JPH09160095A - スライドカバーを有するカメラ - Google Patents
スライドカバーを有するカメラInfo
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- JPH09160095A JPH09160095A JP7320498A JP32049895A JPH09160095A JP H09160095 A JPH09160095 A JP H09160095A JP 7320498 A JP7320498 A JP 7320498A JP 32049895 A JP32049895 A JP 32049895A JP H09160095 A JPH09160095 A JP H09160095A
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- Japan
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- cover
- camera
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライドカバーにある程度の力が加わっても
スライド案内用のガイド突起が破損しないようにする。 【解決手段】 カメラ本体２，３に形成されたガイド溝
３ｄに摺動可能に係合するガイド突起１ａを備え、撮影
レンズ４Ａの前面を覆う閉位置と撮影レンズ４Ａの前面
から退避する開位置との間でカメラ本体２，３の前面に
沿ってスライド可能なスライドカバー１を有するカメラ
において、カメラ本体２の前面には、開位置にあるスラ
イドカバー１の開方向端部に当接し、開方向端部のカメ
ラ本体２からの浮き上がりを阻止するストッパ部材２Ｄ
が設けられている。
スライド案内用のガイド突起が破損しないようにする。 【解決手段】 カメラ本体２，３に形成されたガイド溝
３ｄに摺動可能に係合するガイド突起１ａを備え、撮影
レンズ４Ａの前面を覆う閉位置と撮影レンズ４Ａの前面
から退避する開位置との間でカメラ本体２，３の前面に
沿ってスライド可能なスライドカバー１を有するカメラ
において、カメラ本体２の前面には、開位置にあるスラ
イドカバー１の開方向端部に当接し、開方向端部のカメ
ラ本体２からの浮き上がりを阻止するストッパ部材２Ｄ
が設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズの前面
を覆う位置と撮影レンズの前面から退避する位置との間
でスライド可能なスライドカバーを有するカメラに関す
る。
を覆う位置と撮影レンズの前面から退避する位置との間
でスライド可能なスライドカバーを有するカメラに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】この種のカメラとして、例えば実開平４
−５５３０９号公報に開示されたものが知られている。
このカメラは、カメラ本体の前面に配置されるスライド
カバーを備え、このスライドカバーの上下のガイド突起
がカメラ外カバーの上面および下面に形成されたガイド
溝に係合され、この係合によりスライドカバーがカメラ
横方向にスライドされるよう構成されている。
−５５３０９号公報に開示されたものが知られている。
このカメラは、カメラ本体の前面に配置されるスライド
カバーを備え、このスライドカバーの上下のガイド突起
がカメラ外カバーの上面および下面に形成されたガイド
溝に係合され、この係合によりスライドカバーがカメラ
横方向にスライドされるよう構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
の仕様上、例えばガイド突起をスライドカバーの閉方向
端部側にしか形成できない場合、開方向端部側はカメラ
本体に直接支持されないため、何らかの原因で開方向端
部にカメラ前方への力が加わると、閉方向端部側のガイ
ド突起に大きな力が加わって破損するおそれがある。
の仕様上、例えばガイド突起をスライドカバーの閉方向
端部側にしか形成できない場合、開方向端部側はカメラ
本体に直接支持されないため、何らかの原因で開方向端
部にカメラ前方への力が加わると、閉方向端部側のガイ
ド突起に大きな力が加わって破損するおそれがある。
【０００４】本発明の目的は、スライドカバーにある程
度の力が加わってもスライド案内用のガイド突起が破損
しないよう工夫した、スライドカバーを有するカメラを
提供することにある。
度の力が加わってもスライド案内用のガイド突起が破損
しないよう工夫した、スライドカバーを有するカメラを
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図１
および図３に対応づけて説明すると、本発明は、カメラ
本体２，３に形成されたガイド溝３ｄに摺動可能に係合
するガイド突起１ａを備え、撮影レンズ４Ａの前面を覆
う閉位置と撮影レンズ４Ａの前面から退避する開位置と
の間でカメラ本体２，３の前面に沿ってスライド可能な
スライドカバー１を有するカメラに適用される。カメラ
本体２の前面には、開位置にあるスライドカバー１の開
方向端部に当接し、開方向端部のカメラ本体２からの浮
き上がりを阻止するストッパ部材２Ｄが設けられてい
る。このストッパ部材２Ｄにより、スライドカバー１の
開方向端部がカメラ本体２の前面から浮き上がるのが阻
止される。請求項２の発明では、ガイド突起１ａがスラ
イドカバー１のスライド方向の中心から閉方向端部に至
る箇所にのみ設けられている。請求項３の発明では、ス
ライドカバー１にそのスライド方向に延在する突条１ｂ
が形成されるとともに、カメラ本体２には、突条１ｂに
当接することによりスライドカバー１のカメラ本体２か
らの浮き上がりを阻止する当接部２ｂ（図３）が設けら
れ、スライドカバー１が開位置にスライドされると、少
なくともスライドカバー１の開方向端部においては突条
１ｂと当接部２ｂとが非接触状態となる。請求項４の発
明では、カメラ本体がその外郭を構成する外カバー２
と、外カバー２の内側に配置され、ガイド溝を形成する
溝形成部材３とを備えるとともに、スライドカバー１は
外カバー２を貫通する貫通部１Ａを備え、その貫通部１
Ａにガイド突起１ａが形成されている。
および図３に対応づけて説明すると、本発明は、カメラ
本体２，３に形成されたガイド溝３ｄに摺動可能に係合
するガイド突起１ａを備え、撮影レンズ４Ａの前面を覆
う閉位置と撮影レンズ４Ａの前面から退避する開位置と
の間でカメラ本体２，３の前面に沿ってスライド可能な
スライドカバー１を有するカメラに適用される。カメラ
本体２の前面には、開位置にあるスライドカバー１の開
方向端部に当接し、開方向端部のカメラ本体２からの浮
き上がりを阻止するストッパ部材２Ｄが設けられてい
る。このストッパ部材２Ｄにより、スライドカバー１の
開方向端部がカメラ本体２の前面から浮き上がるのが阻
止される。請求項２の発明では、ガイド突起１ａがスラ
イドカバー１のスライド方向の中心から閉方向端部に至
る箇所にのみ設けられている。請求項３の発明では、ス
ライドカバー１にそのスライド方向に延在する突条１ｂ
が形成されるとともに、カメラ本体２には、突条１ｂに
当接することによりスライドカバー１のカメラ本体２か
らの浮き上がりを阻止する当接部２ｂ（図３）が設けら
れ、スライドカバー１が開位置にスライドされると、少
なくともスライドカバー１の開方向端部においては突条
１ｂと当接部２ｂとが非接触状態となる。請求項４の発
明では、カメラ本体がその外郭を構成する外カバー２
と、外カバー２の内側に配置され、ガイド溝を形成する
溝形成部材３とを備えるとともに、スライドカバー１は
外カバー２を貫通する貫通部１Ａを備え、その貫通部１
Ａにガイド突起１ａが形成されている。
【０００６】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１〜図８により本発明の一実施
の形態を説明する。図１，図２は本発明に係るカメラの
正面図、図３，図４はそれぞれ図１，図２のIII−III線
およびIV−IV線断面図である。２はカメラ本体の外郭を
成すアウターカバーであり、以下、アウターカバー２の
うちカメラ本体の前面，上面および下面を形成する部分
をそれぞれ前カバー２Ａ，上カバー２Ｂおよび下カバー
２Ｃと呼ぶ。前カバー２Ａの前面には図示右上にストロ
ボ発光窓１１が設けられるとともに、中央部分に開口部
２ａ（図２）が形成され、さらに左端部にはトンネル形
成部材２Ｄが取付けられている。トンネル形成部材２Ｄ
は両端部が前カバー２Ａの上下端部にそれぞれ固着さ
れ、この部材２Ｄと前カバー前面との間に、後述するス
ライドカバー１の一端を収容するトンネルを形成する。
の形態を説明する。図１，図２は本発明に係るカメラの
正面図、図３，図４はそれぞれ図１，図２のIII−III線
およびIV−IV線断面図である。２はカメラ本体の外郭を
成すアウターカバーであり、以下、アウターカバー２の
うちカメラ本体の前面，上面および下面を形成する部分
をそれぞれ前カバー２Ａ，上カバー２Ｂおよび下カバー
２Ｃと呼ぶ。前カバー２Ａの前面には図示右上にストロ
ボ発光窓１１が設けられるとともに、中央部分に開口部
２ａ（図２）が形成され、さらに左端部にはトンネル形
成部材２Ｄが取付けられている。トンネル形成部材２Ｄ
は両端部が前カバー２Ａの上下端部にそれぞれ固着さ
れ、この部材２Ｄと前カバー前面との間に、後述するス
ライドカバー１の一端を収容するトンネルを形成する。
【０００８】３はアウターカバー２の内側に配置される
インナーカバーであり、その前面の所定箇所には、上部
にファインダ窓３ａおよび測距窓３ｂが、下部にレンズ
鏡筒４が突出／退避可能なレンズ窓３ｃがそれぞれ形成
されている。これらのファインダ窓３ａ，測距窓３ｂお
よびレンズ窓３ｃは、前カバー２Ａの開口部２ａから露
出可能とされる。レンズ鏡筒４は複数の撮影レンズ４Ａ
を保持し、図３に示す沈胴位置から図４に示す広角端位
置、さらにはそれよりも突出した望遠端位置まで光軸Ｌ
方向に移動可能とされる。
インナーカバーであり、その前面の所定箇所には、上部
にファインダ窓３ａおよび測距窓３ｂが、下部にレンズ
鏡筒４が突出／退避可能なレンズ窓３ｃがそれぞれ形成
されている。これらのファインダ窓３ａ，測距窓３ｂお
よびレンズ窓３ｃは、前カバー２Ａの開口部２ａから露
出可能とされる。レンズ鏡筒４は複数の撮影レンズ４Ａ
を保持し、図３に示す沈胴位置から図４に示す広角端位
置、さらにはそれよりも突出した望遠端位置まで光軸Ｌ
方向に移動可能とされる。
【０００９】１は前カバー２Ａの前面に配置されるスラ
イドカバーであり、図１に示す閉位置と、図２に示す開
位置との間でカメラ横方向にスライド可能とされる。ス
ライドカバー１のスライド機構については後述するが、
閉位置では前カバー２Ａの開口部２ａを塞いで撮影レン
ズ４Ａ，ファインダ窓３ａおよび測距窓３ｂを覆い、開
位置では開口部２ａから退避してこれらを露出させる。
イドカバーであり、図１に示す閉位置と、図２に示す開
位置との間でカメラ横方向にスライド可能とされる。ス
ライドカバー１のスライド機構については後述するが、
閉位置では前カバー２Ａの開口部２ａを塞いで撮影レン
ズ４Ａ，ファインダ窓３ａおよび測距窓３ｂを覆い、開
位置では開口部２ａから退避してこれらを露出させる。
【００１０】スライドカバー１の上下端面には突条１ｂ
が全長に渡って形成され、これらの突条１ｂの前面が、
前カバー２の開口部２ａの上下部分に設けられた突出部
２ｂの内面に当接可能とされる（図３参照）。なおスラ
イドカバー１の右端部は、図１の如く上下に突出部１Ｂ
が形成された特殊な形状となっているが、その形状に応
じて前カバー開口部２ａの右端部が形成されているの
で、スライドカバー１が閉じたときに開口部２ａを隙間
なく閉塞することができる。
が全長に渡って形成され、これらの突条１ｂの前面が、
前カバー２の開口部２ａの上下部分に設けられた突出部
２ｂの内面に当接可能とされる（図３参照）。なおスラ
イドカバー１の右端部は、図１の如く上下に突出部１Ｂ
が形成された特殊な形状となっているが、その形状に応
じて前カバー開口部２ａの右端部が形成されているの
で、スライドカバー１が閉じたときに開口部２ａを隙間
なく閉塞することができる。
【００１１】次に、図５〜図８も参照してスライドカバ
ー１のスライド機構について詳述する。図５，図６は図
２，図３のＶ−Ｖ線，VI−VI線断面図、図７，図８は図
３の部分拡大図である。スライドカバー１の上下突出部
１Ｂには、カメラ背面側に張り出した張り出し部１Ａが
それぞれ形成され、上下張り出し部１Ａの下面および上
面先端には、一対の爪１ａが光軸Ｌと直交する方向に突
設されている。一方、インナーカバー３の上下面には、
前面からある程度奥まった位置にガイド溝３ｄがカメラ
横方向に延設され、これらのガイド溝３ｄにスライドカ
バー１の爪１ａが摺動可能に係合される。インナーカバ
ー３の上面および下面は、上カバー２Ｂの下面および下
カバー２Ｃの上面とそれぞれ所定間隔をおいて対向して
おり、その隙間にスライドカバー１の張り出し部１Ａが
位置する。
ー１のスライド機構について詳述する。図５，図６は図
２，図３のＶ−Ｖ線，VI−VI線断面図、図７，図８は図
３の部分拡大図である。スライドカバー１の上下突出部
１Ｂには、カメラ背面側に張り出した張り出し部１Ａが
それぞれ形成され、上下張り出し部１Ａの下面および上
面先端には、一対の爪１ａが光軸Ｌと直交する方向に突
設されている。一方、インナーカバー３の上下面には、
前面からある程度奥まった位置にガイド溝３ｄがカメラ
横方向に延設され、これらのガイド溝３ｄにスライドカ
バー１の爪１ａが摺動可能に係合される。インナーカバ
ー３の上面および下面は、上カバー２Ｂの下面および下
カバー２Ｃの上面とそれぞれ所定間隔をおいて対向して
おり、その隙間にスライドカバー１の張り出し部１Ａが
位置する。
【００１２】なお、図３の５は上カバー２Ｂに設けられ
た液晶表示窓、６は液晶表示パネル、７は液晶表示バッ
クライト、８はモード選択スイッチ、９は電気実装基
板、１０はクリックスイッチ、１２はファインダ、図１
の１３はレリーズボタンである。
た液晶表示窓、６は液晶表示パネル、７は液晶表示バッ
クライト、８はモード選択スイッチ、９は電気実装基
板、１０はクリックスイッチ、１２はファインダ、図１
の１３はレリーズボタンである。
【００１３】以上のように構成されたカメラにおいて、
スライドカバー１が閉位置にあるときには、図１に示す
ように撮影レンズ４Ａ，ファインダ窓３ａおよび測距窓
３ｂが覆われる。このとき、スライドカバー１の上下端
面に形成された突条１ｂが前カバー２の突出部２ｂに全
面的に当接され、これによりスライドカバー１の前カバ
ー１からの浮き上がりが阻止される。
スライドカバー１が閉位置にあるときには、図１に示す
ように撮影レンズ４Ａ，ファインダ窓３ａおよび測距窓
３ｂが覆われる。このとき、スライドカバー１の上下端
面に形成された突条１ｂが前カバー２の突出部２ｂに全
面的に当接され、これによりスライドカバー１の前カバ
ー１からの浮き上がりが阻止される。
【００１４】スライドカバー１に左方の力を加えると、
上下の爪１ａがインナーカバー３の上下ガイド溝３ｄを
摺動しつつスライドカバー１が左方にスライドする。そ
の際、上下の張り出し部１Ａは、前カバー２Ａの開口部
２ａを貫通した状態で上下カバー２Ｂ，２Ｃとインナー
カバー３との隙間を移動する。スライドカバー１の突条
１ｂは突出部２ｂ上を摺動するが、突出部２ｂは開口部
２ａの上下部にのみ設けられているので、スライドカバ
ー１の開放に伴って突条１ｂは徐々に突出部２ｂから離
脱してゆき、その離脱部分は外部に露出する。
上下の爪１ａがインナーカバー３の上下ガイド溝３ｄを
摺動しつつスライドカバー１が左方にスライドする。そ
の際、上下の張り出し部１Ａは、前カバー２Ａの開口部
２ａを貫通した状態で上下カバー２Ｂ，２Ｃとインナー
カバー３との隙間を移動する。スライドカバー１の突条
１ｂは突出部２ｂ上を摺動するが、突出部２ｂは開口部
２ａの上下部にのみ設けられているので、スライドカバ
ー１の開放に伴って突条１ｂは徐々に突出部２ｂから離
脱してゆき、その離脱部分は外部に露出する。
【００１５】図２および図６に示すようにスライドカバ
ー１が完全に開くと、突条１ｂはその右端部の極く短い
部分のみを残して突出部２ｂから離脱するが、スライド
カバー１の左端部がトンネル形成部材２Ｄと前カバー２
Ａとの間のトンネルに収容されるので、スライドカバー
１の前カバー２Ａからの浮き上がりを防止できる。すな
わち、何らかの原因でスライドカバー１の左端部（開方
向端部）にカメラ前方への力が加わっても、スライドカ
バー１の前面がトンネル形成部材２Ｄに当接することに
よりスライドカバー１の浮き上がりが阻止される。した
がって、スライドカバー１の右方向端部側に設けられた
ガイド突起１ａに大きな力が加わることがなく、その破
損を防止できる。なお、トンネル形成部材２Ｄはカメラ
のホ−ルディングのためのグリップとしても利用でき、
カメラをしっかり保持するのに役立つ。
ー１が完全に開くと、突条１ｂはその右端部の極く短い
部分のみを残して突出部２ｂから離脱するが、スライド
カバー１の左端部がトンネル形成部材２Ｄと前カバー２
Ａとの間のトンネルに収容されるので、スライドカバー
１の前カバー２Ａからの浮き上がりを防止できる。すな
わち、何らかの原因でスライドカバー１の左端部（開方
向端部）にカメラ前方への力が加わっても、スライドカ
バー１の前面がトンネル形成部材２Ｄに当接することに
よりスライドカバー１の浮き上がりが阻止される。した
がって、スライドカバー１の右方向端部側に設けられた
ガイド突起１ａに大きな力が加わることがなく、その破
損を防止できる。なお、トンネル形成部材２Ｄはカメラ
のホ−ルディングのためのグリップとしても利用でき、
カメラをしっかり保持するのに役立つ。
【００１６】ところで、本実施の形態では、スライドカ
バー１の閉状態では前カバー２Ａの開口部２ａが塞が
れ、このときインナーカバー３のガイド溝３ｄは完全に
外部と遮断される。したがって、インナーカバー３のガ
イド溝３ｄに外部から異物が入り込むことはない。これ
は、スライド案内用のガイド突起１ａをスライドカバー
１の右端部側にのみ形成したことにより実現できる構成
である。一方、スライドカバー１の開状態では、前カバ
ー２Ａの開口部２ａが開放されるためガイド溝３ｄが外
部と連通するが、ガイド溝３ｄが奥まった位置にあるの
で、この場合も異物が侵入するおそれは殆どない。した
がって、本実施の形態のカメラでは常にスライドカバー
１をスムーズに開閉することができる。
バー１の閉状態では前カバー２Ａの開口部２ａが塞が
れ、このときインナーカバー３のガイド溝３ｄは完全に
外部と遮断される。したがって、インナーカバー３のガ
イド溝３ｄに外部から異物が入り込むことはない。これ
は、スライド案内用のガイド突起１ａをスライドカバー
１の右端部側にのみ形成したことにより実現できる構成
である。一方、スライドカバー１の開状態では、前カバ
ー２Ａの開口部２ａが開放されるためガイド溝３ｄが外
部と連通するが、ガイド溝３ｄが奥まった位置にあるの
で、この場合も異物が侵入するおそれは殆どない。した
がって、本実施の形態のカメラでは常にスライドカバー
１をスムーズに開閉することができる。
【００１７】以上の実施の形態においては、アウターカ
バー２およびインナーカバー３がカメラ本体を、トンネ
ル形成部材２Ｄがストッパ部材を、突出部２ｂが当接部
を、アウターカバー２が外カバーを、インナーカバー３
が溝形成部材を、張り出し部１Ａが貫通部をそれぞれ構
成する。
バー２およびインナーカバー３がカメラ本体を、トンネ
ル形成部材２Ｄがストッパ部材を、突出部２ｂが当接部
を、アウターカバー２が外カバーを、インナーカバー３
が溝形成部材を、張り出し部１Ａが貫通部をそれぞれ構
成する。
【００１８】なお、ストッパ部材は図１のものに限定さ
れず、スライドカバー１の開方向端部のカメラ本体から
の浮き上がりを防止するために、開方向端部の少なくと
も一部と当接するものであればよい。また、ガイド溝の
位置は特に制約を受けず、外部に露出する位置に設けて
もよい。さらにスライドカバーの形状や開閉方向も実施
の形態に限定されない。
れず、スライドカバー１の開方向端部のカメラ本体から
の浮き上がりを防止するために、開方向端部の少なくと
も一部と当接するものであればよい。また、ガイド溝の
位置は特に制約を受けず、外部に露出する位置に設けて
もよい。さらにスライドカバーの形状や開閉方向も実施
の形態に限定されない。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、ストッパ部材によりス
ライドカバーの開方向端部がカメラ本体の前面から浮き
上がるのが阻止されるので、開方向端部にカメラ前方へ
の力が加わっても、スライド案内用のガイド突起に大き
な力が加わわることがなくその破損を防止できる。特に
ガイド突起がスライドカバーのスライド方向の中心から
閉方向端部に至る箇所にのみ設けられている場合に本願
発明は有効である。
ライドカバーの開方向端部がカメラ本体の前面から浮き
上がるのが阻止されるので、開方向端部にカメラ前方へ
の力が加わっても、スライド案内用のガイド突起に大き
な力が加わわることがなくその破損を防止できる。特に
ガイド突起がスライドカバーのスライド方向の中心から
閉方向端部に至る箇所にのみ設けられている場合に本願
発明は有効である。
【図１】本発明の一実施の形態に係るカメラの正面図で
あり、スライドカバーが閉じた状態を示す。
あり、スライドカバーが閉じた状態を示す。
【図２】図１と同様の図であり、スライドカバーが開い
た状態を示す。
た状態を示す。
【図３】図１のIII−III線断面図。
【図４】図２のIV−IV線断面図。
【図５】図１のＶ−Ｖ線断面図。
【図６】図２のVI−VI線断面図。
【図７】図３の部分拡大図。
【図８】図３の部分拡大図。
１ スライドカバー １Ａ 張り出し部 １ａ 爪 １ｂ 突条 ２ アウターカバー ２Ａ 前カバー ２ａ 開口部 ２Ｂ 上カバー ２ｂ 突出部 ２Ｃ 下カバー ２Ｄ トンネル形成部材 ３ インナーカバー ３ａ ファインダ窓 ３ｂ 測距窓 ３ｄ ガイド溝 ４ レンズ鏡筒 ４Ａ 撮影レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竜円 しょう子 東京都千代田区丸の内３丁目２番３号 株 式会社ニコン内
Claims (4)
- 【請求項１】 カメラ本体に形成されたガイド溝に摺動
可能に係合するガイド突起を備え、撮影レンズの前面を
覆う閉位置と撮影レンズの前面から退避する開位置との
間でカメラ本体の前面に沿ってスライド可能なスライド
カバーを有するカメラにおいて、 前記カメラ本体の前面には、前記開位置にあるスライド
カバーの開方向端部に当接し、該開方向端部のカメラ本
体からの浮き上がりを阻止するストッパ部材が設けられ
ていることを特徴とするスライドカバーを有するカメ
ラ。 - 【請求項２】 前記ガイド突起は、前記スライドカバー
のスライド方向の中心から閉方向端部に至る箇所にのみ
設けられていることを特徴とする請求項１に記載のスラ
イドカバーを有するカメラ。 - 【請求項３】 前記スライドカバーには、前記ガイド突
起とは別にそのスライド方向に延在する突条が形成され
るとともに、前記カメラ本体には、前記突条に当接する
ことにより前記スライドカバーのカメラ本体からの浮き
上がりを阻止する当接部が設けられ、 前記スライドカバーが開位置にスライドされると、少な
くともスライドカバーの開方向端部においては前記突条
と前記当接部とが非接触状態となるよう構成されている
ことを特徴とする請求項１または２に記載のスライドカ
バーを有するカメラ。 - 【請求項４】 前記カメラ本体は、その外郭を構成する
外カバーと、該外カバーの内側に配置され、前記ガイド
溝を形成する溝形成部材とを備えるとともに、前記スラ
イドカバーは、前記外カバーを貫通する貫通部を備え、
該貫通部に前記ガイド突起が形成されていることを特徴
とする請求項１〜３のいずれかに記載のスライドカバー
を有するカメラ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7320498A JPH09160095A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | スライドカバーを有するカメラ |
| US08/760,961 US5805947A (en) | 1995-12-08 | 1996-12-05 | Camera provided with a sliding cover |
| CN96121329A CN1158433A (zh) | 1995-12-08 | 1996-12-08 | 带滑盖的照相机 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7320498A JPH09160095A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | スライドカバーを有するカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09160095A true JPH09160095A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18122130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7320498A Pending JPH09160095A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | スライドカバーを有するカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09160095A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005316468A (ja) * | 2005-04-18 | 2005-11-10 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置、電気光学装置の検査方法及び電子機器 |
| US7304437B2 (en) | 2001-12-06 | 2007-12-04 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and an electronic apparatus |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP7320498A patent/JPH09160095A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7304437B2 (en) | 2001-12-06 | 2007-12-04 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and an electronic apparatus |
| US7977863B2 (en) | 2001-12-06 | 2011-07-12 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and an electronic apparatus |
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