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JPH0920444A - 排紙トレイ装置 - Google Patents

排紙トレイ装置

Info

Publication number
JPH0920444A
JPH0920444A JP7194280A JP19428095A JPH0920444A JP H0920444 A JPH0920444 A JP H0920444A JP 7194280 A JP7194280 A JP 7194280A JP 19428095 A JP19428095 A JP 19428095A JP H0920444 A JPH0920444 A JP H0920444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
tray
rotation
ejection tray
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7194280A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kiuchi
靖 木内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP7194280A priority Critical patent/JPH0920444A/ja
Publication of JPH0920444A publication Critical patent/JPH0920444A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は多数枚の記録紙を容易に整理できる状
態で載置可能な安価な排紙トレイ装置を提供する。 【解決手段】排紙トレイ装置20の第1の排紙トレイ2
3は軸22を介して回動可能に支持された回動部材21
に着脱可能に装着されており、回動部材32は第1の規
制部材25により時計方向の回動が規制され、第2の規
制部材26により反時計方向の回動が規制されている。
複写装置本体10の排紙ローラ対13から順次第1の排
紙トレイ23上に記録紙11が排出され、記録紙11の
重量による反時計方向の回動付与力が所定値を越える
と、スプリング28の付勢力に抗して第2の規制部材2
6を右方向に移動させて、回動部材21と第1の排紙ト
レイ23が反時計方向に回動する。これにより第1の排
紙トレイ23上の複数枚の記録紙11がまとまって第1
の排紙トレイ23下部の第2の排紙トレイ29上に落下
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排紙トレイ装置、
詳細には、複写装置、プリンタ装置及びファクシミリ装
置等の記録した多数枚の用紙を排出する排出する排紙装
置に適用され、多数枚の用紙を載置する排紙トレイ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、情報化社会にあって、複写装置、
プリンタ装置及びファクシミリ装置等の用紙を排出する
排紙装置が普及するとともに、これらの排紙装置が排紙
装置に備えられた排紙トレイ上に排出する用紙の枚数も
増加している。
【0003】このような多数枚の用紙を排出する排紙装
置においては、排出された用紙を整理する上で、排出さ
れる多数枚の用紙をいかに取り扱い易い状態で排紙トレ
イ上に排出・載置させるかが重要な問題となっている。
【0004】このような排紙トレイ装置としては、例え
ば、本出願人が先に提案した排紙トレイ装置(実開平2
−64560号公報参照)がある。
【0005】この排紙トレイ装置は、傾斜した排紙トレ
イ上に多数枚の記録紙をスタックする排紙トレイ装置に
おいて、前記排紙トレイ上に揺動体を上下揺動自在にか
つ弾性体を持たせて装着したことを特徴としている。
【0006】この排紙トレイ装置によれば、排紙トレイ
上に排出された記録紙は、揺動体上に載置され、排出さ
れる記録紙が増加するに伴って、記録紙の重量により揺
動体が下方に沈む。
【0007】したがって、記録紙の枚数に応じて揺動体
が上下に揺動するため、多数枚の記録紙を載置すること
ができるとともに、記録紙を排紙トレイから取り除くと
きに、排紙トレイを深く形成しても、上部の記録紙から
順次取り除くことにより、排紙トレイ内の記録紙が記録
紙の枚数に応じて揺動体により上方に持ち上げられ、容
易に取り除くことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の排紙トレイ装置にあっては、弾性体を持たせ
た揺動体により記録紙をその枚数に応じて上下揺動する
構成となっていたため、排紙トレイに載置させる記録紙
の枚数を多くしようとすればするほど、強固な弾性体を
必要とするとともに、排紙トレイをファクシミリ装置等
の排紙装置に取り付けるには、排紙装置自体や排紙トレ
イ自体を強靱な構造にする必要がある。
【0009】その結果、排紙装置や排紙トレイ装置が高
価なものになるという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、安価で、かつ、用紙の
取り扱いが容易な排紙トレイ装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の排
紙トレイ装置は、所定の用紙を排出する排紙装置の前記
用紙の排出部に、順次排出される前記用紙の載置される
第1の排紙トレイが、所定の支点を中心として回動可能
に取り付けられ、前記第1の排紙トレイ上に載置された
前記用紙が所定重量を越えると、前記第1の排紙トレイ
が下方向に回動して、前記第1の排紙トレイの下方に設
けられた第2の排紙トレイ上に前記第1の排紙トレイ上
の前記用紙がまとまって落下して載置される排紙トレイ
装置であって、付勢手段が、前記第1の排紙トレイを上
方向に所定の付勢力で付勢するとともに、第1の規制手
段が、前記付勢手段による前記第1の排紙トレイの上方
向への回動を該第1の排紙トレイが前記用紙を載置する
のに適した位置で規制し、第2の規制手段が、前記第1
の排紙トレイに前記第1の排紙トレイの回動を規制する
所定量の回動負荷を付与して、前記第1の排紙トレイ上
に載置された前記用紙の重量による前記第1の排紙トレ
イの下方向への回動付与力が所定の付与力になるまで前
記第1の排紙トレイの下方向への回動を規制し、前記用
紙による前記回動付与力が前記所定の付与力を越える
と、前記第1の排紙トレイの下方向への回動の規制を解
除することにより、上記目的を達成している。
【0012】すなわち、請求項1記載の発明の排紙トレ
イ装置によれば、排紙トレイ装置は、所定の用紙を排出
する排紙装置の用紙の排出部に、順次排出される用紙の
載置される第1の排紙トレイが、所定の支点を中心とし
て回動可能に取り付けられ、第1の排紙トレイ上に載置
された用紙が所定重量を越えると、第1の排紙トレイが
下方向に回動して、第1の排紙トレイの下方に設けられ
た第2の排紙トレイ上に第1の排紙トレイ上の用紙がま
とまって落下して載置されるが、第1の排紙トレイは、
付勢手段により、上方向に所定の付勢力で付勢されると
ともに、第1の規制手段により、付勢手段による上方向
への回動を用紙を載置するのに適した位置で規制されて
いる。
【0013】そして、第1の排紙トレイには、第2の規
制手段により、その回動を規制する所定量の回動負荷が
付与されており、第1の排紙トレイは、この回動負荷に
より、その下方向への回動が、載置された用紙の重量に
よる下方向への回動付与力が所定の付与力になるまで規
制され、用紙による回動付与力が所定の付与力を越える
と、その下方向への回動の規制が解除される。
【0014】したがって、第1の排紙トレイは、順次載
置される用紙の重量による回動付与力が所定の付与力に
なるまでは、用紙が載置されるのに適した位置に保持さ
れ、用紙による回動付与力が所定の付与力を越えると、
下方向に回動して、載置していた複数枚の用紙をまとめ
て第2の排紙トレイ上に落下させて載置する。
【0015】その結果、排紙装置に取り付けられる第1
の排紙トレイや排紙装置自体を多数枚の用紙の重量に耐
え得る強靱なものとすることなく、多数枚の用紙を取り
扱い易い状態で第2の排紙トレイ上に載置させることが
でき、排紙トレイ装置、ひいては、排紙装置を安価なも
のとすることができるとともに、排出された用紙を取り
扱い易い状態で載置することができる。
【0016】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記第2の規制手段は、一旦下方向に回動した前
記第1の排紙トレイが前記付勢手段の付勢力により上方
向に回動する際に前記第1の排紙トレイに付与する回動
負荷として、前記第1の排紙トレイ上の前記用紙の重量
による第1の排紙トレイの下方向への回動に対して付与
する回動負荷に比較して、少なくとも5パーセント以上
小さい回動負荷を付与するものであってもよい。
【0017】このようにすると、第1の排紙トレイを、
順次載置される用紙の重量による回動付与力が所定の付
与力になるまでは、用紙が載置されるのに適した位置に
保持することができるとともに、下方向に一旦回動した
第1の排紙トレイが付勢手段の付勢力により第1の規制
手段により規制される位置まで戻る際に、速やかに戻す
ことができる。
【0018】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記第2の規制手段は、前記第1の排紙トレイに係
合して前記第1の排紙トレイの前記回動方向への回動を
規制する規制位置と前記第1の排紙トレイの前記回動方
向への回動の規制を解除する解除位置との間を移動する
規制部材と、前記規制部材を前記規制位置と前記解除位
置との間を移動可能にガイドするガイド部材と、前記規
制部材を前記第1の排紙トレイ上に載置された前記用紙
による前記回動付与力が所定の付与力になるまで前記規
制位置方向に付勢する付勢部材と、を備えたものであっ
てもよい。
【0019】このようにすると、第1の排紙トレイを、
順次載置される用紙の重量による回動付与力が所定の付
与力になるまで、用紙が載置されるのに適した位置によ
り一層確実に保持することができ、用紙の載置性を向上
させることができる。
【0020】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記第2の規制手段は、前記第1の排紙トレイに係
合する係合部を有し、前記第1の排紙トレイ上に載置さ
れた前記用紙による前記下方向の回動付与力が所定の付
与力になるまで該係合部を前記第1の排紙トレイ方向に
所定の弾性力で押し付けて、前記第1の排紙トレイの下
方向への回動を規制する弾性部材により形成されたもの
であってもよい。
【0021】このようにすると、第2規制手段、ひいて
は、排紙トレイ装置をより一層小型で、安価なものとす
ることができる。
【0022】ここで、弾性部材は、例えば、板バネ等が
使用される。
【0023】また、上記各場合において、例えば、請求
項5に記載するように、前記第1の排紙トレイは、前記
排紙装置に回動可能に取り付けられた回動部材に着脱可
能に装着され、前記回動部材は、前記付勢手段により、
上方向に所定の付勢力で付勢され、前記第1の規制手段
により、前記付勢手段による上方向への回動が、前記回
動部材に装着された前記第1の排紙トレイが前記用紙を
載置するのに適した位置で規制され、前記第2の規制手
段により、前記回動を規制する所定量の回動負荷が付与
されて、前記第1の排紙トレイ上に載置された前記用紙
による前記下方向の回動付与力が所定の付与力になるま
で前記下方向の回動が規制され、前記用紙による前記回
動付与力が所定の付与力を越えると、前記下方向への回
動の規制が解除されるものであってもよい。
【0024】このようにすると、排紙された用紙を取り
扱い易い状態で載置することのできる排紙トレイ装置を
安価なものとすることができるとともに、第1の排紙ト
レイを、使用しないときには、取り外すことができ、排
紙トレイ装置の収納スペースを小さくすることができ
る。
【0025】請求項6記載の発明の排紙トレイ装置は、
所定の用紙を排出する排紙装置の前記用紙の排出部に、
順次排出される前記用紙の載置される第1の排紙トレイ
が、所定の支点を中心として回動可能に取り付けられ、
前記第1の排紙トレイ上に載置された前記用紙が所定重
量を越えると、前記第1の排紙トレイが下方向に回動し
て、前記第1の排紙トレイの下方に設けられた第2の排
紙トレイ上に前記第1の排紙トレイ上の前記用紙がまと
まって落下して載置される排紙トレイ装置であって、付
勢手段が、前記第1の排紙トレイを前記上方向に所定の
付勢力で付勢し、第1の規制手段が、前記付勢手段によ
る上方向への前記第1の排紙トレイの回動を前記第1の
排紙トレイが前記用紙を載置するのに適した位置で規制
するとともに、所定方向に移動して前記第1の排紙トレ
イの前記上方向への回動の規制を解除し、第2の規制手
段が、前記第1の排紙トレイに前記第1の排紙トレイの
回動を規制する所定量の回動負荷を付与して、前記第1
の排紙トレイ上に載置された前記用紙の重量による前記
第1の排紙トレイの下方向への回動付与力が所定の付与
力になるまで前記第1の排紙トレイの下方向への回動を
規制し、前記用紙による前記回動付与力が前記所定の付
与力を越えると、前記第1の排紙トレイの下方向への回
動の規制を解除し、前記第1の規制手段による前記第1
の排紙トレイの上方向への回動の規制が解除されたと
き、保持手段が、上方向に回動された前記第1の排紙ト
レイを前記排紙装置と所定の近接した位置で保持するこ
とにより、上記目的を達成している。
【0026】すなわち、請求項6記載の発明の排紙トレ
イ装置によれば、排紙トレイ装置は、所定の用紙を排出
する排紙装置の該用紙の排出部に、順次排出される用紙
の載置される第1の排紙トレイが、所定の支点を中心と
して回動可能に取り付けられ、第1の排紙トレイ上に載
置された用紙が所定重量を越えると、第1の排紙トレイ
が下方向に回動して、第1の排紙トレイの下方に設けら
れた第2の排紙トレイ上に第1の排紙トレイ上の用紙が
まとまって落下して載置されるが、第1の排紙トレイ
は、付勢手段により、上方向に所定の付勢力で付勢さ
れ、また、第1の規制手段により、付勢手段による上方
向への回動を第1の排紙トレイが用紙を載置するのに適
した位置で規制されているとともに、第1の規制手段が
所定方向に移動することにより、上方向への回動の規制
が解除される。
【0027】そして、第2の規制手段が、第1の排紙ト
レイに第1の排紙トレイの回動を規制する所定量の回動
負荷を付与して、第1の排紙トレイ上に載置された用紙
の重量による第1の排紙トレイの下方向への回動付与力
が所定の付与力になるまで第1の排紙トレイの下方向へ
の回動を規制し、用紙による回動付与力が所定の付与力
を越えると、該第1の排紙トレイの下方向への回動の規
制を解除する。
【0028】さらに、第1の規制手段による第1の排紙
トレイの上方向への回動の規制が解除されたとき、保持
手段が、上方向に回動された第1の排紙トレイを排紙装
置と所定の近接した位置で保持する。
【0029】したがって、第1の排紙トレイは、順次載
置される用紙の重量による回動付与力が所定の付与力に
なるまでは、用紙が載置されるのに適した位置に保持さ
れ、用紙による回動付与力が所定の付与力を越えると、
下方向に回動して、載置していた複数枚の用紙をまとめ
て第2の排紙トレイ上に落下させて載置させることがで
きる。
【0030】そして、第1の排紙トレイを、使用しない
ときには、第2の規制手段を移動させて、第1の排紙ト
レイを排紙装置に近接した所定の位置まで上方向に回動
させて、第3規制手段により保持することができる。
【0031】その結果、排紙装置に取り付けられる第1
の排紙トレイや排紙装置自体を多数枚の用紙の重量に耐
え得る強靱なものとすることなく、多数枚の用紙を取り
扱い易い状態で第2の排紙トレイ上に載置させることの
できる排紙トレイ装置を安価なものとすることができる
とともに、第1の排紙トレイを使用しないときの排紙ト
レイ装置、ひいては、排紙装置の設置スペースを小さく
し、かつ、第1の排紙トレイが取り外されることによ
る、第1の排紙トレイの紛失や破損を防止することがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を添
付図面に基づいて詳細に説明する。
【0033】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0034】図1〜図4は、本発明の排紙トレイ装置の
第1実施例を示す図である。
【0035】図1は、本発明の排紙トレイ装置の第1実
施例を適用した複写装置1の全体概略構成図である。
【0036】図1において、複写装置1は、大きく分け
て、複写装置本体10と排紙トレイ装置20とを備えて
いる。
【0037】複写装置本体10は、原稿の画像を読み取
る読取部と、読取部で読み取った画像を、例えば、電子
写真方式等により記録紙(用紙)11に記録出力する記
録部と、を備えており、記録部で画像の記録された記録
紙11は、ガイド板12により複写装置本体10の上部
側部に設けられた排出部である排紙ローラ対13a、1
3bに搬送される。
【0038】排紙ローラ対13a、13bに搬送された
記録紙11は、排紙ローラ対13a、13bにより複写
装置本体10外に排出(排紙)される。
【0039】該排紙ローラ対13a、13bの設けられ
た複写装置本体10の側部であって、排紙ローラ対13
a、13bよりも所定距離下方には、排紙トレイ装置2
0の回動部材21が軸(支点)22を介して回動可能に
取り付けられており、回動部材21には、第1の排紙ト
レイ23が着脱可能に装着されている。
【0040】すなわち、軸22は、複写装置本体10に
取り付けられており、回動部材21は、この軸22に回
動可能に支持されている。なお、軸22が複写装置本体
10に回動自在に取り付けられ、回動部材21が軸22
に固定されることにより、回動部材21が軸22を介し
て回動可能に支持されていてもよい。要するに、回動部
材21が軸22を介して複写装置本体10に対して回動
可能に取り付けられていればよい。
【0041】回動部材21は、図2に示すように、2本
のアーム21a、21bを備えた略コの字型に形成され
ており、上部アーム21aには、下部アーム21b方向
に突出した爪部21cが形成されている。
【0042】この回動部材21のアーム21a、21b
間に第1の排紙トレイ23の基端部が着脱可能に挿入さ
れ、この第1の排紙トレイ23の基端部の先端には、上
方向に突出した爪部23aが形成されている。
【0043】第1の排紙トレイ23は、その基端部が回
動部材21のアーム21a、21b間に挿入されて、第
1の排紙トレイ23の爪部23aと回動部材21のアー
ム21aの爪部21cが係合することにより、第1の排
紙トレイ23の基端部の底部が回動部材21のアーム2
1bに保持されて、回動部材21に装着される。
【0044】また、第1の排紙トレイ23は、その自由
端部側が上方向に持ち上げられることにより、爪部23
aと爪部21cとの係合が解除され、回動部材21から
取り外すことができる。
【0045】第1の排紙トレイ23は、その自由端部が
所定角度上方に傾斜しており、排紙ローラ対13a、1
3bから第1の排紙トレイ23上に排出された記録紙1
1を第1の排紙トレイ23上に保持する。
【0046】上記回動部材21の第1の排紙トレイ23
とは反対側の端部には、スプリング(付勢手段)24の
一端が取り付けられており、スプリング24の他端は、
詳細には図示しないが、複写装置本体10に固定されて
いる。
【0047】したがって、回動部材21は、スプリング
24により時計方向(図2中矢印Aと反対方向)への回
動付与力、すなわち、第1の排紙トレイ23を上方向に
回動させる回動付与力を受ける。
【0048】また、回動部材21の下部であって、軸2
2よりも第1の排紙トレイ23とは反対方向の位置に、
第1の規制部材(第1の規制手段)25が配設されてお
り、第1の規制部材25は、複写装置本体10等に固定
されている。
【0049】第1の規制部材25には、回動部材21の
軸22よりも第1の排紙トレイ23とは反対方向の下端
部が当接し、第1の規制部材25は、回動部材21の時
計方向への回動を規制する。
【0050】この第1の規制部材25は、回動部材21
がスプリング24により時計方向に回動されて、回動部
材21の下端部が第1の規制部材25に当接したとき、
回動部材21に装着されている第1の排紙トレイ23
を、上記図1に示した排紙ローラ対13a、13bから
排出される記録紙11が第1の排紙トレイ23上に適切
に載置される位置に停止させる位置に配設されている。
【0051】また、回動部材21の第1の排紙トレイ2
3とは反対側の上端部には、所定角度で第1の排紙トレ
イ23とは反対方向に傾斜する傾斜面21dが形成され
ており、回動部材21の第1の排紙トレイ23とは反対
側の端面は、上記傾斜面21dから下方に向かって第1
の排紙トレイ23方向に所定角度で傾斜する傾斜面21
eに形成されている。
【0052】この回動部材21の第1の排紙トレイ23
とは反対側の上部には、その側面が長方形の第2の規制
部材26が配設されており、第2の規制部材26の回動
部材21側の下端部には、回動部材21の傾斜面21d
と同じ傾斜角の傾斜面26aが形成されている。
【0053】第2の規制部材26には、水平方向に長い
長径の案内孔26bが形成されており、案内孔26b内
を、該案内孔26bの長径方向に並んだ一対のガイド部
材27a、27bが貫通している。
【0054】ガイド部材27a27bは、第2の規制部
材26を回動部材21方向とその反対方向に案内して、
第2の規制部材26を略水平方向に所定量だけ移動させ
る。
【0055】第2の規制部材26の回動部材21とは反
対側の側面には、スプリング(付勢部材)28の一端が
固定されており、スプリング28の他端は、複写装置本
体10に固定されている。
【0056】スプリング28は、所定の付勢力で第2の
規制部材26を回動部材21方向に付勢し、第2の規制
部材26の傾斜面26aを回動部材21の傾斜面21d
に当接させることにより、回動部材21が反時計方向
(図2中矢印A方向)に回動するのを規制するととも
に、回動部材21の傾斜面21dが第2の規制部材26
の傾斜面26aから外れて、回動部材21が反時計方向
に回動したとき、第2の規制部材26の下端部を回動部
材21の傾斜面21eに押し付けて、回動部材21が反
時計方向に回動するのを補助する。
【0057】すなわち、後述するように、排紙ローラ対
13a、13bにより第1の排紙トレイ23上に複数枚
の記録紙11が順次排出されて載置されると、この第1
の排紙トレイ23上に載置された記録紙11の重量によ
り、回動部材21には、第1の排紙トレイ23を介して
回動部材21を反時計方向に回動させる方向の回動付与
力が作用する。
【0058】このとき、スプリング28は、この回動付
与力が所定の回動付与力になるまで、該回動付与力によ
り回動部材21の傾斜面21dが第2の規制部材26の
傾斜面26aを押すことにより第2の規制部材26をス
プリング28方向に押圧する押圧力に抗して、第2の規
制部材26の傾斜面26aを回動部材21の傾斜面21
dに当接させて、回動部材21が反時計方向に回動する
のを規制する回動負荷を付与し、記録紙11の重量によ
り該回動付与力が所定の回動付与力を越えると、上記押
圧力によりスプリング28が圧縮されて、第2の規制部
材26の傾斜面26aが回動部材21の傾斜面21dか
ら外れ、回動部材21の反時計方向への回動の規制が解
除される。
【0059】また、スプリング28は、回動部材21が
反時計方向への回動を開始したとき、第2の規制部材2
6の回動部材21側の下端部を回動部材21の傾斜面2
1eに押し付け、回動部材21を反時計方向に回動させ
るように作用する。
【0060】ところが、回動部材21の傾斜面21dと
第2の規制部材26の傾斜面26aが面接触していると
ともに、これらの傾斜面21d、26aの水平方向とな
す傾斜角度が、回動部材21の傾斜面21eの垂直方向
となす傾斜角度よりも小さく形成されているため、第2
の規制部材26が回動部材21の反時計方向の回動に対
して作用する回動負荷は、回動部材21の時計方向の回
動に対して作用する回動負荷に比較して、大きな回動負
荷となる。
【0061】この場合、回動部材21の時計方向の回動
に対して作用する回動負荷力が、回動部材21の反時計
方向の回動に対して作用する回動負荷力よりも、少なく
とも5%(パーセント)以上、好適には、10%以上小
さい回動負荷力となるように設定されている。
【0062】すなわち、回動部材21の反時計方向の回
動に対して作用する回動負荷は、回動部材21の傾斜面
21dの傾斜角度と、第2の規制部材26の傾斜面26
aの傾斜角度と、スプリング28の付勢力と、スプリン
グ24の付勢力と、によりその大きさが決定され、ま
た、回動部材21の時計方向の回動に対して作用する回
動負荷力は、回動部材21の傾斜面21eの傾斜角度
と、スプリング28の付勢力と、スプリング24の付勢
力と、によりその大きさ決定されるので、これらの傾斜
面21d、傾斜面26a、傾斜面21eの傾斜角度及び
スプリング28とスプリング24の付勢力を、反時計方
向の回動負荷力と時計方向の回動負荷力との差が上記少
なくとも5%以上となるように、また、好適には、10
%以上となるように、設定する。
【0063】したがって、上記第2の規制部材26、ガ
イド部材27a、27b及びスプリング28は、全体と
して、第1の排紙トレイ23に第1の排紙トレイ23の
回動を規制する所定量の回動負荷を付与して、第1の排
紙トレイ23上に載置された記録紙11の重量が第1の
排紙トレイ23に前記回動方向に作用する回動付与力が
所定の付与力になるまで第1の排紙トレイ23を第1の
規制部材25により規制された位置に規制し、記録紙1
1による回動付与力が所定の付与力を越えると、第1の
排紙トレイ23の回動の規制を解除する第2の規制手段
を構成する。
【0064】再び、図1において、複写装置本体10の
側部で、第1の排紙トレイ23の下方の床には、大型の
箱状の第2の排紙トレイ29が配置されており、第2の
排紙トレイ29は、複数枚の記録紙11の載置された第
1の排紙トレイ23が図1中矢印方向に回動したとき、
第1の排紙トレイ23からまとまって落下してくる記録
紙11を収納(載置)する。
【0065】次に、作用を説明する。
【0066】本実施例は、排紙トレイ装置20を第1の
排紙トレイ23と第2の排紙トレイ29とを備えたもの
とし、複写装置本体10から排出される記録紙11が所
定枚数第1の排紙トレイ23上に載置されると、第1の
排紙トレイ23が下方向に回動して、第1の排紙トレイ
23上の複数枚の記録紙11をまとめて第2の排紙トレ
イ29上に落下載置させるところにその特徴がある。
【0067】以下、この排紙トレイ装置20の動作を説
明する。
【0068】複写装置1は、複写装置本体10で画像を
記録紙11に記録して、この記録紙11をガイド板12
に案内させて排紙ローラ対13a、13bに搬送し、排
紙ローラ対13a、13bにより記録紙11を複写装置
本体10外に排出させて、複写装置本体10の側部に取
り付けられた第1の排紙トレイ23上に順次載置させ
る。
【0069】第1の排紙トレイ23は、その基端部が軸
22を中心に回動可能に設けられた回動部材21に着脱
可能に装着されており、回動部材21は、スプリング2
4により時計方向に回動付与力が付与されているととも
に、スプリング28により付勢された第2の規制部材2
6の傾斜面26aが回動部材21の傾斜面21dに当接
して、反時計方向への回動が規制されている。
【0070】また、回動部材21は、スプリング24に
よる時計方向への回動が第1の規制部材25により規制
されており、第1の規制部材25は、回動部材21の時
計方向への回動を所定位置で規制することにより、排紙
ローラ対13a、13bから排出される記録紙11が第
1の排紙トレイ23上に適切に載置される位置で第1の
排紙トレイ23を保持させている。
【0071】上記排紙ローラ対13a、13bから排出
された記録紙11が順次第1の排紙トレイ23上に載置
され、記録紙11の重量により第1の排紙トレイ23を
介して回動部材21に作用する反時計方向の回動付与力
が所定の回動付与力になるまでは、第2の規制部材26
の傾斜面26aが回動部材21の傾斜面21dに当接し
て、回動部材21の反時計方向への回動を規制して、回
動部材21を第1の規制部材25に当接した位置に保持
させる。
【0072】したがって、第1の排紙トレイ23は、第
1の排紙トレイ23上に載置される記録紙11が所定の
重量になるまでは、第2の規制部材26により回動部材
21が第1の規制部材25に当接した位置に保持され、
排紙ローラ対13a、13bから排出される記録紙11
を第1の排紙トレイ23上に適切に載置させることがで
きる。
【0073】そして、第1の排紙トレイ23上に載置さ
れた記録紙11が所定の重量を越えると、第2の規制部
材26が図1及び図2中右方向に移動して、第2の規制
部材26の傾斜面26aが回動部材21の傾斜面21d
から外れ、第2の規制部材26は、回動部材21の反時
計方向の回動の規制を解除するとともに、スプリング2
8の付勢力により第2の規制部材26の回動部材21側
の先端部が回動部材21の傾斜面21eを押して、スプ
リング28の付勢力が回動部材21を反時計方向に回動
させる方向に作用する。
【0074】したがって、第1の排紙トレイ23は、図
1に矢印で示す反時計方向に速やかに回動し、第1の排
紙トレイ23上に載置された複数枚の記録紙11が、図
3に示すように、第1の排紙トレイ23の下方に設置さ
れている第2の排紙トレイ29上に、まとまって落下す
る。
【0075】上述のように、第1の排紙トレイ23は、
第2の規制部材26による規制が解除されると、速やか
に下方向に回動するため、第1の排紙トレイ23上の全
ての記録紙11を第2の排紙トレイ29上にまとまった
状態で落下させることができる。
【0076】この第2の規制部材26による規制を解除
させる記録紙11の重量としては、例えば、第2の排紙
トレイ29内に順次まとまって落下した記録紙11を、
該記録紙11のまとまり毎に取り出して整理するのに整
理し易い枚数の重量であるとともに、第1の排紙トレイ
23や回動部材21等を安価な材料で、かつ、特別に強
靱な構造とすることなく、第1の排紙トレイ23上に載
置可能な枚数の重量として設定される。
【0077】第1の排紙トレイ23上の全ての記録紙1
1が第2の排紙トレイ29上に落下すると、スプリング
24による時計方向の回動付与力がスプリング28によ
る反時計方向の回動付与力に打ち勝って、回動部材21
が第1の排紙トレイ23とともに時計方向に回動し、回
動部材21は、第1の規制部材25に当接して、時計方
向の回動が規制されて、第1の規制部材25に当接した
位置で停止する。
【0078】このとき、第2の規制部材26が回動部材
21の反時計方向の回動に対して作用する回動負荷の方
が、回動部材21の時計方向の回動に対して作用する回
動負荷に比較して、少なくとも5%以上、好適には、1
0%以上大きな回動負荷となるように設定されているの
で、第1の規制部材25は、その回動部材21側の下端
部が回動部材21の傾斜面21eに当接する状態で回動
部材21の傾斜面21eを速やかに滑り、回動部材21
の下端部が第1の規制部材25に当接したとき、第2の
規制部材26の傾斜面26aが回動部材21の傾斜面2
1dに当接して、第2の規制部材26が回動部材21の
反時計方向の回動を規制する状態となる。
【0079】上記動作が複写装置本体10から記録紙1
1が第1の排紙トレイ23上に排出され、第1の排紙ト
レイ23上に載置された記録紙11が所定重量を越える
毎に繰り返し行われ、第1の排紙トレイ23から複数枚
ずつまとまって落下した記録紙11は、図4に示すよう
に、該複数枚ずつまとまった状態で第2の排紙トレイ2
9上に順次載置される。
【0080】したがって、第1の排紙トレイ23を複写
装置本体10から排出される全ての記録紙11を載置す
るだけの強靱な構造のものとすることなく、第1の排紙
トレイ23から第2の排紙トレイ29に所定枚数ずつま
とめて落下させることにより、全ての記録紙11がばら
ばらの状態で第2の排紙トレイ29に落下することな
く、複数枚ずつまとまった状態で記録紙11を第2の排
紙トレイ29に載置することができ、この複数枚ずつま
とまった記録紙11を第2の排紙トレイ29から取り出
すことにより、記録紙11を容易に整理することができ
る。
【0081】その結果、多数枚の記録紙11を載置する
排紙トレイ装置20を安価なものとすることができると
ともに、記録紙11を容易に整理することのできる状態
で載置することができる。
【0082】また、排紙トレイ装置20は、第1の排紙
トレイ23を使用しないときには、第1の排紙トレイ2
3の自由端部を上方に持ち上げることにより、第1の排
紙トレイ23の爪部23aと回動部材21の爪部21c
との係合を解除して、第1の排紙トレイ23を回動部材
21、すなわち、複写装置本体10から取り外すことが
でき、排紙トレイ装置20、ひいては、複写装置1の収
納スペースを小さくすることができる。
【0083】図5は、本発明の排紙トレイ装置の第2実
施例を示す図であり、本実施例は、請求項4に対応する
実施例である。
【0084】本実施例は、上記第1実施例の複写装置1
と同様の複写装置に適用したものであり、上記実施例と
同様の構成部分には、同一の符号を付してその説明を省
略する。
【0085】図5において、排紙トレイ装置30は、上
記実施例と同様の第1の排紙トレイ23と第1の排紙ト
レイ23の下部に設置された第2の排紙トレイ29(図
示略)を有し、第1の排紙トレイ23の基端部は、その
爪部23aが、軸(支点)31に回動可能に指示された
回動部材32の二本のアーム32a、32b間に挿入さ
れて、上部アーム32aの爪部32cに係合することに
より、回動部材32に着脱可能に装着されている。
【0086】回動部材32の第1の排紙トレイ23と反
対側の上端部には、第1の排紙トレイ23と反対側に突
出した係合端部32dが形成されており、この係合端部
32dには、スプリング33の一端が取り付けられてい
る。
【0087】スプリング33の他端部は、詳細には図示
しないが複写装置本体10に取り付けられており、スプ
リング33は、回動部材32を軸31を中心に時計方向
に回動させる所定量の回動付与力を付与している。
【0088】回動部材32の係合端部32dの下部に
は、第1の規制部材34が設けられており、第1の規制
部材34は、詳細には図示しないが複写装置本体10に
固定されている。
【0089】第1の規制部材34には、回動部材32の
係合端部32dの下端部が当接し、第1の規制部材34
は、回動部材32の時計方向の回動を係合端部32dの
当接位置で規制する。
【0090】回動部材32の第1の排紙トレイ23と反
対側には、所定の弾性力を有した第2の規制手段として
の板バネ(弾性体)35が配設されており、板バネ35
は、複写装置本体10に固定部材36a、36bにより
固定されている。
【0091】板バネ35が取り付けられている複写装置
本体10の板バネ35の長手方向中間部には、第1の排
紙トレイ23と反対方向に窪んだ空間部10aが形成さ
れており、板バネ35は、回動部材32の係合端部32
dにより押されてこの空間部10a方向に湾曲可能とな
っている。
【0092】板バネ35には、回動部材32方向に突出
した係合部35aが形成されており、この係合部35a
が回動部材32の係合端部32dに係合して、回動部材
32が反時計方向に回動するのを規制する。
【0093】係合部35aは、回動部材32の係合端部
32dと係合する下側端部が略水平に形成され、その上
部が滑らかな傾斜面に形成されている。
【0094】本実施例によれば、回動部材32は、その
時計方向の回動が第1の規制部材34により規制され、
その反時計方向の回動が板バネ35の係合部35aによ
り規制された状態で、第1の排紙トレイ23が記録紙1
1を適切に記録紙11を載置する位置に保持され、第1
の排紙トレイ23上に記録紙11が載置されて、記録紙
11の重量による反時計方向の回動付与力が所定の回動
付与力になるまでは、板バネ35の係合部35aにより
反時計方向の回動が規制される。
【0095】このとき、板バネ35の係合部35aは、
その回動部材32の係合端部32dと係合する下側端部
が略水平に形成され、板バネ35の付勢力が回動部材3
2方向に作用しているので、記録紙11による反時計方
向の回動付与力が所定の付与力になるまでは、回動部材
21の回動を確実に規制し、第1の排紙トレイ23を記
録紙11を蓄積するのに適切な位置に保持する。
【0096】第1の排紙トレイ23上の記録紙11が所
定の重量を越えて、記録紙11の重量による反時計方向
の回動付与力が所定の回動付与力を越えると、この回動
付与力により板バネ35が回動部材32と反対方向に押
されて、回動部材32の係合端部32dが板バネ35の
係合部35aとの係合から解除され、回動部材32は、
第1の排紙トレイ23とともに反時計方向に回動する。
【0097】このとき、回動部材32の係合端部32d
が板バネ35の係合部35aの傾斜面に押され、第1の
排紙トレイ23は、回動部材32とともに反時計方向に
速やかに回動する。
【0098】この第1の排紙トレイ23の反時計方向の
回動により、第1の排紙トレイ23上の複数枚の記録紙
11が、図3に示した場合と同様に、第2の排紙トレイ
29上にまとまって落下する。
【0099】第1の排紙トレイ23上の記録紙11が全
て落下すると、第1の排紙トレイ23及び回動部材32
は、スプリング33の付勢力により、時計方向に回動
し、回動部材32の係合端部32dが第1の規制部材3
4に当接した位置で、回動部材21の回動が停止する。
【0100】このとき、板バネ35の係合部35aが、
その上部が滑らかな傾斜面に形成されているので、回動
部材32は、板バネ35の付勢力に抗して、スプリング
33の付勢力により、板バネ35の係合部35aの傾斜
面を回動部材32の係合端部32dが滑るようにして、
第1の規制部材25により規制される位置まで速やかに
時計方向に回動する。
【0101】排紙トレイ装置30は、上記動作を繰り返
し行い、複写装置本体10から排出される記録紙11を
所定枚数ずつ第1の排紙トレイ23に載置させた後、第
2の排紙トレイ29にまとめて落下させる。
【0102】したがって、本実施例によれば、回動部材
32の反時計方向の回動を規制する第2の規制手段を板
バネ35により形成しているので、上記第1実施例の場
合と同様の効果を得ることができるとともに、排紙トレ
イ装置30を少ない部品点数で、かつ、小型化すること
ができ、排紙トレイ装置30をより一層安価なものとす
ることができる。
【0103】また、本実施例においても、第1の排紙ト
レイ23を使用しないときには、第1の排紙トレイ23
を回動部材32から取り外すことができ、排紙トレイ装
置30、ひいては、複写装置1の設置スペースを小さく
することができる。
【0104】図6〜図9は、本発明の排紙トレイ装置の
第3実施例を示す図であり、本実施例は、請求項6に対
応する実施例である。
【0105】本実施例は、上記第2実施例と同様に、上
記第1実施例の複写装置1と同様の複写装置に適用した
ものであり、上記各実施例と同様の構成部分には、同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0106】図6において、排紙トレイ装置40は、複
写装置本体10に、第1の排紙トレイ41と第1の排紙
トレイ41の下部に設置された上記実施例と同じ第2の
排紙トレイ29(図示略)を有し、第1の排紙トレイ4
1は、その基端部付近で複写装置本体10に取り付けら
れた軸42を介して、複写装置本体10に、直接、回動
可能に支持されている。
【0107】第1の排紙トレイ41は、上記軸42の部
分で略くの字に折れ曲げられており、第1の排紙トレイ
41の基端部には、その先端が丸く形成された係合端部
41aが形成されている。
【0108】この第1の排紙トレイ41の係合端部41
a部分には、スプリング43の一端が取り付けられてお
り、スプリング43の他端は、詳細には図示しないが、
複写装置本体10に取り付けられている。
【0109】スプリング43は、第1の排紙トレイ41
を軸42を中心に時計方向に回動させる所定量の回動付
与力を付与している。
【0110】第1の排紙トレイ41の係合端部41aの
下部には、第1の規制部材44が設けられており、第1
の規制部材44は、複写装置本体10に軸45を介して
揺動可能に取り付けられた揺動部材46に固定されてい
る。
【0111】揺動部材46は、手動操作により、第1の
規制部材44を、図6に示す第1の排紙トレイ41の係
合端部41aの下方部分に位置する規制位置と、この規
制位置から時計方向に揺動して係合端部41aの下方か
ら外れた解除位置と、の間を揺動可能に形成されてい
る。
【0112】したがって、第1の規制部材44は、図6
に示す第1の排紙トレイ41の係合端部41aの下方部
分の規制位置に位置するとき、該係合端部41aの下端
部に当接して、第1の排紙トレイ41の時計方向の回動
を規制し、この規制位置から時計方向に外れた解除位置
に位置するとき、第1の排紙トレイ41が時計方向に回
動するのを許容する。
【0113】第1の排紙トレイ41の係合端部41a側
には、上記第2実施例と同じ所定の弾性力を有した第2
の規制手段としての板バネ(弾性体)35が配設されて
おり、固定部材36a、36bにより複写装置本体10
に固定されている。
【0114】板バネ35が取り付けられている複写装置
本体10には、第1の排紙トレイ23と反対方向に窪ん
だ空間部10aが形成されており、板バネ35は、第1
の排紙トレイ41の係合端部41aにより押されてこの
空間部10a方向に湾曲可能となっている。
【0115】板バネ35には、第1の排紙トレイ41方
向に突出した係合部35aが形成されており、この係合
部35aが第1の排紙トレイ41の係合端部41aに係
合して、第1の排紙トレイ41が反時計方向に回動する
のを規制する。
【0116】また、係合部35aは、第1の排紙トレイ
41の係合端部41aと係合する下側端部が略水平に形
成され、その上部が滑らかな傾斜面に形成されている。
【0117】第1の排紙トレイ41を回動可能に支持す
る軸42の略下方には、第1の規制部材44が規制位置
から解除位置に移動して、第1の排紙トレイ41が時計
方向に回動して複写装置本体10と略平行の状態まで近
接したとき、第1の排紙トレイ41の基端部である係合
端部41aの先端部を保持する保持部材(保持手段)4
7が配設されており、保持部材47は、詳細は図示しな
いが、複写装置本体10に取り付けられている。
【0118】保持部材47は、第1の排紙トレイ41の
時計方向の回動を規制する壁部47aと、第1の排紙ト
レイ41の係合端部41aを保持する窪み部47bと、
を有しており、壁部47aにより第1の排紙トレイ41
の時計方向の回動を規制しつつ、窪み部47bにより、
当該収納位置で第1の排紙トレイ41の係合端部41a
を保持する。
【0119】本実施例によれば、第1の排紙トレイ41
を利用して、複写装置本体10から排出される記録紙1
1を第1の排紙トレイ41上に載置するときには、図6
に示すように、第1の規制部材44を第1の排紙トレイ
41の係合端部41aの下部位置である規制位置にセッ
トする。
【0120】この状態で、第1の排紙トレイ41は、そ
の係合端部41aの下端部が第1の排紙トレイ41に当
接することにより、その時計方向の回動が第1の規制部
材44により規制されるとともに、その係合端部41a
が板バネ35の係合部35aに係合することにより、そ
の反時計方向の回動が板バネ35の係合部35aにより
規制され、排紙ローラ対13a、13bから排出される
記録紙11を載置するのに適した位置に保持される。
【0121】この状態で、排紙ローラ対13a、13b
から順次記録紙11が第1の排紙トレイ41上に載置さ
れ、載置された記録紙11の重力が第1の排紙トレイ4
1に作用する反時計方向の回動付与力が所定の回動付与
力になるまでは、板バネ35の係合部35aにより第1
の排紙トレイ41の反時計方向の回動が規制される。
【0122】このとき、第1の排紙トレイ41の係合端
部41aと係合する板バネ35の係合部35aの下側端
部が略水平に形成されているので、記録紙11による反
時計方向の回動付与力が所定の付与力になるまでは、第
1の排紙トレイ41の回動を確実に規制し、第1の排紙
トレイ41を記録紙11を蓄積するのに適切な位置に保
持する。
【0123】第1の排紙トレイ41上の記録紙11が所
定重量を越えて、記録紙11の重量が第1の排紙トレイ
41に作用する反時計方向の回動付与力が所定の回動付
与力を越えると、この回動付与力により板バネ35が空
間部10a方向に押されて、第1の排紙トレイ41の係
合端部41aが板バネ35の係合部35aとの係合から
解除され、第1の排紙トレイ41は、図8に示すよう
に、反時計方向に回動する。
【0124】この第1の排紙トレイ41の反時計方向の
回動により、第1の排紙トレイ41上の複数枚の記録紙
11が、図3に示した場合と同様に、第2の排紙トレイ
29上にまとまって落下する。
【0125】第1の排紙トレイ41上の記録紙11が全
て落下すると、第1の排紙トレイ41は、スプリング4
3の付勢力により、時計方向に回動し、第1の排紙トレ
イ41の係合端部41aが第1の規制部材44に当接し
た位置で、第1の排紙トレイ41の回動が停止する。
【0126】このとき、板バネ35の係合部35aの上
部が滑らかな傾斜面に形成されているので、第1の排紙
トレイ41の係合端部41aは、板バネ35の付勢力に
抗して、スプリング43の付勢力により、板バネ35の
係合部35aの傾斜面を滑るようにして、第1の規制部
材44により規制される位置まで速やかに時計方向に回
動する。
【0127】排紙トレイ装置40は、上記動作を繰り返
し行い、複写装置本体10から排出される記録紙11を
所定枚数ずつ第1の排紙トレイ41に載置させた後、第
2の排紙トレイ29にまとめて落下させる。
【0128】したがって、本実施例によれば、第1の排
紙トレイ41の反時計方向の回動を規制する第2の規制
手段を板バネ35により形成しているので、上記第1実
施例の場合と同様の効果を得ることができるとともに、
上記第2実施例と同様に、排紙トレイ装置40を少ない
部品点数で、かつ、小型化することができ、排紙トレイ
装置40をより一層安価なものとすることができる。
【0129】排紙トレイ装置40は、第1の排紙トレイ
41を使用しないときには、第1の規制部材44の取り
付けられた揺動部材46を図6から図8に示す規制位置
から図9に示す解除位置に揺動させ、第1の排紙トレイ
41を手動により時計方向に回動させる。
【0130】第1の排紙トレイ41は、時計方向に回動
されると、複写装置本体10から側方に突出する状態か
ら複写装置本体10に略平行な状態になり、その係合端
部41aが保持部材47の壁部47aに当接した位置で
時計方向の回動が規制されて、保持部材47の窪み部4
7bにより保持される。
【0131】したがって、第1の排紙トレイ41を使用
しないときには、第1の排紙トレイ41を複写装置本体
10から突出した状態から複写装置本体10に略平行な
状態に回動させて、保持することができ、排紙トレイ装
置40の占有スペースを減少させて、第1の排紙トレイ
41が邪魔になることを防止することができるととも
に、第1の排紙トレイ41を着脱可能とした場合に、取
り外した第1の排紙トレイ41を紛失したり、落として
破損させることを防止することができる。
【0132】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0133】例えば、上記各実施例においては、第2の
規制手段を、第2の規制部材26、ガイド部材27a、
27b及びスプリング28、あるいは、板バネ35によ
り形成しているが、これらに限るものではなく、第1の
排紙トレイ23、41上に載置された記録紙11が第1
の排紙トレイ23、41に作用する回動付与力が所定の
付与力になるまで第1の排紙トレイ23、41を第1の
規制部材25により規制された位置に規制し、記録紙1
1による回動付与力が所定の付与力を越えると、第1の
排紙トレイ23、41の回動の規制を解除できるもので
あれば、どのようなものであってもよい。
【0134】また、上記各実施例においては、第2の排
紙トレイ29を複写装置本体10の側の床に設置された
箱状のものを使用しているが、これに限るものではな
く、第1の排紙トレイ23、41から複数枚まとまって
落下してくる記録紙11を取り出し易い状態で大量に収
納できるものであれば、どのようなものであってもよ
い。
【0135】
【発明の効果】請求項1記載の発明の排紙トレイ装置に
よれば、排紙トレイ装置は、所定の用紙を排出する排紙
装置の用紙の排出部に、順次排出される用紙の載置され
る第1の排紙トレイが、所定の支点を中心として回動可
能に取り付けられ、第1の排紙トレイ上に載置された用
紙が所定重量を越えると、第1の排紙トレイが下方向に
回動して、第1の排紙トレイの下方に設けられた第2の
排紙トレイ上に第1の排紙トレイ上の用紙がまとまって
落下して載置されるが、第1の排紙トレイは、付勢手段
により、上方向に所定の付勢力で付勢されるとともに、
第1の規制手段により、付勢手段による上方向への回動
を用紙を載置するのに適した位置で規制されている。
【0136】そして、第1の排紙トレイには、第2の規
制手段により、その回動を規制する所定量の回動負荷が
付与されており、第1の排紙トレイは、この回動負荷に
より、その下方向への回動が、載置された用紙の重量に
よる下方向への回動付与力が所定の付与力になるまで規
制され、用紙による回動付与力が所定の付与力を越える
と、その下方向への回動の規制が解除される。
【0137】したがって、第1の排紙トレイは、順次載
置される用紙の重量による回動付与力が所定の付与力に
なるまでは、用紙が載置されるのに適した位置に保持さ
れ、用紙による回動付与力が所定の付与力を越えると、
下方向に回動して、載置していた複数枚の用紙をまとめ
て第2の排紙トレイ上に落下させて載置する。
【0138】その結果、排紙装置に取り付けられる第1
の排紙トレイや排紙装置自体を多数枚の用紙の重量に耐
え得る強靱なものとすることなく、多数枚の用紙を取り
扱い易い状態で第2の排紙トレイ上に載置させることが
でき、排紙トレイ装置、ひいては、排紙装置を安価なも
のとすることができるとともに、排出された用紙を取り
扱い易い状態で載置することができる。
【0139】この場合、請求項2に記載するように、第
2の規制手段が、一旦下方向に回動した第1の排紙トレ
イが付勢手段の付勢力により上方向に回動する際に第1
の排紙トレイに付与する回動負荷として、第1の排紙ト
レイ上の用紙の重量による第1の排紙トレイの下方向の
回動に対して付与する回動負荷に比較して、少なくとも
5パーセント以上小さい回動負荷を付与するようにする
と、第1の排紙トレイを、順次載置される用紙の重量に
よる回動付与力が所定の付与力になるまでは、用紙が載
置されるのに適した位置に保持することができるととも
に、下方向に一旦回動した第1の排紙トレイが付勢手段
の付勢力により第1の規制手段により規制される位置ま
で戻る際に、速やかに戻すことができる。
【0140】また、請求項3に記載するように、第2の
規制手段を、第1の排紙トレイに係合して第1の排紙ト
レイの回動方向への回動を規制する規制位置と第1の排
紙トレイの回動方向への回動の規制を解除する解除位置
との間を移動する規制部材と、規制部材を規制位置と解
除位置との間を移動可能にガイドするガイド部材と、規
制部材を第1の排紙トレイ上に載置された用紙による回
動付与力が所定の付与力になるまで規制位置方向に付勢
する付勢部材と、を備えたものとすると、第1の排紙ト
レイを、順次載置される用紙の重量による回動付与力が
所定の付与力になるまで、用紙が載置されるのに適した
位置により一層確実に保持することができ、用紙の載置
性を向上させることができる。
【0141】さらに、請求項4に記載するように、第2
の規制手段を、第1の排紙トレイに係合する係合部を有
し、第1の排紙トレイ上に載置された用紙による下方向
の回動付与力が所定の付与力になるまで該係合部を第1
の排紙トレイ方向に所定の弾性力で押し付けて、第1の
排紙トレイの下方向への回動を規制する弾性部材、例え
ば、板バネ等により形成すると、第2規制手段、ひいて
は、排紙トレイ装置をより一層小型で、安価なものとす
ることができる。
【0142】また、請求項5に記載するように、第1の
排紙トレイが、排紙装置に回動可能に取り付けられた回
動部材に着脱可能に装着され、この回動部材が、付勢手
段により、上方向に所定の付勢力で付勢され、第1の規
制手段により、付勢手段による上方向への回動が、回動
部材に装着された第1の排紙トレイが用紙を載置するの
に適した位置で規制され、さらに、第2の規制手段によ
り、回動を規制する所定量の回動負荷が付与されて、第
1の排紙トレイ上に載置された用紙による下方向の回動
付与力が所定の付与力になるまで下方向の回動が規制さ
れ、用紙による回動付与力が所定の付与力を越えると、
下方向への回動の規制が解除されるようにすると、排紙
された用紙を取り扱い易い状態で載置することのできる
排紙トレイ装置を安価なものとすることができるととも
に、第1の排紙トレイを、使用しないときには、取り外
すことができ、排紙トレイ装置の収納スペースを小さく
することができる。
【0143】請求項6記載の発明の排紙トレイ装置によ
れば、排紙トレイ装置は、所定の用紙を排出する排紙装
置の該用紙の排出部に、順次排出される用紙の載置され
る第1の排紙トレイが、所定の支点を中心として回動可
能に取り付けられ、第1の排紙トレイ上に載置された用
紙が所定重量を越えると、第1の排紙トレイが下方向に
回動して、第1の排紙トレイの下方に設けられた第2の
排紙トレイ上に第1の排紙トレイ上の用紙がまとまって
落下して載置されるが、第1の排紙トレイは、付勢手段
により、上方向に所定の付勢力で付勢され、また、第1
の規制手段により、付勢手段による上方向への回動を第
1の排紙トレイが用紙を載置するのに適した位置で規制
されているとともに、第1の規制手段が所定方向に移動
することにより、上方向への回動の規制が解除される。
【0144】そして、第2の規制手段が、第1の排紙ト
レイに第1の排紙トレイの回動を規制する所定量の回動
負荷を付与して、第1の排紙トレイ上に載置された用紙
の重量による第1の排紙トレイの下方向への回動付与力
が所定の付与力になるまで第1の排紙トレイの下方向へ
の回動を規制し、用紙による回動付与力が所定の付与力
を越えると、該第1の排紙トレイの下方向への回動の規
制を解除する。
【0145】さらに、第1の規制手段による第1の排紙
トレイの上方向への回動の規制が解除されたとき、保持
手段が、上方向に回動された第1の排紙トレイを排紙装
置と所定の近接した位置で保持する。
【0146】したがって、第1の排紙トレイは、順次載
置される用紙の重量による回動付与力が所定の付与力に
なるまでは、用紙が載置されるのに適した位置に保持さ
れ、用紙による回動付与力が所定の付与力を越えると、
下方向に回動して、載置していた複数枚の用紙をまとめ
て第2の排紙トレイ上に落下させて載置させることがで
きる。
【0147】そして、第1の排紙トレイを、使用しない
ときには、第2の規制手段を移動させて、第1の排紙ト
レイを排紙装置に近接した所定の位置まで上方向に回動
させて、第3規制手段により保持することができる。
【0148】その結果、排紙装置に取り付けられる第1
の排紙トレイや排紙装置自体を多数枚の用紙の重量に耐
え得る強靱なものとすることなく、多数枚の用紙を取り
扱い易い状態で第2の排紙トレイ上に載置させることの
できる排紙トレイ装置を安価なものとすることができる
とともに、第1の排紙トレイを使用しないときの排紙ト
レイ装置、ひいては、排紙装置の設置スペースを小さく
し、かつ、第1の排紙トレイが取り外されることによ
る、第1の排紙トレイの紛失や破損を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排紙トレイ装置の第1実施例を適用し
た複写装置の複写装置本体及び排紙トレイ装置の全体概
略構成図。
【図2】図1の排紙トレイ装置の要部拡大側面図。
【図3】図1の排紙トレイ装置の第1の排紙トレイが反
時計方向に回動して、載置していた記録紙を第2の排紙
トレイにまとめて落下させている状態を示す作用説明
図。
【図4】複数枚ずつまとめて第1の排紙トレイから落下
した記録紙を収納している状態の第2の排紙トレイの断
面側面図。
【図5】本発明の排紙トレイ装置の第2実施例を適用し
た複写装置の排紙トレイ装置の要部拡大側面図。
【図6】本発明の排紙トレイ装置の第3実施例を適用し
た複写装置の排紙トレイ装置の要部拡大側面図。
【図7】図6の第1の排紙トレイが反時計方向に回動を
開始した状態を示す排紙トレイ装置の要部拡大側面図。
【図8】図7の第1の排紙トレイがさらに反時計方向に
回動して載置していた記録紙をまとめて落下させた状態
を示す排紙トレイ装置の要部拡大側面図。
【図9】図6の第1の排紙トレイを時計方向に回動して
保持部材により保持された状態を示す排紙トレイ装置の
要部拡大側面図。
【符号の説明】
1 複写装置 10 複写装置本体 11 記録紙 12 ガイド板 13 排紙ローラ対 20、30、40 排紙トレイ装置 21、32 回動部材 21a、21b、32a、32b アーム 21c、32c 爪部 21d、21e 傾斜面 22、31、42、45 軸 23、41 第1の排紙トレイ 23a 爪部 24、28、33、43 スプリング 25、34 第1の規制部材 26、44 第2の規制部材 26a 傾斜面 26b 案内孔 27a、27b ガイド部材 32d、41a 係合端部 35 板バネ 35a 係合部 46 揺動部材 47 保持部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の用紙を排出する排紙装置の前記用紙
    の排出部に、順次排出される前記用紙の載置される第1
    の排紙トレイが、所定の支点を中心として回動可能に取
    り付けられ、前記第1の排紙トレイ上に載置された前記
    用紙が所定重量を越えると、前記第1の排紙トレイが下
    方向に回動して、前記第1の排紙トレイの下方に設けら
    れた第2の排紙トレイ上に前記第1の排紙トレイ上の前
    記用紙がまとまって落下して載置される排紙トレイ装置
    であって、 付勢手段が、前記第1の排紙トレイを上方向に所定の付
    勢力で付勢するとともに、第1の規制手段が、前記付勢
    手段による前記第1の排紙トレイの上方向への回動を該
    第1の排紙トレイが前記用紙を載置するのに適した位置
    で規制し、 第2の規制手段が、前記第1の排紙トレイに前記第1の
    排紙トレイの回動を規制する所定量の回動負荷を付与し
    て、前記第1の排紙トレイ上に載置された前記用紙の重
    量による前記第1の排紙トレイの下方向への回動付与力
    が所定の付与力になるまで前記第1の排紙トレイの下方
    向への回動を規制し、前記用紙による前記回動付与力が
    前記所定の付与力を越えると、前記第1の排紙トレイの
    下方向への回動の規制を解除することを特徴とする排紙
    トレイ装置。
  2. 【請求項2】前記第2の規制手段は、 一旦下方向に回動した前記第1の排紙トレイが前記付勢
    手段の付勢力により上方向に回動する際に前記第1の排
    紙トレイに付与する回動負荷として、前記第1の排紙ト
    レイ上の前記用紙の重量による前記第1の排紙トレイの
    下方向への回動に対して付与する回動負荷に比較して、
    少なくとも5パーセント以上小さい回動負荷を付与する
    ことを特徴とする請求項1記載の排紙トレイ装置。
  3. 【請求項3】前記第2の規制手段は、 前記第1の排紙トレイに係合して前記第1の排紙トレイ
    の前記回動方向への回動を規制する規制位置と前記第1
    の排紙トレイの前記回動方向への回動の規制を解除する
    解除位置との間を移動する規制部材と、 前記規制部材を前記規制位置と前記解除位置との間を移
    動可能にガイドするガイド部材と、 前記規制部材を前記第1の排紙トレイ上に載置された前
    記用紙による前記回動付与力が所定の付与力になるまで
    前記規制位置方向に付勢する付勢部材と、 を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の排紙トレイ装置。
  4. 【請求項4】前記第2の規制手段は、 前記第1の排紙トレイに係合する係合部を有し、前記第
    1の排紙トレイ上に載置された前記用紙による前記下方
    向の回動付与力が所定の付与力になるまで該係合部を前
    記第1の排紙トレイ方向に所定の弾性力で押し付けて、
    前記第1の排紙トレイの下方向への回動を規制する弾性
    部材により形成されたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の排紙トレイ装置。
  5. 【請求項5】前記第1の排紙トレイは、 前記排紙装置に回動可能に取り付けられた回動部材に着
    脱可能に装着され、前記回動部材は、 前記付勢手段により、上方向に所定の付勢力で付勢さ
    れ、 前記第1の規制手段により、前記付勢手段による上方向
    への回動が、前記回動部材に装着された前記第1の排紙
    トレイが前記用紙を載置するのに適した位置で規制さ
    れ、 前記第2の規制手段により、前記回動を規制する所定量
    の回動負荷が付与されて、前記第1の排紙トレイ上に載
    置された前記用紙による前記下方向の回動付与力が所定
    の付与力になるまで前記下方向の回動が規制され、前記
    用紙による前記回動付与力が所定の付与力を越えると、
    前記下方向への回動の規制が解除されることを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれかに記載の排紙トレイ
    装置。
  6. 【請求項6】所定の用紙を排出する排紙装置の前記用紙
    の排出部に、順次排出される前記用紙の載置される第1
    の排紙トレイが、所定の支点を中心として回動可能に取
    り付けられ、前記第1の排紙トレイ上に載置された前記
    用紙が所定重量を越えると、前記第1の排紙トレイが下
    方向に回動して、前記第1の排紙トレイの下方に設けら
    れた第2の排紙トレイ上に前記第1の排紙トレイ上の前
    記用紙がまとまって落下して載置される排紙トレイ装置
    であって、 付勢手段が、前記第1の排紙トレイを前記上方向に所定
    の付勢力で付勢し、 第1の規制手段が、前記付勢手段による上方向への前記
    第1の排紙トレイの回動を前記第1の排紙トレイが前記
    用紙を載置するのに適した位置で規制するとともに、所
    定方向に移動して前記第1の排紙トレイの前記上方向へ
    の回動の規制を解除し、 第2の規制手段が、前記第1の排紙トレイに前記第1の
    排紙トレイの回動を規制する所定量の回動負荷を付与し
    て、前記第1の排紙トレイ上に載置された前記用紙の重
    量による前記第1の排紙トレイの下方向への回動付与力
    が所定の付与力になるまで前記第1の排紙トレイの下方
    向への回動を規制し、前記用紙による前記回動付与力が
    前記所定の付与力を越えると、前記第1の排紙トレイの
    下方向への回動の規制を解除し、 前記第1の規制手段による前記第1の排紙トレイの上方
    向への回動の規制が解除されたとき、保持手段が、上方
    向に回動された前記第1の排紙トレイを前記排紙装置と
    所定の近接した位置で保持することを特徴とする排紙ト
    レイ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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