[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH0877965A - ガス放電管及びその点灯装置 - Google Patents

ガス放電管及びその点灯装置

Info

Publication number
JPH0877965A
JPH0877965A JP6207714A JP20771494A JPH0877965A JP H0877965 A JPH0877965 A JP H0877965A JP 6207714 A JP6207714 A JP 6207714A JP 20771494 A JP20771494 A JP 20771494A JP H0877965 A JPH0877965 A JP H0877965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
cathode
electrode
anode
discharge tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6207714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2769436B2 (ja
Inventor
Tomoyuki Ikedo
智之 池戸
Yoshinobu Ito
喜延 伊藤
Ryotaro Matsui
良太郎 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP6207714A priority Critical patent/JP2769436B2/ja
Priority to US08/502,011 priority patent/US5646487A/en
Priority to EP95306076A priority patent/EP0700072B1/en
Priority to DE69517891T priority patent/DE69517891T2/de
Publication of JPH0877965A publication Critical patent/JPH0877965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2769436B2 publication Critical patent/JP2769436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/04Electrodes; Screens; Shields
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/02Details
    • G01J3/10Arrangements of light sources specially adapted for spectrometry or colorimetry
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/04Electrodes; Screens; Shields
    • H01J61/10Shields, screens, or guides for influencing the discharge

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge Lamp (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に点灯することにより、良好な発光状態
の再現性を向上させるガス放電管を提供する。 【構成】 このガス放電管は、熱電子を放出する熱陰極
25と、熱電子を受容する陽極24と、収束開口を有す
る収束電極26と、貫通穴210の背面側に陽極24を
接触して設置させると共に、貫通穴210の前面側に収
束電極26を接触して設置させる電気絶縁性の放電遮蔽
板21と、熱陰極24と収束電極26とを介在する位置
で放電遮蔽板21上に設置した陰極スリット電極27
と、陰極スリット電極27に接触して陰極25を取り囲
む位置で放電遮蔽板21上に設置した前面窓電極23と
を収容する外囲器を備えている。ここで、収束電極26
は、陰極スリット電極27及び前面窓電極23に対して
電気的に絶縁して設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分光光度計や液体クロ
マトグラフィーなどの紫外線光源等として用いられるガ
ス放電管及びその点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス放電管は、管内に封入されたガスの
アーク放電による陽光柱発光を利用する放電光源であ
る。ガス放電管の代表的な例として、封入された重水素
の放電により紫外光を発する重水素放電管がよく知られ
ている。この重水素放電管では、その主な用途が分光光
度計等に用いる紫外用連続スペクトル光源であるため、
長時間の連続点灯において0.01%、0.001%と
いった微妙な出力変動が問題になる等から、多くの場合
厳しい特性が要求される。
【0003】以下、従来のガス放電管の構成及び作用に
ついて、図12ないし図15を参照して簡単に説明す
る。なお、このガス放電管は、管側部より光を取り出す
サイドオン型に構成された重水素放電管である。
【0004】図12に示すように、このガス放電管70
には、アーク放電の発生によって光を取り出す発光部8
0がガラス製の外囲器71の内部に収容されており、
(図示しない)重水素ガスが圧力数Torr程度を有し
て外囲器71の内部に封入されている。この発光部80
は、金属製の放電遮蔽箱によって構成され、ステム72
によってマウントされているとともに、リードピン73
〜76を介して図15に示す点灯回路に接続されてい
る。
【0005】図13及び図14に示すように、この発光
部80には、ともに金属製の放電遮蔽後板81、放電遮
蔽下板82、放電遮蔽上板83、収束電極84、前面窓
電極85及び陰極遮蔽電極86から放電遮蔽箱が組み立
てられている。この放電遮蔽箱の内部には、熱電子を放
出する熱陰極88、熱電子を受容する陽極87及び両極
間に発生するアーク放電を収斂する収束電極84は、リ
ードピン73〜76以外とは接しない形態、すなわちフ
ローティング形態で収容されている。
【0006】図15に示すように、発光部80に接続さ
れた点灯装置は、補助電極方式として回路構成されてい
る。熱陰極(EC )88には、陰極加熱用電圧源VF
リードピン75,76を介して接続されている。熱陰極
(EC )88と陽極(EA )87との間には、電界発生
用電圧源VO がリードピン74,75,76を介して接
続されている。陽極(EA )87と収束電極(ER )8
4との間には、並列接続したコンデンサC及び固定抵抗
器RC と、これらに直列接続したトリガスイッチST
が、リードピン74,73を介して接続されている。
【0007】次に、このようなガス放電管70の動作に
ついて説明する。
【0008】まず、トリガスイッチST をオフ状態に設
定した上で、放電前の数十秒間に陰極加熱用電源VF
ら熱陰極(EC )88に陰極フィラメント定格値の電圧
を印加することにより、熱陰極(EC )88が予熱され
る。この熱陰極(EC )88が十分に加熱された後に、
電界発生用電圧源VO から熱陰極(EC )88と陽極
(EA )87との間に数百Vの電圧を印加することによ
り、陽極(EA )87から熱陰極(EC )88に向う電
界が発生する。
【0009】このようにトリガ放電の準備が整ったとき
に、トリガスイッチST をオン状態に設定することによ
り、電界発生用電圧源VO から並列接続したコンデンサ
C及び固定抵抗器RC を介して収束電極(ER )84に
数百Vの電位を発生させ、トリガ放電が熱陰極(EC
88と収束電極(ER )84との間に発生する。このト
リガ放電により熱陰極(EC )88と陽極(EA )87
との間にアーク放電を発生させ、電界発生用電圧源VO
から熱陰極(EC )88と陽極(EA )87との間に供
給する電流約300mAに基づいてアーク放電が安定し
て持続する。
【0010】なお、このような重水素放電管の一例とし
ては、金属製の放電遮蔽箱として構成された発光部を有
するものが、公報「実開昭60−29400号」に記載
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガス放電管においては、発光部が金属製の放電遮蔽
箱によって構成されていることから、収束電極、前面窓
電極及び陰極スリット電極が同電位に設定される。その
ため、トリガ放電を開始した場合に図14に示すよう
に、陰極から延びて生成したトリガ放電領域90が、前
面窓電極及び陰極遮蔽電極によって取り囲まれた空間、
すなわちカソードボックスの内部のみで行われる。しか
しながら高いエネルギのトリガ放電が熱陰極と収束電極
との間に発生しないと、熱陰極と陽極との間にアーク放
電が発生しないので、ガス放電管は確実に点灯すること
ができない。したがって、良好な発光状態の再現性は著
しく小さいという問題があった。
【0012】また、上記従来のガス放電管においては、
発光強度を増大させるために、一般に二種類の方法が考
慮されている。一方の方法は、収束電極のアパーチャ口
径を小さくすることにより、そのアパーチャにおける放
電電流密度を増大させるものである。しかしながら、収
束電極のアパーチャ口径を小さくするに伴い、放電の開
始が困難となってしまう。その他の方法は、陰極からの
放電電流を増大させることにより、収束電極のアパーチ
ャにおける放電電流密度を増大させるものである。しか
しながら、陰極からの放電電流を増大させるに伴い、陰
極の蒸発またはスパッタが増加し、短時間で放電の維持
が困難となってしまう。
【0013】そこで、本発明は、確実に点灯することに
より、良好な発光状態の再現性を向上させるガス放電管
を提供することを目的とする。また、本発明は、放電を
安定に維持しつつ、発光強度を増大させるガス放電管の
点灯装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のガス放電管は、
上記の目的を達成するために、熱電子を放出する熱陰極
と、この熱陰極から放出された熱電子を受容する陽極
と、熱電子の経路を収斂する収束開口を有する収束電極
と、収束開口よりも大きい内径でかつ同軸上に配置した
貫通穴を有し、この貫通穴の背面側に位置する第1の開
口縁部に陽極を接触して設置させると共に、貫通穴の前
面側に位置する第2の開口縁部に収束電極を接触して設
置させる電気絶縁性の放電遮蔽板と、熱電子を通過させ
る開口を有し、熱陰極と収束電極とを介在する位置で放
電遮蔽板上に設置した陰極スリット電極と、収束電極の
前部空間から投光する開口窓を有し、陰極スリット電極
に接触して陰極を取り囲む位置で放電遮蔽板上に設置し
た前面窓電極とを収容する外囲器を備え、収束電極を、
陰極スリット電極及び前面窓電極に対して電気的に絶縁
して設置させたことを特徴とする。
【0015】なお、放電遮蔽板は、セラミックスで形成
したことを特徴としてもよい。
【0016】本発明のガス放電管の点灯装置は、上記の
目的を達成するために、本発明のガス放電管において熱
陰極、陽極及び収束電極に接続して設置した点灯装置で
あって、熱陰極にアノード端子を接続して設置した輝度
調整用電圧源と、この輝度調整用電圧源のカソード端子
に第1の端子を接続して設置した可変抵抗器と、この可
変抵抗器の第2の端子及び収束電極に第1の端子及び第
2の端子をそれぞれ接続して設置した輝度調整スイッチ
とから構成された輝度調整用回路を備えたことを特徴と
する。
【0017】なお、陽極に第1の端子を接続して設置し
たトリガスイッチと、このトリガスイッチの第2の端子
と輝度調整スイッチの第3の端子との間に直列接続して
設置した固定抵抗器と、この固定抵抗器に並列接続した
コンデンサとから構成された放電開始用回路をさらに備
えたことを特徴としてもよい。
【0018】また、陽極に第1の端子を接続して設置し
た固定抵抗器と、この固定抵抗器の第2の端子に第1の
端子を接続し、輝度調整スイッチの第3の端子に第2の
端子を接続して設置したトリガスイッチと、このトリガ
スイッチの第3の端子及び熱陰極との間に直列接続した
コンデンサとから構成された放電開始用回路をさらに備
えたことを特徴としてもよい。
【0019】さらに、熱陰極にアノード端子及びカソー
ド端子をそれぞれ接続して設置した陰極加熱用電圧源
と、陽極及び熱陰極にそれぞれアノード端子及びカソー
ド端子を接続して設置した電界発生用電圧源とをさらに
備えたことを特徴としてもよい。
【0020】
【作用】本発明のガス放電管においては、陰極スリット
電極及び前面窓電極に対して、収束電極が電気的に絶縁
して設置されている。これにより、熱陰極を十分に加熱
し、熱陰極と陽極に所定の電界を発生させた後に、熱陰
極と収束電極との間にトリガ放電を発生させる際に、前
面窓電極及び陰極スリット電極よりも高い正電位を収束
電極に発生させることができる。そのため、陰極から延
びて生成したトリガ放電領域が、前面窓電極及び陰極ス
リット電極によって取り囲まれた空間、すなわちカソー
ドボックスの内部から拡大して収束電極まで到達するの
で、熱陰極と陽極との間にアーク放電を容易に発生させ
ることができる。
【0021】また、本発明のガス放電管の点灯装置にお
いては、熱陰極と収束電極との間に、順次直列接続した
輝度調整用電圧源、可変抵抗器及び輝度調整スイッチか
らなる輝度調整用回路が構成されている。これにより、
アーク放電が発生した後に、輝度調整スイッチを輝度調
整用回路に対してオン状態に設定することにより、輝度
調整用電圧源から可変抵抗器を介して収束電極にゼロ電
位または負電位を発生させることができる。そのため、
収束電極は電子を反発して陽イオンを引き寄せることか
ら、収束電極の前部空間にイオンシースが発生するの
で、このイオンシースによってアークボールを圧縮また
は集束させることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明のガス放電管に係る実施例の構
成及び作用について、図1ないし図11を参照して詳細
に説明する。なお、本実施例のガス放電管は、管側部よ
り光を取り出すサイドオン型の重水素放電管である。
【0023】図1に示したガス放電管10において、ガ
ラス製の外囲器11の内部には、発光部20が収容され
ているとともに、重水素ガス(図示しない)が数Tor
r程度封入されている。頂部を封止して円筒状に成形さ
れた外囲器11の底部は、ガラス製のステム12によっ
て気密に封止されている。なお、外囲器11は、良好な
紫外線透過率を有する紫外線透過ガラスや石英ガラスな
どから形成されている。
【0024】一直線上に並列配置した4本のリードピン
13〜16が、それぞれ発光部20の底部から延びてス
テム12を貫通し、それぞれ絶縁材130,140,1
50,160に被覆されて図8に示す点灯回路に接続さ
れている。発光部20は、セラミックス製の放電遮蔽板
(スペーサ)21を挟んでセラミックス製の支持板22
と金属製の前面窓電極23とを貼り合わせた遮蔽箱構造
に組み立てられている。
【0025】次に、発光部20の構成について、図2な
いし図7を参照して詳細に説明する。
【0026】図2及び図3に示すように、断面凸字形の
角柱をなす支持板22には、縦貫通穴220と、凹型溝
221〜223と、凹部224と、4個の凸部225
と、4個の横貫通穴226とが形成されている。縦貫通
穴220は、断面凸状の支持板22後方の隆起部22A
を上下方向に貫通している。凹型溝221、凹部224
及び凹型溝222,223は、前方の平板部22Bの表
面から陥没形成されると共に、外囲器11の底部に向か
って順次延びることで、リードピン14及び絶縁材14
1を適切に収容することができる。4個の凸部225
は、陽極24の各コーナに対峙させるために、凹型溝2
21,222の開口縁部に近接して2個ずつ平板部22
Bの表面から突出している。4個の横貫通穴226は、
水平方向に延在し、上端部及び下端部において2箇所ず
つ貫通している。
【0027】この支持板22は、縦貫通穴220を挿通
するリードピン13と、凹部溝221〜223に収容さ
れたリードピン14とを介してステム12に保持されて
いる。矩形平板状に成形された陽極24は、リードピン
14の先端に溶接して固定され、4個の凸部225によ
って裏面から支持されている。この陽極24の後方に
は、陽極24の表面積に略匹敵した開口をなす凹部22
4により、放熱スペースが確保されている。
【0028】図2及び図4に示すように、平板状に成形
された放電遮蔽板21は、支持板22と比較して薄型か
つ幅広の断面凸状をなすと共に、貫通穴210と、凹部
211と、縦貫通穴212と、4個の横貫通穴213
と、2個の横貫通穴214と、4個の横貫通穴215と
を有している。貫通穴210は、陽極24に対峙させる
ために、略中央に貫通している。窪み部211は、陽極
24を収容するために、放電遮蔽板21の背面において
平板部22Aの表面から陥没すると共に、貫通穴210
の背面側に位置する第1の開口縁部を含んでいる。縦貫
通穴212は、前方の隆起部22Bを貫通している。4
個の横貫通穴213は、水平方向に延在し、支持板22
の4個の横貫通穴226に対峙している。なお、放電遮
蔽板21における2個の横貫通穴214は、後述する陰
極スリット27の係止爪271を収容する位置に形成さ
れ、4個の横貫通穴215は、後述する前面窓電極23
の係止爪231を収容する位置に形成されている。
【0029】略L字型に折り曲げられた電極棒216の
片側は、縦貫通穴212を挿通させると共に、この下端
を放電遮蔽板21から露出させることにより、リードピ
ン15の先端を溶接させることができる。したがって、
電極棒216を介して放電遮蔽板21をステム12に保
持されることができる。また、熱陰極(フィラメント)
25の両端には、それぞれ電極棒250,251が溶接
され、電極棒250の先端を電極棒216に溶接し、電
極棒251の先端をリードピン16の先端に溶接するこ
とで、熱陰極25をステム12に保持させることができ
る。
【0030】図5ないし図7に示すように、破線で示し
た矩形の陽極24は、放電遮蔽板21の窪み部211に
収容され、陽極24の各コーナ部分は、放電遮蔽板21
の窪み部211の底面と支持板22の4個の凸部225
との協働によって挟持されている。丸みを帯びた略矩形
状の貫通穴210には、陽極24の4辺の大部分が合致
し、その第1の開口縁部の他の部分は陽極24の4コー
ナ部分に接合している。円形の表面を有する4個の凸部
225は、陽極24の4コーナ部分と接合し、陽極24
を押圧している。特に図7に示すように、矩形の窪み部
211は、4個の凸部225の高さと陽極24の厚さと
の和に一致した深さを有し、結果的に、支持板22の前
面に形成した外周縁部を放電遮蔽板21の背面に当接さ
せることができる。
【0031】図2及び図6に示すように、略L字型に金
属板を折り曲げ成形した収束電極26には、開口260
及び4個の横貫通穴263が形成されている。収束開口
260は、放電遮蔽板21の貫通穴210と同軸上に配
置されている。この開口260の周辺領域には、開口径
を制限する開口制限板261が溶接されている。開口制
限板261には、開口260を通過するように陽極24
に向かって屈曲された収束開口262が形成されてい
る。4個の横貫通穴263は、収束電極26の厚さ方向
に延在すると共に、放電遮蔽板21の4個の横貫通穴2
13に対峙している。
【0032】この収束電極26は、放電遮蔽板21の隆
起部21B上に当接設置され、後方に折り曲げられた先
端部26Bと支持板22から突出させたリードピン13
の先端との溶接により、収束電極26は、放電遮蔽板2
1及び支持板22に固定されている。なお、この開口制
限板261と陽極24との間の距離は、放電遮蔽板21
の厚さよりも小さくなっている。ここで、放電遮蔽板2
1、支持板22及び収束電極26の各横貫通穴226,
213,263はそれぞれ一直線状に整列している。し
たがって、放電遮蔽板21、支持板22及び収束電極2
6を貼り合わせた状態において、4本の金属製のリベッ
ト28を差込むことにより、これらを一体としてステム
12に固定させることができる。
【0033】図2、図6及び図7に示すように、金属製
の陰極スリット27は、放電遮蔽板21の段差領域の形
状に対応して3段に折り曲げられ、開口270及び2個
の係止爪271を有している。縦長矩形状に成形された
開口270は、前部に形成されている。陰極スリット2
7の上端及び下端に成形された2本の係止爪271は、
後方に折り曲げられている。
【0034】この陰極スリット27は、陰極25に対向
すると共に放電遮蔽板21の一側方の前面上に設置さ
れ、2本の係止爪271を放電遮蔽板21の2個の横貫
通穴214に差し込むことにより、放電遮蔽板21に固
定されている。なお、開口270は、熱陰極25と開口
制限板261との間に配置されている。
【0035】また、金属製の前面窓電極23は、4段に
折り曲げた断面略U字型をなすと共に、開口窓230及
び4個の係止爪231をも有している。矩形状に形成さ
れた開口窓230は、収束電極26の収束開口262と
同軸上に配置されている。前面窓電極23の両側端の上
部及び下部に成形された4本の係止爪231は、後方に
向かって突出している。なお、開口窓230は、収束開
口262の前方空間から紫外線を投光する位置に配置さ
れている。
【0036】この前面窓電極23は、放電遮蔽板21の
前面の両側に設置され、4本の係止爪231を放電遮蔽
板21の4個の横貫通穴215に差し込むことにより、
放電遮蔽板21に固定されている。そして、陰極スリッ
ト27の前端を前面窓電極23の内面に接触させること
により、熱陰極25を配置させる空間とアーク放電を発
生させる発光空間とを分離させることができる。
【0037】このように構成された収束電極26、陰極
スリット電極27及び前面窓電極23において、収束電
極26は、陰極スリット電極27及び前面窓電極23に
対して放電遮蔽板21を介して電気的に絶縁されてい
る。一方、陰極スリット27及び前面窓電極23は、相
互に接触して同電位に設定されている。
【0038】次に、発光部20に接続した点灯回路の構
成について、図8を参照して説明する。
【0039】図8に示すように、この点灯装置は、補助
電極方式として回路構成されている。熱陰極(EC )2
5には、陰極加熱用電圧源VF のアノード端子及びカソ
ード端子がそれぞれリードピン15,16を介して接続
して設置されている。熱陰極(EC )25と陽極
(EA )24との間には、電界発生用電圧源VO のアノ
ード端子及びカソード端子がそれぞれリードピン15,
16,14を介して熱陰極(EC )25及び陽極
(EA )24に接続されている。なお、陰極25は、陰
極フィラメント定格値として電圧約2.5Vに設定され
ている。電界発生用電圧源VO は、直流開放電圧約15
0Vを供給すると共に、定常電流約300mAを供給す
る。
【0040】陽極(EA )24と収束電極(ER )26
との間には、並列接続したコンデンサCと固定抵抗器R
Cと、これらに直列接続したトリガスイッチST とが、
放電開始用回路としてリードピン14,13を介して接
続されている。なお、トリガスイッチST の第1の端子
及び第2の端子は、それぞれ陽極(EA )24と、固定
抵抗器RC 及びコンデンサCの共通した第1の端子とに
接続されている。固定抵抗器RC 及びコンデンサCの共
通した第1の端子及び第2の端子は、それぞれトリガス
イッチST の第2の端子と、後述する輝度調整スイッチ
を介した収束電極(ER )26とに接続されている。
【0041】熱陰極(EC )25と収束電極(ER )2
6との間には、順次直列接続した輝度調整用電圧源
A 、可変抵抗器RV 及び輝度調整スイッチSA が、輝
度調整用回路としてリードピン15,16,13を介し
て接続されている。なお、輝度調整用電圧源VA のアノ
ード端子及びカソード端子は、それぞれ熱陰極(EC
25と、可変抵抗器RV の第1の端子とに接続されてい
る。可変抵抗器RV の第1の端子及び第2の端子は、そ
れぞれ輝度調整用電圧源VA のカソード端子と、輝度調
整スイッチSA の第1の端子とに接続されている。輝度
調整スイッチSA の第1の端子ないし第3の端子は、そ
れぞれ可変抵抗器RV の第2の端子と、収束電極
(ER )26と、前述した固定抵抗器の第2の端子とに
接続されている。
【0042】次に、本実施例の動作について説明する。
【0043】まず、トリガスイッチST をオフ状態に設
定すると共に、輝度調整用スイッチSA を放電開始用回
路に対してオン状態に設定することにより、放電前の約
20秒間に陰極加熱用電圧源VF から熱陰極(EC )2
5に電圧約2.5Vを印加することにより、熱陰極(E
C )25が予熱される。この熱陰極(EC )25が十分
に加熱されて温度約1100℃に達した後に、電界発生
用電圧源VO から熱陰極(EC )25と陽極(EA )2
4との間に電圧約150Vを印加することにより、陽極
(EA )24から熱陰極(EC )25に向う電界が発生
する。
【0044】このようにトリガが放電の準備が整ったと
きに、トリガスイッチをオン状態に設定することによ
り、電界発生用電圧源VO から並列接続したコンデンサ
C及び固定抵抗器を介して収束電極(ER )26に電位
約150Vを発生させ、トリガ放電が熱陰極(EC )2
5と収束電極(ER )26との間に発生する。
【0045】ここで、収束電極(ER )26は、陰極ス
リット電極27及び前面窓電極23に対して電気的に絶
縁されていることから、ほぼ電位0Vに設定された陰極
スリット電極27及び前面窓電極23よりも高い正電位
を収束電極(ER )26に発生させることができる。そ
のため、図6に示すように、陰極(EC )25から延び
て生成したトリガ放電領域30が、前面窓電極23及び
陰極スリット電極27によって取り囲まれた空間、すな
わちカソードボックスの内部から拡大して収束電極(E
R )26まで到達する。したがって、トリガ放電が熱陰
極(EC )25と収束電極(ER )26との間に発生す
るので、このガス放電管10は確実に点灯する。
【0046】このようにトリガ放電を発生させることに
より、アーク放電を熱陰極(EC )25と陽極(EA
24との間に発生させ、電界発生用電圧源VO から熱陰
極(EC )25と陽極(EA )24との間に供給する電
流約300mAに基づいてアーク放電が安定して持続す
る。
【0047】このとき、熱電子の流路は、収束電極(E
R )26の開口制限板261による収斂効果と、陰極ス
リット電極27及び前面窓電極23による遮蔽効果とに
よって、ただ一つの放電路に限定される。すなわち、熱
陰極(EC )25から放出された熱電子は、陰極スリッ
ト電極27の開口270から開口制限板261の収束開
口262を通過し、さらに放電遮蔽板21の貫通穴21
0を通って陽極(EA)24に到達して受容される。
【0048】このアーク放電による高密度放電領域とし
て、アークボールが開口制限板261の前部空間におい
て陽極(EA )24と反対側に発生する。そして、この
アークボールとしての陽光極発光から取り出される紫外
光は、陽極24の前方方向に前面窓電極23の開口窓2
30を通って投光される。
【0049】このようにアーク放電が発生した後に、輝
度調整スイッチSA を輝度調整用回路に対してオン状態
に設定することにより、輝度調整用電圧源VA から可変
抵抗器RV を介して収束電極(ER )26に電位0Vま
たは負電位を発生させ、収束電極(ER )26は電子を
反発して陽イオンを引き寄せる。
【0050】このとき、収束電極(ER )26の前部空
間をイオンシースが発生するので、このイオンシースに
よってアークボールを圧縮または収束させることができ
る。したがって、可変抵抗器RV の抵抗値を適切に設定
することにより、このガス放電管10は格段に高輝度化
する。
【0051】次に、本実施例に対する実験について説明
する。
【0052】本実施例のガス放電管と、従来例のガス放
電管とにおいて、収束電極に印加してトリガ放電を発生
させるために要するトリガ電圧、すなわち放電開始電圧
を測定した。この結果、放電開始電圧については、本実
施例のガス放電管で90〜100Vであり、従来例のガ
ス放電管で130〜170Vであった。したがって、本
実施例のガス放電管においては、放電開始電圧は従来よ
りもかつ小さなバラツキの電圧範囲に含まれるので、点
灯の容易性が大きく向上していることがわかる。
【0053】また、本実施例のガス放電管において、パ
ルス点灯を繰り返し試行した。この結果、点灯不良の発
生が起こらなかった。したがって、本実施例のガス放電
管における点灯の信頼性が大幅に改善されていることが
わかる。
【0054】さらに、本実施例のガス放電管において、
点灯後に収束電極の電位を可変抵抗器の抵抗値に基づい
て変動させ、陽光柱発光から取り出された光出力を測定
した。この結果、図9に示すように、収束電極の電位が
負の方向に増大する程、光出力が増大した。ただし、輝
度調整用回路から収束電極に約34Vの正電位が発生し
ており、これに対する光出力の値を100%として収束
電極の各電位に対する光出力の値を正規化して示してい
る。
【0055】図9に示すように、例えば、収束電極の電
位0Vに対して光出力の増加量は10%近くに達する上
に、収束電極の電位−120Vに対して光出力の増加量
は40%以上に達する。したがって、本実施例のガス放
電管において、発光強度を容易に調整して増大可能であ
ることがわかる。
【0056】次に、上記実施例のガス放電管の点灯装置
に係る第1変形例の構成及び作用について、図10を参
照して説明する。なお、本変形例の点灯装置は、上記実
施例に対して放電開始用回路のみに差異を有している。
【0057】図10に示すように、この点灯装置は、補
助電極方式として回路構成されている。放電開始用回路
として、陽極(EA )24と熱陰極(EC )25のと間
に、順次直列接続した固定抵抗器RC 、トリガスイッチ
T 及びコンデンサCが、リードピン14,15,16
を介して接続されている。
【0058】なお、固定抵抗器RC の第1の端子及び第
2の端子は、それぞれ陽極(EA )24と、トリガスイ
ッチST の第1の端子とに接続されている。トリガスイ
ッチST の第1の端子ないし第3の端子は、それぞれ固
定抵抗器RC の第2の端子と、前述した輝度調整スイッ
チSA の第3の端子と、コンデンサCの第1の端子とに
接続されている。コンデンサCの第1の端子及び第2の
端子は、それぞれトリガスイッチST の第3の端子と、
熱陰極(EC )25とに接続されている。
【0059】このような構成によれば、まず、トリガス
イッチST 及び輝度調整スイッチSA を放電開始用回路
に対してオン状態に設定した上で、上記実施例と同様に
してトリガ放電の準備を整える。このとき、電界発生用
電圧源VO から固定抵抗器RC を介してコンデンサCに
電圧約150Vを印加することにより、コンデンサCは
十分な電荷を充電する。
【0060】続いて、トリガスイッチST を収束電極
(ER )26に対してオン状態に設定することにより、
コンデンサCの放電に基づいたパルス電圧によって収束
電極(ER )26に電位約150Vを発生させ、トリガ
放電が熱陰極(EC )25と収束電極(ER )26との
間に発生する。
【0061】さらに、トリガスイッチST をオフ状態に
設定した上で、上記実施例と同様にしてアーク放電の発
生と輝度の調整とを行う。
【0062】次に、上記実施例のガス放電管の点灯装置
に係る第2変形例の構成及び作用について、図11を参
照して説明する。なお、本変形例の点灯装置は、上記実
施例に対して放電開始用回路のみに差異を有している。
【0063】図11に示すように、この点灯装置は、通
常の補助電極方式として回路構成されていない。放電開
始用回路として、陽極(EA )24と熱陰極(EC )2
5のと間に、順次直列接続したトリガスイッチST 、固
定抵抗器RC 及びコンデンサCと、これらに並列接続し
た放電開始用電圧源VT とが、リードピン14,15,
16を介して接続されている。
【0064】なお、トリガスイッチST の第1の端子な
いし第3の端子は、それぞれ放電開始用電圧源VT のア
ノード端子と、固定抵抗器RC の第1の端子と、陽極
(EA)24とに接続されている。固定抵抗器RC の第
1の端子及び第2の端子は、それぞれトリガスイッチS
T の第2の端子と、コンデンサCの第1の端子とに接続
されている。コンデンサCの第1の端子及び第2の端子
は、それぞれ固定抵抗器RC の第2の端子と、熱陰極
(EC )25とに接続されている。放電開始用電圧源V
T のアノード端子及びカソード端子は、それぞれトリガ
スイッチST の第1の端子と、熱陰極(EC )25とに
接続されている。
【0065】ただし、前述した輝度調整スイッチSA
第3の端子は、設置されていない。放電開始用電圧源V
T は、直列開放電圧約500〜650Vを供給する。
【0066】このような構成によれば、まず、トリガス
イッチST を放電開始用回路に対してオン状態に設定す
ると共に、輝度調整スイッチSA をオフ状態に設定した
上で、上記実施例と同様にしてトリガ放電の準備を整え
る。このとき、放電開始用電圧源VT から固定抵抗器R
C を介してコンデンサCに電圧500〜650Vを印加
することにより、コンデンサCは十分な電荷を充電す
る。
【0067】続いて、トリガスイッチST を陽極
(EA )24に対してオン状態に設定することにより、
コンデンサCの放電に基づいた高パルス電圧によって陽
極(EA )24に電位約500〜650Vを発生させ、
トリガ放電が熱陰極(EC )25と陽極(EA )24と
の間に低減したインピーダンスに基づいて発生する。
【0068】ここで、点灯の開始時には放電開始電圧は
350V程度であるが、点灯の持続に伴って放電開始電
圧が増大することがある。そのため、陽極(EA )24
と熱陰極(EC )25との間に印加するトリガ電圧とし
ては、信頼性を考慮して500〜650V程度に設定し
ている。
【0069】さらに、トリガスイッチST をオフ状態に
設定した上で、上記実施例と同様にしてアーク放電の発
生と輝度の調整とを行う。
【0070】なお、本発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、種々の変形を行うことが可能である。
【0071】例えば、上記実施例では、管側部より光を
取り出すサイドオン型として発光部を構成している。一
方、管頂部より光を取り出すヘッドオン型として発光部
を構成しても、上記実施例と同様な作用効果が得られ
る。
【0072】また、上記実施例では、放電遮蔽板及び支
持板の構成材料として通常のセラミックスを用いてい
る。一方、放電遮蔽板及び支持板の構成材料として、酸
化ベリリウムや窒化アルミニウムなどの高い熱伝導率を
有する熱伝導セラミックスを用いることにより、自己発
熱によって高温となる陽極に対するシンクタンクが形成
される。そのため、発光部の内部で蓄積される熱の外部
への放熱が促進されるので、ガス放電管の動作を安定化
することができる。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のガ
ス放電管においては、陰極スリット電極及び前面窓電極
に対して、収束電極が電気的に絶縁して設置されてい
る。これにより、熱陰極を十分に加熱し、熱陰極と陽極
に所定の電界を発生させた後に、熱陰極と収束電極との
間にトリガ放電を発生させる際に、前面窓電極及び陰極
スリット電極よりも高い正電位を収束電極に発生させる
ことができる。そのため、陰極から延びて生成したトリ
ガ放電領域が、前面窓電極及び陰極スリット電極によっ
て取り囲まれた空間、すなわちカソードボックスの内部
から拡大して収束電極まで到達するので、熱陰極と陽極
との間にアーク放電を発生させることができる。したが
って、このガス放電管は確実に点灯するので、良好な発
光状態の再現性を向上させるガス放電管を提供すること
ができる。
【0074】また、本発明のガス放電管の点灯装置にお
いては、熱陰極と収束電極との間に、順次直列接続した
輝度調整用電圧源、可変抵抗器及び輝度調整スイッチか
らなる輝度調整用回路が構成されている。これにより、
アーク放電が発生した後に、輝度調整スイッチを輝度調
整用回路に対してオン状態に設定することにより、輝度
調整用電圧源から可変抵抗器を介して収束電極にゼロ電
位または負電位を発生させることができる。そのため、
収束電極は電子を反発して陽イオンを引き寄せることか
ら、収束電極の前部空間にイオンシースが発生するの
で、このイオンシースによってアークボールを圧縮また
は集束させることができる。したがって、可変抵抗器の
抵抗値を適切に設定することにより、このガス放電管は
高輝度化するので、放電を安定に維持しつつ、発光強度
を大幅に増大させるガス放電管の点灯装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス放電管に係る実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1のガス放電管における発光部の分解斜視図
である。
【図3】図2の発光部における支持板と陽極との組付け
前の状態を示す斜視図である。
【図4】図2の発光部における放電遮蔽板と陽極との組
付け前の状態を示す斜視図である。
【図5】図2の発光部における放電遮蔽板と陽極と支持
板との位置関係を示す平面図である。
【図6】図5のB−B線に沿った断面図である。
【図7】図5のC−C線に沿った断面図である。
【図8】図1のガス放電管における点灯装置を示す回路
図である。
【図9】図1のガス放電管における収束電極の電位と光
出力との関係を示すグラフである。
【図10】図1のガス放電管における点灯装置の第1変
形例を示す回路図である。
【図11】図1のガス放電管における点灯装置の第2変
形例を示す回路図である。
【図12】従来のガス放電管の構成を示す斜視図であ
る。
【図13】図12のガス放電管における発光部の分解斜
視図である。
【図14】図13の発光部の断面図である。
【図15】図12のガス放電管における点灯装置を示す
回路図である。
【符号の説明】
10…ガス放電管、11…外周器、21…放電遮蔽板、
22…支持板、23…前面窓電極、24…陽極、25…
熱陰極、26…収束電極、27…陰極スリット電極、2
10…貫通穴、230…開口窓、260…収束開口、2
70…開口。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電子を放出する熱陰極と、 この熱陰極から放出された前記熱電子を受容する陽極
    と、 前記熱電子の経路を収斂する収束開口を有する収束電極
    と、 前記収束開口よりも大きい内径でかつ同軸上に配置した
    貫通穴を有し、この貫通穴の背面側に位置する第1の開
    口縁部に前記陽極を接触して設置させると共に、前記貫
    通穴の前面側に位置する第2の開口縁部に前記収束電極
    を接触して設置させる電気絶縁性の放電遮蔽板と、 前記熱電子を通過させる開口を有し、前記熱陰極と前記
    収束電極とを介在する位置で前記放電遮蔽板上に設置し
    た陰極スリット電極と、 前記収束電極の前部空間から投光する開口窓を有し、前
    記陰極スリット電極に接触して前記陰極を取り囲む位置
    で前記放電遮蔽板上に設置した前面窓電極とを収容する
    外囲器を備え、 前記収束電極を、前記陰極スリット電極及び前記前面窓
    電極に対して電気的に絶縁して設置させたことを特徴と
    するガス放電管。
  2. 【請求項2】 前記放電遮蔽板は、セラミックスで形成
    したことを特徴とする請求項2記載のガス放電管。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のガス放電管において前記
    熱陰極、前記陽極及び前記収束電極に接続して設置した
    点灯装置であって、 前記熱陰極にアノード端子を接続して設置した輝度調整
    用電圧源と、 この輝度調整用電圧源のカソード端子に第1の端子を接
    続して設置した可変抵抗器と、 この可変抵抗器の第2の端子及び前記収束電極に第1の
    端子及び第2の端子をそれぞれ接続して設置した輝度調
    整スイッチとから構成された輝度調整用回路を備えたこ
    とを特徴とするガス放電管の点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記陽極に第1の端子を接続して設置し
    たトリガスイッチと、 このトリガスイッチの第2の端子と前記輝度調整スイッ
    チの第3の端子との間に直列接続して設置した固定抵抗
    器と、 この固定抵抗器に並列接続したコンデンサとから構成さ
    れた放電開始用回路をさらに備えたことを特徴とする請
    求項3記載のガス放電管の点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記陽極に第1の端子を接続して設置し
    た固定抵抗器と、 この固定抵抗器の第2の端子に第1の端子を接続し、前
    記輝度調整スイッチの第3の端子に第2の端子を接続し
    て設置したトリガスイッチと、 このトリガスイッチの第3の端子及び前記熱陰極との間
    に直列接続したコンデンサとから構成された放電開始用
    回路をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載のガ
    ス放電管の点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記熱陰極にアノード端子及びカソード
    端子をそれぞれ接続して設置した陰極加熱用電圧源と、 前記陽極及び前記熱陰極にそれぞれアノード端子及びカ
    ソード端子を接続して設置した電界発生用電圧源とをさ
    らに備えたことを特徴とする請求項3記載のガス放電管
    の点灯装置。
JP6207714A 1994-08-31 1994-08-31 ガス放電管及びその点灯装置 Expired - Fee Related JP2769436B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6207714A JP2769436B2 (ja) 1994-08-31 1994-08-31 ガス放電管及びその点灯装置
US08/502,011 US5646487A (en) 1994-08-31 1995-07-13 Lighting device for gas discharge tube with insulated discharge shielding member
EP95306076A EP0700072B1 (en) 1994-08-31 1995-08-31 Gas discharge tube, lighting device using such a gas discharge tube and a method of operating such a lighting device
DE69517891T DE69517891T2 (de) 1994-08-31 1995-08-31 Gasentladungsröhre, Beleuchtungsvorrichtung mit einer solchen Gasentladungsröhre und Methode zum Betreiben einer solchen Beleuchtungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6207714A JP2769436B2 (ja) 1994-08-31 1994-08-31 ガス放電管及びその点灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0877965A true JPH0877965A (ja) 1996-03-22
JP2769436B2 JP2769436B2 (ja) 1998-06-25

Family

ID=16544349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6207714A Expired - Fee Related JP2769436B2 (ja) 1994-08-31 1994-08-31 ガス放電管及びその点灯装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5646487A (ja)
EP (1) EP0700072B1 (ja)
JP (1) JP2769436B2 (ja)
DE (1) DE69517891T2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999034408A1 (fr) * 1997-12-24 1999-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
WO1999034407A1 (fr) * 1997-12-24 1999-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
WO1999034404A1 (fr) * 1997-12-24 1999-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
WO1999034406A1 (fr) * 1997-12-24 1999-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
WO1999034405A1 (fr) * 1997-12-24 1999-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
WO2000014770A1 (fr) * 1998-09-07 2000-03-16 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
WO2002041358A1 (fr) 2000-11-15 2002-05-23 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge de gaz
JP2002151009A (ja) * 2000-11-15 2002-05-24 Hamamatsu Photonics Kk ガス放電管
JP2002151010A (ja) * 2000-11-15 2002-05-24 Hamamatsu Photonics Kk ガス放電管
JP2003068250A (ja) * 2001-08-24 2003-03-07 Hamamatsu Photonics Kk ガス放電管
US6956326B2 (en) 2000-11-15 2005-10-18 Hamamatsu Photonics K.K. Gas discharge tube having insulator between aperture members
JP2006278222A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hamamatsu Photonics Kk 光源装置
KR101456733B1 (ko) * 2007-06-28 2014-10-31 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 광원 장치, 방전 램프 및 그 제어 방법

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2364597B (en) * 1996-07-18 2002-03-13 Heraeus Noblelight Gmbh Discharge lamp having a filling which contains deuterium, hydrogen, mercury, a metal halide or a noble gas
DE19628925B4 (de) * 1996-07-18 2004-07-01 Heraeus Noblelight Gmbh Entladungslampe mit einer Füllung, die Deuterium, Wasserstoff, Quecksilber, ein Metallhalogenid oder Edelgas aufweist
US5972469A (en) * 1998-01-30 1999-10-26 Imaging & Sensing Technology Corporation Baffle for eliminating interference ring(s) from the output light pattern of a deuterium lamp
US6222318B1 (en) * 1998-03-09 2001-04-24 U.S. Philips Corporation Low-pressure mercury vapor discharge lamp
JP2000173548A (ja) * 1998-12-09 2000-06-23 Hamamatsu Photonics Kk ガス放電管
JP4185214B2 (ja) 1999-04-28 2008-11-26 浜松ホトニクス株式会社 ポータブル型光源装置
JP4183840B2 (ja) 1999-04-28 2008-11-19 浜松ホトニクス株式会社 ポータブル型光源装置
US6690111B1 (en) 1999-06-15 2004-02-10 Imaging & Sensing Technology Corporation Lamp with anode support structure and anode surface configuration having improved heat dissipation properties
JP4326631B2 (ja) 1999-07-16 2009-09-09 浜松ホトニクス株式会社 重水素ランプボックス及びポータブル型光源装置
AU2002221135A1 (en) * 2000-12-13 2002-06-24 Hamamatsu Photonics K.K. Indirectly heated electrode for gas discharge tube
US6850008B2 (en) * 2001-02-08 2005-02-01 Imaging & Sensing Technology Corporation Gas-filled arc discharge lamp and a method of making thereof
JP3965156B2 (ja) * 2001-09-28 2007-08-29 浜松ホトニクス株式会社 ガス放電管
KR100922039B1 (ko) * 2002-04-30 2009-10-19 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 가스 방전관
JP3984177B2 (ja) * 2003-02-12 2007-10-03 浜松ホトニクス株式会社 ガス放電管
JP3984179B2 (ja) * 2003-02-20 2007-10-03 浜松ホトニクス株式会社 ガス放電管
CN102037539A (zh) * 2008-02-25 2011-04-27 耶希-奥光创作有限公司 高效率充气灯
DE102013107694A1 (de) 2013-07-18 2015-01-22 Heraeus Noblelight Gmbh Gasentladungslampe und deren Verwendung
CN103871832B (zh) * 2014-03-21 2016-08-24 中国科学院空间科学与应用研究中心 一种极紫外脉冲发生调制器

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2479529A (en) * 1945-11-23 1949-08-16 Westinghouse Electric Corp Electron discharge device
US2813217A (en) * 1952-03-18 1957-11-12 Rca Corp Electrode arrangement for gas tubes
US4149110A (en) * 1978-03-29 1979-04-10 Raytheon Company Brightness controlled CRT
JPS59215654A (ja) * 1983-05-24 1984-12-05 Hamamatsu Photonics Kk 改良された複合光源ランプ
JPS6029400A (ja) * 1983-07-28 1985-02-14 日本電気株式会社 デユアルスピン衛星用ロ−タリジヨイント装置
JPS6029400U (ja) * 1983-08-01 1985-02-27 株式会社 水戸理化ガラス 重水素放電管の点灯装置
JPS61179052A (ja) * 1985-02-04 1986-08-11 Hitachi Ltd 水素発光管
US4910431A (en) * 1987-04-24 1990-03-20 W. C. Heraeus Gmbh Hydrogen discharge ultraviolet light source or lamp, and method of its manufacture
JPH02220347A (ja) * 1989-02-21 1990-09-03 Hamamatsu Photonics Kk 放電管
JP2862887B2 (ja) * 1989-02-21 1999-03-03 浜松ホトニクス株式会社 ガス放電管の駆動回路
US5191260A (en) * 1990-08-27 1993-03-02 Hamamatsu Photonics K.K. Gas discharge tube providing improved flow line of electrons
JPH04147557A (ja) * 1990-10-11 1992-05-21 Hitachi Ltd 重水素放電管
JPH04255662A (ja) * 1991-02-08 1992-09-10 Hitachi Ltd 重水素放電管
JPH04319248A (ja) * 1991-04-18 1992-11-10 Hitachi Ltd 重水素放電管
JPH06207714A (ja) 1993-01-11 1994-07-26 Tokai:Kk カセット式ガスボンベ

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6531821B1 (en) 1997-12-24 2003-03-11 Hamamatsu Photonics K.K. Gas discharge tube
WO1999034407A1 (fr) * 1997-12-24 1999-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
WO1999034404A1 (fr) * 1997-12-24 1999-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
WO1999034406A1 (fr) * 1997-12-24 1999-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
WO1999034405A1 (fr) * 1997-12-24 1999-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
WO1999034408A1 (fr) * 1997-12-24 1999-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
US6380663B1 (en) 1997-12-24 2002-04-30 Hamamatsu Photonics K.K. Gas discharge tube having a side tube with glass coating
US6586866B1 (en) 1997-12-24 2003-07-01 Hamamatsu Photonics K.K. Gas discharge tube having precise electrode arrangement
US6573655B1 (en) 1997-12-24 2003-06-03 Hamamatsu Photonics K.K. Gas discharge tube
US6559576B1 (en) 1997-12-24 2003-05-06 Hamamatsu Photonics K.K. Gas discharge tube having sealed envelope with metallic portion and light projection glass window
WO2000014770A1 (fr) * 1998-09-07 2000-03-16 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge gazeuse
US6741036B1 (en) 1998-09-07 2004-05-25 Hamamatsu Photonics, K.K. Gas discharge tube
JP2002151008A (ja) * 2000-11-15 2002-05-24 Hamamatsu Photonics Kk ガス放電管
JP2002151010A (ja) * 2000-11-15 2002-05-24 Hamamatsu Photonics Kk ガス放電管
JP2002151009A (ja) * 2000-11-15 2002-05-24 Hamamatsu Photonics Kk ガス放電管
WO2002041358A1 (fr) 2000-11-15 2002-05-23 Hamamatsu Photonics K.K. Tube a decharge de gaz
US6870317B2 (en) 2000-11-15 2005-03-22 Hamamatsu Photonics K.K. Gas discharge tube
US6873107B2 (en) 2000-11-15 2005-03-29 Hamamatsu Photonics K.K. Gas discharge tube having multiple stem pins
US6956326B2 (en) 2000-11-15 2005-10-18 Hamamatsu Photonics K.K. Gas discharge tube having insulator between aperture members
JP2003068250A (ja) * 2001-08-24 2003-03-07 Hamamatsu Photonics Kk ガス放電管
JP2006278222A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hamamatsu Photonics Kk 光源装置
WO2006112155A1 (ja) * 2005-03-30 2006-10-26 Hamamatsu Photonics K.K. 光源装置
KR101456733B1 (ko) * 2007-06-28 2014-10-31 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 광원 장치, 방전 램프 및 그 제어 방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP0700072A2 (en) 1996-03-06
US5646487A (en) 1997-07-08
DE69517891T2 (de) 2000-12-07
DE69517891D1 (de) 2000-08-17
EP0700072A3 (en) 1997-05-21
EP0700072B1 (en) 2000-07-12
JP2769436B2 (ja) 1998-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0877965A (ja) ガス放電管及びその点灯装置
JP2740741B2 (ja) ガス放電管
JP3361644B2 (ja) ガス放電管
JP2740738B2 (ja) ガス放電管
JP3361401B2 (ja) ガス放電管
JP3361402B2 (ja) ガス放電管
JP5490135B2 (ja) 重水素ランプにおけるカソード遮蔽部材
US20020017865A1 (en) Gas discharge tube
EP1154462B1 (en) Gas discharge tube
JPH0756781B2 (ja) 中空陰極放電管
US7781975B2 (en) Gas discharge tube having cathode cover made of ceramics
US20020105271A1 (en) Gas-filled arc discharge lamp and a method of making thereof
US7764018B2 (en) Gas discharge tube
WO2002021570A1 (fr) Lampe a cathode creuse, analyseur a absorption atomique et analyseur a fluorescence atomique
JP2002075283A (ja) ホロカソードランプ、原子吸光分析装置及び原子蛍光分析装置
JP2003068247A (ja) ガス放電管及び光源装置
JP2000243355A (ja) ホローカソードランプ

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090410

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090410

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100410

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100410

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110410

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees