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JPH09161477A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Publication number
JPH09161477A
JPH09161477A JP7321656A JP32165695A JPH09161477A JP H09161477 A JPH09161477 A JP H09161477A JP 7321656 A JP7321656 A JP 7321656A JP 32165695 A JP32165695 A JP 32165695A JP H09161477 A JPH09161477 A JP H09161477A
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Japan
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word line
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JP7321656A
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正樹 築出
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が小さな半導体記憶装置を提供す
る。 【解決手段】 DRAMにおいて、各ウェイW0,W1
に上位アドレスを割当て、各ウェイW0,W1に属する
各ワード線WLに下位アドレスを割当てる。セルフリフ
レッシュ開始トリガ発生回路1によってセルフリフレッ
シュの開始を検知し、リフレッシュアドレス変化検知回
路2によって上位アドレスの変化を検知する。この検知
結果に基づいて、あるウェイW0,W1が選択されてい
る間は、ウェイ選択信号RX0,RX1をリセットせず
活性化レベルに保持する。したがって、1本のワード線
WLが選択されるごとに信号RX0,RX1がリセット
されていた従来に比べ消費電力が低減化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、特に、セルフリフレッシュモードを有する半導体
記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、セルフリフレッシュモードを
有する従来のダイナミックランダムアクセスメモリ(以
下、DRAMと称す)の構成を示すブロック図である。
【0003】図16を参照して、このDRAMは、制御
信号入力端子30〜32、アドレス信号入力端子群3
3、データ信号入出力端子群35、接地端子36および
電源端子37を備える。また、このDRAMは、クロッ
ク発生回路38、行および列アドレスバッファ39、ア
ドレス切換回路40、アドレス発生回路41、行デコー
ダ42、列デコーダ43、メモリマット44、入力バッ
ファ47および出力バッファ48を備え、メモリマット
44はメモリアレイ45およびセンスリフレッシュアン
プ+入出力制御回路46を含む。
【0004】クロック発生回路38は、制御信号入力端
子30,31を介して外部から与えられる信号ext/
RAS,ext/CASに基づいて所定の動作モードを
選択し、DRAM全体を制御する。行および列アドレス
バッファ39は、読出および書込動作時に、アドレス信
号入力端子群33を介して外部から与えられるアドレス
信号A0〜Aq(qは自然数である)を行デコーダ42
および列デコーダ43に選択的に与える。
【0005】アドレス発生回路41は、図17に示すよ
うに、発振器49およびアドレスカウンタ50を含む。
発振器41は、クロック発生回路38から出力されるセ
ルフリフレッシュ指示信号SERFEによって活性化さ
れ、内部クロック信号int/RASを出力する。アド
レスカウンタ50は、直列接続された複数のフリップフ
ロップFF0〜FFqを含み、発振器41から出力され
た内部クロック信号int/RASのパルス数をカウン
トする。フリップフロップFF0〜FFqの出力は、そ
れぞれセルフリフレッシュ用のアドレス信号C0〜Cq
となる。アドレス切換回路40は、セルフリフレッシュ
指示信号SREFEによって制御され、読出および書込
動作時は行および列アドレスバッファ39と行デコーダ
42とを結合し、セルフリフレッシュ動作時はアドレス
発生回路41と行デコーダ42とを結合する。
【0006】メモリアレイ45は、たとえば64Mビッ
トの記録容量を有する。1ビットのデータは1つのメモ
リセルに記憶される。各メモリセルが行アドレスおよび
列アドレスによって決定される所定のアドレスに配置さ
れる。
【0007】行デコーダ42は、行および列アドレスバ
ッファ39またはアドレス発生回路41から与えられた
アドレス信号に応答して、メモリアレイ45の行アドレ
スを指定する。列デコーダ43は、行および列アドレス
バッファ39から与えられたアドレス信号に応答して、
メモリアレイ45の列アドレスを指定する。
【0008】センスリフレッシュアンプ+入出力制御回
路46は、読出および書込動作時に、行デコーダ42お
よび列デコーダ43によって指定されたアドレスのメモ
リセルをグローバル信号入出力線対GIOの一端に接続
する。また、センスリフレッシュアンプ+入出力制御回
路46は、セルフリフレッシュ動作時に、行デコーダ4
2によって指定された行アドレスのメモリセルのデータ
をリフレッシュする。
【0009】グローバル信号入出力線対GIOの他端は
入出力バッファ47および出力バッファ48に接続され
る。入力バッファ47は、書込動作時に、制御信号入力
端子32を介して外部から与えられる信号ext/Wに
応答して、データ信号入出力端子群35から入力された
データをグローバル信号入出力線対GIOを介して選択
されたメモリセルに与える。出力バッファ48は、読出
動作時に、制御信号入力端子34から入力される信号e
xt/OEに応答して、選択されたメモリセルからの読
出データをデータ信号入出力端子群35に出力する。
【0010】図18は、図16に示したDRAMの行デ
コーダ42およびメモリマット44のレイアウトを示す
図である。図18を参照して、このDRAMでは、いわ
ゆる交互シェアードセンスアンプ方式が採用されてい
る。すなわち、メモリアレイ45は複数のメモリアレイ
ブロックBK1〜BKm(mは自然数である)に分割さ
れ、センスリフレッシュアンプ+入出力制御回路46が
複数のセンスアンプ帯SA0〜SAmに分割され、セン
スアンプ帯SA0〜SAmの各間にメモリアレイブロッ
クBK1〜BKmの各々が配置される。
【0011】センスアンプ帯SA0には、隣接するメモ
リアレイブロックBK1のたとえば偶数列に対応して複
数のセンスリフレッシュアンプ51が設けられる。セン
スアンプ帯SA1には、隣接するメモリアレイブロック
BK1とBK2のたとえば奇数列に対応して複数のセン
スリフレッシュアンプ51が設けられる。センスアンプ
帯SA1のセンスリフレッシュアンプ51はメモリアレ
イブロックBK1とBK2で共用される。センスアンプ
帯SA1のセンスリフレッシュアンプ51が、メモリア
レイブロックBK1とBK2のどちら側で使用されるか
は行デコーダ42から入力される信号BLIL1,BL
IR1で決定される。他のセンスアンプ帯SA2〜SA
mも同様である。
【0012】また、行デコーダ42は、複数のワードド
ライバ群WD1〜WDmを含む。ワードドライバ群WD
1〜WDmは、それぞれメモリアレイブロックBK1〜
BKmに対応して設けられる。ワードドライバ群WD1
は、信号群Xおよび信号RX0−1,RXO−2に応答
して、メモリアレイブロックBK1のうちのいずれかの
行を選択する。信号群Xは、外部から与えられたアドレ
ス信号A1〜A7またはアドレス発生回路41から与え
られたアドレス信号C1〜C7に基づいて、行デコーダ
42内で生成された信号群である。信号RX0−1,R
X1−1は、アドレス信号A0,A8〜Cqまたはアド
レス信号C0,C8〜Cqに基づいて、行デコーダ42
内で生成された信号である。他のワードドライバ群WD
2〜WDmも同様である。
【0013】図19は、図18に示したメモリアレイブ
ロックBK1およびその周辺の構成を示す一部省略した
回路ブロック図である。図19を参照して、メモリアレ
イクロックBK1は、行列状に配列された複数のメモリ
セルMCと、各行に対応して設けられたワード線WL
と、各列に対応して設けられたビット線対BLPとを含
む。メモリセルMCは、アクセス用のMOSトランジス
タQと情報記憶用のキャパシタCとを含む。ワード線W
Lは、ワードドライバ群WD1の出力を伝達し、選択さ
れた行のメモリセルMCを活性化させる。ビット線対B
LPは、互いに相補な信号が伝達されるビット線BL,
/BLを含み、選択されたメモリセルMCとデータ信号
の入出力を行なう。
【0014】メモリアレイブロックBK1の奇数列のビ
ット線対BLPは、転送ゲート61を介してセンスリフ
レッシュアンプ51に接続され、さらに転送ゲート64
を介してメモリアレイブロックBK2の奇数列のビット
線対BLPに接続される。転送ゲート61は、それぞれ
ビット線BL,/BLとセンスリフレッシュアンプ51
の入出力ノードN1,N2との間に接続されるNチャネ
ルMOSトランジスタ62,63を含む。NチャネルM
OSトランジスタ62,63のゲートは、ともに信号B
LIL1を受ける。転送ゲート64は、それぞれビット
線BL,/BLとセンスリフレッシュアンプ51の入出
力ノードN1,N2との間に接続されるNチャネルMO
Sトランジスタ65,66を含む。NチャネルMOSト
ランジスタ65,66のゲートは、ともに信号BLIR
1を受ける。転送ゲート61,64はメモリアレイブロ
ックBK1とBK2のうち、選択された方のメモリアレ
イブロック(たとえばBK1)とセンスリフレッシュア
ンプ51を接続し、他方のメモリアレイブロック(この
場合はBK2)とセンスリフレッシュアンプ51を遮断
する。
【0015】センスリフレッシュアンプ51は、それぞ
れ入出力ノードN1,N2とノードN3の間に接続され
たNチャネルMOSトランジスタ52,53と、それぞ
れ入出力ノードN1,N2とノードN4の間に接続され
たPチャネルMOSトランジスタ55,56とを含む。
MOSトランジスタ52,55のゲートはともに入出力
ノードN2に接続され、MOSトランジスタ53,56
のゲートはともに入出力ノードN1に接続される。ま
た、センスリフレッシュアンプ51は、ノードN3と接
地電位GNDのノードとの間に接続されたNチャネルM
OSトランジスタ54と、ノードN4と電源電位Vcc
のノードとの間に接続されたPチャネルMOSトランジ
スタ57とを含む。MOSトランジスタ54,57のゲ
ートは、それぞれセンスアンプ活性化信号SANE,S
APEを受ける。センスリフレッシュアンプ51は、メ
モリセルMCが選択された後にビット線BL,/BL間
に現れる微小電位差を増幅する。
【0016】また、転送ゲート61と64の間に、メモ
リセルMCが選択される前にビット線BL,/BLをビ
ット線電位Vcc/2にイコライズするためのビット線
イコライズ回路70が設けられる。ビット線イコライズ
回路70は、それぞれセンスアンプ51の入出力ノード
N1,N2とノードN5の間に接続されたNチャネルM
OSトランジスタ71,72と、入出力ノードN1とN
2の間に接続されたNチャネルMOSトランジスタ73
とを含む。MOSトランジスタ71〜73のゲートはビ
ット線イコライズ信号BLEQを受ける。ノードN5に
はビット線電位Vcc/2が与えられる。
【0017】また、このDRAMでは、2ウェイ方式が
採用されている。メモリアレイブロックBK1の複数の
ワード線WLは、2つのウェイW0,W1に分割され
る。ウェイW0は奇数行のワード線WLを含み、ウェイ
W1は偶数行のワード線WLを含む。メモリアレイブロ
ックBK1のウェイW0,W1にそれぞれ信号RX0−
1,RX1−1が割当てられ、各ウェイW0,W1に属
する各ワード線WLに信号群Xが割当てられている。メ
モリアレイブロックBK1の各ワード線WLは、信号R
X0−1,RX1−1と信号群Xで特定される。
【0018】この2ウェイ方式を構成するため、ワード
ドライバ群WD1は、メモリアレイブロックBK1の各
奇数行に対応して設けられたワードドライバ(ANDゲ
ート)80と、各偶数行に対応して設けられたワードド
ライバ(ANDゲート)81と、各隣接するワードドラ
イバ80と81に対応して設けられたワードドライバ
(ANDゲート)82とを含む。ワードドライバ82
は、信号群Xを受ける。ワードドライバ80は、ワード
ドライバ82の出力と信号RX0−1を受ける。ワード
ドライバ81は、ワードドライバ82の出力と信号RX
1−1を受ける。ワードドライバ80,81の出力は、
それぞれ対応のワード線WLに与えられる。たとえば信
号群Xがすべて活性化レベルの「H」レベルとなり、か
つウェイW0を選択する信号RX0−1が活性化レベル
の「H」レベルになったとき、第1番目のワード線WL
1が選択される。他のメモリアレイブロックBK2〜B
Kmも同様である。
【0019】次に、図16〜図19で示したDRAMの
動作を簡単に説明する。書込動作においては、列デコー
ダ43によってアドレス信号に応じた列のビット線対B
LPが選択され、選択されたビット線対BLPはセンス
リフレッシュアンプ+入出力制御回路46およびグロー
バル信号入出力線GIOを介して入力バッファ47に接
続される。入力バッファ47は、信号ext/Wに応答
して、データ信号入出力端子群35からの書込データを
グローバル信号入出力線対GIOを介して選択されたビ
ット線対BLPに与える。書込データはビット線BL,
/BL間の電位差として与えられる。次いで、行デコー
ダ42が、アドレス信号に応じた行のワード線WLを活
性化レベルである「H」レベルに立上げ、その行のメモ
リセルMCのMOSトランジスタQを導通させる。選択
されたメモリセルMCのキャパシタCには、ビット線対
BLまたは/BLの電位に応じた量の電荷が蓄えられ
る。
【0020】メモリセルMCのキャパシタCの電荷は徐
々に流出するのでデータのリフレッシュが行なわれる。
図20はセルフリフレッシュ動作を示すタイムチャート
である。クロック発生回路38は、信号ext/CAS
が立下がった後に信号ext/RASが立下がり、かつ
その状態が100μs以上保持されたことを検出する
と、セルフリフレッシュ指示信号SREFEを出力す
る。
【0021】クロック発生回路38からセルフリフレッ
シュ指示信号SREFEが出力されたことに応じて、ア
ドレス切換回路40はアドレス発生回路41と行デコー
ダ42を結合する。また、アドレス発生回路41の発振
器49が発振を開始し、内部クロック信号int/RA
Sを出力する。アドレスカウンタ50は、内部クロック
信号int/RASのパルス数をカウントしアドレス信
号C0〜Cqを出力する。
【0022】このアドレス信号C0〜Cqが、たとえば
メモリアレイブロックBK1内のあるワード線WLを指
定するものであるとすると、図19において、内部クロ
ック信号int/RASの立下がりに応じて信号BLI
R1,BLEQが「H」レベルから「L」レベルに立下
がり、転送ゲート64のMOSトランジスタ65,66
とビット線イコライズ回路70のMOSトランジスタ7
1〜73が非導通になる。行デコーダ42は、そのアド
レス信号C0〜Cqに応じた行のワード線WLを「H」
レベルに立上げる。ビット線BL,/BLの電位は、活
性化されたメモリセルMCのキャパシタCの電荷量に応
じて微小量だけ変化する。
【0023】次いで、センスアンプ活性化信号SANE
が「H」レベルに立上げられ、センスアンプ活性化信号
SAPEが「L」レベルに立下げられてセンスリフレッ
シュアンプ51が活性化される。ビット線BLの電位が
ビット線/BLの電位よりも微小量だけ高いとき、MO
Sトランジスタ53,55の抵抗値がMOSトランジス
タ52,56の抵抗値よりも低くなって、ビット線BL
の電位が「H」レベルまで引上げられ、ビット線/BL
の電位が「L」レベルまで引下げられる。逆に、ビット
線/BLの電位がビット線BLの電位よりも微小量だけ
高いとき、MOSトランジスタ52,56の抵抗値がM
OSトランジスタ53,55の抵抗値よりも小さくなっ
て、ビット線/BLの電位が「H」レベルまで引上げら
れ、ビット線BLの電位が「L」レベルまで引下げられ
る。
【0024】信号int/RASが「H」レベルに立上
がると、ワード線WLは非活性化レベルである「L」レ
ベルに立下げられ、信号BLIR1,BLEQ,SAN
E,SAPEがリセットされて、そのワード線WLにつ
いてのデータのリフレッシュが終了する。
【0025】このようなサイクルがメモリアレイブロッ
クBK1の各ワード線WLについて行なわれ、次いでメ
モリアレイブロックBK2の各ワード線WLについて行
なわれて行く。信号ext/RAS,ext/CASが
「H」レベルとなり、セルフリフレッシュ信号SREF
Eの出力が停止されると、セルフリフレッシュモードが
終了する。
【0026】読出動作においては、行デコーダ42によ
って選択された行のメモリセルMCのデータがリフレッ
シュ動作時と同様にしてビット線対BLPに読出され、
列デコーダ43によって選択された列のビット線対BL
Pのデータがグローバル信号入出力線対GIOを介して
出力バッファ48に与えられる。出力バッファ48は、
信号ext/OEに応答して、読出データをデータ信号
入出力端子群35に出力する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のDRA
Mには以下のような問題があった。すなわち、各メモリ
アレイブロックBL1〜BLmのワード線WLの数をn
本(nは自然数である)とすると、たとえば信号BLI
R1はメモリアレイブロックBL1が選択されている間
にk回(k≦n)振幅し、信号BLIL1,BLIR2
はメモリアレイブロックBL2が選択されている間にn
回振幅していた。また、信号RX0−1,RX1−1は
メモリアレイブロックBL1が選択されている間にk/
2回振幅し、信号RX0−2,RX1−2はメモリアレ
イブロックBL2が選択されている間にn/2回振幅し
ていた。
【0028】これらの信号BLI,RXの「H」レベル
は、ビット線BL,/BLをフルスイングさせるために
電源電位Vccよりも高い昇圧電位Vppに設定されて
いる。この昇圧電位Vppを生成するために昇圧ポンプ
回路が使用されるが、昇圧ポンプ回路のポンプ効率が3
0〜40%程度と低いので、昇圧電位Vppを安定に保
つためには信号BLI,RXを振幅させるのに必要な電
力の数倍の大きな電力が必要になっていた。
【0029】それゆえに、この発明の主たる目的は、消
費電力が小さな半導体記憶装置を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の半導体
記憶装置は、メモリアレイ、アドレス指定手段、第1の
信号発生手段、第2の信号発生手段、ワード線駆動手段
およびリフレッシュ実行手段を備える。メモリアレイ
は、行列状に配列された複数のメモリセルと、複数のグ
ループに分割され各々が各行に対応して設けられた複数
のワード線と、各列に対応して設けられたビット線対と
を含み、セルフリフレッシュモード時に、各グループに
上位アドレスが割当てられ、各グループに属する各ワー
ド線に下位アドレスが割当てられる。アドレス指定手段
は、セルフリフレッシュモードが設定されたことに応じ
て、メモリアレイのうちのある上位アドレスに属する各
下位アドレスを順次指定し、次いで他の上位アドレスに
属する各下位アドレスを順次指定して行く。第1の信号
発生手段は、各上位アドレスに対応して設けられ、アド
レス指定手段によって対応の上位アドレスの指定が開始
されたことに応じて活性化レベルの信号を出力し、その
指定が終了したことに応じて非活性化レベルの信号を出
力する。第2の信号発生手段は、各下位アドレスに対応
して設けられ、アドレス指定手段によって対応の下位ア
ドレスの指定が開始されたことに応じて活性化レベルの
信号を出力し、その指定が終了したことに応じて非活性
化レベルの信号を出力する。ワード線駆動手段は、各ワ
ード線に対応して設けられ、対応の第1および第2の信
号発生手段の両方から活性化レベルの信号が出力された
ことに応じて、対応のワード線を活性化レベルにする。
リフレッシュ実行手段は、ワード線駆動手段によって活
性化レベルにされたワード線に対応するメモリセルのデ
ータのリフレッシュを行なう。
【0031】この第1の半導体記憶装置では、複数のワ
ード線が複数のグループに分割され、セルフリフレッシ
ュモード時に、各グループに上位アドレスが割当てら
れ、各グループに属する各ワード線に下位アドレスが割
当てられる。各上位アドレスに対応して第1の信号発生
手段が設けられ、各下位アドレスに対応して第2の信号
発生手段が設けられる。第1および第2の信号発生手段
は、アドレス指定手段が対応のアドレスを指定している
期間中、活性化レベルの信号を出力してワード線駆動手
段を活性化させる。したがって、アドレス指定手段によ
って指定される下位アドレスが変更されるごとに第1お
よび第2の信号発生手段の出力レベルが1回振幅してい
た従来に比べ、消費電力の低減化が図られる。
【0032】また、この発明の第2の半導体記憶装置
は、メモリアレイ、アドレス指定手段、第1の信号発生
手段、第2の信号発生手段、ワード線駆動手段およびリ
フレッシュ実行手段を備える。メモリアレイは、各々
が、行列状に配列された複数のメモリセルと、各行に対
応して設けられたワード線と、各列に対応して設けられ
たビット対とを有する複数のブロックを含み、セルフリ
フレッシュモード時に、各ブロックに下位アドレスが割
当てられ、各ブロックに属する各ワード線に上位アドレ
スが割当てられる。アドレス指定手段は、セルフリフレ
ッシュモードが設定されたことに応じて、メモリアレイ
のうちのある上位アドレスに属する各下位アドレスを順
次指定し、次いで他の上位アドレスに属する各下位アド
レスを順次指定して行く。第1の信号発生手段は、各上
位アドレスに対応して設けられ、アドレス指定手段によ
って対応の上位アドレスの指定が開始されたことに応じ
て活性化レベルの信号を出力し、その指定が終了したこ
とに応じて非活性化レベルの信号を出力する。第2の信
号発生手段は、各下位アドレスに対応して設けられ、ア
ドレス指定手段によって対応の下位アドレスの指定が開
始されたことに応じて活性化レベルの信号を出力し、そ
の指定が終了したことに応じて非活性化レベルの信号を
出力する。ワード線駆動手段は、各ワード線に対応して
設けられ、対応の第1および第2の信号発生手段の両方
から活性化レベルの信号が出力されたことに応じて、対
応のワード線を活性化レベルにする。リフレッシュ実行
手段は、ワード線駆動手段によって活性化レベルにされ
たワード線に対応するメモリセルのデータのリフレッシ
ュを行なう。
【0033】この第2の半導体記憶装置では、メモリア
レイが複数のブロックに分割され、セルフリフレッシュ
モード時に、各ブロックに下位アドレスが割当てられ、
各ブロックの各ワード線に上位アドレスが割当てられ
る。各上位アドレスに対応して第1の信号発生手段が設
けられ、各下位アドレスに対応して第2の信号発生手段
が設けられる。第1および第2の信号発生手段は、アド
レス指定手段が対応のアドレスを指定している期間中、
活性化レベルの信号を出力してワード線駆動手段を活性
化させる。したがって、アドレス指定手段によって指定
される下位アドレスが変更されるごとに第1および第2
の信号発生手段の出力レベルが1回振幅していた従来に
比べ、消費電力の低減化が図られる。
【0034】また、この発明の第3の半導体記憶装置
は、メモリアレイ、リフレッシュ実行手段、アドレス指
定手段、第1の信号発生手段、第2の信号発生手段、接
続手段およびワード線駆動手段を備える。メモリアレイ
は、各々が、行列状に配列された複数のメモリセルと、
各行に対応して設けられたワード線と、各列に対応して
設けられたビット線対とを有する複数のブロックを含
み、セルフリフレッシュモード時に、各ブロックに上位
アドレスが割当てられ、各ブロックに属する各ワード線
に下位アドレスが割当てられている。リフレッシュ実行
手段は、メモリアレイの複数のブロックの各間に設けら
れ、隣接するブロックの活性化レベルにされたワード線
に対応するメモリセルのデータのリフレッシュを行な
う。アドレス指定手段は、セルフリフレッシュモードが
設定されたことに応じて、メモリアレイのうちのある上
位アドレスに属する各下位アドレスを順次指定し、次い
で他の上位アドレスに属する各下位アドレスを順次指定
して行く。第1の信号発生手段は、各上位アドレスに対
応して設けられ、アドレス指定手段によって対応の上位
アドレスの指定が開始されたことに応じて活性化レベル
の信号を出力し、その指定が終了したことに応じて非活
性化レベルの信号を出力する。第2の信号発生手段は、
各下位アドレスに対応して設けられ、アドレス指定手段
によって対応の下位アドレスの指定が開始されたことに
応じて活性化レベルの信号を出力し、その指定が終了し
たことに応じて非活性化レベルの信号を出力する。接続
手段は、各ブロックに対応して設けられ、対応の第1の
信号発生手段から活性化レベルの信号が出力されたこと
に応じて、対応のブロックと対応のリフレッシュ実行手
段とを接続するとともにそのリフレッシュ実行手段と他
のブロックとを切離す。ワード線駆動手段は、各ワード
線に対応して設けられ、対応の第1および第2の信号発
生手段の両方から活性化レベルの信号が出力されことに
応じて、対応のワード線を活性化レベルにする。
【0035】この第3の半導体記憶装置では、メモリア
レイが複数のブロックに分割され、複数のブロックの各
間にリフレッシュ実行手段が設けられ、各ブロックに対
応して接続手段が設けられる。接続手段は、対応のブロ
ックがアドレス指定手段によって指定されている期間
中、対応のブロックと対応のリフレッシュ実行手段とを
接続するとともに、そのリフレッシュ実行手段と他のブ
ロックを切離す。したがって、アドレス指定手段によっ
て指定されるワード線が変更されるごとに接続手段がリ
セットされていた従来に比べ、消費電力の低減化が図ら
れる。
【0036】また好ましくは、アドレス指定手段は、ク
ロック発生手段、第1のカウンタおよび第2のカウンタ
を含む。クロック発生手段は、セルフリフレッシュモー
ドが設定されたことに応じて、クロック信号を出力す
る。第1のカウンタは、クロック発生手段から出力され
たクロック信号のパルス数をカウントし、そのカウント
値によって下位アドレスを順次指定する。第2のカウン
タは、第1のカウンタのカウントアップ数をカウント
し、そのカウント値によって上位アドレスを順次指定す
る。これにより、アドレス指定手段が容易に構成され
る。
【0037】さらに好ましくは、第1の信号発生手段
は、第1のパルス発生手段、第2のパルス発生手段、フ
リップフロップおよびラッチ手段を含む。第1のパルス
発生手段は、セルフリフレッシュモードが設定されたこ
とに応じて第1のパルス信号を出力する。第2のパルス
発生手段は、第2のカウンタのカウント値が変化したこ
とに応じて第2のパルス信号を出力する。フリップフロ
ップは、第1および第2のパルス発生手段から出力され
た第1および第2のパルス信号によってセットされ、ク
ロック発生手段から出力されたクロック信号によってリ
セットされる。ラッチ手段は、フリップフロップの出力
によって制御され、第2のカウンタの出力をラッチす
る。これにより、第1の信号発生手段が容易に構成され
る。
【0038】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1によ
るDRAMの要部の構成を示す回路ブロック図、図2は
アドレス発生回路41の構成を示す回路ブロック図であ
る。
【0039】図1および図2を参照して、このDRAM
が従来のDRAMと異なる点は、行デコーダ42内にセ
ルフリフレッシュ開始トリガ発生回路1、リフレッシュ
アドレス変化検知回路2、ANDゲート3,10、フリ
ップフロップ4およびラッチ回路8,9が新たに設けら
れている点と、アドレス信号C0がアドレス発生回路4
1のフリップフロップFF7から出力され、アドレス信
号C1〜C7がそれぞれアドレス発生回路41のフリッ
プフロップFF0〜FF6から出力される点である。
【0040】セルフリフレッシュ開始トリガ発生回路1
は、通常時は「H」レベルを出力し、クロック発生回路
38からセルフリフレッシュ指示信号SREFEが出力
されたことに応じて「L」レベルのパルスを出力する。
リフレッシュアドレス変化検知回路2は、通常時は
「H」レベルを出力し、アドレス信号C0すなわちアド
レス発生回路41のフリップフロップFF7の出力が変
化したことに応じて「L」レベルのパルスを出力する。
ANDゲート3は、セルフリフレッシュ開始トリガ発生
回路1の出力信号と、リフレッシュアドレス変化検知回
路2の出力信号との論理積信号/RATDを出力する。
【0041】フリップフロップ4は、2つのANDゲー
ト5,6およびインバータ7を含む。フリップフロップ
4は、信号/RATDによってセットされ、アドレス発
生回路41の発振器49から出力される内部クロック信
号int/RASによってリセットされる。フリップフ
ロップ4の出力が信号/HOLDとなる。
【0042】ラッチ回路8は、図3に示すように、トラ
ンスファーゲート11およびインバータ12〜14を含
む。トランスファーゲート11は入力ノード8aと中間
ノード8cの間に接続され、インバータ12は中間ノー
ド8cと出力ノード8bの間に接続され、インバータ1
3は出力ノード8bと中間ノード8cの間に接続され
る。信号/HOLDは、トランスファーゲート11のN
チャネルMOSトランジスタ側のゲート11aに直接入
力されるとともに、インバータ14を介してトランスフ
ァーゲート11のPチャネルMOSトランジスタ側のゲ
ート11bに入力される。したがって、信号/HOLD
が「H」レベルから「L」レベルに立下がるときの入力
レベルはインバータ12,13によってラッチされる。
ラッチ回路9も同様である。ラッチ回路8には信号RX
Mが入力され、ラッチ回路9には信号φBL0−1が入
力される。
【0043】ANDゲート10は、ラッチ回路8,9の
出力信号Pre.RX,Pre.BS0−1を受ける。
ANDゲート10の出力は信号RX0−1となる。信号
RX0−1,RX1−1〜RX0−m,RX1−mの各
々に対応してラッチ回路9およびANDゲート10が設
けられる。
【0044】図4は、図1〜図3で示したDRAMの動
作を示すタイムチャートである。セルフリフレッシュ指
示信号SREFEがクロック発生回路38から出力され
ると、内部クロック信号int/RASがアドレス発生
回路41の発振器49から出力され、アドレスカウンタ
50のカウント動作が開始される。
【0045】また、セルフリフレッシュ指示信号SRE
FEが出力されたことに応じて、「L」レベルのパルス
信号P1がセルフリフレッシュ開始トリガ発生回路1か
ら出力され、アドレス信号C0すなわちアドレス発生回
路41のフリップフロップFF7に出力が変化したこと
に応じて「L」レベルのパルス信号P2,P3,…がリ
フレッシュアドレス変化検知回路2から出力される。パ
ルス信号P1,P2,P3,…は、ANDゲート3を通
過して信号/RATDとなる。
【0046】フリップフロップ4は、信号/RATDの
「L」レベルへの立下がりによってセットされ、内部ク
ロック信号int/RASの「L」レベルへの立下がり
によってリセットされる。フリップフロップ4の出力が
信号/HOLDとなる。
【0047】信号φBL0−1,φBL1−1は、アド
レス発生回路41のフリップフロップFF7〜FFqの
出力C0,C8〜Cqと内部クロック信号int/RA
Sとに基づいて、行デコーダ42内で生成される信号で
ある。信号φBL0−1は、メモリアレイブロックBL
1の一方のウェイW0が選択されたことを示す信号であ
り、ブロックBL1のウェイW0が選択されている期間
において内部クロック信号int/RASの反転信号と
なる。信号φBL1−1は、メモリアレイブロックBL
1の他方のウェイW1が選択されたことを示す信号であ
り、ブロックBL1のウェイW1が選択されている期間
において内部クロック信号int/RASの反転信号と
なる。
【0048】信号φBL0−1は、信号/HOLDが
「H」レベルから「L」レベルに立下がるときにラッチ
回路9にラッチされ、信号/HOLDが「L」レベルか
ら「H」レベルに立上がるときにラッチ回路9のラッチ
が解除される。ラッチ回路9の出力が信号Pre.BS
0−1となる。信号φBL1−1も同様にして信号Pr
e.BS1−1となる。これにより、信号φBL0−
1,φBL1−1のうち内部クロック信号int/RA
Sと同周期で振幅している部分が「H」レベルに平滑化
される。
【0049】信号RXMは、内部クロック信号int/
RASとほぼ同じタイミングで振幅する信号であり、ク
ロック発生回路38から出力される。信号RXMは、信
号/HOLDが「H」レベルから「L」レベルに立下が
るときにラッチ回路8にラッチされ、信号/HOLDが
「L」レベルから「H」レベルに立上がるときにラッチ
回路8のラッチが解除される。ラッチ回路8の出力が信
号Pre.RXとなる。信号Pre.RXとPre.B
S0−1の論理積信号が信号RX0−1となり、信号P
re.RXとPre.BS1−1の論理積信号が信号R
X1−1となる。この信号RX0−1,RX1−1によ
って図19のワードドライバ80,81が活性化され
る。
【0050】信号RX0−1によってウェイW1のワー
ドドライバ80が活性化されている間にウェイW1に属
するワード線WLが順次選択されてデータのリフレッシ
ュが行なわれる。また、信号RX1−1によってウェイ
W1のワードドライバ81が活性化されている間にウェ
イW1に属するワード線WLが順次選択されてデータの
リフレッシュが行なわれる。次いでブロックBL2が選
択され同様の動作が行なわれる。この実施の形態1で
は、各ウェイW0,W1に上位アドレスが割当てられ各
ウェイWL,W1に属する各ワード線WLに下位アドレ
スが割当てられ、あるブロックBL(たとえばBL1)
のあるウェイW(たとえばW0)のワード線WLが選択
されている間は、信号RX(この場合RX0−1)がリ
セットされず活性化レベルの「H」レベルに保持され
る。したがって、1本のワード線WLが選択されるごと
に信号RXがリセットされていた従来に比べ消費電力が
低減化される。具体的には、n/2本のワード線WLが
選択される間に1回だけ[最初に選択されるウェイW0
ではj本(j<n/2)に1回だけ]、信号RXのリセ
ットを行なえばよいので、従来に比べ信号RXをリセッ
トするための電力が約2/nになる。通常、1ブロック
BL当たりのワード線WLの数は256または512本
であるので、消費電力は数百分の1になる。
【0051】なお、この実施の形態1では、ウェイ数を
2にしたが、ウェイ数を3以上にしても同じ効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0052】また、ワードドライバ80〜82はCMO
Sトランジスタで構成されていてもよいし、Nチャネル
MOSトランジスタで構成されていてもよい。
【0053】[実施の形態2]図5は、この発明の実施
の形態2によるDRAMの行デコーダ42およびメモリ
マット44のレイアウトを示す図、図6は図5の要部の
拡大図である。
【0054】図5および図6を参照して、このDRAM
では、分割ワード線方式および2ウェイ方式が採用され
ている。各メモリアレイブロックBK1〜BKmの各ワ
ード線WLが複数のサブワード線SWLに分割されて各
メモリアレイブロックBK1〜BKmは複数のサブブロ
ック16に分割され、各サブブロック16に対応してS
D帯15が設けられる。
【0055】各サブブロック16の複数のサブワード線
SWLは、2つのウェイW0,W1に分割される。ウェ
イW0は奇数行のサブワード線SWLを含み、ウェイW
1は偶数行のサブワード線SWLを含む。ウェイW0,
W1にそれぞれ信号SD0,SD1が割当てられ、各ウ
ェイW0,W1に属する各サブワード線SWLに信号群
Xが割当てられる。各サブブロック16の各サブワード
線SWLは、信号SD0,SD1と信号群Xで特定され
る。
【0056】2ウェイ方式を構成するため、各SD帯
は、対応のサブブロック16の各奇数行に対応して設け
られたワードドライバ17と、対応のサブブロック16
の各偶数行に対応して設けられたワードドライバ18と
を含む。また、各ワードドライバ群WD1〜WDmは、
対応のメモリアレイブロックBK1〜BKmの各SD帯
16の各隣接するワードドライバ17と18に対応して
設けられたワードドライバ82を含む。ワードドライバ
82は信号群Xを受ける。ワードドライバ17は、ワー
ドドライバ82の出力と信号SD0を受ける。ワードド
ライバ18は、ワードドライバ82の出力と信号SD1
を受ける。ワードドライバ17,18の出力はそれぞれ
対応のサブワード線SWLに与えられる。
【0057】図7は、図5および図6で示したDRAM
のうち信号SDを生成する回路を示す回路ブロック図、
図8はその動作を示すタイムチャートである。
【0058】図7および図8は、信号RXM,Pre.
RX,RX0−1,RX1−1がそれぞれ信号XDM,
Pre.SD,SD0,SD1に置換されているだけ
で、回路構成および動作は図1および図4と同じであ
る。すなわち、ウェイW0,W1を選択する信号SD
0,SD1は、各ウェイW0,W1に属するサブワード
線SWLが選択されている間はリセットされない。
【0059】この実施の形態2でも、実施の形態1と同
じ効果が得られる。 [実施の形態3]図9は、この発明の実施の形態3によ
るDRAMの行デコーダ42およびメモリマット44の
レイアウトを示す図、図10は図9に示したワードドラ
イバ群WDの構成を示す一部省略した回路ブロック図で
ある。
【0060】図9を参照して、このDRAMでは、行デ
コーダ42内で信号群Xの代わりにプリデコード信号群
XJ,XK,XL,Resetが形成され、このプリデ
コード信号群XJ,XK,XL,Resetが各ワード
ドライバ82に与えられる。
【0061】また、図11は、このDRAMの要部を示
す回路ブロック図、図12はアドレス発生回路41の構
成を示す回路ブロック図である。
【0062】図11および図12を参照して、このDR
AMが実施例1のDRAMと異なる点は、ラッチ回路8
およびANDゲート10が除去されている点と、ブロッ
クBLの選択に関与するアドレス信号C8〜Cqがアド
レス発生回路41のフリップフロップFF0〜FF6か
ら出力され、プリデコード信号XJ,XK,XLに関与
するアドレス信号C1〜C7がフリップフロップFF7
〜FFq−1から出力され、ウェイWの選択に関与する
信号がフリップフロップFFqから出力される点であ
る。リフレッシュアドレス変化検知回路2は、アドレス
信号C1すなわちアドレス発生回路41のフリップフロ
ップFF7の出力が変化したことに応じてパルス信号を
出力する。ラッチ回路9には信号XJMが入力され、ラ
ッチ回路9の出力は信号XJとなる。プリデコード信号
XJ,XK,XL,Resetの各々に対応してラッチ
回路9が設けられる。
【0063】図13は、図9〜図12で示したDRAM
の動作を示すタイムチャートである。実施の形態1と同
様にして、信号/HOLDが生成される。信号XJM
は、信号/HOLDが「H」レベルから「L」レベルに
立下がるときにラッチ回路9にラッチされ、信号/HO
LDが「L」レベルから「H」レベルに立上がるときに
ラッチ回路9のラッチが解除される。ラッチ回路9の出
力は信号XJとなる。他の信号XK,XL,Reset
も同様である。
【0064】プリデコード信号XJ,XK,XL,Re
setによって各ブロックBK1〜BKmの2つのワー
ドドライバ80と81が活性化されている間に、信号R
X0−1〜RX0−mまたは信号RX1−1〜RX1−
mが順次「H」レベルとなり、各ブロックBK1〜BK
mのあるワード線WLが順次選択されてデータのリフレ
ッシュが行なわれる。なお、リフレッシュ開始時は、プ
リデコード信号XJ,XK,XL,Resetによって
各ブロックBK1〜BKmの2つのワードドライバ80
と81が活性化されている間に、信号RX0−h(h≧
1)〜RX0−mまたは信号RXh−1〜RX1−mが
順次「H」レベルとなり、各ブロックBKh〜BKmの
あるワード線WLが順次選択されてデータのリフレッシ
ュが行なわれる。
【0065】この実施の形態3では、各ブロックBL1
〜BLmに下位アドレスが割当てられ、各ブロックBL
1〜BLmに属する各ワード線WLに上位アドレスが割
当てられ、各ブロックBL1〜BLmのあるワード線W
Lが選択されている間は、プリデコード信号XJ,X
K,XL,Resetはリセットされない。したがっ
て、1本のワード線WLが選択されるごとにプリデコー
ド信号XJ,XK,XL,Resetがリセットされて
いた従来に比べ消費電力が低減化される。
【0066】[実施の形態4]図14は、この発明の実
施の形態4によるDRAMの要部の構成を示す回路ブロ
ック図である。
【0067】図14を参照して、このDRAMが従来の
DRAMと異なる点は、行デコード42内にセルフリフ
レッシュ開始トリガ発生回路1、リフレッシュアドレス
変化検知回路2、ANDゲート3、フリップフロップ
4、ラッチ回路8,9、インバータ19およびNAND
ゲート20が新たに設けられている点である。リフレッ
シュアドレス変化検知回路2は、通常時は「H」レベル
を出力し、アドレス信号C8すなわちアドレス発生回路
41のフリップフロップFF8の出力が変化したことに
応じて「L」レベルのパルスを出力する。ラッチ回路8
にはインバータ19を介して信号BLIMが入力され、
ラッチ回路9にはブロック選択信号φBL1が入力され
る。NANDゲート20は、ラッチ回路8の出力信号P
re.BLIとラッチ回路への出力信号Pre.BS1
とを受け、信号BLIR1を出力する。セルフリフレッ
シュ開始トリガ発生回路1、ANDゲート3、フリップ
フロップ4およびラッチ回路8,9は、図1で説明した
ものと同じである。信号BLIL1,BLIR1,BL
IL2,BLIR2,…の各々に対応してラッチ回路9
およびNANDゲート20が設けられる。ラッチ回路9
には、対応の信号BLIL1,BLIR1,BLIL
2,BLIR2,…が関与するブロックの選択信号φB
L2,φBL1,φBL3,φBL2,…が入力され
る。
【0068】図15は、図14で示したDRAMの動作
を示すタイムチャートである。実施の形態1と同様にし
て信号/HOLDが生成される。信号φBL1,φBL
2は、それぞれブロックBL1,BL2が選択されてい
る期間において内部クロック信号int/RASの反転
信号となる。信号Pre.BS1,Pre.BS2は、
信号φBL1,φBL2がラッチ回路9によってラッチ
された信号である。信号φBL1,φBL2のうち内部
クロック信号int/RASの反転信号となっている部
分を「H」レベルに平滑化した信号がそれぞれPre.
BS1,Pre.BS2となる。信号BLIMは、内部
クロック信号int/RASとほぼ同じタイミングで振
幅する信号であり、クロック発生回路38から出力され
る。信号Pre.BLIは、信号BLIMがラッチ回路
8によってラッチされた信号である。
【0069】信号BLIR0は、常に「H」レベルとな
る。信号BLIL1,BLIR2は、ともに信号Pr
e.BS2とPre.BLIの論理積信号の反転信号で
あり、通常時は「H」レベルとなりブロックBL2が選
択されている間は「L」レベルとなる。信号BLIR1
は、信号Pre.BS1とPre.BLIの論理積信号
の反転信号であり、通常時は「H」レベルとなりブロッ
クBL1が選択されている間は「L」レベルとなる。
【0070】信号BLIR1が「L」レベルになってい
る間にブロックBL1の各アドレス線WLが順次選択さ
れてデータのリフレッシュが行なわれる。信号BLIL
1,BLIR2が「L」レベルになっている間にブロッ
クBL2の各ワード線WLが順次選択されてデータのリ
フレッシュが行なわれる。次いで、ブロックBL3が選
択されて同様の動作が行なわれる。
【0071】この実施の形態では、あるブロックBL
(たとえばBL2)が選択されている間は信号BLI
(この場合はBLIL1およびBLIR2)はリセット
されず活性化レベルの「L」レベルに保持される。した
がって、1本のワード線WLが選択されるごとに信号B
LIがリセットされていた従来に比べ消費電力が低減化
される。
【0072】なお、この実施の形態と実施の形態1〜3
のいずれかとを組合せると消費電力が一層低減化され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるDRAMの要
部の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】 図1に示したアドレス発生回路の構成を示す
一部省略した回路ブロック図である。
【図3】 図1に示したラッチ回路の構成を示す回路ブ
ロック図である。
【図4】 図1に示したDRAMの動作を示すタイムチ
ャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2によるDRAMの行
デコーダおよびメモリマットのレイアウトを示す図であ
る。
【図6】 図5に示した行デコーダおよびメモリマット
の要部の構成を示す一部省略した回路ブロック図であ
る。
【図7】 図5に示したDRAMの要部の構成を示す回
路ブロック図である。
【図8】 図5に示したDRAMの動作を示すタイムチ
ャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3によるDRAMの行
デコーダおよびメモリマットのレイアウトを示す図であ
る。
【図10】 図9に示したワードドライバの構成を示す
回路ブロック図である。
【図11】 図9に示したDRAMの要部の構成を示す
回路ブロック図である。
【図12】 図11に示したアドレス発生回路の構成を
示す一部省略した回路ブロック図である。
【図13】 図9に示したDRAMの動作を示すタイム
チャートである。
【図14】 この発明の実施の形態4によるDRAMの
要部の構成を示す回路ブロック図である。
【図15】 図14に示したDRAMの動作を示すタイ
ムチャートである。
【図16】 従来のDRAMの構成を示す回路ブロック
図である。
【図17】 図16に示したアドレス発生回路の構成を
示す一部省略した回路ブロック図である。
【図18】 図16に示した行デコーダおよびメモリマ
ットのレイアウトを示す一部省略した図である。
【図19】 図18に示したメモリアレイブロックおよ
びその周辺の構成を示す一部省略した回路ブロック図で
ある。
【図20】 図16に示したDRAMのセルフリフレッ
シュ動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 セルフリフレッシュ開始トリガ発生回路、2 リフ
レッシュアドレス変化検知回路、3 ANDゲート、4
フリップフロップ、5,6 NANDゲート、7 イ
ンバータ、8,9 ラッチ回路、10 ANDゲート、
11 トランスファーゲート、12〜14 インバー
タ、15 SD帯、16 サブブロック、17,18
ワードドライバ、19 インバータ、20 NANDゲ
ート、38クロック発生回路、39 行および列アドレ
スバッファ、40 アドレス切換回路、41 アドレス
発生回路、42 行デコーダ 43 列デコーダ、44
メモリマット、45 メモリアレイ、46 センスリフ
レッシュアンプ+入出力制御回路、47 入力バッフ
ァ、48 出力バッファ、49 発振器、50 アドレ
スカウンタ、51 センスリフレッシュアンプ、61,
64 転送ゲート、70 ビット線イコライズ回路、8
0〜82 ワードドライバ、FF0〜FFqフリップフ
ロップ、BK1〜BKm メモリアレイブロック、SA
0〜SAmセンスアンプ帯、WD1〜WDm ワードド
ライバ群、MC メモリセル、WL ワード線、BL,
/BL ビット線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルフリフレッシュモードを有する半導
    体記憶装置であって、 行列状に配列された複数のメモリセルと、複数のグルー
    プに分割され各々が各行に対応して設けられた複数のワ
    ード線と、各列に対応して設けられたビット線対とを含
    み、前記セルフリフレッシュモード時に、各グループに
    上位アドレスが割当てられ、各グループに属する各ワー
    ド線に下位アドレスが割当てられるメモリアレイ、 前記セルフリフレッシュモードが設定されたことに応じ
    て、前記メモリアレイのうちのある上位アドレスに属す
    る各下位アドレスを順次指定し、次いで他の上位アドレ
    スに属する各下位アドレスを順次指定して行くアドレス
    指定手段、 各上位アドレスに対応して設けられ、前記アドレス指定
    手段によって対応の上位アドレスの指定が開始されたこ
    とに応じて活性化レベルの信号を出力し、その指定が終
    了したことに応じて非活性化レベルの信号を出力する第
    1の信号発生手段、 各下位アドレスに対応して設けられ、前記アドレス指定
    手段によって対応の下位アドレスの指定が開始されたこ
    とに応じて活性化レベルの信号を出力し、その指定が終
    了したことに応じて非活性化レベルの信号を出力する第
    2の信号発生手段、 各ワード線に対応して設けられ、対応の第1および第2
    の信号発生手段の両方から活性化レベルの信号が出力さ
    れたことに応じて、対応のワード線を活性化レベルにす
    るワード線駆動手段、および前記ワード線駆動手段によ
    って活性化レベルにされたワード線に対応するメモリセ
    ルのデータのリフレッシュを行なうリフレッシュ実行手
    段を備える、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 セルフリフレッシュモードを有する半導
    体記憶装置であって、 各々が、行列状に配列された複数のメモリセルと、各行
    に対応して設けられたワード線と、各列に対応して設け
    られたビット線対とを有する複数のブロックを含み、前
    記セルフリフレッシュモード時に、各ブロックに下位ア
    ドレスが割当てられ、各ブロックに属する各ワード線に
    上位アドレスが割当てられるメモリアレイ、 前記セルフリフレッシュモードが設定されたことに応じ
    て、前記メモリアレイのうちのある上位アドレスに属す
    る各下位アドレスを順次指定し、次いで他の上位アドレ
    スに属する各下位アドレスを順次指定して行くアドレス
    指定手段、 各上位アドレスに対応して設けられ、前記アドレス指定
    手段によって対応の上位アドレスの指定が開始されたこ
    とに応じて活性化レベルの信号を出力し、その指定が終
    了したことに応じて非活性化レベルの信号を出力する第
    1の信号発生手段、 各下位アドレスに対応して設けられ、前記アドレス指定
    手段によって対応の下位アドレスの指定が開始されたこ
    とに応じて活性化レベルの信号を出力し、その指定が終
    了したことに応じて非活性化レベルの信号を出力する第
    2の信号発生手段、 各ワード線に対応して設けられ、対応の第1および第2
    の信号発生手段の両方から活性化レベルの信号が出力さ
    れたことに応じて、対応のワード線を活性化レベルにす
    るワード線駆動手段、および前記ワード線駆動手段によ
    って活性化レベルにされたワード線に対応するメモリセ
    ルのデータのリフレッシュを行なうリフレッシュ実行手
    段を備える、半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 セルフリフレッシュモードを有する半導
    体記憶装置であって、 各々が、行列状に配列された複数のメモリセルと、各行
    に対応して設けられたワード線と、各列に対応して設け
    られたビット線対とを有する複数のブロックを含み、前
    記セルフリフレッシュモード時に、各ブロックに下位ア
    ドレスが割当てられ、各ブロックに属する各ワード線に
    上位アドレスが割当てられるメモリアレイ、 前記メモリアレイの複数のブロックの各間に設けられ、
    隣接するブロックの活性化レベルにされたワード線に対
    応するメモリセルのデータのリフレッシュを行なうリフ
    レッシュ実行手段、 前記セルフリフレッシュモードが設定されたことに応じ
    て、前記メモリアレイのうちのある上位アドレスに属す
    る各下位アドレスを順次指定し、次いで他の上位アドレ
    スに属する各下位アドレスを順次指定して行くアドレス
    指定手段、 各上位アドレスに対応して設けられ、前記アドレス指定
    手段によって対応の上位アドレスの指定が開始されたこ
    とに応じて活性化レベルの信号を出力し、その指定が終
    了したことに応じて非活性化レベルの信号を出力する第
    1の信号発生手段、 各下位アドレスに対応して設けられ、前記アドレス指定
    手段によって対応の下位アドレスの指定が開始されたこ
    とに応じて活性化レベルの信号を出力し、その指定が終
    了したことに応じて非活性化レベルの信号を出力する第
    2の信号発生手段、 各ブロックに対応して設けられ、対応の第1の信号発生
    手段から活性化レベルの信号が出力されたことに応じ
    て、対応のブロックと対応のリフレッシュ実行手段とを
    接続するとともに該リフレッシュ実行手段と他のブロッ
    クとを切離す接続手段、および各ワード線に対応して設
    けられ、対応の第1および第2の信号発生手段の両方か
    ら活性化レベルの信号が出力されたことに応じて、対応
    のワード線を活性化レベルにするワード線駆動手段を備
    える、半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記アドレス指定手段は、 前記セルフリフレッシュモードが設定されたことに応じ
    て、クロック信号を出力するクロック発生手段、 前記クロック発生手段から出力されたクロック信号のパ
    ルス数をカウントし、そのカウント値によって前記下位
    アドレスを順次指定する第1のカウンタ、および前記第
    1のカウンタのカウントアップ数をカウントし、そのカ
    ウント値によって前記上位アドレスを順次指定する第2
    のカウンタを含む、請求項1ないし3のいずれかに記載
    の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の信号発生手段は、 前記セルフリフレッシュモードが設定されたことに応じ
    て第1のパルス信号を出力する第1のパルス発生手段、 前記第2のカウンタのカウント値が変化したことに応じ
    て第2のパルス信号を出力する第2のパルス発生手段、 前記第1および第2のパルス発生手段から出力された第
    1および第2のパルス信号によってセットされ、前記ク
    ロック発生手段から出力されたクロック信号によってリ
    セットされるフリップフロップ、および前記フリップフ
    ロップの出力によって制御され、前記第2のカウンタの
    出力をラッチするラッチ手段を含む、請求項4に記載の
    半導体記憶装置。
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