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JPH089740Y2 - 歯科実習用歯形模型 - Google Patents

歯科実習用歯形模型

Info

Publication number
JPH089740Y2
JPH089740Y2 JP1433791U JP1433791U JPH089740Y2 JP H089740 Y2 JPH089740 Y2 JP H089740Y2 JP 1433791 U JP1433791 U JP 1433791U JP 1433791 U JP1433791 U JP 1433791U JP H089740 Y2 JPH089740 Y2 JP H089740Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
model
training
dental
tooth profile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1433791U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04104675U (ja
Inventor
加藤▲ひろし▼
岩並知敏
高島信一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Dental Products Inc
Original Assignee
Nissin Dental Products Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Dental Products Inc filed Critical Nissin Dental Products Inc
Priority to JP1433791U priority Critical patent/JPH089740Y2/ja
Publication of JPH04104675U publication Critical patent/JPH04104675U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH089740Y2 publication Critical patent/JPH089740Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歯学の臨床教育におけ
る歯科実習に使用される歯形模型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯学の臨床教育においては、実際の患者
を対象にした臨床実習を行う前に、模型実習とも呼ばれ
る臨床前実習が行われる。そして、この模型実習は、実
際の患者を想定した各種の歯牙模型や顎模型を使用して
行われる技工実習的な色彩が濃い実習である。従って、
模型実習においては、実際の患者の生体に極めて近い状
況が再現された模型を使用して実習を行うことが特に重
要であり、このような要望に対して、今日までに種々の
模型が開発されてきた。
【0003】これまでに実習用模型として使用されてき
た主なものには、歯列の形態を単に復元したにすぎない
顎模型本体と歯牙とが一体化して成形された合成樹脂製
のものや、限定された部位のみに歯牙欠損部が形成さ
れ、この歯牙欠損部に天然歯を植立して使用するもの等
がある。
【0004】しかしながら、前者の構造のものにあって
は、模型実習に使用される歯牙の材質が合成樹脂なの
で、その構造が天然歯と大きく異なり、実際の天然歯を
治療する場合に近い状況での実習が実施できない。又、
後者の構造のものにあっては、実習用として入手した天
然歯を、生体と同じ位置に植立できない場合が生じ、い
ずれの模型も歯科実習に適したものとは言えない。更
に、これらの実習用模型にあっては、模型を製造する際
の成形が非常に複雑で、しかも、これらは一度実習に使
用すると、同一の部位を再び使用することができず、非
常に不経済なものでもある。
【0005】以上のような現状から、簡単な構造を有
し、安価に製造でき、かつ、実際の患者の生体に極めて
近い状況が再現できて、実習用に入手した天然歯を生体
と同じ位置に植立することが可能な歯科実習用模型が要
望されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記の欠点
を改良し、比較的簡単に成形できる上、歯科実習に非常
に適した構造である歯形模型を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の歯科実習用歯形
模型は、歯が全て抜けた状態を表した顎模型と、前記顎
模型にかぶせて使用でき、該顎模型に全ての歯が植立さ
れた状態を表した中空のプラスチックシート成形体であ
る歯形部材とからなり、上記歯形部材が、上記顎模型の
歯槽部を覆うようにして取り外し可能に固定できること
を特徴とする。即ち、本考案では、歯形模型が顎模型
歯形部材とから構成されるので、その構造が非常に簡単
であり、天然歯や人工歯を植立するための歯槽部を構成
する歯形部材として、市販のプラスチックシートを真空
成形したシート成形体が使用されるために、低価格で製
造を行うことができる。本考案においては、顎模型の歯
槽部が、歯が全て抜けた状態となっており、全歯にわた
り歯牙欠損部が形成されている。従って、実習を行うた
めに入手した天然歯がどの位置のものであっても、歯形
部材における相当する歯牙の位置の部分を開孔すること
により、生体の場合と同じ位置に植立することができ
。尚、本考案では、歯形部材を顎模型に固定する方法
が限定されるものではないが、実習を行った後の歯形部
材を容易に交換できるような構造とすることが好まし
く、この場合には、歯牙の同一部位の治療を繰り返し行
うことができる。一般的に、歯形部材はネジ止めによっ
て、顎模型と固定される。
【0008】 次に、本考案の歯科実習用歯形模型の一
例を図面に示し、本考案を詳細に説明する。図1は、顎
模型1と歯形部材2とが固定ネジ4により一体化され
た、本考案の歯科実習用歯形模型の一例を示す斜視図、
図2は、図1に示される歯科実習用歯牙模型を、顎模型
1と歯形部材2に分離した時の状態を表す斜視図、図3
は、図1のA−B線における断面構造を表す図、図4
は、図1のA−B線の位置の歯形部材2の歯牙の部分を
開孔して歯科実習用歯牙5を植立固定した際の状態を示
す図である。
【0009】 図1に示される歯科実習用歯形模型にあ
っては、顎模型1にかぶせて使用でき、該顎模型1に全
ての歯が植立された状態を表した中空のプラスチックシ
ート成形体である歯形部材2が、顎模型1の歯槽部を覆
うようにして固定ネジ4で固定されている。そして、図
2に示されるように、この顎模型1の歯槽部には、全歯
にわたって各歯牙に対応する空洞が連結された状態の歯
牙欠損部3が形成されていて、この歯牙欠損部3は、対
応する位置の天然歯が、生体と同じ位置に植立固定でき
る大きさを有するものであれば良い。尚、顎模型1の材
質については限定されるものではないが、一般的にはプ
ラスチックが使用され、中でも特に好ましいものとして
は、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、メラミ
ン系樹脂、エポキシ系樹脂等が挙げられる。
【0010】 又、本考案にあっては、中空の歯形部材
2を形成させるのに適したプラスチックシートについて
も、真空成形が可能なものであれば特にその材質が限定
されるものではなく、市販のものが種々使用できるので
経済的に優れるという利点がある。その中でも、特に適
したものは塩化ビニルシートであり、シートの厚さとし
ては、0.5mm程度のものが好ましい。尚、真空成形
される歯形部材2が、透明性を有するプラスチックシー
トである場合には、真空成形後、歯牙の形状部分の裏面
側に、天然歯と同様の色を有する樹脂を充填しても良
く、このような歯形部材2を使用した場合には、生体に
近い歯形模型が得られる。
【0011】 そして、図1に例示した本考案の歯科実
習用歯形模型の歯槽部に、実習に使用する歯牙を植立さ
せる場合には、まず、植立しようとする歯牙に対応する
部分(図3に示される断面構造を有する)の歯形部材2
を、部分的に歯科用切削バー等で切削して開孔させる。
この際、本考案では、歯形部材2が予め歯牙の形状とな
っているので、これに合わせて切削を行えば良い。その
後、この歯形部材2の開孔された位置に、歯科実習用歯
牙5を、顎模型1の歯牙欠損部3の内部に挿入されるよ
うにして配置し、その歯槽部の近傍に固定剤6を充填し
て硬化させ、植立固定する(図4参照)。この時に使用
される固定剤6としては、歯科実習用歯牙5を十分安定
して固定できるものであれば種類は限定されないが、即
時重合アクリル系樹脂等が特に適している。
【0012】尚、本考案の歯科実習用歯形模型では、植
立固定される歯科実習用歯牙5として、生体に近い実習
を行うために天然歯を使用することが好ましいが、天然
歯の入手が困難な場合には、実習用人工歯を代用しても
良い。更に、本考案の歯形模型は、主として教育実習用
に使用されることを目的としているので、上顎又は下顎
のどちらか一方であっても良いが、実際の生体における
治療の場合と近い状況の下で実習を行うために、上顎と
下顎とを組み合わせて一体化した構造とすることが好ま
しい。
【0013】
【実施例】ゴム型の内部に、注型用エポキシ樹脂を注入
することによって成型を行い、図2に示されるような、
歯が全て抜けた状態を表した、エポキシ樹脂製の下顎
を作製した。一方、市販の厚さ0.5mmの塩化ビニ
ルシートを真空成形して、図2に示されるような、全て
の歯が植立された状態を表した中空のプラスチックシー
ト成形体である歯形部材を作製した後、上記顎模型の歯
槽部を覆うようにして配置し、顎模型と歯形部材とを図
1に示されるように、固定ネジで固定して、本考案の歯
科実習用歯形模型を作製した。
【0014】その後、このようにして作製した本考案の
歯形模型の歯列の左右第1大臼歯の位置に、この位置に
相当する天然歯を植立させるため、歯形部材の歯列の左
右第1大臼歯の位置に対応する部分を、歯科用フィツシ
ャーバーを用いて切削して開孔させ、開孔された位置に
歯科実習用歯牙として天然歯を配置させ、その歯槽部の
近傍には、歯科用即時重合アクリル系樹脂を固定剤とし
て充填して硬化させ、天然歯を植立固定させた。
【0015】このようにして天然歯を植立させた歯形模
型は、生体と同様の歯牙の植立状態を有するので、実際
の患者の場合と非常に近い状況にて治療実習を行うこと
ができた。又、治療実習を行った後、固定ネジを外し
て、歯形部材だけを新しいものと交換することで、再
度、実習に使用することができるものでもあった。
【0016】
【考案の効果】本考案の歯内療法実習用歯形模型は、顎
模型と歯形部材とを固定ネジ等で一体化するだけの構成
であるために、非常に簡単に組み立てられる。しかも、
本考案では、全ての歯が植立された状態を表した中空の
歯形部材を製造する際に、市販のプラスチックシートを
利用した真空成形法が利用できるので、その製造が容易
であり、しかも安価に行える。又、本考案では、顎模型
の歯槽部が、歯が全て抜けた状態となっており、全歯に
わたり歯牙欠損部が形成されているので、治療実習用と
して入手した天然歯が、いずれの位置のものであっても
生体の位置と同じ位置に植立することが可能であり、生
体の場合と同様の植立状態が再現できるので、実際の患
者の場合に近い状態での歯牙の切削実習を実施すること
ができる。尚、本考案の歯形模型は、治療実習を行った
後の歯形部材を、新しいものと交換することで同一の部
位の治療実習が繰り返しできるので、経済性の点におい
ても非常に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、顎模型1と歯形部材2とが固定ネジ4
により一体化された、本考案の歯科実習用歯形模型の一
例を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示される歯科実習用歯形模型
を、顎模型1と歯形部材2に分離した時の状態を表す斜
視図である。
【図3】図3は、図1のA−B線における断面構造を表
す図である。
【図4】図4は、図1のA−B線の位置の歯形部材2の
歯牙の部分を開孔して歯科実習用歯牙5を植立固定した
際の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 顎模型 2 歯形部材 3 歯牙欠損部 4 固定ネジ 5 歯科実習用歯牙 6 固定剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯が全て抜けた状態を表した顎模型1
    と、前記顎模型1にかぶせて使用でき、該顎模型1に全
    ての歯が植立された状態を表した中空のプラスチックシ
    ート成形体である歯形部材2とからなり、上記歯形部材
    2が、上記顎模型1の歯槽部を覆うようにして取り外し
    可能に固定できることを特徴とする歯科実習用歯形模
    型。
JP1433791U 1991-02-19 1991-02-19 歯科実習用歯形模型 Expired - Lifetime JPH089740Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1433791U JPH089740Y2 (ja) 1991-02-19 1991-02-19 歯科実習用歯形模型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1433791U JPH089740Y2 (ja) 1991-02-19 1991-02-19 歯科実習用歯形模型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04104675U JPH04104675U (ja) 1992-09-09
JPH089740Y2 true JPH089740Y2 (ja) 1996-03-21

Family

ID=31749009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1433791U Expired - Lifetime JPH089740Y2 (ja) 1991-02-19 1991-02-19 歯科実習用歯形模型

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JPH04104675U (ja) 1992-09-09

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