JPH088910B2 - 生体用電極 - Google Patents
生体用電極Info
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- JPH088910B2 JPH088910B2 JP3326640A JP32664091A JPH088910B2 JP H088910 B2 JPH088910 B2 JP H088910B2 JP 3326640 A JP3326640 A JP 3326640A JP 32664091 A JP32664091 A JP 32664091A JP H088910 B2 JPH088910 B2 JP H088910B2
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Landscapes
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体に装着してインピ
ーダンスを測定するための生体用電極に係わり、更に詳
細には、呼吸循環系計測に用いられる生体用電極に関す
る。
ーダンスを測定するための生体用電極に係わり、更に詳
細には、呼吸循環系計測に用いられる生体用電極に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生体の呼吸循環系計測には、胸部及び頸
部にそれぞれ巻回された帯状電極間に所定の電流を印加
し、これらの電極間の生体のインピーダンスを計測する
ことにより行われる。
部にそれぞれ巻回された帯状電極間に所定の電流を印加
し、これらの電極間の生体のインピーダンスを計測する
ことにより行われる。
【0003】前記の帯状電極は従来は図5に示すように
構成されていた。即ち、図5において、帯状の紙1の片
面に長手方向に平行にアルミニウムで形成された2本の
帯状電極2が設けられている。また、紙1の帯状電極2
が設けられた面には、帯状電極2の部分以外の面に接着
剤が塗布されている。そして、紙1を接着剤を介して被
検者の生体表面に接着して前述したように呼吸循環系計
測を行う。
構成されていた。即ち、図5において、帯状の紙1の片
面に長手方向に平行にアルミニウムで形成された2本の
帯状電極2が設けられている。また、紙1の帯状電極2
が設けられた面には、帯状電極2の部分以外の面に接着
剤が塗布されている。そして、紙1を接着剤を介して被
検者の生体表面に接着して前述したように呼吸循環系計
測を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された従来の生体用電極によると、紙1が伸
縮しにくいため呼吸による体面周囲長の変化に追随せ
ず、このため測定値に誤差が発生するという問題があっ
た。また、帯状電極2を構成するアルミニウムの分極電
圧も高いため、測定の信頼性が低い欠点もあった。
ように構成された従来の生体用電極によると、紙1が伸
縮しにくいため呼吸による体面周囲長の変化に追随せ
ず、このため測定値に誤差が発生するという問題があっ
た。また、帯状電極2を構成するアルミニウムの分極電
圧も高いため、測定の信頼性が低い欠点もあった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、安定した信頼性の高い呼吸循環系計測を行うこ
とのできる生体用電極を提供することを目的とする。
であり、安定した信頼性の高い呼吸循環系計測を行うこ
とのできる生体用電極を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明によれば、
生体に装着してインピーダンスを計測する帯状の生体用
電極において、帯状の布部材の長手方向に銀被覆有機繊
維あるいは銀被覆有機繊維を含有する複数種の繊維で形
成された帯状電極を設けたことを特徴とする生体用電極
が与えられる。
生体に装着してインピーダンスを計測する帯状の生体用
電極において、帯状の布部材の長手方向に銀被覆有機繊
維あるいは銀被覆有機繊維を含有する複数種の繊維で形
成された帯状電極を設けたことを特徴とする生体用電極
が与えられる。
【0007】ここに、銀被覆有機繊維とは、天然及び合
成の有機繊維、即ち、綿、麻、再生セルロース、ポリア
ミド、アクリル、ポリオレフィン、ポリエステル等の繊
維で、太さが0.1 〜15d(d=デニール)のものに、銀
を被覆したものである。有機繊維の太さが、0.1 dより
細いと所定の膜厚を得るための銀の被覆量を多く必要と
し比重も大きくなり、また、15dより太いと所定の膜厚
を得るための銀の被覆量は減らせるが、繊維が硬くなり
可撓性が失われる。
成の有機繊維、即ち、綿、麻、再生セルロース、ポリア
ミド、アクリル、ポリオレフィン、ポリエステル等の繊
維で、太さが0.1 〜15d(d=デニール)のものに、銀
を被覆したものである。有機繊維の太さが、0.1 dより
細いと所定の膜厚を得るための銀の被覆量を多く必要と
し比重も大きくなり、また、15dより太いと所定の膜厚
を得るための銀の被覆量は減らせるが、繊維が硬くなり
可撓性が失われる。
【0008】本発明において、有機繊維を銀で被覆する
方法は、無電解めっき法で、そのほかの方法として真空
蒸着法等があるが、無電解めっき法が量産性に優れてい
る。銀の被覆量は、5〜50重量%(銀重量/銀被覆有機
繊維重量)で、銀の被覆量が5重量%より少ないと分極
電圧が高くなり、また、50重量%より多いと比重が大き
くなり分極電圧もそれ以上の低下が望めなくなる。
方法は、無電解めっき法で、そのほかの方法として真空
蒸着法等があるが、無電解めっき法が量産性に優れてい
る。銀の被覆量は、5〜50重量%(銀重量/銀被覆有機
繊維重量)で、銀の被覆量が5重量%より少ないと分極
電圧が高くなり、また、50重量%より多いと比重が大き
くなり分極電圧もそれ以上の低下が望めなくなる。
【0009】銀被覆有機繊維あるいは銀被覆有機繊維を
含有する複数種の繊維で形成された帯状電極の形態とし
ては、銀被覆有機繊維のみからなる不織布、銀被覆有機
繊維を含んだ不織布、銀被覆有機繊維のみからなる糸を
織り布、編み布としたもの、銀被覆有機繊維を含んだ糸
を織り布、編み布としたもの等である。また、これらを
帯状の布部材と接合する方法としては、予め帯状電極と
し布部材に接着する方法(図1及び図2)。布部材と連
続して一体に不織布化、織り込み、編み込む方法(図
4)等が用いられる。
含有する複数種の繊維で形成された帯状電極の形態とし
ては、銀被覆有機繊維のみからなる不織布、銀被覆有機
繊維を含んだ不織布、銀被覆有機繊維のみからなる糸を
織り布、編み布としたもの、銀被覆有機繊維を含んだ糸
を織り布、編み布としたもの等である。また、これらを
帯状の布部材と接合する方法としては、予め帯状電極と
し布部材に接着する方法(図1及び図2)。布部材と連
続して一体に不織布化、織り込み、編み込む方法(図
4)等が用いられる。
【0010】
【作用】上記の構成によると、生体用電極の基体が布部
材で構成されているので、呼吸などによる体面周囲長さ
の変化に追従しやすく、その変化の計測値に対する影響
を少なくすることができる。また、電極として銀被覆有
機繊維を用いているので、分極電圧も低く、安定した信
頼性の高い呼吸循環系計測を行うことができる。
材で構成されているので、呼吸などによる体面周囲長さ
の変化に追従しやすく、その変化の計測値に対する影響
を少なくすることができる。また、電極として銀被覆有
機繊維を用いているので、分極電圧も低く、安定した信
頼性の高い呼吸循環系計測を行うことができる。
【0011】以下、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0012】
【実施例1】アクリル繊維(1.5 d×38mm)に、無電解
めっき法を用いて銀を30重量%被覆した。得られた銀30
重量%被覆アクリル繊維(1.5 d×38mm)を50g/m2
の不織布に加工し10mm幅でスリットしたものを図1及び
図2に示したように不織布に接着し生体用電極4を構成
した。図において、11は不織布、編み布等、伸縮性を有
した布部材で帯状に構成された基体を示し、12,13は銀
被覆有機繊維で形成された帯状電極を示す。得られた生
体用電極14を用いて呼吸循環系計測を行う方法を図3に
示した。1個の生体用電極14aを被検者の胸部に巻回
し、他の1個の生体用電極14b を被検者の頸部に巻回す
る。生体用電極14a 及び14b のそれぞれの帯状電極13a
,12b を電源15の両極に接続し、帯状電極13b ,12a
をインピーダンス測定器16の両極に接続する。このよう
にして帯状電極13b ,12a の間のインピーダンスを測定
器16により計測することにより被検者の呼吸循環系計測
を行った結果、基体11及び帯状電極12,13が伸縮性を有
するため、呼吸などによる被検者の体面周囲長の変化に
よる計測値の変動を少なくすることができ、連続測定が
可能であった。また、帯状電極を銀被覆有機繊維で形成
したので分極電圧が低く、安定した信頼性の高い呼吸循
環系計測を行うことができた。
めっき法を用いて銀を30重量%被覆した。得られた銀30
重量%被覆アクリル繊維(1.5 d×38mm)を50g/m2
の不織布に加工し10mm幅でスリットしたものを図1及び
図2に示したように不織布に接着し生体用電極4を構成
した。図において、11は不織布、編み布等、伸縮性を有
した布部材で帯状に構成された基体を示し、12,13は銀
被覆有機繊維で形成された帯状電極を示す。得られた生
体用電極14を用いて呼吸循環系計測を行う方法を図3に
示した。1個の生体用電極14aを被検者の胸部に巻回
し、他の1個の生体用電極14b を被検者の頸部に巻回す
る。生体用電極14a 及び14b のそれぞれの帯状電極13a
,12b を電源15の両極に接続し、帯状電極13b ,12a
をインピーダンス測定器16の両極に接続する。このよう
にして帯状電極13b ,12a の間のインピーダンスを測定
器16により計測することにより被検者の呼吸循環系計測
を行った結果、基体11及び帯状電極12,13が伸縮性を有
するため、呼吸などによる被検者の体面周囲長の変化に
よる計測値の変動を少なくすることができ、連続測定が
可能であった。また、帯状電極を銀被覆有機繊維で形成
したので分極電圧が低く、安定した信頼性の高い呼吸循
環系計測を行うことができた。
【0013】
【実施例2】実施例1で得られた銀30重量%被覆アクリ
ル繊維(1.5d×38mm)を銀を被覆していないアクリル
繊維(1.5 d×38mm)に50重量%混合し、80g/m2 の
不織布に加工し10mm幅でスリットしたものを図1及び図
2に示したように不織布に接着し生体用電極を構成し
た。得られた生体用電極を用いて実施例1と同様に呼吸
循環系計測を行った結果、呼吸などによる被検者の体面
周囲長の変化による計測値の変動を少なくすることがで
き、連続測定が可能であった。また、帯状電極を銀被覆
有機繊維で形成したので分極電圧が低く、安定した信頼
性の高い呼吸循環系計測を行うことができた。
ル繊維(1.5d×38mm)を銀を被覆していないアクリル
繊維(1.5 d×38mm)に50重量%混合し、80g/m2 の
不織布に加工し10mm幅でスリットしたものを図1及び図
2に示したように不織布に接着し生体用電極を構成し
た。得られた生体用電極を用いて実施例1と同様に呼吸
循環系計測を行った結果、呼吸などによる被検者の体面
周囲長の変化による計測値の変動を少なくすることがで
き、連続測定が可能であった。また、帯状電極を銀被覆
有機繊維で形成したので分極電圧が低く、安定した信頼
性の高い呼吸循環系計測を行うことができた。
【0014】
【実施例3】ポリエステル繊維(2d×51mm)に、無電
解めっき法を用いて銀を20重量%被覆した。得られた銀
20重量%被覆ポリエステル繊維(2d×51mm)を20番手
の糸とした後に、10mm幅で60g/m2 の編み布に加工し
たものを図1及び図2に示したように編み布に接着し生
体用電極を構成した。得られた生体用電極を用いて実施
例1と同様に呼吸循環系計測を行った結果、呼吸などに
よる被検者の体面周囲長の変化による計測値の変動を少
なくすることができ、連続測定が可能であった。また、
帯状電極を銀被覆有機繊維で形成したので分極電圧が低
く、安定した信頼性の高い呼吸循環系計測を行うことが
できた。
解めっき法を用いて銀を20重量%被覆した。得られた銀
20重量%被覆ポリエステル繊維(2d×51mm)を20番手
の糸とした後に、10mm幅で60g/m2 の編み布に加工し
たものを図1及び図2に示したように編み布に接着し生
体用電極を構成した。得られた生体用電極を用いて実施
例1と同様に呼吸循環系計測を行った結果、呼吸などに
よる被検者の体面周囲長の変化による計測値の変動を少
なくすることができ、連続測定が可能であった。また、
帯状電極を銀被覆有機繊維で形成したので分極電圧が低
く、安定した信頼性の高い呼吸循環系計測を行うことが
できた。
【0015】
【実施例4】実施例3で得られた銀20重量%被覆ポリエ
ステル繊維(2d×51mm)を銀を被覆していないポリエ
ステル繊維(2d×51mm)に40重量%混合し、20番手の
糸とした後に、80g/m2 の織り布に加工したものを10
mm幅でバイアスカットし図1及び図2に示したように編
み布に接着し生体用電極を構成した。得られた生体用電
極を用いて実施例1と同様に呼吸循環系計測を行った結
果、呼吸などによる被検者の体面周囲長の変化による計
測値の変動を少なくすることができ、連続測定が可能で
あった。また、帯状電極を銀被覆有機繊維で形成したの
で分極電圧が低く、安定した信頼性の高い呼吸循環系計
測を行うことができた。
ステル繊維(2d×51mm)を銀を被覆していないポリエ
ステル繊維(2d×51mm)に40重量%混合し、20番手の
糸とした後に、80g/m2 の織り布に加工したものを10
mm幅でバイアスカットし図1及び図2に示したように編
み布に接着し生体用電極を構成した。得られた生体用電
極を用いて実施例1と同様に呼吸循環系計測を行った結
果、呼吸などによる被検者の体面周囲長の変化による計
測値の変動を少なくすることができ、連続測定が可能で
あった。また、帯状電極を銀被覆有機繊維で形成したの
で分極電圧が低く、安定した信頼性の高い呼吸循環系計
測を行うことができた。
【0016】
【実施例5】アラミド繊維(3d×51mm)に、無電解め
っき法を用いて銀を20重量%被覆した。得られた銀20重
量%被覆アラミド繊維(3d×51mm)を銀を被覆してい
ないアラミド繊維(3d×51mm)と交互に連続使用して
不織布加工を行い、図4に示した布部材、電極一体構造
の100 g/m2 の生体用電極を構成した。得られた生体
用電極を用いて実施例1と同様に呼吸循環系計測を行っ
た結果、呼吸などによる被検者の体面周囲長の変化によ
る計測値の変動を少なくすることができ、連続測定が可
能であった。また、帯状電極を銀被覆有機繊維で形成し
たので分極電圧が低く、安定した信頼性の高い呼吸循環
系計測を行うことができた。
っき法を用いて銀を20重量%被覆した。得られた銀20重
量%被覆アラミド繊維(3d×51mm)を銀を被覆してい
ないアラミド繊維(3d×51mm)と交互に連続使用して
不織布加工を行い、図4に示した布部材、電極一体構造
の100 g/m2 の生体用電極を構成した。得られた生体
用電極を用いて実施例1と同様に呼吸循環系計測を行っ
た結果、呼吸などによる被検者の体面周囲長の変化によ
る計測値の変動を少なくすることができ、連続測定が可
能であった。また、帯状電極を銀被覆有機繊維で形成し
たので分極電圧が低く、安定した信頼性の高い呼吸循環
系計測を行うことができた。
【0017】
【比較例1】図5に示した従来の紙を基体としアルミニ
ウムを帯状電極とした生体用電極を用いて実施例1と同
様に呼吸循環系計測を行った結果、被検者の呼吸などに
よる体面周囲長の変化に伴って計測値が変動したため連
続測定が困難であった。また、分極電圧が高いため安定
した呼吸循環系計測を行うことができなかった。
ウムを帯状電極とした生体用電極を用いて実施例1と同
様に呼吸循環系計測を行った結果、被検者の呼吸などに
よる体面周囲長の変化に伴って計測値が変動したため連
続測定が困難であった。また、分極電圧が高いため安定
した呼吸循環系計測を行うことができなかった。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生体用電極を帯状の布部材の長手方向に銀被覆有機繊維
で形成された帯状電極を設けて構成したので、被検者の
体面周囲長の変化による計測値への変動を少なくするこ
とができ、安定した連続測定が可能となる。また、電極
の分極電圧が低く、安定した信頼性の高い呼吸循環系計
測を行うことができる。
生体用電極を帯状の布部材の長手方向に銀被覆有機繊維
で形成された帯状電極を設けて構成したので、被検者の
体面周囲長の変化による計測値への変動を少なくするこ
とができ、安定した連続測定が可能となる。また、電極
の分極電圧が低く、安定した信頼性の高い呼吸循環系計
測を行うことができる。
【図1】本発明の生体用電極の一実施例の構成を示す平
面図。
面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1に示す生体用電極を用いて呼吸計測を行な
う方法を示す説明図。
う方法を示す説明図。
【図4】本発明の他の実施例の構成を示す側面図。
【図5】従来の生体用電極の一例の構成を示す説明図。
11…基体(布部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 浩之 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社 新素材開発センター 内 (56)参考文献 特開 昭61−8027(JP,A) 特開 平2−142534(JP,A) 特開 昭49−52488(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】生体に装着してインピーダンスを計測する
帯状の生体用電極において、帯状の布部材の長手方向に
銀被覆有機繊維あるいは銀被覆有機繊維を含有する複数
種の繊維によって形成された帯状電極を設けたことを特
徴とする生体用電極。 - 【請求項2】帯状の布部材の所用部分に銀被覆有機繊維
あるいは銀被覆有機繊維を含有する複数種の繊維によっ
て形成された帯状電極が布部材と連続して不織布加工、
織り加工あるいは編み加工により一体化されたことを特
徴とする請求項1に記載の生体用電極。 - 【請求項3】銀被覆有機繊維の太さが0.1 〜15d(d=デニ
ール) であることを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載の生体用電極。 - 【請求項4】銀被覆有機繊維の銀被覆量が5〜50重量%
であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
生体用電極。。 - 【請求項5】生体の胸部及び頸部にそれぞれ巻回し、そ
の間のインピーダンスを計測する呼吸循環系計測に用い
られる請求項1又は請求項2に記載の生体用電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3326640A JPH088910B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 生体用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3326640A JPH088910B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 生体用電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05137699A JPH05137699A (ja) | 1993-06-01 |
JPH088910B2 true JPH088910B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=18190045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3326640A Expired - Lifetime JPH088910B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 生体用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088910B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0647012A (ja) * | 1992-07-30 | 1994-02-22 | Kanai Hiroyuki | 生体電極 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2261549T3 (es) * | 1997-11-26 | 2006-11-16 | E-Z-Em, Inc. | Deteccion de extravasacion. |
JP2000000221A (ja) * | 1998-06-15 | 2000-01-07 | Gunze Ltd | 電極用シーツ |
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