JPH09109123A - 建築用コンクリートブロックの化粧方法 - Google Patents
建築用コンクリートブロックの化粧方法Info
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- JPH09109123A JPH09109123A JP27404095A JP27404095A JPH09109123A JP H09109123 A JPH09109123 A JP H09109123A JP 27404095 A JP27404095 A JP 27404095A JP 27404095 A JP27404095 A JP 27404095A JP H09109123 A JPH09109123 A JP H09109123A
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- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B7/00—Moulds; Cores; Mandrels
- B28B7/0061—Moulds, cores or mandrels specially adapted for mechanically working moulding surfaces during moulding or demoulding, e.g. smoothing by means of mould walls driven during moulding or of parts acting during demoulding
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プレス成形時のコンクリートブロックのフェ
ースセル面を、一旦、波形模様の凹凸面に成形した上
で、それを脱型する際に掻き取り加工する。 【解決手段】 コンクリートブロックの振動用型枠の内
部に成形用型枠を形成し、当該成形用型枠の内部を仕切
板により間仕切り形成し、当該成形用型枠の内部にコン
クリートブロックの成形素地を充填した後、前記振動用
型枠を駆動させて成形素地を押圧プレスする建築用コン
クリートブロックの製造方法において、前記成形用型枠
の中仕切板に平断面が波形模様の凹凸面を形成し、前記
コンクリートブロックの成形時に形成された波形模様の
凹凸面を、前記コンクリートブロックの脱型時に、前記
中仕切板の端部に取り付けた化粧刃により掻き取り加工
する。
ースセル面を、一旦、波形模様の凹凸面に成形した上
で、それを脱型する際に掻き取り加工する。 【解決手段】 コンクリートブロックの振動用型枠の内
部に成形用型枠を形成し、当該成形用型枠の内部を仕切
板により間仕切り形成し、当該成形用型枠の内部にコン
クリートブロックの成形素地を充填した後、前記振動用
型枠を駆動させて成形素地を押圧プレスする建築用コン
クリートブロックの製造方法において、前記成形用型枠
の中仕切板に平断面が波形模様の凹凸面を形成し、前記
コンクリートブロックの成形時に形成された波形模様の
凹凸面を、前記コンクリートブロックの脱型時に、前記
中仕切板の端部に取り付けた化粧刃により掻き取り加工
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外のエクステリ
ア装飾塀や屋内のインテリア間仕切り装飾塀等に使用さ
れる、建築用コンクリートブロックの化粧方法に関す
る。
ア装飾塀や屋内のインテリア間仕切り装飾塀等に使用さ
れる、建築用コンクリートブロックの化粧方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、建築用コンクリートブロックにお
いて、そのフエースセル面を表面加工する場合、振動プ
レス加工された成形品を乾燥処理した後で、研磨加工し
たり、ショットブラストにより吹き付け加工したり、或
いは、当該コンクリートブロックを二つ割り加工するこ
と等で表面加工している。
いて、そのフエースセル面を表面加工する場合、振動プ
レス加工された成形品を乾燥処理した後で、研磨加工し
たり、ショットブラストにより吹き付け加工したり、或
いは、当該コンクリートブロックを二つ割り加工するこ
と等で表面加工している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の場合
には、いずれも成形品を乾燥処理した上で、後加工され
ることになるため、後加工するための手間がかかり、製
造効率に欠けることから、コスト高となっている。ま
た、後加工のための搬送設備や製造設備が必要でもあ
る。
には、いずれも成形品を乾燥処理した上で、後加工され
ることになるため、後加工するための手間がかかり、製
造効率に欠けることから、コスト高となっている。ま
た、後加工のための搬送設備や製造設備が必要でもあ
る。
【０００４】そこで、自己の先行出願である特願平７−
２４４４３８号に係る発明では、前記製造効率の向上を
企図して、コンクリートブロックの振動用型枠の内部に
成形用型枠を形成し、当該成形用型枠の内部を仕切板に
より間仕切り形成し、当該成形用型枠の内部にコンクリ
ートブロックの成形素地を充填した後、前記振動用型枠
を駆動させて成形素地を押圧プレスする建築用コンクリ
ートブロックの製造方法において、前記コンクリートブ
ロックの脱型時に、当該コンクリートブロックのフエー
スセル面を、中仕切板の端部に取り付けた化粧刃により
掻き取り加工してなる建築用コンクリートブロックの化
粧方法を提供した。その結果、成形されたコンクリート
ブロックを脱型する時に、当該化粧刃によりコンクリー
トブロックのフエースセル面の掻き取り加工が行われる
ので、後加工の必要性なく、フエースセル面に対する化
粧が、成形品の脱型に付随して行なうことができ、製造
効率を飛躍的に向上させることができるようにした。
２４４４３８号に係る発明では、前記製造効率の向上を
企図して、コンクリートブロックの振動用型枠の内部に
成形用型枠を形成し、当該成形用型枠の内部を仕切板に
より間仕切り形成し、当該成形用型枠の内部にコンクリ
ートブロックの成形素地を充填した後、前記振動用型枠
を駆動させて成形素地を押圧プレスする建築用コンクリ
ートブロックの製造方法において、前記コンクリートブ
ロックの脱型時に、当該コンクリートブロックのフエー
スセル面を、中仕切板の端部に取り付けた化粧刃により
掻き取り加工してなる建築用コンクリートブロックの化
粧方法を提供した。その結果、成形されたコンクリート
ブロックを脱型する時に、当該化粧刃によりコンクリー
トブロックのフエースセル面の掻き取り加工が行われる
ので、後加工の必要性なく、フエースセル面に対する化
粧が、成形品の脱型に付随して行なうことができ、製造
効率を飛躍的に向上させることができるようにした。
【０００５】ところが、前記の方法により、コンクリー
トブロックのフェースセル面を化粧刃により掻き取り加
工してみると、当該掻き取り加工に要する負荷に前記化
粧刃による食い込み力が負ける場合があり、その結果、
フェースセル面の一部に掻き取りが均一になされない部
位が形成される等、脱型後の成形品の品質にバラ付きが
生じることが確認された。
トブロックのフェースセル面を化粧刃により掻き取り加
工してみると、当該掻き取り加工に要する負荷に前記化
粧刃による食い込み力が負ける場合があり、その結果、
フェースセル面の一部に掻き取りが均一になされない部
位が形成される等、脱型後の成形品の品質にバラ付きが
生じることが確認された。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、前
記の課題を解決するために、成形用型枠の中仕切板に平
断面が波形模様の凹凸面を形成し、コンクリートブロッ
クの成形時に形成された波形模様の凹凸面を、コンクリ
ートブロックの脱型時に、前記中仕切板の端部に取り付
けた化粧刃により掻き取り加工してなる建築用コンクリ
ートブロックの化粧方法を提供したのである。
記の課題を解決するために、成形用型枠の中仕切板に平
断面が波形模様の凹凸面を形成し、コンクリートブロッ
クの成形時に形成された波形模様の凹凸面を、コンクリ
ートブロックの脱型時に、前記中仕切板の端部に取り付
けた化粧刃により掻き取り加工してなる建築用コンクリ
ートブロックの化粧方法を提供したのである。
【０００７】即ち、化粧刃によりコンクリートブロック
のフェースセル面を加工するに際して、化粧刃にかかる
負荷を軽減させる観点から、成形時のコンクリートブロ
ックのフェースセル面を、一旦、波形模様の凹凸面に成
形した上で、化粧刃による掻き取り加工ができるように
したのである。
のフェースセル面を加工するに際して、化粧刃にかかる
負荷を軽減させる観点から、成形時のコンクリートブロ
ックのフェースセル面を、一旦、波形模様の凹凸面に成
形した上で、化粧刃による掻き取り加工ができるように
したのである。
【０００８】
【発明の実施の形態】先ず、本発明において製造しよう
とするコンクリートブロックＢの形態の１例を、図１〜
図６に基づいて説明する。１は横長矩形状のブロック本
体であって、その中央部には縦筋用の貫通孔２が縦設さ
れ、その左右両端部には接続用の縦溝部３が凹設され、
ブロック本体１の底面部には横筋用の横溝部４が凹設さ
れ、また、前記貫通孔２と縦溝部３との間には空洞孔部
５が掘削されている。このとき、貫通孔２は横溝部４ま
で貫通し、空洞孔部５は横溝部４まで貫通しない深さと
している。６はブロック本体１の前面部に二つ山状に連
続させて膨出形成した山形部であって、その山形状のフ
エースセル面７が、以下に説明する本発明の製造装置に
より表面加工される。尚、前記の山形部６は、ブロック
本体１の高さの約２／３程度に亙って膨出形成してい
る。また、山形部６における頂上部と谷底部には、仕切
溝８が凹成してある。
とするコンクリートブロックＢの形態の１例を、図１〜
図６に基づいて説明する。１は横長矩形状のブロック本
体であって、その中央部には縦筋用の貫通孔２が縦設さ
れ、その左右両端部には接続用の縦溝部３が凹設され、
ブロック本体１の底面部には横筋用の横溝部４が凹設さ
れ、また、前記貫通孔２と縦溝部３との間には空洞孔部
５が掘削されている。このとき、貫通孔２は横溝部４ま
で貫通し、空洞孔部５は横溝部４まで貫通しない深さと
している。６はブロック本体１の前面部に二つ山状に連
続させて膨出形成した山形部であって、その山形状のフ
エースセル面７が、以下に説明する本発明の製造装置に
より表面加工される。尚、前記の山形部６は、ブロック
本体１の高さの約２／３程度に亙って膨出形成してい
る。また、山形部６における頂上部と谷底部には、仕切
溝８が凹成してある。
【０００９】次に、前記したコンクリートブロックＢの
４体を、同時に成形する製造装置における主要な構成部
材を説明する。先ず、振動プレス成形機（図示せず）の
中心位置に取り付けられる振動用型枠Ｋと、その内側に
形成した成形用型枠Ｓの構成を、図７、図８に基づいて
説明する。９は横長矩形枠状にフレーム構成した振動用
型枠Ｋの回転軸であって、その左右両側位置に前後方向
へ貫挿され、当該回転軸９には振動重り１０が取り付け
られ、回転軸９の軸端部のプーリー１１には、振動プレ
ス成形機の機台に設置した駆動モータ（図示せず）から
の駆動力を伝達するベルト１２が掛架支持される。
４体を、同時に成形する製造装置における主要な構成部
材を説明する。先ず、振動プレス成形機（図示せず）の
中心位置に取り付けられる振動用型枠Ｋと、その内側に
形成した成形用型枠Ｓの構成を、図７、図８に基づいて
説明する。９は横長矩形枠状にフレーム構成した振動用
型枠Ｋの回転軸であって、その左右両側位置に前後方向
へ貫挿され、当該回転軸９には振動重り１０が取り付け
られ、回転軸９の軸端部のプーリー１１には、振動プレ
ス成形機の機台に設置した駆動モータ（図示せず）から
の駆動力を伝達するベルト１２が掛架支持される。
【００１０】１３は振動用型枠Ｋの内部を区画形成する
成形用型枠Ｓの仕切板であって、振動用型枠Ｋの内側の
中央部と左右両端部に配設して挿通固定している。図７
と図９において、１４は中央部と両端部の仕切板１３の
間を区画形成する成形用型枠Ｓの中仕切板であって、そ
の左右両側面を山形状に膨出した上で、その表裏面に波
形模様の凹凸面１４Ａを形成している。１５は中仕切板
１４の下端部に突出させて取着した化粧刃であって、そ
の先端部には、図９に示すように鋸刃状又は波形刃状等
の刃部１５Ａが形成されている。このとき、化粧刃１５
の刃部１５Ａと、前記中仕切板１４の波形模様の凹凸面
１４Ａとは、図９に示すように、上下に同一線上となる
位置関係に配設される。１６は振動用型枠Ｋの前後に差
し渡した帯板状の中子吊りであって、当該中子吊り１６
には３体の中子１７と２体の半中子１８を固定してい
る。尚、１９は振動用型枠Ｋの上面に取り付けた給材カ
バーである。
成形用型枠Ｓの仕切板であって、振動用型枠Ｋの内側の
中央部と左右両端部に配設して挿通固定している。図７
と図９において、１４は中央部と両端部の仕切板１３の
間を区画形成する成形用型枠Ｓの中仕切板であって、そ
の左右両側面を山形状に膨出した上で、その表裏面に波
形模様の凹凸面１４Ａを形成している。１５は中仕切板
１４の下端部に突出させて取着した化粧刃であって、そ
の先端部には、図９に示すように鋸刃状又は波形刃状等
の刃部１５Ａが形成されている。このとき、化粧刃１５
の刃部１５Ａと、前記中仕切板１４の波形模様の凹凸面
１４Ａとは、図９に示すように、上下に同一線上となる
位置関係に配設される。１６は振動用型枠Ｋの前後に差
し渡した帯板状の中子吊りであって、当該中子吊り１６
には３体の中子１７と２体の半中子１８を固定してい
る。尚、１９は振動用型枠Ｋの上面に取り付けた給材カ
バーである。
【００１１】図１０及び図８において、Ｆは振動用型枠
Ｋの底部に前後に出し入れ自在に挿通される横架フイン
ガーであって、中子１７と半中子１８を結ぶ線上の直下
部に位置してセットされる断面円弧状の横筋バー２０
と、中仕切板１４の直下部、即ち、前記化粧刃１５の下
部にセットされる断面矩形状の段差形成バー２１とから
なる。この横架フインガーＦは、振動用型枠Ｋの下端部
の前後位置に切り欠き形成された嵌合溝２２に押し込ま
れて前後に出し入れ自在に挿通される。尚、図８では、
横架フインガーＦを便宜上、振動用型枠Ｋの直下部に離
して図示したが、実際には、振動用型枠Ｋの背面部に位
置し、前後に進退移動自在に支持される。
Ｋの底部に前後に出し入れ自在に挿通される横架フイン
ガーであって、中子１７と半中子１８を結ぶ線上の直下
部に位置してセットされる断面円弧状の横筋バー２０
と、中仕切板１４の直下部、即ち、前記化粧刃１５の下
部にセットされる断面矩形状の段差形成バー２１とから
なる。この横架フインガーＦは、振動用型枠Ｋの下端部
の前後位置に切り欠き形成された嵌合溝２２に押し込ま
れて前後に出し入れ自在に挿通される。尚、図８では、
横架フインガーＦを便宜上、振動用型枠Ｋの直下部に離
して図示したが、実際には、振動用型枠Ｋの背面部に位
置し、前後に進退移動自在に支持される。
【００１２】そこで、前記の構成部材を踏まえた上で、
コンクリートブロックＢの成形品の４体を一度に製造す
る製造工程の概要を、図１１〜図１６、図１８に従って
説明する。先ず、振動用型枠Ｋの内部に成形用型枠Ｓ
を、図７や図１１に示すようにセットした上で、振動プ
レス成形機の駆動モータ（図示せず）を作動させて振動
用型枠Ｋに、振動を付与した状態下で成形が開始される
と、振動用型枠Ｋの下方部からパレットＰを昇降装置
（図示せず）により押し上げられ、図１２に示すよう
に、当該パレットＰで成形用型枠Ｓを含む振動用型枠Ｋ
の底部を閉成する。
コンクリートブロックＢの成形品の４体を一度に製造す
る製造工程の概要を、図１１〜図１６、図１８に従って
説明する。先ず、振動用型枠Ｋの内部に成形用型枠Ｓ
を、図７や図１１に示すようにセットした上で、振動プ
レス成形機の駆動モータ（図示せず）を作動させて振動
用型枠Ｋに、振動を付与した状態下で成形が開始される
と、振動用型枠Ｋの下方部からパレットＰを昇降装置
（図示せず）により押し上げられ、図１２に示すよう
に、当該パレットＰで成形用型枠Ｓを含む振動用型枠Ｋ
の底部を閉成する。
【００１３】次に、振動プレス成形機の後部側から図１
０に示す横架フインガーＦを、パレットＰの上に押し出
し、これにて、図１３に示すように振動用型枠Ｋの下型
部分が構成される。すると、振動用型枠Ｋの直上部へ成
形素地Ｘの給材箱（図示せず）が押し出され、当該給材
箱の成形素地Ｘを成形用型枠Ｓの内部へ流し込んで充填
した上で、給材箱を後退させる。
０に示す横架フインガーＦを、パレットＰの上に押し出
し、これにて、図１３に示すように振動用型枠Ｋの下型
部分が構成される。すると、振動用型枠Ｋの直上部へ成
形素地Ｘの給材箱（図示せず）が押し出され、当該給材
箱の成形素地Ｘを成形用型枠Ｓの内部へ流し込んで充填
した上で、給材箱を後退させる。
【００１４】成形用型枠Ｓに成形素地Ｘが図１４に示す
ように充填されると、今度は、振動プレス成形機の上方
部から上型Ｕが押し下げられて下降し、成形用型枠Ｓに
おける中子１５、半中子１６、仕切板１１、中仕切板１
２の部分以外の成形素地Ｘの上面を、図１５に示すよう
に押圧プレスする。これにより、成形素地Ｘは振動しな
がら押圧プレス成形されることになる。このとき、成形
されるコンクリートブロックＢの表面には、図１７に示
すような、波形模様のフェースセル面７Ａが成形され
る。
ように充填されると、今度は、振動プレス成形機の上方
部から上型Ｕが押し下げられて下降し、成形用型枠Ｓに
おける中子１５、半中子１６、仕切板１１、中仕切板１
２の部分以外の成形素地Ｘの上面を、図１５に示すよう
に押圧プレスする。これにより、成形素地Ｘは振動しな
がら押圧プレス成形されることになる。このとき、成形
されるコンクリートブロックＢの表面には、図１７に示
すような、波形模様のフェースセル面７Ａが成形され
る。
【００１５】図１７に示す形態に形成されてプレス成形
が終了すると、先ず、パレットＰ上の横架フインガーＦ
が後方へ後退移動することで、パレットＰ上面から横架
フインガーＦが図１６に示すように引き抜かれる。最後
に、成形品Ｙを乗せたパレットＰを昇降装置（図示せ
ず）により下降開始すると同時に、上型Ｕを下方へ押し
下げることにより、図１８に示すように、成形品Ｙを下
方へ押し出し、パレットＰの上に成形品Ｙを乗せた状態
で、直下部の搬送コンベア２３の上に設置して取り出し
た上で、後工程の乾燥炉へ搬送して養生を行う。この成
形品Ｙを脱型する際に、中仕切板１４の下端部には、化
粧刃１５が取り付けられていることから、成形品Ｙが脱
型されて下方へ押し出されるに伴って、当該化粧刃１５
の刃部１５Ａにより、図１７に示す表面の波形模様のフ
エースセル面７Ａが掻き取られ、これにて、脱型された
成形品Ｙの表面が、図１〜図６に示す表面模様のフエー
スセル面７に掻き取り加工される。
が終了すると、先ず、パレットＰ上の横架フインガーＦ
が後方へ後退移動することで、パレットＰ上面から横架
フインガーＦが図１６に示すように引き抜かれる。最後
に、成形品Ｙを乗せたパレットＰを昇降装置（図示せ
ず）により下降開始すると同時に、上型Ｕを下方へ押し
下げることにより、図１８に示すように、成形品Ｙを下
方へ押し出し、パレットＰの上に成形品Ｙを乗せた状態
で、直下部の搬送コンベア２３の上に設置して取り出し
た上で、後工程の乾燥炉へ搬送して養生を行う。この成
形品Ｙを脱型する際に、中仕切板１４の下端部には、化
粧刃１５が取り付けられていることから、成形品Ｙが脱
型されて下方へ押し出されるに伴って、当該化粧刃１５
の刃部１５Ａにより、図１７に示す表面の波形模様のフ
エースセル面７Ａが掻き取られ、これにて、脱型された
成形品Ｙの表面が、図１〜図６に示す表面模様のフエー
スセル面７に掻き取り加工される。
【００１６】尚、前記の場合には、中仕切板１４の下端
部に化粧刃１５を構成した場合について説明したが、成
形品Ｙの脱型が下から上に押し上げる上抜き構造の振動
プレス成形機の場合には、化粧刃１５を中仕切板１４の
上端部に取り付けることで、前記と同様に掻き取り加工
されたフエースセル面７が得られる。
部に化粧刃１５を構成した場合について説明したが、成
形品Ｙの脱型が下から上に押し上げる上抜き構造の振動
プレス成形機の場合には、化粧刃１５を中仕切板１４の
上端部に取り付けることで、前記と同様に掻き取り加工
されたフエースセル面７が得られる。
【００１７】また、前記の第１実施例の場合には、中仕
切板１４の表裏両面を山形状に形成した場合について説
明したが、図１９〜図２２に示す第２実施例の場合に
は、先ず、中仕切板２４の表裏両面を、図１９、図２０
に示すように、平板状の波形模様の凹凸面２４Ａに形成
し、当該中仕切板２４の下端部に化粧刃２５を取り付け
た上で、前記と同様な製造工程でコンクリートブロック
Ｂを図２１に示すような形態にプレス成形する。これを
脱型すると、ブロック本体１の表面凸部２６の波形模様
のフェースセル面２７Ａが、前記化粧刃２５の刃部２５
Ａにより掻き取り加工され、最終的に、図２１に示すよ
うなフェースセル面２７のコンクリートブロックＢが得
られる。
切板１４の表裏両面を山形状に形成した場合について説
明したが、図１９〜図２２に示す第２実施例の場合に
は、先ず、中仕切板２４の表裏両面を、図１９、図２０
に示すように、平板状の波形模様の凹凸面２４Ａに形成
し、当該中仕切板２４の下端部に化粧刃２５を取り付け
た上で、前記と同様な製造工程でコンクリートブロック
Ｂを図２１に示すような形態にプレス成形する。これを
脱型すると、ブロック本体１の表面凸部２６の波形模様
のフェースセル面２７Ａが、前記化粧刃２５の刃部２５
Ａにより掻き取り加工され、最終的に、図２１に示すよ
うなフェースセル面２７のコンクリートブロックＢが得
られる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、前記のように、コンクリート
ブロックの振動用型枠の内部に成形用型枠を形成し、当
該成形用型枠の内部を仕切板により間仕切り形成し、当
該成形用型枠の内部にコンクリートブロックの成形素地
を充填した後、前記振動用型枠を駆動させて成形素地を
押圧プレスする建築用コンクリートブロックの製造方法
において、前記成形用型枠の中仕切板に平断面が波形模
様の凹凸面を形成し、前記コンクリートブロックの成形
時に形成された波形模様の凹凸面を、前記コンクリート
ブロックの脱型時に、前記中仕切板の端部に取り付けた
化粧刃により掻き取り加工したことを特徴とする建築用
コンクリートブロックの化粧方法を提供したので、コン
クリートブロックにおけるフエースセル面の加工が、成
形用型枠から成形品を脱型する際に、中仕切板に取り付
けた化粧刃により掻き取り加工できるので、従来のよう
に、成形品を乾燥後に後加工するような煩わしさを解消
し、製造効率を飛躍的に向上せしめ、ひいては製造コス
トの軽減に寄与する。特に、本発明の場合には、プレス
成形時のコンクリートブロックのフェースセル面を、一
旦、波形模様の凹凸面に成形した上で、化粧刃による掻
き取り加工するようにしたので、化粧刃によりコンクリ
ートブロックのフェースセル面を加工するに際して、当
該化粧刃にかかる負荷を大幅に軽減させることができ
る。その為、特願平７−２４４４３８号の自己の先行技
術の場合のように、コンクリートブロックのフェースセ
ル面を化粧刃により掻き取り加工するも、当該掻き取り
加工に要する負荷に前記化粧刃による食い込み力が負け
ることがなくなり、その結果、脱型後の成形品の品質を
均一なものとする等の諸効果をもたらす。
ブロックの振動用型枠の内部に成形用型枠を形成し、当
該成形用型枠の内部を仕切板により間仕切り形成し、当
該成形用型枠の内部にコンクリートブロックの成形素地
を充填した後、前記振動用型枠を駆動させて成形素地を
押圧プレスする建築用コンクリートブロックの製造方法
において、前記成形用型枠の中仕切板に平断面が波形模
様の凹凸面を形成し、前記コンクリートブロックの成形
時に形成された波形模様の凹凸面を、前記コンクリート
ブロックの脱型時に、前記中仕切板の端部に取り付けた
化粧刃により掻き取り加工したことを特徴とする建築用
コンクリートブロックの化粧方法を提供したので、コン
クリートブロックにおけるフエースセル面の加工が、成
形用型枠から成形品を脱型する際に、中仕切板に取り付
けた化粧刃により掻き取り加工できるので、従来のよう
に、成形品を乾燥後に後加工するような煩わしさを解消
し、製造効率を飛躍的に向上せしめ、ひいては製造コス
トの軽減に寄与する。特に、本発明の場合には、プレス
成形時のコンクリートブロックのフェースセル面を、一
旦、波形模様の凹凸面に成形した上で、化粧刃による掻
き取り加工するようにしたので、化粧刃によりコンクリ
ートブロックのフェースセル面を加工するに際して、当
該化粧刃にかかる負荷を大幅に軽減させることができ
る。その為、特願平７−２４４４３８号の自己の先行技
術の場合のように、コンクリートブロックのフェースセ
ル面を化粧刃により掻き取り加工するも、当該掻き取り
加工に要する負荷に前記化粧刃による食い込み力が負け
ることがなくなり、その結果、脱型後の成形品の品質を
均一なものとする等の諸効果をもたらす。
【図１】コンクリートブロックの斜視図である。
【図２】ブロックの平面図である。
【図３】ブロックの正面図である。
【図４】ブロックの底面図である。
【図５】図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図６】図２のＣ−Ｃ線断面図である。
【図７】振動プレス成形機に取り付けられる振動用型枠
と、その内側を区画形成した成形用型枠を示す半断平面
図である。
と、その内側を区画形成した成形用型枠を示す半断平面
図である。
【図８】振動用型枠と成形用型枠の半断正面図である。
【図９】ブロック中子吊りに固定される中子と半中子
と、中仕切板と、その底面に取り付けられる化粧刃を示
す斜視図である。
と、中仕切板と、その底面に取り付けられる化粧刃を示
す斜視図である。
【図１０】成形用型枠を含む振動用型枠の底部に出し入
れ自在に機能する横架フインガーを示す斜視図である。
れ自在に機能する横架フインガーを示す斜視図である。
【図１１】図７のＤ−Ｄ線に沿って切断した、成形用型
枠を含む振動用型枠の断面図である。
枠を含む振動用型枠の断面図である。
【図１２】振動用型枠の底面にパレットを押し上げた状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図１３】振動用型枠とパレットとの間に横架フインガ
ーを挿通した状態を示す断面図である。
ーを挿通した状態を示す断面図である。
【図１４】成形素地を充填した状態を示す断面図であ
る。
る。
【図１５】上型を押し下げた状態を示す断面図である。
【図１６】横筋フインガーを引き抜いた状態を示す断面
図である。
図である。
【図１７】プレス成形時のコンクリートブロックを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図１８】上型を押し下げることで、化粧刃により成形
品のフエースセル面を掻き取り加工した上で、パレット
を降下して搬送コンベアに載置した状態を示す断面図で
ある。
品のフエースセル面を掻き取り加工した上で、パレット
を降下して搬送コンベアに載置した状態を示す断面図で
ある。
【図１９】成形用型枠の中仕切板を平板状とした第２実
施例の製造装置を示す半断平面図である。
施例の製造装置を示す半断平面図である。
【図２０】ブロック中子吊りに固定される中子と半中子
と、第２実施例の中仕切板と、その底面に取り付けられ
る化粧刃を示す斜視図である。
と、第２実施例の中仕切板と、その底面に取り付けられ
る化粧刃を示す斜視図である。
【図２１】第２実施例の場合におけるプレス成形時のコ
ンクリートブロックを示す斜視図である。
ンクリートブロックを示す斜視図である。
【図２２】図２１に示すブロック本体の波形模様の凹凸
面を、掻き取り加工した後のフェースセル面を示す斜視
図である。
面を、掻き取り加工した後のフェースセル面を示す斜視
図である。
Ｂ コンクリートブロック Ｋ 振動用型枠 Ｓ 成形用型枠 Ｐ パレット Ｆ 横架フインガー Ｕ 上型 Ｘ 成形素地 Ｙ 成形品 １ ブロック本体 ２ 貫通孔 ３ 縦溝部 ４ 横溝部 ５ 空洞孔部 ６ 山形部 ７、７Ａ、２７，２７Ａ フエースセル面 ８ 仕切溝 ９ 回転軸 １０ 振動重り １１ プーリー １２ ベルト １３ 仕切板 １４、２４ 中仕切板 １４Ａ、２４Ａ 凹凸面 １５、２５ 化粧刃 １５Ａ、２５Ａ 刃部 １６ 中子吊り １７ 中子 １８ 半中子 １９ 給材カバー ２０ 横筋バー ２１ 段差形成バー ２２ 嵌合溝 ２３ 搬送コンベア ２６ 凸部
Claims (1)
- 【請求項１】 コンクリートブロックの振動用型枠の内
部に成形用型枠を形成し、当該成形用型枠の内部を仕切
板により間仕切り形成し、当該成形用型枠の内部にコン
クリートブロックの成形素地を充填した後、前記振動用
型枠を駆動させて成形素地を押圧プレスする建築用コン
クリートブロックの製造方法において、前記成形用型枠
の中仕切板に平断面が波形模様の凹凸面を形成し、前記
コンクリートブロックの成形時に形成された波形模様の
凹凸面を、前記コンクリートブロックの脱型時に、前記
中仕切板の端部に取り付けた化粧刃により掻き取り加工
したことを特徴とする建築用コンクリートブロックの化
粧方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27404095A JP3455620B2 (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 建築用コンクリートブロックの化粧方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27404095A JP3455620B2 (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 建築用コンクリートブロックの化粧方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09109123A true JPH09109123A (ja) | 1997-04-28 |
| JP3455620B2 JP3455620B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=17536134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27404095A Expired - Lifetime JP3455620B2 (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 建築用コンクリートブロックの化粧方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3455620B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010253913A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Shigemitsu Fujii | 上下表面異形コンクリ−トブロック成形方法及びその型枠。 |
| CN102729320A (zh) * | 2012-06-14 | 2012-10-17 | 刘芳恩 | 热压模具及压铸成形方法 |
| EP2364831A3 (de) * | 2010-03-10 | 2014-03-12 | Detlef Schröder | Verfahren zur Herstellung von Pflastersteinen, Formvorrichtung und Strangpressvorrichtung zur Herstellung derselben und hierdurch hergestellte Pflastersteine |
| JP2016221931A (ja) * | 2015-06-04 | 2016-12-28 | 恒次 國分 | インナーグリップが形成されたコンクリートブロック、その製造方法及びブロック製造機用中子 |
| JP2021130217A (ja) * | 2020-02-18 | 2021-09-09 | 株式会社ユニソン | 組積材及び組積材の製造方法 |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP27404095A patent/JP3455620B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010253913A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Shigemitsu Fujii | 上下表面異形コンクリ−トブロック成形方法及びその型枠。 |
| EP2364831A3 (de) * | 2010-03-10 | 2014-03-12 | Detlef Schröder | Verfahren zur Herstellung von Pflastersteinen, Formvorrichtung und Strangpressvorrichtung zur Herstellung derselben und hierdurch hergestellte Pflastersteine |
| CN102729320A (zh) * | 2012-06-14 | 2012-10-17 | 刘芳恩 | 热压模具及压铸成形方法 |
| JP2016221931A (ja) * | 2015-06-04 | 2016-12-28 | 恒次 國分 | インナーグリップが形成されたコンクリートブロック、その製造方法及びブロック製造機用中子 |
| JP2021130217A (ja) * | 2020-02-18 | 2021-09-09 | 株式会社ユニソン | 組積材及び組積材の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3455620B2 (ja) | 2003-10-14 |
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