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JPH09186966A - ビデオ再生方法及び再生システム - Google Patents

ビデオ再生方法及び再生システム

Info

Publication number
JPH09186966A
JPH09186966A JP33713495A JP33713495A JPH09186966A JP H09186966 A JPH09186966 A JP H09186966A JP 33713495 A JP33713495 A JP 33713495A JP 33713495 A JP33713495 A JP 33713495A JP H09186966 A JPH09186966 A JP H09186966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buffer
video
decoding
mpeg
bit stream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33713495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Yamaguchi
博久 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Texas Instruments Inc filed Critical Texas Instruments Inc
Priority to JP33713495A priority Critical patent/JPH09186966A/ja
Priority to US08/769,906 priority patent/US6249551B1/en
Publication of JPH09186966A publication Critical patent/JPH09186966A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • H04N9/877Regeneration of colour television signals by assembling picture element blocks in an intermediate memory
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/84Television signal recording using optical recording
    • H04N5/85Television signal recording using optical recording on discs or drums
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/804Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components
    • H04N9/8042Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components involving data reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MPEG圧縮ビデオ信号のビデオ再生に際し
遅延を減少する。 【解決手段】 エラー訂正手段、MPEG復号手段、バ
ッファを含むビデオ再生システムにおけるビデオ再生方
法を開示する。一実施例では、バッファに保持された信
号が再生ビデオ信号として出力するステップ(ブロック
6)と、MPEG復号手段からの出力を再生ビデオ信号
として出力するステップ(ブロック5)とを含む。MP
EGの復号手段の前にバッファを配置する方法及びシス
テムの実施例も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオの再生、特
に、MPEG圧縮ビット・ストリームからの対話形ビデ
オ再生に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】パッケ
ージ式メディアに対する効率のよいビデオ圧縮アルゴリ
ズムの標準化であるMPEGは、次世代の娯楽及び教育
ソフトウェア産業の重要な要素の1つである。「対話形
ビデオ再生」においては、例えばCD−ROMに記憶さ
れた圧縮ビット・ストリームからのビデオ再生は瞬時的
であると云う期待を伴うのが普通である。然し、読取ヘ
ッドが目標トラックを探索するのに要する時間は勿論と
して、レーザ・ディスク(FMによるPCM記録)の様
にビデオを生のデータ・フォーマット、即ちPCMで記
録する他のメディアと異なり、CD−ROMからのビデ
オ再生には或る不可欠の遅延が必要である。これが、実
時間(リアルタイム)の娯楽及び教育ソフトウェアにM
PEG技術を用いる上での本質的な技術的な問題となっ
ている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、この遅延時間
の問題を2つの面から解析し、対話形バッファリング
(Interactive Buffering)(I
−バッファリング)と呼ぶ解決策を提供する。
【0004】一般的に、アクセスした時点に対するビデ
オ再生の遅延は、読取ヘッドがディスク上の目標トラッ
クまで移動するのに要する時間、誤りの訂正を行なうの
に要する時間、及びMPEG復号器の復号バッファをビ
ットストリームが埋めるのに要する時間で構成される。
【0005】CD−ROMのような高密度ビデオ記憶装
置には高い貯蔵密度が要求される為、高度に複雑な誤り
訂正を実施する必要がある。この結果、大規模のデータ
・インターリーブ及び誤り訂正になり、これは一層長い
処理時間を必要とする。更に、MPEG復号は、入力可
変速度情報を、一定速度の情報に変換するためのプロセ
スである。この為、ビデオが一定速度で再生されるため
には、MPEG復号器の前に置かれた復号用バッファに
相当量のビット・ストリームを予め記憶しておく必要が
ある。このパラメータはVBV−バッファ容量としてビ
ット・ストリーム内に記述されている。
【0006】本発明に係るビデオ再生方法の第一実施例
(ポストバッファリング)においては、まず第1アクセ
スによって、I−バッファと呼ばれる特殊なバッファ内
に保持された信号に基いて再生ビデオ信号が出力され
る。そして次に第2アクセスによって、MPEG復号手
段から再生ビデオ信号が接続して出力される。また他の
実施例(プリバッファリング)では、第1アクセスによ
って、I−バッファに保持された信号をMPEG復号手
段で復号して再生ビデオ信号として出力し、第2アクセ
スによって、I−バッファにより保持されていない部分
の信号がMPEG復号手段で連続して復号され連続した
再生ビデオ信号として出力される。
【0007】本発明の別の態様ではプリバッファリング
を使用するビデオ再生システムが提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に至った理論的考察を含
め、実施例を図面を参照して説明する。今日市場で利用
し得る最も速いCD−ROM駆動装置は、145ミリ秒
(平均)のトラック・シーク時間を達成するが、普通の
CD−ROM駆動装置に於けるトラッキングは200乃
至360ミリ秒もの長い時間がかかる。ここでは、4M
bps MPEG−2ビデオを記憶する為に最近開発さ
れた高密度CD−ROMを解析の対象として考える。こ
のCD−ROMは、高品質のカラオケ用に開発されたも
のであり、表1にその基本的なハードウェアの仕様を示
す。
【0009】
【表1】
【0010】このディスクの場合、三次元のリード・ソ
ロモン・コードを導入するには、(59,50,30)
=88.5 Kバイトのデータ・バッファリングを必要
とする。これは150.2ミリ秒のバッファ時間に対応
する。
【0011】この表の技術的なデータから、読取ヘッド
が異なるトラックへ移動する時、トラッキングヘッドが
ディスクの回転速度に比べて無視し得るくらいに短い時
間で目標トラックまで移動すると仮定すると、156ミ
リ秒(最大)もの長いトラック・アクセス時間を必要と
することになる。普通、ヘッド・シーク時間は200乃
至400ミリ秒かかる。
【0012】必要とされる低いデータ誤り率を達成する
為に、ディスク駆動装置は誤り訂正方式を使用してお
り、3次元のリード・ソロモン・コードを使用する方式
もその一方式である。
【0013】3次元リード・ソロモン・コードによる誤
り訂正構造の一例において、65,536バイトのユー
ザ・データ、220バイトのサブコード、16バイトの
ブロック・アドレス、及び4バイトのCRC検査バイト
が、寸法(X,Y,Z)=(55,46,26)の三次
元格子に配置され、その後、4バイトの検査和記号が、
リード・ソロモン・コードにより、3方向の各々に追加
される。この誤り訂正構造は、冗長度の増加を抑えるの
に非常に有効であるとされており、符号化されたビデオ
/音声/データ情報に対するランダム及びバースト誤り
の回復性(resiliency)を改善する。10
-12 のデータ誤り率は、70時間の連続的なビデオ再生
に1つのビット誤りしかないことに対応する。
【0014】ISO9660 CD−ROM仕様では、
ディスク全体をボリュームと定義している。ボリューム
は図1に示す構造を有する。
【0015】図1において、ファイルは非実時間ファイ
ル及び実時間ファイルに分けられる。非実時間ファイル
は、実時間ファイルの内容に関する情報を保持する。こ
の情報の1つのキーは、アクセスの独立単位、例えば、
カラオケに於ける完全な一曲のシーケンス、又は娯楽ゲ
ームの場合のビデオ・セグメントの単位を構成する各々
のビデオ/音声/データシーケンスのトラック及びセク
タ位置である。実時間ファイルが、MPEGシステムズ
/レーヤ・フォーマットに従ってビデオ、音声及び一般
データを記憶する。MPEGシステムズ・レーヤのビッ
ト・ストリームは常にバイト単位でそろえて記録されて
おり、この為、各々の独立のビデオ/音声セグメントを
セクタの境界にバイト単位でそろえて配置することがで
きる。
【0016】上述の様に、CD−ROMからのビデオ再
生においては種々の遅延が存在するが、この誤り訂正に
おいても、CD−ROMからの生データを88.5Kバ
イトにあらかじめ記憶しなければならず、図3にも示す
様に、そのバッファリングに約150ミリ秒を要する。
【0017】誤り訂正が150ミリ秒に比べて殆ど瞬時
的であると仮定しても、その結果得られるビット・スト
リームは、MPEGの基本的な制約によって記憶される
ビット量がVBVバッファの大きさを越えるまで、復号
用バッファに記憶される必要がある。このバッファの大
きさが、MPEG復号器が復号動作を開始する為の遅延
時間の必要な長さを決定する。
【0018】MPEGでは数フレームからなる映像のま
とまり単位をGOPと呼ぶが、このGOPビットの30
%がI映像の符号化に使われ、バッファの大きさがこの
ビット数より25%大きく設定されていると仮定する
時、予め記憶されるビット量は2,031,280ビッ
ト/GOP×0.3×1.25=761Kビットであ
る。誤り訂正に必要な第1のバッファでは、全体の70
8Kビットの内の491Kビットだけがビデオ復号用で
ある。この為、復号用バッファへのVBVバッファリン
グは230ミリ秒もかかる。
【0019】復号されたビデオは、更に30ミリ秒後に
MPEG復号器から出てくる。
【0020】これらの全ての遅延を合計すると、ビデオ
の再生は、少なくとも150ミリ秒(シーク時間)+1
50ミリ秒(誤り訂正用バッファリング)+230ミリ
秒(復号用バッファリング)+30ミリ秒(復号)=6
60ミリ秒かかることが分かる。実際のCD−ROM駆
動装置の性能は、シーク時間が一層長い為に、これより
遅くなろう。
【0021】この遅延により、特にMPEG圧縮ビデオ
を用いた対話形娯楽ゲーム(例えばシューティング、ド
ライビング、リアルタイム・アドベンチャ等のゲーム)
にとって、重大な問題を招くことが容易にうかがえる。
【0022】この問題を解決するのに2つの方式があ
る。1つの解決策は、ビデオの遅延部分を予め復号し、
それを復号器の後のバッファに記憶することである。こ
の特定のビデオシーケンスがアクセスされる時、そのバ
ッファに記憶されたビデオを先ず瞬時的に表示し、その
後ビデオを、ディスク上に進ませた位置から読んだビッ
ト・ストリームからビデオ再生を開始したMPEG復号
器の出力に同期して切換える。ここでは、この形式のバ
ッファリングをI−ポスト・バッファリングと呼び、も
う一つの方式によるものをI−プリバッファリングと呼
ぶ。
【0023】本発明の実施例を図2乃至8を参照して説
明する。
【0024】(1) I−ポスト・バッファリング 図2及び図3を用いてI−ポスト・バッファリングを用
いたビデオの復号方法を説明する。
【0025】図2は機能を説明するためのブロック図で
あり、図3はそのタイムチャートである。CD−ROM
のディスク上の目標トラックを見つけるためのシークが
行われ(ブロック1)、目標トラックからの画像信号ビ
ットストリームが誤り訂正用バッファにバッファリング
され(ブロック2)、誤り訂正(EC)が行われる(ブ
ロック3)。誤り訂正されたビットストリームはMPE
G復号用バッファでバッファリングされ(ブロック
4)、MPEG復号器でデコードされる(ブロック
5)。従来は、このデコードされたビデオストリームの
みをビデオ信号として出力していたが(図3のタイムチ
ャートA〜F)、本実施例においては、I−ポスト・バ
ッファに予めバッファされた復号ビデオが先ず最初のア
クセスによりビデオ信号として出力され(ブロック
6)、準備が整った時点(所定の遅延時間経過後の2回
目のアクセス時点)MPEG復号器に出力が切換り(ブ
ロック9)、以後はMPEG復号器により入力のビデオ
ストリームがビデオ信号として出力される(図3のタイ
ムチャートX)。MPEG復号用バッファの最大寸法は
VBVバッファ容量としてビット・ストリームの初めに
記録されている。VBVバッファの容量とはMPEGビ
デオ復号に先立ち必要となるビットの貯積量である。C
D−ROMのディスク上の正しいトラックが見つけられ
た後、ビデオがMPEG復号器から出てくるまでの最大
遅延はVBVバッファ容量から計算により容易に予測す
ることができる。
【0026】この予測値が、予め復号してI−ポスト・
バッファに記憶する必要のあるビデオ並びに音声の長さ
(フレーム数)を定める。このビデオ・セグメントは、
トラック・シーク時間をカバーする様に拡張することが
できる。
【0027】ビデオの内、I−ポスト・バッファに記憶
すべき部分は、完全に復号されたI−映像フォーマット
でなければならない。たとえ或る程度の圧縮が用いられ
ても、復号はフレーム/フィールド内DPCMの様に瞬
時的でなければならない。
【0028】例えば、娯楽ゲームにCD−ROMを対話
形で用いる場合、ゲームのセクション毎に、複数個のビ
デオ再生入力ポイントが存在する。その選択は極めて予
測しがたいが、それでも選択が実際になされる時には瞬
時的でなければならない。これは、可能性のある全ての
ビデオ再生セグメントをバッファに予め記憶しなければ
ならないことを意味する。
【0029】図6(a)及び(b)はI−ポスト・バッ
ファをどの様に埋めるかを示す。
【0030】これらの図は、まだ作動していないI−ポ
スト・バッファが先ずどの様に埋められ、2回目のアク
セスからのビデオを対話形で示す為にどの様に使われる
かを示している。I−ポスト・バッファは最初から作動
することができ、そのビデオはアクセスの時点から順次
的に再生することができることが理解されよう。
【0031】CD−ROMに対する通常のアクセスは図
6(a)に示す様にかなり間欠的である。即ち、CD−
ROMが全くアクセスされない割合長い休止期間が存在
するので、図6(b)に示す様に、この期間の間、I−
ポスト・バッファを埋めることができる。この図は、ビ
デオの次の6つのスタート・セグメント(ビデオ・セグ
メントの最初のビット・ストリームの部分)が記憶され
る場合を示している。これらのビデオが現在のビデオ再
生が完了した直後に復号されるが、表示はされない。そ
の代わりに、それはI−ポスト・バッファに書込まれ
る。しかし、新しい6つのビデオ・セグメントの内の1
つに対するアクセスが行なわれる時、ビデオが最初はI
−ポスト・バッファから表示され、その後は少し進んだ
位置からビデオを復号するMPEG復号器からの出力に
切換えられる。
【0032】他方、I−ポスト・バッファリングが進行
中であるか又は未完了である間にアクセスが行なわれた
時、バッファリングを止めて、ビデオは普通の方法でア
クセスする必要がある。この為、I−ポスト・バッファ
リングの有効性は、駆動アクセスの休止期間の長さに幾
分関係するが、これは実際にはかなり長い。その理由
は、1つには、通常はビデオ再生の合間に大量のグラフ
イック(CG)像がうめ合わせ的に使われているからで
ある。
【0033】I−ポスト・バッファ制御(図面には示し
ていない)は、各映像再生の対応するビット・ストリー
ムの場所を知る為に、非実時間ファイル(図1)をアク
セスする必要がある。出力ビデオがI−ポスト・バッフ
ァに記憶された後、MPEG復号器が実際にアクセスす
る必要があるトラック位置を(普通は数トラック)進め
て、I−ポスト・バッファ及びMPEG復号器からのビ
デオ出力が連続する様にする。
【0034】(2) I−プリバッファリング ビデオ再生の正味の遅延は、MPEG復号用バッファを
埋めるのに要する時間から生ずる。従って、これを解決
するため全てのスタート・ビット・ストリーム・セグメ
ントをI−プリバッファと呼ばれるバッファに予め記憶
し、ビデオの再生は初め、このバッファにすでにあるビ
ット・ストリーム・セグメントから復号し、かつ並行し
て、その間MPEG復号器バッファをCD−ROMから
のビットデータで埋めることを行う。これら2つのバッ
ファを同期して切換えれば、ビデオ復号を連続的にする
ことができる。I−プリバッファに記憶すべきビット・
ストリームの量は、VBV−バッファの寸法条件を満た
すことが必要であるが、大抵の場合、バッファリングで
カバーする必要のある遅延が長い為、これは容易に満た
される。
【0035】I−プリバッファ制御機構(図面に示して
いない)は非実時間ファイルをアクセスして、MPEG
復号器が実際にアクセスするトラック/セクタ位置を予
め知っておく必要がある。新しいビデオ・セグメントが
アクセスされる時、最初に対応するビット・ストリーム
・セグメントがI−プリバッファから読出され、その
後、MPEG復号用バッファが動作レベルまで埋められ
た時、ビット・ストリームが復号用バッファからの出力
に切換えられる。通常、MPEG復号器は、同期したバ
ッファの切換えが行なわれるまで待たなければならな
い。ビデオ出力は、30ミリ秒(NTSCビデオ規格の
場合)の復号遅延は存在するものの再生は瞬時的であ
り、この遅延は実際的には無視し得る。
【0036】I−ポストバッファリングと同様に、機能
を説明する図4及びタイムチャートを示す図5(タイム
チャートY)を用いて、I−プリバッファリングを用い
るビデオ再生方法を説明する。ビデオ復号遅延は前述し
た様に十分予測し得る。I−プリバッファリングでは、
復号されたビット・ストリームの代わりに、入力ビット
・ストリームが、MPEG復号器の前に配置されたプリ
バッファに記憶される。所定のビデオが選択される時、
対応するビット・ストリームがI−プリバッファから瞬
時的に読出され(ブロック7,9)、30ミリ秒後にビ
デオが再生されるが、MPEG復号用バッファが同時に
埋めはじめられる(ブロック4)。MPEG復号用バッ
ファに書込まれたビット・ストリームは、I−プリバッ
ファに記憶されたものに対して若干進んだ位置から始ま
る。
【0037】I−プリバッファは図6(a)及び(b)
で説明したI−ポストバッファと同様なバッファリング
ができるのは明らかである。ここでは更に、図7(a)
及び(b)を用いてもI−プリバッファが効果的に埋め
られることを説明する。この方法により、図7(a)に
示す様に高速(新しい駆動装置は4乃至6倍速い)CD
−ROM駆動装置を使用することにより、進行中のビデ
オ再生と同時にI−プリバッファを埋めることができ
る。この場合、I−プリバッファリングは、I−ポスト
・バッファリングに比べて、バッファリング時間の点で
最も効率よくバッファを埋められる。又バッファ・デー
タの寸法の点でも、I−プリバッファリングは復号して
いない前の圧縮データをバッファリングすれば良いので
あるから、大きな利点がある。
【0038】なお、I−バッファリングに必要なI−バ
ッファの寸法は、選択可能なビデオの最大数、ビデオ・
フレーム内の画素の数、及びバッファリングの形式(ポ
スト・バッファかプリバッファか)によって異なる。
【0039】一例として、660乃至1,000ミリ秒
のビデオ遅延では、2つのGOP(30個のMPEGフ
レーム)で復号遅延をカバーするのに十分である。これ
は、I−ポスト・バッファでは、240×352×2×
30=5.069Mバイト、I−プリバッファでは、1
87.5Kバイトに対応する。8個のビデオ・セグメン
トをI−バッファに記憶する時、I−ポスト・バッファ
は40.5Mバイトのビデオを記憶するが、I−プリバ
ッファは1.5Mバイトしか記憶しない。
【0040】I−バッファを埋めるのにかかる時間の点
では、I−ポスト・バッファリングでは埋めるのに8秒
を必要とし、I−プリバッファリングでは高速駆動装置
を活用することができ、例えば8倍速い駆動装置を使う
時、図7(b)に示す様に(現在のビデオ再生と同時
に)バッファを埋めるのに2秒しか必要としない。バッ
ファの寸法から、I−プリバッファは外部メモリの代わ
りにハード・ディスクで構成することができ得る。然
し、図8に示す様に、ハード・ディスクとMPEG復号
器の間のインターフェースにする為に、小形のバッファ
を設けることが好ましい。
【0041】図8を参照してハード・ディスクでのI−
プリバッファの作用を説明する。まず、次のビデオ・セ
グメントの全てがビット・ストリームとしてCD−RO
M10からハード・ディスク11に転送される(a)。
特定のビデオ再生が選択された時、対応するビット・ス
トリームがハード・ディスク11上のバッファから読出
され、FIFOバッファ12を介してMPEG復号器1
3に転送される(b)。このビット・ストリームがMP
EG復号器13によって復号され、ビデオが瞬時的に再
生される(d)。同時に、後続のビット・ストリームが
CD−ROM10から転送され(c)一時的に復号用バ
ッファ(DRAM)14に記憶される(e)。復号用バ
ッファ14がVBV−バッファ・レベルを越えて埋めら
れ、I−プリバッファ11が空になると、ビット・スト
リームが復号用バッファ14から読出され(f)、一方
復号用バッファ14は、CD−ROM10からのビット
・ストリームによって連続的に埋められる(c,e)。
CPU16が、ビット・ストリームの復号用バッファ1
4からの選択的読出しなどの制御を行う。ビット・スト
リームの流れの切替は選択器15により行われる。
【0042】上述の様にビデオ圧縮が高密度ビデオ記憶
装置に於ける重要な要素であり、機械的なトラック・シ
ーク時間、誤り訂正及びMPEG復号バッファリング
が、復号遅延の3つの主な原因であるが、上述した2つ
の方法のいずれかを用いることによりこの問題が解決で
きる。以上、実施例につき説明したが、本発明はこれに
限られるものではない。
【0043】
【発明の効果】遅延の少ない高品質な対話形ビデオ・ア
クセスを実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボリュームとして定義されるファイル構造を示
す図。
【図2】本発明の一実施例を説明するブロック図。
【図3】図2の実施例を説明するタイム・チャート図。
【図4】本発明の他の実施例を説明するブロック図。
【図5】図4の実施例を説明するタイム・チャート図。
【図6】本発明におけるバッファの埋め方を説明する
図。
【図7】本発明におけるバッファの埋め方を説明する
図。
【図8】本発明に係るシステムの一実施例図。
【符号の説明】
1 シークするステップ 2 誤り訂正用バッファでのバッファリングのステップ 3 誤り訂正のステップ 4 復号用バッファでのバッファリングのステップ 5 デコードのステップ 6 I−ポスト・バッファからの出力のステップ 7 I−プリバッファからの出力のステップ 9 切換りステップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPEG圧縮ビット・ストリーム信号の
    誤り訂正を行うエラー訂正手段と、前記エラー訂正手段
    からの出力信号を復号するMPEG復号手段と、前記M
    PEG復号手段からの出力信号を一時的に保持するバッ
    ファとを含むビデオ再生システムにおけるビデオ再生方
    法であって、 第1のアクセスによって、前記バッファに保持された信
    号を再生ビデオ信号として出力し、 第2のアクセスによって、前記MPEG復号手段からの
    出力を前記バッファで一時的に保持することなく再生ビ
    デオ信号として出力するステップを含むビデオ再生方
    法。
  2. 【請求項2】 MPEG圧縮ビット・ストリーム信号の
    誤り訂正を行うエラー訂正手段と、前記エラー訂正手段
    からの出力信号を一時的に保持するバッファと、前記バ
    ッファからの出力信号を復号するMPEG復号手段とを
    含むビデオ再生システムにおけるビデオ再生方法であっ
    て、 第1のアクセスによって、前記バッファに保持された信
    号を前記MPEG復号手段て復号して再生ビデオ信号と
    して出力し、 第2のアクセスによって、前記バッファにより保持され
    ていない信号を前記MPEG復号手段で復号して再生ビ
    デオ信号として出力するステップを含むビデオ再生方
    法。
  3. 【請求項3】 MPEG圧縮ビット・ストリームを記憶
    するCD−ROM装置と、 前記CD−ROM装置からビデオ・セグメントのビット
    ・ストリームを受け、記憶するハード・ディスク装置
    と、 特定のビデオ再生が選択されたとき、対応するビット・
    ストリームを前記ハード・ディスク装置から受け、復号
    し、出力するMPEG復号装置と、 前記CD−ROM装置から後続のビット・ストリームを
    受け、記憶する復号用バッファ装置と、 前記復号用バッファ装置に記憶された前記後続のビット
    ・ストリームを前記MPEG復号装置に出力せしめるこ
    とにより、前記MPEG復号装置で前記後続のビット・
    ストリームを復号せしめる制御手段と、 を含むビデオ再生システム。
JP33713495A 1995-12-25 1995-12-25 ビデオ再生方法及び再生システム Pending JPH09186966A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33713495A JPH09186966A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 ビデオ再生方法及び再生システム
US08/769,906 US6249551B1 (en) 1995-12-25 1996-12-19 Video playback method and system for reducing access delay

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