JPH09178410A - 対人センサ - Google Patents
対人センサInfo
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- JPH09178410A JPH09178410A JP7342636A JP34263695A JPH09178410A JP H09178410 A JPH09178410 A JP H09178410A JP 7342636 A JP7342636 A JP 7342636A JP 34263695 A JP34263695 A JP 34263695A JP H09178410 A JPH09178410 A JP H09178410A
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Abstract
体の近接、接触を迅速、かつ確実に検出できる信頼性の
高い対人センサを提供する。 【解決手段】 一対の可撓性導電部材16a,16b およびこ
れら可撓性導電部材間に設けた加圧導電性ゴム15を具え
る感圧素子11を有し、この感圧素子11の抵抗値の変化に
基づいて外圧の有無を検出する感圧センサ1と、感圧素
子11の少なくとも一方の可撓性導電部材を一方の電極と
し、大地側を他方の電極とした容量素子42を有し、その
静電容量の変化に基づいて、人体の近接、接触を検出す
る静電容量式センサ2と、感圧センサ1および静電容量
式センサ2の論理和の検出信号を出力する出力手段3と
を具えることを特徴とする。
Description
触を検出する対人センサに関するものである。
座を検出したり、自動式扉による挟まれを防止したり、
さらにはロボット等の機械を非常停止させたりすること
が行われている。このような感圧センサとして、例え
ば、実開昭62−5438号公報には、加圧導電性ゴム
を一対の平編線電極でサンドイッチした構造の感圧素子
を用いるものが開示されている。この感圧センサにおい
ては、外力によって感圧素子の加圧導電性ゴムが変形す
ると、一対の平編線電極間の抵抗値が変化するので、そ
の抵抗値の変化に基づいて外力が作用したのを検知する
ようにしている。
公報には、発振回路の出力端に、人体が着座することに
よって静電容量が変化するように容量素子を接続し、こ
の容量素子を経た発振出力と基準値との比較に基づいて
人体の着座を検出するようにした、静電容量式センサが
開示されている。
た感圧センサにあっては、外力によって感圧素子の加圧
導電性ゴムが変形して、初めて外力が作用したことを検
出できるので、例えば、人体の着座においては、十分な
荷重が加わらない場合に検出が不十分となる場合があ
る。また、自動扉の挟まれ防止においては、挟まれて初
めて感圧センサが検出するため、初期の目的を十分に達
成できない場合がある。同様に、ロボット等の機械の非
常停止においても、衝突して初めて感圧センサが検出す
るため、初期の目的を十分に達成できない場合がある。
は、被検出体として、金属のような導体だけでなく、誘
電体をも無接触で検出できると共に、被検出体を、その
透明度、色、汚れ、表面の粗さ等に影響されることなく
検出できる利点はあるものの、抵抗や容量素子を用いて
回路を構成するため、周囲温度や周囲金属の接地状態の
影響を受け易いという問題がある。
もので、静電容量式センサの利点を生かし、その問題点
を解決して、人体の近接、接触を迅速、かつ確実に検出
できるよう適切に構成した信頼性の高い対人センサを提
供することを目的とするものである。
め、この発明の対人センサは、一対の可撓性導電部材お
よびこれら可撓性導電部材間に設けた加圧導電性ゴムを
具える感圧素子を有し、この感圧素子の抵抗値の変化に
基づいて外圧の有無を検出する感圧センサと、前記感圧
素子の少なくとも一方の可撓性導電部材を一方の電極と
し、大地側を他方の電極とした容量素子を有し、その静
電容量の変化に基づいて、人体の近接、接触を検出する
静電容量式センサと、前記感圧センサおよび静電容量式
センサの論理和の検出信号を出力する出力手段とを具え
ることを特徴とするものである。
感圧センサは、前記感圧素子に並列に接続され、該感圧
素子の抵抗値の変化に基づいて選択的にオン・オフする
リレーを有し、前記静電容量式センサは、一次側コイル
および二次側コイルを有する結合トランスと、この結合
トランスの一次側コイルに結合した発振回路と、前記結
合トランスの二次側コイルに結合した、前記容量素子を
有する共振回路と、この共振回路の出力と基準値とを比
較する比較回路とを有し、前記出力手段は、スイッチン
グトランジスタおよび前記リレーのリレー接点を有し、
前記スイッチングトランジスタのベースを前記比較回路
の出力端に結合し、前記リレー接点を前記スイッチング
トランジスタのバイアス通路に接続したことを特徴とす
るものである。
いて、図面を参照して説明する。図1は、この発明の対
人センサの一実施形態の回路図である。この対人センサ
は、人体による外圧の有無を検出する感圧センサ1と、
人体の近接、接触を静電容量の変化に基づいて検出する
静電容量式センサ2と、これら感圧センサ1および静電
容量式センサ2の論理和の検出信号を出力する出力手段
3とを有する。
11およびリレー12を有し、その並列回路の一端をチ
ョークコイル13aおよび抵抗14を経て、電圧Vcc
1の直流電源正端子に接続し、他端をチョークコイル1
3bを経て接地、すなわち直流電源負端子に接続する。
感圧素子11は、図2に示すように、外圧による変形よ
って抵抗値が変化する加圧導電性ゴム15を、一対の平
編線電極16a,16bでサンドイッチし、全体をシリ
コンゴム17でモールドしたものを用いる。図1では、
加圧導電性ゴム15を可変抵抗で示し、平編線電極16
a,16bを端子の形状で示している。なお、抵抗14
の抵抗値は、加圧導電性ゴム15が変形していない状態
で、リレー12が附勢(オン)状態を維持し、加圧導電
性ゴム15が外力により変形して、その抵抗値が小さく
なったときに、リレー12が滅勢(オフ)するように設
定する。
1、発振回路22、共振回路23、整流回路24および
比較回路25を有する。発振回路22は、結合トランス
21の一次側コイル21aを誘導素子として用いるLC
発振回路をもって構成する。この発振回路22には、2
個のNPNトランジスタ31および32を設け、一方の
トランジスタ31のコレクタを、抵抗33を経て電圧V
cc2の直流電源正端子に接続し、エミッタをコンデン
サ34および抵抗35の並列回路を経て接地する。トラ
ンジスタ31,32のベースは、共通に接続して抵抗3
6を経て直流電源正端子(Vcc2)に接続する。ま
た、トランジスタ32のコレクタはオープンとし、エミ
ッタは結合トランス21の一次側コイル21aを経て接
地すると共に、コンデンサ37を経てトランジスタ31
のエミッタに接続する。このようにして、コンデンサ3
7の両端の電位を、ほぼ同電位とするLC発振回路を構
成する。なお、この実施例では、この発振回路22にお
ける発振周波数fを、室温20℃で約500KHzとす
る。
側コイル21b、コンデンサ41および検出用容量素子
としての可変コンデンサ42を有する。可変コンデンサ
42は、人体の近接、接触によって静電容量が変化する
ように、感圧素子11の少なくとも一方の平編線電極、
この実施形態では平編線電極16bを一方の電極とし、
大地側を他方の電極として構成する。二次側コイル21
bおよびコンデンサ41は、並列に接続して、それらの
一端を接地し、他端を可変コンデンサ42の一方の電極
である感圧素子11の平編線電極16bに接続する。こ
の実施形態では、感圧素子11を有する部分および可変
コンデンサ42を構成する部分を含めてセンサ部4と
し、このセンサ部4に、人体が近づいたり、感圧素子1
1に人体が接触しない状態で、共振回路23の共振周波
数が、発振回路22の発振周波数よりも若干高くなるよ
うに、回路定数を設定する。
ス21の二次側コイル21b、コンデンサ41および可
変コンデンサ42の一方の電極である平編線電極16b
の接続点の出力は、結合コンデンサ43を経て整流回路
24に供給する。整流回路24には、ダイオード44
a,44bからなる倍電圧回路、およびコンデンサ4
5、抵抗46を有するローパスフィルタを設け、この整
流回路24の出力を比較回路25に供給する。
8および可変抵抗49を有し、OPアンプ47の非反転
入力端子に、整流回路24の出力を印加し、OPアンプ
47の反転入力端子に、直流電圧Vcc3を抵抗48お
よび可変抵抗49で分圧した基準電圧を印加する。な
お、基準電圧は、センサ部4に、人体が近づいたり、感
圧素子11に人体が接触しない状態で、OPアンプ47
の非反転入力端子に印加される電圧よりも若干高く、か
つ、センサ部4に、人体が近づいたり、感圧素子11に
人体が接触したときに、OPアンプ47の非反転入力端
子に印加される電圧よりも低くなるように設定する。こ
のOPアンプ47の出力は、逆流阻止用ダイオード51
を経て出力手段3に供給する。
トランジスタ52、コレクタ抵抗53、ベース抵抗54
および感圧センサ1に設けたリレー12のリレー接点1
2aを有し、スイッチングトランジスタ52のコレクタ
を出力端子55に接続すると共に、コレクタ抵抗53を
経て電圧Vcc4の直流電源正端子に接続し、エミッタ
を接地し、ベースをベース抵抗54を経て逆流阻止用ダ
イオード51のアノード端子に接続する。また、リレー
接点12aは、ベース抵抗54および逆流阻止用ダイオ
ード51の接続点と直流電源正端子(Vcc4)との間
に接続する。なお、このリレー接点12aは、リレー1
2の滅勢下において、オン状態にあるノーマリークロー
ズ接点を用いる。
ルト、電圧Vcc2、Vcc3およびVcc4を5ボル
トとするが、各電圧は任意に設定でき、全てを同一電圧
とすることもできる。
て説明する。センサ部4に人体が近接あるいは接触して
いない状態では、感圧素子11の加圧導電性ゴム15の
抵抗値は、高い値となっているので、リレー12は附勢
状態にあり、リレー接点12aはオープンとなってい
る。また、この状態では、共振回路23の共振周波数
は、発振回路22の発振周波数よりも若干高くなってい
るので、OPアンプ47の出力はローレベルとなってい
る。したがって、スイッチングトランジスタ52は、オ
フ状態にあり、出力端子55からハイレベルの信号が出
力される。
くと、先ず、共振回路23の可変コンデンサ42の容量
が大きくなり、共振回路23の共振周波数は発振回路2
2の発振周波数に近づくように低くなるので、共振回路
23の出力は大きくなる。これにより、OPアンプ47
の出力は、ローレベルからハイレベルに切り替わり、ス
イッチングトランジスタ52がオン状態となって、出力
端子55からローレベルの信号が出力される。
人体によって感圧素子11が押圧されると、その変形に
よって加圧導電性ゴム15の抵抗値が低下して、リレー
12との並列回路の端子間電圧が低下し、リレー12を
流れる電流が減少する。これにより、リレー12は滅勢
されて、リレー接点12aがオンとなり、このリレー接
点12aを経てスイッチングトランジスタ52にバイア
ス電圧が印加される。したがって、周囲温度の変化等に
より、センサ部4に人体が近づいたにもかかわらず、O
Pアンプ47の出力がハイレベルにならない場合でも、
感圧素子11が押圧されることによって、スイッチング
トランジスタ52がオン状態となり、出力端子55から
ローレベルの信号が出力されるので、センサ部4への人
体の接触等を検知することができる。
サ部4に人体が近づいたことを、静電容量式センサ2に
おいて可変コンデンサ42の静電容量の変化に基づいて
検出し、さらにセンサ部4の感圧素子11が人体によっ
て押圧されたことを、感圧センサ1において感圧素子1
1の抵抗変化に基づいて検出するようにして、出力手段
3から感圧センサ1および静電容量式センサ2の論理和
の検出信号を出力するようにしたので、人体の近接、接
触を迅速、かつ確実に検出することができる。したがっ
て、例えば、自動車のパワーウインドウ制御回路に適用
する場合には、窓ガラスが上昇して接触押圧する窓枠部
分に、感圧素子11を設けることによって、窓ガラスの
上昇中に、窓枠と窓ガラスとの間に、手や頭が挿入され
たときに、可変コンデンサ42の静電容量変化による出
力端子55の出力に基づいて、窓ガラスの上昇を停止す
ることができ、また、何らかの原因で、静電容量による
検出ができなかった場合でも、窓枠部分の感圧素子11
が押圧されることによるその抵抗変化に基づく出力端子
55の出力により、窓ガラスの上昇を停止することがで
きる。
み限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可
能である。例えば、上述した実施形態では、発振回路2
2および共振回路23を、それぞれ結合トランス21の
一次側コイル21aおよび二次側コイル21bを用いて
構成したが、これら発振回路22および共振回路23
は、結合トランス21と分離して設けて、発振回路22
の出力を結合トランス21の一次側コイル21aに供給
し、その二次側コイル21bの出力を共振回路23に供
給するよう構成することもできる。また、発振回路22
の構成も、図1に示すものに限らず、公知のLC発振回
路やその他の発振回路を用いることもできる。
2を設け、このリレー12を感圧素子11の抵抗変化に
基づいて附勢・滅勢させて、感圧素子11の変形、すな
わち人体による押圧を検出するようにしたが、リレー以
外の素子、例えば、発光ダイオードおよびフォトトラン
ジスタを有するフォトカプラを用い、感圧素子11の抵
抗変化に基づいて、発光ダイオードを点灯・消灯させる
ことにより、フォトトランジスタの導通・非導通から感
圧素子11の変形を検出するよう構成することもでき
る。さらに、出力手段3については、バイポーラICや
MOS ICを用いて構成することもできるし、その出
力端子55から出力する信号についても、センサ部4へ
の人体の近接等により、ハイレベルの信号を出力するよ
う構成することもできる。
素子を有する感圧センサにより、外圧の有無を検出する
ようにすると共に、前記感圧素子を構成する少なくとも
一方の可撓性導電部材を一方の電極とし、大地側を他方
の電極とした容量素子を有する静電容量式センサによ
り、人体の近接、接触を検出するようにして、これら感
圧センサおよび静電容量式センサの論理和の検出信号を
出力させるようにしたので、静電容量式センサの利点を
生かしながら、人体の近接、接触を迅速、かつ確実に検
出できる信頼性の高い対人センサを得ることができる。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の可撓性導電部材およびこれら可撓
性導電部材間に設けた加圧導電性ゴムを具える感圧素子
を有し、この感圧素子の抵抗値の変化に基づいて外圧の
有無を検出する感圧センサと、 前記感圧素子の少なくとも一方の可撓性導電部材を一方
の電極とし、大地側を他方の電極とした容量素子を有
し、その静電容量の変化に基づいて、人体の近接、接触
を検出する静電容量式センサと、 前記感圧センサおよび静電容量式センサの論理和の検出
信号を出力する出力手段とを具えることを特徴とする対
人センサ。 - 【請求項2】 請求項1記載の対人センサにおいて、 前記感圧センサは、 前記感圧素子に並列に接続され、該感圧素子の抵抗値の
変化に基づいて選択的にオン・オフするリレーを有し、 前記静電容量式センサは、 一次側コイルおよび二次側コイルを有する結合トランス
と、 この結合トランスの一次側コイルに結合した発振回路
と、 前記結合トランスの二次側コイルに結合した、前記容量
素子を有する共振回路と、 この共振回路の出力と基準値とを比較する比較回路とを
有し、 前記出力手段は、 スイッチングトランジスタおよび前記リレーのリレー接
点を有し、前記スイッチングトランジスタのベースを前
記比較回路の出力端に結合し、前記リレー接点を前記ス
イッチングトランジスタのバイアス通路に接続したこと
を特徴とする対人センサ。
Priority Applications (1)
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JP34263695A JP3623572B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 対人センサ |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3623572B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2018173380A1 (ja) * | 2017-03-21 | 2018-09-27 | 住友理工株式会社 | センサ装置 |
CN112082465A (zh) * | 2020-09-14 | 2020-12-15 | 江华绿宝石新能源储能科技有限公司 | 一种电容器钉卷钉偏检测方法及检测装置 |
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JPS63238502A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-04 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 近接覚・触覚センサ |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34263695A patent/JP3623572B2/ja not_active Expired - Fee Related
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