JPH09186667A - ディジタル信号多重化方法及び装置、並びにディジタル信号記録媒体 - Google Patents
ディジタル信号多重化方法及び装置、並びにディジタル信号記録媒体Info
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Abstract
ド時のバッファの破綻なく簡単に行えるようにする。 【解決手段】 ステップS1で、入力された複数のビッ
トストリームから、それぞれのビットストリームごとに
規定される処理単位としての各アクセスユニットAU
を、対応するデコーダのバッファから引き抜く時刻を算
出する。次のステップS2では、上記各アクセスユニッ
トAUの引き抜き時刻のデータを用いて時間的に逆方向
から処理を行い、デコーダのバッファからのアクセスユ
ニットの引き抜きをバッファへのアクセスユニットの充
填に読み変えて、各アクセスユニットのバッファへの供
給開始時間等に関する制約時刻を逆算する。次のステッ
プS3では、ステップS2で求められた制約時刻等を元
にして、アクセスユニットのパケット化のスケジュール
の決定、すなわちスケジューリングを行う。このスケジ
ュールに従って、複数のビットストリームの多重化を行
う。
Description
響信号等を、例えば光磁気ディスクや磁気テープ等の記
録媒体に記録し、これを再生してディスプレイに表示し
たり、テレビ会議システム、テレビ電話システム、放送
用機器等、動画像信号及び音響信号等を伝送路を介して
送信側から受信側に伝送し、受信側において、これを受
信し、表示する場合等に用いて好適なディジタル信号多
重化方法及び装置、並びに多重化信号記録媒体に関す
る。
標準規格の圧縮方式を用いて圧縮して、各々の信号のデ
ィジタルのビットストリームデータを生成した後、これ
らを多重化して多重化ビットストリームを生成し、この
多重化ビットストリームを各々の信号のストリームデー
タに分離することが行われる。
PEG(Moving Picture Coding Experts Group )規格
を挙げることができる。このMPEGとは、ISO/I
ECJTC1/SC29(International Organization f
or Standardization / International Electrotechnica
l Commission, Joint Technical Commitee 1 / SubComm
itee 2 :国際標準化機構/国際電気標準会議 合同技
術委員会1/専門部会29)の蓄積用動画像符号化の検
討組織の略称であり、MPEG1標準としてISO11172
が、MPEG2標準としてISO13818がある。これらの国
際標準において、マルチメディア多重化の項目でISO111
72-1及びISO13818-1が、映像の項目でISO11172-2及びIS
O13818-2が、また音声の項目でISO11172-3及びISO13818
-3がそれぞれ標準化されている。
3818-2を用いて画像信号を圧縮し、ISO11172-3又はISO1
3818-3を用いて音響信号を圧縮して、各々のディジタル
のストリームデータを生成した後に、これらのデータを
多重化し、メディアを介して得られた多重データを各々
のストリームデータに分離するために用いられる装置の
概略構成を、図8に示している。
オーディオデータ101及びその他のデータ102等
を、各々の対応する符号化装置、すなわちビデオ符号化
装置103、オーディオ符号化装置104及びその他の
符号化装置105に対してそれぞれ入力し、各々の符号
化されたストリームデータ(これらをエレメンタリース
トリームともいう)106、107、及び108を得
る。多重化装置(MUX:マルチプレクサ)106は、
これらのエレメンタリーストリームを多重化し、一本化
されたストリームデータ(多重化ストリームともいう)
110を生成する。例えば、いわゆるMPEG1やMP
EG2において規定される方法では、この多重化の際
に、画像及び音響信号の時間軸に対する同期情報も同時
にサイド情報として多重化ストリーム内に記録する。こ
の多重化ストリーム112は、記録メディア111もし
くは伝送媒体を介して、受信側へ送られる。
12は分離装置(DEMUX:デマルチプレクサ)11
3へ入力される。この分離装置によって、全てのエレメ
ンタリーストリーム114、115、116はその同期
関係を維持するように分離され、対応した復号装置、す
なわちビデオ復号装置117、オーディオ復号装置11
8、及びその他の復号装置119に入力され、例えばモ
ニタやスピーカ等の表示装置によって、ビデオ信号12
0、オーディオ信号118、及びその他の信号122等
が得られる。
チメディア多重化の国際標準ISO11172-1や13818-1 にお
いて規定される分離方法について、図9を参照しながら
説明する。この図9に示す分離方法は、理想化されたデ
コーダを用いた方法であり、STD(System Target De
coder :システムターゲットデコーダ)モデルと呼ばれ
る。
供給される多重化ストリームは、各々の復号装置に対す
るエレメンタリーストリームを時分割多重したものであ
り、上記分離装置に相当する図9中の切換スイッチ13
2によって時分割多重化されたデータは、ビデオデコー
ダ部135、いくつかのオーディオデコーダ部136、
137、・・・、及びその他のデコーダ部138の、そ
れぞれ対応するバッファ、すなわちビデオバッファ14
1、オーディオバッファ142、143、・・・、及び
その他のバッファ144にそれぞれ送られる。ビデオバ
ッファ141から読み出されたデータはビデオデコーダ
145に送られ、オーディオバッファ142、143、
・・・から読み出されたデータはオーディオデコーダ1
46、147、・・・にそれぞれ送られ、その他のバッ
ファ144から読み出されたデータはその他のデコーダ
148に送られる。ビデオデコーダ145からのデータ
は、いわゆるIピクチャ(フレーム内符号化画像)やP
ピクチャ(順方向予測符号化画像)の場合には並べ替え
バッファ149を介して切換スイッチ150の一方の被
選択端子に送られ、Bピクチャ(双方向予測符号化画
像)の場合には他方の被選択端子に送られて、この切換
スイッチ150からの出力が端子151より取り出され
る。オーディオデコーダ136、137、・・・からの
各出力は、それぞれ端子152、153、・・・より取
り出される。
する多重化ストリームの供給レートは、MUX_rateと呼ば
れる。MUX_rateの値は、記録媒体あるいは伝送形式等に
依存し、多重化ストリーム中に記述される。また、時分
割多重されているため、分離装置から各エレメンタリー
ストリームに対応するバッファ141〜144へのデー
タ供給は、間欠的であり、バースト状になる。このモデ
ルにおいて、各バッファ141〜141から各デコーダ
145〜148へのデータ転送は、理想的なデータ単位
で瞬時に行なわれる。つまり、転送による遅延時間はゼ
ロである。また、各復号装置における復号処理も、同様
にこのデータ単位で瞬時に行なわれ、復号による遅延時
間もゼロである。この理想的なデータ単位はアクセスユ
ニットと呼ばれる。例えばビデオでは符号化されたピク
チャ(あるいはフレーム)、同様にオーディオではオー
ディオフレームがこれに当たる。
される多重化ストリームは、このモデルにおける各バッ
ファ141〜144を、後述するようにオーバーフロー
及びアンダーフローさせないように、符号化側で多重化
装置を制御し、生成されている。つまり、MUX_rateで示
されるデータ伝送のバンド幅を、複数のストリームで分
け合って時分割に利用していることになる。最終的に、
各バッファを介してデータは対応する各デコーダ145
〜148に入力され、表示される。
めのタイムスタンプと呼ばれるサイド情報が、多重化ス
トリーム中から得られるため、復号側では、このデータ
を用いることによって同期再生を行う。例えば、上記マ
ルチメディア多重化の国際標準ISO11172-1や13818-1 に
おいては、SCR(システムクロックリファレンス:Sy
stem Clock Reference)、DTS(デコーディングタイ
ムスタンプ:DecodingTimestamp)及びPTS(プレゼ
ンテーションタイムスタンプ:Presentation Timestam
p)と呼ばれるタイムスタンプを規定している。SCR
は後述のパックヘッダ内に、DTS及びPTSは同じく
後述のパケットヘッダ内に記述される。SCRはSTD
モデルが所有する基準クロックの参照値であり、この値
を操作することにより、復号側における多重化ストリー
ムの読み込みや各バッファへのデータ入力の制御等が行
なわれる。DTS及びPTSは、アクセスユニット単位
で記述することが可能であり、各々、STDモデルにお
ける各バッファからの対応するアクセスユニットの引き
抜き時刻及び復号時刻を示す。例えば音声信号圧縮の国
際標準ISO13818-3及び11172-3 では、PTS及びDTS
は同時刻となるため、多重化ストリーム上ではPTSの
値のみが記述される。また例えば、映像信号圧縮の国際
標準ISO13818-2及び11172-2 では、復号装置において復
号された後に、(例えば、Bピクチャに先行するIピク
チャ等の)ピクチャの並びによって遅延させる必要があ
るため、DTSとPTSは異なる場合が生じる。その際
は多重化ストリーム上では両方のタイムスタンプを記述
する。
1 で規定される多重化ストリームの構成を図10に示
す。多重化ストリームは、複数のエレメンタリーストリ
ームが時分割多重されたものであり、複数のパケットP
Tから構成される。個々のパケットPTは、単一のエレ
メンタリーストリームのデータから構成され、複数のエ
レメンタリーストリームのデータが混在することはな
い。各々のパケットPTにはパケットヘッダHPTが付随
し、パケットPTの内容を示す情報及び前述のPTS、
DTS等が示される。パケットPTのサイズは一般的に
可変長であり、その大きさはパケットヘッダHPT内に記
述される。以後、ビデオデータから成るパケットをビデ
オパケットと呼び、オーディオデータから成るパケット
をオーディオパケットと呼ぶ。
PKと呼ぶ。各々のパックPKにはパックヘッダHPKが
付随し、前述のSCR等の情報が示されている。パック
PKのサイズは、例えば伝送メディアの特性に応じて決
定される。例えばビデオCD等では、1パックは1セク
タに対応し、固定長とされる。
ストリーム中のタイムスタンプを用いた各バッファへの
データの供給及び各バッファからのアクセスユニット単
位のデータの出力(復号装置への入力)の制御方法につ
いて説明する。ただし、この制御方法は理想的な上記S
TDモデルにおける一例であり、実際の復号装置が同じ
動作をするとは限らない。
ムの一例であり、ビデオ及びオーディオのエレメンタリ
ーストリームが各々一本ずつ多重されたものである。そ
の構成は、説明の簡便化のために、個々の1パケットに
対して1パックを形成しているものとする。図中のビデ
オストリームは、例えば上記国際標準ISO13818-2あるい
は11172-2 に準拠したものであり、Iピクチャ(フレー
ム内符号化画像),B(双方向予測符号化画像),B等
の順序で符号化されている。また、各々をピクチャVF
1、ピクチャVF2、ピクチャVF3等とする。さら
に、各々のピクチャのサイズをS1,S2,S3等とす
る。図中のオーディオストリームは、例えば上記国際標
準ISO13818-3あるいは11172-3 に準拠したものであり、
複数のオーディオフレーム(オーディオフレームAF
1、オーディオフレームAF2等)から構成される。
18-1あるいは11172-1 で規定される多重化ストリームに
準拠したものである。各パックPKのパックヘッダHPK
には、上記SCR(SCR1,SCR2,SCR3,SCR4等 )が記述さ
れている。ここで、SCR1 < SCR2 < SCR3 < SCR4 であ
る。パケットPT1、パケットPT2及びパケットPT
4は、ビデオパケットであり、パケットPT3はオーデ
ィオパケットである。また、パケットPT1のパケット
ヘッダHPT1 にはピクチャVF1(Iピクチャ)に対応
する上記PTS及び上記DTS(PTS1及びDTS1)、パケ
ットPT2のパケットヘッダHPT2 にはピクチャVF2
(Bピクチャ)に対応するPTS(PTS2)、パケットP
T4のパケットヘッダHPT4 にはピクチャVF3(Bピ
クチャ)に対応するPTS(PTS4)が各々記述されてい
る。パケットPT3のパケットヘッダHPT3 には、オー
ディオフレームAF1に対応するPTS(PTS3)が記述
されている。
するSTDモデルにおけるバッファ占有量の、時間軸に
対する変化を示したものであり、その変化量は上記タイ
ムスタンプにより制御される。図12において、H1,
H2,H3,H4,W1,W2及びA1は、ビデオバッ
ファへのデータ供給が停止されている時間幅を示し、そ
れ故、各々の時間幅において占有量の変化はない。以下
に詳細を説明する。また、本説明においては、図11の
オーディオストリームに対するバッファに関する記述は
省略する。
多重化ストリームの読み込みがMUX_rateの転送レートで
開始される。H1は、多重化ストリームにおけるパック
PK1及びパケットPT1の各ヘッダを読み込んでいる
時間を示し、その間、ビデオバッファへはデータの供給
は停止されている。多重化ストリームからパックPK1
のパックヘッダHPK1 に記述される最初のSCR(SCR
1)が読まれた時、STDモデルにおける基準クロック
(STCと呼ぶ)がSCR1の値にリセットされる。以後、
STCは一定の周期でカウントアップされる。その後、
SCR1以降のパックヘッダHPKにおける残りのデータ及び
後続するパケットヘッダHPTの読み込みを、同じくMUX_
rateの転送レートで行なう。そしてパケットヘッダHPT
が読み込まれた直後から、ビデオバッファへのデータ入
力が同じくMUX_rateの転送レートで開始される。右上が
り直線は、ビデオバッファに対してデータが供給されて
いる状態を表し、この傾きが転送レート(MUX_rate)を
表す。ビデオバッファへのデータの転送は、このパケッ
ト内のビデオデータが全て読み込まれるまで続く。その
後、パックPK2におけるパックヘッダHPK2 の読み込
みが開始される。この読み込みは、そのヘッダ内に記述
されたSCR2の値が読み込まれるまで続く。
されてきたSTCの値と比較され、STCの値がSCR2の
値と等しくなるまで、多重化ストリームの読み込みは停
止される。W1は、このデータ供給の停止期間を示す。
その後、STCがSCR2の値と等しくなった時、H2の期
間においてSCR2以降の残りのデータ及び続くパケットヘ
ッダの読み込みがMUX_rateの転送レートで行なわれる。
そして、パケットヘッダが読み込まれた直後からビデオ
バッファへのデータ供給がMUX_rateの転送レートで再開
される。以後、同様な制御が行なわれる。
記述されたSCRに従って、各々のエレメンタリースト
リームに対するバッファへのデータ供給が制御される。
つまり、基準クロックSTCの値が、現在参照している
SCRの値と等しくなるまで、いかなるバッファに対し
てもデータ供給が行なわれない。これを多重化装置側か
ら見れば、全てのバッファに対して、データ供給をする
必要がない場合には、パックヘッダを挿入し、SCRの
値としてデータ供給を再開する時刻を記述すればよいと
言える。
パケットPT3(オーディオパケット)が読み込まれて
いる期間を示す。その際、オーディオバッファへのデー
タ転送も同じくMUX_rateで行なわれる。そのため、期間
A1にはビデオのバッファへのデータ供給は一切なく、
その占有量における変化はない。ところで、STCがDT
S1の値と等しくなった時、ビデオバッファからDTS1に対
応する、サイズS1のアクセスユニット(ピクチャVF
1)が瞬時に引き抜かれ、復号装置に転送される。図1
2は、SCR4 < DTS1 の例である。ピクチャVF2、ピク
チャVF3に関しても同様の制御により、各々PTS2、PT
S3の時刻において、瞬時にビデオバッファから引き抜か
れる。以上、STDモデルにおけるビデオに対応するバ
ッファの入出力の制御について述べたが、オーディオあ
るいは、多重化された他のストリームデータに対応する
各バッファの制御も同様に行なわれる。
ッファにおける入出力の制御に用いられる重要な情報で
ある。そのため、適当な長さで時分割された各々のスト
リームデータに対して、これらタイムスタンプが多重化
ストリーム上で適当な値で記述されていなければ、バッ
ファの管理を正しく行なうことが不可能となる。以下
に、不適当なタイムスタンプによりバッファの管理が破
綻してしまう例について述べる。図12において、時刻
DTS1は、サイズS1のピクチャVF1の引き抜き時刻を
示しているが、多重化ストリーム上で、例えば時刻DTS1
がSCR2の値より小とすると、時刻DTS1までに、引き抜く
ための十分なデータ量(S1)がビデオバッファに供給
されていないため、時刻DTS1におけるピクチャVF1の
引き抜きが不可能である。これをバッファにおけるアン
ダーフローと呼ぶ。
して十分大きな値とされた場合、適当な時刻におけるピ
クチャVF1の引き抜きが行なわれず、しかもその間に
バッファへのデータの供給が行なわれるため、ある時刻
において、バッファの占有量がバッファの許容量(図に
おけるBuffer_Size )を超えてしまう。これをバッファ
におけるオーバーフローと呼ぶ。
バーフロー及びアンダーフロー等のバッファにおける破
綻を起こさないよう、各々のエレメンタリーストリーム
を適当な長さで時分割多重し、かつ多重化ストリーム上
に、タイムスタンプとして適当な値を設定する必要があ
る。
ーディオ及び、その他のエレメンタリーストリームは、
多重化以前に独立して符号化される。例えば上記国際標
準ISO13818-2や11172-2 等のビデオ符号化においては、
STDモデルとは異なるバッファモデルが規定され、こ
のモデルに基づくビデオストリームは、ビデオ復号装置
単体において、適当な時間隔での復号及び表示が可能と
なる。多重化のスケジューリングは、各々のエレメンタ
リーストリームの復号装置における、これらのバッファ
モデルに制約される。つまり、多重化装置は、各々のエ
レメンタリーストリームのバッファモデルと整合性がと
れるように、かつ全てのエレメンタリーストリームの同
期関係を保証しながら多重化を行なう必要がある。
リーストリームのバッファモデル及び前述のSTDモデ
ルの関係について述べる。この例では、各一本ずつのビ
デオ及びオーディオストリームの多重化に関して述べ
る。ビデオは例えば上記国際標準ISO13818-2あるいは11
172-2 に従って符号化されているものとし、オーディオ
は例えば上記国際標準ISO13818-3あるいは11172-3 に従
って符号化されているものとする。以下の記述では、混
乱を避けるために、STDモデルにおけるバッファをS
TDバッファと呼ぶ。また、この例においては、多重化
ストリーム上のパックヘッダ及びパケットヘッダ等のデ
ータの伝送に必要とする時間は考慮せず、図示しないも
のとする。図13の(A)は、オーディオSTDバッフ
ァモデルを、また(B)はビデオSTDバッファモデル
の例をそれぞれ示している。
は、上記国際標準ISO13818-2及び11172-2 に規定される
VBV(Video Buffer Verifier )、すなわち理想的な
ビデオ復号装置単体におけるバッファ(VBVバッファ
と呼ぶ)の占有量の状態を示している。右上がりの直線
は、VBVバッファへのデータ供給を示している。ここ
では固定レートの例であり、それ故、変化の傾きは一定
である。以下に、VBVの動作について説明する。任意
の時刻において、このVBVバッファに対してビデオの
符号化データの供給が開始される。その後、図13に示
すVBV_delay の期間が経過した時刻に、最初の表示単位
のビデオ符号化データ(ピクチャI2)は、瞬時にVB
Vバッファから引き抜かれ、復号される。すなわち、ピ
クチャの引き抜き及び復号における遅延はゼロである。
その後、各ピクチャに対するVBV_delay の値に関して以
上の動作が繰り返され、VBVバッファの占有量は、図
13の(B)の曲線(a) に示すような鋸歯状のグラフに
なる。上記国際標準ISO13818-2及びISO11172-2では、VB
V_delay の値は個々のピクチャに対して規定され、符号
化された各ピクチャ内に記述されている。
リーストリームに対応するSTDバッファにおいては、
多重化されたデータが時分割多重されているために、デ
ータ供給がバースト状になる。ビデオのSTDバッファ
の軌跡を図13の(B)の折れ線あるいは曲線(b) に示
す。ビデオのSTDバッファへのデータ供給は右上がり
の実線で示されており、このレート(傾き)はMUX_rate
である。また、ビデオ以外のエレメンタリーストリーム
に対するSTDバッファにデータ供給が行われた場合、
ビデオのSTDバッファへのデータ供給は停止されるた
め、傾きが平らになる。
ファの占有量の軌跡とVBVバッファのそれとは一致し
なくてもよい。しかし、VBVモデルにおいて、各ピク
チャの引き抜き及び復号における時間隔が上記VBV_dela
y 等により予め決められているので、ビデオのSTDモ
デルでは、それを満足するようにタイムスタンプを設定
しなければならない。また、VBVモデルにおいて、引
き抜かれるピクチャのサイズが予め決められているの
で、ビデオのSTDモデルでは、各々のアクセスユニッ
ト(すなわちピクチャ)が引き抜かれるまでに最低限そ
のサイズのデータ量がビデオのSTDバッファに供給さ
れているようにスケジューリングを行なわなければなら
ない。それ故、一般的に、ビデオのSTDバッファの占
有量の軌跡は、VBVバッファの占有量の軌跡に対して
上を通る。
した時間は、オーディオのSTDバッファに対してデー
タ供給が行われた時間を意味する。オーディオのSTD
バッファのバッファ占有量を図13の(A)に示す。
3 のオーディオ符号化方式では、VBVモデルのような
バッファモデルは特に規定していない。ここでは、オー
ディオストリームは、オーディオ復号装置単体が所有す
るバッファ(Aバッファと呼ぶ)に一定の転送レートで
供給され、また、一定の時間隔でオーディオフレーム単
位に瞬時に引き抜かれ、瞬時に復号されるものとする。
この場合において、Aバッファの容量は、少なくとも各
オーディオフレームの長さよりも大きく設定される。図
13の(A)のグラフ中の下の折れ線あるいは曲線(c)
は、Aバッファにおける占有量の変化を示したものであ
る。一定時間隔でオーディオフレーム単位の引き抜き及
び復号が行なわれるため、鋸歯状の軌跡を描く。
Dバッファに対するデータ供給は、図13の(A)のグ
ラフ中の折れ線あるいは曲線(d) で示される。オーディ
オのSTDバッファへのデータ転送レートはMUX_rateで
あり、またアクセスユニット(オーディオフレーム)は
瞬時の引き抜きによりオーディオのSTDバッファから
除去され、瞬時に復号される。この例では、オーディオ
のアクセスユニットが十分小さいものと仮定して、一定
のレートでアクセスユニットがSTDバッファから除去
されるものとして描いてある。ビデオと同様の理由によ
り、オーディオにおいても、STDバッファの占有量の
軌跡と単体の符号化モデル(Aバッファのモデル)とは
一致しない。
Dバッファへのデータ供給区間を、区間(f) がビデオS
TDバッファへのデータ供給区間をそれぞれ示してい
る。また、区間(g) が両方のSTDバッファへのデータ
供給を停止した区間を示している。
本ずつの多重化を示したが、実際のアプリケーションで
は、複数のオーディオストリーム等が扱われる可能性も
あり、このような場合、各エレメンタリーストリームの
符号化モデルを考慮した多重化におけるデータ供給のス
ケジューリングは、さらに複雑になる。
うに、多重化とは、複数のエレメンタリーストリームを
時分割多重し、一本化されたストリームデータを生成す
ることであるが、そのスケジューリングによっては、前
記STDモデルを破綻させてしまう場合が生じる。以下
に図14を参照して例を示す。
ディオ(第1のオーディオA1及び第2のオーディオA
2)の多重化を行なった場合であり、各々のグラフは、
各エレメンタリーストリームに対するSTDバッファの
占有量の時間的な変化を表している。すなわち、図14
の(A)が第1のオーディオA1のSTDバッファの占
有量を、(B)が第2のオーディオA2のSTDバッフ
ァの占有量を、また(C)がビデオVのSTDバッファ
の占有量をそれぞれ示している。
デオのSTDバッファにおけるn−2,n−1,n番目
のアクセスユニット(ピクチャ)An-2 ,An-1 ,An
の引き抜き時刻を示している。本例では、上記のビデオ
の各アクセスユニットの引き抜き時刻間(図中のW
n-1 ,Wn 等)を、データ供給処理の単位時間としてい
る。つまり、各単位時間ごとに、その間におけるデータ
供給スケジュールを決定する。具体的には、例えば時刻
Tn-1 において、時刻Tn-1 から時刻Tn までに起こる
全てのSTDバッファからのデータ出力状況を考慮し
て、その間(Wn-1)におけるデータ供給対象のSTD
バッファ(複数可)を選択し、それらの占有量の調整を
行なう。この単位時間は、NTSCにおいては1/29.9
7 秒間、PALにおいては1/25秒間に該当する。図
14は、上記スケジューリング従った結果、時刻Tn に
おいて、ビデオのSTDバッファが破綻を起こした場合
を示している。以下に詳細を説明する。
n におけるビデオのアクセスユニットAn の引き抜きを
考慮し、ビデオのSTDバッファに対するデータ供給を
開始する。ところが、図中のポイント(a) 及び(b) にお
いて、2本のオーディオに対するSTDバッファが、ほ
ぼ同時にアンダーフローしそうなため、各オーディオの
STDバッファに対するデータ供給に切り替える。その
間、ビデオのSTDバッファに対するデータ供給は停止
される。すなわち、図中の区間(c) にて第1のオーディ
オA1についてのデータ供給が行われ、区間(d) にて第
2のオーディオA2についてのデータ供給が行われる。
そして、各オーディオに対して十分なデータが供給され
た後、再度ビデオのSTDバッファに対してデータ供給
が行なわれる。しかし、時刻Tn までに十分なデータを
供給できないために、次のビデオのアクセスユニットA
n を引き抜いた瞬間に図中のポイント(e) に示すように
バッファアンダーフローを起こしてしまう。また、この
ようにビデオのバッファが破綻しているため、第1、第
2のオーディオA1、A2についても、図中の各部分
(f),(g) においてバッファのアンダーフローが生じてい
る。
クセスユニットの引き抜き時刻を単位として、各STD
バッファに対するデータ供給処理(スケジューリング)
を行なっている。すなわち、アクセスユニットの先読み
が可能な範囲(h) をビデオの1アクセスユニット分とし
ている。本例では、この単位時間内において各STDバ
ッファに対して必要されるデータ供給レートの総和が、
全体のデータ供給レートであるMUX_rateを超えてしまっ
たために破綻を起こしている。これは、スケジューリン
グにおける単位時間が相対的に短いために、その間に多
数のSTDバッファへのデータ供給を要求されても、伝
送バンドの振り分けのやりくりができないからである。
リングの単位時間を上記例よりも長期化した例を図15
に示す。この図15の例においては、ビデオの2つずつ
のアクセスユニットの引き抜き時刻を単位として、各S
TDバッファに対するデータ供給処理を行っている。す
なわち、アクセスユニットの先読みが可能な範囲(a)
を、ビデオの2アクセスユニット分としている。具体的
には、例えば時刻Tn-2において、時刻Tn-2 から時刻
Tn までに起こる全てのSTDバッファからのデータ出
力状況を考慮して、その間(Wx) におけるデータ供給
の対象のSTDバッファ(複数可)を選択し、それらの
占有量の調整を行なう。それ故、図14の場合と比較し
て、オーディオAD2のSTDバッファへのデータ供給
のタイミングが、意図的に前倒し、すなわち時間的に前
に設定されており、各STDバッファにおける破綻が回
避されている。ここで、図中の区間(b) が第2のオーデ
ィオA2へのデータ供給区間を示し、区間(c) が第1の
オーディオA1へのデータ供給区間を示している。
スケジューリングにおいて、その処理の単位時間を長く
し、現時刻から時間的により後に起こる事象を考慮する
ことにより、ある程度の破綻は回避される。しかし、例
えば上記国際規格ISO13818-1及び11172-1 では、最大3
2本ものオーディオストリームの多重化が規格上許され
ており、この場合、STDモデルにおいて絶対に破綻を
起こさない多重化を行うことは非常に困難とされる。つ
まり、前述のような、処理の単位時間が有限である方法
においては、データ供給スケジュールを決定するにあた
って、STDモデルを破綻させる可能性が常に存在し、
それ故、安全な多重化を保証することは不可能である。
れたものであり、複数のエレメンタリーストリームを多
重化する際に、簡単にデータ供給スケジュールの決定が
可能で、バッファの破綻を有効に防止し得るようなディ
ジタル信号多重化方法及び装置、並びにバッファ破綻が
防止された多重化信号が記録されたディジタル信号記録
媒体を提供することを目的とする。
めに、本発明は、入力された複数のディジタル信号のス
トリームデータを、所定の方法を用いて多重化し、記録
メディアに記録もしくは伝送回線を用いて伝送し、受信
側でこれらの多重化されたデータを分離し、画像/音声
等の信号を同期再生する多重化/分離方法において、あ
らかじめ入力された複数のストリームデータから、それ
ぞれのストリームデータごとに規定される各アクセスユ
ニットを、対応するデコーダのバッファから瞬時に引き
抜くタイミングを算出し、上記タイミングのデータを用
いて時間的に逆方向から処理を行うことによって、デコ
ーダのバッファからのアクセスユニットの瞬時の引き抜
きを、バッファへのアクセスユニットへの瞬時の充填に
読み変えることによって、各アクセスユニットのバッフ
ァへの供給開始時間を逆算し、アクセスユニットのパケ
ット化のスケジュールを決定することを特徴としてい
る。
ッファに対するデータ供給のスケジューリングを、各ア
クセスユニットの大きさを元に、時間的に逆方向に行う
ことによって、データ供給のスケジューリングの前倒し
が理論上無制限に可能となるので、複数のエレメンタリ
ーストリームを多重化する際にでも、簡単にデータ供給
スケジュールの決定が可能で、常にバッファにおいて破
綻のない安全な多重化を保証することができる。
態について図面を参照しながら説明する。
タル信号多重化方法を説明するためのフローチャートで
あり、入力された複数のディジタル信号のビットストリ
ームを多重化して多重化ビットストリームを生成するデ
ィジタル信号多重化方法を示している。
は、入力された複数のビットストリームから、それぞれ
のビットストリームごとに規定される処理単位としての
各アクセスユニットAUを、対応するデコーダのバッフ
ァから引き抜く時刻を算出している。このアクセスユニ
ットAUとは、バッファからデコーダにデータ転送する
場合の理想的なデータ単位のことであり、ビデオでは符
号化されたピクチャあるいはフレームであり、オーディ
オではオーディオフレームである。
ニットAUの引き抜き時刻のデータを用いて時間的に逆
方向から処理を行い、デコーダのバッファからのアクセ
スユニットの引き抜きをバッファへのアクセスユニット
の充填に読み変えて、各アクセスユニットのバッファへ
の供給開始時間等に関する制約時刻を逆算している。
められた制約時刻等を元にして、アクセスユニットのパ
ケット化のスケジュールの決定、すなわちスケジューリ
ングを行っている。
ングを時間的に逆方向に行うことによって、多重化する
ビットストリームが多数になった場合でも、データのス
ケジューリングの自由度が大きいため、より安全でオー
バーヘッドの少ない効率的な多重化を行うことができ
る。
の多重化の基本思想あるいは概念に関して説明する。以
下の説明においては、時間(クロック)がさかのぼる方
向に処理をする事を前提としている。
セスユニット、すなわちビデオではピクチャあるいはフ
レーム、オーディオではオーディオフレームを単位とし
た、STDバッファへのデータ供給のスケジューリング
は、基本的に各アクセスユニットの表示時刻(アクセス
ユニットのバッファからの引き抜き時刻)を基準として
行われる。極端に言えば、各アクセスユニットのSTD
バッファへのデータ供給は、最低限、各アクセスユニッ
トの表示時刻までに完了していればかまわない。つま
り、データ供給を前倒しに開始すれば、常に安全な多重
化が保証できる。これは、通常の様に処理を時間的に順
方向に行う場合、多重化に問題が生じると逆戻りして多
重化のスケジュールを変えて処理する等のバックトラッ
ク的な作業が必要になることを意味する。
は、バッファに対するデータ供給の前倒しによって実現
される。ここで、順方向に処理を行う場合、バックトラ
ック的な作業の範囲は、上記図15で説明したようにア
クセスユニットの先読み量によって限定される。
アクセスユニットの引き抜き時刻あるいは表示時刻と大
きさをあらかじめ計算しておき、時間を逆方向にたどる
ことによって、バックトラックの必要をなくすことにあ
る。逆方向に処理を行うことによって、データ供給の前
倒しは無制限となり、破綻を起こしにくい非常に安全な
多重化を実現することが可能となる。
な構成について、図2を参照しながら説明する。この図
2は、逆方向多重化の処理の大まかな流れを機能ブロッ
ク的に示すものである。
メンタリーストリームが書き込まれた各蓄積媒体11、
12、13からそれぞれのエレメンタリーストリームを
読み出して、各前処理部21、22、23にそれぞれ送
って、各アクセスユニットの大きさ、PTSもしくはD
TSを計算し、このデータを作成する。また、この後の
処理は時間的に逆方向に処理するので、各並べ替え部3
1、32、33により全てのデータを時間的に逆順序に
並べ替えておく。このデータを元に、パケット化部41
においてパケット化のスケジュールを決定する。このパ
ケット化のスケジュールは、STDバッファのデータ占
有量を監視し、これをオーバーフロー/アンダーフロー
させないような方法で決定する。ここで決定したスケジ
ュールに基づいて、次の後処理部42により実際の多重
化されたストリームを生成する。この多重化ストリーム
は、例えば光磁気ディスクや磁気テープ等の蓄積媒体あ
るいは記録媒体43に記録する。
て説明する。以下の説明では、アクセスユニットのバッ
ファからの引き抜き時刻を議論するため、基本的に復号
時のタイムスタンプ(DTS:Decoding Time Stamp )
を用い、これが無い場合には表示時のタイムスタンプ
(PTS:Presentation TimeStamp )を用いる。以
後、アクセスユニットの引き抜きをイベントと呼び、引
き抜き時刻をイベント時刻と呼ぶ。
ユニットを表し、m番目のエレメンタリーストリームに
おける、n番目のアクセスユニットとする。ただし、0
≦ m≦ M、0 ≦ n ≦ N とする。
にシミュレートする事によって、デコーダバッファに対
するデータ供給のタイミングを決定するアルゴリズムを
説明する。
大きさ、イベント時刻の決定を行う必要がある。
き時刻を前もって計算するためには、以下の処理を各エ
レメンタリーストリームに対して行う。すなわち、 ビデオ:各アクセスユニットの大きさ各アクセスユニッ
トのDTS(無い場合はPTS)に相当するイベント時
刻、 オーディオ:各アクセスユニットの大きさ各アクセスユ
ニットのイベント時刻(PTS)、 その他:各アクセスユニットの大きさ各アクセスユニッ
トのイベント時刻(PTS)、 の各情報から、全てのイベント時刻を計算する。特に、
AU(m,n) のイベント時刻をT_event_AU(m,n) で表し、以
下のAU(m,n) のパケット化の処理全てのためのトリガー
となる時刻を示す。
きさ、各アクセスユニットのイベント時刻は、図2に示
される形式で、エレメンタリーストリーム単位に記録さ
れる。また、この後の処理を時間的に逆方向に行うため
に、データをイベント時刻で見て逆順序になるように並
べ替えておく。以後の処理は、全てこのデータを元に行
う。
うわけであるが、このスケジューリングにおける制約条
件について説明する。
について説明する。これは、STDモデル及びVBVモ
デルにおけるバッファ占有量の軌跡の関係である。
占有量の軌跡はVBVモデルのバッファ占有量の軌跡に
対して、常に上に(バッファ占有量が大きく)なければ
ならない。
復号装置単体におけるバッファ占有量を表すものであ
る。これに対して、STDモデルは、他のストリームと
共に多重化された場合のバッファの占有量を示してい
る。つまり、STDモデルがVBVモデルの軌跡を下回
る場合には、バースト的なデータ供給に起因するアンダ
ーフローが生じることを意味する。従って、STDバッ
ファの占有量の軌跡は、VBVバッファの占有量の軌跡
に対して、常に上になければならない。つまり、任意の
時刻におけるSTDバッファの占有量は、VBVバッフ
ァのそれより大きくなければならない。ここでは、ビデ
オに限定して述べたが、他のエレメンタリーストリーム
についても同様に、復号装置におけるバッファモデルの
占有量を下回らない(アンダーフローしない)ように多
重化する必要がある。
パケットの最終バイトのバッファへの入力時刻として
の、T_last_byte_AU(m,n)の制約条件について説明す
る。
の最終パケットの最終バイトのバッファへの入力時刻T_
last_byte_AU(m,n) は、AU(m,n) のイベント時刻T_even
t_AU(m,n) 以前に、バッファに入力されていなければな
らない。すなわち、 T_last_byte_AU(m,n) < T_event_AU(m,n) ・・・(1) である。
の最終パケットの最終バイトのバッファへの入力時刻T_
last_byte_AU(m,n) は、次のアクセスユニットAU(m,n+
1) の最初のパケットのヘッダの第一バイトのバッファ
への入力時刻T_first_byte_AU(m,n+1)よりは前でなけれ
ばならない。AU(m,n) のイベント時刻におけるバッファ
占有量をBuffer_occupancy_AU(m,n)とすると、以下の T_last_byte_AU(m,n) < T_event_AU(m,n) - Buffer_occupancy_AU(m,n)/MUX_rate ・・・(2) の制約条件が必要となる。
(1)、(2)の条件を守る限り、アクセスユニットAU
(m,n) の到着の遅れによって生じるバッファのアンダー
フローは生じない。
アクセスユニットAU(m,n) の最終パケットの最終バイト
は、バッファへの入力時刻T_last_byte_AU(m,n) の後、
1秒以内にバッファから除去されなければならない。バ
ッファから除去される時間は、AU(m,n)のイベント時刻
であるから、 T_last_byte_AU(m,n) > T_event_AU(m,n) - 1 ・・・(3) のようになる。
e_AU(m,n)をあらかじめ求めることによって、1秒ルー
ルを守った安全な逆方向多重化が保証される。
n) の最終パケットの最終バイトのバッファへの入力を
前倒ししすぎたことによって、バッファのオーバーフロ
ーを引き起こす可能性がある。このための限界時間Over
flow_limit_last_Byte_AU(m,n)は以下のように計算され
る。 Overflow_limit_last_Byte_AU(m,n) = T_event_AU(m,n) - (Buffer_size-AU(m,n)) / MUX_rate ・・・(4) 従って、AU(m,n) の最終パケットの最終バイトのバッフ
ァへの入力時刻への制約として、 T_last_byte_AU(m,n) > Overflow_limit_last_Byte_AU(m,n) ・・・(5) が挙げられる。
4を説明するものである。この図3は、上記VBV(Vi
deo Buffer Verify )モデルに従って時間軸の正方向に
発生したビデオのデータに関して、上記STD(System
Target Decoder )モデルに従って時間軸の逆方向に多
重化を行う際、あるアクセスユニットAU(m,n) のイベン
ト時刻を基準として、その最終パケットにおける最終バ
イトの多重化の時刻、すなわちバッファへの入力時刻T_
last_byte_AU(m,n) に関する上記各規定の条件を説明す
るものである。図3に示されている時刻T_last_byte_AU
(m,n) は、一例を示しているに過ぎず、図中の時間幅X
内において任意に選択できる。
ファ占有量の変化は図中の折れ線あるいは曲線(a) 、S
TDモデルにおけるバッファ占有量の変化は図中の折れ
線あるいは曲線(b) で表される。ここで、両モデルにお
ける各々のバッファからの各アクセスユニットの引き抜
き時刻は等しいが、図3では見易くするために、時刻T_
event_AU(m,n+2) での各曲線(a)と(b)のようにずらして
描いている。図中の時刻(c) は、上記規定R1のT_even
t_AU(m,n) の時刻を示す。T_last_byte_AU(m,n) はこの
時刻より時間軸で前に設定する必要がある。曲線(d)
は、上記規定R2の条件を説明するためのものであり、
時刻T_event_AU(m,n) におけるバッファ占有量Buffer_O
ccupancy_AU(m,n) からT_first_byte_AU(m,n+1) を求め
る様子を描いたものである。傾きはMUX_rateである。上
記AU(m,n) の最終パケットの最終バイトのバッファへの
入力時刻T_last_byte_AU(m,n) は、T_first_byte_AU(m,
n+1)より時間軸で前に設定する必要がある。時刻(e)
は、上記規定R3を説明するために、T_event_AU(m,n)
より一秒前の時刻を示す。T_last_byte_AU(m,n) はこの
時刻より時間軸で後に設定する必要がある。曲線(f)
は、規定R4を表すものであり、AU(m,n) に対するOver
flow_limit_last_byte_AU(m,n)を求める様子を描いたも
のである。傾きはMUX_rateである。T_last_byte_AU(m,
n)は、Overflow_limit_last_byte_AU(m,n) より時間軸
で後に設定する必要がある。時間幅Xは、上記規定R
1、R2、R3、R4により求められた時間的な区間で
あり、上記T_last_byte_AU(m,n) は、この時間幅内なら
ば任意に選択できる。曲線(g) は、時間幅Xの制約にお
いてT_last_byte_AU(m,n) を選択した一例である。曲線
(g) における傾きが平らな部分Aは、例えばオーディオ
等の他のストリームに対するバッファへのデータ供給が
行なわれ、その間、ビデオのバッファへの供給が行なわ
れていないことを示す。
トAU(m,n) の最終パケットの最終バイトのバッファへの
供給スケジュールの例を示し、(i) はアクセスユニット
AU(m,n) の最終パケットの最終バイトを示している。ま
た、図3中の(j) はアクセスユニットAU(m,n+1) の最初
のパケットの第一バイトのバッファへの供給スケジュー
ルを示し、(k) はアクセスユニットAU(m,n+1) の最初の
パケットの第一バイトを示している。
ニットAU(m,n) の最初のパケットの第一バイトのバッフ
ァへの入力時刻T_first_byte_AU(m,n)の制約条件につい
て説明する。
あるアクセスユニットAU(m,n) の最初のパケットの第一
バイトがバッファへ入力されてから、1秒以内にバッフ
ァから除去されなければならない。従って、上記AU(m,
n) の最初のパケットの第一バイトの入力時刻T_first_b
yte_AU(m,n)は、AU(m,n) のイベント時刻:T_event_AU
(m,n) から1秒以内になければならない。すなわち、 T_first_byte_AU(m,n) > T_event_AU(m,n) − 1 ・・・(6) である。
te_AU(m,n)をあらかじめ求めることによって、1秒ルー
ルを守った安全な逆方向多重化が保証される。
の最初のパケットの第一バイトのバッファへの入力を前
倒ししすぎたことによって、バッファのオーバーフロー
を引き起こす可能性がある。このようなオーバーフロー
を引き起こさないための限界時間Overflow_limit_first
_Byte_AU(m,n) は、 Overflow_limit_first_Byte_AU(m,n) = T_event_AU(m,n) - Buffer_size / MUX_rate ・・・(7) のように計算される。
バイトのバッファへの入力時刻への制約として、 T_first_byte_AU(m,n) > Overflow_limit_first_Byte_AU(m,n) ・・・(8) が挙げられる。
明するものである。この図4は、上記VBVモデルに従
って時間軸の正方向に発生したビデオのデータに関し
て、上記STDモデルに従って時間軸の逆方向に多重化
を行う際、あるアクセスユニットAU(m,n) のイベント時
刻を基準として、その最初のパケットにおける第一バイ
トの多重化の時刻、すなわちバッファへの入力時刻T_fi
rst_byte_AU(m,n)に関する上記各規定R5、R6の条件
を説明するものである。図4に示されている時刻T_firs
t_byte_AU(m,n)は、一例を示しているに過ぎず、図中の
時刻Y以降ならば任意に選択できる。図中の時間幅B
は、例えばオーディオ等の他のストリームに関してのバ
ッファへのデータ供給を行っていることを示す例であ
り、この間、ビデオのバッファへの供給は停止される。
バッファ占有量の変化は折れ線あるいは曲線(a) 、上記
STDモデルにおけるバッファ占有量の変化は折れ線あ
るいは曲線(b) で表される。ここで、図3と同様、両モ
デルにおける各々のバッファからの各アクセスユニット
の引き抜き時刻は等しいが、図を見易くするために、時
刻T_event_AU(m,n+2) での各曲線(a)と(b)のようにずら
して描いている。時刻(c) は、上記規定R5の条件にお
ける上記T_event_AU(m,n) より一秒前の時刻を示す。T_
first_byte_AU(m,n)はこの時刻より時間軸で後に設定す
る必要がある。曲線(d) は、上記規定R6の条件を説明
するためのものであり、AU(m,n) に対するOverflow_lim
it_first_byte_AU(m,n) を求める様子を描いたものであ
る。傾きはMUX_rateである。T_first_byte_AU(m,n)は、
Overflow_limit_first_byte_AU(m,n) より時間軸で後に
設定する必要がある。時刻Yは、上記各規定R5、R6
により求められた時刻であり、T_first_byte_AU(m,n)
は、この時刻より時間軸で後ならば任意に選択できる。
曲線(e) は、時刻Yの制約においてT_last_byte_AU(m,
n) を選択した一例である。曲線(e) における傾きが平
らな部分Bは、例えばオーディオ等の他のストリームに
対するバッファへのデータ供給が行なわれ、その間、ビ
デオのバッファへの供給が行なわれていないことを示
す。
トAU(m,n) の最初のパケットの第一バイトのバッファへ
の供給スケジュールの例を示し、(f) はアクセスユニッ
トAU(m,n) の最初のパケットの第一バイトを示してい
る。
(m,n) のデータ供給のスケジューリングについて説明す
る。
の、データ供給のスケジューリングの例を示している。
この図5は、上記VBVモデルに従って時間軸の正方向
に発生したビデオのデータに関して、上記STDモデル
に従って時間軸の逆方向に多重化を行う際、あるアクセ
スユニットAU(m,n) のイベント時刻を基準にして、次の
アクセスユニットAU(m,n-a) のイベント時刻までのデー
タ供給のスケジューリングを行った例を示している。こ
の図5の例では、アクセスユニットAU(m,n) は2つのパ
ケットに分割され、バッファに供給される。
記各規定R5、R6の条件により、上記図4中の時刻Y
以降で任意に選択されたものであり、また図5中の時刻
T_last_byte_AU(m,n) は、上記各規定R1〜R4の条件
により、上記図3中の時間幅X内において任意に選択さ
れたものである。
幅Xから求められたものであり、アクセスユニットAU
(m,n) の各バイトに関するデータ供給のスケジューリン
グにおける自由度を示す。すなわち、この時間幅Zの範
囲内ならば、各バイトに関する供給スケジュールは変更
可能である。
に分割される場合の例を示している。図において、VB
Vモデルにおけるバッファ占有量の変化は折れ線あるい
は曲線(a) 、STDモデルにおけるバッファ占有量の変
化は折れ線あるいは曲線(b)で表される。ここで、図3
と同様、両モデルにおける各々のバッファからのアクセ
スユニットの引き抜き時刻は等しいが、図を見易くする
ために、時刻T_event_AU(m,n+2) での各曲線(a)と(b)の
ようにずらして描いている。全てのパケットのデータ供
給は、上記規定R1〜R6の制約から計算されるT_firs
t_byte_AU(m,n)及びT_last_byte_AU(m,n) の間に行われ
なければならない。
ary とすると、 T_first_byte_AU(m,n) < Data_delivary < T_last_byte_AU(m,n) ・・・(9) となる。
ト化も可能である。図5の例では、2つのパケットの間
に、図中の時間幅C及びDのように、このストリームの
データ供給を停止する区間があるが、これは例えばオー
ディオ等の他のストリームのデータ供給を行うためのも
のである。この様に、他のストリームへのデータ供給が
要求された場合、上記式(9)の許す範囲内にて、いか
なるデータ供給スケジュールも可能である。
重化の自由度としては非常に寛容な規定であり、多数の
ストリームを多重化する場合に、破綻を生じにくい安全
なスケジューリングができる。この方法は、順方向に先
読みを行って処理をした場合には、適用が困難であり、
このため本実施の形態においては時間的に逆方向に処理
を行ってこれを可能としている。
(m,n) の最初と最終のパケットのデータの供給スケジュ
ールの例として、(c) にアクセスユニットAU(m,n) の最
初のパケットのデータ供給時間幅を、(d) にアクセスユ
ニットAU(m,n) の最終のパケットのデータ供給時間幅を
それぞれ示している。また、図5中の(e) はアクセスユ
ニットAU(m,n) の最初のパケットを、(f) はアクセスユ
ニットAU(m,n) の最終のパケットをそれぞれ示してい
る。
化の手順を説明する。
オ2本についての多重化スケジューリングを行なったも
のである。処理は、全て時間方向に逆に処理を行うた
め、最後のアクセスユニットからバッファに瞬時に入力
され、これが多重化のスケジューリングに従って上記MU
X_rateでバッファから引き抜かれていく。
ームの各アクセスユニットが発生するイベント時間を基
準にして行われる。この図では、各アクセスユニットの
イベント時間をt1,t2,t3 等で表している。多重化
のスケジューリングは、この各イベント時間の間の伝送
バンドを、どのエレメンタリーストリームのアクセスユ
ニットに割り当てるかによって決定される。当然、各ア
クセスユニットのデータ供給は、上記各規定の制約から
計算されるT_first_byte_AU(m,n)および T_last_byte_A
U(m,n)の間に行われなければならない。逆多重化の基本
処理は、各イベント単位で伝送バンドを割り当てること
であるが、この各イベント時間間隔における時間を、Ti
meSlice[t1,t2]等と表す。バッファがオーバーフローし
そうなストリームが存在する場合、これにバンドを割り
当てる。また、複数オーバーフローしそうな場合は、緊
急度に応じてバンド割り当てを決定する。また、アンダ
ーフローしそう、もしくはVBVの軌跡を下回りそうな
場合は、バンド割り当てを停止する。もし、あるTimeSl
ice において、バンド割り当ての対象となるエレメンタ
リーストリームが存在しなければ、例えば上記国際標準
ISO13818-1及びISO11172-1の多重化ストリームにおいて
は、パックヘッダを付加し、パックの形成を行なうこと
により、伝送バンドの割り当てを停止する。前述したよ
うに、パックヘッダ内にはSCRが記述され、この値を
調整することにより、各STDバッファへのデータ供給
時刻が制御可能であるからである。つまり、ある時刻に
おいて、いかなるエレメンタリーストリームに対しても
伝送バンドを割り当てる必要がなければ、パックヘッダ
(SCR)を付加し、次のイベント時刻が来るまで、デ
ータ供給を停止する。
ついて、図6を参照しながら説明ずる。この図6の
(A)は第1のオーディオA1のSTDバッファモデル
を、(B)は第2のオーディオA2のSTDバッファモデ
ルを、また(C)はビデオのSTDバッファモデルをそ
れぞれ示している。
のイベント時刻、時刻t2 は(B)の第2のオーディオ
A2のイベント時刻である。ここでは、上記VBVバッフ
ァの占有量を上記STDバッファの占有量が下回ってバ
ッファアンダーフローを引き起こす可能性があるので、
時刻t1〜t2間のTimeSlice[t1,t2]では、まだ伝送バン
ドを割り当てない。このような伝送バンドを割り当てな
い場合を、NOP(No OPeration) と示している。TimeSl
ice[t2,t3]も同様にNOPである。TimeSlice[t3,t4]で
は、ビデオから引き抜きを行ってもアンダーフローを生
じないため、ビデオに伝送バンドを割り当てる。TimeSl
ice[t4,t5]では、オーディオA2の占有量が大きいため、
オーバーフローに最も近いために、これにバンドを割り
当てる。TimeSlice[t5,t6]は、オーディオA1の占有量が
大きいため、オーバーフローに最も近いために、これに
バンドを割り当てる。TimeSlice[t6,t7]は、どれもバン
ド割り当てによってアンダーフローを生じる可能性があ
り、NOPとする。TimeSlice[t7,t8]は、オーディオ[2]の
占有量が大きいため、オーバーフローに最も近いため
に、これにバンドを割り当てる。TimeSlice[t8,t9]およ
びTimeSlice[t9,t10] は、両者とも、オーディオA1の占
有量が大きいため、オーバーフローに最も近いために、
これにバンドを割り当てる。TimeSlice[t10,t11]は、オ
ーディオA2の占有量が大きいため、オーバーフローに最
も近いために、これにバンドを割り当てる。TimeSlice
[t11,t12]は、ビデオの占有量が大きいため、オーバー
フローに最も近いために、これにバンドを割り当てる。
TimeSlice[t12,t13]は、オーディオA1の占有量が大きい
ため、オーバーフローに最も近いために、これにバンド
を割り当てる。TimeSlice[t13,t14]は、ビデオの占有量
が大きいため、オーバーフローに最も近いために、これ
にバンドを割り当てる。TimeSlice[t14,t15]は、オーデ
ィオA2の占有量が大きいため、オーバーフローに最も近
いために、これにバンドを割り当てる。以下同様に、処
理を行う。
の簡単な多重化の例であったが、多重化するストリーム
が増えて合計N本となった場合でも、同様の手順で多重
化を行うことができる。
ール決定のアルゴリズムの例について、図7を参照しな
がら説明する。
での前処理によって、全てのアクセスユニットのサイズ
とイベント時間は、時間的に逆順序に得られる。この前
処理ルーチンS70は、全てのエレメンタリーストリー
ムの各アクセスユニットに対して、サイズ及びイベント
時間を求めるステップS71と、これを時間的に逆の順
序に並べるステップS72とを有している。
3においては、処理を行っているアクセスユニットから
時間的に逆順序でたどって直近のイベントAU(m,n) を求
めている。このイベント時間までを上記TimeSlice とし
て、上記伝送バンド割り当ての対象とする。
したこの直近のアクセスユニットから、データ供給制限
に関するパラメータ、すなわち上記T_first_byte_AU(m,
n),T_last_byte_AU(m,n) を求めておく。
ムのSTDバッファを調べて、データ供給を行わないと
オーバーフローしそうなものを調べる。これはデータ供
給を要求する緊急度が最も高いためである。これに対応
するものがあれば、ステップS76に進んで、上記デー
タ供給制限に従って、このTimeSlice に対して、データ
供給を行う。
の、すなわち上記オーバーフローしそうなものが無い場
合は、ステップS77に進み、今度はデータ供給を行わ
ないとデータ供給制限を守れなくなるもの、例えば上記
1秒ルールなど、に対応するものを探す。これに対応す
るものがあれば、上記ステップS76に進んで、上記デ
ータ供給制限に従って、このTimeSlice に対して、デー
タ供給を行う。
応するものが無い場合、ステップS78に進んで、全て
のストリームのSTDバッファを調べて、データ供給を
行ってもアンダーフローしないものを調べる。これに対
応するものがあれば、ステップS76に進んで、データ
供給制限に従って、このTimeSlice に対して、データ供
給を行う。これについては、多重化における高効率なデ
ータ供給スケジュール方法として、後述する。
条件に対応するものが無い場合、ステップS79に進ん
で、このTimeSlice に対してデータ供給を行う必要が無
いため、データ供給を停止する。例えば上記国際標準IS
O13818-1及び11172-1 では、前述したようにSCRの値
を含むパックヘッダを付加し、パックを形成する等の処
理を行なっている。
り、次のTimeSlice に対する処理を行うために、上記ス
テップS73に戻る。
向に処理を行う場合と比べて、データの前倒しのスケジ
ューリングが簡単に実現でき、より安全に効率の良い多
重化を提供することができる。
供給スケジュール方法について説明する。
録可能な総データ量が予め決められているので、ビデオ
やオーディオ等のエレメンタリーストリームができるだ
け記録されるように、多重化処理の際に付加されるオー
バーヘッドは可能な限り小さい、高効率なスケジューリ
ングが望まれる。多重化によるオーバーヘッドは、各エ
レメンタリーストリームに対する伝送バンドの割り当て
の方法等に依存する。以下では、このオーバーヘッドを
極力小さくする高効率な多重化の実現方法について述べ
る。
及び11172-1 において規定される多重化ストリームの基
本構造は、パケット及びパックである。高効率な多重化
とは、パケット及びパックを形成する際の総オーバーヘ
ッド量、すなわちパケットヘッダ及びパックヘッダの総
データ量、を極力少なくすることであると言える。例え
ば、ビデオCD等のパック長が固定であるアプリケーシ
ョンにおいては、個々のパケットの長さ、実際には個々
のパケットに含まれるビデオやオーディオのデータ長
さ、を極力長くすれば、それらに付加されるパケットの
個数パケットヘッダの個数が減少するため、総オーバー
ヘッド量は小さくなる。以下では、パック長を固定値に
した場合を例にして、オーバーヘッド量を極力小さくす
る手順について述べる。ただし、以下ではパケット長は
可変長である。
が形成されてから、現在までに形成されたパケット群の
総データ量(ps(T)) を求める。もし、直前のパックが
形成されてから現在までに形成されたパケットが皆無な
らば、ps(T) の値はゼロとなる。ここで、バンド割り当
ての候補とされるエレメンタリーストリームmの現時刻
におけるバッファ占有量(buffer_occupancy(m,T)) に
対して、以下に示す式(10)が成り立てば、エレメン
タリーストリームmに対するバンド割り当てを行なう。 buffer_occupancy(m,T) ≧ (PS - ps(T)) - (PH + ph) ・・・(10) ただし、式(10)において、PS,PH,phは各々、パッ
ク、パックヘッダ及びパケットヘッダの長さを示す。
リームmのバッファ内に、十分なデータ量が蓄積されて
いなければ、そのエレメンタリーストリームmに対する
バンド割り当て、すなわちパケットの形成は行なわな
い。ここで言う十分なデータ量とは、パックの空き容量
である式(10)の(PS - ps) からパックヘッダ及びパ
ケットヘッダの長さである式(10)の(PH + ph) を差
し引いた値、すなわち式(10)の右辺であり、形成さ
れようとするパケット内に挿入可能な最大のデータ長を
指す。ただし、本条件の適用は、エレメンタリーストリ
ームmに関して、次のイベント時刻におけるバッファの
オーバーフローや一秒ルール等から来る制約が存在しな
い場合に限るものとする。すなわち、上記図7のフロー
チャートのステップS78におけるデータ供給のみに関
するものとする。
リーストリームmに対して、バンド割り当てが行なわれ
ない場合、上述の手順に従って、他のエレメンタリース
トリームに対してバンド割り当てを行なうことを考え
る。ここで、他のエレメンタリーストリームのバッファ
においても式(10)の条件を満足しない場合には、例
えば、以下に示す(i),(ii)の場合分けによる処理を行な
い、高能率な多重化を実現する。
ックが形成されてから現在までに形成されたパケットが
皆無ならば、新たにパケットは作成せず、次のイベント
時刻が到来し、各バッファ内に十分なデータ量が蓄積さ
れるのを待つことにする。(ii)ps(T)がゼロでない場合
は、例えば、候補とされるエレメンタリーストリーム群
の中から最も大きなパケットを生成可能なものをバンド
割り当ての対象とし、パケットを作成する。以上の手続
きをパックが完成されるまで続ける。ここで、もし、ど
のエレメンタリーストリームのバッファ内にもデータが
蓄積されていなければ、例えば上記国際標準ISO13818-1
及びISO11172-1で規定されるパディングパケット(ダミ
ーデータ)の挿入を行ない、パックを完成させる。
トリームのデコーダバッファに対するデータ供給のスケ
ジューリングを、各アクセスユニットの大きさを元に、
時間的に逆方向に行うことによって、データ供給のスケ
ジューリングの前倒しが理論上無限に可能になるので、
複数のエレメンタリーストリームを多重化する際にで
も、簡単にデータ供給スケジュールの決定が可能で、常
にバッファ破綻のない安全な多重化を保証することがで
きる。
ングが行われ、この多重化スケジュールに従って複数の
エレメンタリーストリームの多重化が行われた多重化ス
トリームを、光磁気ディスクや磁気テープ等の記録媒体
に記録することにより、多数のエレメンタリーストリー
ムが多重化されてもデコード時のバッファ破綻のない多
重化ストリームが記録されたディジタル信号記録媒体を
得ることができる。
リームに対する、高効率なバンド割り当て方法について
述べた。上記方法は、パックのサイズを処理の基本単位
とすることで、可能な限りオーバーヘッドを減少させる
ことを実現している。さらに、パック長が固定でなく可
変長の場合でも、上記式(10)において、例えばPSを
2048バイト、かつPHをゼロと設定することにより、処理
の基本単位を2048バイト単位の処理に読み変えることが
可能であり、同様に高能率な多重化スケジューリングが
可能となる。
重化スケジューリングにのみに限定されず、順方向に処
理を行なう多重化にも適用可能である。
トストリームから、それぞれのビットストリームごとに
規定される処理単位としての各アクセスユニットを、対
応するデコーダのバッファから引き抜く時刻を算出し、
上記各アクセスユニットの引き抜き時刻のデータを用い
て時間的に逆方向から処理を行い、デコーダのバッファ
からのアクセスユニットの引き抜きをバッファへのアク
セスユニットの充填に読み変えて、各アクセスユニット
のバッファへの供給開始時間を逆算し、求められた上記
各アクセスユニットのバッファへの供給開始時間に基づ
いて上記各アクセスユニットのパケット化のスケジュー
ルを決定しているため、多重化するストリームが多数に
なった場合でも、データのスケジューリングの自由度が
大きく、より安全でオーバーヘッドの少ない効率的な多
重化を行うことが可能となる。
の形態を説明するためのフローチャートである。
の形態の概略構成を示すブロック図である。
トにおける最終バイトのバッファへの入力時刻の制限を
説明するための図である。
ットの第一バイトの入力時刻の制限を説明するための図
である。
のパケットのデータ供給スケジュールの例を説明するた
めの図である。
説明するための図である。
例を説明するためのフローチャートである。
ための図である。
である。
る。
力の制御を説明するための入力多重化ストリームの一例
を示す図である。
力の制御を説明するためのSTDモデルにおけるビデオ
バッファの占有量の変化を示す図である。
の基本的な一例を示す図である。
Dバッファの占有量の変化の具体例を示す図である。
を増やしてバッファ破綻を防止したときのSTDバッフ
ァの占有量の変化の具体例を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 入力された複数のディジタル信号のビッ
トストリームを多重化して多重化ビットストリームを生
成するディジタル信号多重化方法において、 上記入力された複数のビットストリームから、それぞれ
のビットストリームごとに規定される処理単位としての
各アクセスユニットを、対応するデコーダのバッファか
ら引き抜く時刻を算出し、 上記各アクセスユニットの引き抜き時刻のデータを用い
て時間的に逆方向から処理を行い、デコーダのバッファ
からのアクセスユニットの引き抜きをバッファへのアク
セスユニットの充填に読み変えて、各アクセスユニット
のバッファへの供給開始時間を逆算し、 求められた上記各アクセスユニットのバッファへの供給
開始時間に基づいて上記各アクセスユニットのパケット
化のスケジュールを決定することを特徴とするディジタ
ル信号多重化方法。 - 【請求項2】 上記アクセスユニットの最終パケットの
最終バイトのバッファへの入力時刻は、当該アクセスユ
ニットの上記引き抜き時刻よりも前であることを特徴と
する請求項1記載のディジタル信号多重化方法。 - 【請求項3】 上記アクセスユニットの最終パケットの
最終バイトのバッファへの入力時刻は、次のアクセスユ
ニットの最初のパケットの第一バイトのバッファへの入
力時刻よりも前であることを特徴とする請求項1記載の
ディジタル信号多重化方法。 - 【請求項4】 上記アクセスユニットの最終パケットの
最終バイトは、バッファへの入力時刻の後、1秒以内に
バッファから除去されることを特徴とする請求項1記載
のディジタル信号多重化方法。 - 【請求項5】 上記アクセスユニットの最終パケットの
最終バイトのバッファへの入力時刻は、バッファのオー
バーフローを引き起こす限界の時刻より後であることを
特徴とする請求項1記載のディジタル信号多重化方法。 - 【請求項6】 上記アクセスユニットの最初のパケット
の第一バイトの入力時刻は、当該アクセスユニットの引
き抜き時刻から1秒以内であることを特徴とする請求項
1記載のディジタル信号多重化方法。 - 【請求項7】 上記アクセスユニットの最初のパケット
の第一バイトのバッファへの入力時刻は、バッファのオ
ーバーフローを引き起こす限界の時刻より後であること
を特徴とする請求項1記載のディジタル信号多重化方
法。 - 【請求項8】 入力された複数のディジタル信号のビッ
トストリームを多重化して多重化ビットストリームを生
成するディジタル信号多重化装置において、 上記入力された複数のビットストリームから、それぞれ
のビットストリームごとに規定される処理単位としての
各アクセスユニットを、対応するデコーダのバッファか
ら引き抜く時刻を算出する手段と、 上記各アクセスユニットの引き抜き時刻のデータを用い
て時間的に逆方向から処理を行い、デコーダのバッファ
からのアクセスユニットの引き抜きをバッファへのアク
セスユニットの充填に読み変えて、各アクセスユニット
のバッファへの供給開始時間を逆算する手段と、 求められた上記各アクセスユニットのバッファへの供給
開始時間に基づいて上記各アクセスユニットのパケット
化のスケジュールを決定する手段とを有することを特徴
とするディジタル信号多重化装置。 - 【請求項9】 入力された複数のビットストリームか
ら、それぞれのビットストリームごとに規定される処理
単位としての各アクセスユニットを、対応するデコーダ
のバッファから引き抜く時刻が算出され、 上記各アクセスユニットの引き抜き時刻のデータを用い
て時間的に逆方向から処理を行い、デコーダのバッファ
からのアクセスユニットの引き抜きをバッファへのアク
セスユニットの充填に読み変えて、各アクセスユニット
のバッファへの供給開始時間が逆算され、 求められた上記各アクセスユニットのバッファへの供給
開始時間に基づいて上記各アクセスユニットのパケット
化のスケジュールが決定され、 この決定されたスケジュールによりパケット化されて上
記複数のビットストリームが多重化された信号が記録さ
れて成ることを特徴とするディジタル信号記録媒体。
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