JPH09164479A - 水中溶接装置 - Google Patents
水中溶接装置Info
- Publication number
- JPH09164479A JPH09164479A JP32569295A JP32569295A JPH09164479A JP H09164479 A JPH09164479 A JP H09164479A JP 32569295 A JP32569295 A JP 32569295A JP 32569295 A JP32569295 A JP 32569295A JP H09164479 A JPH09164479 A JP H09164479A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- underwater welding
- support
- torch
- attached
- traverse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水中に設置された管などの突起物に対して容
易に着脱させて補修を行い得るようにする。 【解決手段】 水中に設置された突起物4に対し、無端
状に構成された支持体8とエアーマット状物12を外嵌
して、エアーマット状物12にエアーなどのガス10を
入れて膨らませることにより、突起物4の側面に支持体
8を当接保持させることができるようにしており、この
状態で、水中溶接用トーチ14を用いて必要箇所を補修
できるようにしている。
易に着脱させて補修を行い得るようにする。 【解決手段】 水中に設置された突起物4に対し、無端
状に構成された支持体8とエアーマット状物12を外嵌
して、エアーマット状物12にエアーなどのガス10を
入れて膨らませることにより、突起物4の側面に支持体
8を当接保持させることができるようにしており、この
状態で、水中溶接用トーチ14を用いて必要箇所を補修
できるようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中溶接装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、原子炉圧力容器などでは、図5
に示すように、内部に水1を満たされている圧力容器本
体2の下部における球面状をした下鏡部3に、下方から
燃料棒を挿脱するためのスタブチューブと呼ばれる管4
が溶接固定されている。
に示すように、内部に水1を満たされている圧力容器本
体2の下部における球面状をした下鏡部3に、下方から
燃料棒を挿脱するためのスタブチューブと呼ばれる管4
が溶接固定されている。
【0003】尚、5は圧力容器本体2の内部に設けられ
た、図6に示すような格子で形成される上部格子板、6
は上部格子板5の下部に設けられた、図7に示すような
多孔板で形成されるの炉心支持板である。
た、図6に示すような格子で形成される上部格子板、6
は上部格子板5の下部に設けられた、図7に示すような
多孔板で形成されるの炉心支持板である。
【0004】このような、原子炉圧力容器では、スタブ
チューブなどの管(突起物)4と下鏡部3との溶接部に
対する補修可能性を検討する機会が、今後、生じて来る
ものと予測されている。
チューブなどの管(突起物)4と下鏡部3との溶接部に
対する補修可能性を検討する機会が、今後、生じて来る
ものと予測されている。
【0005】尚、現在のところ、スタブチューブなどの
管4と下鏡部3との溶接部に対して補修を行った例はな
い。
管4と下鏡部3との溶接部に対して補修を行った例はな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の原子炉圧力
容器に対し、スタブチューブなどの管4と下鏡部3との
溶接部を補修しようとする場合、水中溶接用トーチをク
レーンなどで吊下げて、上記溶接部の近くに水中溶接用
トーチをセットした上で、水中溶接用トーチにより上記
溶接部の補修を行わせるようにすることが考えられる
が、原子炉圧力容器の内部には、スタブチューブの径寸
法よりは多少大きいが、比較的細かい目を有する上部格
子板5や炉心支持板6などがあるため、通常の方法で
は、上部格子板5や炉心支持板6などの目をかいくぐら
せて水中溶接用のトーチを上記溶接部の近くにセットす
ることが困難であるものと予想される。
容器に対し、スタブチューブなどの管4と下鏡部3との
溶接部を補修しようとする場合、水中溶接用トーチをク
レーンなどで吊下げて、上記溶接部の近くに水中溶接用
トーチをセットした上で、水中溶接用トーチにより上記
溶接部の補修を行わせるようにすることが考えられる
が、原子炉圧力容器の内部には、スタブチューブの径寸
法よりは多少大きいが、比較的細かい目を有する上部格
子板5や炉心支持板6などがあるため、通常の方法で
は、上部格子板5や炉心支持板6などの目をかいくぐら
せて水中溶接用のトーチを上記溶接部の近くにセットす
ることが困難であるものと予想される。
【0007】本発明は、上述の実情に鑑み、水中に設置
された管などの突起物に対して容易に着脱して補修を行
い得るようにした水中溶接装置を提供することを目的と
するものである。
された管などの突起物に対して容易に着脱して補修を行
い得るようにした水中溶接装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、水中に設置さ
れた突起物における外側面の一部に対して当接可能な形
状をした支持体と、支持体の両端部間に、全体として突
起物を包囲可能な無端状となるよう取付けられたエアー
などのガスを抜き入れ可能なエアーマット状物と、支持
体に取付けられた水中溶接用トーチとを備えたことを特
徴とする水中溶接装置にかかるものである。
れた突起物における外側面の一部に対して当接可能な形
状をした支持体と、支持体の両端部間に、全体として突
起物を包囲可能な無端状となるよう取付けられたエアー
などのガスを抜き入れ可能なエアーマット状物と、支持
体に取付けられた水中溶接用トーチとを備えたことを特
徴とする水中溶接装置にかかるものである。
【0009】この場合において、水中に設置された突起
物が管であり、支持体が管の外周面に沿う円弧状をして
いても良い。
物が管であり、支持体が管の外周面に沿う円弧状をして
いても良い。
【0010】又、水中溶接用トーチを、横行機構によ
り、支持体に対して、相対的に水平方向へ移動可能に取
付けても良い。
り、支持体に対して、相対的に水平方向へ移動可能に取
付けても良い。
【0011】水中溶接用トーチを、昇降機構により、支
持体に対して、相対的に上下方向へ移動可能に取付けて
も良い。
持体に対して、相対的に上下方向へ移動可能に取付けて
も良い。
【0012】水中溶接用トーチを、トーチ回転機構によ
り、支持体に対して、相対的に上下方向へ回動可能に取
付けても良い。
り、支持体に対して、相対的に上下方向へ回動可能に取
付けても良い。
【0013】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【0014】水中に設置された突起物に対し、無端状に
構成された支持体とエアーマット状物を外嵌して、エア
ーマット状物にエアーなどのガスを入れて膨らませるこ
とにより、突起物の側面に支持体を当接保持させること
が可能となる。
構成された支持体とエアーマット状物を外嵌して、エア
ーマット状物にエアーなどのガスを入れて膨らませるこ
とにより、突起物の側面に支持体を当接保持させること
が可能となる。
【0015】この状態で、水中溶接用トーチを用いて補
修などを行わせるようにする。
修などを行わせるようにする。
【0016】例えば、突起物が管の場合には、支持体を
円弧状とすれば良い。
円弧状とすれば良い。
【0017】又、支持体に対して、水中溶接用トーチ
を、相対的に水平方向へ移動可能としたり、相対的に上
下方向へ移動可能としたり、相対的に上下方向へ回動可
能としたりすることもできる。
を、相対的に水平方向へ移動可能としたり、相対的に上
下方向へ移動可能としたり、相対的に上下方向へ回動可
能としたりすることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0019】図1〜図4は、本発明の実施の形態の一例
であり、原子炉圧力容器における下鏡部3とスタブチュ
ーブなどの管(突起物)4との溶接部7を補修する場合
について説明する。
であり、原子炉圧力容器における下鏡部3とスタブチュ
ーブなどの管(突起物)4との溶接部7を補修する場合
について説明する。
【0020】尚、原子炉圧力容器の構造については、図
5〜図7と同様であるため、必要に応じてこれらの図を
参照する。
5〜図7と同様であるため、必要に応じてこれらの図を
参照する。
【0021】圧力容器本体2の内部を満たしている水1
の中に設置されたスタブチューブ(管状の突起物4)の
外周面の一部に対して当接可能な形状をした支持体8を
設ける。
の中に設置されたスタブチューブ(管状の突起物4)の
外周面の一部に対して当接可能な形状をした支持体8を
設ける。
【0022】該支持体8は、この場合には、スタブチュ
ーブ4の外径に沿った円弧状とする。又、支持体8は、
原子炉圧力容器内部に設けられた上部格子板5や炉心支
持板6などの目をかいくぐらせられる程度の小ささで、
且つ、スタブチューブ4に当接した状態で位置を固定保
持させられる程度の大きさとなるよう、中心角がほぼ1
20度前後の円弧状とする。更に、支持体8の上部に、
クレーンで吊下げるための吊金具9を取付ける。
ーブ4の外径に沿った円弧状とする。又、支持体8は、
原子炉圧力容器内部に設けられた上部格子板5や炉心支
持板6などの目をかいくぐらせられる程度の小ささで、
且つ、スタブチューブ4に当接した状態で位置を固定保
持させられる程度の大きさとなるよう、中心角がほぼ1
20度前後の円弧状とする。更に、支持体8の上部に、
クレーンで吊下げるための吊金具9を取付ける。
【0023】そして、支持体8の両端部間に、全体とし
て突起物4を包囲可能な無端状となるよう、エアーなど
のガス10をガス給排管11を介して入れたり抜いたり
可能なエアーマット状物12をボルト13などを用いて
取付ける。
て突起物4を包囲可能な無端状となるよう、エアーなど
のガス10をガス給排管11を介して入れたり抜いたり
可能なエアーマット状物12をボルト13などを用いて
取付ける。
【0024】更に、支持体8に以下のようにして水中溶
接用トーチ14を取付ける。尚、水中溶接用トーチ14
としては、水1中での溶接が自在にできるように本願出
願人によって特に開発された、平成7年特許願第514
95号に記載の水中YAGレーザ装置や平成7年特許願
第144616号に記載の水中TIG溶接装置などを使
用する。
接用トーチ14を取付ける。尚、水中溶接用トーチ14
としては、水1中での溶接が自在にできるように本願出
願人によって特に開発された、平成7年特許願第514
95号に記載の水中YAGレーザ装置や平成7年特許願
第144616号に記載の水中TIG溶接装置などを使
用する。
【0025】先ず、上記支持体8の両端部に、それぞれ
上下方向へ延びる一対のガイドロッド15の両端をガイ
ドロッド保持部材16を介して回転自在に取付け、左右
のガイドロッド15の中間部に形成したネジ部17にナ
ット体18を上下方向へ位置調整可能に螺着し、左右の
ナット体18間に支持体8に沿って延びる円弧状をした
横行ガイド体19を架設して、上下位置調整機構20を
構成する。
上下方向へ延びる一対のガイドロッド15の両端をガイ
ドロッド保持部材16を介して回転自在に取付け、左右
のガイドロッド15の中間部に形成したネジ部17にナ
ット体18を上下方向へ位置調整可能に螺着し、左右の
ナット体18間に支持体8に沿って延びる円弧状をした
横行ガイド体19を架設して、上下位置調整機構20を
構成する。
【0026】そして、横行ガイド体19に沿って横行可
能な横行装置21を設ける。該横行装置21は、図3に
示すように、横行ガイド体19が貫通配置された横行装
置本体22の内部に、横行ガイド体19に形成されたレ
ール部23に沿って転動する横行案内用ローラ24と、
横行ガイド体19に形成された横行方向へ延びるラック
部25に歯合する横行用ピニオン26と、横行用ピニオ
ン26を駆動するモータなどの横行駆動装置27とから
なる横行機構28を備えている。
能な横行装置21を設ける。該横行装置21は、図3に
示すように、横行ガイド体19が貫通配置された横行装
置本体22の内部に、横行ガイド体19に形成されたレ
ール部23に沿って転動する横行案内用ローラ24と、
横行ガイド体19に形成された横行方向へ延びるラック
部25に歯合する横行用ピニオン26と、横行用ピニオ
ン26を駆動するモータなどの横行駆動装置27とから
なる横行機構28を備えている。
【0027】更に、横行装置本体22は、横行装置本体
22を上下方向に貫通する昇降アーム29と、昇降アー
ム29を案内する昇降案内用ローラ30と、昇降アーム
29に形成された上下方向へ延びるラック部31に歯合
する昇降用ピニオン32と、昇降用ピニオン32を駆動
するモータなどの昇降駆動装置33とからなる昇降機構
34を備えている。
22を上下方向に貫通する昇降アーム29と、昇降アー
ム29を案内する昇降案内用ローラ30と、昇降アーム
29に形成された上下方向へ延びるラック部31に歯合
する昇降用ピニオン32と、昇降用ピニオン32を駆動
するモータなどの昇降駆動装置33とからなる昇降機構
34を備えている。
【0028】更に又、昇降アーム29の下端に、上記水
中溶接用トーチ14を、トーチ回転支持台35を介して
上下方向へ回転自在に支持する回転装置36を取付け
る。該回転装置36は、回転装置本体37に取付けられ
たモータなどのトーチ回転駆動装置38と、回転装置本
体37内部に設けられ前記トーチ回転支持台35とトー
チ回転駆動装置38との間を接続する傘歯車39,40
とからなるトーチ回転機構41を備えている。
中溶接用トーチ14を、トーチ回転支持台35を介して
上下方向へ回転自在に支持する回転装置36を取付け
る。該回転装置36は、回転装置本体37に取付けられ
たモータなどのトーチ回転駆動装置38と、回転装置本
体37内部に設けられ前記トーチ回転支持台35とトー
チ回転駆動装置38との間を接続する傘歯車39,40
とからなるトーチ回転機構41を備えている。
【0029】尚、図4中、42は先端にフック43を取
付けられたロッド状の操作杆、図1中、44はクレーン
のワイヤである。
付けられたロッド状の操作杆、図1中、44はクレーン
のワイヤである。
【0030】次に、作動について説明する。
【0031】例えば、圧力容器本体2の下部におけるス
タブチューブ(管状の突起物4)と、下鏡部3との溶接
部7を補修する場合、支持体8の上部に取付けられた吊
金具9をクレーンのワイヤ44で吊って、支持体8を圧
力容器本体2の内部を満たしている水1の中へ降ろして
行く。
タブチューブ(管状の突起物4)と、下鏡部3との溶接
部7を補修する場合、支持体8の上部に取付けられた吊
金具9をクレーンのワイヤ44で吊って、支持体8を圧
力容器本体2の内部を満たしている水1の中へ降ろして
行く。
【0032】該支持体8は、スタブチューブ4の外径に
沿った円弧状で、且つ、中心角がほぼ120度前後の円
弧状に形成されているので、原子炉圧力容器内部に設け
られた上部格子板5や炉心支持板6などの目を十分かい
くぐらせることができる。
沿った円弧状で、且つ、中心角がほぼ120度前後の円
弧状に形成されているので、原子炉圧力容器内部に設け
られた上部格子板5や炉心支持板6などの目を十分かい
くぐらせることができる。
【0033】そして、スタブチューブ4の上端位置に達
したら、図4に示すような先端にフック43を取付けら
れたロッド状の操作杆42を用いて、支持体8の両端部
間に接続されたエアーマット状物12を操作し、スタブ
チューブ4の上端に無端状をした支持体8とエアーマッ
ト状物12を外嵌させるようにする。
したら、図4に示すような先端にフック43を取付けら
れたロッド状の操作杆42を用いて、支持体8の両端部
間に接続されたエアーマット状物12を操作し、スタブ
チューブ4の上端に無端状をした支持体8とエアーマッ
ト状物12を外嵌させるようにする。
【0034】こうしてスタブチューブ4の上端に外嵌さ
れたら、クレーンのワイヤ44を更に延ばすことによ
り、スタブチューブ4に沿って、支持体8を下鏡部3の
近傍まで降ろさせるようにする。
れたら、クレーンのワイヤ44を更に延ばすことによ
り、スタブチューブ4に沿って、支持体8を下鏡部3の
近傍まで降ろさせるようにする。
【0035】そして、支持体8が降ろされたら、前記操
作杆42を用いて水中溶接用トーチ14が溶接部7に対
する補修位置に来るように支持体8の周方向の位置を調
整させ、エアーマット状物12にガス給排管11を介し
てエアーなどのガス10を入れることにより、エアーマ
ット状物12を膨らませて、スタブチューブ4の外周面
に応じて円弧状とした支持体8をスタブチューブ4に固
定保持させるようにする。
作杆42を用いて水中溶接用トーチ14が溶接部7に対
する補修位置に来るように支持体8の周方向の位置を調
整させ、エアーマット状物12にガス給排管11を介し
てエアーなどのガス10を入れることにより、エアーマ
ット状物12を膨らませて、スタブチューブ4の外周面
に応じて円弧状とした支持体8をスタブチューブ4に固
定保持させるようにする。
【0036】その後、横行機構28におけるモータなど
の横行駆動装置27を駆動して横行用ピニオン26を回
転させ、横行用ピニオン26と横行ガイド体19のラッ
ク部25との歯合位置を変化させることにより、横行案
内用ローラ24に案内させて横行装置本体22を横行ガ
イド体19のレール部23に沿って横行させる。
の横行駆動装置27を駆動して横行用ピニオン26を回
転させ、横行用ピニオン26と横行ガイド体19のラッ
ク部25との歯合位置を変化させることにより、横行案
内用ローラ24に案内させて横行装置本体22を横行ガ
イド体19のレール部23に沿って横行させる。
【0037】又、昇降機構34におけるモータなどの昇
降駆動装置33を駆動して、昇降用ピニオン32を回転
させ、昇降用ピニオン32と昇降アーム29に形成され
た上下方向へ延びるラック部31との歯合位置を変化さ
せることにより、昇降案内用ローラ30に案内させて昇
降アーム29を昇降させる。
降駆動装置33を駆動して、昇降用ピニオン32を回転
させ、昇降用ピニオン32と昇降アーム29に形成され
た上下方向へ延びるラック部31との歯合位置を変化さ
せることにより、昇降案内用ローラ30に案内させて昇
降アーム29を昇降させる。
【0038】更に、トーチ回転機構41におけるモータ
などのトーチ回転駆動装置38を駆動し、傘歯車40,
39を介してトーチ回転支持台35を上下方向に回転さ
せる。
などのトーチ回転駆動装置38を駆動し、傘歯車40,
39を介してトーチ回転支持台35を上下方向に回転さ
せる。
【0039】以上の動きを組合せることにより、支持体
8に横行装置本体22、昇降アーム29、トーチ回転支
持台35を介して取付けられた水中溶接用トーチ14
が、横行及び昇降並びに上下方向へ回転され、よって溶
接部7に対して部分的な補修を行うことが可能となる。
8に横行装置本体22、昇降アーム29、トーチ回転支
持台35を介して取付けられた水中溶接用トーチ14
が、横行及び昇降並びに上下方向へ回転され、よって溶
接部7に対して部分的な補修を行うことが可能となる。
【0040】尚、支持体8の両端部に取付けられた、上
下方向へ延びる一対のガイドロッド15を適宜回すこと
により、ガイドロッド15のネジ部17とナット体18
との螺合位置が変化して支持体8に対する横行ガイド体
19の高さが調整される。該高さ調整は、補修しようと
する各スタブチューブ4などに応じて水1の中へ入れる
前に予め行っておくようにする。
下方向へ延びる一対のガイドロッド15を適宜回すこと
により、ガイドロッド15のネジ部17とナット体18
との螺合位置が変化して支持体8に対する横行ガイド体
19の高さが調整される。該高さ調整は、補修しようと
する各スタブチューブ4などに応じて水1の中へ入れる
前に予め行っておくようにする。
【0041】このように本発明によれば、水1の中の狭
い箇所に設置された管状の突起物4に対して、水中溶接
用トーチ14を配置して、溶接部7に対する補修などを
行わせることができる。
い箇所に設置された管状の突起物4に対して、水中溶接
用トーチ14を配置して、溶接部7に対する補修などを
行わせることができる。
【0042】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、原子炉圧力容器における下鏡部
とスタブチューブとの溶接部に限らず、水中に設置され
た突起物一般に対しても適用し得ること、その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
定されるものではなく、原子炉圧力容器における下鏡部
とスタブチューブとの溶接部に限らず、水中に設置され
た突起物一般に対しても適用し得ること、その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水中溶接
装置によれば、水中に設置された管などの突起物に対し
て容易に着脱させて補修を行わせることができるという
優れた効果を奏し得る。
装置によれば、水中に設置された管などの突起物に対し
て容易に着脱させて補修を行わせることができるという
優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の実施の形態の一例の概略側面図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】操作杆の先端部分を示す側面図である。
【図5】原子炉圧力容器の概略側方断面図である。
【図6】上部格子板の部分拡大平面図である。
【図7】炉心支持板の平面図である。
1 水 4 突起物(管,スタブチューブ) 8 支持体 10 ガス 12 エアーマット状物 14 水中溶接用トーチ 21 横行装置 28 横行機構 29 昇降アーム 34 昇降機構 35 トーチ回転支持台 36 回転装置 41 トーチ回転機構
Claims (5)
- 【請求項1】 水中に設置された突起物における外側面
の一部に対して当接可能な形状をした支持体と、支持体
の両端部間に、全体として突起物を包囲可能な無端状と
なるよう取付けられたエアーなどのガスを抜き入れ可能
なエアーマット状物と、支持体に取付けられた水中溶接
用トーチとを備えたことを特徴とする水中溶接装置。 - 【請求項2】 水中に設置された突起物が管であり、支
持体が管の外周面に沿う円弧状をした請求項1記載の水
中溶接装置。 - 【請求項3】 水中溶接用トーチが、横行機構により、
支持体に対して、相対的に水平方向へ移動可能に取付け
られた請求項1乃至請求項2いずれか記載の水中溶接装
置。 - 【請求項4】 水中溶接用トーチが、昇降機構により、
支持体に対して、相対的に上下方向へ移動可能に取付け
られた請求項1乃至請求項3いずれか記載の水中溶接装
置。 - 【請求項5】 水中溶接用トーチが、トーチ回転機構に
より、支持体に対して、相対的に上下方向へ回動可能に
取付けられた請求項1乃至請求項4いずれか記載の水中
溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32569295A JPH09164479A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 水中溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32569295A JPH09164479A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 水中溶接装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09164479A true JPH09164479A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18179652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32569295A Pending JPH09164479A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 水中溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09164479A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107598425A (zh) * | 2017-10-21 | 2018-01-19 | 孟庆仕 | 一种密闭式水下焊接机器人 |
JP2021016897A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-15 | 株式会社大林組 | 水中溶接システム |
JP2021016898A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-15 | 株式会社大林組 | 水中溶接装置 |
CN115781113A (zh) * | 2022-10-28 | 2023-03-14 | 中国石油工程建设有限公司 | 一种浅海海底管道的连接工装及方法 |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP32569295A patent/JPH09164479A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107598425A (zh) * | 2017-10-21 | 2018-01-19 | 孟庆仕 | 一种密闭式水下焊接机器人 |
JP2021016897A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-15 | 株式会社大林組 | 水中溶接システム |
JP2021016898A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-15 | 株式会社大林組 | 水中溶接装置 |
CN115781113A (zh) * | 2022-10-28 | 2023-03-14 | 中国石油工程建设有限公司 | 一种浅海海底管道的连接工装及方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100310246B1 (ko) | 연직이동형 자동용접장치 | |
CN214868350U (zh) | 弯管焊接夹具及焊接设备 | |
JP2001018066A (ja) | 溶接装置 | |
JPH09164479A (ja) | 水中溶接装置 | |
JP2002168992A (ja) | 原子炉圧力容器内補修方法及び補修装置 | |
KR102047599B1 (ko) | 소형 보강재 자동 용접장치 | |
CN116944641A (zh) | 一种压力容器埋弧焊外焊装置 | |
KR19990014483A (ko) | 수직상진 자동 전기 용접장치 | |
JP2003337192A (ja) | 原子炉圧力容器内構造物の点検予防保全装置および点検方法 | |
JPH07223073A (ja) | 鋼管補修溶接装置 | |
CN210306173U (zh) | 一种压力容器内的环缝埋弧焊接设备 | |
JP3918217B2 (ja) | 容器ノズル内面の補修方法 | |
CN112077420A (zh) | 一种筒体与封头焊接装置及方法 | |
JP6250488B2 (ja) | ウォータージェットピーニング装置及びウォータージェットピーニング方法 | |
JP6651823B2 (ja) | マニピュレータ装置 | |
CN212665158U (zh) | 一种筒体与封头焊接装置 | |
KR100773228B1 (ko) | 러그 용접 장치 | |
JPH0763884A (ja) | 原子炉内遠隔作業装置 | |
JP3865275B2 (ja) | マンホール内壁作業機 | |
JP3292794B2 (ja) | 角形鋼管内へのダイヤフラム取り付け方法 | |
JPH1026692A (ja) | 原子炉圧力容器内の補修溶接方法及びそれに用いる補修溶接装置 | |
CN218891369U (zh) | 一种汽车电池支架焊接定位工装 | |
SU837798A1 (ru) | Устройство дл зачистки внутреннегошВА B ТРубАХ | |
CN215787362U (zh) | 一种避免波纹管打卷的环缝焊接机 | |
CN217571489U (zh) | 一种大型不锈钢槽罐的罐顶板焊接装置 |