JPH09116771A - カラー画像生成機 - Google Patents
カラー画像生成機Info
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- JPH09116771A JPH09116771A JP7269618A JP26961895A JPH09116771A JP H09116771 A JPH09116771 A JP H09116771A JP 7269618 A JP7269618 A JP 7269618A JP 26961895 A JP26961895 A JP 26961895A JP H09116771 A JPH09116771 A JP H09116771A
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- Japan
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- color
- area
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/46—Colour picture communication systems
- H04N1/56—Processing of colour picture signals
- H04N1/60—Colour correction or control
- H04N1/62—Retouching, i.e. modification of isolated colours only or in isolated picture areas only
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/46—Colour picture communication systems
- H04N1/56—Processing of colour picture signals
- H04N1/58—Edge or detail enhancement; Noise or error suppression, e.g. colour misregistration correction
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラー画像生成機における色補正、即ちデジ
タル信号補正様式を改良して、全ての色領域において色
再現性に優れたカラー画像を生成することを可能にせし
める。 【解決手段】 画素の各々について、複数個の色領域の
いずれに属するかを判別する手段を配設する。デジタル
信号をマスキング演算式に従って補正するマスキング手
段は、複数個の色領域の各々に応じて異なったマスキン
グ演算式を選定する。
タル信号補正様式を改良して、全ての色領域において色
再現性に優れたカラー画像を生成することを可能にせし
める。 【解決手段】 画素の各々について、複数個の色領域の
いずれに属するかを判別する手段を配設する。デジタル
信号をマスキング演算式に従って補正するマスキング手
段は、複数個の色領域の各々に応じて異なったマスキン
グ演算式を選定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機及び
カラー印刷機の如きカラー画像生成機、更に詳しくは、
色再現性を向上せしめるためにC(本明細書において
「C」は「シアン」を意味する)、M(本明細書におい
て「M」は「マゼンタ」を意味する)、Y(本明細書に
おいて「Y」は「イエロ」を意味する)の3原色を夫々
階調表示したデジタル信号Cd、Md、Ydをマスキン
グ演算式に従って補正するマスキング手段を備えたカラ
ー画像生成機に関する。
カラー印刷機の如きカラー画像生成機、更に詳しくは、
色再現性を向上せしめるためにC(本明細書において
「C」は「シアン」を意味する)、M(本明細書におい
て「M」は「マゼンタ」を意味する)、Y(本明細書に
おいて「Y」は「イエロ」を意味する)の3原色を夫々
階調表示したデジタル信号Cd、Md、Ydをマスキン
グ演算式に従って補正するマスキング手段を備えたカラ
ー画像生成機に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像生成機の典型例であるカラー
複写機は、周知の如く、カラー画像読取手段と変換手段
とを含むカラー画像信号生成手段を備えている。カラー
画像読取手段は、カラー画像を有する原稿における多数
の画素の各々の反射光をR(本明細書において「R」は
「レッド」即ち「赤」を意味する)、G(本明細書にお
いて「G」は「グリーン」即ち「緑」を意味する)、B
(本明細書において「B」は「ブルー」即ち「青」を意
味する)の3原色に分解してアナログ信号Ra、Ga、
Baを生成する。変換手段は、かかるアナログ信号R
a、Ga、BaをC、M、Yの3原色を夫々階調表示し
たデジタル信号Cd、Md、Ydに変換する。C、M、
Yの各々は夫々R、G、Bの各々と補色関係にあり、8
ビットデータで階調表示、即ち0乃至255階調で表示
すると、C=255−R、M=255−G、Y=255
−Bである。カラー画像生成機がカラー印刷機である場
合には、多数の画素の各々についてコンピュータ等から
受信した信号に基いてカラー画像信号生成手段が上記デ
ジタル信号Cd、Md、Ydを生成する。カラー画像生
成機は更にカラー画像形成手段を備えており、かかるカ
ラー画像形成手段は上記デジタル信号Cd、Md、Yd
の各々に基いて、夫々C色材、M色材、Y色材を施し、
そしてまたC色材、M色材、Y色材の節約及び/又はB
K(本明細書において「BK」は「ブラック」即ち
「黒」を意味する)の再現性向上の見地からBK色材を
施し、かくしてカラー画像を形成する。色材としては、
一般にトナー或いはインクが使用される。
複写機は、周知の如く、カラー画像読取手段と変換手段
とを含むカラー画像信号生成手段を備えている。カラー
画像読取手段は、カラー画像を有する原稿における多数
の画素の各々の反射光をR(本明細書において「R」は
「レッド」即ち「赤」を意味する)、G(本明細書にお
いて「G」は「グリーン」即ち「緑」を意味する)、B
(本明細書において「B」は「ブルー」即ち「青」を意
味する)の3原色に分解してアナログ信号Ra、Ga、
Baを生成する。変換手段は、かかるアナログ信号R
a、Ga、BaをC、M、Yの3原色を夫々階調表示し
たデジタル信号Cd、Md、Ydに変換する。C、M、
Yの各々は夫々R、G、Bの各々と補色関係にあり、8
ビットデータで階調表示、即ち0乃至255階調で表示
すると、C=255−R、M=255−G、Y=255
−Bである。カラー画像生成機がカラー印刷機である場
合には、多数の画素の各々についてコンピュータ等から
受信した信号に基いてカラー画像信号生成手段が上記デ
ジタル信号Cd、Md、Ydを生成する。カラー画像生
成機は更にカラー画像形成手段を備えており、かかるカ
ラー画像形成手段は上記デジタル信号Cd、Md、Yd
の各々に基いて、夫々C色材、M色材、Y色材を施し、
そしてまたC色材、M色材、Y色材の節約及び/又はB
K(本明細書において「BK」は「ブラック」即ち
「黒」を意味する)の再現性向上の見地からBK色材を
施し、かくしてカラー画像を形成する。色材としては、
一般にトナー或いはインクが使用される。
【0003】而して、当業者には周知の如く、カラー複
写画像の形成に使用されるC色材、M色材、Y色材は理
想的分光特性を有するものではなく、所謂濁り成分を含
有している。また、カラー画像読取手段が生成するアナ
ログ信号Ra、Ga、Baも理想的分光特性に基づいた
ものではなく、カラー画像読取手段の特性に起因した歪
を含有したものである。かような事実に鑑み、特開昭6
4−7855号公報には、カラー画像信号生成手段が生
成するデジタル信号Cd、Md、Ydを、下記マスキン
グ演算式(A)に基いて補正し、補正されたデジタル信
号Cd″、Md″、Yd″に従ってカラー画像を形成す
ることが開示されている。下記マスキング演算式におけ
る係数aij(但しi=1、2、3、j=1、2、3)は
実験的或いは理論的に設定され得る。
写画像の形成に使用されるC色材、M色材、Y色材は理
想的分光特性を有するものではなく、所謂濁り成分を含
有している。また、カラー画像読取手段が生成するアナ
ログ信号Ra、Ga、Baも理想的分光特性に基づいた
ものではなく、カラー画像読取手段の特性に起因した歪
を含有したものである。かような事実に鑑み、特開昭6
4−7855号公報には、カラー画像信号生成手段が生
成するデジタル信号Cd、Md、Ydを、下記マスキン
グ演算式(A)に基いて補正し、補正されたデジタル信
号Cd″、Md″、Yd″に従ってカラー画像を形成す
ることが開示されている。下記マスキング演算式におけ
る係数aij(但しi=1、2、3、j=1、2、3)は
実験的或いは理論的に設定され得る。
【0004】
【数1】
【0005】また、特開平6−113126号公報に
は、色再現性を向上せしめるために、デジタル信号C
d、Md、Ydの各々の階調に応じて、上記マスキング
演算式における係数aijを変化せしめることが開示され
ている。更に詳述すると、デジタル信号Cd、Md、Y
dの各々が、全階調範囲を複数個(例えば3個)に分割
した分割範囲のいずれに属するかに応じて、相互に異な
ったマスキング演算式、即ち係数aijが異なったマスキ
ング演算式を使用して、デジタル信号Cd、Md、Yd
を補正することが開示されている。
は、色再現性を向上せしめるために、デジタル信号C
d、Md、Ydの各々の階調に応じて、上記マスキング
演算式における係数aijを変化せしめることが開示され
ている。更に詳述すると、デジタル信号Cd、Md、Y
dの各々が、全階調範囲を複数個(例えば3個)に分割
した分割範囲のいずれに属するかに応じて、相互に異な
ったマスキング演算式、即ち係数aijが異なったマスキ
ング演算式を使用して、デジタル信号Cd、Md、Yd
を補正することが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、特開平6
−113126号公報に開示されている上記色補正様式
について鋭意検討及び実験を繰り返したが、全階調範囲
を比較的多数の分割範囲に分割しても、すべての色領域
において充分に満足し得る色再現性を達成するとができ
なかった。例えば、C領域における色再現性を充分に良
好なものにせしめるための係数aijを設定すると、他の
色領域における色再現性が不充分になる。
−113126号公報に開示されている上記色補正様式
について鋭意検討及び実験を繰り返したが、全階調範囲
を比較的多数の分割範囲に分割しても、すべての色領域
において充分に満足し得る色再現性を達成するとができ
なかった。例えば、C領域における色再現性を充分に良
好なものにせしめるための係数aijを設定すると、他の
色領域における色再現性が不充分になる。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その技術的課題は、カラー画像生成機における色
補正様式、即ちデジタル信号Cd、Md、Yd補正様式
を改良して、全ての色領域において色再現性に優れたカ
ラー画像を生成することができるようになすことであ
る。
あり、その技術的課題は、カラー画像生成機における色
補正様式、即ちデジタル信号Cd、Md、Yd補正様式
を改良して、全ての色領域において色再現性に優れたカ
ラー画像を生成することができるようになすことであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究及
び実験の結果、多数の画素の各々について、予め定めた
複数個の色領域のいずれに属するかを判別し、複数個の
色領域の各々に応じて相互に異なったマスキング演算式
を選定して、デジタル信号Cd、Md、Ydを補正する
ようになせば、上記技術的課題を達成することができる
ことを見出した。
び実験の結果、多数の画素の各々について、予め定めた
複数個の色領域のいずれに属するかを判別し、複数個の
色領域の各々に応じて相互に異なったマスキング演算式
を選定して、デジタル信号Cd、Md、Ydを補正する
ようになせば、上記技術的課題を達成することができる
ことを見出した。
【0009】即ち、上記技術的課題を達成するカラー画
像生成機として、本発明によれば、多数の画素の各々に
ついて、C、M、Yの3原色を夫々階調表示したデジタ
ル信号Cd、Md、Ydを出力するカラー画像信号生成
手段と、該デシタル信号Cd、Md、Ydをマスキング
演算式に従って補正するマスキング手段とを備えたカラ
ー画像生成機において、該多数の画素の各々について、
予め定められた複数個の色領域のいずれに属するかを、
該デジタル信号Cd、Md、Ydに基いて判別する色領
域判別手段を備え、該マスキング手段は該複数個の色領
域の各々に応じて相互に異なったマスキング演算式を選
定して、該デジタル信号Cd、Md、Ydを補正する、
ことを特徴とするカラー画像生成機が提供される。
像生成機として、本発明によれば、多数の画素の各々に
ついて、C、M、Yの3原色を夫々階調表示したデジタ
ル信号Cd、Md、Ydを出力するカラー画像信号生成
手段と、該デシタル信号Cd、Md、Ydをマスキング
演算式に従って補正するマスキング手段とを備えたカラ
ー画像生成機において、該多数の画素の各々について、
予め定められた複数個の色領域のいずれに属するかを、
該デジタル信号Cd、Md、Ydに基いて判別する色領
域判別手段を備え、該マスキング手段は該複数個の色領
域の各々に応じて相互に異なったマスキング演算式を選
定して、該デジタル信号Cd、Md、Ydを補正する、
ことを特徴とするカラー画像生成機が提供される。
【0010】該複数個の色領域は該デジタル信号Cd、
Md、Ydの相対的比率に基いて定められているのが好
適である。該複数個の色領域は、GR(本明細書におい
て「GR」は「グレー」即ち「灰色」を意味する)領
域、C領域、B領域、G領域、Y領域、M領域、R領域
及びS(本明細書において「S」は「スキンカラー」即
ち「肌色」を意味する)領域であるのが好ましい。
Md、Ydの相対的比率に基いて定められているのが好
適である。該複数個の色領域は、GR(本明細書におい
て「GR」は「グレー」即ち「灰色」を意味する)領
域、C領域、B領域、G領域、Y領域、M領域、R領域
及びS(本明細書において「S」は「スキンカラー」即
ち「肌色」を意味する)領域であるのが好ましい。
【0011】
【作用】本発明のカラー画像生成機においては、複数個
の色領域の各々において、夫々独自に選定された係数を
有するマスキング演算式によってデジタル信号Cd、M
d、Ydが補正され、かくして複数個の色領域の各々に
おいて充分に満足し得る色再現性を達成することができ
る。
の色領域の各々において、夫々独自に選定された係数を
有するマスキング演算式によってデジタル信号Cd、M
d、Ydが補正され、かくして複数個の色領域の各々に
おいて充分に満足し得る色再現性を達成することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明のカラー画像生成機の好適実施形態について更に詳細
に説明する。
明のカラー画像生成機の好適実施形態について更に詳細
に説明する。
【0013】図1は、本発明に従って構成されたカラー
画像生成機の一実施形態であるカラー複写機における画
像信号処理様式を簡略に図示するブロック線図である。
図示のカラー複写機はカラー画像信号生成手段2を備え
ており、かかるカラー画像信号生成手段2はカラー画像
読取手段4と変換手段6とから構成されている。カラー
画像読取手段4は、主走査方向に配列された多数のCC
D(電荷結合素子)を有し、多数のCCDの各々にはB
フィルター、Gフィルター及びRフィルターのいずれか
が付設されている形態のものであるのが好都合である。
かようなカラー画像読取手段4は、光照射されるカラー
原稿に対して副走査方向に相対的に走査移動せしめら
れ、カラー原稿の多数の画素の各々について、反射光を
加色混合法における3原色R、G、Bに分解してアナロ
グ信号Ra、Ga、Baを生成する。変換手段6は、上
記アナログ信号Ra、Ga、Baを、減色混合法におけ
る3原色C、M、Y、を夫々階調表示したデジタル信号
Cd、Md、Ydに変換する。かかるデジタル信号C
d、Md、Ydは、通常、C、M、Yを8ビットデータ
で階調表示、従って0乃至255階調で表示する。周知
の如く、C、M、Yは夫々R、G、Bと補色関係にあ
り、0乃至255階調で表示する場合には、C=255
−R、M=255−G、Y=255−Bの関係が成立す
る。変換手段6はかかる関係に基いて上記アナログ信号
Ra、Ga、Baを上記デジタル信号Cd、Md、Yd
に変換する。また、かかる変換の際には、当業者には周
知のシューディング補正(カラー原稿を照明するランプ
のばらつき等の補正)及び対数補正(CCDの出力にお
ける非直線性の補正)も遂行される。
画像生成機の一実施形態であるカラー複写機における画
像信号処理様式を簡略に図示するブロック線図である。
図示のカラー複写機はカラー画像信号生成手段2を備え
ており、かかるカラー画像信号生成手段2はカラー画像
読取手段4と変換手段6とから構成されている。カラー
画像読取手段4は、主走査方向に配列された多数のCC
D(電荷結合素子)を有し、多数のCCDの各々にはB
フィルター、Gフィルター及びRフィルターのいずれか
が付設されている形態のものであるのが好都合である。
かようなカラー画像読取手段4は、光照射されるカラー
原稿に対して副走査方向に相対的に走査移動せしめら
れ、カラー原稿の多数の画素の各々について、反射光を
加色混合法における3原色R、G、Bに分解してアナロ
グ信号Ra、Ga、Baを生成する。変換手段6は、上
記アナログ信号Ra、Ga、Baを、減色混合法におけ
る3原色C、M、Y、を夫々階調表示したデジタル信号
Cd、Md、Ydに変換する。かかるデジタル信号C
d、Md、Ydは、通常、C、M、Yを8ビットデータ
で階調表示、従って0乃至255階調で表示する。周知
の如く、C、M、Yは夫々R、G、Bと補色関係にあ
り、0乃至255階調で表示する場合には、C=255
−R、M=255−G、Y=255−Bの関係が成立す
る。変換手段6はかかる関係に基いて上記アナログ信号
Ra、Ga、Baを上記デジタル信号Cd、Md、Yd
に変換する。また、かかる変換の際には、当業者には周
知のシューディング補正(カラー原稿を照明するランプ
のばらつき等の補正)及び対数補正(CCDの出力にお
ける非直線性の補正)も遂行される。
【0014】図1を参照して説明を続けると、上記変換
手段6が出力するデジタル信号Cd、Md、Ydは、全
体を番号8で示す信号処理を受けて、カラー画像形成手
段10に送給される。カラー画像形成手段10は、C、
M、Y、BKの各々について感光体へレーザ光線を選択
的に照射することによって静電潜像を形成し、かかる静
電潜像を夫々Cトナー、Mトナー、Yトナー、BKトナ
ーで現像する形態のものでよい。信号処理8において
は、先ず最初に、黒生成処理12が遂行される。この黒
生成処理12においては、、カラー画像の多数の画素中
の黒画素が選定され、これに応じてデジタル信号BKd
が生成される。生成されたデジタル信号BKはカラー画
像形成手段8に送給される。黒画素においてはデジタル
信号Cd、Md、Ydが実質上同一であると共に所定値
以上の階調を有し、かかる事実に基いて黒画素の選定が
遂行される。次いで、黒画素以外の画素に関するデジタ
ル信号Cd、Md、Ydに下地除去処理14が施され
る。この下地除去処理14においては、図2に図式表示
する如く、各画素におけるCd、Md、Ydのうちの最
小値min(Cd、Md、Yd)が抽出され、これに係
数αを乗じた値αmin(Cd、Md、Yd)がBK成
分BKd′として出力される。係数αは例えば0.5程
度でよい。生成されたデジタル信号BKd′〔=αmi
n(Cd、Md、Yd)〕はカラー画像形成手段8に送
給される。当業者には周知の如く、かかる下地除去は、
現像において比較的高価なCトナー、Mトナー、Yトナ
ーの使用を部分的に比較的安価なBKトナーの使用に代
える等の見地から遂行される。
手段6が出力するデジタル信号Cd、Md、Ydは、全
体を番号8で示す信号処理を受けて、カラー画像形成手
段10に送給される。カラー画像形成手段10は、C、
M、Y、BKの各々について感光体へレーザ光線を選択
的に照射することによって静電潜像を形成し、かかる静
電潜像を夫々Cトナー、Mトナー、Yトナー、BKトナ
ーで現像する形態のものでよい。信号処理8において
は、先ず最初に、黒生成処理12が遂行される。この黒
生成処理12においては、、カラー画像の多数の画素中
の黒画素が選定され、これに応じてデジタル信号BKd
が生成される。生成されたデジタル信号BKはカラー画
像形成手段8に送給される。黒画素においてはデジタル
信号Cd、Md、Ydが実質上同一であると共に所定値
以上の階調を有し、かかる事実に基いて黒画素の選定が
遂行される。次いで、黒画素以外の画素に関するデジタ
ル信号Cd、Md、Ydに下地除去処理14が施され
る。この下地除去処理14においては、図2に図式表示
する如く、各画素におけるCd、Md、Ydのうちの最
小値min(Cd、Md、Yd)が抽出され、これに係
数αを乗じた値αmin(Cd、Md、Yd)がBK成
分BKd′として出力される。係数αは例えば0.5程
度でよい。生成されたデジタル信号BKd′〔=αmi
n(Cd、Md、Yd)〕はカラー画像形成手段8に送
給される。当業者には周知の如く、かかる下地除去は、
現像において比較的高価なCトナー、Mトナー、Yトナ
ーの使用を部分的に比較的安価なBKトナーの使用に代
える等の見地から遂行される。
【0015】次いで、本発明に従って構成されたカラー
複写機においては、下地除去処理を受けたデジタル信号
Cd′(=Cd−BKd′)、Md′(=Md−BK
d′)、Yd′(=Yd−BKd′)は、色領域判別手
段による色領域判別処理16を受ける。この色領域判別
処理16においては、各画素の色が複数個の色領域、好
ましくは8個の色領域、即ちGR領域、C領域、B領
域、G領域、Y領域、M領域、R領域、S領域、のいず
れに属するかが、Cd′、Md′、Yd′に基いて、好
ましくはCd′、Md′、Yd′の相対的比率に基いて
判別される。更に詳述すると、好適実施形態において
は、色領域判別処理16は、次の手順で遂行される。
複写機においては、下地除去処理を受けたデジタル信号
Cd′(=Cd−BKd′)、Md′(=Md−BK
d′)、Yd′(=Yd−BKd′)は、色領域判別手
段による色領域判別処理16を受ける。この色領域判別
処理16においては、各画素の色が複数個の色領域、好
ましくは8個の色領域、即ちGR領域、C領域、B領
域、G領域、Y領域、M領域、R領域、S領域、のいず
れに属するかが、Cd′、Md′、Yd′に基いて、好
ましくはCd′、Md′、Yd′の相対的比率に基いて
判別される。更に詳述すると、好適実施形態において
は、色領域判別処理16は、次の手順で遂行される。
【0016】(1)第一工程において、各画素について
GR領域に属するか否かが判別される。かかる判別はC
d′、Md′、Yd′が比較的均等に存在するか否かを
基準とするものであり、 0.6<Md′/Yd′<1.3 0.6<Md′/Cd′<1.3 の双方を満足する場合、 0.6<Cd′/Yd′<1.3 0.6<Cd′/Md′<1.3 の双方を満足する場合、及び 0.6<Yd′/Md′<1.3 0.6<Yd′/Cd′<1.3 の双方を満足する場合には、GR領域に属すると判別す
る。
GR領域に属するか否かが判別される。かかる判別はC
d′、Md′、Yd′が比較的均等に存在するか否かを
基準とするものであり、 0.6<Md′/Yd′<1.3 0.6<Md′/Cd′<1.3 の双方を満足する場合、 0.6<Cd′/Yd′<1.3 0.6<Cd′/Md′<1.3 の双方を満足する場合、及び 0.6<Yd′/Md′<1.3 0.6<Yd′/Cd′<1.3 の双方を満足する場合には、GR領域に属すると判別す
る。
【0017】(2)第二工程として、上記第一工程にお
いてGR領域に属すると判別されなかった画素の各々に
ついて、C領域に属するか否かが判別される。かかる判
別はCd′に比べてMd′、Yd′が共に低いか否かを
基準とするものであり、 Md′/Cd′<0.6 Yd′/Cd′<0.6 の双方を満足する場合には、C領域に属すると判別す
る。
いてGR領域に属すると判別されなかった画素の各々に
ついて、C領域に属するか否かが判別される。かかる判
別はCd′に比べてMd′、Yd′が共に低いか否かを
基準とするものであり、 Md′/Cd′<0.6 Yd′/Cd′<0.6 の双方を満足する場合には、C領域に属すると判別す
る。
【0018】(3)第三工程として、上記第一工程でG
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されなかった画素の各々について、B領域
に属するか否かが判別される。かかる判別は、Cd′、
MD′に比べてYd′が低いか否かを基準とするもので
あり、 Yd′/Md′<0.5 Yd′/Cd′<0.5 の双方を満足する場合には、B領域に属すると判別す
る。
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されなかった画素の各々について、B領域
に属するか否かが判別される。かかる判別は、Cd′、
MD′に比べてYd′が低いか否かを基準とするもので
あり、 Yd′/Md′<0.5 Yd′/Cd′<0.5 の双方を満足する場合には、B領域に属すると判別す
る。
【0019】(4)第四工程として、上記第一工程でG
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されなかった画素の各々について、G領域に属する
か否かが判別される。かかる判別は、Cd′、YD′に
比べてMd′が低いか否かを基準とするものであり、 Md′/Cd′<0.6 Md′/Yd′<0.6 の双方を満足する場合には、G領域に属すると判別す
る。
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されなかった画素の各々について、G領域に属する
か否かが判別される。かかる判別は、Cd′、YD′に
比べてMd′が低いか否かを基準とするものであり、 Md′/Cd′<0.6 Md′/Yd′<0.6 の双方を満足する場合には、G領域に属すると判別す
る。
【0020】(5)第五工程として、上記第一工程でG
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別され
なった画素の各々について、Y領域に属するか否かが判
別される。かかる判別は、Yd′に比べてMd′が低く
且つCd′が一定値以下であるか否かを基準とするもの
であり、 Md′/Yd′<0.3 C/255<0.1 の双方を満足する場合には、Y領域に属すると判別す
る。
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別され
なった画素の各々について、Y領域に属するか否かが判
別される。かかる判別は、Yd′に比べてMd′が低く
且つCd′が一定値以下であるか否かを基準とするもの
であり、 Md′/Yd′<0.3 C/255<0.1 の双方を満足する場合には、Y領域に属すると判別す
る。
【0021】(6)第六工程として、上記第一工程でG
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別され
ず、上記第五工程でY領域に属すると判別されなった画
素の各々について、M領域に属するか否かが判別され
る。かかる判別は、Md′に比べてCd′、Yd′が共
に低いか否かを基準とするものであり、 Cd′/Md′<0.3 Yd′/Md′<0.55 の双方を満足する場合には、M領域に属すると判別す
る。
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別され
ず、上記第五工程でY領域に属すると判別されなった画
素の各々について、M領域に属するか否かが判別され
る。かかる判別は、Md′に比べてCd′、Yd′が共
に低いか否かを基準とするものであり、 Cd′/Md′<0.3 Yd′/Md′<0.55 の双方を満足する場合には、M領域に属すると判別す
る。
【0022】(7)第七工程として、上記第一工程でG
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別され
ず、上記第五工程でY領域に属すると判別されず、上記
第六工程でM領域に属すると判別されなった画素の各々
について、R領域に属するか否かが判別される。かかる
判別は、Md′,Yd′に比べてCd′が低いか否かを
基準とするものであり、 Cd′/Md′<0.3 Cd′/Yd′<0.3 の双方を満足する場合には、R領域に属すると判別す
る。
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別され
ず、上記第五工程でY領域に属すると判別されず、上記
第六工程でM領域に属すると判別されなった画素の各々
について、R領域に属するか否かが判別される。かかる
判別は、Md′,Yd′に比べてCd′が低いか否かを
基準とするものであり、 Cd′/Md′<0.3 Cd′/Yd′<0.3 の双方を満足する場合には、R領域に属すると判別す
る。
【0023】(8)第八工程においては、上記第一工程
でGR領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領
域に属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属す
ると判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別
されず、上記第五工程でY領域に属すると判別されず、
上記第六工程でM領域に属すると判別されず、上記第七
工程でR領域に属すると判別されなった画素の各々につ
いて、S領域に属するか否かが判別される。かかる判別
においては、 Cd′/255+0.1<Md′/255 Md′/255<Cd′/255+0.3 Md′/255+0.1<Yd′/255 Yd′/255<Md′/255+0.2 の全てを満足する場合には、S領域に属すると判別す
る。
でGR領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領
域に属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属す
ると判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別
されず、上記第五工程でY領域に属すると判別されず、
上記第六工程でM領域に属すると判別されず、上記第七
工程でR領域に属すると判別されなった画素の各々につ
いて、S領域に属するか否かが判別される。かかる判別
においては、 Cd′/255+0.1<Md′/255 Md′/255<Cd′/255+0.3 Md′/255+0.1<Yd′/255 Yd′/255<Md′/255+0.2 の全てを満足する場合には、S領域に属すると判別す
る。
【0024】上記第一乃至第八工程の遂行により、各画
素が8個の色領域、即ちGR領域、C領域、B領域、G
領域、Y領域、M領域、R領域、S領域、のいずれに属
するかが判別される。上記第一乃至第七工程における判
別式は日本電子写真学会から発行されているテストチャ
ートNo.5−1における各色のCd、Md、Ydデー
タに基いて適宜算出したものである。また、上記第八工
程における判別式は本発明者が種々のカラー画像を詳細
に分析して実験的に導き出したものである。興味深いこ
とに、本発明者の実験によれば、自然なカラー画像にお
ける人間の顔色は、白色人種、黄色人種及び黒色人種の
いずれにしても、殆どの場合上記S領域に属すると判別
されることが判明している。上記色領域判別処理16に
おいては、下地除去処理14を施した後のデジタル信号
Cd′、Md′、Yd′に基いて判別を遂行している
が、所望ならば下地除去処理14を施す前のデジタル信
号Cd、Md、Ydに基いて判別を遂行してもよい。こ
の場合の判別式も上述した判別式と同一でよい。本発明
者の実験によれば、デジタル信号Cd′、Md′、Y
d′に基いて判別を遂行した場合の判別結果と、デジタ
ル信号Cd、Md、Ydに基いて判別を遂行した場合の
判別結果とは殆ど同一であった。
素が8個の色領域、即ちGR領域、C領域、B領域、G
領域、Y領域、M領域、R領域、S領域、のいずれに属
するかが判別される。上記第一乃至第七工程における判
別式は日本電子写真学会から発行されているテストチャ
ートNo.5−1における各色のCd、Md、Ydデー
タに基いて適宜算出したものである。また、上記第八工
程における判別式は本発明者が種々のカラー画像を詳細
に分析して実験的に導き出したものである。興味深いこ
とに、本発明者の実験によれば、自然なカラー画像にお
ける人間の顔色は、白色人種、黄色人種及び黒色人種の
いずれにしても、殆どの場合上記S領域に属すると判別
されることが判明している。上記色領域判別処理16に
おいては、下地除去処理14を施した後のデジタル信号
Cd′、Md′、Yd′に基いて判別を遂行している
が、所望ならば下地除去処理14を施す前のデジタル信
号Cd、Md、Ydに基いて判別を遂行してもよい。こ
の場合の判別式も上述した判別式と同一でよい。本発明
者の実験によれば、デジタル信号Cd′、Md′、Y
d′に基いて判別を遂行した場合の判別結果と、デジタ
ル信号Cd、Md、Ydに基いて判別を遂行した場合の
判別結果とは殆ど同一であった。
【0025】図1を参照して説明を続けると、上記色領
域判別処理16の後に、マスキング手段によるマスキン
グ処理18が遂行される。かかるマスキング処理18
は、下地除去処理されたデジタル信号Cd′、Md′、
Yd′を下記マスキング演算式(B)に基いて補正する
が、上述した8個の色領域、即ち即ちGR領域、C領
域、B領域、G領域、Y領域、M領域、R領域、S領域
の各々に応じて、そしてまたデジタル信号Cd′、M
d′、Yd′の各々が全階調範囲を複数個に分割した分
割範囲のいずれに属するかに応じて、上記マスキング演
算式(B)における係数aij(但しi=1、2、3、j
=1、2、3)の組合せが相互に異なり、従って相互に
異なったマスキング演算式が選定されて、補正デジタル
信号Cd″、Md″、Yd″が補正される。
域判別処理16の後に、マスキング手段によるマスキン
グ処理18が遂行される。かかるマスキング処理18
は、下地除去処理されたデジタル信号Cd′、Md′、
Yd′を下記マスキング演算式(B)に基いて補正する
が、上述した8個の色領域、即ち即ちGR領域、C領
域、B領域、G領域、Y領域、M領域、R領域、S領域
の各々に応じて、そしてまたデジタル信号Cd′、M
d′、Yd′の各々が全階調範囲を複数個に分割した分
割範囲のいずれに属するかに応じて、上記マスキング演
算式(B)における係数aij(但しi=1、2、3、j
=1、2、3)の組合せが相互に異なり、従って相互に
異なったマスキング演算式が選定されて、補正デジタル
信号Cd″、Md″、Yd″が補正される。
【0026】
【数2】
【0027】画素がGR領域に属する場合には、C
d′、Md′、Yd′のバランスされている故に、かか
るバランスの崩壊を回避して(他の色領域におけるマス
キング演算式を適用すると、かかるバランスが崩壊せし
められる傾向がある)補正するマスキング処理GR−1
8が遂行される。上記マスキング演算式(B)における
係数aijの好適値を例示すると、下記表1のとおりであ
る。
d′、Md′、Yd′のバランスされている故に、かか
るバランスの崩壊を回避して(他の色領域におけるマス
キング演算式を適用すると、かかるバランスが崩壊せし
められる傾向がある)補正するマスキング処理GR−1
8が遂行される。上記マスキング演算式(B)における
係数aijの好適値を例示すると、下記表1のとおりであ
る。
【0028】
【表1】
【0029】例えば、(Cd′、Md′、Yd′)=
(115、108、114)の場合には、マスキング演
算式は下記(C)のとおりに選定される。
(115、108、114)の場合には、マスキング演
算式は下記(C)のとおりに選定される。
【0030】
【数3】
【0031】画素がC領域に属する場合には、Y成分が
過小でM成分が過大である故に、Yd′を増大せしめ、
Md′を減少せしめるように補正するマスキング処理C
−18が遂行される。上記マスキング演算式(B)にお
ける係数aijの好適値を例示すると、下記表2のとおり
である。
過小でM成分が過大である故に、Yd′を増大せしめ、
Md′を減少せしめるように補正するマスキング処理C
−18が遂行される。上記マスキング演算式(B)にお
ける係数aijの好適値を例示すると、下記表2のとおり
である。
【0032】
【表2】
【0033】画素がB領域に属する場合には、Y成分が
過大である故に、Yd′を減少せしめるように補正する
マスキング処理B−18が遂行される。上記マスキング
演算式(B)における係数aijの好適値を例示すると、
下記表3のとおりである。
過大である故に、Yd′を減少せしめるように補正する
マスキング処理B−18が遂行される。上記マスキング
演算式(B)における係数aijの好適値を例示すると、
下記表3のとおりである。
【0034】
【表3】
【0035】画素がG領域に属する場合には、M成分が
過小である故に、Md′を増大せしめるように補正する
マスキング処理G−18が遂行される。上記マスキング
演算式(B)における係数aijの好適値を例示すると、
下記表4のとおりである。
過小である故に、Md′を増大せしめるように補正する
マスキング処理G−18が遂行される。上記マスキング
演算式(B)における係数aijの好適値を例示すると、
下記表4のとおりである。
【0036】
【表4】
【0037】画素がY領域い属する場合いは、M成分が
過小である故に、Md′を増大せしめるように補正する
マスキング処理Y−18が遂行される。上記マスキング
演算式(B)における係数aijの好適値を例示すると、
下記表5のとおりである。
過小である故に、Md′を増大せしめるように補正する
マスキング処理Y−18が遂行される。上記マスキング
演算式(B)における係数aijの好適値を例示すると、
下記表5のとおりである。
【0038】
【表5】
【0039】画素がM領域に属する場合には、C成分が
幾分過剰である傾向があり、それ故にCd′を幾分減少
せしめるように補正するマスキング処理M−18が遂行
される。上記マスキング演算式(B)における係数aij
の好適値を例示すると、下記表6のとおりである。
幾分過剰である傾向があり、それ故にCd′を幾分減少
せしめるように補正するマスキング処理M−18が遂行
される。上記マスキング演算式(B)における係数aij
の好適値を例示すると、下記表6のとおりである。
【0040】
【表6】
【0041】画素がR領域に属する場合には、C成分が
若干過剰である傾向があり、それ故にCd′を若干減少
せしめるように補正するマスキング処理R−18が遂行
される。上記マスキング演算式(B)における係数aij
の好適値を例示すると、下記表7のとおりである。
若干過剰である傾向があり、それ故にCd′を若干減少
せしめるように補正するマスキング処理R−18が遂行
される。上記マスキング演算式(B)における係数aij
の好適値を例示すると、下記表7のとおりである。
【0042】
【表7】
【0043】画素がS領域に属する場合には、M成分が
過剰である(顔が赤くなる)故に、Md′を減少せしめ
るように補正するマスキング処理S−18が遂行され
る。上記マスキング演算式(B)における係数aijの好
適値を例示すると、下記表8のとおりである。
過剰である(顔が赤くなる)故に、Md′を減少せしめ
るように補正するマスキング処理S−18が遂行され
る。上記マスキング演算式(B)における係数aijの好
適値を例示すると、下記表8のとおりである。
【0044】
【表8】
【0045】上述したとおりのマスキング演算式(B)
による補正は、例えばマスキング演算式(B)に基づく
演算結果を記憶した多数の補正テーブルを装備しておい
て、かかる補正テーブルを利用することによって好都合
に遂行することができる。補正テーブルを使用した補正
様式の詳細については、上記特開平6−113126号
公報に説明されているので、かかる説明を引用して本明
細書においては説明を省略する。所望ならば、上記マス
キング演算式(B)に基いて実際に演算を行うことによ
って遂行することもできる。また、上記例示において
は、Cd′、Md′、Yd′の各々が全階調範囲(0乃
至255階調)を4個に分割した分割範囲(GR領域、
C領域、B領域、G領域、Y領域、M領域、R領域、R
領域においては0乃至55、56乃至110、111乃
至190、191乃至255の分割範囲で、S領域にお
いては0乃至100、101乃至150、151乃至1
90、191乃至255の分割範囲)のいずれに属する
かに応じてマスキング演算式(B)の係数aijを変えて
いるが、所望ならば全階調範囲を2又は3或いは5以上
の適宜の範囲に分割し、分割範囲のいずれに属するかに
応じてマスキング演算式(B)の係数aijを変えること
もでき、或いは全階調範囲を通してマスキング演算式
(B)の係数aijを共通にすることもできる。
による補正は、例えばマスキング演算式(B)に基づく
演算結果を記憶した多数の補正テーブルを装備しておい
て、かかる補正テーブルを利用することによって好都合
に遂行することができる。補正テーブルを使用した補正
様式の詳細については、上記特開平6−113126号
公報に説明されているので、かかる説明を引用して本明
細書においては説明を省略する。所望ならば、上記マス
キング演算式(B)に基いて実際に演算を行うことによ
って遂行することもできる。また、上記例示において
は、Cd′、Md′、Yd′の各々が全階調範囲(0乃
至255階調)を4個に分割した分割範囲(GR領域、
C領域、B領域、G領域、Y領域、M領域、R領域、R
領域においては0乃至55、56乃至110、111乃
至190、191乃至255の分割範囲で、S領域にお
いては0乃至100、101乃至150、151乃至1
90、191乃至255の分割範囲)のいずれに属する
かに応じてマスキング演算式(B)の係数aijを変えて
いるが、所望ならば全階調範囲を2又は3或いは5以上
の適宜の範囲に分割し、分割範囲のいずれに属するかに
応じてマスキング演算式(B)の係数aijを変えること
もでき、或いは全階調範囲を通してマスキング演算式
(B)の係数aijを共通にすることもできる。
【0046】図1に図示する好適実施形態においては、
上述したとおりの補正が加えられたデジタル信号C
d″、Md″、Yd″には、更に特異関係補正処理20
が施される。上記マスキング処理18においては、デジ
タル信号Cd′、Md′、Yd′の各々について全階調
範囲を4個の分割した分割範囲に応じてマスキング演算
式(B)の係数aijを変化せしめており、それ故に分割
範囲の境界領域においては、補正前デジタル信号C
d′、Md′、Yd′と補正後デシタル信号Cd″、M
d″、Yd″との相関関係に特異関係、例えば減少及び
増加の逆転関係、減少及び増加における急激な段差関
係、が生成されることが少なくない。そして、かかる特
異関係が補正されない場合には、形成されるカラー画像
において濃度変化が緩やかであるべき部分で急激な濃度
変化が発生し、これに起因して所謂疑似輪郭が生成され
る虞がある。特異関係補正処理20においては、上記特
異関係が適宜の補正される。かかる補正様式の詳細につ
いては、上記特開平6−113126号公報に説明され
ている故に、かかる説明を引用して本明細書においては
説明を省略する。特異関係補正処理20において必要に
応じて特異関係補正が施されたデジタル信号Cd″、M
d″、Yd″はカラー画像形成手段10に送給される。
上述したとおりの補正が加えられたデジタル信号C
d″、Md″、Yd″には、更に特異関係補正処理20
が施される。上記マスキング処理18においては、デジ
タル信号Cd′、Md′、Yd′の各々について全階調
範囲を4個の分割した分割範囲に応じてマスキング演算
式(B)の係数aijを変化せしめており、それ故に分割
範囲の境界領域においては、補正前デジタル信号C
d′、Md′、Yd′と補正後デシタル信号Cd″、M
d″、Yd″との相関関係に特異関係、例えば減少及び
増加の逆転関係、減少及び増加における急激な段差関
係、が生成されることが少なくない。そして、かかる特
異関係が補正されない場合には、形成されるカラー画像
において濃度変化が緩やかであるべき部分で急激な濃度
変化が発生し、これに起因して所謂疑似輪郭が生成され
る虞がある。特異関係補正処理20においては、上記特
異関係が適宜の補正される。かかる補正様式の詳細につ
いては、上記特開平6−113126号公報に説明され
ている故に、かかる説明を引用して本明細書においては
説明を省略する。特異関係補正処理20において必要に
応じて特異関係補正が施されたデジタル信号Cd″、M
d″、Yd″はカラー画像形成手段10に送給される。
【0047】図1を参照して説明を続けると、カラー画
像形成手段10は、上記黒生成処理12の後に送給され
るデジタル信号BKd、上記下地除去処理14の後に送
給されるデジタル信号BKd′、上記特異関係補正処理
20の後に送給されるデジタル信号Cd″、Md″、Y
d″に基いてカラー画像を形成する。この際には、当業
者には周知の倍率変更、濃度調整等のための信号処理が
必要に応じて遂行される。かくして、カラー原稿に対応
して全ての色領域において色再現性に優れたカラー画像
を有するカラー複写物が生成される。
像形成手段10は、上記黒生成処理12の後に送給され
るデジタル信号BKd、上記下地除去処理14の後に送
給されるデジタル信号BKd′、上記特異関係補正処理
20の後に送給されるデジタル信号Cd″、Md″、Y
d″に基いてカラー画像を形成する。この際には、当業
者には周知の倍率変更、濃度調整等のための信号処理が
必要に応じて遂行される。かくして、カラー原稿に対応
して全ての色領域において色再現性に優れたカラー画像
を有するカラー複写物が生成される。
【0048】
【発明の効果】本発明のカラー画像生成機においては、
全ての色領域において色再現性に優れたカラー画像を生
成することができる。
全ての色領域において色再現性に優れたカラー画像を生
成することができる。
【図1】本発明に従って構成されたカラー画像生成機の
一実施形態であるカラー複写機における画像信号処理様
式を簡略に図示するブロック線図。
一実施形態であるカラー複写機における画像信号処理様
式を簡略に図示するブロック線図。
2:カラー画像信号生成手段 4:カラー画像読取手段 6:変換手段 8:信号処理 10:カラー画像形成手段 12:黒生成処理 14:下地除去処理 16:色判別処理 18:マスキング処理 20:特異関係補正処理
Claims (5)
- 【請求項1】 多数の画素の各々について、C、M、Y
の3原色を夫々階調表示したデジタル信号Cd、Md、
Ydを出力するカラー画像信号生成手段と、該デシタル
信号Cd、Md、Ydをマスキング演算式に従って補正
するマスキング手段とを備えたカラー画像生成機におい
て、 該多数の画素の各々について、予め定められた複数個の
色領域のいずれに属するかを、該デジタル信号Cd、M
d、Ydに基いて判別する色領域判別手段を備え、 該マスキング手段は該複数個の色領域の各々に応じて相
互に異なったマスキング演算式を選定して、該デジタル
信号Cd、Md、Ydを補正する、ことを特徴とするカ
ラー画像生成機。 - 【請求項2】 該複数個の色領域は該デジタル信号C
d、Md、Ydの相対的比率に基いて定められている、
請求項1記載のカラー画像生成機。 - 【請求項3】 該複数個の色領域は、GR領域、C領
域、B領域、G領域、Y領域、M領域、R領域及びS領
域を含む、請求項1又は2記載のカラー画像生成機。 - 【請求項4】 該カラー画像信号生成手段は、カラー画
像の反射光をR、G、Bの3原色に分解してアナログ信
号Ra、Ga、Baを生成するカラー画像読取手段と、
該アナログ信号Ra、Ga、Baを該デジタル信号C
d、Md、Ydに変換する変換手段とを含む、請求項1
から3までのいずれかに記載のカラー画像生成機。 - 【請求項5】 該マスキング手段は、該複数個の色領域
の各々において、該デジタル信号Cd、Md、Ydの各
々が全階調範囲を複数個に分割した分割範囲のいずれに
属するかに応じて、相互に異なったマスキング演算式を
選定する、請求項1から4までのいずれかに記載のカラ
ー画像生成機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7269618A JPH09116771A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | カラー画像生成機 |
US08/715,000 US5796491A (en) | 1995-10-18 | 1996-09-17 | Color image-forming machine which selects different masking operations based upon different color regions |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7269618A JPH09116771A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | カラー画像生成機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09116771A true JPH09116771A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17474865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7269618A Pending JPH09116771A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | カラー画像生成機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5796491A (ja) |
JP (1) | JPH09116771A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69827703T2 (de) * | 1997-06-17 | 2005-05-25 | Seiko Epson Corp. | Verfahren und Vorrichtung zum Einstellen der Farbe |
US20040179730A1 (en) * | 2003-03-12 | 2004-09-16 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Paper white determination |
JP5838984B2 (ja) * | 2013-03-19 | 2016-01-06 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置、および、コンピュータプログラム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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