JPH09194582A - ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents
ポリカーボネートの製造方法Info
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- JPH09194582A JPH09194582A JP757696A JP757696A JPH09194582A JP H09194582 A JPH09194582 A JP H09194582A JP 757696 A JP757696 A JP 757696A JP 757696 A JP757696 A JP 757696A JP H09194582 A JPH09194582 A JP H09194582A
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- carbon atoms
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- chloride
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ホスゲンの分解ロスおよび芳香族ジヒドロキシ
化合物のクロロホーメート誘導体の加水分解が抑えら
れ、効率良くポリカーボネートを製造する方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカリ水溶
液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させてポリカ
ーボネートを製造する方法において、触媒として、三級
窒素と四級窒素を含む化合物からなるピリジニウム塩、
ピペラジニウム塩又はイミダゾリウム塩を用いることを
特徴とするポリカーボネートの製造方法。
化合物のクロロホーメート誘導体の加水分解が抑えら
れ、効率良くポリカーボネートを製造する方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカリ水溶
液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させてポリカ
ーボネートを製造する方法において、触媒として、三級
窒素と四級窒素を含む化合物からなるピリジニウム塩、
ピペラジニウム塩又はイミダゾリウム塩を用いることを
特徴とするポリカーボネートの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリカーボネートの
製造方法、詳しくは新規な触媒により、界面重合法にお
けるホスゲンの分解ロスの低減およびクロロホーメート
誘導体の加水分解の低減を可能とするポリカーボネート
の製造方法に関するものである。
製造方法、詳しくは新規な触媒により、界面重合法にお
けるホスゲンの分解ロスの低減およびクロロホーメート
誘導体の加水分解の低減を可能とするポリカーボネート
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族ジヒドロキシ化合物にホスゲンを
反応させてポリカーボネートを製造する際に、脱酸剤と
して通常、アルカリ水溶液を用いている。ホスゲンはア
ルカリの存在下で、主反応(芳香族ジロキシ化合物との
反応によりポリカーボネートを生成する反応)の他、分
解反応を併発し、減耗ロスを生ずる。又、主反応で生成
した芳香族ジヒドロキシ化合物のクロロホーメート誘導
体もアルカリ存在下で加水分解されるという問題点もあ
った。これに対してホスゲンの分解ロスを低減する方法
としては、反応系の水の量及びイオン種の濃度を比較的
高くし、pHを調節する方法(特開平7−165902号
公報)他が提案されているが充分ではない。
反応させてポリカーボネートを製造する際に、脱酸剤と
して通常、アルカリ水溶液を用いている。ホスゲンはア
ルカリの存在下で、主反応(芳香族ジロキシ化合物との
反応によりポリカーボネートを生成する反応)の他、分
解反応を併発し、減耗ロスを生ずる。又、主反応で生成
した芳香族ジヒドロキシ化合物のクロロホーメート誘導
体もアルカリ存在下で加水分解されるという問題点もあ
った。これに対してホスゲンの分解ロスを低減する方法
としては、反応系の水の量及びイオン種の濃度を比較的
高くし、pHを調節する方法(特開平7−165902号
公報)他が提案されているが充分ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記観点よ
り、ホスゲンの分解ロスおよび芳香族ジヒドロキシ化合
物のクロロホーメート誘導体の加水分解が抑えられ、効
率良くポリカーボネートを製造する方法を提供すること
を目的とする。
り、ホスゲンの分解ロスおよび芳香族ジヒドロキシ化合
物のクロロホーメート誘導体の加水分解が抑えられ、効
率良くポリカーボネートを製造する方法を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、ホスゲンの分解ロスを低減し、芳香族ジヒドロ
キシ化合物のクロロホーメート誘導体の加水分解が抑え
る方法として、効果的な触媒を見出し、本発明を完成し
た。すなわち、本発明の要旨は以下の通りである
た結果、ホスゲンの分解ロスを低減し、芳香族ジヒドロ
キシ化合物のクロロホーメート誘導体の加水分解が抑え
る方法として、効果的な触媒を見出し、本発明を完成し
た。すなわち、本発明の要旨は以下の通りである
【0005】(1)芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカ
リ水溶液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させて
ポリカーボネートを製造する方法において、触媒として
下記(A)式で表される第三級窒素と第四級窒素を含む
化合物を用いることを特徴とするポリカーボネートの製
造方法。
リ水溶液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させて
ポリカーボネートを製造する方法において、触媒として
下記(A)式で表される第三級窒素と第四級窒素を含む
化合物を用いることを特徴とするポリカーボネートの製
造方法。
【0006】
【化7】
【0007】〔Y1 , Y2 ,Y3 ,Y5 ,Y6 は炭素数
1〜30のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボ
キシアルキル基、末端にアルカリ金属のついたカルボキ
シアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルケニル基、
アルカジニエル基、アルカトリエル基、アリール基、ア
ルキルアリール基もしくはアシル基である。それぞれ同
一であっても異なってもよい。Y4 は単結合、炭素数1
〜30のアルキレン基、シクロアルキレン基、アルキリ
デン基、シクロアルキリデン基、アリーレン基もしくは
アルキルアリーレン基である。Y2 ,Y3 ,Y4 ,
Y5 ,Y6 は互いに結合し、環を形成してもよい。X-
はCl- ,Br- ,I- ,1/2 SO4 2- 又はOH- であ
る。〕
1〜30のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボ
キシアルキル基、末端にアルカリ金属のついたカルボキ
シアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルケニル基、
アルカジニエル基、アルカトリエル基、アリール基、ア
ルキルアリール基もしくはアシル基である。それぞれ同
一であっても異なってもよい。Y4 は単結合、炭素数1
〜30のアルキレン基、シクロアルキレン基、アルキリ
デン基、シクロアルキリデン基、アリーレン基もしくは
アルキルアリーレン基である。Y2 ,Y3 ,Y4 ,
Y5 ,Y6 は互いに結合し、環を形成してもよい。X-
はCl- ,Br- ,I- ,1/2 SO4 2- 又はOH- であ
る。〕
【0008】(2)芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカ
リ水溶液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させて
ポリカーボネートを製造する方法において、触媒とし
て、下記(I)式、(II)式又は(III)式で表される化合
物を用いることを特徴とするポリカーボネートの製造方
法。
リ水溶液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させて
ポリカーボネートを製造する方法において、触媒とし
て、下記(I)式、(II)式又は(III)式で表される化合
物を用いることを特徴とするポリカーボネートの製造方
法。
【0009】
【化8】
【0010】〔R1 、R2 は炭素数が1〜6のアルキル
基で、それぞれ同一でも異なってもよい。R3 は炭素数
が1〜6のアルキル基、炭素数が6〜10のアリール基
又は炭素数が1〜8のアシル基である。X1 はCl- ,
Br- ,I- ,1/2 SO4 2- 又はOH- である。〕
基で、それぞれ同一でも異なってもよい。R3 は炭素数
が1〜6のアルキル基、炭素数が6〜10のアリール基
又は炭素数が1〜8のアシル基である。X1 はCl- ,
Br- ,I- ,1/2 SO4 2- 又はOH- である。〕
【0011】
【化9】
【0012】〔X2 はCl- ,Br- ,I- ,1/2 SO
4 2- 又はOH- である。〕
4 2- 又はOH- である。〕
【0013】
【化10】
【0014】〔R4 、R5 は炭素数が1〜6のアルキル
基で、それぞれ同一でも異なってもよい。R6 は炭素数
が1〜6のアルキル基又は炭素数が6〜10のアリール
基もしくはアルキルアリール基である。X3 はCl- ,
Br- ,I- ,1/2 SO4 2- 又はOH- である。〕
基で、それぞれ同一でも異なってもよい。R6 は炭素数
が1〜6のアルキル基又は炭素数が6〜10のアリール
基もしくはアルキルアリール基である。X3 はCl- ,
Br- ,I- ,1/2 SO4 2- 又はOH- である。〕
【0015】(3)芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカ
リ水溶液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させて
ポリカーボネートを製造する方法において、触媒とし
て、下記(IV)式で表される化合物を用いることを特徴
とするポリカーボネートの製造方法。
リ水溶液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させて
ポリカーボネートを製造する方法において、触媒とし
て、下記(IV)式で表される化合物を用いることを特徴
とするポリカーボネートの製造方法。
【0016】
【化11】
【0017】〔R7 、R8 は炭素数が1〜30のアルキ
ル基、炭素数が1〜6のヒドロキシアルキル基、アルキ
ル基の炭素数が1〜6のカルボキシアルキル基もしくは
末端にアルカリ金属のついた同炭素数のカルボキシアル
キル基、下記式(V)で表される置換基
ル基、炭素数が1〜6のヒドロキシアルキル基、アルキ
ル基の炭素数が1〜6のカルボキシアルキル基もしくは
末端にアルカリ金属のついた同炭素数のカルボキシアル
キル基、下記式(V)で表される置換基
【0018】
【化12】
【0019】(R10,R11は炭素数が1〜3のアルキル
基で、それぞれ同一でも異なってもよい。)又はアルキ
ル基の炭素数1〜6のハロゲン化アルキル基で、それぞ
れ同一でも異なってもよい。R9 は炭素数が6〜30の
アルキル基、アルケニル基、アルカジエニル基もしくは
アルカトリエニル基である。X4 はCl- ,Br- ,I
- ,C2H5SO4 - ,1/2 SO4 2- ,HCOO- 又はO
H- である。〕
基で、それぞれ同一でも異なってもよい。)又はアルキ
ル基の炭素数1〜6のハロゲン化アルキル基で、それぞ
れ同一でも異なってもよい。R9 は炭素数が6〜30の
アルキル基、アルケニル基、アルカジエニル基もしくは
アルカトリエニル基である。X4 はCl- ,Br- ,I
- ,C2H5SO4 - ,1/2 SO4 2- ,HCOO- 又はO
H- である。〕
【0020】(4)触媒使用量が芳香族ジヒドロキシ化
合物1モルに対して1×10-4〜1×10-2モルである
上記(1)、(2)又は(3)記載のポリカーボネート
の製造方法。
合物1モルに対して1×10-4〜1×10-2モルである
上記(1)、(2)又は(3)記載のポリカーボネート
の製造方法。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明は芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカリ水
溶液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させてポリ
カーボネートを製造する方法において、触媒として、三
級窒素と四級窒素を含む上記A式で表される化合物を用
いることにより、芳香族ジヒドロキシ化合物を界面に移
動させ、ホスゲンを引きつけ、ホスゲンと芳香族ジヒド
ロキシ化合物とのクロロホーメート基の生成反応やその
後の重縮合反応を促進し、結果的にホスゲンの分解ロス
を低減し、芳香族ジヒドロキシ化合物のクロロホーメー
ト誘導体の加水分解を抑える方法である。
する。本発明は芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカリ水
溶液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させてポリ
カーボネートを製造する方法において、触媒として、三
級窒素と四級窒素を含む上記A式で表される化合物を用
いることにより、芳香族ジヒドロキシ化合物を界面に移
動させ、ホスゲンを引きつけ、ホスゲンと芳香族ジヒド
ロキシ化合物とのクロロホーメート基の生成反応やその
後の重縮合反応を促進し、結果的にホスゲンの分解ロス
を低減し、芳香族ジヒドロキシ化合物のクロロホーメー
ト誘導体の加水分解を抑える方法である。
【0022】三級窒素と四級窒素を含む上記A式で表さ
れる化合物とは、具体的に下記に示す(A−1−1),
(A−1−2),(A−1−3),(A−1−4),
(A−1−5),(A−1−6),(A−1−7),
(A−2−1),(A−2−2),(A−3−1),
(A−3−2),(A−3−3),(A−3−4),
(A−3−5),(A−3−6),(A−3−7),
(A−4−1),(A−4−2),(A−4−3),
(A−4−4),(A−4−5),(A−4−6),
(A−4−7),(A−5−1)の各式で表されるもの
(ただし、X-の表示を省略して示す)が対象である。
(各式中に表されるY1 ,Y2 ,Y3 ,Y4 ,Y5 ,Y
6 は、上記(A)式中のY1 , Y2 ,Y3 ,Y4 ,
Y5 ,Y6 が採りうる置換基と同じであり、それぞれの
置換基が同一でも異なってもよい。)
れる化合物とは、具体的に下記に示す(A−1−1),
(A−1−2),(A−1−3),(A−1−4),
(A−1−5),(A−1−6),(A−1−7),
(A−2−1),(A−2−2),(A−3−1),
(A−3−2),(A−3−3),(A−3−4),
(A−3−5),(A−3−6),(A−3−7),
(A−4−1),(A−4−2),(A−4−3),
(A−4−4),(A−4−5),(A−4−6),
(A−4−7),(A−5−1)の各式で表されるもの
(ただし、X-の表示を省略して示す)が対象である。
(各式中に表されるY1 ,Y2 ,Y3 ,Y4 ,Y5 ,Y
6 は、上記(A)式中のY1 , Y2 ,Y3 ,Y4 ,
Y5 ,Y6 が採りうる置換基と同じであり、それぞれの
置換基が同一でも異なってもよい。)
【0023】
【化13】
【0024】
【化14】
【0025】
【化15】
【0026】
【化16】
【0027】
【化17】
【0028】
【化18】
【0029】
【化19】
【0030】
【化20】
【0031】
【化21】
【0032】
【化22】
【0033】
【化23】
【0034】これらの三級窒素及び四級窒素を含む化合
物の中でも、好ましくは上記(I)式もしくは(II)式で
表されるピリジニウム塩、(III)式で表されるピペラジ
ニウム塩又は(IV)式で表されるイミダゾリウム塩を用
いることができる。すなわち、ホスゲン法によるポリカ
ーボネートの全製造工程中、クロロホーメートオリゴマ
ーの製造工程において、芳香族ジヒドロキシ化合物、ア
ルカリ水溶液および有機溶剤の混合物に上記(A)式で
表される化合物具体的には(I)式もしくは(II)式で表
されるピリジニウム塩、(III)式で表されるピペラジニ
ウム塩或いは(IV)式で表されるイミダゾリウム塩で表
される触媒を芳香族ジヒドロキシ化合物1モルに対して
通常、1×10-4〜1×10-2モル添加し、攪拌しなが
ら、これにホスゲンガスを吹き込む。反応温度は通常、
0〜80℃、好ましくは5〜50℃、より好ましくは1
0〜40℃で、反応圧力は特に制限はないが、常圧以上
が好ましい。反応温度が0℃より低いと主反応であるホ
スゲンと芳香族ジヒロキシ化合物との反応が遅くなり、
80℃を超えるとホスゲンの分解反応が激しくなるから
である。なお、主反応が発熱反応であるから、上記温度
範囲で温度コントロールする必要がある。
物の中でも、好ましくは上記(I)式もしくは(II)式で
表されるピリジニウム塩、(III)式で表されるピペラジ
ニウム塩又は(IV)式で表されるイミダゾリウム塩を用
いることができる。すなわち、ホスゲン法によるポリカ
ーボネートの全製造工程中、クロロホーメートオリゴマ
ーの製造工程において、芳香族ジヒドロキシ化合物、ア
ルカリ水溶液および有機溶剤の混合物に上記(A)式で
表される化合物具体的には(I)式もしくは(II)式で表
されるピリジニウム塩、(III)式で表されるピペラジニ
ウム塩或いは(IV)式で表されるイミダゾリウム塩で表
される触媒を芳香族ジヒドロキシ化合物1モルに対して
通常、1×10-4〜1×10-2モル添加し、攪拌しなが
ら、これにホスゲンガスを吹き込む。反応温度は通常、
0〜80℃、好ましくは5〜50℃、より好ましくは1
0〜40℃で、反応圧力は特に制限はないが、常圧以上
が好ましい。反応温度が0℃より低いと主反応であるホ
スゲンと芳香族ジヒロキシ化合物との反応が遅くなり、
80℃を超えるとホスゲンの分解反応が激しくなるから
である。なお、主反応が発熱反応であるから、上記温度
範囲で温度コントロールする必要がある。
【0035】本発明で用いる上記触媒はそれぞれ単独で
又は二種以上の触媒を混合して使用してもよい。特に、
(IV)式で表されるイミダゾリウム塩は不純物の少ない
高品質ものが入手しやすいことから本発明に用いる触媒
として好適である。又、上記触媒使用量において、1×
10-4モルより少ないとホスゲンの分解量の抑制効果が
小さくなり、1×10-2モルを超えるとホスゲンの分解
量の抑制効果の増大に限界が見えてくる。
又は二種以上の触媒を混合して使用してもよい。特に、
(IV)式で表されるイミダゾリウム塩は不純物の少ない
高品質ものが入手しやすいことから本発明に用いる触媒
として好適である。又、上記触媒使用量において、1×
10-4モルより少ないとホスゲンの分解量の抑制効果が
小さくなり、1×10-2モルを超えるとホスゲンの分解
量の抑制効果の増大に限界が見えてくる。
【0036】本発明に用いる触媒の上記(I)式で示すピ
リジニウム塩は、具体的には4−ジメチルアミノ−1メ
チルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミノ−1
エチルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミノ−
1プロピルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミ
ノ−1ブチルピリジニウムクロライド、4−ジメチルア
ミノ−1イソブチルピリジニウムクロライド、4−ジメ
チルアミノ−1ペンチルピリジニウムクロライド、4−
ジメチルアミノ−1ヘキシルピリジニウムクロライド、
4−ジエチルアミノ−1メチルピリジニウムクロライ
ド、4−ジエチルアミノ−1エチルピリジニウムクロラ
イド、4−ジエチルアミノ−1プロピルピリジニウムク
ロライド、4−ジエチルアミノ−1ブチルピリジニウム
クロライド、4−ジエチルアミノ−1イソブチルピリジ
ニウムクロライド、4−ジエチルアミノ−1ペンチルピ
リジニウムクロライド、4−ジエチルアミノ−1ヘキシ
ルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミノ−1フ
ェニルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミノ−
1トリルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミノ
−1キシリルピリジニウムクロライド、4−ジエチルア
ミノ−1フェニルピリジニウムクロライド、4−ジエチ
ルアミノ−1トリルピリジニウムクロライド、4−ジエ
チルアミノ−1キシリルピリジニウムクロライド、4−
ジメチルアミノ−1アセチルピリジニウムクロライド、
4−ジメチルアミノ−1プロピオニルピリジニウムクロ
ライド、4−ジメチルアミノ−1ブチリルピリジニウム
クロライド、4−ジメチルアミノ−1ベンゾイルピリジ
ニウムクロライド、4−ジエチルアミノ−1アセチルピ
リジニウムクロライド、4−ジエチルアミノ−1プロピ
オニルピリジニウムクロライド、4−ジエチルアミノ−
1ブチリルピリジニウムクロライド、4−ジエチルアミ
ノ−1ベンゾイルピリジニウムクロライド、4−ジメチ
ルアミノ−1メチルピリジニウムブロマイド、4−ジメ
チルアミノ−1エチルピリジニウムブロマイド、4−ジ
メチルアミノ−1プロピルピリジニウムブロマイド、4
−ジメチルアミノ−1ブチルピリジニウムブロマイド、
4−ジメチルアミノ−1イソブチルピリジニウムブロマ
イド、4−ジメチルアミノ−1ペンチルピリジニウムブ
ロマイド、4−ジメチルアミノ−1ヘキシルピリジニウ
ムブロマイド、4−ジエチルアミノ−1メチルピリジニ
ウムブロマイド、4−ジエチルアミノ−1エチルピリジ
ニウムブロマイド、4−ジエチルアミノ−1プロピルピ
リジニウムブロマイド、4−ジエチルアミノ−1ブチル
ピリジニウムブロマイド、4−ジエチルアミノ−1イソ
ブチルピリジニウムブロマイド、4−ジエチルアミノ−
1ペンチルピリジニウムブロマイド、4−ジエチルアミ
ノ−1ヘキシルピリジニウムブロマイド、4−ジメチル
アミノ−1フェニルピリジニウムブロマイド、4−ジメ
チルアミノ−1トリルピリジニウムブロマイド、4−ジ
メチルアミノ−1キシリルピリジニウムブロマイド、4
−ジエチルアミノ−1フェニルピリジニウムブロマイ
ド、4−ジエチルアミノ−1トリルピリジニウムブロマ
イド、4−ジエチルアミノ−1キシリルピリジニウムブ
ロマイド、4−ジメチルアミノ−1アセチルピリジニウ
ムブロマイド、4−ジメチルアミノ−1プロピオニルピ
リジニウムブロマイド、4−ジメチルアミノ−1ブチリ
ルピリジニウムブロマイド、4−ジメチルアミノ−1ベ
ンゾイルピリジニウムブロマイド、4−ジエチルアミノ
−1アセチルピリジニウムブロマイド、4−ジエチルア
ミノ−1プロピオニルピリジニウムブロマイド、4−ジ
エチルアミノ−1ブチリルピリジニウムブロマイド、4
−ジエチルアミノ−1ベンゾイルピリジニウムブロマイ
ド等が挙げられる。
リジニウム塩は、具体的には4−ジメチルアミノ−1メ
チルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミノ−1
エチルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミノ−
1プロピルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミ
ノ−1ブチルピリジニウムクロライド、4−ジメチルア
ミノ−1イソブチルピリジニウムクロライド、4−ジメ
チルアミノ−1ペンチルピリジニウムクロライド、4−
ジメチルアミノ−1ヘキシルピリジニウムクロライド、
4−ジエチルアミノ−1メチルピリジニウムクロライ
ド、4−ジエチルアミノ−1エチルピリジニウムクロラ
イド、4−ジエチルアミノ−1プロピルピリジニウムク
ロライド、4−ジエチルアミノ−1ブチルピリジニウム
クロライド、4−ジエチルアミノ−1イソブチルピリジ
ニウムクロライド、4−ジエチルアミノ−1ペンチルピ
リジニウムクロライド、4−ジエチルアミノ−1ヘキシ
ルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミノ−1フ
ェニルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミノ−
1トリルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミノ
−1キシリルピリジニウムクロライド、4−ジエチルア
ミノ−1フェニルピリジニウムクロライド、4−ジエチ
ルアミノ−1トリルピリジニウムクロライド、4−ジエ
チルアミノ−1キシリルピリジニウムクロライド、4−
ジメチルアミノ−1アセチルピリジニウムクロライド、
4−ジメチルアミノ−1プロピオニルピリジニウムクロ
ライド、4−ジメチルアミノ−1ブチリルピリジニウム
クロライド、4−ジメチルアミノ−1ベンゾイルピリジ
ニウムクロライド、4−ジエチルアミノ−1アセチルピ
リジニウムクロライド、4−ジエチルアミノ−1プロピ
オニルピリジニウムクロライド、4−ジエチルアミノ−
1ブチリルピリジニウムクロライド、4−ジエチルアミ
ノ−1ベンゾイルピリジニウムクロライド、4−ジメチ
ルアミノ−1メチルピリジニウムブロマイド、4−ジメ
チルアミノ−1エチルピリジニウムブロマイド、4−ジ
メチルアミノ−1プロピルピリジニウムブロマイド、4
−ジメチルアミノ−1ブチルピリジニウムブロマイド、
4−ジメチルアミノ−1イソブチルピリジニウムブロマ
イド、4−ジメチルアミノ−1ペンチルピリジニウムブ
ロマイド、4−ジメチルアミノ−1ヘキシルピリジニウ
ムブロマイド、4−ジエチルアミノ−1メチルピリジニ
ウムブロマイド、4−ジエチルアミノ−1エチルピリジ
ニウムブロマイド、4−ジエチルアミノ−1プロピルピ
リジニウムブロマイド、4−ジエチルアミノ−1ブチル
ピリジニウムブロマイド、4−ジエチルアミノ−1イソ
ブチルピリジニウムブロマイド、4−ジエチルアミノ−
1ペンチルピリジニウムブロマイド、4−ジエチルアミ
ノ−1ヘキシルピリジニウムブロマイド、4−ジメチル
アミノ−1フェニルピリジニウムブロマイド、4−ジメ
チルアミノ−1トリルピリジニウムブロマイド、4−ジ
メチルアミノ−1キシリルピリジニウムブロマイド、4
−ジエチルアミノ−1フェニルピリジニウムブロマイ
ド、4−ジエチルアミノ−1トリルピリジニウムブロマ
イド、4−ジエチルアミノ−1キシリルピリジニウムブ
ロマイド、4−ジメチルアミノ−1アセチルピリジニウ
ムブロマイド、4−ジメチルアミノ−1プロピオニルピ
リジニウムブロマイド、4−ジメチルアミノ−1ブチリ
ルピリジニウムブロマイド、4−ジメチルアミノ−1ベ
ンゾイルピリジニウムブロマイド、4−ジエチルアミノ
−1アセチルピリジニウムブロマイド、4−ジエチルア
ミノ−1プロピオニルピリジニウムブロマイド、4−ジ
エチルアミノ−1ブチリルピリジニウムブロマイド、4
−ジエチルアミノ−1ベンゾイルピリジニウムブロマイ
ド等が挙げられる。
【0037】これらの中でも、特に4−ジメチルアミノ
−1メチルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミ
ノ−1エチルピリジニウムクロライド、4−ジメチルア
ミノ−1プロピルピリジニウムクロライドが好適に用い
られる。本発明に用いる触媒の上記(II)式で示すピリ
ジニウム塩は、具体的には1−(2−ピリジル)ピリジ
ニウムクロライド、1−(3−ピリジル)ピリジニウム
クロライド、1−(4−ピリジル)ピリジニウムクロラ
イド、1−(2−ピリジル)ピリジニウムブロマイド、
1−(3−ピリジル)ピリジニウムブロマイド、1−
(4−ピリジル)ピリジニウムブロマイド、1−(2−
ピリジル)ピリジニウムアイオダイド、1−(3−ピリ
ジル)ピリジニウムアイオダイド、1−(4−ピリジ
ル)ピリジニウムアイオダイド等が挙げられる。
−1メチルピリジニウムクロライド、4−ジメチルアミ
ノ−1エチルピリジニウムクロライド、4−ジメチルア
ミノ−1プロピルピリジニウムクロライドが好適に用い
られる。本発明に用いる触媒の上記(II)式で示すピリ
ジニウム塩は、具体的には1−(2−ピリジル)ピリジ
ニウムクロライド、1−(3−ピリジル)ピリジニウム
クロライド、1−(4−ピリジル)ピリジニウムクロラ
イド、1−(2−ピリジル)ピリジニウムブロマイド、
1−(3−ピリジル)ピリジニウムブロマイド、1−
(4−ピリジル)ピリジニウムブロマイド、1−(2−
ピリジル)ピリジニウムアイオダイド、1−(3−ピリ
ジル)ピリジニウムアイオダイド、1−(4−ピリジ
ル)ピリジニウムアイオダイド等が挙げられる。
【0038】これらの中でも特に1−(4−ピリジル)
ピリジニウムクロライド、1−(4−ピリジル)ピリジ
ニウムブロマイド、1−(4−ピリジル)ピリジニウム
アイオダイドが好適に用いられる。本発明に用いる触媒
の上記(III)式で示すピペラジニウム塩は、具体的には
1、1−ジメチル−4−フェニルピペラジニウムクロラ
イド、1、1−ジメチル−4−o-トリルピペラジニウム
クロライド、1−ジメチル−4−m-トリルピペラジニウ
ムクロライド、1−ジメチル−4−p-トリルピペラジニ
ウムクロライド、1、1−ジメチル−4−ベンジルピペ
ラジニウムクロライド、1、1−ジメチル−4−フェネ
チルピペラジニウムクロライド、1、1−ジメチル−4
−メチルピペラジニウムクロライド、1、1−ジメチル
−4−エチルピペラジニウムクロライド、1、1−ジメ
チル−4−プロピルピペラジニウムクロライド、1、1
−ジメチル−4−ブチルピペラジニウムクロライド、
1、1−ジエチル−4−フェニルピペラジニウムクロラ
イド、1、1−ジエチル−4−o-トリルピペラジニウム
クロライド、1−ジエチル−4−m-トリルピペラジニウ
ムクロライド、1−ジエチル−4−p-トリルピペラジニ
ウムクロライド、1、1−ジエチル−4−ベンジルピペ
ラジニウムクロライド、1、1−ジエチル−4−フェネ
チルピペラジニウムクロライド、1、1−ジエチル−4
−メチルピペラジニウムクロライド、1、1−ジエチル
−4−エチルピペラジニウムクロライド、1、1−ジエ
チル−4−プロピルピペラジニウムクロライド、1、1
−ジエチル−4−ブチルピペラジニウムクロライド、
1、1−ジメチル−4−フェニルピペラジニウムブロマ
イド、1、1−ジメチル−4−o-トリルピペラジニウム
ブロマイド、1−ジメチル−4−m-トリルピペラジニウ
ムブロマイド、1−ジメチル−4−p-トリルピペラジニ
ウムブロマイド、1、1−ジメチル−4−ベンジルピペ
ラジニウムブロマイド、1、1−ジメチル−4−フェネ
チルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジメチル−4
−メチルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジメチル
−4−エチルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジメ
チル−4−プロピルピペラジニウムブロマイド、1、1
−ジメチル−4−ブチルピペラジニウムブロマイド、
1、1−ジエチル−4−フェニルピペラジニウムブロマ
イド、1、1−ジエチル−4−o-トリルピペラジニウム
ブロマイド、1−ジエチル−4−m-トリルピペラジニウ
ムブロマイド、1−ジエチル−4−p-トリルピペラジニ
ウムブロマイド、1、1−ジエチル−4−ベンジルピペ
ラジニウムブロマイド、1、1−ジエチル−4−フェネ
チルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジエチル−4
−メチルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジエチル
−4−エチルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジエ
チル−4−プロピルピペラジニウムブロマイド、1、1
−ジエチル−4−ブチルピペラジニウムブロマイド、
1、1−ジメチル−4−フェニルピペラジニウムアイオ
ダイド、1、1−ジメチル−4−o-トリルピペラジニウ
ムアイオダイド、1−ジメチル−4−m-トリルピペラジ
ニウムアイオダイド、1−ジメチル−4−p-トリルピペ
ラジニウムアイオダイド、1、1−ジメチル−4−ベン
ジルピペラジニウムアイオダイド、1、1−ジメチル−
4−フェネチルピペラジニウムアイオダイド、1、1−
ジメチル−4−メチルピペラジニウムアイオダイド、
1、1−ジメチル−4−エチルピペラジニウムアイオダ
イド、1、1−ジメチル−4−プロピルピペラジニウム
アイオダイド、1、1−ジメチル−4−ブチルピペラジ
ニウムアイオダイド、1、1−ジエチル−4−フェニル
ピペラジニウムアイオダイド、1、1−ジエチル−4−
o-トリルピペラジニウムアイオダイド、1−ジエチル−
4−m-トリルピペラジニウムアイオダイド、1−ジエチ
ル−4−p-トリルピペラジニウムアイオダイド、1、1
−ジエチル−4−ベンジルピペラジニウムアイオダイ
ド、1、1−ジエチル−4−フェネチルピペラジニウム
アイオダイド、1、1−ジエチル−4−メチルピペラジ
ニウムアイオダイド、1、1−ジエチル−4−エチルピ
ペラジニウムアイオダイド、1、1−ジエチル−4−プ
ロピルピペラジニウムアイオダイド、1、1−ジエチル
−4−ブチルピペラジニウムアイオダイド等が挙げられ
る。
ピリジニウムクロライド、1−(4−ピリジル)ピリジ
ニウムブロマイド、1−(4−ピリジル)ピリジニウム
アイオダイドが好適に用いられる。本発明に用いる触媒
の上記(III)式で示すピペラジニウム塩は、具体的には
1、1−ジメチル−4−フェニルピペラジニウムクロラ
イド、1、1−ジメチル−4−o-トリルピペラジニウム
クロライド、1−ジメチル−4−m-トリルピペラジニウ
ムクロライド、1−ジメチル−4−p-トリルピペラジニ
ウムクロライド、1、1−ジメチル−4−ベンジルピペ
ラジニウムクロライド、1、1−ジメチル−4−フェネ
チルピペラジニウムクロライド、1、1−ジメチル−4
−メチルピペラジニウムクロライド、1、1−ジメチル
−4−エチルピペラジニウムクロライド、1、1−ジメ
チル−4−プロピルピペラジニウムクロライド、1、1
−ジメチル−4−ブチルピペラジニウムクロライド、
1、1−ジエチル−4−フェニルピペラジニウムクロラ
イド、1、1−ジエチル−4−o-トリルピペラジニウム
クロライド、1−ジエチル−4−m-トリルピペラジニウ
ムクロライド、1−ジエチル−4−p-トリルピペラジニ
ウムクロライド、1、1−ジエチル−4−ベンジルピペ
ラジニウムクロライド、1、1−ジエチル−4−フェネ
チルピペラジニウムクロライド、1、1−ジエチル−4
−メチルピペラジニウムクロライド、1、1−ジエチル
−4−エチルピペラジニウムクロライド、1、1−ジエ
チル−4−プロピルピペラジニウムクロライド、1、1
−ジエチル−4−ブチルピペラジニウムクロライド、
1、1−ジメチル−4−フェニルピペラジニウムブロマ
イド、1、1−ジメチル−4−o-トリルピペラジニウム
ブロマイド、1−ジメチル−4−m-トリルピペラジニウ
ムブロマイド、1−ジメチル−4−p-トリルピペラジニ
ウムブロマイド、1、1−ジメチル−4−ベンジルピペ
ラジニウムブロマイド、1、1−ジメチル−4−フェネ
チルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジメチル−4
−メチルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジメチル
−4−エチルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジメ
チル−4−プロピルピペラジニウムブロマイド、1、1
−ジメチル−4−ブチルピペラジニウムブロマイド、
1、1−ジエチル−4−フェニルピペラジニウムブロマ
イド、1、1−ジエチル−4−o-トリルピペラジニウム
ブロマイド、1−ジエチル−4−m-トリルピペラジニウ
ムブロマイド、1−ジエチル−4−p-トリルピペラジニ
ウムブロマイド、1、1−ジエチル−4−ベンジルピペ
ラジニウムブロマイド、1、1−ジエチル−4−フェネ
チルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジエチル−4
−メチルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジエチル
−4−エチルピペラジニウムブロマイド、1、1−ジエ
チル−4−プロピルピペラジニウムブロマイド、1、1
−ジエチル−4−ブチルピペラジニウムブロマイド、
1、1−ジメチル−4−フェニルピペラジニウムアイオ
ダイド、1、1−ジメチル−4−o-トリルピペラジニウ
ムアイオダイド、1−ジメチル−4−m-トリルピペラジ
ニウムアイオダイド、1−ジメチル−4−p-トリルピペ
ラジニウムアイオダイド、1、1−ジメチル−4−ベン
ジルピペラジニウムアイオダイド、1、1−ジメチル−
4−フェネチルピペラジニウムアイオダイド、1、1−
ジメチル−4−メチルピペラジニウムアイオダイド、
1、1−ジメチル−4−エチルピペラジニウムアイオダ
イド、1、1−ジメチル−4−プロピルピペラジニウム
アイオダイド、1、1−ジメチル−4−ブチルピペラジ
ニウムアイオダイド、1、1−ジエチル−4−フェニル
ピペラジニウムアイオダイド、1、1−ジエチル−4−
o-トリルピペラジニウムアイオダイド、1−ジエチル−
4−m-トリルピペラジニウムアイオダイド、1−ジエチ
ル−4−p-トリルピペラジニウムアイオダイド、1、1
−ジエチル−4−ベンジルピペラジニウムアイオダイ
ド、1、1−ジエチル−4−フェネチルピペラジニウム
アイオダイド、1、1−ジエチル−4−メチルピペラジ
ニウムアイオダイド、1、1−ジエチル−4−エチルピ
ペラジニウムアイオダイド、1、1−ジエチル−4−プ
ロピルピペラジニウムアイオダイド、1、1−ジエチル
−4−ブチルピペラジニウムアイオダイド等が挙げられ
る。
【0039】これらの中でも、特に1、1−ジメチル−
4−フェニルピペラジニウムアイオダイド、1、1−ジ
メチル−4−フェニルピペラジニウムクロライド、1、
1−ジメチル−4−フェニルピペラジニウムブロマイド
が好適に用いられる。本発明に用いる触媒の上記(IV)
式で示すイミダゾリウム塩は、具体的には2−シス8ヘ
プタデセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリウムクロライド、2−トランス8ヘプタデセニル
−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムク
ロライド、2−10ヘンエイコセニル−1−メチル−1
−ヒドロキシエチルイミダゾリウムクロライド、2−シ
ス12ヘンエイコセニル−1−メチル−1−ヒドロキシ
エチルイミダゾリウムクロライド、2−トランス12ヘ
ンエイコセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリウムクロライド、2−8、11ヘプタデカジニ
エル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウ
ムクロライド、2−8、11、14ヘプタデカトリニエ
ル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウム
クロライド、2−シス8ヘプタデセニル−1−メチル−
1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムアイオダイド、2
−トランス8ヘプタデセニル−1−メチル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムアイオダイド、2−10ヘン
エイコセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリウムアイオダイド、2−シス12ヘンエイコセニ
ル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウム
アイオダイド、2−トランス12ヘンエイコセニル−1
−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムアイオ
ダイド、2−8、11ヘプタデカジニエル−1−メチル
−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムアイオダイド、
2−8、11、14ヘプタデカトリニエル−1−メチル
−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムアイオダイド、
2−シス8ヘプタデセニル−1−メチル−1−ヒドロキ
シエチルイミダゾリウムブロマイド、2−トランス8ヘ
プタデセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリウムブロマイド、2−10ヘンエイコセニル−1
−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムブロマ
イド、2−シス12ヘンエイコセニル−1−メチル−1
−ヒドロキシエチルイミダゾリウムブロマイド、2−ト
ランス12ヘンエイコセニル−1−メチル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムブロマイド、2−8、11ヘ
プタデカジニエル−1−メチル−1−ヒドロキシエチル
イミダゾリウムブロマイド、2−8、11、14ヘプタ
デカトリニエル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリウムブロマイド、2−シス8ヘプタデセニル−
1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒド
ロキサイド、2−トランス8ヘプタデセニル−1−メチ
ル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒドロキサイ
ド、2−10ヘンエイコセニル−1−メチル−1−ヒド
ロキシエチルイミダゾリウムヒドロキサイド、2−シス
12ヘンエイコセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエ
チルイミダゾリウムヒドロキサイド、2−トランス12
ヘンエイコセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチル
イミダゾリウムヒドロキサイド、2−8、11ヘプタデ
カジニエル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリウムヒドロキサイド、2−8、11、14ヘプタデ
カトリニエル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリウムヒドロキサイド、2−9デセニル−1−ナト
リウムカルボキシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリウムヒドロキサイド、2−9デセニル−1−カルボ
キシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒド
ロキサイド、2−9デセニル−1−メチル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムクロライド、2−9デセニル
−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムア
イオダイド、2−9デセニル−1−メチル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムブロマイド、2−9デセニル
−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒ
ドロキサイド等が挙げられる。
4−フェニルピペラジニウムアイオダイド、1、1−ジ
メチル−4−フェニルピペラジニウムクロライド、1、
1−ジメチル−4−フェニルピペラジニウムブロマイド
が好適に用いられる。本発明に用いる触媒の上記(IV)
式で示すイミダゾリウム塩は、具体的には2−シス8ヘ
プタデセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリウムクロライド、2−トランス8ヘプタデセニル
−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムク
ロライド、2−10ヘンエイコセニル−1−メチル−1
−ヒドロキシエチルイミダゾリウムクロライド、2−シ
ス12ヘンエイコセニル−1−メチル−1−ヒドロキシ
エチルイミダゾリウムクロライド、2−トランス12ヘ
ンエイコセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリウムクロライド、2−8、11ヘプタデカジニ
エル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウ
ムクロライド、2−8、11、14ヘプタデカトリニエ
ル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウム
クロライド、2−シス8ヘプタデセニル−1−メチル−
1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムアイオダイド、2
−トランス8ヘプタデセニル−1−メチル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムアイオダイド、2−10ヘン
エイコセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリウムアイオダイド、2−シス12ヘンエイコセニ
ル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウム
アイオダイド、2−トランス12ヘンエイコセニル−1
−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムアイオ
ダイド、2−8、11ヘプタデカジニエル−1−メチル
−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムアイオダイド、
2−8、11、14ヘプタデカトリニエル−1−メチル
−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムアイオダイド、
2−シス8ヘプタデセニル−1−メチル−1−ヒドロキ
シエチルイミダゾリウムブロマイド、2−トランス8ヘ
プタデセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリウムブロマイド、2−10ヘンエイコセニル−1
−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムブロマ
イド、2−シス12ヘンエイコセニル−1−メチル−1
−ヒドロキシエチルイミダゾリウムブロマイド、2−ト
ランス12ヘンエイコセニル−1−メチル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムブロマイド、2−8、11ヘ
プタデカジニエル−1−メチル−1−ヒドロキシエチル
イミダゾリウムブロマイド、2−8、11、14ヘプタ
デカトリニエル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリウムブロマイド、2−シス8ヘプタデセニル−
1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒド
ロキサイド、2−トランス8ヘプタデセニル−1−メチ
ル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒドロキサイ
ド、2−10ヘンエイコセニル−1−メチル−1−ヒド
ロキシエチルイミダゾリウムヒドロキサイド、2−シス
12ヘンエイコセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエ
チルイミダゾリウムヒドロキサイド、2−トランス12
ヘンエイコセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチル
イミダゾリウムヒドロキサイド、2−8、11ヘプタデ
カジニエル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリウムヒドロキサイド、2−8、11、14ヘプタデ
カトリニエル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリウムヒドロキサイド、2−9デセニル−1−ナト
リウムカルボキシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリウムヒドロキサイド、2−9デセニル−1−カルボ
キシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒド
ロキサイド、2−9デセニル−1−メチル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムクロライド、2−9デセニル
−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムア
イオダイド、2−9デセニル−1−メチル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムブロマイド、2−9デセニル
−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒ
ドロキサイド等が挙げられる。
【0040】これらの中でも特に、2−シス8ヘプタデ
セニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ウムクロライド、2−トランス8ヘプタデセニル−1−
メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムクロライ
ド、2−9デセニル−1−ナトリウムカルボキシメチル
−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒドロキサイド
が好適に用いられる。
セニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ウムクロライド、2−トランス8ヘプタデセニル−1−
メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムクロライ
ド、2−9デセニル−1−ナトリウムカルボキシメチル
−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒドロキサイド
が好適に用いられる。
【0041】また、芳香族ジヒドロキシ化合物としては
具体的には4,4'-ジヒドロキシジフェニル、ビス(4-ヒド
ロキシフェニル)アルカン、ビス(4-ヒドロキシフェニ
ル)シクロアルカン、ビス(4-ヒドロロキシフェニル)
オキシド、ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルフィド、
ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルホン、9,9-ビス(4-ヒ
ドロキシフェニル)フルオレン等やそれらのハロゲン誘
導体があげられ、中でも2、2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン(ビスフェノールA)が適してい
る。これらのモノマーは単独で用いても、2種以上の混
合物で用いてもよい。
具体的には4,4'-ジヒドロキシジフェニル、ビス(4-ヒド
ロキシフェニル)アルカン、ビス(4-ヒドロキシフェニ
ル)シクロアルカン、ビス(4-ヒドロロキシフェニル)
オキシド、ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルフィド、
ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルホン、9,9-ビス(4-ヒ
ドロキシフェニル)フルオレン等やそれらのハロゲン誘
導体があげられ、中でも2、2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン(ビスフェノールA)が適してい
る。これらのモノマーは単独で用いても、2種以上の混
合物で用いてもよい。
【0042】アルカリ化合物としては具体的に水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸水素
ナトリウム等が用いられ、中でも水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムが好ましい。使用量は芳香族ジヒドロキシ
化合物1モルに対して、通常、1.0 〜5.0 モル、好まし
くは1.5 〜4.0 モル、より好ましくは2.0 〜3.0 モルで
ある。
トリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸水素
ナトリウム等が用いられ、中でも水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムが好ましい。使用量は芳香族ジヒドロキシ
化合物1モルに対して、通常、1.0 〜5.0 モル、好まし
くは1.5 〜4.0 モル、より好ましくは2.0 〜3.0 モルで
ある。
【0043】1.0 モル未満では未反応の芳香族ジヒドロ
キシ化合物が残り、5.0 モルを超えると過剰のアルカリ
化合物のためホスゲンが分解する傾向がある。有機溶媒
としては、通常ポリカーボネートを製造する場合に用い
られるものでよく、特に制限はない。 例えばジクロロ
メタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等が用いら
れ、中でもジクロロメタンが好ましい。
キシ化合物が残り、5.0 モルを超えると過剰のアルカリ
化合物のためホスゲンが分解する傾向がある。有機溶媒
としては、通常ポリカーボネートを製造する場合に用い
られるものでよく、特に制限はない。 例えばジクロロ
メタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等が用いら
れ、中でもジクロロメタンが好ましい。
【0044】通常、分子量調整のために末端停止剤や必
要に応じて分岐剤が用いられる。これらの末端停止剤と
しては1価フェノールであればどのような構造のもので
もよく、特に制限はない。 例えば、p-tert-ブチルフ
ェノール、p-tert-オクチルフェノール、p-クミルフェ
ノール、フェノール、p-tert-アミルフェノール、p-ノ
ニルフェノール、p-クレゾール、トリブロモフェノー
ル、p-ブロモフェノール、4-ヒドロキシベンゾフェノン
等が挙げられ、これらは単独で用いても2種以上併用し
てもよい。また、1価フェノールの他に、カルボン酸、
酸クロライド、クロロホーメート化合物を用いてもよ
い。
要に応じて分岐剤が用いられる。これらの末端停止剤と
しては1価フェノールであればどのような構造のもので
もよく、特に制限はない。 例えば、p-tert-ブチルフ
ェノール、p-tert-オクチルフェノール、p-クミルフェ
ノール、フェノール、p-tert-アミルフェノール、p-ノ
ニルフェノール、p-クレゾール、トリブロモフェノー
ル、p-ブロモフェノール、4-ヒドロキシベンゾフェノン
等が挙げられ、これらは単独で用いても2種以上併用し
てもよい。また、1価フェノールの他に、カルボン酸、
酸クロライド、クロロホーメート化合物を用いてもよ
い。
【0045】又、分岐剤としては官能基を3つ以上有す
る化合物を用いる。例えば、1,1,1-トリス(4-ヒドロキ
シフェニル)エタン、α,α',α''-トリス(4-ヒドロキ
シフェニル)-1,3,5-トリイソプロピルベンゼン、1-[α-
メチル-α-(4'-ヒドロキシフェニル)エチル]-4-[α',
α'-ビス(4''-ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、
フロログルシン、トリメリト酸、イサチンビス(o-クレ
ゾール)等が挙げられ、これらは単独で用いても2種以
上併用してもよい。
る化合物を用いる。例えば、1,1,1-トリス(4-ヒドロキ
シフェニル)エタン、α,α',α''-トリス(4-ヒドロキ
シフェニル)-1,3,5-トリイソプロピルベンゼン、1-[α-
メチル-α-(4'-ヒドロキシフェニル)エチル]-4-[α',
α'-ビス(4''-ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、
フロログルシン、トリメリト酸、イサチンビス(o-クレ
ゾール)等が挙げられ、これらは単独で用いても2種以
上併用してもよい。
【0046】本発明は反応器として特に制限はなく、バ
ッチ式の槽型反応器、連続式の完全混合槽、連続式のプ
ラグフロータイプの管型反応器のいずれでもよい。以上
の方法により、ホスゲンの分解ロスが少なくポリカーボ
ネートのオリゴマーが得られ、オリゴマーを更に芳香族
ジヒドロキシ化合物のアルカリ水溶液と共に攪拌して、
重縮合反応を進め高分子量のポリカーボネートが得られ
る。
ッチ式の槽型反応器、連続式の完全混合槽、連続式のプ
ラグフロータイプの管型反応器のいずれでもよい。以上
の方法により、ホスゲンの分解ロスが少なくポリカーボ
ネートのオリゴマーが得られ、オリゴマーを更に芳香族
ジヒドロキシ化合物のアルカリ水溶液と共に攪拌して、
重縮合反応を進め高分子量のポリカーボネートが得られ
る。
【0047】尚、重縮合反応工程ではクロロホーメート
誘導体と芳香族ジヒドロキシ化合物の主反応を促進し、
結果的にクロロホーメート誘導体の分解を抑制するため
に、通常、トリエチルアミン等第三級アミンを添加す
る。あるいは、所望により、この第三級アミンに変え
て、上記(A)式で表される三級窒素および四級窒素を
含む化合物を具体的には上記(I), (II),(III)又は(IV)
式で表される化合物を用いることにより、より主反応を
促進し、クロロホーメート誘導体の分解を抑制すること
も出来る。
誘導体と芳香族ジヒドロキシ化合物の主反応を促進し、
結果的にクロロホーメート誘導体の分解を抑制するため
に、通常、トリエチルアミン等第三級アミンを添加す
る。あるいは、所望により、この第三級アミンに変え
て、上記(A)式で表される三級窒素および四級窒素を
含む化合物を具体的には上記(I), (II),(III)又は(IV)
式で表される化合物を用いることにより、より主反応を
促進し、クロロホーメート誘導体の分解を抑制すること
も出来る。
【0048】本発明の上記(A)式で表される三級窒素
および四級窒素を含む化合物を具体的には上記(I), (I
I),(III)又は(IV)式で表される化合物を触媒として重縮
合反応工程で用いる場合、前記したポリカーボネートオ
リゴマー中には残留する触媒量は、プロセスによっては
生成したポリカーボネートオリゴマーを含む有機相と水
相から静置分離により有機相のみ取り出し、重縮合反応
槽へ投入する場合があり、オリゴマーの静置分離の際に
触媒の大部分が除かれるので(前記触媒は水相中に存在
する)、対芳香族ジヒドロキシ化合物1モルに対して通
常、1×10-4〜1×10-2モルになるように調整して
添加して重縮合反応を進める。上記触媒使用量におい
て、1×10-4モルより少ないとクロロホーメート誘導
体の分解量の抑制効果が小さくなり、1×10-2モルを
超えるとクロロホーメート誘導体の分解量の抑制効果の
増大に限界が見えてくる。
および四級窒素を含む化合物を具体的には上記(I), (I
I),(III)又は(IV)式で表される化合物を触媒として重縮
合反応工程で用いる場合、前記したポリカーボネートオ
リゴマー中には残留する触媒量は、プロセスによっては
生成したポリカーボネートオリゴマーを含む有機相と水
相から静置分離により有機相のみ取り出し、重縮合反応
槽へ投入する場合があり、オリゴマーの静置分離の際に
触媒の大部分が除かれるので(前記触媒は水相中に存在
する)、対芳香族ジヒドロキシ化合物1モルに対して通
常、1×10-4〜1×10-2モルになるように調整して
添加して重縮合反応を進める。上記触媒使用量におい
て、1×10-4モルより少ないとクロロホーメート誘導
体の分解量の抑制効果が小さくなり、1×10-2モルを
超えるとクロロホーメート誘導体の分解量の抑制効果の
増大に限界が見えてくる。
【0049】本発明では、上記(A)式で表される三級
窒素および四級窒素を含む化合物を具体的には上記
(I), (II),(III)又は(IV)式で表される化合物を触媒と
して使用する際、前記した通り、ホスゲンガス吹き込み
前のみに添加する場合、本重合の段階でも当該触媒を添
加する場合等の態様がある。重縮合工程におけるクロロ
ホーメート誘導体の分解を抑制するに適する具体的な触
媒も前記したホスゲン分解の抑制に適する具体的化合物
と同様である。重合が終了した後は通常、溶剤相を水洗
して溶剤を蒸発除去或いは貧溶剤を添加して重合物を分
離・収集する。
窒素および四級窒素を含む化合物を具体的には上記
(I), (II),(III)又は(IV)式で表される化合物を触媒と
して使用する際、前記した通り、ホスゲンガス吹き込み
前のみに添加する場合、本重合の段階でも当該触媒を添
加する場合等の態様がある。重縮合工程におけるクロロ
ホーメート誘導体の分解を抑制するに適する具体的な触
媒も前記したホスゲン分解の抑制に適する具体的化合物
と同様である。重合が終了した後は通常、溶剤相を水洗
して溶剤を蒸発除去或いは貧溶剤を添加して重合物を分
離・収集する。
【0050】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する。 実施例1 ジャケット付き3リットルのフラスコにビスフェノール
Aの水酸化ナトリウム水溶液(ビスフェノールA:1モ
ル、水酸化ナトリウム:2.05モル、水1360c
c、酸化防止剤として亜二チオン酸ナトリウム:0.3
g)、p-tert-ブチルフェノール0.035モルを溶解
させたジクロロメタン1リットル及び主成分2−ヘプタ
デセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾ
リウムクロライド(上記(IV) 式で表されるイミダゾリ
ウム塩) の35%水溶液(日本油脂(株)製カチオンA
R−4)1.15×10-3モル(有効成分換算:主成分
2−ヘプタデセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリウムクロライドを有効成分として換算)を
加え、600rpmで攪拌した。そこへホスゲンを1リ
ットル/分の速度で20分間吹き込んだ。温度を15〜
18℃に保った。ホスゲンの吹き込みを停止後さらに1
0分間攪拌を続けた。攪拌を停止し、有機相と水相に静
置分離し、水相中の炭酸ナトリウム量を分析し、ホスゲ
ン分解率を求めた。有機相を洗浄処理し、ポリカーボネ
ートフレークを分離した。Mv(粘度平均分子量)を測
定した。
Aの水酸化ナトリウム水溶液(ビスフェノールA:1モ
ル、水酸化ナトリウム:2.05モル、水1360c
c、酸化防止剤として亜二チオン酸ナトリウム:0.3
g)、p-tert-ブチルフェノール0.035モルを溶解
させたジクロロメタン1リットル及び主成分2−ヘプタ
デセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾ
リウムクロライド(上記(IV) 式で表されるイミダゾリ
ウム塩) の35%水溶液(日本油脂(株)製カチオンA
R−4)1.15×10-3モル(有効成分換算:主成分
2−ヘプタデセニル−1−メチル−1−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリウムクロライドを有効成分として換算)を
加え、600rpmで攪拌した。そこへホスゲンを1リ
ットル/分の速度で20分間吹き込んだ。温度を15〜
18℃に保った。ホスゲンの吹き込みを停止後さらに1
0分間攪拌を続けた。攪拌を停止し、有機相と水相に静
置分離し、水相中の炭酸ナトリウム量を分析し、ホスゲ
ン分解率を求めた。有機相を洗浄処理し、ポリカーボネ
ートフレークを分離した。Mv(粘度平均分子量)を測
定した。
【0051】実施例2 実施例1において、日本油脂(株)製カチオンAR−4
の代わりに主成分2−9デセニル−1−ナトリウムカル
ボキシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒ
ドロキサイド(上記(IV) 式で表されるイミダゾリウム
塩:ミヨシ油脂(株)製アンホレックス−35N)1.
15×10-3モル(有効成分換算:主成分2−9デセニ
ル−1−ナトリウムカルボキシメチル−1−ヒドロキシ
エチルイミダゾリウムヒドロキサイドを有効成分として
換算)を用いた他は、実施例1と同様に行なった。
の代わりに主成分2−9デセニル−1−ナトリウムカル
ボキシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリウムヒ
ドロキサイド(上記(IV) 式で表されるイミダゾリウム
塩:ミヨシ油脂(株)製アンホレックス−35N)1.
15×10-3モル(有効成分換算:主成分2−9デセニ
ル−1−ナトリウムカルボキシメチル−1−ヒドロキシ
エチルイミダゾリウムヒドロキサイドを有効成分として
換算)を用いた他は、実施例1と同様に行なった。
【0052】実施例3 実施例1において、日本油脂(株)製カチオンAR−4
の代わりに4−ジメチルアミノ−1−ネオペンチルピリ
ジニウムクロライド(上記(I)式で表されるピリジニウ
ム塩) 1.15×10-3モルを用いた他は、実施例1と
同様に行なった。
の代わりに4−ジメチルアミノ−1−ネオペンチルピリ
ジニウムクロライド(上記(I)式で表されるピリジニウ
ム塩) 1.15×10-3モルを用いた他は、実施例1と
同様に行なった。
【0053】実施例4 実施例1において、日本油脂(株)製カチオンAR−4
の代わりに1,1−ジメチル−4−フェニルピペラジウ
ムアイオライド(上記(III)式で表されるピペラジニウ
ム塩) 1.15×10-3モルを用いた他は、実施例1と
同様に行なった。
の代わりに1,1−ジメチル−4−フェニルピペラジウ
ムアイオライド(上記(III)式で表されるピペラジニウ
ム塩) 1.15×10-3モルを用いた他は、実施例1と
同様に行なった。
【0054】比較例1 実施例1において、日本油脂(株)製カチオンAR−4
の代わりに、トリエチルアミン1.15×10-3モルを
用いた他は、実施例1と同様に行なった。
の代わりに、トリエチルアミン1.15×10-3モルを
用いた他は、実施例1と同様に行なった。
【0055】比較例2 実施例1において、日本油脂(株)製カチオンAR−4
を添加せずに反応を行ない、ホスゲンの吹き込みを停止
後、トリエチルアミンを1.15×10-3モル添加し、
10分間攪拌を続けた。その後は実施例1と同様に行な
った。
を添加せずに反応を行ない、ホスゲンの吹き込みを停止
後、トリエチルアミンを1.15×10-3モル添加し、
10分間攪拌を続けた。その後は実施例1と同様に行な
った。
【0056】実施例5 400リットルの5%水酸化ナトリウム水溶液に60k
gのビスフェノールAを溶解し、ビスフェノールAの水
酸化ナトリウム水溶液を調製した。次いで、室温に保持
したこのビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液を
138リットル/時間の流量で、ジクロロメタンを69
リットル/時間の流量で、日本油脂(株)製カチオンA
R−4(上記(IV) 式で表されるイミダゾリウム塩)
1.15×10-3モル(有効成分換算)を110cc/
時間の流量で内径10mm、管長10mの管型反応器に
オリフィス板を通して導入し、これにホスゲンを並流し
て10.7kg/時間の流量で吹き込み、3時間連続的
に反応させた。ここで用いた管型反応器は二重管となっ
ており、ジャケット部分には冷却水を通して反応液の排
出温度を25℃に保った。また、排出液のpHは10〜
11を示すように調整した。このようにして得られた反
応液を静置し、水相を分離除去し、水相中の炭酸ナトリ
ウムの定量を行ない、ホスゲン分解量を求めた。有機相
はポリカーボネートオリゴマーのジクロロメタン溶液で
あり、濃度317g/リットル、クロロホーメイト基の
濃度は0.8Nであった。
gのビスフェノールAを溶解し、ビスフェノールAの水
酸化ナトリウム水溶液を調製した。次いで、室温に保持
したこのビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液を
138リットル/時間の流量で、ジクロロメタンを69
リットル/時間の流量で、日本油脂(株)製カチオンA
R−4(上記(IV) 式で表されるイミダゾリウム塩)
1.15×10-3モル(有効成分換算)を110cc/
時間の流量で内径10mm、管長10mの管型反応器に
オリフィス板を通して導入し、これにホスゲンを並流し
て10.7kg/時間の流量で吹き込み、3時間連続的
に反応させた。ここで用いた管型反応器は二重管となっ
ており、ジャケット部分には冷却水を通して反応液の排
出温度を25℃に保った。また、排出液のpHは10〜
11を示すように調整した。このようにして得られた反
応液を静置し、水相を分離除去し、水相中の炭酸ナトリ
ウムの定量を行ない、ホスゲン分解量を求めた。有機相
はポリカーボネートオリゴマーのジクロロメタン溶液で
あり、濃度317g/リットル、クロロホーメイト基の
濃度は0.8Nであった。
【0057】比較例3 実施例5において、日本油脂(株)製カチオンAR−4
の代わりに、トリエチルアミン1.15×10-3モルを
用いた他は、実施例5と同様に行なった。得られたポリ
カーボネートオリゴマーのクロロホーメイト基の濃度は
0.72Nであった。
の代わりに、トリエチルアミン1.15×10-3モルを
用いた他は、実施例5と同様に行なった。得られたポリ
カーボネートオリゴマーのクロロホーメイト基の濃度は
0.72Nであった。
【0058】比較例4 実施例5において、日本油脂(株)製カチオンAR−4
を用いなかった他は実施例5と同様に行なった。得られ
たポリカーボネートオリゴマーのクロロホーメイト基の
濃度は0.7Nであった。
を用いなかった他は実施例5と同様に行なった。得られ
たポリカーボネートオリゴマーのクロロホーメイト基の
濃度は0.7Nであった。
【0059】実施例6 p-tert-ブチルフェノール6.5gをメチレンクロライ
ド1リットルに溶解させ、比較例4で得られたポリカー
ボネートオリゴマー1リットルと混合した。そこへビス
フェノールAのアルカリ水溶液(ビスフェノールA:7
2g、水酸化ナトリウム:42g、水:7.5リット
ル)及び日本油脂(株)製カチオンAR−4(上記(I
V) 式で表されるイミダゾリウム塩) 1.15×10-3
モル(有効成分換算):6.5ccを加え500rpm
で室温にて1時間撹拌した。その後遠心分離器で水相と
有機相に分離した。水相中の炭酸ナトリウム量を求め、
クロロホーメイト基の加水分解量を求めた。有機相は洗
浄処理し、メチレンクロライドを除去し、フレーク状の
ポリカーボネートを得た。粘度平均分子量を測定した。
ド1リットルに溶解させ、比較例4で得られたポリカー
ボネートオリゴマー1リットルと混合した。そこへビス
フェノールAのアルカリ水溶液(ビスフェノールA:7
2g、水酸化ナトリウム:42g、水:7.5リット
ル)及び日本油脂(株)製カチオンAR−4(上記(I
V) 式で表されるイミダゾリウム塩) 1.15×10-3
モル(有効成分換算):6.5ccを加え500rpm
で室温にて1時間撹拌した。その後遠心分離器で水相と
有機相に分離した。水相中の炭酸ナトリウム量を求め、
クロロホーメイト基の加水分解量を求めた。有機相は洗
浄処理し、メチレンクロライドを除去し、フレーク状の
ポリカーボネートを得た。粘度平均分子量を測定した。
【0060】比較例5 実施例6において、日本油脂(株)製カチオンAR−4
の代わりに、トリエチルアミン0.57cc(1.15
×10-3モル)加えた他は実施例6と同様に行なった。
実施例1〜4及び比較例1〜2のホスゲン分解率及びM
vの値を表1に、実施例5及び比較例3、4のホスゲン
分解率を表2に、実施例6及び比較例5のクロロホーメ
イト分解率及びMvの値を表3に示す。
の代わりに、トリエチルアミン0.57cc(1.15
×10-3モル)加えた他は実施例6と同様に行なった。
実施例1〜4及び比較例1〜2のホスゲン分解率及びM
vの値を表1に、実施例5及び比較例3、4のホスゲン
分解率を表2に、実施例6及び比較例5のクロロホーメ
イト分解率及びMvの値を表3に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【発明の効果】以上の如く、本発明によればホスゲン法
によりポリカーボネートを製造するにあたって、バッジ
方式のみならず連続方式においても従来触媒に較べ、上
記(I)式から(IV)式の示す触媒を使用することにより
ホスゲンの分解ロスおよび芳香族ヒドロキシ化合物のク
ロロホーメイト基を低減することができる。
によりポリカーボネートを製造するにあたって、バッジ
方式のみならず連続方式においても従来触媒に較べ、上
記(I)式から(IV)式の示す触媒を使用することにより
ホスゲンの分解ロスおよび芳香族ヒドロキシ化合物のク
ロロホーメイト基を低減することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカリ水溶
液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させてポリカ
ーボネートを製造する方法において、触媒として下記
(A)式で表される第三級窒素と第四級窒素を含む化合
物を用いることを特徴とするポリカーボネートの製造方
法。 【化1】 〔Y1 , Y2 ,Y3 ,Y5 ,Y6 は炭素数1〜30のア
ルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル
基、末端にアルカリ金属のついたカルボキシアルキル
基、ハロゲン化アルキル基、アルケニル基、アルカジニ
エル基、アルカトリエル基、アリール基、アルキルアリ
ール基もしくはアシル基である。それぞれ同一であって
も異なってもよい。Y4 は単結合、炭素数1〜30のア
ルキレン基、シクロアルキレン基、アルキリデン基、シ
クロアルキリデン基、アリーレン基もしくはアルキルア
リーレン基である。Y2 ,Y3 ,Y4 ,Y5 ,Y6 は互
いに結合し、環を形成してもよい。X- はCl- ,Br
- ,I- ,1/2 SO4 2- 又はOH- である。〕 - 【請求項2】芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカリ水溶
液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させてポリカ
ーボネートを製造する方法において、触媒として、下記
(I)式、(II)式又は(III)式で表される化合物を用い
ることを特徴とするポリカーボネートの製造方法。 【化2】 〔R1 、R2 は炭素数が1〜6のアルキル基で、それぞ
れ同一でも異なってもよい。R3 は炭素数が1〜6のア
ルキル基、炭素数が6〜10のアリール基又は炭素数が
1〜8のアシル基である。X1 はCl- ,Br- ,
I- ,1/2 SO4 2- 又はOH- である。〕 【化3】 〔X2 はCl- ,Br- ,I- ,1/2 SO4 2- 又はOH
- である。〕 【化4】 〔R4 、R5 は炭素数が1〜6のアルキル基で、それぞ
れ同一でも異なってもよい。R6 は炭素数が1〜6のア
ルキル基又は炭素数が6〜10のアリール基もしくはア
ルキルアリール基である。X3 はCl- ,Br- ,
I- ,1/2 SO4 2- 又はOH- である。〕 - 【請求項3】芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカリ水溶
液に有機溶剤の存在下で、ホスゲンを反応させてポリカ
ーボネートを製造する方法において、触媒として、下記
(IV)式で表される化合物を用いることを特徴とするポ
リカーボネートの製造方法。 【化5】 〔R7 、R8 は炭素数が1〜30のアルキル基、炭素数
が1〜6のヒドロキシアルキル基、アルキル基の炭素数
が1〜6のカルボキシアルキル基もしくは末端にアルカ
リ金属のついた同炭素数のカルボキシアルキル基、下記
式(V)で表される置換基 【化6】 (R10,R11は炭素数が1〜3のアルキル基で、それぞ
れ同一でも異なってもよい。)又はアルキル基の炭素数
1〜6のハロゲン化アルキル基で、それぞれ同一でも異
なってもよい。R9 は炭素数が6〜30のアルキル基、
アルケニル基、アルカジエニル基もしくはアルカトリエ
ニル基である。X4 はCl- ,Br- ,I - ,C2H5S
O4 - ,1/2 SO4 2- ,HCOO- 又はOH- であ
る。〕 - 【請求項4】触媒使用量が芳香族ジヒドロキシ化合物1
モルに対して1×10-4〜1×10-2モルである請求項
1、2又は3記載のポリカーボネートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP757696A JPH09194582A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | ポリカーボネートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP757696A JPH09194582A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | ポリカーボネートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09194582A true JPH09194582A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11669644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP757696A Pending JPH09194582A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | ポリカーボネートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09194582A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7622486B2 (en) | 2004-09-23 | 2009-11-24 | Reddy Us Therapeutics, Inc. | Pyridine compounds, process for their preparation and compositions containing them |
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1996
- 1996-01-19 JP JP757696A patent/JPH09194582A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7622486B2 (en) | 2004-09-23 | 2009-11-24 | Reddy Us Therapeutics, Inc. | Pyridine compounds, process for their preparation and compositions containing them |
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