前記隙間の寸法と形状を制御す
る。
【0005】また、本発明によれば、第1の内層と第2
の外層とからなるガラス流を移送するための装置であっ
て、垂直オリフィスを形成するための手段と、第1の源
から前記オリフィスを通して溶融ガラスを移送するため
の手段と、前記オリフィスのまわりでオリフィスの上端
と下端との間に隙間を形成するための手段と、第2の源
からのガラスが前記隙間を通って流れ、ガラスが前記オ
リフィスを通って流れるとき前記第1の源から前記ガラ
スのまわりに外層を形成するように、第2の源から前記
隙間のまわりにガラスを移送するための手段と、隙間が
十分な流れ抵抗を提供し且つ隙間が目詰まりを防ぐのに
十分な寸法と形状を有するように、流れと平行な隙間の
寸法と形状および流れと直交した隙間の寸法を制御する
ための手段とを備えていることを特徴とする装置が提供
される。本発明の装置は、第2の源からのガラスの流れ
のための通路を提供し、かつ、通路が流れ抵抗を最小に
し且つガラスを隙間に圧送するのに十分な圧力を提供し
前記計量隙間よりも小さな抵抗を提供するのに十分な程
大きくなるように、前記通路の寸法と形状を制御するた
めの手段を有する。本発明の装置は又、隙間を各々有す
る複数のオリフィスを形成するための手段と、ガラスを
前記第1の源から前記各オリフィスを通して移送するた
めの手段と、ガラスを前記第2の源から前記隙間に移送
するための手段と、このような隙間の寸法と形状を制御
するための手段とを有する。特に、装置は、1以上のガ
ラス流を第2のガラスで均一に被覆するオリフィスリン
グ組立体を備えている。装置は、(a)所要の主ガラス
流をガラス成形作業に移送し、(b)均一かつ適当な厚
さに被覆されるように第2のガラスに適当な流れ抵抗を
形成し、(c)ガラス耐火粒子をシステムに同伴させな
いように、構成されている。
【0006】本発明の別の観点によれば、被覆ガラス流
が通過するオリフィスの周囲およびオリフィスを取り囲
む内部領域を高温の燃焼リングが加熱するように、オリ
フィスリングの下側に隣接して、燃焼室を形成するガス
燃焼式オリフィスリングが提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明は、第
1の内層と第2の外層とからなるガラス流を移送するた
めの方法および装置に関し、略垂直のオリフィス20
と、溶融ガラスを第1の源22から前記オリフィス20
を通して移送し、第2の源24からのガラスが、前記オ
リフィス20を通って流れるとき第1の源22からのガ
ラスのまわりに外層を形成するように、ガラスを第2の
源24から移送する。ガラス源22、24は、普通の前
方炉からなる。源22からのガラスのコアと源24から
の外層とからなる溶融ガラスを形成するように、第2の
源24から、源22からのガラスと源24からのガラス
を合流させる耐火性オリフィスリング組立体32を通し
てガラスを移送するために、抵抗加熱式送出組立体30
が設けられている。管組立体30は、略垂直方向(好ま
しくは垂直から19°〜90°)に延びた管34を有し
ている。上部フランジ36と下部フランジ38が、管3
4の上端と下端に固定されている。管34およびフラン
ジ36、38は、耐蝕性であり且つ抵抗加熱できる材料
で形成されている。プラチナ及びプラチナ合金が、好ま
しい材料である。インコネル又はモリブデンのような他
の材料を使用することもできるが、これらの材料は、溶
融ガラスの用途で通常遭遇する温度においてプラチナに
よって提供されるガラス耐蝕性および耐空気酸化性を欠
いている。
【0008】作動に際して、フランジ36、38ではな
く、管34を均等に加熱するのが望ましい。このこと
は、フランジ36、38が管34よりも導体でなければ
ならないことを意味している。1つの方法は、フランジ
36、38のフランジの横断面厚さ全体を管34よりも
大きくすることである。別の方法は、管34よりも大き
な導電率を有する材料でフランジ36、38を形成する
ことである。管34が高温で高電流を通し溶融ガラスに
対して耐蝕性を提供するので、異なる材料を使用して管
/フランジ構造体を製造することは困難である。実際に
は、溶融状態において管34の合金の温度限界を超えな
いガラスが使用される。上述の方法および装置は、譲受
人が本出願と同じである、1995年1月18日に出願
された米国特許出願第08/374,371号に記載さ
れており、この特許出願をここに参考文献として含め
る。図1〜図6を参照すると、本発明の或る観点によれ
ば、オリフィス組立体32は、金属ハウジング組立体4
0を備え、金属ハウジング組立体40は、金属ハウジン
グパン42と、パン42の周囲に設けられた3つの分割
された金属段44、46、48とを有している(図9参
照)。パン42は、セグメント42a〜42eを備えて
いる。図5〜図8を参照すると、下側の段44は、パン
42の周囲に載っており、セグメント44a〜44gを
備えている。中間の段46は、下側の段44の上に載っ
ており、セグメント46a〜46gを備えている。上側
の段48は、中間の段46の上に載っており、セグメン
ト48a〜48gを備えている。
【0009】各段におけるセグメントは、当接関係をな
している。下側の段のセグメント44a〜44gは、中
間の段のセグメント46a〜46gに対して一定長さを
有しており、中間の段のセグメント46a〜46gは、
下側の段のセグメント44a〜44gに対して互い違い
に配置されている。同様に、上側の段のセグメント48
a〜48gは、中間の段のセグメント46a〜46gに
対して一定長さを有しており、上側の段のセグメント4
8a〜48gは、中間の段のセグメント46a〜46g
に対して互い違いに配置されている。ボルト50が、段
44のセグメントの円周方向に間隔をへだてた開口を通
って上方に延びており、セグメント42a〜42gを保
持するため、下側の段のセグメントにねじ込まれてい
る。ボルト52が、上側の段48と中間の段46のセグ
メントを通って下方に延びており、下側の段44のセグ
メントにねじ込まれている。ハウジング組立体40は、
オリフィス注型品およびバーナータイルを支持してい
る。断熱ボードの2つの層54、56がパン47に配置
されている。断熱ブロック59が層56の周囲の上の適
所に鋳造され、セラミックのバーナータイル58、6
0、62が、下側オリフィスリング半部64の下面の下
に燃焼室Cを構成するように積み重ねられている。上側
オリフィス半部66は、下側オリフィス半部64の環状
肩部70に係合する周囲フランジ68を有している。下
側オリフィス半部64の下面は、燃焼室Cの上壁として
役立つ。
【0010】ハウジング40は、普通のオリフィスリン
グにおける10ポンドと比較して100ポンド以上の重
量を有するセラミックのオリフィス注型品およびバーナ
ータイルを支持しなければならない。したがって、ハウ
ジング組立体40は、普通のオリフィスパンよりも重く
作られている。ハウジング組立体40は、脆い耐火物を
効果的に支持するため、実質的に剛性でなければならな
い。ハウジング組立体40は又、内燃室に近接している
ため、約982°C(1800°F)の温度に耐えなけ
ればならない。ハウジング40の内壁と外壁との温度差
は典型的には、260°C(500°F)以上である。
ハウジングの長さ又は幅が数フィートであるので、熱膨
張の差は著しい。分割されたセグメントの設計により、
恒久的なそりや座屈を生ずることなしに、熱応力は消散
される。そりは、一度使用した後の同様な非セグメント
式オリフィスハウジングを損傷させる。金属ハウジング
のセグメントの段42、44、46、48は、重複し且
つ連動するように水平方向に積み重ねられ、垂直に配向
されたボルトによって互いに固定されている。熱膨張が
生ずると、セグメントは互いに僅かに移動して、座屈を
引き起こす応力の発生を防ぐ。膨張力は強く、ボルトの
締付け力がハウジングを互いに保持しているにもかかわ
らず、セグメントを移動させる。移動が生じたときに拘
束しないように、各セグメントの端部およびボルトの周
囲には、隙間が設けられている。
【0011】かくして、金属ハウジングのセグメントの
4つの段は、下側から、以下の通りである。 1.ハウジング内に収容された断熱セラミック部分を上
向きに支持する平らな底部プレートセグメント42。プ
レート42a〜42eはセグメントであり、外縁部が約
204°C(400°F)以下であり内縁部が約649
〜871°C(1200〜1600°F)である温度差
による座屈を防止するため、中央に向かって付加的な膨
張スロット42fを有している。 2.支持フレームとして作用し空気冷却用マニホルド溝
および計量路を有する箱形梁状セグメント44a〜44
gの下側の段44。 3.箱形梁状セグメント46a〜46gの中間の段は
又、計量路47を備えた燃料供給マニホルドとしても役
立つ。内壁の計量路は、セラミックタイル60、62の
バーナー通路と整列している。 4.角度が90°の上側の段48は構造的にハウジング
の頂部にあり、耐火断熱材のリテーナ壁として役立つ。
燃焼室Cは、中間の段のマニホルド46と連通した水平
部分90と、水平部分94まで延び下方かつ内方に延び
た部分92とを有している。軸線方向の燃焼排気口96
が、金属パン42の穴と、断熱ボード54と、セラミッ
クのバーナータイル58とによって構成されている。
【0012】下側オリフィスリング半部64と上側オリ
フィスリング半部66はここでは、整列した上側開口1
00と下側開口102によって構成された3つのオリフ
ィスを有するものとして示されている(図3)。各開口
102は、上端にフランジ106を備えたブッシュ10
4によって構成されている。本発明によれば、開口10
0と開口102との間に、隙間Gが設けられている(図
12)。開口100と開口102との間のかかる分離箇
所は、目詰まりを最小にするように選定される。数学的
分析によって、流れ抵抗が分離距離Gならびにフランジ
106によって形成された経路の長さLから得られるこ
とが分かっている。本発明では、経路の長さLは、フラ
ンジ幅である。たとえば、幅狭の分離距離Gと小さなフ
ランジ幅は、正確な関係が維持されている場合には、幅
広の分離距離と大きなフランジ幅と同じ流れ抵抗を提供
する。したがって、分離距離Gは、分離距離Gとフラン
ジ幅Lの組合せが各隙間の円周方向の全ての箇所で注型
ガラスの均一な内部流を作り出すのに十分な流れ抵抗を
提供するように、フランジ幅Lに関連して選定される。
この結果、コアのガラス流に対して注型層が同心分布と
なる。
【0013】図10を参照すると、注型ガラスは、隙間
の遠方側の供給室の到達箇所を通って入口から流れ長い
距離移動しなければならない。この付加的な距離によ
り、流れ抵抗が大きくなり遠方側への注型ガラスが減少
する。コアガラス流のまわりに非常に均一な且つ同心分
布の注型ガラス流を発生させるために、計量隙間G、フ
ランジ幅および供給経路Lの設計は、計量隙間Gのとこ
ろで生ずる流れ抵抗が大きく且つ供給経路内の流れ抵抗
が比較的小さくなるように、設定される。本発明によれ
ば、開口100と開口102のブッシュ104との間に
隙間Gが設けられている。第2の源24からのガラス
は、オリフィスリング半部64、68間に定められた環
状の注型ガラス室108に流入する(図11)。する
と、ガラスは隙間Gを通って流れて、第1の源22から
流れるガラスを囲み、各開口102から下方に流れるガ
ラスの被覆流を形成する。既存のガラス被覆技術は、前
方炉すなわちガラス形成作業の炉部分への多数のガラス
流の導入を伴っている。これは、主ガラス流ならびに被
覆ガラスを処理するため、新しい設備を据え付けること
を必要とする。本発明によれば、被覆ガラスのための単
一のオリフィスリング組立体および送出システムを据え
付け、既存の単一ガラス形成プロセスに改装してもよ
い。この設計により、成形機械に入る直前に多数のガラ
ス流を合流させることができる。ガラス流のかかる導入
は、ガラス製造プロセスの溶融、状態調節および送出シ
ステムの外部で維持され、既存の据え付けに改装しても
よい。
【0014】従来の既存のオリフィスリングの設計は、
電気燃焼でも或いはガス燃焼でもよい。ガス燃焼の設計
に関して、入熱レベルは、オフィスリングの制限領域へ
の燃焼熱の移送の困難性のため、比較的小さい。本発明
を具体化するオリフィスリング組立体の設計は、オリフ
ィスリングの周囲領域における温度を、ガス/空気燃焼
で従前得られた温度よりも高くする。オリフィスリング
は、オリフィスの下側に隣接してセラミック燃焼室を有
している。組立体は、通常のガス/空気混合物を使用し
た状態で燃焼室内の温度を高くするように設計されてい
る。本発明によれば、比較的普通のセラミックのオリフ
ィスリングは、注型セラミックバーナータイルの形状の
第2のリングに基礎を置いている。タイルの下に位置す
るリングは、オリフィス孔を同心状に取り囲む中空のバ
ーナー室を形成している。上側リングの露出した下面
は、熱がオリフィスリングに直接加えられるように、バ
ーナー室の頂面として作用する。バーナータイルリング
は、建造を助け熱膨張による亀裂を最小にするため、分
割されている。バーナータイル片および上に位置するオ
リフィスリングのスタックは、金属ハウジング内に保持
されている。比較的重い金属の注型品は、セラミック部
分の構造的支持体として作用し、ガス供給マニホルドと
バーナー室との整列を維持する。
【0015】大きな炉では、バーナーの始動は、燃焼室
が白熱状態になり燃焼を内部で支持するまで、燃料を徐
々に供給することを必要とする。燃焼室内での燃焼ガス
の高温および乱流は、急速燃焼を促進する。燃焼熱のか
なりの部分が、燃焼室内で解放される。高アルミナセラ
ミック室ライニングは、金属ライニングよりも熱伝達率
が小さく、したがって、大きな表面温度を発生させる。
さらに、燃焼室には、熱損失を更に減少させ内部温度を
上昇させるため、断熱材が取付けられている。バーナー
燃焼室の内面は、作動の際に白熱状態になり、典型的に
は約1454°C(2650°F)に達する。バーナー
室のセラミック部分は、外側が冷却されている熱環境状
態にあるオリフィスリングを構造的に支持するように設
計されている。バーナー室のタイルは、燃料供給路を有
しているが、燃料供給路は、比較的長く且つ横断面が急
変しており、急速燃焼のため乱流および熱いセラミック
壁への燃料の衝突を引き起こす。バーナーマニホルド
は、冷却のため、出来るだけ半径方向外方に設置されて
いる。バーナータイルは、熱伝達路を増大させるよう
に、高くではなく半径方向に長く形成され、マニホルド
に接触する外縁部を出来るだけ冷却している。これは、
マニホルド内での事前点火の可能性を最小にする。バー
ナータイルの長い燃料供給路は、マニホルドに隣接して
外縁部を冷却し且つ急速燃焼のため燃料を事前加熱する
のに役立つ。
【0016】本設計はさらに、オフィスリングの内部構
造体を機械的に支持し且つ金属注型品の外部への熱損失
を遮断するため、バーナー室の下に断熱ボードを配置し
ている。バーナー室の上方およびオリフィスリング付近
の領域は、オリフィスリングの機械的支持体を提供し、
バーナータイル縁部を結合して燃焼ガスの漏洩を遮断
し、かつ一層の断熱を行って円周方向の熱損失を遮断す
るように選定されたセラミック注型セメントの3段層で
ある。オリフィスリングを加熱するためには3つのこと
を考えなければならない。 1.ガスバーナーの容量は、所望の出熱を生じさせる程
に十分大きくなければならない。 2.熱の主要部は、オリフィスリング組立体の内部で生
成され保持されなければならない。 3.得られるピーク温度は、外部損失を相殺するため、
ガラス温度と同等か或いはガラス温度以上でなければな
らない。 かくして、被覆ガラス流を移送するための方法および装
置であって、ガラス流の導入が、ガラス製造プロセスの
溶融、状態調節および移送システムの外部で維持され、
既存の設備に改装され、ガラス流を第2のガラス流で均
一に被覆することができるオリフィスリング組立体を有
する方法および装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したガラスシステムの部分断面
概略図である。
【図2】図1に示したシステムの一部の拡大概略断面図
である。
【図3】図2の線3−3に沿った断面図である。
【図4】図2および図3に示したシステムの一部の立面
図である。
【図5】図4に示した部分の平面図である。
【図6】図4および図5に示したシステムの一部の部分
切り取り概略平面図である。
【図7】図4および図5に示したシステムの一部の部分
切り取り概略平面図である。
【図8】図4および図5に示したシステムの一部の部分
切り取り概略平面図である。
【図9】図3に示したシステムの一部の分解概略図であ
る。
【図10】オリフィスへの被覆ガラスの流れを示した概
略平面図である。
【図11】被覆すべき流れへの被覆ガラスの流れを示し
た概略平面図である。
【図12】図3に示したシステムの一部の概略部分断面
図である。
【符号の説明】
20 オリフィス 22、24 ガラス源 30 管組立体 36、38 フランジ 40 金属ハウジング組立体 42 パン

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の内層と第2の外層とからなるガラ
    ス流を移送するための方法であって、垂直オリフィスを
    提供し、第1の源から前記オリフィスを通って溶融ガラ
    スを移送し、前記オリフィスのまわりでオリフィスの上
    端と下端との間に隙間を形成し、第2の源からのガラス
    が前記隙間を通って流れ前記第1の源からの前記ガラス
    が前記オリフィスを通って流れるとき前記第1の源から
    の前記ガラスのまわりに外層を形成するように、前記第
    2の源から前記隙間のまわりにガラスを移送し、隙間が
    十分な流れ抵抗を提供し且つ隙間が目詰まりを防ぐのに
    十分な寸法と形状を有するように、流れと平行な隙間の
    寸法と形状および流れと直交した隙間の寸法を制御する
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 第2の源からのガラスの流れのための通
    路を提供し、通路が流れ抵抗を最小にし且つガラスを隙
    間に圧送するのに十分な圧力を提供し前記計量隙間より
    も小さな抵抗を提供するのに十分な程大きくなるよう
    に、前記通路の寸法と形状を制御する段階を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 隙間を各々有する複数のオリフィスを提
    供し、ガラスを前記第1の源から前記各オリフィスを通
    して移送し、ガラスを前記第2の源から前記隙間に移送
    し、前記隙間の寸法と形状を制御することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 垂直オリフィスを提供する前記段階が、
    オリフィスが通過している上側オリフィス注型品を提供
    する段階を含み、前記隙間を提供する段階が、前記上側
    オリフィス注型品の下に下側オリフィス注型品を提供
    し、前記上側注型品の前記オリフィスと整列し且つこの
    オリフィスの下に間隔を隔てたブッシュを前記オリフィ
    スに提供することを含むことを特徴とする請求項1〜請
    求項3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ガラスを第2の源から移送する前記段階
    が、前記上側注型品の下側と前記下側注型品の上面を形
    作り、前記隙間のまわりに環状の室を形成することを含
    むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の注型品の下に環状の燃焼室を
    形成する段階と、燃料/空気混合物を環状の燃焼室に供
    給する段階とを有することを特徴とする請求項5に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 燃焼室を形成する前記段階が、下側注型
    品の下に開口を有する金属パンを、金属パンの開口がオ
    リフィスと整列した状態で位置決めし、前記燃焼室を構
    成するように前記金属パンにバーナータイルを形成する
    ことを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 燃料/空気混合物を前記燃焼室に供給す
    る前記段階が、前記燃焼室のまわりに燃焼室と連通する
    燃料/空気マニホルドを位置決めすることを含むことを
    特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記環状の燃料/空気混合物マニホルド
    を円周方向セグメントに形成し、前記セグメントを前記
    金属パンの周囲で支持することを有することを特徴とす
    る請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 環状の冷却用空気マニホルドを前記燃
    料/空気マニホルドに隣接して形成することを有するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記環状の冷却用空気マニホルドをセ
    グメントに形成し、前記セグメントを前記金属パンの周
    囲で支持することを有することを特徴とする請求項10
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記金属パンをセグメントに形成する
    段階を有することを特徴とする請求項11に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 第1の内層と第2の外層とからなるガ
    ラス流を移送するための装置であって、垂直オリフィス
    を形成するための手段と、第1の源から前記オリフィス
    を通して溶融ガラスを移送するための手段と、前記オリ
    フィスのまわりでオリフィスの上端と下端との間に隙間
    を形成するための手段と、第2の源からのガラスが前記
    隙間を通って流れ、ガラスが前記オリフィスを通って流
    れるとき前記第1の源から前記ガラスのまわりに外層を
    形成するように、第2の源から前記隙間のまわりにガラ
    スを移送するための手段と、隙間が十分な流れ抵抗を提
    供し且つ隙間が目詰まりを防ぐのに十分な寸法と形状を
    有するように、流れと平行な隙間の寸法と形状および流
    れと直交した隙間の寸法を制御するための手段とを備え
    ていることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 第2の源からのガラスの流れのための
    通路を提供し、かつ、通路が流れ抵抗を最小にし且つガ
    ラスを隙間に圧送するのに十分な圧力を提供し前記計量
    隙間よりも小さな抵抗を提供するのに十分な程大きくな
    るように、前記通路の寸法と形状を制御するための手段
    を有することを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 隙間を各々有する複数のオリフィスを
    形成するための手段と、ガラスを前記第1の源から前記
    各オリフィスを通して移送するための手段と、ガラスを
    前記第2の源から前記隙間に移送するための手段と、こ
    のような隙間の寸法と形状を制御するための手段とを有
    することを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記垂直オリフィスが、オリフィスが
    通過している上側オリフィス注型品を備え、前記隙間
    が、前記上側オリフィス注型品の下に下側オリフィス注
    型品と、前記上側注型品の前記オリフィスと整列し且つ
    このオリフィスの下に間隔を隔てたブッシュとを備えて
    いることを特徴とする請求項13〜請求項15のいずれ
    か1項に記載の装置。
  17. 【請求項17】 ガラスを第2の源から移送するための
    前記手段が、前記上側注型品の下側と前記下側注型品の
    上面によって定められ、前記隙間のまわりに環状の室を
    形成する空間を備えていることを特徴とする請求項16
    に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記第2の注型品の下に環状の燃焼室
    を形成するための手段と、燃料/空気混合物を環状燃焼
    室に供給するための手段とを有することを特徴とする請
    求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 燃焼室を形成する前記手段が、下側注
    型品の下に開口を有する金属パンを備え、該金属パンの
    開口がオリフィスと整列しており、前記金属パンに設け
    られ、前記燃焼室を構成するバーナータイルを備えてい
    ることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  20. 【請求項20】 燃料/空気混合物を前記燃焼室に形成
    するための前記装置が、前記燃焼室のまわりに燃焼室と
    連通する燃料/空気マニホルドを備えていることを含む
    ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記環状の燃料/空気混合物マニホル
    ドが、前記金属パンの周囲で支持された円周方向セグメ
    ントを備えていることを特徴とする請求項20に記載の
    装置。
  22. 【請求項22】 前記燃料/空気マニホルドに隣接して
    環状の冷却用空気マニホルドを有することを特徴とする
    請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記環状の冷却用空気マニホルドが、
    前記金属パンの周囲で支持されたセグメントを備えてい
    ることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記金属パンがセグメントに形成さ
    れ、前記パンの冷却用空気マニホルドおよび燃料/空気
    混合物マニホルドの前記セグメントが、互い違いにされ
    ていることを特徴とする請求項23に記載の装置。
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