JPH09192993A - 堅型両頭平面研削盤 - Google Patents
堅型両頭平面研削盤Info
- Publication number
- JPH09192993A JPH09192993A JP465596A JP465596A JPH09192993A JP H09192993 A JPH09192993 A JP H09192993A JP 465596 A JP465596 A JP 465596A JP 465596 A JP465596 A JP 465596A JP H09192993 A JPH09192993 A JP H09192993A
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- JP
- Japan
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- work
- spindles
- grindstones
- workpiece
- grinding
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 竪型両頭平面研削盤において、超薄物ワーク
を精度良く均一に両面同時研削できるようにすることを
目的としている。 【解決手段】 ワーク搬送装置17は、ワークWを回転
自在に保持する多数の保持孔35を有する搬送ベルト1
6を水平方向に直進するように備え、上下両主軸11,
12は、同一回転方向に回転駆動すると共にワーク搬送
方向に一定の間隔をおいて配置されている。両主軸1
1,12の軸芯間距離Dは、両砥石14,15の研削面
同士が上方から見て一部重なり合うと共に該重なり合う
部分のワーク搬送方向幅dがワークの最大幅以上で回転
砥石半径以下となるように設定され、搬送ベルト16は
幅中心線Cが両主軸芯O1,O2を通過するように配置
している。
を精度良く均一に両面同時研削できるようにすることを
目的としている。 【解決手段】 ワーク搬送装置17は、ワークWを回転
自在に保持する多数の保持孔35を有する搬送ベルト1
6を水平方向に直進するように備え、上下両主軸11,
12は、同一回転方向に回転駆動すると共にワーク搬送
方向に一定の間隔をおいて配置されている。両主軸1
1,12の軸芯間距離Dは、両砥石14,15の研削面
同士が上方から見て一部重なり合うと共に該重なり合う
部分のワーク搬送方向幅dがワークの最大幅以上で回転
砥石半径以下となるように設定され、搬送ベルト16は
幅中心線Cが両主軸芯O1,O2を通過するように配置
している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、垂直な上下1対
の主軸と、上側主軸の下端部と下側主軸の上端部にそれ
ぞれ固定された上下1対の回転砥石と、ワークを保持し
て両砥石間に搬送するワーク搬送装置とを備え、ワーク
の平行な2面を同時に研削する堅型両頭平面研削盤に関
する。
の主軸と、上側主軸の下端部と下側主軸の上端部にそれ
ぞれ固定された上下1対の回転砥石と、ワークを保持し
て両砥石間に搬送するワーク搬送装置とを備え、ワーク
の平行な2面を同時に研削する堅型両頭平面研削盤に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種堅型両頭平面研削盤は、電
子部品の基盤材料等のように超薄型のワークを研削する
のにも多く利用されている。
子部品の基盤材料等のように超薄型のワークを研削する
のにも多く利用されている。
【0003】図4は、従来構造の一例を示しており、上
下1対の相対向する回転砥石1,2は、同一の垂直軸芯
O上に揃えられると共に、互いに反対方向に回転するよ
うになっており、ワーク搬送装置としては、外周端部に
多数のワーク保持孔5を有するキャリヤ円板3が回転駆
動自在に配置され、両砥石1,2間をキャリヤ円板3の
外周端部が通過するようになっている。
下1対の相対向する回転砥石1,2は、同一の垂直軸芯
O上に揃えられると共に、互いに反対方向に回転するよ
うになっており、ワーク搬送装置としては、外周端部に
多数のワーク保持孔5を有するキャリヤ円板3が回転駆
動自在に配置され、両砥石1,2間をキャリヤ円板3の
外周端部が通過するようになっている。
【0004】また、別の従来例として、図5(特開昭6
0−249563号)のように、ワーク搬送装置とし
て、開口孔7を有するエンドレスベルト6を利用した堅
型両頭平面研削盤がある。
0−249563号)のように、ワーク搬送装置とし
て、開口孔7を有するエンドレスベルト6を利用した堅
型両頭平面研削盤がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ワークを両面同時研削
する場合には、ワークの厚さよりも薄いキャリヤ円板が
必要となるが、図4のキャリヤ円板方式では、電子部品
の基板材料のようにワークが超薄物(たとえば0.2mm
厚程度)になると、キャリヤ円板3の剛性が不足し、ス
ムースな加工が不可能となる。ちなみに、現在の技術で
は0.8mm厚程度までワーク厚さを薄くするのが限界で
ある。
する場合には、ワークの厚さよりも薄いキャリヤ円板が
必要となるが、図4のキャリヤ円板方式では、電子部品
の基板材料のようにワークが超薄物(たとえば0.2mm
厚程度)になると、キャリヤ円板3の剛性が不足し、ス
ムースな加工が不可能となる。ちなみに、現在の技術で
は0.8mm厚程度までワーク厚さを薄くするのが限界で
ある。
【0006】これに対し、図5のエンドレスベルト方式
では、ベルト6として薄鋼板等を利用することにより、
薄物ワークの連続両面研削を十分可能としている。しか
し、ワークは、自転せずに、姿勢が固定されたまま砥石
間を通過する。
では、ベルト6として薄鋼板等を利用することにより、
薄物ワークの連続両面研削を十分可能としている。しか
し、ワークは、自転せずに、姿勢が固定されたまま砥石
間を通過する。
【0007】また、上下主軸が同一垂直線O上に直列配
置され、砥石1,2が環状に形成され、ベルト6が軸芯
O部分を通過するようになっているので、ワークWは砥
石1,2の入口側部分で研削された後、砥石中央の空間
部分で一旦解放されるが、再び砥石1,2の出口側部分
で研削されることになる。しかも、出口側の砥石部分で
2度目の研削が行われている時に、入口側の砥石部分で
は次のワークWの1度目が行われている。したがって、
多数のワークを均一な精度で仕上げるために、両砥石の
間隔及び主軸の角度調節が難しい。
置され、砥石1,2が環状に形成され、ベルト6が軸芯
O部分を通過するようになっているので、ワークWは砥
石1,2の入口側部分で研削された後、砥石中央の空間
部分で一旦解放されるが、再び砥石1,2の出口側部分
で研削されることになる。しかも、出口側の砥石部分で
2度目の研削が行われている時に、入口側の砥石部分で
は次のワークWの1度目が行われている。したがって、
多数のワークを均一な精度で仕上げるために、両砥石の
間隔及び主軸の角度調節が難しい。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本願請求項1記載の発明は、垂直な上下1対の主軸
と、上側主軸の下端部と下側主軸の上端部にそれぞれ固
定された上下1対の回転砥石と、ワークを保持して両砥
石間に搬送するワーク搬送装置とを備え、ワークの上下
両端面を同時に研削する竪型両頭平面研削盤において、
ワーク搬送装置は、ワークを回転自在に保持する多数の
保持孔を有する搬送ベルトを水平方向に直進するように
備え、上下両主軸は、同一回転方向に回転駆動すると共
にワーク搬送方向に一定の間隔をおいて配置され、両主
軸の軸芯間距離は、両砥石の研削面同士が上方から見て
一部重なり合うと共に該重なり合う部分のワーク搬送方
向幅がワークの最大幅以上で回転砥石半径以下となるよ
うに設定され、搬送ベルトはベルト幅中心線が両主軸芯
を通過するように配置していることを特徴としている。
め、本願請求項1記載の発明は、垂直な上下1対の主軸
と、上側主軸の下端部と下側主軸の上端部にそれぞれ固
定された上下1対の回転砥石と、ワークを保持して両砥
石間に搬送するワーク搬送装置とを備え、ワークの上下
両端面を同時に研削する竪型両頭平面研削盤において、
ワーク搬送装置は、ワークを回転自在に保持する多数の
保持孔を有する搬送ベルトを水平方向に直進するように
備え、上下両主軸は、同一回転方向に回転駆動すると共
にワーク搬送方向に一定の間隔をおいて配置され、両主
軸の軸芯間距離は、両砥石の研削面同士が上方から見て
一部重なり合うと共に該重なり合う部分のワーク搬送方
向幅がワークの最大幅以上で回転砥石半径以下となるよ
うに設定され、搬送ベルトはベルト幅中心線が両主軸芯
を通過するように配置していることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明を適用した竪型
両頭平面研削盤の縦断面略図であり、垂直な上下1対の
主軸11,12と、上側主軸11の下端部に固定された
環状の上側砥石14と、下側主軸12の上端部に固定さ
れた環状の下側砥石15と、帯鋼製の搬送ベルト16を
有するワーク搬送装置17と、ローデイング装置18
と、アンローディング装置19とを備えている。上下の
砥石14,15は同一径のものが装着されており、それ
ぞれ対向する面が、水平な研削面となっている。
両頭平面研削盤の縦断面略図であり、垂直な上下1対の
主軸11,12と、上側主軸11の下端部に固定された
環状の上側砥石14と、下側主軸12の上端部に固定さ
れた環状の下側砥石15と、帯鋼製の搬送ベルト16を
有するワーク搬送装置17と、ローデイング装置18
と、アンローディング装置19とを備えている。上下の
砥石14,15は同一径のものが装着されており、それ
ぞれ対向する面が、水平な研削面となっている。
【0010】上側主軸11は、上側主軸台21に回転自
在に支持されると共に、プーリ23,25及び伝達ベル
ト24を介して上側駆動モータ27に連動連結されてお
り、該駆動モータ27は上側主軸台21に固定されてい
る。下側主軸12は、下側主軸台22に回転自在に支持
されると共に、プーリ28,30及び伝達ベルト29を
介して上側駆動モータ31に連動連結されており、該駆
動モータ31は下主軸台22に固定されている。
在に支持されると共に、プーリ23,25及び伝達ベル
ト24を介して上側駆動モータ27に連動連結されてお
り、該駆動モータ27は上側主軸台21に固定されてい
る。下側主軸12は、下側主軸台22に回転自在に支持
されると共に、プーリ28,30及び伝達ベルト29を
介して上側駆動モータ31に連動連結されており、該駆
動モータ31は下主軸台22に固定されている。
【0011】搬送ベルト16は、両砥石間を通過するワ
ーク搬送経路に沿って水平直線状に配置されると共に、
搬送経路終端の駆動プーリ32とその他の従動プーリ3
3に亙って掛けられ、エンドレス式に矢印R方向へと回
行移動するようになっている。
ーク搬送経路に沿って水平直線状に配置されると共に、
搬送経路終端の駆動プーリ32とその他の従動プーリ3
3に亙って掛けられ、エンドレス式に矢印R方向へと回
行移動するようになっている。
【0012】両主軸11,12は、同一回転方向(例え
ば上方から見て時計回り方向)に回転するように設定さ
れると共にワーク搬送方向に一定の間隔Dをおいて配置
されてる。両主軸11,12の軸芯間距離Dは、両砥石
14,15の研削面同士が、図2のように上方から見て
一部重なり合うと共に該重なり合う部分のワーク搬送方
向幅dがワークWの最大幅以上で回転砥石半径以下とな
るように設定されている。
ば上方から見て時計回り方向)に回転するように設定さ
れると共にワーク搬送方向に一定の間隔Dをおいて配置
されてる。両主軸11,12の軸芯間距離Dは、両砥石
14,15の研削面同士が、図2のように上方から見て
一部重なり合うと共に該重なり合う部分のワーク搬送方
向幅dがワークWの最大幅以上で回転砥石半径以下とな
るように設定されている。
【0013】搬送ベルト16は、搬送方向に等間隔をお
いて形成された多数の円形ワーク保持孔35を全長に亙
って有しており、各保持孔35の中心を結ぶ搬送中心線
Cが両主軸芯O1,O2を通過するように配置されてい
る。搬送ベルト16の厚さは、たとえば0.05〜0.
4mmの範囲で各種変更可能となっており、これにより
0.1〜0.5mmの極薄ワークの両面研削が可能となっ
ている。
いて形成された多数の円形ワーク保持孔35を全長に亙
って有しており、各保持孔35の中心を結ぶ搬送中心線
Cが両主軸芯O1,O2を通過するように配置されてい
る。搬送ベルト16の厚さは、たとえば0.05〜0.
4mmの範囲で各種変更可能となっており、これにより
0.1〜0.5mmの極薄ワークの両面研削が可能となっ
ている。
【0014】下側砥石15の中央空間部分には、図1の
ように下側砥石15の研削面と略同じ高さの水平な入口
側ガイド板40が配置されており、該ガイド板40の上
面にはローディング装置18の供給出口が望んでおり、
搬送ベルト16の保持孔35内に、順次ワークWを供給
するようになっている。
ように下側砥石15の研削面と略同じ高さの水平な入口
側ガイド板40が配置されており、該ガイド板40の上
面にはローディング装置18の供給出口が望んでおり、
搬送ベルト16の保持孔35内に、順次ワークWを供給
するようになっている。
【0015】下側砥石15のワーク出口側には、下側砥
石15の研削面と略同じ高さで水平後方へと延びる出口
側ガイド板41が配置されており、出口側ガイド板41
の後端部には、アンローディング装置19として排出孔
43が形成されており、該排出孔43の下側には搬出コ
ンベア44が配置されている。
石15の研削面と略同じ高さで水平後方へと延びる出口
側ガイド板41が配置されており、出口側ガイド板41
の後端部には、アンローディング装置19として排出孔
43が形成されており、該排出孔43の下側には搬出コ
ンベア44が配置されている。
【0016】作用を説明する。図1において、駆動プー
リ32を始動することにより、搬送ベルト16を矢印R
方向に回行移動させ、両モータ27,31を始動するこ
とにより、両砥石14,15を図2の時計回りに同一回
転速度で回転する。
リ32を始動することにより、搬送ベルト16を矢印R
方向に回行移動させ、両モータ27,31を始動するこ
とにより、両砥石14,15を図2の時計回りに同一回
転速度で回転する。
【0017】未加工ワークWは、入口側ガイド板40上
において、ローディング装置18から搬送ベルト16の
保持孔35内に順次供給される。
において、ローディング装置18から搬送ベルト16の
保持孔35内に順次供給される。
【0018】保持孔35内のワークは、上下両端面が搬
送ベルト16の上下端面からそれぞれ張り出した状態と
なっており、この状態のまま、ガイド板40上をR方向
へと搬送され、上下砥石14,15間に供給される。
送ベルト16の上下端面からそれぞれ張り出した状態と
なっており、この状態のまま、ガイド板40上をR方向
へと搬送され、上下砥石14,15間に供給される。
【0019】砥石14,15間を通過する間にワークW
の上下端面は同時に研削されるが、この行程中、回転砥
石14,15の内外端部の研削速度の差により、ワーク
に矢印M方向への回転力が付与され、ワークは自転す
る。
の上下端面は同時に研削されるが、この行程中、回転砥
石14,15の内外端部の研削速度の差により、ワーク
に矢印M方向への回転力が付与され、ワークは自転す
る。
【0020】上記回転する理由を詳しく説明する。図3
は、ワークWが両砥石14,15間に挟まれた状態を透
視的に描いた平面図であり、ワークの下面には下側砥石
15が当接して研削力を付与するが、砥石15の研削速
度は軸芯O2からの距離に比例して径方向の外方側が速
くなるため、下側砥石15の搬送中心線C上においてワ
ークWの周上に加わる研削力(黒太の矢印)P1,P2
は、P1>P2となり、研削力の差(P1−P2)が矢
印M1方向の回転力として作用する。
は、ワークWが両砥石14,15間に挟まれた状態を透
視的に描いた平面図であり、ワークの下面には下側砥石
15が当接して研削力を付与するが、砥石15の研削速
度は軸芯O2からの距離に比例して径方向の外方側が速
くなるため、下側砥石15の搬送中心線C上においてワ
ークWの周上に加わる研削力(黒太の矢印)P1,P2
は、P1>P2となり、研削力の差(P1−P2)が矢
印M1方向の回転力として作用する。
【0021】一方、ワークWの上面には上側砥石14が
当接して研削力を付与するが、砥石14の研削速度は軸
芯O1からの距離に比例して径方向の外方側が速くなる
ため、上側砥石14の搬送中心線C上においてワークW
の周上に加わる研削力(白抜きの矢印)P3,P4は、
P3>P4となり、研削力の差(P1−P2)が矢印M
方向の回転力として作用する。
当接して研削力を付与するが、砥石14の研削速度は軸
芯O1からの距離に比例して径方向の外方側が速くなる
ため、上側砥石14の搬送中心線C上においてワークW
の周上に加わる研削力(白抜きの矢印)P3,P4は、
P3>P4となり、研削力の差(P1−P2)が矢印M
方向の回転力として作用する。
【0022】上記2つの回転力(P1−P2),(P3
−P4)は、ワークWに対して同方向の回転力となるの
で、ワークWはM方向に回転する。
−P4)は、ワークWに対して同方向の回転力となるの
で、ワークWはM方向に回転する。
【0023】回転しながら両面研削されたワークWは、
図1の出口側ガイド板41上に移送され、上側砥石14
の中央空間部及び矢印R方向側の研削面の下側を通過し
て、排出孔43から搬出コンベア44上に放出される。
図1の出口側ガイド板41上に移送され、上側砥石14
の中央空間部及び矢印R方向側の研削面の下側を通過し
て、排出孔43から搬出コンベア44上に放出される。
【0024】
(1)上側の砥石14を搬送始端側に配置し、下側の砥石
15を搬送終端側に配置する構成とすることもできる。
15を搬送終端側に配置する構成とすることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、 (1)ワーク保持孔35を有する搬送ベルト16により
ワークを直線状に搬送し、砥石14,15間を通過する
間に両面研削するようにしているので、極薄のワークで
も簡単に精度良く研削することができる。
ワークを直線状に搬送し、砥石14,15間を通過する
間に両面研削するようにしているので、極薄のワークで
も簡単に精度良く研削することができる。
【0026】(2)両主軸11,12をワーク搬送方向
に間隔を空けるようにずらし、軸芯間距離Dを、両砥石
14,15の重なり合う部分のワーク搬送方向幅dがワ
ークWの最大幅以上で回転砥石半径以下となるように設
定しているので、搬送ベルト16を使用してワークWが
両砥石14,16の軸芯部分を通過させるようにして精
度のよい研削を行えるようにしながらも、従来の同軸芯
配置のように断続的に2度砥石間を通過する構成に比
べ、砥石間隔あるいは砥石角度の調節が簡単で、均一し
た研削性能を発揮できる。
に間隔を空けるようにずらし、軸芯間距離Dを、両砥石
14,15の重なり合う部分のワーク搬送方向幅dがワ
ークWの最大幅以上で回転砥石半径以下となるように設
定しているので、搬送ベルト16を使用してワークWが
両砥石14,16の軸芯部分を通過させるようにして精
度のよい研削を行えるようにしながらも、従来の同軸芯
配置のように断続的に2度砥石間を通過する構成に比
べ、砥石間隔あるいは砥石角度の調節が簡単で、均一し
た研削性能を発揮できる。
【0027】(3)両主軸11,12をワーク搬送方向
に間隔を空けるようにずらし、両砥石14,15の回転
方向を同一として両砥石14,15の重なり合う部分で
両面同時研削するようにしているので、研削面の軸芯か
らの距離の相違による研削力の差を利用して、研削中の
ワークを簡単に自転させることができ、研削精度の均一
性が一層向上する。
に間隔を空けるようにずらし、両砥石14,15の回転
方向を同一として両砥石14,15の重なり合う部分で
両面同時研削するようにしているので、研削面の軸芯か
らの距離の相違による研削力の差を利用して、研削中の
ワークを簡単に自転させることができ、研削精度の均一
性が一層向上する。
【図1】 本願発明を適用した竪型両頭平面研削盤の正
面略図である。
面略図である。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 砥石重合部分の研削力の関係を示す作用説明
透視平面図である。
透視平面図である。
【図4】 従来例の斜視図である。
【図5】 別の従来例の正面図である。
11 上側主軸 12 下側主軸 14 上側砥石 15 下側砥石 16 搬送ベルト 17 ワーク搬送装置 35 ワーク保持孔
Claims (1)
- 【請求項1】 垂直な上下1対の主軸と、上側主軸の下
端部と下側主軸の上端部にそれぞれ固定された上下1対
の回転砥石と、ワークを保持して両砥石間に搬送するワ
ーク搬送装置とを備え、ワークの上下両端面を同時に研
削する竪型両頭平面研削盤において、ワーク搬送装置
は、ワークを回転自在に保持する多数の保持孔を有する
搬送ベルトを水平方向に直進するように備え、上下両主
軸は、同一回転方向に回転駆動すると共にワーク搬送方
向に一定の間隔をおいて配置され、両主軸の軸芯間距離
は、両砥石の研削面同士が上方から見て一部重なり合う
と共に該重なり合う部分のワーク搬送方向幅がワークの
最大幅以上で回転砥石半径以下となるように設定され、
搬送ベルトは幅中心線が両主軸芯を通過するように配置
していることを特徴とする堅型両頭平面研削盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP465596A JPH09192993A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 堅型両頭平面研削盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP465596A JPH09192993A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 堅型両頭平面研削盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09192993A true JPH09192993A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11589967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP465596A Pending JPH09192993A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 堅型両頭平面研削盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09192993A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003260643A (ja) * | 2002-03-07 | 2003-09-16 | Chuo Spring Co Ltd | コイルばねの端面の研削方法 |
CN114406823A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-04-29 | 南通华兴磁性材料有限公司 | 一种软磁铁氧体磁芯磨削装置 |
-
1996
- 1996-01-16 JP JP465596A patent/JPH09192993A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003260643A (ja) * | 2002-03-07 | 2003-09-16 | Chuo Spring Co Ltd | コイルばねの端面の研削方法 |
CN114406823A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-04-29 | 南通华兴磁性材料有限公司 | 一种软磁铁氧体磁芯磨削装置 |
CN114406823B (zh) * | 2022-03-30 | 2022-05-31 | 南通华兴磁性材料有限公司 | 一种软磁铁氧体磁芯磨削装置 |
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