JPH09109578A - Icカードおよびその製造方法 - Google Patents
Icカードおよびその製造方法Info
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- JPH09109578A JPH09109578A JP7268182A JP26818295A JPH09109578A JP H09109578 A JPH09109578 A JP H09109578A JP 7268182 A JP7268182 A JP 7268182A JP 26818295 A JP26818295 A JP 26818295A JP H09109578 A JPH09109578 A JP H09109578A
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Abstract
るICカードの製造方法を提供する。 【解決手段】 カードコア2の凹部2aに電子部品モジ
ュール3を装着し、その上から紫外線硬化性および熱硬
化性の双方を有する未硬化の樹脂4aを流入する。そし
て、カードコア2に紫外線を照射して例えば電子部品モ
ジュール3に堆積した樹脂4aを硬化させる。その後、
樹脂フィルム5a,5bを熱プレスで圧着する際に、当
該熱によって、電子部品モジュール3と凹部2aとの隙
間に位置する未硬化の樹脂4aを硬化させる。
Description
その製造方法に関する。
リティの面で優れているという観点から、半導体素子に
よるIC回路を実装したICカードが普及している。こ
のようなICカードには、外部端子を外部装置の端子と
接続してデータの送受信を行う接触方式のものと、アン
テナを備え外部装置と電磁波によってデータの送受信を
行う非接触方式のものとがある。最近では、IC回路の
駆動電力が電磁誘導で供給され、バッテリを内蔵しない
非接触型ICカードの需要が高くなっている。
子、コイル、コンデンサおよび電池などの部品を基板上
に実装し、モジュール化したものをPVC,ABSある
いはUV樹脂などで積層接着加工してカード化すること
で製造される。ところで、このようなモジュールが大型
になったり、複雑な形状となる場合には、一般的に、U
V樹脂や熱硬化性の樹脂を含浸し、包埋してカード化し
ている。
たICカードの製造方法では、UV樹脂などの光硬化性
のみを備えた樹脂を接着剤として用いた場合に、その速
硬化性から作業性には優れるが、モジュールの裏面など
の流入したUV樹脂にはUV光が照射できないことか
ら、未硬化部分が生じてしまうという問題がある。この
ようなUV樹脂の未硬化部分は、カードの外観を害した
り、電子部品を腐食する原因となる。
着剤として用いた場合には、未硬化部分を生じさせるこ
とはないが、速硬化性に劣るため作業性が悪く、歩留り
の面で問題が生じる。本発明は上述した従来技術の問題
点に鑑みてなされ、優れた作業性で良好なICカードを
製造できるICカードおよびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
ICカードの製造方法は、電子部品を組み込むための凹
部を有するカード基板を製造し、前記凹部に電子部品が
組み込まれたカード基板に、紫外線硬化性および熱硬化
性の双方を有する樹脂を流し込み、前記樹脂が流し込ま
れたカード基板に紫外線を照射した後に加熱すること
で、前記樹脂を硬化させて前記電子部品を前記カード基
板に固定する。
好ましくは、前記加熱は、前記カード基板の少なくとも
表面に樹脂フィルムを熱プレスして圧着する際に行う。
また、本発明のICカードは、電子部品が、紫外線硬化
性および熱硬化性の双方を有する樹脂を接着剤として用
いてカード基板に組み込まれている。
部品が組み込まれたカード基板に樹脂を流し込むと、例
えば、電子部品の表面に樹脂が堆積すると共に、電子部
品と凹部との隙間に樹脂が流れ込む。このような状態
で、カード基板に紫外線を照射すると、電子部品の表面
の樹脂が紫外線によって比較的高速に硬化する。このと
き、電子部品と凹部との隙間に位置する樹脂には、紫外
線は照射されず、この部分の樹脂は未硬化の状態になっ
ている。その後、カード基板を加熱すると、当該熱によ
って、電子部品と凹部との隙間に位置する樹脂が硬化す
る。
ドの製造方法の実施の形態について説明する。図1は、
本実施形態の非接触型ICカードの概略断面構成図であ
る。
ICカード1は、カードコア2の凹部2aに電子部品モ
ジュール3が装着してあり、電子部品モジュール3に硬
化樹脂4aが堆積してある。カードコア2の両面には、
樹脂フィルム5a,5bが形成してある。カードコア2
および樹脂フィルム5a,5bは、例えば、ガラスエポ
キシ、ポリイミドおよびPET(ポリエチレンテレフタ
ラート)などの樹脂を用いている。電子部品モジュール
3には、半導体素子、アンテナコイル、コンデンサおよ
び電池などの部品が格納してある。硬化樹脂4aは、紫
外線硬化性および熱硬化性の双方を有し、既に硬化した
樹脂である。硬化樹脂4aとしては、例えば、500c
ps程度の粘度を有し、メラミン樹脂を10〜20重量
%含むアクリルモノマーが用いられる。
造方法について説明する。図2〜4は図1に示す非接触
型ICカードの製造方法を説明するための図である。先
ず、図2に示すように、電子部品モジュール3の形状に
応じた円状の凹部2aを有する略長方形の薄板状のカー
ドコア2を製造する。カードコア2は、例えば、ガラス
エポキシ、ポリイミドおよびPET(ポリエチレンテレ
フタラート)などを樹脂を用いて製造される。
デンサおよび電池などの部品を格納した円柱形状の電子
部品モジュール3を製造する。そして、図2に示すよう
に、カードコア2の凹部2aに電子部品モジュール3を
装着する。
装着された電子部品モジュール3の表面に向かって凹部
2a内に樹脂4を流し込む。これによって、樹脂4は、
電子部品モジュール3の表面に堆積すると共に、電子部
品モジュール3とカードコア2の凹部2aとの隙間にも
流れ込む。樹脂4は、紫外線硬化性および熱硬化性の双
方を有し、未硬化の状態の樹脂である。樹脂4として
は、例えば、500cps程度の粘度を有し、メラミン
樹脂を10〜20重量%含むアクリルモノマーが用いら
れる。
を照射する。これによって、電子部品モジュール3の表
面付近に堆積した樹脂4が硬化する。このとき、電子部
品モジュール3とカードコア2の凹部2aとの隙間に位
置する樹脂4にはUV光が照射されず、この部分の樹脂
4は未硬化のままになっている。
5bでサンドイッチした状態で、両側から熱プレス板1
0a,10bで熱プレスして非接触型ICカード1が製
造される。熱プレスの温度は、例えば120〜130℃
程度である。この熱プレスによって、電子部品モジュー
ル3とカードコア2との隙間に流入した樹脂4が加熱さ
れて硬化する。
ードおよびその製造方法によれば、UV光を照射して電
子部品モジュールに堆積する樹脂4を硬化させることか
ら、速硬化性に良く、作業性に優れている。それと同時
に、熱プレスによって、凹部2aと電子部品モジュール
3との隙間に位置する樹脂4を硬化させることから、製
造されたICカード1に未硬化の樹脂4が残存すること
は無い。そのため、未硬化の接着剤による悪影響を回避
することができる。
ない。例えば、上述した実施態様では、樹脂4,4a
は、紫外線硬化性および熱硬化性の双方を有していれ
ば、その種類は上述したものには特に限定されない。ま
た、上述した実施態様では、非接触型ICカードについ
て例示したが、本発明は、接触型ICカードにおいても
同様に適用することができる。
ドおよびその製造方法によれば、製造過程において電子
部品を装着する際の接着作業の作業性を高めることがで
きると共に、未硬化の接着剤による悪影響を回避するこ
とができる。その結果、良好なICカードを優れた作業
性で製造することができる。
断面構成図である。
明するための図である。
明するための図である。
明するための図である。
Claims (3)
- 【請求項1】電子部品を組み込むための凹部を有するカ
ード基板を製造し、 前記凹部に電子部品が組み込まれたカード基板に、紫外
線硬化性および熱硬化性の双方を有する樹脂を流し込
み、 前記樹脂が流し込まれたカード基板に紫外線を照射した
後に加熱することで、前記樹脂を硬化させて前記電子部
品を前記カード基板に固定するICカードの製造方法。 - 【請求項2】前記加熱は、前記カード基板の少なくとも
表面に樹脂フィルムを熱プレスして圧着する際に行う請
求項1に記載のICカードの製造方法。 - 【請求項3】電子部品が、紫外線硬化性および熱硬化性
の双方を有する樹脂を接着剤として用いてカード基板に
組み込まれているICカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26818295A JP3880085B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 非接触型icカードおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26818295A JP3880085B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 非接触型icカードおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09109578A true JPH09109578A (ja) | 1997-04-28 |
JP3880085B2 JP3880085B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=17455067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26818295A Expired - Fee Related JP3880085B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 非接触型icカードおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3880085B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2369616A1 (fr) * | 2010-03-22 | 2011-09-28 | Gemalto SA | Procédé de fabrication d'un module électronique comportant une puce électronique fixée sur un substrat contenant une antenne |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP26818295A patent/JP3880085B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2369616A1 (fr) * | 2010-03-22 | 2011-09-28 | Gemalto SA | Procédé de fabrication d'un module électronique comportant une puce électronique fixée sur un substrat contenant une antenne |
WO2011117182A1 (fr) * | 2010-03-22 | 2011-09-29 | Gemalto Sa | Procede de fabrication d'un module electronique comportant une puce electronique fixee sur un substrat contenant une antenne |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3880085B2 (ja) | 2007-02-14 |
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