JPH09205145A - 集積回路及びその製造方法 - Google Patents
集積回路及びその製造方法Info
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Abstract
又はコンタクトを形成する方法及びそれによって製造さ
れた集積回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の一実施形態によれば、導電性領
域(14)の上側に存在する絶縁層(16)の途中まで
貫通して開口(20)を形成する。その開口(20)の
側壁に沿って側壁スペーサ(24)を形成する。開口
(20)内の残存する絶縁層(16)をエッチングして
その下側に存在する導電性領域(14)を露出させる。
その結果得られる開口(32)のコンタクト寸法は、最
近のホトリソグラフィ技術によってプリントすることの
可能な開口(20)よりも寸法が小さい。
Description
回路及びその製造方法に関するものであって、更に詳細
には、サブミクロンコンタクト及びビアを形成する技術
に関するものである。
術分野において公知の如く、与えられた集積回路の製造
コストは所望の機能を実現するために必要とされるチッ
プ面積にかなり依存する。このチップ面積は、例えば、
金属−酸化物−半導体(MOS)技術におけるゲート電
極等の活性構成要素、及び例えばMOSソース及びドレ
イン領域やバイポーラエミッタ及びベース領域等の拡散
領域の幾何学的形状及び寸法によって画定される。これ
らの幾何学的形状及び寸法は、しばしば、業界において
使用可能な現在のホトリソグラフィ装置及び物質に依存
している。ホトリソグラフィにおいて使用される装置及
びマスクは、画像パターンをウエハ表面上へ投影させ
る。VLSI製造における重要な特性のうちの1つは、
密接した物体を識別するための分解能即ち光学系の能力
である。光学系の分解能は所要の最小装置寸法を達成す
る場合の主要な限界事項のうちの1つである。種々の装
置及び回路の水平方向の寸法を確立する場合に、設計条
件を充足し且つ回路パターンをウエハの表面上に正しく
整合させるためにパターンを形成せねばならない。サブ
ミクロンホトリソグラフィにおいてライン幅がますます
小さくなるにしたがい、ホトレジストにライン及びコン
タクト孔をプリントするためのプロセスはますます困難
なものとなる。
領域又は層を形成しその後に相互接続させてコンポーネ
ント即ち構成要素及び回路を形成する。リソグラフィプ
ロセスはこれらの領域を画定するためにパターンを使用
する。臨界的なステップのうちの1つは、絶縁層によっ
て分離されている異なるレベルにある2つの導電層の相
互接続であり、特に、これらの導電層のうちの一方がト
ップの即ち上部の金属層である場合である。現在のとこ
ろ、下側に存在する導電層は層間酸化膜層で被覆されて
おり、従ってその中にコンタクト又はビア(via)即
ち貫通孔を形成して選択した領域において下側に存在す
る導電層の表面を露出させる。次いで、上部の導電層を
パターン形成し且つコンタクト又はビアを介して下側に
存在する導電性物質と相互接続させる。この下側に存在
する導電性物質は、ポリシリコンからなる導電層又は金
属のいずれか又はシリコン表面自身の上又は内部の活性
区域を有することが可能である。
術の寸法の減少は主にホトリソグラフィ能力における改
良によって行なわれて来た。ウエハ表面上への画像パタ
ーンの適切な投影を達成するためにホトリソグラフィに
依存することはホトリソグラフィ装置の能力によって制
限され、特に、特徴寸法が継続して減少する場合にその
ことが言える。与えられた時点において技術を超え且つ
所要の技術の縮少を達成することは、新たなホトリソグ
ラフィ装置を必要とする場合がある。然しながら、技術
は継続して現在の装置に関する限界を押し広げている。
従って、現在のホトリソグラフィ能力より小さな装置寸
法を達成することが望ましい。
鑑みなされたものであって、サブミクロンコンタクト及
びビアを形成する技術を提供することを目的とする。
能を犠牲にすることなしに現在のホトリソグラフィ技術
で製造可能なものよりも小さな特徴寸法を有するコンタ
クト及びビアを製造する技術を提供することである。
近のホトリソグラフィ装置でプリントすることの可能な
コンタクト寸法よりも小さなコンタクト寸法を有するコ
ンタクト及びビアを形成する技術を提供することであ
る。
来の処理技術を使用する上述したような技術及びその結
果得られる装置を提供することである。
タクト開口の側部に沿って側壁スペーサを形成すること
によって、半導体装置構成体の小さな幾何学的形状のビ
ア及びコンタクトを形成する方法及びそれによって製造
される半導体装置構成体に組み込むことが可能である。
本発明の第一の実施形態によれば、導電性領域の上側に
存在する絶縁層を部分的に貫通して開口を形成する。そ
の開口の側部に沿って側壁スペーサを形成する。該側壁
スペーサの上部は開口内の残存する絶縁層の厚さにほぼ
等しい距離だけ絶縁層の上部より下側である。次いで、
絶縁層を異方性エッチングして導電性領域を露出させ
る。該絶縁層の上表面を実質的に等しい厚さだけエッチ
ステップにおいて除去し、その上表面を実質的に側壁ス
ペーサの上部と同一面状とさせることが可能である。
下側に存在する導電性領域を露出させる。該絶縁層の上
及び該開口内にコンフォーマルな即ち適合性のポリシリ
コン層を形成する。該ポリシリコンを酸化して該開口内
に厚い酸化膜を形成する。酸化されたポリシリコンを異
方性エッチングして酸化されたポリシリコンからなる側
壁スペーサを形成する。
性領域との間にエッチストップ層を形成する。絶縁層内
の開口はエッチストップ層を露出させる。該絶縁層及び
該開口内のエッチストップ層の上に側壁スペーサ膜を形
成する。そのエッチストップ層及び側壁スペーサ膜は与
えられたエッチャントに対して同様のエッチング速度を
有しており且つエッチングした場合に下側に存在する導
電性領域を露出させる。このエッチストップは開口の側
壁に沿って及び絶縁層の下側に隣接した側壁スペーサと
エッチストップ層とを形成する。本発明は、最近のホト
リソグラフィ装置及びホトレジストで達成可能な幾何学
形状よりも一層小さなビア及びコンタクトの幾何学的形
状を与える。
構成は集積回路を製造するための完全な処理の流れを形
成するものではない。本発明は、現在当該技術分野にお
いて使用されている集積回路製造技術に関連して実施す
ることが可能なものであり、本発明を理解する上で必要
と思われる共通して実施するプロセスステップについて
重点的に説明する。添付の図面は製造過程における集積
回路の一部の概略断面図であって、本発明の重要な特徴
をよりよく示すために適宜拡縮して示してある。
例に基づいて製造される集積回路の一部について説明す
る。図1は、ウエハの表面において部分的に製造した集
積回路構成体を概略断面で示してある。典型的に、絶縁
層12が形成されて装置又は導電層を分離させる。例え
ば、絶縁層12は基板表面10におけるフィールド酸化
膜領域とすることが可能であり、又は当該技術分野にお
いて公知の如く、異なるレベルにおける導電性領域又は
層を分離するための層間誘電体層とすることが可能であ
る。導電層14が絶縁層12の上に存在しており、それ
は本発明において接続がなされるべき構成体である。絶
縁層16は導電層14の上側に設けられている。上述し
たように、絶縁層の上側に存在する導電層に対してコン
タクトを形成する場合について説明するが、本発明は基
板内の拡散部、ポリシリコン電極、メタルライン及び従
来の集積回路におけるその他の構成体でコンタクトを形
成する場合にも同様に適用可能なものである。更に、注
意すべきことであるが、本発明は異なる深さのコンタク
トが同一の平坦状の表面から同時的に形成されねばなら
ない平坦化プロセスと適合性を有している(例えば、拡
散部及びポリシリコンへのコンタクトは、両方とも二酸
化シリコンの同一の平坦化した表面から形成される)。
フィールド酸化膜領域又は層間誘電体層12を形成する
ことは当業者にとって自明である。
線として示してあり、それは、2,000乃至7,00
0Åの程度の薄い層を付着形成することによって形成し
た金属又はドープしたポリシリコンからなる相互接続体
とすることが可能である。然しながら、上述したよう
に、導電層14は、又、ポリシリコン電極又は基板内の
拡散部又は従来の集積回路におけるその他の構成体とす
ることも可能である。金属又はポリシリコンの場合に
は、例えばCVD、スタッパリング又は真空蒸着等の形
成する層と一貫性のある任意の適宜の付着プロセスを使
用することが可能である。導電層14の不所望の領域は
標準的なホトリソグラフィ技術を使用してマスクし且つ
エッチングして図示した導電性ライン即ち相互接続体を
残存させる。ポリシリコンが好適な物質である場合に
は、それは、勿論、付着プロセス期間中に現場において
ドーピングさせるか又は付着形成した後にドーピングさ
せることが可能である。
な任意の従来の絶縁体とすることが可能であり、好適に
は、単一層又は多層形態での二酸化シリコンを有するこ
とが可能である。後にコンタクト又はビア開口が貫通し
て形成される絶縁層16の厚さは1.0μmの程度であ
る。
16の上に形成し且つそれを露光させ且つ現像して形成
すべきコンタクトに対して得ることの可能な最小のマス
クパターンを画定した状態を示してある。ホトレジスト
及びホトレジストを正確に整合させ且つ露光するために
使用される装置の分解能は開口20の特定の寸法即ちコ
ンタクト寸法を決定する。現在の技術水準において、よ
り小さな画像を得ることの必要性が存在しており、従っ
てより小さなコンタクト寸法を達成するためにより小さ
なラインをプリントすることが可能であることの必要性
が存在している。その他の利点の中で、このことはデバ
イス即ち装置をより近付けさせて形成することを可能と
し、その際にデバイス即ち装置の完全性を低下させるこ
となしに集積度即ち密度を増加させることを可能として
いる。然しながら、今日の技術を鑑みた場合に、これら
のより小さな開口は現在のホトレジスト及び装置で達成
することは不可能な場合がある。ホトレジスト装置に関
する限界を継続して押し広げる技術的必要性が存在して
いる。
縁層16をエッチングして絶縁層を部分的に貫通するコ
ンタクト開口を形成する。該開口は、好適には、例えば
反応性イオンエッチング又はその他の適宜の手段によっ
て異方性エッチングによってエッチングし、開口20の
端部において実質的に垂直な側壁を形成する能力を利用
し且つ進化した回路に関する小さな特徴寸法のよりよい
画定を達成する。現在の技術水準によれば、このコンタ
クト開口の幅は0.5μm以下の程度とすることが可能
である。本発明の第一実施例においては、開口20は絶
縁層16を部分的に貫通して延在するものとして示して
あり、好適には、絶縁層の厚さに依存して計時的なエッ
チングによって形成する。
剥離又はプラズマ剥離によってホトレジスト層18を除
去する。絶縁層16を部分的に貫通してコンタクト開口
20を形成した後に、絶縁層16の上及び開口20内に
側壁スペーサ膜22を形成する。側壁スペーサ膜22
は、絶縁層16上において選択的にエッチングすること
の可能な任意の適宜の物質とすることが可能であり、例
えば、ポリシリコン又は窒化物とすることが可能であ
る。この層は、後にエッチングしてコンタクト開口20
内に側壁スペーサを残存させ、従ってこの層の厚さは結
果的に得られる側壁スペーサの所望の寸法に依存してお
り、好適には、200乃至1,000Åの程度である。
性エッチバックを行なって側壁スペーサ24を残存させ
る。この側壁スペーサ膜は、スペーサ24の上部領域2
6が導電層14上方のコンタクト開口20の底部におけ
る残存する絶縁層16の厚さ「a」にほぼ等しい距離だ
け絶縁層16の上表面28の下側に存在するようにオー
バーエッチ即ち過剰的にエッチングすることが可能であ
る。このエッチングは開口20内の絶縁層16を部分的
にエッチングするために使用された計時的即ち同期的エ
ッチングと同様の計時的即ち同期的エッチングとするこ
とが可能である。この側壁を形成することは標準的な側
壁を形成する場合と比較して利点を有している。この時
点まで、絶縁層16は開口20の底部に残存している。
例えば、下側に存在する導電層14が最小幅を有するよ
うに設計される場合には、導電層14の周りでその下側
に存在する誘電体層12内へトレンチが形成される可能
性があり、特に、側壁スペーサを形成する前に元のコン
タクト開口20が導電層14の幅の外側に位置している
場合にそのことが言える。本発明においては、このよう
なトレンチが形成される可能性は減少されている。何故
ならば、導電層14に対する開口の形成は、開口20の
コンタクト寸法が減少されるまで形成されることがない
からである。
ける絶縁層16をエッチングして下側に存在する導電層
14を露出させる。このエッチングステップ期間中に側
壁スペーサ下側の絶縁層16をアンダーカットする可能
性を回避するために、側壁スペーサ24と相対的に絶縁
層の物質に対して選択性を有する異方性エッチングを使
用することが望ましい。このエッチングはコンタクト開
口32の底部において実質的に垂直な側壁を形成する。
コンタクト開口32の底部における絶縁層16は上表面
28(図4に示してある)と基本的に同一の速度でエッ
チングする。上表面28において除去される絶縁層の厚
さはコンタクト開口の底部において除去される量とほぼ
同一である。従って、コンタクト開口の底部における絶
縁層16が除去される前には、側壁スペーサ24の上部
領域26は絶縁層16の上表面28(図4)より下側に
位置している。然しながら、コンタクト開口の底部から
絶縁層16を除去した後で且つスペーサ24と絶縁層1
6のエッチング速度に依存して、側壁スペーサ24の上
表面26は絶縁層16の上表面30(図5A)と実質的
に同一面状とすることが可能である。
たコンタクト開口32のコンタクト寸法は、側壁スペー
サを形成する前のコンタクト開口20の元のコンタクト
寸法よりも一層小さい。この新たなコンタクト寸法は側
壁スペーサ24の各々の幅「b」の2倍だけ一層小さ
い。このコンタクト寸法は、ホトリソグラフィ技術及び
物質でプリントすることの可能なラインよりも一層小さ
なものである。従って、上述したプロセスは、最近のホ
トリソグラフィ装置によって容易に達成可能な最小の幾
何学的形状を更に減少させることを可能としている。変
形実施例を包含する本発明プロセスは、継続的にスケー
リングして、種々の特徴の所望の幾何学的形状及び寸法
を達成することが可能である。
が示されており、この場合は、例えばメタリゼーション
等の後の処理ステップの前に側壁スペーサ24を除去す
ることが可能である。形成される側壁スペーサの深さに
依存して、このことは、実質的にステップカバレッジ即
ち段差被覆の問題を付加することなしに装置条件及び集
積度を充足するために開口の底部においてより小さなコ
ンタクト寸法を有するコンタクト又はビアを提供すると
いう利点を提供することが可能である。更に、上部にお
けるより小さな開口に起因して上側に存在する導体をよ
り小さな寸法で形成することが可能である。上述したプ
ロセスは、常に現在のホトリソグラフィ技術よりも一歩
前進しているという付加的な利点を有している。
実施例に基づいて製造される集積回路について説明す
る。図6は、ウエハの表面において途中まで形成された
集積回路構成体を概略断面で示してある。説明の便宜
上、図1乃至5に関して上述した集積回路の同一の層又
は領域に対しては同一の参照番号を使用する。絶縁層1
2を基板表面10の上に形成する。導電層14が絶縁層
12の上側に設けられており、それは本発明の第二実施
例において接続がなされるべき構成体である。絶縁層1
6が導電層14の上側に設けられており、且つそれがエ
ッチングされて開口20を形成した後の状態が示されて
いる。上述したように、フィールド酸化膜領域のような
絶縁層の上側に存在する導電性に対するコンタクトの場
合が示されているが、本発明は、基板内の拡散部、ポリ
シリコン電極、メタルライン及び従来の集積回路におけ
るその他の構成体に対するコンタクトに対しても同様に
適用可能なものである。
口20を形成する。上述したように且つ現在の技術水準
に従って、このコンタクト開口の幅は0.5μm以下の
程度とすることが可能である。絶縁層16は最近の集積
回路において有用な任意の従来の絶縁体とすることが可
能であり、大略、単一層又は多層とした二酸化シリコン
とすることが可能である。該コンタクト開口を貫通して
形成する絶縁層16の厚さは1.0μmの程度とするこ
とが可能である。本発明の第二実施例においては、開口
20は絶縁層16を貫通して延在しており、開口の底部
において導電層14を露出させている。この開口は、好
適には、実質的に垂直の側壁を形成する能力を利用する
ために異方性エッチングによって形成する。
を形成した後に、所望により、100乃至300Åの程
度の酸化物からなる薄い層34を付着形成させるか又は
成長させて開口20の底部において露出されている導電
層14を被覆し爾後の処理ステップ期間中において導電
層14を保護することが可能である。ポリシリコンの薄
い層36を絶縁層16上及び開口20内に付着形成させ
る。
酸化させてポリシリコンを酸化物36′へ変換させる。
酸化物36′は、ポリシリコン層36の元の厚さの約2
倍の程度の厚さを有している。ポリシリコンを付着形成
した後にシステムへ湿気及び酸素を添加させて、ポリシ
リコン構成体内に二酸化シリコンを成長させて、該ポリ
シリコンを酸化物へ変換させ従ってポリシリコンを膨脹
させ、その際に開口20内のコンタクト寸法を標準的に
付着形成させたポリシリコンの厚さの約4倍だけ減少さ
せる。従って、酸化前の薄いポリシリコン層36の厚さ
は酸化させたポリシリコン36′の厚さの約半分であり
且つ所望の最終的なコンタクト寸法に基づいてより特定
的に決定され且つ100乃至500Åの程度とすること
が可能である。従って、その結果得られる酸化されたポ
リシリコンの厚さは200乃至1,000Åの程度であ
る。酸化プロセスは結果的に得られるコンタクト寸法を
変化させることが可能であり且つポリシリコン膜厚及び
元のコンタクト寸法に依存して高々2:1の比だけ開口
のコンタクト寸法を減少させることが可能である。図8
を参照すると、酸化されたポリシリコン層36′は異方
性エッチングされて酸化されたポリシリコン側壁38を
形成している。薄い酸化膜層34が最初に形成されてい
る場合には、それはポリシリコン層36′のエッチング
期間中において開口20内の下側に存在する導電層14
の表面を保護し、従ってその後にエッチングを行なって
導電層14を露出させることが可能である。ポリシリコ
ン層36は付着期間中又は付着形成後に適宜のドーパン
トでドーピングさせ、特により低い酸化温度においてよ
り一様なエッチング及び酸化速度を与えることが可能で
ある。
厚さの酸化物を形成するよりも好適である。何故なら
ば、厚い酸化膜の成長又は付着形成は角部においてカス
ピング即ち尖りを発生する傾向があるからである。酸化
させたポリシリコンは、付着形成したより厚い酸化膜に
関連するカスピング即ち尖りの問題を制限する。
は、元のコンタクト寸法よりも一層小さなコンタクト寸
法を有している。この新たなコンタクト寸法は側壁スペ
ーサ38の各々の幅「b」の2倍だけ寸法が小さい。こ
のコンタクト寸法は、現在の技術水準のホトリソグラフ
ィ装置で製造可能なものよりも一層小さなものである。
図9乃至11を参照して、本発明の第三実施例に基づい
て製造される集積回路について説明する。図9はウエハ
の表面において途中まで形成した集積回路構成体を概略
断面図で示している。説明の便宜上、図1乃至8を参照
して上述した集積回路の同一の層又は領域に対しては同
一の参照番号を使用する。基板表面10に絶縁層12を
形成する。導電層14が絶縁層12の上側に存在してお
り、それは、本発明の第三実施例において接続がなされ
るべき構成体である。この実施例においては、エッチス
トップ層42が導電層14の上側に設けられている。エ
ッチストップ層42は250乃至1,000Åの程度の
厚さに付着形成し且つ特定の爾後の処理ステップ期間中
に導電層を保護する。この層に対する物質は、それが導
電層14と比較して選択的にエッチングされるように選
択されるべきである。例えば、下側に存在する導電層1
4を実質的にエッチングすることなしに、窒化物又はそ
の他の適宜の物質は選択的にエッチングさせることが可
能である。絶縁層16は、それがエッチングされて開口
20が形成され且つ導電層14の上方に配設されている
状態が示されている。上述したように、例えばフィール
ド酸化膜領域等の絶縁層の上側に存在する導電層へのコ
ンタクトが例示されているが、本発明のこの実施例は、
基板内の拡散、ポリシリコン電極、メタルライン、及び
従来の集積回路におけるその他の構成体へのコンタクト
に対しても同様に適用可能なものである。
は好適には同期型のエッチング又は端点検知エッチング
によって、絶縁層16を完全に貫通している状態が示さ
れている。この開口は、好適には、開口20に側部に沿
って実質的に垂直な側壁を形成する能力を利用するため
に異方性エッチングによって形成する。
を形成した後に、側壁スペーサ膜44を絶縁層16上及
び開口20内に形成する。側壁スペーサ膜44は絶縁層
16と比較して選択的にエッチング可能であり且つエッ
チストップ層42と実質的に同一のエッチング速度を有
する任意の適宜の物質とすることが可能である。この層
は、エッチングされてコンタクト開口20内に側壁スペ
ーサを残存させ、従ってこの層の厚さはこの内部的な最
終的コンタクト又はビア寸法を達成するために側壁スペ
ーサを使用する所望のコンタクト寸法に依存し、好適に
200乃至1,000Åの程度である。
を異方性エッチングして側壁スペーサ46を形成する。
このエッチングステップはエッチストップ層を貫通する
ように継続して行なわれ且つ開口48において導電層1
4を露出させる。この側壁スペーサ膜はエッチストップ
層の厚さだけオーバーエッチ即ち過剰的にエッチングさ
れるので、側壁スペーサは同様の量だけエッチングされ
且つ絶縁層16の上表面50よりも下側となる。現在の
ホトリソグラフィ装置によって与えられる元の開口20
の最も小さなコンタクト寸法は新たな開口48における
側壁スペーサ46の各々の幅の2倍だけより小さなコン
タクト寸法へ減少されている。図11はこの新たな開口
48を介して下側に存在する導電性領域14へ形成され
たコンタクト52を示している。当業者にとって明らか
なように、上述した別の実施例においても同様のコンタ
クトを形成することが可能である。
した本発明を考慮に入れると、集積度及びコンタクト又
はビア開口の下側に存在する特徴部の幾何学的形状及び
寸法を同様にスケーリング即ち拡縮させることが可能で
ある。この最小特徴寸法を減少させるプロセスは継続的
にスケーリングさせて、そうでない場合には最近のホト
リソグラフィ装置及び物質で達成することの不可能な所
望の幾何学的形状及び寸法を達成することが可能であ
る。
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
路の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
路の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
路の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
路の製造の一段階における状態を示した概略断面図。
Claims (38)
- 【請求項1】 半導体集積回路の製造方法において、 導電層の上に絶縁層を形成し、 特定したコンタクト寸法を有しており且つ実質的に垂直
な側壁を有している開口を前記絶縁層の選択した領域を
部分的に貫通して形成し、 前記絶縁層上及び前記開口内にスペーサ膜を形成し、 前記スペーサ膜をエッチバックして前記開口の垂直な側
壁に沿って側壁スペーサを形成し、 前記絶縁層をエッチングして前記開口内において下側に
存在する導電層を露出させる、上記各ステップを有して
おり、前記側壁スペーサを形成した後の前記開口のコン
タクト寸法が前記側壁スペーサを形成する前の前記絶縁
層における開口のコンタクト寸法よりも小さいことを特
徴とする方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記絶縁層が1.0
μmの程度の厚さを有していることを特徴とする方法。 - 【請求項3】 請求項1において、前記絶縁層が単一の
絶縁層を有していることを特徴とする方法。 - 【請求項4】 請求項3において、前記単一の層がBP
SGを有していることを特徴とする方法。 - 【請求項5】 請求項3において、前記単一の層が酸化
物を有していることを特徴とする方法。 - 【請求項6】 請求項1において、前記絶縁層が1個を
超えた数の絶縁層を有していることを特徴とする方法。 - 【請求項7】 請求項6において、前記絶縁層がBPS
Gの上側に存在する酸化物を有していることを特徴とす
る方法。 - 【請求項8】 請求項1において、前記導電層が約2,
000乃至7,000Åの間の厚さを有していることを
特徴とする方法。 - 【請求項9】 請求項1において、前記導電層が金属を
有していることを特徴とする方法。 - 【請求項10】 請求項1において、前記導電層がポリ
シリコンを有していることを特徴とする方法。 - 【請求項11】 請求項1において、前記導電層が基板
内における拡散領域を有していることを特徴とする方
法。 - 【請求項12】 請求項1において、前記絶縁層の選択
した領域を部分的に貫通する開口を形成するステップが
異方性エッチングを行なうことを特徴とする方法。 - 【請求項13】 請求項1において、前記絶縁層が、厚
い絶縁層及び前記導電層の一部の上側に存在する薄いコ
ンフォーマルな酸化物層を有していることを特徴とする
方法。 - 【請求項14】 請求項13において、前記スペーサ膜
がコンフォーマルな付着形成したポリシリコンを有して
いることを特徴とする方法。 - 【請求項15】 請求項14において、更に、前記ポリ
シリコンを酸化させて酸化させたポリシリコンの厚さの
約2倍だけ前記開口のコンタクト寸法を幅狭とさせるス
テップを有することを特徴とする方法。 - 【請求項16】 請求項1において、前記スペーサ膜が
約200乃至1,000Åの間の厚さを有していること
を特徴とする方法。 - 【請求項17】 請求項1において、前記スペーサ膜が
酸化物を有していることを特徴とする方法。 - 【請求項18】 請求項1において、前記スペーサ膜が
窒化物を有していることを特徴とする方法。 - 【請求項19】 請求項1において、前記スペーサ膜を
エッチバックするステップが異方性エッチングを行なう
ことを特徴とする方法。 - 【請求項20】 請求項1において、前記絶縁層をエッ
チングして下側に存在する導電層を露出させるステップ
が異方性エッチングを行なうことを特徴とする方法。 - 【請求項21】 請求項1において、更に、前記開口を
形成した後に前記側壁スペーサを除去して下側に存在す
る導電層を露出させるステップを有することを特徴とす
る方法。 - 【請求項22】 請求項1において、前記側壁スペーサ
を形成するステップが、更に、前記導電層上方の前記開
口の底部の高さに実質的に等しい前記開口の上部部分下
側の高さへ前記スペーサ膜をエッチングすることを特徴
とする方法。 - 【請求項23】 半導体集積回路の製造方法において、 導電層の上にエッチストップ層を形成し、 前記エッチストップ層の上に絶縁層を形成し、 特定したコンタクト寸法を有しており且つ実質的に垂直
な側壁を有している開口を前記絶縁層内に形成し、 前記絶縁層上及び前記開口内にスペーサ膜を形成し、尚
前記スペーサ膜は前記エッチストップ層と同一のエッチ
ング速度を有しており、 前記スペーサ膜及びエッチストップ層をエッチングして
前記開口の垂直な壁に沿って側壁スペーサを形成し且つ
前記開口の底部において前記導電層を露出させる、上記
各ステップを有することを特徴とする方法。 - 【請求項24】 請求項23において、前記側壁スペー
サの上表面が前記エッチストップ層の厚さに実質的に等
しい距離だけ前記絶縁層の上表面の下側に位置している
ことを特徴とする方法。 - 【請求項25】 請求項23において、前記エッチスト
ップ層が約250乃至1000Åの間の厚さを有してい
ることを特徴とする方法。 - 【請求項26】 請求項23において、前記エッチスト
ップ層が窒化物を有していることを特徴とする方法。 - 【請求項27】 請求項23において、前記スペーサ膜
が窒化物を有していることを特徴とする方法。 - 【請求項28】 請求項23において、前記導電層近く
の前記エッチストップ層内の前記開口のコンタクト寸法
が、前記開口の上部における前記絶縁層内の前記開口の
コンタクト寸法よりも小さいことを特徴とする方法。 - 【請求項29】 半導体集積回路の製造方法において、 導電層の上に絶縁層を形成し、 特定したコンタクト寸法を有すると共に実質的に垂直な
側壁を有する開口を前記絶縁層の選択した領域を貫通し
てエッチング形成し且つ前記開口内において下側に存在
する導電層を露出させ、 前記絶縁層上及び前記開口内にコンフォーマルなポリシ
リコン層を付着形成し、 前記ポリシリコン層を酸化させて前記開口のコンタクト
寸法を前記酸化されたポリシリコンの厚さの約2倍だけ
幅狭とさせ、 前記酸化したポリシリコン層をエッチバックして前記絶
縁層の垂直な側壁に沿って酸化したポリシリコン側壁ス
ペーサを形成すると共に下側に存在する導電層を露出さ
せる、上記各ステップを有することを特徴とする方法。 - 【請求項30】 請求項29において、付着形成された
ポリシリコン層が約100乃至500Åの間の厚さを有
していることを特徴とする方法。 - 【請求項31】 請求項29において、酸化した後の酸
化したポリシリコンが約200乃至1,000Åの間の
厚さを有していることを特徴とする方法。 - 【請求項32】 請求項29において、前記酸化したポ
リシリコンのエッチバックを行なうステップが異方性エ
ッチングを行なうことを特徴とする方法。 - 【請求項33】 請求項29において、更に、前記ポリ
シリコン層を形成する前に前記絶縁層上及び前記開口内
に薄いコンフォーマルな酸化物層を形成するステップを
有することを特徴とする方法。 - 【請求項34】 集積回路において、 導電性要素が設けられており、 絶縁層が前記導電層要素の上側に位置しており、前記絶
縁層は前記導電性要素の一部を露出するためにそれを貫
通してコンタクト開口が形成されており、 エッチストップ層が前記導電性要素と前記絶縁層との間
に配設されており、前記エッチストップ層は前記開口の
側壁に隣接して前記コンタクト開口内に部分的に延在し
ており、 前記開口の側壁に隣接し且つ前記開口内へ延在する前記
エッチストップ層の上側に位置して側壁スペーサが設け
られており、前記側壁スペーサは前記エッチストップ層
と隣接している、ことを特徴とする集積回路。 - 【請求項35】 請求項34において、前記エッチスト
ップ層は与えられたエッチャントに対して前記側壁スペ
ーサと実質的に同一のエッチング速度を有しており、且
つ前記エッチング速度は与えられたエッチャントに対し
て前記導電性要素のエッチング速度と異なるものである
ことを特徴とする集積回路。 - 【請求項36】 請求項34において、前記側壁スペー
サのエッチング速度は、与えられたエッチャントに対し
て、前記エッチストップ層のエッチング速度と実質的に
同一であり、且つ前記エッチング速度は、与えられたエ
ッチャントに対して、前記絶縁層のエッチング速度と異
なるものであることを特徴とする集積回路。 - 【請求項37】 請求項34において、前記エッチスト
ップ層が窒化物を有していることを特徴とする集積回
路。 - 【請求項38】 請求項34において、前記側壁スペー
サが窒化物を有していることを特徴とする集積回路。
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